JP7469401B2 - 工事検出システム - Google Patents

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Description

本開示は、工事検出システムに関する。
道路を走行する車両等の移動体に搭載されるドライブレコーダー等の撮像装置の撮像により得られる撮像情報をサーバに送信し、サーバにて撮像情報に基づいて道路上の物体を識別する技術が知られている。
例えば、特許文献1に記載の技術では、端末装置が、ドライブレコーダー等からの動画像データの示す画像から対象物の物体を検出した場合、動画像データをサーバに送信し、サーバが、動画像データに基づいて、検出した物体を何の標識か識別する。これにより、工事等により変更となった道路上付属物がタイムリーに検出される。
特開2016-218760号公報
しかし、特許文献1に記載の技術では、サーバにて検出した物体を何の標識か識別するだけで、工事現場の有無を判定することができない。仮にサーバにて物体の識別結果に基づいて工事現場の有無を判定することができたとしても、端末装置での検出の対象とサーバでの識別の対象とが同一であるため、工事現場の有無を高精度に判定しようとすると、端末装置での検出の対象の種類が多くなってしまう。このため、端末装置の通信量の増大を招くという問題がある。
以上の課題を解決するために、本開示の好適な態様の工事検出システムは、道路を走行する移動体に搭載される端末装置と、移動通信網を含む通信網を介して前記端末装置と通信可能なサーバと、を備え、道路の工事現場の位置を検出する工事検出システムであって、前記端末装置は、道路上の領域を撮像した画像を示す撮像情報を出力する撮像装置の位置を示す第1位置情報を取得する位置取得部と、前記撮像情報に基づいて、道路工事に関する少なくとも1種の対象物を検出する第1検出部と、通信装置を用いて、前記第1検出部で対象物が検出された期間の前記撮像情報及び前記第1位置情報を含む検出情報を前記サーバに送信する通信制御部と、を備え、前記サーバは、前記撮像情報に基づいて、道路工事に関する複数種の対象物を検出する第2検出部と、前記第2検出部の検出結果及び前記第1位置情報に基づいて、工事現場の位置に関する工事情報を生成する生成部と、を備え、前記第1検出部での検出の対象物の種類の数は、前記第2検出部での検出の対象物の種類の数よりも少ない。
本開示の工事検出システムでは、端末装置の通信量を低減しつつ、工事現場の位置に関する工事情報を高精度に生成することができる。
実施形態の工事検出システムの概略図である。 端末装置の構成例を示すブロック図である。 サーバの構成例を示すブロック図である。 端末装置の動作を示すフローチャートである。 サーバの動作を示すフローチャートである。 第1検出部及び第2検出部での検出の対象物の一例を示す図である。 第2検出部での検出結果に関する情報の一例を示す図である。 第2位置情報を説明するための図である。 生成部での補正処理を説明するための図である。 生成部での工事現場の判定に用いる判定係数を説明するための図である。 工事情報の一例を示す図である。 工事情報の表示の一例を示す図である。
1.実施形態
1-1.工事検出システムの概要
図1は、実施形態の工事検出システム1の概略図である。工事検出システム1は、道路を走行する少なくとも1台の移動体Mから撮像した画像を用いて工事現場の位置を検出するシステムである。図1に示す例では、工事検出システム1が複数の移動体Mのそれぞれから撮像した画像を利用可能である。複数の移動体Mのそれぞれは、例えば、自動車である。
なお、移動体Mは、後述の端末装置10を搭載した状態で道路を走行可能であればよく、自動車に限定されず、例えば、オートバイ又は自転車等であってもよい。また、工事検出システム1に用いる移動体Mの数は、図1に示す例に限定されず、任意であり、単数であってもよい。ただし、工事検出システム1に用いる移動体Mの数が多いほど、工事現場の位置を効率的に検出することができる。
図1に示すように、工事検出システム1は、複数の端末装置10とサーバ20と外部装置30とを備える。端末装置10とサーバ20と外部装置30とは、通信網NWを介して互いに通信可能に接続される。通信網NWは、移動体通信網を含むネットワークである。なお、通信網NWは、移動体通信網のほか、インターネット等を含んでもよい。
複数の端末装置10のそれぞれは、互いに異なる移動体Mに搭載されており、移動体Mの走行する道路上の領域を撮像し、撮像画像に映る所望の対象物を検出した場合、その撮像結果を示す情報をその撮像の位置及び時刻を示す情報とともに検出情報DDとしてサーバに送信する。ここで、当該所望の対象物は、工事現場に関するカラーコーン(登録商標)等の物体である。当該所望の対象物の種類は、1種以上である。なお、端末装置10の数は、工事検出システム1に用いる移動体Mの数に応じて決められ、図1に示す例に限定されず、任意であり、単数であってもよい。
サーバ20は、複数の端末装置10のそれぞれから受信した検出情報DDに基づいて、工事現場の有無を判定し、工事現場がある場合、工事現場の位置を示す工事情報D5を生成する。ここで、サーバ20は、端末装置10からの撮像結果を示す情報について、再度、撮像画像に映る所望の対象物を検出し、その検出結果に基づいて、工事現場の有無を判定する。当該所望の対象物は、端末装置10での検出の対象物と同様、工事現場に関するカラーコーン(登録商標)等の物体である。ただし、当該所望の対象物の種類は、複数種であり、端末装置10での検出の対象物の種類よりも多い。
外部装置30は、サーバ20の情報を利用可能なコンピューターであり、例えば、工事情報D5を必要時にサーバ20から取得する。
以上の概略の工事検出システム1では、端末装置10及びサーバ20のそれぞれで対象物の検出が行われるので、対象物の検出精度を高めることができる。しかも、端末装置10での検出の対象物の種類数がサーバ20での検出の対象物の種類数を少ないので、端末装置10の通信量を低減することができる。
1-2.端末装置の構成
図2は、端末装置10の構成例を示すブロック図である。端末装置10は、処理装置11と記憶装置12と通信装置13と撮像装置14とGPS(Global Positioning System)受信機15と入力装置16と表示装置17とを備える。これらは、単体又は複数のバスで相互に通信可能に接続される。
処理装置11は、端末装置10の全体を制御するプロセッサであり、例えば単数又は複数のチップで構成される。処理装置11は、例えば、周辺装置とのインタフェース、演算装置及びレジスタ等を含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成される。なお、処理装置11の機能の一部又は全部を、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで実現してもよい。処理装置11は、各種の処理を並列的又は逐次的に実行する。
記憶装置12は、処理装置11が読取可能な記録媒体であり、処理装置11が実行する各種プログラム、及び処理装置11が使用する各種データを記憶する。記憶装置12は、記憶装置12は、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)等の記憶回路の1種類以上で構成される。
記憶装置12には、制御プログラムP1、撮像情報D1、第1位置情報D2、時刻情報D3及び学習済モデルLM1が記憶される。
制御プログラムP1は、端末装置10の動作を制御するためのプログラムであり、後述のように処理装置11での実行により所望の機能を実現する。撮像情報D1は、道路上の領域を撮像した画像を示す情報であり、撮像装置14により生成される。撮像情報D1は、例えば、所定のフレームレートの動画を示す情報であり、1秒間にフレームレートに応じた数の静止画を示す情報で構成される。また、撮像情報D1は、例えば、所定期間ごとに分割した複数のファイルとして記憶装置12に記憶される。第1位置情報D2は、撮像装置14の位置を示す情報であり、GPS受信機15により生成される。第1位置情報D2の示す位置は、例えば、地球上の緯度及び経度で表される。第1位置情報D2は、例えば、撮像情報D1のフレームごと又はファイルごとに、撮像情報D1に対応付けられた状態で記憶装置12に記憶される。時刻情報D3は、第1検出部11dで対象物が検出されたタイミングの時刻を示す情報であり、GPS受信機15又は後述の計時装置から取得される。時刻情報D3は、例えば、撮像情報D1のフレームごと又はファイルごとに、撮像情報D1に対応付けられた状態で記憶装置12に記憶される。
学習済モデルLM1は、「第1学習済モデル」の一例であり、後述の第1検出部11dで検出すべき対象物の種類と画像との関係を機械学習した推定モデルである。学習済モデルLM1は、撮像情報D1から対象物の種類に関する情報を生成する演算を処理装置11に実行させるプログラムと、当該演算に適用される複数の係数との組合せで実現される。当該プログラムは、例えば人工知能ソフトウェアを構成するプログラムモジュールである。当該複数の係数は、例えば、対象物を示す画像情報と対象物の種類に関する情報との組を複数有するデータセットを教師データとして利用した深層学習により設定される。
通信装置13は、他装置と通信する機器であり、通信網NWを介して検出情報DDをサーバ20に送信する。通信装置13は、例えば、移動体通信の基地局と通信可能なLTE4G、5G等の無線通信方式の通信回路を有する。なお、通信装置13は、移動体通信のための回路のほか、Wi-Fi(登録商標)又はBluetooth(登録商標)等の無線通信方式の通信回路を有してもよい。また、通信装置13は、送信機能のみを有する構成でもよいし、送信機能及び受信機能の両方を有する構成でもよい。
撮像装置14は、移動体Mの走行する道路上の領域を撮像し、その撮像画像を示す撮像情報D1を出力する装置である。ここで、撮像装置14の撮像範囲は、移動体Mの走行方向での前方又は後方であってもよいし、移動体Mの全周囲であってもよい。撮像装置14は、例えば、撮像光学系及び撮像素子を含んで構成される。当該撮像光学系は、少なくとも1つの撮像レンズを含む光学系であり、プリズム等の各種の光学素子を備えてもよいし、ズームレンズやフォーカスレンズ等を備えてもよい。当該撮像素子は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサー又はCMOS(Complementary MOS)イメージセンサー等で構成される。なお、撮像装置14は、端末装置10の外部に端末装置10とは別体として設けられてもよい。
GPS受信機15は、測位衛星から衛星信号を受信し、測位計算を行うことにより位置情報を生成するとともに、時刻情報を取得する。当該位置情報は、地球上におけるGPS受信機15の位置を示す緯度及び経度に関する情報であり、第1位置情報D2として用いられる。当該時刻情報は、協定世界時(UTC)を示す情報であり、時刻情報D3として用いられる。なお、地球上におけるGPS受信機15の位置は、撮像装置14の位置に近似する。このため、本実施形態では、当該位置情報が第1位置情報D2としてみなされる。また、撮像装置14の位置は、端末装置10の位置とも換言され得る。
GPS受信機15からの時刻情報は、そのまま時刻情報D3として用いてもよいし、端末装置10の位置するタイムゾーンに合わせて時差を調整した後に時刻情報D3として用いてもよい。なお、端末装置10が水晶振動子等の発振器を含む計時装置を備えてもよく、この場合、当該計時装置で生成した時刻情報が時刻情報D3として用いられてもよい。当該計時装置は、発振器で生成されるクロック信号を分周して得たパルス信号をカウントすることによって、時刻情報を生成する。GPS受信機15からの時刻情報は、当該計時装置の時刻情報の調整に用いられてもよい。
図2に示す例では、当該測位衛星がGPS衛星である。なお、当該測位衛星は、GPS衛星に限定されず、例えば、EUのガリレオ、ロシアのGLONASS、中国の北斗等の全地球的航法衛星システム(GNSS)、SBAS等の静止衛星、又は、準天頂衛星等であってもよい。この場合、GPS受信機15に加えて、または、GPS受信機15に代えて、測位衛星の種類に応じた受信機が適宜に用いられる。また、GPS受信機15は、端末装置10の外部に端末装置10とは別体として設けられてもよい。
入力装置16は、外部からの入力を受け付ける入力デバイスであり、具体的には、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサ等である。例えば、入力装置16は、端末装置10の電源のオン又はオフを指定する電源ボタン、リセットボタン等の各種操作ボタンを含む。なお、入力装置16は、必要に応じて設けられ、省略されてもよい。
表示装置17は、外部に対して情報を表示する表示デバイスであり、具体的には、液晶パネル、有機ELパネル等の各種の表示パネルである。なお、表示装置17は、必要に応じて設けられ、省略されてもよい。
以上の概略の端末装置10では、処理装置11が記憶装置12から制御プログラムP1を読み取って実行する。この実行により、処理装置11は、撮像制御部11a、位置取得部11b、第1検出部11d、時刻取得部11c及び通信制御部11eとして機能する。したがって、端末装置10は、撮像制御部11a、位置取得部11b、第1検出部11d、時刻取得部11c及び通信制御部11eを備える。なお、処理装置11は、これらの機能のほか、適宜の処理を行う。
撮像制御部11aは、撮像装置14の動作を制御する。より具体的には、撮像制御部11aは、撮像装置14からの撮像情報D1を記憶装置12に記憶する。
位置取得部11bは、第1位置情報D2を取得する。より具体的には、位置取得部11bは、撮像情報D1のフレーム又はファイルの生成ごとに、GPS受信機15からの位置情報を第1位置情報D2として撮像情報D1に対応付けた状態で記憶装置12に記憶する。
時刻取得部11cは、時刻情報D3を取得する。より具体的には、時刻取得部11cは、撮像情報D1のフレーム又はファイルの生成ごとに、GPS受信機15からの時刻情報を時刻情報D3として撮像情報D1に対応付けた状態で記憶装置12に記憶する。
第1検出部11dは、撮像情報D1に基づいて、道路工事に関する少なくとも1種の対象物を検出する。より具体的には、第1検出部11dは、エッジAI(artificial intelligence)による画像認識技術を用いて、対象物の検出を行う。本実施形態では、第1検出部11dは、学習済モデルLM1を用いて、対象物の検出を行う。
第1検出部11dは、対象物を検出した場合、その検出された期間の撮像情報D1及び第1位置情報D2を含む情報を検出情報DDとして生成する。本実施形態では、検出情報DDは、当該期間の撮像情報D1及び第1位置情報D2のほか、第1検出部11dで対象物が検出されたタイミングの時刻情報D3をさらに含む。なお、検出情報DDは、前述の情報のほか、識別情報、移動体Mの速度情報等の情報を適宜に含んでもよい。第1検出部11dでの検出の対象の具体例については、後に図6に基づいて説明する。
検出情報DDに含まれる撮像情報D1及び第1位置情報D2の期間は、サーバ20での対象物の検出精度を高める観点から、第1検出部11dで対象物が検出された期間だけでなく、第1検出部11dで対象物が検出されたタイミングの前後にわたる所定期間であることが好ましい。当該所定期間は、例えば、当該タイミングの10秒前から当該タイミングの10秒後までの期間である。
通信制御部11eは、通信装置13の動作を制御する。より具体的には、通信制御部11eは、通信装置13を用いて、検出情報DDをサーバ20に送信する。
1-3.サーバの構成
図3は、サーバ20の構成例を示すブロック図である。サーバ20は、処理装置21と記憶装置22と通信装置23と入力装置24と表示装置25とを備える。これらは、単体又は複数のバスで相互に通信可能に接続される。
処理装置21は、サーバ20の全体を制御するプロセッサであり、例えば単数又は複数のチップで構成される。処理装置21は、例えば、周辺装置とのインタフェース、演算装置及びレジスタ等を含む中央処理装置(CPU)で構成される。なお、処理装置21の機能の一部又は全部を、DSP、ASIC、PLD、FPGA等のハードウェアで実現してもよい。処理装置21は、各種の処理を並列的又は逐次的に実行する。
記憶装置22は、処理装置21が読取可能な記録媒体であり、処理装置21が実行する各種プログラム、及び処理装置21が使用する各種データを記憶する。記憶装置22は、記憶装置22は、例えば、ROM、EPROM、EEPROM、RAM等の記憶回路の1種類以上で構成される。
記憶装置22には、制御プログラムP2、検出情報DD、第2位置情報D4、工事情報D5及び学習済モデルLM2が記憶される。
制御プログラムP2は、サーバ20の動作を制御するためのプログラムであり、後述のように処理装置21での実行により所望の機能を実現する。第2位置情報D4は、後述の第2検出部21aで検出された対象物の位置を示す情報であり、後述の生成部21bにより生成される。第2位置情報D4の示す位置は、例えば、地球上の緯度及び経度で表される。第2位置情報D4は、例えば、後述の第2検出部21aで検出された対象物ごとに、撮像情報D1に対応付けられた状態で記憶装置22に記憶される。工事情報D5は、工事現場の位置に関する情報であり、後述の生成部21bにより生成される。工事情報D5の示す位置は、例えば、地球上の緯度及び経度で表される。工事情報D5は、後述の生成部21bでの判定に用いる区画ごとに記憶装置22に記憶される。ここで、工事情報D5は、工事現場の位置に対応する撮像情報D1に対応付けられた状態で記憶装置22に記憶されてもよい。
学習済モデルLM2は、「第2学習済モデル」の一例であり、後述の第2検出部21aで検出すべき対象物の種類と画像との関係を機械学習した推定モデルである。学習済モデルLM2は、撮像情報D1から対象物の種類に関する情報を生成する演算を処理装置21に実行させるプログラムと、当該演算に適用される複数の係数との組合せで実現される。当該プログラムは、例えば人工知能ソフトウェアを構成するプログラムモジュールである。当該複数の係数は、例えば、対象物を示す画像情報と対象物の種類に関する情報との組を複数有するデータセットを教師データとして利用した深層学習により設定される。
通信装置23は、他装置と通信する機器であり、通信網NWを介して検出情報DDを端末装置10から受信する。通信装置23は、例えば、通信網NWに無線又は有線により通信可能に接続される通信回路を有する。なお、通信装置23は、受信機能のみを有する構成でもよいし、送信機能及び受信機能の両方を有する構成でもよい。
入力装置24は、外部からの入力を受け付ける入力デバイスであり、具体的には、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサ等である。例えば、入力装置24は、サーバ20の電源のオン又はオフを指定する電源ボタン、リセットボタン等の各種操作ボタンを含む。なお、入力装置24は、必要に応じて設けられ、省略されてもよい。
表示装置25は、外部に対して情報を表示する表示デバイスであり、具体的には、液晶パネル、有機ELパネル等の各種の表示パネルである。
以上の概略のサーバ20では、処理装置21が記憶装置22から制御プログラムP2を読み取って実行する。この実行により、処理装置21は、第2検出部21a及び生成部21bとして機能する。したがって、サーバ20は、第2検出部21a及び生成部21bを備える。なお、処理装置21は、これらの機能のほか、適宜の処理を行う。
第2検出部21aは、撮像情報D1に基づいて、道路工事に関する複数種の対象物を検出する。より具体的には、第2検出部21aは、学習済モデルLM2を用いて、対象物OBJの検出を行う。
ここで、第2検出部21aでの検出の対象物の種類の数は、第1検出部11dでの検出の対象物の種類の数よりも多い。このため、対象物の検出精度を高めたり、工事現場の判定に必要な対象物の数を増やしたりすることにより、生成部21bでの工事現場の判定精度を高めることができる。なお、第2検出部21aでの検出の対象の具体例については、後に図6に基づいて説明する。第2検出部21aによる対象物の検出の詳細については、後に図7に基づいて説明する。
生成部21bは、第2検出部21aの検出結果及び第1位置情報D2に基づいて工事情報D5を生成する。より具体的には、生成部21bは、第2検出部21aの検出結果に基づいて、工事現場の有無を判定し、工事現場があると判定した場合、第1位置情報D2に基づいて、工事情報D5を生成する。
ここで、生成部21bは、第2検出部21aの検出結果及び第1位置情報D2に基づいて、対象物OBJの位置を示す第2位置情報D4を生成し、第2位置情報D4に基づいて、工事現場の有無を判定する。なお、生成部21bによる工事現場の有無の判定の詳細については、後に図8から図11に基づいて説明する。
1-4.工事検出システムの動作
図4は、端末装置10の動作を示すフローチャートである。端末装置10では、図4に示すように、まず、ステップS11において、処理装置11が撮像装置14による撮像を開始させる。当該撮像の開始により、撮像情報D1の生成が開始され、撮像情報D1が第1位置情報D2および時刻情報D3と対応付けられて記憶装置12に記憶されていく。なお、記憶装置12に記憶される撮像情報D1の総ファイル容量が所定量を超えた場合、撮像情報D1のファイルが古い順に記憶装置12から消去されてもよい。
次に、ステップS12において、処理装置11が撮像情報D1に基づいて対象物の検出の有無を判断する。このステップS12は、対象物が検出されるまで繰り返し行われる(ステップS12:NO)。ステップS12での対象物の具体例については、後に図6に基づいて説明する。
対象物が検出された場合(ステップS12:YES)、ステップS13において、処理装置11が検出情報DDを生成する。具体的には、処理装置11は、対象物が検出された期間の撮像情報D1を抽出し、その抽出した撮像情報D1とこれに対応する第1位置情報D2及び時刻情報D3を含む情報を検出情報DDとして生成する。
次に、ステップS14において、処理装置11が、通信装置13を用いて、検出情報DDをサーバ20に送信する。その後、ステップS15において、処理装置11は、撮像装置14による撮像の終了指示の有無を判断し、当該終了指示がない場合、ステップS11に戻り、一方、当該終了指示がある場合、処理を終了する。
図5は、サーバ20の動作を示すフローチャートである。サーバ20では、図5に示すように、まず、ステップS21において、処理装置21が検出情報DDを受信したか否かを判断する。このステップS21は、検出情報DDが受信されるまで繰り返し行われる(ステップS21:NO)。
検出情報DDを受信した場合(ステップS21:YES)、処理装置21は、検出情報DDを記憶装置22に記憶した後、ステップS22において、検出情報DDの撮像情報D1をマスク処理する。このマスク処理は、撮像情報D1の示す画像中の人物またはナンバープレート等の対象物以外の部分を表示しないように加工する画像処理である。このようなマスク処理を行うことにより、例えば、個人情報を保護しつつ、工事情報D5に撮像情報D1を含めることができる。なお、このステップS22は、必要に応じて実行され、省略されてもよい。
次に、ステップS23において、処理装置21が検出情報DDの撮像情報D1に基づいて対象物を検出する。本実施形態では、マスク処理後の撮像情報D1について、対象物の検出が行われる。ステップS23での対象物の具体例については、後に図6に基づいて説明する。また、ステップS23での検出結果を示す情報については、後に図7に基づいて説明する。
次に、ステップS24において、処理装置21がステップS23での検出結果及び第1位置情報D2に基づいて、第2位置情報D4を生成する。ステップS24で生成される第2位置情報D4の具体例については、後に図8に基づいて説明する。
次に、ステップS25において、処理装置21が第2位置情報D4を補正処理する。この補正処理は、地球上の所定の緯度及び経度の範囲の領域における所定の区画ごとに、過去の第2位置情報D4および撮像情報D1のフレームごとの第2位置情報D4を用いて、第2位置情報D4を補正する。ステップS25での補正処理の詳細については、後に図9に基づいて説明する。
次に、ステップS26において、処理装置21が第2位置情報D4に基づいて工事情報D5を生成する。ステップS26で生成される工事情報D5の具体例については、後に図11に基づいて説明する。
図6は、第1検出部11d及び第2検出部21aでの検出の対象物の一例を示す図である。図6では、第1検出部11dでの検出の対象が対象物OBJ_1であるとともに、第2検出部21aでの検出の対象が対象物OBJ_1~OBJ_6である場合が例示される。以下では、対象物OBJ_1~OBJ_6を区別せずに対象物OBJという場合がある。
対象物OBJ_1~OBJ_6のそれぞれは、道路工事の工事現場に存在し得る物体である。対象物OBJ_1~OBJ_6は、互いに異なる種類の物体である。
対象物OBJ_1は、コーンである。対象物OBJ_2は、コーンバーである。対象物OBJ_3は、バリケードである。対象物OBJ_4は、矢印板である。対象物OBJ_5は、フェンスである。対象物OBJ_6は、クッションドラムである。
一般に、工事現場では、これらのうち、対象物OBJ_1の存在頻度が最も高い。そこで、第1検出部11dでの検出の対象が対象物OBJ_1である。これに対し、第2検出部21aでの検出の対象が対象物OBJ_1~OBJ_6である。したがって、第2検出部21aでの検出の対象の種類は、第1検出部11dでの検出の対象の種類よりも多い。
なお、第1検出部11dでの検出の対象は、対象物OBJに限定されず、例えば、対象物OBJ_1以外の対象物OBJであってもよいし、対象物OBJ_1を含む2以上の対象物OBJであってもよい。また、第2検出部21aでの検出の対象は、対象物OBJ_1~OBJ_6に限定されず、例えば、対象物OBJ_1~OBJ_6のうちの2以上の対象物OBJであってもよいし、対象物OBJ_1~OBJ_6以外の物体を含んでもよい。ただし、対象物OBJの検出精度を高める観点から、第1検出部11d及び第2検出部21aの検出の対象は重複する種類の対象物を含むことが好ましい。
図7は、第2検出部21aでの検出結果に関する情報の一例を示す図である。前述のステップS23では、第2検出部21aでの検出結果として、図7に示すような情報が生成される。前述のステップS13で生成される検出情報DDに含まれる撮像情報D1は、N個(Nは、1以上の整数である)のフレーム_1~フレーム_Nで構成されており、ステップS23で生成される情報は、撮像情報D1のフレームごとに、識別情報と第1位置情報D2と時刻情報D3と対象物情報と速度情報とを含む。
図7に示す情報に含まれる識別情報は、複数の検出情報DDを互いに識別するための情報であり、例えば、企業ID、拠点ID、撮像情報D1のハッシュ値等を含む。図7に示す情報に含まれる第1位置情報D2は、撮像情報D1の各フレームの撮像時の撮像装置14の位置を示す。図7に示す情報に含まれる時刻情報D3は、撮像情報D1の各フレームの撮像時の時刻を示す。図7に示す情報に含まれる対象物情報は、撮像情報D1の各フレームについて第2検出部21aで検出された対象物OBJの種類を示す。図7に示す情報に含まれる速度情報は、撮像情報D1の各フレームの撮像時の移動体Mの移動速度を示す。
図8は、第2位置情報D4を説明するための図である。前述のステップS24では、図8に示すように、第2検出部21aで検出された対象物OBJごとに、対象物OBJの位置を示す第2位置情報D4が生成される。ここで、第2位置情報D4には、対応する識別情報、時刻情報D3および対象物情報が付加される。
第2位置情報D4は、第1位置情報D2と撮像情報D1の示す画像中の対象物OBJの位置および大きさとに基づいて生成される。すなわち、撮像情報D1の示す画像中の対象物OBJの位置および大きさに基づいて、第1位置情報D2が第2位置情報D4に変換される。
本実施形態では、前述のように、ステップS25において、地球上の所定の緯度及び経度の範囲の領域における所定の区画ごとに、過去の第2位置情報D4および撮像情報D1のフレームごとの第2位置情報D4を用いて、第2位置情報D4が補正される。この補正後の第2位置情報D4は、対象物OBJが存在する区画の中心位置を示す情報である。
図9は、生成部21bでの補正処理を説明するための図である。当該補正処理は、前述のステップS25で行われる。当該補正処理では、図9に示すように、所定の緯度及び経度の範囲の領域が複数の区画PA_1~PA_9に分割される。複数の区画PA_1~PA_9は、互いに等しい形状及び面積の領域である。複数の区画PA_1~PA_9のそれぞれは、例えば、15m四方の正方形をなす。以下では、区画PA_1~PA_9を区別せずに区画PAという場合がある。なお、当該領域の大きさ、当該領域の分割数、複数の区画PA_1~PA_9のそれぞれの大きさ又は形状等は、図9に示す例に限定されず、任意である。
当該補正処理では、区画PAごとに、対象物OBJの有無が判断される。ここで、同一の対象物OBJが所定数のフレームにわたり連続的に検出される場合、対象物OBJが存在すると判断される。当該所定数は、撮像情報D1の移動体Mの移動速度に応じて決められ、例えば、フレームレートが13FPS程度であるとき、移動体Mの移動速度が30km/h未満の低速である場合、13であり、移動体Mの移動速度が30km/h以上60km/h以下の中速である場合、7であり、移動体Mの移動速度が60km/h超えの高速である場合、3である。
また、区画PAごとの対象物OBJの有無の判断は、必要に応じて、最新の第2位置情報D4だけでなく、過去12時間程度の所定期間の第2位置情報D4を用いて行われる。ここで、最新の第2位置情報D4の示す位置の半径10m以内に、同一の対象物OBJに対応する過去の第2位置情報D4の示す位置がある場合、当該過去の第2位置情報D4の示す位置も当該最新の第2位置情報D4の示す位置と同一の区画PA内に位置すると判断される。したがって、当該最新の第2位置情報D4および当該過去の第2位置情報D4を用いて、同一の対象物OBJが所定数のフレームにわたり連続的に同一の区画PA内に検出されるか否かが判断される。
図9に示す例では、区画PA_5内に位置する対象物OBJに対応する第2位置情報D4の示す位置を中心とする半径10mの範囲が実線で示され、区画PA_5外に位置する対象物OBJに対応する第2位置情報D4の示す位置を中心とする半径10mの範囲が破線で示される。
以上のように、各区画PAでの対象物OBJの有無が判断され、対象物OBJごとに、対象物OBJが存在する区画PAの中心位置を示す情報に第2位置情報D4が補正される。
図10は、生成部21bでの工事現場の判定に用いる判定係数を説明するための図である。前述のステップS26では、前述の区画PAごとに、図10に示す判定係数を用いて、工事現場の有無が判定される。図10には、対象物OBJ_1~OBJ_6の各判定係数の一例が示される。
ここで、判定係数は、対象物OBJの工事現場での出現率に基づいて決められており、対象物OBJ_1~OBJ_6の判定係数の合計は、100である。図10に示す例では、対象物OBJ_1の判定係数が48であり、対象物OBJ_2の判定係数が15であり、対象物OBJ_3の判定係数が3であり、対象物OBJ_4の判定係数が19であり、対象物OBJ_5の判定係数が2であり、対象物OBJ_6の判定係数が13である。なお、図10に示す判定係数は、一例であり、適宜に調整可能である。
工事現場の判定では、区画PAごとに、区画PAに存在する対象物OBJの数と判定係数とを乗じた値の合計値であるスコアが算出され、当該スコアが当該閾値以上である場合、区画PAに工事現場が存在すると判断する。当該閾値は、例えば、図10に示す判定係数を用いる場合、5である。
例えば、区画PAに1個の対象物OBJ_1のみが存在する場合、当該スコアは、48であり、当該閾値以上であるため、区画PAに工事現場が存在すると判断される。これに対し、例えば、区画PAに2個の対象物OBJ_5のみが存在する場合、当該スコアは、4であり、当該閾値未満であるため、区画PAに工事現場が存在しないと判断される。なお、当該閾値は、判定係数の設定等に応じて決められ、適宜に調整可能である。
図11は、工事情報D5の一例を示す図である。前述のステップS26で生成される工事情報D5は、例えば、図12に示すように、識別情報と位置情報と時刻情報とスコアとを含む。
工事情報D5に含まれる識別情報は、複数の工事情報D5を互いに識別するための情報であり、例えば、企業ID、拠点ID等を含む。工事情報D5に含まれる位置情報は、工事現場の位置を前述の区画PAの中心位置で示す情報である。工事情報D5に含まれる時刻情報は、前述の工事現場の判定を行った日時を示す情報である。工事情報D5に含まれるスコアは、前述の工事現場の判定時に算出されたスコアである。
図12は、工事情報D5の表示の一例を示す図である。工事情報D5は、例えば、サーバ20の表示装置25に表示される。例えば、図12に示すように、表示装置25に表示される地図MPに工事情報D5の示す位置が表示される。図12に示す例では、地図MPが前述の複数の区画PAに区切られており、複数の区画PAのうち、工事情報D5の示す位置に対応する区画PAの領域PDが強調表示される。
ここで、例えば、領域PDは、ユーザからの操作を受け付け可能であり、入力装置24の操作によりポインターPTを領域PDに重ねると、前述の図11に示す各種情報が表示装置25に表示される。なお、以上のような表示装置25での表示は、外部装置30の表示装置で行われてもよい。
以上のように、工事検出システム1は、道路を走行する移動体Mに搭載される端末装置10と、移動通信網を含む通信網NWを介して端末装置10と通信可能なサーバ20と、を備え、道路の工事現場の位置を検出する。
ここで、端末装置10は、前述のように、位置取得部11bと第1検出部11dと通信制御部11eとを備える。位置取得部11bは、道路上の領域を撮像した画像を示す撮像情報D1を出力する撮像装置14の位置を示す第1位置情報D2を取得する。第1検出部11dは、撮像情報D1に基づいて、道路工事に関する少なくとも1種の対象物OBJを検出する。通信制御部11eは、通信装置13を用いて、第1検出部11dで対象物OBJが検出された期間の撮像情報D1及び第1位置情報D2を含む検出情報DDをサーバ20に送信する。
サーバ20は、前述のように、第2検出部21aと生成部21bとを備える。第2検出部21aは、撮像情報D1に基づいて、道路工事に関する複数種の対象物OBJを検出する。生成部21bは、第2検出部21aの検出結果及び第1位置情報D2に基づいて、工事現場の位置に関する工事情報D5を生成する。第1検出部11dでの検出の対象物OBJの種類の数は、第2検出部21aでの検出の対象物OBJの種類の数よりも少ない。本実施形態では、第1検出部11dでの検出の対象が対象物OBJ_1であるのに対し、第2検出部21aでの検出の対象が対象物OBJ_1~OBJ_6である。
以上の工事検出システム1では、第1検出部11dで対象物OBJが検出された期間の撮像情報D1及び第1位置情報D2を含む検出情報DDが端末装置10からサーバ20に送信されるので、サーバ20にて、検出情報DDに基づいて、工事現場の位置に関する工事情報D5を生成することができる。
特に、サーバ20では、検出情報DDに含まれる撮像情報D1について、道路工事に関する複数種の対象物OBJが第2検出部21aによりさらに検出されるので、対象物OBJの検出精度を高めることができる。この結果、生成部21bで生成される工事情報D5の精度を高めることができる。ここで、第1検出部11dでの検出の対象物OBJの種類の数が第2検出部21aでの検出の対象物OBJの種類の数よりも少ないので、端末装置10の通信量を低減することができる。以上から、工事検出システム1では、端末装置10の通信量を低減しつつ、高精度な工事情報を生成することができる。
本実施形態では、前述のように、端末装置10は、「第1学習済モデル」の一例である学習済モデルLM1を記憶した記憶装置12をさらに備える。学習済モデルLM1は、第1検出部11dで検出すべき対象物OBJの種類と画像との関係を機械学習した推定モデルである。第1検出部11dは、学習済モデルLM1を用いて、対象物OBJの検出を行う。このため、未知の対象物OBJに対する検出を容易に行うことができる。
なお、第1検出部11dでの対象物OBJの検出は、画像中の対象物OBJを検出可能であればよく、学習済モデルLM1を用いた検出に限定されず、各種画像認識技術を用いることができる。
また、前述のように、第2検出部21aは、「第2学習済モデル」の一例である学習済モデルLM2を用いて、対象物OBJの検出を行う。学習済モデルLM2は、第2検出部21aで検出すべき対象物OBJの種類と画像との関係を機械学習した推定モデルである。このため、未知の対象物OBJに対する検出を容易に行うことができる。
なお、第2検出部21aでの対象物OBJの検出は、画像中の対象物OBJを検出可能であればよく、学習済モデルLM2を用いた検出に限定されず、各種画像認識技術を用いることができる。また、学習済モデルLM2は、サーバ20の記憶装置22に記憶される態様に限定されず、サーバ20と通信可能に接続される他の装置に記憶されてもよい。
さらに、前述のように、検出情報DDは、第1検出部11dで対象物OBJが検出されたタイミングの前後にわたる所定期間の撮像情報D1及び第1位置情報D2を含む。このため、当該タイミング時のみの撮像情報D1及び第1位置情報D2を用いる態様に比べて、サーバ20での対象物OBJの検出精度を高めることができる。
また、前述のように、端末装置10は、時刻情報D3を取得する時刻取得部11cをさらに備える。そして、検出情報DDは、第1検出部11dで対象物OBJが検出されたタイミングの時刻情報D3をさらに含む。このため、時刻情報D3を利用してサーバ20での対象物OBJの検出精度の向上を図ったり、工事情報D5に時刻情報D3を付加して工事情報D5の利便性の向上を図ったりすることができる。
さらに、前述のように、生成部21bは、第2検出部21aの検出結果に基づいて、工事現場の有無を判定し、工事現場があると判定した場合、第1位置情報D2に基づいて、工事情報D5を生成する。このため、第2検出部21aの検出結果及び第1位置情報D2に基づいて工事情報D5を生成することができる。
また、前述のように、生成部21bは、第2検出部21aの検出結果及び第1位置情報D2に基づいて、第2検出部21aで検出された対象物OBJの位置を示す第2位置情報D4を生成し、第2位置情報D4に基づいて、工事現場の有無を判定する。このため、工事情報D5の示す工事現場の位置精度を高めることができる。
2.変形例
本開示は、以上に例示した実施形態に限定されない。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様を併合してもよい。
(1)前述の実施形態では、検出情報DDが撮像情報D1の時刻情報D3を含む態様が例示されるが、この態様に限定されず、時刻情報D3は、必要に応じて用いればよく、検出情報DDには、時刻情報D3が含まれなくてもよい。
(2)上述した実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
また、上述した実施形態の説明に用いた「装置」という文言は、回路、デバイス又はユニット等の他の用語に読替えてもよい。
(3)上述した実施形態における処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
(4)上述した実施形態において、入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
(5)上述した実施形態において、判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
(6)上述した実施形態では、記憶装置12又は記憶装置22は、処理装置11又は処理装置21が読取可能な記録媒体であり、ROM及びRAMなどを例示したが、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)、CD-ROM(Compact Disc-ROM)、レジスタ、リムーバブルディスク、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ、データベース、サーバその他の適切な記憶媒体である。また、プログラムは、ネットワークから送信されても良い。また、プログラムは、電気通信回線を介して通信網から送信されても良い。
(7)上述した実施形態において、説明した情報及び信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上述の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
(11)図2及び図3に例示された各機能は、ハードウェア及びソフトウェアの任意の組合せによって実現される。また、各機能は、単体の装置によって実現されてもよいし、相互に別体で構成された2個以上の装置によって実現されてもよい。
(8)上述した実施形態で例示したプログラムは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称によって呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順又は機能等を意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術及び/又は赤外線、無線及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
(13)上述した実施形態において、情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスで指示されるものであってもよい。
(9)上述した実施形態において、サーバ20は、移動局である場合が含まれる。移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
(10)上述した実施形態において、「接続された(connected)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。本明細書で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及び/又はプリント電気接続を使用することにより、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどの電磁エネルギーを使用することにより、互いに「接続」されると考えることができる。
(11)上述した実施形態において、「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
(12)本明細書で使用する「第1」、「第2」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定するものではない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
(13)上述した実施形態において「含む(including)」、「含んでいる(comprising)」、及びそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
(14)本願の全体において、例えば、英語におけるa、an及びtheのように、翻訳によって冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数を含む。
(15)本開示が本明細書中に説明した実施形態に限定されないことは当業者にとって明白である。本開示は、特許請求の範囲の記載に基づいて定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施できる。したがって、本明細書の記載は、例示的な説明を目的とし、本開示に対して何ら制限的な意味を有さない。また、本明細書に例示した態様から選択された複数の態様を組合わせてもよい。
1…工事検出システム、10…端末装置、11…処理装置、11a…撮像制御部、11b…位置取得部、11c…時刻取得部、11d…第1検出部、11e…通信制御部、12…記憶装置、13…通信装置、14…撮像装置、15…GPS受信機、16…入力装置、17…表示装置、20…サーバ、21…処理装置、21a…第2検出部、21b…生成部、22…記憶装置、23…通信装置、24…入力装置、25…表示装置、30…外部装置、AI…エッジ、D1…撮像情報、D2…第1位置情報、D3…時刻情報、D4…第2位置情報、D5…工事情報、DD…検出情報、LM1…学習済モデル、LM2…学習済モデル、M…移動体、MP…地図、NTT…株式会社、NW…通信網、OBJ…対象物、OBJ_1…対象物、OBJ_2…対象物、OBJ_3…対象物、OBJ_4…対象物、OBJ_5…対象物、OBJ_6…対象物、P1…制御プログラム、P2…制御プログラム、PA…区画、PA_1…区画、PA_5…区画、PD…領域、PT…ポインター、S11…ステップ、S12…ステップ、S13…ステップ、S14…ステップ、S15…ステップ、S21…ステップ、S22…ステップ、S23…ステップ、S24…ステップ、S25…ステップ、S26…ステップ。

Claims (7)

  1. 道路を走行する移動体に搭載される端末装置と、
    移動通信網を含む通信網を介して前記端末装置と通信可能なサーバと、を備え、
    道路の工事現場の位置を検出する工事検出システムであって、
    前記端末装置は、
    道路上の領域を撮像した画像を示す撮像情報を出力する撮像装置の位置を示す第1位置情報を取得する位置取得部と、
    前記撮像情報に基づいて、道路工事に関する少なくとも1種の対象物を検出する第1検出部と、
    通信装置を用いて、前記第1検出部で対象物が検出された期間の前記撮像情報及び前記第1位置情報を含む検出情報を前記サーバに送信する通信制御部と、を備え、
    前記サーバは、
    前記撮像情報に基づいて、道路工事に関する複数種の対象物を検出する第2検出部と、
    前記第2検出部の検出結果及び前記第1位置情報に基づいて、工事現場の位置に関する工事情報を生成する生成部と、を備え、
    前記第1検出部での検出の対象物の種類の数は、前記第2検出部での検出の対象物の種類の数よりも少な
    前記第1検出部での検出の対象物の種類は、前記第2検出部での検出の対象物の種類のうち、工事現場で最も存在頻度の高い対象物の種類を含む、
    工事検出システム。
  2. 前記端末装置は、前記第1検出部で検出すべき対象物の種類と画像との関係を機械学習した第1学習済モデルを記憶した記憶装置をさらに備えており、
    前記第1検出部は、前記第1学習済モデルを用いて、対象物の検出を行う、
    請求項1に記載の工事検出システム。
  3. 前記第2検出部は、前記第2検出部で検出すべき対象物の種類と画像との関係を機械学習した第2学習済モデルを用いて、対象物の検出を行う、
    請求項1に記載の工事検出システム。
  4. 前記検出情報は、前記第1検出部で対象物が検出されたタイミングの前後にわたる所定期間の前記撮像情報及び前記第1位置情報を含む、
    請求項1に記載の工事検出システム。
  5. 前記端末装置は、時刻情報を取得する時刻取得部をさらに備えており、
    前記検出情報は、前記第1検出部で対象物が検出されたタイミングの前記時刻情報をさらに含む、
    請求項1に記載の工事検出システム。
  6. 前記生成部は、前記第2検出部の検出結果に基づいて、工事現場の有無を判定し、工事現場があると判定した場合、前記第1位置情報に基づいて、前記工事情報を生成する、
    請求項1に記載の工事検出システム。
  7. 前記生成部は、前記第2検出部の検出結果及び前記第1位置情報に基づいて、前記第2検出部で検出された対象物の位置を示す第2位置情報を生成し、前記第2位置情報に基づいて、工事現場の有無を判定する、
    請求項6に記載の工事検出システム。
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