JP7459512B2 - 貼付物セット - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 (1)開催日 2019年1月12日 集会名、開催場所 ココイクパーク KIDS DESIGN PARK 錯視ブロックワークショップ 主催:特定NPO法人キッズデザイン協議会/伊勢丹新宿店ココイク 場所:伊勢丹 新宿店 本館6階 センターパーク/ココイクパーク(〒160-0022 東京都新宿区新宿3-14-1)
本発明は、錯視を引き起こす技術に関する。
アートやデザインの世界では図形による様々な錯視を利用した手法が用いられている。例えば、錯視アートなどの錯視物を、黒いテープを白い物に貼ることにより制作することは従来から行われている(例えば、非特許文献1,2等参照)。
Darel Carey、"Topographical space No.1 Time-Lapse"、[online]、2016年、[2019年7月25日検索]、インターネット<https://www.darelcarey.com/art> Buff Diss、"Queenwise"、[online]、2013年、[2019年7月25日検索]、インターネット<https://vimeo.com/128037813>
しかし、従来の方法で錯視物を制作するためには、どのような貼り方をすればどのような錯視を生じさせられるかの専門的な知識が必要であり、誰もが容易に錯視物を作成して楽しんだりすることができない。このような問題は錯視物に限定されるものではなく、錯視を利用した図形を対象の表面に生成する場合に共通するものである。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、錯視を生じさせる図形を対象の表面に容易に生成することを目的とする。
上記の課題を解決するために、錯視を生じさせる条件を満たす基本パタンが粘着面と逆側の面で視認可能とされた貼り付け可能な貼付物または貼付物セットが提供される。
これにより、錯視を生じさせる図形を対象の表面に容易に生成することが可能になる。
図1はカフェウォール錯視を生じさせるためのテープを例示した平面図である。 図2はカフェウォール錯視を生じさせるためのテープの寸法を例示した平面図である。 図3はカフェウォール錯視を生じさせるためのテープの使用状態を例示した平面図である。 図4A~図4Dはカフェウォール錯視を生じさせるためのテープの使用状態を例示した平面図である。 図5はカフェウォール錯視を生じさせるためのテープを例示した平面図である。 図6はカフェウォール錯視を生じさせるためのテープを例示する写真である。 図7Aおよび図7Bは、カフェウォール錯視を生じさせるためのテープが立体物の表面に貼り付けられた様子を例示した写真である。 図8Aは主観的輪郭線の錯視を生じさせるためのテープを例示した平面図である。図8Bは主観的輪郭線の錯視を生じさせるためのテープの利用例を説明するための平面図である。図8Cは主観的輪郭線の錯視を生じさせるためのテープに設けられる基本パタンの輝度の例を説明するための平面図である。図8Dは主観的輪郭線の錯視を生じさせるためのシールを例示した平面図である。 図9はモザイクパタンによる錯視を生じさせるためのシールとシールセットを例示した平面図である。 図10はモザイクパタンによる錯視を生じさせるためのシールとシールセットを例示した平面図である。 図11はモザイクパタンによる錯視を生じさせるためのテープと基本パタンを例示した平面図である。 図12はモザイクパタンによる錯視を生じさせるためのテープと基本パタンを例示した平面図である。 図13はモザイクパタンによる錯視を生じさせるためのテープを例示した平面図である。 図14Aおよび図14Bはダズル迷彩による立体の錯視を生じさせるためのシールを例示した平面図である。 図15Aおよび図15Bはダズル迷彩による立体の錯視を生じさせるためのテープを例示した平面図である。 図16Aおよび図16Bはダズル迷彩による立体の錯視を生じさせるためのテープを例示した平面図である。 図17はダズル迷彩による立体の錯視を生じさせるためのテープを例示した平面図である。 図18はダズル迷彩による立体の錯視を生じさせるためのテープの使用状態を例示した平面図である。 図19はSFSタイプの錯視を生じさせるためのシールとシールセットを例示した平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態を説明する。第1実施形態ではカフェウォール錯視を生じさせるためのテープを説明する。
図1に例示するように、第1実施形態のテープ11(貼付物)は、長手方向(以下、Y方向という)に平行な2辺111a,112aを有する貼り付け可能なテープ11である。テープ11は、例えば、図6の上部に例示したマスキングテープのように、紙などの利用者が容易に切断可能な素材であり、片面が貼り剥がしが容易な粘着面とされており、厚紙などの素材の円筒形の芯にロール状に巻き付けられたロールテープとして販売・流通されて、利用者が手やハサミやロールテープに備えられた切断機構などによりロールテープを任意の長さに切断して得られるものである。もちろん、テープ11は、ロールテープでなくてもよく、所定の長さや様々な長さの複数個がシール台紙に貼り付けられて販売・流通されて、切断せずにそのまま用いられるようにしてもよい。また、テープ11の粘着面は、貼り付けが可能であればよく、ロールテープやシール台紙などの販売・流通時に貼り付けられている物以外からは剥がすのは容易でなくてもよい。このテープ11の粘着面と逆側の面、すなわちテープ11の表面にはカフェウォール錯視の基本パタンが繰り返されている。カフェウォール錯視自体は周知であり、その錯視を生じさせる条件も良く知られている。
すなわち、テープ11の粘着面と逆側の面は、2辺111a,112aのうちの片側の
辺111aに沿った狭領域である領域111(第1領域)と、領域111(第1領域)以外の領域112(第2領域)と、により構成されている。図1の例の場合、領域111は、テープ11の片側の辺111aに沿ったY方向に延びる帯状の狭領域であり、帯状の領域の幅、すなわち、Y方向と垂直な方向(以下、X方向という)の長さ、が一定の領域である。すなわち、領域111は、辺111aと、辺111aに平行な辺である辺111bと、の平行な2辺を有する領域である。また、領域112は、領域111の辺111bと同じ辺である辺112bと、辺112aと、を有する、Y方向に延びる帯状の領域である。領域112は、帯状の領域の幅、すなわち、X方向の長さ、が一定の領域であり、領域112の辺112aと辺112bは平行である。この例の領域112には、互いに輝度が相違する矩形領域1121と矩形領域1122とが交互に繰り返し配置されている。矩形領域1121の輝度は略同一である。すなわち、各矩形領域1121内の輝度は略同一であり、繰り返し配置される複数の矩形領域1121の輝度も略同一である。また、矩形領域1122の輝度は略同一である。すなわち、各矩形領域1122内の輝度は略同一であり、繰り返し配置される複数の矩形領域1122の輝度も略同一である。領域111の輝度は、略同一であり、矩形領域1121の輝度と矩形領域1122の輝度との略中間値である。すなわち、図1の例は、領域112のY方向に垂直な軸上の輝度は、略同一であり、領域112のY方向に平行な軸上の輝度は、大小が一定の周期で矩形波状に繰り返されており、領域111の輝度は、領域112において一定の周期で繰り返されている輝度の大小の略中間値である。
領域111のX方向の長さ(帯状の領域の幅)は、テープ11が観察される際に視認可能な範囲内でなるべく短い(幅が細い)ほうがよい。観察者によって好ましいと感じる観察距離が違うと想定されること、また、それぞれの観察者によって視覚能力が異なることから厳密な表現ではないが、あえて例示するのであれば、領域111のX方向の長さ(帯状の領域の幅)は、観察される際の見掛けの角度が2~3分程度(1分は1度の1/60)となることが望ましい。ただし、後述するようにテープ11と隣接する他のテープ11とを並べて対象に貼り付けることに代えて、テープ11を隣接する他のテープ11の領域111の一部を覆い隠すように対象に貼り付けることで、領域111の観察されるX方向の長さ(帯状の領域の幅)を狭められることからすると、領域111のX方向の長さ(帯状の領域の幅)は、上述したよりも太くてもよい。例えば、50cm程度離れたところから観察されることを想定したテープ11とする場合であれば、図2に例示するように、テープ11のX方向の長さを15mmとし、領域111の同X方向の長さを0.6mmとし、領域112の同X方向の長さを14.4mmとする。図2の例では、この領域112がY方向に10mmごとに区分され、交互に繰り返される矩形領域1121と矩形領域1122とされている。すなわち、図2に例示する矩形領域1121,1122のY方向の長さはそれぞれ10mmであり、X方向の長さはそれぞれ14.4mmである。図2に例示するテープ11はそれぞれ4個ずつの合計8個の矩形領域1121,1122を持ち、Y方向の長さは80mmである。
テープ11でカフェウォール錯視を生じさせる場合には、2本以上のテープ11が、テープ11の辺112aに隣接する他のテープ11が無い場合を除き、テープ11の辺112aが当該テープ11と隣接する他のテープ11の辺111aに沿った状態で並べられて対象(例えば、壁、立体物など)に貼り付けられる(図3)。その際、図3に例示するように、あるテープ11の矩形領域1121のY方向の位置と、そのテープ11に隣り合う他のテープ11の最も近い矩形領域1121のY方向の位置とが互いにずれ、あるテープ11の矩形領域1122のY方向の位置と、そのテープ11に隣り合う他のテープ11の最も近い矩形領域1122のY方向の位置とが互いにずれた状態で配置される。これにより、隣り合う2つのテープ11の境界に位置する領域111は、Y方向と平行な2辺をもつ帯状の狭領域であるので本来Y方向と平行な直線であるように知覚されてよいにもかかわらず、Y方向に対して傾いている直線であるように錯覚される。例えば、図3の例のよ
うに、あるテープ11の矩形領域1122のY方向の位置が、そのテープ11の下側に隣り合う他のテープ11の最も近い矩形領域1122のY方向の位置に対して、右側にずれた状態で配置されている場合には、境界に位置する領域111が右下に傾いている直線であるように錯覚される。なお、当然ながら、矩形領域1121についても矩形領域1122と同様にずれた状態で配置されているので、後述する例でも矩形領域1121についての説明を省略する。図4Aから図4Dに例示するように、このように錯覚される傾きの大きさおよび向きは、互いに隣り合うテープ11の略同一な輝度の矩形領域のY方向のずれ量、すなわち、領域112のY方向に平行な軸上で大小が繰り返される輝度の波の位相のずれ量、に依存する。図4Aに例示するように、テープ11の矩形領域1122に対し、隣接するテープ11の矩形領域1122がY方向にずれていないときには、すなわち、2つのテープの領域112のY方向に平行な軸上で大小が繰り返される輝度の波の位相が同じであるときには、2つのテープ11の境界に位置する領域111がY方向から傾いているような錯覚は生じない。図4Bから図4Cに例示するように、2つのテープの領域112の間での輝度の波の位相のずれ量が0度から90度までは、ずれ量が大きいほど、境界に位置する領域111により知覚される直線の傾きが大きいと錯覚され、位相のずれ量が90度から180度までは、ずれ量が大きいほど、境界に位置する領域111により知覚される直線の傾きが小さいと錯覚される。位相のずれ量が90度のときに、境界に位置する領域111により知覚される直線の傾きが最も大きいと錯覚される。図4Bと図4Cに例示するように、あるテープ11の矩形領域1122のY方向の位置が、そのテープ11の下側に隣り合う他のテープ11の最も近い矩形領域1122のY方向の位置に対して、左側に(位相のずれ量が0度から180度の範囲内で)ずれた状態で配置されている場合には、境界に位置する領域111が左下に傾いている直線であるように錯覚され、図4Dに例示するように、あるテープ11の矩形領域1122のY方向の位置が、そのテープ11の下側に隣り合う他のテープ11の最も近い矩形領域1122のY方向の位置に対して、右側に(位相のずれ量が0度から180度の範囲内で)ずれた状態で配置されている場合には、境界に位置する領域111が右下に傾いている直線であるように錯覚される。
このように、本実施形態のテープ11の表面にはカフェウォール錯視の基本パタンが繰り返されているため、例えばロールテープを任意の長さに切断したりシール台紙から剥がしたりして得られる複数のテープ11を上述のように貼り付けるだけで、容易にカフェウォール錯視を知覚させることができる。また、図7Aおよび図7Bに例示するように、ロールテープを任意の長さに切断したりシール台紙から剥がしたりして得られる複数のテープ11を立体物の表面に上述のように貼り付けることにより、実際の物理的な形状とは異なる立体形状であるかのように立体物を知覚させることができる。また例えば、貼り剥がしが容易な粘着面とされていることにより、貼り付け後の錯覚が所望のものでなかった場合には、剥がしてY方向の位置をずらして貼り付けるだけで、所望の錯覚となるように容易に調整することができる。
テープ11の各領域の輝度は、例えば、矩形領域1121の輝度が輝度最大値(すなわち、矩形領域1121が「白色」)であり、矩形領域1122の輝度が輝度最小値(すなわち、矩形領域1122が「黒色」)であり、領域111の輝度は、輝度最小値と輝度最大値との略中間値(すなわち、領域111は「灰色」)であるようにすればよい。ただし、矩形領域1121の輝度は輝度最大値でなくてもよいし、矩形領域1122の輝度は輝度最小値でなくてもよい。なお、領域111および112が色相成分を持っていてもよい。
第2領域のY方向に平行な軸上の輝度は、大小が一定の周期で繰り返されていればよく、波の形状はどのようなものであってもよい。領域112(第2領域)でY方向に矩形領域1121と矩形領域1122とが交互に配置されること、すなわち波の形状が矩形波状であること、に代えて、図5に例示するテープ11’のように、領域112に代えて、Y
方向に平行な軸上の輝度の波の形状が略正弦波状の領域112’(第2領域)が設けられていてもよい。輝度の波の形状が略正弦波状である場合には錯視効果が大きい。すなわち、第2領域のY方向に平行な軸上の輝度の大小が、一定の周期で繰り返されていればよい。
テープ11,11’は、例えば、片面が粘着面であるテープ素材の表面(粘着面と逆側の面)に、上述したカフェウォール錯視の基本パタンを印刷して製造されてもよい。テープ素材そのものの色がカフェウォール錯視の基本パタンの一部として利用されてもよい。テープ素材が透明であってもよく、基本パタンの少なくとも一部の領域が透明であってもよい。また、図6に例示するように、テープ11,11’がロールタイプのテープであってもよい。
[第2実施形態]
第2実施形態では主観的輪郭線(Illusory contour)の錯視(以下、IC錯視という)を生じさせるためのテープやシールを説明する。以下では、一例として、円領域から当該円の中心を貫く直線に平行な帯状領域が取り除かれた図形パタンを用いる例で説明する。まず、図8Aに第2実施形態のテープ21(貼付物)を例示する。テープ21は、例えば、長手方向に平行な2辺21a,21bを有し、マスキングテープのように、紙などの利用者が容易に切断可能な素材であり、片面が貼り剥がし容易な粘着面とされており、厚紙などの素材の円筒形の芯にロール状に巻き付けられたロールテープとして販売・流通されて、利用者が手やハサミやロールテープに備えられた切断機構などによりロールテープを任意の長さに切断して得られるものである。もちろん、テープ21は、ロールテープでなくてもよく、所定の長さや様々な長さの複数個がシール台紙に貼り付けられて販売・流通されて、切断せずにそのまま用いられるようにしてもよい。また、テープ21の粘着面は、貼り付けが可能であればよく、ロールテープやシール台紙などの販売・流通時に貼り付けられている物以外からは剥がすのは容易でなくてもよい。図8Aに例示するように、テープ21は、当該テープ21の貼り付け可能な粘着面と逆側の面に背景領域211と複数個のIC錯視の基本パタン212と帯状領域212aが形成されたものである。すなわち、図8Aに例示するように、テープ21に設けられている各基本パタン212は、テープ21の長手方向と平行な直線21c上に中心がある所定直径の円領域から、直線21cに平行な2辺を有する帯状領域212aが取り除かれた、2個の領域である第1領域212bと第2領域212cからなる図形パタンである。なお、図8Aでは説明のために直線21cを破線で明示してあるが、実際にテープ21に直線21cに対応する破線が形成されているわけではない。図8Aの例では、テープ21に複数個設けられている基本パタン212の第1領域212bと第2領域212cの輝度は略同一であり、背景領域211と帯状領域212aとの輝度は略同一である。第1領域212bと第2領域212cの輝度は、背景領域211および帯状領域212aの輝度と異なる。図8Aに例示するように、テープ21には、ある基本パタン212と隣接する基本パタン212とが重複しないように、複数個の基本パタン212が配置されている。図8Bに例示するように、背景領域221と同じ輝度の面にテープ21が貼り付けられた場合、隣り合う帯状領域212aの間の領域Aに帯状領域212aと連続する線が存在するように見えたり、円形の穴や窓の奥で帯状領域212aがB方向につながっている線が存在するかのように見えたりする(主観的輪郭線の錯視)。主観的輪郭線の錯視自体は周知である。テープ21に形成される基本パタン212の配置構成は、この主観的輪郭線の錯視が生じる条件であればどのようなものであってもよい。図8Aの例では、各基本パタン212の元となる円領域の直径は13.5mmであり、帯状領域212aの幅は1.5mmであり、隣り合う基本パタン212の間の距離は3.16mmであり、第1領域212bと第2領域212cの輝度は黒色であり、背景領域211と帯状領域212aとの輝度は白色である。
ただし、図8Cに例示するように、第1領域212bと第2領域212cが黒よりも輝
度の高い領域であってもよいし、背景領域211および帯状領域212aが白よりも輝度の低い領域であってもよい。また、第1領域212bおよび第2領域212c、や、背景領域211および帯状領域212a、が色相成分を持つ領域であってもよい。すなわち、第1領域212bおよび第2領域212cと、背景領域211および帯状領域212aと、の間で色相が異なっていてもよい。
図8Dに例示するように、粘着面と逆側の面に、背景領域211とIC錯視の1個の基本パタン212が設けられた貼り付け可能なシール22(貼付物)複数個によるシールセットであってもよい。このシールセットに含まれる複数のシール22を帯状領域212aの長手方向が同一線上に並ぶように貼り付けてもIC錯視を生じさせることができる。この場合には、物理的に分離された複数のシールの境界線を越えて何らかの接続関係があるように錯覚される。
[第3実施形態]
第3実施形態ではモザイクパタンによる錯視を生じさせるためのテープ、テープセット、シール、およびシールセットを説明する。
<モザイクパタンによる錯視の1種類の基本パタンを印刷したシール>
図9にモザイクパタンによる錯視の1種類の基本パタンを印刷したシール312(貼付物)を例示する。シール312は紙やビニールなどの素材で作られた貼り付け可能な正方形のシールである。シール312の粘着面と逆側の全面には、モザイクパタンによる錯視の1種類の基本パタンが視認可能とされている。本実施形態では、シール312の粘着面と逆側の全面にこの1種類の基本パタンが印刷されている。図9では、複数個のシール312それぞれの接着面が1枚のシール台紙310に貼り付けられたシールセット31を例示する。図9に例示したシールセット31は、単数個または複数個を単位として販売・流通される。しかし、これは本発明を限定するものではない。例えば、個々のシール312がそれぞれ別々にシール台紙310に貼り付けられたものが複数個を単位として販売・流通されてもよい。あるいは、例えば、シール312が貼り付けられたシール台紙310が、シール台紙310のシール312が貼り付けられた面と逆側の面が剥がすのが容易な接着面であり、厚紙などの素材の円筒形の芯にロール状に巻き付けられたロール台紙であってもよい。また、シール312の粘着面は、貼り付けが可能であればよく、シール台紙310以外からは剥がすのは容易でなくてもよい。
図9に例示するシール312の粘着面と逆側の面には、第1領域3121と第2領域3122a,3122bと第3領域3123a,3123bによる、モザイクパタンによる錯視の基本パタンが形成されている。第1領域3121(中心領域)は、シール312の正方形の中心と向きを変えずに縮小させた形状の、正方形の領域である。第2領域3122a,3122bと第3領域3123a,3123bは、シール312の正方形のうちの第1領域3121以外の領域がシール312の正方形の各頂点と当該頂点に対応する第1領域3121の頂点を結ぶ4本の線分により区切られて形成された4個の台形の領域である。図9の例では、シール312に形成された線対称な一組の台形の領域(第1領域3121の左右にある一組の台形の領域)が第2領域3122a,3122bであり、線対称なもう一組の台形の領域(第1領域3121の上下にある一組の台形の領域)が第3領域3123a,3123bである。第1領域3121の輝度は略同一であり、第2領域3122a,3122bの輝度は略同一であり、第3領域3123a,3123bの輝度は略同一である。第1領域3121の輝度は、第2領域3122a,3122bの輝度よりも、第3領域3123a,3123bの輝度よりも、大きい。第2領域3122a,3122bの輝度と、第3領域3123a,3123bの輝度と、は異なる。例えば、第2領域3122a,3122bの輝度は、第1領域3121の輝度と第3領域3123a,3123bの輝度との略中間値である。
<モザイクパタンによる錯視の2種類の基本パタンを印刷したシールセット>
図10にモザイクパタンによる錯視の2種類の基本パタンを印刷したシールセット32(貼付物セット)を例示する。シールセット32は、紙やビニールなどの素材で作られた貼り付け可能な、正方形ではない長方形のシール322(第1貼付物)およびシール323(第2貼付物)を有する。シール322(第1貼付物)は、その粘着面と逆側の全面に、モザイクパタンによる錯視の第1基本パタン1個が視認可能とされている。本実施形態では、シール322の粘着面と逆側の全面にこの第1基本パタン1個が印刷されている。シール323(第2貼付物)は、その粘着面と逆側の全面に、モザイクパタンによる錯視の第2基本パタン1個が視認可能とされている。本実施形態では、シール323の粘着面と逆側の全面にこの第2基本パタン1個が印刷されている。第1基本パタンは第2基本パタンと相違する。図10では、複数個のシール322および複数個のシール323それぞれの接着面が1枚のシール台紙320に貼り付けられたシールセット32を例示する。図10に例示したシールセット32は、単数個または複数個を単位として販売・流通される。しかし、これは本発明を限定するものではない。例えば、単数個のシール322および複数個のシール323それぞれの接着面が1枚のシール台紙320に貼り付けられたシールセット32であってもよいし、複数個のシール322および単数個のシール323それぞれの接着面が1枚のシール台紙320に貼り付けられたシールセット32であってもよい。あるいは、例えば、個々のシール322,323がそれぞれ別々のシール台紙320に貼り付けられたものがシールセット32として販売・流通されてもよい。あるいは、例えば、シール台紙320が、シール台紙320のシール322,323が貼り付けられた面と逆側の面が剥がすのが容易な接着面であり、厚紙などの素材の円筒形の芯にロール状に巻き付けられたロール台紙であってもよい。また、シール322,323の粘着面は、貼り付けが可能であればよく、シール台紙320以外からは剥がすのは容易でなくてもよい。
図10に例示するシール322の粘着面と逆側の面には、第1領域3221と第2領域3222a,3222bと第3領域3223a,3223bによる、モザイクパタンによる錯視の第1基本パタンが構成されている。第1領域3221(中心領域)は、シール322の長方形の中心と向きを変えずに縮小させた形状の、長方形の領域である。第2領域3222a,3222bと第3領域3223a,3223bは、シール322の長方形のうちの第1領域3221以外の領域がシール322の長方形の各頂点と当該頂点に対応する第1領域3221の頂点を結ぶ4本の線分により区切られて形成された4個の台形の領域である。シール322に形成された線対称な一組の台形の領域(中心領域の左右にある一組の台形の領域、シール322の長方形の長辺を底辺として含む2個の台形の領域)が第2領域3222a,3222bであり、線対称なもう一組の台形の領域(中心領域の上下にある一組の台形の領域、シール322の長方形の短辺を底辺として含む2個の台形の領域)が第3領域3223a,3223bである。第1領域3221の輝度は略同一であり、第2領域3222a,3222bの輝度は略同一であり、第3領域3223a,3223bの輝度は略同一である。第1領域3221の輝度は、第2領域3222a,3222bの輝度よりも、第3領域3223a,3223bの輝度よりも、大きい。第2領域3222a,3222bの輝度と、第3領域3223a,3223bの輝度と、は異なる。例えば、第2領域3222a,3222bの輝度は、第1領域3221の輝度と第3領域3223a,3223bの輝度との略中間値である。
図10に例示するシール323は、シール322と合同な長方形であり、シール323の粘着面と逆側の面には、第4領域3231と第6領域3233a,3233bと第5領域3232a,3232bとによる、モザイクパタンによる錯視の第2基本パタンが構成されている。第4領域3231と第6領域3233a,3233bと第5領域3232a,3232bのシール323における位置及び形状は、それぞれ、第1領域3221と第
2領域3222a,3222bと第3領域3223a,3223bのシール322における位置及び形状と同じである。第4領域3231(中心領域)の輝度は、シール322の第1領域3221の輝度と略同一である。第5領域3232a,3232bの輝度は、シール322の第2領域3222a,3222bの輝度と略同一である。第6領域3233a,3233bの輝度はシール322の第3領域3223a,3223bの輝度と略同一である。すなわち、シール323の中心領域の輝度はシール322の中心領域の輝度と同じであり、シール323の中心領域の上下にある領域の輝度は、シール322の中心領域の左右にある領域の輝度と略同一であり、シール323の中心領域の左右にある領域の輝度は、シール322の中心領域の上下にある領域の輝度と略同一である。
<モザイクパタンによる錯視の1種類の基本パタンの複数個の連続を印刷したテープ>
図11にモザイクパタンによる錯視の基本パタン312’の連続を印刷したテープ332を例示する。テープ332は、紙などの素材で作られた貼り付け可能なテープであり、長手方向(以下、Y1方向という)に平行な2辺を有する。図11に例示するように、テープ332の粘着面と逆側の全面に、モザイクパタンによる錯視の1種類の基本パタン312’がY1方向に複数個隙間無く配置された連続パタン332’が視認可能とされている。本実施形態では、テープ332の粘着面と逆側の全面にこの連続パタン332’が印刷されている。テープ332は、例えば、マスキングテープのように、紙などの利用者が容易に切断可能な素材であり、片面が貼り剥がし容易な粘着面とされており、厚紙などの素材の円筒形の芯にロール状に巻き付けられたロールテープとして販売・流通されて、利用者が手やハサミやロールテープに備えられた切断機構などによりロールテープを基本パタン312’の境界で切断して用いるものである。もちろん、テープ332は、ロールテープでなくてもよく、所定の個数の基本パタン312’が隙間無く配置されたテープ332や様々な個数の基本パタン312’が隙間無く配置された複数個のテープ332がシール台紙に貼り付けられて販売・流通されて、切断せずにそのまま用いられるようにしてもよい。また、テープ332の粘着面は、貼り付けが可能であればよく、ロールテープやシール台紙などの販売・流通時に貼り付けられている物以外からは剥がすのは容易でなくてもよい。
図11に例示したテープ332の粘着面と逆側の面には、1種類のモザイクパタンによる錯視の正方形の基本パタン312’がテープ332の長手方向に複数個互いに隣接して形成されている。図11に例示するように、基本パタン312’は、図9に例示して前述したシール312の基本パタンと同じであり、第1領域3121と第2領域3122a,3122bと第3領域3123a,3123bと、により構成されている。第2領域3122a,3122bは、基本パタン312’の辺のうちのY1方向(テープの長手方向)に垂直な辺を底辺とする2個の台形の領域であり、第3領域3123a,3123bは、基本パタン312’の辺のうちのY1方向(テープの長手方向)に平行な辺を底辺とする2個の台形の領域である。図11に例示したテープ332では、右端以外の各基本パタン312’について、当該基本パタン312’の右側の辺と、当該基本パタン312’の右側に隣接する基本パタン312’の左側の辺と、が一致するように、複数個の基本パタン312’が形成されて連続パタン332’とされている。
<モザイクパタンによる錯視の複数種類の基本パタンそれぞれについて、1種類の基本パタンの複数個の連続を印刷したテープ>
図12に例示するように、モザイクパタンによる錯視の複数種類の基本パタンそれぞれについての、1種類の基本パタンの連続を印刷したテープ、によるテープセット34が販売・流通されてもよい。テープセット34は、基本パタンが互いに相違する貼り付け可能なテープであり、それぞれテープの長手方向に平行な2辺を有するテープである、テープ332(第1テープ)とテープ342(第2テープ)とのそれぞれの接着面がシール台紙340に貼り付けられたものである。テープ332は、上述した通りであり(図11)、
テープ332の粘着面と逆側の全面に、モザイクパタンによる錯視の1種類目の基本パタン312’がY1方向に複数個隙間無く配置された連続パタン332’が視認可能とされたものである。また、図12に例示するように、テープ342は、テープ342の粘着面と逆側の全面に、モザイクパタンによる錯視の2種類目の基本パタン343’がテープ342の長手方向(以下、Y2方向という)に複数個隙間無く配置された連続パタン342’が視認可能とされたものである。本実施形態では、テープ342の粘着面と逆側の全面にこの連続パタン342’が印刷されている。
テープ342の粘着面と逆側の面には、1種類のモザイクパタンによる錯視の正方形の基本パタン343’がY2方向に複数個互いに隣接して形成されることで、連続パタン342’が形成されている。基本パタン343’は、基本パタン312’と合同な正方形であり、第4領域3431と第6領域3433a,3433bと第5領域3432a,3432bとによるモザイクパタンによる錯視の基本パタンが構成されている。第4領域3431と第6領域3433a,3433bと第5領域3432a,3432bの基本パタン343’における位置及び形状は、それぞれ、第1領域3121と第2領域3122a,3122bと第3領域3123a,3123bの基本パタン312’における位置及び形状と同じである。すなわち、第6領域3433a,3433bは、基本パタン343’の辺のうちのY2方向(テープの長手方向)に垂直な辺を底辺とする2個の台形の領域であり、第5領域3432a,3432bは、基本パタン343’の辺のうちのY2方向(テープの長手方向)に平行な辺を底辺とする2個の台形の領域である。基本パタン343’の第4領域3431(中心領域)の輝度は、基本パタン312’の第1領域3121の輝度と略同一である。基本パタン343’の第5領域3432a,3432bの輝度は、基本パタン312’の第2領域3122a,3122bの輝度と略同一である。基本パタン343’の第6領域3433a,3433bの輝度は、基本パタン312’の第3領域3123a,3123bの輝度と略同一である。すなわち、基本パタン343’の中心領域の輝度は基本パタン312’の中心領域の輝度と同じであり、基本パタン343’の中心領域の上下にある領域の輝度は、基本パタン312’の中心領域の左右にある領域の輝度と略同一であり、基本パタン343’の中心領域の左右にある領域の輝度は、基本パタン312’の中心領域の上下にある領域の輝度と略同一である。
テープ332,342が貼り付けられたシール台紙340が、シール台紙340のテープ332,342が貼り付けられた面と逆側の面が剥がすのが容易な接着面であり、厚紙などの素材の円筒形の芯にロール状に巻き付けられたロール台紙であってもよい。もちろん、シール台紙340は、ロール台紙でなくてもよく、所定の個数の基本パタン312’が隙間無く配置されたテープ332と所定の個数の基本パタン343’が隙間無く配置されたテープ342とが貼り付けられて、または、様々な個数の基本パタン312’が隙間無く配置されたテープ332と様々な個数の基本パタン343’が隙間無く配置されたテープ342とが貼り付けられて、販売・流通されて、切断せずにそのまま用いられるようにしてもよい。また、テープ332とテープ342とが別々のシール台紙に貼り付けられたテープセットとして販売・流通されてもよい。また、テープ332,342の粘着面は、貼り付けが可能であればよく、シール台紙以外からは剥がすのは容易でなくてもよい。
なお、各テープに用いる複数種類の基本パタンは、正方形ではない長方形であってもよい。例えば、正方形ではない長方形の基本パタンである図10に例示したシール322の基本パタンの連続を印刷したテープと、当該基本パタンと合同な長方形の基本パタンである図10に例示したシール323の基本パタンの連続を印刷したテープと、によるテープセットとしてもよい。
<モザイクタイプの錯視の複数種類の基本パタンの連続を複数通り印刷したテープセット>
図13に例示するように、モザイクタイプの錯視の複数種類の基本パタンについて、それぞれ異なるパタンでの連続を印刷した複数通りのテープによるテープセット35が販売・流通されてもよい。図13に例示するテープセット35は、貼り付け可能なテープ332(第1テープ)と貼り付け可能なテープ342(第2テープ)と貼り付け可能なテープ352(第3テープ)とを有する。テープ332は、上述した通りであり(図11、図12)、テープ332の粘着面と逆側の全面に、モザイクパタンによる錯視の正方形の1種類目の基本パタン312’がテープ332の長手方向に複数個隙間無く配置された連続パタン332’(第1連続パタン)が視認可能とされたものである。テープ342は、上述した通りであり(図12)、テープ342の粘着面と逆側の全面に、モザイクパタンによる錯視の正方形の2種類目の基本パタン343’がテープ342の長手方向に複数個隙間無く配置された連続パタン342’(第2連続パタン)が視認可能とされたものである。図13に例示するテープ352には、その粘着面と逆側の全面に、モザイクタイプの錯視の正方形の2種類の基本パタン312’,343’がテープ352の長手方向に交互に複数個隙間無く配置された連続パタン352’(第3連続パタン)が視認可能とされている。テープ352の粘着面と逆側の面には、2種類の基本パタン312’および343’がテープ352の長手方向に互いに隣接して交互に形成されることで、連続パタン352’が形成されている。なお、連続パタンはこれらに限られず、複数種類の基本パタンが所定の規則で並べられたパタンであればよい。テープセット35についても、テープセット34と同様に、ロール台紙などのシール台紙350に貼り付けられて販売・流通されてもよい。
なお、上述した各領域が色相成分を持ってもよい。例えば、輝度が上述した条件を満たしていれば、第1領域(および第4領域)の色相は略同一であり、第2領域(および第6領域)の色相は略同一であり、第3領域(および第5領域)の色相は略同一であり、第1領域(および第4領域)と、第2領域(および第6領域)と、第3領域(または第5領域)と、の間で色相が異なっていてもよい。
[第4実施形態]
第4実施形態ではダズル迷彩による立体の錯視(以下、便宜的に「ダズル錯視」と呼ぶ)を生じさせるためのテープおよびテープセットを説明する。
<右傾斜テープと左傾斜テープの2点セット>
図15A、および図15Bに本実施形態のテープセット(貼付物セット)を例示する。本実施形態のテープセットは、長手方向に平行な2辺を有する貼り付け可能なテープ41(右傾斜テープ、第1貼付物)と長手方向に平行な2辺を有する貼り付け可能なテープ42(左傾斜テープ、第2貼付物)とを有する。テープ41,42は、例えば、マスキングテープのように、紙などの利用者が容易に切断可能な素材であり、片面が貼り剥がし容易な粘着面とされており、厚紙などの素材の円筒形の芯にロール状に巻き付けられたロールテープとして販売・流通されて、利用者が手やハサミやロールテープに備えられた切断機構などによりロールテープを任意の長さに切断して得られるものである。また、テープ41,42の粘着面は、貼り付けが可能であればよく、シール台紙以外からは剥がすのは容易でなくてもよい。
図15Aに例示するように、テープ41は、その粘着面と逆側の全面に、テープ41の長手方向(以下、Y1方向という)に対して所定の角度θ1だけ右下方向に傾斜したストライプ模様であるダズル錯視の基本パタン41’(第1基本パタン)が視認可能とされている。ダズル錯視の基本パタン41’は、交互に平行に配置される帯状の領域411,412からなるストライプ模様である。図15Bに例示するように、テープ42は、その粘着面と逆側の全面に、テープ42の長手方向(以下、Y2方向という)に対して、所定の角度θ1だけ右上方向に傾斜したストライプ模様であるダズルタイプの錯視の基本パタン
42’(第2基本パタン)が視認可能とされている。ダズルタイプの錯視の基本パタン42’は、交互に平行に配置される帯状の領域421,422からなるストライプ模様である。本実施形態で例示する基本パタン41’と基本パタン42’では、領域411の長手方向に略直交する方向の領域411の長さ(領域411の幅)と、領域421の長手方向に略直交する方向の領域421の長さ(領域421の幅)と、領域412の長手方向に略直交する方向の領域412の長さ(領域412の幅)と、領域422の長手方向に略直交する方向の領域422の長さ(領域422の幅)と、は略同一である。すべての領域411と領域421の輝度は略同一であり、すべての領域412と領域422の輝度は略同一であり、領域412,422の輝度値は領域411,421の輝度値よりも大きい。例えば、領域411,421の輝度値は輝度最小値(すなわち、領域411,421が「黒色」)であり、領域412,422の輝度値は輝度最大値(すなわち、領域412,422が「白色」)である。なお、ダズル迷彩による立体の錯視自体は周知である。なお、テープ41,42は、例えば、片面が粘着面であるテープ素材の表面(粘着面と逆側の面)に、ダズル錯視の基本パタン41’,42’を印刷して製造される。
テープ41の基本パタン41’とテープ42の基本パタン42’において、基本パタン41’のストライプ模様の右下方向への傾斜角と基本パタン42’のストライプ模様の右上方向への傾斜角とが同じであり、領域411と領域421の幅が同じであり、領域412と領域422の幅が同じであることで、テープ41の基本パタン41’とテープ42の基本パタン42’とは整合可能とされている。すなわち、テープ41,42は、テープ41とテープ42とを隣接させて対象に貼り付けた際に、隣接した当該テープ41の領域411と当該テープ42の領域421とが整合し、隣接した当該テープ41の領域412と当該テープ42の領域422とが整合するように構成されている。
テープ41,42がロールタイプのテープなどの長尺のテープである場合、テープ41から切り出した一部である第1のシールとテープ42から切り出した一部である第2のシールとを隣接させて対象に貼り付ける際には、隣接させる第1のシールの辺と第2のシールの辺を、それぞれテープ41とテープ42の長手方向と垂直となるように、かつ、基本パタン41’と基本パタン42’とが整合するように、第1のシールと第2のシールを切り出す必要がある。このような切り出しを容易に行えるようにするためには、テープ41とテープ42の長手方向と略垂直方向の幅を略同一とし、図16Aに例示したテープ41から切り出される左側のシール410の右側の端部413dと図16Bに例示したテープ42から切り出される右側のシール420の左側の端部423cでテープ41の基本パタン41’とテープ42の基本パタン42’とを整合させられるようにし、図16Aに例示したテープ41から切り出される右側のシール410の左側の端部413cと図16Bに例示したテープ42から切り出される左側のシール420の右側の端部423dでテープ41の基本パタン41’とテープ42の基本パタン42’とを整合させられるようにすることが望ましい。そのため、端部413cおよび/または端部413dでテープ41を切り離し、端部423cおよび/または端部423dでテープ42を切り離すことができるように、当該長尺のテープに長手方向の所定の間隔で切れ目が設けられていてもよい。すなわち、図16Aおよび図16Bに例示するように、長尺のテープ41にテープ41をY1方向の略垂直方向に端部413cおよび端部413dで横切る切れ目414が設けられていてもよい。同様に、長尺のテープ42にテープ42をY2方向の略垂直方向に端部423cおよび端部423dで横切る切れ目424が設けられていてもよい。そして、これらの切れ目414,424で長尺のテープ41,42からシール410,420を切り出し、テープ41の切れ目414に沿ったシール410の端部413c(第1線分)と、テープ42の切れ目424に沿った端部423d(第2線分)とで、および/または、テープ41の切れ目414に沿ったシール410の端部413d(第1線分)と、テープ42の切れ目424に沿った端部423c(第2線分)とで、基本パタン41’と基本パタン42’とが整合可能とされていてもよい。これによって当該シール410とシール420
とを隣接させて対象に貼り付けるだけで容易に基本パタン41’と基本パタン42’とを整合させることができる。
シール410とシール420は、例えば、以下の(1)と(2)の条件を満たすように構成される。なお、何れか一方の条件を満たせば、もう一方の条件も満たされる。
(1)シール410のY1方向に略垂直な左側の端部413cの上端に存在する領域、シール410のY1方向の略垂直な右側の端部413dに上端に存在する領域、シール420のY2方向に略垂直な左側の端部423cの上端に存在する領域、シール420のY2方向に略垂直な右側の端部423dの上端に存在する領域、の全てが略同一の輝度の領域であり、かつ、領域の幅が略同一である。
(2)シール410のY1方向に略垂直な左側の端部413cの下端に存在する領域、シール410のY1方向の略垂直な右側の端部413dに下端に存在する領域、シール420のY2方向に略垂直な左側の端部423cの下端に存在する領域、シール420のY2方向に略垂直な右側の端部423dの下端に存在する領域、の全てが略同一の輝度の領域であり、かつ、領域の幅が略同一である。
なお、シール410と基本パタン41’とシール420の基本パタン42’は上記の(1)と(2)の条件を満たせばよく、寸法に制約はないが、以下に図14Aに示すシール410および図14Bに示すシール420の各寸法の一例を示す。
W1=15(mm)
a12=a13=a14=W1/4=3.75(mm)
a11=a15=W1/8=1.875(mm)
a12’=a13’=a14’=W1/4=3.75(mm)
a11’=a15’=W1/8=1.875(mm)
L1=50(mm)
b12=b13=b14=b15=b16=L1/6(mm)
b11=b17=L1/12(mm)
b12’=b13’=b14’=b15’=b16’=L1/6(mm)
b11’=b17’=L1/12(mm)
W2=15(mm)
a22=a23=a24=W2/4=3.75(mm)
a21=a25=W2/8=1.875(mm)
a22’=a23’=a24’=W2/4=3.75(mm)
a21’=a25’=W2/8=1.875(mm)
L2=50(mm)
b22=b23=b24=b25=b26=L1/6(mm)
b21=b27=L2/12(mm)
b22’=b23’=b24’=b25’=b26’=L2/6(mm)
b21’=b27’=L2/12(mm)
<右傾斜テープと、左傾斜テープと、左傾斜パタンおよび右傾斜パタンが連結された部分を含むテープとの3点セット>
テープセット(貼付物セット)が、上述したテープ41とテープ42とに加え、さらに基本パタン41’と基本パタン42’とを連結した部分を含むテープ43(第3貼付物)を有していてもよい。このテープ43もテープ41,42と同様に貼り付け可能なテープである。図17に例示するように、テープ43は、その粘着面と逆側の全面に、基本パタン41’であって図16Aの左側のシール410の端部413dからY1方向の所定の長さの部分と同じパタンである基本パタン431(第1基本パタン)と、基本パタン42’であって図16Bの右側のシール420の端部423cからY2方向の所定の長さの部分と同じパタンである基本パタン432(第2基本パタン)とを連結した基本パタン43’
(第3基本パタン)が視認可能とされている。すなわち、テープ43に形成されている基本パタン43’は、テープ41のY1方向の略垂直方向に横切る端部413d(第1線分)と、テープ42のY2方向の略垂直方向に横切る423c(第2線分)とが一致するように、基本パタン431と基本パタン432とを線分434で連結したパタンである。すなわち、線分434で領域411と領域421とが位置合わせされており、かつ、線分434で領域412と領域422とが位置合わせされている。すなわち、線分434において、基本パタン431の上端に存在する領域と基本パタン432の上端に存在する領域は、略同一の輝度であり、かつ、幅が略同一である。また、線分434において、基本パタン431の下端に存在する領域と基本パタン432の下端に存在する領域は、略同一の輝度であり、かつ、幅が略同一である。テープ43は、所定の長さや様々な長さものがシール台紙に貼り付けられて、テープ41とテープ42と組み合わせて、または、テープ41とテープ42と組み合わせて用いるためのものとして、販売・流通されてもよい。なお、テープ43の第1基本パタン431はテープ41の基本パタン41’と略同一であり、テープ43の第2基本パタン432はテープ42の基本パタン42’と略同一であるので、テープ41とテープ42を手作業で切断した場合などに長手方向に略垂直に切断できずにそのままでは基本パタン41’と基本パタン42’とが整合しない場合でも、切断後のテープ41とテープ42を位置合わせして対象に貼り付け、これらに重ねてテープ43を貼り付けることで、基本パタン41’と基本パタン42’とを整合するように貼り付けたのと同じことを実現することができる。なお、テープ41とテープ42との左右の位置関係が逆である場合には、テープ43の上下を反転して用いればよい。
なお、以下に図17に示した、図14Aのシール410と同じ基本パタン41’のテープ41と、図14Bのシール420と同じ基本パタン42’のテープ42と、組み合わせて用いるためのテープ43の各寸法の一例を示す。
W3=15(mm)
a32=a33=a34=W3/4=3.75(mm)
a31=a35=W3/8=1.875(mm)
a32’=a33’=a34’=W3/4=3.75(mm)
a31’=a35’=W3/8=1.875(mm)
L3=50(mm)
L31=L32=25(mm)
テープセットが、切れ目が設けられたテープ41と切れ目が設けられたテープ42とに加え、さらにテープ43を含む場合、テープ41が切れ目414で綺麗に分離されなかったり、テープ42が切れ目424で綺麗に分離されなかったりした場合でも、分離後のテープ41と分離後のテープ42とを連結する部分にテープ43を貼ることで全体として綺麗なダズルタイプの図形を生成でき、ダズルタイプの錯視を生じさせることができる。
図18に、上述したダズル迷彩による立体の錯視を生じさせるためのテープおよびテープセットの使用状態を例示する。このように、本形態のテープやテープセットを用いることで、ダズル迷彩による立体の錯視を生じさせる図形を対象に容易に生成することができる。
[その他の変形例]
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、対象の表面に複数個を貼り付けることで錯視模様を形成するための貼付物であって、貼付物の表面の全面に、当該錯視模様の基本構成となるパタンであり、かつ、当該パタンのみでは当該錯視模様と同じ錯視を生じさせないパタンであり、かつ、所定の第1の形状であり所定の第1の輝度を有する第1の領域と、所定の第2の形状であり第1の輝度とは異なる所定の第2の輝度を有する第2の領域と、が所定の位置関係で配置された部分を少なくとも含むパタンである基本
パタン、が1個または複数個連続して形成されている貼付物であればよい。例えば、上述の各実施形態において、上述した錯視を生じさせるための基本パタンに代えて、上述以外の錯視を生じさせるための基本パタンが粘着面と逆側の面に形成されたテープやシールやそれらのセットが提供されてもよい。例えば、図19に例示するような、陰影からの立体形状知覚(Shape From Shading、以下ではSFSタイプの錯視という)の基本パタンをテープやシールの表面に形成し、視認可能としてもよい。図19に例示するシールセット5は、シール台紙52に、SFSタイプの錯視の基本パタン51’が全面に形成された複数個のシール51が貼り付けられたものである。シール51の全面に形成されているSFSタイプの錯視の基本パタン51’は、シール51の輪郭線の中に、ある中間輝度の領域512と、領域512を囲む領域であり、中間輝度より高い輝度の部分領域511と中間輝度より低い輝度の部分領域513とにより構成される領域と、により構成される。
11,11',21,41,42,43,44,342~353 テープ
32,34,35 テープセット
211,312,322,323 シール

Claims (2)

  1. 貼り付け可能な第1貼付物と第2貼付物とを有する貼付物セットであって、
    前記第1貼付物は、前記第1貼付物の粘着面と逆側の全面に、前記第1貼付物の長手方向(以下、Y1方向という)に対して傾斜したストライプ模様の第1基本パタンが視認可能とされており、
    前記第2貼付物は、前記第2貼付物の粘着面と逆側の全面に、前記第2貼付物の長手方向(以下、Y2方向という)に対して傾斜したストライプ模様の第2基本パタンが視認可能とされており、
    前記Y1方向に対して前記第1基本パタンの成す角度と、前記Y2方向に対して前記第2基本パタンの成す角度と、は大きさが同じで正負が異なり、
    前記第1基本パタンのストライプ模様と前記第2基本パタンのストライプ模様とは、第1の輝度を有する所定幅の第1の帯状領域と、前記第1の輝度と異なる第2の輝度を有する前記所定幅の第2の帯状領域と、が交互に平行に配置された模様であり、
    前記第1貼付物には、前記第1貼付物を前記Y1方向の略垂直方向に横切る切れ目が設けられており、
    前記第2貼付物には、前記第2貼付物を前記Y2方向の略垂直方向に横切る切れ目が設けられており、
    前記第1貼付物における前記切れ目の前記Y1方向の位置と前記第2貼付物における前記切れ目の前記Y1方向の位置とは、前記第1貼付物の切れ目に沿った第1線分と、前記第2貼付物の切れ目に沿った第2線分とで、前記第1基本パタンの帯状領域と前記第2基本パタンの帯状領域とが整合する位置である、
    貼付物セット。
  2. 貼り付け可能な第1貼付物と第2貼付物と第3貼付物とを有する貼付物セットであって、
    前記第1貼付物は、前記第1貼付物の粘着面と逆側の全面に、前記第1貼付物の長手方向(以下、Y1方向という)に対して傾斜したストライプ模様の第1基本パタンが視認可能とされており、
    前記第2貼付物は、前記第2貼付物の粘着面と逆側の全面に、前記第2貼付物の長手方向(以下、Y2方向という)に対して傾斜したストライプ模様の第2基本パタンが視認可能とされており、
    前記Y1方向に対して前記第1基本パタンの成す角度と、前記Y2方向に対して前記第2基本パタンの成す角度と、は大きさが同じで正負が異なり、
    前記第1基本パタンのストライプ模様と前記第2基本パタンのストライプ模様とは、第1の輝度を有する所定幅の第1の帯状領域と、前記第1の輝度と異なる第2の輝度を有する前記所定幅の第2の帯状領域と、が交互に平行に配置された模様であり、
    前記第3貼付物は、前記第3貼付物の粘着面と逆側の全面に、前記第1基本パタンと前記第2基本パタンとを連結した第3基本パタンが視認可能とされており、
    前記第3基本パタンは、前記第1貼付物の前記Y1方向の略垂直方向に横切る第1線分と、前記第2貼付物の前記Y2方向の略垂直方向に横切る第2線分との間で、前記第1基本パタンの帯状領域と前記第2基本パタンの帯状領域とを整合させて連結したものに相当するパタンであり、
    前記第1貼付物には、前記第1貼付物を前記Y1方向の略垂直方向に横切る切れ目が設けられており、
    前記第2貼付物には、前記第2貼付物を前記Y2方向の略垂直方向に横切る切れ目が設けられており、
    前記第1貼付物における前記切れ目の前記Y1方向の位置と前記第2貼付物における前記切れ目の前記Y1方向の位置とは、前記第1貼付物の切れ目に沿った第1線分と、前記第2貼付物の切れ目に沿った第2線分とで、前記第1基本パタンの帯状領域と前記第2基本パタンの帯状領域とが整合する位置である、
    貼付物セット。
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錯視ブロックワークショップグループ,錯視ブロックワークショップ,KIDS DESIGN AWARD 受賞作品検索,日本,2017年,[令和5年8月4日検索],インターネット,https://kidsdesignaward.jp/search/detail_170999

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