JP7469296B2 - 端末、基地局、システム、及び通信方法 - Google Patents

端末、基地局、システム、及び通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7469296B2
JP7469296B2 JP2021511840A JP2021511840A JP7469296B2 JP 7469296 B2 JP7469296 B2 JP 7469296B2 JP 2021511840 A JP2021511840 A JP 2021511840A JP 2021511840 A JP2021511840 A JP 2021511840A JP 7469296 B2 JP7469296 B2 JP 7469296B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
user device
control information
communication
resources
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021511840A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020202480A1 (ja
JPWO2020202480A5 (ja
Inventor
翔平 吉岡
聡 永田
ホワン ワン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Publication of JPWO2020202480A1 publication Critical patent/JPWO2020202480A1/ja
Publication of JPWO2020202480A5 publication Critical patent/JPWO2020202480A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7469296B2 publication Critical patent/JP7469296B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/20Control channels or signalling for resource management
    • H04W72/23Control channels or signalling for resource management in the downlink direction of a wireless link, i.e. towards a terminal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/20Control channels or signalling for resource management
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/30Services specially adapted for particular environments, situations or purposes
    • H04W4/40Services specially adapted for particular environments, situations or purposes for vehicles, e.g. vehicle-to-pedestrians [V2P]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/02Selection of wireless resources by user or terminal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation
    • H04W72/044Wireless resource allocation based on the type of the allocated resource
    • H04W72/0446Resources in time domain, e.g. slots or frames
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • H04W76/14Direct-mode setup
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W92/00Interfaces specially adapted for wireless communication networks
    • H04W92/16Interfaces between hierarchically similar devices
    • H04W92/18Interfaces between hierarchically similar devices between terminal devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、無線通信システムにおけるユーザ装置に関する。
LTE(Long Term Evolution)及びLTEの後継システム(例えば、LTE-A(LTE Advanced)、NR(New Radio)(5Gともいう。))では、ユーザ装置同士が基地局装置を介さないで直接通信を行うD2D(Device to Device)技術が検討されている(例えば非特許文献1)。
D2Dは、ユーザ装置と基地局装置との間のトラフィックを軽減し、災害時等に基地局装置が通信不能になった場合でもユーザ装置間の通信を可能とする。なお、3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、D2Dを「サイドリンク(sidelink)」と称している。
D2D通信は、通信可能な他のユーザ装置を発見するためのD2Dディスカバリ(D2D discovery、D2D発見ともいう。)と、ユーザ装置間で直接通信するためのD2Dコミュニケーション(D2D direct communication、D2D通信、端末間直接通信等ともいう。)と、に大別される。以下では、D2Dコミュニケーション、D2Dディスカバリ等を特に区別しないときは、単にD2Dと呼ぶ。NRにおけるV2X(Vehicle to Everything)に係るサービスの様々なユースケースが検討されている。
3GPP TS 36.211 V15.4.0(2018-12) 3GPP TS 38.321 V15.4.0(2018-12)
ユーザ装置が、PDCCHの受信をULデータ送信の度に行うことなくULデータ送信を行うことを可能とするconfigured grantが提案されている(例えば非特許文献2)。また、ユーザ装置のULデータ送信に関して、異なる複数のサービスには、異なる複数のリソース設定が必要であるとの想定に基づき、複数のアクティブなconfigured grantをサポートすることが検討されている。
しかし、サイドリンクについては、複数のアクティブなconfigured grantをサポートするための具体的技術の提案はなされていない。
本発明は、少なくとも上記の点に鑑みてなされたものであり、サイドリンクにおいて、複数のアクティブなconfigured grantのサポートを実現するための技術を提供することを目的とする。
開示の技術によれば、サイドリンクにおける複数のコンフィギュアドグラントの設定情報をダウンリンクで受信する受信部と、
ダウンリンクで受信する制御情報に基づいて、前記複数のコンフィギュアドグラントのうちのあるコンフィギュアドグラントをアクティブ化又は非アクティブ化する制御部と、を備え
前記制御情報のCRCは、コンフィギュアドグラントのアクティブ化又は非アクティブ化に使用される制御情報用の特定のRNTIでスクランブルされている
端末が提供される。
開示の技術によれば、サイドリンクにおいて、複数のアクティブなconfigured grantのサポートを実現するための技術が提供される。
V2Xを説明するための図である。 V2Xの送信モードの例(1)を説明するための図である。 V2Xの送信モードの例(2)を説明するための図である。 V2Xの送信モードの例(3)を説明するための図である。 V2Xの送信モードの例(4)を説明するための図である。 チャネル構成の例を示す図である。 実施例1-1の動作を説明するためのシーケンス図である。 実施例1-2の動作を説明するためのシーケンス図である。 実施例2-1の動作を説明するためのシーケンス図である。 実施例2-2の動作を説明するためのシーケンス図である。 本発明の実施の形態における基地局装置10の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるユーザ装置20の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における基地局装置10又はユーザ装置20のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例であり、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られない。
本発明の実施の形態の無線通信システムの実際の動作にあたっては、適宜、既存技術が使用されてよい。当該既存技術は、例えば既存のLTEあるいはNRであるが、既存のLTEあるいはNRに限られない。
また、本発明の実施の形態において、複信(Duplex)方式は、TDD(Time Division Duplex)方式でもよいし、FDD(Frequency Division Duplex)方式でもよいし、又はそれ以外(例えば、Flexible Duplex等)の方式でもよい。
図1は、V2Xを説明するための図である。3GPPでは、D2D機能を拡張することでV2X(Vehicle to Everything)あるいはeV2X(enhanced V2X)を実現することが検討され、仕様化が進められている。図1に示されるように、V2Xとは、ITS(Intelligent Transport Systems)の一部であり、車両間で行われる通信形態を意味するV2V(Vehicle to Vehicle)、車両と道路脇に設置される路側機(RSU:Road-Side Unit)との間で行われる通信形態を意味するV2I(Vehicle to Infrastructure)、車両とITSサーバとの間で行われる通信形態を意味するV2N(Vehicle to Network)、及び、車両と歩行者が所持するモバイル端末との間で行われる通信形態を意味するV2P(Vehicle to Pedestrian)の総称である。
また、3GPPにおいて、LTE又はNRのセルラ通信及び端末間通信を用いたV2Xが検討されている。セルラ通信を用いたV2XをセルラV2Xともいう。NRのV2Xにおいては、大容量化、低遅延、高信頼性、QoS(Quality of Service)制御を実現する検討が進められている。
LTE又はNRのV2Xについて、今後3GPP仕様に限られない検討も進められることが想定される。例えば、インターオペラビリティの確保、上位レイヤの実装によるコストの低減、複数RAT(Radio Access Technology)の併用又は切替方法、各国におけるレギュレーション対応、LTE又はNRのV2Xプラットフォームのデータ取得、配信、データベース管理及び利用方法が検討されることが想定される。
本発明の実施の形態において、ユーザ装置(UE)等の通信装置が車両に搭載される形態を主に想定するが、本発明の実施の形態は、当該形態に限定されない。例えば、通信装置は人が保持する端末であってもよいし、通信装置がドローンあるいは航空機に搭載される装置であってもよい。
なお、SL(Sidelink)は、UL(Uplink)又はDL(Downlink)と以下1)-4)のいずれか又は組み合わせに基づいて区別されてもよい。また、SLは、他の名称であってもよい。
1)時間領域のリソース配置
2)周波数領域のリソース配置
3)参照する同期信号(SLSS(Sidelink Synchronization Signal)を含む)
4)送信電力制御のためのパスロス測定に用いる参照信号
また、SL又はULのOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)に関して、CP-OFDM(Cyclic-Prefix OFDM)、DFT-S-OFDM(Discrete Fourier Transform - Spread - OFDM)、Transform precodingされていないOFDM又はTransform precodingされているOFDMのいずれが適用されてもよい。
本実施の形態に係る通信システムは、図2等に示されるように、基地局装置10とユーザ装置20を有する。ユーザ装置20について、サイドリンク通信を行う複数のユーザ装置20をユーザ装置20A、ユーザ装置20Bなどと表記する。
基地局装置10は、1つ以上のセルを提供し、ユーザ装置20と無線通信を行う通信装置である。無線信号の物理リソースは、時間領域及び周波数領域で定義され、時間領域はOFDMシンボル数で定義されてもよいし、周波数領域はサブキャリア数又はリソースブロック数で定義されてもよい。また、時間領域におけるTTI(Transmission Time Interval)がスロットであってもよいし、TTIがサブフレームであってもよい。
基地局装置10は、同期信号及びシステム情報をユーザ装置20に送信する。同期信号は、例えば、PSS及びSSSである。システム情報は、例えば、PBCHあるいはPDSCHにて送信され、ブロードキャスト情報ともいう。基地局装置10は、DL(Downlink)で制御信号又はデータをユーザ装置20に送信し、UL(Uplink)で制御信号又はデータをユーザ装置20から受信する。なお、ここでは、PUCCH、PDCCH等の制御チャネルで送信されるものを制御信号と呼び、PUSCH、PDSCH等の共有チャネルで送信されるものをデータと呼んでいるが、このような呼び方は一例である。例えば、制御信号とデータを総称して「信号」と呼んでもよい。
ユーザ装置20は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット、ウェアラブル端末、M2M(Machine-to-Machine)用通信モジュール等の無線通信機能を備えた通信装置である。また、例えば、前述したように、ユーザ装置20は車両に搭載される通信装置である。
ユーザ装置20は、DLで制御信号又はデータを基地局装置10から受信し、ULで制御信号又はデータを基地局装置10に送信することで、無線通信システムにより提供される各種通信サービスを利用する。なお、ユーザ装置20をUEと呼び、基地局装置10をeNB(あるいはgNB)と呼んでもよい。
LTEのSLにおいて、ユーザ装置20へのSLのリソース割り当てに関してMode3とMode4が規定されている。Mode3では、基地局装置10からユーザ装置20に送信されるDCI(Downlink Control Information)によりダイナミックに送信リソースが割り当てられる。また、Mode3ではSPS(Semi Persistent Scheduling)も可能である。Mode4では、ユーザ装置20はリソースプールから自律的に送信リソースを選択する。
なお、本発明の実施の形態におけるスロットは、シンボル、ミニスロット、サブフレーム、無線フレーム、TTI(Transmission Time Interval)と読み替えられてもよい。また、本発明の実施の形態におけるセルは、セルグループ、キャリアコンポーネント、BWP、リソースプール、リソース、RAT(Radio Access Technology)、システム(無線LAN含む)等に読み替えられてもよい。
図2は、V2Xの送信モードの例(1)を説明するための図である。図2に示されるサイドリンク通信の送信モードでは、ステップ1において、基地局装置10がサイドリンクのスケジューリング情報をユーザ装置20Aに送信する。続いて、ユーザ装置20Aは、受信したスケジューリング情報に基づいて、PSCCH(Physical Sidelink Control Channel)及びPSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)をユーザ装置20Bに送信する(ステップ2)。図2に示されるサイドリンク通信の送信モードを、LTEにおけるサイドリンク送信モード3と呼んでもよい。LTEにおけるサイドリンク送信モード3では、Uuベースのサイドリンクスケジューリングが行われる。Uuとは、UTRAN(Universal Terrestrial Radio Access Network)とUE(User Equipment)間の無線インタフェースである。なお、図2に示されるサイドリンク通信の送信モードを、NRにおけるサイドリンク送信モード1と呼んでもよい。
図3は、V2Xの送信モードの例(2)を説明するための図である。図3に示されるサイドリンク通信の送信モードでは、ステップ1において、ユーザ装置20Aは、自律的に選択したリソースを使用して、PSCCH及びPSSCHをユーザ装置20Bに送信する。同様に、ユーザ装置20Bは、自律的に選択したリソースを使用して、PSCCH及びPSSCHをユーザ装置20Aに送信する(ステップ1)。図3に示されるサイドリンク通信の送信モードを、NRにおけるサイドリンク送信モード2aと呼んでもよい。NRにおけるサイドリンク送信モード2aでは、UE自身がリソース選択を実行する。
サイドリンク送信モード2aにおいて、送信側のユーザ装置20は、センシングを行って、空きSLリソースを選択する。センシング手順は、他のユーザ装置20から送信されるSCI(Sidelink Control Information)をデコードすることにより実行されてもよいし、サイドリンク測定により、受信電力に基づき実行されてもよい。PSFCH(Physical Sidelink Feedback Channel)を介して送信されるSFCI(Sidelink Feedback Control Information)がセンシング手順に使用されてもよい。サイドリンク送信に使用されるリソースを決定するリソース選択手順は、センシング手順の結果に基づいて実行される。
また、センシング手順及びリソース選択手順に適用されるリソースの粒度は、PRB単位、スロット単位、他のリソースパターンの単位で規定されてもよい。センシング手順に適用されるSCIのデコードによって、当該SCIを送信するユーザ装置20によって通知されるサイドリンクのリソースに関する情報が少なくとも取得される。
図4は、V2Xの送信モードの例(3)を説明するための図である。図4に示されるサイドリンク通信の送信モードでは、ステップ0において、基地局装置10がサイドリンクのスケジューリンググラントをRRC(Radio Resource Control)設定を介してユーザ装置20Aに送信する。続いて、ユーザ装置20Aは、受信したスケジューリンググラントに基づいて、PSSCHをユーザ装置20Bに送信する(ステップ1)。図4に示されるサイドリンク通信の送信モードを、NRにおけるサイドリンク送信モード2cと呼んでもよい。
図5は、V2Xの送信モードの例(4)を説明するための図である。図5に示されるサイドリンク通信の送信モードでは、ステップ1において、ユーザ装置20Cがサイドリンクのスケジューリング情報をPSCCHを介してユーザ装置20Aに送信する。続いて、ユーザ装置20Aは、受信したスケジューリング情報に基づいて、PSCCH及びPSSCHをユーザ装置20Aに送信する(ステップ2)。図5に示されるサイドリンク通信の送信モードを、NRにおけるサイドリンク送信モード2dと呼んでもよい。なお、"PSCCHを送信する"を、PSCCHを用いて制御情報を送信する、と言い換えてもよい。また、"PSSCHを送信する"を、PSSCHを用いてデータを送信する、と言い換えてもよい。
図6は、サイドリンクのチャネル構成の一例であり、時間領域で順に、PSCCH、PSSCH、PSFCHが配置される。なお、PSCCH、PSSCH、PSFCHの配置は図6に限定されず、周波数領域多重されてもよい。例えば、PSCCHとPSSCHが、周波数領域で隣接して配置され、PSCCHによるSCIの送信とPSSCHによるデータの送信が同時に(例えば、1サブフレームで)行われてもよい。
(configured grantについて)
本実施の形態では、SLにおけるconfigured grantに基づく動作例を説明することから、まず、configured grantについての説明を行う。なお、一般に、grantとは、ある通信装置(便宜上、通信装置Aとする)から他の通信装置(便宜上、通信装置Bとする)に対して送信される信号であり、通信装置Bに信号送信を許可するための信号である。grantには、通信装置Bが信号送信に使用するべきリソース(時間・周波数リソース)の情報が含まれる。
grantには、PDCCH等で送られ、動的に送信許可を行うものと、RRCシグナリング等により、予め設定するconfigured grantがある。通信装置Aから通信装置Bにconfigured grant(時間リソース(あるいは時間・周波数リソース)、周期等を含む)が設定された場合、例えば、通信装置Bは、configured grantで指定されたリソースを用いた信号送信を、configured grantで指定された周期で行う。また、通信装置Aは、configured grantで指定されたリソースを用いた信号受信のためのモニタを、configured grantで指定された周期で行うこととしてもよい。
configured grantを設定された通信装置Bは、送信の度にgrantを受信する必要はない。以下、configured grantを「CG」と記載する場合がある。
CGにはタイプ1のCGとタイプ2のCGがある。タイプ1では、CGの設定情報には、リソース(時間リソースであってもよいし、時間・周波数リソースであってもよい)及び周期を指定するパラメータ(例えばRRCパラメータ)が含まれる。タイプ1のCGの設定がなされた通信装置Bにおいて、当該CGは常にアクティブである。通信装置Bは、当該周期的なリソースを用いて、PDCCHによるシグナリングを受信することなく、データ送信を行うことができる。また、通信装置Bは送信をスキップしてもよい。
タイプ2においても、CGの設定情報には、リソース(時間リソースであってもよいし、時間・周波数リソースであってもよい)及び周期を指定するパラメータ(例えばRRCパラメータ)が含まれる。タイプ2のCGの設定がなされた通信装置Bにおいて、CGの設定がなされただけの段階では、当該CGはアクティブではない。PDCCHで送信されるDCIにより、activation commandを受信した後に、通信装置Bは、当該周期的なリソースを用いて、データ送信を行うことができる。また、通信装置Bは送信をスキップしてもよい。通信装置BがDCIによりdeactivation commandを受信すると、CGは非アクティブ(inactive)になる。
上記のようなCGを用いることで、送信の度にPDCCHを受信する必要がないので、PDCCHリソースの浪費を回避でき、また、遅延を削減することができる。
(複数のCG(CGs)について)
本実施の形態における通信システムにおいて、複数のアクティブなCGがサポートされてもよい。例えば、異なる複数のタイプのサービス間では、異なるリソース設定が想定されることから、複数のCGがサポートされる。
例えば、基地局装置10からユーザ装置20に対して、タイプ1のCG1及びCG2が設定された場合において、ユーザ装置20は、CG1で指定されたリソース及び周期でデータ送信を行うとともに、CG2で指定されたリソース及び周期でデータ送信を行うことができる。また、タイプ2の複数CGがサポートされてもよい。
上記の複数CGの例はUu(基地局装置10とユーザ装置20との間の通信)での例であるが、タイプ1、タイプ2の複数CGは、サイドリンク(以下、SL)においてもサポートされてよい。
以下、サイドリンクにおける複数CGについての詳細な動作例についての実施例1~2を説明する。実施例1~2は、NR-SLに適用されることを想定しているが、実施例1~2の適用はNR―SLに限られるわけではない。実施例1~2が、LTEのSLに適用されてもよいし、NRとLTE以外の通信システムにおけるSL(あるいはD2D)に適用されてもよい。
(実施例1)
実施例1は、タイプ1の複数CG(multiple CGs)がユーザ装置20に設定される場合の例である。実施例1は、実施例1-1、実施例1-2に分けられる。実施例1-1ではリソース割り当てモード1(resource allocation mode1)を説明し、実施例1-2ではリソース割り当てモード2(resource allocation mode2)を説明する。
<実施例1-1:resource allocation mode1>
図7は、実施例1-1を説明するためのシーケンス図である。S101において、例えばRRCシグナリング(上位レイヤシグナリング)により、基地局装置10からユーザ装置20Aに対して1つ以上のCGの設定情報(CG configurations)が送信される。各CGの設定情報には、ユーザ装置20AがSL送信で使用できるリソース(時間リソース、あるいは、時間・周波数リソース)と周期(periodicity)を示すパラメータが含まれる。
なお、複数のCGの設定情報に関して、複数のCGの設定情報が1つのシグナリングメッセージで通知されてもよいし、1つのCGの設定情報が1つのグナリングメッセージで通知されてもよい。この点は、以降の各実施例においても同様である。
S101により1つ又は複数CGのRRC設定がなされたユーザ装置20Aにおいて、当該1つ又は複数CGはそれぞれアクティブになっている。よって、S102において、ユーザ装置20Aは、各CGのリソースを用いて、PSCCH/PSSCHによる送信を行うことができる。"PSCCH/PSSCHによる送信"は、PSCCHでSCIを送信すること、PSSCHでデータを送信すること、又は、PSCCHでのSCI送信とPSSCHでのデータ送信を同時に行うことである。
ユーザ装置20Bは、SCIにより指定されるリソースで、ユーザ装置20Aから送信されたデータを受信する。
実施例1-1において、ユーザ装置20Aに設定された複数CG間で時間リソースが重複する可能性がある。時間リソースが重複するとは、例えば、CG1でサブフレーム1を周期的に使用する設定がなされ、CG2でもサブフレーム1を周期的に使用する設定がなされたような場合である。また、ユーザ装置20Aに設定された複数CG間で時間・周波数リソースが重複する可能性がある。時間リソースが重複することと、時間・周波数リソースが重複することを総称して"リソースが重複する"と記載する。
ユーザ装置20Aは、上記のように複数CG間でリソースが重複することを検知した場合、ユーザ装置20Aの実装(UE implementation)に従って、どのCGのリソースを選択するかを決定する。
また、ユーザ装置20Aは、上記のように複数CG間でリソースが重複することを検知した場合、CGの優先度(priority)に従って、1つのCGのリソースを選択してもよい。この場合、例えば、基地局装置10からユーザ装置20に送信されるCGの設定情報の中に、当該CGの優先度の情報が含まれる。CG1よりもCG2が高優先度である場合において、CG1とCG2のリソースが重複した場合、ユーザ装置20Aは、例えば、高優先度のCG2のリソースを選択する。
なお、図7に示す例において、S101でユーザ装置20Aに送信される設定情報が、ユーザ装置20Bにも送られ、ユーザ装置20Bにも、ユーザ装置20Aに対する1つ又は複数CGの設定情報が設定されてもよい。これにより、ユーザ装置20Bは、ユーザ装置20Aから送信されるデータのリソースを把握できるので、SCIを受信することなくPSSCHでデータを受信できる。よって、この場合、ユーザ装置20AはPSCCHなしのPSSCHのみの送信(Standalone PSSCH transmission)を行うことができる。
また、図7に示す構成において、基地局装置10が、ユーザ装置20Cに置き換えられてもよい。この場合、ユーザ装置20Cは、サイドリンクのRRCシグナリング(PC5-RRC)で1つ又は複数CGの設定情報をユーザ装置20Aに送信する。
<実施例1-2:resource allocation mode2>
図8は、実施例1-2を説明するためのシーケンス図である。S201において、例えばPC5のRRCシグナリング(上位レイヤシグナリング)により、ユーザ装置20Aからユーザ装置20Bに対して1つ以上のCGの設定情報(CG configurations)が送信される。各CGの設定情報には、ユーザ装置20AがSL送信で使用するリソース(時間リソース、あるいは、時間・周波数リソース)と周期(periodicity)を示すパラメータが含まれる。
ユーザ装置20Aは、SL送信で使用するリソースを、例えば図3で説明したように、センシングにより空きリソースを検知する方法で選択することができる。
S201において、1つ又は複数CGのPC5-RRC設定を送信したユーザ装置20A、及び1つ又は複数CGのPC5-RRC設定をユーザ装置20Aから受けたユーザ装置20Bにおいて、当該1つ又は複数CGは、アクティブになっている。よって、S202において、ユーザ装置20Aは、各CGのリソースを用いて、PSCCH/PSSCHによる送信を行い、ユーザ装置20Bは、当該リソースでPSCCH/PSSCHの受信を行うことができる。
ユーザ装置20Bは、CG設定を有しているので、ユーザ装置20Aから送信されるデータのリソースを把握できる。よって、SCIを受信することなくPSSCHでデータを受信できる。すなわち、ユーザ装置20AはPSCCHなしのPSSCHのみの送信(Standalone PSSCH transmission)を行うことができる。
実施例1-2において、ユーザ装置20Aがユーザ装置20Bに設定する複数CG間でリソースが重複する可能性がある。
ユーザ装置20Aとユーザ装置20Bはそれぞれ、上記のように複数CG間でリソースが重複することを検知した場合、それぞれの実装(UE implementation)に従って、どのCGのリソースを選択するかを決定する。
また、ユーザ装置20Aとユーザ装置20Bはそれぞれ、上記のように複数CG間でリソースが重複することを検知した場合、CGの優先度(priority)に従って、1つのリソースを選択してもよい。この場合、例えば、ユーザ装置20Aからユーザ装置20Bに送信されるCGの設定情報の中に、当該CGの優先度の情報が含まれる。CG1よりもCG2が高優先度である場合において、CG1とCG2のリソースが重複した場合、ユーザ装置20Aとユーザ装置20Bはそれぞれ、例えば、高優先度のCG2のリソースを選択する。
(実施例2)
次に、実施例2を説明する。実施例2は、タイプ2の複数CG(multiple CGs)がユーザ装置20に設定される場合の例である。実施例2は、実施例2-1、実施例2-2に分けられる。実施例2-1ではリソース割り当てモード1(resource allocation mode1)を説明し、実施例2-2ではリソース割り当てモード2(resource allocation mode2)を説明する。
<実施例2-1:resource allocation mode1>
図9は、実施例2-1を説明するためのシーケンス図である。S301において、例えばRRCシグナリング(上位レイヤシグナリング)により、基地局装置10からユーザ装置20Aに対して1つ以上のCGの設定情報(CG configurations)が送信される。各CGの設定情報には、ユーザ装置20AがSL送信で使用できるリソース(時間リソース、あるいは、時間・周波数リソース)と周期(periodicity)を示すパラメータが含まれる。
S301により1つ又は複数のCGのRRC設定がなされたユーザ装置20Aにおいて、当該1つ又は複数のCGは、非アクティブになっている。
S302において、ユーザ装置20Aが基地局装置10から、1つ又は複数のCGに対するactivation commandを受信すると、1つ又は複数のCGはアクティブになる。
よって、S303において、ユーザ装置20Aは、アクティブな各CGのリソースを用いて、PSCCH/PSSCHによる送信を行うことができる。
S304において、ユーザ装置20Aが基地局装置10から、1つ又は複数のCGに対するdeactivation commandを受信すると、アクティブであった1つ又は複数のCGのうち、deactivation commandを受けたCGは非アクティブになる。非アクティブになったCGのリソースによるPSCCH/PSSCHの送信は行われない。
アクティブな複数のCG間でリソースが重複した場合の処理については、実施例1-1で説明した処理と同じである。
<実施例2-1:アクティブ化/非アクティブ化の詳細>
実施例2-1におけるCGのアクティブ化/非アクティブ化についてのより詳細な例を以下に説明する。以下、activation commandとdeactivation commandのいずれにも同様に適用される事項を説明する際には、「activation command/deactivation command」と記載する。
activation command/deactivation commandは、例えば、下記のうちのいずれかの信号により通知される。ただし、下記の信号は例示であり、下記の信号以外の信号でactivation command/deactivation commandが通知されてもよい。
・DCIフォーマット;
・activation command/deactivation command専用のDCIフィールドの値;
・DCIに付与されるCRCをスクランブルするRNTI;
・既存のDCIフィールドの値の特別な組み合わせ;
・CORESET;
・サーチスペース;
・MAC-CE。
上記のDCIフォーマットを使用する場合、例えば、ユーザ装置20AがDCIフォーマットAのDCIを受信したらそれはactivation commandであると判断し、DCIフォーマットBのDCIを受信したら、それはdeactivation commandを判断する、といった処理が可能である。
また、RNTIを使用する場合、例えば、ユーザ装置20AがRNTI-AでDCIを復号できたらそれはactivation commandであると判断し、RNTI-BでDCIを復号できたらそれはdeactivation commandであると判断する、といった処理が可能である。
CORESETあるいはサーチスペースを使用する場合、例えば、ユーザ装置20AがあるCORESET(あるいはサーチスペース)でDCIを受信したらそれはactivation commandであると判断し、別のCORESET(あるいはサーチスペース)でDCIを受信したらそれはdeactivation commandであると判断する、といった処理が可能である。
MAC-CEを使用する場合、例えば、MAC-CEにおけるビットの値により、activation command/deactivation commandを判別することができる。
また、複数のCGのうちのどのCGがアクティブ化あるいは非アクティブ化されるかが、下記のうちのいずれかの信号により通知されることとしてもよい。ただし、下記の信号は例示であり、下記の信号以外の信号でどのCGがアクティブ化あるいは非アクティブ化されるかが通知されてもよい。
・DCIフォーマット;
・activation command/deactivation command専用のDCIフィールドの値;
・DCIに付与されるCRCをスクランブルするRNTI;
・既存のDCIフィールドの値の特別な組み合わせ;
・CORESET;
・サーチスペース;
・MAC-CE。
また、activation command/deactivation commandの中に、複数のCGのうちのどのCGをアクティブ化あるいは非アクティブ化するかを示す情報が含まれていてもよい。
また、設定した全てのCG、あるいは、設定した全てCGの中の一部である複数のCGに対する1つのactivation command/1つのdeactivation commandが、例えば、下記のうちのいずれかの信号により通知されることとしてもよい。ただし、下記の信号は例示であり、下記の信号以外の信号を使用してもよい。
・DCIフォーマット;
・activation command/deactivation command専用のDCIフィールドの値;
・DCIに付与されるCRCをスクランブルするRNTI;
・既存のDCIフィールドの値の特別な組み合わせ;
・CORESET;
・サーチスペース;
・MAC-CE。
<実施例2-1:アクティブ化/非アクティブ化通知の具体例>
例えば、DCIにおいて、3ビット長の「CGタイプ2設定フィールド」として、activation command/deactivation command専用のDCIフィールドが規定される。3ビットの各ビットが1つのCG設定に対応する。この場合、例えば、CGタイプ2設定フィールド=011の場合、CG設定1とCG設定2を、これらが非アクティブであれば、アクティブ化し、CG設定0を、これがアクティブであれば、非アクティブ化する。
また、例えば、上記の3ビットで表わされる各値がある設定に対応することとしてもよい。この場合、例えば、値=0、1、2、3、4、5、6、7がそれぞれ、「全てのCG設定を非アクティブ化、CG設定0を非アクティブ化、CG設定1を非アクティブ化、CG設定2を非アクティブ化、CG設定0をアクティブ化、CG設定1をアクティブ化、CG設定2をアクティブ化、全てのCG設定をアクティブ化」に対応付けられていてもよい。この例で、例えば、CGタイプ2設定フィールド=011の場合、CG設定2を、アクティブであれば、非アクティブ化する。また、CGタイプ2設定フィールド=111の場合、全てのCGを、非アクティブであれば、アクティブ化する。
なお、実施例2-1において説明した上記の内容をNR-UuのCGタイプ2に適用してもよい。
また、図9に示す例において、S301でユーザ装置20Aに送信される設定情報、S302でユーザ装置20Aに送信されるactivation command、S304でユーザ装置20Aに送信されるdeactivation commandがいずれもユーザ装置20Bにも送られ、ユーザ装置20Bにも、ユーザ装置20Aに対する1つ又は複数CGの設定情報が設定されるとともに、アクティブ化/非アクティブ化が行われることとしてもよい。
これにより、ユーザ装置20Bは、ユーザ装置20Aから送信されるデータのリソースを把握できるので、SCIを受信することなくPSSCHでデータを受信できる。よって、この場合、ユーザ装置20AはPSCCHなしのPSSCHのみの送信(Standalone PSSCH transmission)を行うことができる。
また、図9に示す構成において、基地局装置10が、ユーザ装置20Cに置き換えられてもよい。この場合、ユーザ装置20Cは、サイドリンクのRRCシグナリング(PC5-RRC)で1つ又は複数CGの設定情報をユーザ装置20Aに送信する。また、例えば、SCIを用いて、activation command/deactivation commandを送信する。
<実施例2-2:resource allocation mode2>
図10は、実施例2-2を説明するためのシーケンス図である。S401において、例えばPC5のRRCシグナリング(上位レイヤシグナリング)により、ユーザ装置20Aからユーザ装置20Bに対して1つ以上のCGの設定情報(CG configurations)が送信される。各CGの設定情報には、ユーザ装置20AがSL送信で使用するリソース(時間リソース、あるいは、時間・周波数リソース)と周期(periodicity)を示すパラメータが含まれる。
ユーザ装置20Aは、SL送信で使用するリソースを、例えば図3で説明したように、センシングにより空きリソースを検知する方法で選択することができる。
S401において、1つ又は複数CGのPC5-RRC設定を送信したユーザ装置20A、及び1つ又は複数CGのPC5-RRC設定をユーザ装置20Aから受けたユーザ装置20Bにおいて、当該1つ又は複数CGは、非アクティブになっている。
S402において、ユーザ装置20Aはユーザ装置20Bに、1つ又は複数のCGに対するactivation commandを送信すると、ユーザ装置20Aとユーザ装置20Bにおいて、当該1つ又は複数のCGはアクティブになる。
よって、S403において、ユーザ装置20Aは、アクティブな各CGのリソースを用いて、PSCCH/PSSCHによる送信を行うことができる。ユーザ装置20Bは、CG設定を有しているので、ユーザ装置20Aから送信されるデータのリソースを把握できる。よって、SCIを受信することなくPSSCHでデータを受信できる。すなわち、ユーザ装置20AはPSCCHなしのPSSCHのみの送信(Standalone PSSCH transmission)を行うことができる。
S404において、ユーザ装置20Aがユーザ装置20Bに、1つ又は複数のCGに対するdeactivation commandを送信し、ユーザ装置20Bがdeactivation commandを受信すると、ユーザ装置20Aとユーザ装置20Bにおいて、アクティブであった1つ又は複数のCGのうち、deactivation commandの対象であるCGは非アクティブになる。非アクティブになったCGのリソースによるPSCCH/PSSCHの送信は行われない。
アクティブな複数のCG間でリソースが重複した場合の処理については、実施例1-2で説明した処理と同じである。
<実施例2-2:アクティブ化/非アクティブ化の詳細>
実施例2-2におけるCGのアクティブ化/非アクティブ化についてのより詳細な例を以下に説明する。以下、activation commandとdeactivation commandのいずれにも同様に適用される事項を説明する際には、「activation command/deactivation command」と記載する。
activation command/deactivation commandは、例えば、下記のうちのいずれかの信号により通知される。ただし、下記の信号は例示であり、下記の信号以外の信号でactivation command/deactivation commandが通知されてもよい。
・SCIフォーマット;
・activation command/deactivation command専用のSCIフィールドの値;
・SCIに付与されるCRCをスクランブルするRNTI;
・既存のSCIフィールドの値の特別な組み合わせ;
・MAC-CE。
上記のSCIフォーマットを使用する場合、例えば、ユーザ装置20BがSCIフォーマットAのSCIを受信したらそれはactivation commandであると判断し、SCIフォーマットBのSCIを受信したら、それはdeactivation commandであると判断する、といった処理を行うことができる。
また、RNTIを使用する場合、例えば、ユーザ装置20BがRNTI-AでSCIを復号できたらそれはactivation commandであると判断し、RNTI-BでSCIを復号できたらそれはdeactivation commandであると判断する、、といった処理を行うことができる。
MAC-CEを使用する場合、例えば、MAC-CEにおけるビットの値により、activation command/deactivation commandを判別することができる。
また、複数のCGのうちのどのCGがアクティブ化あるいは非アクティブ化されるかが、下記のうちのいずれかの信号により通知されることとしてもよい。ただし、下記の信号は例示であり、下記の信号以外の信号でどのCGがアクティブ化あるいは非アクティブ化されるかが通知されてもよい。
・SCIフォーマット;
・activation command/deactivation command専用のSCIフィールドの値;
・SCIに付与されるCRCをスクランブルするRNTI;
・既存のSCIフィールドの値の特別な組み合わせ;
・MAC-CE。
また、activation command/deactivation commandの中に、複数のCGのうちのどのCGをアクティブ化あるいは非アクティブ化するかを示す情報が含まれていてもよい。
また、設定した全てのCG、あるいは、設定した全てCGの中の一部である複数のCGに対する1つのactivation command/1つのdeactivation commandが、例えば、下記のうちのいずれかの信号により通知されることとしてもよい。ただし、下記の信号は例示であり、下記の信号以外の信号で全てのCGあるいは複数のCGに対する1つのactivation command/1つのdeactivation commandが通知されてもよい。
・SCIフォーマット;
・activation command/deactivation command専用のSCIフィールドの値;
・SCIに付与されるCRCをスクランブルするRNTI;
・既存のSCIフィールドの値の特別な組み合わせ;
・MAC-CE。
<実施例2-2:アクティブ化/非アクティブ化通知の具体例>
例えば、SCIにおいて、3ビット長の「CGタイプ2設定フィールド」として、activation command/deactivation command専用のSCIフィールドが規定される。例えば、各ビットが1つのCG設定に対応する。この場合、例えば、CGタイプ2設定フィールド=011の場合、CG設定1とCG設定2を、これらが非アクティブであれば、アクティブ化し、CG設定0を、これがアクティブであれば、非アクティブ化する。
また、例えば、上記3ビットで表わされる各値がある設定に対応するものとしてもよい。この場合、例えば、値=0、1、2、3、4、5、6、7がそれぞれ、「全てのCG設定を非アクティブ化、CG設定0を非アクティブ化、CG設定1を非アクティブ化、CG設定2を非アクティブ化、CG設定0をアクティブ化、CG設定1をアクティブ化、CG設定2をアクティブ化、全てのCG設定をアクティブ化」に対応付けられていてもよい。ユーザ装置20Aとユーザ装置20Bのそれぞれにおいて、例えば、CGタイプ2設定フィールド=011の場合、CG設定2を、これがアクティブであれば、非アクティブ化する。また、CGタイプ2設定フィールド=111の場合、全てのCGを、非アクティブであれば、アクティブ化する。
実施例1~2は、タイプ1又はタイプ2のいずれかにおいて複数のアクティブなCGがサポートされる場合を想定しているが、タイプ1及びタイプ2のどちらにも複数CGを適用してもよい。又は、それぞれのCGタイプでは単一のアクティブなCGのみがサポートされるが、それらを同時にアクティブにすることで複数のアクティブなCGを実現してもよい。例えば、ユーザ装置20にタイプ1のCG1が設定され、更に、タイプ2のCG2、CG3が設定され、かつ、CG2に対してアクティブ化コマンドを受信した場合、ユーザ装置20において、アクティブな複数のCG(CG1とCG2)が実現される。ここで、当該異なるタイプの複数CGのリソースが重複した場合、実施例1及び2に記載の方法を適用できる(UE implementation,優先度に応じた選択等)。
以上説明した実施例1、実施例2のいずれによっても、SLにおいて、複数のアクティブなCGを使用することができる。
(装置構成)
次に、これまでに説明した処理及び動作を実行する基地局装置10及びユーザ装置20の機能構成例を説明する。基地局装置10及びユーザ装置20は上述した実施の形態における全ての機能を含む。ただし、基地局装置10及びユーザ装置20はそれぞれ、実施の形態における全ての機能のうちの一部の機能のみを備えることとしてもよい。
<基地局装置10>
図11は、基地局装置10の機能構成の一例を示す図である。図11に示されるように、基地局装置10は、送信部110と、受信部120と、設定部130と、制御部140とを有する。図11に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
送信部110は、ユーザ装置20側に送信する信号を生成し、当該信号を無線で送信する機能を含む。受信部120は、ユーザ装置20から送信された各種の信号を受信し、受信した信号から、例えばより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。また、送信部110は、ユーザ装置20へNR-PSS、NR-SSS、NR-PBCH、DL/UL制御信号、DL参照信号、RRCメッセージ等を送信する機能を有する。
設定部130は、予め設定される設定情報、及び、ユーザ装置20に送信する各種の設定情報を設定部130が有する記憶装置に格納し、必要に応じて記憶装置から読み出す。設定情報の内容は、例えば、D2D通信の設定に係る情報等である。制御部140は、基地局装置10の制御を行う。制御部140における信号送信に関する機能部を送信部110に含め、制御部140における信号受信に関する機能部を受信部120に含めてもよい。
<ユーザ装置20>
図12は、ユーザ装置20の機能構成の一例を示す図である。図12に示されるように、ユーザ装置20は、送信部210と、受信部220と、設定部230と、制御部240とを有する。図12に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
送信部210は、送信データから送信信号を作成し、当該送信信号を無線で送信する。受信部220は、各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する。また、受信部220は、基地局装置10から送信されるNR-PSS、NR-SSS、NR-PBCH、DL/UL/SL制御信号、RRCメッセージ、又は参照信号等を受信する機能を有する。また、例えば、送信部210は、D2D通信として、他のユーザ装置20に、PSCCH(Physical Sidelink Control Channel)、PSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)、PSDCH(Physical Sidelink Discovery Channel)、PSBCH(Physical Sidelink Broadcast Channel)等を送信し、受信部220は、他のユーザ装置20から、PSCCH、PSSCH、PSDCH又はPSBCH等を受信する。
設定部230は、受信部220により基地局装置10又はユーザ装置20から受信した各種の設定情報を設定部230が有する記憶装置に格納し、必要に応じて記憶装置から読み出す。また、設定部230は、予め設定される設定情報も格納する。設定情報の内容は、例えば、D2D通信の設定に係る情報等である。制御部240は、ユーザ装置20の制御を行う。制御部240における信号送信に関する機能部を送信部210に含め、制御部240における信号受信に関する機能部を受信部220に含めてもよい。
(ハードウェア構成)
上記実施形態の説明に用いたブロック図(図11及び図12)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
例えば、本開示の一実施の形態における基地局装置10、ユーザ装置20等は、本開示の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図13は、本開示の一実施の形態に係る基地局装置10及びユーザ装置20のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局装置10及びユーザ装置20は、物理的には、プロセッサ1001、記憶装置1002、補助記憶装置1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニット等に読み替えることができる。基地局装置10及びユーザ装置20のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
基地局装置10及びユーザ装置20における各機能は、プロセッサ1001、記憶装置1002等のハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、記憶装置1002及び補助記憶装置1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインタフェース、制御装置、演算装置、レジスタ等を含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、上述の制御部140、制御部240等は、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータ等を、補助記憶装置1003及び通信装置1004の少なくとも一方から記憶装置1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、図11に示した基地局装置10の制御部140は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。また、例えば、図12に示したユーザ装置20の制御部240は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。
記憶装置1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)等の少なくとも1つによって構成されてもよい。記憶装置1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)等と呼ばれてもよい。記憶装置1002は、本開示の一実施の形態に係る通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール等を保存することができる。
補助記憶装置1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)等の光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ等の少なくとも1つによって構成されてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、記憶装置1002及び補助記憶装置1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、送受信アンテナ、アンプ部、送受信部、伝送路インターフェース等は、通信装置1004によって実現されてもよい。送受信部は、送信部と受信部とで、物理的に、または論理的に分離された実装がなされてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサ等)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプ等)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及び記憶装置1002等の各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
また、基地局装置10及びユーザ装置20は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
(実施の形態のまとめ)
本実施の形態では、少なくとも下記の各項に記載されたユーザ装置が提供される。
(第1項)
基地局装置から、1つ又は複数のグラントの設定情報を受信する受信部と、
前記1つ又は複数のグラントはアクティブであり、当該1つ又は複数のグラントで指定されるリソースを用いてサイドリンクの信号を送信する送信部と
を備えるユーザ装置。
(第2項)
他のユーザ装置に対して、1つ又は複数のグラントの設定情報を送信する送信部を備え、
前記1つ又は複数のグラントはアクティブであり、前記送信部は、当該1つ又は複数のグラントで指定されるリソースを用いてサイドリンクの信号を前記他のユーザ装置に対して送信する
ユーザ装置。
(第3項)
他のユーザ装置から、1つ又は複数のグラントの設定情報を受信する受信部を備え、
前記1つ又は複数のグラントはアクティブであり、前記受信部は、当該1つ又は複数のグラントで指定されるリソースを用いてサイドリンクの信号を受信する
ユーザ装置。
(第4項)
基地局装置から、1つ又は複数のグラントの設定情報を受信する受信部と、
前記受信部が、前記基地局装置からアクティブ化コマンドを受信した場合に、前記1つ又は複数のグラントの全部又は一部をアクティブ化し、前記受信部が、前記基地局装置から非アクティブ化コマンドを受信した場合に、前記1つ又は複数のグラントの全部又は一部を非アクティブ化する制御部と、
アクティブ化されたグラントで指定されるリソースを用いてサイドリンクの信号を送信する送信部と
を備えるユーザ装置。
(第5項)
他のユーザ装置に対して、1つ又は複数のグラントの設定情報を送信する送信部と、
前記送信部が、前記他のユーザ装置に対してアクティブ化コマンドを送信する場合に、前記1つ又は複数のグラントの全部又は一部をアクティブ化し、前記送信部が、前記他のユーザ装置に対して非アクティブ化コマンドを送信する場合に、前記1つ又は複数のグラントの全部又は一部を非アクティブ化する制御部と、を備え、
前記送信部は、アクティブ化されたグラントで指定されるリソースを用いてサイドリンクの信号を送信する
ユーザ装置。
(第6項)
他のユーザ装置から、1つ又は複数のグラントの設定情報を受信する受信部と、
前記受信部が、前記他のユーザ装置からアクティブ化コマンドを受信した場合に、前記1つ又は複数のグラントの全部又は一部をアクティブ化し、前記受信部が、前記他のユーザ装置から非アクティブ化コマンドを受信した場合に、前記1つ又は複数のグラントの全部又は一部を非アクティブ化する制御部と、を備え、
前記受信部は、アクティブ化されたグラントで指定されるリソースを用いてサイドリンクの信号を受信する
ユーザ装置。
第1項~第6項のいずれの技術によっても、サイドリンクにおいて、複数のアクティブなconfigured grantのサポートを実現することができる。
(実施形態の補足)
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、基地局装置10及びユーザ装置20は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従って基地局装置10が有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従ってユーザ装置20が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD-ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
また、情報の通知は、本開示で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージ等であってもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、NR(new Radio)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせ等)適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャート等は、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書において基地局装置10によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局装置10を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、ユーザ装置20との通信のために行われる様々な動作は、基地局装置10及び基地局装置10以外の他のネットワークノード(例えば、MME又はS-GW等が考えられるが、これらに限られない)の少なくとも1つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局装置10以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、他のネットワークノードは、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS-GW)であってもよい。
本開示において説明した情報又は信号等は、上位レイヤ(又は下位レイヤ)から下位レイヤ(又は上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
本開示における判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
本開示においては、「基地局(BS:Base Station)」、「無線基地局」、「基地局装置」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのIoT(Internet of Things)機器であってもよい。
また、本開示における基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、基地局及びユーザ端末間の通信を、複数のユーザ装置20間の通信(例えば、D2D(Device-to-Device)、V2X(Vehicle-to-Everything)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、上述の基地局装置10が有する機能をユーザ装置20が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
同様に、本開示におけるユーザ端末は、基地局で読み替えてもよい。この場合、上述のユーザ端末が有する機能を基地局が有する構成としてもよい。
本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
参照信号は、RS(Reference Signal)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみが採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
無線フレームは時間領域において1つ又は複数のフレームによって構成されてもよい。時間領域において1つ又は複数の各フレームはサブフレームと呼ばれてもよい。サブフレームは更に時間領域において1つ又は複数のスロットによって構成されてもよい。サブフレームは、ニューメロロジ(numerology)に依存しない固定の時間長(例えば、1ms)であってもよい。
ニューメロロジは、ある信号又はチャネルの送信及び受信の少なくとも一方に適用される通信パラメータであってもよい。ニューメロロジは、例えば、サブキャリア間隔(SCS:SubCarrier Spacing)、帯域幅、シンボル長、サイクリックプレフィックス長、送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)、TTIあたりのシンボル数、無線フレーム構成、送受信機が周波数領域において行う特定のフィルタリング処理、送受信機が時間領域において行う特定のウィンドウイング処理などの少なくとも1つを示してもよい。
スロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボル(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル、SC-FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボル等)で構成されてもよい。スロットは、ニューメロロジに基づく時間単位であってもよい。
スロットは、複数のミニスロットを含んでもよい。各ミニスロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボルによって構成されてもよい。また、ミニスロットは、サブスロットと呼ばれてもよい。ミニスロットは、スロットよりも少ない数のシンボルによって構成されてもよい。ミニスロットより大きい時間単位で送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプAと呼ばれてもよい。ミニスロットを用いて送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプBと呼ばれてもよい。
無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。
例えば、1サブフレームは送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)と呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレーム及びTTIの少なくとも一方は、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1-13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。なお、TTIを表す単位は、サブフレームではなくスロット、ミニスロットなどと呼ばれてもよい。
ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、基地局が各ユーザ装置20に対して、無線リソース(各ユーザ装置20において使用することが可能な周波数帯域幅、送信電力など)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。
TTIは、チャネル符号化されたデータパケット(トランスポートブロック)、コードブロック、コードワードなどの送信時間単位であってもよいし、スケジューリング、リンクアダプテーションなどの処理単位となってもよい。なお、TTIが与えられたとき、実際にトランスポートブロック、コードブロック、コードワードなどがマッピングされる時間区間(例えば、シンボル数)は、当該TTIよりも短くてもよい。
なお、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれる場合、1以上のTTI(すなわち、1以上のスロット又は1以上のミニスロット)が、スケジューリングの最小時間単位となってもよい。また、当該スケジューリングの最小時間単位を構成するスロット数(ミニスロット数)は制御されてもよい。
1msの時間長を有するTTIは、通常TTI(LTE Rel.8-12におけるTTI)、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、ロングサブフレーム、スロットなどと呼ばれてもよい。通常TTIより短いTTIは、短縮TTI、ショートTTI、部分TTI(partial又はfractional TTI)、短縮サブフレーム、ショートサブフレーム、ミニスロット、サブスロット、スロットなどと呼ばれてもよい。
なお、ロングTTI(例えば、通常TTI、サブフレームなど)は、1msを超える時間長を有するTTIで読み替えてもよいし、ショートTTI(例えば、短縮TTIなど)は、ロングTTIのTTI長未満かつ1ms以上のTTI長を有するTTIで読み替えてもよい。
リソースブロック(RB)は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つ又は複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含んでもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジに関わらず同じであってもよく、例えば12であってもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジに基づいて決定されてもよい。
また、RBの時間領域は、1つ又は複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1ミニスロット、1サブフレーム、又は1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームなどは、それぞれ1つ又は複数のリソースブロックで構成されてもよい。
なお、1つ又は複数のRBは、物理リソースブロック(PRB:Physical RB)、サブキャリアグループ(SCG:Sub-Carrier Group)、リソースエレメントグループ(REG:Resource Element Group)、PRBペア、RBペアなどと呼ばれてもよい。
また、リソースブロックは、1つ又は複数のリソースエレメント(RE:Resource Element)によって構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)(部分帯域幅などと呼ばれてもよい)は、あるキャリアにおいて、あるニューメロロジ用の連続する共通RB(common resource blocks)のサブセットのことを表してもよい。ここで、共通RBは、当該キャリアの共通参照ポイントを基準としたRBのインデックスによって特定されてもよい。PRBは、あるBWPで定義され、当該BWP内で番号付けされてもよい。
BWPには、UL用のBWP(UL BWP)と、DL用のBWP(DL BWP)とが含まれてもよい。UEに対して、1キャリア内に1つ又は複数のBWPが設定されてもよい。
設定されたBWPの少なくとも1つがアクティブであってもよく、UEは、アクティブなBWPの外で所定の信号/チャネルを送受信することを想定しなくてもよい。なお、本開示における「セル」、「キャリア」などは、「BWP」で読み替えられてもよい。
上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレーム又は無線フレームあたりのスロットの数、スロット内に含まれるミニスロットの数、スロット又はミニスロットに含まれるシンボル及びRBの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)長などの構成は、様々に変更することができる。
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
なお、本開示において、サイドリンク通信は、端末間直接通信の一例である。SCIは、端末間直接通信の制御情報の一例である。スロットは、所定の時間領域区間の一例である。
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
10 基地局装置
110 送信部
120 受信部
130 設定部
140 制御部
20 ユーザ装置
210 送信部
220 受信部
230 設定部
240 制御部
1001 プロセッサ
1002 記憶装置
1003 補助記憶装置
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置

Claims (6)

  1. サイドリンクにおける複数のコンフィギュアドグラントの設定情報をダウンリンクで受信する受信部と、
    ダウンリンクで受信する制御情報に基づいて、前記複数のコンフィギュアドグラントのうちのあるコンフィギュアドグラントをアクティブ化又は非アクティブ化する制御部と、を備え
    前記制御情報のCRCは、コンフィギュアドグラントのアクティブ化又は非アクティブ化に使用される制御情報用の特定のRNTIでスクランブルされている
    端末。
  2. 前記制御情報は、前記コンフィギュアドグラントを指定するフィールドの値を含む
    請求項1に記載の端末。
  3. 前記制御部は、前記制御情報における特別なフィールドの値に基づいて、前記コンフィギュアドグラントをアクティブ化するか、又は、非アクティブ化するかを決定する
    請求項1又は2に記載の端末。
  4. サイドリンクにおける複数のコンフィギュアドグラントの設定情報をダウンリンクで送信する送信部と、
    ダウンリンクで送信する制御情報に、前記複数のコンフィギュアドグラントのうちのあるコンフィギュアドグラントを指定するフィールドの値を含める制御部と、を備え、
    端末において、前記制御情報に基づいて、前記あるコンフィギュアドグラントがアクティブ化又は非アクティブ化され、
    前記制御情報のCRCは、コンフィギュアドグラントのアクティブ化又は非アクティブ化に使用される制御情報用の特定のRNTIでスクランブルされている
    基地局。
  5. サイドリンクにおける複数のコンフィギュアドグラントの設定情報をダウンリンクで送信する送信部、
    を備える基地局と、
    前記設定情報をダウンリンクで受信する受信部と、
    ダウンリンクで受信する制御情報に基づいて、前記複数のコンフィギュアドグラントのうちのあるコンフィギュアドグラントをアクティブ化又は非アクティブ化する制御部と、
    を備える端末と、を備え、
    前記制御情報のCRCは、コンフィギュアドグラントのアクティブ化又は非アクティブ化に使用される制御情報用の特定のRNTIでスクランブルされている
    システム。
  6. サイドリンクにおける複数のコンフィギュアドグラントの設定情報をダウンリンクで受信し、
    ダウンリンクで受信する制御情報に基づいて、前記複数のコンフィギュアドグラントのうちのあるコンフィギュアドグラントをアクティブ化又は非アクティブ化する、端末が実行する通信方法であって、
    前記制御情報のCRCは、コンフィギュアドグラントのアクティブ化又は非アクティブ化に使用される制御情報用の特定のRNTIでスクランブルされている
    通信方法。
JP2021511840A 2019-04-02 2019-04-02 端末、基地局、システム、及び通信方法 Active JP7469296B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/014708 WO2020202480A1 (ja) 2019-04-02 2019-04-02 ユーザ装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPWO2020202480A1 JPWO2020202480A1 (ja) 2020-10-08
JPWO2020202480A5 JPWO2020202480A5 (ja) 2022-07-15
JP7469296B2 true JP7469296B2 (ja) 2024-04-16

Family

ID=72667376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021511840A Active JP7469296B2 (ja) 2019-04-02 2019-04-02 端末、基地局、システム、及び通信方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20220201741A1 (ja)
EP (1) EP3952497A4 (ja)
JP (1) JP7469296B2 (ja)
KR (1) KR20210146331A (ja)
CN (1) CN113632553A (ja)
WO (1) WO2020202480A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113748730A (zh) * 2019-04-23 2021-12-03 夏普株式会社 用于多个活动配置的授权的配置的授权确认mac ce的用户装备、基站和方法
US20210400704A1 (en) * 2020-06-18 2021-12-23 Qualcomm Incorporated In-coverage network controlled off-loading over an unlicensed sidelink

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017166260A1 (en) 2016-04-01 2017-10-05 Panasonic Intellectual Property Corporation Of America Improved semi-persistent resource allocation for v2v traffic
WO2017194212A1 (en) 2016-05-13 2017-11-16 Panasonic Intellectual Property Corporation Of America IMPROVED MECHANISM FOR QoS IMPLEMENTATION IN VEHICULAR COMMUNICATION

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120074254A (ko) * 2010-12-27 2012-07-05 한국전자통신연구원 단말간 직접 연결 통신 및 단말 릴레잉을 위한 디바이스 대 디바이스 링크의 연결 설정 및 스케쥴링 방법
US9942917B2 (en) * 2015-05-14 2018-04-10 Blackberry Limited Allocating resources for a device-to-device transmission
US10477527B2 (en) * 2015-07-14 2019-11-12 Qualcomm Incorporated Semi-persistent scheduling mechanisms for vehicle-to-vehicle communication
US10492107B2 (en) * 2016-11-03 2019-11-26 Ofinno, Llc SPS configuration during handover

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017166260A1 (en) 2016-04-01 2017-10-05 Panasonic Intellectual Property Corporation Of America Improved semi-persistent resource allocation for v2v traffic
WO2017194212A1 (en) 2016-05-13 2017-11-16 Panasonic Intellectual Property Corporation Of America IMPROVED MECHANISM FOR QoS IMPLEMENTATION IN VEHICULAR COMMUNICATION

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Huawei, HiSilicon,Details of LTE Uu configuration of NR sidelink[online],3GPP TSG RAN WG1 #96b R1-1905450,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_96b/Docs/R1-1905450.zip>,2019年04月02日,1-5頁
Panasonic,Discussion on URLLC enhancements for grant-free transmission[online],3GPP TSG RAN WG1 #96 R1-1902396,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_96/Docs/R1-1902396.zip>,2019年03月01日,1-8頁
Spreadtrum Communications,Consideration on NR Uu-based sidelink resource allocation[online],3GPP TSG RAN WG1 adhoc_NR_AH_1901 R1-1900715,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_AH/NR_AH_1901/Docs/R1-1900715.zip>,2019年01月25日,1-3頁

Also Published As

Publication number Publication date
CN113632553A (zh) 2021-11-09
EP3952497A1 (en) 2022-02-09
EP3952497A4 (en) 2022-10-26
WO2020202480A1 (ja) 2020-10-08
JPWO2020202480A1 (ja) 2020-10-08
US20220201741A1 (en) 2022-06-23
KR20210146331A (ko) 2021-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2020136852A1 (ja) ユーザ装置、及び通信装置
JP7265555B2 (ja) 端末、通信システム、及び通信方法
WO2020136855A1 (ja) ユーザ装置
JPWO2020053965A1 (ja) ユーザ装置及び基地局装置
JPWO2020136854A1 (ja) ユーザ装置
WO2020202485A1 (ja) ユーザ装置
JP7391955B2 (ja) 端末、及び通信方法
JP7213893B2 (ja) 端末及び通信方法
RU2771169C1 (ru) Пользовательское оборудование
WO2020202483A1 (ja) ユーザ装置
JP2024063240A (ja) 端末及び通信方法
JP7469296B2 (ja) 端末、基地局、システム、及び通信方法
WO2020230369A1 (ja) ユーザ装置
JP7378466B2 (ja) 端末、通信システム、及び通信方法
JP7148622B2 (ja) 端末及び通信方法
WO2021205664A1 (ja) 端末及び通信方法
JP7394861B2 (ja) 端末、通信システム及び通信方法
JP7248779B2 (ja) 端末、通信方法、及び無線通信システム
WO2020179129A1 (ja) ユーザ装置
WO2020222266A1 (ja) ユーザ装置
JP7241101B2 (ja) ユーザ装置
JP7296461B2 (ja) 基地局装置、端末、及び送信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240319

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7469296

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150