JP7461255B2 - 圧縮機における圧縮気体冷却方法及び圧縮気体冷却装置 - Google Patents
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Description
圧縮気体を生成する圧縮機本体10と,前記圧縮機本体10の吸気口を開閉制御する吸気制御弁31と,前記圧縮機本体10の吐出口から消費側に至る供給流路40と,前記供給流路40に設けた逆止弁41とを備え,前記吸気制御弁31による吸気量の制御によって,前記消費側に供給される圧縮気体の圧力Pdが所定の目標圧力に近づくよう制御する容量制御型の圧縮機1において,
前記供給流路40を通過する圧縮気体を冷却する熱交換器(アフタクーラ)51と,前記熱交換器51に対し冷却風を導入する冷却ファン52とを設け,
前記逆止弁41の二次側における前記供給流路40内の圧力Pdに基づいて決定される所定の対応温度域TL-THの下限値TL及び上限値THと,前記熱交換器51の一次側かつ前記逆止弁41の一次側における前記供給流路40内の温度Tdとを比較し,
前記供給流路40内の温度Tdが,前記対応温度域TL-THの前記下限値TL未満であるとき前記冷却ファン52を所定の最低回転速度FLで運転し,
前記供給流路40内の温度Tdが,前記対応温度域TL-THの前記上限値THを超えるとき前記冷却ファン52を所定の最高回転速度FHで運転し,
前記供給流路40内の温度Tdが,前記対応温度域TL-THの範囲内であるとき,予め設定した前記供給流路40内の温度Tdと前記冷却ファン52の回転速度Fの対応関係に従い,前記最低回転速度FLと前記最高回転速度FH間において前記供給流路40内の温度Tdの上昇に従い前記冷却ファン52の回転速度を上昇させると共に,前記供給流路40内の温度Tdの下降に従い前記冷却ファン52の回転速度を下降させることを特徴とする(請求項1)。
下記の式1に従い,前記供給流路内の圧力Pdに,所定の前記増加率IRLを乗算して得た加算値を,前記基準下限値TL0に加算して前記供給流路内の圧力Pdに対応した前記下限値TLを求めると共に,
下記の式2に従い,前記供給流路内の圧力Pdに,所定の前記増加率IRHを乗算して得た加算値を,前記基準上限値TH0に加算して前記供給流路内の圧力Pdに対応した前記上限値THを求めることができる(請求項5)。
[式1]TL=IRL×Pd+TL0
[式2]TH=IRH×Pd+TH0
[式3]F=(FH-FL)/(TH-TL)×(Td-TL)+FL
前記供給流路40に設けた前記熱交換器(アフタクーラ)51と共に,前記中間熱交換器(インタークーラ)13に対しても前記冷却ファン52からの冷却風を導入するものとしても良い(請求項8)。
圧縮気体を生成する圧縮機本体10と,前記圧縮機本体10の吸気口を開閉制御する吸気制御弁31と,前記圧縮機本体10の吐出口から消費側に至る供給流路40と,前記供給流路40に設けた逆止弁41とを備え,前記吸気制御弁31による吸気量の制御によって,前記消費側に供給される圧縮気体の圧力が所定の目標圧力に近づくよう制御する容量制御型の圧縮機において,
前記供給流路40を通過する圧縮気体を冷却する熱交換器51と,前記熱交換器51に対し冷却風を導入する冷却ファン52,前記冷却ファン52を駆動するファンモータ53,前記熱交換器51の一次側かつ前記逆止弁41の一次側における前記供給流路40内の温度Tdを検知する温度検知手段56,前記逆止弁41の二次側における前記供給流路40内の圧力Pdを検知する圧力検知手段55,及び,前記温度検知手段56が検知した前記供給流路40内の温度Tdと,前記圧力検知手段55が検知した前記供給流路40内の圧力Pdに基づいて前記ファンモータ53の回転速度を制御する制御装置54を設け,
前記制御装置54が,
前記圧力検知手段55が検知した前記供給流路40内の圧力Pdに基づいて決定した所定の対応温度域TL-THの上限値TH及び下限値TLと,前記温度検知手段56が検知した前記供給流路40内の温度Tdとを比較し,
前記供給流路40内の温度Tdが,前記対応温度域TL-THの前記下限値TL未満であるとき前記冷却ファン52を所定の最低回転速度FLで運転し,
前記供給流路40内の温度Tdが,前記対応温度域TL-THの前記上限値THを超えるとき前記冷却ファン52を所定の最高回転速度FHで運転し,
前記供給流路40内の温度Tdが,前記対応温度域TL-THの範囲内であるとき,予め設定した前記供給流路40内の温度Tdと前記冷却ファン52の回転速度Fの対応関係に従い,前記最低回転速度FLと前記最高回転速度FH間において前記供給流路40内の温度Tdの上昇に従い前記冷却ファン52の回転速度を上昇させると共に,前記供給流路40内の温度Tdの下降に従い前記冷却ファン52の回転速度を下降させる制御を行うことを特徴とする(請求項9)。
前記供給流路40内の圧力Pdの増加に対し,前記下限値TL及び前記上限値THを増加するよう前記対応温度域TL-THを決定するように構成することが好ましい(請求項10)。
前記供給流路40内の圧力Pdが取り得る圧力の範囲を所定の数値範囲毎に分割して得た前記数値範囲毎に,異なる値として設定された前記下限値TL及び前記上限値THの増加率IRL,IRHを記憶すると共に,該増加率IRL,IRHに基づいて前記対応温度域TL-THを決定するようにしても良い(請求項11)。
前記供給流路40内の圧力Pdが取り得る圧力の範囲の少なくとも一部の範囲において,異なる値に設定された前記下限値TLの増加率IRLと前記上限値THの増加率IRHを記憶すると共に,各増加率IRL,IRHに基づいて前記対応温度域TL-THを決定するようにしても良い(請求項12)。
前記制御装置54が,
下記の式1に従い,前記供給流路40内の圧力Pdに,所定の前記増加率IRLを乗算して得た加算値を,前記基準下限値TL0に加算して前記供給流路40内の圧力Pdに対応した前記下限値TLを求めると共に,
下記の式2に従い,前記供給流路40内の圧力Pdに,所定の前記増加率IRHを乗算して得た加算値を,前記基準上限値TH0に加算して前記供給流路40内の圧力Pdに対応した前記上限値THを求めるようしても良い(請求項13)。
[式1]TL=IRL×Pd+TL0
[式2]TH=IRH×Pd+TH0
予め設定された,前記供給流路40内の圧力Pdが取り得る圧力の範囲を所定の数値範囲毎に分割した前記数値範囲毎に適用される前記対応温度域TL-THを記憶するものとしても良い(請求項14)。
前記冷却ファン52の回転速度Fを,前記最低回転速度FL,前記最高回転速度FH,前記対応温度域TL-THの前記下限値TL及び前記上限値TH,並びに前記供給流路40内の温度Tdに基づいて,下記の式3によって求めるものとしても良い(請求項15)。
[式3]F=(FH-FL)/(TH-TL)×(Td-TL)+FL
前記冷却ファン52が,前記供給流路40に設けた前記熱交換器(アフタクーラ)51と共に前記中間熱交換器(インタークーラ)13に対しても冷却風を導入するよう構成することもできる(請求項16)。
図1及び図2において,符号1は,本発明の冷却装置を備えた圧縮機であり,この圧縮機1には,被圧縮気体を圧縮する圧縮機本体10と,前記圧縮機本体10の駆動源20,前記圧縮機本体10の吸気口を開閉制御する吸気制御弁31,前記圧縮機本体10の吐出口から消費側に至る供給流路40,前記供給流路に設けた逆止弁41を備え,この逆止弁41の二次側における供給流路内40の圧力Pdが所定の目標圧力に近づくよう,前記吸気制御弁31の操作によって圧縮機本体10の吸気量を制御する容量制御装置30を備えた,容量制御型の圧縮機として構成されている。
図1及び図2に示す圧縮機1の構成要素のうち,前述の圧縮機本体10は,被圧縮気体を圧縮して圧縮気体を生成して消費側に供給することができるものであれば既知の各種構成のものが採用可能である。
前述した圧縮機本体10の吸気口,図示の例では圧縮機本体10を構成する低圧段圧縮機11の吸気口には,圧縮機本体10に対する被圧縮気体の吸気を制御する吸気制御弁31と,消費側に供給される圧縮気体の圧力に応じて前記吸気制御弁31の動作を制御する制御装置54を備えた容量制御装置30が設けられており,この容量制御装置30による容量制御によって消費側に所定の圧力の圧縮気体を供給することができるように構成されている。
実施例1
以上のように構成された圧縮機1には,前述の圧縮機本体10によって生成された圧縮気体を冷却する,本発明の圧縮気体冷却装置50が設けられている。
下記の式1により,前記供給流路40内の圧力Pdに,予め設定した下限値TL用の増加率IRLを乗算して得た加算値を,前記基準下限値TL0に加算することにより,検知された供給流路40内の圧力Pdに対応した下限値TLを求め,また,下記の式2により,前記供給流路内の圧力Pdに,予め設定した前記上限値TH用の増加率IRHを乗算して得た加算値を,前記基準上限値TH0に加算することにより,検知された供給流路40内の圧力Pdに対応した上限値THを求めることができる。
[式1]TL=IRL×Pd+TL0
[式2]TH=IRH×Pd+TH0
[式3]F=(FH-FL)/(TH-TL)×(Td-TL)+FL
実施例1として紹介した例では,対応温度域TL-THの下限値TLの増加率IRLと上限値THの増加率IRHを同じ値で,かつ,供給流路の圧力Pdの変化によって変化しない一定値(一例として「100」)とする構成例について説明した。
以上で実施例1,実施例2として説明した構成例では,いずれも対応温度域TL-THの下限値TLの増加率IRLと上限値THの増加率IRHが同一値に設定されおり,従って,供給流路40内の圧力Pdが変化しても,対応温度域TL-THの幅,すなわち,下限値TLと上限値THの差が一定(10℃)で変化しない構成となっていた。
以上で説明した実施例1~3は,いずれも圧力検知手段55が検知した供給流路40内の圧力Pdの継続的な変化に対し,対応温度域TL-THも継続的に変化するように構成した。
10 圧縮機本体
11 低圧段圧縮機
12 高圧段圧縮機
13 中間熱交換器(インタークーラ)
20 駆動源(メインモータ)
21 インバータ
30 容量制御装置
31 吸気制御弁
40 供給流路
41 逆止弁
50 圧縮気体冷却装置
51 熱交換器(アフタクーラ)
52 冷却ファン
53 ファンモータ
54 制御装置
55 圧力検知手段
56 温度検知手段
57 ファンモータ用インバータ
60 シェラウド
100 圧縮機
110 圧縮機本体
131 吸気制御弁
151 熱交換器(アフタクーラ)
152 冷却ファン
154 制御装置
155 圧力検知手段
Pd 供給流路内の圧力
Td 供給流路内の温度
TL-TH 対応温度域
TL 対応温度域の下限値
TH 対応温度域の上限値
F 冷却ファンの回転速度
FL 冷却ファンの最低回転速度
FH 冷却ファンの最高回転速度
IRL 対応温度域の下限値の増加率
IRH 対応温度域の上限値の増加率
TL0 基準下限値
TH0 基準上限値
Claims (16)
- 圧縮気体を生成する圧縮機本体と,前記圧縮機本体の吸気口を開閉制御する吸気制御弁と,前記圧縮機本体の吐出口から消費側に至る供給流路と,前記供給流路に設けた逆止弁とを備え,前記吸気制御弁による吸気量の制御によって,前記消費側に供給される圧縮気体の圧力が所定の目標圧力に近づくよう制御する容量制御型の圧縮機において,
前記供給流路を通過する圧縮気体を冷却する熱交換器と,前記熱交換器に対し冷却風を導入する冷却ファンとを設け,
前記逆止弁の二次側における前記供給流路内の圧力(Pd)に基づいて決定される所定の対応温度域(TL-TH)の下限値(TL)及び上限値(TH)と,前記熱交換器の一次側かつ前記逆止弁の一次側における前記供給流路内の温度(Td)とを比較し,
前記供給流路内の温度(Td)が,前記対応温度域の前記下限値(TL)未満であるとき前記冷却ファンを所定の最低回転速度(FL)で運転し,
前記供給流路内の温度(Td)が,前記対応温度域(TL-TH)の前記上限値(TH)を超えるとき前記冷却ファンを所定の最高回転速度(FH)で運転し,
前記供給流路内の温度(Td)が,前記対応温度域(TL-TH)の範囲内であるとき,予め設定した前記供給流路内の温度(Td)と前記冷却ファンの回転速度(F)の対応関係に従い,前記最低回転速度(FL)と前記最高回転速度(FH)間において前記供給流路内の温度(Td)の上昇に従い前記冷却ファンの回転速度(F)を上昇させると共に,前記供給流路内の温度(Td)の下降に従い前記冷却ファンの回転速度(F)を下降させることを特徴とする圧縮機における圧縮気体の冷却方法。 - 前記供給流路内の圧力(Pd)の増加に対し,前記下限値(TL)及び前記上限値(TH)が増加するよう前記対応温度域(TL-TH)を決定することを特徴とする請求項1記載の圧縮機における圧縮気体の冷却方法。
- 前記供給流路内の圧力(Pd)が取り得る圧力の範囲を,所定の数値範囲毎に分割し,分割した前記数値範囲毎に前記下限値(TL)及び前記上限値(TH)の増加率(IRL,IRH)を異なる値に設定することを特徴とする請求項2記載の圧縮機における圧縮気体の冷却方法。
- 前記供給流路内の圧力(Pd)が取り得る圧力の範囲の少なくとも一部の範囲において,前記下限値(TL)の増加率(IRL)と前記上限値(TH)の増加率(IRH)を異なる値に設定することを特徴とする請求項2又は3記載の圧縮機における圧縮気体の冷却方法。
- 前記供給流路内の圧力(Pd)がゲージ圧0.0MPaのときに適用される前記対応温度域(TL-TH)の下限値(TL)と上限値(TH)を,それぞれ基準下限値(TL0)及び基準上限値(TH0)とし,
下記の式1に従い,前記供給流路内の圧力(Pd)に,前記下限値(TL)用の所定の前記増加率(IRL)を乗算して得た加算値を,前記基準下限値(TL0)に加算して前記供給流路内の圧力(Pd)に対応した前記下限値(TL)を求めると共に,
下記の式2に従い,前記供給流路内の圧力(Pd)に,前記上限値(TH)用の所定の前記増加率(IRH)を乗算して得た加算値を,前記基準上限値(TH0)に加算して前記供給流路内の圧力(Pd)に対応した前記上限値(TH)求めることを特徴とする請求項3又は4記載の圧縮機における圧縮気体の冷却方法。
[式1]TL=IRL×Pd+TL0
[式2]TH=IRH×Pd+TH0 - 前記供給流路内の圧力(Pd)が取り得る圧力の範囲を,所定の数値範囲毎に分割し,分割した前記数値範囲毎に適用される前記対応温度域(TL-TH)を予め設定することを特徴とする請求項2記載の圧縮機における圧縮気体の冷却方法。
- 前記冷却ファンの回転速度(F)を,前記最低回転速度(FL),前記最高回転速度(FH),前記対応温度域(TL-TH)の前記下限値(TL)及び前記上限値(TH),並びに前記供給流路内の温度(Td)に基づいて,下記の式3によって求めることを特徴とする請求項5又は6記載の圧縮機における圧縮気体の冷却方法。
[式3]F=(FH-FL)/(TH-TL)×(Td-TL)+FL - 前記圧縮機本体を,低圧段圧縮機と,前記低圧段圧縮機で生成された圧縮気体を更に圧縮する高圧段圧縮機と,前記低圧段圧縮機と前記高圧段圧縮機間に設けられた中間熱交換器を備えた多段式の圧縮機本体とし,
前記供給流路に設けた前記熱交換器と共に,前記中間熱交換器に対しても前記冷却ファンからの冷却風を導入することを特徴とする請求項1~7いずれか1項記載の圧縮機における圧縮気体の冷却方法。 - 圧縮気体を生成する圧縮機本体と,前記圧縮機本体の吸気口を開閉制御する吸気制御弁と,前記圧縮機本体の吐出口から消費側に至る供給流路と,前記供給流路に設けた逆止弁とを備え,前記吸気制御弁による吸気量の制御によって,前記消費側に供給される圧縮気体の圧力が所定の目標圧力に近づくよう制御する容量制御型の圧縮機において,
前記供給流路を通過する圧縮気体を冷却する熱交換器と,前記熱交換器に対し冷却風を導入する冷却ファン,前記冷却ファンを駆動するファンモータ,前記熱交換器の一次側かつ前記逆止弁の一次側における前記供給流路内の温度(Td)を検知する温度検知手段,前記逆止弁の二次側における前記供給流路内の圧力(Pd)を検知する圧力検知手段,及び,前記温度検知手段が検知した前記供給流路内の温度(Td)と,前記圧力検知手段が検知した前記供給流路内の圧力(Pd)に基づいて前記ファンモータの回転速度を制御する制御装置を設け,
前記制御装置が,
前記圧力検知手段が検知した前記供給流路内の圧力(Pd)に基づいて決定した所定の対応温度域(TL-TH)の上限値(TH)及び下限値(TL)と,前記温度検知手段が検知した前記供給流路内の温度(Td)とを比較し,
前記供給流路内の温度(Td)が,前記対応温度域(TL-TH)の前記下限値(TL)未満であるとき前記冷却ファンを所定の最低回転速度(FL)で運転し,
前記供給流路内の温度(Td)が,前記対応温度域(TL-TH)の前記上限値(TH)を超えるとき前記冷却ファンを所定の最高回転速度(FH)で運転し,
前記供給流路内の温度(Td)が,前記対応温度域(TL-TH)の範囲内であるとき,予め設定した前記供給流路内の温度(Td)と前記冷却ファンの回転速度(F)の対応関係に従い,前記最低回転速度(FL)と前記最高回転速度(FH)間において前記供給流路内の温度(Td)の上昇に従い前記冷却ファンの回転速度を上昇させると共に,前記供給流路内の温度(Td)の下降に従い前記冷却ファンの回転速度を下降させる制御を行うことを特徴とする圧縮機における圧縮気体冷却装置。 - 前記制御装置は,
前記供給流路内の圧力(Pd)の増加に対し,前記下限値(TL)及び前記上限値(TH)を増加するよう前記対応温度域(TL-TH)を決定することを特徴とする請求項9記載の圧縮機における圧縮気体冷却装置。 - 前記制御装置は,
前記供給流路内の圧力(Pd)が取り得る圧力の範囲を所定の数値範囲毎に分割して得た前記数値範囲毎に,異なる値として設定された前記下限値(TL)及び前記上限値(TH)の増加率(IRL,IRH)を記憶すると共に,該増加率(IRL,IRH)に基づいて前記対応温度域(TL-TH)を決定することを特徴とする請求項10記載の圧縮機における圧縮気体冷却装置。 - 前記制御装置が,
前記供給流路内の圧力(Pd)が取り得る圧力の範囲の少なくとも一部の範囲において,異なる値に設定された前記下限値(TL)の増加率(IRL)と前記上限値(TH)の増加率(IRH)を記憶すると共に,前記各増加率(IRL,IRH)に基づいて前記対応温度域を決定することを特徴とする請求項10又は11記載の圧縮機における圧縮気体冷却装置。 - 前記供給流路内の圧力(Pd)がゲージ圧0.0MPaのときに適用される前記対応温度域(TL-TH)の下限値を基準下限値(TL0),上限値を基準上限値(TH0)とし,
前記制御装置が,
下記の式1に従い,前記供給流路内の圧力(Pd)に,前記下限値(TL)用の所定の前記増加率(IRL)を乗算して得た加算値を,前記基準下限値(TL0)に加算して前記供給流路内の圧力(Pd)に対応した前記下限値(TL)を求めると共に,
下記の式2に従い,前記供給流路内の圧力(Pd)に,前記上限値(TH)用の所定の前記増加率(IRH)を乗算して得た加算値を,前記基準上限値(TH0)に加算して前記供給流路内の圧力(Pd)に対応した前記上限値(TH)を求めることを特徴とする請求項11又は12記載の圧縮機における圧縮気体冷却装置。
[式1]TL=IRL×Pd+TL0
[式2]TH=IRH×Pd+TH0 - 前記制御装置が,
予め設定された,前記供給流路内の圧力(Pd)が取り得る圧力の範囲を所定の数値範囲毎に分割した前記数値範囲毎に適用される前記対応温度域(TL-TH)を記憶することを特徴とする請求項10記載の圧縮機における圧縮気体冷却装置。 - 前記制御装置が,
前記冷却ファンの回転速度(F)を,前記最低回転速度(FL),前記最高回転速度(FH),前記対応温度域(TL-TH)の前記下限値(TL)及び前記上限値(TH),並びに前記供給流路内の温度(Td)に基づいて,下記の式3によって求めることを特徴とする請求項13又は14記載の圧縮機における圧縮気体冷却装置。
[式3]F=(FH-FL)/(TH-TL)×(Td-TL)+FL - 前記圧縮機本体を,低圧段圧縮機と,前記低圧段圧縮機で生成された圧縮気体を更に圧縮する高圧段圧縮機と,前記低圧段圧縮機と前記高圧段圧縮機間に設けられた中間熱交換器を備えた多段式の圧縮機本体とし,
前記冷却ファンが,前記供給流路に設けた前記熱交換器と共に前記中間熱交換器に対しても冷却風を導入するよう構成したことを特徴とする請求項9~15いずれか1項記載の圧縮機における圧縮気体冷却装置。
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