JP7465666B2 - 視標提示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、視標提示装置に関するものである。
従来から、液晶ディスプレイ等を用いてランドルト環等の視標マークの電子画像を表示する視標提示機と、ユーザによって操作されて視標提示機に表示する視標マークを指示する指示信号を出力するコントローラと、を備えた視標提示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012-90956号公報
ところで、従来の視標提示装置のコントローラには、視標マークの種類を選択するための複数のスイッチや、視標マークの視力値(表示倍率)を設定するための多数のスイッチ、視標マークの表示方向を切り替えるための複数のスイッチ等、指示信号に応じた多くのスイッチが設けられている。そのため、コントローラを使用するユーザは、操作するスイッチを確認してから操作する必要があり、使い勝手が悪いという問題があった。また、操作するスイッチを間違えた場合には、ユーザが表示させたい視標マークを適切に表示させることができず、検眼に支障をきたすおそれもある。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、コントローラの操作性を向上させることができる視標提示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の視標提示装置は、視力を測定するための視標マークの電子画像を、受信した指示信号に基づいて表示倍率及び表示方向を変更して一つずつ表示する視標提示機と、前記視標提示機に前記指示信号を送信するタッチパネルを有するコントローラと、を備え、前記コントローラは、前記タッチパネル上に設定された操作受付部と、前記操作受付部の所定の領域に規定されて前記タッチパネルに表示される画面を切り替えるためのユーザの操作のみを受け付ける単独の表示切替部と、前記操作受付部の所定の領域に規定されて前記視標提示機に表示される視標マークの表示倍率を設定するためのユーザの操作のみを受け付ける単独のサイズ設定部と、前記サイズ設定部を介して設定された表示倍率で前記視標マークを前記視標提示機に表示させる指示信号を出力する信号出力部と、を有し、前記サイズ設定部は、前記表示切替部への操作によって前記タッチパネルに表示される画面を切り替えることで表示されることを特徴とする。
このように構成された視標提示装置では、コントローラの操作性を向上させることができる。
実施例1の視標提示装置を示す斜視図である。 実施例1の視標提示装置の構成を示すブロック図である。 実施例1の視標提示装置が有するコントローラの操作画面を示す平面図である。
以下、本発明の視標提示装置を実施するための形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
(実施例1)
以下、実施例1の視標提示装置100の構成を、図1~図3に基づいて説明する。
実施例1の視標提示装置100は、被検者の応答に基づいて視力を測定する視力検査を行う際、被検者に対して視標マークを一つずつ順に提示するために使用される。ここで、「視標マーク」とは、ランドルト環やE文字、アルファベット、ひらがな、イラスト等の視力を測定するための表示である。この視標提示装置100は、図1に示すように、視標提示機10と、コントローラ20と、を備えている。
視標提示機10は、図2に示すように、筐体11と、筐体11に内蔵された受信部12と、視標提示光学系13と、表示器側演算部14と、種々の視標マークを記憶したメモリ15と、を備えている。
筐体11の前面(被検者側)には、被検者が視標マークの電子画像Mを視認するための窓部11a(図1参照)が形成されている。
受信部12は、コントローラ20から送信された指示信号を受信し、受信した指示信号を表示器側演算部14に入力する。
視標提示光学系13は、図1に示すように、映像表示部13aと、レンズ13bと、反射ミラー13cと、を備えている。ここで、映像表示部13aは、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ等の任意の電子画像を表示可能なディスプレイである。視標提示光学系13では、映像表示部13aに表示された視標マークからの光束をレンズ13bによって屈折し、被検眼からの遠用視検眼距離に視標マーク(虚像)を結像する。そして、レンズ13bを透過した光束が反射ミラー13cによって反射されることで、被検眼の前方の遠用視検眼距離に視標マークの電子画像Mが提示される。被検者は、筐体11に形成された窓部11aを介して視標マークの電子画像Mを視認する。
表示器側演算部14は、視標提示光学系13が有する映像表示部13aの表示を制御する演算装置である。この表示器側演算部14は、メモリ15に記憶された種々の視標マークの中から、受信部12にて受信した指示信号に基づいて、所定の視標マークを読み出す。そして、受信部12にて受信した指示信号に基づいて、読み出した視標マークの表示倍率及び表示方向を変更し、映像表示部13aに表示させる。この結果、視標提示機10では、視標マークの電子画像Mを一つずつ表示する。
コントローラ20は、ユーザとしての検者が視標提示機10を操作するために用いられ、ここではタブレット型の携帯端末である。コントローラ20は、図2に示すように、端末本体21と、端末本体21に搭載された操作受付部22と、表示部23と、コントローラ側演算部24と、表示制御部25と、送信部26(信号出力部)と、を備えている。このコントローラ20は、いわゆるユーザーインターフェースに相当する操作受付部22によって、ユーザによる操作を受け付ける。そして、この操作に応じた指示信号をコントローラ側演算部24によって生成し、送信部26を介して視標提示機10へ送信する。
端末本体21には、タッチパネル21a(図1参照)が設けられ、操作受付部22及び表示部23は、タッチパネル21a上に設定されている。タッチパネル21aの表示は、表示制御部25によって制御される。
操作受付部22は、表示切替部22aと、視標選択部22bと、サイズ設定部22cと、方向設定部22dと、方向切替部22eと、正答入力部22fと、履歴設定部22gと、を有している。
表示切替部22aは、タッチパネル21aに表示される画面を切り替えるためのユーザの操作を受け付ける単独の領域である。表示切替部22aが受け付けたユーザの操作結果は、コントローラ側演算部24に入力される。ここで、表示切替部22aが受け付けるユーザの操作は、表示切替部22a内で、ユーザが指先の接触を開始する位置である接触開始位置と、ユーザが指先を離すことで接触を解除する位置である接触解除位置とがほぼ同じ位置となるタップ操作である。また、表示切替部22aは、図3に示すように、タッチパネル21aの上部左隅に配置されている。
視標選択部22bは、視標提示機10に表示する視標マークの種類を選択するためのユーザの操作を受け付ける領域である。視標選択部22bが受け付けたユーザの操作結果は、コントローラ側演算部24に入力される。ここで、視標選択部22bが受け付けるユーザの操作は、視標選択部22b内で、ユーザの接触開始位置と、ユーザの接触解除位置とがほぼ同じ位置となるタップ操作である。なお、視標選択部22bには、視標マーク(図3ではランドルト環)を示すイラスト画像221bが重畳して表示され、このイラスト画像221bは、視標選択部22bをタップ操作するごとに切り替わる。そして、視標選択部22bに重畳して表示されたイラスト画像221bが示す視標マークが、視標提示機10に表示する視標マークとして選択される。また、視標選択部22bは、図3に示すように、タッチパネル21aの上部右隅に配置されている。
サイズ設定部22cは、視標提示機10に表示する視標マークの表示倍率を設定するためのユーザの操作を受け付ける単独の領域である。サイズ設定部22cが受け付けたユーザの操作結果は、コントローラ側演算部24に入力される。なお、サイズ設定部22cの上部及び下部には、表示倍率を昇降するときの操作方向を示す三角形イラスト画像221c、222cがそれぞれ重畳表示されている。また、サイズ設定部22cは、図3に示すように、タッチパネル21aの中央部左側に配置されている。
ここで、サイズ設定部22cが受け付けるユーザの操作は、サイズ設定部22c内で、接触開始位置と接触解除位置とが異なる位置となるフリック操作(第2操作)である。実施例1のサイズ設定部22cは、上下に長い領域に設定され、接触開始位置よりも接触解除位置が上側のとき、つまり、ユーザがサイズ設定部22c内で上方向にフリックしたとき、視標マークの表示倍率を縮小するためのユーザの操作を受け付ける。また、このサイズ設定部22cは、接触開始位置よりも接触解除位置が下側のとき、つまり、ユーザがサイズ設定部22c内で下方向にフリックしたとき、視標マークの表示倍率を拡大するためのユーザの操作を受け付ける。
方向設定部22dは、視標提示機10に表示する視標マークの表示方向を設定するためのユーザの操作を受け付ける単独の領域である。方向設定部22dが受け付けたユーザの操作結果は、コントローラ側演算部24に入力される。なお、方向設定部22dには、視標提示機10に表示する視標マークの画像(以下、「ランドルト環画像221d」という)が、重畳表示されている。また、方向設定部22dは、図3に示すように、タッチパネル21aのほぼ中央部に配置されている。
ここで、方向設定部22dが受け付けるユーザの操作は、方向設定部22d内で、接触開始位置と接触解除位置とが異なる位置となるスワイプ操作(第2操作)である。実施例1では、ユーザがランドルト環画像221dの所定位置(例えば切れ目)に指先を接触させ、この指先を接触させたままランドルト環画像221dの周縁に沿ってなぞっていくことで接触位置を移動させた後、指先を離して接触を解除する。このとき、表示制御部25は、指先の動きに合わせてランドルト環画像221dが回転するように表示制御を行う。これにより、方向設定部22dは、視標提示機10に表示する視標マークの表示方向を、ユーザの指先が方向設定部22dから離れたタイミングで表示されているランドルト環画像221dと同一の向きに設定する操作を受け付ける。
方向切替部22eは、設定可能な視標マークの表示方向の数を切り替えるためのユーザの操作を受け付けるための領域である。方向切替部22eが受け付けたユーザの操作結果は、コントローラ側演算部24に入力される。ここで、方向切替部22eが受け付けるユーザの操作は、方向切替部22e内で、接触開始位置と接触解除位置とがほぼ同じ位置となるタップ操作である。なお、方向切替部22eには、設定可能な表示方向の数が重畳表示されており、設定されている表示方向の数の背景が着色表示される。また、方向切替部22eは、図3に示すように、タッチパネル21a上において、方向設定部22dの下側に配置されている。
正答入力部22fは、被検者の応答の正誤を記録するためのユーザの操作を受け付けるための領域である。正答入力部22fが受け付けたユーザの操作結果は、コントローラ側演算部24に入力される。ここで、正答入力部22fが受け付けるユーザの操作は、正答入力部22f内で、接触開始位置と接触解除位置とがほぼ同じ位置となるタップ操作である。なお、正答入力部22fには、「正答」の文字が重畳表示されており、ユーザの操作を受け付けたときに文字の背景が着色表示される。また、正答入力部22fは、図3に示すように、タッチパネル21a上において、方向設定部22dの下側に配置されている。
履歴設定部22gは、端末本体21のタッチパネル21aに表示する視標マークの表示履歴を設定するためのユーザの操作を受け付ける領域である。履歴設定部22gが受け付けたユーザの操作結果は、コントローラ側演算部24に入力される。ここで、履歴設定部22gが受け付けるユーザの操作は、履歴設定部22g内で、接触開始位置と接触解除位置とがほぼ同じ位置となるタップ操作である。なお、履歴設定部22gには、履歴の遡りを意味する三角イラスト画像が重畳表示されている。また、履歴設定部22gは、図3に示すように、タッチパネル21aの下部左隅に配置されている。
表示部23は、タッチパネル21a上に設定された液晶表示領域であり、視力値表示部23aと、履歴表示部23bと、を有している。この表示部23の表示内容は、コントローラ側演算部24から出力された指示信号に基づき、タッチパネル21aの表示を制御する表示制御部25によって制御される。
視力値表示部23aは、視標提示機10に表示中の視標マークの視力値が表示される領域である。この視力値表示部23aは、図3に示すように、タッチパネル21aの中央部右側に配置されている。
履歴表示部23bは、過去五回分の視標提示機10に表示した視標マークの表示履歴と、当該表示履歴に紐づけられた被検者の応答結果と、が表示される領域である。この履歴表示部23bは、図3に示すように、タッチパネル21aの下部に配置されている。なお、実施例1の履歴表示部23bでは、ランドルト環のイラスト画像によって視標マークの表示履歴を示し、ランドルト環を囲む丸印の有無によって応答結果を示している。
コントローラ側演算部24は、操作受付部22が受け付けた各種のユーザの操作に基づいて所定の指示信号を生成、出力する演算装置である。このコントローラ側演算部24は、表示切替部22aが受け付けたユーザの操作結果が入力されたときは、タッチパネル21aに表示される画面を切り替える指示信号を生成し、タッチパネル21aの表示を制御する表示制御部25に出力する。この結果、タッチパネル21aの表示が図3に示す例とは異なる画面(例えば、一般的なコントローラー画面等)に切り替えられる。
また、コントローラ側演算部24は、視標選択部22bが受け付けたユーザの操作結果が入力されたときは、ユーザの指先が視標選択部22bから離れたタイミングで、視標選択部22bに重畳して表示されているイラスト画像221bが示す視標マークをメモリ15から読み出させる指示信号を生成し、送信部26に出力する。この結果、表示器側演算部14によって、視標選択部22bに重畳して表示されているイラスト画像221bが示す視標マークがメモリ15から読み出される。
また、コントローラ側演算部24は、サイズ設定部22cが受け付けたユーザの操作結果が入力されたときは、視標提示機10に表示する視標マークの表示倍率を、予め設定された倍率から所定倍率だけ拡大又は縮小して設定する指示信号を生成し、表示制御部25及び送信部26に出力する。この結果、メモリ15から読み出された視標マークが、設定された表示倍率で視標提示機10に表示される。なお、視力値表示部23aには、設定された表示倍率に応じた視力値が表示される。この視力値表示部23aに表示される視力値は、サイズ設定部22cを介して設定される表示倍率に応じて変更される。
また、コントローラ側演算部24は、方向設定部22dが受け付けたユーザの操作結果が入力されたときには、視標提示機10に表示する視標マークの表示方向を、ユーザの指先が方向設定部22dから離れたタイミングで表示されているランドルト環画像221dと同一の向きに設定する指示信号を生成し、送信部26に出力する。この結果、メモリ15から読み出された視標マークが、設定された表示方向で視標提示機10に表示される。
また、コントローラ側演算部24は、方向切替部22eが受け付けたユーザの操作結果が入力されたときは、視標提示機10にて設定可能な表示方向数を切り替える指示信号を生成し、送信部26に出力する。この結果、視標提示機10にて設定可能な表示方向数(ここでは、4方向又は8方向)が切り替えられる。なお、設定可能な方向数を「4方向」に切り替えた場合は、視標マークの表示方向を上下左右の任意の向きに変更することができる。また、設定可能な方向数を「8方向」に切り替えた場合は、視標マークの表示方向を上下左右又は斜め四方向の任意の向きに変更することができる。
また、コントローラ側演算部24は、正答入力部22fが受け付けたユーザの操作結果が入力されたときは、被検者の応答の正誤を記録する指示信号を生成し、図示しないメモリに出力する。この結果、視標提示機10に表示中の視標マークと被検者の応答結果(正誤)が紐付けられてメモリに記録される。
また、コントローラ側演算部24は、履歴設定部22gが受け付けたユーザの操作結果が入力されたときは、視標マークの表示履歴を設定する指示信号を生成し、表示制御部25に出力する。この結果、履歴表示部23bに表示されている過去の表示履歴と応答結果が変更される。なお、ここでは、履歴設定部22gがユーザの操作を受け付けていない場合は、直近の過去五回分の表示履歴及び応答結果が履歴表示部23bに表示される。そして、履歴設定部22gがユーザの操作を受け付けるごとに、表示中の表示履歴から一回分過去に遡った表示履歴及び応答結果がメモリから読み出される。そして、新たに読み出した表示履歴及び応答結果と、その後四回分の表示履歴及び応答結果とが履歴表示部23bに表示される。
以下、実施例1の視標提示装置100を用いて、視力検査を実行するときの動作の一例を説明する。
視標提示装置100を用いて視力を測定する視力検査を行う場合には、視標提示機10によって被検眼の前方の遠用視検眼距離に視標マークの電子画像Mを提示する。このとき、視標提示機10が有する視標提示光学系13の映像表示部13aは、任意の視標マークの電子画像Mを一つずつ表示する。
ユーザ(検者)は、被検者の応答に応じて、視標提示機10に提示している視標マークの表示倍率及び表示方向を適宜変更する。ここで、視標マークの表示倍率を変更する(視力値を変更する)には、まず、ユーザは、サイズ設定部22cの中央部に指先を接触させる。続けて、ユーザは、サイズ設定部22cに指先を接触させたまま、サイズ設定部22c沿って上方又は下方に向かって指先を素早く動かしてから、サイズ設定部22cから指先を離して接触を解除し、サイズ設定部22cに対する操作を終了する。この結果、サイズ設定部22cは、接触開始位置と接触解除位置とが異なるフリック操作を受け付けたことになり、この操作結果は、コントローラ側演算部24に入力される。
そして、コントローラ側演算部24から、視標提示機10に表示する視標マークの表示倍率を、予め設定された倍率から所定倍率だけ縮小設定或いは拡大設定する指示信号が出力される。そして、この指示信号を受信した表示器側演算部14によって視標マークの表示倍率が変更され、視標提示機10には、表示倍率の異なる視標マークが表示される。
このように、ユーザは、視標提示機10に表示されている視標マークの表示倍率を変更する際、単独の領域であるサイズ設定部22cに対して操作を行えばよい。そのため、ユーザは、コントローラ20上で操作を行う位置を変える必要がなく、多数のスイッチの中から表示倍率を変更するためのスイッチを確認する必要も生じ得ない。これにより、ユーザは、多数のスイッチの中から表示倍率を変更するためのスイッチを確認しなくても、視標マークの表示倍率を適切に変更することができる。よって、コントローラ20の操作性を向上させることができる。
また、このサイズ設定部22cが受け付けるユーザの操作は、サイズ設定部22cに指先を接触させてから払うように動かすフリック操作であり、このフリック操作の操作方向に応じて表示倍率を拡大設定するのか縮小設定するのかを決定することができる。このため、視標マークの表示倍率を直感的な操作で容易に変更することができ、さらに、コントローラ20の操作性の向上を図ることができる。
また、視標マークの表示方向を変更する(切れ目の向きが異なるランドルト環を表示させる)には、まず、ユーザは、方向設定部22dに重畳して表示されているランドルト環画像221dの所定位置(例えば切れ目)に指先を接触させる。続いて、ユーザは、方向設定部22dに指先を接触させたまま、ランドルト環画像221dの周縁に沿って指先を移動させる。このとき、ランドルト環画像221dは、指先の移動に応じて回転するように表示が変更される。そして、ランドルト環画像221dの切れ目が所望の位置まで移動したら(ランドルト環画像221dが所望の向きになったら)、ユーザは、方向設定部22dから指先を離して接触を解除し、方向設定部22dに対する操作を終了する。この結果、方向設定部22dは、接触開始位置と接触解除位置とが異なるスワイプ操作を受け付けたことになり、この操作結果はコントローラ側演算部24に入力される。
そして、コントローラ側演算部24から、ユーザの接触が解除されたタイミングで方向設定部22dに重畳して表示されているランドルト環画像221dと同様の視標マークの電子画像Mを視標提示機10に表示させる指示信号が出力される。そして、この指示信号を受信した表示器側演算部14によって視標マークの表示方向が変更され、視標提示機10には、表示方向の異なる視標マークが表示される。
このように、ユーザは、視標提示機10に表示されている視標マークの表示方向を変更する際、単独の領域である方向設定部22dに対して操作を行えばよい。そのため、ユーザは、コントローラ20上で操作を行う位置を変える必要がなく、表示させたい表示方向ごとに操作するスイッチを異ならせる必要も生じ得ない。これにより、ユーザは、多数のスイッチの中から所望の方向の視標マークを表示させるためのスイッチを探し出す必要がなく、表示方向の設定に無関係なスイッチを間違えて操作することを抑制できる。よって、コントローラ20の操作性を向上させることができる。
また、この方向設定部22dが受け付けるユーザの操作は、方向設定部22dに指先を接触させてから指先を所定方向に移動させるスワイプ操作であり、視標マークの表示方向を直感的な操作で容易に変更することができる。そのため、コントローラ20の操作性をさらに向上させることができる。
また、視標提示機10には、視標マークの電子画像Mが一つずつ順に表示されるので、一つの視標マークを提示して検眼を行う「字ひとつ検眼」を行うことができる。これにより、例えば低年齢層の被検者であっても良好な検眼結果を得ることが可能となる。
さらに、実施例1の視標提示装置100のコントローラ20では、タッチパネル21a上に履歴表示部23bが設定され、視標提示機10に表示した視標マークの表示履歴と、当該表示履歴に紐づけられた被検者の応答結果とが表示される。これにより、ユーザは、過去に表示した視標マークの種類や、当該視標マークに対する応答結果を容易に確認することができ、表示すべき視標マークを適切に選択することができる。なお、この履歴表示部23bに表示される表示履歴及び応答結果は、履歴設定部22gをタップ操作することで容易に設定することができる。
そして、実施例1の視標提示装置100のコントローラ20では、タッチパネル21a上に方向切替部22eや正答入力部22fが設けられている。これらは、いずれもユーザのタップ操作を受け付けることで、視標提示機10にて設定可能な視標マークの方向数を切り替えさせたり、被検者の応答の正誤を記録させたりできる。
このため、直感的な操作で設定可能な視標マークの方向数を切り替えたり、被検者の応答の正誤を記録したりすることができる。この結果、コントローラ20の操作性をさらに向上させることができる。
しかも、実施例1のコントローラ20では、操作受付部22が、表示切替部22aと、視標選択部22bと、サイズ設定部22cと、方向設定部22dと、方向切替部22eと、正答入力部22fと、履歴設定部22gと、を有している。そのため、「字ひとつ検眼」を行う際に不必要な操作をほとんど受け付けることがない。これにより、コントローラ20の構成を単純化し、操作性の向上を図ることができる。
以上、本発明の視標提示装置100を実施例1に基づいて説明してきたが、具体的な構成については、この実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、サイズ設定部22cが受け付けるユーザの操作がフリック操作(第2操作)であり、方向設定部22dが受け付けるユーザの操作がスワイプ操作(第2操作)である例を示したが、これに限らない。サイズ設定部22cが受け付けるユーザの操作は、例えば、サイズ設定部22cに重畳して表示されている三角形イラスト画像221c、222cに指先を接触させた後、指先の位置を動かすことなくサイズ設定部22cから指先を離して接触を解除させるタップ操作(第1操作)であってもよい。この場合、タップ操作時にユーザの指先が接触した位置に応じて表示倍率の拡大設定や縮小設定を選択でき、表示倍率を変更することができる。
また、方向設定部22dが受け付けるユーザの操作も、例えば、方向設定部22dに重畳して表示されているランドルト環画像221dの任意の位置に指先を接触させた後、指先の位置を動かすことなく方向設定部22dから指先を離して接触を解除させるタップ操作(第1操作)であってもよい。この場合、タップ操作時にユーザの指先が接触した位置に切れ目が存在するランドルト環と同一の向きに視標マークの表示方向を変更することができる。
さらに、方向設定部22dが受け付けるユーザの操作は、方向設定部22d上で指先を左右方向や上下方向に素早く移動させるフリック操作であってもよい。この場合、フリック操作の操作方向に応じて視標マークの表示方向を変更してもよいし、方向設定部22dに対してフリック操作を行うごとに、表示方向が異なるランドルト環をランダムに表示するようにしてもよい。また、この場合、逆方向にフリック操作することで、ランドルト環の表示方向を遡って設定可能としてもよい。
なお、「フリック操作」や「スワイプ操作」は、いずれもユーザによる接触開始位置と、ユーザによる接触解除位置とが異なる位置になる「第2操作」である。しかしながら、「第2操作」はこれに限らず、フリック操作やスワイプ操作の他に、異なる二カ所の接触開始位置を次第に離間させてから二カ所の指定を解除するピンチアウト操作や、異なる二カ所の接触開始位置を次第に近づけてから二カ所の指定を解除するピンチイン操作等を含む。さらに、接触開始位置と接触解除位置がほぼ同じ位置となる「第1操作」には、タップ操作だけではなく、複数回タップ操作を繰り返すダブルタップ操作や、一定時間同一カ所に接触し続ける長押し操作等を含む。
さらに、方向切替部22eや正答入力部22fに対するユーザの操作も、タップ操作に限らず、スワイプ操作やフリック操作等であってもよい。すなわち、操作受付部22が受け付けるユーザの操作は、接触開始位置と接触解除位置とがほぼ同じ位置となる第1操作(タップ操作等)と、接触開始位置と接触解除位置とが異なる位置となる第2操作(スワイプ操作、フリック操作、ピンチアウト操作、ピンチイン操作等)のいずれかであればよい。これにより、ユーザは、コントローラ20に対して直感的に操作を行うことができ、操作性の向上を図ることができる。
また、実施例1のコントローラ20は、操作受付部22が、視標選択部22b及びサイズ設定部22cの他に、表示切替部22aや方向切替部22e等を有している。しかしながら、操作受付部22は、「字ひとつ検眼」を行う際に必要なユーザの操作を受け付けることができればよい。そのため、サイズ設定部22c及び方向設定部22dのみを有するコントローラ20であってもよい。
さらに、表示部23の視力値表示部23aや履歴表示部23bのいずれか一方、或いは双方を有していないコントローラ20であってもよい。
そして、実施例1では、タッチパネル21aを有するタブレット型の携帯端末をコントローラ20として用いる例を示した。しかしながら、これに限らず、例えばマウスやキーボード等を用いて操作するノート型或いはデスクトップ型のパーソナルコンピュータや、タッチパネルを有するスマートフォン型の携帯端末をコントローラ20として用いてもよい。マウス等を用いて操作するパーソナルコンピュータをコントローラ20とする場合では、「クリック操作」が接触開始位置と接触解除位置とがほぼ同じ位置となる第1操作に相当し、「ドラッグアンドドロップ操作」が接触開始位置と接触解除位置とがとなる位置となる第2操作に相当する。
100 視標提示装置
10 視標提示機
13a 映像表示部
20 コントローラ
21 端末本体
21a タッチパネル
22 操作受付部
22a 表示切替部
22b 視標選択部
22c サイズ設定部
22d 方向設定部
22e 方向切替部
22f 正答入力部
22g 履歴設定部
23 表示部
23a 視力値表示部
23b 履歴表示部
24 コントローラ側演算部
25 表示制御部
26 送信部(信号出力部)

Claims (4)

  1. 視力を測定するための視標マークの電子画像を、受信した指示信号に基づいて表示倍率及び表示方向を変更して一つずつ表示する視標提示機と、
    前記視標提示機に前記指示信号を送信するタッチパネルを有するコントローラと、を備え、
    前記コントローラは、前記タッチパネル上に設定された操作受付部と、前記操作受付部の所定の領域に規定されて前記タッチパネルに表示される画面を切り替えるためのユーザの操作のみを受け付ける単独の表示切替部と、前記操作受付部の所定の領域に規定されて前記視標提示機に表示される視標マークの表示倍率を設定するためのユーザの操作のみを受け付ける単独のサイズ設定部と、前記サイズ設定部を介して設定された表示倍率で前記視標マークを前記視標提示機に表示させる指示信号を出力する信号出力部と、を有し、
    前記サイズ設定部は、前記表示切替部への操作によって前記タッチパネルに表示される画面を切り替えることで表示され
    ことを特徴とする視標提示装置。
  2. 請求項1に記載された視標提示装置において、
    前記サイズ設定部が受け付ける前記ユーザの操作は、前記サイズ設定部上で前記ユーザが接触を開始する接触開始位置と前記接触を解除する接触解除位置とがほぼ同じ位置となる第1操作と、前記サイズ設定部上で前記接触開始位置と前記接触解除位置とが異なる位置となる第2操作と、のいずれかの操作である
    ことを特徴とする視標提示装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載された視標提示装置において、
    前記コントローラは、前記操作受付部の所定の領域であって前記サイズ設定部とは異なる位置に規定されて、前記視標提示機に表示される視標マークの表示方向を設定するためのユーザの操作のみを受け付ける単独の方向設定部を有し、
    前記方向設定部は、前記表示切替部への操作によって前記タッチパネルに表示される画面を切り替えることで表示され、
    前記信号出力部は、前記方向設定部を介して設定された表示方向で前記視標マークを前記視標提示機に表示させる指示信号を出力する
    ことを特徴とする視標提示装置。
  4. 請求項3に記載された視標提示装置において、
    前記方向設定部が受け付ける前記ユーザの操作は、前記方向設定部上で前記ユーザが接触を開始する接触開始位置と前記接触を解除する接触解除位置とがほぼ同じ位置となる第1操作と、前記方向設定部上で前記接触開始位置と前記接触解除位置とが異なる位置となる第2操作と、のいずれかの操作である
    ことを特徴とする視標提示装置。
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