JP7461456B2 - リソース要求方法、リソース割当方法、リソース取得方法、ユーザ機器、及びネットワーク機器 - Google Patents

リソース要求方法、リソース割当方法、リソース取得方法、ユーザ機器、及びネットワーク機器 Download PDF

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Description

本開示は、通信分野に関し、特に、リソース要求方法、割当方法、取得方法、装置及び機器に関する。
長期進化型(Long Term Evolution、LTE)システムは、リリース12以降、ネットワーク機器(基地局など)を介さずにユーザ機器(User Equipment、UE)間で直接データ伝送を行うためのサイドリンク(Sidelink)をサポートし始めた。図1は、ユーザ機器の間で行われるサイドリンクを介した直接データ伝送を示す図である。
現在、LTEはSidelinkリレー(relay)をサポートする。リレーとは基地局とユーザが互いに信号を直接送信するのではなく、リレーノードを介して信号に対する増幅又は再生処理を行ってから転送することを意味する。簡単なデュアルホップリレーシステムを例に挙げると、基地局から移動局への1つのリンクを、基地局からリレーノードへのリンクと、リレーノードから移動局へのリンクとの2つのリンクに分割することにより、1つの品質が悪いリンクを2つの品質が良いリンクに置き換えることができ、より高いリンク容量とより良いカバレッジを得ることができる。
関連技術では、リモートユーザ機器(remote UE)とリレーユーザ機器(relay UE)は、直接データ伝送を行うことができる。ただし、remote UEとrelay UEは、直接データ伝送を行う前に、データ伝送のためのリソースを取得する必要がある。しかしながら、関連技術の通信システムでは、remote UEとrelay UEがデータ伝送のためのリソースを取得することは、柔軟ではない。
本開示に係る実施態様は、リソースの取得が柔軟ではないという課題を解決するために、リソース要求方法、割当方法、取得方法、装置、及び機器を提供する。
以上の技術的課題を解決するために、本開示は、以下のように実現される。
第1の態様において、本発明の実施例はリモートユーザ機器に応用されるリソース要求方法を提供する。当該方法は、
ネットワーク機器に第1のバッファ状態報告(BSR)を送信することを含み、ここで、前記第1のBSRは、前記ネットワーク機器に第2のリソースを要求するために用いられ、前記第2のリソースは、リレーユーザ機器から前記ネットワーク機器へのデータ伝送のためのリソースである。
第2の態様において、本発明の実施例はネットワーク機器に応用されるリソース割当方法を提供する。当該方法は、
リモートユーザ機器により送信された第1のBSRを受信すること、ここで、前記第1のBSRは、前記ネットワーク機器に第2のリソースを要求するために用いられ、前記第2のリソースは、リレーユーザ機器から前記ネットワーク機器へのデータ伝送のためのリソースである;
前記第1のBSRに基づいて、前記第2のリソースを割り当てること;及び
前記リレーユーザ機器に前記第2のリソースの割当情報を送信すること;を含む。
第3の態様において、本発明の実施例はリレーユーザ機器に応用されるリソース取得方法を提供する。当該方法は、
ネットワーク機器により送信される第2のリソースの割当情報を受信することを含み、ここで、前記第2のリソースは、前記リモートユーザ機器により送信される第1のBSRに基づいて前記ネットワーク機器により割り当てられるリソースであり;前記第1のBSRは、第1のリソースと第2のリソースを要求するために用いられ、又は前記第1のBSRは、第2のリソースを要求するために用いられ;前記第1のリソースは、前記リモートユーザ機器からリレーユーザ機器へのデータ伝送のためのリソースであり;前記第2のリソースは、前記リレーユーザ機器から前記ネットワーク機器へのデータ伝送のためのリソースである。
第4の態様において、本発明の実施例はリモートユーザ機器に応用されるリソース要求装置を提供する。当該装置は、
ネットワーク機器に第1のBSRを送信するための第1のバッファ状態報告送信モジュールを備え、ここで、前記第1のBSRは、前記ネットワーク機器に第2のリソースを要求するために用いられ、前記第2のリソースは、リレーユーザ機器から前記ネットワーク機器へのデータ伝送のためのリソースである。
第5の態様において、本発明の実施例はネットワーク機器に応用されるリソース割当装置を提供する。当該装置は、
リモートユーザ機器により送信される第1のBSRを受信するための第1のバッファ状態報告受信モジュール、ここで、前記第1のBSRは、前記ネットワーク機器に第2のリソースを要求するために用いられ、前記第2のリソースは、リレーユーザ機器から前記ネットワーク機器へのデータ伝送のためのリソースである;
前記第1のBSRに基づいて、前記第2のリソースを割り当てるための第1のリソース割当モジュール;及び
前記リレーユーザ機器に前記第2のリソースの割当情報を送信するための第1のリソース情報送信モジュール;を備える。
第6の態様において、本発明の実施例はリレーユーザ機器に応用されるリソース取得装置を提供する。当該装置は、
ネットワーク機器により送信される第2のリソースの割当情報を受信するためのリソース情報受信モジュールを備え、ここで、前記第2のリソースは、前記リモートユーザ機器により送信される第1のBSRに基づいて前記ネットワーク機器により割り当てられるリソースであり;前記第1のBSRは、第1のリソースと第2のリソースを要求するために用いられ、又は前記第1のBSRは、第2のリソースを要求するために用いられ;前記第1のリソースは、前記リモートユーザ機器からリレーユーザ機器へのデータ伝送のためのリソースであり;前記第2のリソースは、前記リレーユーザ機器から前記ネットワーク機器へのデータ伝送のためのリソースである。
第7の態様において、本発明の実施例はユーザ機器を提供する。当該機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムとを備え、前記コンピュータプログラムは前記プロセッサによって実行されると、前記リソース要求方法におけるステップを実現する。
第8の態様において、本発明の実施例はネットワーク機器を提供する。当該機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムとを備え、前記コンピュータプログラムは前記プロセッサによって実行されると、前記リソース割当方法におけるステップを実現する。
第9の態様において、本発明の実施例はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムはプロセッサによって実行されると、前記リソース要求方法又は前記リソース割当方法におけるステップを実現する。
本開示の実施態様において、リモートユーザ機器により送信される第1のBSRは、リレーユーザ機器からネットワーク機器へのデータ伝送のための第2のリソースを要求することができるので、リソース取得の柔軟性を向上させる。
ユーザ機器の間で行われるサイドリンクを介した直接データ伝送を示す図である。 本開示の一実施例に係るリソース要求方法を示すシーケンス図である。 本開示の別の一実施例に係るリソース要求方法を示すシーケンス図である。 本開示の一実施例に係るBSRのフォーマットを示す図である。 本開示の別の一実施例に係るリソース要求方法を示すシーケンス図である。 本開示の別の一実施例に係るBSRのフォーマットを示す図である。 本開示の一実施例に係る通信シーンを示す図である。 本開示の一実施例に係るリソース要求装置の構成を示す図である。 本開示の一実施例に係るリソース割当装置の構成を示す図である。 本開示の一実施例に係るリソース取得装置の構成を示す図である。 本開示の実施例に係るユーザ機器を実現するハードウェア構成を示す図である。
上記の図面を参照した本開示の実施形態に関する明確かつ完全な説明から、本開示をより良く理解することができる。ここで、同一又は同様の参照符号は、同一又は同様の特徴を示す。
以下、本開示の実施例における図面を参照しながら、本開示の実施例を明確かつ完全に説明するが、無論、ここに説明される実施例は、あくまで本開示の実施例の一部であり、本開示の全ての実施例ではない。本開示の実施例に基づいて、当業者が格別の創意がなく容易に想到できる他の全ての実施例は、本開示の請求範囲に属するものとする。
図2は本開示の一実施例に係るリソース要求方法の原理を示す図である。
図2に示すように、当該リソース要求方法は以下のことを含む。
S002:リモートユーザ機器(remote UE)がネットワーク機器に第1のバッファ状態報告(Buffer Status Report、BSR)を送信し、ここで、第1のBSRは、ネットワーク機器に第2のリソースを要求するために用いられ、第2のリソースは、リレーユーザ機器(relay UE)からネットワーク機器へのデータ伝送のためのリソースである。
S004:ネットワーク機器が第1のBSRを受信し、第1のBSRに基づいて、第2のリソースを割り当てる。
S006:ネットワーク機器が、リレーユーザ機器に第2のリソースの割当情報を送信する。
本開示の実施例において、リモートユーザ機器により送信される第1のBSRは、リレーユーザ機器からネットワーク機器へのデータ伝送のための第2のリソースを要求することができるので、リソース取得の柔軟性を向上させる。
本開示の一実施例において、第1のBSRは、さらに、ネットワーク機器に第1のリソースを要求するために用いられる。第1のリソースは、リモートユーザ機器からリレーユーザ機器へのデータ伝送のためのリソースである。
以下、図3を参照しながら、本開示の実施例を説明する。図3は本開示の別の一実施例に係るリソース要求方法を示すシーケンス図である。図3に示すように、リソース要求方法は以下のことを含む。
S102:リモートユーザ機器(remote UE)がネットワーク機器に第1のBSRを送信し、ここで、第1のBSRは、ネットワーク機器に第1のリソースと第2のリソースを要求するために用いられ、第1のリソースは、リモートユーザ機器からリレーユーザ機器(relay UE)へのデータ伝送のためのリソースであり、第2のリソースは、リレーユーザ機器からネットワーク機器へのデータ伝送のためのリソースである。
ここで、第1のBSRはUplink BSRであり、第1のリソースはSidelinkリソースであり、第2のリソースはアップリンク(Uplink)リソースである。リモートユーザ機器に送信待ちのアップリンクデータがある場合、リモートユーザ機器はUplink BSRを基地局に送信し、Uplink BSRは、基地局に、送信待ちのアップリンクデータをremote UEからrelay UEに送信するためのSidelinkリソースを要求し、且つ送信待ちのアップリンクデータをrelay UEから基地局に送信するためのUplinkリソースを要求する。
リソース要求方法は、さらに以下のことを含む。
S104:ネットワーク機器が第1のBSRを受信し、第1のBSRに基づいて、第1のリソースと第2のリソースを割り当てる。
S106:ネットワーク機器が第1のリソースの割当情報をリモートユーザ機器に送信し、これにより、リモートユーザ機器が第1のリソースでデータをリレーユーザ機器に送信する。
S108:ネットワーク機器が第2のリソースの割当情報をリモートユーザ機器に送信し、これにより、リモートユーザ機器が第2のリソースでデータをネットワーク機器に送信する。
本開示の実施例において、リモートユーザ機器により送信される第1のBSRは、リモートユーザ機器からリレーユーザ機器へのデータ伝送のための第1のリソース、及びリレーユーザ機器からネットワーク機器へのデータ伝送のための第2のリソースを要求することができる。これにより、以下のことが実現する。リモートユーザ機器は、自身がデータを伝送するために必要な第1のリソースだけでなく、リレーユーザ機器がデータを伝送するために必要な第2のリソースも要求することができるため、リモートユーザ機器とリレーユーザ機器がそれぞれ必要なリソースを別々に要求する必要がなく、これにより、リソース取得効率を向上させることができる。
本開示の一実施例において、図4に示すように、第1のBSRのフォーマットは、以下のフィールドの組合せを含み得る。
1)リレーユーザ機器の識別子(Relay UE ID)、例えば、セル無線ネットワーク一時識別子(Cell Radio Network Temporary Identifier、C-RNTI)、目標ユーザ機器の識別子(destination UE ID)など。
2)リレーユーザ機器からネットワーク機器への論理チャネルの識別子(Logical Channel Identifier、LCID)、即ち、図4に示す第1論理チャネル識別子(LCID 1)。又は、リレーユーザ機器からネットワーク機器への論理チャネルグループの識別子(Logical Channel Group Identifier、LCG ID)、即ち、図4に示す第1論理チャネルグループ識別子(LCG ID 1)。ここでのLCID 1又はLCG ID 1は、Uu LCIDを指し、relay UEからネットワーク機器への論理チャネル又は論理チャネルグループを標示することに用いられる。
3)リモートユーザ機器からリレーユーザ機器への論理チャネルの識別子、即ち、図4に示す第2論理チャネル識別子(LCID 1)。又は、リモートユーザ機器からリレーユーザ機器への論理チャネルグループの識別子、即ち、図4に示す第2論理チャネルグループ識別子(LCG ID 2)。ここでのLCID 2又はLCG ID 2は、Sidelink LCIDを指し、主に、remote UEからrelay UEへのSidelink論理チャネル又は論理チャネルグループを標示することに用いられる。
4)リレーユーザ機器からネットワーク機器へのバッファサイズレベル、即ち、図4に示す第1のバッファサイズレベル(Buffer Size level 1)、ここでのBuffer Size 1は、Uu Buffer Sizeを指す。
5)リモートユーザ機器からリレーユーザ機器へのバッファサイズレベル又はグラントサイズレベル、即ち、図4に示す第2のバッファサイズレベル(Buffer Size level 2)又はグラントサイズレベル(Grant size level)、ここでのBuffer Size level 2は、Sidelink Buffer Size levelを指し、Grant size levelは、Sidelink Grant size levelを指す。
なお、第1のBSRのフォーマットが含むフィールドの順序は、図4に示す順序に限定されない。
本開示の一実施例において、第1のBSRのヘッダフォーマットでは、第1の論理チャネル識別値を用いて第1のBSRのタイプを標示するか、又は第2の論理チャネル識別値と予約ビット値とを用いて第1のBSRのタイプを標示し得る。
以下、一例によって第1のBSRのヘッダフォーマットを説明する。例えば、第1のBSRのヘッダフォーマットでは、従来技術と異なる論理チャネル識別値(例えば、NR UL-SCH reserved LCID values 33~51のうちのある値40をとる)を用いて第1のBSRのタイプを標示する。又は、第1のBSRのヘッダフォーマットでは、従来技術の論理チャネル識別値(例えば、NR Long BSRのLCID value 62と同じ値をとる)と予約Rビット値とを用いて第1のBSRのタイプを標示する。
本開示の一実施例において、リソース要求方法は、前記ネットワーク機器に第2のBSRを送信することをさらに含み、ここで、前記第2のBSRは、前記ネットワーク機器に第1のリソースを要求するために用いられ、前記第1のリソースは、前記リモートユーザ機器から前記リレーユーザ機器へのデータ伝送のためのリソースである。
以下、図5を参照しながら、本開示の実施例を説明する。図5は本開示の別の一実施例に係るリソース要求方法を示すシーケンス図である。図5に示すように、リソース要求方法は以下のことを含む。
S202:リモートユーザ機器がネットワーク機器に第1のBSRと第2のBSRを送信し、ここで、第1のBSRは、ネットワーク機器に第2のリソースを要求するために用いられ、第2のBSRは、ネットワーク機器に第1のリソースを要求するために用いられ、第1のリソースは、リモートユーザ機器からリレーユーザ機器へのデータ伝送のためのリソースであり、第2のリソースは、リレーユーザ機器からネットワーク機器へのデータ伝送のためのリソースである。
S204:ネットワーク機器が、第1のBSRと第2のBSRを受信し、第1のBSRに基づいて、第のリソースを割り当てて、第2のBSRに基づいて、第のリソースを割り当てる。
S206:ネットワーク機器が第1のリソースの割当情報をリモートユーザ機器に送信する。
S208:ネットワーク機器が第2のリソースの割当情報をリレーユーザ機器に送信する。
本開示の一実施例において、リモートユーザ機器に送信待ちのアップリンクデータがある場合、リモートユーザ機器は第1のBSRと第2のBSRを送信することができ、第1のBSRは、リモートユーザ機器からリレーユーザ機器へのデータ伝送のための第2のリソースを要求し、第2のBSRは、リレーユーザ機器からネットワーク機器へのデータ伝送のための第1のリソースを要求する。したがって、リモートユーザ機器は、自身がデータを伝送するために必要な第1のリソースだけでなく、リレーユーザ機器がデータを伝送するために必要な第2のリソースを要求することもできるため、リモートユーザ機器とリレーユーザ機器がそれぞれ必要なリソースを別々に要求する必要がなく、これにより、リソース取得効率を向上させることができる。
本開示の一実施例において、図6に示すように、第1のBSRのフォーマットは、以下のフィールドの組合せを含み得る。
1)リレーユーザ機器の識別子(Relay UE ID)、例えば、C-RNTI、destination UE ID。
2)リレーユーザ機器からネットワーク機器への論理チャネルの識別子又はリレーユーザ機器からネットワーク機器への論理チャネルグループの識別子。
3)リレーユーザ機器からネットワーク機器へのバッファサイズレベル。
なお、第1のBSRのフォーマットが含むフィールドの順序は、図6に示す順序に限定されない。
本開示の一実施例において、第1のBSRのヘッダフォーマットでは、第1の論理チャネル識別値を用いて第1のBSRのタイプを標示するか、又は第2の論理チャネル識別値と予約ビット値とを用いて第1のBSRのタイプを標示する。
以下、一例によって第1のBSRのヘッダフォーマットを説明する。例えば、第1のBSRのヘッダフォーマットでは、従来技術と異なる論理チャネル識別値(例えば、NR UL-SCH reserved LCID values 33~51のうちのある値40をとる)を用いて第1のBSRのタイプを標示する。又は、第1のBSRのヘッダフォーマットでは、従来技術の論理チャネル識別値(例えば、NR Long BSRのLCI Dvalue 62と同じ値をとる)と予約Rビット値とを用いて第1のBSRのタイプを標示する。
本開示の一実施例において、例えば、図2、図3、又は図5に示す実施例において、リソース要求方法は、さらに、以下のことを含む。
ネットワーク機器がリモートユーザ機器に通知情報を送信すること。ここで、通知情報は、第2のリソースが割り当てられたことをリモートユーザ機器に通知するために用いられ、これにより、リモートユーザ機器は、ネットワーク機器により送信される通知情報を受信する。すなわち、ネットワーク機器は、リモートユーザ機器に、「ネットワーク機器がリレーユーザ機器に第2のリソースを割り当てた」ことを通知する。
本開示の一実施例において、リレーユーザ機器が、ネットワーク機器により割り当てられた第2のリソースの情報を受信した後、リソース要求方法は、さらに、以下のことを含む。
リレーユーザ機器がリモートユーザ機器に通知情報を送信すること。ここで、通知情報は、第2のリソースが割り当てられたことをリモートユーザ機器に通知するために用いられ、これにより、リモートユーザ機器は、リレーユーザ機器により送信される通知情報を受信する。すなわち、リレーユーザ機器は、リモートユーザ機器に、「ネットワーク機器がリレーユーザ機器に第2のリソースを割り当てた」ことを通知する。
本開示の一実施例において、リモートユーザ機器が、ネットワーク機器又はリレーユーザ機器により送信される通知情報を受信した後、リソース要求方法は、さらに、以下のことを含む。
リモートユーザ機器にトリガされた第1のBSRがあり、かつトリガされた第1のBSRが送信解除されていない場合、リモートユーザ機器がBSR再伝送タイマを起動又は再起動すること。
本開示の一実施例において、リソース要求方法は、さらに、以下のことを含む。
リモートユーザ機器に転送待ちのアップリンクデータがあり、かつBSR再伝送タイマがタイムアウトになった場合、BSRの再伝送の条件を満たすことを意味し、そうすると、リモートユーザ機器が第1のBSRをトリガして、再伝送を行うこと。
本開示の一実施例において、リソース要求方法は、さらに、以下のことを含む。
リモートユーザ機器がBSRの取り消し条件を満たす場合に、トリガされた第1のBSRの送信の取り消し、BSR再伝送タイマの停止、及び周期的BSRタイマの停止のうちの少なくとも1つを実行すること。
ここで、BSRの取り消し条件は、リレーユーザ機器の再選択、リレー動作の停止、及びリレー通信モードから非リレー通信モードへの切替えのうちの少なくとも1つを含む。
ここで、リレーユーザ機器の再選択は、Sidelinkを測定した結果がしきい値よりも低いことによるリレーユーザ機器の再選択、上位層の原因によるリレーユーザ機器の再選択、及びリレーユーザ機器がリモートユーザ機器にサービスの提供を停止することによるリレーユーザ機器の再選択のうちの少なくとも1つを含む。
リレー動作の停止は、ネットワーク機器との通信を終止すること、又はリレーユーザ機器を介さずにネットワーク機器と直接通信することを含む。
図7は本開示の一実施例に係る通信シーンを示す図である。図2、図3又は図5に示す実施例は当該通信シーンに応用し得る。図7に示すように、remote UE(すなわち、リモートユーザ機器)とrelay UE(すなわち、リレーユーザ機器)は、ネットワーク機器の信号範囲カバレッジ内にある。remote UEは、PC5エアインターフェース(Sidelinkに対応する)を介してrelay UEに接続され、relay UEは、Uuエアインターフェース(アップリンクUplink+ダウンリンクDownlinkに対応する)を介してネットワーク機器に接続される。
ここで、1)remote UEとrelay UEは、いずれも無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)接続状態にあり、2)remote UEのアップリンクデータは、relay UEを介してネットワーク機器に転送される。
LTE Sidelinkの設計は、特定の公共安全問題(例えば、火災現場又は地震などの災害現場で行う緊急通信)、又はビークル・ツー・エブリシング(vehicle to everything、V2X)通信などに適用する。ビークル・ツー・エブリシング通信は、基本セキュア通信、高度(自動)運転、編隊、センサ拡張等の様々な業務を含む。LTE Sidelinkは、ブロードキャスト通信をサポートするため、主に基本セキュア通信に使用され、遅延時間、信頼性などの面で厳格なサービス品質(Quality of Service、QoS)需要を有する他の高度なV2X業務は、新無線(New Radio、NR)Sidelinkによってサポートされる。
図8は本開示の一実施例に係るリソース要求装置の構成を示す図である。リソース要求装置は、リモートユーザ機器に応用され、図8に示すように、当該リソース要求装置300は、
ネットワーク機器に第1のBSRを送信するための第1のバッファ状態報告送信モジュール302を備え、ここで、第1のBSRは、ネットワーク機器に第2のリソースを要求するために用いられ、第2のリソースは、リレーユーザ機器からネットワーク機器へのデータ伝送のためのリソースである。
本開示の一実施例において、第1のBSRは、さらに、ネットワーク機器に第1のリソースを要求するために用いられる。第1のリソースは、リモートユーザ機器からリレーユーザ機器へのデータ伝送のためのリソースである。
本開示の一実施例において、リソース要求装置300は、さらに、
ネットワーク機器に第2のBSRを送信するための第2のバッファ状態報告送信モジュールを備え、ここで、第2のBSRは、ネットワーク機器に第1のリソースを要求するために用いられ、第1のリソースは、リモートユーザ機器からリレーユーザ機器へのデータ伝送のためのリソースである。
本開示の一実施例において、第1のBSRのフォーマットは、以下のフィールドの組合せを含み得る。
リレーユーザ機器の識別子、
リレーユーザ機器からネットワーク機器への論理チャネルの識別子又はリレーユーザ機器からネットワーク機器への論理チャネルグループの識別子、
リモートユーザ機器からリレーユーザ機器への論理チャネルの識別子又はリモートユーザ機器からリレーユーザ機器への論理チャネルグループの識別子、
リレーユーザ機器からネットワーク機器へのバッファサイズレベル、
リモートユーザ機器からリレーユーザ機器へのバッファサイズレベル又はグラントサイズレベル。
本開示の一実施例において、第1のBSRのフォーマットは、以下のフィールドの組合せを含み得る。
リレーユーザ機器の識別子、
リレーユーザ機器からネットワーク機器への論理チャネルの識別子又はリレーユーザ機器からネットワーク機器への論理チャネルグループの識別子、
リレーユーザ機器からネットワーク機器へのバッファサイズレベル。
本開示の一実施例において、第1のBSRのヘッダフォーマットでは、第1の論理チャネル識別値を用いて第1のBSRのタイプを標示するか、又は第2の論理チャネル識別値と予約ビット値とを用いて第1のBSRのタイプを標示する。
本開示の一実施例において、リソース要求装置300は、さらに、
ネットワーク機器又はリレーユーザ機器により送信される通知情報を受信するための第1の通信情報受信モジュールを含み得る。ここで、通知情報は、第2のリソースが割り当てられたことをリモートユーザ機器に通知するために用いられる。
本開示の一実施例において、リソース要求装置300は、さらに、
トリガされた第1のBSRがあり、かつトリガされた第1のBSRが送信解除されていない場合に、BSR再伝送タイマを起動又は再起動するためのタイマ起動モジュールを含み得る。
本開示の一実施例において、リソース要求装置300は、さらに、
転送待ちのアップリンクデータがあり、かつ、BSR再伝送タイマがタイムアウトになった場合に、第1のBSRをトリガして、再伝送を行うためのバッファ状態報告トリガーモジュールを含み得る。
本開示の一実施例において、リソース要求装置300は、さらに、
リモートユーザ機器がBSRの取り消し条件を満たす場合に、トリガされた第1のBSRの送信の取り消し、BSR再伝送タイマの停止、及び周期的BSRタイマの停止のうちの少なくとも1つを実行するための実行モジュールを含み得る。ここで、BSRの取り消し条件は、リレーユーザ機器の再選択、リレー動作の停止、及びリレー通信モードから非リレー通信モードへの切替えのうちの少なくとも1つを含む。
図9は本開示の一実施例に係るリソース割当装置の構成を示す図である。リソース割当装置は、ネットワーク機器に応用され、図9に示すように、該リソース割当装置500は、
リモートユーザ機器により送信される第1のBSRを受信するための第1のバッファ状態報告受信モジュール502、ここで、第1のBSRは、ネットワーク機器に第2のリソースを要求するために用いられ、第2のリソースは、リレーユーザ機器からネットワーク機器へのデータ伝送のためのリソースである;
第1のBSRに基づいて、第2のリソースを割り当てるための第1のリソース割当モジュール504;及び
リレーユーザ機器に第2のリソースの割当情報を送信するための第1のリソース情報送信モジュール506;を備える。
本開示の一実施例において、第1のBSRは、さらに、ネットワーク機器に第1のリソースを要求するために用いられる。第1のリソースは、リモートユーザ機器からリレーユーザ機器へのデータ伝送のためのリソースである。リソース割当装置500は、さらに、
第1のBSRに基づいて、リモートユーザ機器からリレーユーザ機器へのデータ伝送のための第1のリソースを割り当てるための第2のリソース割当モジュールと、
第1のリソースの割当情報をリモートユーザ機器に送信するための第2のリソース情報送信モジュールとを備える。
本開示の一実施例において、リソース割当装置500は、さらに、
リモートユーザ機器により送信される第2のBSRを受信するための第2のバッファ状態報告受信モジュール、ここで、第2のBSRは、ネットワーク機器に第1のリソースを要求するために用いられ、第1のリソースは、リモートユーザ機器からリレーユーザ機器へのデータ伝送のためのリソースである;
第2のBSRに基づいて、リモートユーザ機器からリレーユーザ機器へのデータ伝送のための第1のリソースを割り当てるための第3のリソース割当モジュール;及び
第1のリソースの割当情報を送信するための第3のリソース情報送信モジュール;を備える。例えば、リモートユーザ機器に第1のリソースの割当情報を送信し得る。
図10は本開示の一実施例に係るリソース取得装置の構成を示す図である。リソース取得装置は、リレーユーザ機器に応用され、図10に示すように、当該リソース取得装置600は、
ネットワーク機器により送信される第2のリソースの割当情報を受信するためのリソース情報受信モジュール602を備え、ここで、第2のリソースは、リモートユーザ機器により送信される第1のBSRに基づいてネットワーク機器により割り当てられるリソースであり、第1のBSRは、第1のリソースと第2のリソースを要求するために用いられ、又は第1のBSRは、第2のリソースを要求するために用いられ、第1のリソースは、リモートユーザ機器からリレーユーザ機器へのデータ伝送のためのリソースであり、第2のリソースは、リレーユーザ機器からネットワーク機器へのデータ伝送のためのリソースである。
本開示の実施例は、さらに、ユーザ機器を提供する。当該ユーザ機器は、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され、プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムとを備え、当該コンピュータプログラムはプロセッサによって実行されると、上記リソース要求方法の実施例の各プロセスを実現するとともに、同じ技術的な効果を奏することができ、重複を避けるために、ここでその説明を省略する。
以下、本開示の実施例におけるユーザ機器について、一例を用いて説明する。
図11は、本開示の実施例に係るユーザ機器を実現するハードウェア構成を示す図である。当該ユーザ機器700は、無線周波数部701、ネットワークモジュール702、音声出力部703、入力部704、センサ705、表示部706、ユーザ入力部707、インターフェース部708、メモリ709、プロセッサ710、及び電源711などの部品を含むが、これらに限定されない。当業者は、図11に示されるユーザ機器構成はユーザ機器を限定するものではなく、ユーザ機器が図示よりも多い又は少ない構成要素を含み、又はいくつかの構成要素を組み合わせ、又は異なる構成要素で配置される可能性があることを理解するであろう。本開示の実施例において、ユーザ機器は、携帯電話、タブレット、ラップトップパソコン、パームトップPC、車載端末、着用可能なデバイス、及び歩数計などを含むが、これらに限定されない。
無線周波数部701は、ネットワーク機器に第1のBSRを送信すること、及びネットワーク機器により送信される、第1のリソースが割り当てられた情報を受信することに用いられる。ここで、第1のBSRは、ネットワーク機器に第1のリソースと第2のリソースを要求するために用いられ、第1のリソースは、リモートユーザ機器からリレーユーザ機器へのデータ伝送のためのリソースであり、第2のリソースは、リレーユーザ機器からネットワーク機器へのデータ伝送のためのリソースである。上記図2の実施例と同様の技術的な効果を奏することができるので、ここでその説明を省略する。
又は、無線周波数部701は、ネットワーク機器に第2のBSRと第のBSRを送信すること、及びネットワーク機器により送信される、第1のリソースが割り当てられた情報を受信することに用いられる。ここで、第2のBSRは、ネットワーク機器に第1のリソースを要求するために用いられ、第のBSRは、ネットワーク機器に第2のリソースを要求するために用いられ、第1のリソースは、リモートユーザ機器からリレーユーザ機器へのデータ伝送のためのリソースであり、第2のリソースは、リレーユーザ機器からネットワーク機器へのデータ伝送のためのリソースである。上記図5の実施例と同様の技術的な効果を奏することができるので、ここでその説明を省略する。
なお、無線周波数部701は、情報の送受信又は通話中の信号の送受信に用いられることができる。具体的に、基地局からのダウンリンクデータを受信した後、プロセッサ710に処理させ、かつ、アップリンクデータを基地局に送信する。通常では、無線周波数部701は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、トランシーバ、結合器、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、これらに限定されない。また、無線周波数部701は、無線通信システムによりネットワーク機器や他の機器と通信することも可能である。
ユーザ機器は、ネットワークモジュール702を介して、ユーザに無線ブロードバンドインターネットアクセスを提供し、例えば電子メールの送受信、ウェブページの閲覧、ストリーミングメディアへのアクセスなどの援助をユーザに与える。
音声出力部703は、無線周波数部701又はネットワークモジュール702により受信され又はメモリ709に記憶された音声データを音声信号に変換して音として出力することができる。さらに、音声出力部703はユーザ装置700により実行される特定機能に関連する音声出力(例えば、呼出し信号の受信音、メッセージの着信音など)を提供することもできる。音声出力部703はスピーカ、ブザー及び受話器などを含む。
入力部704は音声信号又は映像信号を受信するために用いられる。入力部704は図形処理装置(Graphics Processing Unit、GPU)7041とマイクロフォン7042を含んでよい。図形処理装置7041は、ビデオキャプチャーモード又は画像キャプチャーモードでカメラなどの画像キャプチャー装置によって取得された静止画像又は動画画像の画像データを処理する。処理された画像フレームは、表示部706に表示されてもよい。図形処理装置7041によって処理された画像フレームは、メモリ709(又は他の記憶媒体)に記憶されてもよく、又は無線周波数部701或いはネットワークモジュール702を介して送信されてもよい。マイクロフォン7042は、音声を受信し、このような音声を音声データに処理することができる。処理された音声データは、電話通話モードの場合に、無線周波数部701を介して移動通信基地局に送信可能なフォーマットに変換されて出力される。
ユーザ機器700は、さらに、光センサ、モーションセンサ、及び他のセンサなどのような少なくとも1つのセンサ705を含む。具体的には、光センサは、周辺光の明暗によって表示パネル7061の輝度を調節可能な周辺光センサと、ユーザ機器700が耳元に移動した際に表示パネル7061及び/又はバックライトを消灯可能な近接センサとを含む。モーションセンサの1つとして、加速度計センサは、様々な方向(一般的には3軸)の加速度の大きさを検出し、静止時に重力の大きさ及び方向を検出することができ、ユーザ機器の姿勢(例えば、縦横画面の切替え、関連するゲーム、磁力計の姿勢較正など)、振動認識関連機能(例えば、歩数計、叩き)などを識別するために使用され得る。センサ705は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどをさらに含み得るが、ここでその説明は省略する。
表示部706は、ユーザが入力した情報やユーザに提供する情報を表示するために用いられる。表示部706は、表示パネル7061を含み、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)などの形態でパネル7061を構成し得る。
ユーザ入力部707は、入力した数字や文字情報を受信し、ユーザ機器のユーザ設定や機能制御に関するキー信号入力の生成に用いられ得る。具体的には、ユーザ入力部707は、タッチパネル7071及び他の入力機器7072を含む。タッチパネル7071は、タッチスクリーンとも呼ばれ、ユーザがタッチパネル7071上に又はその付近で行うタッチ操作(例えばユーザが指、スタイラスなどの任意の適当なもの又は付属品を用いてタッチパネル7071上に又はその付近で行うタッチ操作)を収集することができる。タッチパネル7071はタッチ検出装置とタッチコントローラとの2つの部分を含み得る。ここで、タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方位を検出し、タッチ操作による信号を検出して、信号をタッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイント座標に変換して、そして、プロセッサ710に送信し、プロセッサ710からのコマンドを受信して実行する。さらに、タッチパネル7071は、抵抗式、静電容量式、赤外線、表面弾性波等の複数のタイプにより実現され得る。ユーザ入力部707は、タッチパネル7071に加えて、他の入力機器7072をさらに含み得る。具体的には、他の入力機器7072は物理キーボード、機能ボタン(音量制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含むことができるが、これらに限定されない。ここでその説明を省略する。
さらに、タッチパネル7071は表示パネル7061に被覆可能であり、タッチパネル7071がその上又はその付近のタッチ操作を検出した後、プロセッサ710に転送してタッチイベントの種類を決定し、その後、プロセッサ710がタッチイベントの種類に応じて、表示パネル7061上に対応する視覚出力を提供する。図11では、タッチパネル7071と表示パネル7061が、ユーザ機器の入出力機能を実現するために、互いに独立した2つの構成要素として示されているが、幾つかの実施例において、タッチパネル7071と表示パネル7061が一体化されてユーザ機器の入出力機能を実現することもでき、ここでは具体的に限定しない。
インターフェース部708は、外部機器とユーザ機器700とを接続するためのインターフェースである。例えば、外部機器は、有線又は無線ヘッドフォンポート、外部電源(又はバッテリチャージャ)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置を接続するためのポート、オーディオ入出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポートなどを含み得る。インターフェース部708は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力など)を受信し、受信した入力をユーザ機器700内の1つ又は複数の素子に伝送するために使用されてもよく、又はユーザ機器700と外部装置との間でデータを伝送するために使用されてもよい。
メモリ709は、ソフトウェアプログラムや各種データを記憶するために用いられる。メモリ709は、オペレーティングシステムや少なくとも1つの機能(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)に必要なアプリケーションプログラムなどを記憶可能な記憶プログラム領域と、携帯電話の使用に応じて作成されたデータ(例えば、音声データ、電話帳など)などを記憶可能な記憶データ領域と、を主に含み得る。また、メモリ709は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶装置、フラッシュメモリのような不揮発性メモリ、又は他の揮発性固体メモリをさらに含み得る。
プロセッサ710は、ユーザ機器の制御中枢であり、ユーザ機器全体の各部分を各種インターフェース及び回線で接続し、メモリ709内に記憶されるソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを運転又は実行したり、メモリ709に記憶されたデータを呼び出したりすることにより、ユーザ機器の様々な機能を実行し、データ処理を行い、ユーザ機器全体のモニタリングを行う。プロセッサ710は、1つ以上の処理部を含み得る。選択的に、プロセッサ710は、オペレーティングシステムや、ユーザインターフェース、アプリケーションプログラムなどを主に処理するアプリケーションプロセッサと、無線通信を主に処理するモデムプロセッサとを集積してもよい。なお、上記のモデムプロセッサは、プロセッサ710に集積されなくてもよい。
端末700は、各構成要素に電力を供給するための電源711(例えば、バッテリ)をさらに含んでもよく、選択的に、電源711は、電源管理システムを介してプロセッサ710と論理的に接続されてもよく、これにより、電源管理システムを介して充放電管理、及び消費電力管理などの機能を実現することができる。
なお、端末700は、いくつかの図示しない機能ブロックを含み、ここでその説明を省略する。
本開示の実施例は、さらに、ネットワーク機器を提供する。当該ネットワーク機器は、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され、プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムとを備え、当該コンピュータプログラムはプロセッサによって実行されると、上記リソース割当方法の実施例の各プロセスを実現するとともに、同じ技術的な効果を奏することができる。重複を避けるために、ここでその説明を省略する。
本開示の実施例は、さらに、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。当該コンピュータプログラムはプロセッサによって実行されると、上記リソース要求方法又はリソース割当方法の実施例の各プロセスを実現するとともに、同じ技術的な効果を奏することができる。重複を避けるために、ここでその説明を省略する。ここで、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROMと略称する)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAMと略称する)、磁気ディスク、又は光ディスク等である非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含む。
なお、本明細書において、用語「備える」、「含む」又はそれらの任意の他の変形形態は、非排他的な包含をカバーするように意図され、したがって、一連の要素を含むプロセス、方法、アイテム、又は装置は、それらの要素だけでなく、明示的に列挙されていない他の要素も含み、又はそのようなプロセス、方法、アイテム、又は装置に固有の要素も含む。これ以上の制限がない場合、「一つの……を含む」という表現によって限定される要素は、その要素を含むプロセス、方法、アイテム、又は装置内に他の同一の要素がさらに存在することを除外しない。また、「第1」、「第2」などのような関係用語は、一つの実体又は動作を他の実体又は動作と区別するために使用されるだけであり、実体又は動作間に実際の関係又は順序があることを要求又は暗示するものではない。
図面のフローチャートとブロック図は、本開示の複数の実施例に係わるシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品の可能な実装方式の体系、機能、と動作を示す。この点において、フローチャート又はブロック図における各ブロックは、モジュール、セグメント又はコードの一部を表してもよい。モジュール、グメント又はコードの一部は、(1つ又は複数の)規定の論理機能の1つ又は複数の実行可能なコマンドを実現するものを含む。なお、幾つかの代替的な実現方式では、ブロックに示されている機能は、図面に示されているものとは異なる順序で発生してもよい。例えば、関連する機能に応じて、連続して示されている2つのブロックは、実際にほぼ同時に実行されてもよく、又はブロックは、逆順で実行される場合がある。なお、ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック、及びブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組合せは、規定の機能又は動作を実行するための専用のハードウェアベースによるシステムで実現されてもよく、又は専用のハードウェアとコンピュータ命令との組合せで実現されてもよい。
以上の実施形態の説明から、当業者には明らかなように、上記実施例の方法は、ソフトウェアに、必要な汎用ハードウェアプラットフォームを加えた方式で実現でき、無論、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組合せにより実現することもできるが、多くの場合、前者がより好ましい実施形態である。このような理解に基づいて、本開示の技術案の本質的な部分、換言すれば、従来技術に寄与する部分は、ソフトウェア製品の形で具現化することができる。当該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスクなど)に記憶され、本開示の各実施例に記載された方法を端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってよい)に実行させるためのいくつかのコマンドを含む。
以上、図面を参照しながら本発明の実施例について説明したが、本開示は、上述の具体的な実施形態に限定されるものではなく、上述の具体的な実施形態は、単なる例示であって、限定的なものではなく、当業者は、本開示の示唆の下で、本発明の要旨及び特許請求の範囲から逸脱することなく、多くの形態を得ることができ、それらは全て本開示の保護範囲内に含まれる。
〔関連出願の相互参照〕
本出願は、2019年08月15に中国に出願された、出願番号が201910755340.8である中国特許出願を基礎出願とする優先権を主張し、その開示内容の全てが参照により本出願に取り込まれる。

Claims (16)

  1. リモートユーザ機器に応用されるリソース要求方法であって、
    ネットワーク機器に第1のバッファ状態報告(BSR)を直接送信することを含み、
    ここで、前記第1のBSRは、前記ネットワーク機器に第2のリソースを要求するために用いられ、前記第2のリソースは、リレーユーザ機器から前記ネットワーク機器へのデータ伝送のためのリソースである、
    方法。
  2. 前記第1のBSRは、さらに、前記ネットワーク機器に第1のリソースを要求するために用いられ、前記第1のリソースは、前記リモートユーザ機器から前記リレーユーザ機器へのデータ伝送のためのリソースである、
    請求項1に記載の方法。
  3. さらに、前記ネットワーク機器に第2のBSRを送信することを含み、
    前記第2のBSRは、前記ネットワーク機器に第1のリソースを要求するために用いられ、前記第1のリソースは、前記リモートユーザ機器から前記リレーユーザ機器へのデータ伝送のためのリソースである、
    請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1のBSRのフォーマットは、
    前記リレーユーザ機器の識別子、
    前記リレーユーザ機器から前記ネットワーク機器への論理チャネルの識別子又は前記リレーユーザ機器から前記ネットワーク機器への論理チャネルグループの識別子、
    前記リモートユーザ機器から前記リレーユーザ機器への論理チャネルの識別子又は前記リモートユーザ機器から前記リレーユーザ機器への論理チャネルグループの識別子、
    前記リレーユーザ機器から前記ネットワーク機器へのバッファサイズレベル、及び
    前記リモートユーザ機器から前記リレーユーザ機器へのバッファサイズレベル又はグラントサイズレベル、のフィールドの組合せを含む、
    請求項2に記載の方法。
  5. 前記第1のBSRのフォーマットは、
    前記リレーユーザ機器の識別子、
    前記リレーユーザ機器から前記ネットワーク機器への論理チャネルの識別子又は前記リレーユーザ機器から前記ネットワーク機器への論理チャネルグループの識別子、及び
    前記リレーユーザ機器から前記ネットワーク機器へのバッファサイズレベル、のフィールドの組合せを含む、
    請求項3に記載の方法。
  6. さらに、前記ネットワーク機器又は前記リレーユーザ機器により送信される通知情報を受信することを含み、
    前記通知情報は、前記第2のリソースが割り当てられたことを前記リモートユーザ機器に通知するために用いられる、
    請求項1に記載の方法。
  7. 前記ネットワーク機器又は前記リレーユーザ機器により送信される通知情報を受信することの後に、前記方法は、さらに、
    トリガされた前記第1のBSRがあり、かつトリガされた前記第1のBSRが送信解除されていない場合、BSR再伝送タイマを起動又は再起動することを含む、
    請求項6に記載の方法。
  8. さらに、転送待ちのアップリンクデータがあり、かつ、前記BSR再伝送タイマがタイムアウトになった場合、前記第1のBSRをトリガして、再伝送を行うことを含む、
    請求項7に記載の方法。
  9. さらに、前記リモートユーザ機器がBSRの取り消し条件を満たす場合、トリガされた前記第1のBSRの送信の取り消し、前記BSR再伝送タイマの停止、及び周期的BSRタイマの停止のうちの少なくとも1つを実行することを含み、
    ここで、前記BSRの取り消し条件は、
    リレーユーザ機器の再選択、リレー動作の停止、及びリレー通信モードから非リレー通信モードへの切替えのうちの少なくとも1つを含む、
    請求項7に記載の方法。
  10. ネットワーク機器に応用されるリソース割当方法であって、
    リモートユーザ機器により直接送信される第1のバッファ状態報告(BSR)を受信することであって、ここで、前記第1のBSRは、前記ネットワーク機器に第2のリソースを要求するために用いられ、前記第2のリソースは、リレーユーザ機器から前記ネットワーク機器へのデータ伝送のためのリソースである、受信することと、
    前記第1のBSRに基づいて、前記第2のリソースを割り当てること、及び
    前記リレーユーザ機器に前記第2のリソースの割当情報を送信すること、
    を含む、
    方法。
  11. 前記第1のBSRは、さらに、前記ネットワーク機器に第1のリソースを要求するために用いられ、前記第1のリソースは、前記リモートユーザ機器からリレーユーザ機器へのデータ伝送のためのリソースであり、
    前記方法は、さらに、
    前記第1のBSRに基づいて、前記リモートユーザ機器からリレーユーザ機器へのデータ伝送のための第1のリソースを割り当てることと、
    前記第1のリソースの割当情報を前記リモートユーザ機器に送信することと、
    を含む、
    請求項10に記載の方法。
  12. さらに、前記リモートユーザ機器により送信される第2のBSRを受信することを含み、
    前記第2のBSRは、前記ネットワーク機器に第1のリソースを要求するために用いられ、前記第1のリソースは、前記リモートユーザ機器からリレーユーザ機器へのデータ伝送のためのリソースであり、
    前記方法は、さらに、
    前記第2のBSRに基づいて、前記リモートユーザ機器から前記リレーユーザ機器へのデータ伝送のための第1のリソースを割り当てることと、
    前記第1のリソースの割当情報を送信することと、
    を含む、
    請求項10に記載の方法。
  13. さらに、前記リモートユーザ機器に通知情報を送信することを含み、
    前記通知情報は、前記第2のリソースが割り当てられたことを前記リモートユーザ機器に通知するために用いられる、
    請求項10に記載の方法。
  14. リレーユーザ機器に応用されるリソース取得方法であって、
    ネットワーク機器により送信される第2のリソースの割当情報を受信することを含み、
    ここで、前記第2のリソースは、リモートユーザ機器により直接送信される第1のバッファ状態報告(BSR)に基づいて前記ネットワーク機器により割り当てられるリソースであり、前記第1のBSRは、第1のリソースと第2のリソースを要求するために用いられ、又は前記第1のBSRは、第2のリソースを要求するために用いられ、前記第1のリソースは、前記リモートユーザ機器からリレーユーザ機器へのデータ伝送のためのリソースであり、前記第2のリソースは、前記リレーユーザ機器から前記ネットワーク機器へのデータ伝送のためのリソースであり、
    前記した、ネットワーク機器により送信される第2のリソースの割当情報を受信することの後に、前記方法は、さらに、
    前記リモートユーザ機器に通知情報を送信することを含み、
    前記通知情報は、前記第2のリソースが割り当てられたことを前記リモートユーザ機器に通知するために用いられる、
    方法
  15. ユーザ機器であって、
    プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムとを備え、前記コンピュータプログラムは前記プロセッサによって実行されると、請求項1~請求項9のいずれか1項に記載のリソース要求方法、又は、請求項14に記載のリソース取得方法におけるステップを実現する、
    ユーザ機器。
  16. ネットワーク機器であって、
    プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムとを備え、前記コンピュータプログラムは前記プロセッサによって実行されると、請求項10~請求項13のいずれか1項に記載のリソース割当方法におけるステップを実現する、
    ネットワーク機器。
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