JP7460847B1 - 情報処理システム、情報処理方法及び情報処理装置。 - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法及び情報処理装置。 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザデータの結合の精度を向上させる。【解決手段】第1装置1と、第2装置2と、を有する情報処理システムである。第1装置1は、統合用IDを、共通認証IDに関連づけて発行する発行部131と、統合用IDを第1のサービスを提供する装置及び第1のサービスと異なるサービスである第2のサービスを提供する装置に送信するID送信部132と、を有する。第2装置2は、複数のユーザそれぞれの統合用IDに関連付けて取得された第1ユーザデータを記憶する第1記憶部221と、複数のユーザそれぞれの統合用IDと、第2ユーザデータと、を関連付けて記憶する第2記憶部222と、生成要求を取得する生成要求取得部232と、第1ユーザデータと第2ユーザデータのうち、生成要求を送信したアカウントによる参照が可能な統合用IDに関連付けられたユーザデータを、統合用IDをキーとして統合した突合データを生成する生成部233と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理方法及び情報処理装置に関する。
顧客の行動を分析するために様々な手段で入手した顧客の情報を分析するための方法が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2016-126609号公報
従来技術においては、複数のデータセットそれぞれから抽出した特徴が一致又は類似する場合に当該データセット同士を結合するが、完全に同一のユーザに対応するデータセット同士を正確に結合することができないという問題が生じていた。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、ユーザデータの結合の精度を向上させることを目的とする。
本発明の第1の態様の情報処理システムにおいては、第1装置と、第2装置と、を有し、前記第1装置は、所定の認証サービスにおいて認証されたユーザを前記認証サービスと異なるサービスである第1のサービスにおいて識別するためのIDである統合用IDを、前記所定の認証サービスにおいてユーザを識別するためのIDである共通認証IDに関連づけて発行する発行部と、発行された前記統合用IDを前記第1のサービスを提供する装置及び前記第1のサービスと異なるサービスである第2のサービスを提供する装置に送信するとともに、発行された前記統合用IDと、該統合用IDに対応する共通認証IDと、を関連付けて前記第2装置に送信する、ID送信部と、を有し、前記第2装置は、複数のユーザそれぞれの統合用IDに関連付けて取得された、前記複数のユーザそれぞれの前記第1のサービスにおける行動内容を示すユーザデータである第1ユーザデータを記憶する第1記憶部と、前記共通認証IDに関連付けて取得された、前記第2のサービスにおける前記複数のユーザそれぞれの行動内容を示すユーザデータである第2ユーザデータを記憶する第2記憶部と、前記ID送信部が送信した前記共通認証IDと前記共通認証IDに対応する統合用IDとを関連付けた関連IDデータを記憶する関連IDデータ記憶部と、ユーザの情報の参照を要求するアカウントから生成要求を取得する生成要求取得部と、前記第1ユーザデータ及び前記第2ユーザデータに含まれるユーザデータを、前記第1ユーザデータに含まれる統合用IDと、前記第2ユーザデータに関連付けられた共通認証IDに対応する統合用IDと、をキーとして関連付けた突合データであって、前記生成要求を送信したアカウントによる参照が許可されたユーザデータを突合した前記突合データを生成する生成部と、を有する。
前記生成要求取得部は、ユーザデータを生成する対象の1以上のユーザの共通認証ID又は統合用IDを含む生成要求を取得し、前記生成部は、前記突合データのうち、前記生成要求に含まれる統合用ID又は前記生成要求に含まれる共通認証IDに対応する前記突合データを生成してもよい。
前記第2装置は、ユーザデータを参照するためのアカウントと、前記アカウントを用いることで参照が許可されるユーザの統合用IDと、を管理する権限管理部をさらに有してもよい。
前記ID送信部は、前記統合用IDの発行を受けるユーザから該ユーザの情報を提供することへの同意を取得した場合に、該ユーザから同意を取得したことを示す情報を、該ユーザの統合用IDと、を関連付けた同意情報を前記第2装置に送信し、前記第2装置は、前記同意情報を取得する同意情報取得部をさらに有し、前記権限管理部は、前記同意情報に含まれるユーザの統合用IDを、前記アカウントが参照可能なユーザの統合用IDとして管理してもよい。
前記ID送信部は、前記統合用IDの発行を受けるユーザから該ユーザの情報を提供することへの同意を取得した場合に、該ユーザから取得した同意内容であって、提供可能なアカウントの開示範囲を特定するための前記同意内容をさらに関連付けた前記同意情報を前記第2装置に送信し、前記権限管理部は、前記同意情報に含まれるユーザの統合用IDを、前記同意情報が示す同意内容によって特定される開示範囲のアカウントが参照可能なユーザの統合用IDとして管理してもよい。
前記ID送信部は、提供されることに前記ユーザが同意したユーザデータの項目をさらに関連付けた同意情報を前記第2装置に送信し、前記権限管理部は、前記同意情報が示すユーザが同意した項目を、前記ユーザデータに含まれるデータのうち前記アカウントが参照可能な項目として管理し、前記生成部は、前記第1ユーザデータ及び前記第2ユーザデータに含まれるユーザデータを、前記第1ユーザデータに含まれる統合用IDと、前記第2ユーザデータに含まれる共通認証IDに対応する統合用IDと、をキーとして関連付けた突合データであって、前記生成要求を送信したアカウントによる参照が許可された項目を突合した前記突合データを生成してもよい。
前記発行部は、前記ユーザの情報を第三者に提供することの同意を取得したことを条件として、前記ユーザの前記統合用IDを発行してもよい。
前記第2記憶部は、前記共通認証IDをハッシュ化したハッシュ化共通認証IDと、前記第2のサービスにおける前記複数のユーザそれぞれの行動内容と、を関連付けた第2ユーザデータを記憶し、前記関連IDデータ記憶部は、前記ハッシュ化共通認証IDと前記共通認証IDに対応する統合用IDとを関連付けた前記関連IDデータを記憶し、前記生成部は、前記第1ユーザデータ及び前記第2ユーザデータに含まれるユーザデータを、前記第1ユーザデータに含まれる統合用IDと、前記第2ユーザデータに含まれるハッシュ化共通認証IDに対応する統合用IDと、をキーとして関連付けた前記突合データであって、前記生成要求を送信したアカウントによる参照が許可されたユーザデータを突合した前記突合データを生成してもよい。
前記ユーザの情報の参照を要求するアカウントの情報は、第1装置に対するアクセス権を管理するアカウントの情報と独立したものであってもよい。
本発明の第2の態様の情報処理方法においては、コンピュータが実行する、所定の認証サービスにおいて認証されたユーザを前記認証サービスと異なるサービスである第1のサービスにおいて識別するためのIDである統合用IDを、前記所定の認証サービスにおいてユーザを識別するためのIDである共通認証IDに関連づけて発行するステップと、発行した前記統合用IDを前記第1のサービスを提供する装置及び前記第1のサービスと異なるサービスである第2のサービスを提供する装置に送信するステップと、ユーザの情報の参照を要求するアカウントから生成要求を取得するステップと、複数のユーザそれぞれの統合用IDに関連付けて取得された、前記複数のユーザそれぞれの前記第1のサービスにおける行動内容を示すユーザデータである第1ユーザデータを記憶する第1記憶部と、前記共通認証IDに関連付けて取得された、前記第2のサービスにおける前記複数のユーザそれぞれの行動内容を示すユーザデータである第2ユーザデータを記憶する第2記憶部と、共通認証IDと前記共通認証IDに対応する統合用IDとを関連付けた関連IDデータを記憶する関連IDデータ記憶部と、を参照し、前記第1ユーザデータ及び前記第2ユーザデータに含まれるユーザデータを、前記第1ユーザデータに含まれる統合用IDと、前記第2ユーザデータに関連付けられた共通認証IDに対応する統合用IDと、をキーとして関連付けた突合データであって、前記生成要求を送信したアカウントによる参照が許可されたユーザデータを突合した前記突合データを生成するステップと、を有する。
本発明の第3の態様の情報処理装置においては、所定の認証サービスにおいて認証されたユーザを前記認証サービスと異なるサービスである第1のサービスにおいて識別するためのIDである統合用IDを、前記所定の認証サービスにおいてユーザを識別するためのIDである共通認証IDに関連づけて発行する発行部と、発行した前記統合用IDを前記第1のサービスを提供する装置及び前記第1のサービスと異なるサービスである第2のサービスを提供する装置に送信するID送信部と、複数のユーザそれぞれの統合用IDに関連付けて取得された、前記複数のユーザそれぞれの前記第1のサービスにおける行動内容を示すユーザデータである第1ユーザデータを記憶する第1記憶部と、前記共通認証IDに関連付けて取得された、前記第2のサービスにおける前記複数のユーザそれぞれの行動内容を示すユーザデータである第2ユーザデータを記憶する第2記憶部と、共通認証IDと前記共通認証IDに対応する統合用IDとを関連付けた関連IDデータを記憶する関連IDデータ記憶部と、ユーザの情報の参照を要求するアカウントから生成要求を取得する生成要求取得部と、前記第1ユーザデータ及び前記第2ユーザデータに含まれるユーザデータを、前記第1ユーザデータに含まれる統合用IDと、前記第2ユーザデータに関連付けられた共通認証IDに対応する統合用IDと、をキーとして関連付けた突合データであって、前記生成要求を送信したアカウントによる参照が許可されたユーザデータを突合した前記突合データを生成する生成部と、を有する。
本発明によれば、ユーザデータの結合の精度を向上させるという効果を奏する。本発明によれば、ユーザデータの第三者提供の同意の取得及び管理を容易にすることができる。
情報処理システムSの概要を説明するための図である。 第1装置1の構成を示すブロック図である。 第2装置2の構成を示すブロック図である。 第1ユーザデータ及び第2ユーザデータのデータ構造の一例を示す図である。 関連IDデータ記憶部223が記憶する関連IDデータのデータ構造の一例を示す図である。 第2装置2における処理の流れを示すフローチャートである。
[情報処理システムSの概要]
図1は、情報処理システムSの概要を説明するための図である。情報処理システムSは、ユーザデータを加工し、分析するためのシステムである。情報処理システムSは、第1装置1、第2装置2、第3装置3、第4装置4、情報端末5及び管理装置6を有する。
第1装置1は、認証サービスを提供する装置である。第1装置1は、第3装置3から取得したユーザの認証要求に基づいて、当該ユーザを認証し、認証結果(例えば、ユーザに許可される権限の認可)を第3装置3に送信する。
第2装置2は、ユーザの行動に関するデータ(以下、「ユーザデータ」と言う)を収集し、加工するための装置である。ユーザデータの詳細は後述するが、ユーザの属性に関する情報やユーザの行動履歴に関する情報を含む。第2装置2は、第3装置3及び第4装置4からユーザデータを取得し、ユーザデータを利用するアカウントからの要求に応じて取得したユーザデータを加工し、出力する。一例として、第2装置2は、データクリーンルーム(DCR(Data Clean Room))を提供するための装置である。第2装置2においては、データの利用を要求するアカウントごとにアクセス可能な情報が制御されている。
第3装置3は、第1のサービスを提供する。第1のサービスは、インターネット上で提供されるWebサービスであり、例えば、情報提供、動画、決済、電子商取引等のサービスである。第3装置3は、サービスの提供を受けるユーザの行動履歴を収集する。ユーザの行動履歴は、例えば、動画配信サービスにおける視聴内容又は視聴時間、電子商取引における購買行動等である。第4装置4は、第2のサービスを提供する。第2のサービスは、第1のサービスと異なるサービスであり、例えば、別の事業者が提供するWeb上のサービス等である。
情報端末5は、サービスを利用するユーザが利用する端末である。情報端末5は、例えばスマートフォン、タブレット又はパーソナルコンピュータである。ユーザは情報端末5を介して、第3装置3及び第4装置4がそれぞれ提供する第1のサービス及び第2のサービスを利用する。
管理装置6は、第2装置2に蓄積されたユーザデータを利活用する企業やユーザ等が利用する装置である。管理装置6は、ユーザデータを加工する指示を第2装置2に送信し、第2装置2が加工して生成されたデータを取得する。
情報処理システムSにおける処理について説明する。第3装置3は、第1装置1に認証要求を送信する(図1における(1))。認証要求は、サービスを利用するユーザを認証することを要求する情報である。認証要求は、サービスを利用するユーザを識別するための情報と、当該サービスを識別するための情報とを含む。第1装置1は、第3装置3から取得した認証要求に応じて、認証要求にかかるユーザを認証する。第1装置1は、共通認証ID(Identification)を含む認証情報に基づいて認証要求が示すユーザを認証する。共通認証IDは、所定の認証サービスにおいてユーザを識別するためのIDである。所定の認証サービスにおいては、ユーザは一の共通認証IDを用いて複数のサービスを利用するための認証を受けることができる。所定の認証サービスは、所謂シングルサインオンを提供するサービスである。共通認証IDは、第4装置4において提供される第2のサービスにおいてユーザを管理するためのIDとして利用される。換言すれば、第2のサービスにおいて収集されるユーザデータは、共通認証IDに関連付けて収集される。
第1装置1は、認証された共通認証IDに関連付けられた統合用IDが発行済みでない場合、認証された共通認証IDに関連付けて統合用IDを発行する(図1における(2))。統合用IDは、所定の認証サービスにおいて認証されたユーザを、当該認証サービスと異なるサービスである第1のサービスにおいて識別するためのIDである。統合用IDは、第2装置2において第1のサービスにおけるユーザデータと、第2のサービスにおけるユーザデータと、を結合するためのIDでもある。第1装置1は、認証されたユーザの統合用IDを第3装置3に送信する(図1における(3))。第1装置1は、発行した統合用IDと当該統合用IDに対応する共通認証IDとを関連付けた関連IDデータを第2装置2に送信する(図1における(4))。
ユーザは、情報端末5を操作し、第3装置3及び第4装置4において提供されるサービスを利用する(図1における(5))。第3装置3及び第4装置4は、ユーザデータを取得する。ユーザデータは、ユーザの第1のサービス又は第2のサービスにおけるユーザの行動内容を示す。以下では、第3装置3において取得される第1のサービスにおけるユーザデータを第1ユーザデータと言い、第4装置4において取得される第2のサービスにおけるユーザデータを第2ユーザデータと言う。ユーザの行動内容は、例えばコンテンツの視聴履歴、視聴頻度、視聴時間帯、購入した商品の内容等を含む。第4装置4においては、ユーザの共通認証IDに関連付けてユーザデータが収集され、収集した第2ユーザデータを、第2装置2に送信する。
第3装置3及び第4装置4は、取得したユーザデータを第2装置2に送信する(図1における(6))。第2装置2は、取得した第1ユーザデータ及び第2ユーザデータを記憶する。
第2装置2は、管理装置6から生成要求を取得する(図1における(7))。生成要求は、ユーザデータを突合した突合データを生成することを要求する情報である。生成要求は、一例としてクエリである。生成要求は、抽出対象のユーザデータ及び加工方法を特定するための情報を含む。第2装置2は、受信した生成要求に応じて突合データを生成する(図1における(8))。第2装置2は、第2ユーザデータに対応する共通認証IDに対応する統合用IDを特定する。第2装置2は、第1ユーザデータに含まれる統合用IDと、第2ユーザデータに含まれる共通認証IDに対応する統合用IDと、をキーとして突合した突合データを生成する。第2装置2は、生成された突合データを管理装置6に送信する(図1における(9))。
情報処理システムSがこのように構成されることで、ユーザデータの結合の精度を向上させるという効果を奏する。なお、第1装置1及び第2装置2が別体であるものとして説明したが、一体で構成されてもよい。
[第1装置1の構成]
図2は、第1装置1の構成を示すブロック図である。第1装置1は、通信部11、記憶部12及び制御部13を有する。制御部13は、発行部131及びID送信部132を有する。
通信部11は、ネットワークを介して他の装置とデータの送受信をするための通信インターフェースである。記憶部12は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、SSD(Solid State Drive)、ハードディスクドライブ等を含む記憶媒体である。記憶部12は、制御部13が実行するプログラムを予め記憶している。
制御部13は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサである。制御部13は、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより、発行部131及びID送信部132として機能する。
発行部131は、統合用IDを、共通認証IDに関連づけて発行する。一例として、発行部131は、第3装置3から認証要求を取得する。発行部131は、認証要求に含まれる共通認証IDに対応する第3装置3が提供するサービスにおける統合用IDが発行されていない場合、当該ユーザの共通認証IDに関連付けて統合用IDを発行する。
ID送信部132は、発行した統合用IDを第1のサービスを提供する第3装置3に送信する。ID送信部132は、発行した統合用IDと、当該統合用IDに対応する共通認証IDと、を関連付けて第2装置2に送信する。
発行部131は、取得したユーザ情報を第三者に提供することの同意をユーザから取得したことを条件として、ユーザの統合用IDを発行してもよい。発行部131は、認証要求を取得した場合であって、かつ、認証要求に含まれる共通認証IDに対応する第3装置3が提供するサービスにおける統合用IDが発行されていない場合、取得されたユーザデータを第三者に提供することに同意することを選択させるための画面(以下、「同意選択画面」と言う)を情報端末5に表示させる。発行部131は、ユーザが情報端末5に表示された同意選択画面において、取得されたユーザデータを第三者に提供することに同意することを選択した場合、統合用IDを発行する。
第1装置1がこのように構成されることで、取得するユーザデータについて確実に活用の同意を得ることが可能となる。また、同意を得たユーザに統合用IDを発行し、ユーザデータを収集することにより、同意を得て収集したデータの突合に失敗することを避けることができ、統合用IDに基づいて収集したデータを利活用できる確度を向上させることができる。
発行部131がユーザの同意を取得した場合に、第2装置2にユーザがデータの利活用に同意したことを第2装置2に送信してもよい。ID送信部132は、統合用IDの発行を受けるユーザから該ユーザの情報を提供することへの同意を取得した場合に、該ユーザから同意を取得したことを示す情報を、該ユーザの統合用IDと、を関連付けた同意情報を第2装置2に送信する。
ID送信部132は、統合用IDの発行を受けるユーザから該ユーザの情報を提供することへの同意を取得した場合に、該ユーザから取得した同意内容であって、提供可能なアカウントの開示範囲を特定するための同意内容をさらに関連付けた同意情報を第2装置2に送信する。一例として、発行部131は、ユーザデータの提供先を示す情報を含む同意選択画面を表示させる。ID送信部132は、同意選択画面において表示された提供先を開示範囲のアカウントとしてユーザが同意したことを示す同意内容を関連付けた同意情報を第2装置2に送信する。
また、同意を取得した時期によって開示範囲のアカウントが特定されてもよい。この場合、同意を取得した取得時期を示す情報を関連付けた同意情報を第2装置2に送信してもよい。
ID送信部132は、ユーザが提供に同意したデータの項目をさらに関連付けた同意情報を第2装置2に送信してもよい。項目は一例として、ユーザデータとして収集される項目に対応するカラムである。一例として、発行部131は、同意選択画面において、ユーザデータとして収集される情報のうち、第三者に提供されうる情報を含む画面を表示させてもよい。ID送信部132は、同意選択画面において、表示された対応するカラムを関連付けた同意情報を第2装置2に送信する。
また、発行部131は、同意選択画面において、ユーザデータとして収集される情報のうち、第三者に提供可能な情報をユーザに選択させる画面を表示してもよい。この場合、同意選択画面において、ユーザが選択した情報に対応するカラムを関連付けた同意情報を第2装置2に送信する。
[第2装置2の構成]
図3は、第2装置2の構成を示すブロック図である。第2装置2は、通信部21、記憶部22及び制御部23を有する。記憶部22は、第1ユーザデータ記憶部221、第2ユーザデータ記憶部222、関連IDデータ記憶部223を有する。制御部23は、ユーザデータ取得部231、生成要求取得部232、生成部233、権限管理部234及び同意情報取得部235を有する。
通信部21は、ネットワークを介して他の装置とデータの送受信をするための通信インターフェースである。記憶部22は、ROM、RAM、SSD、ハードディスクドライブ等を含む記憶媒体である。記憶部22は、制御部23が実行するプログラムを予め記憶している。
第1ユーザデータ記憶部221は、複数のユーザそれぞれの統合用IDに関連付けて取得された複数のユーザそれぞれの第1のサービスにおける行動内容を示すユーザデータである第1ユーザデータを記憶する。第2ユーザデータ記憶部222は、複数のユーザそれぞれの共通認証IDと、第2のサービスにおける複数のユーザそれぞれの行動内容を示すユーザデータである第2ユーザデータと、を関連付けて記憶する。第1ユーザデータ及び第2ユーザデータのデータ構造の一例を図4に示す。第1ユーザデータ及び第2ユーザデータにおいては、統合用IDと、統合用IDに対応するユーザの属性を示すデータと、当該ユーザの行動内容を示すデータと、が関連付けられている(図4(a))。第2ユーザデータにおいては、共通認証IDと、ユーザの属性を示すデータと、当該ユーザの行動内容を示すデータと、が関連付けられている(図4(b))。ユーザの属性を示すデータは、例えば、ユーザの年齢、性別、居住エリア等である。ユーザの行動内容は、例えばそれぞれのサービスにおけるコンテンツの閲覧履歴、閲覧頻度、購入した商品等の情報である。なお、後述するように第2ユーザデータにおいて関連付けられた共通認証IDは、共通認証IDをハッシュ化した値であってもよい。
関連IDデータ記憶部223は、共通認証IDと共通認証IDに対応する統合用IDとを関連付けた関連IDデータを記憶する。図5は、関連IDデータ記憶部223が記憶する関連IDデータのデータ構造の一例を示す図である。図5(a)に示す関連IDデータにおいては、「共通認証ID」と「統合用ID」とが関連付けられている。「共通認証ID」は、そのレコードが対象とする共通認証IDを示す。「統合用ID」は、第1サービスにおいて共通認証IDに関連付けられた統合用IDを示す。
情報システムSにおいては、第1のサービス及び第2のサービスと異なるサービスが提供されてもよいし、第3装置3及び第4装置4と異なる装置が該サービスを提供してもよい。なお、第3装置3又は第4装置4において該サービスが提供されてもよい。この場合、それぞれのサービスごとにユーザデータが収集される。複数のサービスごとに共通認証IDに対応する統合用IDが発行されてもよい。この場合の関連IDデータのデータ構造の一例を図5(b)に示す。図5(b)においては、「サービスID」がさらに関連付けられている。「サービスID」が関連付けられている。「サービスID」は、当該レコードに関連付けられて統合用IDが使用されるサービスを識別するためのIDである。
制御部23は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサである。制御部23は、記憶部22に記憶されたプログラムを実行することにより、ユーザデータ取得部231、生成要求取得部232、生成部233、権限管理部234及び同意情報取得部235として機能する。
ユーザデータ取得部231は、第3装置3及び第4装置4から第1ユーザデータ及び第2ユーザデータを取得する。ユーザデータ取得部231は、取得した第1ユーザデータ及び第2ユーザデータをそれぞれ第1ユーザデータ記憶部221及び第2ユーザデータ記憶部222に記憶させる。ユーザデータ取得部231は、第4装置4から取得したユーザデータに含まれる。
生成要求取得部232は、ユーザの情報の参照を要求するアカウントから生成要求を取得する。アカウントは、ユーザデータを利活用する企業やユーザ等が第2装置2を使用するために使用される。後述するように、権限管理部234は、アカウントごとに参照可能ユーザデータを管理する。生成要求取得部232は、当該アカウントが使用する管理装置6から生成要求を取得する。
生成部233は、第1ユーザデータ及びと第2ユーザデータとに含まれるユーザデータを、第1ユーザデータに含まれる統合用IDと、第2ユーザデータに含まれる共通認証IDに対応する統合用IDと、をキーとして関連付けた突合データであって、生成要求を送信したアカウントによる参照が許可されたユーザデータを突合した突合データを生成する。生成部233は、生成要求を送信したアカウントが参照可能なユーザデータを権限管理部234に問い合わせ、当該アカウントが参照可能なユーザデータを特定する。生成部233は、関連IDデータを参照し第2ユーザデータに含まれる共通認証IDに対応する統合用IDを特定し、特定した統合用IDをキーとして、第1ユーザデータに含まれるユーザデータ及び第2ユーザデータに含まれるユーザデータのうち、特定したアカウントが参照可能なユーザデータを突合する。
なお、統合用IDが突合対象のサービスごとに異なる場合、生成要求取得部232は、突合する対象の第1のサービスのサービスIDをさらに含む生成要求を取得する。生成部233は、取得したサービスIDに基づいて、共通認証IDに対応する統合用IDを特定してもよい。
生成要求取得部232は、ユーザデータを生成する対象の1以上のユーザの統合用ID又は共通認証IDを含む生成要求を取得してもよい。すなわち、生成要求には、突合データの生成対象のユーザの統合用IDが含まれていてもよいし、突合データの生成対象のユーザの統合用IDに対応する共通認証IDが含まれていてもよい。
生成部233は、生成要求に含まれる統合用ID又は生成要求に含まれる共通認証IDに対応する突合データを生成する、生成要求に突合データの生成対象のユーザの統合用IDが含まれている場合、生成部233は、第1ユーザデータに含まれるユーザデータのうち、当該統合用IDに関連付けられたユーザデータと、第2ユーザデータに含まれるユーザデータのうち、当該統合用IDに関連付けられたユーザデータと、を当該統合用IDキーとして、当該アカウントが参照可能なユーザデータを突合して、突合データを生成するなお、生成要求に共通認証IDが含まれる場合は、関連IDデータを参照し、当該共通認証IDに対応する統合用IDを特定し、特定した統合用IDに基づいて上記の突合データを生成する処理を実行する。
このように情報処理システムSが構成されることにより、異なるサービスにおいて収集されたユーザデータの結合の精度を向上させるという効果を奏する。
アカウントごとの権限の管理について説明する。権限管理部234は、ユーザデータを参照するためのアカウントと、アカウントを用いることで参照が許可されるユーザのユーザデータに対応する統合用IDと、を管理する。権限管理部234は、記憶部22に記憶された権限情報を参照して、アカウントが参照可能なアカウントが参照可能なユーザデータを特定し、生成部233に入力する。記憶部22に記憶される権限情報においては、アカウントごとの実行可能なクエリが含まれていてもよいし、アカウントごとの参照可能な統合用ID又は共通認証IDが含まれていてもよい。権限管理部234は、アカウントが登録された場合に当該アカウントの権限情報を更新する。
ユーザがユーザデータの第三者への提供に同意したことを第2装置2において記憶するよう構成されてもよい。同意情報取得部235は、第1装置1が送信した同意情報を取得する。権限管理部234は、同意情報取得部235が取得した同意情報に含まれるユーザの統合用IDを、アカウントが参照可能なユーザの統合用IDとして管理する。権限管理部234は、同意情報取得部235が取得した同意情報に含まれるユーザの統合用IDを、記憶部22に記憶された権限情報に記憶させる。
ユーザデータを利活用するアカウントごとに参照可能なユーザデータを管理するよう第2装置2が構成されてもよい。
権限管理部234は、同意情報に含まれるユーザの統合用IDを、同意情報が示す同意内容によって特定される開示範囲のアカウントが参照可能なユーザの統合用IDとして管理する。権限管理部234は、同意情報に基いて特定される開示範囲のアカウントを、同意情報に含まれる統合用IDと関連付けて権限情報に記憶させる。一例として、同意情報においては、開示範囲となるアカウントが含まれていてもよい。また、記憶部22は、同意を取得した時期と、開示範囲となるアカウントを関連付けた情報を記憶しており、権限管理部234は、同意情報に含まれる同意を取得した時期に基づいて開示範囲のアカウントを特定してもよい。
アカウントごとに参照可能なカラムに基づいて突合データを生成するよう第2装置2が構成されてもよい。権限管理部234は、同意情報が示すデータの項目を、ユーザデータに含まれるデータのうちアカウントが参照可能な項目として管理する。同意情報においては、一例として、第三者に開示可能なカラムを含む。権限管理部234は、同意情報取得部235が取得した同意情報に関連付けられたカラムを権限情報に記憶させる。権限管理部234は、生成部233からの問い合わせに応じてアカウントが参照可能なカラムを特定する。
このように統合用IDと対にして同意情報を適切に管理することが可能となるので、別途同意情報を管理して、同意情報データを統合することに比べ、第三者提供の同意取得の工数が削減され、同意取得が容易になるとともに、取得した第三者提供同意の管理が容易となる。
生成部233は、第1ユーザデータ及び第2ユーザデータに含まれるユーザデータを、第1ユーザデータに含まれる統合用IDと、第2ユーザデータに含まれる共通認証IDに対応する統合用IDと、をキーとして関連付けた突合データであって、生成要求を送信したアカウントによる参照が許可された項目を突合した突合データを生成する。すなわち、生成部233は生成要求を送信したアカウントが参照可能なカラムを権限管理部234に問い合わせ、権限管理部234が特定したカラムに絞った第1ユーザデータ及び権限管理部234が特定したカラムに絞った第2ユーザデータに基づいて突合データを生成する。
第2装置2がこのように構成されることで、ユーザデータを利活用するアカウントが参照可能な情報を限定することができ、ユーザデータをセキュアに管理することが可能になる。
第2装置内においては共通認証IDに変えて、ハッシュ化された共通認証IDに関連付けてユーザの情報を管理するよう第2装置2が構成されてもよい。この場合、関連IDデータ記憶部223は、共通認証IDをハッシュ化したハッシュ化共通認証IDと、当該共通認証IDに対応する統合用IDとを関連付けた関連IDデータを記憶する。ハッシュ化共通認証IDは、共通認証IDを所定のハッシュ関数に基づいて生成されたハッシュ値を示す。
ユーザデータ取得部231は、第4装置4から、複数のユーザそれぞれのハッシュ化共通認証IDに関連付けられた第2のサービスにおける行動内容を示す第2ユーザデータを取得する。
ハッシュ化共通認証IDに基づいて突合データを生成する対象のユーザデータが特定されてもよい。生成要求取得部232は、突合データを生成する対象の1以上のユーザの共通認証IDを含む生成要求を取得する。生成部233は、取得した生成要求に含まれる共通認証IDに対応するハッシュ化共通認証IDを算出し、算出したハッシュ化共通認証IDに基づいて、統合用IDを特定する。なお、生成要求において突合データを生成する対象の1以上のユーザのハッシュ化共通IDが含まれていてもよい。
生成部233は、第1ユーザデータ及び第2ユーザデータに含まれるユーザデータを、第1ユーザデータに含まれる統合用IDと、第2ユーザデータに含まれるハッシュ化共通認証IDに対応する統合用IDと、をキーとして関連付けた突合データであって、生成要求を送信したアカウントによる参照が許可されたユーザデータを突合した突合データを生成する。すなわち、生成部233は、ハッシュ化共通認証IDに関連IDデータにおいて対応する統合用IDを特定し、特定した統合用IDに基づいて突合データを生成する。情報処理装置1がこのように構成されることで、データベース内に共通認証IDを保持する必要がなくなり、セキュアなシステムを構成することができる。
このように構成されることで、第2装置ないに保持される第2ユーザデータに関連付けられた共通認証IDも、関連IDデータに含まれる共通認証IDも、それぞれハッシュ化された情報のみしか存在しないため、ユーザデータを利活用するアカウントからは共通認証IDそのものを取得することができず、認証のベースとなる重要な情報である共通認証IDが、より高いレベルで守られることとなる。
なお、第2装置2は、ユーザデータを利活用するためのアカウントを認証するための情報を記憶してもよい。なお、第2装置においてユーザデータを利活用するためのアカウントの情報は、第1装置に対するアクセス権を管理するアカウントの情報と独立したものである。すなわち、ユーザデータを利活用する企業やユーザ等は、第2装置においてユーザデータを利活用するためのアカウントの情報を用いて、第1装置が発行した統合用IDと統合IDと対応する共通認証IDとを管理するための情報にアクセスすることができない。第1装置1及び第2装置2がこのように構成されることで、認証のベースとなる重要な情報である共通認証IDが、より高いレベルで守られることとなる。
[第2装置2における処理の流れ]
図6は、第2装置2における処理の流れを示すフローチャートである。ユーザデータ取得部231は、第1ユーザデータを取得する(S01)。ユーザデータ取得部231は、第2ユーザデータを取得する(S02)。ユーザデータ取得部231は、取得した第1ユーザデータ及び第2ユーザデータをそれぞれ第1ユーザデータ記憶部221及び第2ユーザデータ記憶部222に記憶させる。
生成要求取得部232は、生成要求を取得する(S03)。生成部233は、権限管理部234に生成要求を送信したアカウントが参照可能なユーザデータを特定する(S04)。生成部233は、共通認証IDに対応する統合用IDを特定する(S05)。生成部233は、特定された生成要求を送信したアカウントが参照可能なユーザデータに基づいて、第1ユーザデータ及び第2ユーザデータを突合することにより、突合データを生成する(S06)。そして、第2装置2は、処理を終了する。
なお、本発明により、国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)の目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」に貢献することが可能となる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1 第1装置
2 第2装置
3 第3装置
4 第4装置
5 情報端末
6 管理装置
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
21 通信部
22 記憶部
23 制御部
131 発行部
132 ID送信部
221 第1ユーザデータ記憶部
222 第2ユーザデータ記憶部
223 関連IDデータ記憶部
231 ユーザデータ取得部
232 生成要求取得部
233 生成部
234 権限管理部
235 同意情報取得部

Claims (11)

  1. 第1装置と、第2装置と、を有する情報処理システムであって、
    前記第1装置は、
    所定の認証サービスにおいて認証されたユーザを前記認証サービスと異なるサービスである第1のサービスにおいて識別するためのIDである統合用IDを、前記所定の認証サービスにおいてユーザを識別するためのIDである共通認証IDに関連づけて発行する発行部と、
    発行された前記統合用IDを前記第1のサービスを提供する装置及び前記第1のサービスと異なるサービスである第2のサービスを提供する装置に送信するとともに、発行された前記統合用IDと、該統合用IDに対応する共通認証IDと、を関連付けて前記第2装置に送信する、ID送信部と、
    を有し、
    前記第2装置は、
    複数のユーザそれぞれの統合用IDに関連付けて取得された、前記複数のユーザそれぞれの前記第1のサービスにおける行動内容を示すユーザデータである第1ユーザデータを記憶する第1記憶部と、
    前記共通認証IDに関連付けて取得された、前記第2のサービスにおける前記複数のユーザそれぞれの行動内容を示すユーザデータである第2ユーザデータを記憶する第2記憶部と、
    前記ID送信部が送信した前記共通認証IDと前記共通認証IDに対応する統合用IDとを関連付けた関連IDデータを記憶する関連IDデータ記憶部と、
    ユーザの情報の参照を要求するアカウントから生成要求を取得する生成要求取得部と、
    前記第1ユーザデータ及び前記第2ユーザデータに含まれるユーザデータを、前記第1ユーザデータに含まれる統合用IDと、前記第2ユーザデータに関連付けられた共通認証IDに対応する統合用IDと、をキーとして関連付けた突合データであって、前記生成要求を送信したアカウントによる参照が許可されたユーザデータを突合した前記突合データを生成する生成部と、
    を有する、
    情報処理システム。
  2. 前記生成要求取得部は、ユーザデータを生成する対象の1以上のユーザの共通認証ID又は統合用IDを含む生成要求を取得し、
    前記生成部は、前記突合データのうち、前記生成要求に含まれる統合用ID又は前記生成要求に含まれる共通認証IDに対応する前記突合データを生成する、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記第2装置は、ユーザデータを参照するためのアカウントと、前記アカウントを用いることで参照が許可されるユーザの統合用IDと、を管理する権限管理部をさらに有する、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  4. 前記ID送信部は、前記統合用IDの発行を受けるユーザから該ユーザの情報を提供することへの同意を取得した場合に、該ユーザから同意を取得したことを示す情報を、該ユーザの統合用IDと、を関連付けた同意情報を前記第2装置に送信し、
    前記第2装置は、前記同意情報を取得する同意情報取得部をさらに有し、
    前記権限管理部は、前記同意情報に含まれるユーザの統合用IDを、前記アカウントが参照可能なユーザの統合用IDとして管理する、
    請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記ID送信部は、前記統合用IDの発行を受けるユーザから該ユーザの情報を提供することへの同意を取得した場合に、該ユーザから取得した同意内容であって、提供可能なアカウントの開示範囲を特定するための前記同意内容をさらに関連付けた前記同意情報を前記第2装置に送信し、
    前記権限管理部は、前記同意情報に含まれるユーザの統合用IDを、前記同意情報が示す同意内容によって特定される開示範囲のアカウントが参照可能なユーザの統合用IDとして管理する、
    請求項4記載の情報処理システム。
  6. 前記ID送信部は、提供されることに前記ユーザが同意したユーザデータの項目をさらに関連付けた同意情報を前記第2装置に送信し、
    前記権限管理部は、前記同意情報が示すユーザが同意した項目を、前記ユーザデータに含まれるデータのうち前記アカウントが参照可能な項目として管理し、
    前記生成部は、前記第1ユーザデータ及び前記第2ユーザデータに含まれるユーザデータを、前記第1ユーザデータに含まれる統合用IDと、前記第2ユーザデータに含まれる共通認証IDに対応する統合用IDと、をキーとして関連付けた突合データであって、前記生成要求を送信したアカウントによる参照が許可された項目を突合した前記突合データを生成する、
    請求項3から5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  7. 前記発行部は、前記ユーザの情報を第三者に提供することの同意を取得したことを条件として、前記ユーザの前記統合用IDを発行する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  8. 前記第2記憶部は、前記共通認証IDをハッシュ化したハッシュ化共通認証IDと、前記第2のサービスにおける前記複数のユーザそれぞれの行動内容と、を関連付けた第2ユーザデータを記憶し、
    前記関連IDデータ記憶部は、前記ハッシュ化共通認証IDと前記共通認証IDに対応する統合用IDとを関連付けた前記関連IDデータを記憶し、
    前記生成部は、前記第1ユーザデータ及び前記第2ユーザデータに含まれるユーザデータを、前記第1ユーザデータに含まれる統合用IDと、前記第2ユーザデータに含まれるハッシュ化共通認証IDに対応する統合用IDと、をキーとして関連付けた前記突合データであって、前記生成要求を送信したアカウントによる参照が許可されたユーザデータを突合した前記突合データを生成する、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  9. 前記ユーザの情報の参照を要求するアカウントの情報は、第1装置に対するアクセス権を管理するアカウントの情報と独立したものである、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  10. コンピュータが実行する、
    所定の認証サービスにおいて認証されたユーザを前記認証サービスと異なるサービスである第1のサービスにおいて識別するためのIDである統合用IDを、前記所定の認証サービスにおいてユーザを識別するためのIDである共通認証IDに関連づけて発行するステップと、
    発行した前記統合用IDを前記第1のサービスを提供する装置及び前記第1のサービスと異なるサービスである第2のサービスを提供する装置に送信するステップと、
    ユーザの情報の参照を要求するアカウントから生成要求を取得するステップと、
    複数のユーザそれぞれの統合用IDに関連付けて取得された、前記複数のユーザそれぞれの前記第1のサービスにおける行動内容を示すユーザデータである第1ユーザデータを記憶する第1記憶部と、前記共通認証IDに関連付けて取得された、前記第2のサービスにおける前記複数のユーザそれぞれの行動内容を示すユーザデータである第2ユーザデータを記憶する第2記憶部と、共通認証IDと前記共通認証IDに対応する統合用IDとを関連付けた関連IDデータを記憶する関連IDデータ記憶部と、を参照し、前記第1ユーザデータ及び前記第2ユーザデータに含まれるユーザデータを、前記第1ユーザデータに含まれる統合用IDと、前記第2ユーザデータに関連付けられた共通認証IDに対応する統合用IDと、をキーとして関連付けた突合データであって、前記生成要求を送信したアカウントによる参照が許可されたユーザデータを突合した前記突合データを生成するステップと、
    を有する情報処理方法。
  11. 所定の認証サービスにおいて認証されたユーザを前記認証サービスと異なるサービスである第1のサービスにおいて識別するためのIDである統合用IDを、前記所定の認証サービスにおいてユーザを識別するためのIDである共通認証IDに関連づけて発行する発行部と、
    発行した前記統合用IDを前記第1のサービスを提供する装置及び前記第1のサービスと異なるサービスである第2のサービスを提供する装置に送信するID送信部と、
    複数のユーザそれぞれの統合用IDに関連付けて取得された、前記複数のユーザそれぞれの前記第1のサービスにおける行動内容を示すユーザデータである第1ユーザデータを記憶する第1記憶部と、
    前記共通認証IDに関連付けて取得された、前記第2のサービスにおける前記複数のユーザそれぞれの行動内容を示すユーザデータである第2ユーザデータを記憶する第2記憶部と、
    共通認証IDと前記共通認証IDに対応する統合用IDとを関連付けた関連IDデータを記憶する関連IDデータ記憶部と、
    ユーザの情報の参照を要求するアカウントから生成要求を取得する生成要求取得部と、
    前記第1ユーザデータ及び前記第2ユーザデータに含まれるユーザデータを、前記第1ユーザデータに含まれる統合用IDと、前記第2ユーザデータに関連付けられた共通認証IDに対応する統合用IDと、をキーとして関連付けた突合データであって、前記生成要求を送信したアカウントによる参照が許可されたユーザデータを突合した前記突合データを生成する生成部と、
    を有する情報処理装置。
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