JP7459624B2 - ガラス溶解炉、ガラス製造装置及びガラス製造方法 - Google Patents

ガラス溶解炉、ガラス製造装置及びガラス製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ガラス溶解炉、ガラス製造装置及びガラス製造方法に関する。
ガラス溶解炉は、ガラスを溶解させるため炉内が非常に高温になり、その炉壁、天井等は、内面側に炉内温度に耐性を有する耐火レンガにより構成し、さらに、その外側に耐熱ブロックを設けることで炉内の熱を外部に放出しないようにしている。
そして、溶融するガラスの特殊化により、炉内温度が1650℃前後もの高温となる場合、耐火ブロックとして電鋳レンガブロックを使用した、ヴォールト形状のアーチを有する大迫天井構造が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1によれば、ガラス由来の揮発ガス(炉内ガス)が耐火ブロック間の目地を通って炉外へ漏出することで、耐火ブロックの上層に配置された耐熱ブロックが侵食され、ひいては大迫天井構造からの放熱量が増えることが問題となる。そこで、耐火ブロック間の目地を覆うように設けられた緻密質不定形耐火物を有する、ガスリークを遮断する構造(ガスリーク遮断層)が提案されている。
国際公開第2013/179409号
しかし、上記の緻密質不定形耐火物は、耐火ブロック間の目地から漏出する揮発ガスと反応することに加え、耐火ブロックから滲み出たガラス質と反応することにより、耐火ブロックと緻密質不定形耐火物とが固着する。そのため、耐火ブロック間の目地及びその周囲において、緻密質不定形耐火物及び耐熱ブロックが侵食されても、これらを交換できないことがあった。
緻密質不定形耐火物及び耐熱ブロックを配置しなければ、大迫天井構造からの放熱量が多くなり、エネルギー損失の増大が生じることになる。
また、大迫天井構造を構成する耐火ブロックは、ガラスの製造を開始する前段階の熱上げ時に膨張する。ガラス溶解炉の長手方向に関しては、ブロックセグメント同士の間に予め設けた隙間部によって、耐火ブロックの膨張を逃がしている。しかし、隙間部は、耐火ブロック間の目地よりも隙間が大きいため、放熱量が大きい。そこで、隙間部を覆うように緻密質不定形耐火物等を配置すると、上記した固着が顕著に生じてしまうため、緻密質不定形耐火物等が侵食されても、これらを交換できないことがあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、上記の目地や隙間部及びその周囲において、緻密質不定形耐火物等で形成されている遮熱部材、及び耐熱ブロック等を交換可能に配置でき、大迫天井構造からの放熱量を減少させることができるガラス溶解炉、ガラス製造装置及びガラス製造方法を提供することを目的とする。
本発明は下記構成からなる。
(1) 複数の耐火ブロックがアーチ状に配置されたブロック列を有する耐火層と、前記耐火層の上方に配置され、前記耐火ブロックよりも気孔率が大きい耐熱ブロックを有する耐熱層と、を備える大迫天井構造のガラス溶解炉であって、
前記耐火層は、複数の前記ブロック列が前記ガラス溶解炉の長手方向に沿って連なる複数のブロックセグメントと、複数の前記ブロックセグメント同士の間に前記耐火ブロックの前記長手方向への熱膨張を吸収する隙間部とを有し、
前記大迫天井構造は、前記隙間部の上部開口を囲んで内側に第1の空間を画成する第1の遮熱部材を備え、
前記第1の遮熱部材は、気孔率50%以下の耐火物で形成されていることを特徴とするガラス溶解炉。
(2) 溶解炉、成形炉及び徐冷炉を備えるガラス製造装置であって、
前記溶解炉は、(1)に記載のガラス溶解炉である、ガラス製造装置。
(3) 溶解工程、成形工程及び徐冷工程をこの順に含むガラス製造方法であって、
前記溶解工程において、(1)に記載のガラス溶解炉を用いる、ガラス製造方法。
本発明によれば、目地や隙間部及びその周囲において、遮熱部材及び耐熱ブロック等を交換可能に配置でき、大迫天井構造からの放熱量を減少させることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るガラス溶解炉の概略断面図である。 図2は、図1に示すガラス溶解炉を側方から見た概略断面図である。 図3は、耐火層を上方から見た模式的な概略上視図である。 図4は、図2に示す天井部材の隙間部の配置部分を拡大した一部拡大断面図である。 図5は、第2の遮熱部材の一例を示す目地部分の一部拡大断面図である。 図6は、第2の遮熱部材と遮熱板の一例を示す目地部分の一部拡大断面図である。 図7は、ガラス製造方法の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<ガラス溶解炉の構造>
図1は、本発明の一実施形態に係るガラス溶解炉の概略断面図である。図2は、図1に示すガラス溶解炉を側方から見た概略断面図である。図2は、図1のII-II線断面図に相当する。また、図1は、図2のI-I線断面図に相当する。
図1に示すように、本実施形態のガラス溶解炉100は、内部にガラス原料が供給される溶解槽11と、溶解槽11の上方を覆う上部構造物13と、を備える。また、図示はしないが、上部構造物13には加熱用のバーナーが設けられ、溶解槽11には通電電極が設けられる。この溶解槽11は、その外部に設けられた適宜な支持構造体によって支持されているが、支持形態はこれに限らない。
溶解槽11及び上部構造物13は、X方向に延びる形状を有する。図1はX方向に垂直な面の断面図を示し、X方向は溶解槽11の長手方向、Y方向は溶解槽11の短手方向に対応する。図1のZ方向は、ガラス溶解炉100の上下方向に対応する。
ガラス溶解炉100は、上部構造物13のバーナー(不図示)の燃焼、及び溶解槽11の通電電極(不図示)への電圧の印加によって、溶解槽11内部に供給されたガラス原料を溶解する。溶解槽11は、底部15と側壁部17とを備え、溶解して得られた溶融ガラスGを保持する。また、図2に示すように、ガラス溶解炉100のX方向下流側には、溶解槽11の内部に保持された溶融ガラスGを排出するガラス排出路35が設けられる。
上部構造物13は、溶解槽11の側壁部17より上方に立ち上がる横壁部材19と、横壁部材19の上方に配置された天井部材21とを備える。図1に示すように、横壁部材19は上下に延びており、天井部材21はヴォールト形状のアーチを有している。ここで、ヴォールト形状とは、中央部が上方向に凸となるアーチ形状を水平方向(X方向)に延ばして形成した形状である。本明細書では、このヴォールト形状における、アーチ(円弧)を形成している方向を周方向、アーチ形状を水平方向に延ばした方向を長手方向(X方向)ともいう。
天井部材21(大迫天井構造)は、複数の耐火ブロック23がアーチ状に配置されたブロック列を有する耐火層25と、耐火層25の上方に配置され、耐火ブロック23よりも気孔率が大きい耐熱ブロック27を有する耐熱層29と、を備える。
図2に示すように、耐火層25は、複数のブロック列がガラス溶解炉100の長手方向(X方向)に沿って連なる複数のブロックセグメントSEG1、SEG2、SEG3、SEG4と、複数のブロックセグメントSEG1、SEG2、SEG3、SEG4同士の間に耐火ブロック23の長手方向(X方向)への熱膨張を吸収する隙間部Sとを有する。
大迫天井構造は、隙間部Sの上部開口41(図4参照)を囲んで内側に第1の空間45を画成する第1の遮熱部材51を備える。第1の遮熱部材51は、気孔率50%以下の耐火物で形成されている。
大迫天井構造は、耐火層25と耐熱層29との間に、耐火ブロック23間の目地を覆って設けられている目地用遮熱部材59を備え、目地用遮熱部材59は、気孔率50%以下の耐火物で形成されていることが好ましい。これにより、耐火ブロック23間の目地57からの揮発ガスのリークを防止するとともに、断熱効果が高められるので、大迫天井構造からの放熱量が減少するという効果を奏する。
また、大迫天井構造は、耐火層25と耐熱層29との間に、耐火ブロック23間の目地57の上部を囲んで内側に第2の空間61(図5参照)を画成する第2の遮熱部材62を備えてもよい。第2の遮熱部材62は、気孔率50%以下の耐火物で形成されていることが好ましい。これにより、上記の効果に加え、目地57からの熱が拡散されて、遮熱層31が局所的に強く加熱されることを抑制できる。
耐熱層29の上面は、保温部材33によって覆われている。
耐火層25は、ヴォールト形状であるため、重力により自立して一体的に構成され、複数の耐火ブロック23が周方向に沿ってアーチ状に配置されたブロック列を、長手方向に沿って複数列有している。ブロック列は、所定の列数ごとに1つのブロックセグメントとして纏められる。
<耐火層>
図3は、耐火層25を上方から見た模式的な概略上視図である。
図3においては、周方向に12個の耐火ブロック23が配置されたブロック列を長手方向に3列連ねた4つのブロックセグメントSEG1、SEG2、SEG3、SEG4が示されている。
ブロックセグメント内の各耐火ブロック23は、互いに隙間無く詰めた状態で配置される。つまり、耐火ブロック23は、ブロック間の隙間が大きく開かないようにブロック同士の接触部分は滑らかに、そして、隣接したブロック同士が対応した形状に形成される。長手方向に沿ったブロックセグメント同士の間には、間隔ΔLの隙間部Sが設けられている。
ブロックセグメント間の隙間部Sは、ガラスの製造を開始する前段階の熱上げ時に、耐火ブロック23の長手方向への熱膨張を吸収するための集中膨張部として機能する。具体的には、隙間部Sは、ガラス溶解炉100の熱上げ開始前に所定の間隔が空けられ、熱上げ時に耐火ブロック23の熱膨張によって狭くなるが、熱上げ終了後に隙間部Sが完全に塞がれることはなく、その間隔はΔLとなる。隙間部Sの間隔は、例えば、熱上げ開始前が10mm以上50mm以下、熱上げ終了後が0mmを超え20mm以下である。
耐火ブロック23は、耐火性及びガラス蒸気(揮発ガス)に対する耐食性を有する。耐火ブロック23は、アルミナ質、ジルコニア質、アルミナ・ジルコニア質及びアルミナ・ジルコニア・シリカ質からなる群から選ばれる1以上である耐火物の電鋳レンガブロックであることが好ましい。シリカ質、ムライト質などの耐火物の耐火ブロックが用いられてもよい。なお、本明細書では、シリカ質とはSiOを主成分とする意味で使用し、ムライト質等も同様の意味で使用する。ここで、主成分とは成分含有量(アルミナ・ジルコニア・シリカ質のような場合にはAl、ZrO及びSiOの合計)が50質量%以上のものをいう。
ここで用いる耐火ブロック23は、ガラス溶解炉100の操業条件に応じて適宜選択できる。例えば、バーナーの支燃性ガスとして酸素ガス又は酸素濃度を高めたガスを用いる酸素燃焼方式のガラス溶解炉の場合には、耐火温度、耐食性の高い電鋳レンガブロックが好ましく、特に、アルミナ・ジルコニア質の電鋳レンガブロックが好ましい。
電鋳レンガブロックは、焼成レンガブロックに比べて、高温で溶解した溶融ガラスGに対して高い耐食性を有しており、溶融ガラスGを汚染しにくい、という優れた特性を有する。また、電鋳レンガブロックは、焼成レンガブロックに比べて比抵抗が低いという特性も有する。
電鋳レンガブロックとしては、AZS系電鋳レンガ、ジルコニア系電鋳レンガ、又はアルミナ系電鋳レンガが挙げられる。
<遮熱層>
図1及び図2に示すように、耐火層25と耐熱層29との間に、第1の遮熱部材51(図2参照)を含む遮熱層31が形成されていることが好ましい。遮熱層31は、更に遮熱ブロック30、60と、目地用遮熱部材59とを有する。
遮熱ブロック30は、耐火層25の上に配置される。目地用遮熱部材59は、耐火層25の外表面に設けられ、耐火ブロック23間の目地57を覆って、目地57からの揮発ガスのリークを防止する。遮熱ブロック60は、目地用遮熱部材59の上に配置される。遮熱ブロック30、60は、断熱不定形耐火物で形成されていることが好ましい。また、目地用遮熱部材59は、緻密質不定形耐火物で形成されていることが好ましい。
なお、遮熱層31は、耐火ブロック23と第1の遮熱部材51の外側面を覆うように、緻密質不定形耐火物や断熱不定形耐火物を塗布して形成してもよい。
いずれの場合にも、遮熱層31は、耐火層25の外表面に一体的に、且つ、気密に形成される。これにより、耐火ブロック23の膨張による上方への盛り上がりが生じても、耐火ブロック23間の隙間が大きく空いてしまうことがない。このように、遮熱層31は、ガスリークを有効に防止して、炉内の熱や、揮発ガスが外部に漏出するのを防止する。
緻密質不定形耐火物で形成されている目地用遮熱部材59は、耐火ブロック23上で緻密な組織を構築してガスリークを確実に防止する。緻密質不定形耐火物は、その嵩比重が110℃で3.0以上であると好ましく、3.1以上がより好ましい。
緻密質不定形耐火物としては、揮発ガスとの反応にも強い成分が好ましく、その場合には、アルミナ質とし、Alを、耐火物中に85質量%以上、より好ましくは90質量%以上含有する耐火物とする。緻密質不定形耐火物としては、例えば、AGCセラミックス株式会社製の高アルミナ質セルフフローキャスタブル材(型番 RF-SRC1)等が挙げられる。
断熱不定形耐火物は、110℃における嵩比重が1.2以下であると好ましく、1.1以下がより好ましい。また、断熱不定形耐火物は、1000℃における熱伝導率が0.7W/(m・K)以下であると好ましく、0.6W/(m・K)以下がより好ましい。
断熱不定形耐火物としては、アルミナ質、ジルコニア質、アルミナ・ジルコニア質、アルミナ・ジルコニア・シリカ質などが使用できるが、耐熱性と、ガラスへの耐食性の点で、アルミナ・ジルコニア質が好ましい。アルミナ・ジルコニア質としては、AlとZrOを合わせた含有量が80質量%以上であると好ましく、85質量%以上がより好ましい。断熱不定形耐火物としては、例えば、サーモテクトウォール(登録商標)(AGCセラミックス株式会社製 型番 TMT1600)等が挙げられる。
<耐熱層>
耐熱層29は、複数の耐熱ブロック27、28を有して構成され、第1の遮熱部材51の一部(遮熱板49)を含む。耐熱ブロック27は、遮熱層31の上に配置される。耐熱ブロック28は、第1の遮熱部材51の上に配置される。なお、耐熱層29は、第1の遮熱部材51の一部(遮熱板49)を含まなくてもよい。この場合、遮熱板49は、遮熱層31に含まれることになる。
耐熱ブロック27、28は、大迫天井構造の断熱効果を高めて、炉内の熱を外部に逃がしにくくしている。耐熱ブロック27、28は、アルミナ・ジルコニア質の耐火物で形成されていることが好ましい。この耐火物は、耐火ブロック23の耐火物よりも軽量で、嵩比重が小さく、熱伝導率が低い素材である。これにより、天井部材21自体の重量の増加を抑えつつ、断熱効果を向上できる。
耐熱ブロック27、28は、110℃における嵩比重が1.2以下であり、1000℃における熱伝導率が0.7W/(m・K)以下であることが好ましい。これにより、軽量性、断熱性に優れた大迫天井構造を提供できる。
耐熱ブロック27、28は、不定形耐火物により形成されることが好ましく、予めブロック状に成形(プレキャスト)及び乾燥しておき、それを耐火ブロック23や第1の遮熱部材51の上に載置、固定してもよい。また、耐火ブロック23や第1の遮熱部材51の上に、不定形耐火物などを吹付け、流し込み、小手塗り、スタンピング等で、所望の位置に所望の形状となるように形成してもよい。耐熱ブロック27、28は、例えばサーモテクトウォール(登録商標)(AGCセラミックス株式会社製 型番 TMT1600)により形成できる。なお、遮熱ブロック30、60の上に配置される耐熱ブロック27は、遮熱ブロック30、60により大迫天井構造からの放熱量を減少できているので、より安価なA類耐火断熱れんが等であってもよい。
<保温部材>
保温部材33は、無機繊維を含有する、繊維織物又は固形ボードであることが好ましい。保温部材33は、耐熱ブロック27、28上に交換可能に配置される。無機繊維は、SiO、MgO及びCaOを含む人造鉱物繊維、又はセラミックファイバーを含むことが好ましい。保温部材33を繊維織物で構成することで、保温部材33の配置自由度、形状自由度を高められる。また、これら無機繊維は、耐熱ブロック27、28と接する部分の温度が900℃~1300℃の高温に達した場合でも、熱ダメージを殆ど受けることがない優れた耐熱性を有する。保温部材33の厚さは、10~100mm、好ましくは30~70mm、更に好ましくは40~60mmである。
溶融ガラスGがアルカリ金属を含有するガラス(例えば、ソーダライムガラス)である場合、炉内からの揮発ガスにNa成分が含まれる。また、溶融ガラスGがアルカリ金属を実質的に含有しない無アルカリガラスであっても、耐火ブロック23がNa成分を含有する耐火物からなる場合、耐火ブロック23に含まれるNa成分が揮発することで、炉内からの揮発ガスにNa成分が含まれる。
揮発ガスのNa成分が遮熱層31で結露すると、遮熱層31とNa成分とが反応し、遮熱層31の融点を低下させる。このため、遮熱層31は揮発ガスに晒されると溶損することになり、遮熱層31の交換サイクルを早めてしまう。このことは耐熱ブロック27、28についても同様であり、溶損によって耐熱ブロック27、28の交換サイクルを早めてしまう。
そこで、保温部材33は、耐熱ブロック27、28と接する部分の温度が900℃以上であることが好ましい。揮発ガスのNa成分が凝集する温度は800~950℃程度であり、900℃以上の温度では凝集が生じにくくなるからである。なお、耐熱ブロック27、28と接する部分の温度は、熱電対を用いて測定した温度である。
そのため、耐熱ブロック27、28の上面は、保温部材33で覆われていることが好ましい。この構成によれば、耐熱ブロック27、28に揮発ガスのNa成分の凝集が生じにくくなり、耐熱ブロック27、28の損傷を抑制できる。
一方、保温部材33は、揮発ガスのNa成分の凝集が生じるため、凝集状態に応じて、又は定期的に交換することが好ましい。保温部材33は、天井部材21の最も外側に配置される部材であるため、その交換作業は炉体の分解作業を伴わず、簡便な作業で済む。
なお、保温部材33は、上記したように、無機繊維を含有する固形ボードを用いることもできる。固形ボードとしては、ニチアス株式会社製のファインフレックス(登録商標)1300ハードボード等の板材等が挙げられる。
<耐火ブロックのブロックセグメント間の遮熱層の具体的構造>
図4は、図2に示す天井部材21の隙間部Sの配置部分Pを拡大した一部拡大断面図である。
耐火層25においては、ブロックセグメントSEG1の耐火ブロック23と、ブロックセグメントSEG2の耐火ブロック23との間に隙間部Sが設けられている。
耐火層25の上層に配置される遮熱層31では、隙間部Sの上部開口41の位置に、上部開口41を囲む第1の空間45が設けられる。第1の空間45は、X方向(長手方向)に長さL、Z方向に高さHの矩形断面を有し、Y方向に連続する空間を有する。この第1の空間45は、上部開口41から約L/2だけ離間した位置に配置された一対の遮熱壁47A、47Bと、上部開口41に対向する耐熱層29に設けられた遮熱板49と、耐火ブロック23の上面とによって画成される。一対の遮熱壁47A、47Bと遮熱板49からなる第1の遮熱部材51は、隙間部Sから放出される炉内の熱や揮発ガスを、第1の空間45に閉じ込める。
第1の遮熱部材51は、気孔率が50%以下の耐火物で形成される。これにより、第1の遮熱部材51の強度を確保しながら、大迫天井構造の断熱効果を高めることができる。第1の遮熱部材51の気孔率は、好ましくは40%以下、更に好ましくは30%以下、より好ましくは20%以下である。なお、本明細書における気孔率及び嵩比重は、JIS R2205の「耐火れんがの見掛気孔率・吸水率・比重の測定方法」に準じて測定した。
第1の遮熱部材51は、アルミナ質、ジルコニア質、アルミナ・ジルコニア質及びアルミナ・ジルコニア・シリカ質からなる群から選ばれる1以上の耐火物であることが好ましい。これにより、耐熱性と揮発ガスに対する耐食性を高めることができる。耐火物としては、例えば、AGCセラミックス株式会社製の高アルミナ質セルフフローキャスタブル材(型番 RF-SRC1)等が挙げられる。
また、第1の遮熱部材51は、110℃における嵩比重が3.0以上であり、Alを85質量%以上含有するアルミナ質の耐火物であることが好ましい。これにより、緻密な組織を構築してガスリークを確実に防止するとともに、揮発ガスに対する耐食性を高めることができる。
また、第1の遮熱部材51は、ジルコン質、アルミナ・ジルコン質、シリマナイト質、スピネル質、ムライト質及びデンシスジルコン質からなる群から選ばれる1以上の耐火物であることが好ましい。これにより、耐熱性と揮発ガスに対する耐食性を高めることができる。
第1の遮熱部材51は、不定形耐火物の吹付け、流し込み、小手塗り、スタンピング等により形成できるが、予めブロック状に成形した部材を、耐熱層29と遮熱層31の対応する位置に配置する形態であってもよい。
また、遮熱板49の形態は、上側が耐熱ブロック28と同様の耐火物からなり、下側が気孔率50%以下の耐火物からなる2層ブロックの形態であってもよい。これにより、遮熱板49の組み付け作業や交換作業が煩雑にならず、製造コスト、メンテナンスコストを低減できる。
第1の空間45の高さHは、20mm以上であることが好ましい。高さHは、より好ましくは25mm以上、更に好ましくは30mm以上である。その場合、隙間部Sからの熱が第1の空間45の中で拡散され、遮熱板49における隙間部Sの直上の位置が集中して加熱されることがない。その結果、遮熱板49から耐熱層29の広い範囲に均等に熱伝達され、耐熱層29の急峻な温度上昇が抑制される。また、第1の空間45の高さHが高いほど、第1の空間45に露出する第1の遮熱部材51の面積を大きく確保できるため、炉内から隙間部Sを通じて入り込む熱が、第1の遮熱部材51の広い面積で熱交換される。
また、第1の空間45の高さHと、第1の空間の長手方向の長さLとの比H/Lは、0.1~1であることが好ましい。比H/Lは、より好ましくは0.2以上、更に好ましくは0.3以上である。また、比H/Lは、より好ましくは0.9以下、更に好ましくは0.8以下である。
隙間部Sの上部開口41には、長手方向に隙間部Sよりも広幅な溝部53が形成され、溝部53には、上部開口41を塞ぐ蓋部材55が配置されていることが好ましい。蓋部材55は、炉内からの熱や揮発ガスを遮蔽して、隙間部Sを通じて第1の空間45内に入り込む熱量や揮発ガスの量を低減する。
また、遮熱層31には、耐火ブロック23間の目地57を覆う、第1の遮熱部材51と同様の材料からなる目地用遮熱部材59を設けることが好ましい。その場合、目地用遮熱部材59の上には、遮熱ブロック30と同様の材料からなる遮熱ブロック60を配置することが好ましい。目地用遮熱部材59が目地57を覆って配置されることで、炉内からの熱や揮発ガスが、目地57の位置で集中的に遮熱層31へ入り込むことを抑制できる。なお、目地用遮熱部材59の形状は、図4に示す板状に限らない。
図5は、第2の遮熱部材の一例を示す目地部分の一部拡大断面図である。図6は、第2の遮熱部材と遮熱板の一例を示す目地部分の一部拡大断面図である。大迫天井構造は、図4の目地用遮熱部材59の代わりに、図5、図6の第2の遮熱部材62を備えてもよい。
図5に示すように、第2の遮熱部材62は、目地57の上部を断面門型に囲んで配置され、内側に第2の空間61を画成する構成にしてもよい。この構成によれば、炉内からの熱や揮発ガスが目地57を通じて第2の空間61に入り込む。これにより、目地57からの熱が拡散されて、遮熱層31が局所的に強く加熱されることを抑制できる。また、目地57からの揮発ガスの流れの勢いが緩和され、遮熱層31への流れ込みを抑制できる。
また、図6に示すように、上記した第2の遮熱部材62内の第2の空間61に、第2の遮熱部材62と同様の材料からなる遮熱板63を配置してもよい。遮熱板63が目地57の直上を覆うことで、断熱効果と揮発ガスの遮蔽効果をより向上できる。
以上説明したように、本実施形態のガラス溶解炉によれば、耐火ブロック23の熱膨張を逃がすための隙間部Sを設けても、隙間部Sからの放熱による耐熱ブロック27や遮熱層31の溶損が生じにくくなる。よって、ガラス溶解炉100は、熱効率を低下させることなく、第1の遮熱部材51及び耐熱ブロック27、28、保温部材33等を容易に交換でき、メンテナンス性の向上と低コスト化が図れた構成にできる。
<ガラス製造装置及びガラス製造方法>
次に、溶解炉として本実施形態のガラス溶解炉を用いたガラス製造装置及びガラス製造方法について説明する。図7は、ガラス製造方法の手順を示すフローチャートである。
ガラス原料をガラス溶解炉内に供給し、バーナーの火炎をガラス原料に向かって放射することにより、ガラス原料を加熱して溶解する(溶解工程S1)。バーナーの火炎によって加熱すると共に、複数の通電電極に電圧を印加することによって通電し、ガラス原料を加熱してもよい。
ガラス原料を溶解して得られた溶融ガラスは、ガラス溶解炉より下流側に設けられた成形炉で成形される(成形工程S2)。成形されたガラスは、成形炉より下流側に設けられた徐冷炉で徐冷され、ガラス物品となる(徐冷工程S3)。
ガラス物品としてガラス板を得るには、例えばフロート法が用いられる。フロート法は、フロートバス内に収容される溶融金属(例えば、溶融スズ)上に導入された溶融ガラスを帯板状のガラスリボンとする方法である。ガラスリボンは、溶融金属から引き上げられ、徐冷炉内で搬送されながら徐冷され、板ガラスとなる。板ガラスは、徐冷炉から搬出された後、切断機によって所定の寸法形状に切断され製品であるガラス板となる。
また、ガラス板を得るのに別の成形方法として、フュージョン法を用いてもよい。フュージョン法は、樋状部材の左右両側の上縁から溢れ出した溶融ガラスを、樋状部材の左右両側面に沿って流下させ、左右両側面が交わる下縁で合わせることにより、帯板状のガラスリボンとする方法である。溶融ガラスリボンは、鉛直方向下方に移動しながら徐冷され、板ガラスとなる。板ガラスは、切断機によって所定の寸法形状に切断され、製品であるガラス板となる。
このように、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、実施形態の各構成を相互に組み合わせることや、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
11 溶解槽
13 上部構造物
15 底部
17 側壁部
19 横壁部材
21 天井部材
23 耐火ブロック
25 耐火層
27、28 耐熱ブロック
29 耐熱層
30、60 遮熱ブロック
31 遮熱層
33 保温部材
41 上部開口
45 第1の空間
47A、47B 遮熱壁
49 遮熱板
51 第1の遮熱部材
53 溝部
55 蓋部材
57 目地
59 目地用遮熱部材
61 第2の空間
62 第2の遮熱部材
63 遮熱板
100 ガラス溶解炉

Claims (19)

  1. 複数の耐火ブロックがアーチ状に配置されたブロック列を有する耐火層と、前記耐火層の上方に配置され、前記耐火ブロックよりも気孔率が大きい耐熱ブロックを有する耐熱層と、を備える大迫天井構造のガラス溶解炉であって、
    前記耐火層は、複数の前記ブロック列が前記ガラス溶解炉の長手方向に沿って連なる複数のブロックセグメントと、複数の前記ブロックセグメント同士の間に前記耐火ブロックの前記長手方向への熱膨張を吸収する隙間部とを有し、
    前記大迫天井構造は、前記隙間部の上部開口を囲んで内側に第1の空間を画成する第1の遮熱部材を備え、
    前記第1の遮熱部材は、気孔率50%以下の耐火物で形成され
    前記耐熱ブロックが、前記第1の遮熱部材の上に配置されていることを特徴とするガラス溶解炉。
  2. 前記耐火層と前記耐熱層との間に、前記第1の遮熱部材を含む遮熱層が形成されている、請求項1に記載のガラス溶解炉。
  3. 前記第1の遮熱部材は、アルミナ質、ジルコニア質、アルミナ・ジルコニア質及びアルミナ・ジルコニア・シリカ質からなる群から選ばれる1以上の耐火物である、請求項1又は2に記載のガラス溶解炉。
  4. 前記第1の遮熱部材は、110℃における嵩比重が3.0以上であり、Alを85質量%以上含有するアルミナ質の耐火物である、請求項1又は2に記載のガラス溶解炉。
  5. 前記第1の遮熱部材は、ジルコン質、アルミナ・ジルコン質、シリマナイト質、スピネル質、ムライト質及びデンシスジルコン質からなる群から選ばれる1以上の耐火物である、請求項1又は2に記載のガラス溶解炉。
  6. 前記第1の空間の高さは20mm以上である、請求項1~5のいずれか1項に記載のガラス溶解炉。
  7. 前記第1の空間の高さHと、前記第1の空間の前記長手方向の長さLとの比H/Lは、0.1~1である、請求項1~6のいずれか1項に記載のガラス溶解炉。
  8. 前記隙間部の上部開口には、前記長手方向に前記隙間部よりも広幅な溝部が形成され、
    前記溝部には、前記上部開口を塞ぐ蓋部材が配置されている、請求項1~7のいずれか1項に記載のガラス溶解炉。
  9. 前記大迫天井構造は、前記耐火層と前記耐熱層との間に、前記耐火ブロック間の目地を覆って設けられている目地用遮熱部材を備え、
    前記目地用遮熱部材は、気孔率50%以下の耐火物で形成されている、請求項1~のいずれか1項に記載のガラス溶解炉。
  10. 前記大迫天井構造は、前記耐火層と前記耐熱層との間に、前記耐火ブロック間の目地の上部を囲んで内側に第2の空間を画成する第2の遮熱部材を備え、
    前記第2の遮熱部材は、気孔率50%以下の耐火物で形成されている、請求項1~のいずれか1項に記載のガラス溶解炉。
  11. 前記耐熱ブロックの上面は保温部材で覆われている、請求項1~10のいずれか1項に記載のガラス溶解炉。
  12. 前記保温部材は、無機繊維を含有する、繊維織物又は固形ボードである、請求項11に記載のガラス溶解炉。
  13. 前記無機繊維は、SiO、MgO及びCaOを含む人造鉱物繊維、又はセラミックファイバーを含む、請求項12に記載のガラス溶解炉。
  14. 前記保温部材は、前記耐熱ブロックと接する部分の温度が900℃以上である、請求項11~13のいずれか1項に記載のガラス溶解炉。
  15. 前記耐火ブロックは、アルミナ質、ジルコニア質、アルミナ・ジルコニア質及びアルミナ・ジルコニア・シリカ質からなる群から選ばれる1以上である耐火物の電鋳レンガブロックである、請求項1~14のいずれか1項に記載のガラス溶解炉。
  16. 前記耐熱ブロックは、アルミナ・ジルコニア質の耐火物で形成されている、請求項1~15のいずれか1項に記載のガラス溶解炉。
  17. 前記耐熱ブロックにおいて、110℃における嵩比重は1.2以下であり、1000℃における熱伝導率は0.7W/(m・K)以下である、請求項16に記載のガラス溶解炉。
  18. 溶解炉、成形炉及び徐冷炉を備えるガラス製造装置であって、
    前記溶解炉は、請求項1~17のいずれか1項に記載のガラス溶解炉である、ガラス製造装置。
  19. 溶解工程、成形工程及び徐冷工程をこの順に含むガラス製造方法であって、
    前記溶解工程において、請求項1~17のいずれか1項に記載のガラス溶解炉を用いる、ガラス製造方法。
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