JP7452635B2 - 経路切替方法、転送装置、及び通信システム - Google Patents

経路切替方法、転送装置、及び通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP7452635B2
JP7452635B2 JP2022513725A JP2022513725A JP7452635B2 JP 7452635 B2 JP7452635 B2 JP 7452635B2 JP 2022513725 A JP2022513725 A JP 2022513725A JP 2022513725 A JP2022513725 A JP 2022513725A JP 7452635 B2 JP7452635 B2 JP 7452635B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packet
detour
route
transfer
ring network
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022513725A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021205522A1 (ja
Inventor
佳祐 山形
高平 浅野
慎一 吉原
秀雄 川田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Publication of JPWO2021205522A1 publication Critical patent/JPWO2021205522A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7452635B2 publication Critical patent/JP7452635B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/22Alternate routing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/42Loop networks
    • H04L12/437Ring fault isolation or reconfiguration
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/18Loop-free operations
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/28Routing or path finding of packets in data switching networks using route fault recovery
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/13Flow control; Congestion control in a LAN segment, e.g. ring or bus
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/32Flow control; Congestion control by discarding or delaying data units, e.g. packets or frames

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

本開示は、リングネットワークにおける経路切替方法、転送装置、及び通信システムに関する。
通信経路をリング状に構成し、転送装置に閉塞ポートを設定することで通信経路を冗長化した通信システムが存在する(例えば、特許文献1及び非特許文献1を参照。)。
特開2009-189070号公報
JT-G8032 イーサネットリングプロテクション切替、2012年2月23日制定
図1は、従来のリングネットワークにおける経路切替作業を説明する図である。従来のリングネットワークでは、リングネットワーク内で故障が発生した場合、以下の動作となる。なお、本明細書では、転送装置を「ノード」と記載することがある。
図1(A)は、経路切替前のパケット転送経路を説明する図である。
図1(B)は、ノードAとBとの間のリンクに故障が発生したときの図である。ノードAとBはリンクの故障を検知する。
図1(C)は、故障検知後のノードAとBの動作を説明する図である。ノードAとBは、故障しているリンクを接続するポートa2とb1を閉塞するとともに、故障リンクと反対側のポートから経路切替のための制御パケットを送信する。
図1(D)は、経路切替後のパケット転送経路を説明する図である。制御パケットを受信したノードEは、閉塞ポート(リングプロテクションリンク端点)を解除し、パケットのノードF側からノードD側へ経路を切り替える。
図1のような経路切替作業には時間を要する。つまり、従来のリングネットワークには、リングネットワーク内で故障が発生した場合、図1(B)の故障発生(検知)から図1(D)の経路切替完了までの処理中に通信を継続することが困難という課題がある。また、計画的にリングネットワーク経路切替を実施した場合でも、図1(C)の経路切替処理から図1(D)の経路切替完了までの処理中に通信を継続することが困難という課題がある。
そこで、本発明は、前記課題を解決するために、経路切替作業中であっても通信を継続することができる経路切替方法、転送装置、及び通信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る経路切替方法は、リングネットワーク内で故障が発生した場合、故障検知ノードで通常パケットのリング内迂回判断を行い、経路切替処理と並行してパケットを一時的に迂回させることとした。
具体的には、本発明に係る経路切替方法は、リングネットワークでの経路切替方法であって、
前記リングネットワーク内でパケット転送が不可となる転送不可経路を検出すること、
前記リングネットワーク内の転送装置に設定されている閉塞ポートの位置を変更し、前記転送不可経路を回避する経路に切り替える経路切替作業を行うこと、及び
前記経路切替作業中に前記転送不可経路を迂回してパケットを転送する迂回転送を行うこと、を特徴としており、
前記迂回転送では、
前記転送不可経路を検出した転送装置で前記転送不可経路を経由するパケットに迂回パケットフラグを付して迂回パケットとすること、
前記転送不可経路を検出した前記転送装置で前記迂回パケットを折り返し、前記リングネットワーク内で前記パケットとは逆方向に転送すること、及び
前記経路切替作業前に前記リングネットワークの前記閉塞ポートが設定されている転送装置で前記迂回パケットを前記閉塞ポートから転送すること、
を行うことを特徴とする。
なお、前記経路切替作業後は、当該閉塞ポートが解除されているので当該パケットは迂回パケットフラグが付されずにノーマルパケットとして前記転送不可経路を回避する経路で転送される。
また、前記経路切替方法を実現するための本発明に係る転送装置は、リングネットワークを構成する転送装置であって、
前記リングネットワーク内でパケット転送が不可となる転送不可経路を検出する検出部と、
前記リングネットワーク内の他の転送装置と通信し、閉塞ポートの設定又は解放を行うとともに、パケットを前記転送不可経路を回避する経路に切り替える経路切替作業を行う転送制御部と、
を備えており、
前記転送制御部は、
前記転送不可経路を検出した場合に前記転送不可経路を経由するパケットに迂回パケットフラグを付して迂回パケットとするパケット処理機能と、
前記リングネットワーク内で前記パケットとは逆方向に前記迂回パケットを転送する折り返し機能と、
前記経路切替作業前に前記迂回パケットを受信したとき、且つ前記閉塞ポートが設定されているときに、前記迂回パケットを前記閉塞ポートから転送する閉塞ポート転送機能と、
を有することを特徴とする。
図2は、本経路切替方法を説明する図である。
図2(A)は、経路切替前のパケット転送経路を説明する図である。
図2(B)は、ノードAとBとの間のリンクに故障が発生したときの図である。ノードAはリンクの故障を検知する。
図2(C)は、故障検知後のノードAとBの動作を説明する図である。ノードAとBは、故障しているリンクを接続するポートa2とb1を閉塞するとともに、故障リンクと反対側のポートから経路切替のための制御パケットを送信する。さらに、ノードAはノードFから転送されてきたパケットを迂回パケットとして折り返す。ノードEは迂回パケットを閉塞ポートからノードDの方向へ迂回パケットを転送する。転送された迂回パケットはノードBで元のパケットに戻され、リングネットワーク外へ出力される。
図2(D)は、経路切替後のパケット転送経路を説明する図である。制御パケットを受信したノードEは、閉塞ポート(リングプロテクションリンク端点)を解除し、パケットのノードF側からノードD側へ経路を切り替える。この時点でノードAにパケットが到達しなくなるので、ノードAはパケットの折り返しを終了する。
本経路切替方法は、迂回パケットを用いることで、リングネットワーク内で故障が発生した場合でも通信断の時間を故障発生から故障検知までの時間(この時間は転送装置に依存する)に短縮できる。また、本経路切替方法は、計画的にリングネットワーク経路切替を実施した場合でも通信断を発生させることなく、経路切替ができる。従って、本発明は、経路切替作業中であっても通信を継続することができる経路切替方法、及び転送装置を提供することができる。
本経路切替方法では、前記迂回パケットに、前記閉塞ポートの通過又は未通過を表示する閉塞ポート通過フラグを付与することを特徴とする。閉塞ポートを通過する前の経路は折り返し区間であり、リングネットワークの外部にパケットを出力すると2重転送が発生することになる。そこで、パケットに閉塞ポートの通過前と通過後を表示することで2重転送を防止することができる。
本経路切替方法では、前記リングネットワークの外へパケットを転送する前記転送装置で前記パケットと過去のパケットの同一性を判断すること、及び前記パケットと前記過去のパケットとが同じであれば前記パケットを廃棄すること、を特徴とする。
パケットがマルチキャストパケットの場合、ノードによってはノーマルのパケットと迂回パケットの双方が到着することになる。そこで、ノーマルのパケットと迂回パケットの同一性を確認し、一方を廃棄することで2重転送を防止することができる。
本発明に係る通信システムは、前記転送装置で構成されたリングネットワークの通信システムである。本通信システムは、前記転送装置で構成されるため、前記経路切替方法を実現できる。従って、本発明は、経路切替作業中であっても通信を継続することができる通信システムを提供することができる。
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明は、経路切替作業中であっても通信を継続することができる経路切替方法、転送装置、及び通信システムを提供することができる。
本発明に関連する経路切替方法を説明する図である。 本発明に係る経路切替方法を説明する図である。 リングネットワークを説明する図である。 本発明に係る経路切替方法における閉塞ポート通過フラグの効果を説明する図である。 本発明に係る転送装置を説明する図である。 本発明に係る経路切替方法を説明する図である。 本発明に係る経路切替方法を説明する図である。 本発明に係る経路切替方法を説明する図である。 本発明に係る転送装置の動作をまとめた表である。 本発明の課題を説明する図である。 本発明に係る転送装置を説明する図である。 本発明に係る経路切替方法を説明する図である。 本発明に係る経路切替方法を説明する図である。 本発明に係る転送装置を説明する図である。 本発明に係る経路切替方法を説明する図である。 本発明に係る経路切替方法を説明する図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
図3はリングネットワークを説明する図である。1つのリングネットワークは複数の転送装置11がリング状に接続されて構成される。例えば、転送装置(11-1~11-4)で1つのリングネットワークR1が構成される。また、転送装置は他のリングネットワークと共有されていてもよい。例えば、転送装置11-3は、リングネットワークR1とリングネットワークR3とに共有される。さらに転送装置は、リングネットワークの外のネットワークとも接続する。例えば、転送装置11-8は、外部ネットワークNW1とも接続する。図3の構成例であれば、外部ネットワークNW1からのパケットは転送装置11-8を介してリングネットワークR3に入り、続けてリングネットワークR1、リングネットワークR2、リングネットワークR4の順に転送され、転送装置11-11から外部ネットワークNW2へ出力される。
(実施形態1)
本実施形態では、1つのリングネットワークに注目して説明する。図2は、本実施形態で注目する1つのリングネットワークでの経路切替方法を説明する図である。本経路切替方法は、前記リングネットワーク内でパケット転送が不可となる転送不可経路(ノードAとノードBとを直接接続するリンク)を検出すること(図2(B))、
前記リングネットワーク内の転送装置に設定されている閉塞ポートの位置を変更し(ポートe1からポート(a2、b1))、前記転送不可経路を回避する経路に切り替える経路切替作業を行うこと(図2(D))、及び
前記経路切替作業中に前記転送不可経路を迂回してパケットを転送する迂回転送を行うこと(図2(C))、を特徴とする。
なお、転送不可経路は故障であってもよいし、計画的な経路切替作業によるものであってもよい。
図2(C)の前記迂回転送では、
前記転送不可経路を検出した転送装置(ノードA)で前記転送不可経路を経由するパケットに迂回パケットフラグを付して迂回パケットとすること、
前記転送不可経路を検出した前記転送装置で前記迂回パケットを折り返し、前記リングネットワーク内で前記パケットとは逆方向に転送すること、及び
前記経路切替作業前に前記リングネットワークの閉塞ポートe1が設定されている転送装置(ノードE)で前記迂回パケットを閉塞ポートe1から転送すること、
を行う。
なお、前記経路切替作業後は、図2(D)のようにポートe1の閉塞が解除されているので、当該パケットは迂回パケットフラグを付されずにノーマルパケットとして前記転送不可経路を回避する経路(E,D,C,Bの順)で転送される。
ここで、転送装置の転送がフラッディングである場合、前記迂回パケットには、前記閉塞ポートの通過又は未通過を表示する閉塞ポート通過フラグを付与することが好ましい。図4は、閉塞ポート通過フラグの効果を説明する図である。図4(A)は閉塞ポート通過フラグが無い場合、図4(B)は閉塞ポート通過フラグが有る場合の迂回パケットの転送を説明する図である。
まず、図4(A)の閉塞ポート通過フラグが無い場合を説明する。端末1からノードFにパケットが入力されたとする。ノードFは当該パケットをノードAとノードEに転送する。ノードAは、当該パケットを本リングの外に転送するとともに、ポートa2が閉塞されているので、当該パケットを迂回パケットとして折り返す(ノードFへ転送する)。ノードFは当該迂回パケットをノードEへ転送するとともに、送信元である端末1へも出力することになる(符号g1)。さらに、ノードEは、ノードFから転送されたパケットと迂回パケットの双方を本リングの外に転送する(符号g2)。つまり、ノードEでは2重転送が発生する。
また、ノードEは、閉塞ポートe1から迂回パケットをノードDへ転送する。迂回パケットは、ノードD、ノードC、ノードBの順で転送され、これらのノードでもとのパケットに戻されて当該リングの外に転送される。換言すれば、迂回パケットが閉塞ポートe1を超えた領域Ar2(ノードB、C、Dが含まれる領域)では、ノードAとノードBとの間のリンクが故障していても端末1からのパケットを出力することができ、端末2は当該パケットを受信することができる。
一方、迂回パケットが閉塞ポートe1を通過する前の領域Ar1(ノードA、F、Eが含まれる領域)では、符号g1やg2のようにパケットの2重転送が発生することになる。
本実施形態では、このパケットの2重転送を防止するために、閉塞ポート通過フラグを利用する。各ノードは、閉塞ポート通過フラグの値を確認してリングの外へ迂回パケットを出力するか否かを判断する。例えば、各ノードは、閉塞ポート通過フラグが“0”であれば迂回パケットをリング外に出力しない、閉塞ポート通過フラグが“1”であれば迂回パケットをリング外に出力する、と判断する。
具体例を図4(B)で説明する。図4(A)の場合と同様に、ノードAはノードFが転送した端末1からのパケットを受信する。そして、ノードAは当該パケットを本リングの外に転送するとともに、ポートa2が閉塞されているので、当該パケットを迂回パケットとして折り返す(ノードFへ転送する)。このとき、ノードAは迂回パケットに閉塞ポート通過フラグ“0”を付す。ノードFとEは、当該パケットが閉塞ポート通過フラグ“0”であるからリング外へ迂回パケットを出力しない。このため、領域Ar1にてパケットの2重転送を防止することができる。
また、ノードEは迂回パケットを閉塞ポートe1から転送するときに閉塞ポート通過フラグを“0”から“1”へ書き換える。このため、領域Ar2のノード(B,C,D)は、図4(A)の場合と同様に、迂回パケットを出力することができ、端末2は当該パケットを受信することができる。
続いて、上述したようなリングネットワークにおける経路切替方法を実現できる転送装置11について説明する。図5は、転送装置11を説明する機能ブロック図である。転送装置11は、リングネットワークを構成する転送装置であって、
前記リングネットワーク内でパケット転送が不可となる転送不可経路を検出する検出部15と、
前記リングネットワーク内の他の転送装置と通信し、閉塞ポートの設定又は解放を行うとともに、パケットを前記転送不可経路を回避する経路に切り替える経路切替作業を行う転送制御部16と、
を備えており、
転送制御部16は、
前記転送不可経路を検出した場合に前記転送不可経路を経由するパケットに迂回パケットフラグを付して迂回パケットとするパケット処理機能と、
前記リングネットワーク内で前記パケットとは逆方向に前記迂回パケットを転送する折り返し機能と、
前記経路切替作業前に前記迂回パケットを受信したとき、且つ前記閉塞ポートが設定されているときに、前記迂回パケットを前記閉塞ポートから転送する閉塞ポート転送機能と、
を有することを特徴とする。
なお、前記パケット処理機能は、前記迂回パケットに、前記閉塞ポートの通過又は未通過を表示する閉塞ポート通過フラグを付与することが好ましい。
転送装置11をより詳細に説明する。転送装置11は、特定リングポート(21-1、21-2)、非特定リングポート22、パケット転送処理部23、通常パケット折返し処理部24、迂回パケットフラグ付与処理部25、閉塞ポート通過フラグ書換処理部(26-1、26-2)、閉塞ポート通過フラグ制御処理部27、及び迂回パケットフラグ削除処理部28を備える。
特定リングポート(21-1、21-2)は、リングネットワークを構成するポートでありパケットの送受信を行う。非特定リングポート22は、特定リングポート(21-1、21-2)以外のポートであり前記リングネットワークの外部との間でパケットの送受信を行う。パケット転送処理部23は、パケットの転送処理を行う。通常パケット折返し処理部24は、検出部15が当該リングにおける故障を検知した際、転送装置11で保持する故障情報およびネットワーク情報を用いてパケットの転送装置内での折返し処理を行う。たとえば、特定リングポート21-2から特定リングポート21-1へ、又は非特定リングポート22から特定リングポート21-1へ転送するパケットが到着したとき、特定リングポート21-1のリンクが故障して当該パケットを転送できない場合を想定する。通常パケット折返し処理部24は、保持する情報を用いて当該パケットが逆方向へ転送(特定リングポート21-2から出力)されるように当該パケットのヘッダーを書き換える。
迂回パケットフラグ付与処理部25は、通常パケット折返し処理部24にて折り返し処理がなされたパケットに迂回パケットフラグを付与し、当該リング内で完結する応急的な迂回パケットに変換する。なお、迂回パケットフラグ付与処理部25は、迂回パケットに迂回パケットフラグを付与するときに閉塞ポート通過フラグ(例えば、“0”)も付与することが好ましい。
ここで、転送装置11の特定リングポート21-2が閉塞されている場合を想定する。特定リングポート21-1が外部から迂回パケットを受信した際、パケット転送処理部23は、迂回パケット情報、当該転送装置で保持する故障情報およびネットワーク情報を用い、当該パケットを閉塞されている特定リングポート21-2から出力させる。このとき、閉塞ポート通過フラグ書換処理部26-2は、閉塞ポートから迂回パケットが出力される時に迂回パケットが閉塞ポートを通過したことを表すフラグの書換(閉塞ポート通過フラグを“0”から“1”へ書き換え)を行う。
閉塞ポート通過フラグ制御処理部27は、非特定リングポート22から出力しようとする迂回パケットの閉塞ポート通過フラグから当該迂回パケットの転送と廃棄を判断する。例えば、閉塞ポート通過フラグ制御処理部27は、閉塞ポート通過フラグ“0”の迂回パケットであれば、特定リングポート(21-1又は21-2)への出力を認めるが、非特定リングポート22からの出力を認めないため、非特定リングポート22から出力しようとする迂回パケットの廃棄をパケット転送部23に指示する。
一方、閉塞ポート通過フラグ“1”の迂回パケットであれば、特定リングポート(21-1又は21-2)への出力と非特定リングポート22からの出力を認める。このため、迂回パケットフラグ削除処理部28は、非特定リングポート22から出力しようとする迂回パケットから迂回パケットフラグと閉塞ポート通過フラグを削除し、通常のパケット形式に戻す。非特定リングポート22は、通常のパケット形式に戻ったものを出力する。
図6から図8は、転送装置11の動作を説明するフローチャートである。転送装置11は、パケットを受信すると(ステップS01)、当該パケットの情報(迂回パケットフラグの有無)を読み出す(ステップS02)。当該パケットが通常パケットであれば図7の通常パケットの処理を行う(ステップS03にて“No”)。当該パケットが迂回パケットであれば図8の迂回パケットの処理を行う(ステップS03にて“Yes”)。
図7の通常パケットの処理を説明する。
パケット転送処理部23は、当該パケットを出力する送信ポートが送信不可(送信先が故障)であるか、又はリング切替実施前(リング切替通知未受信)であるかを確認する(ステップS11)。ここで送信ポートとは、特定リングポート21及び非特定リングポート22の双方である。ステップS11で“Yes”の場合、当該パケットを受信した受信ポートが特定リングポート21か否かを確認する(ステップS12)。ステップS12で“No”の場合、当該パケットを出力する送信ポートが特定リングポート21であるか否かを確認する(ステップS13)。ステップS11で“No”又はステップS13で“No”の場合、当該パケットのヘッダに基づいたパケット転送を行う(ステップS14)。
ステップS12で“Yes”の場合、当該パケットを出力する送信ポートと当該パケットを受信した受信ポートとが同一のリングネットワークの特定リングポート(21-1と21-2)であるか否かを確認する(ステップS15)。ステップS15で“No”であればステップS14を行う。一方、ステップS13で“Yes”又はステップS15で“Yes”であれば閉塞ポート通過フラグの付与判断を行う(ステップS16)。具体的には、自身の特定リングポートあるいは転送先のノードにおいて送信不可となっている特定リングポートと同一のリングネットワークの特定リングポートが閉塞ポートであるか否かを判断する。例えば、ステップS16では、図2のノードAのような状態であって、ノードBとの間のリンクに故障が発生した場合であり、送信不可となっている特定リングポートとはポートa2、同一のリングネットワークの特定リングポートとはポートa1である。
ステップS16で“No”の場合(例えば、図2(B)のノードAのような場合)、折り返し処理を行う。具体的には、当該パケットに迂回パケットフラグと閉塞ポート通過フラグ(=“0”)を付加して迂回パケット化し、送信不可である特定リングポート(ポートa2)と同一のリングネットワークの特定リングポート(ポートa1)へ送信する(ステップS17)。ステップS17によりリングネットワーク外へパケットの二重転送を防止することができる。
一方、ステップS16で“Yes”の場合(例えば、図2のノードEでノードFとの間のリンクに故障が発生した場合)、リングネットワークの外からのノードF側へ転送するパケットに対し、迂回パケットフラグと閉塞ポート通過フラグ(=“1”)を付加して迂回パケット化する。そして、送信不可である特定リングポート(ポートe2)と同一のリングネットワークの特定リングポート(ポートe1)へ送信する(ステップS18)。本ステップでは、ポートe1が閉塞ポートでも当該迂回パケットを通過させる。ステップS18により迂回パケットの迂回経路にてリングネットワーク外へパケットを転送することができる。
なお、ステップS16の閉塞ポートには、元閉塞ポート(閉塞解除済のリングプロテクションリンク端点、例えば、図2(D)のポートe1)も含まれる。つまり、リングプロティションリンク端点であったポートが閉塞状態(初期状態)でも閉塞解除状態(制御パケット通過後)でも上記処理の動作は変わらない(パケットを隣のノードに転送する)。
続いて、図8の迂回パケットの処理を説明する。
パケット転送処理部23は、迂回パケットについて、リングネットワークを1周したものであるか否かを確認する(ステップS21)。具体的には、受信した迂回パケットのヘッダー部のノードIDが自ノードと不一致であるか否かを確認する。ステップS21で“Yes”の場合、当該迂回パケットを送信する特定リングポートが送信可能であるか否かを確認する(ステップS22)。ステップS21で“No”又はステップS22で“No”の場合、二重故障のため、当該迂回パケットを廃棄する(ステップS23)。
一方、ステップS22で“Yes”の場合、当該迂回パケットを送信する特定リングポートと当該迂回パケットを受信した特定リングポートとが同一のリングネットワークか否かを確認する(ステップS24)。ステップS24で“No”の場合、当該迂回パケットを送信する特定リングポートが閉塞ポートか否かを確認する(ステップS25)。ステップS25で“Yes”の場合、当該迂回パケットの閉塞ポート通過フラグを“0”から“1”に書き換え、当該迂回パケットを閉塞している特定リングポートから転送する(ステップS26)。一方、ステップS25で“No”の場合、当該迂回パケットの閉塞ポート通過フラグを書き換えずに、送信する特定リングポートから当該迂回パケットを転送する(ステップS27)。
ステップS24で“Yes”の場合、リングネットワークの外への転送であるため、二重転送防止のために閉塞ポート通過フラグを確認する(ステップS28)。閉塞ポート通過フラグが“0”(ステップS28で“No”)の場合、二重転送となるため当該迂回パケットを破棄する(ステップS29)。一方、閉塞ポート通過フラグが“1”(ステップS28で“Yes”)の場合、二重転送とならないので迂回パケットフラグを外して、非特定リングポートからリングネットワークの外へ転送する(ステップS30)。
なお、ステップS25の閉塞ポートには、元閉塞ポート(閉塞解除済のリングプロテクションリンク端点、例えば、図2(D)のポートe1)も含まれる。つまり、リングプロティションリンク端点であったポートが閉塞状態(初期状態)でも閉塞解除状態(制御パケット通過後)でも上記処理の動作は変わらない(パケットを隣のノードに転送する)。
図9は、図6から図8のフローチャートで説明した転送装置11が行う転送パターンを一覧にした表である。なお、同表において、「従来通りにパケットを転送」の記載は、非特許文献1に規定されている転送方法に従う、という意味である。
転送装置11は、受信したパケットを読み出し、リングネットワーク内の迂回判断を行う。その判断は、図9の表のように、受信パケット、送受信ポート属性、及び送信ポート状態による。転送装置11がこのように動作することで、次のような効果が得られる。
上述のように、リングネットワーク内で故障が発生した場合、迂回パケットを用いることで、経路切替による通信断時間を故障発生から検知までの時間に短縮できる。また、計画的にリングネットワーク経路切替を実施した場合も、通信断を発生させることなく、経路切替が可能となる。
(実施形態2)
本実施形態では、マルチキャストパケットがリングネットワークで転送される場合を説明する。図10は、マルチキャストパケットがリングネットワークで転送される場合の課題を説明する図である。ノードはAからFまでの6個とし、ノードAからマルチキャストパケットが送出されるとする。初期の時点でノードEのポートe1が閉塞されている。図10において、破線はノードAから転送されたマルチキャストパケットであり、長破線はノード間で故障発生や復旧を通知する制御パケットであり、実線は故障を検知したノード(図10であればノードC)でマルチキャストパケットを折り返した迂回パケットである。
ある時点でノードCとノードDとの間のリンクに故障が発生したとする。この場合、パケット0は当該故障に影響されず、全てのノードに到達する。しかし、当該故障がノードCとノードDで検知された後は、ノードCはポートc2を、ノードDはポートd1を閉塞するので、パケット1以降はノードCで迂回パケットとして折り返される。
一方、マルチキャストパケットなので、各パケットはリングネットワークを逆回り方向にも転送されている。逆回りするパケット0はノードAからノードEまで転送され、閉塞されているポートe1で転送停止される。
ノードCとノードDがこの故障を検知して故障しているリンクと逆方向に制御パケットを送出しており、ノードEはこの制御パケットを受信することでポートe1の閉塞を開放する。このため、ノードDは、故障発生以降も逆回りするパケットを受信できる。しかし、ノードCで折り返された迂回パケットも逆回りでノードDに到達することになる。つまり、ノードDは、パケット1と2をすでに受信しているにもかかわらず、これらの迂回パケット1、2も受信することになり、パケット重複が発生する。
なお、ノードDが送出した制御パケットがノードE,F,A,Bを介してノードCに到達した後は、ノードCが迂回パケットの送出を停止するので、ノードDのパケット重複は解消される(パケット3以降、パケット重複は発生しない。)。
図10のように、マルチキャストパケットがリングネットワークで転送される場合、パケット重複が発生するという課題があった。そこで、本実施形態では、パケット重複を回避できる経路切替方法及び転送装置を開示する。
図11は、本実施形態の転送装置11aを説明する図である。転送装置11aは、実施形態1で説明した転送装置11に対して、前記リングネットワークの外へ転送するパケットを受信したとき、前記パケットと過去のパケットの同一性を判断する判断部と、前記パケットと前記過去のパケットとが同じであれば前記パケットを廃棄する廃棄部と、をさらに備える。具体的には、転送装置11aは、転送装置11に対して、前記判断部として同一性判定情報削除処理部31と同一性判定情報付与処理部32を、前記廃棄部として重複パケット廃棄処理部29をさらに備える。
重複パケット廃棄処理部29は、通常パケットと迂回パケットの重複を判断し、転送または廃棄する。同一性判定情報付与部32は、通常パケットにパケットの同一性を判断する情報を付与する。同一性判定情報削除処理部31は、パケットの同一性判定情報を削除する。重複パケット廃棄処理部29は、リングネットワーク外へ転送しようとするパケットと過去にリングネットワーク外へ転送したパケットとを、同一性判定情報付与部32で付与された情報を用いて比較する。当該比較の結果、過去にリングネットワーク外へ転送したパケットと同一性判定情報が一致する場合、重複パケット廃棄処理部29は、パケット重複と判断して現在リングネットワーク外へ転送しようとしているパケットを廃棄する。一方、過去にリングネットワーク外へ転送したパケットと同一性判定情報が一致しない場合、重複パケット廃棄処理部29はパケット廃棄をせず、同一性判定情報削除処理部31が同一性判定情報を削除した後にリングネットワーク外へ転送する。
図6、図12及び図13は、転送装置11aの動作を説明するフローチャートである。受信したパケットが通常パケットであるか迂回パケットであるかの判断は図6で説明した転送装置11の動作と同じである。
図12の通常パケットの処理を説明する。ここでは、図7の処理と異なる部分のみ説明する。
ステップS13で“No”の場合、受信したパケットの同一性判定情報を過去のパケットと比較する(ステップS19)。受信したパケットと過去のパケットの同一性判定情報が異なる場合(ステップS19にて“No”)、当該パケットのヘッダに基づいたパケット転送を行う(ステップS14)。一方、受信したパケットと過去のパケットの同一性判定情報が同じ場合(ステップS19にて“Yes”)、パケット重複が発生しているので受信したパケットを廃棄する(ステップS20)。また、ステップS13で“Yes”又はステップS15で“Yes”であれば、通常パケットに同一性判定情報を付与(ステップS19a)した後に、ステップS16を行う。
図13の迂回パケットの処理を説明する。ここでは、図8の処理と異なる部分のみ説明する。
閉塞ポート通過フラグが“1”(ステップS28で“Yes”)の場合、受信した迂回パケットの同一性判定情報を過去のパケットと比較する(ステップS31)。受信した迂回パケットと過去のパケットの同一性判定情報が一致する場合(ステップS31で“Yes”)、パケット重複が発生するため受信した迂回パケットを廃棄する(ステップS32)。一方、受信した迂回パケットと過去のパケットの同一性判定情報が一致しない場合(ステップS31で“No”)、ステップS30を行う。
本実施形態の転送装置11aは、通常パケットにパケットの同一性を判断する情報を付加し、各転送装置において同一性判定情報を確認し、過去に転送したパケットと同一性判定情報が一致しない場合は同一性判定情報を削除してリングネットワーク外へ転送し、一致する場合はリングネットワーク外へ転送せずに廃棄する。本実施形態の転送装置11aは、通常パケットと迂回パケットの両方が宛先に届いて同一のパケットが重複することを防ぐことができる。
(実施形態3)
本実施形態でも、マルチキャストパケットがリングネットワークで転送される場合を説明する。マルチキャストパケットがリングネットワークで転送される場合の課題は図10の説明通りである。本実施形態では、実施形態2とは異なる手法でパケット重複を回避する経路切替方法及び転送装置を開示する。
図14は、本実施形態の転送装置11bを説明する図である。転送装置11bは、実施形態1で説明した転送装置11に対して、前記リングネットワークの外へ転送するパケットを受信したとき、前記パケットと過去のパケットの同一性を判断し、前記パケットと前記過去のパケットとが同じであれば前記パケットを廃棄する重複パケット廃棄処理部29をさらに備える。
本実施形態の重複パケット廃棄処理部29も、通常パケットと迂回パケットの重複を判断し、転送または廃棄するが、パケットに付与された同一性判定情報で判断する実施形態2の重複パケット廃棄処理部29と異なる。本実施形態の重複パケット廃棄処理部29は、パケット情報から特定の計算を行い、その結果を過去にリングネットワーク外へ転送したパケットの計算結果と比較する。特定の計算の例を示す。
例えば、FCS(Frame Check Sequence、4オクテット)を使用し、次の生成多項式G(x)のCRC(Cyclic Redundancy Check)値を計算する。
G(x)=x32+x26+x23+x22+x16+x12+x11+x10+x+x+x+x+x+x+1
当該比較の結果、過去にリングネットワーク外へ転送したパケットと計算結果が一致する場合、重複パケット廃棄処理部29は、パケット重複と判断して現在リングネットワーク外へ転送しようとしているパケットを廃棄する。一方、過去にリングネットワーク外へ転送したパケットと計算結果が一致しない場合、重複パケット廃棄処理部29はパケット廃棄をせずにリングネットワーク外へ転送する。
図6、図15及び図16は、転送装置11bの動作を説明するフローチャートである。受信したパケットが通常パケットであるか迂回パケットであるかの判断は図6で説明した転送装置11の動作と同じである。
図15の通常パケットの処理を説明する。ここでは、図7の処理と異なる部分のみ説明する。
ステップS13で“No”の場合、上述したような特定の計算を行う(ステップS19b)。そして、受信したパケットの計算結果を過去のパケットの計算結果と比較する(ステップS19c)。受信したパケットと過去のパケットの計算結果が異なる場合(ステップS19cにて“No”)、当該パケットのヘッダに基づいたパケット転送を行う(ステップS14)。一方、受信したパケットと過去のパケットの計算結果が同じ場合(ステップS19cにて“Yes”)、パケット重複が発生しているので受信したパケットを廃棄する(ステップS20)。
図16の迂回パケットの処理を説明する。ここでは、図8の処理と異なる部分のみ説明する。
閉塞ポート通過フラグが“1”(ステップS28で“Yes”)の場合、受信した迂回パケットについて上述した特定の計算を行う(ステップS31b)。そして、受信した迂回パケットの計算結果を過去のパケットの計算結果と比較する(ステップS31c)。受信した迂回パケットと過去のパケットの計算結果が一致する場合(ステップS31cで“Yes”)、パケット重複が発生するため受信した迂回パケットを廃棄する(ステップS32)。一方、受信した迂回パケットと過去のパケットの計算結果が一致しない場合(ステップS31cで“No”)、ステップS30を行う。
本実施形態の転送装置11bは、パケット情報から特定の計算を行い、その結果を過去に転送したパケットの計算結果と比較する。転送装置11bは、過去に転送したパケットの計算結果と一致しない場合はそのまま転送し、一致する場合は当該パケットを廃棄する。本実施形態の転送装置11bは、通常パケットと迂回パケットの両方が宛先に届いて同一のパケットが重複することを防ぐことができる。さらに、実施形態2の転送装置11aと比較して、パケットに特別なヘッダ等を必要とせずに重複防止をすることが可能である。
11、11a、11b:転送装置
15:検出部
16:転送制御部
21-1、21-2:特定リングポート
22:非特定リングポート
23:パケット転送処理部
24:通常パケット折返し処理部
25:迂回パケットフラグ付与処理部
26-1、26-2:閉塞ポート通過フラグ書換処理部、
27:閉塞ポート通過フラグ制御処理部
28:迂回パケットフラグ削除処理部
29:重複パケット廃棄処理部
31:同一性判定情報削除処理部
32:同一性判定情報付与処理部

Claims (5)

  1. リングネットワークでの経路切替方法であって、
    前記リングネットワーク内でパケット転送が不可となる転送不可経路を検出すること、
    前記リングネットワーク内の転送装置に設定されている閉塞ポートの位置を変更し、前記転送不可経路を回避する経路に切り替える経路切替作業を行うこと、及び
    前記経路切替作業中に前記転送不可経路を迂回してパケットを転送する迂回転送を行うこと、を特徴としており、
    前記迂回転送では、
    前記転送不可経路を検出した転送装置で前記転送不可経路を経由するパケットに迂回パケットフラグを付して迂回パケットとすること、
    前記転送不可経路を検出した前記転送装置で前記迂回パケットを折り返し、前記リングネットワーク内で前記パケットとは逆方向に転送すること
    前記経路切替作業前に前記リングネットワークの前記閉塞ポートが設定されている転送装置で前記迂回パケットを前記閉塞ポートから転送すること、及び
    前記迂回パケットには、前記閉塞ポートの通過又は未通過を表示する閉塞ポート通過フラグを付与すること
    を特徴とする経路切替方法。
  2. 前記リングネットワークの外へパケットを転送する前記転送装置で前記パケットと過去のパケットの同一性を判断すること、及び
    前記パケットと前記過去のパケットとが同じであれば前記パケットを廃棄すること、
    を特徴とする請求項に記載の経路切替方法。
  3. リングネットワークを構成する転送装置であって、
    前記リングネットワーク内でパケット転送が不可となる転送不可経路を検出する検出部と、
    前記リングネットワーク内の他の転送装置と通信し、閉塞ポートの設定又は解放を行うとともに、パケットを前記転送不可経路を回避する経路に切り替える経路切替作業を行う転送制御部と、
    を備えており、
    前記転送制御部は、
    前記転送不可経路を検出した場合に前記転送不可経路を経由するパケットに迂回パケットフラグを付して迂回パケットとするパケット処理機能と、
    前記リングネットワーク内で前記パケットとは逆方向に前記迂回パケットを転送する折り返し機能と、
    前記経路切替作業前に前記迂回パケットを受信したとき、且つ前記閉塞ポートが設定されているときに、前記迂回パケットを前記閉塞ポートから転送する閉塞ポート転送機能と、
    を有し、
    前記パケット処理機能は、
    前記迂回パケットに、前記閉塞ポートの通過又は未通過を表示する閉塞ポート通過フラグを付与することを特徴とする転送装置。
  4. 前記リングネットワークの外へ転送するパケットを受信したとき、前記パケットと過去のパケットの同一性を判断する判断部と、
    前記パケットと前記過去のパケットとが同じであれば前記パケットを廃棄する廃棄部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の転送装置。
  5. 請求項3又は4に記載の転送装置で構成されたリングネットワークの通信システム。
JP2022513725A 2020-04-07 2020-04-07 経路切替方法、転送装置、及び通信システム Active JP7452635B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2020/015599 WO2021205522A1 (ja) 2020-04-07 2020-04-07 経路切替方法、転送装置、及び通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2021205522A1 JPWO2021205522A1 (ja) 2021-10-14
JP7452635B2 true JP7452635B2 (ja) 2024-03-19

Family

ID=78023196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022513725A Active JP7452635B2 (ja) 2020-04-07 2020-04-07 経路切替方法、転送装置、及び通信システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20230155924A1 (ja)
JP (1) JP7452635B2 (ja)
WO (1) WO2021205522A1 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013192034A (ja) 2012-03-14 2013-09-26 Fujitsu Telecom Networks Ltd 通信装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013192034A (ja) 2012-03-14 2013-09-26 Fujitsu Telecom Networks Ltd 通信装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
清水 洋 Hiroshi Shimizu,VLANタグを用いたリングネットワーク Ring Network with VLAN Tag,電気学会論文誌C Vol.125 No.10 IEEJ,日本,(社)電気学会 The Institute of Electrical Engineers of Japan,2015年10月12日,第125巻,pp1602-1607

Also Published As

Publication number Publication date
US20230155924A1 (en) 2023-05-18
WO2021205522A1 (ja) 2021-10-14
JPWO2021205522A1 (ja) 2021-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7339887B2 (en) Multipoint protected switching ring
US7355965B2 (en) Apparatus and method for rapid detection of unidirectional breaks in a network ring
US6928050B2 (en) Protected switching ring
JP4687176B2 (ja) パケット中継装置
WO2010038624A1 (ja) 通信システム、ノード装置、通信システムの通信方法、およびプログラム
US7502314B2 (en) Label-switched path network with alternate routing control
JP4899959B2 (ja) Vpn装置
JP4743201B2 (ja) パケットリングネットワークシステム、パケットリング間の接続方法、およびリング間接続ノード
EP2224644B1 (en) A protection method, system and device in the packet transport network
US9871708B2 (en) Method and system for ring protection switching
JP5546461B2 (ja) チェーン及びリングネットワークにおける透過的なオートリカバリのための方法及びシステム
JP4682887B2 (ja) 故障復旧方法およびノードならびにネットワーク
US20080304407A1 (en) Efficient Protection Mechanisms For Protecting Multicast Traffic in a Ring Topology Network Utilizing Label Switching Protocols
JP5404938B2 (ja) 通信装置、通信システムおよび通信方法
JP5115391B2 (ja) ネットワーク接続装置
KR20150051107A (ko) 신속한 경로 설정 및 장애 복구 방법
JP2008166990A (ja) リングノード装置
JP4705492B2 (ja) リングノード装置及びリングノード冗長方法
JP7452635B2 (ja) 経路切替方法、転送装置、及び通信システム
JP2003224586A (ja) 二重リングネットワークにおける折り返しプロテクションのためのシグナリング方式
JP7208458B2 (ja) 通信装置、通信システム、及び通信方法
Kamal Gmpls-based hybrid 1+ N link protection over p-cycles: Design and performance
JP3793405B2 (ja) 通信ネットワークの障害復旧方式
JP5519549B2 (ja) 通信システム、通信制御方法及び通信装置
WO2007006175A1 (fr) Procede de mise en oeuvre de la prevention des defaillances facile prise en charge par la protection annulaire partagee des canaux

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7452635

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150