JP7456263B2 - シミュレーション装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ロボットシステムのシミュレーション装置に関する。
近年、各種の製造工場や生産工場では、ロボット化の需要が高まっている。それに伴い、システムインテグレータ(Sier:System integrator)の業務や作業が増大し、技術者不足となりつつあり、業務の効率化が求められている。
従来のロボットアプリケーション開発では、ロボットが設置される場所がロボット空間専用になっていたため、人間はロボット空間に立ち入ることがなかった。また、このようなロボット空間では、環境条件を一定にして備品の統一化を図る等により、外乱が抑えられていた。
ここで、例えば、ロボットアームや周辺機器を配置する際、ロボットアームや周辺機器を含むロボット作業空間においてレイアウトの最適化を効率的に行う、レイアウト設定に関するものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018-20410号公報
近年、中小企業等においても、ロボット空間を設置するスペースが十分確保できなくても人の近くで作業が可能となる協働ロボットを採用し、安全性を考慮した設計が要求されている。そのため、ロボットのシミュレーションの最適化を検討する際は、従来のレイアウト情報以外にロボットの周辺に位置する移動体の変化情報の条件が要求されている。
しかしながら、ロボットの周辺に位置する移動体の変化情報の条件が分からないため、現場にロボットを設置する際は、チューニングが困難となり、手間と時間とを要することが想定される。また、ロボットを設置する場所によっては、ロボットの設置の成功率を上げることが困難であったり、安全性を考慮して設計の変更が必要になることもある。
特許文献1に開示されたレイアウト設定に関するものでは、レイアウトの最適化を行うようになっているが、特許文献1に開示されたものは、あくまでロボット作業空間の内部に関するレイアウトである。そのため、ロボット作業空間以外で協働ロボットを採用する際は、レイアウトの最適化を行うことができなかった。
そこで、本発明は、ロボット作業空間以外でも、協働ロボットの調整時間を短縮するとともに、安全性を考慮したレイアウトの最適化を図ることができる、シミュレーション装置を提供することを課題とする。
すなわち、本発明の上記課題は、下記の構成により解決される。
(1)ロボットの動作又は/及び形状に関するロボット情報を取得するロボット情報取得部と、
前記ロボットが配置される、空間における所定期間の移動体の情報を取得する空間情報取得部と、
前記ロボット情報取得部が取得した前記ロボット情報と、前記空間情報取得部が取得した前記空間における所定期間の移動体の情報とに基づいて、前記ロボットの動作をシミュレーションするシミュレーション部と、
を備えるシミュレーション装置。
(2)前記空間情報取得部が取得した前記空間における所定期間の移動体の情報に基づいて、当該空間内の領域に関連付けて前記移動体の存在確率を算出する存在確率算出部を備え、
前記シミュレーション部は、
算出した前記移動体の存在確率に基づいて、前記ロボットの動作をシミュ―レーションする、
(1)に記載のシミュレーション装置。
(3)前記シミュレーション部は、
算出した前記移動体の存在確率が相対的に小さい領域に、前記ロボットを仮想的に配置する、
(2)に記載のシミュレーション装置。
(4)前記シミュレーション部は、
算出した前記移動体の存在確率に基づいて、前記移動体の存在確率が相対的に低い領域に、前記ロボットの放出物が放出されるように設定する、
(2)又は(3)に記載のシミュレーション装置。
(5)前記シミュレーション部は、
取得された前記空間における所定期間の移動体の情報から、移動体の移動方向を抽出し、抽出した前記移動体の移動方向に基づいて、前記ロボットの動作をシミュレーションする、
(1)から(4)のうちいずれか1項に記載のシミュレーション装置。
(6)前記シミュレーション部は、
前記移動体の移動方向に基づいて、前記ロボットの移動方向を、前記移動体の移動方向と相対速度が小さくなるように設定する、
(5)に記載のシミュレーション装置。
(7)前記ロボットの複数の移動経路の候補を生成する移動経路生成部を備え、
前記シミュレーション部は、
生成した前記複数の移動経路の中から、移動経路の距離が相対的に短い前記移動経路を選択し、移動距離が同一となる前記移動経路が複数選択された場合は、前記移動体の移動方向と前記ロボットの移動方向との相対速度が小さい移動経路を選択する、
(5)又は(6)に記載のシミュレーション装置。
(8)前記空間情報取得部は、時間別に前記空間における所定期間の移動体の情報を取得し、
前記シミュレーション部は、
時間別に取得された前記空間における所定期間の移動体の情報と、前記ロボット情報とに基づいて、前記時間別に前記ロボットの動作をシミュレーションする、
(1)に記載のシミュレーション装置。
(9)表示部を更に備え、
前記シミュレーション部は、
前記ロボットの動作をシミュレーションし、シミュレーション結果を前記表示部に表示させる、
(1)に記載のシミュレーション装置。
(10)前記空間情報取得部が取得した前記空間における所定期間の移動体の情報に基づいて、当該空間内の領域に関連付けて前記移動体の存在確率を算出する存在確率算出部を備え、
前記シミュレーション部は、
算出した前記移動体の存在確率に基づいて、前記ロボットの動作をシミュ―レーションし、
前記表示部は、
前記移動体の存在確率を表すヒートマップを表示する、
(9)に記載のシミュレーション装置。
(11)前記ロボット情報取得部は、使用予定のロボットの前記ロボット情報を取得し、
前記シミュレーション部は、
取得された前記使用予定のロボット情報と、前記空間における所定期間の移動体の情報とに基づいて、前記ロボットの動作をシミュレーションする、
(1)から(10)のうちいずれか1項に記載のシミュレーション装置。
(12)前記ロボット情報取得部は、複数の前記ロボット情報を取得し、
前記シミュレーション部は、
取得された複数の前記ロボット情報と、前記空間における所定期間の移動体の情報とに基づいて、複数の前記ロボットのそれぞれについて動作をシミュレーションし、複数の前記ロボット情報のそれぞれをシミュレーションの結果を出力する、
(1)から(11)のうちいずれか1項に記載のシミュレーション装置。
本発明によれば、シミュレーション装置は、ロボット作業空間以外でも、協働ロボットの調整時間を短縮するとともに、安全性を考慮したレイアウトの最適化を図ることができる。
第1の実施形態に係るロボットシステムの構成例を説明する図である。 第1の実施形態に係るロボットシステムのシミュレーション装置の構成を示した機能ブロック図である。 第1の実施形態に係るロボットシステムのシミュレーション装置が、仮想的に設置されるロボットの動作をシミュレーションする処理を示したフローチャートである。 CPUが、レイアウト情報と、空間おける所定期間の移動体の情報とを取得した状態を示した説明図である。 CPUが、空間内の領域に移動体の動線密度や温度情報等を用いてマップを作成した状態を示した説明図である。 CPUが算出した移動体の存在確率を示した説明図である。 CPUが、移動体の存在確率が相対的に小さい領域に、ロボットを仮想的に配置した状態を示した説明図である。 CPUによって、空間にロボットを仮想的に配置した状態を示した説明図である。 ロボットのロボット情報から、ロボットが放出する放出物の方向を算出し、移動体の存在確率が相対的に低い領域に、ロボットの放出物が放出される状態を示した説明図である。 第1の実施形態に係るロボットシステムのシミュレーション装置が、空間に仮想的に設置されるロボットのシミュレーション結果を表示装置に表示した説明図である。 第2の実施形態に係るロボットシステムのシミュレーション装置のCPUが、移動体の移動方向を抽出し、抽出した移動体の移動方向に基づいて、ロボットの動作をシミュレーションする処理を示したフローチャートである。 CPUが、移動体の移動方向を算出し、平均的な相対速度が小さいロボットの移動経路を選択する概念を示した説明図である。 CPUが、移動体の移動方向を算出する概念を示した説明図である。 CPUが、移動体の移動方向から有利となる経路を選択し、ロボットのアームの置き場を設定する概念を示した説明図である。 第3の実施形態に係るロボットシステムのシミュレーション装置のCPUは、複数の移動経路の中から移動経路の距離が相対的に短い移動経路を選択し、移動距離が同一となる移動経路が複数選択された場合は、移動体の移動方向とロボットの移動方向との相対速度が小さい移動経路を選択する処理を示したフローチャートである。 CPUが、ロボットの4つの移動経路を生成する概念を示した説明図である。 CPUが、2つの移動経路から、1つの移動経路を選択する概念を示した説明図である。 第4の実施形態に係るロボットシステムのシミュレーション装置は、空間情報取得部において、時間別に空間における所定期間の移動体の情報を取得し、シミュレーション部において、時間別に取得された空間における所定期間の移動体の情報と、ロボット情報とに基づいて、時間別にロボットの動作をシミュレーションする処理を示したフローチャートである。 移動体のある移動経路よりも、移動体の存在確率が小さい移動経路をCPUが選択する概念を示した説明図である。 時間別に空間における移動体の情報を取得し、移動体の存在確率が小さい移動経路を選択する概念を示した説明図である。 第5の実施形態に係るロボットシステムのシミュレーション装置において、CPU1は、移動体の存在確率を算出し、算出した移動体の存在確率に基づくヒートマップを表示装置に表示する処理を示したフローチャートである。 第5の実施形態に係るシミュレーション装置のCPUが、移動体の存在確率を表すヒートマップを表示装置に表示した説明図である。 第6の実施形態に係るロボットシステムのシミュレーション装置のCPUは、所定のロボットの仕様情報の入力を受け付け、シミュレーションする処理を示したフローチャートである。 第7の実施形態に係るロボットシステムのシミュレーション装置において、CPUは、複数のロボットの中から、最適なロボットを選定し、ユーザに提案する処理を示したフローチャートである。
以下に、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実現するための一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。また、後述する各実施形態の一部を適宜組み合わせて構成してもよい。なお、同一の部材については同一の符号を付し、説明を適宜省略する。
<第1の実施形態>
[ロボットシステム全体の概略構成]
図1は、第1の実施形態に係るロボットシステム400の構成例を説明する図である。第1の実施形態に係るロボットシステム400は、空間SPに設置予定の仮想的なロボット10と、空間SPを撮像するカメラ20と、シミュレーション装置100とを備えて構成されている。
図1に示されるように、空間SPは、ロボット10が設置される対象の空間を示しており、例えば、移動体201,202,203,204と、ロボット10とが設けられる。移動体201,202,203,204は、例えば、ロボット10の周辺を動く人、空間SP内を無人で搬送するAGV(Automatic Guided Vehicles)、ロボット、台車等が該当する。
ロボット10は、例えば、産業用ロボットが該当し、人と協働作業を行うロボットである。すなわち、ロボット10を構成する産業用ロボットは、協働ロボットとして機能し、従来のロボットとは異なり、安全柵なしで設置される。
カメラ20(撮像部)は、空間SPを撮像し、撮像した空間SPにおける所定期間の移動体の情報を取得する。そして、カメラ20は、取得した空間SPにおける所定期間の移動体の情報をシミュレーション装置100に送信する。なお、カメラ20は、空間SPにおける所定期間の移動体の情報を撮像するが、これに限定されるものではなく、例えば、任意の構成要素としてセンサを備え、サーモグラフィ、サーマル、赤外線、周辺障害物、床の状態、照度、温度、湿度、風、音などを取得するようにしてもよい。また、本実施形態のカメラ20は、ネットワーク21を介して、シミュレーション装置100に接続されている。なお、カメラ20は、シミュレーション装置100とデータの送受信を実行できればよく、ネットワーク21は、有線であっても無線であっても、特に、限定されるものではない。
シミュレーション装置100は、カメラ20から送信された空間SPにおける所定期間の移動体の情報を取得する。シミュレーション装置100は、ロボット10のロボット情報と、カメラ20から取得した空間SPにおける所定期間の移動体の情報とに基づいて、ロボット10の動作をシミュレーションする。図2に、第1の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100の機能ブロック図を示す。なお、図1に示すロボットシステム400と同一の構成については、同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
図2は、第1の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100の構成を示した機能ブロック図である。シミュレーション装置100は、CPU(Central Processing Unit)110と、操作部130と、記憶部140とを備えて構成されている。
CPU110は、シミュレーション装置100の全体を統括して制御する演算処理装置である。CPU110は、記憶部140のROM(Read Only Memory)141に格納されたプログラムを実行することにより、ロボット情報取得部111、空間情報取得部112、シミュレーション部120を実現する。
ロボット情報取得部111は、ロボットの動作又は/及び形状に関するロボット情報を取得する。ロボット情報とは、例えば、所定のロボットの据付姿勢、動作自由度、駆動方式、位置検出方式、可搬質量、アーム長、最大リーチ半径、動作範囲、最大速度、最大合成速度、位置繰り返し精度、周囲温度、本体質量、許容モーメント、許容イナーシャ等が含まれる。
空間情報取得部112は、ロボット10が配置される、空間SPにおける所定期間の移動体の情報を、カメラ20から取得する。また、空間情報取得部112は、移動体動き評価部113を備えている。移動体動き評価部113は、時間別に、空間SPにおける所定期間の移動体の情報を取得して、移動体の動きを評価する。
シミュレーション部120は、ロボット情報取得部111が取得したロボット情報と、空間情報取得部112が取得した空間SPにおける所定期間の移動体の情報とに基づいて、ロボット10の動作をシミュレーションする。また、シミュレーション部120は、任意の構成要素として、存在確率算出部121、移動経路生成部122、レイアウト生成部123、仮想配置部124を備えて構成される。
存在確率算出部121は、空間情報取得部112が取得した空間SPにおける所定期間の移動体の情報に基づいて、当該空間SP内の領域に関連付けて移動体の存在確率を算出する。
移動経路生成部122は、ロボット10の移動経路の候補を生成する。なお、生成される移動経路は、1本に限定されるものではなく、移動経路生成部122は、複数の移動経路を生成することができる。
レイアウト生成部123は、ロボット情報取得部111が取得したレイアウトに関する情報や、空間情報取得部112が取得したレイアウトに関する情報から、ロボット10を仮想的に動作させる際のレイアウト情報を生成する。なお、本実施形態において、レイアウト情報とは、空間SPにおける静的な情報を意味し、例えば、物が配置されている配置情報、サイズ情報、形状や立体的構造の情報等が該当する。
仮想配置部124は、空間SP内に、ロボット10を仮想的に配置する。例えば、仮想配置部124は、存在確率算出部121により算出された、移動体の存在確率が相対的に小さい領域にロボット10を仮想的に配置する。
なお、本実施形態では、CPU110は、シミュレーション装置100の全体を統括して制御しているが、シミュレーション装置100の全体を制御する代わりに、例えば、複数のハードウェアが処理を分担することにより、シミュレーション装置100の全体を制御してもよい。
操作部130は、例えば、ユーザからの各種操作を受け付ける、キーボード、マウス、各種スイッチ、ボタン、タッチパネル等の操作部材から構成される。
記憶部140は、ROM141と、RAM(Random Access Memory)142と、外部記憶装置143とを備えて構成される。ROM141は、シミュレーション装置100を制御する制御プログラムを格納する。RAM142は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)により実現され、CPU110が制御プログラムを実行するために必要なデータや画像データを一時的に記憶するワーキングメモリーとして機能する。外部記憶装置143は、ハードディスクドライブにより実現され、例えば、ロボット情報を記憶する。
表示装置300は、シミュレーション装置100のシミュレーション結果を表示する機能を有している。具体的には、表示装置300は、ロボット10の移動経路や、存在確率算出部121が算出した移動体の存在確率を表示する。また、表示装置300は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の表示デバイスで構成される。
[ロボットシステムの動作]
次に、以上の構成からなるロボットシステム400のシミュレーション装置100の動作について、図1及び図2を参照しながら、フローチャートを用いて説明する。なお、第1の実施形態に係るロボットシステム400では、シミュレーション装置100は、ロボット10を空間SPに仮想的に配置するとともに、カメラ20から空間SPにおける所定期間の移動体の情報を取得して、ロボット10を含むロボットシステム400全体をシミュレーションする。
図3は、第1の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100が、仮想的に設置されるロボット10の動作をシミュレーションする処理を示したフローチャートである。なお、同一の部材には同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
まず、シミュレーション装置100のCPU110は、ロボット情報取得部111において、ロボットの動作又は/及び形状に関するロボット情報を取得する(ステップS001)。CPU110は、ロボット情報取得部111において、所定のロボット10のロボット情報として、例えば、備付姿勢、駆動方式、位置繰り返し精度、動作範囲等を取得する。
次に、CPU110は、空間情報取得部112において、ロボット10が配置される、空間SPにおける所定期間の移動体の情報を、カメラ20から取得する(ステップS003)。なお、空間情報取得部112が取得する移動体の情報には、動的な情報と静的な情報とが含まれる。
図4Aに、CPU110が、レイアウト情報と、空間SPにおける所定期間の移動体の情報とを取得した状態を示す。また、図4Bに、CPU110が、空間SP内の領域に移動体の動線密度や温度情報等を用いてマップを作成した状態を示す。
図4Aに示すように、空間SPには、カメラ20が撮像した所定期間の移動体の情報が示されており、移動体201,202,203,204が存在している。なお、移動体201,202,203,204は、一例として、人とする。また、図4Bに示すように、領域AR1は、所定期間、移動体201,204が動いた範囲を示しており、領域AR2は、所定期間、移動体202,203が動いた範囲を示している。
ここで、CPU110は、カメラ20に各種センサを設け、例えば、人の動きを示す移動体から動線密度や温度情報を取得して、サーモグラフィを示すマップを生成することができる。
次に、CPU110は、取得したロボット10の動作又は/及び形状に関するロボット情報と、空間SPとの位置合わせを行う(ステップS005)。例えば、空間SP内の所定の位置に、位置合わせのためのマーカを示すバーコードを貼付し、カメラ20は、所定の位置に貼付されたバーコードを撮像する。CPU110は、バーコードの情報を取得して、空間SP内の3次元的シミュレーションする基準位置を、キャリブレーションする。CPU110は、ロボット10のロボット情報と、空間SP内の所定の位置とにおいて、3次元的に位置合わせができればよく、位置合わせの方法は、特に、限定されるものではない。
次に、CPU110は、存在確率算出部121により、ロボット情報取得部111が取得した空間SPにおける所定期間の移動体の情報に基づいて、当該空間SP内の領域に移動体の情報を関連付けて移動体の存在確率を算出する(ステップS007)。
図5Aに、CPU110が算出した移動体の存在確率を示す。ここで、移動体の存在確率とは、例えば、所定期間、移動体201,202,203,204等が動くことにより、移動体201,202,203,204同士、又は、移動体201,202,203,204が静止物に衝突する確率のことをいう。
なお、図5Aには、移動体201,202,203,204の存在確率が高い領域AR1,領域AR2と、移動体201,202,203,204の存在確率が相対的に小さい領域AR3を示している。
CPU110は、仮想配置部124により、算出された移動体201,202,203,204の存在確率が相対的に小さい領域AR3に、ロボット10を仮想的に配置する(ステップS009)。
図5Bに、移動体201,202,203,204の存在確率が相対的に小さい領域AR3に、CPU110がロボット10を仮想的に配置した状態を示す。
図5Bに示すように、CPU110は、空間SP1において、移動体201,202,203,204の存在確率が相対的に小さい領域AR3に、ロボット10を仮想的に配置した状態を示している。
次に、CPU110は、算出された移動体201,202,203,204の存在確率に基づいて、移動体201,202,203,204の存在確率が相対的に低い領域AR3に、ロボット10の放出物が放出されるように設定する(ステップS011)。なお、放出物は、例えば、排気ガス、音、熱などが該当する。
図6Aに、CPU110によって、空間SP2にロボット10を仮想的に配置した状態を示す。また、図6Bに、ロボット10のロボット情報から、ロボット10が放出する放出物の方向を算出し、移動体201,202,203の存在確率が相対的に低い領域RE3に、ロボット10の放出物が放出される状態を示す。
図6Aに示すように、空間SP2には、移動体201,202,203が存在するとともに、ロボット10が仮想的に配置されている。ここで、CPU110は、ロボット10のロボット情報から、ロボット10が放出する放出物の方向を算出する。
図6Bに示すように、CPU110は、ロボット10から放出される放出物が、領域RE1,RE2,RE3の3つの方向に放出されることを特定する。そして、CPU110は、移動体201,202,203の存在確率が相対的に低い領域RE3に、ロボット10の放出物が放出されるように設定する。
CPU110は、ロボット情報取得部111が取得したロボット10のロボット情報と、空間情報取得部112が取得した空間SPにおける所定期間の移動体201,202,203,204の情報とに基づいて、ロボット10の動作をシミュレーションする(ステップS013)。
CPU110は、ロボット10の動作をシミュレーションしたミュレーション結果を表示装置300に表示し(ステップ015)、処理を終了する。
図7は、第1の実施形態に係るシミュレーション装置100のCPU110が、空間SPに仮想的に設置されたロボット10のシミュレーション結果を表示装置300に表示した説明図である。
図7に示すように、表示装置300には、表示画面301に、移動体201,202,203,204と、ロボット10とが表示されている。なお、図7では、ロボット10を仮想的に配置した状態を示しているが、本実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、CPU110は、図4Bに示したように、表示装置300に、所定期間、移動体201,204が動いた範囲を示す領域AR1、及び移動体202,203が動いた範囲を示す領域AR2を表示してもよい。
以上説明したように、第1の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100のCPU110は、ロボット情報取得部111、空間情報取得部112、及びシミュレーション部120を備えている。シミュレーション装置100のCPU110は、ロボット情報取得部111が取得したロボット10のロボット情報と、空間情報取得部112が取得した空間SPにおける所定期間の移動体201,202,203,204の情報とに基づいて、ロボット10の動作をシミュレーションする。
このように、第1の実施形態に係るシミュレーション装置100は、ロボット10のロボット情報と、所定期間の移動体201,202,203,204の情報とに基づいて、ロボット10の動作をシミュレーションすることができるので、ロボット作業空間以外でも、協働ロボットの調整時間を短縮するとともに、安全性を考慮したレイアウトの最適化を図ることができる。
また、上述したように、第1の実施形態のシミュレーション装置100のCPU110は、空間情報取得部112が取得した空間SPにおける所定期間の移動体201,202,203,204の情報に基づいて、当該空間SP内の領域に移動体201,202,203,204の情報を関連付けて、移動体201,202,203,204の存在確率を算出する。これにより、第1の実施形態のシミュレーション装置100のCPU110は、算出した移動体201,202,203,204の存在確率に基づいて、ロボット10の動作をシミュレーションすることができる。
また、上述したように、第1の実施形態のシミュレーション装置100のCPU110は、算出した移動体201,202,203,204の存在確率が相対的に小さい領域AR3に、ロボット10を仮想的に配置して、ロボット10の動作をシミュ―レーションすることができる。
また、上述したように、第1の実施形態のシミュレーション装置100のCPU110は、算出した移動体201,202,203,204の存在確率に基づいて、移動体201,202,203,204の存在確率が相対的に低い領域RE3に、ロボット10の放出物が放出されるように設定し、ロボット10の動作をシミュ―レーションすることができる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態に係るシミュレーション装置100のCPU110は、取得された空間SPにおける所定期間の移動体の情報から、移動体の移動方向を抽出し、抽出した移動体の移動方向に基づいて、ロボットの動作をシミュレーションする。この場合、CPU110は、移動体の移動方向に基づいて、ロボットの移動方向を、移動体の移動方向と合わせて相対速度が小さくなるように設定することができる。
第2の実施形態に係るシミュレーション装置100のCPU110によれば、移動体の移動方向を抽出し、抽出した移動体の移動方向に基づいて、ロボットの動作をシミュレーションすることができるので、より適切に協働ロボットの動作を調整することができるとともに、より一層、安全性を高めることができる。
[ロボットシステムの動作]
次に、第2の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100の動作について、図8に示すフローチャートを用いて説明する。なお、第2の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100において、図3に示すフローチャートと同一の処理については、同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
図8は、第2の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100のCPU110は、移動体の移動方向を抽出し、抽出した移動体の移動方向に基づいて、ロボットの動作をシミュレーションする処理を示したフローチャートである。
第2の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100は、まず、ロボット10の仮想設置処理を実行する(ステップS101)。ここで、ロボット10の仮想設置処理とは、図3に示したステップS001からステップS009までの処理のことをいい、ステップS001からステップS009までの各処理を実行する(ステップS101)。
次に、シミュレーション装置100のCPU110は、取得した空間SPにおける所定期間の移動体の情報から、移動体の移動方向を抽出する(ステップS103)。さらに、CPU110は、移動体の移動方向に基づいて、ロボット10の移動方向を、移動体の移動方向と合わせて両者の相対速度が小さくなるように設定する。この場合、CPU110は、相対速度が小さい移動経路を選択する(ステップS105)。
図9に、CPU110が、移動体210,211,212,220,221,222の移動方向を算出し、平均的な相対速度が小さいロボット10の移動経路を選択する概念を示した説明図である。
図9に示すように、ステップS103では、CPU110は、移動体210,211,212が、紙面に対して左から右への移動方向を抽出する。また、CPU110は、移動体220,221,222が、紙面に対して右から左への移動方向を抽出する。そして、CPU110は、移動体210,211,212,220,221,222の移動方向に基づいて、ロボット10の移動方向を合わせ、移動体210,211,212,220,221,222との相対速度が小さくなるように設定する。
具体的には、CPU110は、ロボット10を用いて位置PO1のワークWKを位置PO2に移動させる状態を示しており、ロボット10がワークWKを位置PO1から位置PO2に移動させる移動経路は、移動経路RT1と、移動経路RT2とが該当する。ここで、CPU110は、移動体210,211,212の移動方向と、移動体220,221,222の移動方向とから、ロボット10の移動方向を、移動体210,211,212,220,221,222の移動方向とを合わせて両者の相対速度が小さくなる移動経路RT1の方向に設定する。
なお、第2の実施形態のCPU110は、移動体210,211,212,220,221,222の進行方向を妨げないで、ロボット10がスムーズに動く方向に、ロボット10のアームの向きを変更してもよい。
図10Aに、CPU110が、移動体230,231,240,241の移動方向を算出する概念を示す。また、図10Bに、CPU110が、移動体230,231,240,241の移動方向から、ロボット10のアームが有利となる経路を選択して、ロボット10のアームの置き場を設定する概念を示す。
図10Aに示すように、紙面に対して左側の移動体230,231は、紙面に対して上から下に移動している。また、紙面に対して右側の移動体240,241は、紙面に対して下から上に移動している。
図10Bに示すように、CPU110は、移動体230,231,240,241の移動方向から、ロボット10のアームが有利となる方向、すなわち、ロボット10のアームと、移動体230,231,240,241との相対速度が小さくなる方向にアームの置き場を設置する。CPU110は、移動体230,231,240,241の移動方向から、ロボット10のアームが有利となる方向にアームの置き場を設置することにより(この場合は、移動経路RT3となるようにロボット10を設置)、作業効率を高めるとともに、安全性を高めることができる。なお、図10A及び図10Bにおける位置PO3及び位置PO4は、ワークWKの位置を示している。
以上説明したように、第2の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100のCPU110は、取得した空間における所定期間の移動体230,231,240,241の情報から、移動体230,231,240,241の移動方向を抽出し、抽出した移動体230,231,240,241の移動方向に基づいて、ロボット10の動作をシミュレーションする。
これにより、第2の実施形態に係るシミュレーション装置100のCPU110は、ロボット10のアームが有利となる方向に、ロボット10のアームの置き場を設置することができるので、作業効率を高めるとともに、安全性を高めることができる。
<第3の実施形態>
第3の実施形態に係るシミュレーション装置100のCPU110は、ロボット10の複数の移動経路の候補を生成する移動経路生成部122を備え、シミュレーション部120は、生成された複数の移動経路の中から、移動経路の距離が相対的に短い移動経路を選択し、移動距離が同一となる移動経路が複数選択された場合は、移動体の移動方向とロボットの移動方向との相対速度が小さい移動経路を選択する。
第3の実施形態に係るシミュレーション装置100のCPU110によれば、複数の移動経路の候補の中から、移動体の移動方向とロボットの移動方向との相対速度が小さい移動経路を選択するので、より一層、安全性を高めることができる。
[ロボットシステムの動作]
次に、第3の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100の動作について、図11に示すフローチャートを用いて説明する。なお、第3の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100において、図3及び図8に示すフローチャートと同一の処理については、同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
図11は、第3の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100のCPU110が、複数の移動経路の中から移動経路の距離が相対的に短い移動経路を選択し、移動距離が同一となる移動経路が複数選択された場合は、移動体の移動方向とロボットの移動方向との相対速度が小さい移動経路を選択する処理を示したフローチャートである。
第3の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100は、まず、ロボット10の仮想設置処理を実行する(ステップS101)。即ち、CPU110は、図3に示したステップS001からステップS009までの各処理(図8に示すステップS101)を実行する(ステップS101)。
次に、CPU110は、移動経路の候補を生成する(ステップS201)。CPU110は、移動経路生成部122において、生成された移動経路が複数か否かを判定し(ステップS203)、複数の移動経路が生成された場合は(ステップS203のYes)、生成された複数の移動経路の中から、移動経路の距離が相対的に短い移動経路を選択する(ステップS205)。
次に、CPU110は、移動距離が同一となる移動経路が複数選択された場合は、移動体の移動方向とロボットの移動方向との相対速度が小さい移動経路を選択する。具体的には、CPU110は、移動経路に移動体があるか否かを判定し(ステップS207)、移動経路に移動体がある場合(ステップS207のYes)、ロボット10の移動方向と、移動体の移動方向の相対速度が小さい移動経路を選択し(ステップS209)、ステップS013に進む。
一方、複数の移動経路が生成されていない場合(ステップS203のNo)、又は、移動経路において移動体がない場合(ステップS207のNo)、CPU110は、ステップS013に進む。CPU110は、ステップS013において、ロボット10の動作をシミュレーションすると、処理を終了する。
図12Aに、CPU110が、ロボット10の4つの移動経路RT4,RT5,RT6,RT7を生成する概念を示す。また、図12Bに、CPU110が、2つの移動経路RT4,RT6から、1つの移動経路を選択する概念を示す。
図12Aに示すように、ロボット10は、ワークWKを位置PO5から位置PO6に移動させることを示しており、ロボット10は、CPU110の移動経路生成部122により、4つの移動経路RT4,RT5,RT6,RT7が生成されている。一例として、CPU110は、移動経路生成部122により、ロボット10の移動経路として、4つの移動経路RT4,RT5,RT6,RT7を生成する。
また、図12Bに示すように、CPU110は、4つの移動経路RT4,RT5,RT6,RT7のうち、移動経路の短い同一の距離の2つの移動経路RT4,RT6を選択する。ここで、CPU110は、移動経路RT4と移動経路RT6とを比較すると、移動経路RT4には、移動体250,251,252が存在し、移動経路RT6には、移動体260,261,262が存在する。
CPU110は、移動経路の短い同一の距離の2つの移動経路RT4,RT6のうち、移動体の移動方向とロボット10の移動方向とを合わせて、両者の相対速度が小さい移動経路を選択する。図12Bでは、移動経路RT4の方が、移動経路RT6よりもロボット10と移動体との相対速度が小さいため、CPU110は、移動経路RT4を選択する。これにより、CPU110は、ロボット10と移動体との衝突の可能性を回避して、より一層、安全性を高めることができる。
以上説明したように、第3の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100のCPU110は、生成された複数の移動経路の中から、移動経路の距離が相対的に短い移動経路を選択し、移動距離が同一となる移動経路が複数選択された場合は、移動体の移動方向とロボットの移動方向との相対速度が小さい移動経路を選択する。
これにより、第3の実施形態に係るシミュレーション装置100のCPU110は、複数の移動経路の候補の中から、移動体の移動方向とロボットの移動方向との相対速度が小さい移動経路を選択するので、より安全性を高めることができる。
<第4の実施形態>
第4の実施形態に係るシミュレーション装置100では、空間情報取得部112は、時間別に空間における所定期間の移動体の情報を取得し、シミュレーション部120は、時間別に取得された空間における所定期間の移動体の情報と、ロボット情報とに基づいて、時間別にロボット10の動作をシミュレーションする。
第4の実施形態に係るシミュレーション装置100のCPU110によれば、時間別にロボット10の動作をシミュレーションし、時間帯を考慮した上で、適切な移動経路を選択することができるので、調整精度を高めることができる。
[ロボットシステムの動作]
次に、第4の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100の動作について、図13に示すフローチャートを用いて説明する。なお、第4の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100において、図8及び図11に示すフローチャートと同一の処理については、同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
図13は、第4の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100のCPU110が、空間情報取得部112において、時間別に空間における所定期間の移動体の情報を取得し、シミュレーション部120において、時間別に取得された空間における所定期間の移動体の情報と、ロボット情報とに基づいて、時間別にロボットの動作をシミュレーションする処理を示したフローチャートである。
第4の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100は、図11と同様に、ロボット10の仮想設置処理であるステップS101からステップS207までの各処理を実行する。
次に、CPU110は、移動経路に移動体がある場合(ステップS207のYes)、時間別に、空間SPにおける移動体の情報を取得し(ステップS301)、時間別に、移動体の存在確率の算出を行う(ステップS303)。そして、CPU110は、移動経路に移動体がある場合、移動体のない経路を優先して選択し(ステップS305)、時間別に取得された空間における所定期間の移動体の情報と、ロボット情報とに基づいて、時間別にロボットの動作をシミュレーションして(ステップS013)、処理を終了する。
一方、移動経路において移動体がない場合(ステップS207のNo)、CPU110は、ステップS013に進む。CPU110は、ステップS013において、ロボット10の動作をシミュレーションすると、処理を終了する。
図14Aに、移動体270,271,72がある移動経路よりも、移動体の存在確率の小さい移動経路RT8を選択する概念を示す。また、図14Bに、時間別に空間における移動体の情報を取得し、移動経路に移動体の存在確率の小さい移動経路RT9を選択する概念を示す。
図14Aに示すように、移動経路RT8は、移動体の存在確率の小さい移動経路を示しており、CPU110は、移動体270,271,72が存在する領域AR4を含む移動経路よりも、移動体の存在確率の小さい領域AR5を移動する移動経路RT8を選択することを示している。すなわち、図14Aでは、CPU110は、移動体270,271,72が存在する領域AR4を含む移動経路よりも、多少、移動距離が長くても移動体の存在確率の小さい移動経路RT8を優先して選択する。これにより、CPU110は、安全性を高めることができる。
また、図14Bに示すように、シミュレーション装置100のCPU110は、時間別に、空間における移動体の情報を取得し、時間別に、移動体の存在確率を算出する。このため、例えば、昼食時において、移動経路RT9に移動体270,271,72がない場合、CPU110は、移動経路RT9に移動体270,271,72がない昼食時の時間帯を選択して、ロボット10の動作をシミュレーションする。これにより、CPU110は、移動体の存在確率の小さい移動経路RT9を優先して、ロボット10の動作をシミュレーションすることができるので、調整精度を高めることができる。
以上説明したように、第4の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100のCPU110は、空間情報取得部112が、時間別に空間における所定期間の移動体の情報を取得し、シミュレーション部120が、時間別に取得された空間における所定期間の移動体の情報と、ロボット情報とに基づいて、時間別にロボット10の動作をシミュレーションする。
これにより、第4の実施形態に係るシミュレーション装置100のCPU110は、時間別にロボット10の動作をシミュレーションし、時間帯を考慮した上で、適切な移動経路を選択することができるので、調整精度を高めることができる。
<第5の実施形態>
第5の実施形態に係るシミュレーション装置100のCPU110は、空間情報取得部112が取得した空間における所定期間の移動体の情報に基づいて、当該空間内の領域に関連付けて移動体の存在確率を算出する存在確率算出部121を備え、シミュレーション部120は、算出した移動体の存在確率に基づいて、ロボット10の動作をシミュレーションし、表示装置300は、移動体の存在確率を表すヒートマップを表示する。
第5の実施形態に係るシミュレーション装置100のCPU110によれば、移動体の存在確率を示すヒートマップを表示することができるので、ユーザは、視覚的にロボット10のレイアウトの調整を行うことができる。
[ロボットシステムの動作]
次に、第5の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100の動作について、図15に示すフローチャートを用いて説明する。なお、第5の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100において、図3に示すフローチャートと同一の処理については、同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
図15は、第5の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100において、CPU110は、移動体の存在確率を算出し、算出した移動体の存在確率に基づくヒートマップを表示装置300に表示する処理を示したフローチャートである。
第5の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100は、図3と同様に、ステップS001からステップS007までの各処理を実行した後、ロボット10の動作をシミュレーションする(ステップS013)。
そして、CPU110は、移動体の存在確率を表すヒートマップを、表示装置300に表示する(ステップS301)。
図16は、第5の実施形態に係るシミュレーション装置100のCPU110が、移動体の存在確率を表すヒートマップを表示装置300に表示した説明図である。
図16に示すように、表示装置300には、表示画面302に、移動体201,202,203,204と、ロボット10とが表示されている。図16では、領域AR1は、所定期間、移動体201,204が動いた範囲を示しており、領域AR2は、所定期間、移動体202,203が動いた範囲を示している。なお、第5の実施形態のシミュレーション装置100のCPU110は、領域AR1,領域AR2をヒートマップで表示することにより、ユーザに視覚的に移動体の移動を認識することができる。
また、領域AR3は、CPU110が算出した移動体の存在確率が相対的に小さい領域を示しており、移動体の存在確率が相対的に小さい領域AR3に、ロボット10が仮想的に配置されている。なお、図16では、ロボット10を仮想的に配置した状態を示しているが、第5の実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、CPU110は、ロボット10と、領域AR3を、表示装置300に表示しなくてもよく、また、時間別にロボット10の動作をシミュレーションしたヒートマップを、別画面に表示してもよい。
以上説明したように、第5の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100のCPU110は、空間情報取得部112が取得した空間における所定期間の移動体の情報に基づいて、当該空間内の領域に関連付けて移動体の存在確率を算出する存在確率算出部121を備えている。これにより、CPU110は、シミュレーション部120が算出した移動体の存在確率に基づいて、ロボット10の動作をシミュ―レーションし、表示装置300に、移動体の存在確率を表すヒートマップを表示することができる。
これにより、第5の実施形態に係るシミュレーション装置100は、移動体の存在確率を示すヒートマップを表示することができるので、ユーザは、視覚的にロボットのレイアウトの調整を行うことができる。
<第6の実施形態>
第6の実施形態に係るシミュレーション装置100のCPU110は、ロボット情報取得部111が、使用予定のロボットのロボット情報を取得し、シミュレーション部120は、取得した使用予定のロボット情報と、空間における所定期間の移動体の情報とに基づいて、ロボットの動作をシミュレーションする。
第6の実施形態に係るシミュレーション装置100のCPU110によれば、使用予定のロボット10のロボット情報を取得して、使用予定のロボット10のロボット情報と、空間における所定期間の移動体の情報とに基づいて、ロボット10の動作をシミュレーションすることができるので、高精度にレイアウト調整を行うことができる。
[ロボットシステムの動作]
次に、第6の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100の動作について、図17に示すフローチャートを用いて説明する。
図17は、第6の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100のCPU110は、所定のロボットの仕様情報の入力を受け付け、シミュレーションする処理を示したフローチャートである。
第6の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100のCPU110は、ユーザの操作により、操作部130からロボットの仕様情報の入力を受け付ける(ステップS401)。
この場合、例えば、CPU110は、ロボット情報取得部111において、ロボット仕様情報として、据付姿勢、動作自由度、駆動方式、位置検出方式、可搬質量、アーム長、最大リーチ半径、動作範囲、最大速度、最大合成速度、周囲温度、本体質量、許容モーメント、許容イナーシャ等を受け付ける。
次に、シミュレーション装置100のCPU110は、レイアウト生成部123において、ロボット情報取得部111が取得したレイアウトに関する情報や、空間情報取得部112が取得したレイアウトに関する情報から、ロボット10を仮想的に動作させる際のレイアウト情報を生成し、取得する(ステップS403)。
次に、CPU110は、空間情報取得部112において、カメラ20から空間SPにおける所定期間の移動体の情報を取得し、ロボット10が配置される、空間SPにおける所定期間の移動体の情報を取得する(ステップS405)。この場合、空間情報取得部112は、移動体動き評価部113を備えているため、時間別に、空間SPにおける所定期間の移動体の情報を取得して、移動体の動きを評価する。
そして、CPU110は、ロボット情報取得部111が取得したロボット10に関する情報と、空間情報取得部112が取得した空間における所定期間の移動体の情報とに基づいて、ロボット10の動作をシミュレーションする(ステップS407)。
これにより、第6の実施形態のシミュレーション装置100のCPU110は、ユーザの所望するロボットの仕様情報、レイアウト情報、及び空間における移動体の情報に基づいて、ロボット10の動作をシミュレーションすることができる。
以上説明したように、第6の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100のCPU110は、使用予定のロボットのロボット情報を取得し、取得した使用予定のロボット情報と、空間における所定期間の移動体の情報とに基づいて、ロボット10の動作をシミュレーションする。
これにより、第6の実施形態に係るシミュレーション装置100のCPU110は、使用予定のロボット10のロボット情報を取得して、使用予定のロボット10のロボット情報と、空間における所定期間の移動体の情報とに基づいて、ロボット10の動作をシミュレーションすることができるので、高精度にレイアウト調整を行うことができる。
<第7の実施形態>
第7の実施形態に係るシミュレーション装置100のCPU110は、ロボット情報取得部111において、複数のロボット情報を取得し、シミュレーション部120は、取得された複数のロボット情報と、空間における所定期間の移動体の情報とに基づいて、複数のロボットのそれぞれについて動作をシミュレーションし、複数のロボット情報のそれぞれをシミュレーションの結果を出力する。
第7の実施形態に係るシミュレーション装置100のCPU110によれば、取得した複数のロボット情報と、空間における所定期間の移動体の情報とに基づいて、複数のロボットのそれぞれについて動作をシミュレーションするので、複数のロボット10の中から最適なロボットの提案し、最適なレイアウト調整を行うことができる。
[ロボットシステムの動作]
次に、第7の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100の動作について、図18に示すフローチャートを用いて説明する。
図18は、第7の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100のCPU110は、複数のロボット10の中から、最適なロボットを選定し、ユーザに提案する処理を示したフローチャートである。
第7の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100のCPU110は、ユーザの操作により、操作部130等から複数のロボットのロボット情報を取得する(ステップS501)。
この場合、CPU110は、ロボット情報取得部111において、例えば、複数のロボットのロボット情報として、協働ロボットのメーカ別、協働ロボットのシリーズ毎等、複数のロボットのロボット情報を取得する。
次に、CPU110は、空間情報取得部112において、空間SPにおける所定期間の移動体の情報を取得するとともに、ロボット情報取得部111において、タクトタイムを取得する(ステップS503)。
ここで、タクトタイムとは、1つの製品や1つの部品を何秒で作らなければならないかを示す時間のことである。換言すれば、要求される1つの製品や1つの部品を造るのに必要な時間のことである。
次に、CPU110は、シミュレーション部120において、取得した複数のロボットのロボット情報と、空間SPにおける所定期間の移動体の情報とに基づいて、複数のロボットのそれぞれについてシミュレーションする(ステップS505)。この場合、例えば、CPU110は、タクトタイムを考慮して、複数のロボットのそれぞれについてシミュレーションする。即ち、CPU110は、複数のロボットのそれぞれのロボット情報と、空間SPにおける所定期間の移動体の情報と、タクトタイムとに基づいて、複数のロボットのそれぞれについてシミュレーションする。
次に、CPU110は、複数のロボットのそれぞれのシミュレーション結果に基づいて、シミュレーション結果を表示装置300に表示し、推奨するロボットをユーザに提案する(ステップS507)。例えば、CPU110は、複数のロボットのうち、タクトタイムを満たすロボットについて、ユーザの仕様に適合するロボットとして表示装置300に表示する。
具体的には、CPU110は、表示装置300に、「あるメーカXのロボットは、×」、「他のメーカYのロボットも、×」、「他のメーカZのロボットは、〇」等、ユーザにユーザの仕様に適合するロボットを提案する。
以上説明したように、第7の実施形態に係るロボットシステム400のシミュレーション装置100のCPU110は、複数のロボット情報を取得し、取得した複数のロボット情報と、空間における所定期間の移動体の情報とに基づいて、複数のロボットのそれぞれについて動作をシミュレーションし、複数のロボット情報のそれぞれのシミュレーションの結果を出力する。
これにより、第7の実施形態に係るシミュレーション装置100のCPU110は、取得した複数のロボット情報と、空間における所定期間の移動体の情報とに基づいて、複数のロボットのそれぞれについて動作をシミュレーションするので、複数のロボット10の中から最適なロボットの提案し、最適なレイアウト調整を行うことができる。
400 ロボットシステム
10 ロボット
20 カメラ
100 シミュレーション装置
21 ネットワーク
110 CPU
130 操作部
140 記憶部
141 ROM
111 ロボット情報取得部
112 空間情報取得部
120 シミュレーション部
113 移動体動き評価部
121 存在確率算出部
122 移動経路生成部
123 レイアウト生成部
124 仮想配置部
142 RAM
143 外部記憶装置
300 表示装置
RT1,RT2,RT3,RT4,RT5,RT6,RT7,RT8,RT9 移動経路
230,231,240,241 移動体
250,251,252,260,261,262 移動体

Claims (12)

  1. ロボットの動作又は/及び形状に関するロボット情報を取得するロボット情報取得部と、
    前記ロボットが配置される、空間における所定期間の移動体の情報を取得する空間情報取得部と、
    前記ロボット情報取得部が取得した前記ロボット情報と、前記空間情報取得部が取得した前記空間における所定期間の移動体の情報とに基づいて、前記ロボットの動作をシミュレーションするシミュレーション部と、
    を備えるシミュレーション装置。
  2. 前記空間情報取得部が取得した前記空間における所定期間の移動体の情報に基づいて、当該空間内の領域に関連付けて前記移動体の存在確率を算出する存在確率算出部を備え、
    前記シミュレーション部は、
    算出した前記移動体の存在確率に基づいて、前記ロボットの動作をシミュ―レーションする、
    請求項1に記載のシミュレーション装置。
  3. 前記シミュレーション部は、
    算出した前記移動体の存在確率が相対的に小さい領域に、前記ロボットを仮想的に配置する、
    請求項2に記載のシミュレーション装置。
  4. 前記シミュレーション部は、
    算出した前記移動体の存在確率に基づいて、前記移動体の存在確率が相対的に低い領域に、前記ロボットの放出物が放出されるように設定する、
    請求項2又は3に記載のシミュレーション装置。
  5. 前記シミュレーション部は、
    取得された前記空間における所定期間の移動体の情報から、移動体の移動方向を抽出し、抽出した前記移動体の移動方向に基づいて、前記ロボットの動作をシミュレーションする、
    請求項1から4のうちいずれか1項に記載のシミュレーション装置。
  6. 前記シミュレーション部は、
    前記移動体の移動方向に基づいて、前記ロボットの移動方向を、前記移動体の移動方向と相対速度が小さくなるように設定する、
    請求項5に記載のシミュレーション装置。
  7. 前記ロボットの複数の移動経路の候補を生成する移動経路生成部を備え、
    前記シミュレーション部は、
    生成した前記複数の移動経路の中から、移動経路の距離が相対的に短い前記移動経路を選択し、移動距離が同一となる前記移動経路が複数選択された場合は、前記移動体の移動方向と前記ロボットの移動方向との相対速度が小さい移動経路を選択する、
    請求項5又は6に記載のシミュレーション装置。
  8. 前記空間情報取得部は、時間別に前記空間における所定期間の移動体の情報を取得し、
    前記シミュレーション部は、
    時間別に取得された前記空間における所定期間の移動体の情報と、前記ロボット情報とに基づいて、前記時間別に前記ロボットの動作をシミュレーションする、
    請求項1に記載のシミュレーション装置。
  9. 表示部を更に備え、
    前記シミュレーション部は、
    前記ロボットの動作をシミュレーションし、シミュレーション結果を前記表示部に表示させる、
    請求項1に記載のシミュレーション装置。
  10. 前記空間情報取得部が取得した前記空間における所定期間の移動体の情報に基づいて、当該空間内の領域に関連付けて前記移動体の存在確率を算出する存在確率算出部を備え、
    前記シミュレーション部は、
    算出した前記移動体の存在確率に基づいて、前記ロボットの動作をシミュ―レーションし、
    前記表示部は、
    前記移動体の存在確率を表すヒートマップを表示する、
    請求項9に記載のシミュレーション装置。
  11. 前記ロボット情報取得部は、使用予定のロボットの前記ロボット情報を取得し、
    前記シミュレーション部は、
    取得された前記使用予定のロボット情報と、前記空間における所定期間の移動体の情報とに基づいて、前記ロボットの動作をシミュレーションする、
    請求項1から10のうちいずれか1項に記載のシミュレーション装置。
  12. 前記ロボット情報取得部は、複数の前記ロボット情報を取得し、
    前記シミュレーション部は、
    取得された複数の前記ロボット情報と、前記空間における所定期間の移動体の情報とに基づいて、複数の前記ロボットのそれぞれについて動作をシミュレーションし、複数の前記ロボット情報のそれぞれをシミュレーションの結果を出力する、
    請求項1から11のうちいずれか1項に記載のシミュレーション装置。
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