JP7459145B2 - 検体搬送システム、および検体の搬送方法 - Google Patents

検体搬送システム、および検体の搬送方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば血液,血漿,血清,尿、その他の体液等の生体試料(以下検体と記載)の分析を行う検体分析装置や分析に必要な前処理を行う検体前処理装置における検体搬送システム、および検体の搬送方法に関する。
非常に柔軟であり高い搬送性能を与える、研究室試料配送システムおよび対応する動作方法の一例として、特許文献1には、いくつかの容器キャリアであって、各々が少なくとも1つの磁気的活性デバイス、好ましくは少なくとも1つの永久磁石を備え、試料容器を運ぶように適合された容器キャリアと、容器キャリアを運ぶように適合された搬送平面と、搬送平面の下方に静止して配置された幾つかの電磁アクチュエータであって、容器キャリアに磁力を印加することによって搬送平面の上で容器キャリアを移動させるように適合された電磁アクチュエータと、を備える、ことが記載されている。
また、移送面上の位置が認識されうる検査室試料分配システムの一例として、特許文献2には、移送面と、複数の試料容器キャリアと、試料容器キャリアを移送面上で動かすように構成された駆動手段と、試料容器キャリアが対応する移送経路に沿って動くように駆動手段を駆動することによって試料容器キャリアの移送面上での動きを制御するように構成された制御装置とを備え、光学的に認識可能な複数の幾何学形状が移送面に置かれ、それぞれの幾何学形状が移送面上の専用のフィールドを表す、ことが記載されている。
特開2017-77971号公報 特開2018-119962号公報
血液、尿などの生体サンプルである検体の分析を自動で行うための検体処理システムとして、検体の投入や遠心分離、分注処理、ラベリング処理などを行う検体前処理システムや、そのような検体前処理システムで処理された検体を分析する自動分析システムがある。
従来の検体前処理システムや自動分析システムでは、所定の処理や分析を行う機構まで検体を搬送するために、ベルトコンベヤなどを用いた検体の搬送ラインを備えていた。この搬送ラインを検体搬送システム上に複数搭載することにより、所定の機構まで検体を搬送していた。
一方で、特許文献1は、非常に柔軟であり高い搬送性能を与える研究室試料配送システムについて開示されている。
また検体の搬送方法の一例として、特許文献2に記載の技術がある。この特許文献2には、検体が収容された検体容器が搭載されたホルダに設置されている永久磁石位置を検出する位置センサを有しており、位置センサが検知した位置情報に応じて搬送したい方向に対応する電磁アクチュエータを励磁してホルダを搬送することで所望の位置までの検体搬送を行うことが記載されている。
電磁アクチュエータを用いた検体搬送システムでは、上述の特許文献2のように、検体の位置情報を検知したのちに、次に搬送したい方向に存在する電磁アクチュエータを励磁することでホルダの搬送を行う。この動作を繰り返していくことで所定の位置にホルダを搬送する。
そのため、位置情報の検知が遅れてしまうとホルダの搬送速度の遅れにつながってしまう虞がある。
また、ホルダ同士が密集した箇所での搬送の場合、正確な位置情報を検知しないとホルダ同士の衝突や隣接するホルダの誤検知が発生してしまう、との虞がある。
これに対し、特許文献2に記載のような技術では、検体の位置情報の検知に位置センサを用いているが、位置センサの検出範囲については考慮されておらず、更なる高速・高精度の検体搬送を実現するにあたって、ホルダの検知精度を向上させる必要があることが本発明者らの検討により明らかとなった。
そこで、本発明では、電磁アクチュエータを用いた搬送方式に対応し、従来に比べてより高速で、かつ安定して検体を搬送することができる検体搬送システム、および検体の搬送方法を提供する。
本発明は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、検体ホルダに設けられた磁性体と電磁石との相互作用によって搬送路上を滑走させることで前記検体ホルダに搭載された検体を搬送する検体搬送システムであって、各々が前記電磁石によって構成され、前記磁性体の位置を検出する複数の検出点と、前記複数の検出点を覆うように前記複数の検出点の上方に設けられている複数の搬送路と、を備えており、前記複数の搬送路のうち、第1搬送路を構成する第1検出点の検出範囲と前記第1搬送路とは異なる第2搬送路を構成する第2検出点の検出範囲とが異なる範囲となっていることを特徴とする。
本発明によれば、電磁アクチュエータを用いた搬送方式に対応し、従来に比べてより高速で、かつ安定して検体を搬送することができる。上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
本発明の実施例1に係る検体搬送システム全体の構成を示す概略平面図である。 実施例1に係る検体搬送システムを構成する搬送装置の概略構成を示す図である。 実施例1に係る搬送装置で取得される電流変化曲線の一例を示す図である。 実施例1の搬送装置における検出範囲の設定方法の一例を示す概要図である。 実施例1の搬送装置における検出範囲の設定方法の一例を示す概要図である。 実施例1の搬送装置における検出範囲の設定方法の一例を示す概要図である。 実施例1に係る搬送装置の一部上面の様子を示す図である。 本発明の実施例2に係る検体搬送システムを構成する搬送装置での検出範囲設定の概要の一例を示す図である。 本発明の実施例3に係る検体搬送システムを構成する搬送装置での検出範囲設定の概要の一例を示す図である。 実施例3に係る搬送装置での検出範囲の設定手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例4に係る検体搬送システムを構成する搬送装置での検出範囲設定の概要の一例を示す図である。 実施例4に係る搬送装置での検出範囲設定の概要の一例を示す図である。 実施例4に係る搬送装置での検出範囲設定の概要の一例を示す図である。 実施例4に係る搬送装置での検出範囲の設定手順を示すフローチャートである。
以下に本発明の検体搬送システム、および検体の搬送方法の実施例を、図面を用いて説明する。
<実施例1>
本発明の検体搬送システム、および検体の搬送方法の実施例1について図1乃至図7を用いて説明する。
最初に、検体搬送システムの全体構成について図1を用いて説明する。図1は本発明の実施例1に係る検体搬送システム全体の構成を示す平面図である。
図1に示した本実施例1における検体搬送システム100は、血液、尿などの検体の成分を自動で分析するための分析装置を備えたシステムである。
検体搬送システム100の主な構成要素は、血液、尿などの検体が収容された検体容器201(図2参照)が搭載されたホルダ202(図2参照)もしくは空ホルダを搬送する複数の搬送装置102(図1では12個)、複数の分析装置103(図1では4個)、検体搬送システム100を統合管理する制御用コンピュータ101である。
分析装置103は、搬送装置102により搬送された検体の成分の定性・定量分析を行うためのユニットである。このユニットにおける分析項目は特に限定されず、生化学項目や免疫項目を分析する公知の自動分析装置の構成を採用することができる。更に、複数設ける場合に、同一仕様でも異なる仕様でもよく、特に限定されない。
各々の搬送装置102は、ホルダ202に設けられた磁性体203(図2参照)と磁極207(図2参照)との相互作用によって搬送路上を滑走させることでホルダ202に搭載された検体を目的地まで搬送する装置である。その詳細は図2以降を用いて詳細に説明する。
制御用コンピュータ101は、搬送装置102や分析装置103を含めたシステム全体の動作を制御するものであり、液晶ディスプレイ等の表示機器や入力機器、記憶装置、CPU、メモリなどを有するコンピュータで構成される。制御用コンピュータ101による各機器の動作の制御は、記憶装置に記録された各種プログラムに基づき実行される。
なお、制御用コンピュータ101で実行される動作の制御処理は、1つのプログラムにまとめられていても、それぞれが複数のプログラムに別れていてもよく、それらの組み合わせでもよい。また、プログラムの一部または全ては専用ハードウェアで実現してもよく、モジュール化されていても良い。
本実施例の制御用コンピュータ101では、ホルダ202の分析装置103への搬送の設定ごとに複数の検出点の検出範囲301A,301B,301Cを決定する。その詳細は後述する。
なお、上述の図1では、分析装置103が4つ設けられている場合について説明しているが、分析装置の数は特に限定されず、1つ以上とすることができる。同様に、搬送装置102の数についても特に限定されず、1つ以上とすることができる。
また、検体搬送システム100には、検体に対する前処理や後処理を実行する各種検体前処理・後処理部を設けることができる。検体前処理・後処理部の詳細な構成は特に限定されず、公知の前処理装置の構成を採用することができる。
次に、本実施例の搬送装置102の具体的な構成について図2乃至図7を用いて説明する。図2は搬送装置102の概略を示した構成図である。図3は搬送装置で取得される電流変化曲線の一例を示す図である。図4乃至図6は搬送装置における検出範囲の設定方法の一例を示す概要図である。図7は搬送装置の一部上面の様子を示す図である。
図2において、検体が収容された検体容器201が架設されたホルダ202は、搬送装置102中に複数設けられている。複数のホルダ202の各々の底面部分には磁性体203が設けられている。
磁性体203は、例えばネオジムやフェライトなどの永久磁石で構成されるが、その他の磁石および軟磁性体でも構成でき、それらを適宜組み合わせたものとすることができる。
なお、ホルダ202の下面に磁性体203が設けられている必要はないが、電磁搬送の搬送力を効率的に作用させる観点から、下面に設けられていることが望ましい。
磁性体203を有するホルダ202は、搬送面204の上を滑るように移動する。その搬送力を生成するために、搬送面204の下部には、円柱状のコア205、およびそのコア205の外周に巻かれた巻線206で構成される磁極207が複数設けられている。この磁極207が、磁性体203の位置を検出する複数の検出点の各々を構成する。また、この磁極207を覆うようにその上方に搬送路が複数設けられる。
本実施例の搬送装置102では、その内部に複数設けられている磁極207は、磁性体203の位置検出を担うとともに、磁性体203の搬送、すなわち検体の搬送を担っている。
また本実施例では、搬送装置102内の磁極207の仕様は全ての磁極207で同一であるが、必ずしも同一である必要はない。
磁極207には、磁極207に対して所定の電圧を印加することで所定の電流を巻線206に流す駆動部208が接続されている。この駆動部208によって電圧が印加された磁極207は電磁石として働き、搬送面204上にあるホルダ202に有する磁性体203を引き付ける。磁極207によってホルダ202を引き付けた後に、磁極207への駆動部208より電圧印加を止め、磁極207と隣り合う異なった磁極207に前述と同様にして駆動部208より電圧を印加することで、隣り合った磁極207にホルダ202に有する磁性体203を引き付ける。
この手順を搬送路を構成するすべての磁極207で繰り返すことによって、磁性体203が設けられているホルダ202に保持された検体容器201内に収容された検体を目的地まで搬送する。
この搬送中の磁極207の巻線206を流れる電流は、電流検出部209によって検出される。電流検出部209で検出された磁極207の巻線206を流れる電流は、演算部210に送られて数値化処理され、図3に示すような検体ホルダ位置に依存した電流変化量曲線211が取得される。このようなホルダ202の位置に依存した電流変化量曲線211を取得することで、ホルダ202の位置検出が可能となる。
演算部210では、制御用コンピュータ101からの指令に基づいて、電流変化量曲線211から検体の位置を特定する。なお、位置検出処理については、演算部210で実行してもよいし、制御用コンピュータ101で実行してもよいが、本実施例では制御用コンピュータ101において位置検出の際の各種設定を決定し、演算部210で実行するものとする。
また、演算部210は、ホルダ202の位置情報や速度情報、重量情報等の各種情報を用いて、各々の巻線206に流す電流を演算し、各々の駆動部208に指令信号を出力する。駆動部208はその指令信号に基づいて対応する巻線206に電圧を印加する。
次いで、図4乃至図6を用いて位置検出範囲の設定の一例について説明する。
本実施例では、電流検出部209によって検出された電流値を基に電流変化量曲線211を求めて磁性体203の位置を演算する際の閾値302A,302B,302Cを搬送路ごとに異なる値とすることにより、ホルダ202の位置特定の範囲を搬送路ごとに異なる範囲とする。
例えば、図4のように、図7に示す搬送装置102のうち、搬送路Aを構成する位置aに配置されている磁極207の検出範囲301Aについては、検出判別閾値302Aを、後述する検出判別閾値302B,302Cに比べて低く設定する。このように検出判別閾値302Aを低くすることで電流変化量曲線211と検出判別閾値302Aの直線との交点間距離A’-A”が長くなり、検出範囲301Aを後述する検出範囲301B,301Cに比べて大きく設定することができる。
また、図5のように、図7に示す搬送装置102のうち、搬送路Bを構成する位置bに配置される磁極207の検出範囲301Bについては、検出判別閾値302Bを検出判別閾値302Aより高く、検出判別閾値302Cより低い値に設定する。これにより、電流変化量曲線211と検出判別閾値302Bの直線との交点間距離B’-B”が電流変化量曲線211と検出判別閾値302Aの直線との交点間距離A’-A”より短くなり、搬送路Aに属する磁極207での検出範囲301Aより範囲が狭く、搬送路Cに属する磁極207での検出範囲301Cより範囲が広い検出範囲301Bの設定が可能となる。
更に、図6のように、図7に示す搬送装置102のうち、搬送路Cを構成する位置cに配置される磁極207の検出範囲301Cについては、上述の場合と同様に、検出判別閾値302Cを検出判別閾値302A,302Bより高い値に設定する。これにより、電流変化量曲線211と検出判別閾値302Cの直線との交点間距離C’-C”が交点間距離A’-A”や交点間距離B’-B”より短くなり、搬送路Aに属する磁極207での検出範囲301Aや搬送路Bに属する磁極207での検出範囲301Bより範囲が狭い検出範囲301Cの設定が可能となる。
このような設定により、図7に示すように、図7の搬送面204の下部に、位置検出点となる磁極207が格子状に複数配置されている搬送装置102において、複数配置された磁極207は個別で検出範囲301A,301B,301Cのいずれかの検出範囲でホルダ202の位置特定を実行可能に構成されている。
なお、検出範囲301A,301B,301Cは、いずれも他の検出範囲301A,301B,301Cと重複していることが望ましい。これにより、搬出範囲の狭間にホルダ202が位置することによってホルダ202をロストすることを極力避けることができ、より安定した搬送を実現することができる。
また、位置aでの検出範囲301A、位置bでの検出範囲301B、位置cでの検出範囲301Cの各々は、検体の搬送中に常に固定された範囲である必要はなく、同位置であっても搬送状況に応じて任意に変更可能である。
例えば、検出範囲301A,301B,301Cの変更は、ホルダ202の搬送の設定、より具体的には搬送速度や搬送密度に応じて磁極207個別に変更することができる。これにより、安定した速度制御とホルダ202の誤検知や衝突の回避を可能とする。
検出範囲301A,301B,301Cの範囲を各々変更する場合は、検出判別閾値302A,302B,302Cの値を制御用コンピュータ101からの設定変更の指令信号によって実現できる。
なお、図3においては、検出範囲の設定が大・中・小の3種類の場合を述べたが、検出範囲は少なくとも2種類以上であればよく、4種類以上とすることができる。
2種類の検出範囲を設ける場合や4種類以上の検出範囲を設ける場合においても、図4乃至図6と同様に、検出判別閾値の値を各々の検出範囲で変えることで、2種類、あるいは4種類以上の検出範囲の設定を検体搬送システム100内や搬送装置102内で実現することができる。
また、上述の形態では、検出判別閾値302A,302B,302Cを変えることで検出範囲の設定変更を行う形態について説明したが、駆動部208により磁極207へ印加する位置検出用のパルス電圧の周期を変更することによっても検出範囲301A,301B,301Cを搬送路ごとに異なる範囲とすることができる。この場合、検出範囲を大きくしたいときは印加パルス電圧の周期を長くし、範囲を小さくしたいときは周期を短くすることになる。
このような磁極207に印加するパルス電圧の周期を変える場合も、検出判別閾値302A,302B,302Cの設定の場合と同様に、制御用コンピュータ101からの設定変更の指令信号によって実現できる。
次に、本実施例の効果について説明する。
上述した本発明の実施例1の検体搬送システム100は、各々が磁極207によって構成され、磁性体203の位置を検出する複数の検出点と、複数の検出点を覆うように複数の検出点の上方に設けられている複数の搬送路A,B,Cと、を備えており、複数の搬送路A,B,Cのうち、第1搬送路を構成する第1検出点の検出範囲と第1搬送路とは異なる第2搬送路を構成する第2検出点の検出範囲とが異なる範囲となっているものである。
これによって、磁性体203と磁極207との相互作用によってホルダ202を搬送路上を滑走させる電磁アクチュエータによる搬送方式において、例えば搬送状態に応じて検出範囲が異なる範囲であることにより、搬送面204上にホルダ202を検出する機構を設けることなく、従来に比べてホルダ202の位置を高速で、かつ安定して求めることができる。
従って、ホルダ202の位置検出に遅れが生じることや誤検知が生じることが従来に比べて抑制された、高速かつ安定した検体搬送システムや検体の搬送方法を実現することができる。
また、検体の搬送の設定に基づいて第1検出点と第2検出点とでの検出範囲301A,301B,301Cが異なるため、検体の分析の状況や計画に応じた搬送を実現するのに適した検出範囲の設定が可能となり、より高速で、より安定した検体搬送を実現することができる。
更に、ホルダ202の搬送密度の違い、あるいは搬送速度の違いにより検出範囲301A,301B,301Cが異なることで、ホルダ202同士の接触などの搬送トラブルが生じることを従来に比べて抑制できるため、更に安定した検体の搬送を実現することができる。
また、検体の分析を行う分析装置103と、検出点、および分析装置103の動作を制御する制御用コンピュータ101と、を更に備え、制御用コンピュータ101は、ホルダ202の分析装置103への搬送の設定ごとに複数の検出点の検出範囲301A,301B,301Cを決定することにより、検体の分析中においても、検体の分析の状況や計画に応じた搬送を実現するのに適した検出範囲の設定が可能となるため、更に安定した検体の搬送を行うことができる。
更に、複数の検出点の各々の磁極207に流れる電流値を検出する電流検出部209を更に備え、電流検出部209によって検出された電流値を基に磁性体203の位置を演算する際の閾値302A,302B,302Cが第1検出点と第2検出点とで異なることで、駆動用のパルス電圧や位置検出用のパルス電圧の設定を変更することなく検出範囲を変更することができるため、より安定した検体搬送を実現することができる。
また、磁極207へ電圧を印加する駆動部208を更に備え、駆動部208により磁極207へ印加されるパルス電圧の周期が第1検出点と第2検出点とで異なることにより、駆動用のパルス電圧の設定を変更することなく検出範囲を変更することができ、より安定した検体搬送を実現することができる。
更に、制御用コンピュータ101は、搬送状況に応じて第1検出点の検出範囲や第2検出点の検出範囲を変更することによって、緊急検体の投入や特定の分析装置103への分析の集中などの分析の進行状況や分析結果の必要状況に応じて搬送状況を変える必要が生じた場合にも柔軟に対応することができるようになる、との効果が得られる。
<実施例2>
本発明の実施例2の検体搬送システム、および検体の搬送方法について図8を用いて説明する。図8は本実施例での搬送装置102の搬送箇所によって検出範囲の設定を変更した一例を示す概略図である。
なお、実施例1と同じ構成には同一の符号を示し、説明は省略する。以下の実施例においても同様とする。
本実施例の検体搬送システム、検体の搬送方法は、第1搬送路、あるいは第2搬送路の位置の違いにより検出範囲301A,301B,301Cを異なる範囲としたものである。
より具体的には、図8に示すように、検体搬送システム100内における分析装置103の出入り口箇所や検体投入箇所、検体待機箇所など、ホルダ202の滞留が発生しやすい場所や滞留が予想される場所では検出点の検出範囲を小さくし、例えば実施例1で説明したような検出範囲301Cとなるよう、検出判別閾値302Cの設定、あるいは位置検出用パルス電圧の設定を行う。
このように検出範囲を小さくすることで検出点ひとつひとつの検出感度が高くなり、ホルダ202の微小な位置変化を検知することが可能となる。このため、ホルダ202の接触などのトラブルが生じることをより確実に抑制した搬送を実現することができ、更に安定した検体搬送を実現できる。
一方、緊急検体搬送路などのホルダ202が高速で移動することが想定される場所では、高速で動くホルダ202を早期に検出する要求が高いことから、検出点の検出範囲を大きくし、例えば実施例1で説明したような検出範囲301Aとなるよう、検出判別閾値302Aの設定、あるいは位置検出用パルス電圧の設定を行う。
このように検出範囲を大きくすることで検出点へのホルダ202の接近を早く検知することが可能となり、ホルダ202を搬送するための磁極207への電圧印加の切り替えを迅速に行うことができる。これにより、高速な搬送速度をより確実に実現することができる。
高速搬送箇所と滞留箇所とを接続する中間部分では、ホルダ202の接近をある程度早く検知でき、かつ高感度で検知できるように、例えば実施例1で説明したような検出範囲301Bとなるよう、検出判別閾値302Bの設定、あるいは位置検出用パルス電圧の設定を行う。
その他の構成・動作は前述した実施例1の検体搬送システム、および検体の搬送方法と略同じ構成・動作であり、詳細は省略する。
本発明の実施例2の検体搬送システム、および検体の搬送方法においても、前述した実施例1の検体搬送システム、および検体の搬送方法とほぼ同様な効果が得られる。
また、第1搬送路、あるいは第2搬送路の位置の違いにより検出範囲301A,301B,301Cが異なることによっても、より高速で、かつ安定した検体搬送が実現可能である。
なお、本実施例においても、検出範囲は3種類である必要はなく、2種類、あるいは4種類以上とすることができる。
<実施例3>
本発明の実施例3の検体搬送システム、および検体の搬送方法について図9および図10を用いて説明する。図9は本実施例での移動距離による検出範囲の設定を示した搬送装置102の上面概略図である。図10は本実施例での移動距離よって変化する検出範囲の設定方法を示したフローチャートである。
本実施例の検体搬送システム、検体の搬送方法では、ホルダ202の連続搬送距離の違いにより検出範囲301A,301B,301Cが異なる設定となっている。
例えば、図9のうち、ホルダ202が一時停止することなく移動する距離、すなわち次の待機先位置701Cまでの距離が所定の距離D未満の場合は、高速で搬送する必要がないため、待機先位置701Cまでの搬送経路上の検出範囲が小さい検出範囲301Cとする設定が行われる。
また、ホルダ202の所定の待機先位置701Bまでの距離がD以上であり、Dより大きな所定の値E未満の場合は、待機先位置701Bまでの搬送経路上の検出範囲が中サイズである検出範囲301Bとする設定が行われる。
更に、上述の条件以外の場合、すなわち、ホルダ202の待機先位置701Aまでの距離がE以上である場合は、高速で搬送する要求が高いケースが多いことから、待機先位置701Aまでの搬送経路上の検出範囲が大きい検出範囲301Aとする設定が行われる。
図9に記載の移動距離D,Eは制御用コンピュータ101で設定可能とし、検体搬送システム100の製造者が設定するものとすることが望ましい。
以上のような検出範囲の流れについて、図10を用いて以下説明する。
最初に、制御用コンピュータ101は、あるホルダ202の所定の目的位置までの搬送経路の検索を開始し(ステップS601)、次の待機先位置701A,701B,701Cがいずれの位置であるかを決定する(ステップS602)。
次いで、制御用コンピュータ101は、ホルダ202が一時停止せずに目的位置まで搬送される距離が所定の距離D未満であるか否かを判定する(ステップS603)。
搬送距離がD未満と判定された場合は、処理をステップS604に進めて、制御用コンピュータ101は、搬送経路上の検出範囲を検出範囲301Cに設定する(ステップS604)。
搬送経路上の検出範囲301Cが設定されたホルダ202は、制御用コンピュータ101による磁極207の搬送用の駆動信号に基づいた電磁力の作用により所定の待機先位置まで搬送される(ステップS605)。所定の待機先位置までホルダ202が搬送されることでホルダ202の搬送経路上の検出範囲の設定が終了し、ホルダ202の次の待機先位置までの搬送路設定・動作が開始される(ステップS606)。
一方、ステップS603において搬送距離が距離D以上であると判定されたときは、制御用コンピュータ101は、搬送距離がD以上E未満か否かを判定する(ステップS607)。
搬送距離がD以上E未満と判定された場合は、制御用コンピュータ101は、搬送経路上の検出範囲を検出範囲301Bに設定する(ステップS608)。
搬送経路上の検出範囲301Bが設定されたホルダ202は、制御用コンピュータ101の制御に基づいて所定の待機先位置まで搬送され(ステップS605)、ホルダ202の検出範囲の設定が終了し、ホルダ202の次の待機先位置までの搬送路設定・動作が開始される(ステップS606)。
一方でステップS607においてホルダ202の搬送距離が所定の距離D以上E未満でないと判定された場合は、制御用コンピュータ101は、搬送経路所の検出範囲を検出範囲301Aに設定する(ステップS609)。
搬送経路上の検出範囲301Aが設定されたホルダ202は、制御用コンピュータ101の制御に基づいて所定の待機先位置まで搬送され(ステップS605)、ホルダ202の検出範囲301Aの設定が終了し、ホルダ202の次の待機先位置までの搬送路設定・動作が開始される(ステップS606)。
なお、図10においては、ホルダ202の検出範囲の設定が大・中・小の3種類の場合を述べたが、検出範囲が2種類、あるいは4種類以上の場合においても同様に移動距離の判定を行うことで2種類、あるいは4種類以上の検出範囲の設定を検体搬送システム100内で行うことができる。
その他の構成・動作は前述した実施例1の検体搬送システム、および検体の搬送方法と略同じ構成・動作であり、詳細は省略する。
本発明の実施例3の検体搬送システム、および検体の搬送方法においても、前述した実施例1の検体搬送システム、および検体の搬送方法とほぼ同様な効果が得られる。
また、ホルダ202の連続搬送距離の違いにより検出範囲301A,301B,301Cが異なることによっても、より高速で、かつ安定した検体搬送が実現可能である。
<実施例4>
本発明の実施例4の検体搬送システム、および検体の搬送方法について図11乃至図14を用いて説明する。図11乃至図13は本実施例での搬送密度による検出範囲の設定を示した搬送装置102の上面概略図である。図14は本実施例での搬送密度よって変化する検出範囲の設定方法を示したフローチャートである。
本実施例の検体搬送システム、検体の搬送方法は、ホルダ202の搬送密度に応じた検出範囲を設定する形態について説明する。
図11に示すように、搬送対象のホルダ202の隣接搬送経路上にその他のホルダ202が所定個数F個以上存在する場合は一つ一つのホルダ202を確実に検出するために検出点の検出範囲を小さくし、例えば実施例1で説明したような検出範囲301Cとなるよう、検出判別閾値302Cの設定、あるいは位置検出用パルス電圧の設定を行う。
また、図12に示すように、隣接搬送経路上にその他のホルダ202がFより小さい所定個数G個以上F個未満存在する場合は、例えば実施例1で説明したような検出範囲301Bとなるよう、検出判別閾値302Bの設定、あるいは位置検出用パルス電圧の設定を行う。
更に、図13に示すように、上述の2条件以外の場合は、周りに他のホルダ202が少ないため、高速で搬送することが可能であることから、検出点の検出範囲を大きくし、例えば実施例1で説明したような検出範囲301Aとなるよう、検出判別閾値302Aの設定、あるいは位置検出用パルス電圧の設定を行う。
以上のような検出範囲の流れについて、図14を用いて以下説明する。
図14に示すように、最初は、制御用コンピュータ101は、搬送対象のホルダ202の所定の目的位置(待機先位置)まで搬送経路の検索を開始し(ステップS801)、次の待機先位置を決定する(ステップS802)。
次いで、制御用コンピュータ101は、搬送対象のホルダ202の所定待機先位置までの搬送経路の隣接経路上に、他のホルダ202が所定の個数F個以上存在するか否かを判定する(ステップS803)。
他のホルダ202がF個以上存在すると判定された場合は、処理をステップS804に進めて、制御用コンピュータ101は、搬送対象のホルダ202の搬送経路上の検出範囲を検出範囲301Cに設定する(ステップS804)。
搬送経路上の検出範囲301Cが設定されたホルダ202は、制御用コンピュータ101による磁極207の搬送用の駆動信号に基づいた電磁力の作用により、所定の待機先位置まで搬送される(ステップS805)。所定の待機先位置までホルダ202が搬送されることでホルダ202の搬送経路上の検出範囲の設定が終了し、ホルダ202の次の待機先位置までの搬送路設定・動作が開始される(ステップS806)。
一方、ステップS803において搬送対象のホルダ202の搬送経路の隣接経路上に他のホルダ202が所定個数F個以上存在しないと判定された場合は、次いで、制御用コンピュータ101は、搬送対象のホルダ202の搬送経路の隣接経路上の他のホルダ202が所定の値G個以上F個未満存在するか否かを判定する(ステップS807)。
他のホルダ202がG個以上F個未満存在すると判定された場合は、搬送対象のホルダ202の搬送経路上の検出範囲を検出範囲301Bに設定する(ステップS808)。
搬送経路上の検出範囲301Bが設定されたホルダ202は、所定の待機先位置まで搬送され(ステップS805)、ホルダ202の検出範囲の設定が終了し、ホルダ202の次の待機先位置までの搬送路設定・動作が開始される(ステップS806)。
一方、ステップS807において他のホルダ202が所定の値G個未満存在すると判定された場合は、制御用コンピュータ101は、ホルダ202の搬送経路上の検出範囲を検出範囲301Aに設定する(ステップS809)。
搬送経路上の検出範囲301Aが設定されたホルダ202は、制御用コンピュータ101の制御に基づいて所定の待機先位置まで搬送され(ステップS805)、ホルダ202の検出範囲301Aの設定が終了し、ホルダ202の次の待機先位置までの搬送路設定・動作が開始される(ステップS806)。
なお、図14においては、ホルダ202の検出範囲の設定が大・中・小の3種類の場合を述べたが、検出範囲が2種類、あるいは4種類以上の場合においても同様にホルダ202の搬送密度の判定を行うことで2種類、あるいは4種類以上の検出範囲の設定を検体搬送システム100内で行うことができる。
その他の構成・動作は前述した実施例1の検体搬送システム、および検体の搬送方法と略同じ構成・動作であり、詳細は省略する。
本発明の実施例4の検体搬送システム、および検体の搬送方法においても、前述した実施例1の検体搬送システム、および検体の搬送方法とほぼ同様な効果が得られる。
<その他>
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記の実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることも可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
100…検体搬送システム
101…制御用コンピュータ
102…搬送装置
103…分析装置
201…検体容器
202…ホルダ
203…磁性体
204…搬送面
205…コア
206…巻線
207…磁極(電磁石、1つ1つの検出点)
208…駆動部
209…電流検出部
210…演算部
211…電流変化量曲線
301A,301B,301C…検出範囲
302A,302B,302C…検出判別閾値
701A,701B,701C…待機先位置

Claims (11)

  1. 検体ホルダに設けられた磁性体と電磁石との相互作用によって搬送路上を滑走させることで前記検体ホルダに搭載された検体を搬送する検体搬送システムであって、
    各々が前記電磁石によって構成され、前記磁性体の位置を検出する複数の検出点と、
    前記複数の検出点を覆うように前記複数の検出点の上方に設けられている複数の搬送路と、を備えており、
    前記複数の搬送路のうち、第1搬送路を構成する第1検出点の検出範囲と前記第1搬送路とは異なる第2搬送路を構成する第2検出点の検出範囲とが異なる範囲となっている
    ことを特徴とする検体搬送システム。
  2. 請求項1に記載の検体搬送システムにおいて、
    前記検体の搬送の設定に基づいて前記第1検出点と前記第2検出点とでの検出範囲が異なる
    ことを特徴とする検体搬送システム。
  3. 請求項2に記載の検体搬送システムにおいて、
    前記検体ホルダの搬送密度の違いにより前記検出範囲が異なる
    ことを特徴とする検体搬送システム。
  4. 請求項2に記載の検体搬送システムにおいて、
    前記第1搬送路、あるいは前記第2搬送路の位置の違いにより前記検出範囲が異なる
    ことを特徴とする検体搬送システム。
  5. 請求項2に記載の検体搬送システムにおいて、
    前記検体ホルダの連続搬送距離の違いにより前記検出範囲が異なる
    ことを特徴とする検体搬送システム。
  6. 請求項2に記載の検体搬送システムにおいて、
    前記検体ホルダの搬送速度の違いにより前記検出範囲が異なる
    ことを特徴とする検体搬送システム。
  7. 請求項1に記載の検体搬送システムにおいて、
    前記検体の分析を行う分析装置と、
    前記検出点、および前記分析装置の動作を制御する制御用コンピュータと、を更に備え、
    前記制御用コンピュータは、前記検体ホルダの前記分析装置への搬送の設定ごとに前記複数の検出点の検出範囲を決定する
    ことを特徴とする検体搬送システム。
  8. 請求項7に記載の検体搬送システムにおいて、
    前記制御用コンピュータは、搬送状況に応じて前記第1検出点の検出範囲や前記第2検出点の検出範囲を変更する
    ことを特徴とする検体搬送システム。
  9. 請求項1に記載の検体搬送システムにおいて、
    前記複数の検出点の各々の前記電磁石に流れる電流値を検出する電流検出部を更に備え、
    前記電流検出部によって検出された電流値を基に前記磁性体の位置を演算する際の閾値が前記第1検出点と前記第2検出点とで異なる
    ことを特徴とする検体搬送システム。
  10. 請求項1に記載の検体搬送システムにおいて、
    前記電磁石へ電圧を印加する駆動部を更に備え、
    前記駆動部により前記電磁石へ印加するパルス電圧の周期が前記第1検出点と前記第2検出点とで異なる
    ことを特徴とする検体搬送システム。
  11. 磁性体を備えた検体ホルダに搭載された検体を搬送する検体の搬送方法であって、
    各々が電磁石によって構成され、前記磁性体の位置を検出する複数の検出点と、前記複数の検出点を覆うように前記複数の検出点の上方に設けられている複数の搬送路と、を設け、
    前記複数の搬送路のうち、第1搬送路を構成する第1検出点での検出範囲と前記第1搬送路とは異なる第2搬送路を構成する第2検出点での検出範囲とを異なる範囲とし、
    前記磁性体と前記電磁石との相互作用によって前記検体ホルダを前記搬送路上を滑走させることで前記検体を搬送する
    ことを特徴とする検体の搬送方法。
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