JP7459548B2 - 人数推定システム、人数推定装置、人数推定方法及び人数推定プログラム - Google Patents

人数推定システム、人数推定装置、人数推定方法及び人数推定プログラム Download PDF

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Description

本発明は、人数推定システム、人数推定装置、人数推定方法、及び人数推定プログラムに関する。
近年、イベント会場への来場者数やショッピングモールなどにおける群衆の人数を推定する方法として、スマートフォンなどから送信されるWi-Fiのプローブ要求信号を測定し、設定した時間幅の中で測定された識別情報を数え、それを基に人数を推定する方法が提案されている。
例えば、特許文献1は、携帯型無線端末から送信されるプローブ要求信号を検知し、設定時間内に検知されるプローブ要求に含まれる識別子の数をカウントする方法を開示している。そして、特許文献1は、施設の周囲環境にかかわるパラメータを用いた推定アルゴリズムによって施設の利用者を推定する方法を開示している。ここで、特許文献1は、識別子としてMAC(Media Access Control)アドレスが用いられること、人数を数えるデータの時間幅として「10分間」という例が用いられること、とを開示している。
さらに、特許文献2は、一般のユーザーのプライバシーを保護する複数の方法を提案している。その一つは、プローブ要求信号に含まれる送信元MACアドレスを検証し、ローカルアドレスが割り当てられた端末のみを追跡する方法である。ここで、特許文献2は、識別子ごとにスライドするタイムウィンドウを用いて単体データを生成しており、そのタイムウィンドウとして「10数秒から1分程度」という例を開示している。
これらの背景技術に係る技術では、プローブ要求信号に含まれるMACアドレスが、識別子として用いられている。スマートフォンなどから送信されるプローブ要求信号は、数十秒から数分の間隔で間欠的に送信される。そのため、背景技術に係る技術では、ある程度の時間幅が設定され、その期間に測定された識別情報の数を基に,人数が推定されている。
特許第6023280号公報 特開2019-087961号公報
しかしながら、プローブ要求信号に含まれる送信元MACアドレスを識別子とし、設定時間内に検知された数を基に,群衆の人数を推定する方法には、以下の課題がある。IEEE802.11の規格では、端末ごとに固有で不変のMACアドレスの値が割り当てられることになっている。それを前提に、特許文献1に係る技術は、MACアドレスの数を数えて人数を推定している。しかし、近年、プローブ要求信号に含める送信元MACアドレスを、グローバルネットワークに割り当てられている真のMACアドレス(グローバルMACアドレス)ではなく、ローカルネットワークに割当された仮のMACアドレス(ローカルMACアドレス)にする端末が存在する。この端末のなかには、本願発明者が検証したところによると、そのローカルMACアドレスを十数秒ごとに変更する端末が存在する。
ここで、プローブ要求信号を数える設定時間が長く設定されていると、その間に同じ端末が、異なるローカルMACアドレスを含んだプローブ要求信号を複数送信することがある。この場合、MACアドレスの数が実際に存在する端末数よりも多くカウントされてしまう。
一方、プローブ要求信号を数える設定時間を例えば数秒程度に短くし、対象端末がローカルMACアドレスを変更する間隔よりも短くすることによって、同じ端末を重複して数えることを避ける方法もある。しかしこの場合、もともとスマートフォンから送信されるプローブ要求信号は、数重秒から数分の間隔で間欠的に送信されるため、設定時間内に送信されない可能性が高くなる。この場合、MACアドレスの数が実際に存在する端末数よりも少なくカウントされてしまう。
したがって、グローバルMACアドレスが割当された端末数のカウントは正確に行われるが、一定間隔でローカルMACアドレスを変更するローカルMACアドレスが割当された端末が存在するため、その端末数のカウントが正確に行われない。そのため、実際の端末数を正確にカウントすることは難しい。よって、人数を精度よく推定することが難しいという問題点がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、人数を精度よく推定する人数推定システム、人数推定装置、人数推定方法、及び人数推定プログラムを提供することを目的とする。
本開示に係る人数推定システムは、端末から送信される信号を取得する取得装置と、前記信号を用いて人数推定を行う人数推定装置と、を備え、前記人数推定装置は、所定時間内に取得した前記信号をグループにするグループ化手段と、グループ内の前記信号から前記端末の第1の識別子を抽出する抽出手段と、前記第1の識別子を、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子と、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子と、に分類する分類手段と、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子を計数する計数手段と、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子の数を用いて人数を推定する推定手段と、を有する。
本開示に係る人数推定システムは、端末から送信される信号を取得する取得装置と、前記信号を用いて人数推定を行う人数推定装置と、を備え、前記人数推定装置は、所定時間内に取得した前記信号をグループにするグループ化手段と、グループ内の前記信号からユニークな前記端末の第1の識別子を抽出する抽出手段と、グループ内の前記信号に対して、前記信号に含まれる複数の値を用いて第2の識別子を作成する作成手段と、前記第1の識別子を、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子と、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子と、に分類する分類手段と、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子及びユニークな第2の識別子を計数する計数手段と、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子の数と前記第2の識別子の数とを用いて、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子を有する前記端末の数を推定し、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子の数とローカルネットワークに割当された前記第1の識別子を有する前記端末の数とを用いて、人数を推定する推定手段と、を有し、前記信号に含まれる複数の値は、前記所定時間内における変化が所定値以下であるとして予め選択された値である。
本開示に係る人数推定装置は、所定時間内に取得した端末の信号をグループにするグループ化手段と、グループ内の前記信号から前記端末の第1の識別子を抽出する抽出手段と、前記第1の識別子を、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子と、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子と、に分類する分類手段と、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子を計数する計数手段と、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子の数を用いて人数を推定する推定手段と、を有する。
本開示に係る人数推定方法は、所定時間内に取得した端末の信号をグループにするグループ化ステップと、グループ内の前記信号から前記端末の第1の識別子を抽出する抽出ステップと、前記第1の識別子を、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子と、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子と、に分類する分類ステップと、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子を計数する計数ステップと、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子の数を用いて人数を推定する推定ステップと、を有する。
本開示に係る人数推定プログラムは、所定時間内に取得した端末の信号をグループにするグループ化ステップと、グループ内の前記信号から前記端末の第1の識別子を抽出する抽出ステップと、前記第1の識別子を、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子と、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子と、に分類する分類ステップと、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子を計数する計数ステップと、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子の数を用いて人数を推定する推定ステップと、を有する。
本発明により、人数を精度よく推定する人数推定システム、人数推定装置、人数推定方法、及び人数推定プログラムを提供することができる。
第1の実施形態に係る人数推定システムの構成を説明するためのブロック図である。 第2の実施形態に係る人数推定システムの構成を説明するためのシステム構成図である。 第2の実施形態に係るセンサの構成を詳細に示したブロック図である。 第2の実施形態に係る解析サーバの構成を詳細に示したブロック図である。 第2の実施形態に係る端末がプローブ要求信号を送信する平均間隔あたりの端末の累積度数分布を示したグラフである。 第2の実施形態に係る端末がプローブ要求信号を送信する平均間隔あたりの端末10の累積度数分布を示したグラフ(拡大図)である。 1分間あたりのユニークなMACアドレスの総数とそのうちグローバルMACアドレスの数を示すグラフである。 第2の実施形態にかかる解析サーバの演算部が測定データから人数を推定するための、対象の場所にいる群衆の分類図である。 第2の実施形態に係るセンサの処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態にかかる解析サーバの処理を示すフローチャートである。 管理フレームの代表的なフレームフォーマットを示すブロック図である。 第3の実施形態にかかる解析サーバの処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態にかかる解析サーバ30におけるローカルMACアドレスが割当された端末10の数の推定方法を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る解析サーバ30処理を示したフローチャートである。
以下では、本開示を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略する。
(第1の実施形態)
以下、本開示の第1の実施形態について説明する。
はじめに、図1を用いて、第1の実施形態に係る人数推定システム100の構成について説明する。図1は、第1の実施形態に係る人数推定システム100の構成を示すブロック図である。人数推定システム100は、取得装置1と人数推定装置2を備える。取得装置1は、無線端末から送信される信号を取得する。人数推定装置2は、その信号を用いて人数推定を行う。
第1の実施形態に係る人数推定システム100の動作について説明する。まず、取得装置1は、無線端末から送信される信号を取得する。次に、人数推定装置2は、所定時間内に取得した信号をグループにする。次に、グループ内の信号から端末の識別子を抽出する。人数推定装置2は、識別子を、グローバルネットワークに割当された識別子と、ローカルネットワークに割当された識別子と、に分類する。人数推定装置2は、グローバルネットワークに割当された識別子を計数する。人数推定装置2は、グローバルネットワークに割当された識別子の数を用いて人数を推定する。なお、識別子は、例えばMACアドレスである。
(第2の実施形態)
続いて、図2、図3、及び図4を用いて、本開示の第2の実施形態に係る人数推定システム200の構成について説明する。
まず、図2を用いて、第2の実施形態に係る人数推定システム200の構成を説明する。図2は、第2の実施形態に係る人数推定システム200の構成を説明するためのシステム構成図である。人数推定システム200は、端末10、センサ20、及び解析サーバ30を備える。
人数推定システム200では、センサ20が、対象の場所に存在する端末10から送信される無線信号を測定する。そして、解析サーバ30が、その測定結果を解析することによって対象の場所にいる群衆の人数を推定する。なお、対象の場所とは、センサ20が端末10から送信される無線信号を測定できる範囲のことを示す。
端末10は、無線信号をセンサ20に送信する機能を有する例えば携帯型無線端末であり、スマートフォン、タブレット、ノートPC、携帯型音楽プレーヤー、可搬型家庭用ゲーム機などIEEE802.11規格に基づくWi-Fi機能を有する端末である。さらに、端末10は、無線信号としてWi-Fi規格に基づくプローブ要求信号などの信号を送信する。プローブ要求信号は、MACアドレスを含む。そして、MACアドレスは、センサ20及び解析サーバ30が端末10を識別するための識別子として利用できる。
続いて、図3を用いて、センサ20の構成を詳細に説明する。図3は、第2の実施形態に係るセンサ20の構成を詳細に示したブロック図である。センサ20は、例えば、汎用の小型PCである。センサ20は、Wi-Fiモジュール21、時刻付与部22、記憶部23、演算部24、及び外部通信モジュール25を備える。センサ20は、周囲の端末10から送信された信号を測定し、受信時刻を付与した測定結果を解析サーバ30に送信する。センサ20は、イーサネット(登録商標)などの有線通信回線、及びLTEやWi-FiやLPWAなどの無線通信回線によって、測定結果を解析サーバ30に送信する。
Wi-Fiモジュール21は、アンテナと受信機とベースバンドICを有し、Wi-Fi信号を送受信する。例えばWi-Fiモジュール21は、センサ20の周囲の端末10から送信されるWi-Fi信号を測定する。時刻付与部22は、Wi-Fiモジュール21が受信したWi-Fi信号に受信時刻を付与する。
記憶部23は、測定したWi-Fi信号の内容を記憶する。例えば、記憶部23は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はフラッシュメモリ等の記憶装置である。演算部24は、記憶部23に保存された測定データを用いて人数を推定する。演算部24は、プロセッサとメインメモリを有する。プロセッサは、例えば、マイクロプロセッサ、MPU(Micro Processing Unit)、又はCPU(Central Processing Unit)であってもよい。演算部24は、複数のプロセッサを含んでもよい。メインメモリは、プロセッサの動作に必要なプログラムやデータを一時的に保持する揮発性メモリ(主記憶装置)である。メインメモリは、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)などである。なお、センサ20は、記憶部23及び演算部24をその構成を有しておらず、後述の解析サーバ30がその構成を有していてもよい。
外部通信モジュール25は、イーサネット接続モジュールやWi-FiモジュールやLTEドングルなどを含み、解析サーバ30と通信する。
なお、Wi-Fiモジュール21は、センサ20の外部に備えられてセンサ20にUSB接続する構成であってもよい。また、Wi-Fiモジュール21は、Wi-Fiによって解析サーバ30と無線通信する場合、端末10の無線通信を検知するためのWi-Fiモジュール21とは別のWi-Fiモジュール21を設ける。この場合、センサ20は、複数のWi-Fiモジュール21を使用することになり、少なくとも1つのWi-Fiモジュール21を自身の外部にUSB接続する。
続いて、図4を用いて、解析サーバ30の構成を詳細に説明する。図4は、第2の実施形態に係る解析サーバ30の構成を詳細に示したブロック図である。解析サーバ30は、演算部31及び記憶部32を備える。解析サーバ30は、センサ20から取得した測定結果を解析することによって対象の場所にいる群衆の人数を推定する機能を有する。
記憶部32は、センサ20と接続し、センサ20の測定結果を記憶する。例えば、記憶部32は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はフラッシュメモリ等の記憶装置である。
演算部31は、記憶部32に保存されたセンサ20の測定結果を用いて人数を推定する。演算部31は、プロセッサとメインメモリを有する。プロセッサは、例えば、マイクロプロセッサ、MPU(Micro Processing Unit)、又はCPU(Central Processing Unit)であってもよい。演算部31は、複数のプロセッサを含んでもよい。メインメモリは、プロセッサの動作に必要なプログラムやデータを一時的に保持する揮発性メモリ(主記憶装置)である。メインメモリは、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)などである。
<人数推定方法>
続いて、解析サーバ30の演算部31が対象の場所にいる群衆の人数を推定する人数推定方法について説明する。本願発明者は、演算部31の人数推定方法を作成するにあたり以下の実験を行った。
Wi-Fi規格に基づく端末10は、能動的に周囲のアクセスポイント(AP)を検出するため、プローブ要求信号を送信する。このプローブ要求信号は、ユーザーが操作しなくても自動的に送信する設定になっている場合が多い。プローブ要求信号には、端末10に割当されたMACアドレスが含まれる。そして、センサ20は、周囲の端末10から送信されるプローブ要求信号を検知する。そして、演算部31が、そこに含まれる端末10に割当されたMACアドレスを抽出し、ユニークなMACアドレスの数を数える。そうすることによって、演算部31は、センサ20の周囲に存在する端末10の数を推定する。
ここで、端末10がセンサ20にプローブ要求信号を送信する頻度は、端末10の種類や設定によって異なる。この送信する頻度を調べるため、本願発明者は、以下の実験を行った。
まず、協力者が3000個の端末10を所持した状態で、本願発明者は、8時間の間、端末10から送信されるプローブ要求信号を、センサ20を用いて測定した。そして、本願発明者は、測定結果に含まれるMACアドレスごとにプローブ要求信号を端末10が送信する平均間隔を計算し、累積度数分布を計算した。その結果は、図5及び図6に示される。図5は、第2の実施形態に係る端末10がプローブ要求信号を送信する平均間隔あたりの端末10の累積度数分布を示したグラフである。図6は、端末10がプローブ要求信号を送信する平均間隔あたりの端末10の累積度数分布を示したグラフ(拡大図)である。
図5及び図6に示されるように、2分以下の間隔で発信している端末10は、端末10の総数の全体の約50%、10分以下の間隔で発信している端末は全体の約85%である。ここで、解析サーバ30がプローブ要求信号を数える時間幅が数秒から数10秒程度であると、プローブ要求信号の取りこぼしが多くなる。そうすると、認識されない端末10が増え、解析サーバ30は、正しく人数を推定できない。したがって、解析サーバ30が精度よく人数を推定できるためには、解析サーバ30において、プローブ要求信号を数える時間幅が十分長く設定されており、プローブ要求信号の取りこぼしを少なくすることが重要である。
しかしながら、演算部31におけるプローブ要求信号を数える時間幅が長く設定された場合、MACアドレスがローカルに割当され、そのMACアドレスを随時変更する端末10が現れる。これによって、演算部31がMACアドレス数を実際よりも多く数えてしまう可能性が生じる。以下、その可能性を具体的に説明する。
MACアドレスは、IEEE802.11準拠の通信モジュールに割当される48bitの識別子である。MACアドレスは、8bitを一つの単位とするオクテットでは6つのオクテットで表現される。そして、MACアドレスの上位3オクテットは、製造者ごとに割り当てられる固有の識別子で、OUI(Organizationally Unique Identifier)あるいはベンダーコードと呼ばれる。
MACアドレスは、端末ごとに固有で不変の値が割り当てられている。このMACアドレスは、グローバルネットワークで用いられる(以後、グローバルMACアドレスと称する)。一方、MACアドレスがローカルネットワークで用いられる場合、仮のMACアドレス(ローカルMACアドレス)が端末10に割当されることがある。ローカルMACアドレスは、マルチSSID(Service Set Identifier)のAPや、携帯型無線端末をデザリングして使用する場合や、PSP(peer-to-peer)通信などで活用されている。
ローカルMACアドレスは、第1オクテットの7番目のビットに1を含む。一方、グローバルMACアドレスは、第1オクテットの7番目のビットに0を含む。したがって、これらの差によって、プローブ要求信号に含まれるMACアドレスが、ローカルMACアドレスなのか、グローバルMACアドレスなのかが判断される。
ここで、一定の数の端末10は、プローブ要求信号に含まれる自身に割り当てられたMACアドレスをローカルMACアドレスにしている。さらに、一定の数の端末10は、そのローカルMACアドレスを随時変更する。このため、演算部31においてプローブ要求信号を数える時間幅が長いと、演算部31は、MACアドレスの数を実際よりも多く数えてしまう可能性がある。
この可能性を確認するため、本願発明者は、以下の実験1から実験3の3種類の実験を行った。これらの実験において、200人の協力者が端末10を所持し、センサ20がその近傍に設置され、センサ20がそれらの端末10から送信されるプローブ要求信号を検出する。そして、プローブ要求信号が含む端末10のMACアドレスが、計数される。なお、この実験では、プローブ要求信号に含まれる端末10のMACアドレスは、ローカルMACアドレスとグローバルMACアドレスとの両方を含む。実験1では、協力者は、自由に端末10を操作する。実験2では、協力者は、端末10を操作しない。実験3では、協力者は、端末10のWi-Fi機能をオンとオフを数秒ごとに切り替える操作を繰り返す。
それらの実験結果を、図7を用いて説明する。図7は、1分間あたりのユニークなMACアドレスの総数とそのうちグローバルMACアドレスの数を示すグラフである。ここで、1分間に送信しない端末が存在する可能性を考慮すると、実線で示した全てのMACアドレス数は、200未満になることが望ましい。
しかし、図6に示すように、実線で示される端末10に割当されたMACアドレス(ローカルMACアドレス+グローバルMACアドレス)の総数は、250から600の間で推移しており、実際よりも非常に多く端末数が推定されている。一方、点線で示される端末10に割当されたグローバルMACアドレスの数は、100前後で推移している。1分間にプローブ要求信号を送信しなかった端末10が存在すると想定すると、百数十の端末10は、グローバルMACアドレスが割当されていると推定される。また、それ以外の数十の端末は、ローカルMACアドレスが割当されていると推定される。したがって、ローカルMACアドレスを含んだプローブ要求信号を送信する数十の端末は、操作状態によって1分間に数回から十数回の頻度でMACアドレスを変更していることになる。
このように、演算部31は、センサ20が検出したユニークなMACアドレスの数をそのまま使用して端末数や人数を推定すると、実際よりも非常に多く人数推定してしまう。さらに、今回は、1分間の時間幅でMACアドレスを計数したが、この時間幅が長くなるほど、推定する人数が多くなってしまう。
ここで、演算部31が対象の場所にいる群衆の人数を推定するために、それらの人々を図8に示すようにグループに分類する。図8は、第2の実施形態にかかる解析サーバ30の演算部31が測定データから人数を推定するための、対象の場所にいる群衆の分類図である。まず、対象場所にいる群衆G1を、端末10を所持していない人(端末非所持グループG2)と、端末10を所持している人(端末所持グループG3)とに分類する。次に、端末所持グループG3の人が所持している端末10は、Wi-Fi機能をオフにしている端末10(Wi-FiオフグループG4)と、Wi-Fi機能をオンにしている端末10(Wi-FiオングループG5)とに分類する。そして、Wi-FiオングループG5の端末10を、ローカルMACアドレスが割当された端末10(ローカルMACアドレスグループG6)と、グローバルMACアドレスが割当された端末10(グローバルMACアドレスグループG7)とに分類する。
したがって、演算部31は、端末10に割当されたMACアドレスのうち、ユニークなグローバルMACアドレスの数を数え、その数を用いて以下の数式1に従って、対象場所にいる群衆G1の人数を推定する。ここで、端末10は、プローブ要求信号に自身に割当されたMACアドレスを1つ含んでいる。そのため、ユニークなグローバルMACアドレスの数は、グローバルMACアドレスグループG7の端末数とみなすことができる。数式1において、Nは、推定する対象場所にいる群衆G1の人数である。rは、対象場所にいる群衆G1の人数に対する端末所持グループG3の人数の割合である。rоnは、端末所持グループG3の人が所持している端末数に対するWi-FiオングループG5の端末数の割合である。rは、Wi-FiオングループG5の端末数に対するグローバルMACアドレスグループG7の端末数の割合である。Mは、ユニークな端末10に割当されたグローバルMACアドレスの数である。
Figure 0007459548000001
上述したr、rоn及びrは、事前に決定しておくことができる。例えば、rは、総務省から発表される情報通信機器の保有状況の統計値である94.8%などの値である。rоn及びrは、図7の実験結果からそれぞれ90%、55%などの値である。なお、r、rоn及びrは、実験により、カメラや人手による計数と本人数推定システム200の測定結果を比較することにより求めた値でもよい。
さらに、これらのパラメータは、センサを設置する場所の属性に応じて設定されることが望ましい。例えば、携帯型無線端末を所持する人の割合は、都道府県別に統計データが公表されている。そのため、これらのパラメータは、センサが設置されている地域に応じた値に設定される。そして、携帯型無線端末の所持率は、年齢によっても異なり、幼児や小学生や老人は所持率が低いことが想定される。
例えば、センサ設置場所が子供の集まるイベントや平日のバスや病院など老人の割合が多い場所や地域である場合、rには小さい値が設定される。また、センサ設置場所がホテルや会議場など携帯型無線端末を実際に使用している人の割合が高い場所である場合、rоnが大きくなる。加えて、センサ設置場所がWi-Fi通信をしている人の割合が高い場所である場合、プローブ要求信号ではなくデータ信号を送信している人の割合が高くなるため、rの値が大きくなる。このように、地域や場所や時間帯に応じて、数式1のパラメータは、様々な値が設定される。
なお、演算部31は、実質的にグローバルMACアドレスの数と、所定のパラメータを用いてローカルMACアドレスとを有する端末10の数との合計を推定している。ここで、ローカルMACアドレスを有する端末10の数が、Mであるとすると、数式1の最右部で表現されるWi-Fiをオンにしているグループ(Wi-FiオングループG5)の人数は、次の数式2に変形できる。
Figure 0007459548000002
ゆえに、Mは、数式3で求められる。
Figure 0007459548000003
<人数推定処理>
続いて、図9及び図10を用いて、第2の実施形態に係る人数推定システム200の処理を説明する。
まず、図9を用いて、センサ20が対象場所に存在するWi-Fi端末から送信される信号を測定する処理フローについて説明する。図9は、第2の実施形態に係るセンサ20の処理を示すフローチャートである。
センサ20のWi-Fiモジュール21は、端末10のWi-Fi信号を受信する(S101)。具体的には、Wi-Fiモジュール21は、解析サーバ30から測定開始の指示を受けると、プローブ要求信号に代表されるWi-Fi信号を測定する。続いて、センサ20の時刻付与部22は、測定した端末10のWi-Fi信号に対して受信時刻を付与する(S102)。センサ20は、S101、S102の処理を予め指定した時間が経過するまで続ける。
続いて、指定した時間が経過した場合(S103 YES)、センサ20の外部通信モジュール25は、解析サーバ30に対して測定結果を送る(S104)。この測定結果は、解析サーバ30の記憶部32に記憶される。そして、解析サーバ30から測定終了の指示がある場合(S105 YES)、センサ20は、処理を終了する。また、解析サーバ30から測定終了の指示がない場合(S105 NO)、センサ20は、S101の処理を行う。
他方、指定した時間が経過していない場合(S103 NO)、センサ20は、S101の処理を行う。
次に、図10を用いて、解析サーバ30における人数推定の処理について説明する。図10は、第2の実施形態にかかる解析サーバ30の処理を示すフローチャートである。
まず、解析サーバ30の演算部31は、記憶部32に記憶されているセンサ20で測定された信号を取得する(S201)。次に、それらの信号を指定した時間でグループ化する(S202)。指定する時間幅を例えば10分間とすれば、前述の実験結果(図6)より、センサ20は、全体の82%の端末のプローブ要求信号を受信できる。また、センサ20の設置位置が人の移動が激しい場所の場合、指定する時間幅は、1分程度に設定できる。
続いて、演算部31は、それぞれの時間のグループごとに、ユニークな端末10に割り当てられたMACアドレスを抽出する(S203)。続いて、演算部31は、それらのユニークなMACアドレスを解析して、グローバルMACアドレスを抽出し、その数を数える(S204)。最後に、演算部31は、その数を用いて全体の人数を推定する(S205)。ここで、演算部31は、数式1に従って、グローバルMACアドレスの数から、全体の人数を推定できる。なお、演算部31は、数式2に従って、ローカルMACアドレスの数を推定し、全体の人数を推定してもよい。
このように、第2の実施形態の人数推定システム200において、解析サーバ30の演算部31は、センサ20が測定した信号からプローブ要求信号を集計する。そして、演算部31は、プローブ要求信号に示されている情報を参照して、MACアドレスがグローバルMACアドレスである信号を抽出し、ユニークなグローバルMACアドレスの数を数える。そして、演算部31は、その数を基に数式1に従って全体の人数を推定する。
ここで、第2の実施形態の人数推定システム200において、演算部31は、グローバルMACアドレスを用いて、数式1に従って、ローカルMACアドレスが割当された端末10の端末数を推定できる。したがって、一定間隔でローカルMACアドレスを変更するローカルMACアドレスが割当された端末が存在する場合でも、その端末数を推定できる。よって、群衆の人数を精度よく推定することができる。
なお、実際の運用ではプライバシー保護の観点から、取得したデータの識別子は、匿名化して取り扱われる。すなわち、センサ20が取得した測定結果に含まれる端末10に割当されたMACアドレスは、一方向ハッシュ化関数によって匿名化される。そこで、センサ20は、測定結果に元々含まれるMACアドレスを廃棄し、匿名化したMACアドレスに置き換える。具体的には、センサ20は、ハッシュ化する前にMACアドレスがグローバルMACアドレスか、ローカルMACアドレスかどうかを解析し、そのフラグを抽出する。そして、例えば、センサ20は、MACアドレスが、グローバルMACアドレスであれば0、また、ローカルMACアドレスであれば1の値を割り当て、匿名化したMACアドレスとともにこの値を保存する。この匿名化は、センサ20でデータを受信した際に行われ、図9における受信時刻の付与の工程(S102)の後に行われることが望ましい。なお、解析サーバ30が前述の匿名化を行ってもよい。
また、第2の実施形態に係る人数推定システム200において、端末10の例としてIEEE802.11規格に基づくWi-Fi機能を有する端末を用いて説明したが、本発明の適用はこれに限るものではない。例えば、公衆網の携帯電話端末であれば、端末ごとに割り当てられるIMEI(International Mobile Equipment Identity)やUSIM(User Identity Module)カードに割り当てられるIMSI(International Mobile Subscriber Identity)などの端末識別子があるので、これを用いて同様に人数推定をすることができる。あるいは、Bluetooth(登録商標)であれば、デバイスの識別子であるDevice Idを用いて同様に人数推定を行うことができる。
また、第2の実施形態の人数推定システム200において、センサ20は受信した端末10の信号を解析サーバ30に送信し、解析サーバ30の演算部31は、人数推定を行っている。そのような構成ではなく、複数のセンサ20において、センサ20の演算部24が、受信した端末10の信号を基に人数推定を行う構成にしてもよい。
(第3の実施形態)
続いて、本開示の第3の実施形態に係る人数推定システム300の構成及び動作について説明する。人数推定システム300の構成は、第2の実施形態に係る人数推定システム200の構成と同じである。ただ、人数推定システム300の動作は、人数推定システム200と比較して、解析サーバ30の演算部31における人数を推定する方法と処理が異なる。
<人数推定方法>
第2の実施形態に係る人数推定システム200の解析サーバ30の演算部31は、図8に示すように、端末10に割当されたグローバルMACアドレスの数から、対象場所にいる群衆G1の人数を推定する。
一方、図8に示すように、本実施形態に係る人数推定システム300の解析サーバ30の演算部31は、ローカルMACアドレスグループG6の端末数を推定する。そして、演算部31は、その数をグローバルMACアドレスグループG7の端末数に足し合わせて、Wi-FiオングループG5の数を推定する。演算部31は、数式1を変形した数式5に従って、対象場所にいる群衆G1の人数を推定する。以下、人数推定システム300の解析サーバ30の演算部31における人数推定方法について説明する。
Wi-Fiに代表されるIEEE802.11規格に基づくフレームは、制御フレーム、管理フレーム、データフレームなどの種類のフレームを含む。このうち管理フレームは、プローブ要求のほか、プローブ応答、ビーコン、アソシエーション要求、アソシエーション応答、アソシエーション解除、認証、認証解除、などの種類の用途を含む。これらには、それぞれデータのフォーマットが規定されている。管理フレームの代表的なフレームフォーマットは、図11のように示される。図11は、管理フレームの代表的なフレームフォーマットを示すブロック図である。管理フレームは、Frame Control、Duration、Address、Sequence Control、HT Control、Frame Body、及びFCS(Frame Check Sequence)のフィールドを含む。
図11に示されるように、Frame Controlは、フレームの種類、フレームの宛先、送信元が無線か有線かどうか、フラグメント情報、電力管理、WEPの使用の有無などの情報を含む。Durationは、電波を使用する予定期間(フレーム送信に必要な時間)の情報である。Addressは、宛先のMACアドレス、送信元のMACアドレス、アクセスポイントのMACアドレス(BSSID)などの情報である。Sequence Controlは、送信するデータのシーケンス番号、またはフラグメント化した場合のフラグメント番号の情報である。HT Controlは、Positionやシーケンスのキャリブレーションなどの情報を含む。ただ、HT Controlは、含められる場合と含められない場合がある。Frame Bodyは、管理フレームの種類によって構成するフィールドが規定されている。なお、プローブ要求に用いられる管理フレームは、SSID、Supported Rates, Request informationなど14種類のフィールドを含む。
さて、これらのフィールドには、その値が送信元の端末を識別するのに有用なものと、識別には有用でないものとがある。有用でないフィールドは、Frame Controlが含むフレームの種類やフラグメント情報、Duration、Sequence Control、Frame Bodyが含むChannel Usageなどがある。これらは、短時間でその値が変化し、また、同時刻で目的によって異なる値で送信される。他方、Frame Controlが含む送信元情報や電力管理やWEP情報、Frame BodyのSSIDやSupported rateなどは、短時間では値が変化しない為送信元の端末をある程度分類して識別するのに有用である。
そこで、人数推定システム300の解析サーバ30の演算部31は、これら識別に有用なフレームの値を連結して、端末10の識別子として用いる。この識別子を、機種識別子と称する。ローカルMACアドレスが割当された端末10において、短時間にMACアドレスが変更される場合でも、機種識別子は、端末の設定を変更しない限り変わらない。そのため、機種識別子は、適切なフィールドを選択することにより端末数を推定するのに有効である。
しかしながら、機種識別子は、同じ機種の携帯型無線端末で同じ設定であれば等しくなることが多い。発明者が検証したところによると、平均して3個程度の端末は、同じ機種識別子を有していた。したがって、演算部31は、同じ機種識別子を有する端末の割合を重複率aとし、その重複率aを数式4に従って推定する。数式4において、Mは、検出したユニークな端末10に割当されたMACアドレスの数、Tは、ユニークな機種識別子の数である。重複率aは、検知する端末数が大きくなるほど大きくなる傾向がある。例えば、Mが数十の時、aは1.2程度、Mが数千個の時、aは5.0程度である。
Figure 0007459548000004
ここで、演算部31は、この重複率aを用いて、ユニークな端末10に割当されたローカルMACアドレスの数Mを推定する。以下、ローカルMACアドレスが割当された端末10の数Mの推定方法を説明する。
ローカルMACアドレスが割当された端末10の重複率aは、数式5で表される。Mは、ユニークな端末10に割当されたローカルMACアドレスの数である。Tは、ローカルMACアドレスが割当された端末10における機種識別子の数である。
Figure 0007459548000005
また、MACアドレスがグローバルMACアドレスである端末の重複率aは、数式6で表される。Mは、ユニークな端末10に割当されたグローバルMACアドレスの数である。Tは、グローバルMACアドレスが割当された端末10における機種識別子の数である。
Figure 0007459548000006
ただ、演算部31は、M、T、Tを端末10の信号から算出できるが、演算部31は、Mを算出できない。そこで、演算部31は、a≒aと仮定し、数式7に従ってMを算出する。
Figure 0007459548000007
そして、推定する対象場所にいる群衆G1の人数Nは、数式1を変形した数式8で表される。rは、対象場所にいる群衆G1の人数に対する端末所持グループG3の人数の割合である。rоnは、端末所持グループG3の人が所持している端末数に対するWi-FiオングループG5の端末数の割合である。
Figure 0007459548000008
演算部31は、数式8に従って対象場所にいる群衆G1の人数Nを推定する。具体的には、Mは、ローカルMACアドレスグループG6の端末数を示す。Mは、グローバルMACアドレスグループG7の端末数を示す。そして、演算部31は、Mの値にMの値を加えて、Wi-FiオングループG5の数を推定する。演算部31は、その値をr、及びrоnで割ることによって、対象場所にいる群衆G1の人数Nを推定する。
<人数推定処理>
次に、人数推定処理について説明する。第3の実施形態にかかる人数推定システム300のセンサ20は、人数推定システム200と同様に、周囲の端末10から送信される信号を測定して解析サーバ30に送信する処理を行う。そのため、その処理の説明を省略する。
続いて、第3の実施形態にかかる解析サーバ30の人数推定の処理について、図12を用いて説明する。図12は、第3の実施形態にかかる解析サーバ30の処理を示すフローチャートである。
まず、解析サーバ30の演算部31は、記憶部32に記憶されているセンサ20で測定された信号を取得する(S301)。次に、それらの信号を指定した時間でグループ化する(S302)。次に、演算部31は、それぞれの時間のグループごとに、ユニークなMACアドレスを抽出する(S303)。次に、演算部31は、それぞれの信号において、フレーム内の指定したフィールドの値を連結して機種識別子を作成し、機種識別子を信号に対して付与する(S304)。次に、演算部31は、それぞれの信号において、ユニークな端末10に割当されたMACアドレスを解析して、グローバルMACアドレスを抽出し、その数を数える(S305)。次に、演算部31は、ローカルMACアドレスが割当された端末10の数を、後述する図13に示される方法で推定する(S306)。最後に、演算部31は、グローバルMACアドレスが割当された端末10の数と、ローカルMACアドレスが割当された端末10の数を用いて、全体の人数を推定する(S307)。
続いて、第3の実施形態にかかる解析サーバ30におけるローカルMACアドレスが割当された端末10の数を推定する処理を、図13を用いて説明する。図13は、第3の実施形態にかかる解析サーバ30におけるローカルMACアドレスが割当された端末10の数の推定方法を示すフローチャートである。以下、グローバルMACアドレスが割当された端末10の機種識別子をグローバル機種識別子、ローカルMACアドレスが割当された端末10の機種識別子をローカル機種識別子と称する。
まず、演算部31は、グローバルMACアドレスの重複率aを算出する(S401)。具体的には、ユニークなグローバルMACアドレスの数をユニークなグローバル機種識別子の数で割ることにより、グローバルMACアドレスの重複率aを算出する。次に、演算部31は、ローカル機種識別子を計数する(S402)。具体的には、演算部31は、ローカルMACアドレスが割当された端末10において、ユニークなローカル機種識別子の数を数える。最後に、演算部31は、ローカルMACアドレスの数を推定する(S403)。具体的には、演算部31は、S401の処理で算出したグローバルMACアドレスの重複率aと、S402の処理で算出したローカル機種識別子の数Tをかけることにより、ローカルMACアドレスが割当された端末10の数を推定する。
なお、演算部31は、グローバルMACアドレスの重複率aは、データを集計する時間ごとに計算しても良く、また一旦計算した値を1時間や1日、1週間などしばらくの間使用してもよい。
以上のように、人数推定システム300の解析サーバ30の演算部31は、センサ20で受信したプローブ要求信号を集計し、フレームに含まれるフィールドの値を連結して機種識別子を作成する。演算部31は、グローバルMACアドレスが割当された端末10のグループの重複率を算出し、その値を用いてローカルMACアドレスが割当された端末10の数を推定する。そして、人数推定システム300は、それを測定したグローバルMACアドレスを含む端末10の数に加算し、数式8に従って、全体の人数を推定する。
なお、前述の実施形態では、端末10から送信される信号は、プローブ要求信号であるとして説明されている。Wi-Fi規格に基づくフレームは、基本的にすべてMACアドレスが含んでいるため、その他の管理フレームの信号や、制御フレーム、データフレームの信号もまったく同様に計測対象として人数推定に用いることができる。その場合、その信号はプローブ要求信号とは送信頻度が異なるので、データを集計する設定時間の幅は、用いる信号の種類に応じて変更される必要がある。
(第4の実施形態)
続いて、第4の実施形態の人数推定システム400の構成について説明する。人数推定システム400の構成は、第2の実施形態に係る人数推定システム200の構成と同じである。人数推定システム400の解析サーバ30の演算部31は、第3の実施形態の推定方法を簡略化して少ないデータ数で演算する。
<人数推定方法>
人数推定システム400の解析サーバ30の演算部31は、第3の実施形態にかかる人数推定システム300と同様に、端末10の信号の測定を行う。そして、人数推定システム400は、測定した信号内部に含むフィールドの値を用いた機種識別子を作成して付与する。
そして、演算部31は、前述の数式3を用いて重複率aを設定する。なお、重複率aは、データを集計する時間ごとに計算しても良いが、一旦設定した値を1時間や1日、1週間など一定の期間固定する方が計算負荷を軽くする観点で望ましい。
演算部31は、数6の式に従って、図8に示される対象場所にいる群衆G1の人数Nを推定する。ここで、Tは、センサ20が測定した信号が含むユニークな機種識別子の数である。rは、対象場所にいる群衆G1の人数に対する端末所持グループG3の人数の割合である。rоnは、端末所持グループG3の人が所持している端末数に対するWi-FiオングループG5の端末数の割合である。
Figure 0007459548000009
<人数推定処理>
続いて、第4の実施形態に係る解析サーバ30における人数推定の処理について、図14を用いて説明する。図14は、第4の実施形態に係る解析サーバ30における人数推定の処理を示したフローチャートである。
まず、解析サーバ30の演算部31は、記憶部32に記憶されているセンサ20で測定された信号を取得する(S501)。次に、それらの信号を指定した時間でグループ化する(S502)。次に、演算部31は、それぞれの信号において、フレーム内の指定したフィールドの値を連結して機種識別子を作成し、機種識別子を信号に対して付与する(S503)。次に、演算部31は、それらユニークな機種識別子の数を数える(S504)。最後に、演算部31は、その数を用いて、数式9に従って、全体の人数を推定する(S505)。
このように、第4の実施形態に係る人数推定システム400は、信号に含まれるMACアドレスが、ローカルMACアドレスなのか、グローバルMACアドレスかどうかを逐一解析しない。そのため、人数推定システム400は、メモリや演算時間など少ない演算リソースで人数推定を行える。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上述の実施形態における各構成は、ハードウェア又はソフトウェア、もしくはその両方によって構成され、1つのハードウェア又はソフトウェアから構成してもよいし、複数のハードウェア又はソフトウェアから構成してもよい。各装置の機能(処理)を、CPUやメモリ等を有するコンピュータにより実現してもよい。例えば、記憶装置に実施形態における方法を行うためのプログラムを格納し、各機能を、記憶装置に格納されたプログラムをCPUで実行することにより実現してもよい。
これらのプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random Access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
端末から送信される信号を取得する取得装置と、
前記信号を用いて人数推定を行う人数推定装置と、を備え、
前記人数推定装置は、
所定時間内に取得した前記信号をグループにするグループ化手段と、
グループ内の前記信号から前記端末の第1の識別子を抽出する抽出手段と、
前記第1の識別子を、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子と、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子と、に分類する分類手段と、
グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子を計数する計数手段と、
グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子の数を用いて人数を推定する推定手段と、を有する人数推定システム。
(付記2)
前記推定手段は、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子の数を用いて、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子を有する前記端末の数を推定する、付記1に記載の人数推定システム。
(付記3)
端末から送信される信号を取得する取得装置と、
前記信号を用いて人数推定を行う人数推定装置と、を備え、
前記人数推定装置は、
所定時間内に取得した前記信号をグループにするグループ化手段と、
グループ内の前記信号に対して、前記信号に含まれる複数の値を用いて第2の識別子を作成する作成手段と、
前記第2の識別子を計数する計数手段と、
前記第2の識別子の数を基に、前記端末を所有する人数を推定する推定手段と、を有し、
前記信号に含まれる複数の値は、前記所定時間内における変化が所定値以下であるとして予め選択された値である、人数推定システム。
(付記4)
端末から送信される信号を取得する取得装置と、
前記信号を用いて人数推定を行う人数推定装置と、を備え、
前記人数推定装置は、
所定時間内に取得した前記信号をグループにするグループ化手段と、
グループ内の前記信号からユニークな前記端末の第1の識別子を抽出する抽出手段と、
グループ内の前記信号に対して、前記信号に含まれる複数の値を用いて第2の識別子を作成する作成手段と、
前記第1の識別子を、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子と、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子と、に分類する分類手段と、
グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子及びユニークな第2の識別子を計数する計数手段と、
グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子の数と前記第2の識別子の数とを用いて、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子を有する前記端末の数を推定し、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子の数とローカルネットワークに割当された前記第1の識別子を有する前記端末の数とを用いて、人数を推定する推定手段と、を有し、
前記信号に含まれる複数の値は、前記所定時間内における変化が所定値以下であるとして予め選択された値である、人数推定システム。
(付記5)
前記推定手段は、グローバルネットワークに割当された前記第2の識別子の数に対する、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子を有する前記端末の数の比を算出し、当該比と、ローカルネットワークに割当された前記第2の識別子の数とを用いて、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子を有する前記端末の数を推定する、付記4に記載の人数推定システム。
(付記6)
前記第2の識別子を作成するために用いられる前記信号に含まれる値は、Wi-FiフレームのFrame Bodyに含まれるフィールドの値を含むことを特徴とする、付記3乃至5のいずれか一項に記載の人数推定システム。
(付記7)
前記端末は、IEEE802.11規格に基づく携帯型端末であることを特徴とする、付記1乃至6のいずれか一項に記載の人数推定システム。
(付記8)
前記第1の識別子は、MACアドレスであることを特徴とする、付記1乃至7のいずれか一項に記載の人数推定システム。
(付記9)
前記端末から送信される前記信号は、プローブ要求信号であることを特徴とする、付記1乃至8のいずれか一項に記載の人数推定システム。
(付記10)
前記所定の数式は、使用するパラメータをセンサで測定する地域、場所、時間に応じて変更することを特徴とする、前記付記1から9に記載の人数推定システム。
(付記11)
所定時間内に取得した端末の信号をグループにするグループ化手段と、
グループ内の前記信号から前記端末の第1の識別子を抽出する抽出手段と、
前記第1の識別子を、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子と、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子と、に分類する分類手段と、
グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子を計数する計数手段と、
グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子の数を用いて人数を推定する推定手段と、を有する人数推定装置。
(付記12)
所定時間内に取得した端末の信号をグループにするグループ化手段と、
グループ内の前記信号に対して、前記信号に含まれる複数の値を用いて第2の識別子を作成する作成手段と、
前記第2の識別子を計数する計数手段と、
前記第2の識別子の数を基に、前記端末を所有する人数を推定する推定手段と、を有し、
前記信号に含まれる複数の値は、前記所定時間内における変化が所定値以下であるとして予め選択された値である、人数推定装置。
(付記13)
所定時間内に取得した端末の信号をグループにするグループ化手段と、
グループ内の前記信号からユニークな前記端末の第1の識別子を抽出する抽出手段と、
グループ内の前記信号に対して、前記信号に含まれる複数の値を用いて第2の識別子を作成する作成手段と、
前記第1の識別子を、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子と、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子と、に分類する分類手段と、
グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子及びユニークな第2の識別子を計数する計数手段と、
グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子の数と前記第2の識別子の数とを用いて、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子を有する前記端末の数を推定し、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子の数とローカルネットワークに割当された前記第1の識別子を有する前記端末の数とを用いて、人数を推定する推定手段と、を有し、
前記信号に含まれる複数の値は、前記所定時間内における変化が所定値以下であるとして予め選択された値である、人数推定装置。
(付記14)
所定時間内に取得した端末の信号をグループにするグループ化ステップと、
グループ内の前記信号から前記端末の第1の識別子を抽出する抽出ステップと、
前記第1の識別子を、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子と、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子と、に分類する分類ステップと、
グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子を計数する計数ステップと、
グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子の数を用いて人数を推定する推定ステップと、を有する人数推定方法。
(付記15)
所定時間内に取得した端末の信号をグループにするグループ化ステップと、
グループ内の前記信号に対して、前記信号に含まれる複数の値を用いて第2の識別子を作成する作成ステップと、
前記第2の識別子を計数する計数ステップと、
前記第2の識別子の数を基に、前記端末を所有する人数を推定する推定ステップと、を有し、
前記信号に含まれる複数の値は、前記所定時間内における変化が所定値以下であるとして予め選択された値である、人数推定方法。
(付記16)
所定時間内に取得した端末の信号をグループにするグループ化ステップと、
グループ内の前記信号からユニークな前記端末の第1の識別子を抽出する抽出ステップと、
グループ内の前記信号に対して、前記信号に含まれる複数の値を用いて第2の識別子を作成する作成ステップと、
前記第1の識別子を、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子と、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子と、に分類する分類ステップと、
グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子及びユニークな第2の識別子を計数する計数ステップと、
グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子の数と前記第2の識別子の数とを用いて、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子を有する前記端末の数を推定し、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子の数とローカルネットワークに割当された前記第1の識別子を有する前記端末の数とを用いて、人数を推定する推定ステップと、を有し、
前記信号に含まれる複数の値は、前記所定時間内における変化が所定値以下であるとして予め選択された値である、人数推定方法。
(付記17)
所定時間内に取得した端末の信号をグループにするグループ化ステップと、
グループ内の前記信号から前記端末の第1の識別子を抽出する抽出ステップと、
前記第1の識別子を、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子と、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子と、に分類する分類ステップと、
グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子を計数する計数ステップと、
グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子の数を用いて人数を推定する推定ステップと、を有する人数推定プログラム。
(付記18)
所定時間内に取得した端末の信号をグループにするグループ化ステップと、
グループ内の前記信号に対して、前記信号に含まれる複数の値を用いて第2の識別子を作成する作成ステップと、
前記第2の識別子を計数する計数ステップと、
前記第2の識別子の数を基に、前記端末を所有する人数を推定する推定ステップと、を有し、
前記信号に含まれる複数の値は、前記所定時間内における変化が所定値以下であるとして予め選択された値である、人数推定プログラム。
(付記19)
所定時間内に取得した端末の信号をグループにするグループ化ステップと、
グループ内の前記信号からユニークな前記端末の第1の識別子を抽出する抽出ステップと、
グループ内の前記信号に対して、前記信号に含まれる複数の値を用いて第2の識別子を作成する作成ステップと、
前記第1の識別子を、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子と、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子と、に分類する分類ステップと、
グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子及びユニークな第2の識別子を計数する計数ステップと、
グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子の数と前記第2の識別子の数とを用いて、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子を有する前記端末の数を推定し、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子の数とローカルネットワークに割当された前記第1の識別子を有する前記端末の数とを用いて、人数を推定する推定ステップと、を有し、
前記信号に含まれる複数の値は、前記所定時間内における変化が所定値以下であるとして予め選択された値である、人数推定プログラム。
1 取得装置
2 人数推定装置
20 センサ
21 Wi-Fiモジュール
22 時刻付与部
23 記憶部
24 演算部
25 外部通信モジュール
30 解析サーバ
31 演算部
32 記憶部
100 人数推定システム
200 人数推定システム
300 人数推定システム
400 人数推定システム
G1 対象場所にいる群衆
G2 端末非所持グループ
G3 端末所持グループ
G4 Wi-Fiオフグループ
G5 Wi-Fiオングループ
G6 ローカルMACアドレスグループ
G7 グローバルMACアドレスグループ

Claims (8)

  1. 所定時間内に取得した端末の信号をグループにするグループ化手段と、
    グループ内の前記信号からユニークな前記端末の第1の識別子を抽出する抽出手段と、
    グループ内の前記信号に対して、前記信号に含まれる複数の値を用いて第2の識別子を作成する作成手段と、
    前記第1の識別子を、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子と、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子と、に分類する分類手段と、
    グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子及びユニークな第2の識別子を計数する計数手段と、
    グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子の数と前記第2の識別子の数とを用いて、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子を有する前記端末の数を推定し、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子の数とローカルネットワークに割当された前記第1の識別子を有する前記端末の数とを用いて、人数を推定する推定手段と、を有し、
    前記信号に含まれる複数の値は、前記所定時間内における変化が所定値以下であるとして予め選択された値である、人数推定装置。
  2. 前記推定手段は、グローバルネットワークに割当された前記第2の識別子の数に対する、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子を有する前記端末の数の比を算出し、当該比と、ローカルネットワークに割当された前記第2の識別子の数とを用いて、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子を有する前記端末の数を推定する、請求項に記載の人数推定装置。
  3. 前記第2の識別子を作成するために用いられる前記信号に含まれる値は、Wi-FiフレームのFrame Bodyに含まれるフィールドの値を含むことを特徴とする、請求項又はに記載の人数推定装置。
  4. 前記第1の識別子は、MACアドレスであることを特徴とする、請求項1乃至のいずれか一項に記載の人数推定装置。
  5. 前記端末は、IEEE802.11規格に基づく携帯型端末であることを特徴とする、請求項1乃至のいずれか一項に記載の人数推定装置。
  6. 端末から送信される信号を取得する取得装置と、
    前記信号を用いて人数推定を行う人数推定装置と、を備え、
    前記人数推定装置は、
    所定時間内に取得した前記信号をグループにするグループ化手段と、
    グループ内の前記信号からユニークな前記端末の第1の識別子を抽出する抽出手段と、
    グループ内の前記信号に対して、前記信号に含まれる複数の値を用いて第2の識別子を作成する作成手段と、
    前記第1の識別子を、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子と、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子と、に分類する分類手段と、
    グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子及びユニークな第2の識別子を計数する計数手段と、
    グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子の数と前記第2の識別子の数とを用いて、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子を有する前記端末の数を推定し、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子の数とローカルネットワークに割当された前記第1の識別子を有する前記端末の数とを用いて、人数を推定する推定手段と、を有し、
    前記信号に含まれる複数の値は、前記所定時間内における変化が所定値以下であるとして予め選択された値である、人数推定システム。
  7. 所定時間内に取得した端末の信号をグループにするグループ化ステップと、
    グループ内の前記信号からユニークな前記端末の第1の識別子を抽出する抽出ステップと、
    グループ内の前記信号に対して、前記信号に含まれる複数の値を用いて第2の識別子を作成する作成ステップと、
    前記第1の識別子を、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子と、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子と、に分類する分類ステップと、
    グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子及びユニークな第2の識別子を計数する計数ステップと、
    グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子の数と前記第2の識別子の数とを用いて、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子を有する前記端末の数を推定し、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子の数とローカルネットワークに割当された前記第1の識別子を有する前記端末の数とを用いて、人数を推定する推定ステップと、を有し、
    前記信号に含まれる複数の値は、前記所定時間内における変化が所定値以下であるとして予め選択された値である、人数推定方法。
  8. 所定時間内に取得した端末の信号をグループにするグループ化ステップと、
    グループ内の前記信号からユニークな前記端末の第1の識別子を抽出する抽出ステップと、
    グループ内の前記信号に対して、前記信号に含まれる複数の値を用いて第2の識別子を作成する作成ステップと、
    前記第1の識別子を、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子と、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子と、に分類する分類ステップと、
    グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子及びユニークな第2の識別子を計数する計数ステップと、
    グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子の数と前記第2の識別子の数とを用いて、ローカルネットワークに割当された前記第1の識別子を有する前記端末の数を推定し、グローバルネットワークに割当された前記第1の識別子の数とローカルネットワークに割当された前記第1の識別子を有する前記端末の数とを用いて、人数を推定する推定ステップと、を有し、
    前記信号に含まれる複数の値は、前記所定時間内における変化が所定値以下であるとして予め選択された値である、人数推定プログラム。
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