JP7466890B2 - 受動型案内機構および飛行体着陸システム - Google Patents

受動型案内機構および飛行体着陸システム Download PDF

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Description

本発明は、受動型案内機構および飛行体着陸システムに関する。
従来、遠隔操作や自動制御で飛行可能に設けられたドローンや無人飛行機などの飛行体は、専用の着陸台や、地面、車両の上面、建物の屋上など、平面上で離着陸するものが一般的である(例えば、特許文献1または2参照)。
特開2019-089461号公報 特開2018-190362号公報
しかしながら、特許文献1および2に記載のような平面上で離着陸する一般的な飛行体では、着陸する際、プロペラなどの推力を減ずる必要があるため、外乱への対応が難しいことや、地面効果の問題もあることから、制御が不安定になりやすく、所望の位置に素早く案内して着陸させるのが難しいという課題があった。
本発明は、このような課題に着目してなされたもので、所望の位置にスムーズに案内することができる受動型案内機構、および、所望の位置にスムーズに案内して着陸することができる飛行体着陸システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る受動型案内機構は、互いに間隔を開けて並べて配置され、それぞれの一方の先端に向かって互いの間隔が広がるよう設けられた1対の案内レールと、一方の案内レールと他方の案内レールとを連結する連結部材を有し、前記一方の案内レールは、その一方の先端またはその近傍で、各案内レールを含む平面に対して垂直方向に伸びる第1の軸を中心として回転可能に支持され、前記他方の案内レールは、その一方の先端またはその近傍で、各案内レールを含む平面に対して垂直方向に伸びる第2の軸を中心として回転可能に支持され、前記連結部材は、一方の端部が、各案内レールを含む平面に対して垂直な第3の軸を中心として回転可能に、前記一方の案内レールに接続され、他方の端部が、各案内レールを含む平面に対して垂直な第4の軸を中心として回転可能に、前記他方の案内レールに接続されており、前記第1の軸、前記第2の軸、前記第3の軸、および前記第4の軸が回り対偶から成る4節リンク機構を成し、前記第3の軸と前記第4の軸とを結ぶ線が、前記第1の軸と前記第2の軸とを結ぶ線と同じ長さであり、かつ平行に移動するよう構成されていることを特徴とする。
本発明に係る受動型案内機構は、被案内物が各案内レールの一方の先端側から各案内レールの間に入ってきたとき、被案内物が一方の案内レールの内側に衝突すると、一方の案内レールが第1の軸を中心として外側に向かって回転するため、被案内物の進行方向と一方の案内レールとの成す角度を小さくすることができる。また、被案内物が他方の案内レールの内側に衝突すると、他方の案内レールが第2の軸を中心として外側に向かって回転するため、被案内物の進行方向と他方の案内レールとの成す角度を小さくすることができる。これにより、被案内物が各案内レールに衝突しても、侵入方向とは反対側に跳ね返されることなく、各案内レールの一方の先端側から他方の先端側に向かって入りやすくすることができる。また、連結部材および4節リンク機構により、被案内物を各案内レールに衝突させながら、徐々に初期位置での各案内レールの中間位置に寄せることができ、案内する範囲を狭めることができる。このように、本発明に係る受動型案内機構は、被案内物を各案内レールの他方の先端側の所望の位置にスムーズに案内することができる。
また、本発明に係る受動型案内機構は、各案内レールが一方の先端に向かって互いの間隔が広がるよう設けられているため、被案内物が各案内レールの一方の先端側から各案内レールの間に入りやすい。各案内レールは、それぞれの一方の先端に向かって互いの間隔が広がるよう設けられていれば、いかなる形状を成していてもよく、例えば、それぞれの一方の先端部がなめらかな曲線を成し、他方の先端部が互いに平行を成すよう直線状に形成されていてもよい。また、一方の先端部が直線状を成していてもよく、各案内レール全体が直線状を成していてもよい。また、各案内レールは、上下方向に間隔を開けて配置されていてもよく、左右方向に間隔を開けて配置されていてもよい。
本発明に係る受動型案内機構は、移動する物体を所望の位置に案内するよう構成されていてもよく、自身が移動して、静止した物体を所望の位置に案内するよう構成されていてもよい。本発明に係る受動型案内機構は、例えば、飛行体を所望の位置に着陸させるための案内機構や、物体を取り込んで把持するためのロボットアームやグリッパなどとして利用することができる。
本発明に係る受動型案内機構で、前記一方の案内レールおよび前記他方の案内レールは、所定の面に対して面対称に配置された初期位置から、それぞれ前記第1の軸および前記第2の軸を中心として所定の回転角度の範囲で、正方向および逆方向に回転可能に設けられていることが好ましい。この場合、第1の軸および第2の軸の回転角度の範囲により、各案内レールの他方の先端の移動範囲を制限することができ、案内する範囲を所望の範囲に制限することができる。
本発明に係る受動型案内機構は、各案内レールを前記初期位置に向かって付勢するよう構成されていることが好ましい。この場合、回転移動した各案内レールを、常に初期位置に戻すことができる。このため、被案内物を、初期位置での各案内レールの中間位置に寄せることができ、案内する範囲を狭めることができる。
本発明に係る受動型案内機構は、前記一方の案内レールが前記初期位置から前記他方の案内レールとは反対側に回転するとき、および、前記他方の案内レールが前記初期位置から前記一方の案内レールとは反対側に回転するとき、それぞれ前記一方の案内レールの回転力および前記他方の案内レールの回転力を吸収するためのダンパーを有していてもよい。この場合、ダンパーにより、各案内レールに衝突した被案内物による衝撃を吸収することができ、各案内レールや被案内物の破損を防ぐことができる。また、被案内物の衝突方向のエネルギーを吸収して跳ね返りを抑え、被案内物が各案内レールの一方の先端側から他方の先端側に向かって入りやすくすることができる。
本発明に係る受動型案内機構は、前記第1の軸を中心とした前記一方の案内レールの前記初期位置からの回転角度と、前記第2の軸を中心とした前記他方の案内レールの前記初期位置からの回転角度とが等しくなるよう、各案内レールが連結されていることが好ましい。この場合、被案内物が一方の案内レールに衝突したとき、一方の案内レールが外側に回転すると共に、他方の案内レールが内側に回転するため、一方の案内レールに衝突した被案内物が、すぐに他方の案内レール側に衝突し、各案内レールを反対側に回転させることができる。また、被案内物が他方の案内レールに衝突したときも同様に、他方の案内レールが外側に回転すると共に、一方の案内レールが内側に回転するため、他方の案内レールに衝突した被案内物が、すぐに一方の案内レール側に衝突し、各案内レールを反対側に回転させることができる。これにより、被案内物を各案内レールに衝突させながら、徐々に初期位置での各案内レールの中間位置に寄せることができ、案内する範囲を狭めることができる。
本発明に係る受動型案内機構で、前記連結部材は、各案内レールを含む平面から垂直方向に所定の距離をあけて配置されていることが好ましい。この場合、各案内レールの間を通過する被案内物が、連結部材にあたるのを防ぐことができる。
本発明に係る受動型案内機構は、各案内レールに対して前記連結部材を移動可能に支持する連結支持部材を有することが好ましい。この場合、各案内レールおよび連結部材を、安定して回転させたり移動させたりすることができる。
本発明に係る飛行体着陸システムは、本発明に係る受動型案内機構と、上部に、各案内レールの前記一方の先端側から各案内レールの間に挿入可能に設けられた吊下部を有する飛行体と、各案内レールの他方の先端側に配置され、各案内レールの間に前記吊下部を通して各案内レールの前記一方の先端側から前記他方の先端側に案内された前記飛行体を着陸可能に設けられた着陸手段とを、有することを特徴とする。また、本発明に係る飛行体着陸システムは、互いに間隔を開けて並べて配置され、それぞれの一方の先端に向かって互いの間隔が広がるよう設けられた1対の案内レールを有し、一方の案内レールは、その一方の先端またはその近傍で、各案内レールを含む平面に対して垂直方向に伸びる第1の軸を中心として回転可能に支持され、他方の案内レールは、その一方の先端またはその近傍で、各案内レールを含む平面に対して垂直方向に伸びる第2の軸を中心として回転可能に支持されている受動型案内機構と、上部に、各案内レールの前記一方の先端側から各案内レールの間に挿入可能に設けられた吊下部を有する飛行体と、各案内レールの他方の先端側に配置され、各案内レールの間に前記吊下部を通して各案内レールの前記一方の先端側から前記他方の先端側に案内された前記飛行体を着陸可能に設けられた着陸手段とを、有することを特徴としてもよい。
本発明に係る飛行体着陸システムは、以下のようにして、飛行体を着陸させることができる。すなわち、各案内レールの一方の先端側から、各案内レールの下方に向かって飛行体を飛行させ、飛行体の上部に設けられた吊下部を、各案内レールの一方の先端側から各案内レールの間に挿入させる。このとき、受動型案内機構により、飛行体を各案内レールの他方の先端側にスムーズに案内することができ、着陸手段により飛行体を着陸させることができる。
本発明に係る飛行体着陸システムは、飛行体の下方に十分な空間があくよう各案内レールを配置することにより、地面効果の影響をほとんど無視できるほど小さくすることができる。また、地面効果の影響がほとんどないため、比較的狭い空間でも、飛行体を安定して着陸させることができる。本発明に係る飛行体着陸システムで、各案内レールは、少なくとも下方および一端側の延長方向に空間をあけることができる場所であれば、どのような場所に設置されてもよい。各案内レールは、例えば、工場や家屋、ビルなどの天井や軒下に設置されてもよく、クレーン等で吊されていてもよい。
本発明に係る飛行体着陸システムで、前記着陸手段は、1対の着陸レールを有し、各案内レールの前記他方の先端側に案内された前記飛行体の前記吊下部を、各着陸レールの間に案内すると共に、各着陸レールの間に前記吊下部が挿入された状態で、各着陸レールの所定の位置で前記飛行体を吊り下げ可能に構成されていることが好ましい。
この着陸レールを有する場合、各着陸レールの間に吊下部を挿入することにより、挿入時の飛行体の付勢力だけで、または、飛行体に各着陸レールの一端側から他端側に向かう力を与えるだけで、飛行体を各着陸レールに沿って容易に着陸位置まで移動させることができる。このため、各着陸レールの間に吊下部を挿入させた後は、細かい飛行制御が不要であり、場合によっては、飛行体のプロペラ等の推進手段を停止することも可能になる。
この場合、各着陸レールの着陸位置は、所定の一点でもよく、各着陸レールの長さ方向に沿った所定の長さの範囲であってもよい。また、飛行体が、着陸位置で必ずしも停止する必要はない。また、この場合、例えば、飛行体の下部に荷物などを取り付けて運搬する際に好適に利用することができる。飛行体が着陸位置に吊り下げられたとき、飛行体の下方に空間があるため、飛行体の下部に荷物を取り付けたり、飛行体の下部に取り付けられた荷物を下ろしたりする作業を容易に行うことができる。このとき、例えば、着陸位置に吊り下げられた飛行体の下方にベルトコンベアを設置することにより、次々と飛来する飛行体から下ろされる荷物をベルトコンベアで搬送したり、ベルトコンベアで搬送されてきた荷物を、順番に飛行体の下部に取り付けて個々に運搬させたりすることもできる。
本発明によれば、所望の位置にスムーズに案内することができる受動型案内機構、および、所望の位置にスムーズに案内して着陸することができる飛行体着陸システムを提供することができる。
本発明の実施の形態の受動型案内機構を示す斜視図である。 本発明の実施の形態の受動型案内機構を示す正面図である。 本発明の実施の形態の受動型案内機構を示す右側面図である。 本発明の実施の形態の受動型案内機構を示す平面図である。 本発明の実施の形態の受動型案内機構の、各案内レールが回転した状態を示す平面図である。 本発明の実施の形態の受動型案内機構および飛行体着陸システムを示す斜視図である。 本発明の実施の形態の飛行体着陸システムの、各案内レールに向かって飛行体が飛行する状態を示す(a)斜視図、(b)平面図である。 本発明の実施の形態の飛行体着陸システムの、各案内レールの間に飛行体が挿入した状態を示す(a)斜視図、(b)平面図である。 本発明の実施の形態の飛行体着陸システムの、各案内レールの他方の先端側に飛行体を案内した状態を示す(a)斜視図、(b)平面図である。 本発明の実施の形態の飛行体着陸システムの、飛行体の進入試験の試験方法を示す平面図である。 図10に示す飛行体の進入試験の、(a)本発明の実施の形態の飛行体着陸システム、(b)各案内レールが回転しない比較例の、進入速度および進入角度θと、進入の成否との関係を示すグラフである。 図10に示す飛行体の進入試験の、(a)本発明の実施の形態の飛行体着陸システム、(b)各案内レールが回転しない比較例の、衝突位置yおよび進入角度θと、進入の失敗率(Failure Rate)との関係を示すグラフである。 図10に示す飛行体の進入試験の、進入時間の測定方法を示す平面図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図6は、本発明の実施の形態の受動型案内機構を示している。
図1乃至図6に示すように、受動型案内機構10は、1対のレール部材11とレール支持部材12と連結部材13と連結支持部材14とを有している。
1対のレール部材11は、互いに間隔を開けて並べて配置され、それぞれの一方の先端に向かって互いの間隔が広がるよう設けられた1対の案内レール21a,21bを有している。各案内レール21a,21bは、それぞれの一方の先端部が一方の先端に向かって互いに外側に開くようなめらかな曲線を成し、他方の先端部が互いに平行を成すよう直線状に形成されている。なお、各案内レール21a,21bは、それぞれの一方の先端に向かって互いの間隔が広がるよう設けられていれば、いかなる形状を成していてもよく、例えば、一方の先端部が直線状を成していてもよく、各案内レール21a,21bの全体が直線状を成していてもよい。また、各案内レール21a,21bは、上下方向に間隔を開けて配置されていてもよく、左右方向に間隔を開けて配置されていてもよい。
各レール部材11は、各案内レール21a,21bを含む平面に対して垂直方向に所定の幅を有するよう、その垂直方向に伸びる面部材22を有している。また、一方のレール部材11は、その案内レール21aの一方の先端で、各案内レール21a,21bを含む平面に対して垂直方向に伸びる第1の軸23を中心として回転可能に設けられている。他方のレール部材11は、その案内レール21bの一方の先端で、各案内レール21a,21bを含む平面に対して垂直方向に伸びる第2の軸24を中心として回転可能に設けられている。一方の案内レール21aおよび他方の案内レール21bは、各案内レール21a,21bを含む平面に対して垂直な面に対して面対称に配置された初期位置から、正方向および逆方向に回転可能に設けられている。
各レール部材11は、それぞれの案内レール21a,21bの他方の先端から外側に向かって垂直に伸びる第1補強部25aと、一方の先端から、直線状の他方の先端部に対して平行に第1補強部25aまで伸びる第2補強部25bと、第2補強部25bの中央付近からそれぞれの案内レール21a,21bに向かって、第1補強部25aに対して平行に伸びる第3補強部25cとを有している。また、各レール部材11は、その他にも、面部材22などを補強するための補強部材を有している。
図6に示すように、レール支持部材12は、各案内レール21a,21bの一方の先端を回転可能に支持するよう、各案内レール21a,21bの一方の先端から外側に向かって伸びて設けられている。レール支持部材12は、各案内レール21a,21bが回転したときでも、各案内レール21a,21bの一方の先端の位置が動かないよう、各案内レール21a,21bを支持している。
図1乃至図6に示すように、連結部材13は、直線状を成し、一方のレール部材11の第1補強部25aと第2補強部25bとの接続位置と、他方のレール部材11の第1補強部25aと第2補強部25bとの接続位置とを連結している。連結部材13は、一方の端部が、各案内レール21a,21bを含む平面に対して垂直な第3の軸26を中心として回転可能に、第1補強部25aと第2補強部25bとを介して一方の案内レール21aに接続されている。また、連結部材13は、他方の端部が、各案内レール21a,21bを含む平面に対して垂直な第4の軸27を中心として回転可能に、第1補強部25aと第2補強部25bとを介して他方の案内レール21bに接続されている。連結部材13は、各案内レール21a,21bを含む平面に垂直方向に、面部材22とは反対側に各案内レール21a,21bから所定の距離をあけて配置されている。
連結支持部材14は、各案内レール21a,21bに対して連結部材13を移動可能に支持するよう、連結部材13の各案内レール21a,21bとは反対側に設けられている。連結支持部材14は、連結部材13の中央部に取り付けられたスライド部材28と、スライド部材28をスライド可能に設けられた円弧状支持部29とを有している。円弧状支持部29は、各案内レール21a,21bの回転に伴って連結部材13が移動するときの、スライド部材28の軌跡に沿って設けられている。これにより、連結支持部材14は、スライド部材28がなめらかにスライド移動するよう構成されている。連結支持部材14は、レール支持部材12に対して固定され、連結部材13を支持している。
図4および図5に示すように、受動型案内機構10は、第1の軸23、第2の軸24、第3の軸26、および第4の軸27が回り対偶から成る4節リンク機構を成している。受動型案内機構10は、第3の軸26と第4の軸27とを結ぶ線が、第1の軸23と第2の軸24とを結ぶ線と同じ長さであり、かつ平行に移動するよう構成されている。また、受動型案内機構10は、第1の軸23を中心とした一方の案内レール21aの初期位置からの回転角度と、第2の軸24を中心とした他方の案内レール21bの初期位置からの回転角度とが等しくなるよう構成されている。
受動型案内機構10は、各案内レール21a,21bが回転したときに互いにぶつかるまでの範囲や、円弧状支持部29でのスライド部材28のスライド範囲により、各案内レール21a,21bの回転範囲が規定されている。これにより、各案内レール21a,21bは、初期位置からその規定された回転角度の範囲で、それぞれ第1の軸23および第2の軸24を中心として正方向および逆方向に回転可能になっている。
次に、作用について説明する。
受動型案内機構10は、被案内物が各案内レール21a,21bの一方の先端側から各案内レール21a,21bの間に入ってきたとき、被案内物が一方の案内レール21aの内側に衝突すると、一方の案内レール21aが第1の軸23を中心として外側に向かって回転するため、被案内物の進行方向と一方の案内レール21aとの成す角度を小さくすることができる。また、被案内物が他方の案内レール21bの内側に衝突すると、他方の案内レール21bが第2の軸24を中心として外側に向かって回転するため、被案内物の進行方向と他方の案内レール21bとの成す角度を小さくすることができる。これにより、被案内物が各案内レール21a,21bに衝突しても、侵入方向とは反対側に跳ね返されることなく、各案内レール21a,21bの一方の先端側から他方の先端側に向かって入りやすくすることができる。
また、受動型案内機構10は、被案内物が一方の案内レール21aに衝突したとき、一方の案内レール21aが外側に回転すると共に、他方の案内レール21bが内側に回転するため、一方の案内レール21aに衝突した被案内物が、すぐに他方の案内レール21b側に衝突し、各案内レール21a,21bを反対側に回転させることができる。また、被案内物が他方の案内レール21bに衝突したときも同様に、他方の案内レール21bが外側に回転すると共に、一方の案内レール21aが内側に回転するため、他方の案内レール21bに衝突した被案内物が、すぐに一方の案内レール21a側に衝突し、各案内レール21a,21bを反対側に回転させることができる。これにより、被案内物を各案内レール21a,21bに衝突させながら、徐々に初期位置での各案内レール21a,21bの中間位置に寄せることができ、案内する範囲を狭めることができる。このように、受動型案内機構10は、被案内物を各案内レール21a,21bの他方の先端側の所望の位置にスムーズに案内することができる。
また、受動型案内機構10は、各案内レール21a,21bが一方の先端に向かって互いの間隔が広がるよう設けられているため、被案内物が各案内レール21a,21bの一方の先端側から各案内レール21a,21bの間に入りやすい。また、連結部材13が各案内レール21a,21bから所定の距離をあけて配置されているため、各案内レール21a,21bの間を通過する被案内物が、連結部材13にあたるのを防ぐことができる。また、レール支持部材12および連結支持部材14により、各案内レール21a,21bおよび連結部材13を、安定して回転させたり移動させたりすることができる。
受動型案内機構10は、移動する物体を所望の位置に案内するよう構成されていてもよく、自身が移動して、静止した物体を所望の位置に案内するよう構成されていてもよい。受動型案内機構10は、例えば、飛行体を所望の位置に着陸させるための案内機構や、物体を取り込んで把持するためのロボットアームやグリッパなどとして利用することができる。
なお、受動型案内機構10は、各案内レール21a,21bを初期位置に向かって付勢するよう構成されていてもよい。この場合、回転移動した各案内レール21a,21bを、常に初期位置に戻すことができる。このため、被案内物を、初期位置での各案内レール21a,21bの中間位置に寄せることができ、案内する範囲を狭めることができる。
また、受動型案内機構10は、一方の案内レール21aが初期位置から他方の案内レール21bとは反対側に回転するとき、および、他方の案内レール21bが初期位置から一方の案内レール21aとは反対側に回転するとき、それぞれ一方の案内レール21aの回転力および他方の案内レール21bの回転力を吸収するためのダンパーを有していてもよい。この場合、ダンパーにより、各案内レール21a,21bに衝突した被案内物による衝撃を吸収することができ、各案内レール21a,21bや被案内物の破損を防ぐことができる。また、被案内物の衝突方向のエネルギーを吸収して跳ね返りを抑え、被案内物が各案内レール21a,21bの一方の先端側から他方の先端側に向かって入りやすくすることができる。
図6乃至図13は、本発明の実施の形態の飛行体着陸システムを示している。
図6乃至図9に示すように、飛行体着陸システム30は、飛行体31と受動型案内機構10と着陸手段32とを有している。
飛行体31は、上部に、上方に伸びるよう設けられた吊下部41を有している。吊下部41は、飛行体31から上方に伸びるよう設けられたアーム41aと、アーム41aの先端に設けられた係合部41bとを有している。係合部41bは、飛行体31の進行方向に沿って細長く、進行方向の先端が尖った形状を成している。具体的な一例では、飛行体31は、ドローンから成っているが、飛行機など、飛行可能なものであれば、いかなるものであってもよい。また、飛行体31は、遠隔操作で飛行可能であっても、自動制御で飛行可能であってもよい。
受動型案内機構10は、各案内レール21a,21bの一方の先端側から各案内レール21a,21bの間に、飛行体31の吊下部41を挿入可能に設けられている。受動型案内機構10は、吊下部41が各案内レール21a,21bの間に挿入された飛行体31を、各案内レール21a,21bの一方の先端側から他方の先端側に案内するよう設けられている。
図6に示すように、着陸手段32は、1対の着陸レール42を有している。各着陸レール42は、各案内レール21a,21bの他方の先端側に、各案内レール21a,21bとの間に間隔をあけて、各案内レール21a,21bの伸長方向に沿って伸びるよう、互いに間隔を開けて並べて配置されている。各着陸レール42は、一端側(各案内レール21a,21bの側)の先端部が、各案内レール21a,21bに向かって互いの間隔が広がるよう設けられている。着陸手段32は、各案内レール21a,21bの他方の先端側に案内された飛行体31の吊下部41を、各着陸レール42の間に案内するよう設けられている。また、着陸手段32は、各着陸レール42の間に吊下部41が挿入された状態で、各着陸レール42の所定の位置で飛行体31を吊り下げて着陸可能に構成されている。
具体的な一例では、各案内レール21a,21bおよび各着陸レール42は、左右方向に間隔を開けて配置されているが、左右方向に限らず、上下方向などに間隔を開けて配置されていてもよい。また、各案内レール21a,21bおよび各着陸レール42は、少なくとも下方および各案内レール21a,21bの一端側の延長方向に空間をあけることができる場所であれば、どのような場所に設置されてもよい。各案内レール21a,21bおよび各着陸レール42は、例えば、工場や家屋、ビルなどの天井や軒下に設置されてもよく、クレーン等で吊されていてもよい。
次に、作用について説明する。
飛行体着陸システム30は、以下のようにして、飛行体31を着陸させることができる。すなわち、図7に示すように、各案内レール21a,21bの一方の先端側から、各案内レール21a,21bの下方に向かって飛行体31を飛行させ、図8に示すように、飛行体31の上部に設けられた吊下部41を、各案内レール21a,21bの一方の先端側から各案内レール21a,21bの間に挿入させる。このとき、飛行体31の係合部41bが、進行方向に向かって先端が尖った形状を成しているため、飛行体31を各案内レール21a,21bの間に挿入しやすい。また、図9に示すように、受動型案内機構10により、飛行体31の吊下部41を各案内レール21a,21bに衝突させながら、徐々に各案内レール21a,21bの中間位置に寄せて、飛行体31を各案内レール21a,21bの他方の先端側にスムーズに案内することができる。
飛行体着陸システム30は、各案内レール21a,21bの間から各案内レール21a,21bの他方の先端側に案内された飛行体31の吊下部41を、各着陸レール42の間に案内することができ、着陸手段32により飛行体31を着陸させることができる。飛行体着陸システム30は、飛行体31の吊下部41を各着陸レール42の間に挿入した時の飛行体31の付勢力だけで、または、飛行体31に各着陸レール42の一端側から他端側に向かう力を与えるだけで、飛行体31を各着陸レール42に沿って容易に着陸位置まで移動させることができる。このため、各着陸レール42の間に吊下部41を挿入させた後は、細かい飛行制御が不要であり、場合によっては、飛行体31のプロペラ等の推進手段を停止することも可能になる。
飛行体着陸システム30は、飛行体31の下方に十分な空間があくよう各案内レール21a,21bおよび各着陸レール42を配置することにより、地面効果の影響をほとんど無視できるほど小さくすることができる。また、地面効果の影響がほとんどないため、比較的狭い空間でも、飛行体31を安定して着陸させることができる。
飛行体着陸システム30は、例えば、飛行体31の下部に荷物などを取り付けて運搬する際に好適に利用することができる。飛行体31が着陸位置に吊り下げられたとき、飛行体31の下方に空間があるため、飛行体31の下部に荷物を取り付けたり、飛行体31の下部に取り付けられた荷物を下ろしたりする作業を容易に行うことができる。このとき、例えば、着陸位置に吊り下げられた飛行体31の下方にベルトコンベアを設置することにより、次々と飛来する飛行体31から下ろされる荷物をベルトコンベアで搬送したり、ベルトコンベアで搬送されてきた荷物を、順番に飛行体31の下部に取り付けて個々に運搬させたりすることもできる。
なお、各着陸レール42の着陸位置は、所定の一点でもよく、各着陸レール42の長さ方向に沿った所定の長さの範囲であってもよい。また、飛行体31が、着陸位置で必ずしも停止する必要はない。また、各着陸レール42は、各案内レール21a,21bとは反対側の他端から、飛行体31を離陸可能に構成されていてもよい。この場合、飛行体31を、着陸位置で吊り下げられた状態から、各着陸レール42の他端側に向かって移動させることにより、スムーズに離陸させることができる。
[飛行体の進入試験]
図6乃至図9に示す飛行体着陸システム30を使用して、飛行体31を各着陸レール42の間に案内する進入試験を行った。試験では、図10に示すように、飛行体31を、ランダムな角度および速度で100回、各案内レール21a,21bの一端側から進入させ,その軌跡をモーションキャプチャ(商品名「OptiTrack」)で記録した。なお、比較のため、第1の軸23、第2の軸24、第3の軸26、および第4の軸27が回転しないようにして、各案内レール21a,21bを初期位置で固定した状態での進入試験も、同様にして行った。
試験には、飛行体31として、ドローン(DJI社製「Mavic Air」)の上部に、180 mmの長さのアーム41aと係合部41bとを有する吊下部41を取り付けたものを用いた。ドローンは、長さが168 mm、幅が184 mm、高さが64 mm、質量が430 gであり、飛行体31の重量は、501.8 gである。また、受動型案内機構10として、各案内レール21a,21b、第1補強部25a、第2補強部25b、第3補強部25c、連結部材13、連結支持部材14が、アクリル系樹脂を用いて3Dプリンターにより製造され、面部材22が、1 mm厚のPET板から成るものを用いた。受動型案内機構10は、各案内レール21a,21bの一端側の開口幅が270 mm、他端側の開口幅が30 mm、各案内レール21a,21bの一端からのテーパー部の範囲が120 mm、各案内レール21a,21bの一端から他端までの範囲(奥行き)が280 mm、面部材22の幅が112 mm、各案内レール21a,21bの一端の開口角度が45°、各レール部材11の重量がそれぞれ120 gである。
飛行体31の進入速度および図10に示す進入角度θと、進入の成否との関係を求め、図11に示す。図11(b)に示すように、各案内レール21a,21bが回転しない比較例では、35°<θ<40°の範囲で、進入成功率が大きく低下しているのに対し、図11(a)に示すように、受動型案内機構10を用いたものは、進入成功率が非常に高いことが確認された。なお、受動型案内機構10を用いたものも比較例も、進入角度θが35°までは進入成功率が非常に高く、差異はほとんど認められないことが確認された。
次に、図10に示す衝突位置y(初期位置での開口の中心線から各案内レール21a,21bへの衝突位置までの距離)および進入角度θと、進入の失敗率(Failure Rate)との関係を、図12に示す。図12(b)に示すように、比較例では、衝突位置yが15 mm~60 mmの範囲では、進入角度θが40°以上のときは 100%失敗し、進入角度θが35°以上40°未満のときでも、50%以上が失敗することが確認された。また、衝突位置yが60 mm~90 mmの範囲では、進入角度θが35°以上40°未満のときの失敗率は 100%であることが確認された。これに対し、図12(a)に示すように、受動型案内機構10を用いたものは、衝突位置yが30 mm~60 mmの範囲で、進入角度θが40°以上のときの失敗率は 100%であったが、衝突位置yが15 mm~90 mm の範囲で、進入角度θが35°以上40°未満のときの失敗率は 0%であり、飛行体31の進入可能角度範囲が広いことが確認された。なお、図12(a)に示す受動型案内機構10を用いたもののうち、衝突位置yが15 mm~45 mmの範囲で、進入角度θが30°未満のときに失敗例が認められるが、これらの失敗例は、各案内レール21a,21bに衝突した飛行体31が上方に飛び出したものである。
次に、進入時間の測定を行った。図13に示すように、進入時間は、各案内レール21a,21bの一端側の開口の手前100 mmの位置から、各案内レール21a,21bの一端側の開口から他端側に410 mmの位置(各案内レール21a,21bの他端側に抜けた位置)を通過するまでの時間とした。測定の結果、比較例では、進入に成功したものの進入時間の平均は、0.65秒であったのに対し、受動型案内機構10を用いたものでは、進入に成功したものの進入時間の平均は、0.66秒であり、進入時間はほとんど変わらないことが確認された。なお、ドローンを1.5 mの高さから、垂直に地面に着陸させたときの平均着陸時間(試行回数50回)は、4.94秒であった。
10 受動型案内機構
11 レール部材
21a、21b 案内レール
22 面部材
23 第1の軸
24 第2の軸
25a 第1補強部
25b 第2補強部
25c 第3補強部
12 レール支持部材
13 連結部材
26 第3の軸
27 第4の軸
14 連結支持部材
28 スライド部材
29 円弧状支持部

30 飛行体着陸システム
31 飛行体
41 吊下部
41a アーム
41b 係合部
32 着陸手段
42 着陸レール

Claims (10)

  1. 互いに間隔を開けて並べて配置され、それぞれの一方の先端に向かって互いの間隔が広がるよう設けられた1対の案内レールと、
    一方の案内レールと他方の案内レールとを連結する連結部材を有し、
    前記一方の案内レールは、その一方の先端またはその近傍で、各案内レールを含む平面に対して垂直方向に伸びる第1の軸を中心として回転可能に支持され、
    前記他方の案内レールは、その一方の先端またはその近傍で、各案内レールを含む平面に対して垂直方向に伸びる第2の軸を中心として回転可能に支持され、
    前記連結部材は、一方の端部が、各案内レールを含む平面に対して垂直な第3の軸を中心として回転可能に、前記一方の案内レールに接続され、他方の端部が、各案内レールを含む平面に対して垂直な第4の軸を中心として回転可能に、前記他方の案内レールに接続されており、
    前記第1の軸、前記第2の軸、前記第3の軸、および前記第4の軸が回り対偶から成る4節リンク機構を成し、前記第3の軸と前記第4の軸とを結ぶ線が、前記第1の軸と前記第2の軸とを結ぶ線と同じ長さであり、かつ平行に移動するよう構成されていることを
    特徴とする受動型案内機構。
  2. 前記一方の案内レールおよび前記他方の案内レールは、所定の面に対して面対称に配置された初期位置から、それぞれ前記第1の軸および前記第2の軸を中心として所定の回転角度の範囲で、正方向および逆方向に回転可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載の受動型案内機構。
  3. 各案内レールを前記初期位置に向かって付勢するよう構成されていることを特徴とする請求項2記載の受動型案内機構。
  4. 前記一方の案内レールが前記初期位置から前記他方の案内レールとは反対側に回転するとき、および、前記他方の案内レールが前記初期位置から前記一方の案内レールとは反対側に回転するとき、それぞれ前記一方の案内レールの回転力および前記他方の案内レールの回転力を吸収するためのダンパーを有していることを特徴とする請求項2または3記載の受動型案内機構。
  5. 前記第1の軸を中心とした前記一方の案内レールの前記初期位置からの回転角度と、前記第2の軸を中心とした前記他方の案内レールの前記初期位置からの回転角度とが等しくなるよう、各案内レールが連結されていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の受動型案内機構。
  6. 前記連結部材は、各案内レールを含む平面から垂直方向に所定の距離をあけて配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の受動型案内機構。
  7. 各案内レールに対して前記連結部材を移動可能に支持する連結支持部材を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の受動型案内機構。
  8. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の受動型案内機構と、
    上部に、各案内レールの前記一方の先端側から各案内レールの間に挿入可能に設けられた吊下部を有する飛行体と、
    各案内レールの他方の先端側に配置され、各案内レールの間に前記吊下部を通して各案内レールの前記一方の先端側から前記他方の先端側に案内された前記飛行体を着陸可能に設けられた着陸手段とを、
    有することを特徴とする飛行体着陸システム。
  9. 互いに間隔を開けて並べて配置され、それぞれの一方の先端に向かって互いの間隔が広がるよう設けられた1対の案内レールを有し、一方の案内レールは、その一方の先端またはその近傍で、各案内レールを含む平面に対して垂直方向に伸びる第1の軸を中心として回転可能に支持され、他方の案内レールは、その一方の先端またはその近傍で、各案内レールを含む平面に対して垂直方向に伸びる第2の軸を中心として回転可能に支持されている受動型案内機構と、
    上部に、各案内レールの前記一方の先端側から各案内レールの間に挿入可能に設けられた吊下部を有する飛行体と、
    各案内レールの他方の先端側に配置され、各案内レールの間に前記吊下部を通して各案内レールの前記一方の先端側から前記他方の先端側に案内された前記飛行体を着陸可能に設けられた着陸手段とを、
    有することを特徴とする飛行体着陸システム
  10. 前記着陸手段は、1対の着陸レールを有し、各案内レールの前記他方の先端側に案内された前記飛行体の前記吊下部を、各着陸レールの間に案内すると共に、各着陸レールの間に前記吊下部が挿入された状態で、各着陸レールの所定の位置で前記飛行体を吊り下げ可能に構成されていることを特徴とする請求項8または9記載の飛行体着陸システム。
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