JP7468304B2 - 制御装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、制御装置、制御方法及びプログラムに関する。
エリアごとに電気料金単価が異なる仮想ネットワーク環境において、総電気料金が最安となるようなサーバ配置及び通信経路を決定する問題が従来から知られている。一般的に、このような問題はネットワーク事業者の運用コストを削減するための手法として検討されており、例えば、消費電力をモデル化した上でネットワーク全体の消費電力を最小化する手法等が提案されている。
例えば、非特許文献1では、エリアごとに異なる電気料金単価を定義し、消費電力モデルとあわせて電気料金が最小となるようなVNF(Virtual Network Function)の埋め込み手法が提案されている。しかしながら、非特許文献1で提案されている手法では異なる需要条件や電気料金単価条件ごとに最適解をそれぞれ算出しており、これらの条件が変動した際のネットワークの安定性については考慮されていない。
一方で、例えば、非特許文献2では、VNF配置に関する制御の前後におけるスイッチのフローテーブルのルール変更数をネットワークの安定性指標として、機器の総消費電力削減とルール変更数削減の多目的最適化問題を加重和法により単目的最適化問題に落とし込む手法が提案されている。しかしながら、非特許文献2で提案されている手法は総消費電力とルール変更数の2つの変数をそれぞれの最大値で正規化して定式化しているものの、最大値に対する変動幅に関して両変数に差がある場合は、片方の変数の変動に解が大きく依存し、もう片方の変数がほとんど考慮されない可能性がある。
W. Racheg, N. Ghrada and M. F. Zhani, "Profit-driven resource provisioning in NFV-based environments," 2017 IEEE International Conference on Communications (ICC), Paris, 2017, pp. 1-7, doi: 10.1109/ICC.2017.7997163. M. M. Tajiki, S. Salsano, L. Chiaraviglio, M. Shojafar and B. Akbari, "Joint Energy Efficient and QoS-Aware Path Allocation and VNF Placement for Service Function Chaining," in IEEE Transactions on Network and Service Management, vol. 16, no. 1, pp. 374-388, March 2019, doi: 10.1109/TNSM.2018.2873225.
ところで、電力会社が提供する電気料金のメニューによっては、エリアごとに電気料金単価が異なるだけでなく、時間帯ごとに電気料金単価が異なることもある。このため、サーバ配置及び通信経路の最適解が1日の中で時間帯ごとに変化し、時間帯ごとにネットワークの設定変更を行う必要が生じ得る。一方で、時間帯ごとにその都度ネットワークの設定変更を行うことはネットワークの不安定性に繋がる恐れがあり、安定的なネットワーク運用の観点からは好ましくない。このように、電気料金の削減とネットワークの安定性はトレードオフの関係にある。
本発明の一実施形態は、上記の点に鑑みてなされたもので、電気料金の削減とネットワーク安定性の両方を考慮した仮想ネットワーク制御を実現することを目的とする。
上記目的を達成するため、一実施形態に係る制御装置は、地理的なエリアごと、かつ、時間帯ごとに電気料金単価が設定される物理ネットワーク上の仮想ネットワークを制御する制御装置であって、前記時間帯ごとに、前記物理ネットワークを構成するノード及びリンクの制約条件と前記仮想ネットワークの需要条件とを満たすサーバ配置及び通信経路を表すネットワーク設定の候補を算出する設定候補算出部と、前記時間帯ごとに算出されたネットワーク設定の候補から、1日を通して前記仮想ネットワークを制御する場合の解候補を算出する解候補算出部と、前記解候補の各々に対して、当該解候補で前記仮想ネットワークを運用した場合における1日のネットワーク設定の変更数を算出する変更数算出部と、前記解候補の各々に対して、当該解候補で前記仮想ネットワークを運用した場合における1日の電気料金を算出する電気料金算出部と、前記ネットワーク設定の変更数と、前記電気料金と、前記変更数及び前記電気料金をそれぞれ標準化する標準化関数とが含まれる目的関数を用いて、前記解候補の中から最適解を算出する最適解算出部と、を有する。
電気料金の削減とネットワーク安定性の両方を考慮した仮想ネットワーク制御を実現することができる。
ネットワークトポロジーとエリアの一例を説明するための図である。 ネットワーク設定変更数の一例を説明するための図である。 総ネットワーク設定変更数及び総電気料金のヒストグラムの一例を示す図である。 最大値で正規化した総ネットワーク設定変更数及び総電気料金のヒストグラムの一例を示す図である。 標準化した総ネットワーク設定変更数及び総電気料金のヒストグラムの一例を示す図である。 本実施形態に係る仮想ネットワーク制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る仮想ネットワーク制御装置の機能構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る仮想ネットワーク制御処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について説明する。本実施形態では、電気料金の削減とネットワーク安定性の両方を考慮した仮想ネットワーク制御を実現することができる仮想ネットワーク制御装置10について説明する。
<理論的構成>
本実施形態は、仮想ネットワーク環境下で最適なサーバ配置及び通信経路を決定する問題を対象としている。このような問題は様々に呼ばれるが、本実施形態では、サーバ配置・通信経路決定問題と呼ぶことにする。
ここで、あるネットワークサービスにおいて、各クライアントがサーバにアクセスしてサービス提供を受ける場合を考える。仮想化されたネットワーク環境においては、サービスを提供するサーバ(仮想サーバ)を、物理ネットワーク上のどのノードに配置するかを柔軟に制御することが可能である。また、クライアントとサーバ間の通信経路についても同様に制御が可能である。一般的に、これらの制御の目的は通信遅延の最小化等の通信品質向上であることが多く、例えば、通信遅延を最小化する場合にはクライアントとサーバ間の距離が最短となるように仮想ネットワークを制御すること等が考えられる。
一方で、広域にまたがる物理ネットワーク上の仮想ネットワークを制御する場合を考えると、地域(以下、エリアともいう。)ごとに電気料金単価が異なることに着目し、ネットワーク事業者に発生する電気料金を削減することも考えられる。このとき、電力会社が提供する電気料金のメニューによっては時間帯ごとに電気料金単価が異なることがあり、この場合、サーバ配置及び通信経路の最適解は1日の中で時間帯ごとに変化し得る。このため、上述したように、電気料金削減のためには電気料金単価が変化する時間帯ごとにネットワークの設定変更を行う必要がある一方で、時間帯ごとにその都度ネットワークの設定変更を行うことはネットワークの不安定性に繋がる恐れがあり、互いにトレードオフの関係にある。
そこで、以下では、電気料金単価の変動が既知の下、物理ネットワークを構成する各ノード及びリンクの容量制約を満たしつつ、電気料金の削減とネットワーク安定性の両方を考慮し、1日を通して最適となる仮想ネットワークの制御を実現する手法の理論的構成について説明する。ノードの容量制約とは、ノード(例えば、データセンタ)に設置されている物理サーバが備える記憶装置の容量に関する制約のことである。一方で、リンクの容量制約とは、リンクの回線容量や帯域に関する制約のことである。
物理ネットワークのネットワークトポロジーとエリアの一例を図1に示す。図1に示す例では、A~Fはそれぞれノードを表し、ノード間を繋ぐ線分はリンクを表している。クライアントはノードA~Fのいずれかの配下に存在し、ノードA~Fのいずれか又は複数箇所に配置されたサーバからサービスが提供されるものとする。また、エリア1~エリア3は、例えば、それぞれ異なる電力会社の管轄地域を表し、エリアごとに電気料金単価が異なるものとする。
また、各電気料金単価は時間帯ごとに異なるものとする。一般的には電気料金単価が1日に数回程度変動する場合が多いため、本実施形態では、一例として、以下の表1に示す電気料金単価を用いるものとする。
Figure 0007468304000001
すなわち、1日をピーク時間帯(13時~16時)、昼間帯(8時~13時、16時~22時)及び夜間帯(0時~8時、22時~24時)の3つの時間帯に分け、それぞれの時間帯で電気料金単価(円/kWh)が異なるものとする。
各クライアントが配置されているノード及びサーバとクライアント間で発生するトラヒック量(つまり、仮想ネットワークの需要条件)は予め与えられているものとする。また、各ノード及び各リンクの電気料金単価、ノードの容量制約を表す制約条件、リンクの容量制約を表す制約条件も既知とする。このとき、以下の手順1~手順5により最適なサーバ配置と各クライアントからサーバへの通信経路とを表すネットワーク設定を算出する。
手順1:まず、電気料金単価の時間帯ごとに、仮想ネットワークの需要条件とノード及びリンクの制約条件とを満たす複数のネットワーク設定候補を算出する。すなわち、例えば、ピーク時間帯、昼間帯及び夜間帯の各々について、仮想ネットワークの需要条件とノード及びリンクの制約条件とを満たす全てのネットワーク設定候補を算出する。なお、これらのネットワーク設定候補は総当たりで算出すればよい。
これにより、例えば、ピーク時間帯、昼間帯及び夜間帯をそれぞれΔ(j=1,2,3)、時間帯Δでのネットワーク設定候補をrjkとすれば、各時間帯でのネットワーク設定候補の集合{rjk}(k=1,・・・,K、Kは時間帯Δでのネットワーク設定候補数)が得られる。なお、K=K=Kであってもよい。
ただし、全てのネットワーク設定候補を算出することで計算量が膨大になる場合、例えば、サーバが配置されるノードを電気料金単価が或る基準値よりも低いノードに絞ってもよいし、通信経路となるリンクを電気料金単価が或る基準値によりも低いリンクに絞ってもよい。これにより、ネットワーク設定候補を算出する際の計算量が削減される。
手順2:次に、時間帯ごとのネットワーク設定候補から1日を通した仮想ネットワーク制御の最適解の候補を算出する。例えば、ピーク時間帯のネットワーク設定候補の集合{r1k}、昼間帯のネットワーク設定候補の集合{r2k}及び夜間帯のネットワーク設定候補の集合の各集合{r3k}からそれぞれ1つずつネットワーク設定候補を選択し、これら選択したネットワーク設定候補の組み合わせを最適解の候補(以下、解候補という。)とする。これにより、解候補の集合{(r1k',r2k'',r3k''')}(k'=1,・・・,K、k''=1,・・・,K、k'''=1,・・・,K)が得られる。なお、以降では、簡単のため、解候補のインデックス(k',k'',k''')を1次元のインデックスtに対応付けることで、解候補の集合を{(r1t,r2t,r3t)}(t=1,・・・,T)と表す。なお、Tは解候補の総数である。
手順3:各解候補に対して、その解候補でネットワークを運用した際の1日の総ネットワーク設定変更数を算出する。1日の総ネットワーク設定変更数は、1日の間で推移する各時間帯間でのネットワーク設定変更数の合計により算出される。例えば、夜間帯から昼間帯、昼間帯からピーク時間帯、ピーク時間帯から昼間帯、昼間帯から夜間帯にそれぞれ推移する際のネットワーク設定変更数を算出し、その合計を求めることで1日の総ネットワーク設定変更数が算出される。これにより、t(ただし、t=1,・・・,T)番目の解候補に対してt番目の総ネットワーク設定変更数が算出される。
ここで、各ネットワーク設定変更数は、例えば、ネットワーク設定をベクトルで表した上で、推移前後のネットワーク設定を表すベクトル間における各要素の相違数とすればよい。
例えば、物理ネットワークを構成するノードの総数をI、あるクライアントとサーバの間で通信を行う際に、クライアントに対してサービスを提供するサーバがi番目のノードに配置されている場合はx=1、そうでない場合はx=0、通信経路を定義するルータがi番目のノードに配置されている場合はxi+I=1、そうでない場合はxi+I=0とすれば、ネットワーク設定は(x,・・・,x,xI+1,・・・,x2I)とベクトルで表すことができる。したがって、例えば、ある時間帯から別のある時間帯に推移した際にネットワーク設定が(x,・・・,x,xI+1,・・・,x2I)から(x',・・・,x',x'I+1,・・・,x'2I)に変更された場合、ネットワーク設定変更数は、x≠x'(i=1,・・・,2I)を満たす要素数(相違数)となる。
具体例を挙げれば、図1に示すネットワークトポロジーでノードA~Fをそれぞれ1番目~6番目のノードとし、ノードEの配下にクライアントが存在するものとする。また、ある時間帯では図2に示すネットワーク設定1であり、その次の時間帯で図2に示すネットワーク設定2に変更されたものとする。図2に示すネットワーク設定1は、サーバがノードAに配置され、ルータがノードB及びノードDにそれぞれ配置される場合の例であり、通信経路がE→D→B→Aであることを表している。一方で、図2に示すネットワーク設定2は、サーバがノードAに配置され、ルータがノードC及びノードFにそれぞれ配置される場合の例であり、通信経路がE→F→C→Aであることを表している。
このとき、ネットワーク設定1とネットワーク設定2では互いに異なる要素の数(相違数)は4であるため、ネットワーク設定変更数は4となる。
手順4:各解候補に対して、その解候補でネットワークを運用した際の1日の総電気料金を算出する。1日の総電気料金は、1日の間で推移する各時間帯における電気料金の合計により算出される。一方で、各時間帯における電気料金は、その時間帯における電気料金単価(円/kWh)と、時間(h)と、消費電力(kW)との積で算出される。これにより、t(ただし、t=1,・・・,T)番目の解候補に対してt番目の総電気料金が算出される。
ここで、ノード及びリンクの消費電力は、過去の実績から推定することが考えられる。例えば、ノードの消費電力は、ノード稼働時の消費電力の平均を取ることが考えられる。具体的には、以下の式(1)によりi番目のノードの消費電力Pを推定し、全てのノードに関するPの和をノードの消費電力とすればよい。
Figure 0007468304000002
ただし、sは平均を取る期間の始点、sは平均を取る期間の終点、P(s)はi番目のノードの時刻sにおける消費電力の実績値、X(s)はi番目のノードが時刻sで稼働している場合は1、そうでない場合は0を取る関数である。また、
Figure 0007468304000003
は時刻sから時刻sの間でi番目のノードが稼働している総時間である。なお、平均を取る期間は予め任意に決められるが、例えば、1週間等とすることが考えられる。又は、例えば、前日の1日間を、平均を取る期間としてもよい。
リンクの消費電力についても、ノードと同様に過去の実績から推定することが考えられる。この場合、上記の数1及び数2でノードをリンクと読み替えることで同様に推定することが可能である。
手順5:そして、ネットワーク設定変更数と総電気料金とで定義される所定の目的関数を用いて、各解候補の中から最適解を決定する。この最適解が、各時間帯ごとの最適なネットワーク設定を表す。
本実施形態では、以下の式(2)に示す目的関数を最小化する解候補を最適解として算出する。すなわち、式(2)に示す目的関数を最小化する(N,P)に対応する解候補(r1t,r2t,r3t)が最適解である。
α×std(N)+(1-α)×std(P) (2)
ここで、Nはt番目の総ネットワーク設定変更数、Pはt番目の総電気料金である。また、αは、0≦α≦1を満たす任意の重み付け定数である。αが0に近いほど電気料金削減を重視した解になり、1に近いほどネットワーク設定変更の少なさを重視した解になる。
また、std(・)はデータを標準化する関数であり、平均を0、分散を1に正規化するものである。
すなわち、std(N)は以下の式(3)で表される。
Figure 0007468304000004
なお、Navrは全てのNの平均値、Sは全てのNの標準偏差である。
また、同様に、std(P)は以下の式(4)で表される。
Figure 0007468304000005
なお、Pavrは全てのPの平均値、Sは全てのPの標準偏差である。
すなわち、上記の式(2)に示す目的関数は、総ネットワーク設定変更数と総電気料金を標準化関数により標準化した上で加重和法を適用したものということができる。
ここで、標準化関数std(・)による標準化の効果について説明する。以降では、総ネットワーク設定変更数及び総電気料金のそれぞれをその最大値で正規化する手法と比較する場合について説明する。
上記の手順2で算出された解候補の総数がT=100であり、手順3及び手順4でそれぞれ算出された総ネットワーク設定変更数N及び総電気料金Pの分布が図3に示すものであったとする。図3は、縦軸を頻度、横軸をデータ区間としたヒストグラムである。また、データ区間の単位は、総ネットワーク設定変更数Nに関しては「回」、総電気料金Pに関しては「円」である。
図3に示す分布の総ネットワーク設定変更数N及び総電気料金Pに対して前処理を行わずに加重和法を適用した場合、全体的に値が大きい総電気料金Pに重きが置かれるため、総ネットワーク設定変更数Nを考慮した解が算出されないことが多い。これに対して、非特許文献2で提案されている手法ではそれぞれのパラメータをその最大値で正規化している。すなわち、この手法では以下の正規化が行われる。
norm(N)=N/max(N
norm(P)=P/max(P
ここで、max(N)は全てのNの中の最大値、max(P)は全てのPの中の最大値を表す。
図3に示す分布の総ネットワーク設定変更数N及び総電気料金Pに対して上記の正規化を行った場合の分布を図4に示す。図4に示すように、総ネットワーク設定変更数N及び総電気料金Pをそれぞれの最大値で正規化することにより、これら2つのパラメータの最大値を1に統一させることができている。しかしながら、図4に示すように、これら2つのパラメータの分散が異なる場合には、最大値で正規化しても、総電気料金Pが総ネットワーク設定変更数Nに対して全体的に大きな値を取っていることは変わらない。このため、加重和法を適用しても、依然として総電気料金Pに重きが置かれた解が算出されることになる。
一方で、図3に示す分布の総ネットワーク設定変更数N及び総電気料金Pに対して標準化関数により標準化した場合の分布を図5に示す。標準化により総ネットワーク設定変更数N及び総電気料金Pの2つのパラメータの分散及び平均を等しく置いているため、図5に示すように、標準化後の総ネットワーク設定変更数N及び総電気料金Pは類似した分布となる。したがって、標準化後の総ネットワーク設定変更数N及び総電気料金Pに対して加重和法を適用することで、これら2つのパラメータの重みをほぼ平等に扱うことが可能となる。
以上のように、標準化関数を用いずに、総ネットワーク設定変更数N及び総電気料金Pの2つのパラメータに対して加重和法を適用した場合、これら2つのパラメータ間で重みが異なることが起こり得る。この場合、α=0.5としても2つのパラメータを平等に考慮することにはならず、片方のパラメータの影響を強く受けた意図しない解が算出される恐れがある。これに対して、本実施形態では、総ネットワーク設定変更数N及び総電気料金Pの2つのパラメータをそれぞれ標準化してその重みを揃えた上で加重和法を適用する。これにより、αの値を任意に設定することで、2つパラメータの重みを任意の割合で考慮した解を算出することが可能となる。したがって、例えば、上記の手順1~手順5により1日ごとの最適な仮想ネットワークの制御計画を立て、それを実行することが可能となる。
<仮想ネットワーク制御装置10のハードウェア構成>
次に、本実施形態に係る仮想ネットワーク制御装置10のハードウェア構成について、図6を参照しながら説明する。図6は、本実施形態に係る仮想ネットワーク制御装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。
図6に示すように、本実施形態に係る仮想ネットワーク制御装置10は一般的なコンピュータ又はコンピュータシステムのハードウェア構成で実現され、入力装置11と、表示装置12と、外部I/F13と、通信I/F14と、プロセッサ15と、メモリ装置16とを有する。これら各ハードウェアは、それぞれがバス17を介して通信可能に接続される。
入力装置11は、例えば、キーボードやマウス、タッチパネル等である。表示装置12は、例えば、ディスプレイ等である。なお、仮想ネットワーク制御装置10は、例えば、入力装置11及び表示装置12のうちの少なくとも一方を有していなくてもよい。
外部I/F13は、記録媒体13a等の外部装置とのインタフェースである。仮想ネットワーク制御装置10は、外部I/F13を介して、記録媒体13aの読み取りや書き込み等を行うことができる。なお、記録媒体13aとしては、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード(Secure Digital memory card)、USB(Universal Serial Bus)メモリカード等が挙げられる。
通信I/F14は、仮想ネットワーク制御装置10を物理ネットワークに接続するためのインタフェースである。プロセッサ15は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等の各種演算装置である。メモリ装置16は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の各種記憶装置である。
本実施形態に係る仮想ネットワーク制御装置10は、図6に示すハードウェア構成を有することにより、後述する仮想ネットワーク制御処理を実現することができる。なお、図6に示すハードウェア構成は一例であって、仮想ネットワーク制御装置10は、他のハードウェア構成を有していてもよい。例えば、仮想ネットワーク制御装置10は、複数のプロセッサ15を有していてもよいし、複数のメモリ装置16を有していてもよい。
<仮想ネットワーク制御装置10の機能構成>
次に、本実施形態に係る仮想ネットワーク制御装置10の機能構成について、図7を参照しながら説明する。図7は、本実施形態に係る仮想ネットワーク制御装置10の機能構成の一例を示す図である。
図7に示すように、本実施形態に係る仮想ネットワーク制御装置10は、NW情報収集部101と、消費電力情報収集部102と、仮想NW要求情報収集部103と、電気料金単価情報収集部104と、制御管理部105と、仮想NW制御処理部106とを有する。これら各部は、例えば、仮想ネットワーク制御装置10にインストールされた1以上のプログラムがプロセッサ15に実行させる処理により実現される。
NW情報収集部101は、物理ネットワーク情報を収集する。物理ネットワーク情報には、例えば、物理ネットワークを構成するノード数や各ノード間を繋ぐリンクの有無等を表すネットワークトポロジー情報、各ノードの容量制約を表す情報、各リンクの容量制約、各ノードやリンクの地理的な位置等を表す情報等が含まれる。
消費電力情報収集部102は、各ノードや各リンクの消費電力の実績情報を収集する。
仮想NW要求情報収集部103は、仮想NW要求情報を収集する。仮想NW要求情報は仮想ネットワークの需要条件に関する情報であり、例えば、各クライアントそれぞれの位置(つまり、各クライアントそれぞれを配下に持つノード)、各クライアントのそれぞれが通信で必要とするトラヒック量等が含まれる。
電気料金単価情報収集部104は、各電力会社の電気料金メニュー(つまり、エリアごと、かつ、時間帯ごとの電気料金単価)情報を収集する。また、電気料金単価情報収集部104は、各ノード及び各リンクの地理的な位置からこれらの各ノード及び各リンクに適用される電気料金単価のエリアを特定し、その情報を保持する。
制御管理部105は、定期的(例えば、1日ごとや1週間ごと等の予め決められた期間ごと)に制御指令を仮想NW制御処理部106に送信する。また、制御管理部105は、非定期的(例えば、仮想NW要求情報や電気料金メニュー情報が変更された場合等)に制御指令を仮想NW制御処理部106に送信する。
仮想NW制御処理部106は、制御指令の受信に応じて、仮想ネットワーク制御処理を実行して仮想ネットワークを制御する。ここで、仮想NW制御処理部106には、設定候補算出部111と、解候補算出部112と、NW設定変更数算出部113と、電気料金算出部114と、最適NW設定算出部115と、制御部116とが含まれる。
設定候補算出部111は、上記の手順1により、電気料金単価の時間帯ごとに複数のネットワーク設定候補を算出する。解候補算出部112は、上記の手順2により、1日を通した仮想ネットワーク制御の解候補を算出する。NW設定変更数算出部113は、上記の手順3により、各解候補に対して1日の総ネットワーク設定変更数を算出する。電気料金算出部114は、上記の手順4により、各解候補に対して1日の総電気料金を算出する。最適NW設定算出部115は、上記の手順5により、最適解を算出する。制御部116は、最適解が表す時間帯ごとのネットワーク設定で仮想ネットワークを制御する。例えば、制御部116は、仮想ネットワークを管理するオーケストレータ等に対して、最適解が表す時間帯ごとのネットワーク設定が含まれる制御ポリシーを指令することで、仮想ネットワークを制御すればよい。
<仮想ネットワーク制御処理>
次に、本実施形態に係る仮想ネットワーク制御処理について、図8を参照しながら説明する。図8は、本実施形態に係る仮想ネットワーク制御処理の一例を示すフローチャートである。なお、図8に示す仮想ネットワーク制御処理は、制御管理部105から制御指令を受信したことに応じて、仮想NW制御処理部106により実行される。以降では、物理ネットワーク情報、各ノード及び各リンクの消費電力の実績情報、仮想NW要求情報、電気料金メニュー情報が収集済みであるものとする。また、各ノード及び各リンクに適用される電気料金単価は既知であるものとする。
まず、設定候補算出部111は、上記の手順1により、電気料金単価の時間帯ごとに複数のネットワーク設定候補を算出する(ステップS101)。すなわち、設定候補算出部111は、物理ネットワーク情報と仮想NW要求情報とを用いて、電気料金単価の時間帯ごとに、仮想ネットワークの需要条件とノード及びリンクの制約条件とを満たす複数のネットワーク設定候補を算出する。
次に、解候補算出部112は、上記の手順2により、1日を通した仮想ネットワーク制御の解候補を算出する。(ステップS102)。すなわち、解候補算出部112は、上記のステップS101で算出した時間帯ごとのネットワーク設定候補を用いて、1日を通した仮想ネットワーク制御の最適解の候補(解候補)を算出する。
次に、NW設定変更数算出部113は、上記の手順3により、各解候補に対して1日の総ネットワーク設定変更数を算出する。(ステップS103)。
次に、電気料金算出部114は、上記の手順4により、各解候補に対して1日の総電気料金を算出する(ステップS104)。すなわち、電気料金算出部114は、各ノード及び各リンクの消費電力の実績情報と、電気料金メニュー情報とを用いて、各解候補に対して1日の総電気料金を算出する。
なお、上記のステップS103とステップS104の処理順は順不同である。
次に、最適NW設定算出部115は、上記の手順5により、最適解を算出する(ステップS105)。すなわち、最適NW設定算出部115は、上記のステップS103で算出した各解候補に対する総ネットワーク設定変更数と、上記のステップS104で算出した各解候補に対する総電気料金とを用いて、上記の式(2)に示す目的関数を最小化する総ネットワーク設定変更数及び総電気料金に対応する解候補を最適解として算出する。
そして、制御部116は、上記のステップS105で算出した最適解が表す時間帯ごとのネットワーク設定で仮想ネットワークを制御する(ステップS106)。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る仮想ネットワーク制御装置10は、エリアごと、かつ、時間帯ごとに電気料金単価が異なる仮想ネットワークを対象として、1日の総電気料金とネットワーク設定変更数の両方のパラメータを考慮して、最適な制御解を算出することが可能となる。ただし、1日の総電気料金と総ネットワーク設定変更数の2つのパラメータに限られず、3つ以上のパラメータを考慮する場合に対しても同様に適用可能である。総電気料金や総ネットワーク設定変更数以外に考慮されるパラメータとしては、例えば、通信品質や設備容量等が考えられる。すなわち、これらのパラメータのそれぞれを標準化関数により標準化した上で、それらに対して加重和法を適用したものを目的関数とする最適化問題に対しても同様に適用可能である。その他の考慮すべき要素がある場合についても同様にパラメータとして適用し最適化することも可能である。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載から逸脱することなく、種々の変形や変更、既知の技術との組み合わせ等が可能である。
10 仮想ネットワーク制御装置
11 入力装置
12 表示装置
13 外部I/F
13a 記録媒体
14 通信I/F
15 プロセッサ
16 メモリ装置
17 バス
101 NW情報収集部
102 消費電力情報収集部
103 仮想NW要求情報収集部
104 電気料金単価情報収集部
105 制御管理部
106 仮想NW制御処理部
111 設定候補算出部
112 解候補算出部
113 NW設定変更数算出部
114 電気料金算出部
115 最適NW設定算出部
116 制御部

Claims (7)

  1. 地理的なエリアごと、かつ、時間帯ごとに電気料金単価が設定される物理ネットワーク上の仮想ネットワークを制御する制御装置であって、
    前記時間帯ごとに、前記物理ネットワークを構成するノード及びリンクの制約条件と前記仮想ネットワークの需要条件とを満たすサーバ配置及び通信経路を表すネットワーク設定の候補を算出する設定候補算出部と、
    前記時間帯ごとに算出されたネットワーク設定の候補から、1日を通して前記仮想ネットワークを制御する場合の解候補を算出する解候補算出部と、
    前記解候補の各々に対して、当該解候補で前記仮想ネットワークを運用した場合における1日のネットワーク設定の変更数を算出する変更数算出部と、
    前記解候補の各々に対して、当該解候補で前記仮想ネットワークを運用した場合における1日の電気料金を算出する電気料金算出部と、
    前記ネットワーク設定の変更数と、前記電気料金と、前記変更数及び前記電気料金をそれぞれ標準化する標準化関数とが含まれる目的関数を用いて、前記解候補の中から最適解を算出する最適解算出部と、
    を有する制御装置。
  2. 前記標準化関数は、前記解候補の各々に対する前記変更数の分布を平均0かつ分散1に標準化すると共に、前記解候補の各々に対する前記電気料金の分布を平均0かつ分散1に標準化する、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記目的関数は、前記標準化関数により標準化された前記変更数と、前記標準化関数より標準化された前記電気料金とを、予め決められた割合で加算した関数である、請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記解候補算出部は、
    前記時間帯ごとに算出されたネットワーク設定の候補を用いて、各時間帯からそれぞれ1つずつ前記ネットワーク設定の候補を選択することで、前記解候補を算出する、請求項1乃至3の何れか一項に記載の制御装置。
  5. 前記変更数算出部は、
    前記物理ネットワークを構成するノードにサーバが配置されているか否かとルータが配置されているか否かとを表すベクトルで前記ネットワーク設定を表した場合に、1日の中で各時間帯から別の時間帯にそれぞれ推移した際の推移前後のネットワーク設定を表すベクトル間で値が異なる要素の合計数を前記変更数として算出する、請求項1乃至4の何れか一項に記載の制御装置。
  6. 地理的なエリアごと、かつ、時間帯ごとに電気料金単価が設定される物理ネットワーク上の仮想ネットワークを制御する制御方法であって、
    前記時間帯ごとに、前記物理ネットワークを構成するノード及びリンクの制約条件と前記仮想ネットワークの需要条件とを満たすサーバ配置及び通信経路を表すネットワーク設定の候補を算出する設定候補算出手順と、
    前記時間帯ごとに算出されたネットワーク設定の候補から、1日を通して前記仮想ネットワークを制御する場合の解候補を算出する解候補算出手順と、
    前記解候補の各々に対して、当該解候補で前記仮想ネットワークを運用した場合における1日のネットワーク設定の変更数を算出する変更数算出手順と、
    前記解候補の各々に対して、当該解候補で前記仮想ネットワークを運用した場合における1日の電気料金を算出する電気料金算出手順と、
    前記ネットワーク設定の変更数と、前記電気料金と、前記変更数及び前記電気料金をそれぞれ標準化する標準化関数とが含まれる目的関数を用いて、前記解候補の中から最適解を算出する最適解算出手順と、
    をコンピュータが実行する制御方法。
  7. コンピュータを、請求項1乃至5の何れか一項に記載の制御装置として機能させるプログラム。
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