JP7453394B2 - 通信方法、装置及びシステム - Google Patents

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Description

技術分野]
この出願は通信技術の分野に関し、特に通信方法、装置及びシステムに関する。
クロック同期方式は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project, 3GPP)リリース(revision, R)16においてブラックボックスアーキテクチャに基づいて定義されている。図1に示すように、R16において定義されたクロック同期方式は、タイムセンシティブネットワーク(time sensitive network, TSN)内のデバイス側TSNトランスレータ(device-side TSN translator, DS-TT)の隣接デバイス(例えば、図1におけるスイッチングノード1/データ端末1)がTSN内の他のデバイス(例えば、TSN内のネットワーク側TSNトランスレータ(network-side TSN translator, NW-TT)の隣接デバイス(例えば、図1におけるスイッチングノード2/データ端末2)からのTSNクロックに同期するために使用される。具体的には、第5世代(fifth generation, 5G)システムは、TSN内のスイッチングノードとして仮想化され、802.1ASにおいて定義された時間認識中継(time aware relay)メカニズムが、DS-TTの左側のデバイスのクロック同期を実現するために使用される。5Gシステムにおけるネットワークエレメントは、クロック同期され、同期されたクロックは5Gクロックと呼ばれる。ユーザプレーン機能(user plane function, UPF)ネットワークエレメント、NW-TT及び新無線ノード(new radio Node, gNB)は、1588、802.1AS又は他の方式(特定の方法は標準において限定されない)を使用することにより、5Gクロックに同期する。端末デバイスは、エアインタフェースメカニズムを使用することにより、gNBからの5Gクロックに同期する。TSN内の隣接デバイスからクロック同期パケットを受信した後に、NW-TTは、5Gクロックに基づいてタイムスタンプをクロック同期パケットに追加し、タイムスタンプは、NW-TTによりクロック同期パケットを受信した時間情報である。次いで、クロック同期パケットは、端末デバイスのプロトコルデータユニット(protocol data unit, PDU)セッションを使用することによりDS-TTに送信され、DS-TTは、クロック同期パケット内のタイムスタンプと、TSN内の隣接デバイスにDS-TTによりクロック同期パケットを送信した時間情報とに基づいて、NW-TTからDS-TTにクロック同期パケットを伝送する遅延を決定し、遅延をクロック同期パケット内の補正情報に追加し、次いで、修正クロック同期パケットをTSN内の隣接デバイスに送信する。このように、TSN内の隣接デバイスは、802.1ASにおける定義に基づいてTSNクロック同期を実現する。特に、外部ネットワーク内にクロックソースが存在しない場合(すなわち、ネットワーク内の5Gシステムのみがクロックソースを有する場合)、UPFネットワークエレメントは、構成等に基づいて、外部ネットワークのためのクロックソースを提供してもよく、すなわち、外部ネットワークは、5Gクロックソースに同期する。この場合、NW-TTはクロックソースとして機能し、クロックソースの機能の定義に従って、NW-TTは、クロックソース通知を外部ネットワーク内の隣接デバイスに発行し、クロック同期パケットを送信できる。代替として、DS-TTは、クロックソースとして機能してもよく、クロックソースの機能の定義に従って、DS-TTは、クロックソース通知を外部ネットワークの隣接デバイスに発行し、クロック同期パケットを送信できる。
3GPP R17において、5Gネットワークの能力としての5Gシステムクロックは、外部ネットワークにオープンにされて、クロックを外部ネットワークにリリースし、外部ネットワークの要件に従ってクロック同期機能を提供してもよい。しかし、DS-TTがクロックソース情報を取得するための方法は、3GPP R16において提供されていない。DS-TTがクロックソース情報を生成する場合、クロックソース情報はNW-TT側によりリリースされるクロックソース情報と異なる可能性がある。その結果、外部ネットワーク内のNW-TTの隣接デバイスにより取得された5Gシステムのクロックソース情報は、外部ネットワーク内のDS-TTの隣接デバイスにより取得されたものとは異なり、双方側のデバイスは、デバイスにより取得されたクロックソースが同じではないと考える可能性がある。
したがって、5Gシステムクロックがクロックソースとして使用されるとき、5Gシステムのクロックソース情報をどのように決定するかは、現在解決されるべき緊急の課題である。
この出願の実施形態は、5Gシステムクロックがクロックソースとして使用されるとき、5Gシステムのクロックソース情報が決定できないという課題を解決するための通信方法、装置及びシステムを提供する。
上記の目的を達成するために、この出願の実施形態では、以下の技術的解決策が使用される。
第1の態様によれば、通信方法が提供される。当該方法は以下を含む。端末デバイスは、第1のクロックソース情報を受信し、第1のクロックソース情報は無線通信システムのクロックソース情報であり、端末デバイスは、第1のクロックソース情報を隣接デバイスに送信する。この出願のこの実施形態において提供される通信方法に基づいて、端末デバイスは、無線通信システムのクロックソース情報を取得してもよく、ユーザプレーンネットワークエレメントにより取得されたクロックソース情報もまた、無線通信システムのクロックソース情報であるので、端末デバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントは、同じクロックソース情報を取得してもよい。したがって、無線通信システム(例えば、5Gシステム)のクロックがクロックソースとして使用されるとき、端末デバイスの隣接デバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントの隣接デバイスは、無線通信システムが外部のために同じクロックソースを提供すると考え得る。
第1の態様を参照して、可能な実現方式では、端末デバイスが第1のクロックソース情報を受信することは以下を含む。端末デバイスは、ユーザプレーンネットワークエレメントから第1のクロックソース通知を受信し、第1のクロックソース通知は第1のクロックソース情報を含む。言い換えると、この出願のこの実施形態では、端末デバイスは、ユーザプレーンネットワークエレメントから第1のクロックソース情報を取得してもよい。
第1の態様を参照して、可能な実現方式では、端末デバイスが第1のクロックソース情報を隣接デバイスに送信することは以下を含む。端末デバイスは、第1のクロックソース通知を隣接デバイスに送信する。言い換えると、この出願のこの実施形態では、ユーザプレーンネットワークエレメントは、第1のクロックソース通知を生成してもよく、端末デバイスは、第1のクロックソース通知を直接転送する。
第1の態様を参照して、可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含む。第1のクロックソース情報が無線通信システムのクロックソース情報であると端末デバイスが決定したとき、端末デバイスは、第1のクロックソース情報に基づいて第2のクロックソース通知を生成し、第2のクロックソース通知は第1のクロックソース情報を含み、端末デバイスは、第2のクロックソース通知を隣接デバイスに送信する。言い換えると、この解決策では、端末デバイスにより隣接デバイスに送信されるクロックソース通知は、ユーザプレーンネットワークエレメントにより最初に生成され、続いて端末デバイスにより生成されてもよい。この解決策に基づいて、ユーザプレーンネットワークエレメントは、以降、第1のクロックソース通知を端末デバイスに周期的に送信する必要がないので、ユーザプレーンネットワークエレメントの負荷が低減できる。
第1の態様を参照して、可能な実現方式では、端末デバイスが第1のクロックソース情報を隣接デバイスに送信することは以下を含む。第1のクロックソース情報が無線通信システムのクロックソース情報であると端末デバイスが決定したとき、端末デバイスは、第1のクロックソース情報に基づいて第3のクロックソース通知を生成し、第3のクロックソース通知は第1のクロックソース情報を含み、端末デバイスは、第3のクロックソース通知を隣接デバイスに送信する。言い換えると、この解決策では、端末デバイスにより隣接デバイスに送信されるクロックソース通知は、常に端末デバイスにより生成される。この解決策に基づいて、ユーザプレーンネットワークエレメントは、以降、第1のクロックソース通知を端末デバイスに周期的に送信する必要がないので、ユーザプレーンネットワークエレメントの負荷が低減できる。
第1の態様を参照して、可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含む。端末デバイスは、第1のクロックソース情報又は第1のクロックソース通知を記憶する。このように、端末デバイスがクロックソース通知を生成した後に、以降、端末デバイスが生成されたクロックソース通知を隣接デバイスに直接送信することが便利になり得る。
第1の態様を参照して、可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含む。第1のクロックソース情報が無線通信システムのクロックソース情報であると端末デバイスが決定し、第1のクロックソース情報に対応するクロックソースが最適なクロックソースであるとき、端末デバイスは、クロック同期パケットを生成し、クロック同期パケットを隣接デバイスに送信する。言い換えると、この出願のこの実施形態では、端末デバイスは、隣接デバイスに送信されるべきクロック同期パケットを生成してもよく、ユーザプレーンネットワークエレメントは、クロック同期パケットを周期的に生成し、次いで、クロック同期パケットを端末デバイスに送信する必要はない。したがって、ユーザプレーンネットワークエレメントの負荷が低減できる。
第1の態様を参照して、可能な実現方式では、第1のクロックソース通知は指示情報を含み、指示情報は、第1のクロックソース情報が無線通信システムのクロックソース情報であることを示し、当該方法は以下を更に含む。端末デバイスは、指示情報に基づいて、第1のクロックソース情報が無線通信システムのクロックソース情報であると決定する。
第1の態様を参照して、可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含む。端末デバイスは、無線通信システムのクロックソース情報の予め記憶された特性情報に基づいて、第1のクロックソース情報が無線通信システムのクロックソース情報であると決定する。
第1の態様を参照して、可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含む。端末デバイスは、ユーザプレーンネットワークエレメントからクロック同期パケットを受信し、クロック同期パケットは第1のタイムスタンプを含み、第1のタイムスタンプは、ユーザプレーンネットワークエレメントがクロック同期パケットを送信する時点を表し、端末デバイスは、第1のタイムスタンプと、端末デバイスがクロック同期パケットを転送する時点とに基づいて、無線通信システムにおけるクロック同期パケットの転送遅延を決定し、転送遅延をクロック同期パケット内の補正フィールドに追加した後に、端末デバイスは、端末デバイスがクロック同期パケットを転送する時点に、クロック同期パケットを隣接デバイスに送信するか、或いは、端末デバイスは、端末デバイスがクロック同期パケットを転送する時点に、クロック同期パケットを隣接デバイスに送信し、クロック同期パケット内の第1のタイムスタンプは第2のタイムスタンプに更新され、第2のタイムスタンプは転送遅延に基づいて決定される。この解決策に基づいて、端末デバイスは、クロック同期パケットを取得し、クロック同期パケットを外部に送信してもよく、それにより、外部ネットワークのクロック同期が実現される。
第1の態様を参照して、可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含む。端末デバイスは、隣接デバイスから第4のクロックソース通知を受信し、第4のクロックソース通知は第4のクロックソース情報を含み、第4のクロックソース情報は無線通信システムの外部のクロックソース情報であり、端末デバイスは、第4のクロックソース通知をユーザプレーンネットワークエレメントに送信する。言い換えると、この出願のこの実施形態では、外部ネットワークから第4のクロックソース通知を受信した後に、端末デバイスは、第4のクロックソース通知をユーザプレーンネットワークエレメントに送信する必要があり、ユーザプレーンネットワークエレメントは、最適なクロックソースを選択する。
第1の態様を参照して、可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含む。端末デバイスは、隣接デバイスから第5のクロックソース通知を受信し、第5のクロックソース通知は第5のクロックソース情報を含み、第5のクロックソース情報は無線通信システムの外部のクロックソース情報であり、第5のクロックソース情報に対応するクロックソースが第1のクロックソース情報に対応するクロックソースよりも良いとき、端末デバイスは、第5のクロックソース通知をユーザプレーンネットワークエレメントに送信する。言い換えると、この出願のこの実施形態では、外部ネットワークから第5のクロックソース通知を受信した後に、端末デバイスは、第5のクロックソース情報に対応するクロックソースが第1のクロックソース情報に対応するクロックソースよりも良いとき、第5のクロックソース通知をユーザプレーンネットワークエレメントに送信してもよく、それにより、ユーザプレーンネットワークエレメントは現在の最適なクロックソースを知る。
第1の態様を参照して、可能な実現方式では、端末デバイスが第1のクロックソース情報を受信することは以下を含む。端末デバイスは、制御プレーンネットワークエレメントから第1のクロックソース情報を受信する。言い換えると、この出願のこの実施形態では、端末デバイスは、制御プレーンネットワークエレメントから第1のクロックソース情報を取得してもよい。
第1の態様を参照して、可能な実現方式では、端末デバイスが第1のクロックソース情報を隣接デバイスに送信することは以下を含む。端末デバイスは、第1のクロックソース情報に基づいて第6のクロックソース通知を生成し、第6のクロックソース通知は第1のクロックソース情報を含み、端末デバイスは、第6のクロックソース通知を隣接デバイスに送信する。言い換えると、この出願のこの実施形態では、第6のクロックソース通知を生成した後に、端末デバイスは、第6のクロックソース通知を隣接デバイスに直接送信してもよい。ユーザプレーンネットワークエレメントは、クロックソース通知を周期的に生成し、次いで、クロックソース通知を端末デバイスに送信する必要がないので、ユーザプレーンネットワークエレメントの負荷が低減できる。
第1の態様を参照して、可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含む。第1のクロックソース情報に対応するクロックソースが最適なクロックソースであるとき、端末デバイスは、クロック同期パケットを生成し、クロック同期パケットを隣接デバイスに送信する。言い換えると、この出願のこの実施形態では、クロック同期パケットを生成した後に、端末デバイスは、クロック同期パケットを隣接デバイスに直接送信してもよい。ユーザプレーンネットワークエレメントは、クロック同期パケットを周期的に生成し、次いで、クロック同期パケットを端末デバイスに送信する必要がないので、ユーザプレーンネットワークエレメントの負荷が低減できる。
第2の態様によれば、通信方法が提供される。当該方法は以下を含む。ユーザプレーンネットワークエレメントは、第1のクロックソース情報を取得し、第1のクロックソース情報は無線通信システムのクロックソース情報であり、ユーザプレーンネットワークエレメントは、第1のクロックソース情報に基づいて第1のクロックソース通知を生成し、第1のクロックソース通知は第1のクロックソース情報を含み、ユーザプレーンネットワークエレメントは、第1のクロックソース通知を端末デバイスに送信する。この出願のこの実施形態において提供される通信方法に基づいて、ユーザプレーンネットワークエレメントは、第1のクロックソース通知を端末デバイスに送信するので、端末デバイスは、無線通信システムのクロックソース情報を取得できる。ユーザプレーンネットワークエレメントにより取得されたクロックソース情報もまた、無線通信システムのクロックソース情報である。したがって、端末デバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントは、同じクロックソース情報を取得してもよく、それにより、無線通信システム(例えば、5Gシステム)のクロックがクロックソースとして使用されるとき、端末デバイスの隣接デバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントの隣接デバイスは、無線通信システムが外部のために同じクロックソースを提供すると考え得る。
第2の態様を参照して、可能な実現方式では、ユーザプレーンネットワークエレメントが第1のクロックソース情報を取得することは以下を含む。ユーザプレーンネットワークエレメントは、アプリケーション機能ネットワークエレメントから第1のクロックソース情報を受信する。言い換えると、この出願のこの実施形態では、第1のクロックソース情報は、アプリケーション機能ネットワークエレメントにオープンにされてもよく、それにより、第三者は、無線通信システムのクロック情報を知ってもよく、第三者は、配備及びアプリケーション要件に基づいて、様々なクロックソースを柔軟に使用してもよい。言い換えると、この出願のこの実施形態では、無線通信システムのクロックが外部ネットワークにオープンにされてもよく、それにより、クロックが外部ネットワークにリリースでき、クロック同期機能が外部ネットワークの要件に基づいて提供できる。
第2の態様を参照して、可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含む。第1のクロックソース情報に対応するクロックソースが最適なクロックソースであるとユーザプレーンネットワークエレメントが決定したとき、ユーザプレーンネットワークエレメントは、クロック同期パケットを生成し、クロック同期パケットを端末デバイスに送信する。
第2の態様を参照して、可能な実現方式では、第1のクロックソース通知は指示情報を含み、指示情報は、第1のクロックソース情報が無線通信システムのクロックソース情報であることを示す。指示情報に基づいて、端末デバイスは、第1のクロックソース情報が無線通信システムのクロックソース情報であることを知ってもよい。
第2の態様を参照して、可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含む。ユーザプレーンネットワークエレメントは、端末デバイスから第4のクロックソース通知を受信し、第4のクロックソース通知は、端末デバイスの隣接デバイスにより端末デバイスに送信され、次いで、端末デバイスによりユーザプレーンネットワークエレメントに転送され、第4のクロックソース通知は第4のクロックソース情報を含み、第4のクロックソース情報は無線通信システムの外部のクロックソース情報である。言い換えると、この出願のこの実施形態では、外部ネットワークから第4のクロックソース通知を受信した後に、端末デバイスは、第4のクロックソース通知をユーザプレーンネットワークエレメントに送信する必要があり、ユーザプレーンネットワークエレメントは、最適なクロックソースを選択する。
第2の態様を参照して、可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含む。ユーザプレーンネットワークエレメントは、端末デバイスから第5のクロックソース通知を受信し、第5のクロックソース通知は、端末デバイスの隣接デバイスにより端末デバイスに送信され、次いで、第5のクロックソース情報に対応するクロックソースが第1のクロックソース情報に対応するクロックソースよりも良いとき、端末デバイスによりユーザプレーンネットワークエレメントに転送され、第5のクロックソース通知は第5のクロックソース情報を含み、第5のクロックソース情報は無線通信システムの外部のクロックソース情報である。言い換えると、この出願のこの実施形態では、外部ネットワークから第5のクロックソース通知を受信した後に、端末デバイスは、第5のクロックソース情報に対応するクロックソースが第1のクロックソース情報に対応するクロックソースよりも良いとき、第5のクロックソース通知をユーザプレーンネットワークエレメントに送信してもよく、それにより、ユーザプレーンネットワークエレメントは、現在の最適なクロックソースを知る。
第2の態様を参照して、可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含む。ユーザプレーンネットワークエレメントは、第6のクロックソース情報を送信し、第6のクロックソース情報は第1のクロックソース情報の一部又は全部である。制御プレーンネットワークエレメント又はアプリケーション機能ネットワークエレメントは、第6のクロックソース情報に基づいて、第1のクロックソース情報又は第1のクロックソース情報内の情報の一部を決定してもよい。
第2の態様を参照して、可能な実現方式では、第6のクロックソース情報は、クロック精度情報、クロックソース識別子、無線通信システムのクロックソース優先度、又は無線通信システムが外部にオープンにされるときに提供できるドメインに関する無線通信システムの情報のうち少なくとも1つを含む。
第2の態様を参照して、可能な実現方式では、第1のクロックソース情報は、クロック精度情報、クロックソース識別子、無線通信システムのクロックソース優先度、及び無線通信システムが外部にオープンにされるときに提供できるドメインに関する無線通信システムの情報を含む。
第3の態様によれば、通信方法が提供される。当該方法は以下を含む。ユーザプレーンネットワークエレメントは、アプリケーション機能ネットワークエレメントから第1のクロックソース情報を受信し、第1のクロックソース情報は無線通信システムのクロックソース情報であり、ユーザプレーンネットワークエレメントは、第1のクロックソース情報に基づいて第7のクロックソース通知を生成し、第7のクロックソース通知は第1のクロックソース情報を含み、ユーザプレーンネットワークエレメントは、第7のクロックソース通知を隣接デバイスに送信する。言い換えると、この出願のこの実施形態では、第1のクロックソース情報は、アプリケーション機能ネットワークエレメントにオープンにされてもよく、それにより、第三者は、無線通信システムのクロック情報を知ってもよく、第三者は、配備及びアプリケーション要件に基づいて、様々なクロックソースを柔軟に使用してもよい。言い換えると、この出願のこの実施形態では、無線通信システムのクロックが外部ネットワークにオープンにされてもよく、それにより、クロックが外部ネットワークにリリースでき、クロック同期機能が外部ネットワークの要件に基づいて提供できる。
第3の態様を参照して、可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含む。第1のクロックソース情報に対応するクロックソースが最適なクロックソースであるとユーザプレーンネットワークエレメントが決定したとき、ユーザプレーンネットワークエレメントは、クロック同期パケットを生成し、クロック同期パケットを端末デバイスに送信する。
第3の態様を参照して、可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含む。ユーザプレーンネットワークエレメントは、端末デバイスから第4のクロックソース通知を受信し、第4のクロックソース通知は、端末デバイスの隣接デバイスにより端末デバイスに送信され、次いで、端末デバイスによりユーザプレーンネットワークエレメントに転送され、第4のクロックソース通知は第4のクロックソース情報を含み、第4のクロックソース情報は無線通信システムの外部のクロックソース情報である。言い換えると、この出願のこの実施形態では、外部ネットワークから第4のクロックソース通知を受信した後に、端末デバイスは、第4のクロックソース通知をユーザプレーンネットワークエレメントに送信する必要があり、ユーザプレーンネットワークエレメントは、最適なクロックソースを選択する。
第3の態様を参照して、可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含む。ユーザプレーンネットワークエレメントは、端末デバイスから第5のクロックソース通知を受信し、第5のクロックソース通知は、端末デバイスの隣接デバイスにより端末デバイスに送信され、次いで、第5のクロックソース情報に対応するクロックソースが第1のクロックソース情報に対応するクロックソースよりも良いとき、端末デバイスによりユーザプレーンネットワークエレメントに転送され、第5のクロックソース通知は第5のクロックソース情報を含み、第5のクロックソース情報は無線通信システムの外部のクロックソース情報である。言い換えると、この出願のこの実施形態では、外部ネットワークから第5のクロックソース通知を受信した後に、端末デバイスは、第5のクロックソース情報に対応するクロックソースが第1のクロックソース情報に対応するクロックソースよりも良いとき、第5のクロックソース通知をユーザプレーンネットワークエレメントに送信してもよく、それにより、ユーザプレーンネットワークエレメントは、現在の最適なクロックソースを知る。
第3の態様を参照して、可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含む。ユーザプレーンネットワークエレメントは、第6のクロックソース情報を送信し、第6のクロックソース情報は第1のクロックソース情報の一部又は全部である。制御プレーンネットワークエレメント又はアプリケーション機能ネットワークエレメントは、第6のクロックソース情報に基づいて、第1のクロックソース情報又は第1のクロックソース情報内の情報の一部を決定してもよい。
第3の態様を参照して、可能な実現方式では、第6のクロックソース情報は、クロック精度情報、クロックソース識別子、無線通信システムのクロックソース優先度、又は無線通信システムが外部にオープンにされるときに提供できるドメインに関する無線通信システムの情報のうち少なくとも1つを含む。
第2の態様を参照して、可能な実現方式では、第1のクロックソース情報は、クロック精度情報、クロックソース識別子、無線通信システムのクロックソース優先度、及び無線通信システムが外部にオープンにされるときに提供できるドメインに関する無線通信システムの情報を含む。
第4の態様によれば、通信方法が提供される。当該方法は以下を含む。アプリケーション機能ネットワークエレメントは、第7のクロックソース情報を受信し、第7のクロックソース情報は第1のクロックソース情報の一部又は全部であり、第1のクロックソース情報は無線通信システムのクロックソース情報であり、アプリケーション機能ネットワークエレメントは、第1のクロックソース情報をユーザプレーンネットワークエレメント又は制御プレーンネットワークエレメントに送信する。言い換えると、この出願のこの実施形態では、第1のクロックソース情報は、アプリケーション機能ネットワークエレメントにオープンにされてもよく、それにより、第三者は、無線通信システムのクロック情報を知ってもよく、第三者は、配備及びアプリケーション要件に基づいて、様々なクロックソースを柔軟に使用してもよい。言い換えると、この出願のこの実施形態では、無線通信システムのクロックが外部ネットワークにオープンにされてもよく、それにより、クロックが外部ネットワークにリリースでき、クロック同期機能が外部ネットワークの要件に基づいて提供できる。
第4の態様を参照して、可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含む。第7のクロックソース情報が第1のクロックソース情報の情報の一部であるとき、アプリケーション機能ネットワークエレメントは、第1のクロックソース情報を決定する。
第4の態様に関し、可能な実現方式では、アプリケーション機能ネットワークエレメントが第1のクロックソース情報を決定することは以下を含む。アプリケーション機能ネットワークエレメントは、第7のクロックソース情報、ローカル構成情報、他のクロックソース情報又はアプリケーション要件情報のうち1つ以上に基づいて、第1クロックソース情報を決定し、他のクロックソース情報は、無線通信システムの外部のクロックソース情報である。
第4の態様を参照して、可能な実現方式では、第7のクロックソース情報は、クロック精度情報、クロックソース識別子、無線通信システムのクロックソース優先度、又は無線通信システムが外部にオープンにされるときに提供できるドメインに関する無線通信システムの情報のうち少なくとも1つを含む。
第4の態様を参照して、可能な実現方式では、第1のクロックソース情報は、クロック精度情報、クロックソース識別子、無線通信システムのクロックソース優先度、及び無線通信システムが外部にオープンにされるときに提供できるドメインに関する無線通信システムの情報を含む。
第5の態様によれば、通信方法が提供される。当該方法は以下を含む。制御プレーンネットワークエレメントは、アプリケーション機能ネットワークエレメントから第1のクロックソース情報を受信し、第1のクロックソース情報は無線通信システムのクロックソース情報であり、制御プレーンネットワークエレメントは、第1のクロックソース情報を端末デバイス及び/又はユーザプレーンネットワークエレメントに送信する。言い換えると、この出願のこの実施形態では、第1のクロックソース情報は、アプリケーション機能ネットワークエレメントにオープンにされてもよく、それにより、第三者は、無線通信システムのクロック情報を知ってもよく、第三者は、配備及びアプリケーション要件に基づいて、様々なクロックソースを柔軟に使用してもよい。言い換えると、この出願のこの実施形態では、無線通信システムのクロックが外部ネットワークにオープンにされてもよく、それにより、クロックが外部ネットワークにリリースでき、クロック同期機能が外部ネットワークの要件に基づいて提供できる。
第5の態様を参照して、可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含む。制御プレーンネットワークエレメントは、第7のクロックソース情報をアプリケーション機能ネットワークエレメントに送信し、第7のクロックソース情報は第1のクロックソース情報の一部又は全部である。この解決策に基づいて、アプリケーション機能ネットワークエレメントは、第7のクロックソース情報に基づいて第1のクロックソース情報を決定してもよい。
第5の態様を参照して、可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含む。制御プレーンネットワークエレメントは、ユーザプレーンネットワークエレメントから第6のクロックソース情報を受信し、第6のクロックソース情報は第7のクロックソース情報の一部又は全部である。制御プレーンネットワークエレメントは、第6のクロックソース情報に基づいて第7のクロックソース情報を決定してもよい。
第5の態様を参照して、可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含む。制御プレーンネットワークエレメントは、ローカルポリシー又はデフォルト規則に従って第7のクロックソース情報を決定する。
第6の態様によれば、上記の方法を実現するための通信装置が提供される。通信装置は、第1の態様における端末デバイスでもよく或いは端末デバイスを含む装置でもよく、或いは、通信装置は、第2の態様又は第3の態様におけるユーザプレーンネットワークエレメントでもよく或いはユーザプレーンネットワークエレメントを含む装置でもよく、或いは、通信装置は、第4の態様におけるアプリケーション機能ネットワークエレメントでもよく或いはアプリケーション機能ネットワークエレメントを含む装置でもよく、或いは、通信装置は、第5の態様における制御プレーンネットワークエレメントでもよく或いは制御プレーンネットワークエレメントを含む装置でもよい。通信装置は、上記の方法を実現するための対応するモジュール、ユニット又は手段(means)を含む。モジュール、ユニット又は手段は、ハードウェア、ソフトウェア、又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアにより実現されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ以上のモジュール又はユニットを含む。
第7の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、プロセッサとメモリとを含む。メモリは、コンピュータ命令を記憶するように構成され、プロセッサが命令を実行したとき、通信装置は、上記の態様のいずれか1つによる方法を実行することが可能になる。通信装置は、第1の態様における端末デバイスでもよく或いは端末デバイスを含む装置でもよく、或いは、通信装置は、第2の態様又は第3の態様におけるユーザプレーンネットワークエレメントでもよく或いはユーザプレーンネットワークエレメントを含む装置でもよく、或いは、通信装置は、第4の態様におけるアプリケーション機能ネットワークエレメントでもよく或いはアプリケーション機能ネットワークエレメントを含む装置でもよく、或いは、通信装置は、第5の態様における制御プレーンネットワークエレメントでもよく或いは制御プレーンネットワークエレメントを含む装置でもよい。
第8の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置はプロセッサを含む。プロセッサは、メモリに結合され、メモリ内の命令を読み取った後に、命令に基づいて上記の態様のいずれか1つによる方法を実行するように構成される。通信装置は、第1の態様における端末デバイスでもよく或いは端末デバイスを含む装置でもよく、或いは、通信装置は、第2の態様又は第3の態様におけるユーザプレーンネットワークエレメントでもよく或いはユーザプレーンネットワークエレメントを含む装置でもよく、或いは、通信装置は、第4の態様におけるアプリケーション機能ネットワークエレメントでもよく或いはアプリケーション機能ネットワークエレメントを含む装置でもよく、或いは、通信装置は、第5の態様における制御プレーンネットワークエレメントでもよく或いは制御プレーンネットワークエレメントを含む装置でもよい。
第9の態様によれば、コンピュータ読み取り可能記憶媒体が提供される。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は命令を記憶する。命令がコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータは、上記の態様のいずれか1つによる方法を実行することが可能になる。
第10の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータは、上記の態様のいずれか1つによる方法を実行することが可能になる。
第11の態様によれば、通信装置(例えば、通信装置はチップ又はチップシステムでもよい)が提供される。通信装置は、上記の態様のいずれか1つにおける機能を実現するように構成されたプロセッサを含む。可能な設計では、通信装置はメモリを更に含み、メモリは、必要なプログラム命令及びデータを記憶するように構成される。通信装置がチップシステムであるとき、通信装置はチップを含んでもよく、或いは、チップ及び他の個別コンポーネントを含んでもよい。
第6の態様~第11の態様におけるいずれかの設計によりもたらされる技術的効果については、第1の態様、第2の態様、第3の態様、第4の態様又は第5の態様における異なる設計によりもたらされる技術的効果を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
第12の態様によれば、通信システムが提供される。通信システムは、端末デバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントを含む。ユーザプレーンネットワークエレメントは、第1のクロックソース通知を端末デバイスに送信するように構成され、第1のクロックソース通知は第1のクロックソース情報を含み、第1のクロックソース情報は無線通信システムのクロックソース情報である。端末デバイスは、ユーザプレーンネットワークエレメントから第1のクロックソース通知を受信し、第1のクロックソース情報を隣接デバイスに送信するように構成される。
第12の態様によりもたらされる技術的効果については、第1の態様又は第2の態様によりもたらされる技術的効果を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
第13の態様によれば、通信システムが提供される。通信システムは、端末デバイス及び制御プレーンネットワークエレメントを含む。制御プレーンネットワークエレメントは、第1のクロックソース情報を端末デバイスに送信するように構成され、第1のクロックソース情報は無線通信システムのクロックソース情報である。端末デバイスは、制御プレーンネットワークエレメントから第1のクロックソース情報を受信し、第1のクロックソース情報を隣接デバイスに送信するように構成される。
第13の態様によりもたらされる技術的効果については、第1の態様によりもたらされる技術的効果を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
第14の態様によれば、通信システムが提供される。通信システムは、アプリケーション機能ネットワークエレメント及びユーザプレーンネットワークエレメントを含む。アプリケーション機能ネットワークエレメントは、第1のクロックソース情報をユーザプレーンネットワークエレメントに送信するように構成され、第1のクロックソース情報は無線通信システムのクロックソース情報である。ユーザプレーンネットワークエレメントは、アプリケーション機能ネットワークエレメントから第1のクロックソース情報を受信し、第1のクロックソース情報に基づいて第7のクロックソース通知を生成するように構成され、第7のクロックソース通知は第1のクロックソース情報を含む。ユーザプレーンネットワークエレメントは、第7のクロックソース通知を隣接デバイスに送信するように更に構成される。
第14の態様によりもたらされる技術的効果については、第3の態様によりもたらされる技術的効果を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
3GPP R16におけるブラックボックスアーキテクチャに基づいて定義されたクロック同期方式の概略図である。 既存のTSNアーキテクチャの概略図である。 既存のTSNの集中管理アーキテクチャの概略図である。 既存の最適クロックソース選択の概略図である。 この出願の実施形態による通信システムのアーキテクチャの概略図である。 図5に示す通信システムに対応し且つこの出願の実施形態に適用可能な可能なネットワークアーキテクチャの概略図である。 図5に示す通信システムに対応し且つこの出願の実施形態に適用可能な他の可能なネットワークアーキテクチャの概略図である。 この出願の実施形態による、5Gシステム及びTSNが組み合わされたネットワークアーキテクチャの概略図である。 この出願の実施形態による通信デバイスの構造の概略図である。 この出願の実施形態による通信方法の概略フローチャートである。 この出願の実施形態による通信方法における相互作用の概略フローチャート1である。 この出願の実施形態による通信方法における相互作用の概略フローチャート2である。 この出願の実施形態による通信方法における相互作用の概略フローチャート3である。 この出願の実施形態による通信装置の構造の概略図1である。 この出願の実施形態による通信装置の構造の概略図2である。
この出願の実施形態における解決策の理解を容易にするために、まず、関連する技術又は概念について、以下に簡単に説明する。
1.TSN
TSNは、一般的に、スイッチングノード(bridge)及びデータ端末(end station)を含む。データ端末及びスイッチングノードは、ネットワークトポロジ構造を形成してもよく、スイッチングノードは、スイッチングノードにより構成又は作成された転送規則に従って、パケットをデータ端末又は他のスイッチングノードに転送してもよい。
データ端末及びスイッチングノードにより形成される複数のタイプのネットワークトポロジ構造が存在し、構成は適用シナリオに基づいて実行されてもよい。図2は、TSNの簡単なネットワークトポロジ構造の概略図である。簡単なネットワークトポロジ構造は、複数のドメイン(図2では、複数のドメインがドメイン1、ドメイン2、ドメイン3及びドメイン4を含む例が例示のために使用される)を含み、各ドメインは、1つ以上のデータ端末及び1つ以上のスイッチングノードを含む。同じドメイン内のデバイス及びポートは、同じドメイン識別子(例えば、トラフィッククラス(traffic class))を有する。
TSNはレイヤ2伝送に基づく。TSN標準は、データ端末及びスイッチングノードの挙動、並びにスイッチングノードにより転送されるデータストリームのスケジューリングモードを定義して(データストリームは1つ以上のパケットを含み、データ端末及びスイッチングノードはデータストリームを転送し、すなわち、1つ以上のパケットを伝送し、パケットもデータストリーム内のパケットになってもよい)、信頼性のある遅延伝送を実現する。TSN内のスイッチングノードは、データストリームのストリーム特性として、宛先媒体アクセス制御(media access control, MAC)アドレス、インターネットプロトコル(internet protocol, IP)アドレス又はパケットの他のパケット特性を使用し、データストリームの遅延要件に基づいてリソース予約及びスケジューリング計画を実行して、生成されたスケジューリングポリシーに従って信頼性及び伝送遅延を確保する。
データ端末は、送信端(talker)及び受信端(listener)に分類される。データストリーム(stream)の送信者は送信端(talker)と呼ばれ、データストリームの受信者は受信端(listener)と呼ばれる。送信端又は受信端がデータストリーム要求をTSNに送信したとき、TSN構成が有効になる。TSN構成は、送信端から受信端までの経路上のスイッチングノードの構成を含む。
任意選択で、TSNは、構成ネットワークエレメント、例えば、TSN構成を実現するように構成された集中ネットワーク構成(centralized network configuration, CNC)ネットワークエレメント又は集中ユーザ構成(centralized user configuration, CUC)ネットワークエレメントを更に含んでもよい。
図3は、TSNの集中管理アーキテクチャの概略図である。集中管理アーキテクチャは、TSN標準における802.1qccにおいて定義されている3つのアーキテクチャのうち1つである。集中管理アーキテクチャは、送信端、受信端、スイッチングノード、CNCネットワークエレメント及びCUCネットワークエレメントを含む。図3に示すネットワークエレメントの数及びネットワークトポロジ構造は、単なる例である点に留意すべきである。これは、この出願の実施形態では具体的に限定されない。
スイッチングノードは、TSN標準における定義に従ってデータストリームのためのリソースを予約し、データパケットをスケジューリングして転送する。
CNCネットワークエレメントは、TSNユーザプレーントポロジ及びスイッチングノードに関する情報を管理し、CUCネットワークエレメントにより提供されるストリーム作成要求に基づいて、データストリームの伝送経路と、データ端末及び各スイッチングノード上の転送規則とを生成し、次いで、転送規則(例えば、データストリームのストリーム特性、データ転送中に使用される入口及び出口ポートの識別子のような情報)及びスイッチングノード上のスケジューリング情報(例えば、入口ポートの時間情報及び出口ポートに対応するトラフィッククラスに関する情報のような情報)を、対応するスイッチングノードに配信することを担う。入口ポートの時間情報及び出口ポートに対応するトラフィッククラスに関する情報の関連する説明については、現在の技術を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
スイッチングノードに関する情報は、スイッチングノードのポート情報(例えば、データ伝送中に使用される入口及び出口ポートに関する情報)及び遅延情報(例えば、スイッチングノードの内部伝送遅延)を含む。スイッチングノードに関する情報は、事前にスイッチングノードによりCNCネットワークエレメントに報告されてもよい。
この出願の実施形態では、無線通信システム(例えば、5Gシステム)は、仮想スイッチングノードとして使用されてもよく、仮想スイッチングノードに関する情報もまた、仮想スイッチングノードのポート情報及び遅延情報を含む。
具体的には、仮想スイッチングノードのポートは、アップリンク及びダウンリンクデータを伝送するための入口ポート及び出口ポートに分類される。仮想スイッチングノードの入口ポートは、端末デバイス側のポートと、ユーザプレーンネットワークエレメント側のポートとを含み、例えば、アップリンクデータを受信するための端末デバイス側のポートと、ダウンリンクデータを受信するためのユーザプレーンネットワークエレメント側のポートとを含む。仮想スイッチングノードの出口ポートは、端末デバイス側のポートと、ユーザプレーンネットワークエレメント側のポートとを含み、例えば、ダウンリンクデータを送信するための端末デバイス側のポートと、アップリンクデータを送信するためのユーザプレーンネットワークエレメント側のポートとを含む。
CUCネットワークエレメントは、データ端末のTSN能力を取得するように、すなわち、データ端末のポート数、各ポートのMACアドレス及び各ポートによりサポートされる802.1能力を取得するように構成される。これに基づいて、CUCネットワークエレメントは、データ端末のストリーム作成要求を収集してもよい。送信端のストリーム作成要求及び受信端のストリーム作成要求に対して照合を実行した後に、CUCネットワークエレメントは、データストリームを作成するようにCNCネットワークエレメントに要求し、CNCネットワークエレメントにより生成された転送規則を確認してもよい。送信端のストリーム作成要求及び受信端のストリーム作成要求に対する照合の実行は以下を意味する。送信端及び受信端は、ストリーム作成要求をCUCネットワークエレメントにそれぞれ送信し、ストリーム作成要求は、いくつかの情報、例えば、要求されたデータストリームの宛先MACアドレスを含む。CUCネットワークエレメントは、ストリーム作成要求と、異なるデータ端末により要求されたデータストリームの宛先MACアドレスとに対して照合を実行する。2つのデータ端末により要求されたデータストリームの宛先MACアドレスが同じである場合、2つのデータ端末により要求されたデータストリームは同じであり、照合は成功し、データストリームが作成できる。そうでない場合、送信側又は受信側のストリーム作成要求のみが利用可能であり、データストリームは作成できない。
CNCネットワークエレメント及びCUCネットワークエレメントは、TSNにおける制御プレーンネットワークエレメントであることが理解され得る。
データ又はパケットを転送する機能に加えて、TSN内のスイッチングノードは、更に他の機能を有する必要がある。例えば、スイッチングノードはトポロジディスカバリ機能を有し、スイッチ識別子及びスイッチポート識別子を決定し、リンク層ディスカバリプロトコル(link layer discovery protocol, LLDP)のようなプロトコルをサポートする。他の例では、スイッチングノードは、伝送遅延を決定してもよく、スイッチングノードの内部伝送遅延を検出した後に、検出された伝送遅延を構成ネットワークエレメントに報告する。これは、この出願の実施形態では具体的に限定されない。
2.クロック同期及び最適クロックソース選択
クロック同期に基づいて、TSN内のデータ端末及びスイッチングノードは、決定された遅延でエンドツーエンド伝送を実現してもよい。クロック同期メカニズムは、既存のプロトコル1588及び802.1ASにおいて定義され、ネットワークデバイスとクロックソースとの間の高精度クロック同期を実現できる。1588は、複数のクロックドメインをサポートし、すなわち、ネットワークデバイスは、複数のクロックを同期させることができ、異なるクロックドメインは、クロックドメイン識別子により区別される。802.1ASは、同期のために同じTSNからの最適なクロックソースの選択をサポートする。マスタクロックソースは、マスタクロックソースのクロックソース情報をリリースし、二次ノードは、受信したマスタクロックソース情報を比較して、最適なクロックソースを決定する。
図4に示すように、マスタクロック/マスタクロックソース(grand master, GM)1が最適なクロックソースであると決定する前に、二次デバイスは、GM2が最適なクロックソースであると決定し、次いで、GM1は、GM1がGM2よりも良いと決定し、クロックソース通知をリリースし、クロックソース通知は、クロックソース優先度(priority)(例えば、grandmaster priority 1又はgrandmaster priority 2)、クロック精度情報(grandmaster clock quality)及びクロックソース識別子(grandmaster identity)のようなパラメータを含む。二次デバイスは、受信したクロックソース通知に基づいて、GM1が最適なクロックソースであると決定する。最適なクロックソースを決定した後に、二次デバイスは、最適なクロックソース情報を下流のデバイスに転送し、クロック同期を実行する。
この出願の実施形態におけるクロックソース通知に含まれるクロックソース情報は、上記のクロックソース優先度、クロック精度情報及びクロックソース識別子を含むが、これらに限定されない。クロックソース優先度、クロック精度情報及びクロックソース識別子の組み合わせは、システムアイデンティティ(system identity)と呼ばれる。system identityに関する情報が1つの値に結合されている場合、system identityのより小さい値は、より良いクロックソースを示す。クロックソース優先度が位置するフィールドのビットは、クロックソース精度が位置するフィールドのビットよりも高く、クロックソース精度が位置するフィールドのビットは、クロックソース識別子が位置するフィールドのビットよりも高いことを考慮して、以下のように結論されてもよい。クロックソース優先度のより小さい値は、より良いクロックソースを示し、クロックソース優先度が同じであるとき、より高いクロックソース精度は、より良いクロックソースを示し、システムアイデンティティ内の他のフィールドについても同様である。
以下に、この出願の実施形態における添付図面を参照して、この出願の実施形態における技術的解決策について説明する。この出願の説明において、「/」は、特に指定のない限り、関連するオブジェクトの間の「又は」の関係を表す。例えば、A/Bは、A又はBを表してもよい。この出願では、「及び/又は」は、関連するオブジェクトを記述するための関連付け関係のみを記述し、3つの関係が存在してもよいことを表す。例えば、A及び/又はBは、以下の3つの場合、すなわち、Aのみが存在すること、A及びBの双方が存在すること並びにBのみが存在することを表してもよく、A及びBは単数又は複数でもよい。さらに、この出願の説明において、「複数」は、特に指定のない限り、2つ以上を意味する。「以下の項目(もの)のうち少なくとも1つ」又はこの同様の表現は、単一の項目(もの)又は複数の項目(もの)のいずれかの組合せを含み、これらの項目のいずれかの組み合せを意味する。例えば、a、b又はcのうち少なくとも1つ(のもの)は、a、b、c、a及びb、a及びc、b及びc、又はa、b及びcを示してもよく、a、b及びcは単数又は複数でもよい。さらに、この出願の実施形態における技術的解決策を明確に説明するために、この出願の実施形態では、基本的に同じ機能又は目的を有する同じ項目又は同様の項目の間を区別するために、「第1」及び「第2」のような用語が使用される。当業者は、「第1」及び「第2」のような用語が数又は実行順序を限定せず、「第1」及び「第2」のような用語が明確な相違を示すものではないことを理解し得る。さらに、この出願の実施形態では、「例」又は「例えば」のような語句は、例、例示又は説明を与えることを表す。この出願の実施形態において「例」として或いは「例えば」と共に記載された如何なる実施形態又は設計方式も、他の実施形態又は設計方式よりも好ましいこと又はより多くの利点を有することして説明されるべきではない。正確には、「例」又は「例えば」のような語句の使用は、理解を容易にするために特定の方式で相対的概念を提示することを意図している。
さらに、この出願の実施形態に記載のネットワークアーキテクチャ及びサービスシナリオは、この出願の実施形態における技術的解決策をより明確に説明することを意図しており、この出願の実施形態において提供される技術的解決策に対する限定を構成しない。当業者は、ネットワークアーキテクチャの進化及び新たなサービスシナリオの出現に伴い、この出願の実施形態において提供される技術的解決策が同様の技術的課題にも適用可能であることを知り得る。
図5は、この出願の実施形態による通信システム50を示す。通信システム50は、端末デバイス、ユーザプレーンネットワークエレメント、制御プレーンネットワークエレメント及びアプリケーション機能(application function, AF)ネットワークエレメントを含む。端末デバイスは、制御プレーンネットワークエレメント及びユーザプレーンネットワークエレメントと通信してもよく、ユーザプレーンネットワークエレメントは、制御プレーンネットワークエレメントと通信してもよく、制御プレーンネットワークエレメント及びユーザプレーンネットワークエレメントは、AFネットワークエレメントと更に通信してもよい。この出願のこの実施形態における「通信」は、直接通信でもよく、或いは、他のデバイスによる転送を通じて実行される通信でもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。以下に、上記のネットワークエレメントについて別途説明する。
任意選択で、この出願のこの実施形態における端末デバイスは、無線通信機能を実現するように構成されたデバイス、例えば、端末又は端末内で使用され得るチップでもよい。端末デバイスは、陸上に配備されてもよく、配備は屋内又は屋外を含み、或いは、ハンドヘルド又は車搭配備でもよく、水上(例えば、船舶上)に配備されてもよく、或いは、空中(例えば、航空機、バルーン及び衛星)に配備されてもよい。端末は、5G又は将来の進化型公衆陸上移動ネットワーク(public land mobile network, PLMN)におけるユーザ機器(user equipment, UE)、アクセス端末、端末ユニット、端末局、移動局、遠隔局、遠隔端末、移動デバイス、無線通信デバイス、端末エージェント、端末デバイス等でもよい。アクセス端末は、携帯電話、コードレス電話、セッションイニシエーションプロトコル(session initiation protocol, SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop, WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant, PDA)、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス、無線モデムに接続されたコンピューティングデバイス又は他の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、仮想現実(virtual reality, VR)端末デバイス、拡張現実(augmented reality, AR)端末デバイス、産業制御(industrial control)における無線端末、自動運転(self driving)における無線端末、遠隔医療(telemedicine)における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、輸送安全(transportation safety)における無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、スマートホームにおける無線端末等でもよい。端末は移動式でもよく或いは固定式でもよい。
任意選択で、この出願のこの実施形態におけるユーザプレーンネットワークエレメントは、ユーザパケット(例えば、この出願のこの実施形態におけるクロックソース通知又はクロック同期パケット)を処理すること、例えば、転送、課金又は合法的傍受の実行を主に担う。ユーザプレーンネットワークエレメントはまた、プロトコルデータユニット(protocol data unit, PDU)セッションアンカー(PDU session anchor, PSA)とも呼ばれてもよい。5G通信システムでは、ユーザプレーンネットワークエレメントはUPFネットワークエレメントでもよい。第6世代(6th generation, 6G)通信のような将来の通信システムでは、ユーザプレーンネットワークエレメントは依然としてUPFネットワークエレメントでもよく、或いは、他の名前を有してもよい。これは、この出願のこの実施形態では限定されない。
任意選択で、この出願のこの実施形態における制御プレーンネットワークエレメントは、例えば、モビリティ管理ネットワークエレメント、ポリシー制御ネットワークエレメント、セッション管理ネットワークエレメント又はネットワーク公開機能ネットワークエレメントを含んでもよい。
任意選択で、この出願のこの実施形態におけるモビリティ管理ネットワークエレメントは、移動ネットワーク内の端末デバイスのアタッチ、モビリティ管理及びトラッキングエリア更新プロセスに主に使用される。モビリティ管理ネットワークエレメントは、非アクセス層(non-access stratum, NAS)メッセージを終端し、登録管理、接続管理及び到達可能性管理を実行し、トラッキングエリアリスト(tracking area list, TA list)を割り当て、モビリティ管理等を実行し、セッション管理(session management, SM)メッセージをセッション管理ネットワークエレメントにトランスペアレントにルーティングする。5G通信システムでは、モビリティ管理ネットワークエレメントはアクセス及びモビリティ管理機能(access and mobility management function, AMF)ネットワークエレメントでもよい。6G通信システムのような将来の通信システムでは、モビリティ管理ネットワークエレメントは依然としてAMFネットワークエレメントでもよく、或いは、他の名前を有してもよい。これは、この出願のこの実施形態では限定されない。
任意選択で、この出願のこの実施形態におけるセッション管理ネットワークエレメントは、セッション管理、例えば、移動ネットワークにおけるセッション確立、変更及び解放に使用される。具体的な機能は、例えば、インターネットプロトコル(internet protocol, IP)アドレスをユーザに割り当てること、又はパケット転送機能を提供するユーザプレーンネットワークエレメントを選択することである。5G通信システムでは、セッション管理ネットワークエレメントはセッション管理機能(session management function, SMF)ネットワークエレメントでもよい。6Gシステムのような将来の通信システムでは、セッション管理ネットワークエレメントは依然としてSMFネットワークエレメントでもよく、或いは、他の名前を有してもよい。これは、この出願のこの実施形態では限定されない。
任意選択で、この出願のこの実施形態におけるポリシー制御ネットワークエレメントは、ユーザ加入データ管理機能、ポリシー制御機能、課金ポリシー制御機能、サービス品質(quality of service, QoS)制御等を含み、ネットワーク挙動の統一ポリシーフレームワークを導くこと、制御プレーン機能ネットワークエレメント(例えば、AMFネットワークエレメント)のためのポリシー規則情報を提供すること等を行うように構成される。5G通信システムでは、ポリシー制御ネットワークエレメントはポリシー制御機能(policy control function, PCF)ネットワークエレメントでもよい。6G通信システムのような将来の通信システムでは、ポリシー制御ネットワークエレメントは依然としてPCFネットワークエレメントでもよく、或いは、他の名前を有してもよい。これは、この出願のこの実施形態では限定されない。
任意選択で、この出願のこの実施形態におけるネットワーク公開機能ネットワークエレメントは、ネットワーク能力公開に関連するフレームワーク、認証及びインタフェースを提供し、無線通信システム内のネットワーク機能と他のネットワーク機能との間で情報を転送するように構成される。5G通信システムでは、ネットワーク公開機能ネットワークエレメントはネットワーク公開機能(network exposure function, NEF)ネットワークエレメントでもよい。6G通信システムのような将来の通信システムでは、ネットワーク公開機能ネットワークエレメントは依然としてNEFネットワークエレメントでもよく、或いは、他の名前を有してもよい。これは、この出願のこの実施形態では限定されない。
任意選択で、この出願のこの実施形態におけるAFネットワークエレメントは、様々なサービスを提供できる機能ネットワークエレメントであり、第三者のアプリケーション制御プラットフォームでもよく、或いは、オペレータのデバイスでもよい。AFネットワークエレメントは、複数のアプリケーションサーバのためのサービスを提供してもよく、直接或いはネットワーク公開機能ネットワークエレメントを使用することによりコアネットワークと相互作用でき、ポリシー管理のためにポリシー管理フレームワークと相互作用できる。
5Gシステムが例として使用される。図6は、図5に示す通信システムに対応し且つこの出願の実施形態に適用可能なネットワークアーキテクチャの概略図である。モビリティ管理ネットワークエレメントに対応するネットワークエレメント又はエンティティは、5G通信システムにおけるAMFネットワークエレメントでもよい。セッション管理ネットワークエレメントに対応するネットワークエレメント又はエンティティは、5G通信システムにおけるSMFネットワークエレメントでもよい。ユーザプレーンネットワークエレメントに対応するネットワークエレメント又はエンティティは、5G通信システムにおけるUPFネットワークエレメントでもよい。ポリシー制御ネットワークエレメントに対応するネットワークエレメント又はエンティティは、5G通信システムにおけるPCFネットワークエレメントでもよい。ネットワーク公開機能ネットワークエレメントに対応するネットワークエレメント又はエンティティは、5G通信システムにおけるNEFネットワークエレメントでもよい。さらに、図5に示すように、5Gシステムは、無線アクセスネットワーク(radio access network, RAN)デバイス(RANデバイスがgNBである例が図5における例示に使用される)及びデータネットワーク(data network, DN)を更に含んでもよい。図示しないが、5Gシステムは、統一データ管理(unified data management, UDM)ネットワークエレメント、統一データリポジトリ(unified data repository, UDR)ネットワークエレメント等を更に含んでもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
端末デバイスは、次世代(next generation, N)1インタフェース(略称N1)を使用することによりAMFネットワークエレメントと通信する。gNBは、N2インタフェース(略称N2)を使用することによりAMFネットワークエレメントと通信する。gNBは、N3インタフェース(略称N3)を使用することによりUPFネットワークエレメントと通信する。UPFネットワークエレメントは、N6インタフェース(略称N6)を使用することによりDNと通信する。AMFネットワークエレメントは、N11インタフェース(略称N11)を使用することによりSMFネットワークエレメントと通信する。AMFネットワークエレメントは、N15インタフェース(略称N15)を使用することによりPCFネットワークエレメントと通信する。SMFネットワークエレメントは、N7インタフェース(略称N7)を使用することによりPCFネットワークエレメントと通信する。SMFネットワークエレメントは、N4インタフェース(略称N4)を使用することによりUPFネットワークエレメントと通信する。任意選択で、PCFネットワークエレメントは、NEFネットワークエレメントを使用することによりAFネットワークエレメントと通信する。明らかに、AFネットワークエレメントはPCFネットワークエレメント又はSMFネットワークエレメントと直接通信してもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
さらに、図6に示すAFネットワークエレメント、AMFネットワークエレメント、SMFネットワークエレメント、PCFネットワークエレメント又はNEFネットワークエレメントのような制御プレーンネットワークエレメントもまた、サービス指向インタフェースを使用することにより相互作用を実行してもよい点に留意すべきである。例えば、図7に示すように、AFネットワークエレメントにより提供される外部サービス指向インタフェースはNafでもよく、AMFネットワークエレメントにより提供される外部サービス指向インタフェースはNamfでもよく、SMFネットワークエレメントにより提供される外部サービス指向インタフェースはNsmfでもよく、PCFネットワークエレメントにより提供される外部サービス指向インタフェースはNpcfでもよい。関連する説明については、標準23501における5Gシステムアーキテクチャ(5G system architecture)を参照する。詳細はここでは説明しない。
上記のように、無線通信システムは、TSN内の仮想スイッチングノードとして機能してもよい。例えば、無線通信システムは上記の5Gシステムである。図8は、5Gシステム及びTSNが組み合わされたネットワークアーキテクチャの概略図である。TSN適応機能、すなわち、NW-TTがUPFネットワークエレメント側に追加され、TSN適応機能、すなわち、DS-TTが端末デバイス側に追加される。NW-TT及びDS-TTの双方は論理機能であり、5GシステムがTSN内のスイッチングノードとして使用されるとき、TSNにより定義される機能、例えば、クロック同期及びデータ転送を実現するために使用される。TSN適応機能は、5Gシステムの特性及び情報をTSNにより要求される情報に適応させ、TSNにより定義されるポート/インタフェースを使用することにより、TSN内のネットワークエレメント(例えば、図8におけるスイッチングノード1/データ端末1、又は図8におけるスイッチングノード2/データ端末2)と通信することを意味する。これは、ここで一様に記載されており、詳細は、以下に再び説明しない。さらに、図8に示すように、5GシステムとTSNとの間の接続ノードとして、AFネットワークエレメントは、TSN内のCNCネットワークエレメントと相互作用し、TSNスイッチングノードの要件に基づいてCNCネットワークエレメントについての論理スイッチングノードに関する情報を提供してもよい。
この出願のこの実施形態では、DS-TTは端末デバイスに配備されてもよく(すなわち、DS-TT及び端末デバイスが共同で配備される)、或いは、DS-TT及び端末デバイスが別々に独立して配備されてもよい点に留意すべきである。NW-TTは、UPFネットワークエレメントに配備されてもよく(すなわち、NW-TT及びUPFネットワークエレメントが共同で配備される)、或いは、NW-TT及びUPFネットワークエレメントが別々に独立して配備されていてもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。説明を容易にするために、以下の実施形態は、DS-TTが端末デバイスに配備され、NW-TTがUPFネットワークエレメントに配備される例を使用することにより全て説明する。これは、ここでは一様に記載されており、詳細は、以下に再び説明しない。さらに、DS-TT及びNW-TTは、単に、端末デバイス側及びUPFネットワークエレメント側に追加されたTSN適応機能の間を区別するために使用される。明らかに、端末デバイス側及びUPFネットワークエレメント側に追加されるTSN適応機能は、他の名前を有してもよい。これは、この出願の実施形態では具体的に限定されない。
この出願の実施形態では、仮想スイッチングノードに含まれる端末デバイス側のポートは、端末デバイスの物理ポート又はDS-TTの物理ポートでもよい点に留意すべきである。仮想スイッチングノードは、端末デバイス側の1つ以上の物理ポートを含んでもよい。端末デバイス側のポートは、端末デバイスの粒度でもよい。具体的には、1つの端末デバイスが1つのポートに対応し、異なる端末デバイスが異なるポートに対応する。代替として、端末デバイス側のポートは、PDUセッションの粒度でもよい。具体的には、1つのセッションが1つのポートに対応し、異なるセッションが異なるポートに対応する。代替として、端末デバイス側のポートは、TSNの粒度でもよい。具体的には、1つのTSNドメインが1つ以上のポートに対応し、1つの仮想ポートは異なるTSNドメインに対応できない。
この出願の実施形態では、仮想スイッチングノードに含まれるUPF側のポートは、UPFネットワークエレメントの物理ポート又はNW-TTの物理ポートでもよい点に留意すべきである。1つのUPFネットワークエレメント又はNW-TTは複数の物理ポートを含んでもよい。UPFネットワークエレメント又はNW-TTの1つの物理ポートは、1つの仮想スイッチングノードに対応する。しかし、1つの仮想スイッチングノードは、1つのUPF又はNW-TTの複数の物理ポートを含んでもよく、或いは、複数のUPFネットワークエレメント又はNW-TTの複数の物理ポートを含んでもよい。
5Gシステム及びTSNが組み合わされたネットワークアーキテクチャでは、データストリームは、TSNの定義に従ってTSNネットワークで伝送され、5Gユーザプレーンを通過するとき、5Gシステムの伝送メカニズムを使用することにより伝送される。5Gシステムでは、UPFネットワークエレメントにより端末デバイスに送信されるデータストリームはダウンリンクストリームであり、ダウンリンクストリームは、端末デバイスのセッションで搬送されてもよい。端末デバイス側によりUPFネットワークエレメントに送信されるデータストリームはアップリンクストリームである。
図8は、単に、5Gシステム及びTSNが組み合わされたネットワークアーキテクチャの概略図の例である点に留意すべきである。以下の実施形態では、この出願の実施形態における通信方法は、図8に示すネットワークアーキテクチャの概略図に基づいて主に記載される。しかし、実際には、他の通信システム及び5Gシステムの組み合わせは、この出願の実施形態では限定されない。他の通信システム及び5Gシステムが組み合わされるとき、5Gシステムクロックがクロックソースとして使用されるときに、どのようにクロックソース情報を決定するかという問題が存在し得る。この出願の実施形態において提供される通信方法もまた、これに適用可能である。これは、ここで一様に記載されており、詳細は、以下に再び説明しない。
任意選択で、この出願の実施形態における端末デバイス、制御プレーンネットワークエレメント、ユーザプレーンネットワークエレメント又はアプリケーション機能ネットワークエレメントはまた、通信装置又は通信デバイスとも呼ばれてもよく、それぞれが汎用デバイス又は専用デバイスでもよい。これは、この出願の実施形態では具体的に限定されない。
任意選択で、この出願の実施形態における端末デバイス、制御プレーンネットワークエレメント、ユーザプレーンネットワークエレメント又はアプリケーション機能ネットワークエレメントの関連機能は、1つのデバイスにより実現されてもよく、複数のデバイスにより共同で実現されてもよく、或いは、1つのデバイス内の1つ以上の機能モジュールにより実現されてもよい。これは、この出願の実施形態では具体的に限定されない。上記の機能は、ハードウェアデバイス内のネットワークエレメント、専用のハードウェア上で実行するソフトウェア機能、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ、又はプラットフォーム(例えば、クラウドプラットフォーム)上にインスタンス化された仮想化機能でもよいことが理解され得る。
例えば、この出願の実施形態における端末デバイス、制御プレーンネットワークエレメント、ユーザプレーンネットワークエレメント又はアプリケーション機能ネットワークエレメントの関連機能は、図9における通信デバイス900を使用することにより実現されてもよい。図9は、この出願の実施形態による通信デバイス900の構造の概略図である。通信デバイス900は、1つ以上のプロセッサ901と、通信回線902と、少なくとも1つの通信インタフェースとを含む(図9において、通信デバイス900が通信インタフェース904及び1つのプロセッサ901を含むことは、単なる説明のための例である)。任意選択で、通信デバイス900は、メモリ903を更に含んでもよい。
プロセッサ901は、汎用中央処理装置(central processing unit, CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)、又はこの出願における解決策のプログラム実行を制御するように構成された1つ以上の集積回路でもよい。
通信回線902は、異なるコンポーネントを接続するために使用される経路を含んでもよい。
通信インタフェース904は、イーサネット、RAN又は無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network, WLAN)のような他のデバイス又は通信ネットワークと通信するように構成されたトランシーバモジュールでもよい。例えば、トランシーバモジュールはトランシーバのような装置及びトランシーバでもよい。任意選択で、通信インタフェース904は、代替として、プロセッサ901内に位置するトランシーバ回路でもよく、プロセッサの信号入力及び信号出力を実現するように構成される。
メモリ903は、記憶機能を有する装置でもよい。例えば、メモリ903は、読み取り専用メモリ(read-only memory, ROM)、静的情報及び命令を記憶できる他のタイプの静的記憶デバイス、ランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)、又は情報及び命令を記憶できる他のタイプの動的記憶デバイスでもよく、或いは、電気的消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory, EEPROM)、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(compact disc read-only memory, CD-ROM)若しくは他のコンパクトディスクストレージ、光ディスクストレージ(コンパクトディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイディスク等を含む)、磁気記憶媒体若しくは他の磁気記憶デバイス、又は命令若しくはデータ構造の形式で想定されるプログラムコードを搬送若しくは記憶するために使用でき且つコンピュータによりアクセスできるいずれかの他の媒体でもよい。しかし、これは限定されない。メモリは、独立して存在してもよく、通信回線902を使用することによりプロセッサに接続される。代替として、メモリは、プロセッサと統合されてもよい。
メモリ903は、この出願における解決策を実行するためのコンピュータ実行可能命令を記憶するように構成され、コンピュータ実行可能命令は、プロセッサ901の制御下で実行される。プロセッサ901は、メモリ903に記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行し、この出願の実施形態において提供される通信方法を実現するように構成される。
代替として、任意選択で、この出願のこの実施形態では、プロセッサ901は、この出願の以下の実施形態において提供される通信方法において、処理関連機能を実行してもよい。通信インタフェース904は、他のデバイス又は通信ネットワークと通信することを担う。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
任意選択で、この出願のこの実施形態におけるコンピュータ実行可能命令はまた、アプリケーションプログラムコードとも呼ばれてもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
具体的な実現方式の中で、実施形態では、プロセッサ901は、1つ以上のCPU、例えば、図9におけるCPU0及びCPU1を含んでもよい。
具体的な実現方式の中で、実施形態では、通信デバイス900は、図9におけるプロセッサ901及びプロセッサ908のような複数のプロセッサを含んでもよい。プロセッサのそれぞれは、シングルコア(single-core)プロセッサ又はマルチコア(multi-core)プロセッサでもよい。ここでのプロセッサは、ソフトウェアを実行する以下の様々なコンピューティングデバイス、すなわち、中央処理装置(central processing unit, CPU)、マイクロプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、マイクロコントローラユニット(microcontroller unit, MCU)、人工知能プロセッサ等のうち少なくとも1つを含んでもよいが、これらに限定されない。各コンピューティングデバイスは、ソフトウェア命令を実行することにより動作又は処理を実行するように構成された1つ以上のコアを含んでもよい。
具体的な実現方式の中で、実施形態では、通信デバイス900は、出力デバイス905及び入力デバイス906を更に含んでもよい。出力デバイス905は、プロセッサ901と通信し、複数の方式で情報を表示してもよい。例えば、出力デバイス905は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display, LCD)、発光ダイオード(light emitting diode, LED)ディスプレイデバイス、陰極線管(cathode ray tube, CRT)ディスプレイデバイス、プロジェクタ(projector)等でもよい。入力デバイス906は、プロセッサ901と通信し、複数の方式でユーザから入力を受信してもよい。例えば、入力デバイス906は、マウス、キーボード、タッチスクリーンデバイス、センサデバイス等でもよい。
通信デバイス900はまた、場合によっては通信装置とも呼ばれてもよく、汎用デバイス又は専用デバイスでもよい。例えば、通信デバイス900は、デスクトップコンピュータ、ポータブルコンピュータ、ネットワークサーバ、パームトップコンピュータ(personal digital assistant, PDA)、携帯電話、タブレットコンピュータ、無線端末デバイス、埋め込みデバイス、上記の端末デバイス、上記のネットワークデバイス、又は図9に示す構造と同様の構造を有するデバイスでもよい。通信デバイス900のタイプは、この出願のこの実施形態では限定されない。
図10は、この出願の実施形態による通信方法を示す。通信方法は以下のステップを含む。
S1001:端末デバイスは、第1のクロックソース情報を受信し、第1のクロックソース情報は無線通信システムのクロックソース情報である。
S1002:端末デバイスは、第1のクロックソース情報を隣接デバイスに送信する。
この出願のこの実施形態における「端末デバイスの隣接デバイス」は、外部ネットワーク(すなわち、無線通信システムの外部のネットワーク)にあり且つ端末デバイスと接続関係を有するデバイスを示す。例えば、図8に示す、5Gシステム及びTSNが組み合わされたネットワークアーキテクチャでは、端末デバイスの隣接デバイスは、スイッチングノード1/データ端末1である。同様に、この出願の後続の実施形態における「ユーザプレーンネットワークエレメントの隣接デバイス」は、外部ネットワーク(すなわち、無線通信システムの外部のネットワーク)にあり且つユーザプレーンネットワークエレメントと接続関係を有するデバイスを示す。例えば、図8に示す、5Gシステム及びTSNが組み合わされたネットワークアーキテクチャでは、UPFネットワークエレメントの隣接デバイスは、スイッチングノード2/データ端末2である。これは、ここで一様に記載されており、詳細は、以下に再び説明しない。
上記のステップS1001及びS1002について
可能な実現方式では、端末デバイスが第1のクロックソース情報を受信することは以下を含む。端末デバイスは、ユーザプレーンネットワークエレメントから第1のクロックソース通知を受信し、第1のクロックソース通知は第1のクロックソース情報を含む。この実現方式について、図11におけるステップS1105の以下の説明又は図12におけるステップS1205の以下の説明を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
さらに、任意選択で、端末デバイスが第1のクロックソース情報を隣接デバイスに送信することは以下を含む。端末デバイスは、第1のクロックソース通知を隣接デバイスに送信する。この実現方式について、図11におけるステップS1107の以下の説明又は図12におけるステップS1207の以下の説明を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
さらに、任意選択で、この出願のこの実施形態において提供される通信方法は以下を更に含んでもよい。第1のクロックソース情報が無線通信システムのクロックソース情報であると端末デバイスが決定したとき、端末デバイスは、第1のクロックソース情報に基づいて第2のクロックソース通知を生成し、第2のクロックソース通知を隣接デバイスに送信し、第2のクロックソース通知は第1のクロックソース情報を含む。この実現方式について、図12におけるステップS1207の以下の説明を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
さらに、任意選択で、端末デバイスが第1のクロックソース情報を隣接デバイスに送信することは以下を含む。第1のクロックソース情報が無線通信システムのクロックソース情報であると端末デバイスが決定したとき、端末デバイスは、第1のクロックソース情報に基づいて第3のクロックソース通知を生成し、第3のクロックソース通知を隣接デバイスに送信し、第3のクロックソース通知は第1のクロックソース情報を含む。この実現方式について、図12におけるステップS1207の以下の説明を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
さらに、任意選択で、この出願のこの実施形態において提供される通信方法は以下を更に含んでもよい。第1のクロックソース情報が無線通信システムのクロックソース情報であると端末デバイスが決定し、第1のクロックソース情報に対応するクロックソースが最適なクロックソースであるとき、端末デバイスは、クロック同期パケットを生成し、クロック同期パケットを隣接デバイスに送信する。この実現方式について、図12におけるステップS1208の以下の説明を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
さらに、任意選択で、第1のクロックソース通知は指示情報を含み、指示情報は、第1のクロックソース情報が無線通信システムのクロックソース情報であることを示し、この出願のこの実施形態において提供される通信方法は以下を更に含む。端末デバイスは、指示情報に基づいて、第1のクロックソース情報が無線通信システムのクロックソース情報であると決定する。この実現方式について、図12におけるステップS1207の以下の説明を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
さらに、任意選択で、この出願のこの実施形態において提供される通信方法は以下を更に含んでもよい。端末デバイスは、無線通信システムのクロックソース情報の予め記憶された特性情報に基づいて、第1のクロックソース情報が無線通信システムのクロックソース情報であると決定する。この実現方式について、図12におけるステップS1207の以下の説明を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
さらに、任意選択で、この出願のこの実施形態において提供される通信方法は以下を更に含んでもよい。端末デバイスは、ユーザプレーンネットワークエレメントからクロック同期パケットを受信し、クロック同期パケットは第1のタイムスタンプを含み、第1のタイムスタンプは、ユーザプレーンネットワークエレメントがクロック同期パケットを送信する時点を表し、端末デバイスは、第1のタイムスタンプと、端末デバイスがクロック同期パケットを転送する時点とに基づいて、無線通信システムにおけるクロック同期パケットの転送遅延を決定し、転送遅延をクロック同期パケット内の補正フィールドに追加した後に、端末デバイスは、端末デバイスがクロック同期パケットを転送する時点に、クロック同期パケットを隣接デバイスに送信するか、或いは、端末デバイスは、端末デバイスがクロック同期パケットを転送する時点に、クロック同期パケットを隣接デバイスに送信し、クロック同期パケット内の第1のタイムスタンプは第2のタイムスタンプに更新され、第2のタイムスタンプは転送遅延に基づいて決定される。この実現方式について、図11におけるステップS1108~S1110の以下の説明を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
さらに、任意選択で、この出願のこの実施形態において提供される通信方法は以下を更に含んでもよい。端末デバイスは、隣接デバイスから第4のクロックソース通知を受信し、第4のクロックソース通知は第4のクロックソース情報を含み、第4のクロックソース情報は無線通信システムの外部のクロックソース情報であり、端末デバイスは、第4のクロックソース通知をユーザプレーンネットワークエレメントに送信する。代替として、この出願のこの実施形態において提供される通信方法は以下を更に含んでもよい。端末デバイスは、隣接デバイスから第5のクロックソース通知を受信し、第5のクロックソース通知は第5のクロックソース情報を含み、第5のクロックソース情報は無線通信システムの外部のクロックソース情報であり、第5のクロックソース情報に対応するクロックソースが第1のクロックソース情報に対応するクロックソースよりも良いとき、端末デバイスは、第5のクロックソース通知をユーザプレーンネットワークエレメントに送信する。この実現方式について、図11におけるステップS1107の以下の説明を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
上記のステップS1101及びS1102について
可能な実現方式では、端末デバイスが第1のクロックソース情報を受信することは以下を含む。端末デバイスは、制御プレーンネットワークエレメントから第1のクロックソース情報を受信する。この実現方式について、図13におけるステップS1306の以下の説明を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
さらに、任意選択で、端末デバイスが第1のクロックソース情報を隣接デバイスに送信することは以下を含む。端末デバイスは、第1のクロックソース情報に基づいて第6のクロックソース通知を生成し、第6のクロックソース通知を隣接デバイスに送信し、第6のクロックソース通知は第1のクロックソース情報を含む。この実現方式について、図13におけるステップS1307の以下の説明を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
さらに、任意選択で、この出願のこの実施形態において提供される通信方法は以下を更に含んでもよい。第1のクロックソース情報に対応するクロックソースが最適なクロックソースであるとき、端末デバイスは、クロック同期パケットを生成し、クロック同期パケットを隣接デバイスに送信する。この実現方式について、図13におけるステップS1308の以下の説明を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
この出願のこの実施形態において提供される通信方法に基づいて、端末デバイスは、無線通信システムのクロックソース情報を取得してもよく、ユーザプレーンネットワークエレメントにより取得されたクロックソース情報もまた、無線通信システムのクロックソース情報であるので、端末デバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントは、同じクロックソース情報を取得してもよい。したがって、無線通信システムのクロックがクロックソースとして使用されるとき、端末デバイスの隣接デバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントの隣接デバイスは、無線通信システムが外部のために同じクロックソースを提供すると考え得る。
以下に、図1~図10を参照して、この出願のこの実施形態において提供される通信方法について詳細に説明する。
この出願のこの実施形態は、図8に示す、5Gシステム及びTSNが組み合わされたネットワークアーキテクチャに限定されず、他の将来の通信システム、例えば、6Gシステム及びTSN又は他のシステムが組み合わされたネットワークアーキテクチャに更に適用されてもよい点に留意すべきである。さらに、将来の通信システムでは、この出願のこの実施形態において使用される各ネットワークエレメントの機能は変更されないままでもよいが、各ネットワークエレメントの名前は変更されてもよい。
この出願の以下の実施形態において、ネットワークエレメントの間のメッセージの名前、メッセージ内のパラメータの名前等は、単なる例であり、具体的な実現方式の中で他の名前が存在してもよい点に留意すべきである。これは、この出願の実施形態では具体的に限定されない。
まず、無線通信システムが5Gシステムである例が使用される。図11は、この出願の実施形態による通信方法を示す。通信方法は以下のステップを含む。
S1101:任意選択で、UPFネットワークエレメントは、クロックソース情報1をSMFネットワークエレメントに送信する。対応して、SMFネットワークエレメントは、UPFネットワークエレメントからクロックソース情報1を受信する。クロックソース情報1は5Gシステムのクロックソース情報である。
クロックソース情報1は、UPFネットワークエレメントにより隣接デバイスに送信されるクロックソース通知に含まれるクロックソース情報(すなわち、以下のクロックソース情報3)の一部又は全部である。すなわち、クロックソース情報1は、以下のクロックソース情報3と同じでもよく、或いは、クロックソース情報1は、以下のクロックソース情報3内の情報の一部を含んでもよい。これは、ここで一様に記載されており、詳細は、以下に再び説明しない。
例えば、クロックソース情報1は、クロック精度情報、クロックソース識別子若しくは5Gシステムのクロックソース優先度、又は5Gシステムが外部にオープンにされるときに提供できるドメインに関する5Gシステムの情報のうち少なくとも1つを含む。この出願のこの実施形態におけるクロック精度情報は、802.1AS又は1588において定義されたクロック精度情報であり、5Gシステムクロックの精度を識別する。クロックソース識別子は、クロックを識別するためにUPFネットワークエレメントにより作成される情報であるか、或いは、UPFネットワークエレメントが5Gシステムにおいて同期されるクロックの識別子である。クロックソース優先度は、5Gシステムの外部のクロックソース(例えば、TSNクロックソース)に対して5Gシステムクロックソースの優先度を識別するために使用される。ドメイン情報は、5Gシステムが外部にオープンにされるときに提供できるドメインを識別するために使用される。例えば、ドメイン情報は、データネットワーク名(data network name, DNN)、単一ネットワークスライス選択支援情報(single network slice selection assistance information, S-NSSAI)又はクロックドメイン識別子のような情報でもよい。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、UPFネットワークエレメントは、ローカルポリシー又はデフォルト規則に従ってクロックソース情報1を決定してもよい。これは、本明細書において具体的に限定されない。
任意選択で、この出願のこの実施形態におけるクロックソース情報1はまた、第6のクロックソース情報とも呼ばれてもよい。これは、ここで一様に記載されており、詳細は、以下に再び説明しない。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、クロックソース情報1を取得するプロセスにおいて、SMFネットワークエレメントはまた、外部クロックとして5Gシステムクロックを使用すること(言い換えると、外部で5Gシステムクロックを使用すること)を示す指示情報を取得してもよい。例えば、クロックソース情報1をSMFネットワークエレメントに報告するとき、UPFネットワークエレメントは、外部クロックソースとして5Gシステムクロックを使用することを示す。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、UPFネットワークエレメントにより送信される情報は、3GPPにおいて定義されたコンテナを使用することにより、ユーザセッションに対応するデバイス又はN4インタフェースの粒度でN4インタフェースを通じてSMFネットワークエレメントに報告されてもよく、或いは、新たな情報要素を使用することによりSMFネットワークエレメントに報告されてもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
任意選択で、この出願のこの実施形態におけるステップS1101において、UPFネットワークエレメントは、ユーザセッション確立/変更プロセスにおいてクロックソース情報1を送信してもよく(UPFネットワークエレメントは、ユーザセッション手順においてクロックソース情報1を送信することを選択してもよく、各セッション手順においてクロックソース情報1を送信する必要がない)、或いは、UPFネットワークエレメントは、AFネットワークエレメントがコンテナを使用することにより読み取り命令を送信した後に、クロックソース情報1を報告してもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
S1102:SMFネットワークエレメントは、クロックソース情報2をAFネットワークエレメントに送信する。対応して、AFネットワークエレメントは、SMFネットワークエレメントからクロックソース情報2を受信する。クロックソース情報2は5Gシステムのクロックソース情報である。
クロックソース情報2は、UPFネットワークエレメントにより隣接デバイスに送信されるクロックソース通知に含まれるクロックソース情報(すなわち、以下のクロックソース情報3)の一部又は全部である。すなわち、クロックソース情報2は、以下のクロックソース情報3と同じでもよく、或いは、クロックソース情報2は、以下のクロックソース情報3内の情報の一部を含んでもよい。これは、ここで一様に記載されており、詳細は、以下に再び説明しない。
例えば、クロックソース情報2は、クロック精度情報、クロックソース識別子若しくは5Gシステムのクロックソース優先度、又は5Gシステムが外部にオープンにされるときに提供できるドメインに関する5Gシステムの情報のうち少なくとも1つを含む。クロック精度情報、クロックソース識別子若しくは5Gシステムのクロックソース優先度、又は5Gシステムが外部にオープンにされるときに提供できるドメインに関する5Gシステムの情報の関連する説明については、上記のステップS1101を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
可能な実現方式では、ステップS1101が実行される場合、クロックソース情報2は、クロックソース情報1と同じでもよく、或いは、クロックソース情報2は、クロックソース情報1を含む。SMFネットワークエレメントは、クロックソース情報1、ローカルポリシー又はデフォルト規則のうち1つ以上に基づいて、クロックソース情報2を決定してもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
他の可能な実現方式では、上記のステップS1101が実行されない場合、SMFネットワークエレメントは、ローカルポリシー又はデフォルト規則に従ってクロックソース情報2を決定してもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。例えば、SMFネットワークエレメントは、gNBのクロック同期精度及びgNBとUPFネットワークエレメントとの間のクロック同期精度に基づいてクロック精度情報を決定してもよい。例えば、2つのうち低い方の精度が5Gシステムのクロック精度として決定される。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
任意選択で、この出願のこの実施形態におけるクロックソース情報2はまた、第7のクロックソース情報とも呼ばれてもよい。これは、ここで一様に記載されており、詳細は、以下に再び説明しない。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、SMFネットワークエレメントは、直接或いはNEFネットワークエレメントを使用することにより、クロックソース情報2をAFネットワークエレメントに送信できる。代替として、SMFネットワークエレメントがクロックソース情報2をPCFネットワークエレメントに送信した後に、PCFネットワークエレメントは、直接或いはNEFネットワークエレメントを使用することにより、クロックソース情報2をAFネットワークエレメントに送信してもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、SMFネットワークエレメントは、ユーザセッション確立/変更プロセスにおいてクロックソース情報2を送信してもよく(SMFネットワークエレメントは、ユーザセッション手順においてクロックソース情報2を送信することを選択してもよく、各セッション手順においてクロックソース情報2を送信する必要がない)、或いは、SMFネットワークエレメントは、AFネットワークエレメントがコンテナを使用することにより読み取り命令を送信した後に、クロックソース情報2を報告してもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
S1103:AFネットワークエレメントは、クロックソース情報3を決定し、クロックソース情報3は5Gシステムのクロックソース情報である。
例えば、クロックソース情報3は、クロック精度情報、クロックソース識別子若しくは5Gシステムのクロックソース優先度、5Gシステムが外部にオープンにされるときに提供できるドメインに関する5Gシステムの情報を含む。クロック精度情報、クロックソース識別子若しくは5Gシステムのクロックソース優先度、又は5Gシステムが外部にオープンにされるときに提供できるドメインに関する5Gシステムの情報の関連する説明については、上記のステップS1101を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
可能な実現方式では、AFネットワークエレメントは、クロックソース情報3としてクロックソース情報2を決定してもよい。言い換えると、この出願のこの実施形態におけるクロックソース情報2及びクロックソース情報3は同じである。
他の可能な実現方式では、AFネットワークエレメントは、クロックソース情報2、ローカル構成情報、他のクロックソース情報又はアプリケーション要件情報のうち1つ以上に基づいて、クロックソース情報3を決定してもよい。ここでの他のクロックソース情報は、5Gシステムの外部のクロックソース情報であり、例えば、CNCネットワークエレメントから受信されたTSN内のクロックソース情報、又は他のクロックソースから受信された非5Gシステムクロックソース情報である。ここでのローカル構成情報は、例えば、ローカルポリシー、デフォルト規則、又はAFネットワークエレメントに構成された非5Gシステムクロックソース情報でもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
例えば、AFネットワークエレメントは、各クロックソースに関する情報及びアプリケーション要件(例えば、5Gシステムクロックは安定しており信頼性があると考えられる場合)に基づいて、最適なクロックソースとして5Gシステムクロックソースを決定し、最高のクロック優先度を構成してもよい。代替として、AFネットワークエレメントは、ドメイン情報(例えば、DNN又はS-NSSAI)とクロックドメイン識別子との間のローカルに構成された対応関係に基づいて、5Gシステムクロックがクロックソースとして使用されるときに使用されるクロックドメイン識別子を決定してもよい。代替として、AFネットワークエレメントは、5Gシステムクロックがクロックソースとして使用されるときに使用されるクロックソース識別子としてのクロックソース識別子を割り当ててもよい。
任意選択で、この出願のこの実施形態におけるクロックソース情報3はまた、第1のクロックソース情報とも呼ばれてもよい。これは、ここで一様に記載されており、詳細は、以下に再び説明しない。
S1104:AFネットワークエレメントは、SMFネットワークエレメントを使用することによりクロックソース情報3をUPFネットワークエレメントに送信する。対応して、UPFネットワークエレメントは、AFネットワークエレメントからクロックソース情報3を受信する。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、AFネットワークエレメントは、外部クロックとして5Gシステムクロックを決定したとき、クロックソース情報3をUPFネットワークエレメントに送信してもよい。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、AFネットワークエレメントは、802.1AS/1588において定義されたクロックソース情報インタフェースを使用することによりクロックソース情報3をカプセル化し、次いで、コンテナを使用することによりクロックソース情報3をUPFネットワークエレメントに送信してもよい。例えば、送信経路は、AFネットワークエレメントからNEFネットワークエレメント(任意選択)、PCFネットワークエレメント、SMFネットワークエレメント、UPFネットワークエレメントへでもよく、或いは、AFネットワークエレメントからNEFネットワークエレメント(任意選択)、SMFネットワークエレメント、UPFネットワークエレメントへでもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、AFネットワークエレメントは、代替として、情報要素を使用することにより、クロックソース情報3をSMFネットワークエレメントに送信してもよく、SMFネットワークエレメントは、UPFネットワークエレメントのためにクロックソース情報3を構成する。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。例えば、AFネットワークエレメントが情報要素を使用することによりクロックソース情報3をSMFネットワークエレメントに送信する経路は、AFネットワークエレメントからNEFネットワークエレメント(任意選択)、PCFネットワークエレメント、SMFネットワークエレメントへでもよく、或いは、AFネットワークエレメントからNEFネットワークエレメント(任意選択)、SMFネットワークエレメントへでもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
S1105:UPFネットワークエレメントは、クロックソース情報3に基づいてクロックソース通知1を生成し、クロックソース通知1を端末デバイスに送信する。対応して、端末デバイスは、UPFネットワークエレメントからクロックソース通知1を受信する。クロックソース通知1はクロックソース情報3を含む。
任意選択で、この出願のこの実施形態におけるクロックソース通知1はまた、第1のクロックソース通知とも呼ばれてもよい。これは、ここで一様に記載されており、詳細は、以下に再び説明しない。
S1106:UPFネットワークエレメントは、クロックソース情報3に基づいてクロックソース通知2を生成し、クロックソース通知2をUPFネットワークエレメントの隣接デバイスに送信する。対応して、UPFネットワークエレメントの隣接デバイスは、UPFネットワークエレメントからクロックソース通知2を受信する。クロックソース通知2はクロックソース情報3を含む。
任意選択で、この出願のこの実施形態におけるクロックソース通知1及びクロックソース通知2は同じでもよく或いは異なってもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
S1107:端末デバイスは、クロックソース通知1を隣接デバイスに送信する。対応して、端末デバイスの隣接デバイスは、端末デバイスからクロックソース通知1を受信する。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、端末デバイスが隣接デバイスの第4のクロックソース通知を受信した場合、端末デバイスは、第4のクロックソース通知をUPFネットワークエレメントに送信してもよい。第4のクロックソース通知は第4のクロックソース情報を含み、第4のクロックソース情報は5Gシステムの外部のクロックソース情報である。第4のクロックソース通知を受信した後に、第4のクロックソース情報に対応するクロックソースが第5Gシステムクロックソースよりも良いと決定した場合、UPFネットワークエレメントは、第4のクロックソース通知をUPFネットワークエレメントの隣接デバイスに送信してもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
代替として、この出願のこの実施形態では、端末デバイスが隣接デバイスから第5のクロックソース通知を受信し、第5のクロックソース通知が第5のクロックソース情報を含み、第5のクロックソース情報が5Gシステムの外部のクロックソース情報である場合、端末デバイスは、第5のクロックソース情報に対応するクロックソースが5Gシステムクロックソースよりも良いと決定したとき、第5のクロックソース通知をUPFネットワークエレメントに送信してもよい。第5のクロックソース通知を受信した後に、UPFネットワークエレメントは、第5のクロックソース通知をUPFネットワークエレメントの隣接デバイスに送信してもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
S1108:5Gシステムクロックソースが最適なクロックソースであると決定したとき、UPFネットワークエレメントは、クロック同期パケットを生成し、クロック同期パケットを端末デバイスに送信する。対応して、端末デバイスは、UPFネットワークエレメントからクロック同期パケットを受信する。
任意選択で、この出願のこの実施形態におけるクロック同期パケットは第1のタイムスタンプを含んでもよく、第1のタイムスタンプは、UPFネットワークエレメントがクロック同期パケットを送信する時点を表す。
S1109:端末デバイスは、第1のタイムスタンプと、端末デバイスがクロック同期パケットを転送する時点とに基づいて、5Gシステムにおけるクロック同期パケットの転送遅延を決定する。
S1110:転送遅延をクロック同期パケット内の補正フィールドに追加した後に、端末デバイスは、端末デバイスがクロック同期パケットを転送する時点に、クロック同期パケットを端末デバイスの隣接デバイスに送信するか、或いは、端末デバイスは、端末デバイスがクロック同期パケットを転送する時点に、クロック同期パケットを端末デバイスの隣接デバイスに送信し、クロック同期パケット内の第1のタイムスタンプは第2のタイムスタンプに更新され、第2のタイムスタンプは転送遅延に基づいて決定される。
対応して、端末デバイスの隣接デバイスは、クロック同期パケットを受信する。
この出願のこの実施形態では、端末デバイスは、受信したクロック同期パケットが5Gシステムのクロック同期パケットであるか、DNのクロック同期パケットであるかを区別しない点に留意すべきである。これは、ここで一様に記載されており、詳細は、以下に再び説明しない。
この出願のこの実施形態において提供される通信方法に基づいて、端末デバイスは、UPFネットワークエレメントから5Gシステムのクロックソース情報を取得してもよいので、言い換えると、端末デバイス及びUPFネットワークエレメントは、同じ5Gシステムクロックソース情報を取得してもよいので、5Gシステムがクロックソースとして使用されるとき、端末デバイスの隣接デバイス及びUPFネットワークエレメントの隣接デバイスは、5Gシステムが外部のために同じクロックソースを提供すると考え得る。さらに、この出願のこの実施形態では、5Gクロックがオープンにされ、それにより、5Gシステムのクロックソース情報がAFネットワークエレメントに報告され、第三者は、5Gシステムのクロック情報を知ってもよく、第三者は、配備及びアプリケーション要件に基づいて、様々なクロックソースを柔軟に使用してもよい。言い換えると、この出願のこの実施形態では、5Gシステムクロックが外部ネットワークにオープンにされてもよく、それにより、クロックが外部ネットワークにリリースでき、クロック同期機能が外部ネットワークの要件に基づいて提供できる。
ステップS1101~S1110における端末デバイス、UPFネットワークエレメント、AFネットワークエレメント又はSMFネットワークエレメントの動作は、メモリ903に記憶されたアプリケーションプログラムコードを呼び出すことにより、図9に示す通信デバイス900内のプロセッサ901により実行されてもよい。これは、この実施形態では限定されない。
任意選択で、無線通信システムが5Gシステムである例が使用される。図12は、この出願の実施形態による他の通信方法を示す。通信システムは以下のステップを含む。
S1201~S1204:ステップS1201~S1204は、図11に示す実施形態におけるステップS1101~S1104と同じである。関連する説明については、図11に示す実施形態を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
S1205:UPFネットワークエレメントは、クロックソース情報3に基づいてクロックソース通知1を生成し、クロックソース通知1を端末デバイスに送信する。対応して、端末デバイスは、UPFネットワークエレメントからクロックソース通知1を受信する。クロックソース通知1はクロックソース情報3を含む。
任意選択で、この出願のこの実施形態におけるクロックソース通知1は指示情報を更に含んでもよく、指示情報は、クロックソース情報3が5Gシステムのクロックソース情報であることを示す。任意選択で、この出願のこの実施形態では、1588/802.1ASにおいて定義されたベンダー定義フィールドがクロックソース通知1に追加されてもよく、指示情報がベンダー定義フィールドに追加されてもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
任意選択で、この出願のこの実施形態におけるクロックソース通知1はまた、第1のクロックソース通知とも呼ばれてもよい。これは、ここで一様に記載されており、詳細は、以下に再び説明しない。
S1206:UPFネットワークエレメントは、クロックソース情報3に基づいてクロックソース通知2を生成し、クロックソース通知2をUPFネットワークエレメントの隣接デバイスに送信する。対応して、UPFネットワークエレメントの隣接デバイスは、UPFネットワークエレメントからクロックソース通知2を受信する。クロックソース通知2はクロックソース情報3を含む。
任意選択で、この出願のこの実施形態におけるクロックソース通知1及びクロックソース通知2は同じでもよく或いは異なっていてもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
S1207:端末デバイスは、クロックソース通知1を端末デバイスの隣接デバイスに送信する。対応して、端末デバイスの隣接デバイスは、端末デバイスからクロックソース通知1を受信する。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、端末デバイスがクロックソース通知1を端末デバイスの隣接デバイスに送信した後に、この出願のこの実施形態において提供される通信方法は以下を更に含んでもよい。クロックソース通知1内のクロックソース情報3が5Gシステムのクロックソース情報であると決定したとき、端末デバイスは、クロックソース情報3又はクロックソース通知1を記憶する。このように、以降、端末デバイスがクロックソース通知を隣接デバイスに周期的に送信するとき、端末デバイスは、UPFネットワークエレメントにより送信されたクロックソース通知1を受信する必要はなくてもよく、クロックソース情報3に基づいて第2のクロックソース通知を生成し、第2のクロックソース通知を端末デバイスの隣接デバイスに送信する。第2のクロックソース通知はクロックソース情報3を含む。言い換えると、この解決策では、端末デバイスにより隣接デバイスに送信されるクロックソース通知は、最初にUPFネットワークエレメントにより生成され、その後、端末デバイスにより生成されてもよい。この解決策に基づいて、UPFネットワークエレメントは、クロックソース通知1を端末デバイスに周期的に送信する必要がないので、UPFネットワークエレメントの負荷が低減できる。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、ステップS1207は実行されなくてもよい。代わりに、端末デバイスがクロックソース通知1を受信した後に、クロックソース通知1内のクロックソース情報3が5Gシステムのクロックソース情報であると端末デバイスが決定した場合、端末デバイスは、クロックソース情報3に基づいて第3のクロックソース通知を生成し、第3のクロックソース通知を端末デバイスの隣接デバイスに送信する。第3のクロックソース通知はクロックソース情報3を含む。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。明らかに、端末デバイスは、クロックソース情報3又はクロックソース通知1を更に記憶してもよい。以降、端末デバイスがクロックソース通知を隣接デバイスに周期的に送信するとき、端末デバイスは、依然としてクロックソース情報3に基づいて第3のクロックソース通知を生成し、第3のクロックソース通知を端末デバイスの隣接デバイスに送信する。言い換えると、この解決策では、端末デバイスにより隣接デバイスに送信されるクロックソース通知は、常に端末デバイスにより生成される。この解決策に基づいて、UPFネットワークエレメントは、以降、クロックソース通知1を端末デバイスに周期的に送信する必要がないので、UPFネットワークエレメントの負荷が低減できる。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、端末デバイスは、クロックソース通知1に含まれる指示情報に基づいて、クロックソース通知1内のクロックソース情報3が5Gシステムのクロックソース情報であると決定してもよい。代替として、端末デバイスは、5Gシステムのクロックソース情報の予め記憶された特性情報(例えば、クロックソース識別子)に基づいて、クロックソース通知1内のクロックソース情報3が5Gシステムのクロックソース情報であると決定してもよい。代替として、UPFネットワークエレメントは、ユーザセッションを使用することにより、クロックソース通知1を端末デバイスに送信してもよく、端末デバイスは、デフォルトで、ユーザセッションから受信したクロックソース通知1内のクロックソース情報3が5Gシステムのクロックソース情報であると考える。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、端末デバイスに予め記憶された5Gシステムのクロックソース情報の特性情報は、例えば、端末デバイスに対してSMFネットワークエレメントにより構成されたクロックソース情報3でもよい。具体的な実現方式については、図13に示す以下の実施形態を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
S1208:クロックソース通知1内のクロックソース情報3が5Gシステムのクロックソース情報であると端末デバイスが決定し、5Gシステムクロックソースが最適なクロックソースであるとき、端末デバイスは、クロック同期パケットを生成し、クロック同期パケットを端末デバイスの隣接デバイスに送信する。対応して、端末デバイスの隣接デバイスは、クロック同期パケットを受信する。
言い換えると、この出願のこの実施形態では、端末デバイスは、隣接デバイスに送信されるべきクロック同期パケットを生成してもよく、UPFネットワークエレメントは、クロック同期パケットを周期的に生成し、次いで、クロック同期パケットを端末デバイスに送信する必要はない。したがって、UPFネットワークエレメントの負荷が低減できる。
この出願のこの実施形態では、端末デバイスが、クロックソース通知1内のクロックソース情報3が5Gシステムのクロックソース情報であると決定し、5Gシステムクロックソースが最適なクロックソースであることは、端末デバイスが外部クロックソースとしてクロックソース情報3に対応する5Gシステムクロックソースを決定することとして理解されてもよい点に留意すべきである。これは、ここで一様に記載されており、詳細は、以下に再び説明しない。
この出願のこの実施形態において提供される通信方法に基づいて、端末デバイスは、UPFネットワークエレメントから5Gシステムのクロックソース情報を取得してもよいので、言い換えると、端末デバイス及びUPFネットワークエレメントは、同じ5Gクロックソース情報を取得してもよいので、5Gシステムがクロックソースとして使用されるとき、端末デバイスの隣接デバイス及びUPFネットワークエレメントの隣接デバイスは、5Gシステムが外部のために同じクロックソースを提供すると考え得る。さらに、この出願のこの実施形態では、5Gクロックがオープンにされ、それにより、5Gシステムのクロックソース情報がAFネットワークエレメントに報告され、第三者は、5Gシステムのクロック情報を知ってもよく、第三者は、配備及びアプリケーション要件に基づいて、様々なクロックソースを柔軟に使用してもよい。言い換えると、この出願のこの実施形態では、5Gシステムクロックが外部ネットワークにオープンにされてもよく、それにより、クロックが外部ネットワークにリリースでき、クロック同期機能が外部ネットワークの要件に基づいて提供できる。さらに、この出願のこの実施形態では、端末デバイスは、隣接デバイスに送信されるべきクロックソース通知又はクロック同期パケットを生成してもよく、UPFネットワークエレメントは、クロックソース通知又はクロック同期パケットを周期的に生成し、次いで、クロックソース通知又はクロック同期パケットを端末デバイスに送信する必要がないので、UPFネットワークエレメントの負荷が低減できる。
ステップS1201~S1208における端末デバイス、UPFネットワークエレメント、AFネットワークエレメント又はSMFネットワークエレメントの動作は、メモリ903に記憶されたアプリケーションプログラムコードを呼び出すことにより、図9に示す通信デバイス900内のプロセッサ901により実行されてもよい。これは、この実施形態では限定されない。
任意選択で、無線通信システムが5Gシステムである例が使用される。図13は、この出願の実施形態による他の通信方法を示す。通信システムは以下のステップを含む。
S1301~S1304:ステップS1301~S1304は、図11に示す実施形態におけるステップS1101~S1104と同じである。関連する説明については、図11に示す実施形態を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
S1305:UPFネットワークエレメントは、クロックソース情報3に基づいてクロックソース通知2を生成し、クロックソース通知2をUPFネットワークエレメントの隣接デバイスに送信する。対応して、UPFネットワークエレメントの隣接デバイスは、UPFネットワークエレメントからクロックソース通知2を受信する。クロックソース通知2はクロックソース情報3を含む。
S1306:SMFネットワークエレメントは、クロックソース情報3を端末デバイスに送信する。対応して、端末デバイスは、SMFネットワークエレメントからクロックソース情報3を受信する。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、SMFネットワークエレメントは、コンテナを使用することによりクロックソース情報3を端末デバイスに送信してもよい。例えば、AFネットワークエレメントは、コンテナを使用することによりクロックソース情報3をカプセル化し、クロックソース情報3がSMFネットワークエレメントに送信された後に、SMFネットワークエレメントは、クロックソース情報3を端末デバイスに転送する。代替として、クロックソース情報3がSMFネットワークエレメントにより決定されるか、或いは、UPFネットワークエレメントによりSMFネットワークエレメントに報告された場合、SMFネットワークエレメントは、クロックソース情報3を決定した後或いはUPFネットワークエレメントからクロックソース情報3を受信した後に、コンテナを使用することによりクロックソース情報3をカプセル化し、次いで、コンテナを使用することによりクロックソース情報3を端末デバイスに送信してもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、SMFネットワークエレメントは、NAS情報要素を使用することによりクロックソース情報3を端末デバイスに送信してもよい。
任意選択で、この出願のこの実施形態におけるクロックソース情報3は、セッション確立/変更メッセージで送信されてもよく、或いは、PCFネットワークエレメントにより作成されたUEルート選択ポリシー(UE route selection policy, URSP)で送信されてもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、SMFネットワークエレメントがクロックソース情報3を端末デバイスに送信するシナリオにおいて、SMFネットワークエレメントは、指示情報を端末デバイスに更に送信してもよく、指示情報は、外部クロックソースとしてクロックソース情報3に対応する5Gシステムクロックソースを使用することを示すか、或いは、指示情報は、クロックソース情報3に対応する5Gシステムクロックソースを使用するように外部ネットワークに示す。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
S1307:端末デバイスは、クロックソース通知3を生成し、クロックソース通知3を端末デバイスの隣接デバイスに送信する。対応して、端末デバイスの隣接デバイスは、端末デバイスからクロックソース通知3を受信する。クロックソース通知3はクロックソース情報3を含む。
任意選択で、この出願のこの実施形態におけるクロックソース通知3及びクロックソース通知2は同じでもよく或いは異なっていてもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
言い換えると、この出願のこの実施形態では、端末デバイスは、隣接デバイスに送信されるべきクロックソース通知を生成してもよく、UPFネットワークエレメントは、クロックソース通知を周期的に生成し、次いで、クロックソース通知を端末デバイスに送信する必要がない。したがって、UPFネットワークエレメントの負荷が低減できる。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、端末デバイスが外部クロックソースとしてクロックソース情報3に対応する5Gシステムクロックソースを決定したとき、端末デバイスは、クロックソース通知3を生成し、クロックソース通知3を端末デバイスの隣接デバイスに送信してもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、端末デバイスは、SMFネットワークエレメントにより送信された指示情報に基づいて、外部クロックソースとしてクロックソース情報3に対応する5Gシステムクロックソースを決定してもよい。
任意選択で、この出願のこの実施形態におけるクロックソース通知3はまた、第6のクロックソース通知とも呼ばれてもよい。これは、ここで一様に記載されており、詳細は、以下に再び説明しない。
S1308:端末デバイスが外部クロックソースとしてクロックソース情報3に対応する5Gシステムクロックソースを決定したとき、端末デバイスは、クロック同期パケットを生成し、クロック同期パケットを端末デバイスの隣接デバイスに送信する。対応して、端末デバイスの隣接デバイスは、クロック同期パケットを受信する。
言い換えると、この出願のこの実施形態では、端末デバイスは、隣接デバイスに送信されるべきクロック同期パケットを生成してもよく、UPFネットワークエレメントは、クロック同期パケットを周期的に生成し、次いで、クロック同期パケットを端末デバイスに送信する必要がない。したがって、UPFネットワークエレメントの負荷が低減できる。
この出願のこの実施形態では、端末デバイスが外部クロックソースとしてクロックソース情報3に対応する5Gシステムクロックソースを決定することはまた、端末デバイスが最適なクロックソースとしてクロックソース情報3に対応する5Gシステムクロックソースを決定することとして理解されてもよい点に留意すべきである。これは、ここで一様に記載されており、詳細は、以下に再び説明しない。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、端末デバイスは、SMFネットワークエレメントにより送信された指示情報に基づいて、外部クロックソースとしてクロックソース情報3に対応する5Gシステムクロックソースを決定してもよい。代替として、端末デバイスは、最適クロックソース選択アルゴリズムに基づいて、外部クロックソースとしてクロックソース情報3に対応する5Gシステムクロックソースを決定してもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
この出願のこの実施形態において提供される通信方法に基づいて、端末デバイスは、UPFネットワークエレメントから5Gシステムのクロックソース情報を取得してもよいので、言い換えると、端末デバイス及びUPFネットワークエレメントは、同じ5Gシステムクロックソース情報を取得してもよいので、5Gシステムがクロックソースとして使用されるとき、端末デバイスの隣接デバイス及びUPFネットワークエレメントの隣接デバイスは、5Gシステムが外部のために同じクロックソースを提供すると考え得る。さらに、5Gクロックがオープンにされ、それにより、5Gシステムのクロックソース情報がAFネットワークエレメントに報告され、第三者は、5Gシステムのクロック情報を知ってもよく、第三者は、配備及びアプリケーション要件に基づいて、様々なクロックソースを柔軟に使用してもよい。言い換えると、この出願のこの実施形態では、5Gシステムクロックが外部ネットワークにオープンにされてもよく、それにより、クロックが外部ネットワークにリリースでき、クロック同期機能が外部ネットワークの要件に基づいて提供できる。さらに、この出願のこの実施形態では、端末デバイスは、隣接デバイスに送信されるべきクロックソース通知又はクロック同期パケットを生成してもよく、UPFネットワークエレメントは、クロックソース通知又はクロック同期パケットを周期的に生成し、次いで、クロックソース通知又はクロック同期パケットを端末デバイスに送信する必要がないので、UPFネットワークエレメントの負荷が低減できる。
ステップS1301~S1308における端末デバイス、UPFネットワークエレメント、AFネットワークエレメント又はSMFネットワークエレメントの動作は、メモリ903に記憶されたアプリケーションプログラムコードを呼び出すことにより、図9に示す通信デバイス900内のプロセッサ901により実行されてもよい。これは、この実施形態では限定されない。
図10~図13に示す実施形態は、全て、新たに追加される適応機能(例えば、DS-TT又はNW-TT)が端末デバイス又はUPFネットワークエレメントに配備される例を使用することにより記載されている。明らかに、新たに追加される適応機能が端末デバイス又はUPFネットワークエレメントに配備されていない場合でも、依然として上記の実施形態は適用可能であり、端末デバイス又はUPFネットワークエレメントの一部又は全部の機能のみがDS-T又はNW-TTに実現される必要がある。例えば、端末デバイス及びDS-TTが別々に配備されるとき、ステップS1306において、端末デバイスは、クロックソース情報3を受信し、次いで、内部メカニズムを使用することによりクロックソース情報3をDS-TTに送信し、DS-TTがステップS1307及びS1308を実行する。これは、ここで一様に記載されており、詳細は、以下に再び説明しない。
上記の実施形態では、端末デバイスにより実現される方法及び/又はステップは、代替として、端末デバイスに使用できるコンポーネント(例えば、チップ又は回路)により実現されてもよく、ユーザプレーンネットワークエレメントにより実現される方法及び/又はステップは、代替として、ユーザプレーンネットワークエレメントに使用できるコンポーネント(例えば、チップ又は回路)により実現されてもよく、制御プレーンネットワークエレメントにより実現される方法及び/又はステップは、代替として、制御プレーンネットワークエレメントに使用できるコンポーネント(例えば、チップ又は回路)により実現されてもよく、アプリケーション機能ネットワークエレメントにより実現される方法及び/又はステップはまた、アプリケーション機能ネットワークエレメントに使用できるコンポーネント(例えば、チップ又は回路)により実現されてもよいことが理解され得る。
上記において、主に、ネットワークエレメントの間の相互作用の観点から、この出願の実施形態において提供される解決策を記載している。対応して、この出願の実施形態は、通信装置を更に提供する。通信装置は、上記の実施形態における端末デバイス、上記の端末デバイスを含む装置、又は端末デバイスに使用できるコンポーネントでもよい。代替として、通信装置は、上記の方法の実施形態におけるユーザプレーンネットワークエレメント、上記のユーザプレーンネットワークエレメントを含む装置、又はユーザプレーンネットワークエレメントに使用できるコンポーネントでもよい。代替として、通信装置は、上記の方法の実施形態における制御プレーンネットワークエレメント、上記の制御プレーンネットワークエレメントを含む装置、又は制御プレーンネットワークエレメントに使用できるコンポーネントでもよい。代替として、通信装置は、上記の方法の実施形態におけるアプリケーション機能ネットワークエレメント、上記のアプリケーション機能ネットワークエレメントを含む装置、又はアプリケーション機能ネットワークエレメントに使用できるコンポーネントでもよい。上記の機能を実現するために、通信装置は、機能を実行するための対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。当業者は、この明細書に開示の実施形態を参照して説明された例におけるユニット及びアルゴリズムステップが、この出願においてハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせの形式で実現できることを容易に認識すべきである。機能がハードウェアにより実行されるか、コンピュータソフトウェアにより駆動されるハードウェアにより実行されるかは、技術的解決策の特定の用途及び設計上の制約に依存する。当業者は、特定の用途毎に、記載の機能を実現するために異なる方法を使用し得るが、実現方式がこの出願の範囲を超えるものであると考えられるべきではない。
図14は、通信装置140の構造の概略図である。通信装置140は、受信モジュール1401及び送信モジュール1402を含む。受信モジュール1401はまた、受信ユニットとも呼ばれてもよく、受信機能を実現するように構成される。例えば、受信モジュール1401は、受信機回路、受信機、レシーバ又は通信インタフェースでもよい。送信モジュール1402はまた、送信ユニットとも呼ばれてもよく、送信機能を実現するように構成される。例えば、送信モジュール1402は、送信回路、送信機、トランスミッタ又は通信インタフェースでもよい。明らかに、この出願のこの実施形態における受信モジュール1401及び送信モジュール1402は、トランシーバモジュールに統合されてもよい。トランシーバモジュールはまた、トランシーバユニットとも呼ばれ、トランシーバ機能を実現してもよい。例えば、トランシーバモジュールは、トランシーバ回路、送受信機、トランシーバ又は通信インタフェースでもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。任意選択で、図14に示すように、通信装置は、処理モジュール1403及び/又は記憶モジュール1404を更に含んでもよい。
通信装置140が、上記の方法の実施形態における端末デバイス、端末デバイス内に配置されたチップ、又は他のコンポーネントである例が使用される。この場合、
受信モジュール1401は、第1のクロックソース情報を受信するように構成され、第1のクロックソース情報は無線通信システムのクロックソース情報であり、送信モジュール1402は、第1のクロックソース情報を隣接デバイスに送信するように構成される。
可能な実現方式では、受信モジュール1402は、ユーザプレーンネットワークエレメントから第1のクロックソース通知を受信するように具体的に構成され、第1のクロックソース通知は第1のクロックソース情報を含む。
任意選択で、送信モジュール1402は、第1のクロックソース通知を隣接デバイスに送信するように具体的に構成される。
任意選択で、処理モジュール1403は、第1のクロックソース情報が無線通信システムのクロックソース情報であると決定したとき、第1のクロックソース情報に基づいて第2のクロックソース通知を生成するように構成され、第2のクロックソース通知は第1のクロックソース情報を含み、送信モジュール1402は、第2のクロックソース通知を隣接デバイスに送信するように更に構成される。
任意選択で、処理モジュール1403は、第1のクロックソース情報が無線通信システムのクロックソース情報であると決定したとき、第1のクロックソース情報に基づいて第3のクロックソース通知を生成するように構成され、第3のクロックソース通知は第1のクロックソース情報を含み、送信モジュール1402は、第3のクロックソース通知を隣接デバイスに送信するように具体的に構成される。
任意選択で、記憶モジュール1404は、第1のクロックソース情報又は第1のクロックソース通知を記憶するように構成される。
任意選択で、処理モジュール1403は、第1のクロックソース情報が無線通信システムのクロックソース情報であると決定し、第1のクロックソース情報に対応するクロックソースが最適なクロックソースであるとき、クロック同期パケットを生成するように構成され、送信モジュール1402は、クロック同期パケットを隣接デバイスに送信するように更に構成される。
任意選択で、第1のクロックソース通知は指示情報を含み、指示情報は、第1のクロックソース情報が無線通信システムのクロックソース情報であることを示し、処理モジュール1403は、指示情報に基づいて、第1のクロックソース情報が無線通信システムのクロックソース情報であると決定するように更に構成される。
代替として、任意選択で、処理モジュール1403は、無線通信システムのクロックソース情報の予め記憶された特性情報に基づいて、第1のクロックソース情報が無線通信システムのクロックソース情報であると決定するように更に構成される。
任意選択で、受信モジュール1401は、ユーザプレーンネットワークエレメントからクロック同期パケットを受信するように更に構成され、クロック同期パケットは第1のタイムスタンプを含み、第1のタイムスタンプは、ユーザプレーンネットワークエレメントがクロック同期パケットを送信する時点を表し、処理モジュール1403は、第1のタイムスタンプと、通信装置140がクロック同期パケットを転送する時点とに基づいて、無線通信システムにおけるクロック同期パケットの転送遅延を決定し、送信モジュール1402は、処理モジュール1403が転送遅延をクロック同期パケット内の補正フィールドに追加した後に、通信装置140がクロック同期パケットを転送する時点に、クロック同期パケットを隣接デバイスに送信するように更に構成されるか、或いは、送信モジュール1402は、通信装置140がクロック同期パケットを転送する時点に、クロック同期パケットを隣接デバイスに送信するように更に構成され、クロック同期パケット内の第1のタイムスタンプは第2のタイムスタンプに更新され、第2のタイムスタンプは転送遅延に基づいて決定される。
任意選択で、受信モジュール1401は、隣接デバイスから第4のクロックソース通知を受信するように更に構成され、第4のクロックソース通知は第4のクロックソース情報を含み、第4のクロックソース情報は無線通信システムの外部のクロックソース情報であり、送信モジュール1402は、第4のクロックソース通知をユーザプレーンネットワークエレメントに送信するように更に構成される。
代替として、任意選択で、受信モジュール1401は、隣接デバイスから第5のクロックソース通知を受信するように更に構成され、第5のクロックソース通知は第5のクロックソース情報を含み、第5のクロックソース情報は無線通信システムの外部のクロックソース情報であり、送信モジュール1402は、第5のクロックソース情報に対応するクロックソースが第1のクロックソース情報に対応するクロックソースよりも良いとき、第5のクロックソース通知をユーザプレーンネットワークエレメントに送信するように更に構成される。
他の可能な実現方式では、受信モジュール1401は、制御プレーンネットワークエレメントから第1のクロックソース情報を受信するように具体的に構成される。
任意選択で、処理モジュール1403は、第1のクロックソース情報に基づいて第6のクロックソース通知を生成するように構成され、第6のクロックソース通知は第1のクロックソース情報を含み、送信モジュール1402は、第6のクロックソース通知を隣接デバイスに送信するように具体的に構成される。
任意選択で、処理モジュール1403は、第1のクロックソース情報に対応するクロックソースが最適なクロックソースであるとき、クロック同期パケットを生成し、クロック同期パケットを隣接デバイスに送信するように構成される。
通信装置140が、上記の方法の実施形態におけるアプリケーション機能ネットワークエレメント、アプリケーション機能ネットワークエレメント内に配置されたチップ、又は他のコンポーネントである例が使用される。この場合、
受信モジュール1401は、第7のクロックソース情報を受信するように構成され、第7のクロックソース情報は第1のクロックソース情報の一部又は全部であり、第1のクロックソース情報は無線通信システムのクロックソース情報であり、送信モジュール1402は、第1のクロックソース情報をユーザプレーンネットワークエレメント又は制御プレーンネットワークエレメントに送信するように構成される。
任意選択で、処理モジュール1403は、第7のクロックソース情報が第1のクロックソース情報の情報の一部であるとき、第1のクロックソース情報を決定するように構成される。
任意選択で、処理モジュール1403は、第7のクロックソース情報、ローカル構成情報、他のクロックソース情報又はアプリケーション要件情報のうち1つ以上に基づいて、第1クロックソース情報を決定するように具体的に構成され、他のクロックソース情報は、無線通信システムの外部のクロックソース情報である。
通信装置140が、上記の方法の実施形態における制御プレーンネットワークエレメント、制御プレーンネットワークエレメント内に配置されたチップ、又は他のコンポーネントである例が使用される。この場合、
受信モジュール1401は、アプリケーション機能ネットワークエレメントから第1のクロックソース情報を受信するように構成され、第1のクロックソース情報は無線通信システムのクロックソース情報であり、送信モジュール1402は、第1のクロックソース情報を端末デバイス及び/又はユーザプレーンネットワークエレメントに送信するように構成される。
任意選択で、送信モジュール1402は、第7のクロックソース情報をアプリケーション機能ネットワークエレメントに送信するように更に構成され、第7のクロックソース情報は第1のクロックソース情報の一部又は全部である。
任意選択で、受信モジュール1401は、ユーザプレーンネットワークエレメントから第6のクロックソース情報を受信するように更に構成され、第6のクロックソース情報は第7のクロックソース情報の一部又は全部である。
任意選択で、処理モジュール1403は、ローカルポリシー又はデフォルト規則に従って第7のクロックソース情報を決定するように更に構成される。
上記の方法の実施形態におけるステップの全ての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能説明において引用されてもよい。詳細は、ここでは再び説明しない。
この実施形態では、通信装置140は、統合された方式において分割を通じて取得された機能モジュールの形式で提示される。ここでのモジュールは、ASIC、回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するプロセッサ、メモリ、集積論理回路及び/又は上記の機能を提供できる他のコンポーネントでもよい。簡単な実施形態では、当業者は、通信装置140が図9に示す通信デバイス900の形式でもよいことを理解し得る。
例えば、図9に示す通信デバイス900内のプロセッサ901は、メモリ903に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出して、通信デバイス900が上記の方法の実施形態における通信方法を実行することを可能にしてもよい。
具体的には、図14における受信モジュール1401、送信モジュール1402、処理モジュール1403及び記憶モジュール1404の機能/実現プロセスは、メモリ903に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、図9に示す通信デバイス900内のプロセッサ901により実現されてもよい。代替として、図14における処理モジュール1403の機能/実現プロセスは、メモリ903に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、図9に示す通信デバイス900内のプロセッサ901により実現されてもよく、図14における受信モジュール1401及び送信モジュール1402の機能/実現プロセスは、図9に示す通信デバイス900内の通信インタフェース904により実現されてもよく、図14における記憶モジュール1404の機能/実現プロセスは、図9に示す通信デバイス900内のメモリ903を使用することにより実現されてもよい。
この実施形態において提供される通信装置140は、図10~図13に示す実施形態において提供される通信方法を実行し得るので、通信装置140により達成できる技術的効果については、図10~図13に示す実施形態を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
図15は、他の通信装置150の構造の概略図である。通信装置150は、トランシーバモジュール1501及び処理モジュール1502を含む。トランシーバモジュール1501はまた、トランシーバユニットとも呼ばれてもよく、トランシーバ機能を実現するように構成される。例えば、トランシーバモジュール1501は、トランシーバ回路、トランシーバ又は通信インタフェースでもよい。
通信装置150が、上記の方法の実施形態におけるユーザプレーンネットワークエレメント、ユーザプレーンネットワークエレメント内に配置されたチップ、又は他のコンポーネントである例が使用される。この場合、可能な実現方式では、
処理モジュール1502は、第1のクロックソース情報を取得するように構成され、第1のクロックソース情報は無線通信システムのクロックソース情報であり、処理モジュール1502は、第1のクロックソース情報に基づいて第1のクロックソース通知を生成するように更に構成され、第1のクロックソース通知は第1のクロックソース情報を含み、トランシーバモジュール1501は、第1のクロックソース通知を端末デバイスに送信するように構成される。
任意選択で、処理モジュール1502が第1のクロックソース情報を取得することは以下を含む。処理モジュール1502は、トランシーバモジュール1501を使用することにより、アプリケーション機能ネットワークエレメントから第1のクロックソース情報を受信するように構成される。
任意選択で、処理モジュール1502は、第1のクロックソース情報に対応するクロックソースが最適なクロックソースであると決定したとき、クロック同期パケットを生成するように更に構成され、トランシーバモジュール1501は、クロック同期パケットを端末デバイスに送信するように更に構成される。
任意選択で、トランシーバモジュール1501は、端末デバイスから第4のクロックソース通知を受信するように更に構成され、第4のクロックソース通知は、端末デバイスの隣接デバイスにより端末デバイスに送信され、次いで、端末デバイスによりユーザプレーンネットワークエレメントに転送され、第4のクロックソース通知は第4のクロックソース情報を含み、第4のクロックソース情報は無線通信システムの外部のクロックソース情報である。
任意選択で、トランシーバモジュール1501は、端末デバイスから第5のクロックソース通知を受信するように更に構成され、第5のクロックソース通知は、端末デバイスの隣接デバイスにより端末デバイスに送信され、次いで、第5のクロックソース情報に対応するクロックソースが第1のクロックソース情報に対応するクロックソースよりも良いとき、端末デバイスによりユーザプレーンネットワークエレメントに転送され、第5のクロックソース通知は第5のクロックソース情報を含み、第5のクロックソース情報は無線通信システムの外部のクロックソース情報である。
任意選択で、トランシーバモジュール1501は、第6のクロックソース情報を送信するように更に構成され、第6のクロックソース情報は第1のクロックソース情報の一部又は全部である。
代替として、通信装置150が、上記の方法の実施形態におけるユーザプレーンネットワークエレメント、ユーザプレーンネットワークエレメント内に配置されたチップ、又は他のコンポーネントである例が使用される。この場合、可能な実現方式では、
トランシーバモジュール1501は、アプリケーション機能ネットワークエレメントから第1のクロックソース情報を受信するように構成され、第1のクロックソース情報は無線通信システムのクロックソース情報であり、処理モジュール1502は、第1のクロックソース情報に基づいて第7のクロックソース通知を生成するように構成され、第7のクロックソース通知は第1のクロックソース情報を含み、トランシーバモジュール1501は、第7のクロックソース通知を隣接デバイスに送信するように更に構成される。
任意選択で、処理モジュール1502は、第1のクロックソース情報に対応するクロックソースが最適なクロックソースであると決定したとき、ユーザプレーンネットワークエレメントを使用することによりクロック同期パケットを生成するように更に構成され、トランシーバモジュール1501は、クロック同期パケットを端末デバイスに送信するように更に構成される。
任意選択で、トランシーバモジュール1501は、端末デバイスから第4のクロックソース通知を受信するように更に構成され、第4のクロックソース通知は、端末デバイスの隣接デバイスにより端末デバイスに送信され、次いで、端末デバイスによりユーザプレーンネットワークエレメントに転送され、第4のクロックソース通知は第4のクロックソース情報を含み、第4のクロックソース情報は無線通信システムの外部のクロックソース情報である。
任意選択で、トランシーバモジュール1501は、端末デバイスから第5のクロックソース通知を受信するように更に構成され、第5のクロックソース通知は、端末デバイスの隣接デバイスにより端末デバイスに送信され、次いで、第5のクロックソース情報に対応するクロックソースが第1のクロックソース情報に対応するクロックソースよりも良いとき、端末デバイスによりユーザプレーンネットワークエレメントに転送され、第5のクロックソース通知は第5のクロックソース情報を含み、第5のクロックソース情報は無線通信システムの外部のクロックソース情報である。
任意選択で、トランシーバモジュール1501は、第6のクロックソース情報を送信するように構成され、第6のクロックソース情報は第1のクロックソース情報の一部又は全部である。
上記の方法の実施形態におけるステップの全ての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能説明において引用されてもよい。詳細は、ここでは再び説明しない。
この実施形態では、通信装置150は、統合された方式において分割を通じて取得された機能モジュールの形式で提示される。ここでのモジュールは、ASIC、回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するプロセッサ、メモリ、集積論理回路及び/又は上記の機能を提供できる他のコンポーネントでもよい。簡単な実施形態では、当業者は、通信装置150が図9に示す通信デバイス900の形式でもよいことを理解し得る。
例えば、図9に示す通信デバイス900内のプロセッサ901は、メモリ903に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出して、通信デバイス900が上記の方法の実施形態における通信方法を実行することを可能にしてもよい。
具体的には、図15におけるトランシーバモジュール1501及び処理モジュール1502の機能/実現プロセスは、メモリ903に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、図9に示す通信デバイス900内のプロセッサ901により実現されてもよい。代替として、図15における処理モジュール1502の機能/実現プロセスは、メモリ903に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、図9に示す通信デバイス900内のプロセッサ901により実現されてもよく、図15におけるトランシーバモジュール1501の機能/実現プロセスは、図9に示す通信デバイス900内の通信インタフェース904を通じて実現されてもよい。
この実施形態において提供される通信装置150は、図10~図13に示す実施形態において提供される通信方法を実行し得るので、通信装置150により達成できる技術的効果については、図10~図13に示す実施形態を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
上記のモジュール又はユニットのうち1つ以上は、ソフトウェア、ハードウェア、又はこれらの組み合わせを使用することにより実現されてもよい点に留意すべきである。上記のモジュール又はユニットのいずれか1つがソフトウェアにより実現されるとき、ソフトウェアはコンピュータプログラム命令の形式で存在し、メモリに記憶される。プロセッサは、プログラム命令を実行し、上記の方法の手順を実現するように構成されてもよい。プロセッサは、SoC(system-on-a-chip)又はASICに内蔵されてもよく、独立した半導体チップでもよい。演算又は処理を実行するようにソフトウェア命令を実行するためのコアに加えて、プロセッサは、必要なハードウェアアクセラレータ、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array, FPGA)、PLD(programmable logic device)、又は特殊目的の論理演算を実現する論理回路を更に含んでもよい。
上記のモジュール又はユニットがハードウェアを使用することにより実現されるとき、ハードウェアは、CPU、マイクロプロセッサ、デジタル信号処理(digital signal processing, DSP)チップ、マイクロコントローラユニット(microcontroller unit, MCU)、人工知能プロセッサ、ASIC、SoC、FPGA、PLD、専用デジタル回路、ハードウェアアクセラレータ又は非統合型ディスクリートデバイスのいずれかの1つ又はいずれかの組み合わせでもよく、ハードウェアは、上記の方法手順を実行するために必要なソフトウェアを実行してもよく、或いは、ソフトウェアに依存しない。
任意選択で、この出願の実施形態は、通信装置を更に提供する(例えば、通信装置は、チップ又はチップシステムでもよい)。通信装置は、上記の方法の実施形態のうちいずれか1つにおける方法を実現するように構成されたプロセッサを含む。可能な設計では、通信装置は、メモリを更に含む。メモリは、必要なプログラム命令及びデータを記憶するように構成される。プロセッサは、メモリに記憶されたプログラムコードを呼び出して、上記の方法の実施形態のうちいずれか1つにおける方法を実行するように通信装置に命令してもよい。明らかに、メモリは通信装置内に配置されなくてもよい。通信装置がチップシステムであるとき、通信装置はチップを含んでもよく、或いは、チップ及び他のディスクリートコンポーネントを含んでもよい。これは、この出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
上記の実施形態の全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はこれらのいずれかの組み合わせを使用することにより実現されてもよい。ソフトウェアプログラムが実施形態を実現するために使用されるとき、実施形態の全部又は一部は、コンピュータプログラム製品の形式で実現されてもよい。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上にロードされて実行されたとき、手順又は機能の全部又は一部がこの出願の実施形態に従って生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク又は他のプログラム可能装置でもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶されてもよく、或いは、コンピュータ読み取り可能記憶媒体から他のコンピュータ読み取り可能記憶媒体に伝送されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ又はデジタル加入者線(digital subscriber line, DSL))又は無線(例えば、赤外線、無線又はマイクロ波)方式で、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタから他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタに伝送されてもよい。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、コンピュータによりアクセス可能ないずれかの使用可能媒体、又は1つ以上の使用可能媒体を統合するサーバ又はデータセンタのようなデータ記憶デバイスでもよい。使用可能媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ(solid state disk, SSD))等でもよい。
この出願は、実施形態を参照して記載されているが、保護を請求するこの出願を実現するプロセスにおいて、当業者は、添付の図面、開示の内容及び添付の請求の範囲を参照することにより、開示の実施形態の他の変形を理解して実現してもよい。特許請求の範囲において、「含む」(comprising)は、他のコンポーネント又は他のステップを除外せず、単数形又は「1つ」は、複数の場合を除外しない。単一のプロセッサ又は他のユニットは、特許請求の範囲に列挙されるいくつかの機能を実現してもよい。いくつかの手段は、互いに異なる従属請求項に記録されるが、これは、当該手段が良好な効果を生成するように組み合わされることができないことを意味するのではない。
この出願は、特定の機能及びその実施形態を参照して記載されているが、この出願の範囲から逸脱することなく、様々な変更及び組み合わせがこれらに対して行われてもよいことは明らかである。対応して、明細書及び添付の図面は、添付の特許請求の範囲により定義されるこの出願の単なる例示的な説明であり、この出願の範囲をカバーするいずれか及び全ての変更、変形、組み合わせ又は均等物として考えられる。明らかに、当業者は、この出願の真意及び範囲から逸脱することなく、この出願に様々な変更及び変形を行うことができる。このように、この出願は、この出願の特許請求の範囲及びその均等の技術に含まれる限り、この出願のこれらの変更及び変形をカバーすることを意図する。

Claims (5)

  1. 通信方法であって、
    端末デバイスにより、ユーザプレーンネットワークエレメントから第1のクロックソース通知を受信するステップであり、前記第1のクロックソース通知は第1のクロックソース情報を含み、前記第1のクロックソース情報は、アプリケーション機能(AF)ネットワークエレメントにより決定されて前記ユーザプレーンネットワークエレメントに送信された無線通信システムのクロックソース情報である、ステップと、
    前記端末デバイスにより、前記第1のクロックソース情報を隣接デバイスに送信するステップと
    前記端末デバイスにより、前記ユーザプレーンネットワークエレメントからクロック同期パケットを受信するステップであり、前記クロック同期パケットは第1のタイムスタンプを含み、前記第1のタイムスタンプは、前記ユーザプレーンネットワークエレメントが前記クロック同期パケットを送信する時点を表す、ステップと、
    前記端末デバイスにより、前記第1のタイムスタンプと、前記端末デバイスが前記クロック同期パケットを転送する時点とに基づいて、前記無線通信システムにおける前記クロック同期パケットの転送遅延を決定するステップと、
    前記転送遅延を前記クロック同期パケット内の補正フィールドに追加した後に、前記端末デバイスにより、前記端末デバイスが前記クロック同期パケットを転送する前記時点に、前記クロック同期パケットを前記隣接デバイスに送信するステップと
    を含む方法。
  2. 前記端末デバイスにより、前記第1のクロックソース情報を隣接デバイスに送信するステップは、
    前記端末デバイスにより、前記第1のクロックソース通知を前記隣接デバイスに送信するステップを含む、請求項に記載の方法。
  3. 前記無線通信システムの前記クロックソース情報は、第5世代(5G)システムクロックがクロックソースとして使用されることを示す、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 請求項1又は2に記載の方法を実行するように構成された手段を含む通信装置。
  5. 命令を記憶したコンピュータ読み取り可能記憶媒体であって、
    前記命令がコンピュータ上で実行されたとき、前記コンピュータは、請求項1又は2に記載の方法を実行することが可能になる、コンピュータ読み取り可能記憶媒体。
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