JP7470995B2 - 太陽電池パネルのリサイクル方法 - Google Patents

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Description

本発明は太陽電池パネルのリサイクル方法に関し,より詳細には,カバーガラスとバックシート間に,太陽電池のセルをEVA樹脂(エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂)などの封止材によって封止した中間層が設けられている太陽電池パネルより,主としてカバーガラスを回収する,太陽電池パネルのリサイクル方法に関する。
環境に対する負荷軽減の必要性から,石油,石炭,天然ガス等の化石燃料から,CO2ガス等の温室効果ガスの排出がない再生可能エネルギーへの転換が強く求められており,このような再生可能エネルギーへの転換の一環として,太陽光発電が推進されている。
このような再生可能エネルギーへの転換を後押しする形で,我が国では「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」に基づき2012年より再生可能エネルギーで発電した電力を電力会社が固定価格で買い取る,固定価格買取制度が開始され,これにより太陽光発電設備の普及が一気に加速されることとなった。
この太陽光発電に使用される太陽電池モジュールの寿命は一般的に20年と言われており,経年劣化や破損等により寿命を迎えた太陽電池モジュールは順次廃棄されることとなる。
我が国では先に挙げた固定価格買取制度の導入に伴い大量に設置された太陽電池モジュールが寿命を迎え始める今後10年の内に,太陽電池モジュールの廃棄量が大幅に増大することは必定であり,このようにして廃棄される大量の太陽電池モジュールの処分が必要となる。
このようにして廃棄される太陽電池モジュールの処分も,環境に対する負荷が少ないものであることが望ましく,廃棄された太陽電池パネルから再利用可能な材料を可能な限り資源として回収して有効にリサイクルすることが望ましい。
その一方で,如何に環境に対する負荷が少ない方法でリサイクル可能であったとしても,処理コストが高ければ,リサイクルに回されることなく破砕後の埋め立て等により廃棄処分される太陽電池モジュールが増加する。
そのため,廃棄された太陽電池モジュールを,環境に対する負荷の少ない方法でありながら,大量に,短時間で効率的に,低コストでリサイクルする方法が求められる。
ここで,太陽電池モジュール1の一般的な構造を,図4を参照して説明すると,太陽電池モジュール1は,太陽電池モジュール1の本体部分を成す太陽電池パネル2と,この太陽電池パネル2に外枠として取り付けられているアルミニウム等の金属から成る枠体3,及び,出力端子カバー(ジャンクションボックス)4を備えている。
このうち,枠体3と,出力端子カバー4については,比較的簡単に取り外して,再利用可能な資源として回収することが可能である。
しかしながら,太陽電池モジュール1の本体部分を成す前述の太陽電池パネル2は,強化ガラス等から成るカバーガラス21と,裏面保護用のシートであるバックシート22の間に,太陽電池のセル231を配線材料233等と共にEVA樹脂等の封止材232中に封止して成る中間層23が一体的に積層された構造となっている。
そのため,EVA樹脂等の封止材232がカバーガラス21やバックシート22,太陽電池のセル231等と強固に固着していることから,このような構造が太陽電池パネル2をそれぞれの層毎に分離して回収することを困難としている。
このような積層構造を有する太陽電池パネル2からカバーガラス21を回収する方法として,太陽電池パネル2を破砕機にかけて圧縮破砕し,この圧縮破砕によってカバーガラス21を破砕すると共に,この破砕によって砕けて中間層23から脱落した粒状ガラスを回収する方法が提案されている。
また,前述した破砕機による破砕に代えて,太陽電池モジュール1から枠体3とバックシート22を除去した後,カバーガラス21に対し粒度範囲0.02~2mm(20~2000μm)で,かつ,カバーガラス21と同じ材質の投射材を噴射流体と共に投射するブラスト処理を行うことによりカバーガラス21を破砕して中間層から分離すると共に回収する方法が提案されている(特許文献1の請求項1,[0015]~[0019])。
更に,破砕機による破砕とブラスト処理の併用によってカバーガラス21を回収する方法も提案されており,太陽電池パネル2をローラ型の圧縮機に設けた2つのローラ間に挟持させて通過させることでカバーガラス21を圧縮破砕し,この圧縮破砕後に依然として中間層23の封止材232表面に付着して残るガラス材料を,ガラス製の投射材を噴射流体と共に噴射するブラスト処理によって除去することも提案されている(特許文献2の請求項1,図1参照)。
特許第6154924号公報 特開2018-140353号公報
強化ガラス等によって形成されるカバーガラス21は,圧縮破砕機による圧縮や,ブラスト処理による投射材との衝突により衝撃力が加わると,図5(A)に示すように多数の亀裂が入って破砕(一次破砕)し,この破砕により生じた粒状ガラス21Δが剥がれ落ちることにより中間層23より分離される。
しかしながら,前掲の特許文献2の構成からも明らかなように,カバーガラス21に衝撃を加えて破砕すると,中間層23と接着していない粒状ガラス21Δは簡単に脱落するが,中間層23の表面と接している粒状ガラス21Δは,EVA樹脂等の封止材232と強固に接着していることから,その多くが図5(B)に示すように依然として中間層23の表面に残ってしまう。
このように依然として中間層23の表面に残っている粒状ガラス21Δについても中間層23より剥離して回収しようとすれば,再度圧縮破砕機にかけることにより,またはブラスト処理を継続して行うことにより,図5(C)に示すように中間層23上に残った粒状ガラス21Δに対し更に衝撃を与えてこれを更に小さな粒状ガラス21δに破砕(二次破砕)して中間層23の表面と接していない粒状ガラス21δを順次脱落させることで,図5(D)に示すように中間層23の表面に残る粒状ガラス21δを小さなものとし,この作業を繰り返すことで最終的に中間層23の表面よりガラスを略完全に除去することができる。
そのため,この方法では比較的長い時間,衝撃力を付与し続けなければ中間層23よりカバーガラス21を完全に剥離することができず,処理時間が長くなることでリサイクルコストを高めることとなる。
このように,カバーガラス21に衝撃力を付与して破砕することにより中間層23よりカバーガラス21を剥離する方法では,カバーガラス21に対する衝撃力の付与を長時間に亘って行うことが必要となり,処理時間が長くなることでリサイクルの経済性を低下させる。
そこで本発明は,上記従来技術における欠点を解消するために成されたものであり,先に従来技術として説明した方法と同様,カバーガラスに対し衝撃力を付与して破砕することにより中間層よりカバーガラスを剥離する方法を採用しつつ,比較的短時間で中間層に付着しているガラスについても略完全に剥離させて回収することのできる太陽電池パネルのリサイクル方法を提供することを目的とする。
以下に,課題を解決するための手段を,発明を実施するための形態で使用する符号と共に記載する。この符号は,特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態の記載との対応を明らかにするためのものであり,言うまでもなく,本発明の技術的範囲の解釈に制限的に用いられるものではない。
上記目的を達成するための,本発明の太陽電池パネルのリサイクル方法は,
カバーガラス21とバックシート22間に,太陽電池のセル231を封止材232で封止して成る中間層23を備えた積層構造を有する太陽電池パネル2を処理対象とし,
前記太陽電池パネル2の少なくとも前記中間層23の表面(カバーガラス21との接合面)を130℃~200℃の温度に加熱する加熱処理P1と,
前記加熱処理P1後の前記太陽電池パネル2の前記カバーガラス21に衝撃力を付与することにより,該カバーガラス21を破砕すると共に該カバーガラス21が破砕してできた粒状ガラスを前記中間層23の表面より剥離させる,カバーガラス破砕剥離処理P3を含むことを特徴とする(請求項1)。
前記カバーガラス破砕剥離処理P3における前記カバーガラス21に対する衝撃力の付与は,前記カバーガラス21に対し粒径2mm~6mmの粒状ガラスを投射材として投射するブラスト処理によって行うことができる(請求項2)。
この場合,太陽電池パネル2のカバーガラス21を破砕して得た粒状ガラスを,前記カバーガラス破砕剥離処理P3の前記ブラスト処理で使用する前記投射材とすることができる(請求項3)。
前述の加熱処理P1において,前記中間層23の表面を180℃以上の温度に加熱することが好ましく(請求項4),加熱処理P1における前記中間層23表面の加熱温度を180℃未満とした場合には,前記カバーガラス破砕剥離処理P3を,前記加熱処理P1後,10分以内に行うことが望ましい(請求項5)。
前記加熱処理P1後,前記カバーガラス破砕剥離処理P3前に,前記バックシート22に対し粒径0.5~2mmの粒状ガラスを投射材として投射して,前記バックシート22を切削するバックシート切削処理P2を更に含めることができる(請求項6)。
フッ素樹脂層を含む前記バックシート22を備えた前記太陽電池パネル2を処理対象とする場合には,前記バックシート切削処理P2を,前記バックシート22のうち少なくとも前記フッ素樹脂層が除去されるまで行うことが好ましい(請求項7)。
以上で説明した本発明の構成により,本発明の太陽電池パネルのリサイクル方法によれば,以下の顕著な効果を得ることができた。
処理対象とする太陽電池パネル2の少なくとも前記中間層23の表面を130℃~200℃の温度に加熱する加熱処理P1を設けたことで,この加熱処理P1によって中間層23の封止材(EVA樹脂)232を劣化させてカバーガラス21と中間層23間の接着力を低下させることができた。
この接着力の低下により,カバーガラス破砕剥離処理P3でカバーガラス21に衝撃を付与してカバーガラス21を破砕させると,破砕により生じた粒状ガラスは,中間層23に接着されていない粒状ガラスだけでなく,中間層23と接着している粒状ガラスについても簡単に中間層23から剥離し,その結果,カバーガラス破砕剥離処理P3の処理時間を大幅に短縮することができ,太陽電池パネル2のリサイクルを経済的に行うことができた。
カバーガラス破砕剥離処理P3におけるカバーガラス21に対する衝撃力の付与を,カバーガラス21に対し粒径2mm以上,6mm以下の粒状ガラスを投射材として投射するブラスト処理により行う構成では,ブラスト処理という比較的簡単な処理によってカバーガラス21の破砕を行うことができるだけでなく,投射材として粒状ガラスを使用しているため,回収されたカバーガラスの破砕粒中に投射材が混入していたとしても,投射材を除去することなく再利用可能である。
特に,太陽電池パネル2のカバーガラス21を破砕して得た粒状ガラスを前述のブラスト処理で使用する投射材とした構成では,別途,投射材を準備する必要がないだけでなく,投射材の混入によっても回収されたガラスの組成をカバーガラスの組成そのままに維持することができた。
カバーガラス破砕剥離処理P3において中間層23からカバーガラス21を完全に剥離するまでに要する時間(処理時間)は,加熱処理P1で加熱処理を行った後,放置した時間が長くなるに従い長くなるが,加熱処理P1で中間層23の表面を180℃以上の温度に加熱した場合では,加熱処理後10分の経過で処理時間の増加は頭打ちとなり,その後は略一定の時間となる(図3中の「●」のプロットのグラフ参照)。
このことから,180℃以上の温度に加熱する場合には,例えばバッチ処理等で加熱処理した複数枚の太陽電池パネル2に対し,順次,カバーガラス破砕剥離処理P3を行う場合のように,加熱処理P1後,カバーガラス破砕剥離処理P3を実施する迄の時間が長くなったとしても,放置時間の影響を受けることなくカバーガラス21の剥離に要する時間を効果的に短縮させることが可能である。
一方,加熱処理P1で中間層23の表面を180℃未満の温度(一例として150℃)に加熱した場合には,加熱処理後,10分を経過してもカバーガラス破砕剥離処理に要する処理時間は頭打ちとならずに増大するが,加熱処理後10分以内の範囲では,180℃以上の温度で加熱処理を行った場合と同等以上の処理時間の短縮効果が得られている(図3中「▲」のプロットのグラフ参照)。
従って,加熱処理後10分以内にカバーガラス破砕剥離処理P3を行うことができる場合には,前記加熱処理P1を180℃未満の温度で行うことで,加熱処理に要するコストを抑えつつ,180℃以上の温度に加熱した場合と同様以上の処理時間の短縮効果を得ることができる。
前記加熱処理P1後,前記カバーガラス破砕剥離処理P3前に,前記バックシート22に対し粒径0.5~2mmの粒状ガラスを投射材として投射して,前記バックシート22を切削するバックシート切削処理P2を更に含めることで,バックシート22についても中間層23より切削して除去することができた。
これにより,カバーガラス21を剥離した後の中間層23より太陽電池のセル231のSiや配線材料233であるAg等を回収するに際し,太陽電池パネル2のメーカ毎に異なるバックシートの材質の相違に伴う処理条件(例えば加熱条件等)の変更が不要となると共に,回収されたSiやAgに対するバックシート22の構成成分(例えばアルミの蒸着膜を備えたバックシート中のアルミ等)が混入することを防止できた。
フッ素樹脂層を含む前記バックシート22を備えた太陽電池パネル2を処理対象とする場合,このバックシート22のうちの少なくとも前記フッ素樹脂層が切削により除去されるまでバックシート切削処理P2を行うことで,例えば,カバーガラス21を剥離した後の中間層23より太陽電池のセル231や配線材料233等を回収することを目的として,中間層23を加熱炉等で高温に加熱(焼成)するような場合であっても,フッ素樹脂由来の有毒ガスの発生を防止することができた。
本発明の太陽電池パネルのリサイクル方法の全体構成の説明図。 本発明の太陽電池パネルのリサイクル方法に使用するリサイクル装置の構成例を示した説明図。 加熱温度毎の,加熱処理後の放置時間に対するカバーガラスの剥離に要する時間の変化を示したグラフ。 一般的な太陽電池モジュールの構成例を示した断面説明図。 破砕に伴うカバーガラスの剥離の様子(従来:加熱処理なし)を時系列毎に説明した説明図であり,(A)はカバーガラスを破砕(一次破砕)させた状態,(B)は(A)の破砕(一次破砕)により生じた粒状ガラスのうち中間層に接着されていないものが脱落した後の状態,(C)は残った粒状ガラスを更に破砕(二次破砕)させた状態,(D)は(C)の破砕(二次破砕)により生じた粒状ガラスのうち,中間層に接着されていないものが脱落した後の状態。
次に,本発明の実施形態につき添付図面を参照しながら以下説明する。
〔リサイクル対象の太陽電池パネル〕
本発明でリサイクル対象とする太陽電池パネル2は,図4を参照して説明した太陽電池モジュール1から枠体3とジャンクションボックス4を除去したもので,太陽電池モジュール1の本体部分を成す部品である。
この太陽電池パネル2は,一般にカバーガラス21とバックシート22の間に,太陽電池のセル231や配線材料233がEVA樹脂等の封止材232で封止されて成る中間層23を備えた積層構造を有しており,このような積層構造を有するものであれば,セル231の型式などによって制限されることなく,各種の太陽電池パネル2を処理対象とすることが可能である。
〔リサイクル方法の全体構成〕
本発明の太陽電池パネルのリサイクル方法の全体構成を,一例として図1に示す。
図1に示すように,本発明の太陽電池パネルのリサイクル方法は,リサイクル対象とする太陽電池パネル2を加熱処理する,加熱処理P1と,前記加熱処理P1で加熱処理された太陽電池パネル2のカバーガラス21に対し衝撃力を付与してカバーガラス21を破砕すると共に中間層23から剥離する,カバーガラス破砕剥離処理P3を少なくとも含む。
本発明の太陽電池パネルのリサイクル方法には,更に必要に応じて,前述の加熱処理P1後,カバーガラス破砕剥離処理P3前に,太陽電池パネル2のバックシート22に粒状ガラスから成る投射材を投射してバックシート22を切削する,バックシート切削処理P2,及び,前述のカバーガラス破砕剥離処理P3で破砕されて中間層より剥離された粒状ガラスを風力選別等にかけて粉塵等が除去された粒状ガラスを回収する,粒状ガラス回収処理P4を含めることができ,以下に説明する本実施形態では,加熱処理P1,バックシート切削処理P2,カバーガラス破砕剥離処理P3,及び,粒状ガラス回収処理P4から成る一連の処理を行う場合を例に挙げて説明する。
なお,図2に,前述した4つの処理から成る太陽電池パネルのリサイクル方法に使用するリサイクル装置10の構成例を示す。
図2に示すリサイクル装置10は,恒温槽30,ブラスト装置40,サイクロン50,及びダストコレクタ60を備えており,この図2に示すリサイクル装置10の恒温槽30において前述の加熱処理P1が,ブラスト装置40において前述のバックシート切削処理P2と,カバーガラス破砕剥離処理P3が,サイクロン50において前述の粒状ガラス回収処理P4がそれぞれ実行されるように構成されている。
〔加熱処理〕
前述の加熱処理P1は,リサイクル対象である太陽電池パネル2の中間層23に封止材232として使用されているEVA樹脂を加熱により劣化させて,カバーガラス21と中間層23間の接着力を低下させる目的で行う処理である。
この加熱処理P1によってカバーガラス21と中間層23間の接着力を低下させておくことで,後述するカバーガラス破砕剥離処理P3において中間層23からカバーガラス21を容易に剥離することができ,カバーガラス破砕剥離処理P3の処理時間を大幅に短縮することが可能となる。
上記の理由から加熱処理P1による加熱は,少なくとも中間層23の表面(カバーガラス21との接合面)が加熱されることが必要で,該部分の温度が130℃~200℃となるように行う。加熱処理P1における加熱温度が低いと,中間層23とカバーガラス21間の接着力を十分に低下させることができず,従って,カバーガラス破砕剥離処理P3における処理時間の大幅な短縮を得ることができない。
一方,加熱温度が高く,加熱時間が長くなるほど加熱処理において消費されるエネルギー量が増えることで環境負荷が大きくなると共に処理コストが嵩む。しかも,加熱温度の上昇,及び,加熱時間の増大によるカバーガラス破砕剥離処理P3における処理時間短縮効果には頭打ちがある。
この点から,恒温槽30を使用して太陽電池パネル2の全体を加熱した実施例では,太陽電池パネル2を投入した恒温槽30内の温度を130℃~200℃として,5分間加熱処理P1を行った。
なお,図2に示した実施形態では,このような加熱処理P1を実行する装置として恒温槽30を採用しているが,図示の例に限定されず,加熱処理P1は上記加熱温度まで太陽電池パネル2の少なくとも中間層23の表面を加熱できるものであれば既知の各種の加熱装置を採用することができ,例えばコンベアによる太陽電池パネル2の搬送路上に赤外線ヒータ等の熱源を備えた加熱炉を設け,コンベア上を搬送中の太陽電池パネル2を順次加熱できるようにしても良い。
このように赤外線ヒータによる加熱を行う場合には,カバーガラス21を透過した赤外線によって中間層23の表面を直接加熱することができることから,恒温槽30を使用して太陽電池パネル2の全体を加熱する場合に比較して短時間で中間層23の表面を130℃~200℃の温度まで昇温させることができる。
なお,図3に,恒温槽30を使用して180℃の温度で5分間加熱した太陽電池パネル(図3中の「●」のプロットのグラフ参照)と,150℃の温度で5分間加熱した太陽電池パネル(図3中の「▲」のプロットのグラフ参照)とで,加熱処理P1後の放置時間に対し,カバーガラス破砕剥離処理P3におけるブラスト処理時間(中間層からカバーガラスを完全に剥離するまでに要する時間)がどのように変化するかを示した。
図3より,加熱処理P1後の放置時間が10分以内では,150℃で加熱した太陽電池パネル2と,180℃で加熱した太陽電池パネル2との間でカバーガラス21の剥離に要する時間に殆ど違いが見られず,いずれの場合にも加熱処理P1後の放置時間が長くなるとカバーガラス21の剥離に要する時間も長くなる変化を示した。
しかし,180℃で加熱した太陽電池パネル2では,放置時間が10分を経過するとカバーガラス21の剥離に要する時間の増加は頭打ちとなり,その後は増加することなく略一定時間となるのに対し,150℃で加熱した太陽電池パネル2では,放置時間が10分を経過した後もカバーガラス21の剥離に要する時間が,加熱処理P1後の放置時間の増加に伴い増加することが確認された。
上記の結果から,例えば加熱処理P1をバッチ処理にて行う等して,一度に大量の太陽電池パネル2を加熱処理しておき,このようにして加熱処理がされた太陽電池パネル2に対し,順次,カバーガラス破砕剥離処理P3を実行する場合のように,加熱処理P1を行ってから,カバーガラス破砕剥離処理P3を実行するまでに10分以上の時間を要する場合には,加熱処理を180℃以上の温度で行うことが望ましい。
一方,カバーガラス破砕剥離処理P3を,加熱処理P1後10分以内に行うことができる場合には,加熱処理P1を180℃未満の加熱温度(例えば150℃)で行うことで,カバーガラス破砕剥離処理P3における処理時間を,180℃以上の温度で加熱処理P1を行った場合と同様の処理時間に短縮することができる一方,加熱温度を低く抑えることで加熱に要するエネルギーの消費,従って加熱に要するコストを低く抑えることができる。
〔バックシート切削処理〕
前述の加熱処理P1を経た太陽電池パネル2に対しては,必要に応じてバックシート22の切削による除去を目的としたブラスト処理を行う,バックシート切削処理P2を実行する。
このバックシート切削処理P2は,0.5~2mmの粒状ガラスを投射材として圧縮空気と共に噴射して行うブラスト処理によって行われ,本実施形態では,太陽電池パネル2のカバーガラス21を破砕することによって得られた粒状ガラスの中から,粒径0.5~2mmのものを篩等で選別して回収して投射材とし,これを噴射圧力0.5MPaで噴射することにより,前述のバックシート切削処理P2を行った。
図2に示すリサイクル装置10の構成において,このバックシート切削処理P2を実行するブラスト装置40は,キャビネット41内に処理対象とする太陽電池パネル2を一定の送り速度で搬送することができるコンベア(図示せず)を備えている。
そして,バックシート22が上向きとなるようにコンベア(図示せず)上に載置した太陽電池パネル2をキャビネット41内で移動させてブラストガン42の下方を通過させ,このときにブラストガン42より噴射された投射材を衝突させることで,バックシート22全体を均一に切削することができるようになっている。
このバックシート22の切削は,バックシート22がPET等の材質からなる比較的厚さの薄いものである場合には,切削によってバックシート22が完全に除去されて中間層23の表面(封止材232)が露出するまで行うものとしても良い。
しかし,太陽電池パネル2の耐候性の向上を目的として表面あるいは表面と中間層にフッ素樹脂層を積層した異種材積層型のバックシート22が設けられている場合には,このようなバックシートにはPET製のバックシートに比較して厚さが大幅に厚いものもあり,バックシート22が完全に除去されるまでブラスト処理を行うと処理に長時間を要することから,バックシート22のフッ素樹脂層が除去された時点でバックシート切削処理P2を終了させるものとしても良い。
このようにフッ素樹脂層が除去された時点でバックシート切削処理P2を終了することにより,PET製のバックシート22の除去時間と同程度の処理時間で処理を終了させることができる一方,フッ素樹脂は高温で加熱すると有毒ガスを発生するが,前述したようにバックシート22から少なくともフッ素樹脂層を除去しておくことで,後述するカバーガラス破砕剥離処理P3でカバーガラス21を剥離した後の中間層23から更に太陽電池のセル231や配線材料233等の資源を回収することを目的として,中間層23を高温で加熱処理(焼成)した場合であっても,フッ素樹脂由来の有毒ガスの発生を防止することができる。
一例として,粒径0.5~2mmの粒状ガラスを投射材として,0.5MPaの噴射圧力で8本のブラストガン42より投射した加工例では,厚さ200μmのPET製のバックシート22の除去(完全除去)に要した時間は,太陽電池パネル1枚あたり165秒であった。
これに対し,全体の厚さ200μm(このうち表面から20μmがフッ素樹脂層)のバックシート22を備えた太陽電池パネル2では,660秒のブラスト処理によってもバックシート22を完全に除去することはできなかったが,フッ素樹脂コーティング部分の除去のみであれば,PET製のバックシート22と同様,太陽電池パネル1枚あたり165秒のブラスト処理で除去を完了することが可能であった。
〔カバーガラス破砕剥離処理〕
前述した加熱処理P1を経た太陽電池パネル2,又は,加熱処理P1後,前述のバックシート切削処理P2を経た太陽電池パネル2は,更に,カバーガラス破砕剥離処理P3に付され,太陽電池パネル2のカバーガラス21に対し衝撃力を付与してカバーガラス21を破砕すると共に中間層23より剥離する。
カバーガラス21に対する衝撃力の付与は,カバーガラス21を破砕することができれば既知の各種の方法で行うことが可能であり,従来技術として説明した圧縮破砕機によって衝撃力を加えることも可能であるが,本実施形態では,投射材を圧縮気体と共に噴射してカバーガラス21に衝突させるブラスト処理によりカバーガラス21に対し衝撃力を付与した。
これにより,前述したバックシート切削処理P2で使用したブラスト装置40を使用してカバーガラス破砕剥離処理P3についても行うことができる。
本実施形態では,前述のバックシート切削処理P2が終了してコンベア(図示せず)によりブラスト装置40のキャビネット41より搬出された太陽電池パネル2をカバーガラス21が上面を向くように裏返して再度,コンベア(図示せず)上に乗せることで,共通のブラスト装置40を使用して,バックシート切削処理P2に連続してカバーガラス破砕剥離処理P3を行った。
一例として,本実施形態ではカバーガラス破砕剥離処理P3におけるブラスト加工を,粒径2~6mmの粒状ガラスを投射材として,圧縮空気と共に0.5MPaの噴射圧力で,キャビネット41内に設けた8本のブラストガン42より噴射して行った。
加熱処理P1を行うことなく前述したブラスト加工条件と同一の条件でカバーガラス21の破砕と剥離を行った例では,中間層23から粒状ガラスを完全に除去するまでにブラスト処理を555秒間行う必要があった(図3中の「■」のプロットのグラフ参照)。
これに対し,加熱処理P1を施した後の太陽電池パネル2を処理対象とすることにより,最短で145秒まで処理時間を短縮することができ(図3中の「▲」のプロットのグラフ参照),ブラスト加工時間を最大で1/4程度に短縮することができた。
〔粒状ガラス回収処理〕
前述のカバーガラス破砕剥離処理P3で破砕され,中間層23から剥離されたカバーガラスは,粒状のガラスとして回収され,資源として再利用される。
本実施形態では,図2に示すようにホッパ型に形成されたブラスト装置40のキャビネット41の底部に入口51を連通するサイクロン50を設けると共に,このサイクロン50の排風口52を,排風機61を備えたダストコレクタ60に連通することで,このサイクロン50によってカバーガラス21が破砕されて生じた粒状のガラスを回収することができるようにしている。
すなわち,カバーガラス破砕剥離処理P3において太陽電池パネル2のカバーガラス21に対しブラスト装置40のキャビネット41内でブラスト処理を行うと,カバーガラス21が破砕されてできた粒状ガラスは,中間層23より剥離してキャビネット41の底部に落下する。
このようにしてキャビネット41の底部に落下した粒状ガラスは,ダストコレクタ60の排風機61によって吸引されることでサイクロン50内に導入される。
このようにしてサイクロン50内に導入された粒状ガラスは,サイクロン50内で行われる風力選別によって粉塵や微細に破砕されたガラス粉等の微細な粒子が排風と共にダストコレクタ60に回収される一方,重量物である粒状ガラスはサイクロン50の底部に落下して回収される。
図2に示す実施形態では,前述のサイクロン50の底部に連通して,サイクロン50で回収された粒状ガラスの粒径選別を行う粒径選別機55を更に設け,回収された粒状ガラスを粒度毎に分級して回収することができるようにした。
本実施形態においてこの粒径選別機55は,上から下に向かうに従い目開が小さくなるように多段に配置された篩(図示せず)を備えており,サイクロン50の底部より粒径選別機55に落下した粒状ガラスを粒度毎,たとえば資源として回収する粗粒ガラス,カバーガラス破砕剥離処理P3におけるブラスト処理用の投射材として使用する粒状ガラス,バックシート切削処理P2におけるブラスト処理用の投射材として使用する粒状ガラスに分級して回収できるようにした。
一例として,本実施形態では,カバーガラス破砕剥離処理P3で使用する粒状ガラスとして粒径2.0~2.81mmのものを,バックシート切削処理P2で使用する粒状ガラスとして粒径0.5~1.26mmのものを分級して,それぞれカバーガラス用投射材タンク56とバックシート用投射材タンク57に回収可能と成すと共に,ブラスト装置40で行われているブラスト処理が,バックシート切削処理P2のブラスト処理であるか,又は,カバーガラス破砕剥離処理P3のブラスト処理であるかに応じて,ブラスト装置40に連通する投射材タンク56,57を切り替え可能としている。
なお,下記の表1に,前掲の粒径選別機55により太陽電池パネル2より回収した粒状ガラス(49.27kg)を分級した際の粒度分布を示す。
Figure 0007470995000001
上記表1の結果より,回収された粒状ガラス中,カバーガラス破砕剥離処理P3に使用される粒径2.0~2.81mmの粒状ガラス14.28%と,バックシート切削処理P2に使用される粒径0.5~1.26mmの粒状ガラス11.78%の合計約26%の粒状ガラスを投射材として回収することで,必要な量の投射材を確保可能である一方,回収された粒状ガラスのうちの約74%を資源として回収できた。
このように,回収されたカバーガラス21の破砕粒をブラスト処理用の投射材として使用することで,ブラスト処理用の投射材を別途準備する必要がないだけでなく,回収された粒状ガラス中にブラスト処理の際に使用した投射材が混入したとしても,これを除去することなく資源として再利用することが可能となる。
1 太陽電池モジュール
2 太陽電池パネル
21 カバーガラス
21Δ,21δ 粒状ガラス
22 バックシート
23 中間層
231 セル
232 封止材(EVA樹脂)
233 配線材料
3 枠体
4 出力端子カバー(ジャンクションボックス)
10 リサイクル装置
30 恒温槽
40 ブラスト装置
41 キャビネット
42 ブラストガン
50 サイクロン
51 入口
52 排風口
55 粒径選別機
56 カバーガラス用投射材タンク
57 バックシート用投射材タンク
60 ダストコレクタ
61 排風機
P1 加熱処理
P2 バックシート切削処理
P3 カバーガラス破砕剥離処理
P4 粒状ガラス回収処理

Claims (7)

  1. カバーガラスとバックシート間に,太陽電池のセルを封止材で封止して成る中間層を備えた積層構造を有する太陽電池パネルを処理対象とし,
    前記太陽電池パネルの少なくとも前記中間層の表面を130℃~200℃の温度に加熱する加熱処理と,
    前記加熱処理後の前記太陽電池パネルの前記カバーガラスに衝撃力を付与することにより,該カバーガラスを破砕すると共に該カバーガラスが破砕してできた粒状ガラスを前記中間層の表面より剥離させる,カバーガラス破砕剥離処理を含むことを特徴とする,太陽電池パネルのリサイクル方法。
  2. 前記カバーガラス破砕剥離処理における前記カバーガラスに対する衝撃力の付与を,前記カバーガラスに対し粒径2mm~6mmの粒状ガラスを投射材として投射するブラスト処理によって行うことを特徴とする請求項1記載の太陽電池パネルのリサイクル方法。
  3. 太陽電池パネルのカバーガラスを破砕して得た粒状ガラスを,前記カバーガラス破砕剥離処理の前記ブラスト処理で使用する前記投射材としたことを特徴とする請求項2記載の太陽電池パネルのリサイクル方法。
  4. 前記加熱処理において,前記中間層の表面を180℃以上の温度に加熱することを特徴とする請求項1~3いずれか1項記載の太陽電池パネルのリサイクル方法。
  5. 前記加熱処理における前記中間層の表面の加熱温度を180℃未満とすると共に,前記カバーガラス破砕剥離処理を,前記加熱処理後,10分以内に行うことを特徴とする請求項1~3いずれか1項記載の太陽電池パネルのリサイクル方法。
  6. 前記加熱処理後,前記カバーガラス破砕剥離処理前に,前記バックシートに対し粒径0.5~2mmの粒状ガラスを投射材として投射して,前記バックシートを切削するバックシート切削処理を更に含むことを特徴とする請求項1~5いずれか1項記載の太陽電池パネルのリサイクル方法。
  7. フッ素樹脂層を含む前記バックシートを備えた前記太陽電池パネルを処理対象とし,
    前記バックシート切削処理を,前記バックシートのうち少なくとも前記フッ素樹脂層が除去されるまで行うことを特徴とする請求項6記載の太陽電池パネルのリサイクル方法。
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