JP7472295B2 - 反射マイクロ波の透過測定のための装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明は、反射マイクロ波を使用した透過測定のための装置および方法に関する。
測定方法は、対象物の物理的パラメータが透過したマイクロ波放射線によって決定されるという事実に基づく。マイクロ波は測定対象物に入り、測定対象物または測定対象物の後方にある反射器によって反射される。
既知の測定方法は、欧州特許第1407254号明細書(特許文献1)の例によって説明されている。この測定方法を木材、タバコ、および食品など、一連の測定対象物に使用して、それらの水分含有量を決定する。水分含有量の正確な認識は、生産工程の実施においてしばしば重要であり、製品の出力品質を確実に制御することを可能とする。
測定の基礎となる物理的な原理は、測定対象物の複素比誘電率に基づく。クラマース・クローニッヒの関係式を使用すると、例えば、複素誘電率と、屈折率および吸収係数などの光学特性変数との関係を表すことができる。大まかに言うと、材料の誘電特性は、複素誘電率の実部が電気エネルギを保存する材料の能力を指し、虚部が媒体の誘電エネルギの損失を表すこととなる。これらの両方の変数を測定することで、水分含有量と材料の密度を極めて正確に決定できる。原則的に、測定対象物の水分以外の物質も評価できる。
一般的に、透過した放射線の反射器を設けることは、この測定には効果的であることが証明されている。媒体を通過した後、この放射線は、受信アンテナまで反射器によって反射される。この目的のために、ラムダ1/4偏光子、または、より正確には、1/4*(2n+1)(n∈N)ラムダ偏光子を使用し、入射放射線の偏光に対して反射される放射線の偏光を回転させる。このように、測定対象物の表面によって反射された放射線と測定対象物を通過した後に反射された放射線とが異なる偏光を有するため、区別することができる。
2つのアンテナを使用する際の配置と測定方法は、前述した文献の欧州特許第1407254号明細書によって知られている。送信アンテナは、放射されたマイクロ波放射線を測定対象物に向かわせ、一方で、第2の、独立した受信アンテナは、反射された放射線を受信し、分析に回す。アンテナを1つだけ使用する場合は、アンテナの入力と出力との間にクロストークが発生し、反射された放射線が歪むため、このような2つのアンテナの配置が必要となる。アンテナの入力と出力との間のこのクロストークにより、2つの別個のアンテナを配置する必要があり、コストがかかる。
欧州特許第1407254号明細書
本発明は、可能な限り簡素な配置を必要とする装置と測定方法を提供することを目的とする。
この発明によると、その目的は、請求項1の特徴を有する透過測定のための装置、および請求項13の特徴を有する透過測定のための方法によって達成される。有利な実施形態は、従属請求項の主題である。
本発明による装置は、測定対象物の透過測定を目的として提供される。本装置は、マイクロ波が測定対象物の表面によって反射されたものであるか、または測定対象物を通過した後のものであるかにかかわらず、測定対象物によって反射されたマイクロ波を測定する。反射されたマイクロ波は、測定され、評価される。
本発明による装置は、予め設定された周波数または所定の周波数帯域のマイクロ波を発する、マイクロ波発生器を有する。固定周波数または経時的に変化する周波数を使用できる。また、本発明による装置は、マイクロ波発生器に接続され、マイクロ波放射線を測定対象物に送信し、測定対象物からの反射放射線を受信する、送受信部を有する。送受信部は、測定対象物に向けた指向性を有することが好ましく、これにより、送信されたマイクロ波の大部分を測定対象物に向けることができる。また、本発明による装置は、送受信部から離間した方向に向く測定対象物の側面上の反射板を有し、この反射器は、入射放射線に対して反射放射線の偏光を回転させる偏光子を有する。偏光の回転またはそれぞれ変化により、偏光子は、偏光子またはそれぞれ反射器によって反射されるマイクロ波放射線を、他の放射線、特に、測定物の表面によって反射された放射線と区別するように機能する。さらに、装置は、放射された放射線と反射された放射線との間の振幅および位相位置を決定する、送受信部用の変調器を有する。変調器によって、測定対象物を通過する放射線と放射された放射線との比較が可能となる。このように、放射線の減衰とズレとの両方を検出できるため、それ自体が周知である方法で、複素比誘電率、ひいては、水分および密度などの測定対象物の変数を算出できる。
本発明の変調器を使用することにより、信号を十分に正確に分離することが可能となる。これは、このチャネルの特性を測定チャネルの特性に正確に適合させるために信号経路に減衰要素および位相シフタを設ける、従来技術で使用されている解決策よりも大きな利点である(例えば、欧州特許第1407254号明細書の[0030]と比較されたい)。
本発明による装置は、送受信部が1つの共通アンテナを有するよう設計されることが好ましい。共通アンテナは、この装置にとって、ハードウェアと評価の両方において有用であることを示す。変調器、特に、Q/I変調器を使用することにより、1つの共通アンテナを使用する際に入力信号と出力信号との間のクロストークを抑制することが可能となる。Q/I復調器とも呼ばれる、Q/I変調器により、位相φおよび振幅AをI/Q信号から算出することが可能となる。これらのI/Q信号は、互いに直交する2つのミキサからの出力信号である。これにより、90°の位相シフトを有するQ/I変調器のI/Q出力が得られ、動作点に関係なく、広範囲のI/Q信号から位相位置および/または振幅を好適に決定できる。クロストークは、I/Q信号の直流オフセットをもたらすが、これは、システムの最初の較正中に測定および除去できる。
好ましい展開において、送受信部用の信号と同様に、マイクロ波発生器から生じる基準信号が変調器に送信される。
より好ましくは、マイクロ波発生器は、発振器を有し、発振器の信号はスプリッタに送信され、スプリッタの出力信号は基準信号と、送受信部用の入力信号となる。さらに、基準信号および/または送受信部への入力信号のための位相同期ループ(PLL)が設けられ、安定した周波数を提供することが好ましい。1つの発振器を2つの位相同期ループに使用して、それらの信号が位相同期的に動作することが好ましい。基準信号および/または送受信部の入力信号のための信号プロセッサも存在することが好ましい。信号プロセッサにより、各チャネルまたは1つのみのチャネルにおける振幅、周波数、および位相位置に関して、信号を処理できる。このため、信号プロセッサは、増幅器、ローパス、および減衰器のうちの1つ以上のアセンブリを有する。この場合、2つの信号プロセッサを設けることが好ましい。
さらに、基準信号用および/または送受信部の入力信号用の位相シフタを設けることができる。位相シフタは、別個の構成要素として設けることができる。すなわち、望ましい位相シフトを位相同期ループにデジタル設定する。この位相シフタは、例えば、装置の初期の較正中に、マイクロ波アンテナの入力と出力との間のクロストークから発生するI信号とQ信号のオフセットが低減/減少、および/またはそのまま維持されるように設定できる。その結果、クロストークをより簡単に除去できる。
位相回転により入射マイクロ波放射線を反射する、反射器は、1/4(2n+1)ラムダ波長板として設計されることが好ましい。このような波長板は、略して、ラムダ1/4反射器と呼ばれることが多い。位相位置は、反射器によって入射位相に対して90°回転し、これにより、位相位置の精度が最大となる。
好ましい実施形態において、Q/I変調器は、互いに直交する2つのミキサを有する。これらのミキサには、それぞれ入力信号が供給される。90°位相シフトされた信号がこれらのミキサのうちの1つに送信される。このように、ミキサは、互いに90°回転しているとともに入力信号が供給されたミキサに送信される2つの信号を生成する。
好ましい展開の結果、Q/I変調器は、動作点に関係なく、位相および振幅が変換されたI信号及びQ信号の値を確実に生成する。
本発明による目的は、測定対象物の透過測定のための方法によっても達成される。この方法は、反射マイクロ波を測定し、評価する。この目的のために、マイクロ波放射線が測定対象物に放射され、測定対象物からの反射放射線がアンテナで受信される。測定対象物を通過した後、反射放射線の偏光は入射放射線に対して回転し、反射放射線が受信され、放射された放射線と反射された放射線との間の振幅および/または位相位置が決定される。際立った点としては、マイクロ波ビームが送信され、反射されたマイクロ波放射線が送受信部によって受信される点が挙げられる。反射放射線の振幅および/または位相位置は、Q/I変調器で決定される。このために、Q/I変調器用の基準信号が送信されることが好ましい。基準信号と反射放射線の信号により、Q/I変調器は、反射放射線の振幅および/または位相の変化を正確に判定できる。
本発明は、いくつかの図面を参照して以下で詳細に説明される。
測定対象物に対して向けられた送受信部を示す。 測定装置全体を概略的に、非常に単純化した図で示す。 図2の測定装置のより詳細な図を示す。 I/Q復調器の機能的原理を示す。 I/Q復調器の機能的原理を示す。 先行技術における2つのアンテナを用いた測定中の信号経路を示す。 測定対象物と反射器を通る放射線の経路を示す。 送受信部、測定物、および反射板の間の放射線の経路において異なる経路を示す。
図1は、マイクロ波放射線12を測定対象物14に向ける送受信部10を示す。入射マイクロ波放射線12は、反射器16によって反射され、送受信部によって反射放射線18として受信される。入力信号20および出力信号22は、送受信部10のアンテナ(図示せず)に接続されている。矢印24で示すように、信号のクロストークは、入力20と出力22との間で起こる。これは、入力信号が、測定された出力信号に直接寄与することを意味する。送受信部10に使用されるアンテナは、非常に良好な指向性を有するアンテナであり、多くの信号が測定物の方向に照射され、クロストーク24は比較的小さくなる。ただし、クロストーク信号24が大きい場合は、デジタル化中に問題が発生する可能性がある。このような場合、大きなオフセットはADコンバータのビットを埋めるため、測定信号の可用性が損なわれ、達成可能な精度が全体的に低下する。
図2は、送受信部10を反射器16とともに示す。図2には、発振器26が示されており、その出力信号28はスプリッタ30に送信される。スプリッタ30は、送信された出力信号28を分割し、Q/I変調器またはそれぞれQ/I復調器34に基準信号32を送信する。スプリッタ30の第2の出力信号は、送受信部10に入力信号36として送信される。送受信部10のアンテナは、送信された入力信号36をマイクロ波放射線12として放射し、また、反射マイクロ波放射線18を受信する。入力信号40は、出力接続を介してQ/I復調器34に送信される。以下で機能原理を説明する、復調器は、Q信号42およびI信号44を生成する。
図3は、図2の送受信部10の配置をより詳細に示す。発振器26およびスプリッタ30は、詳細には、2つのPLLs(位相同期ループ)48a、48bへ供給する基準発振器46から構築できる。位相同期ループ48a、48bは、「位相ロックループ」とも呼ばれ、基準発振器46から始まり、図2のスプリッタの2つの出力信号に対応する、2つの同期発振を生成する。図3はさらに、送受信部につながる経路中の位相シフタ50を示す。この位相シフタ50は、例えば、位相同期ループに組み込むことができる。位相シフタ50は、位相同期ループ48a、48bのうちの1つまたは両方に統合することができる。位相シフタ50の役割は、設定中またはそれぞれ較正中にQ信号とI信号間のオフセットを減少させることであり、これにより、クロストークから生じる信号部分も減少する。
また、図3は、信号プロセッサ52a、52bを示し、その各々は、増幅部材54、ローパスフィルタ56、および減衰部材58で構成される。信号プロセッサ52aおよび52bは、原理的には異なるように設計できる。処理された信号は、基準信号32および入力信号40としてQ/I復調器34に送信され、Q信号42およびI信号44が生成される。
Q/I復調器34を図4a、bを参照してより詳細に説明する。図4aは、入力信号60を示し、この信号は、スプリッタ62において、ミキサ64、66に送信される2つの信号に分割される。ミキサ64用の信号は、スプリッタ62において位相シフタ74により90°シフトされる。このようなスプリッタは、直交ハイブリッドスプリッタとも呼ばれる。2つのミキサ64、66の第2の入力においては、基準信号RFが送信され、この信号は、スプリッタ69において基準信号68、70に分割される。ミキサ66および64は、I信号およびQ信号を出力する。図4bは、互いに90°シフトされた2つのI信号およびQ信号を示し、これらの信号は、さらなる評価の際に使用できる。
図5は、欧州特許第1407254号明細書による従来技術の好ましい実施形態を示す。これによると、マイクロ波源100を切り替える、スイッチ115が設けられている。
スイッチ115は、経時的に線形変化するマイクロ波源100の平均周波数を定義する。カプラ102は、各ケースにおいて信号を50%に分割する。基準分岐を介して、基準信号108aが減衰位相シフト装置103に到達し、この出力は、基準信号108bとして受信器101に送信される。位相シフト装置103は、測定物なしの測定時と測定物ありの測定時の両方で測定された信号110bと比較した差分を補償する。補償値を互いに比較して、測定物によって生じる信号の変化を特定することが好ましい。
測定信号110aは送信アンテナ104に送信され、そこからサンプルまたはそれぞれ測定対象物114に到達する。ここで、次に、この信号は、反射されたマイクロ波信号として受信アンテナ106に到達するために、偏光子116に到達し、そこから受信器101に送信される。送信アンテナ104と受信アンテナ106との両方が設けられることが明確に分かる。
図6は、マイクロ波放射線の経路を詳細に示す。送受信部10はマイクロ波放射線を放射する。マイクロ波放射線は、測定物14を通過する前に、まず空気中を通る。測定物14は反射器16上にあり、反射器16は、さらに少なくとも3つの層から構成されている。例えば、平行導電性金属ロッド/ストランドで構成される、偏光子76、スペーサ78、および金属プレート80にて、通過したマイクロ波放射線の反射が起こる。ここで、位相回転は、偏光子76を通過して行われる。
反射器での信号の動作は、例えば、ラムダ1/4回転として発生する。入射マイクロ波放射線の偏光は、いずれかの時点で、偏光子の格子方向に対して横方向および縦方向の構成要素に分解できる。ストリエーションに平行な構成要素は、反射係数-1で反射される、すなわち、180°回転する。ただし、偏光子に垂直な構成要素には、そのような反射は見られない。放射線のこの部分は、従来の180°位相反転で金属板によって反射される。この関係から、全体で90°の偏光の変化が生じる。
図7は、評価の際に考慮されるマイクロ波放射線の起こり得る信号経路を示す。ここで、応用例IIは、入射ビーム82および反射ビーム84の信号経路を示す。例IIでは、入射マイクロ波ビーム82および反射マイクロ波ビーム84は、互いに空間的に間隔を空けて示されている。これは、説明IIが複数の送信経路の重ね合わせであることを示す意図があり、マイクロ波放射線が送受信部10に反射される前に、測定物内で再度往復することもできる。
IVAおよびIVBは、送受信部10へのマイクロ波放射線の反射の場合を示す。入射マイクロ波放射線は、測定物から出る前に、測定物内でまず一度反射され、送受信部10によって反射され、最終的に測定ビームとして受信され、評価される。バージョン4bには、代替方法が示され、代替方法では、反射マイクロ波ビームは、送受信部10によって反射され、その後、測定物内で往復して、最終的に送受信部によって受信されるように反射される。そのような考慮事項では常に一般的であるように、測定された信号の実際の信号進路は、当然、すべての可能な進路の重ね合わせである。
本発明により提供される装置を改善するために、送受信部10に、対応する減衰器を設けることができ、これにより、装置から測定物に向けて、およびその逆方向に、マイクロ波放射線の反射が減衰される。このようにして、測定信号の品質が向上する。
Q信号42およびI信号44の評価は、振幅Aと位相φに関して直接的に別々で行うことができる。以下が適用される。
Figure 0007472295000001
出力が減少すると、検出された信号の振幅が減少し、したがって、信号Iおよび信号Qの振幅も減少することを考えると、定性的には、動作点からのQ/I信号の独立性をより簡単に理解できる。これらが同程度に減少すると、その比率、ひいては位相角φは、一定のままとなる。
重要な改善点は、個別の、二重偏波アンテナを使用した送受信部10の使用によって生ずる。本発明によると、反射信号を受信するために、ここでは偏光回転が提供される。信号の入力と出力との間に送信されるクロストーク信号は直流オフセットを形成するため、これは、システムの初期較正中に設定できる。
10 送受信部
12 マイクロ波放射線
14 測定対象物
16 反射器
18 反射マイクロ波放射線
20 入力信号
22 出力信号
24 矢印/クロストーク/クロストーク信号
26 発振器
28 出力信号
30 スプリッタ
32 基準信号
34 Q/I復調器
36 入力信号
40 入力信号
42 Q信号
44 I信号
46 基準発振器
48a、b 位相同期ループ
50 位相シフタ
52a、b 信号プロセッサ
54 増幅部材
56 ローパスフィルタ
58 減衰部材
60 入力信号
62 スプリッタ
64 ミキサ
66 ミキサ
68 基準信号
69 スプリッタ
70 入力信号
72 基準発振器
74 位相シフタ
76 偏光子
78 スペーサ
80 金属プレート
82 入射マイクロ波ビーム
84 反射マイクロ波ビーム
100 マイクロ波源
101 受信器
102 カプラ
103 減衰位相シフト装置
104 送信アンテナ
106 受信アンテナ
108a 基準信号
110a 測定信号
110b 測定信号
114 測定対象物
115 スイッチ
116 偏光子

Claims (12)

  1. 反射マイクロ波(18)を測定し、評価することにより、測定対象物(14)の透過を測定するための装置であって、前記装置は、
    マイクロ波発生器と、
    前記マイクロ波発生器に接続され、マイクロ波放射線を前記測定対象物(14)に送信し、前記測定対象物(14)からの反射放射線(18)を受信し、個別の、二重偏波アンテナを有する送受信部(10)と、
    入射放射線に対して前記反射放射線(18)の偏光を回転させる偏光子(76)を有し、前記送受信部(10)から離間した前記測定対象物(14)の前記送受信部(10)側と反対側に配置される反射器(16)と、
    前記入射放射線前記反射放射線との間の振幅および/または位相位置を決定する、前記送受信部(10)用の変調器であって、前記変調器は、Q/I変調器(34)として設計される変調器と
    を有する、装置。
  2. 前記変調器において、前記送受信部(10)用の信号のような前記マイクロ波発生器から生じる、基準信号(32)が送信されることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 前記マイクロ波発生器は、発振器(26)を有し、前記発振器(26)の信号はスプリッタ(30)に送信され、前記スプリッタ(30)の出力信号(22)は前記基準信号(32)と、前記送受信部(10)用の入力信号(20)となることを特徴とする、請求項2に記載の装置。
  4. 前記基準信号(32)および/または前記送受信部(10)の前記入力信号のための位相同期ループ(PLL)(48a、48b)が設けられていることを特徴とする、請求項3に記載の装置。
  5. 前記基準信号(32)および/または前記送受信部(10)の前記入力信号のための信号プロセッサが存在することを特徴とする、請求項3又は請求項4に記載の装置。
  6. 前記信号プロセッサは、増幅器(54)、ローパス(56)、および減衰器(58)のうちの1つ以上のアセンブリを有することを特徴とする、請求項5に記載の装置。
  7. 前記基準信号および/または前記送受信部(10)の前記入力信号(20)のための位相シフタ(50)が設けられることを特徴とする、請求項3から請求項6のいずれかに記載の装置。
  8. 前記反射器(16)は、1/4(2n+1)ラムダ波長板を有することを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 前記Q/I変調器(34)は、互いに直交する2つのミキサ(64、66)を有することを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記Q/I変調器(34)は、動作点に関係なく、信号の位相および/または振幅を決定することを特徴とする、請求項9に記載の装置。
  11. 反射マイクロ波(18)を測定し、評価することにより、測定対象物(14)の透過を測定するための方法であって、
    前記方法は、
    マイクロ波放射線が送受信部(10)から前記測定対象物(14)に送信され、前記測定対象物(14)からの反射放射線がアンテナ(106)で受信され、個別の、二重偏波アンテナが使用されることと、
    前記測定対象物(14)を通過した後、入射放射線に対して前記反射放射線(18)の偏光を回転させる偏光子(76)を有する反射器(16)によって、前記反射放射線の偏光は、入射放射線に対して回転することと、
    前記反射放射線が受信され、前記送信された放射線と反射された放射線との間の振幅および/または位相位置が決定され、前記反射放射線の前記振幅および/または位相位置は、Q/I変調器(34)において決定されることと、
    を有する、方法。
  12. 基準信号を前記Q/I変調器(34)用に発生させ、前記Q/I変調器(34)に前記基準信号が前記反射放射線と共に送信されることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
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