JP7472557B2 - カフ構造体、及び血圧測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、血圧測定装置に用いられるカフ構造体、及び血圧測定装置に関する。
近年、血圧の測定に用いる血圧測定装置は、医療施設においてのみならず、家庭内においても、健康状態を確認する手段として利用されている。血圧測定装置は、例えば、生体の上腕又は手首等に巻き付けたカフを膨張及び収縮させ、圧力センサによりカフの圧力を検出することで、動脈壁の振動を検出して血圧を測定する。
このような血圧測定装置として、カフとカフに流体を供給する装置本体とが一体に構成された所謂一体型と呼ばれるものが知られている。さらに、一体型の血圧測定装置では、手首に装着するウェアラブルデバイスも考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2019-118418号公報
上述した血圧測定装置は、手首の動脈が存する領域にセンシングカフを密着できることが求められる。
そこで本発明は、センシングカフを手首の動脈が存する領域に密着できるカフ構造体、及び血圧測定装置を提供することを目的とする。
一態様によれば、装置本体と、前記装置本体に設けられ、手首の周方向に倣って湾曲するカーラと、を備える血圧測定装置の前記カーラに設けられるカフ構造体であって、前記カーラの内周面側に設けられ、前記手首の動脈が存する領域に接触するセンシングカフと、一部が前記カーラ及び前記センシングカフの間に設けられ、他部の一部が、前記血圧測定装置を前記手首に装着した状態で前記カーラの外周面の前記センシングカフが存する領域に配置され、膨張することで前記センシングカフを前記手首に押圧するカフと、を備えるカフ構造体が提供される。
センシングカフ、及びカフは、流体が供給されることで膨張するものであり、空気袋等の袋状構造体を含む。
この態様によれば、センシングカフを、センシングカフ及びカーラの間に配置されるカフ、及びカーラの外周面に配置されるカフにより押圧することで、センシングカフを手首に押圧する。この為、センシングカフを手首の動脈が存する領域に押圧する押圧力を大きくできるので、センシングカフを手首に密着できる。
上記一態様のカフ構造体において、前記カフは、前記手首の想定される最短の周長から最長の周長までのいずれの周長の前記手首に装着した状態でも、前記他部の一部が前記カーラの前記外周面の前記センシングカフが存する領域に配置される長さを有する、カフ構造体が提供される。
この態様によれば、手首の想定される最短の周長から最長の周長のいずれの周長の手首に対しても、センシングカフを手首の動脈が存する領域に密着できる。
上記一態様のカフ構造体において、前記カーラは、両端が離間し、前記カフは、前記一部から前記他部の一部まで延びる形状に構成される、カフ構造体が提供される。
この態様によれば、カフ構造体の部品点数が増加することを防止できる。
上記一態様のカフ構造体において、前記カフは、前記カーラ及び前記センシングカフの間に設けられる第1のカフ、及び、前記カーラの前記手首の手の甲に設けられる第2のカフを備え、
前記血圧測定装置が前記手首に装着された状態で、前記第2のカフの一部が前記カーラの前記外周面の前記センシングカフが存する領域に配置される、カフ構造体が提供される。
この態様によれば、センシングカフに加えて第1のカフ及び第2のカフを備える構成であっても、センシングカフを、センシングカフ及びカーラの間に配置される第1のカフ、及びカーラの外周面に配置される第2のカフで押圧することで、センシングカフを手首に押圧する押圧力を向上できるので、センシングカフを手首に密着できる。
一態様によれば、装置本体と、前記装置本体に設けられ、手首の周方向に倣って湾曲するカーラと、前記カーラの内周面側に設けられ、前記手首の動脈が存する領域に接触するセンシングカフと、一部が前記カーラ及び前記センシングカフの間に設けられるカフであって、他部の一部が、前記カーラ、前記センシングカフ、及び前記カフを前記手首に装着した状態で前記カーラの外周面の前記センシングカフが存する領域に配置され、膨張することで前記センシングカフを前記手首に押圧するカフと、を備える血圧測定装置が提供される。
ここで、カーラ、センシングカフ、及びカフを手首に装着した状態は、血圧測定装置を手首に装着した状態である。
この態様によれば、センシングカフを、センシングカフ及びカーラの間に配置されるカフ、及びカーラの外周面に配置されるカフにより押圧することで、センシングカフを手首に押圧する。この為、センシングカフを手首の動脈が存する領域に押圧する押圧力を大きくできるので、センシングカフを手首に密着できる。
上記一態様の血圧測定装置において、前記カフは、前記手首の想定される最短の周長から最長の周長のいずれの周長の前記手首に、前記カーラ、前記センシングカフ、及び前記カフを装着した状態でも、前記他部の一部が前記カーラの外周面の前記センシングカフが存する領域に配置される長さを有する、血圧測定装置が提供される。
この態様によれば、手首の想定される最短の周長から最長の周長のいずれの周長の手首に対しても、センシングカフを手首の動脈が存する領域に密着できる。
上記一態様の血圧測定装置において、前記カーラは、両端が離間し、前記カフは、前記一部から前記他部の一部まで延びる形状に構成される、血圧測定装置が提供される。
この態様によれば、血圧測定装置の部品点数の増加を防止できる。
上記一態様の血圧測定装置において、前記カフは、前記カーラ及び前記センシングカフの間に設けられる第1のカフ、及び、前記カーラの前記手首の手の甲に設けられる第2のカフを備え、前記カーラ、前記センシングカフ、前記第1のカフ、及び前記第2のカフが前記手首に装着された状態で、前記第2のカフの一部が前記カーラの前記外周面の前記センシングカフが存する領域に配置される、血圧測定装置が提供される。
この態様によれば、センシングカフに加えて第1のカフ及び第2のカフを備える構成であっても、センシングカフを、センシングカフ及びカーラの間に配置される第1のカフ、及びカーラの外周面に配置される第2のカフで押圧することで、センシングカフを手首に押圧する押圧力を向上できるので、センシングカフを手首に密着できる。
上記一態様の血圧測定装置において、前記カーラは、一端及び他端が離間し、かつ、一端が前記カーラの他部の一部に重なる、血圧測定装置が提供される。
この態様によれば、カフの外周面がカーラにより支持される。さらに、カフがカーラに支持されることから、カフが膨張することによるカフの膨張の方向を、センシングカフを手首に押圧する方向にすることが可能となる。この為、カフの膨張を、センシングカフを手首に向かって押圧する押圧力として効率よく用いることが可能となる。
本発明は、手首の動脈が存する領域にセンシングカフを密着できるカフ構造体、及び血圧測定装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る血圧測定装置の構成を示す斜視図。 同血圧測定装置を手首に装着した状態を示す説明図。 同血圧測定装置のカーラ及びカフ構造体の構成を示す断面図。 同カーラ及び同カフ構造体の構成を示す断面図。 同カフ構造体の構成を示す平面図。 同カフ構造体の構成を示す平面図。 同カフ構造体のセンシングカフの構成を示す断面図。 同血圧測定装置を手首に装着する一例を示す斜視図。 同血圧測定装置を手首に装着する一例を示す斜視図。 同血圧測定装置を手首に装着する一例を示す斜視図。 同血圧測定装置が手首に取り付けられた状態を模式的に示す断面図。 同血圧測定装置を手首に装着した状態を示す説明図。 本発明の第2の実施形態に係る血圧測定装置の構成を示す側面図。 同血圧測定装置を手首に装着した状態を示す説明図。 同血圧測定装置のカフ構造体及びカーラの構成を示す断面図。 同カフ構造体の構成を示す平面図。 同カフ構造体の構成を示す平面図。 同血圧測定装置を、手首に装着した状態を示す説明図。 本発明の第3の実施形態に係る血圧測定装置を手首に装着した状態を示す説明図。 同血圧測定装置のカフ構造体の構成を示す平面図。 同カフ構造体の構成を示す平面図。 本発明の第4の実施形態に係る血圧測定装置を手首に装着した状態を示す説明図。 同血圧測定装置のカフ構造体の構成を示す平面図。 同血圧測定装置を手首に装着した状態を示す説明図。 第1乃至第4の実施形態の変形例に係る血圧測定装置を手首に装着した状態を示す説明図。 同血圧測定装置を手首に装着した状態を示す説明図。 第1乃至第4の実施形態の変形例に係る血圧測定装置を手首に装着した状態を示す説明図。 第1乃至第4の実施形態の変形例に係る血圧測定装置を手首に装着した状態を示す説明図。 同血圧測定装置を手首に装着した状態を示す説明図。
以下、本発明の第1の実施形態に係る血圧測定装置1の一例について、図1乃至図12を用いて以下例示する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る血圧測定装置1の構成を示す斜視図である。図2は、血圧測定装置1を手首200に装着した状態を示す説明図である。図2は、血圧測定装置1の使用対象として設定される複数のユーザの手首200のうち、手首200の周長が想定される最短の周長の手首200に血圧測定装置1が装着された状態の一例を示している。図2に示されるカフ構造体6は、膨張した状態である。
図3は、血圧測定装置1のカーラ5及びカフ構造体6の構成を示す断面図である。図4は、血圧測定装置1のカーラ5及びカフ構造体6の構成を示す断面図である。図5は、血圧測定装置1のカフ構造体6の、カーラ5の内周面に固定される面を示す平面図である。図6は、カフ構造体6の構成の、カーラ5の内周面5cに固定される面を示す平面図である。
図7は、カフ構造体6の押圧カフ71の構成を示す断面図である。図8乃至図10は、血圧測定装置1を手首200に装着する一例を示す斜視図である。図11は、血圧測定装置1が手首200に装着された状態を模式的に示す断面図である。
図12は、血圧測定装置1を手首200に装着した状態を示す説明図である。図12は、血圧測定装置1の使用対象として想定される複数のユーザの手首200のうち、手首200の周長が想定される最長の周長の手首200に血圧測定装置1を装着した状態の一例を示している。図12に示されるカフ構造体6は、膨張した状態である。
図1及び図2に示すように、血圧測定装置1は、装置本体3と、手首200に装置本体3を固定するベルト4と、ベルト4及び手首200の間に配置されるカーラ5と、カフ構造体6と、を備えている。
装置本体3は、例えば、ケース11と、表示部12と、操作部13と、を備えている。また、装置本体3は、ケース11内に、カフ構造体6を膨張させる為のポンプ、ポンプ及びカフ構造体6を流体的に接続する流路部、並びに、制御基板を備えている。
ケース11は、外郭ケース31と、外郭ケース31の手首200側とは反対側の開口を覆う風防32と、を備えている。
外郭ケース31は、円筒状に形成される。外郭ケース31は、外周面の周方向で対称位置にそれぞれ設けられた一対のラグ31aと、2つの一対のラグ31a間にそれぞれ設けられるバネ棒31bと、を備えている。
風防32は、例えば、円形状のガラス板である。
表示部12は、風防32の直下に配置される。図1に示すように、表示部12は、電気的に制御基板に接続される。表示部12は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機エレクトロルミネッセンスディスプレイである。表示部12は、日時や最高血圧及び最低血圧などの血圧値や心拍数等の測定結果を含む各種情報を表示する。
操作部13は、使用者からの指令を入力可能に構成される。例えば、操作部13は、図1に示すように、ケース11に設けられた複数の釦41と、釦41の操作を検出するセンサと、を備える。複数の釦41は、例えば3つ設けられる。
ベルト4は、一方の一対のラグ31a及びバネ棒31bに設けられた第1ベルト61と、他方の一対のラグ31a及びバネ棒31bに設けられた第2ベルト62と、を備える。ベルト4は、カーラ5を介して手首200に巻き付けられる。
第1ベルト61は、所謂親と呼ばれ、第2ベルト62と連結可能な帯状に構成される。第1ベルト61は、ベルト部61a及び尾錠61bを有する。ベルト部61aは、帯状に構成される。ベルト部61aは、弾性変形可能な樹脂材料で形成される。
ベルト部61aの一端は、一方のバネ棒31bに支持される。尾錠61bは、ベルト部61aの他端に設けられる。尾錠61bは、矩形枠状の枠状体61eと、枠状体61eに回転可能に取り付けられたつく棒61fと、を有する。
第2ベルト62は、所謂剣先と呼ばれ、枠状体61eに挿入可能な幅を有する帯状に構成される。第2ベルト62は、弾性変形可能な樹脂材料で形成される。また、第2ベルト62は、つく棒61fが挿入される小孔62aを複数有する。第2ベルト62の一端は、他方のバネ棒31bに支持される。
このように構成されるベルト4は、第2ベルト62が枠状体61eに挿入され、小孔62aにつく棒61fが挿入されることで、第1ベルト61及び第2ベルト62が一体に接続され、外郭ケース31とともに、手首200の周方向に倣った環状となる。ベルト4は、手首200の周方向に倣った環状となることで、カーラ5を押圧し、カーラ5を血圧測定装置1の装着者の手首200の周方向に倣うように、弾性変形させる。
カーラ5は、図1及び図2に示すように、手首200の周方向に倣って湾曲する帯状に構成される。カーラ5は、一端5a及び他端5bが離間して形成される。カーラ5は、例えば、他端5b側の外周面が装置本体3に固定される。一端5aは、手首200の、手の平側の一端である。他端5bは、手首200の、手の甲側の一端である。カーラ5は、例えば、樹脂材料で形成される。
カーラ5は、装置本体3から他端5bまでの長さが、装置本体3から一端5aまでの長さよりも短く形成される。カーラ5は、装置本体3から他端5bまでの短手側が、手首200の手の甲側に配置される。カーラ5は、装置本体3から一端5aまでの長手側が、手首200の手の甲側から一方の側方を通って手首200の手の平側まで延びる。
このようなカーラ5は、一端5a及び他端5bがベルト4の第1ベルト61と対向する向きで外郭ケース31に固定される。
また、カーラ5は、可撓性及び形状保持性を有する硬さを有する。ここで、可撓性とは、カーラ5にベルト4の外力が印加されたときに径方向に形状が変形することをいう。例えば、可撓性とは、ベルト4によってカーラ5が押圧されたときに、手首200に近接するか、手首200の形状に沿うか、又は、手首200の形状に倣うように側面視の形状が変形することをいう。また、形状保持性とは、外力が印加されないときに、カーラ5が予め賦形された形状を維持できることをいう。例えば、形状保持性とは、本実施形態においてはカーラ5の形状が手首200の周方向に沿って湾曲する形状を維持できることである。
カーラ5は、内周面にカフ構造体6が配置される。カーラ5は、カーラ5の内周面5cの形状に沿ってカフ構造体6の一部を保持する。例えば、カーラ5は、カーラ5及びカフ構造体6の間に設けられる接合層75により、カフ構造体6が固定されることで、カフ構造体6を保持する。本実施形態においては、接合層75は、接着剤や両面テープである。
本実施形態では、図1乃至図7に示すように、カフ構造体6は、押圧カフ(カフ)71と、背板72と、センシングカフ73と、を備えている。押圧カフ71は、センシングカフ73及びカーラ5の間、並びに、カーラ5の外周面5dのセンシングカフ73が存する領域に配置されるカフの一例である。カフ構造体6は、各構成同士、及び、カーラ5と押圧カフ71とを接合する接合層75を備えている。
カフ構造体6は、押圧カフ71、背板72及びセンシングカフ73が積層してカーラ5に配置される。具体例として、カフ構造体6は、図1及び図2に示すように、カーラ5の内周面5cに押圧カフ71が固定される。さらに、押圧カフ71の手首200の手の平側の内周面に、押圧カフ71の内周面から手首200側に向かって、背板72が固定される。さらに、背板72の手の平側の内周面に、センシングカフ73が固定される。カフ構造体6の各部材は、積層方向に隣接する部材に、接合層75によって固定される。
押圧カフ71は、流路部を介してポンプに流体的に接続される。押圧カフ71は、一方向に延びる帯状に構成される。押圧カフ71の一部は、接合層75によってカーラ5の内周面に固定される。
また、押圧カフ71は、血圧測定装置1が、手首200の想定される最短の周長から想定される最長の周長までのいずれの周長の手首200に装着された状態であっても、押圧カフ71の一部が、カーラ5の外周面5dのセンシングカフ73が存する領域に位置する長さに設定される。
この為、押圧カフ71は、カーラ5の他端5bを越えてカーラ5の周方向に突出する形状に構成される。押圧カフ71の、カーラ5の他端5bを越えてカーラ5の周方向に突出する部分は、血圧測定装置1を手首200に装着した状態で、カーラ5の外周面5dの少なくともセンシングカフ73が存する領域に少なくとも配置される。
すなわち、押圧カフ71の、カーラ5の他端5bを越えて突出する部分の長さは、手首200の想定される最短の周長から想定される最長の周長までのいずれの周長の手首200に血圧測定装置1が装着された状態であっても、押圧カフ71が、少なくともカーラ5の外周面5dのセンシングカフ73が存する領域に位置する長さに設定される。
ここで、手首200の想定される最短の周長の手首200とは、図2に示すように、血圧測定装置1の使用対象として設定される複数のユーザの手首200のうち、手首200の周長が最短となる手首200である。手首200の想定される最長の周長の手首200とは、図12に示すように、血圧測定装置1の使用対象として想定される複数のユーザの手首200のうち、手首200の周長が最長となるユーザの手首200である。
さらに、押圧カフ71の、カーラ5の他端5bから突出する部分の長さは、手首200の想定される最短の周長の手首200に血圧測定装置1を装着した状態で、装置本体3に接触しない長さに設定される。
押圧カフ71の一端71aは、例えば、カーラ5の内周面5cの、手首200の手の平側に位置する一端5aの近傍に配置される。
また、図5及び図6に示すように、押圧カフ71は、押圧カフ71の長手方向の例えば中腹部に、センシングカフ73の一部を配置させることが可能な挿通部71cを有する。挿通部71cは、例えば、押圧カフ71の長手方向に沿う縁部の一部を、押圧カフ71の短手方向にくぼませた形状に構成される。挿通部71cは、センシングカフ73を、押圧カフ71の内周面側からカーラ5側へ通すことが可能に構成される。
押圧カフ71は、図3乃至図4に示すように、例えば複数の空気袋81と、カーラ5と対向する空気袋81に設けられた接続部84と、を含む。複数の空気袋81は、例えば2つの空気袋81である。このような押圧カフ71は、複数のシート部材86を一体に溶着することで構成される。接続部84は、流路部に接続される。接続部84が流路部に接続されることで、押圧カフ71は、ポンプと流体的に接続される。
ここで、空気袋81とは、袋状構造体であり、本実施形態においては血圧測定装置1がポンプにより空気を用いる構成であることから、空気袋を用いて説明するが、空気以外の流体を用いる場合には、袋状構造体は当該流体により膨張する流体袋であればよい。複数の空気袋81は、積層され、積層方向に流体的に連通する。
空気袋81は、一方向に長い矩形状の袋形状に形成される。また、空気袋81は、短手方向の幅が、カーラ5の短手方向の幅と同じ幅に設定される。空気袋81は、例えば、二枚のシート部材86を組み合わせ、図3乃至図6に示溶着部81aのように、一方向に長い矩形枠状に、熱により溶着することで構成される。
また、二層の空気袋81は、二つの空気袋81を熱により溶着して一体に組み合わせるか、又は、隣り合う空気袋81の対向するシート部材86同士を溶着したあとに、これら対向するシート部材86に、それぞれ、空気袋81を構成するシート部材86を溶着することで構成される。
具体例として、二層の空気袋81は、互いに対向するシート部材86に設けられた開口によって流体的に連通する。また、二層の空気袋81は、対向するシート部材86同士を外周縁に位置する溶着部81aよりも小さい四辺枠状にブリッジ溶着し、このブリッジ溶着部81bで複数の開口を囲うことで、隣り合う空気袋81を一体に形成する。そして、二層の空気袋81は、ブリッジ溶着部81bの内側で流体的に連通される。ここで、ブリッジ溶着及びブリッジ溶着部81bのブリッジとは、隣り合う空気袋81を一体に接合することを意味する。
接続部84は、例えばニップルである。接続部84は、装置本体3の流路部に接続される。接続部84は、例えば、カーラ5と隣接して配置される空気袋81の装置本体3と対向する部分に設けられる。接続部84の先端は、空気袋81を構成する二枚のシート部材86のうち、カーラ5と対向するシート部材6から露出する。接続部84は、流路部に接続される。
具体例として、押圧カフ71は、図3及び図4に示すように、手首200側から、第1シート部材86aと、第1シート部材86aと一層目の空気袋81を構成する第2シート部材86bと、第2シート部材86bと一体に接合される第3シート部材86cと、第3シート部材86cと二層目の空気袋81及び流路体83を構成する第4シート部材86dと、を備える。なお、押圧カフ71は、隣り合うシート部材86が熱による溶着により接合されることで一体に構成される。
第1シート部材86a及び第2シート部材86bは、空気袋81と同様の矩形状に構成され、四辺の周縁部が溶着されることで空気袋81を構成する。第2シート部材86b及び第3シート部材86cは、対向して配置され、それぞれ、二つの空気袋81を流体的に連通させる複数の開口86b1、86c1を有する。また、第2シート部材86b及び第3シート部材86cは、複数の開口86b1、86c1の周囲を、空気袋81を溶着した四辺よりも小さい四辺枠状に熱により溶着されることで、一体に接合される。
第3シート部材86cは、例えば、空気袋81を構成可能な形状に構成される。第4シート部材86dは、例えば、空気袋81を構成可能な形状に構成される。また、第4シート部材86dは、例えば、接続部84の先端を挿入可能な孔部86d1を有する。
第3シート部材86c及び第4シート部材86dは、対向して配置され、空気袋81の周縁形状に沿って熱により溶着され、所定の形状に裁断されることで空気袋81を構成する。
第4シート部材86dは、孔部86d1に接続部84が配置され、そして、孔部86d1の周囲が接続部84と熱により溶着される。さらに、第4シート部材86dは、カーラ5の内周面5cに、第3シート部材86cは、カーラ5に、それぞれ接合層75を介して接合される。
図1及び図2に示すように、背板72は、一方向に長い板状に形成される。背板72の長手方向の一端72bは、例えば、押圧カフ71の一端71aの近傍に配置される。
背板72は、図3に示すように、接合層75により押圧カフ71の第1シート部材86aの外面に貼付される。背板72は、形状追従性を有する。ここで、形状追従性とは、配置される手首200の被接触箇所の形状を倣うように背板72が変形可能な機能をいい、手首200の被接触箇所とは、背板72が対向する手首200の領域をいい、ここでの接触とは、直接的な接触及びセンシングカフ73を介した間接的な接触の双方を含む。
例えば、図5及び図6に示すように、背板72は、背板72の両主面に長手方向に対して直交する方向に延びる複数の溝72aを有する。溝72aは、背板72の両主面にそれぞれ複数設けられる。両主面に設けられた複数の溝72aは、背板72の厚さ方向においてそれぞれ対向する。また、複数の溝72aは、背板72の長手方向に等間隔に配置される。
背板72は、複数の溝72aを有する部位が溝72aを有さない部位に比べて薄肉となることで、複数の溝72aを有する部位が変形しやすいことから、手首200の形状に倣って変形し、手首200の周方向に延在する形状追従性を有する。背板72は、手首200の手の平側を覆う長さに形成される。背板72は、手首200の形状に沿った状態で、押圧カフ71からの押圧力をセンシングカフ73の背板72側の主面に伝達する。
センシングカフ73は、流路部を介してポンプに流体的に接続される。センシングカフ73は、背板72の手首200側の主面に接合層75により固定される。センシングカフ73の長手方向の長さは、図2及び図12に示すように、手首200の想定される最短の周長から想定される最長の周長までのいずれの周長の手首200に対しても、手首200の動脈210である橈骨動脈211及び尺骨動脈212の少なくとも一方が存する領域に接触する長さに設定される。
センシングカフ73は、例えば、背板72の長手方向及び幅方向で、背板72と同一形状か、又は、背板72よりも小さい形状に形成される。センシングカフ73は、膨張することで手首200の手の平側の動脈210が存する領域を圧迫する。センシングカフ73は、膨張した押圧カフ71により、背板72を介して手首200側に押圧される。
センシングカフ73の長手方向に沿う長さは、例えば、図2に示すように周長が最短の手首200に対して橈骨動脈211及び尺骨動脈212が存する領域に接触する長さであり、図12に示すように周長が最長の手首200に対して、橈骨動脈211または尺骨動脈212が存する領域に接触する長さに設定される。具体的には、センシングカフ73は、周長が最短の手首200の周方向で、橈骨動脈211から尺骨動脈212までの長さと略同じ長さに設定される。
センシングカフ73は、図5乃至図7に示すように、例えば、一つの空気袋91と、空気袋91と連通する流路体92と、流路体92の先端に設けられた接続部93と、を含む。センシングカフ73は、空気袋91の一方の主面が背板72に固定される。例えば、センシングカフ73は、背板72の手首200側の主面に接合層75により接合される。このようなセンシングカフ73は、二枚のシート部材96を一体に溶着することで構成される。
ここで、空気袋91とは、袋状構造体であり、本実施形態においては血圧測定装置1がポンプにより空気を用いる構成であることから、空気袋を用いて説明するが、空気以外の流体を用いる場合には、袋状構造体は当該流体により膨張する流体袋であればよい。
空気袋91は、一方向に長い矩形状に構成される。空気袋91は、例えば、一方向に長い二枚のシート部材96を組み合わせ、図5乃至図7に示溶着部91aのように、一方向に長い矩形枠状に熱により溶着することで構成される。
流路体92は、空気袋91の長手方向の一方の縁部の一部に一体に設けられる。具体例として、流路体92は、空気袋91の装置本体3に近い端部に設けられる。また、流路体92は、空気袋91の短手方向の幅よりも小さい幅で一方向に長い形状に形成され、先端が円形状に形成される。流路体92は、先端に接続部93を有する。流路体92は、接続部93を介して流路部に接続され、装置本体3の流路部と空気袋91との間の流路を構成する。
流路体92は、二枚のシート部材96に接続部93を配置した状態で、シート部材96の空気袋91を構成する領域に隣接するシート部材96の一部を一方向に長い枠状に熱により溶着することで構成される。このような流路体92の一部は、例えば、押圧カフ71の内周面側からカーラ5側へ、押圧カフ71の挿通部71cを通して配置される。なお、空気袋91は、二枚のシート部材96を矩形枠状に溶着する溶着部91aの一部を非溶着とし、流路体92を構成する溶着部92aと連続する構成とすることで、空気袋91及び流路体92を流体的に連通する。
接続部93は、例えばニップルである。接続部93は、流路体92の先端に設けられる。また、接続部93の先端は、流路体92を構成する二枚のシート部材96のうち、カーラ5及び背板72と対向するシート部材96から外部に露出する。接続部93は、流路部に接続される。
具体例として、センシングカフ73は、図3及び図7に示すように、手首200側から第5シート部材96a及び第6シート部材96bを備える。なお、センシングカフ73は、隣り合うシート部材96が熱による溶着により接合されることで構成される。
例えば、第5シート部材96a及び第6シート部材96bは、空気袋91、及び流路体92を構成可能な形状に構成される。第5シート部材96a及び第6シート部材96bは、対向して配置され、空気袋91及び流路体92が流体的に連通するように、空気袋91及び流路体92の周縁形状に沿って熱により溶着され、所定の形状に裁断されることで空気袋91及び流路体92を構成する。
また、第6シート部材96bは、例えば、接続部93の先端を挿入可能な孔部96b1を有する。第6シート部材96bは、孔部96b1に接続部93が配置され、そして、孔部96b1の周囲が接続部93と熱により溶着される。第6シート部材96bは、背板72の内周面に、接合層75を介して接合される。
次に、ユーザが手首200に血圧測定装置1を装着する一例を説明する。図8乃至図10は、ユーザが手首200に血圧測定装置1を装着する一例を示す。
先ず、ユーザは、例えば、図8に示すように、手首200をカーラ5内に挿入する。このとき、押圧カフ71のカーラ5の他端5bから突出する部分は、例えば手首200の姿勢に応じて、下方に垂れ下がれる場合がある。
次いで図9に示すように、ユーザは、押圧カフ71のカーラ5の他端5bから突出する部分をカーラ5の外周面5d側に移動する。そして、ユーザは、血圧測定装置1を配した手とは反対の手によって、第1ベルト61の尾錠61bの枠状体61eに第2ベルト62を通す。次いで、ユーザは、第2ベルト62を引っ張り、カーラ5の内周面5c側の部材、即ち、カフ構造体6を手首200に密着させ、小孔62aにつく棒61fを挿入する。
このとき、押圧カフ71のカーラ5の他端5bから突出する部分は、カーラ5の外周面5dの少なくともセンシングカフ73が存する領域に配置され、カーラ5及びベルト4により挟持される。
このような手順により、血圧測定装置1が手首200に装着される。
このように構成される血圧測定装置1では、図2に示すように、手首200の想定される最短の周長の手首200に血圧測定装置1が装着された状態では、センシングカフ73は、手首200の橈骨動脈211及び尺骨動脈212に接触する。さらに、押圧カフ71の、カーラ5の他端5bから突出する部分の一部は、カーラ5の外周面5dのセンシングカフ73が存する領域に配置される。
そして、この状態で押圧カフ71が膨張されることで、センシングカフ73は、センシングカフ73及びカーラ5の間に配置される押圧カフ71によって手首200側に押圧される。さらに、センシングカフ73は、カーラ5の外周面5dのセンシングカフ73が存する領域に配置される押圧カフ71によって、手首200側に押圧される。この為、センシングカフ73を手首200側に押圧する押圧力を大きくできるので、センシングカフ73が手首200の橈骨動脈211及び尺骨動脈212が存する領域に密着される。
図12に示すように、手首200の想定される最長の周長の手首200に血圧測定装置1が装着された状態では、手首200に対するセンシングカフ73の位置が、想定される最短の周長の手首200に対して、橈骨動脈211側にずれる。しかしながら、センシングカフ73は、手首200の想定される最長となる周長の手首200に血圧測定装置1が装着された状態で、橈骨動脈211が存する領域に接触する長さを有する。この為、センシングカフ73は、手首200の橈骨動脈211が存する領域に配置される。さらに、押圧カフ71のカーラ5の他端5bから突出する部分は、カーラ5の外周面5dの少なくともセンシングカフ73が存する領域に配置される。
そして、この状態で押圧カフ71が膨張することで、センシングカフ73は、カーラ5及びセンシングカフ73の間に配置される押圧カフ71によって手首200側に押圧される。さらに、センシングカフ73は、カーラ5の外周面5dのセンシングカフ73が存する領域に配置される押圧カフ71によって、手首200側に押圧される。この為、センシングカフ73を手首200に押圧する押圧力を大きくできるので、センシングカフ73が、手首200の動脈210が存する領域に密着される。
なお、手首200の周長が比較的長い手首200に血圧測定装置1を装着する場合、例えば手首200の想定される最長の周長の手首200に血圧測定装置1を装着する場合は、図12に2点鎖線で装置本体3を示すように、血圧測定装置1の手首200の周方向の位置を調整してもよい。この場合、例えば、例えばセンシングカフ73の周方向の中央部が橈骨動脈211と対向するように、血圧測定装置1の手首200の周方向の位置を調整してもよい。
さらに、押圧カフ71は、手首200の想定される最短の周長から想定される最長の周長のいずれの周長の手首200に血圧測定装置1が装着された状態でも、カーラ5の外周面5dの少なくともセンシングカフ73が存する領域に対向する長さを有する。
この為、手首200の想定される最短の周長から最長の周長のいずれの周長の手首200に対しても、センシングカフ73を手首200の動脈が存する領域に密着させることが可能となる。
さらに、センシングカフ73及びカーラ5の間に配置されるカフ、及びカーラ5のセンシングカフ73が存する領域に配置されるカフとして押圧カフ71を用いる。このように、1つのカフを用いることで、血圧測定装置1の部品点数の増加を防止できる。
上述したように本実施形態に係る血圧測定装置1によれば、センシングカフを手首200の動脈が存する領域に密着させることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る血圧測定装置1Aの一例について、図13乃至図18を用いて以下例示する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同様の構成は、第1の実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。
図13は、血圧測定装置1Aの構成を示す側面図である。図14は、血圧測定装置1Aが手首200に装着された状態を示す説明図である。図14に示される手首200は、血圧測定装置1の使用対象として設定される複数のユーザのうち、手首200の周長が最短となるユーザの手首200である。図14に示されるカフ構造体6Aは、膨張した状態である。
図15は、カフ構造体6A及びカーラ5の構成を示す断面図である。図16は、カフ構造体6Aの、カーラ5に固定される面に対して反対側の面の構成を示す平面図である。図17は、カフ構造体6Aの、カーラ5に固定される側の面の構成を示す平面図である。
図18は、血圧測定装置1Aが手首200に装着された状態を示す説明図である。図18に示される手首200は、血圧測定装置1Aの使用対象として設定される複数のユーザの手首200のうち、手首200の想定される周長が最長の手首200である。図18に示されるカフ構造体6Aは、膨張した状態である。
図13に示すように、血圧測定装置1Aは、生体に装着する電子血圧測定装置である。本実施形態においては、血圧測定装置1Aは、生体の手首200に装着するウェアラブルデバイスの態様をもつ電子血圧測定装置を用いて説明する。
図13に示すように、血圧測定装置1Aは、装置本体3Aと、ベルト4と、カーラ5と、カフ構造体6Aと、を備えている。
カーラ5は、内周面にカフ構造体6Aが配置される。そして、カーラ5は、カーラ5の内周面5c形状に沿ってカフ構造体6Aを保持する。例えば、カーラ5及びカフ構造体6Aの間に設けられる接合層75により、カフ構造体6Aが固定されることで、カフ構造体6を保持する。
本実施形態では、図13及び図14に示すように、カフ構造体6Aは、押圧カフ71A(第1のカフ)と、背板72と、センシングカフ73と、引張カフ(第2のカフ)74と、を備えている。カフ構造体6Aは、各構成同士、及び、カーラ5と押圧カフ71Aとを接合する接合層75を備えている。
押圧カフ71Aは、流路部を介してポンプに流体的に接続される。押圧カフ71Aは、膨張することで背板72及びセンシングカフ73を手首200側に押圧する。押圧カフ71Aは、一方向に延びる帯状に構成される。押圧カフ71Aは、接合層75によってカーラ5の内周面に固定される。
押圧カフ71Aの一端71aは、カーラ5の、手首200の手の平側に位置する一端5aの近傍に配置される。押圧カフ71Aは、第1の実施形態の押圧カフ71が、カーラ5の外周面5dの少なくともセンシングカフ73が存する領域に配置される部分を備えない構成である。押圧カフ71Aは、カーラ5の他端5bを越えて突出する構成ではない。
押圧カフ71Aは、具体的には、複数の空気袋81と、空気袋81と連通する流路体83と、流路体83の先端に設けられた接続部84と、を含む。複数の空気袋81は、例えば2層の空気袋81である。押圧カフ71Aの二層の空気袋81は、カーラ5の内周面5cの、手首200の手の平側と対向する領域に対向する大きさを有する。
図16に示すように、流路体83は、一つの空気袋81、例えば、カーラ5に隣接する空気袋81の長手方向で一端の縁部の一部に一体に設けられる。具体例として、流路体83は、空気袋81の装置本体3に近い端部に設けられる。また、流路体83は、空気袋81の短手方向の幅よりも小さい幅で一方向に長い形状に形成され、先端が円形状に形成される。流路体83は、先端に接続部84を有する。
流路体83は、二枚のシート部材86に接続部84を配置した状態で、シート部材86の空気袋81を構成する領域に隣接するシート部材86の一部を一方向に長い枠状に熱により溶着することで構成される。
なお、流路体83が設けられる空気袋81は、二枚のシート部材86を矩形枠状に溶着する溶着部81aの一部を非溶着とし、流路体83を構成する溶着部83aと連続する構成とすることで、空気袋81が流路体83に流体的に連通する。接続部84は、流路部に接続される。
図13乃至図15に示すように、引張カフ74は、流路部を介してポンプに流体的に接続される。引張カフ74は、カーラ5の手首200の手の甲側に固定される。また、引張カフ74の少なくとも一部は、カーラ5の他端5bから突出して、血圧測定装置1を装着した状態で、カーラ5の外周面5dのセンシングカフ73が存する領域に配置される。
引張カフ74は、膨張することで手首200から離間するようにカーラ5を押圧することで、ベルト4及びカーラ5を手首200の手の甲側に引っ張る。引張カフ74は、例えば複数の空気袋101と、カーラ5と対向する空気袋101に設けられた接続部103と、を含む。複数の空気袋101は、例えば六層の空気袋101である。
このような引張カフ74は、複数のシート部材106を一体に溶着することで構成される。また、引張カフ74は、カーラ5の手首200の手の甲側に固定される。即ち、カーラ5の手首200の手の甲側及び引張カフ74の間に、押圧カフ71Aの流路体83及びセンシングカフ73の流路体92が配置される。
また、引張カフ74は、膨張方向、本実施形態においては、カーラ5及び手首200の対向する方向で、膨張時の厚さが、押圧カフ71Aの膨張方向における膨張時の厚さ、及び、センシングカフ73の膨張方向における膨張時の厚さよりも厚く構成される。即ち、引張カフ74の空気袋101は、押圧カフ71Aの空気袋81A及びセンシングカフ73の空気袋91よりも多い層構造を有し、カーラ5から手首200に向かって膨張したときの厚さが押圧カフ71A及びセンシングカフ73よりも厚い。
本実施形態において、六層の空気袋101を含む引張カフ74は、一つの空気袋101により構成される第1外層111、第1外層111に熱により溶着して一体に組み合わされた二層の空気袋101により構成される第1中間層112、第1中間層112に熱により溶着して一体に組み合わされた二層の空気袋101により構成される第2中間層113、及び、第2中間層113に熱により溶着して一体に組み合わされた一つの空気袋101により構成される第2外層114を備える。
ここで、空気袋101とは、袋状構造体であり、本実施形態においては血圧測定装置1Aがポンプにより空気を用いる構成であることから、空気袋を用いて説明するが、空気以外の流体を用いる場合には、袋状構造体は当該流体により膨張する流体袋であればよい。複数の空気袋101は、積層され、積層方向に流体的に連通する。
空気袋101は、一方向に長い矩形状の袋形状に形成される。また、空気袋101は、短手方向の幅が、カーラ5の短手方向の幅と同じ幅に設定される。空気袋101は、例えば、二枚のシート部材106を組み合わせ、図16及び図17に示溶着部101aのように、一方向に長い矩形枠状に熱により溶着することで構成される。六層の空気袋101は、互いに対向するシート部材106に設けられた開口によって流体的に連通する。
また、六層の空気袋101は、第1外層111及び第1中間層112、第1中間層112及び第2中間層113、並びに、第2中間層113及び第2外層114がそれぞれ対向するシート部材106同士を外周縁に位置する溶着部81aよりも小さい四辺枠状にブリッジ溶着し、このブリッジ溶着部101bで複数の開口を囲うことで、隣り合う空気袋101を一体に形成し、そして、ブリッジ溶着部101bの内側で流体的に連通させる。
第1外層111は、手首200側に配置される一つの空気袋101により形成される。第1外層111は、六層の空気袋101のうち、手首200側から第一層の空気袋101を構成する。
第1中間層112は、第1外層111に積層される。第1中間層112は、二層の空気袋101により形成される。第1中間層112は、六層の空気袋101のうち、手首200側から第二層及び第三層の空気袋101を構成する。第1中間層112は、二層の空気袋101が外周縁で一体に溶着されることで構成される。換言すると、第1中間層112は、4枚のシート部材106を空気袋101の外周縁形状で一体に溶着することで形成される。
第2中間層113は、第1中間層112に積層される。第2中間層113は、二層の空気袋101により形成される。第2中間層113は、六層の空気袋101のうち、手首200側から第四層及び第五層の空気袋101を構成する。第2中間層113は、二層の空気袋101が外周縁で一体に溶着されることで構成される。換言すると、第2中間層113は、4枚のシート部材106を空気袋101の外周縁形状で一体に溶着することで形成される。
第2外層114は、カーラ5側に配置される一つの空気袋101により形成される。第2外層114は、六層の空気袋101のうち、手首200側から第六層の空気袋101を構成する。
接続部103は、例えばニップルである。接続部103は、カーラ5と隣接して配置される空気袋101に設けられる。接続部103の先端は、空気袋101を構成する二枚のシート部材106のうち、カーラ5と対向するシート部材106から露出する。接続部103は、流路部に接続される。
具体例として、引張カフ74は、図15に示すように、手首200側から、第7シート部材106aと、第8シート部材106bと、第9シート部材106cと、第10シート部材106dと、第11シート部材106eと、第12シート部材106fと、第13シート部材106gと、第14シート部材106hと、第15シート部材106iと、第16シート部材106jと、第17シート部材106kと、第18シート部材106lと、を備えている。なお、引張カフ74は、隣り合うシート部材106が熱による溶着により接合されることで一体に構成される。
第7シート部材106a乃至第18シート部材106lは、空気袋101と同様の矩形状に構成される。第7シート部材106a及び第8シート部材106bは、空気袋101の四辺の周縁部形状に沿って熱により溶着されることで、手首200側から一層目の空気袋101を構成する。即ち、第7シート部材106a及び第8シート部材106bは、第1外層111を構成する。
第8シート部材106b及び第9シート部材106cは、対向して配置され、それぞれ、二つの空気袋101を流体的に連通させる複数の開口106b1、106c1を有する。また、第8シート部材106b及び第9シート部材106cは、複数の開口106b1、106c1の周囲を、空気袋101を溶着した四辺よりも小さい四辺枠状に熱によりブリッジ溶着されることで、一体に接合される。
第9シート部材106c及び第10シート部材106dは、空気袋101の四辺の周縁部形状に沿って熱により溶着されることで、手首200側から二層目の空気袋101を構成する。
第10シート部材106d及び第11シート部材106eは、対向して配置され、それぞれ、二つの空気袋101を流体的に連通させる複数の開口106d1、106e1を有する。第11シート部材106e及び第12シート部材106fは、空気袋101の四辺の周縁部形状に沿って熱により溶着されることで、手首200側から三層目の空気袋101を構成する。
なお、第9シート部材106c、第10シート部材106d、第11シート部材106e及び第12シート部材106fは、空気袋101の四辺の周縁部形状に沿って熱により一体に溶着されることで、第二層及び第三層の空気袋101が一体に形成された第1中間層112を構成する。
第12シート部材106f及び第13シート部材106gは、対向して配置され、それぞれ、二つの空気袋101を流体的に連通させる複数の開口106f1、106g1を有する。また、第12シート部材106f及び第13シート部材106gは、複数の開口106f1、106g1の周囲を、空気袋101を溶着した四辺よりも小さい四辺枠状に熱によりブリッジ溶着されることで、一体に接合される。
第13シート部材106g及び第14シート部材106hは、空気袋101の四辺の周縁部形状に沿って熱により溶着されることで、手首200側から四層目の空気袋101を構成する。
第14シート部材106h及び第15シート部材106iは、対向して配置され、それぞれ、二つの空気袋101を流体的に連通させる複数の開口106h1、106i1を有する。第15シート部材106i及び第16シート部材106jは、空気袋101の四辺の周縁部形状に沿って熱により溶着されることで、手首200側から五層目の空気袋101を構成する。
なお、第13シート部材106g、第14シート部材106h、第15シート部材106i及び第16シート部材106jは、空気袋101の四辺の周縁部形状に沿って熱により一体に溶着されることで、第四層及び第五層の空気袋101が一体に形成された第2中間層113を構成する。
第16シート部材106j及び第17シート部材106kは、対向して配置され、それぞれ、二つの空気袋101を流体的に連通させる複数の開口106j1、106k1を有する。また、第17シート部材106kは、例えば、空気袋101を構成可能な形状に構成される。第16シート部材106j及び第17シート部材106kは、複数の開口106j1、106k1の周囲を、空気袋101を溶着した四辺よりも小さい四辺枠状に熱によりブリッジ溶着されることで、一体に接合される。
第17シート部材106k及び第18シート部材106lは、空気袋101の四辺の周縁部形状に沿って熱により溶着され、所定の形状に裁断されることで、空気袋101を構成する。
また、第18シート部材106lは、例えば、接続部103の先端を挿入可能な孔部106l1を有する。第18シート部材106lは、孔部106l1に接続部103が配置され、そして、孔部106l1の周囲が接続部103と熱により溶着される。また、第18シート部材106lは、カーラ5の内周面5cに、第17シート部材106kは、カーラ5の内周面5cに、それぞれ接合層75を介して接合される。
このように構成される引張カフ74の少なくとも一部は、カーラ5の他端5bからカーラ5の周方向に沿って突出する。そして、突出した部分は、手首200の想定される最短の周長から想定される最長の周長までのいずれの周長の手首200に血圧測定装置1Aを装着した状態でも、一部がカーラ5の外周面5dのセンシングカフ73が存する領域に配置される長さに構成される。
例えば、図16及び図17に示すように、引張カフ74の第2外層114は、引張カフ74の他の層に比較して長く形成され、手首200の想定される最短の周長から想定される最長の周長までのいずれの周長の手首200に血圧測定装置1Aが装着された状態でも、第2外層114が、少なくともカーラ5の外周面5dのセンシングカフ73が存する領域に配置される。
第2外層114は、具体的には、装置本体3Aが手首200の手の甲側に配置された状態では、手首200の想定される最短となる周長の手首200に対して、図14に示すように、センシングカフ73及び橈骨動脈211を越えて、手首200の側方まで延びる長さを有する。さらに、第2外層114は、手首200の想定される最長の周長の手首200に対しても、図18に示すように、センシングカフ73及び橈骨動脈211を越えて手首200の側方まで延びる長さを有する。
このように構成される血圧測定装置1Aは、図14に示すように、手首200の想定される最短の周長の手首200に血圧測定装置1Aが装着された状態では、センシングカフ73が手首200の橈骨動脈211及び尺骨動脈212が存する領域に接触し、引張カフ74の第2外層114の一部が、カーラ5の外周面5dのセンシングカフ73が存する領域に配置される。この状態で押圧カフ71が膨張されると、押圧カフ71によって、センシングカフ73が手首200側に押圧される。引張カフ74が膨張されると、引張カフ74の第2外層114によってカーラ5の外周面5dが押圧されることで、センシングカフ73が手首200側に押圧される。このように、センシングカフ73が、押圧カフ71及び引張カフ74の第2外層114によって押圧されることで、センシングカフ73を手首200に押圧する押圧力を大きくできるので、センシングカフ73が手首200の橈骨動脈211及び尺骨動脈212が存する領域に密着される。
また、図18に示すように、手首200の想定される最長の周長の手首200に血圧測定装置1が装着された状態では、センシングカフ73が手首200の橈骨動脈211が存する領域に接触し、引張カフ74の第2外層114の一部が、カーラ5の外周面5dのセンシングカフ73が存する領域に配置される。
この状態で押圧カフ71が膨張されると、押圧カフ71によって、センシングカフ73が手首200側に押圧される。引張カフ74が膨張されると、引張カフ74の第2外層114によってカーラ5の外周面5dが押圧されることで、センシングカフ73が手首200側に押圧される。このように、センシングカフ73が、押圧カフ71及び引張カフ74の第2外層114によって押圧されることで、センシングカフ73を手首200に押圧する押圧力を大きくできるので、センシングカフ73が手首200の橈骨動脈211が存する領域に密着される。
なお、手首200の周長が比較的長い手首200に血圧測定装置1Aを装着する場合、例えば手首200の想定される最長の周長の手首200に血圧測定装置1Aを装着する場合は、図18に2点鎖線で装置本体3を示すように、血圧測定装置1Aの手首200の周方向の位置を調整してもよい。この場合、例えば、例えばセンシングカフ73の周方向の中央部が橈骨動脈211と対向するように、血圧測定装置1Aの手首200の周方向の位置を調整してもよい。
このように構成される血圧測定装置1Aは、センシングカフ73及びカーラ5の間に配置されるカフとして押圧カフ71Aを備え、手首200に装着した状態で、カーラ5の外周面5dの少なくともセンシングカフ73が存する領域に配置されるカフとして、引張カフ74を備える。この為、センシングカフ73を手首200の動脈210が存する領域に密着できる。
さらに、引張カフ74の第2外層114が、手首200の想定される最短の周長から想定される最長の周長までのいずれの周長の手首200に血圧測定装置1Aが装着された状態でも、カーラ5の外周面5dの少なくともセンシングカフ73が存する領域に対向する長さを有する。
この為、手首200の想定される最短の周長から想定される最長の周長までのいずれの周長の手首200に対しても、センシングカフ73を手首200の動脈が存する領域に密着させることが可能となる。
さらに、引張カフ74を備える構成において、カーラ5の外周面5dの少なくともセンシングカフ73が存する領域に配置されるカフとして引張カフ74を用いることで、血圧測定装置1Aの部品点数の増加を防止できる。
上述したように本実施形態に係る血圧測定装置1Aによれば、センシングカフを手首200の動脈が存する領域に密着させることができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る血圧測定装置1Bを、図19乃至図21を用いて説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成、及び第2の実施形態と同様の構成は、第1の実施形態と同一の符号、及び第2の実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。
図19は、血圧測定装置1Bを手首200に装着した状態を示す説明図である。図19に示される手首200は、血圧測定装置1Bの使用対象として設定される複数のユーザの手首200のうち、手首200の周長が想定される最短となる手首200である。図19に示されるカフ構造体6Bは、膨張した状態である。図20は、カフ構造体6Bの構成を手首200側から見た状態を示す平面図である。図21は、カフ構造体6Bの構成をカーラ5の内周面5c側から見た状態を示す平面図である。
図19に示すように、血圧測定装置1Bは、装置本体3と、ベルト4と、カーラ5と、カーラ5に設けられるカフ構造体6Bと、を備えている。
カーラ5は、内周面にカフ構造体6Bが配置される。そして、カーラ5は、カーラ5の内周面5cの形状に沿ってカフ構造体6Bを保持する。例えば、カーラ5は、カーラ5及びカフ構造体6Bの間に設けられる接合層75により、カフ構造体6Bが固定されることで、カフ構造体6Bを保持する。本実施形態においては、接合層75は、接着剤や両面テープである。
カフ構造体6Bは、押圧カフ71Bと、背板72と、センシングカフ73と、引張カフ74Bと、を備えている。
押圧カフ71Bは、第1の実施形態の押圧カフ71に対して、引張カフ74の接続部103を流路部に接続させるための、挿通部71dを有する点で異なる。挿通部71dは、押圧カフ71の、接続部103と対向する領域に構成される。押圧カフ71Bの他の構成は、押圧カフ71と同じである。挿通部71dは、例えば、押圧カフ71の長手方向の沿う縁の一部を短手方向で他方の長手方向に沿う縁部側に窪ませた形状に構成される。
引張カフ74Bは、第2の実施形態の引張カフ74の第2外層114の一部が、カーラ5の外周面5dのセンシングカフ73が存する領域に配置される構成であることに対して、第2外層114が他の層と同じ長さに形成される構成であるという点で異なる。引張カフ74Bの他の構成は、第2の実施形態の引張カフ74と同じである。
具体的には、引張カフ74Bの第2外層114の、カーラ5の周方向に沿う長さは、第1外層111のカーラ5の周方向に沿う長さと同じである。
なお、本実施形態の押圧カフ71Bは、引張カフ74Bの接続部103を流路部に接続させるための、挿通部71dを有する。挿通部71dは、押圧カフ71Bの、接続部103と対向する領域に構成される。挿通部71dは、例えば、押圧カフ71Bの長手方向の沿う縁の一部を短手方向で他方の長手方向に沿う縁部側に窪ませた形状に構成される。
このように、カフ構造体6Bであっても、押圧カフ71Bを備える構成であることから、押圧カフ71Bが膨張することで、センシングカフ73を、カーラ5及びセンシングカフ73の間に配置される押圧カフ71Bによって手首200側に押圧できる。さらに、カーラ5の外周面5dを押圧カフ71Bで押圧することで、センシングカフ73を手首200側に押圧できる。この為、第1の実施形態の効果と同様の効果が得られる。
次に、第4の実施形態に係る血圧測定装置1Cを、図22乃至図24を用いて説明する。なお、第2の実施形態と同様の機能を有する構成、及び第3の実施形態と同様の機能を有する構成は、第2の実施形態及び第3の実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。
図22は、血圧測定装置1Cを手首200に装着した状態を示す説明図である。図22は、血圧測定装置1Cの使用対象として想定される複数のユーザの手首200のうち、周長が想定される最短となる周長の手首200に、血圧測定装置1Cが装着された状態の一例を示す。図22に示されるカフ構造体6Cは、膨張した状態である。図23は、カフ構造体6Cを、カーラ5の内周面5c側から見た状態を示す平面図である。
図24は、血圧測定装置1Cを手首200に装着した状態を示す説明図である。図24は、血圧測定装置1Cの使用対象として想定される複数のユーザの手首200のうち、手首200の周長が想定される最長の周長となる手首200に血圧測定装置1Cが装着された状態の一例を示す。図24に示されるカフ構造体6Cは、膨張した状態である。
図22に示すように、血圧測定装置1Cは、装置本体3と、ベルト4と、カーラ5と、カーラ5に設けられるカフ構造体6Cと、を備えている。
カーラ5は、内周面にカフ構造体6Cが配置される。そして、カーラ5は、カーラ5の内周面5cの形状に沿ってカフ構造体6Cを保持する。例えば、カーラ5は、カーラ5及びカフ構造体6Cの間に設けられる接合層75により、カフ構造体6Cが固定されることで、カフ構造体6Cを保持する。
カフ構造体6Cは、押圧カフ71A(第1のカフ)と、背板72と、センシングカフ73と、引張カフ74Bと、カフ130(第2のカフ)と、を備える。カフ130は、その一部がカーラ5の外周面5dのセンシングカフ73が存する領域に配置される。
図22及び図23に示すように、カフ130は、カーラ5の周方向で、引張カフ74Bに対して、センシングカフ73とは反対側に配置される。カフ130の一部は、例えば、接合層75によって、カーラ5の内周面5cに固定される。
カフ130は、図22に示すように、カーラ5の周方向に沿って延びる帯状に構成される。カフ130は、カーラ5の他端5bから、カーラ5の周方向に突出する。カフ130の長さは、手首200の想定される最短の周長から想定される最長の周長までのいずれの周長の手首200に血圧測定装置1Cを装着しても、カフ130の一部が、カーラ5の外周面5dのセンシングカフ73が存する領域に配置される長さに設定される。
カフ130は、図23に示すように、例えば、一つの空気袋141と、空気袋141と連通する流路体142と、流路体142の先端に設けられた接続部143と、を含む。カフ130は、空気袋141の一方の主面がカーラ5の内周面5cに、例えば、接合層75により接合される。このようなカフ130は、二枚のシート部材146を一体に溶着することで構成される。
ここで、空気袋141とは、袋状構造体であり、本実施形態においては血圧測定装置1Cがポンプにより空気を用いる構成であることから、空気袋を用いて説明するが、空気以外の流体を用いる場合には、袋状構造体は当該流体により膨張する流体袋であればよい。
空気袋141は、一方向に長い矩形状に構成される。空気袋141は、例えば、一方向に長い二枚のシート部材146を組み合わせ、図23に示溶着部141aのように、一方向に長い矩形枠状に熱により溶着することで構成される。
流路体142は、空気袋141の長手方向の一方の縁部の一部に一体に設けられる。具体例として、流路体142は、空気袋141の装置本体3に近い端部に設けられる。また、流路体142は、空気袋91の短手方向の幅よりも小さい幅で一方向に長い形状に形成され、先端が円形状に形成される。流路体142は、先端に接続部143を有する。流路体142は、接続部143を介して流路部に接続され、流路部と空気袋141との間の流路を構成する。
流路体142は、二枚のシート部材146に接続部143を配置した状態で、シート部材146の空気袋141を構成する領域に隣接するシート部材146の一部を一方向に長い枠状に熱により溶着することで構成される。なお、空気袋141は、二枚のシート部材146を矩形枠状に溶着する溶着部141aの一部を非溶着とし、流路体142を構成する溶着部142aと連続する構成とすることで、空気袋141及び流路体142を流体的に連通する。
接続部143は、例えばニップルである。接続部143は、流路体142の先端に設けられる。接続部143は、流路部に接続される。
このように構成される血圧測定装置1Cは、図22及び図24に示すように、手首200の想定される最短の周長から想定される最長の周長までのいずれの周長の手首200に血圧測定装置1Cを装着した状態でも、カフ130の一部が、カーラ5の外周面5dの少なくともセンシングカフ73が存する領域に配置される。そして、センシングカフ73及びカーラ5の間に、押圧カフ71Aが設けられる。
そして、センシングカフ73及びカーラ5の間に配置される押圧カフ71A、並びに、カーラ5の外周面5dに配置されるカフ130を膨張させるにより、センシングカフ73を、手首200に押圧させることで、センシングカフ73を手首200の動脈が存する領域に密着できる。
このように、センシングカフ73を、カーラ5の内周面5c側及び外周面側から押圧することで、センシングカフ73を手首200に押圧する押圧力を大きくできるので、センシングカフ73を手首200に密着できる。
なお、手首200の周長が比較的長い手首200に血圧測定装置1Cを装着する場合、例えば手首200の想定される最長の周長の手首200に血圧測定装置1を装着する場合は、図24に2点鎖線で装置本体3を示すように、血圧測定装置1の手首200の周方向の位置を調整してもよい。この場合、例えば、センシングカフ73の周方向の中央部が橈骨動脈211と対向するように、血圧測定装置1の手首200の周方向の位置を調整してもよい。
さらに、センシングカフ73は、手首200の想定される最短の周長から想定される最長の周長のいずれの周長の手首200に血圧測定装置1Cを装着した状態であっても、手首200の動脈が存する領域に接触する、カーラ5に沿う長さを有する。そして、カフ130は、周長が想定される最短から想定される最長までのいずれの周長の手首200に対しても、カーラ5の外周面5dのセンシングカフ73が存する領域に対向する長さを有する。
この為、手首200の周長が最短から最長のいずれの長さの手首200に対しても、センシングカフ73を手首200の動脈が存する領域に密着させることが可能となる。
上述したように本実施形態に係る血圧測定装置1によれば、センシングカフを手首200の動脈が存する領域に密着させることができる。
なお、上述の例では、血圧測定装置1、1A、1B、1Cでは、カーラ5は、一端5a及び他端5bが手首200の一方の側方に配置され、かつ、他端5bが手の甲側、一端5aが手の平側に配置される構成が一例として説明されたがこれに限定されない。
他の例では、カーラ5は、カーラ5の外周面5dのセンシングカフ73が存する領域に配置されるカフを、内周面に配置する長さを有してもよい。この変形例について、第1の実施形態の血圧測定装置1に適用した一例の構成を、図25及び図26を用いて説明する。
図25は、血圧測定装置1を手首200に装着した状態を示す説明図である。図25に示される手首200は、血圧測定装置1の使用対象として設定される複数のユーザの手首200のうち、手首200の周長が想定される最短の周長の手首200である。図25に示されるカフ構造体6は、膨張した状態である。
図26は、血圧測定装置1を手首200に装着した状態を示す説明図である。図26に示される手首200は、血圧測定装置1の使用対象として想定される複数のユーザの手首200のうち、想定される最長の周長の手首200である。図26に示されるカフ構造体6は、膨張した状態である。
図25及び図26に示すように、カーラ5は、血圧測定装置1装着した状態で、カーラ5の外周面5dのセンシングカフ73が存する領域に配置されるカフを内周面に配置する長さを有する。すなわち、カーラ5は、一端5a及び他端5bが離間し、かつ、一端5aがカーラ5の他部の一部に重なる構成である。
カーラ5は、例えば、他端5b側の端部が、カーラ5の外周面5dのセンシングカフ73が存する領域、またはこの領域をカーラ5の周方向で超えた位置に位置し、この端部がカーラ5から手首00向かう方向でカーラ5の他部の一部と重なる長さを有する。さらに、カーラ5の外周面5dに配置されるカフが、カーラ5から出ない長さを有する。
このように構成されるカーラ5によれば、血圧測定装置1を手首200に装着した状態では、カーラ5の外周面5dのセンシングカフ73が存する領域に配置されるカフ71は、さらに外側に配置されるカーラ5の内周面5cにより支持される。この為、カーラ5の外周面5dのセンシングカフ73が存する領域に配置されるカフの膨張の方向は、手首200側へ向かう方向となる。すなわち、カーラ5によって、押圧カフ71の膨張方向が、押圧カフ71がカーラ5の内周面から外れる方向となることを抑制できる。この為、押圧カフ71の膨張を、センシングカフ73を手首200側に押圧する押圧力に効率よく利用できる。
なお、手首200の周長が比較的長い手首200に血圧測定装置1の変形例を装着する場合、例えば手首200の想定される最長の周長の手首200に血圧測定装置1を装着する場合は、図26に2点鎖線で装置本体3を示すように、血圧測定装置の手首200の周方向の位置を調整してもよい。この場合、例えばセンシングカフ73の周方向の中央部が橈骨動脈211と対向するように、血圧測定装置1の手首200の周方向の位置を調整してもよい。
このようなカーラ5は、第2乃至第4の実施形態の血圧測定装置1A、1B、1Cにも適用可能である。
また、上述の例では、血圧測定装置1、1A、1B、1Cは、固定具として、ベルト4を用いる構成が一例として説明されたが、これに限定されない。他の例では、血圧測定装置1、1A、1B、1Cは、表面に面ファスナを有する帯状のバンドにより、手首200に固定される構成であってもよい。この変形例について、第1の実施形態の血圧測定装置1に適用した一例の構成を、図27を用いて説明する。
図27は、血圧測定装置1の変形例を手首200に装着した状態を示す説明図である。図27に示される手首200は、血圧測定装置1の使用対象として設定される複数のユーザの手首200のうち、手首200の周長が想定される最短の周長となる手首200である。図27に示されるカフ構造体6は、膨張した状態である。
図27に示すように、変形例に係る血圧測定装置1は、ベルト4に代えて、バンド120を備える点で、血圧測定装置1とは異なる。変形例の係る血圧測定装置1の他の構成は、血圧測定装置1と同じである。
バンド120は、帯状に形成される。バンド120の一方の表面には、面ファスナ121が設けられる。面ファスナ121の一部の領域にはフックが設けられ、面ファスナ121の他部の領域にはループが設けられる。面ファスナ121のフックが設けられる領域、及びループが設けられる領域は、手首200の想定される最短の周長から想定される最長の周長までのいずれの周長の手首200に対しても、バンド120が後述する折り返し部122で折り返されることで、互いに対向するよう、形成される。
ケース11の、バンド120の一端が固定される部位と周方向で対称位置には、バンド120を折り返す為の折り返し部122が設けられる。折り返し部122は、例えば、カーラ5の幅方向に延びる棒部123を有する。
バンド120は、ケース11及び棒部123の間に挿入されて棒部123で折り返えされる。折り返されたバンド120は、バンド120の他部の一部に、面ファスナ121により固定される。
このように構成されるバンド120は、第2乃至第4の実施形態の血圧測定装置1A、1B、1Cにも適用できる。
また、上述の例では、センシングカフ73は、手首200の動脈210が存する領域に接触可能な大きさに形成されることの一例として、長手方向の長さが、手首200の周長が想定される最短の周長の手首200に対して橈骨動脈211及び尺骨動脈212が存する領域に接触可能であり、かつ、手首200の周長が想定される最長の周長の手首200の橈骨動脈211または尺骨動脈212の一方が存する領域に接触可能な長さに設定された。しかしながら、これに限定されない。
他の例では、図29に示すように、センシングカフ73は、手首200の周長が想定される最長の周長の手首200の橈骨動脈211及び尺骨動脈212が存する領域に接触可能な長さを有する構成であってもよい。
この変形例を第1の実施形態の血圧測定装置1に適用した一例を、図28及び図29に示す。図28及び図29は、血圧測定装置1を手首200に装着した状態を示す説明図である。図28は、血圧測定装置1の使用対象として想定される複数のユーザの手首200のうち、手首200の想定される最短となる周長の手首200に血圧測定装置1が装着された状態の一例を示す。図28に示されるカフ構造体6は、膨張した状態である。図29は、血圧測定装置1の使用対象として想定される複数のユーザの手首200のうち、手首200の想定される最長の周長となる手首200に血圧測定装置1が装着された状態の一例を示す。図29に示されるカフ構造体6は、膨張した状態である。
図28及び図29に示すように、センシングカフ73は、手首200の想定される最長の周長の手首200の橈骨動脈211及び尺骨動脈212が存する領域に接触する長さを有する。図28に示すように、手首200の想定される最短の周長の手首200に血圧測定装置1が装着された状態では、センシングカフ73は、一端は尺骨動脈212を越えて手首200の側方に配置されるが、手首200の橈骨動脈211及び尺骨動脈212が存する領域に接触する。
なお、手首200の周長が比較的長い手首200に血圧測定装置1の変形例を装着する場合、例えば手首200の想定される最長の周長の手首200に血圧測定装置1を装着する場合は、図29に2点鎖線で装置本体3を示すように、血圧測定装置の手首200の周方向の位置を調整してもよい。この場合、例えば、センシングカフ73の周方向の中央部が橈骨動脈211と対向するように、血圧測定装置1の手首200の周方向の位置を調整してもよい。
即ち、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1…血圧測定装置
3…装置本体
4…ベルト
5…カーラ
6…カフ構造体
11…ケース
12…表示部
13…操作部
31…外郭ケース
31a…ラグ
31b…バネ棒
32…風防
41…釦
61…第1ベルト
61a…ベルト部
61b…尾錠
61e…枠状体
61f…つく棒
62…第2ベルト
62a…小孔
71…押圧カフ
72…背板
72a…溝
73…センシングカフ
74…引張カフ
81…空気袋
84…接続部
86…シート部材
86a…第1シート部材
86b…第2シート部材
86b1…開口
86c…第3シート部材
86c1…開口
86d…第4シート部材
91…空気袋
92…流路体
93…接続部
96…シート部材
96a…第5シート部材
96b…第6シート部材
101…空気袋
103…接続部
106…シート部材
106a…第7シート部材
106b…第8シート部材
106b1…開口
106c…第9シート部材
106c1…開口
106d…第10シート部材
106d1…開口
106e…第11シート部材
106e1…開口
106f…第12シート部材
106f1…開口
106g…第13シート部材
106g1…開口
106h…第14シート部材
106h1…開口
106i…第15シート部材
106i1…開口
106j…第16シート部材
106j1…開口
106k…第17シート部材
106k1…開口
106l…第18シート部材
120…バンド
121…面ファスナ
122…折り返し部
123…棒部
130…カフ
200…手首
210…動脈
211…橈骨動脈
212…尺骨動脈

Claims (9)

  1. 装置本体と、前記装置本体に設けられ、手首の周方向に倣って湾曲するカーラと、を備える血圧測定装置の前記カーラに設けられるカフ構造体であって、
    前記カーラの内周面側に設けられ、前記手首の動脈が存する領域に接触するセンシングカフと、
    一部が前記カーラ及び前記センシングカフの間に設けられ、他部の一部が、前記血圧測定装置を前記手首に装着した状態で前記カーラの外周面の前記センシングカフが存する領域に配置され、膨張することで前記センシングカフを前記手首に押圧するカフと、
    を備え
    前記カーラは、両端が離間し、
    前記カフの前記他部の一部は、前記カーラの端を越えて前記カーラの周方向に突出する形状に構成される、カフ構造体。
  2. 前記カフは、前記手首の想定される最短の周長から最長の周長までのいずれの周長の前記手首に装着した状態でも、前記他部の一部が前記カーラの前記外周面の前記センシングカフが存する領域に配置される長さを有する、
    請求項1に記載のカフ構造体。
  3. 記カフは、前記一部から前記他部の一部まで延びる形状に構成される、請求項1に記載のカフ構造体。
  4. 前記カフは、前記カーラ及び前記センシングカフの間に設けられる第1のカフ、及び、前記カーラの前記手首の手の甲に設けられる第2のカフを備え、
    前記血圧測定装置が前記手首に装着された状態で、前記第2のカフの一部が前記カーラの前記外周面の前記センシングカフが存する領域に配置される、
    請求項1に記載のカフ構造体。
  5. 装置本体と、
    前記装置本体に設けられ、手首の周方向に倣って湾曲するカーラと、
    前記カーラの内周面側に設けられ、前記手首の動脈が存する領域に接触するセンシングカフと、
    一部が前記カーラ及び前記センシングカフの間に設けられるカフであって、他部の一部が、前記カーラ、前記センシングカフ、及び前記カフを前記手首に装着した状態で前記カーラの外周面の前記センシングカフが存する領域に配置され、膨張することで前記センシングカフを前記手首に押圧するカフと、を備え、
    前記カーラは、両端が離間し、
    前記カフの前記他部の一部は、前記カーラの端を越えて前記カーラの周方向に突出する形状に構成される、血圧測定装置。
  6. 前記カフは、前記手首の想定される最短の周長から最長の周長のいずれの周長の前記手首に、前記カーラ、前記センシングカフ、及び前記カフを装着した状態でも、前記他部の一部が前記カーラの外周面の前記センシングカフが存する領域に配置される長さを有する、
    請求項5に記載の血圧測定装置。
  7. 記カフは、前記一部から前記他部の一部まで延びる形状に構成される、
    請求項5に記載の血圧測定装置。
  8. 前記カフは、前記カーラ及び前記センシングカフの間に設けられる第1のカフ、及び、前記カーラの前記手首の手の甲に設けられる第2のカフを備え、
    前記カーラ、前記センシングカフ、前記第1のカフ、及び前記第2のカフが前記手首に装着された状態で、前記第2のカフの一部が前記カーラの前記外周面の前記センシングカフが存する領域に配置される、
    請求項5に記載の血圧測定装置。
  9. 前記カーラは、一端が前記カーラの他部の一部に重なる、
    請求項5に記載の血圧測定装置。
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