JP7457094B1 - 電子機器およびキーボード - Google Patents

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JP7457094B1 JP2022202108A JP2022202108A JP7457094B1 JP 7457094 B1 JP7457094 B1 JP 7457094B1 JP 2022202108 A JP2022202108 A JP 2022202108A JP 2022202108 A JP2022202108 A JP 2022202108A JP 7457094 B1 JP7457094 B1 JP 7457094B1
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Abstract

【課題】該本体筐体に対して着脱が容易なキーボードを備える電子機器を提供する。【解決手段】電子機器10は本体筐体14および該本体筐体14の上面21から下方に窪んだ凹部42に対して着脱可能なキーボード24を備える。キーボード24のキーボード筐体27には引手機構32が設けられる。引手機構32は、上面21と平行に延在するレール46と、レール46に案内されるスライダ48と、レール46の上方に設けられ、左端がスライダ48に固定されて右端がキーボード筐体27に固定された弾性帯50とを備える。弾性帯50は、外力のない自然状態では直線状であって上面21に沿って延在し、左端をスライダ48とともにレール46に沿って右へ変位させることよって弾性的に湾曲して上面21より突出する。【選択図】図7

Description

本発明は、本体筐体および該本体筐体に対して着脱可能なキーボードおよび該キーボードを備える電子機器に関する。
特許文献1のノート型パソコンは、本体筐体の上面に浅い凹部が形成されており、該凹部に対してキーボードが着脱可能となっている。このような構成では、キーボードに何らかの不具合が発生した場合にキーボードだけを交換することができる。また、操作者の好みに応じて異なる種類のキーボードを取り付けることができる。
特開2007-183836号公報
ところで、特許文献1のノートパソコンではキーボードが凹部に嵌り込んでいることから抜き取ることが難しい。キーボードの筐体上面に上方に突出する引き手を設ければ抜き取りが容易となるがディスプレイ筐体と干渉してしまい、またはキーの入力操作に支障がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、該本体筐体に対して着脱が容易なキーボードおよび該キーボードを備える電子機器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の第1実施態様に係る電子機器は、本体筐体および該本体筐体の本体上面から下方に窪んだ凹部に対して着脱可能なキーボードを備える電子機器であって、前記キーボードのキーボード筐体には、前記本体上面と平行に延在するレールと、前記レールに案内されるスライダと、前記レールの上方に設けられ、一端が前記スライダに固定されて他端が前記キーボード筐体に固定された弾性帯と、を備える引手機構が設けられ、前記弾性帯は、外力のない自然状態では直線状であって前記本体上面に沿って延在し、前記一端を前記スライダとともに前記レールに沿って変位させることよって弾性的に湾曲して前記本体上面より突出する。
また、本発明の第2実施態様にかかるキーボードは、電子機器の本体筐体に対して着脱可能なキーボードであって、前記キーボードの下面にはポゴピンが設けられ、前記本体筐体における前記キーボードの装着部にはポゴピンコネクタが設けられ、前記キーボードを前記装着部に装着することで前記ポゴピンと前記ポゴピンコネクタとが電気的に接続される。
本発明の上記態様では、該本体筐体に対してキーボードの着脱が容易となりる。
図1は、一実施形態に係る電子機器を上から見下ろした模式的な平面図である。 図2は、キーボードを取り外した状態の電子機器の斜視図である。 図3は、本体筐体の平面図である。 図4は、通常使用時における引手機構とその周辺部の平面図である。 図5は、通常使用時における引手機構の模式断面正面図である。 図6は、弾性帯が湾曲した状態の引手機構およびその周辺の斜視図である。 図7は、弾性帯が湾曲した状態の引手機構の模式断面正面図である。 図8は、弾性帯を操作している様子を示す本体筐体の平面図である。 図9は、キーボードが凹部から引き上げられた状態の引手機構の模式断面正面図である。
以下に、本発明にかかる電子機器およびキーボードの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、一実施形態に係る電子機器10を上から見下ろした模式的な平面図である。図2は、キーボード24を取り外した状態の電子機器10の斜視図である。図3は、本体筐体14の平面図である。
電子機器10は、ディスプレイ筐体12と本体筐体14とをヒンジ16で相対的に回動可能に連結したクラムシェル型のノート型PCである。本発明に係る電子機器ではディスプレイ筐体12は必須要素ではなく、キーボードを備える他の形態の機器であってもよい。
ディスプレイ筐体12は、本体筐体14よりも薄い扁平な箱体である。ディスプレイ筐体12には、ディスプレイ18が搭載されている。ディスプレイ18は、例えば有機EL(OLED:Organic Light Emitting Diode)や液晶で構成される。
以下、本体筐体14について操作者から見た状態を基準として手前、奥および左右方向を定義し、さらにキーボード24が装着される側を上、その反対を下と定義し図面に適宜示す。
本体筐体14の後端部にはヒンジ16が連結されている。本体筐体14は上面21及び四周側面を形成する上カバー材20と、下面を形成する下カバー材22とで構成されている。上カバー材20の上面21は本体筐体14の上面を構成する。本体筐体14は上カバー材20と下カバー材22とが組み合わさってやや横長で扁平な箱体をなしている。
本体筐体14の上面21には、奥側にキーボード24が設けられ手前側にタッチパッド26が設けられている。キーボード24とタッチパッド26とは隣接している。タッチパッド26には右クリック部26aと左クリック部26bとが含まれている。右クリック部26aと左クリック部26bとは最も奥側で左右に並んでいる。上面21における手前側でタッチパッド26の右側は右手Haを置く右パームレスト20a、左側は左手Hbを置く左パームレスト20bとして利用されるエリアであり、それぞれ平面状になっている。
キーボード24はノート型PCにおける通常のサイズであり、キーボード筐体27に複数のキー28、ポインティングスティック30、引手機構32、複数の磁石34、複数のフック36、および複数のポゴピン40が設けられている。キーボード24は本体筐体14に対して着脱可能な構成となっている。着脱のための構成・作用については後述する。
複数のキー28は所定の規格に準じて6列に配列されている。最も手前の列で中央のスペースキー28aはタッチパッド26と隣接している。手前から3列目の略中央にはFキー28b、Gキー28c、Hキー28dおよびJキー28eが並んでいる。Fキー28bおよびJキー28eは、ホームポジションにある右手Haおよび左手Hbの人差し指に対応する位置にある。最も奥の列はファンクションキー28fなどが並んでいる。右側のエンターキー28gおよびシフトキー28hは他のキーよりやや大きい。
最も手前の列の右端にはカーソルキー28iが配置されている。カーソルキー28iは右キー28ia、左キー28ib、上キー28icおよび下キー28idの4つからなる。カーソルキー28iはシフトキー28hの手前側に隣接してい配置されており、該シフトキー28hよりやや横幅が広い。カーソルキー28iは最も手前側の列の他のキーと奥行き幅が同じになっている。カーソルキー28iの中で右キー28iaは右側、左キー28ibは左側にあり、上キー28icおよび下キー28idは右キー28iaと左キー28ibとの間で並んで配置されている。
ポインティングスティック30は、ポインティングデバイスの一種であって傾動方向にカーソルを移動させる入力装置であり、Gキー28cとHキー28dとの間に設けられている。左右方向の配置に関して、スペースキー28aおよびタッチパッド26の中心はポインティングスティック30と一致している。この位置を操作中心Cとする。操作中心Cは操作者が通常のキー入力をする際の右手Haと左手Hbとの略中心となる位置である。
複数のキー28のうち、右端のエンターキー28g、シフトキー28hおよびカーソルキー28iは操作性などの理由から他のキーよりやや大きい面積が割り当てられている。そのため、操作中心Cは本体筐体14の物理的な中心よりもやや左に寄った位置に設定されている。つまり、本体筐体14の右縁14aから操作中心Cまでの距離Xaは左端14bから操作中心Caまでの距離Xbより大きくなっている。また、右パームレスト20aは左パームレスト20bより広くなっている。
引手機構32は操作者側から見て左右方向に沿う細長い形状であり、キーボード筐体27の手前側の右端部に設けられており、より具体的には左右方向の幅が4つのキーからなるカーソルキー28iの幅と一致するように設けられている。引手機構32は、複数のキー28が配列されている矩形領域より手前側にわずかに突出している。キーボード24が本体筐体14に装着されている状態では、引手機構32は該キーボード24の右端に設けられていることからタッチパッド26より右側に位置する。つまり、引手機構32は右パームレスト20aの領域にやや割り込むようになっている。
図2に示すように、キーボード24は本体筐体14に対して着脱可能となっている。本体筐体14には上面21から下方に窪んだ浅い凹部(装着部)42が形成されている。凹部42は基本的に有底構造である。凹部42はキーボード24の輪郭に沿う形状であり、該キーボード24が嵌合可能となっている。キーボード24は引手機構32を含むことから、凹部42にも引手機構32が収まる機構収納部42aが形成されている。つまり、凹部42は矩形の右端部で手前側に機構収納部42aやや突出する形状となっている。凹部42は低い縁突起42b(図6参照)で囲われている。縁突起42bは凹部42に対するキーボード24の嵌合を安定化させるとともに、意匠的な作用がある。凹部42に嵌合することによって、本体筐体14に装着されたキーボード24のキー28はキートップが縁突起42bより僅かに上方に突出するようになる。
複数(本実施例では12)の磁石34はキーボード24の下面24aに互いに適度な間隔をもって設けられている。凹部42の底面42cの裏側には複数の磁石44が設けられている。これらの磁石44はキーボード24の底面に設けられた複数の磁石34と対向する位置に設けられており、磁石44と磁石34とが吸着することにより、キーボード24が本体筐体14に対して容易に固定される。
複数(本実施例では4つ)のフック36はキーボード24の奥側の縁に沿って互いに適度な間隔をもって設けられている。つまり、フック36は引手機構32とは逆側の縁に設けられている。凹部42の奥側の壁部にはフック36に対向する位置に係合孔42dが形成されている。つまり、フック36は機構収納部42aとは逆側の縁に設けられている。
キーボード24を本体筐体14に装着する際には、まずキーボード24を奥側が低くなるように多少傾斜させてフック36を係合孔42dに係合させ、その後手前側を降ろして磁石44と磁石34とを吸着させて固定する。このようなフック36と係合孔42dとの係合によればキーボード24が一層安定し、衝撃などが加わっても脱落する懸念がなくなる。本実施例ではキーボード24に凸のフック36があり、凹部42に凹の係合孔42dがあって係合作用があるが、凹凸は逆であってもよい。磁石44と磁石34との吸着力が十分強い場合にはフック36および係合孔42dを省略してもよい。また、キーボード24が凹部42の四周壁に対して摩擦力で保持されるようにすれば磁石44,34を省略し、または数を減らしてもよい。
複数のポゴピン40はキーボード24の下面24aに設けられている。凹部42にはポゴピン40に対応する位置に複数のポゴピンコネクタ42eが設けられている。キーボード24を本体筐体14に装着するとポゴピン40とポゴピンコネクタ42eとが電気的に接続されて電力供給および信号伝達が可能になる。
すなわち、本実施の形態にかかるキーボード24は凹部42に嵌合・装着するだけでポゴピン04とポゴピンコネクタ42eとが電気的に接続される。また、キーボード24は後述する態様で凹部42から抜き取るだけでポゴピン40とポゴピンコネクタ42eとが切り離される。したがって、キーボード24は本体筐体14に対して電気的に特段の操作をする必要なく自動的に電力供給および信号伝達が接続および遮断されるため、着脱が容易となる。ポゴピン40はキーボード24の下面24aにあって目立つことがなく、もちろんキー入力操作に支障がない。なお、ポゴピン40とポゴピンコネクタ42eとによる接続容易性については、キーボード24が本体筐体14における装着部に正しく位置決めされるようになっていればよく、その装着部は必ずしも凹部42のような窪み形状でなくてもよい。
また、設計条件によってはポゴピン40とポゴピンコネクタ42eとの間はフレキシブルケーブルで置き換えてもよい。このフレキシブルケーブルは底面42cおよびキーボード24の下面の少なくとも一方でコネクタ接続されているとよい。
このような電子機器10ではキーボード24が本体筐体14に対して着脱可能であることから、キーボード24に何らかの不具合が発生した場合に該キーボード24だけを交換することができる。また、操作者の好みに応じて異なる種類のキーボード24(例えば、スペースキー28aやエンターキー28gの大きさが異なるもの)を取り付けることができる。
電子機器10のキーボード24は、凹部42に嵌合させるだけで磁石34と磁石44との吸着によって本体筐体14に対して簡易かつ確実に固定することができる。一方、キーボード24を本体筐体14から取り外す際には引手機構32が用いられる。以下、引手機構32について説明する。
図4は、通常使用時における引手機構32とその周辺部の平面図である。図5は、通常使用時における引手機構32の模式断面正面図である。
キーボード筐体27は上部材27aと下部材27bとが組み合わさって構成されている。引手機構32はキーボード24のキーボード筐体27をベースに構成されており、本体筐体14の上面21と平行に延在するレール46と、レール46によって左右方向に案内されるスライダ48と、レール46の上方に設けられた弾性帯50と、弾性帯50の左に設けられる端部カバー52と、弾性帯50の下面を支持する支持板54とを備える。
まず、通常使用時に基づいて引手機構32を説明する。通常使用時とは、キーボード筐体27が本体筐体14に装着された状態で、操作者がキー操作を行う状態である。
弾性帯50は高さ方向の幅が薄く細長い樹脂材であって、弾性変形のない自然状態では左右方向に直線状に延在しており、圧縮方向の外力が加わることによって弾性的に湾曲可能である。端部カバー52と弾性帯50とは機構枠56で囲われて左右方向に並んでいる。端部カバー52は弾性帯50より短く、スライダ48とほぼ同じ長さとなっている。後述するように弾性帯50は山形に湾曲して上方に突出するため(図7参照)、湾曲に必要な適度な長さが確保されており、それに対応して端部カバー52およびスライダ48の長さは適度に抑制されている。端部カバー52が適度に短く設定されていることから、引手機構32は全体としての左右方向幅がカーソルキー28iと同じになっている。端部カバー52は上部材27aに固定されており、または該上部材27aの一部として成型されている。端部カバー52の右端下部には下方に突出する係合突起52aが設けられている。
弾性帯50の右端は上部材27aにおける右端部27aaの下部に対して上下方向のクランク部58aを介して固定されている。弾性帯50の左端はスライダ48の右端部に対して上下方向のクランク部58bを介して固定されている。弾性帯50はクランク部58a,58bによってレール46よりやや高く、端部カバー52と同じ高さに保持されている。弾性帯50および端部カバー52の表面は、本体筐体14の上面21とほぼ同じ高さであり、一層具体的には縁突起42bと同じ高さに設定されていて複数のキー28のキートップよりは低く、該キー28の操作の支障とならず、もちろんディスプレイ筐体12と干渉することもない。弾性帯50における表面の左側部分には滑り止め用に複数の小さい奥行方向の筋50aが設けられている。複数の筋50aの右側には操作方向を示す三角形のマーク50bが設けられている。
支持板54は上部材27aに固定されており、または該上部材27aの一部として成型されている。弾性帯50は支持板54によって支持されていることから下方に撓むことがない。また支持板54があることによって弾性帯50が湾曲した際(図6参照)に内部が露呈されることがない。支持板54と端部カバー52との間にはスライダ48の変位を許容するスペース60が確保されている。
スライダ48の上面には右端近傍に小さい突起48a設けられており、左端にはストッパ突起48bが設けられている。通常使用時には突起48aが端部カバー52の係合突起52aに対して左側から当接しており、スライダ48が不用意に変位することを防止している。弾性帯50は外力のない自然状態で直線状となっていて、基本的にはスライダ48が揺れや重力などで変位することはないが突起48aの作用により一層安定する。
図6は、弾性帯50が湾曲した状態の引手機構32およびその周辺の斜視図である。図7は、弾性帯50が湾曲した状態の引手機構32の模式断面正面図である。図8は、弾性帯50を操作している様子を示す本体筐体14の平面図である。
弾性帯50における左端部の筋50aに指を当てながら右方向に力を加えると、突起48aと係合突起52aとの互いの係合部が乗り越える。このとき、図8の仮想線で示すように、右親指を弾性帯50の左端部に当て、他の指を本体筐体14の右縁14aに当てると適度に力を加えることができて操作しやすい。
そして弾性帯50は左端部がスライダ48とともに右方向に変位し、中央部は上方に凸となるように弾性的に適度に湾曲する。スライダ48はストッパ突起48bが係合突起52aに左から当接することによって動作制限がなされる。これにより弾性帯50が過度に屈曲して塑性変形することが防止できる。また、ストッパ突起48bと係合突起52aには係合部が設けられており、双方が軽く係合すること(楔の食い込みなども含む)によってスライダ48が一時的に留められ、指を離しても弾性帯50の湾曲状態が維持されるようになっている。
図9は、キーボード24が凹部42から引き上げられた状態の引手機構32の模式断面正面図である。弾性帯50は適度に上方に湾曲しており、図9の仮想線で示すように指で把持して引き上げることでキーボード24を凹部42から抜き取り、本体筐体14から容易に離脱させることができる。また、キーボード24は奥側でフック36が係合孔42dに係合しているのに対して引手機構32は逆の手前側にあることから、まず手前側が無理なく上方に引き上げられ、その後、凹部42から斜めに抜き出すことでフック36が容易に係合孔42dから抜けるようになっている。
キーボード24を本体筐体14から抜き取った後、湾曲している弾性帯50は中央部を軽く押圧し、または左端部を左に向けて操作することでストッパ突起48bと係合突起52aとの係合が開放され、さらに突起48aは係合突起52aを乗り越えて、弾性帯50は図5の状態に復帰する。
このように構成される電子機器10では、基本的にキーボード24を凹部42に嵌合させるだけで本体筐体14に対して容易に装着可能である。引手機構32の弾性帯50は、外力のない自然状態では直線状であって上面21に沿って延在して収納されており、キー28の操作に支障がない。また、弾性帯50の左端をスライダ48とともにレール46に沿って変位させることよって弾性的に湾曲して上面21より突出することから、突出した部分を把持して引き上げればキーボード24を本体筐体14から容易に取り外すことができる。この操作は容易であってマニュアルなどを見なくても直感的に理解され得る。
電子機器10のキーボード24は本体筐体14に対してネジや粘着テープなどを用いることなく装着されており、取り外し時にも基本的に工具などが不要となっている。ただし、設計条件に応じてネジなどの締結具を補助的に付加してもよい。
電子機器10における本体筐体14の上面21では、人の手Ha,Hb(図3参照)で操作をする操作中心Cおよびタッチパッド26が物理的な中心より左に寄っていることから右パームレスト20aの方が左パームレスト20bより広くなっている。引手機構32は広い方の右パームレスト20aの領域に設けられており、レイアウト的に無理が無くバランスがよい。
引手機構32は操作者側から見て左右方向に沿い、且つキーボード筐体27の手前側の右端部に設けられている。したがって、図3の仮想線で示すように、引手機構32の部分はホームポジションに置いた右手Ha、および手首Lを中心として回動する掌部分は引手機構32とその周囲の機構枠56(図6参照)や縁突起42bにほとんど当接せず、操作者に違和感を与えない。
また、弾性帯50の左端がスライダ48に固定されて右端がキーボード筐体27に固定されており、図8で示したように右手Haの親指で右へ向けての操作がしやすい。
引手機構32は、操作者側から見た左右方向の幅が複数のカーソルキー28iの幅と一致するように設けられており、まとまりのあるデザインとなっている。また、仮にキーボード24の仕様によって引手機構32を設けない場合には、引手機構32の箇所までのカーソルキー28iの面積を広げて操作性の向上を図ることができる。
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
10 電子機器
12 ディスプレイ筐体
14 本体筐体
14a 右縁
21 上面
22 下カバー材
24 キーボード
26 タッチパッド
27 キーボード筐体
28 キー
28i カーソルキー
30 ポインティングスティック
32 引手機構
34 磁石
36 フック
40 ポゴピン
42 凹部(装着部)
42c 底面
42d 係合孔
42e ポゴピンコネクタ
44 磁石
46 レール
48 スライダ
48a 突起
48b ストッパ突起
50 弾性帯
52 端部カバー
52a 係合突起
54 支持板
C 操作中心

Claims (8)

  1. 本体筐体および該本体筐体の本体上面から下方に窪んだ凹部に対して着脱可能なキーボードを備える電子機器であって、
    前記キーボードのキーボード筐体には、
    前記本体上面と平行に延在するレールと、
    前記レールに案内されるスライダと、
    前記レールの上方に設けられ、一端が前記スライダに固定されて他端が前記キーボード筐体に固定された弾性帯と、
    を備える引手機構が設けられ、
    前記弾性帯は、外力のない自然状態では直線状であって前記本体上面に沿って延在し、前記一端を前記スライダとともに前記レールに沿って変位させることよって弾性的に湾曲して前記本体上面より突出し、
    前記引手機構は操作者側から見て左右方向に沿い、且つ前記キーボード筐体の手前側の右端部に設けられており、
    前記弾性帯の左端が前記スライダに固定されて右端が前記キーボード筐体に固定されている
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記キーボード筐体には、前記弾性帯が弾性的に湾曲した状態で前記スライダに係合して留める係合突起が設けられている
    ことを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記本体上面には、操作者側から見て手前側でかつ中心より左に寄った位置にタッチパッドが設けられており、
    前記引手機構は前記タッチパッドより右側に設けられている
    ことを特徴とする電子機器。
  4. 請求項に記載の電子機器において、
    前記キーボードは操作者側から見て右端手前部分に複数のカーソルキーを有し、
    前記引手機構は、操作者側から見た左右方向の幅が複数の前記カーソルキーの幅と一致するように設けられている
    ことを特徴とする電子機器。
  5. 請求項に記載の電子機器において、
    前記キーボードは操作者側から見て奥側で前記本体筐体に対して凹凸が嵌合することによって係合している
    ことを特徴とする電子機器。
  6. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記キーボードは前記本体筐体に対して磁石によって吸着固定される
    ことを特徴とする電子機器。
  7. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記キーボードは下面にポゴピンが設けられ、該ポゴピンが前記凹部に設けられたポゴピンコネクタと電気的に接続される
    ことを特徴とする電子機器。
  8. 電子機器の本体筐体の本体上面から下方に窪んだ凹部に対して着脱可能なキーボードであって、
    前記キーボードのキーボード筐体には、
    前記本体上面と平行に延在するレールと、
    前記レールに案内されるスライダと、
    前記レールの上方に設けられ、一端が前記スライダに固定されて他端が前記キーボード筐体に固定された弾性帯と、
    を備える引手機構が設けられ、
    前記弾性帯は、外力のない自然状態では直線状であって前記本体上面に沿って延在し、前記一端を前記スライダとともに前記レールに沿って変位させることよって弾性的に湾曲して前記本体上面より突出し
    前記引手機構は操作者側から見て左右方向に沿い、且つ前記キーボード筐体の手前側の右端部に設けられており、
    前記弾性帯の左端が前記スライダに固定されて右端が前記キーボード筐体に固定されている
    ことを特徴とするキーボード。
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JP2020518943A (ja) 2017-03-29 2020-06-25 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. コネクタ、電子コンポーネント、及び電子装置

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