JP7460110B2 - 測定方法及び測定装置 - Google Patents

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本開示は、測定方法及び測定装置に関する。
細胞や細胞外小胞やウィルスなどの微生物粒子は、微生物粒子に対するダメージを抑えるために、有無や量が非侵襲で計測されることが望まれる場合がある。
非侵襲で微生物粒子を計測する手法としては、光、電位、電流、及び、インピーダンスなどを利用した手法が挙げられる。例えば、特開2007-215473号公報(以下、特許文献1)や特表2013-518571号公報(以下、特許文献2)は、検出対象の細胞と同等程度に微小サイズのセンサ電極の上に細胞培養容器を配置し、電極上の細胞が電極表面を覆うことによるインピーダンス変化を測定することで細胞を検出する手法を開示している。
特開2007-215473号公報 特表2013-518571号公報
例えば単一やそれに近い微量の微生物粒子を測定対象とするとき、微生物粒子の数がセンサ電極に対して少なくなる。上記の方法において、微生物粒子の数がセンサ電極に対して少ない場合、センサ電極間の電流のうちの微生物粒子以外を通過する電流が増加する。その結果、微生物粒子を通過する電流に応じた信号の出力が低下するとともに、微生物粒子以外を通過する電流に応じたノイズが増加する。そのため、測定精度が低下する可能性がある。そこで、単一やそれに近い微量の微生物粒子に関しても高精度で測定が可能な測定方法及び測定装置を提案する。
ある実施の形態に従うと、測定方法は、測定対象の微生物粒子を電流が通過するようにセンサ電極対を配置し、センサ電極間のインピーダンスを測定し、測定されたインピーダンスのインピーダンス変化に基づいて測定結果を得、測定対象の微生物粒子を電流が通過するようにセンサ電極対を配置することは、センサ電極間の電流の経路のうち、微生物粒子を通過する第1の経路における抵抗より、微生物粒子を通過しない第2の経路における抵抗を大きくすることを含む。
他の実施の形態に従うと、測定装置は、細胞用の測定装置であって、細胞の保持体に接して配置するセンサ電極対と、センサ電極間のインピーダンスのインピーダンス変化に基づいて測定結果を得る測定部と、を備え、一方の電極は、細胞によって完全に覆われることが可能な微小サイズである。
更なる詳細は、後述の実施形態として説明される。
図1は、第1の実施の形態に係る測定装置の概略図である。 図2は、測定装置に含まれるセンサ電極の構成を表す概略図である。 図3は、測定対象の細胞が付着したセンサ電極の平面概略図である。 図4は、測定対象の細胞が付着したセンサ電極の正面概略図である。 図5は、センサ電極間の等価回路の回路図である。 図6は、発明者がコンピュータシミュレーションによって作成した、センサ電極間のインピーダンス曲線の一例である。 図7は、測定装置の測定部の構成を表したブロック図である。 図8は、実施の形態に係る測定方法の一例を表したフローチャートである。 図9は、センサ電極と付着した細胞との関係に応じたインピーダンス曲線を説明する図である。 図10は、センサ電極と付着した細胞との関係に応じたインピーダンス曲線を説明する図である。 図11は、センサ電極と付着した細胞との関係に応じたインピーダンス曲線を説明する図である。 図12は、発明者がコンピュータシミュレーションによって作成した、センサ電極間のインピーダンス曲線の一例である。 図13は、発明者がコンピュータシミュレーションによって作成した、センサ電極間のインピーダンス曲線の一例である。 図14は、発明者がコンピュータシミュレーションによって作成した、センサ電極間のインピーダンス曲線の一例である。 図15は、発明者がコンピュータシミュレーションによって作成した、センサ電極間のインピーダンス曲線の一例である。 図16は、発明者がコンピュータシミュレーションによって作成した、センサ電極間のインピーダンス曲線の一例である。 図17は、発明者がコンピュータシミュレーションによって作成した、センサ電極間のインピーダンス曲線の一例である。 図18は、発明者がコンピュータシミュレーションによって作成した、センサ電極間のインピーダンス曲線の一例である。 図19は、発明者がコンピュータシミュレーションによって作成した、センサ電極間のインピーダンス曲線の例であって、複数のセンサ電極のサイズごとのインピーダンス曲線の例である。 図20は、第2の実施の形態に係る測定装置の概略図である。
<1.測定方法及び測定装置の概要>
(1)実施の形態に係る測定方法は、測定対象の微生物粒子を電流が通過するようにセンサ電極対を配置し、センサ電極間のインピーダンスを測定し、測定されたインピーダンスのインピーダンス変化に基づいて測定結果を得、測定対象の微生物粒子を電流が通過するようにセンサ電極対を配置することは、センサ電極間の電流の経路のうち、微生物粒子を通過する第1の経路における抵抗より、微生物粒子を通過しない第2の経路における抵抗を大きくすることを含む。これにより、例えば単一やそれに近い微量の微生物粒子を測定対象とする場合であっても、センサ電極間の電流のうちの微生物粒子以外を通過する電流の増加を抑えることができる。その結果、微生物粒子を通過する電流に応じた信号の出力の低下を抑え、また、微生物粒子以外を通過する電流に応じたノイズの増加も抑えられる。その結果、測定精度の低下を抑え、高精度で測定が可能となる。
(2)好ましくは、第1の経路における抵抗より第2の経路における抵抗を大きくすることは、センサ電極対として測定対象の微生物粒子のサイズ程度以下の微小サイズの電極対を用いることを含む。これにより、第1の経路における抵抗より第2の経路における抵抗が大きくなり、センサ電極間の電流のうち微生物粒子を通過する電流が多くなる。
(3)好ましくは、測定対象の微生物粒子は細胞であって、微小サイズは、測定対象の細胞によって完全に覆われることが可能なサイズである。これにより、第1の経路における抵抗より第2の経路における抵抗を大きくできる。
(4)好ましくは、センサ電極対の一方の電極は、測定対象の微生物粒子のサイズ程度以下の微小サイズの、複数の微小電極が平面状に配置された電極チップを構成しており、センサ電極対を配置することは、電極チップを測定対象の微生物粒子の保持体に接して配置することを含む。これにより、センサ電極を小さくすることと、微生物粒子によって完全に覆われる可能性を高くすることと、を両立できる。その結果、第1の経路における抵抗より第2の経路における抵抗を大きくできる。
(5)好ましくは、インピーダンスを測定することは、複数の微小電極のうちから微生物粒子が接している1又は複数の微小電極を選択し、センサ電極対の他方の電極と選択した微小電極との間のインピーダンスを測定することを含む。これにより、センサ電極を小さくすることと、微生物粒子によって完全に覆われる可能性を高くすることと、を両立できる。その結果、第1の経路における抵抗より第2の経路における抵抗を大きくできる。
(6)好ましくは、第1の経路における抵抗より第2の経路における抵抗を大きくすることは、第1の経路より第2の経路の断面積を小さくすることを含む。これにより、第1の経路における抵抗より第2の経路における抵抗が大きくなり、センサ電極間の電流のうち微生物粒子を通過する電流が多くなる。
(7)好ましくは、測定結果を得ることは、測定されたインピーダンスのうちの測定項目に応じた周波数範囲におけるインピーダンス変化に基づいて、微生物粒子の測定項目についての測定結果を得ることを含む。これにより、微生物粒子のさまざまな測定項目について、対象とする測定項目に応じた周波数範囲のインピーダンス変化を用いることで、非侵襲に、かつ、容易に測定結果が得られる。
(8)実施の形態に係る測定装置は細胞用の測定装置であって、細胞の保持体に接して配置するセンサ電極対と、センサ電極間のインピーダンスのうちの測定項目に応じた周波数範囲におけるインピーダンス変化に基づいて、測定項目についての測定結果を得る演算部と、を備え、一方の電極は、細胞によって完全に覆われることが可能な微小サイズである。これにより、微生物粒子のさまざまな測定項目について、対象とする測定項目に応じた周波数範囲のインピーダンス変化を用いることで、非侵襲に、かつ、容易に測定結果が得られる。
<2.測定方法及び測定装置の例>
[第1の実施の形態]
本実施の形態に係る測定装置100は、微生物粒子を測定する測定装置である。測定対象の微生物粒子は、表面を細胞膜によって覆われた微小サイズの粒子であって、例えば、細胞、細菌、ウィルス、細胞外小胞などである。以降の説明では、測定対象の微生物粒子を細胞であるものとする。以下の説明では、細胞のサイズを、仮に10μmとしている。
微生物粒子を測定することは、規定された測定項目についての測定結果を得ることを含む。測定項目は、例えば、微生物粒子を覆う細胞膜の電気容量などである。具体的な測定項目については後述する。
図1を参照して、測定装置100は、センサ電極対10を有する。センサ電極対10は、センサ電極11及びセンサ電極12からなる。センサ電極対10は、測定対象の微生物粒子を電流が通過するように配置される。具体的には、センサ電極対10の両方が、細胞300が混入した溶液400に接するように配置される。一例として、センサ電極11及びセンサ電極12は、細胞300が混合した溶液400を封入した容器200に間隔を隔てて配置される。
溶液400は細胞300の保持体の一例であって、他の例として、細胞培養用のハイドロゲルなどであってもよい。容器200は、例えば、ディッシュやウェルなどである。細胞300は、図3及び図4に示されるように、細胞膜301に覆われ、内部に細胞質302を有する。一例として、図1に示されたように、センサ電極11を容器200の底面に、センサ電極12を容器200の上面に貼付する。センサ電極11を容器200の底面に配置することで、センサ電極11には細胞300が付着しやすくなる。
測定装置100は、測定部40を有する。測定部40は、インピーダンスを測定する測定回路30を含む。測定回路30には、センサ電極11及びセンサ電極12がそれぞれ電気的に接続されている。測定回路30は、例えば、ブリッジ法、共振法、IV法などの、一般的な測定方法を採用した、インピーダンスの測定器を含み、センサ電極11及びセンサ電極12の間のインピーダンスを測定する。
測定部40は測定回路30によって測定されたインピーダンスのうちの、測定項目に応じた周波数範囲におけるインピーダンス変化に基づいて、細胞300の当該測定項目についての測定結果を得る。測定項目と周波数範囲とについては後述する。
センサ電極対10の一方のセンサ電極であるセンサ電極11は、図2に示されたように、微小サイズの、複数の微小電極11A,11B,…が、基板111上に平面状に配置されて電極チップを構成している。センサ電極11を容器200の底面に配置することは、電極チップを細胞300の保持体に接して配置させることに相当する。
微小サイズは、測定対象の微生物粒子、つまり、細胞300によって完全に覆われることが可能なサイズであって、細胞300のサイズ程度以下である。微小電極のサイズは、例えば、直径10μm程度である。微小電極のサイズについては、後に発明者のシミュレーションの結果を用いて詳述する。
より具体的に、図3及び図4では、複数の微小電極11A,11B,…のうち、代表させて微小電極11Aについて示されている。図3及び図4を参照して、微小電極11Aの直径Dは細胞300の直径dより小さい。これにより、微小電極11A,11B,…は、いずれも、細胞300によって完全に覆われることが可能である。なお、以下の説明では、仮想的に微小電極の形状を円形、細胞300の形状を円形としている。
センサ電極11が上記のような電極チップを構成していることから、測定装置100は、図1及び図2に示されたように、さらに、電極選択回路20を含む。電極選択回路20は、測定部40からの制御信号に従って、測定回路30に対して、センサ電極11を構成する微小電極11A,11B,…それぞれを選択的に接続する。測定回路30は、センサ電極12と、微小電極11A,11B,…のうちの接続された微小電極との間のインピーダンスを測定する。なお、以降の説明では、微小電極11A,11B,…のうちの微小電極11Aが選択されて測定回路30に電気的に接続されたものとする。つまり、センサ電極対10は、微小電極11A及びセンサ電極12であるものとする。
細胞300を含む溶液400中にセンサ電極11,12を接触させ、微小電極11Aに細胞300が付着したとする。このとき、図3及び図4に示されたように、細胞300と基板111との間隙を間隙gとする。
このときの微小電極11Aとセンサ電極12との電気的な関係は、図5に示された等価回路500で表される。すなわち、図5を参照して、等価回路500は、並列に接続された抵抗Rccgと、コンデンサCmemに挟まれた抵抗Rcytとが、コンデンサCdl1を介して微小電極11Aに、抵抗Rsol及びコンデンサCdl2を介してセンサ電極12に接続されてなる。
抵抗Rccgは、微小電極11A及びセンサ電極12の間の細胞300の存在しない部分の電気抵抗を表している。コンデンサCmemに挟まれた抵抗Rcytは、微小電極11A及びセンサ電極12の間の細胞300部分の電気抵抗を表しており、コンデンサCmemが細胞300の細胞膜301の電気容量、抵抗Rcytが細胞質302の電気抵抗を表している。コンデンサCdl1は、間隙gに存在する溶液400の電気二重層容量を表している。周波数及び間隙gの値により、これが間隙を通した分布定数回路的な抵抗を表すこともある。抵抗Rsolは、細胞300からセンサ電極12との間に存在する溶液400の電気抵抗を表している。
図5に示されるように、微小電極11Aとセンサ電極12との間の電流の経路は、細胞300を通過する第1の経路L1と、細胞300を通過しない第2の経路L2とがある。第1の経路L1における抵抗は細胞300に起因するコンデンサCmemに挟まれた抵抗Rcytである。第2の経路L2における抵抗は溶液400に起因する抵抗Rccgである。
微小電極11Aを用いることによって、微小電極11Aが付着した細胞300によって覆われる面積が大きくなる。そのため、微小電極11Aとセンサ電極12との間に流れる電流は、第1の経路L1の方が第2の経路L2よりも多くなる。これは、第1の経路L1における抵抗より第2の経路L2における抵抗の方が大きいことと同義である。
測定装置100では、細胞300を通過する電流によって測定されたインピーダンスを用いて、細胞300に関する測定結果を得る。そのため、微小電極11Aとセンサ電極12との間に流れる電流のうち、第1の経路L1の方が第2の経路L2よりも多くなることによって、測定精度が向上する。
図6のインピーダンス曲線においては、横軸が周波数、縦軸がインピーダンスの絶対値を表しており、実線のカーブC1が、微小電極11Aに細胞300が付着したときに微小電極11Aとセンサ電極12との間の測定されたインピーダンス曲線を示している。点線のカーブC2が、付着していないときのインピーダンス曲線を示している。なお、条件は以下である。
微小電極の直径D:4.0[μm]
溶液400の電気伝導率:1.5[S/m]
溶液400の比誘電率:78
溶液400の電気二重層容量:0.89[F/m2
細胞300の直径d:10[μm]
間隙g:50[nm]
細胞質302の電気伝導率:0.5[S/m]
細胞質302の比誘電率:60
細胞膜301の膜厚:5.0[nm]
細胞膜301の比誘電率:8.0
図6においては、周波数範囲ごとのインピーダンス曲線が、細胞と付着した電極との間の様々な関係に依存していることが知られている。詳しくは、図6のカーブC1の、最も低い周波数範囲f1の区間(1)は、溶液400と微小電極11Aとの間隙gに形成される電気二重層の電気容量である電気二重層容量に起因する領域である。この電気二重層容量を測定項目F1とする。
カーブC1の、次に低い周波数範囲f2の区間(2)は、間隙gに流れるイオン電流の抵抗に起因する領域である。このイオン電流の抵抗を測定項目F2とする。
カーブC1の、次に低い周波数範囲f3の区間(3)は、細胞300を迂回して流れるイオン電流の抵抗に起因する領域である。このイオン電流の抵抗を測定項目F3とする。
カーブC1の、次に低い周波数範囲f4の区間(4)は、細胞膜301の電気容量に起因する領域である。この電気容量を測定項目F4とする。
カーブC1の、最も高い周波数範囲f5の区間(5)は、細胞300内部の細胞質302を通過したイオン電流の抵抗に起因する領域である。このイオン電流の抵抗を測定項目F5とする。
なお、細胞が付着していない場合のカーブC2についても、低い側の周波数範囲f6の区間(6)は、微小電極11Aに細胞300が付着していない状態で微小電極11A上層に形成される電気二重層の電気容量である電気二重層容量に起因する領域である。この電気二重層容量を測定項目F6とする。
カーブC2の、高い側の周波数範囲f7の区間(7)は、微小電極11Aに細胞300が付着していない状態で微小電極11Aからのイオン電流の拡がり抵抗に起因する領域である。このイオン電流の拡がり抵抗を測定項目F7とする。
測定部40は、測定回路30によってインピーダンスの測定値としてカーブC1,C2が得られたとき、インピーダンスの測定値から測定項目F1~F5に応じて対応する周波数範囲f1~f5のインピーダンス変化を抽出する。インピーダンス変化は、カーブC1のカーブC2からの変化を指す。測定装置100では、センサ電極11として微小電極11Aを用いることでインピーダンス変化が大きく現れる。
測定部40は、そのインピーダンス変化に基づいて、対応する測定項目の値を算出する。これにより、細胞のさまざまな測定項目について、対象とする測定項目に応じた周波数範囲のインピーダンス変化を用いることで、非侵襲に、かつ、容易に測定結果が得られる。また、高精度で測定結果が得られる。
なお、測定部40には、図7に示されるように、測定項目F1~F5の指定を行う操作部43が接続されていてもよい。操作部43は、例えば、ボタンなどである。
上記の処理を行う測定部40は、一例として、図7に示されるように、プロセッサ41とメモリ42とを有するコンピュータで構成される。メモリ42は、一次記憶装置であってもよいし、二次記憶装置であってもよい。メモリ42は、プロセッサ41によって実行されるプログラム421を記憶している。
プロセッサ41は、メモリ42に記憶されているプログラム421を実行することによって、選択制御処理411を実行する。選択制御処理411は、複数の微小電極11A,11B,…から、測定回路30に接続しインピーダンスを測定する微小電極を選択するよう電極選択回路20に制御信号を出力する処理である。
選択制御処理411は、各微小電極11A,11B,…とセンサ電極12との間の電流などの測定値と、予め設定された閾値との比較に基づいて、微小電極11A,11B,…のうちの1つの微小電極を選択することを含む。上記閾値は、微小電極が細胞300によって概ね覆われていることを示す値である。一例として、各微小電極11A,11B,…とセンサ電極12との間の電流値が閾値より低い微小電極を選択する。これにより、微小電極11A,11B,…のうちの細胞300が付着している微小電極がインピーダンスの測定に用いられる。
プロセッサ41は、プログラム421を実行することによって抽出処理412を実行する。抽出処理412は、細胞300が付着したときに微小電極11Aとセンサ電極12との間の測定されたインピーダンスから、測定項目に応じて対応する周波数範囲のインピーダンス変化を抽出する処理である。
抽出処理412を実行するために、プロセッサ41は、測定項目F1~F5それぞれについて、対応する周波数範囲を予め記憶している。プロセッサ41は、オペレータの測定項目を指定する操作に基づく操作信号を操作部43から受け付けて、その操作信号から指定された測定項目を特定する。そして、その測定項目に対応した周波数範囲のインピーダンス変化を抽出する
プロセッサ41は、プログラム421を実行することによって算出処理413を実行する。算出処理413は、抽出処理412によって抽出されたインピーダンス変化に基づいて、対応する測定項目の値を算出する処理である。ここでの算出方法は特定の方法に限定されず、上記の測定項目F1~F5それぞれについて知られている、インピーダンス変化からの算出方法を採用し得る。
測定装置100を用いて、図8に示されるような測定方法によって細胞300について指定された測定項目についての測定が行われる。すなわち、図8を参照して、測定方法では、初めに、測定対象とする細胞300を電流が通過するようにセンサ電極対10を配置することが行われる(ステップS101)。ステップS101は、例えば、オペレータが、細胞300が混入した溶液400が封入された容器200の底面にセンサチップを構成するセンサ電極11を、上面にセンサ電極12を配置することである。また例えば、センサチップを構成するセンサ電極11が底面に、センサ電極12が上面に予め配置されている容器200に、オペレータが、細胞300が混入した溶液400を封入することであってもよい。
測定方法では、次に、測定回路30によって微小電極11A,11B,…とセンサ電極12とのそれぞれの間の電流を測定することが行われる(ステップS103)。ステップS103の測定は、操作部43からオペレータによる指示に基づく操作信号が入力されることによってプロセッサ41により行われる。そして、測定方法では、複数の微小電極11A,11B,…のうちの電流値が閾値より低い微小電極11Aが選択される(ステップS105)。
測定方法では、次に、測定回路30によって微小電極11Aとセンサ電極12との間のインピーダンスを測定することが行われる(ステップS107)。ステップS103の測定は、操作部43からオペレータによる指示に基づく操作信号が入力されることによって測定部40のプロセッサ41により行われる。
また、操作部43からの操作信号に従って上記測定項目F1~F5のうちの細胞300についての測定項目に対応した周波数範囲を選択することが行われる(ステップS109)。そして、測定方法では、ステップS107で測定されたインピーダンスのうちのステップS109で選択した周波数範囲のインピーダンス変化が抽出される(ステップS111)。測定方法では、ステップS111で抽出されたインピーダンス変化に基づいて、細胞300の指定された測定項目の測定結果が算出される(ステップS113)。
図9~図11を用いて、センサ電極のサイズとインピーダンス変化との関係について説明する。図9~図11の、「A」が付された曲線が、センサ電極に細胞が付着したときのインピーダンス曲線を表し、「B」が付された曲線が、細胞が付着していないときのインピーダンス曲線を表している。図6に示された周波数範囲f4に相当する各図の範囲f4が、細胞膜301の電気容量に起因する領域である。
図9は、センサ電極が細胞のサイズに対して十分に大きく、多数の細胞が付着しているときのインピーダンス曲線を表している。図9に示されたように、大きいセンサ電極上に多くの細胞が付着している場合には、周波数範囲f4におけるインピーダンスが、細胞が付着いていないときのインピーダンスから大きく変化する。図9のカーブA1は、カーブB1に対して増大している。インピーダンス変化は電流が細胞を通過することに起因するためである。インピーダンス変化が大きいほどセンサ電極に付着した細胞の各項目が正確に測定される。
センサ電極が細胞のサイズに対して十分に大きい場合であっても、図10のように単一やそれに近い微量の細胞しか付着していない場合には、細胞を通過する電流は図9の状態より格段に少なくなる。その結果、図10のカーブA2,B2に示されたように、カーブA2のカーブB2に対する、周波数範囲f4における変化が小さくなる。すなわち、カーブA2はカーブB2に対して、周波数範囲f4において大きく変化していない。従って、この場合、センサ電極に付着した細胞に関する測定精度が低下する。
これに対して、測定装置100は、センサ電極11が微小電極11A,11B,…を含み、微小電極11A,11B,…が細胞300によって完全に覆われることが可能なサイズである。この場合、細胞を通過する電流は図9の場合と同様に多い。そのため、図11に示されたように、測定されたインピーダンス曲線は、図9のインピーダンス曲線と同様にカーブA3がカーブB3に対して増大している。従って、このようにセンサ電極のサイズを測定対象の細胞のサイズに応じて十分に小さくすることで、付着した細胞が単一やそれに近い微量であっても各項目が正確に測定される。
発明者は、微小電極と測定対象の細胞との関係を得るために電極サイズを様々にしてインピーダンス曲線をコンピュータシミュレーションして図12~図18の結果を得た。図12は微小電極の直径Dを12[μm]としたときのインピーダンス曲線のシミュレーション結果、図13は微小電極の直径Dを20[μm]としたときのインピーダンス曲線のシミュレーション結果であって、カーブC3,C5が微小電極11Aに細胞300が付着したときのインピーダンス曲線、カーブC4,C6が細胞300が付着していないときのインピーダンス曲線を示している。
図12のシミュレーションでは、微小電極の直径Dが細胞の直径d(=10μm)と同程度で、やや大きい。図13のシミュレーションでは、微小電極の直径Dが細胞の直径d(=10μm)よりもかなり大きい。
図12において、カーブC3とカーブC4とでは多少乖離しており、インピーダンス変化が読み取られる。図13では、カーブC5とカーブC6とが全周波数帯にわたってほぼ乖離しておらず、インピーダンス変化はほぼ読み取られない。
図14~図18は、図12,図13と同様にして、微小電極の直径Dが2,4,6,8,10[μm]の場合の、微小電極に細胞が付着したときのインピーダンス曲線のシミュレーション結果を表している。また、図19は、図12~図18に示されたインピーダンス曲線を重ねて比較したものである。図12~図18のシミュレーション結果、及び、図19の比較の結果によると、直径Dが2~12[μm]までは、細胞が付着していないときのインピーダンス曲線から乖離しており、インピーダンス変化が読み取られる。一方、20[μm]では乖離がほぼなく、インピーダンス変化が読み取られにくい。
詳しくは、図12~図18に示されたように、微小電極の直径Dが2,4,6,8,10[μm]のときでも微小電極11Aに細胞300が付着したときのインピーダンス曲線は付着していないときのインピーダンス曲線から乖離している。そのため、これら直径のときにもインピーダンス変化が読み取られることがわかった。
また、微小電極の直径Dが細胞300の直径dよりも大きくなるほど、インピーダンス変化が読み取りにくくなることがわかった。これは、微小電極の直径Dが細胞の直径dよりも大きくなるほど、単一やそれに近い微量の細胞が付着したとしても覆われない部分が生じる可能性が高くなるためと考えられる。微小電極の細胞によって覆われていない部分があると、センサ電極対10間に流れる電流の、細胞よりも細胞外、つまり、溶液中を流れる割合が大きくなる。言い換えると、細胞内を流れる割合が小さくなり、細胞によるインピーダンスの変化が小さくなるためである。
以上のシミュレーションより、センサ電極のサイズは、測定対象とする細胞のサイズ程度以下とすることが望ましいことがわかった。具体的には、細胞の形状を球形、微小電極を円形としたとき、センサ電極として選択する微小電極の直径Dの下限は、細胞の直径dの1/10倍、好ましくは1/5倍、より好ましくは2/5倍である。また、上限は、1.2倍、好ましくは1倍、より好ましくは3/5倍である。例えば、直径Dの範囲は、細胞の直径dの1/10~1.2倍、好ましくは1/5~1倍、より好ましくは2/5~3/5倍である。センサ電極の直径Dの上限の一例である細胞の直径dの1.2倍は、微生物粒子のサイズ程度以下の微小サイズと表現したときの微生物粒子のサイズ程度のサイズに相当する。
上の範囲は、細胞の直径dを10[μm]とすると、微小電極の直径Dの下限は、1[μm]、好ましくは2[μm]、より好ましくは4[μm]である。また、上限は、12[μm]、好ましくは10[μm]、より好ましくは6[μm]である。例えば、直径Dの範囲は、細胞の直径dの1~12[μm]、好ましくは2~10[μm]、より好ましくは4~6[μm]である。
なお、実際は微小電極の形状は円形には限定されず、また、細胞の形状も球形には限定されない。その場合も考慮すると、好ましいセンサ電極のサイズは、次のようにも表すことができる。すなわち微小電極の面積の下限は、細胞の直径dの1/100倍、好ましくは1/25倍、より好ましくは4/25倍である。また、上限は、1.44倍、好ましくは1倍、より好ましくは9/25倍である。例えば、直径Dの範囲は、細胞の直径dの1/100~1.44倍、好ましくは1/25~1倍、より好ましくは4/25~9/25倍である。センサ電極の面積の上限の一例である細胞の面積の1.44倍は、微生物粒子のサイズ程度以下の微小サイズと表現したときの微生物粒子のサイズ程度のサイズに相当する。
一方で、センサ電極のサイズを小さくすればするほど、測定対象の細胞が電極に付着する確率が低くなる。この点、測定装置100では、センサ電極11は複数の微小電極11A,11B,…が、基板111上に平面状に配置されて電極チップを構成している。そして、電極選択回路20によって、複数の微小電極11A,11B,…の中から、細胞300が付着した微小電極が選択される。これにより、対象とする細胞が単一又はそれにちかい微量であっても、センサ電極に細胞が付着する確率を格段に向上させることができる。つまり、測定精度と細胞が付着する確率とを両立させることができる。
[第2の実施の形態]
測定装置100では、図5に示された等価回路においてセンサ電極対10間の電流を第1の経路L1の方が第2の経路L2よりも多くすることで測定対象の細胞の測定精度を向上させるものである。そのため、第1の実施の形態では、センサ電極11として微小電極を用いている。センサ電極対10間の電流を第1の経路L1の方が第2の経路L2よりも多くするための構成としては、第1の実施の形態に説明された方法に限定されない。他の例として、図20に示された構成としてもよい。
すなわち、図20を参照して、第2の実施の形態では、センサ電極11用の溶液室201とセンサ電極12用の溶液室202との間を、細い直径の流路203で接続する形状の容器200を用い、溶液室201,202にそれぞれ、センサ電極11,12をセットする。
流路203の直径d1は、測定対象の細胞300の直径dと概ね同じかやや大きい程度の大きさである。この容器に細胞300が混合した溶液400を封入すると、図20に示したように、流路203の断面は、細胞300単体又はそれに近い微量の細胞300で覆われる。その結果、センサ電極対10間の電流が、図5の等価回路において細胞300を通過する第1の経路L1の方が、細胞300を通過しない第2の経路L2よりも多くなる。従って、このような構成でも、第1の実施の形態と同様に、測定装置100での測定精度を向上させることができる。
<3.付記>
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
10 :センサ電極対
11 :センサ電極
11A :微小電極
11B :微小電極
12 :センサ電極
20 :電極選択回路
30 :測定回路
40 :測定部
41 :プロセッサ
42 :メモリ
43 :操作部
100 :測定装置
111 :基板
200 :容器
201 :溶液室
202 :溶液室
203 :流路
300 :細胞
301 :細胞膜
302 :細胞質
400 :溶液
411 :選択制御処理
412 :抽出処理
413 :算出処理
421 :プログラム
500 :等価回路
A1 :カーブ
A2 :カーブ
B1 :カーブ
B2 :カーブ
C1 :カーブ
C2 :カーブ
C3 :カーブ
C4 :カーブ
C5 :カーブ
C6 :カーブ
Cdl :コンデンサ
Cmem :コンデンサ
F1 :測定項目
F2 :測定項目
F3 :測定項目
F4 :測定項目
F5 :測定項目
F6 :測定項目
F7 :測定項目
L1 :第1の経路
L2 :第2の経路
Rccg :抵抗
Rcyt :抵抗
Rsol :抵抗
S101 :ステップ
S103 :ステップ
S105 :ステップ
S107 :ステップ
S109 :ステップ
S111 :ステップ
S113 :ステップ
f1 :周波数範囲
f2 :周波数範囲
f3 :周波数範囲
f4 :周波数範囲
f5 :周波数範囲
f6 :周波数範囲
f7 :周波数範囲
g :間隙

Claims (5)

  1. 測定対象の微生物粒子のサイズ程度以下の微小サイズの複数の微小電極と、センサ電極と、を備えるセンサ電極対において、前記複数の微小電極と前記センサ電極とのそれぞれの間の電流を測定し、
    前記複数の微小電極のうち、測定された電流値が閾値より低い微小電極を、前記微生物粒子が接している微小電極として選択し、
    選択された微小電極と前記センサ電極との間のインピーダンスを測定し、
    測定された前記インピーダンスのインピーダンス変化に基づいて測定結果を得る、
    測定方法。
  2. 前記測定対象の前記微生物粒子は細胞であって、
    前記微小サイズは、測定対象の前記細胞によって完全に覆われることが可能なサイズである
    請求項に記載の測定方法。
  3. 前記複数の微小電極は、平面状に配置された電極チップを構成しており、
    記電極チップは、前記測定対象の前記微生物粒子の保持体に接して配置される
    請求項1又は2に記載の測定方法。
  4. 前記測定結果を得ることは、測定された前記インピーダンスのうちの測定項目に応じた周波数範囲におけるインピーダンス変化に基づいて、前記微生物粒子の前記測定項目についての測定結果を得ることを含む
    請求項1~請求項のいずれか一項に記載の測定方法。
  5. 細胞用の測定装置であって、
    測定対象の細胞のサイズ程度以下の微小サイズの複数の微小電極と、センサ電極と、を備えるセンサ電極対と、
    前記センサ電極間のインピーダンスのインピーダンス変化に基づいて測定結果を得る測定部と、を備え、
    前記測定部は、
    前記センサ電極対において、前記複数の微小電極と前記センサ電極とのそれぞれの間の電流を測定し、
    前記複数の微小電極のうち、測定された電流値が閾値より低い微小電極を、前記細胞が接している微小電極として選択し、
    選択された微小電極と前記センサ電極との間の前記インピーダンスを測定する
    測定装置。
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