JP7470732B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本開示は電子機器に関する。
複数の回路基板を有し、これら複数の回路基板がフレキシブルフラットケーブル(FFC)を介して相互に接続されている電子機器が利用されている。回路基板にはFFCが接続されるコネクタが実装されている。例えば、下記特許文献1の電子機器では、ノイズ対策の為に回路基板がシールドで覆われる。コネクタもこのシールドで覆われている。
国際公開第2021/193622号
電子機器の修理時など、回路基板からFFCを取り外すことが必要となる場合がある。従来の構造では、コネクタが回路基板の全体を覆っているシールドで覆われているため、FFCを取り外すためにはこのシールドも取り外す必要があった。シールドは多くの位置で回路基板に螺子止めされているので、シールドの取り外し作業は繁雑であった。
本開示の目的は、回路基板に実装されているコネクタからFFCなどのケーブルを取り外すことを容易にできる電子機器を提供することにある。
本開示に係る電子機器は、第1コネクタが実装されている第1回路基板と、ケーブルを介して前記第1コネクタに接続される第2コネクタが実装されている第2回路基板と、前記第1回路基板を覆っており且つ前記第1コネクタを露出させる回路基板シールドと、前記回路基板シールドに取り付けられ前記第1コネクタを覆っており、前記回路基板シールドから取り外し可能なコネクタシールドとを有している。これによれば、コネクタシールドを取り外すことにより、第1回路基板に実装されているコネクタからケーブルを取り外すことを容易にできる。
本開示の実施形態の一例である電子機器の斜視図である。 電子機器の平面図である。 記憶媒体が収容される電子機器の収容室を示す斜視図である。 記憶媒体が収容される電子機器の収容室を示す斜視図である。 図1BのII-II線を含む断面図で得られる電子機器の断面図である。 電子機器の内部に収容される回路基板ユニットの平面図である。 回路基板ユニットの構成要素を示す分解斜視図である。 回路基板ユニットにおけるコネクタの周辺部分を示す斜視図である。 回路基板におけるコネクタの周辺部分を示す斜視図である。 図3AのIV-IV線に沿った断面で得られる電子機器の断面図である。 図2に示した断面におけるコネクタの周辺部分を拡大した図である。 図5の矢印Aの方向に臨むコネクタの正面図である。 記憶媒体をコネクタに取り付ける際の状態を示す断面図である。 変形例に係る回路基板ユニットにおけるコネクタシールドの周辺を示す斜視図である。 コネクタシールドの周辺における電子機器の断面図である。
[1.電子機器の概要]
図1Aは、本開示の実施形態の一例である電子機器1を示す斜視図であり、図1Bは電子機器1の平面図である。図1A及び図1Bは、電子機器1から図示しないカバーが取り外されている状態を示す。図1C及び図1Dは、記憶媒体100が収容される電子機器1の収容室4を示す斜視図である。図1B乃至図1Dは、電子機器からメモリカバー60を取り外した状態を示している。
図1Aに示すように、電子機器1の側面1Rには、コネクタ3a,3bが形成されている。第1コネクタ3a,3bは、例えば、USB(Universal Serial Bus)規格に準拠したコネクタであるが、これらの規格はUSB規格に限定されない。
図1Bの2点鎖線に示すように、電子機器1の内側には、ソリッドステートドライブ(SSD)などの記憶媒体100が取り付けられる。図1B乃至図1Dに示すように、電子機器1には、記憶媒体100を収容する凹部である収容室4が設けられている。
以下の説明では、図1Aなどに示すZ軸のZ1方向(収容室4が開口する方向)及びZ2方向を、それぞれ上方及び下方と称する。また、Z軸に対して垂直なY軸のY1方向及びY2方向を、それぞれ前方及び後方と称する。また、Z軸及びY軸に対して垂直なX軸のX1方向及びX2方向を、それぞれ右方向及び左方向と称する。ただし、これらの方向は、電子機器1の部品、部材、及び部分などの要素の形状や相対的な位置関係を説明するため規定されるものであり、使用時における電子機器1の姿勢を限定するものではない。
[2.記憶媒体の収容構造]
図2は、図1BのII-II線を含む断面図で得られる電子機器1の断面図であり、電子機器1に記憶媒体100及びメモリカバー60を取り付けた状態を示している。記憶媒体100を収容している収容室4は、図3Bに示す、後述する下側基板シールド40の上面40U及び回路基板20の上面20Uに規定されている底部と、その底部の前側、後側、及び右側に立つ3つの壁部によって構成されている箱型の空間である。カバー60は、収容室4の少なくとも一部分を構成しているハウジング70に取り付けられ、収容室4の上側を覆い、収容室4を閉鎖している。
図2に示すように、収容室4を覆うメモリカバー60は、螺子などの固定具6によって、樹脂などの絶縁性の材料により形成されたハウジング70に固定される。ハウジング70の下方には、回路基板20の下側を覆っている下側基板シールド40が配置されており、固定具6はハウジング70に形成されている取付穴を通過し、下側基板シールド40に形成されている取付穴42に取り付けられる。メモリカバー60、固定具6、及び下側基板シールド40は、導電性の金属により形成されており、これらの部材は電気的に接続している。
また、図2に示すように、メモリカバー60によって覆われる収容室4の内側には、記憶媒体100が収容される。なお、メモリカバー60と記憶媒体100との間には、衝撃などから記憶媒体100の保護するためのスポンジ状のクッション部材が設けられてもよいし、記憶媒体100を冷却するためのヒートシンクが設けられてもよい。
図2に示すように、記憶媒体100は、回路基板101を有している。記憶媒体100は、回路基板101に実装されている集積回路や、この集積回路に取り付けられる放熱部品等が配置される領域102U,102Dを有している。また、記憶媒体100は、第1の端部100Lと、その反対側の端部である第2の端部100Rとを有している。記憶媒体100の第1の端部100Lには、図示しない端子部が形成されている。また、記憶媒体100の第2の端部100Rには、図示しないグラウンド部が形成されている。記憶媒体100の回路基板101が第1の端部100L及び第2の端部100Rを有している。端子部及びグラウンド部は、回路基板101に実装された導電性の配線などである。回路基板101が有する第1の端部100L及び第2の端部100Rは、集積回路等が配置される領域102U,102Dよりも記憶媒体100の長手方向(X2方向及びX1方向)に突出している。以下の説明では、第1の端部100Lを単に端部100Lとも称し、第2の端部100Rを単に端部100Rとも称する。
図1Cに示すように、記憶媒体100を収容する収容室4の内側には、コネクタ3cが設けられている。図2に示すように、コネクタ3cは、収容室4の一方の端部(左側の端部)に設けられている。コネクタ3cは、記憶媒体100の端部100L(図2を参照)と嵌合し、端部100Lに設けられている端子部と電気的に接続する。記憶媒体100及びコネクタ3cは、例えば、M.2規格に準拠して設計されるが、記憶媒体100及びコネクタ3cの規格は、必ずしもM.2規格に限定されない。コネクタ3cに取付られている記憶媒体100と対向する収容室の4底部は、コネクタ3cの付近においては回路基板20の上面20Uによって構成され、残りの部分においては下側基板シールド40の上面40Uによって構成されている。
図1Dに示すように、記憶媒体100を収容する収容室4の内側には、円筒状のスペーサ5aが取り付けられている。収容室4の内側を構成する後述する下側基板シールド40(回路基板シールド)には、スペーサ5aの位置を規定する少なくとも1つの位置決め部4aが形成されている。位置決め部4aは、下側基板シールド40の一方の面(図3Bに示す上面40U)に形成されている。図1Dに示す例では、下側基板シールド40には、収容室4の長手方向において所定の間隔で複数の位置決め部4aが形成されている。記憶媒体100のサイズに応じてこれらの位置決め部4aのうちのいずれかが選択され、選択された位置決め部4aに規定される領域R1の内側に、スペーサ5aが取り付けられる。
下側基板シールド40に形成されている各位置決め部4aは、下側基板シールド40の板金加工により、下側基板シールド40の上面40Uとは一体的に形成されている。図1Dに示す例では、各位置決め部4aは、スペーサ5aが配置される領域R1を取り囲む複数のガイド凸部4bを含んでいる。1つの位置決め部4aは3つのガイド凸部4bを含んでおり、1つの位置決め部4aに含まれる各ガイド凸部4bの間の距離は、スペーサ5aの外縁に規定される円の直径よりも小さい。これにより、2つ以上のガイド凸部4bがスペーサ5aの外縁が接してスペーサ5aを領域R1にガイドすることができ、収容室4におけるスペーサ5aの配置が容易になる。また、3つのガイド凸部4bに規定される領域R1の外側にスペーサ5aが動くことを防止できる。
なお、スペーサ5aが配置される領域R1を取り囲むガイド凸部4bは、2つであってもよいし、4つであってもよい。ガイド凸部4bの数が2つである場合、各ガイド凸部4bは、平面視において、スペーサ5aが配置される領域R1を円弧状に囲ってよい。また、領域R1を取り囲むガイド凸部4bは、1つであってもよい。この場合、ガイド凸部4bは、平面視において、領域R1を180度以上の中心角を有する円弧、又は全円で囲ってもよい。
図1Dに示すように、位置決め部4aによって規定される領域R1の中央位置には、取付穴4cが形成されている。図2に示すように、スペーサ5aに形成されている穴と、下側基板シールド40に形成されている取付穴4cには、螺子やリベットなどの固定具5bが取り付けられる。スペーサ5a及び固定具5bは、収容室4において記憶媒体100の端部100Rを支持する支持構造5として機能する。スペーサ5aは、収容室4を構成する下側基板シールド40に配置され、記憶媒体100の端部100Rとの間において、記憶媒体100の端部100Rと下側基板シールド40との双方に接触する。スペーサ5aは、記憶媒体100の端部100Rと下側基板シールド40との距離を確保する。固定具5bは、記憶媒体100の端部100Rを収容室4に形成された取付穴4cに固定する。これにより、支持構造5は、記憶媒体100を支持するとともに、収容室4の内側に記憶媒体100を固定できる。
図1Dに示すように、収容室4を構成する下側基板シールド40には、左右方向(X軸に沿った方向)に並んでいる複数の位置決め部4aが形成されている。このようにすることで、左右方向でのサイズが異なる複数種類の記憶媒体100を支持構造5で支持し、収容室4の内側に固定することが可能である。
固定具5bは、金属などの導電性の材料により形成されており、記憶媒体100の端部100Rに実装されているグラウンドパターンなどのグラウンド部に接触することで、記憶媒体100のグラウンド部と電気的に接続する。例えば、グランド部は回路基板101の上面に形成され、固定具5bである螺子の頭部がグランド部に電気的に接続する。固定具5bは、取付穴4cに嵌まっている下端部において、鉄やアルミニウムなどの導電性の材料で形成される下側基板シールド40と接触し、記憶媒体100のグラウンド部と下側基板シールド40とを電気的に接続する。また、スペーサ5aが導電性の材料により形成されてよい。回路基板101の端部100Rは固定具5bの頭部(上端部)とスペーサ5aの上端とに挟まれており、スペーサ5aが記憶媒体100のグラウンド部と下側基板シールド40との双方に接触することで、記憶媒体100のグラウンド部と下側基板シールド40とを電気的に接続してもよい。
図1C及び図1Dに示すように、収容室4を構成する下側基板シールド40には、ガイド凸部4bよりも上方に突出する保護凸部4dが形成されている。下側基板シールド40において、保護凸部4dは収容室4の長手方向、すなわち左右方向(X軸に沿った方向)に伸びている。保護凸部4dは、左右方向に並んでいる複数の位置決め部4aの前側と後側に形成されている。保護凸部4dは、記憶媒体100の端部100Lをコネクタ3cに取り付ける際に、ガイド凸部4bが記憶媒体100の端部100Lや記憶媒体100が有する部品に干渉することを防いでいる。保護凸部4dを形成することによって、記憶媒体100の回路基板101に実装された部品を保護凸部4dに当てながら記憶媒体100の端部100Lを左方向にスライドさせて、端部100Lをコネクタ3cに嵌合させることが可能になる。
また、図1Dに示すように、収容室4を構成する下側基板シールド40には、上方に突出する凸部4eが形成されている。この凸部4eによって、回路基板20に沿った左方向(X2の方向),すなわちコネクタ3Cの方向に開口する穴4fが形成されている。このようにすることで、収容室4に収容された記憶媒体100を、穴4fの開口から流れる空気によって冷却できる。また、凸部4eによって穴4fを形成することで、穴4fの開口が左方向に向くとともに、穴4fの開口の面積を確保しつつ、開口の高さを小さくできる。これにより、穴4fの中に部品(例えば、スペーサ5a)が落ちることを防止できる。下側基板シールド40に形成されている取付穴4cも、記憶媒体100を冷却するための空気流路を形成している。
図3Aは、電子機器1の内部に収容される回路基板ユニット10の平面図である。図3Bは、回路基板ユニット10の構成要素を示す分解斜視図である。図3Bに示すように、回路基板ユニット10は、回路基板20と、上側基板シールド30と、下側基板シールド40、コネクタシールド50とを有している。回路基板20は、上面20Uと下面20D(図2を参照)を有している。上側基板シールド30は、回路基板20の上面20Uを覆っている。下側基板シールド40は、回路基板20の下面20Dを覆っている。回路基板20の上面20Uには、コネクタ3c及び後述するコネクタ3dが実装されている。コネクタシールド50は、上側基板シールド30とともに、回路基板20の上面20Uを覆っている。コネクタシールド50は、回路基板20の上面20Uに実装されているコネクタ3c,3dを覆っている。
図3Bに示すように、回路基板20の上面20Uには、集積回路チップ21などの複数の電子部品が実装されている。回路基板20の下面20Dにも、複数の電子部品が実装されている。上側基板シールド30及び下側基板シールド40は、回路基板20に実装される複数の電子部品などから発生する電磁波などのノイズが回路基板ユニット10の外部に漏れることを抑制するためのものである。上側基板シールド30及び下側基板シールド40は、鉄やアルミなどの導電性の金属板に絞り加工などの板金加工を施すことで製造できる。上側基板シールド30及び下側基板シールド40は、複数の螺子やリベットなどにより回路基板20に固定される。
なお、図3Bに示す例において、上側基板シールド30には、ヒートパイプ8U及びヒートシンク9Uが取り付けられ、下側基板シールド40には、ヒートパイプ8D及びヒートシンク9Dが取り付けられている。ヒートパイプ8D及びヒートシンク9Dは、下側基板シールド40の下側に取り付けられる。
図3Cは、回路基板ユニット10の一部分を示す斜視図であり、回路基板20の上面20Uに実装されているコネクタ3cの周辺を示している。図3Cに示すように、記憶媒体100の端部100Lが取り付けられるコネクタ3cは、回路基板20の上面20Uに実装される。スペーサ5a及び固定具5bを含む記憶媒体100の支持構造5は、回路基板20の外縁の外側に配置され、コネクタ3cから右方向(X1方向、回路基板20に沿った方向)に離れて位置している。図3Aに示すように、下側基板シールド40は、回路基板20の外縁の外側に位置している外側領域R2を有しており、この外側領域R2に、支持構造5が設けられている。そして、下側基板シールド40は、外側領域R2に位置する支持構造5を介して、記憶媒体100のグラウンド部と電気的に接続する。
従来の電子機器では、記憶媒体100のグラウンド部は、スペーサ5a及び固定具5bなどの支持構造5を介して回路基板に形成されるグラウンドパターンに接続していた。これに対し、本実施形態では、記憶媒体100のグラウンド部が、支持構造5を介して回路基板20とは異なる部材である下側基板シールド40と接触し、電気的に接続している。このようにすることで、回路基板20でグラウンドパターンの形成を省くことができ、回路基板20のコストを低減できるようになる。
また、支持構造5を介して記憶媒体100のグラウンド部と電気的に接続する部分(例えば、固定具5bが取り付けられる取付穴4cや、スペーサ5aが配置される領域R1)を下側基板シールド40に設けたことで、下側基板シールド40に板金加工を施すことで、記憶媒体100を収容するための収容室4を形成できる。すなわち、収容室4の形成を容易にできる。また、例えば、回路基板ユニット10の構成要素とは異なる部材で収容室4を形成する場合に比べて、電子機器1の製造に必要な部材の数を低減できる。
図3Cに示すように、下側基板シールド40は、記憶媒体100の前側の部分(Y1側の部分)に沿って立つ壁部41Fと、記憶媒体100の後側の部分(Y2側部分)に沿って立つ壁部41Bと、端部100Rに沿って立つ壁部41Rとを有している。記憶媒体100を収容する収容室4は、下側基板シールド40の上面40U及び回路基板20の上面20Uに規定されている底部と、その底部を取り囲う下側基板シールド40の壁部41F,41B,41Rによって、箱型に形成されている。壁部41F,41B,41Rは、下側基板シールド40に折り曲げ加工などの板金加工を施すことで形成されてよい。
図3Cに示すように、上側基板シールド30も、記憶媒体100の後側の部分(Y2側部分)に沿って立つ31BL,31BRと、記憶媒体100の前側の部分(Y1側部分)に沿って立つ31Fとを有している。これらの壁部31F,31BL,31BRは、下側基板シールド40の壁部41F,41B,41Rとともに、箱型の収容室4を形成している。すなわち、収容室4は、異なる部品で形成されている。記憶媒体100の側部に沿って立つ収容室4の壁部は、回路基板20の縁に沿った部分は上側基板シールド30によって構成され、残りの部分は下側基板シールド40によって構成されている。
図3Cに示すように、記憶媒体100の前側と後側のうち、後側の部分(Y2側部分)に沿って立つ壁部41B,31BRとの間には、隙間C1が形成さている。また、壁部31BR,31BLの間には、隙間C2が形成されており、壁部31BLとコネクタシールド50との間には、隙間C3が形成されている。図1C及び図1Dに示すように、これらの隙間C1乃至C3には、ハウジング70の壁部71が配置される。これらの壁部71は、ハウジング70に対する回路基板ユニット10の固定などに利用される。
記憶媒体100を収容する収容室4は、異なる部材で形成されている。先述したように、収容室4の底部は、コネクタ3cが設けられる部分では回路基板20の上面20Uで形成され、残りの部分は回路基板20を覆う下側基板シールド40で形成されている。このようにすることで、収容室4の底部の全てを回路基板20で形成する場合に比べて、回路基板20のコストを低減できるようになる。なお、収容室4の底部の少なくとも一部分は、上側基板シールド30で形成されてもよい。
[3.コネクタシールドの構造]
図3Bに示すように、回路基板20(第1回路基板)の上面20Uには、コネクタ3d(第1コネクタ)が実装されている。また、上側基板シールド30は、回路基板20を覆っており、且つ、上側基板シールド30の外縁は、コネクタ3dを避けるように設けられている。つまり、回路基板ユニット10を組み立てた状態において、上側基板シールド30の外縁の外側に規定されている領域R3(図3Bを参照)において、コネクタ3dを露出させている。コネクタシールド50は、領域R3において、回路基板20の上面20Uに実装されたコネクタ3dを覆っている。また、回路基板20の上面20Uには、上述した記憶媒体100を接続させるコネクタ3c(第3コネクタ)が実装されている。上側基板シールド30の外縁は、コネクタ3cも避けるように設けられており、回路基板ユニット10を組み立てた状態においてコネクタ3dを露出させている。コネクタシールド50は、コネクタ3dと共にコネクタ3cも覆っている。
コネクタシールド50は、鉄やアルミなどの導電性の金属板に絞り加工などの板金加工を施すことで製造できる。図3Cに示すように、コネクタシールド50は、コネクタ3dの位置で上方に凹んだ凹部57を有している。この凹部57の内側に、コネクタ3dとこれに取り付けられるフレキシブルフラットケーブル(FFC)90の端部91が収容されている。
図3Cに示すように、また、コネクタシールド50の縁には、下方に折れ曲がっている屈曲部58が形成されている。コネクタシールド50の屈曲部58は、上側基板シールド30の縁、又は回路基板20の縁に当たる。これにより、上側基板シールド30におけるコネクタシールド50の位置決めが容易になる。また、コネクタシールド50は、凹部57とは異なる位置に、ガイド穴59を有しており、上側基板シールド30は、コネクタシールド50のガイド穴59の位置に、上方に突出するガイド凸部39を有している。コネクタシールド50が上側基板シールド30に配置される際、上側基板シールド30のガイド凸部39は、コネクタシールド50のガイド穴59を通過する。このようにすることでも、上側基板シールド30におけるコネクタシールド50の位置決めが容易になる。
図3Dは、回路基板20の一部分を示す斜視図であり、回路基板20の上面20Uに実装されているコネクタ3c,3dの周辺を示している。図3Dに示すコネクタ3dは、後述するFFC90の端部91と嵌合し、FFC90と電気的に接続するコネクタである。コネクタ3dは、FFC90の端部91をコネクタ3dに固定するためのロック機構を有している。例えば、コネクタ3dのロック機構はレバーLeを含み、作業者がレバーLeを所定の固定位置に動かすことによって、FFC90の端部91がコネクタ3dの内側に固定される。また、作業者がレバーLeを所定の解除位置に動かすことによって、コネクタ3dにおけるFFC90の端部91に対する固定が解除される。図3C及び図3Dに示すように、コネクタシールド50は、コネクタ3dのレバーLeを含むロック機構を覆っている。コネクタシールド50は、コネクタ3dの全体を覆っている。
図4は、図3AのIV-IV線に沿った断面で得られる電子機器1の断面図である。なお、図4において、電子機器1の一部については記載を省略している。図3D及び図4に示すように、FFC90の端部91には、導電性の弾性部材110が載せられている。弾性部材110は、FFC90の端部91に設けられている図示しないグラウンドパターンと、コネクタシールド50との双方に接触している。また、図4に示すように、電子機器1は、回路基板80(第2回路基板)を有している。回路基板80には、FFC90を介してコネクタ3dに接続されるコネクタ3e(第2コネクタ)が実装されている。回路基板80は、回路基板20の前側(図4では左側)に配置されており、回路基板20の上面20U及び下面20Dに対して垂直な平面に沿って配置されている。回路基板80は、図1Aに示したコネクタ3a,3bが実装されている。
図3Cに示すように、コネクタシールド50は、螺子などの固定具7によって上側基板シールド30に取り付けられ、また、上側基板シールド30から取り外すことが可能である。コネクタシールド50には、上側基板シールド30に固定される穴などの固定部51を有している。また、上側基板シールド30は、コネクタシールド50及び回路基板20に固定される穴などの固定部32(図3Bを参照)を有し、回路基板20は、上側基板シールド30に固定される固定部22(図3Dを参照)を有している。図3Bの一点鎖線の直線L1に示すように、固定部22,32,51は上下方向に並び、これらの固定部22,32,51に1つの固定具7が通されることによって、コネクタシールド50及び上側基板シールド30は、回路基板20に固定される。
従来の構造では、コネクタ3dは、回路基板20を広く覆う上側基板シールド30により覆われており、電子機器1の修理などによりコネクタ3dからFFC90を取り外す際には、上側基板シールド30を取り外す必要があった。上側基板シールド30は多くの位置で回路基板20に螺子などによって固定されるため、上側基板シールド30の取り外し作業は繁雑であった。この点、上側基板シールド30とは異なるコネクタシールド50によってコネクタ3dを覆うことにより、上側基板シールド30を取り外さず、コネクタシールド50のみを取り外すことによって、コネクタ3dからFFC90を取り外すことが可能になる。すなわち、コネクタシールド50を設けることにより、コネクタ3dからFFC90を取り外すことが容易になる。
図3Dに示すように、回路基板20の上面20Uには、導電性の材料によりグラウンドパターン23が形成されている。そして、グラウンドパターン23に、上側基板シールド30の固定部32に固定される固定部22が形成されている。固定部22,32を1つの固定具7(図3Cを参照)で締結することにより、固定部22,32の位置において、上側基板シールド30が、回路基板20のグラウンドパターン23に接触する。
回路基板20に形成されているグラウンドパターン23には、上方に突出する凸部24が形成されている。凸部24が上側基板シールド30と接触することによって、ノイズの漏洩をより効果的に抑制できる。グラウンドパターン23に形成されている隣り合う2つの固定部22の間には、1つ又は2つの凸部24が形成されている。隣り合う固定部22と凸部および隣り合う2つの凸部の間の距離は、上側基板基板シールド30が遮蔽するノイズの波長の3分の1未満、より好ましくは、波長の4分の1未満に設定されてよい。例えば、隣り合う固定部22と凸部および隣り合う2つの凸部の間の距離は20mm以下、より好ましくは、15mm以下、10mm以下とすることにより、遮蔽したい所望の周波数帯のノイズの漏洩を効果的に抑制できる。
このように、固定部22,32および凸部24の位置において、回路基板20の上面20Uに実装された電子部品などから発生した電磁波などのノイズが、回路基板ユニット10の外部に漏洩することを抑制できる。特に、回路基板20の上面20Uのグラウンドパターン23より回路基板20の内側に実装された電子部品のノイズは上側基板シールド30により遮蔽され、コネクタ3dが実装されている領域R3やコネクタ3cが実装されている領域へのノイズの漏洩も効果的に低減される。
また、ノイズ対策が施された固定部22,32には、コネクタシールド50の固定部51が1つの固定具7によって固定される。このように、上側基板シールド30とグランドパターン23とを固定するための固定具7を用いてコネクタシールド50を固定することによって、回路基板ユニット10で必要とする固定具7の数を削減できる。
また、回路基板ユニット10は、図3Bに示すように、回路基板20上の集積回路等の電子部品が配置され且つグラウンド部によって取り囲まれる領域R4を有している。領域R4の外縁は、例えば、回路基板20のグラウンドパターン23によって構成される。また、領域R4の外縁の一部は、図3Bに示す、下側基板シールド40の左縁40L及び右縁40Rと、上側基板シールド30の左縁30L及び右縁30Rとの接触部によって構成されてもよい。このようにして、領域R4に配置される電子部品に対するノイズ対策が施されている。
図3Dに示すように、コネクタシールド50は、平面視において、回路基板20に規定される領域R4の外側に配置される。以上のレイアウトにすることで、回路基板20に規定される領域R4の外側にノイズが漏洩することを抑制でき、且つ、コネクタシールド50のみを取り外すことによって、コネクタ3dからFFC90を取り外すことが可能になる。また、ノイズ対策のために固定部22,32に取り付けられる複数の固定具7を用いてコネクタシールド50の固定部51を固定することにより、回路基板ユニット10において、より多くの固定具7を削減できる。
また、回路基板20の上面20Uにおいて、グラウンドパターン23によって規定される領域R4の内側に実装された電子部品から発生したノイズは、上側基板シールド30によって遮蔽される。このため、回路基板20及び上側基板シールド30に対して着脱可能なコネクタシールド50は、コネクタ3cまたはコネクタ3dから生じるノイズ対策を考慮した形状や、回路基板20などに対する着脱を考慮した形状を採用できる。これにより、コネクタシールド50の構造を簡素化できる。
[4.静電気対策の構造]
図5は、図2に示した断面の一部分を拡大した図であり、回路基板20の上面20Uに実装さているコネクタ3cの周辺を示している。図5に示すように、コネクタ3cは、記憶媒体100の端部100Lを嵌めるための嵌合凹部301を有している。嵌合凹部301は、回路基板20に沿った右方向(第1の方向、コネクタ3cから離れる方向)に開口している。コネクタ3cは収容室4の一方の端部側(左側)に位置し、嵌合凹部301は収容室4に向かって開口している。
図6は、図5の矢印Aの方向に臨むコネクタの正面図であり、コネクタ3cに形成される嵌合凹部301の内側を示している。図6に示すように、コネクタ3cは、嵌合凹部301の内側に、記憶媒体100が電気的に接続するための複数の第1信号端子302と、複数の第2信号端子304を有している。図5に示すように、第1信号端子302は、記憶媒体100の端部100Lに設けられている端子部と接触する端子部302aを有している。また、図6に示すように、第2信号端子304も、記憶媒体100の端子部と接触する端子部304aを有している。複数の第1信号端子302の端子部302aは、嵌合凹部301の上側に配置され、前後方向(図6のY軸に沿った方向)に並んでいる。また、複数の第2信号端子304の端子部304aは、嵌合凹部301の下側に配置され、前後方向に並んでいる。
図6に示すように、コネクタ3cは、複数の第1信号端子302のうち、隣り合う2つの第1信号端子の間に位置している絶縁部303を有している。絶縁部303は樹脂などの絶縁性の材料により形成され、複数の第1信号端子302の上側を覆っている。図5に示すように、絶縁部303の右端部303Rは、第1信号端子302の端子部302aよりも右方向(端子部302aの延伸方向、嵌合凹部301に記憶媒体100の端部100Lを取り付ける方向とは逆の方向)に突出している。つまり、絶縁部303の右端部303Rは、第1信号端子302の端子部302aよりも収容室4側に突出している。これにより、絶縁部303は、第1信号端子302の端子部302aを保護している。
先述したように、コネクタシールド50は、上側基板シールド30とは別個に形成されており、上側基板シールド30に取り付けられている。コネクタシールド50は、嵌合凹部301の開口を露出させるように収容室4に向かって開口し、コネクタ3cのその他の部分を全体的に覆うドーム形状を有している。図6に示すように、コネクタシールド50は、コネクタ3cの嵌合凹部301の開口に沿って配置される静電保護部52を有している。本実施形態では、コネクタシールド50が、静電保護部52を有するグラウンド部材として機能する。コネクタ3cとコネクタシールド50との間には、隙間C4が形成されている。コネクタシールド50は、回路基板20のグラウンドパターン23や、上側基板シールド30、下側基板シールド40などとともに、回路基板ユニット10のグラウンド部を構成している。従って、コネクタ3cは、コネクタ3cとは異なるグラウンド部材によって覆われている。
図5に示すように、コネクタシールド50の静電保護部52は、コネクタ3cの複数の第1信号端子302の少なくとも1つよりも、右方向(X1方向)に位置している。より具体的には、静電保護部52は、第1信号端子302において記憶媒体100と接触する端子部302aよりも、右方向に位置している。静電保護部52は、第1信号端子302全体における右端部よりも右方向に位置してよい。また、静電保護部52は、嵌合凹部301の上側に配置されている複数の第1信号端子302の全てよりも、右方向に位置してよい。言い換えると、コネクタシールド50の静電保護部52は、コネクタ3cの複数の第1信号端子302の少なくとも1つよりも、収容室4側に位置している。作業者が記憶媒体100をコネクタ3cに着脱する際、収容室4からコネクタ3cに向けて、記憶媒体100とともに作業者の指が動くため、収容室4側に静電保護部52を設けることにより、作業者の指から静電保護部52に静電気を流すことができる。
回路基板20に実装されている集積回路チップ21(図3Bを参照)などの複数の電子部品のうちの少なくとも1つは、記憶媒体100を制御するコントローラとして機能する。回路基板20に実装されているコントローラは、コネクタ3cを介して記憶媒体100に接続され、記憶媒体100への信号の入出力を制御する。記憶媒体100を交換する際に、作業者の指などに生じる静電気からコネクタ3cやコントローラを保護する対策が必要である。
回路基板20において、例えば、コネクタ3cからコントローラに至る電気経路にダイオードを配置すれば、静電気がコントローラへ流れることを抑制することは可能である。しかしながら、回路基板20に追加のダイオードを配置するにはコストを要する。これに対し、本実施形態のように、静電保護部52を有するコネクタシールド50などのグラウンド部材を設け、コネクタ3cの第1信号端子302よりも右方向の位置に静電保護部52を配置することにより、静電気をコネクシールド50で受けることができる。その結果、コントローラに至る電気経路へのダイオードの配置が不要になり、回路基板20のコストを低減できる。
図5に示すように、コネクタシールド50の静電保護部52は、隣り合う2つの第1信号端子302の間に位置している絶縁部303の右端部303Rよりも、収容室4側(右方向)に位置している。この位置関係により、作業者の指などに生じた静電気を静電保護部52が受けることを確実化できる。コネクタシールド50は、コネクタシールド50が取り付けられている上側基板シールド30に静電気を流す。
図5に示すように、樹脂などの絶縁性の材料により形成されているハウジング70は、記憶媒体100を収容するための収容室4を規定する第1の壁部73を有している。第1の壁部73は、収容室4の内面のコネクタ3c寄りの端部を規定している。コネクタシールド50の静電保護部52は、ハウジング70の第1の壁部73よりも、右方向(X1方向)に突出している。コネクタシールド50の静電保護部52は、収容室4内部に突出している。このようにすることで、作業者の指などに生じた静電気を静電保護部52で受けることができる。
図7は、図5に対応する断面図であり、記憶媒体100をコネクタ3cに取り付ける際の状態を示す。図7に示すように、記憶媒体100は、左右方向(第1の方向)と上下方向(第2の方向)とに交差する斜めの方向(一点鎖線の直線L2に示す方向)において、記憶媒体100の端部100Lを嵌合凹部301の開口に挿入できる。コネクタシールド50の静電保護部52は、嵌合凹部301を通る斜めの方向に沿った直線L2とは交差しない。直線L2は、例えば、嵌合凹部301の下面301Dと平行な直線である。このようにすることで、記憶媒体100をコネクタ3cに取り付ける際に、記憶媒体100の端部100Lに静電保護部52が干渉することを避け、斜めの方向において端部100Lを嵌合凹部301に挿入できる。
図5に示すように、左右方向におけるコネクタシールド50の静電保護部52から嵌合凹部301の最深部までの距離D1は、5mmよりも小さい。一般的に、記憶媒体100の端面(X2方向に向いた回路基板101の端面)から部品配置領域102Uまでの距離は5mmよりも大きい。したがって、距離D1を5mmよりも小さくすることで、記憶媒体100の端部100Lに嵌合凹部301の最深部に挿入されている状態で、記憶媒体100の部品配置領域102Uに静電保護部52が干渉することを回避できる。より好ましくは、距離D1は4mmよりも小さくてよい。コネクタシールド50の静電保護部52の先端(自由端)は、収容室4の長手方向において、絶縁部303の右端部303Rと、コネクタ3cに取り付けられた記憶媒体100の部品配置領域102Uにおけるコネクタ3c側の端面との間に位置することが好ましい。
コネクタシールド50は、コネクタ3cの複数の第1信号端子302を覆っている上壁部53(第1壁)を有している。図3C、図5、及び図6に示すように、コネクタシールド50は、コネクタ3cの側部に沿って立つ側壁部54を有している。側壁部54は、コネクタ3cが有している嵌合凹部301の開口が形成されていない前面(Y1側の面)、後面(Y2側の面)、及び左側面(X2側の面)を覆っている。
コネクタシールド50において、静電保護部52は、右方向における上壁部53の収容室4側の端部53Rから上下方向(回路基板20の上面20Uの側に)に伸びている。静電保護部52は、上壁部53の端部53Rからコネクタ3cに向かって下方に屈曲している。静電保護部52の先端は、収容室4の上下方向において、絶縁部303の右端部303Rよりも上方に位置し、且つ記憶媒体100の挿抜時に記憶媒体100と干渉しない範囲において下方に位置することが好ましい。これにより、上壁部53とコネクタ3cとの間には、静電保護部52の上下方向での幅D2よりも大きな隙間C4(距離)が確保されている。このように、コネクタ3cと上壁部53との間に大きな隙間C4を確保することにより、静電保護部52で受けた静電気を上壁部53を介してコネクタ3cから離れた経路で通すことができる。なお、上壁部53とコネクタ3cとの隙間C4は、静電保護部52の上下方向での幅D2と同じであってもよい。換言すると、隙間C4の距離は、静電保護部52の幅D2に対応した距離であってもよい。
図3C及び図5に示すように、コネクタシールド50の上壁部53は、上方に突出する凸部53aを有している。図5に示すように、ハウジング70は、第1の壁部73よりも左方向に、第2の壁部74を有している。また、ハウジング70の第1の壁部73と第2の壁部74との間には、導電性の弾性部材120が収容されている。弾性部材120は、コネクタシールド50の上壁部53の上に位置している。上壁部53に形成されている凸部53aは、弾性部材120と接触する。
図5に示すように、導電性を有するメモリカバー60の右端部60Rは、ハウジング70の第1の壁部73と第2の壁部74との隙間に入り込み、弾性部材120と接触する。メモリカバー60は、右端部60Rにおいて弾性部材120と接触し、弾性部材120と電気的に接続する。また、コネクタシールド50は、凸部53aにおいて弾性部材120と接触し、弾性部材120及びメモリカバー60と電気的に接続する。メモリカバー60の着脱時においてユーザーの指などに静電気が生じた場合、導電性の弾性部材120およびコネクタシールド50を介して、コネクタシールド50が取り付けられている上側基板シールド30に静電気を流す。
[5.まとめ]
以上のように、本実施形態では、記憶媒体100の端部100Rに設けられているグラウンド部が、スペーサ5a及び固定具5bなどの支持構造5を介して、回路基板20とは異なる部材である下側基板シールド40と接触し、電気的に接続している。このようにすることで、支持構造5を取り付けたり、支持構造5を介して電気的に接続したりするための構造を回路基板20から省くことができ、回路基板20のコストを低減できる。
また、本実施形態では、上側基板シールド30とは異なるコネクタシールド50によって、回路基板20の上面20Uに実装されているコネクタ3dを覆っている。このようにすることで、上側基板シールド30を取り外さず、コネクタシールド50のみを取り外すことによって、コネクタ3dからFFC90を取り外すことが可能になる。
また、本実施形態では、コネクタシールド50は、記憶媒体100を着脱可能に接続するコネクタ3cの嵌合凹部301の開口に沿って配置される静電保護部52を有している。このようにすることで、記憶媒体100の着脱時にユーザーの指などに静電気が生じた場合、静電保護部52を介してコネクタシールド50に静電気を流すことができる。
なお、本発明は、以上の実施形態に限定されるものではない。
(1)実施形態では、記憶媒体100のグラウンド部が、支持構造5を介して下側基板シールド40と電気的に接続する例を説明した。これに限らず、記憶媒体100のグラウンド部は、回路基板20及び下側基板シールド40とは異なる部材に電気的に接続してもよい。例えば、記憶媒体100のグラウンド部は、上側基板シールド30と電気的に接続してもよい。このようにすることでも、支持構造5を取り付けたり、支持構造5を介して電気的に接続したりするための構造を回路基板20から省くことができ、回路基板20のコストを低減できる。
(2)実施形態では、FFC90の端部91と接続するコネクタ3dが、回路基板20の上面20Uに実装されている例を説明した。これに限らず、コネクタ3dは、回路基板20の下面20D(図4を参照)に実装されてもよい。この場合、コネクタシールド50は、下側基板シールド40に取り付けられてよく、回路基板20の下面20Dにおいて下側基板シールド40から露出しているコネクタ3dを覆ってよい。このようにすることでも、下側基板シールド40を取り外さず、コネクタシールド50のみを取り外すことによって、コネクタ3dからFFC90を取り外すことが可能になり、コネクタ3dからFFC90を取り外すことが容易になる。
(3)実施形態では、コネクタシールド50において静電気を受ける静電保護部52が、上壁部53の端部53Rから下方に屈曲している例を説明した。静電保護部52を含むコネクタシールド50の形状は、この例に限らない。
図8は、変形例に係る回路基板ユニット10の一部分を示す斜視図であり、上側基板シールド30に取り付けられるコネクタシールド150の周辺を示している。図9は、コネクタシールド150の周辺における電子機器1の断面図である。図8に示すように、コネクタシールド150は、実施形態で説明したコネクタシールド50と同様に、導電性の材料により形成されており、コネクタ3cとコネクタ3dを覆っている。ただし、コネクタシールド150において、コネクタ3cを覆う部分の形状が、実施形態で説明した形状とは異なっている。
図9に示すように、コネクタシールド150は、静電保護部152を有している。コネクタシールド50の例と同様に、静電保護部152は、コネクタ3cの嵌合凹部301の開口に沿って配置されている。コネクタシールド150は、コネクタ3cの複数の第1信号端子302を覆っている上壁部153(第1壁)を有している。静電保護部152は、右方向における上壁部153の端部153Rから、コネクタ3cとは反対側(上側)に向かって上方に屈曲している。
コネクタシールド150の静電保護部152は、コネクタ3cに実装されている第1信号端子302よりも、右方向(X1方向、収容室4側)に位置している。また、コネクタシールド150の上壁部153とコネクタ3cとの間には、隙間D5が形成されている。このため、収容室4の側から近づいてくる作業者の指などから発生した静電気を静電保護部52で受けて、コネクタシールド50に流すことができる。
また、図9に示すように、コネクタシールド150は、静電保護部152の上端部から左方向に伸びている折り返し部154と、折り返し部154の左端部から斜め上方に屈曲している屈曲部155を有している。コネクタシールド150は、屈曲部155において導電性の弾性部材120と接触し、弾性部材120と電気的に接続している。また、弾性部材120にはメモリカバー60が接触しており、コネクタシールド150は、弾性部材120を介してメモリカバー6と電気的に接続している。
(4)実施形態では、静電気を受ける静電保護部52がコネクタシールド50に形成されている例を説明したが、コネクタシールド50とは異なる部材に静電気を受ける部分が設けられてもよい。図3Cに示すように、上側基板シールド30には、収容室4に収容された記憶媒体100の側部に沿って立つ壁部31F,31BLを有している。ここで、静電気を受ける部分を含む導電部材(例えば、導電性テープ)が、上側基板シールド30の壁部31F,31BLに取り付けられてもよい。また、静電気を受ける部分を含む導電部材は、下側基板シールド40に取り付けられてもよいし、コネクタシールド50においてコネクタ3cを覆う上壁部53に取り付けられてもよい。このようにすることでも、静電気を受ける部分を、収容室4の開口の縁付近に配置することにより静電気をより早く上側基板シールド30及び下側基板シールド40へ流すことができる。
1 電子機器、3a,3b,3c,3d,3e コネクタ、4 収容室、4a 位置決め部、4b ガイド凸部、4c 取付穴、4d 保護凸部、4e 凸部、4f 穴、5 支持構造、5a スペーサ、5b,6,7 固定具、8D,8U ヒートパイプ、9D,9U ヒートシンク、10 回路基板ユニット、20,80 回路基板、20U 上面、20D 下面、21 集積回路チップ、22 固定部、23 グラウンドパターン、24 凸部、30 上側基板シールド、31F,31BL,31BR 壁部、32 固定部、39 ガイド凸部、40 下側基板シールド、41F,41B,41R 壁部、42 取付穴、50,150 コネクタシールド、51 固定部、52,153 静電保護部、53,153 上壁部、53a 凸部、54 側壁部、57 凹部、58 屈曲部、59 ガイド穴、154 折り返し部、155 屈曲部、60 メモリカバー、70 ハウジング、71 壁部、72 取付穴、73 第1の壁部、74 第2の壁部、90 FFC、91 端部、100 記憶媒体、100R,100L 端部、101 回路基板、102 ケース、110,120 弾性部材、301 嵌合凹部、302 第1信号端子、303 絶縁部、304 第2信号端子、302a,304a 端子部、Le レバー、C1,C2,C3,C4 隙間、D1 距離、D2 幅、L1,L2 直線、R1,R2,R3,R4 領域。

Claims (5)

  1. 第1コネクタが実装されている第1回路基板と、
    ケーブルを介して前記第1コネクタに接続される第2コネクタが実装されている第2回路基板と、
    前記第1回路基板を覆っており且つ前記第1コネクタを露出させる回路基板シールドと、
    前記回路基板シールドに取り付けられ前記第1コネクタを覆っており、前記回路基板シールドから取り外し可能なコネクタシールドと
    を有している電子機器。
  2. 前記第1回路基板には、第3コネクタが実装され、
    前記コネクタシールドは、前記第1コネクタと前記第3コネクタとを覆っている
    請求項1に記載される電子機器。
  3. 前記第1コネクタは前記ケーブルを前記第1コネクタに固定するためのロック機構を有し、
    前記コネクタシールドは前記ロック機構を覆っている
    請求項1に記載される電子機器。
  4. 前記コネクタシールドに形成された取付穴と前記回路基板シールドに形成された取付穴と前記第1回路基板に形成された取付穴とに差し込まれる固定具を有している
    請求項1に記載される電子機器。
  5. 前記回路基板シールドには位置決め凸部が形成され、
    前記コネクタシールドには前記位置決め凸部が嵌まる穴が形成されている
    請求項1に記載される電子機器。

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