JP7456856B2 - 構造体の設計方法 - Google Patents

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Description

本発明は、二足歩行用の脚部の構造体の設計方法に関する。
様々な環境に適用可能な二足歩行ロボットの研究が、数十年にわたって注目されている。一般的には、二足歩行ロボットの脚部は、バネ式倒立振り子(SLIP)等の単純化したモデルを適用し、複数のリンクで構成されるマルチリンク構造を有する(非特許文献1、2)。脚部の複雑なダイナミクスは、各リンクの運動を、コントローラを用いて調整することによって実現される(特許文献1)。SLIPモデルを適用した二足歩行ロボットとして、シリアルリンク型の構造を有するCassie、Pogo-stick-like Robot等(非特許文献3、4)、パラレルリンク型の構造を有するATRIAS等(非特許文献5)の構造体が開発されている。
特許第6311153号公報
Kenji Kaneko, et al., IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robots and Systems, 3 (2002) 2431-2436 Sebastian Lohmeier, et al., 2009 IEEE International Conference on Robotics and Automation, 775-780 Marc H Raibert, MIT press, 1986 Xiaobin Xiong, et al., 2018 IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robots and Systems (IROS), 3821-3828 Christian Hubicki, et al., The International Journal of Robotics Research, 35 (2016) 1497-1521
シリアルリンク型の構造体は、一つのモータで駆動されるため、小型であり、狭いスペースでの使用に適しているが、駆動力が低く、二足歩行の実施が難しい。パラレルリンク型の構造体は、二つのモータで駆動されるため、高い駆動力を有し、二足歩行の実施に適しているが、狭いスペースでの使用が難しい。また、いずれの構造体も多数の部材からなり、それぞれの部材が、所定の長さ、角度等のパラメータを有するため、設計することが難しく、最適な構成が得られにくい。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、SLIPモデルの直動バネのような力学を有する、二足歩行用の脚部の構造体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用している。
(1)本発明の一態様に係る構造体は、移動機構を有する脚部の構造体であって、腰部と接続する腰部側接続部と、歩行させる地面と接触する接地部Eとを連結する複数のリンクと、隣接する二つの前記リンク同士を連結する受動関節とを有し、前記接地部の変位ベクトルδp、それぞれの前記受動関節の微小変位ベクトルδθ、を用いた下記(1)式を満たす第一ヤコビアン行列J、前記リンクが、前記腰部側接続部を通り、前記地面と直交する直線となす角度θpを用い、前記第一ヤコビアン行列Jの座標系を、前記角度θpで回転させた座標系での第二ヤコビアン行列Jpが、二つの前記受動関節の微小変位δθを制御するばねのばね定数k、k、および定数C、Cを用いた下記(2)式を満たし、さらに前記定数C、Cを用いた下記(3)式または下記(4)式を満たすことを特徴とする構造体。
(2)前記(1)に記載の構造体において、ばねを有するモータが取り付けられた第一受動関節O、Aと、前記モータが取り付けられていない第二受動関節B、C、Dと、前記接地部Eと、前記第一受動関節Oと前記第一受動関節Aとを接続するリンクOAと、前記第一受動関節Aと前記第二受動関節Bとを接続するリンクABと、前記第二受動関節Bと前記第二受動関節Cとを接続するリンクBCと、前記第二受動関節Cと前記第二受動関節Dとを接続するリンクCDと、前記第二受動関節Cと前記接地部Eとを接続するリンクCEと、前記第二受動関節Dと前記接地部Eとを接続するリンクDEと、前記第二受動関節Dと前記第一受動関節Oとを接続するリンクDOと、で構成される5節リンク機構を有してもよい。
(3)前記(1)または(2)のいずれかに記載の構造体において、前記リンクDEの長さとリンクDOの長さが等しいことが好ましい。
(4)前記(1)~(3)のいずれか一項に記載の構造体において、前記第一受動関節Oと前記第一受動関節Aとが重なっており、前記第一受動関節Aと前記第二受動関節Dとを結ぶ線分ADの長さが、前記リンクDOの長さと等しいことが好ましい。
(5)前記(1)~(4)のいずれか一項に記載の構造体において、前記線分ADの長さが固定されており、前記リンクCDの長さと前記リンクABの長さとが等しく、前記線分ADの長さと前記リンクBCの長さとが等しいことが好ましい。
(6)前記(1)~(5)のいずれか一項に記載の構造体において、前記線分ADの長さが固定されており、前記リンクCDの長さと前記リンクBCの長さとが等しく、前記線分ADの長さとリンクABの長さとが等しいことが好ましい。
(7)前記(1)~(6)のいずれか一項に記載の構造体において、前記リンクCD、前記リンクCE、前記リンクDEが一体化されていてもよい。
本発明の構造体は、接地部(足部)と腰部側接続部とを結ぶ方向に力が作用したとき、反力が同じ方向に返ってくることを前提として導かれた、SLIPモデルの直動バネの力学が成立するための条件式で規定されるものである。この条件式は、SLIPモデルの直動バネの力学と同じ静力学を有する制約条件を与えるものである。したがって、この条件式を適用することによって、脚部を構成する各種の構造体において上記SLIPモデルの力学をが成立するか否かを検証することができる。そして、この条件式を満たすように、制約条件を満たすように設計することにより、従来の研究のように試行錯誤的な設計を繰り返すことなく、効率的に、SLIPモデルの直動バネの力学を有する、二足歩行用の脚部の構造体を実現することができる。
本発明の構造体は、5節リンクの各設計リンクパラメータに適したバネを採用することで、SLIPモデルの直動バネの力学を有する脚部を構成し、腰側部分と踵側部分との間で伸縮する力を発生させる、脚部の動きを実現することができる。また、本発明の構造体は、二つのモータのそれぞれに直列なバネを備えたパラレルリンク型であり、高い駆動力を有するとともに、小型化が可能である。多くの場合、必要なバネの設計が複雑になるが、本発明の構造体は、大腿部分を構成する閉リンク機構を平行リンク機構にし、大腿部の長さと脛部分の長さを等しくすることにより、直動バネを実現するために必要な二つのバネの設計を簡単化することができる。
本発明の構造体において、リンクDEの長さとリンクDOの長さが等しい場合には、所定の動作を実現するために必要なバネ設計作業を簡略化することができる。
また、本発明の構造体は、モータOとモータAとが重なり、モータAと受動関節Dとを結ぶ線分ADの長さが、リンクDOの長さと等しい場合にも必要なバネ設計作業を簡単化することができる。
また、本発明の構造体において、線分ADの長さが固定されており、リンクCDの長さとリンクABの長さとが等しく、線分ADの長さとリンクBCの長さとが等しい場合にも、必要なバネ設計作業を簡単化することができる。
また、本発明の構造体において、線分ADの長さが固定されており、リンクCDの長さとリンクBCの長さとが等しく、線分ADの長さとリンクABの長さとが等しい場合にも、必要なバネ設計作業を簡単化することができる。
本発明の一実施形態に係り、移動機構を有する脚部の構造体100の設計方法について説明する図である。 (a)~(d)脚部を構成する各種の構造体について説明する図である。 本発明の第一実施形態に係る脚部の平面図である。 図3の脚部を構成する構造体を拡大した図である。 (a)図3の構造体において、二つのばねのばね定数の比を、バネが接続された関節の角度の関数として示すグラフである。(b)図3の構造体の形状、および構造体を構成する接地部に作用する力を示すグラフである。 (a)図3の構造体をより好適な形状とした場合において、二つのばねのばね定数の比を、バネが接続された関節の角度の関数として示すグラフである。(b)構造体の形状、および接地部に作用する力を示すグラフである。 本発明の第二実施形態に係る構造体の平面図である。 (a)図7の構造体において、二つのばねのばね定数の比を、バネが接続された関節の角度の関数として示すグラフである。(b)図7の構造体の形状、および接地部に作用する力を示すグラフである。 本発明の第三実施形態に係る構造体の平面図である。 (a)図9の構造体において、ばねのばね定数の比を、バネが接続された関節の角度の関数として示すグラフである。(b)図9の構造体の形状、および接地部に作用する力を示すグラフである。 (a)本発明の第五実施形態に係る構造体において、ばねのばね定数の比を、バネが接続された関節の角度の関数として示すグラフである。(b)第五実施形態の構造体の形状、および接地部に作用する力を示すグラフである。 (a)本発明の実施例として用いた構造体と、その周辺部の写真である。(b)実施例の構造体を動作させた場合において、接地部に作用する力を示すグラフである。
以下、本発明を適用した実施形態に係る構造体とその設計方法について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
<実施形態>
図1は、本発明の一実施形態に係り、移動機構を有する脚部の構造体100の設計方法について説明する図である。構造体100は、腰部と接続する腰部側接続部Sと、歩行させる地面と接触する接地部(足部)Eとを連結する複数のリンクLと、隣接する二つのリンクL同士を連結する受動関節Mとを有する。
接地部Eの位置をpとし、その変位ベクトルをδpとする。受動関節Mの状態(位置、回転角度等)をθとし、その微小変位ベクトルをδθとする。ここでは、それぞれの受動関節M(M、・・・M)を介して連結される、全てのリンクL(L、L、・・・L)のうち、隣接するリンク同士の対(LとL、LとL、・・・Ln-1とL)がなす角度をθ(θ12、θ23、・・・、θn-1,n)とし、その微小変位ベクトルをδθとする(nは整数とする)。このとき、微小変位ベクトルδpとδθの関係は、第一ヤコビアン行列Jを用いて、下記(1)式で表すことができる。
Figure 0007456856000001
ここで、τおよびfはそれぞれ、リンクLのθ方向の回転によるトルクをτとし、接地部Eに作用する力(接触力)のベクトルをfとすると、これらは下記(2)式の関係を満たす。
Figure 0007456856000002
また、腰部側接続部Sと接地部Eとの間の構造は、直列弾性アクチュエータによってモデル化されるように、トルクτは、ばね定数Kを用いて下記(3)式の関係を満たすものとする。
Figure 0007456856000003
上記(1)~(3)式から、下記(4)式が得られる。
Figure 0007456856000004
リンクLが、腰部側接続部Sを通り、地面と直交する直線Vとなす角度をθpとする。第一ヤコビアン行列Jの座標系Σを、角度θp回転させた座標系Σでの第二ヤコビアン行列をJpとする。このとき、第二ヤコビアン行列Jpは、下記(5)式で表すことができる。また、座標系Σで記述された接地部Eの剛性ベクトルSpは、下記(6)式で表すことができる。
Figure 0007456856000005
Figure 0007456856000006
構造体100を構成する複数の受動関節Mのうち、二つの受動関節M、Mの微小変位δθ(δθ、δθ)を制御するばねのばね定数を、それぞれk1、kとする。構造体100のばね定数Kをdiag(k、k)で表し、第二ヤコビアン行列Jpを[{Jp11,Jp12,{Jp11,Jp12で表すことにすると、上記(5)、(6)式から、剛性ベクトルSpを下記(7)式で表すことができる。
Figure 0007456856000007
SLIPモデルの直動バネの力学においては、接地部Eがどの位置にあっても、接地部Eと腰部側接続部Sとを結ぶ方向に力が作用したとき、同じ方向に反力fが作用する。したがって、接地部Eの変位ベクトルδpは、正の定数を用いて下記(8)式で表され、変位ベクトルδpと反力fのベクトル積は、下記(9)式で表される。
Figure 0007456856000008
Figure 0007456856000009
さらに、上記(7)~(9)式から、下記(10)式が得られる。
Figure 0007456856000010
上記(10)式により、剛性行列Spは対角行列となるため、構造体におけるばね定数Kは、接地部Eの変位方向に対して平行な成分Kvparaと垂直な成分Kvperpについて、それぞれ、剛性行列Spの対角成分から、下記(11)式のように表すことができる。
Figure 0007456856000011
また、上記(10)式により、Jp12p22≠0またはJp11p21≠0であるとすると、下記(12)式の関係が成り立つ。Jp12p22=0またはJp11p21=0である場合、ばね定数k、kがいずれも0になり、接地部Eの位置を角度θで制御できないことになる。
Figure 0007456856000012
上記(12)式を満たせば、SLIPモデルの直動バネの力学が実現するが、角度に依存して、ばね定数を変更する複雑な機構が必要となる。そのような機構なしに、SLIPモデルの直動バネの力学を実現するために、k/kが定数であるとする。具体的には、ばね定数k、kが定数C、Cを用いてk=Cの関係を満たすものとする。その上で、第二ヤコビアン行列Jp、定数C、Cを用いた下記(13)式または下記(14)式を満たすものとする。
Figure 0007456856000013
Figure 0007456856000014
接地部Eに対し、接地部Eの変位と同じ方向に力fが作用することを前提として導かれた上記(13)、(14)式は、SLIPモデルの直動バネの力学が成立するための条件式となる。これらの条件式は、SLIPモデルの直動バネの力学を有する制約条件を与えるものである。したがって、これらの条件式を適用することによって、脚部を構成する各種の構造体がSLIPモデルの直動バネの力学が成立するか否かを検証することができる。そして、これらの条件式を満たすように、制約条件を満たすように設計することにより、従来の研究のように試行錯誤的な設計を繰り返すことなく、効率的に、SLIPモデルの直動バネの力学を有する脚部の構造体を実現することができる。
脚部を構成する各種の構造体を列挙し、上記(13)、(14)式を用いて、SLIPモデルの直動バネの力学が成立するものであるか否かを検証する。
<適用例1>
図2(a)は、シリアルリンク型の構造体100Aの図である。構造体100Aは、一直線状に伸縮することができ、かつ腰側接続部Sを中心とする回転が可能な、一本の回転子(振動子)Rを有する。腰側接続部Sから接地部Eまでを結ぶ回転子Rの長さをdslとしたとき、ここでの第二ヤコビアン行列Jp(a)は、下記(15)式で表される。(15)式は対角行列であり、対角成分同士、非対角成分同士が、それぞれ互いに定数倍の関係になっており、上記(14)式の関係を満たしている。このことから、構造体100Aは、SLIPモデルの直動バネの力学が成立するものであることが分かる。
Figure 0007456856000015
<適用例2>
図2(b)は、パラレルリンク型の構造体100Bの図である。構造体100Bは、一直線状に伸縮することができ、かつ腰側接続部Sを中心とする回転が可能な二本の回転子R、Rを有する。腰側接続部Sから接地部Eまでを結ぶ回転子R、Rの長さを、それぞれdpl1、dpl2としたとき、ここでの第二ヤコビアン行列Jp(b)は、下記(16)式および(17)式で表される。dpl1=dpl2となる場合、(16)式は上記(13)式の関係を満たしているが、dpl1≠dpl2となる場合、(16)式は上記(13)式、(14)式のいずれの関係も満たしていないため、構造体100Bは、SLIPモデルの直動バネの力学が成立しないものであることが分かる。
Figure 0007456856000016
Figure 0007456856000017
<適用例3>
図2(c)は、シリアルリンク型の構造体100Cの図である。構造体100Cは、受動関節Mで連結される二つの回転子R、Rを有する。回転子R、Rは、それぞれ、腰側接続部S、受動関節Mを中心とする回転を可能とする。Lsr1=Lsr2=Lとすると、第二ヤコビアン行列Jp(c)は、下記(18)式で表される。(18)式は上記(13)式、(14)式のいずれの関係も満たしていないため、構造体100Cは、SLIPモデルの直動バネの力学が成立しないものであることが分かる。
Figure 0007456856000018
<適用例4>
図2(d)は、パラレルリンク型の構造体100Dの図である。構造体100Dは、適用例3の構造体100Cに対し、さらに受動関節M、M、M、Mで連結されるリンクが接続された5節リンク機構を有する。受動関節Mは、腰側接続部Sと同じ役割を担っている。Lpr1=Lpr2=Lとすると、第二ヤコビアン行列Jp(d)は、下記(19)式で表される。(19)式は、同じ行に属する成分同士が、それぞれ互いに定数倍の関係になっており、上記(13)式の関係を満たしている。このことから、構造体100Dは、SLIPモデルの直動バネの力学が成立するものであることが分かる。
Figure 0007456856000019
<適用例4-1>
図3は、上記実施形態に係る構造体の設計方法の適用例4-1として示す、二足歩行用の脚部10の平面図であり、脚部10が平地20に立設した状態を示している。図4は、図3の脚部10を構成し、移動機構を有する構造体(脚本体)100の拡大図である。
脚部の構造体100は、ばねOを有するモータが取り付けられた第一受動関節Oと、ばねAを有するモータが取り付けられた第一受動関節Aと、モータが取り付けられていない第二受動関節B、C、Dと、接地部Eと、リンクOA、AB、BC、CD、CE、DE、DOと、で構成される5節リンク機構を有する。リンクOAは、第一受動関節Oと第一受動関節Aとを接続している。リンクABは、第一受動関節Aと第二受動関節Bとを接続している。リンクBCは、第二受動関節Bと第二受動関節Cとを接続している。リンクCDは、第二受動関節Cと第二受動関節Dとを接続している。リンクCEは、第二受動関節Cと接地部Eとを接続している。リンクDEは、第二受動関節Dと接地部Eとを接続している。CDEは一つの剛体リンクを構成している。第二受動関節DとリンクDOは、第一受動関節Oとを接続している。リンクCD部分が膝部に対応し、リンクCDとリンクABの間の部分が大腿部に対応し、リンクCDと接地部Eの間の部分が下腿部に対応している。
ばねOは、ばね定数kを有し、第一受動関節Oのコア部分Oの周囲に沿って伸縮するように配置され、伸縮にともなってコア部分Oを回転させるように構成されている。同様に、ばねAは、ばね定数kを有し、第一受動関節Aのコア部分Aの周囲に沿って伸縮するように配置され、伸縮にともなってコア部分Aを回転させるように構成されている。
リンクOA、AB、BC、CD、CE、DE、DOの長さを、それぞれL、Lroc、Lrod、L、L、L、Lとする。リンクDOと線分OEのなす角度(∠DOE)をθ1cとし、リンクOAと、リンクABのなす角度(∠OAB)をθとする。リンクOAを固定した上で第一受動関節Oを角度θ1c回転させた場合に、伸縮するばねOによって発生するトルクτは、kΔθ1cと表される。同様に、第一受動関節Aを角度θ回転させた場合に、伸縮するばねAによって発生するトルクτは、kΔθと表される。したがって、二つのばねO、Aのばね定数の比(k/k)は、下記(20)式で与えられる。
Figure 0007456856000020
リンクBCを延長させた直線に対し、第一受動関節Oから下ろした垂線が交わる点をO’ とし、第一受動関節Aから下ろした垂線が交わる点をA’とする。トルクτに起因し、接地部Eに対して、線分OEと垂直な方向に作用する力f1vは、τ/|OE|となる。また、トルクτに起因し、接地部Eに対して線分OEと垂直な方向に作用する力f2vは、(τ|OO’|)/(|AA’||OE|)となる。SLIPモデルの直動バネの力の方向を実現するには、バネの反力がOE方向のみに発生する必要があるため、f1v=f2vとすると、二つのばねO、Aによるトルクの比(τ/τ)は、下記(21)式で与えられる。
Figure 0007456856000021
第一受動関節Oと第一受動関節Aとを通る直線を直線OAとし、第一受動関節Oと受動関節Dとを通る直線を直線DOとし、第一受動関節Oと接地部Eを通る直線を直線OEとする。また、第一受動関節Aと受動関節Cとを通る直線を直線ACとし、第一受動関節Aと受動関節Dとを通る直線を直線ADとする。さらに、リンクDEと直線OEのなす角度をγとし、直線DOと直線ADのなす角度をγとし、直線ACとリンクCDのなす角度をγとし、直線ACとリンクBCのなす角度をγとし、リンクABとリンクBCのなす角度をγとする。このとき、リンクOAとリンクOBのなす角度θは、下記(22)式で与えられる。
Figure 0007456856000022
上記(22)式の両辺をθ1cで微分すると、下記(23)式が得られる。
Figure 0007456856000023
ここで、上記(23)式の右辺の第一項、第二項、第三項については、それぞれ、下記(24)~(26)式で与えられる。
Figure 0007456856000024
Figure 0007456856000025
Figure 0007456856000026
図5(a)は、上記(20)式に、上記(21)、(23)式を代入し、ばね定数の比(k/k)を角度θ1c、βの関数として、グラフ化したものである。角度θ1cは、第一受動関節Oと接地部Eを結ぶ線分OEの長さに対応する変数であり、角度βは、線分OEの傾きに対応する変数である。グラフから分かるように、ばね定数の比(k/k)は、線分OEの長さ、傾きに対し、非線形性を有している。
図5(b)は、角度θ1c、βを調整して接地部Eの位置をOE方向に変化させたときの各位置において、OE方向に接地部Eを押したときに、接地部Eに作用する力を矢印で示したものである。いずれの位置においても、接地部Eに対し、線分OE方向の力が作用していることから、第一受動関節Oと接地部Eとの間で直動バネの力学が実現していることが分かる。
リンクDEの長さLとリンクDOの長さLとが等しい(L=L)場合には、上記(24)式の右辺、すなわち上記(23)式の右辺の第一項が1となり、設計するバネが簡単になるため、好ましい。
図6(a)は、L=Lとした場合のばね定数の比(k/k)を、角度θ1c、βの関数として、グラフ化したものである。図6(b)は、角度θ1c、βを調整して接地部Eの位置をOE方向に変化させたときの各位置において、接地部Eに作用する力を矢印で示したものである。図6(a)、(b)に示される結果は、設計するバネがさらに簡単になるため、図5(a)、(b)と同程度の非線形性を有していることが分かる。
以上のように、本実施形態に係る構造体100は、5節リンクの各パラメータに適したバネを導入することで、SLIPモデルの直動バネの力学を有する脚部10を構成し、腰側部分と踵側部分との間で直動バネの伸縮する力を発生させる、脚部10の動きを実現することができる。また、本実施形態に係る構造体100は、二つのバネのそれぞれに直列な第一受動関節O、Aを備えたパラレルリンク型であり、高い駆動力を有するとともに、脚がSLIPモデルの直動バネの力学を実現する場合の駆動の微調整を行うコントローラとして複雑な構造のものが不要であり、各パラメータに適したバネを設計することができれば、リンクパラメータは任意に選ぶことができるため、小型化が可能である。また、本実施形態に係る構造体100は、膝の裏側部分を構成する受動関節Dに対し、接続される二つのリンクDO、DEの長さL、Lを等しくすることにより、SLIPモデルの直動バネを実現するバネの設計作業を簡単化することができる。
<適用例4-2>
図7は、上記実施形態に係る構造体の設計方法の適用例2として示す、構造体200の平面図である。構造体200では、第一受動関節Oと第一受動関節Aとが同軸接続されており、軸方向からの平面視において、第一受動関節Oと第一受動関節Aとが重なっている。同平面視においてはL=0となっている。さらに、第一受動関節Aと受動関節Dとを結ぶ線分ADの長さrが、リンクDOの長さLと等しい(r=L)。その他の構成は、第一実施形態の構造体100の構成と同様であり、構造体100と対応する箇所については、形状の違いによらず、同じ符号で示している。
本実施形態の構成によれば、上記(21)式の右辺は1となり、上記(25)式の右辺、すなわち、上記(23)式の右辺の第二項が0となる。これらの数値を上記(20)式に代入することにより、本実施形態のばね定数の比(k/k)は、第一実施形態のばね定数の比(k/k)より、簡単な関数で記述されることが分かる。つまり、よりバネの設計が簡単になる。ばね定数の比(k/k)は、角度θ1cのみ、すなわち、線分OEの長さのみに依存する。
図8(a)は、上記(21)、(23)式をL=0、r=Lとして簡略化した上で、上記(20)式に代入し、ばね定数の比(k/k)を角度θ1cの関数として、グラフ化したものである。グラフから分かるように、ばね定数の比(k/k)は、角度θ1c(線分OEの長さ)、に対し、非線形性を有している。
図8(b)は、角度θ1cを調整して接地部Eの位置をOE方向に変化させたときの各位置において、接地部Eに作用する力を矢印で示したものである。いずれの位置においても、接地部Eに対し、線分OE方向の力が作用していることから、第一受動関節Oと接地部Eとの間でSLIPモデルの直動バネが実現していることが分かる。
このように、本実施形態に係る構造体200でも、第一実施形態の構造体100と同様に、SLIPモデルの直動バネの動きを実現することができる。また、本実施形態の構造体200は、第一実施形態の構造体100より簡単なバネで実現できるため、その設計作業をさらに簡略化することができる。また、本実施形態の構造体200は、軸方向からの平面視において、第一受動関節Oと第一受動関節Aとが重なっている分、小型化(スリム化)されており、狭い空間で動作させやすくなっている。リンクAB、リンクCDについては、長さを自由に設定することができるため、短くしてさらに小型化してもよいし、長くして安定性を向上させてもよい。
<適用例4-3>
図9は、上記実施形態に係る構造体の設計方法の適用例3として示す、構造体300の平面図である。構造体300では、線分ADの長さrが固定されており、リンクCDの長さLとリンクABの長さLrocとが等しく(L=Lroc)、線分ADの長さrとリンクBCの長さLrodとが等しい(r=Lrod)。第一受動関節O、Aの軸方向からの平面視において、四角形ABCDは平行四辺形になっている。ここでは、第一受動関節Oと第一受動関節Aとが同軸接続されている場合について例示しているが、第一受動関節Oの回転軸と第一受動関節Aの回転軸とは異なっていてもよい。その他の構成は、第一実施形態の構造体100の構成と同様であり、構造体100と対応する箇所については、形状の違いによらず、同じ符号で示している。
本実施形態の構成によれば、上記(25)式、(26)式の右辺、すなわち、上記(23)式の右辺の第二項、第三項が0となる。これらの数値を上記(20)式に代入することにより、本実施形態のばね定数の比(k/k)は、第一実施形態のばね定数の比(k/k)より、少ないパラメータで制御可能であることが分かる。ばね定数の比(k/k)は、角度θ1cのみ、すなわち、線分OEの長さのみに依存する。
図10(a)は、上記(21)、(23)式をL=Lroc、r=Lrodとして簡略化した上で、上記(20)式に代入し、ばね定数の比(k/k)を角度θ1cの関数として、グラフ化したものである。グラフから分かるように、ばね定数の比(k/k)は、角度θ1c(線分OEの長さ)、に対し、非線形性を有している。
図10(b)は、角度θ1cを調整して接地部Eの位置をOE方向に変化させたときの各位置において、接地部Eに作用する力を矢印で示したものである。いずれの位置においても、接地部Eに対し、線分OE方向の力が作用していることから、第一受動関節Oと接地部Eとの間でSLIPモデルの直動バネが実現していることが分かる。
このように、本実施形態に係る構造体300でも、第一実施形態の構造体100と同様に、SLIPモデルの直動バネの動きを実現することができる。また、本実施形態の構造体300は、第一実施形態の構造体100より簡単なバネで実現できるため、その設計作業をさらに簡略化することができる。
<適用例4-4>
本発明の第四実施形態に係る構造体では、線分ADの長さが固定されており、リンクCDの長さLとリンクBCの長さLrodとが等しく(L=Lrod)、線分ADの長さrとリンクABの長さLrocとが等しい(r=Lroc)。第一受動関節O、Aの軸方向からの平面視において、四角形ABCDはひし形になっている。ここでは、第一受動関節Oと第一受動関節Aとが同軸接続されている場合について例示しているが、第一受動関節Oの回転軸と第一受動関節Aの回転軸とは異なっていてもよい。その他の構成は、第一実施形態の構造体100の構成と同様であり、構造体100と対応する箇所については、形状の違いによらず、同じ符号で示している。
本実施形態の構成によれば、上記(25)式、(26)式の右辺、すなわち、上記(23)式の右辺の第二項が0、第三項が簡略化された数式となる。これらの数値、数式を上記(20)式に代入することにより、本実施形態のばね定数の比(k/k)は、第一実施形態のばね定数の比(k/k)より、少ないパラメータで制御可能であることが分かる。ばね定数の比(k/k)は、角度θ1cのみ、すなわち、線分OEの長さのみに依存する。
グラフ化を省略するが、本実施形態に係る構造体でも、第一実施形態の構造体100と同様に、SLIPモデルの直動バネの動きを実現することができる。また、本実施形態の構造体は、第一実施形態の構造体100より簡単なバネで実現できるため、その設計作業をさらに簡略化することができる。
<適用例4-5>
本発明の構造体は、上記第一、第二、第三、第四実施形態の構成を組み合わせたものであってもよい。第五実施形態の構造体は、第一、第二、第三実施形態を組み合わせたものであり、リンクDEの長さLとリンクDOの長さLとが等しく、第一受動関節Oと第一受動関節Aとが同軸接続されており、かつ四角形ABCDが平行四辺形になっている。その他の構成は、第一実施形態の構造体100の構成と同様であり、構造体100と対応する箇所については、形状の違いによらず、同じ符号で示している。
図11(a)は、上記(21)、(23)式を、L=Lとし、L=0、r=Lとし、かつL=Lroc、r=Lrodとして簡略化した上で、上記(20)式に代入し、ばね定数の比(k/k)を角度θ1cの関数として、グラフ化したものである。グラフから分かるように、ばね定数の比(k/k)は、角度θ1c(線分OEの長さ)、によらずに一定値1を示しており、k=kとなる。したがって、本実施形態においては、ばねO、Aとして、同じばね定数を有するものを用いればよいことが分かる。
図11(b)は、角度θ1cを調整して接地部Eの位置をOE方向に変化させたときの各位置において、接地部Eに作用する力を矢印で示したものである。いずれの位置においても、接地部Eに対し、線分OE方向の力が作用していることから、第一受動関節Oと接地部Eとの間でSLIPモデルの直動バネが実現していることが分かる。
以上の実施形態の構造体は、設計の条件として、リンクCDEの角度(CDとDEのなす角度)αを含んでおらず、任意にその値を選択することができる。その場合でも、上記のSLIPモデルの直動バネを実現することが可能である。
以下、実施例により本発明の効果をより明らかなものとする。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することができる。
基板30上に、上記実施形態に係る構造体100を作製し、その動作を確認した。図12(a)は、作製した構造体100とその周辺部の写真である。脚部10では、第一受動関節Oと第一受動関節Aとが同軸接続されており、リンクCDとリンクDEとが一体化されており、リンクCEが除かれている。リンクOA、AB、BC、CD、DE、DOの長さ(L、Lroc、Lrod、L、L、L)を、軸方向からの平面視において、それぞれ0m、0.250m、0.250m、0.250m、0.075m、0.075mとした。リンクCDとリンクDEとのなす角度αを120°とした。
第一受動関節O、Aのコア部分に、それぞればねO、Aが接続されている。第一受動関節O、Aの側方の写真を、図12(a)の左上に載せている。第一受動関節O、Aの構造の模式図を、図12(a)の右上に載せている。二つのばねO、Aのばね定数を、いずれも4.9N/mとした。接地部Eにはセンサー40が取り付けられており、このセンサー40を用いて、接地部Eに作用する力を検出することができる。二つのばねO、Aに対し、85Nの張力を与え、第一受動関節O、Aを回転させたときに、5節リンク機構を介して接地部Eに作用する力を測定した。
図12(b)は、測定結果を示すグラフである。力が作用している状態の構造体100の形状と、接地部Eに作用する力との関係を左側のグラフに示し、接地部Eに作用する力のみを拡大して右側のグラフに示している。これらのグラフから、第一受動関節O、Aから印加された力は、接地部Eがいずれの位置にあっても、接地部Eに対して同じ方向に作用しており、接地部Eは破線で示す一直線上を運動することが分かる。この結果から、本発明の構造体100の構成は、力が印加される第一受動関節O、Aと、接地部Eとが、一つのばねで接続されている構成と等価であり、SLIPモデルの直動バネを実現していることが確認できる。
100、200、300・・・構造体
10・・・脚部
20・・・平地
30・・・基板
40・・・センサー
O、A・・・第一受動関節
、A・・・コア部分
、A・・・ばね
、k・・・ばね定数
τ、τ・・・トルク
、f・・・接地部に作用する力
B、C、D・・・第二受動関節
E・・・接地部
OA、AB、BC、CD、CE、DE、DO・・・リンク

Claims (1)

  1. 移動機構を有する脚部の構造体の設計方法であって、
    腰部と接続する腰部側接続部と、歩行させる地面と接触する接地部Eとを連結する複数のリンクと、隣接する二つの前記リンク同士を連結する受動関節とを有し、
    前記接地部Eの変位ベクトルδp、それぞれの前記受動関節の微小変位ベクトルδθ、を用いた下記(1)式を満たす第一ヤコビアン行列J、
    前記リンクが、前記腰部側接続部を通り、前記地面と直交する直線となす角度θpを用い、
    前記第一ヤコビアン行列Jの座標系を、前記角度θpで回転させた座標系での第二ヤコビアン行列Jpが、
    二つの前記受動関節の微小変位δθを制御するばねのばね定数k、k、および定数C、Cを用いた下記(2)式を満たし、さらに前記定数C、Cを用いた下記(3)式または下記(4)式を満たすか否かにより、前記構造体におけるSLIPモデルの力学の成立可否を検証することを特徴とする構造体の設計方法。
    Figure 0007456856000027
    Figure 0007456856000028
    Figure 0007456856000029
    Figure 0007456856000030
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