JP7462813B2 - 体臭表現システム - Google Patents

体臭表現システム Download PDF

Info

Publication number
JP7462813B2
JP7462813B2 JP2023051536A JP2023051536A JP7462813B2 JP 7462813 B2 JP7462813 B2 JP 7462813B2 JP 2023051536 A JP2023051536 A JP 2023051536A JP 2023051536 A JP2023051536 A JP 2023051536A JP 7462813 B2 JP7462813 B2 JP 7462813B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
body odor
color
subject
measurement
generates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2023051536A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023073355A (ja
Inventor
翔太 久光
智成 岡田
一郎 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2023051536A priority Critical patent/JP7462813B2/ja
Publication of JP2023073355A publication Critical patent/JP2023073355A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7462813B2 publication Critical patent/JP7462813B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)

Description

本発明は、測定対象者の体臭を色で表現する体臭表現システムに関する。
においセンサにより測定対象者の体臭を測定する技術が開発されている。体臭を客観的に表現することができれば、体臭の提示や体臭の分類に応じた対策品の提供等が可能となる。例えば、特許文献1には、ユーザの体臭を含む測定対象気体についてニオイセンサにより測定されたニオイ成分の濃度に基づいてニオイの種類を判別するニオイ検出装置が開示されている。
国際公開第2019/102654号
しかしながら人の体臭を表現しようとすると、汗臭、腋臭、脂臭等のようにネガティブな印象の表現を用いることになる。例えば特許文献1においても加齢臭、ミドル脂臭、汗臭等のような表現が記載されている。このような体臭の表現を測定対象者へ伝達すると、心理的負担が避けられない。
本発明は、ネガティブな印象を生じさせずに体臭の表現を行うことが可能な体臭表現システムに関する。
本発明の一形態に係る体臭表現システムは、測定対象者の体臭を色で表現する体臭表現システムであって、特徴量抽出部と、色生成部とを具備する。
前記特徴量抽出部は、前記測定対象者から採取した気体に含まれる、体臭を構成する気体成分に対する測定値から特徴量を抽出する。
前記色生成部は、前記特徴量に基づいて前記測定対象者の体臭を表す色を生成する。
本発明の一形態に係る体臭表現システムは、測定対象者の体臭を色で表現する体臭表現システムであって、センサと、特徴量抽出部と、色生成部とを具備する。
前記センサは、前記測定対象者から採取した気体に含まれる、体臭を構成する気体成分を測定する。
前記特徴量抽出部は、前記センサから前記気体成分に対する測定値を取得し、前記測定値から特徴量を抽出する。
前記色生成部は、前記特徴量に基づいて前記測定対象者の体臭を表す色を生成する。
本発明の一形態に係る体臭表現方法は、測定対象者の体臭を色で表現する体臭表現方法であって、前記測定対象者から採取した気体に含まれる、体臭を構成する気体成分に対する測定値から特徴量を抽出し、前記特徴量に基づいて前記測定対象者の体臭を表す色を生成する。
本発明の一形態に係る体臭表現プログラムは、測定対象者の体臭を色で表現する体臭表現プログラムであって、特徴量抽出部と、色生成部として情報処理装置を動作させる。
前記特徴量抽出部は、前記測定対象者から採取した気体に含まれる、体臭を構成する気体成分に対する測定値から特徴量を抽出する。
前記色生成部は、前記特徴量に基づいて前記測定対象者の体臭を表す色を生成する。
本発明の体臭表現システムによれば、測定対象者の体臭を色で表現することが可能であり、体臭のポジティブシンボル化が可能である。
本発明の実施形態に係る体臭表現システムの模式図である。 上記体臭表現システムが備えるセンサの測定値を示す模式図である。 上記体臭表現システムが備えるセンサの測定値を示すグラフである。 上記体臭表現システムが備える色生成部による特徴量の次元の削減を示す模式図である。 上記体臭表現システムが備える色生成部による次元削減した特徴量の入力値への変換を示す模式図である。 上記体臭表現システムが備える色生成部によって生成されたサンプル毎の体臭色を示す模式図である。 上記体臭表現システムが備える色生成部によって生成されたサンプル毎の体臭色を示す模式図である。 上記体臭表現システムが備える色生成部が用いるHSV色空間の模式図である。 上記体臭表現システムが備える色生成部によって生成されたサンプル毎の体臭色を示す模式図である。 上記体臭表現システムが備える色生成部によって生成されたサンプル毎の2色の体臭色を示す模式図である。 本発明の変形例に係る体臭表現システムの模式図である。 本発明の変形例に係る体臭表現システムの模式図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[体臭表現システムの構成]
図1に示すように、本実施形態に係る体臭表現システム1は体臭測定ユニット11と体臭表現ユニット21を備える。
体臭測定ユニット11は測定対象者の体臭を測定するユニットであり、測定対象者から採取された測定対象気体に含まれる、体臭を構成する気体成分を測定する。測定対象気体は測定対象者の体臭を含む気体であり、皮膚ガス又は呼気等が挙げられる。図1に示すように体臭測定ユニット11は測定室12、ノズル13、導管14、気体送出機構15及びセンサモジュール16を備える。
測定室12は測定空間Sを形成する。測定室12は吸入口12a及び排出口12bを備え、吸入口12a及び排出口12bを除いて測定空間Sを囲む。ノズル13は測定対象者の皮膚又は口腔に近接して配置され、測定対象気体を吸引する。導管14はノズル13と吸入口12aを接続し、測定対象気体をノズル13から吸入口12aに導く。
気体送出機構15は、吸入口12aから測定対象気体を吸引し、測定空間S内に排出する。気体送出機構15はポンプ又はファン等の気体の送出が可能な機構である。気体送出機構15によって、ノズル13に流入し、導管14から吸入口12aを介して測定空間Sに流入し、測定空間Sから排出口12bを介して排出されるという測定対象気体の気流が形成される。
センサモジュール16は、センサ17を備える。センサ17は、測定対象気体に含まれる、体臭を構成する気体成分を測定する。具体的にはセンサ17は、気体成分が吸着する吸着膜と、気体成分の吸着膜への吸着状態を信号に変換する変換部を備える。
より具体的にはセンサ17は、PZT(lead zirconate titanate)等からなる圧電薄膜に吸着膜を積層し、圧電薄膜に発振回路及びカウンタ回路を接続したものである。このセンサでは、発振回路により圧電薄膜を所定の共振周波数で振動させておき、吸着膜に気体成分が吸着すると、気体成分の重量により吸着量に応じて共振周波数が減少する。周波数カウンタ回路により共振周波数を計測すると、共振周波数の変動量により吸着膜に吸着した気体成分の量が検出できる。したがって、圧電薄膜、発振回路及び周波数カウンタ回路は、気体成分の吸着膜への吸着状態を信号(共振周波数変動量)に変換する変換部を構成する。
センサモジュール16は吸着膜の材質が異なる複数のセンサ17を備え、各センサ17は同一の測定対象気体に対して異なる応答を示す。これによりセンサモジュール16は180種類の反応パターンを取得することができる。なお、センサ17の具体的構造はここに示すものに限られず、体臭を構成する気体成分を測定することが可能なものであればよい。
具体的にはセンサ17は、水晶振動子(QCM:Quartz Crystal Microbalance)を用いた質量変化を追跡するセンサであってもよく、酸化物半導体や有機半導体の電気伝導度の変化を追跡するセンサ、薄膜型応力センサによる表面の応力変化を追跡するセンサ又は表面プラズモン共鳴を用いた官能膜表面の光学物性の変化を追跡するセンサ等であってもよい。センサ17の数も特に限定されない。センサモジュール16は各センサ17による測定値を体臭表現ユニット21へ送信する通信部をさらに備える。
体臭測定ユニット11は以上のような構成を有する。測定対象気体の測定手順としては、体臭の気体成分を含まないクリーニングガスを一定時間、測定空間S内に流し、各センサ17の吸着膜に吸着している体臭の気体成分を除去する。その後に測定対象気体を測定空間S内に一定時間流し、吸着膜に体臭の気体成分を吸脱着させながら、各センサ17の測定値を記録する。なお、体臭測定ユニット11の構成は上述のものに限られず、センサ17に測定対象気体を供給可能なものであればよい。
なお、本発明において、体臭とは測定対象者の体表から外部環境へ放散される揮発性物質群であり、好ましくはヒト嗅覚において知覚され得る嗅覚閾値を有する揮発性物質を含み、さらに、これらの匂い質を変動させる他の揮発性物質(水など)を含んでもよい。
また、本発明において、体表とは測定対象者の揮発性物質群が外部環境へ放散される発生源と見なされる部位であり、対象者と外部環境との境界における対象者側の表面と定義できる。即ち、本発明において、体表とは具体的には、測定対象者の皮膚、着用物、頭髪、体毛等からなる揮発性物質群を放散する表面であり、好ましくは皮膚である。
体表は体臭表現システム1の目的によってノズル13の設置方法により好適に調整できる。具体的にはアポクリン臭の強弱を示す目的ではノズル13を皮膚の特に腋下部近傍に設置するのが良く、より好ましくはノズル13を腋下部に密着して、体表を腋下部に限定して採取を行うのが良い。また、体臭の多様性を示す目的では、ノズル13を着用物の襟元、または腕の皮膚など、より心理的負担の少ない位置に設置し、好ましくはノズル13を体表に密着させないことによって体表の種別を特定せず、測定対象者の生活習慣全体に起因する揮発性物質群の全体として採取を行うのがよい。
体臭表現ユニット21は体臭測定ユニット11と接続され、体臭測定ユニット11により測定された測定対象者の体臭を色で表現するユニットである。図1に示すように体臭表現ユニット21は測定値取得部22、特徴量抽出部23、色生成部24及び色提示部25を備える。
なお、体臭表現ユニット21の各構成はCPU(Central Processing Unit)及びRAM(Random Access Memory)等の情報処理装置のハードウェアとソフトウェアの協働により実現される機能的構成である。ソフトウェアは情報処理装置によって実行可能なプログラムであり、情報処理装置によって読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムであってもよい。さらに、体臭表現ユニット21は1つの装置から構成されたものであってもよく、複数の装置から構成されたものであってもよい。例えば、測定値取得部22、特徴量抽出部23、色生成部24及び色提示部25はそれぞれ別の装置よって実現されるものとすることも可能である。体臭表現ユニット21は、体臭測定ユニット11と直接に接続されてもよく、インターネット等の情報通信ネットワークを介して接続されてもよい。また、体臭測定ユニット11の出力はUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記憶媒体に保存され、体臭表現ユニット21に供給されてもよい。
測定値取得部22は、各センサ17が測定した気体成分に対する測定値をセンサモジュール16から取得する。測定値は上述した共振周波数変動量を表す応答強度である。図2は測定値取得部22が取得するセンサ17の測定値の例であり、センサ17の応答強度を濃淡で示す。共振周波数変動量が大きい時を応答強度が強いとする。図3は、1つのセンサ17の測定値を示すグラフである。
図3に示す例では、時刻T1から時刻T2にかけて応答強度が増大し、時刻T2において最大となり、時刻T2から時刻T3にかけて応答強度が減少している。これは、このセンサ17が備える吸着膜に対して、時刻T1から時刻T2まで気体成分が吸着し、時刻T2から時刻T3まで気体成分が脱離していることを示す。測定値取得部22は、図3に示すような各センサ17の測定値を特徴量抽出部23に供給する。
特徴量抽出部23は、測定値取得部22から供給された各センサ17の測定値から特徴量を抽出する。特徴量抽出部23は気体成分が吸着膜に吸着してから脱離するまでの時間、例えば図3に示す例では時刻T1から時刻T3の間における測定値の変動から特徴量を抽出することができる。具体的には特徴量抽出部23は、特徴量として測定値、ピーク強度、ピーク到達時間、ピークの半値幅、半値の到達時間、微分値のピーク強度及び微分値のピーク到達時間等の数値を算出することができる。
特徴量抽出部23は各センサ17の測定値に対して、上記特徴量のうち2つ以上を抽出する。特徴量抽出部23が1つの測定対象気体(1サンプル)について抽出する特徴量数(次元)は、センサモジュール16が備えるセンサ17の数と各測定値から抽出する特徴量数の積となる。例えばセンサモジュール16が備えるセンサ17の数が180個、抽出する特徴量数が6の場合、1つの測定対象気体について抽出する特徴量数は1080次元となる。なお、特徴量抽出部23は上記特徴量以外の特徴量を抽出することも可能である。また、特徴量抽出部23は、予め準備された機械学習モデルを使って上記特徴量から新たな特徴量(二次特徴量)を生成することも可能である。特徴量抽出部23は、抽出した特徴量を色生成部24に供給する。
色生成部24は、特徴量抽出部23から供給された特徴量に基づいて、測定対象者の体臭を表す色(以下、体臭色)を生成する。色生成部24は、特徴量に由来する入力値を色座標に代入して体臭色を生成することができる。
具体的には色生成部24は、特徴量抽出部23から供給された特徴量に対して次元削減を実行し、算出された値を入力値に変換する。より具体的には色生成部24は、特徴量抽出部23から供給された特徴量に対して主成分分析を実行する。主成分分析は相関のある多数の変数から、相関のない少数で全体のばらつきを最もよく表す変数(主成分)を合成する多変量解析の手法である。主成分分析により、主成分得点(特徴量を各主成分に変換した値)が算出される。なお色生成部24は、主成分分析の前に特徴量抽出部23から供給された特徴量の標準化を行ってもよい。
図4に示すように、主成分分析により特徴量の次元が削減される。主成分分析により、特徴量の情報を保ちつつ、低次元化することが可能となる。
続いて、色生成部24は図5に示すように、各主成分の主成分得点を色変換用の入力値に変換する。色生成部24は、後述するように、測定対象者の母集団に対して色の偏りが生じないように主成分得点を変換することができる。図5はRGB(Red/Green/Blue)色空間を用いる場合の入力値への変換を示し、色生成部24はRGBの各色成分の入力値を生成する。色生成部24が用いる変換式は用いる色空間によって異なり、RGB色空間であれば3次元、0-255である。色生成部24が用いる色空間はHSV(Hue/Saturation/Value)色空間等、RGB色空間以外の色空間であってもよい。
このように色生成部24は、特徴量に対する主成分分析により算出された主成分得点を入力値に変換する。したがって、入力値は特徴量に由来する数値である。なお、色生成部24は、主成分分析を実施せずに特徴量に由来する入力値を生成してもよい。例えば、色生成部24は、信号強度が大きい特徴量や信号強度の分散が大きい特徴量を選択し、選択した特徴量を入力値に変換することもできる。また、色生成部24は非負値行列因子分解(NMF)、オートエンコーダ、t-SNE(t-distributed Stochastic Neighbor Embedding)又はUMAP(Uniform Manifold Approximation and Projection)等の教師なし機械学習を利用して特徴量の次元を削減し、次元削減した特徴量を入力値に変換することもできる。なお、いずれの方法を用いて次元削減を行う場合でも、事前に準備した次元削減用の変換式を用いることもできる。
色生成部24は、生成した入力値を色座標に代入し、各サンプル(測定対象者)毎に体臭色を生成する。図6は各サンプルを四角形で示し、各サンプルの体臭色を表記している。色生成部24は、生成した体臭色を色提示部25に供給する。
色提示部25は、色生成部24から供給された体臭色を提示する。色提示部25は測定対象者毎に体臭色を表す画像を生成し、ディスプレイに表示させることができる。色提示部25は測定対象者に体臭色を提示してもよく、化粧品販売者のような他者に体臭色を提示してもよい。また、測定対象者が複数人の場合、図6に示すように各測定対象者の体臭色を表す画像を生成し、提示することも可能である。
体臭表現システム1は以上のような構成を有する。体臭表現システム1は測定対象者の体臭を色によって表すことが可能であり、体臭のポジティブシンボル化が可能である。
[母集団内での色の偏り抑制について]
上述のように色生成部24は、主成分得点を色変換用の入力値に変換する際、測定対象者の母集団内で色に偏りが生じないようにすることができる。母集団は例えば学級や職場といった集団である。色に偏りが生じると、一人だけ他者とかけ離れた色となるおそれがあり、好ましくない。母集団内で色に偏りが生じないようにするには、母集団で入力値を均一に分散した値とすればよい。
具体的には色生成部24は、母集団全員分の測定対象気体の測定が終了した後、サンプル毎の各主成分得点を0~1の間に規格化(最大値0、最小値1)し、規格化した値をそれぞれ255倍することで0~255のRGB値を生成することができる。HSV色空間を利用する場合、規格化した値をそれぞれ360倍することで0~360°のH値を生成することができる。この他にも色生成部24は平均値の使用やその他の演算により、入力値を均一に分散した値とすることができる。
これにより、図7に示すように測定対象者の集団内で色が分散し、一人だけ他者とかけ離れた色となることが生じなくなる。また、測定対象者の母集団内で体臭に多様性があることを提示する上でも有効である。色生成部24は、主成分分析を実施せずに特徴量に由来する入力値を生成する場合も同様に、母集団内で色に偏りが生じないようにすることができる。
[HSV色空間の利用について]
色生成部24は、色の生成においてHSV(Hue/Saturation/Value)色空間を利用することができる。図8は、HSV色空間を示す模式図である。色生成部24は、S値(彩度)とV値(明度)を固定値とし、H値(色相)に入力値を代入し、各サンプル(測定対象者)毎に体臭色を生成する。入力値は例えば第1主成分の主成分得点を変換した値とすることができる。これにより色生成部24は、図9に示すようにサンプル毎に色を生成することができる。
上述のようにRGB色空間を利用する場合、一部の体臭色がくすんだ色となり、ポジティブシンボル化の目的にそぐわない場合がある。一方、HSV色空間を利用し、S値とV値を固定値とすることにより、入力値によって色相のみを変化させることができるため、全サンプルの体臭色を統一された鮮やかな色で表現することが可能となり、体臭をポジティブな印象で表現することが可能となる。上記のような効果が得られるのであれば、HSV色空間に限定される必要はなく、例えば、HLS(Hue/Lightness/Saturation)色空間を利用してもよい。
[色の濃淡の生成について]
色生成部24は、各測定対象者の体臭色を特定の色の濃淡で表してもよい。色生成部24は生成した入力値を特定の色の濃淡に変換することで各測定対象者の体臭色を特定の色の濃淡で表すことができる。また、色生成部24は各測定対象者の体臭色を複数色の濃淡で表してもよい。
[2色の体臭色の生成について]
色生成部24は、各測定対象者に対して2色の体臭色を生成することも可能である。色生成部24は、問診事項を測定対象者に提示し、測定対象者から問診結果を取得する。色生成部24はこの問診結果に基づいて色変換用の入力値を算出し、色を生成することができる。問診事項は例えば年齢、性別、普段の行動、趣味及び嗜好である。色空間はRGB色空間を利用してもよく、HSV色空間を利用してもよい。色生成部24は図10に示すように、各測定対象者について上述した体臭測定結果に基づく第1の体臭色と問診結果に基づく第2の体臭色の2色を生成することができる。
色生成部24が2色の体臭色を生成することで、一方の色が孤立した色となっても、他方の色では孤立を避けることができる。なお、色生成部24は問診結果以外に基づいて2色目の体臭色を生成することも可能である。具体的には第1の体臭色の生成には利用しなかった特徴量に由来する入力値や主成分得点を変換した入力値を色座標に代入し、第2の体臭色を生成することが可能である。
また、色生成部24は測定対象者の生体情報に基づいて第2の体臭色を生成することも可能である。具体的には測定対象者から取得した生体データ値を入力値として色座標に代入して第2の体臭色を生成することができる。生体情報は例えば心拍数、血圧又は発汗量等である。さらに、色生成部24はRGB色空間とHSV色空間等、異なる色空間を用いて第1の体臭色と第2の体臭色を生成してもよい。色生成部24は各測定対象者に対して3色以上の体臭色を生成してもよい。
[アポクリン臭に対する色の生成について]
色生成部24は、事前に準備された、特徴量から体臭分類を推定できる推定モデルである体臭分類モデルを使って、測定対象者がアポクリン臭群に含まれる確率の数値に応じて体臭色を生成することができる。具体的には、予め特徴量の値とアポクリン臭のある人とない人を機械学習を用いて訓練した体臭分類モデルを準備しておき、特徴量抽出部23が、センサ17の測定値に基づいて測定対象者がアポクリン臭群に入る確率の数値を体臭分類モデルを使って演算し、これを新たな特徴量(二次特徴量)として抽出する。特徴量抽出部23は例えば、特徴量を体臭分類モデルの式に代入して二次特徴量を抽出することができる。
色生成部24はこの二次特徴量を色変換用の入力値に変換し、測定対象者がアポクリン臭群に該当する確率を色で表す。アポクリン臭群に該当する確率を色で表すことにより、測定対象者にアポクリン臭群に該当する確率を知られることなく、化粧品販売者等が対処を行うことが可能となる。色生成部24は上述の2色目の体臭色として、このアポクリン臭群に該当する確率を特定の色で表してもよい。また、色生成部24は、このアポクリン臭群に該当する確率を特定の色の濃淡で表してもよく、同確率を複数色の濃淡で表してもよい。なお、事前に準備する体臭分類モデルはアポクリン臭群に該当する確率に関するものには限定されず、他のにおいに関するものであってもよい。
[変形例]
図11に示すように体臭表現ユニット21は、色生成部24に替えて視聴覚情報生成部26を備え、色提示部25に変えて視聴覚情報提示部27を備えるものであってもよい。視聴覚情報生成部26は、特徴量抽出部23から供給された特徴量に基づいて、測定対象者の体臭を表す視聴覚情報を生成する。
具体的には視聴覚情報生成部26は、特徴量抽出部23から供給された特徴量に基づいて、画像、動画、音声又は単語のいずれか1つ以上を生成することができる。例えば、視聴覚情報生成部26は、予め用意された画像ファイル、動画ファイル、音声ファイル又は単語から特徴量に基づいて選択することにより、これらの視聴覚情報を生成することができる。また、視聴覚情報生成部26は予め用意された画像生成プログラムを用いて、その場で画像を生成してもよい。さらに、視聴覚情報生成部26は、時間に対して変化する共振周波数変動量(図3参照)を音声情報に変換することも可能である。視聴覚情報生成部26は生成した視聴覚情報を視聴覚情報提示部27に供給する。
視聴覚情報提示部27は、視聴覚情報生成部26から供給された視聴覚情報を提示する。視聴覚情報提示部27は測定対象者毎に画像、動画及び音声のいずれか1つ以上を提示する。この際、視聴覚情報提示部27は、生成された図形等をその場で操作できるような視聴覚情報を提示してもよい。視聴覚情報提示部27は測定対象者に視聴覚情報を提示してもよく、化粧品販売者のような他者に視聴覚情報を提示してもよい。
さらに、図12に示すように体臭測定ユニット11はセンサモジュール16を備え、測定室12、ノズル13、導管14及び気体送出機構15を備えないものであってもよい。この構成では、例えば、センサモジュール16に測定対象者が手をかざすと、センサ17が体臭を構成する気体成分を測定する。なお、この構成においても図11に示すように、体臭表現ユニット21が色生成部24に替えて視聴覚情報生成部26を備え、色提示部25に変えて視聴覚情報提示部27を備えるものであってもよい。
[体臭表現システムの用途]
体臭表現システム1の用途としては、化粧品等の体臭対策商品の販売が挙げられる。予め体臭の種類毎に体臭色と対策商品を定めておき、測定対象者の体臭色に応じて対策商品を提供する。測定対象者には体臭の原因や種類を伝達する必要がないため、測定対象者の心理的負担を抑制することが可能となる。体臭表現システム1の他の用途としては、教育現場での活用が挙げられる。学級等の集団において、体臭色を多様な色で提示することにより、体臭の多様性を提示することができる。
1…体臭表現システム
11…体臭測定ユニット
17…センサ
21…体臭表現ユニット
22…測定値取得部
23…特徴量抽出部
24…色生成部
25…色提示部

Claims (19)

  1. 測定対象者の体臭を色で表現する体臭表現システムであって、
    前記測定対象者から採取した気体に含まれる、体臭を構成する気体成分に対する測定値から特徴量を抽出する特徴量抽出部と、
    前記特徴量に基づいて前記測定対象者の体臭を表す色を生成する色生成部と
    を具備し、
    前記色生成部は、前記特徴量に基づいて前記測定対象者の体臭を表す第1の色を生成し、前記測定対象者に対する問診結果に基づいて前記測定対象者の体臭を表す第2の色を生成する
    体臭表現システム。
  2. 測定対象者の体臭を色で表現する体臭表現システムであって、
    前記測定対象者から採取した気体に含まれる、体臭を構成する気体成分に対する測定値から特徴量を抽出する特徴量抽出部と、
    前記特徴量に基づいて前記測定対象者の体臭を表す色を生成する色生成部と
    を具備し、
    前記色生成部は、前記特徴量に基づいて前記測定対象者の体臭を表す第1の色を生成し、前記測定対象者の生体情報に基づいて前記測定対象者の体臭を表す第2の色を生成する
    体臭表現システム。
  3. 前記特徴量抽出部は、前記気体成分がセンサの吸着膜に吸着してから脱離するまでの時間における前記測定値の変動から前記特徴量を抽出する
    請求項1又は2に記載の体臭表現システム。
  4. 前記色生成部は、前記特徴量に由来する入力値を色座標に代入して前記色を生成する
    請求項1又は2に記載の体臭表現システム。
  5. 前記色生成部は、前記特徴量に対して次元削減を実行し、算出された値を前記入力値に変換する
    請求項に記載の体臭表現システム。
  6. 前記色生成部は、前記特徴量に対して主成分分析を実行し、算出された主成分得点を前記入力値に変換する
    請求項に記載の体臭表現システム。
  7. 前記色生成部は、前記入力値をHSV(Hue/Saturation/Value)色座標に代入して前記色を生成する
    請求項に記載の体臭表現システム。
  8. 前記色生成部は、前記HSV色座標のうちS値とV値を固定し、前記入力値をH値に代入して前記色を生成する
    請求項に記載の体臭表現システム。
  9. 前記色生成部は、測定対象者の体臭を表す色を2色以上生成する
    請求項1又は2に記載の体臭表現システム。
  10. 前記色生成部は、前記測定対象者が複数人である場合、複数の前記測定対象者の間で前記色の色相が偏りなく分布するように前記色を生成する
    請求項1又は2に記載の体臭表現システム。
  11. 前記色生成部は、予め準備しておいた前記特徴量から推定できる体臭分類モデルの式に前記特徴量を代入し、出力された出力値に応じて前記色を生成する
    請求項1又は2に記載の体臭表現システム。
  12. 測定対象者の体臭を色で表現する体臭表現システムであって、
    前記測定対象者から採取した気体に含まれる、体臭を構成する気体成分を測定するセンサと、
    前記センサから前記気体成分に対する測定値を取得し、前記測定値から特徴量を抽出する特徴量抽出部と、
    前記特徴量に基づいて前記測定対象者の体臭を表す色を生成する色生成部と
    を具備し、
    前記色生成部は、前記特徴量に基づいて前記測定対象者の体臭を表す第1の色を生成し、前記測定対象者に対する問診結果に基づいて前記測定対象者の体臭を表す第2の色を生成する
    体臭表現システム。
  13. 測定対象者の体臭を色で表現する体臭表現システムであって、
    前記測定対象者から採取した気体に含まれる、体臭を構成する気体成分を測定するセンサと、
    前記センサから前記気体成分に対する測定値を取得し、前記測定値から特徴量を抽出する特徴量抽出部と、
    前記特徴量に基づいて前記測定対象者の体臭を表す色を生成する色生成部と
    を具備し、
    前記色生成部は、前記特徴量に基づいて前記測定対象者の体臭を表す第1の色を生成し、前記測定対象者の生体情報に基づいて前記測定対象者の体臭を表す第2の色を生成する
    体臭表現システム。
  14. 前記センサは前記気体成分が吸着する吸着膜と、前記気体成分の前記吸着膜への吸着状態を信号に変換する変換部を有し、
    前記体臭表現システムは、前記吸着膜に吸着する気体成分が異なる複数の前記センサを備える
    請求項12又は13に記載の体臭表現システム。
  15. 測定対象者の体臭を色で表現する体臭表現方法であって、
    前記測定対象者から採取した気体に含まれる、体臭を構成する気体成分に対する測定値から特徴量を抽出し、
    前記特徴量に基づいて前記測定対象者の体臭を表す色を生成し、その際、前記特徴量に基づいて前記測定対象者の体臭を表す第1の色を生成し、前記測定対象者に対する問診結果に基づいて前記測定対象者の体臭を表す第2の色を生成する
    体臭表現方法。
  16. 測定対象者の体臭を色で表現する体臭表現方法であって、
    前記測定対象者から採取した気体に含まれる、体臭を構成する気体成分に対する測定値から特徴量を抽出し、
    前記特徴量に基づいて前記測定対象者の体臭を表す色を生成し、その際、前記特徴量に基づいて前記測定対象者の体臭を表す第1の色を生成し、前記測定対象者の生体情報に基づいて前記測定対象者の体臭を表す第2の色を生成する
    体臭表現方法。
  17. 測定対象者の体臭を色で表現する体臭表現プログラムであって、
    前記測定対象者から採取した気体に含まれる、体臭を構成する気体成分に対する測定値から特徴量を抽出する特徴量抽出部と、
    前記特徴量に基づいて前記測定対象者の体臭を表す色を生成する色生成部
    として情報処理装置を動作させる体臭表現プログラムであって、
    前記色生成部は、前記特徴量に基づいて前記測定対象者の体臭を表す第1の色を生成し、前記測定対象者に対する問診結果に基づいて前記測定対象者の体臭を表す第2の色を生成する
    体臭表現プログラム。
  18. 測定対象者の体臭を色で表現する体臭表現プログラムであって、
    前記測定対象者から採取した気体に含まれる、体臭を構成する気体成分に対する測定値から特徴量を抽出する特徴量抽出部と、
    前記特徴量に基づいて前記測定対象者の体臭を表す色を生成する色生成部
    として情報処理装置を動作させる体臭表現プログラムであって、
    前記色生成部は、前記特徴量に基づいて前記測定対象者の体臭を表す第1の色を生成し、前記測定対象者の生体情報に基づいて前記測定対象者の体臭を表す第2の色を生成する
    体臭表現プログラム。
  19. 前記特徴量抽出部は、前記気体成分を検出するセンサから前記測定値を取得する
    請求項17又は18に記載の体臭表現プログラム。
JP2023051536A 2023-03-28 2023-03-28 体臭表現システム Active JP7462813B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023051536A JP7462813B2 (ja) 2023-03-28 2023-03-28 体臭表現システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023051536A JP7462813B2 (ja) 2023-03-28 2023-03-28 体臭表現システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023073355A JP2023073355A (ja) 2023-05-25
JP7462813B2 true JP7462813B2 (ja) 2024-04-05

Family

ID=86425154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023051536A Active JP7462813B2 (ja) 2023-03-28 2023-03-28 体臭表現システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7462813B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100191474A1 (en) 2007-10-23 2010-07-29 Technion Research And Development Foundation Ltd. Electronic nose device with sensors composed of nanowires of columnar discotic liquid crystals with low sensititive to humidity
JP2013124953A (ja) 2011-12-15 2013-06-24 National Institute For Materials Science センサーアレイを用いた測定結果可視化装置
WO2018211642A1 (ja) 2017-05-17 2018-11-22 株式会社アロマビット 匂い画像の基データ作成方法
WO2021192915A1 (ja) 2020-03-23 2021-09-30 国立研究開発法人物質・材料研究機構 原臭選定方法、原臭の組み合わせによりニオイを表現、提示または合成する方法、及びそのための装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100191474A1 (en) 2007-10-23 2010-07-29 Technion Research And Development Foundation Ltd. Electronic nose device with sensors composed of nanowires of columnar discotic liquid crystals with low sensititive to humidity
JP2013124953A (ja) 2011-12-15 2013-06-24 National Institute For Materials Science センサーアレイを用いた測定結果可視化装置
WO2018211642A1 (ja) 2017-05-17 2018-11-22 株式会社アロマビット 匂い画像の基データ作成方法
WO2021192915A1 (ja) 2020-03-23 2021-09-30 国立研究開発法人物質・材料研究機構 原臭選定方法、原臭の組み合わせによりニオイを表現、提示または合成する方法、及びそのための装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2023073355A (ja) 2023-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111954812B (zh) 基于电子鼻的气味剂分析的利用
JP7248820B2 (ja) 美容的皮膚属性を決定するための機器及び方法
AU2011224691B2 (en) System for skin treatment analysis using spectral image data to generate 3D RGB model
JP5322179B2 (ja) 感性評価装置、感性評価方法、及び感性評価プログラム
JP4280699B2 (ja) 皮膚の分析システム及び方法
US20150006186A1 (en) Physiologic audio fingerprinting
JP2008263274A5 (ja)
CN105181890A (zh) 一种嵌入式电子鼻检测系统及方法
KR20210084102A (ko) 전자 장치, 두피 케어 시스템 및 그들의 제어 방법
CN110391019A (zh) 一种成年女性心理健康信息处理系统及信息处理方法
CN108197595A (zh) 一种获取评价信息的方法、装置、存储介质及计算机
WO2022006330A1 (en) System for generating product recommendations using biometric data
JP7462813B2 (ja) 体臭表現システム
JP2006285451A (ja) 化粧品カウンセリングシステム、サーバ及びカウンセリングプログラム
JP7074365B2 (ja) 香り品質特定システム、高機能携帯端末及びプログラム
JP6138696B2 (ja) 皮脂量の推定方法
JP2009201653A (ja) 知的活動評価システム、並びにその学習方法及びラベル付与方法
KR102438323B1 (ko) 피부 솔루션을 제공하는 장치 및 방법
CN114828735A (zh) 使用生物标记物分析用于个性化皮肤护理的系统和方法
CN109697413A (zh) 基于头部姿态的人格分析方法、系统和存储介质
JP7301432B1 (ja) 因果推論プログラム、及び因果推論装置
JP7424466B2 (ja) 情報管理システム、情報管理方法及びプログラム
JP7435965B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、学習モデルの生成方法、及びプログラム
WO2023187866A1 (ja) 商品検索装置、商品検索方法、及び、記録媒体
JP7438132B2 (ja) 情報処理装置、化粧料生成装置、プログラム、シミュレーション方法、及び、情報処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230328

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230509

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7462813

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150