JP7452633B2 - 基地局、通信システム、通信方法、及びプログラム - Google Patents

基地局、通信システム、通信方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、基地局、通信システム、通信方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体に関する。
5G(NR(New Radio))方式及びLTE(Long Term Evolution)方式では、周波数同期を確立し維持する必要がある。また、5G方式及びLTE方式では、TDD(Time Division Duplex)やモバイルアプリケーションの用途によっては、位相同期も確立し維持する必要がある。しかし、GPS(Global Positioning System)からのGPS信号を用いて同期(以下、GPS同期と称す)を行う場合には、アンテナケーブル配線、分配増幅器等が必要であるため、導入コスト(CAPEX)や運用保守コストが増大してしまう。
また、WiFi(Wireless Fidelity)方式に比べて、5G方式及びLTE方式では、必要となる同期精度が厳しく求められている。また、ローカル5G方式では、適用する周波数帯によっては、他の無線方式(公共業務用無線局や衛星通信)との干渉を回避する必要があるため、工場(Society 5.0)や屋内での用途に限定される可能性がある。しかし、工場や屋内では、GPS衛星からのGPS信号を安定的に受信できないため、GPSを用いる同期方式の導入には問題が生じる。
そのため、5Gに向けては、マルチホップを含んだ、無線インタフェースベースの同期方式、つまり、ネットワークリスニングを用いた同期方式が重要になると考えられる。ネットワークリスニングを用いた同期方式は、例えば、特許文献1に開示されている。
特許文献1では、基地局は、ストラタムレベルに相当する同期ストラタム情報を他の基地局に通知する。ストラタムレベルは、GPS同期をしている基地局からのホップ数を示す。基地局は、ストラタムレベルによって、GPS同期をしている基地局と自身の基地局との間の同期経路に存在する中間ノード(中継基地局)の数を通知することができる。他の基地局は、1つ又は複数の基地局のストラタムレベルを判断し、最低のストラタムレベルを有する基地局と同期を行う。
特許第5579826号公報
3GPP TS38.104 V16.2.0 (2019-12) 3GPP TS36.104 V16.4.0 (2019-12) 3GPP TR36.872 V12.1.0 (2013-12) 3GPP TR36.922 V15.0.0 (2018-06) 3GPP TS36.413 V16.0.0 (2019-12) 3GPP TS37.340 V16.0.0 (2019-12) 3GPP TS23.501 V16.3.0 (2019-12) 3GPP TS38.413 V16.0.0 (2019-12) 3GPP TS38.423 V16.0.0 (2019-12)
しかし、特許文献1において、基地局が通知するストラタムレベルは、その基地局が保証できる周波数精度とは、必ずしも一致しない。周波数精度とは、基地局に割り当てられた周波数と基地局自身が無線フレームを送受信している周波数との差分である周波数誤差を示すものである。そのため、特許文献1では、より周波数精度の高い基地局を選択してネットワークリスニングによって同期を行うことができなかった。そのため、マルチホップを使用する場合に基地局の周波数精度が3GPP(Third Generation Partnership Project)で定義されている周波数精度を保証することはできなかった。
本開示の目的は、上述した課題の解決に寄与し、より周波数精度が高い基地局にネットワークリスニングによって同期することを可能にする、基地局、通信システム、通信方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体を提供することにある。
一態様による基地局は、
第1の基地局としての基地局であって、
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
第2の基地局に対し、無線又はバックホール経由で、前記第1の基地局の周波数精度を示す周波数精度情報を通知するように構成される。
他の態様による基地局は、
第2の基地局としての基地局であって、
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
第1の基地局から、無線又はバックホール経由で、前記第1の基地局の周波数精度を示す周波数精度情報を取得するように構成される。
一態様による通信システムは、
第1の基地局と、
第2の基地局と、
を備え、
前記第1の基地局は、
前記第2の基地局に対し、無線又はバックホール経由で、前記第1の基地局の周波数精度を示す周波数精度情報を通知するように構成される。
一態様による通信方法は、
第1の基地局としての基地局により行われる通信方法であって、
第2の基地局に対し、無線又はバックホール経由で、前記第1の基地局の周波数精度を示す周波数精度情報を通知するステップ
を含む。
他の態様による通信方法は、
第2の基地局としての基地局により行われる通信方法であって、
第1の基地局から、無線又はバックホール経由で、前記第1の基地局の周波数精度を示す周波数精度情報を取得するステップ
を含む。
一態様による非一時的なコンピュータ可読媒体は、
第1の基地局としての基地局のための通信方法をコンピュータに行わせるためのプログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体であって、
前記通信方法は、
第2の基地局に対し、無線又はバックホール経由で、前記第1の基地局の周波数精度を示す周波数精度情報を通知するステップ
を含む。
他の態様による非一時的なコンピュータ可読媒体は、
第2の基地局としての基地局のための通信方法をコンピュータに行わせるためのプログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体であって、
前記通信方法は、
第1の基地局から、無線又はバックホール経由で、前記第1の基地局の周波数精度を示す周波数精度情報を取得するステップ
を含む。
上述の態様によれば、より周波数精度が高い基地局にネットワークリスニングによって同期することを可能にする、基地局、通信システム、通信方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体を提供できるという効果が得られる。
3GPPで定義された基地局クラス毎の周波数精度の例を示す図である。 3GPPで定義された基地局クラス毎の送信出力パワーの上限の例を示す図である。 ネットワークリスニングベースの同期方式の例を示す図である。 3GPPで定義された時間同期情報の例を示す図である。 LTEで標準化された時間同期情報を転送する方法の例を示すシーケンス図である。 ネットワークリスニングベースの同期方式の例を示す図である。 実施の形態に係る通信システムのアーキテクチャーの例を示す図である。 実施の形態に係る基地局の構成例を示すブロック図である。 実施の形態に係る基地局間で周波数精度情報をバックホール経由で通知する方法の例を示すシーケンス図である。 図6の各基地局に係る情報の一覧の例を示す図である。 実施の形態に係る同期先の基地局が同期元の基地局を選択する処理の処理フローの例を示すフロー図である。 図6の各基地局に係る情報の一覧の他の例を示す図である。 図6の各基地局に係る情報の一覧のさらに他の例を示す図である。 実施の形態に係る基地局のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図14のプロセッサが実行する基地局の処理の例を示すシーケンス図である。
<関連技術>
本開示に係る実施の形態を説明する前に、まず、本開示の関連技術について詳細に説明する。
LTE方式及びNR方式においては、基地局の周波数精度が3GPPで定義されている。周波数精度とは、上述したように、基地局に割り当てられた周波数と基地局自身が無線フレームを送受信している周波数との差分である周波数誤差を示すものである。そのため、基地局は、周波数精度を3GPPで定義された周波数精度の範囲内に抑制する必要がある。NR方式の周波数精度は、非特許文献1(3GPP TS38.104)で定義され、LTE方式の周波数精度は、非特許文献2(3GPP TS36.104)で定義される。
図1は、3GPPで定義された基地局クラス毎の周波数精度の例を示す図である。例えば、Local Area BSクラスの基地局の周波数精度は±0.1 ppm(parts per million)と定義されている。ここで、例えば、Local Area BSクラスの基地局にバンド41の2585 MHzが割り当てられていると仮定する。ppmは、100万分の1(1/1000000)である。そのため、2585 MHzの0.1 ppmは、以下の式で表される。
2585 MHzの0.1 ppm = 2585 MHz/1000000 * 0.1 = 258.5 Hz
したがって、Local Area BSクラスの基地局は、3GPPで定義されている周波数精度で動作するためには、2585 MHz±258.5 Hzの範囲内、つまり、2584999741.5 Hz~2585000258.5 Hzの範囲内の周波数で無線フレームを送受信する必要がある。
また、LTE方式及びNR方式においては、基地局の送信出力パワーの上限も、3GPPで定義されている。図2は、3GPPで定義された基地局クラス毎の送信出力パワーの上限の例を示す図である。例えば、Medium Range BSクラスの基地局の送信出力パワーの上限は、38 dBmと定義され、Local Area BSクラスの基地局の送信出力パワーの上限は、24 dBmと定義されている。また、Home BSクラスの基地局の送信出力パワーの上限は、送信アンテナポートの数に応じて、11 dBmから20 dBmと定義されている。その一方、Wide Area BSクラスの基地局は、送信出力パワーの上限が定義されていない。
基地局において、周波数及び位相を同期させる同期方式としては、一般的には、例えば、GPSなどのGNSS(Global Navigation Satellite System)を用いる同期方式が挙げられる。例えば、GPSを用いる場合、基地局は、GPS衛星から受信したGPS信号を用いて、GPS同期を行う。しかし、例えば、北半球では、北側にはGPS衛星があまり航行していない。そのため、北半球において、北側の窓に面している建物内の基地局は、安定してGPS信号を受信できないため、安定してGPS同期を行うことはできない。建物内の基地局に安定したGPS同期を行わせるために、例えば、屋外に設置したGPSアンテナで受信したGPS信号を建物内の基地局へ分配する方法も考えられる。しかし、この方法は、GPSアンテナで受信したGPS信号を増幅分配する必要があるという問題や、GPSアンテナと基地局とを接続するケーブルの配線に多大なコストがかかるという問題がある。
また、基地局の他の同期方式としては、TDM(Time division Multiplexing)ネットワークやSyncE(Synchronous Ethernet)などのバックホールを用いる同期方式が挙げられる。バックホールを用いる同期方式は、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1588v2/PTP(Precision Time Protocol)プロトコルを用いる。しかし、バックホールを用いる同期方式は、新たにバックホールのネットワークを構築する必要がある。また、PTPを用いて周波数同期及び位相同期を実現するためには、PTPグランドマスター、PTPに対応したスイッチ(BC(Boundary Clock))等のネットワーク機器が必要となる。このように、バックホールを用いる同期方式は、専用のネットワーク及びネットワーク機器の導入が必要となり、多大な運用保守コストがかかるという問題がある。
また、LTEでは、基地局の他の同期方式として、非特許文献3(3GPP TR36.872)及び非特許文献4(3GPP TR36.922)において、無線インタフェースベースの同期方式(RIBS : Radio Interface based synchronisation)が提案されている。無線インタフェースベースの同期方式では、基地局自身(eNB(evolved Node B)又はgNB)が、UE(User Equipment)のように、周辺の電波を測定し、電波の測定結果を用いて周波数同期及び位相同期を実現する。このように、基地局自身が周辺の電波の測定を行うことは、一般的には、ネットワークリスニングと呼ばれるが、Sniffer、NMM(Network monitoring mode)、又はREM(Radio Environment Measurement)とも呼ばれる。以下、便宜上、無線インタフェースベースの同期方式をネットワークリスニングベースの同期方式と呼ぶ。また、便宜上、同期を他の基地局に提供している基地局を同期元の基地局、同期元の基地局から同期を得ている基地局を同期先の基地局と呼ぶ。
建物内等のインドア環境にHeNB(Home eNB)を配置する場合、ネットワークリスニングベースで同期を行うシナリオとしては、下記のようなシナリオが想定される。例えば、GPS同期を行っているWide Area BSクラスのマクロ基地局を同期元として、Home BSクラスのHeNBがネットワークリスニングによって同期し、さらに、そのHeNBを同期元として、他のHeNBがネットワークリスニングによって同期する。このように、ネットワークリスニングによって数珠繋ぎ的に同期を行う構成は、マルチホップと呼ばれる。
例えば、同期元の基地局の周波数、壁の材質、窓ガラス、建物の構造等にも依存するが、インドア環境に配置されたHeNBが、マクロ基地局からの電波を受信することができないケースがある。この場合、一度、マクロ基地局からの電波を別のHeNBが受信し、さらに、その別のHeNBからの電波をHeNBが受信することで、同期を行うことが想定される。
このとき、各基地局について、GPS同期を行っている基地局からのホップ数を示すストラタムレベルは、以下のように定義される。マクロ基地局がGPS同期を行っている場合には、そのマクロ基地局のストラタムレベルは0となる。また、ストラタムレベル0のマクロ基地局にネットワークリスニングによって同期するHeNBのストラタムレベルは1となる。さらに、ストラタムレベル1のHeNBにネットワークリスニングによって同期するHeNBのストラタムレベルは2となる。
図3の例では、eNB 101及びeNB 103は、GPS同期を行っており、ストラタムレベルは0となる。また、HeNB102及びHeNB104は、それぞれ、ストラタムレベル0のeNB 101及びeNB 103にネットワークリスニングによって同期しているため、ストラタムレベルは1となる。また、HeNB105は、ストラタムレベル1のHeNB104にネットワークリスニングによって同期しているため、ストラタムレベルは2となる。なお、ここでは、HeNB105は、ネットワークリスニングによってeNB 103を検出できていないものとする。
なお、図3の例では、マクロセルのeNB 103にフェムトセルのHeNB104がネットワークリスニングによって同期し、さらに、フェムトセルのHeNB105がフェムトセルのHeNB104にネットワークリスニングによって同期する例を想定しているが、基地局の組み合わせは、これには限定されず、他の任意の組み合わせとすることも可能である。例えば、マイクロセルの基地局にピコセルの基地局がネットワークリスニングによって同期しても良い。また、マクロセルの基地局にマイクロセルの基地局がネットワークリスニングによって同期し、さらに、マイクロセルの基地局にピコセルの基地局がネットワークリスニングによって同期しても良い。また、マクロセルの基地局にマイクロセルの基地局がネットワークリスニングによって同期し、さらに、マイクロセルの基地局にピコセルの基地局がネットワークリスニングによって同期し、さらに、ピコセルの基地局にフェムトセルの基地局がネットワークリスニングによって同期しても良い。
LTEでは、非特許文献5(3GPP TS36.413)において、基地局間でストラタムレベルや同期状態を通知する手順が定義されている。図4は、非特許文献5(3GPP TS36.413)で定義された時間同期情報の例を示す図である。図4の時間同期情報には、ストラタムレベルや同期状態のIE(Information Element)が含まれている。ストラタムレベルは、上述したように、GPS同期を行っている基地局から自身の基地局までのホップ数を示すものである。基地局は、ストラタムレベルによって、GPS同期している基地局と自身の基地局との間の同期経路に存在する中継基地局の数を通知することが可能である。
また、LTEでは、基地局(eNB)間において、S1インタフェースの信号であるS1AP信号を使用して、EPC(Evolved Packet Core)経由で、時間同期情報を転送する方法が標準化されている。図5は、LTEで標準化された時間同期情報を転送する方法の例を示すシーケンス図である。なお、図5は、図3のHeNB 104がHeNB 105に時間同期情報を転送する例を示している。
図5に示されるように、HeNB 105は、HeNB 104に対して、EPC内のMME(Mobility Management Entity)202経由で、ENB CONFIGURATION TRANSFERメッセージ及びMME CONFIGURATION TRANSFERメッセージを用いて、時間同期情報を要求する(ステップS11,S12)。これを受けて、HeNB 104は、HeNB 105に対して、EPC内のMME 202経由で、MME CONFIGURATION TRANSFERメッセージ及びENB CONFIGURATION TRANSFERメッセージを用いて、HeNB 104のストラタムレベルを示すストラタムレベル情報及びHeNB 104の同期状態を示す同期状態情報を含む時間同期情報を通知する(ステップS13,S14)。なお、特許文献1にも、基地局が、ストラタムレベルに相当する同期ストラタム情報を通知することが記載されている。
しかし、関連技術には、以下のように第1及び第2の課題がある。
まず、関連技術の第1の課題について説明する。
基地局は、上述したように、ストラタムレベルによって、GPS同期している基地局と自身の基地局との間の同期経路に存在する中継基地局の数を通知することが可能である。しかし、ストラタムレベルは、自身の基地局が保証できる周波数精度(周波数誤差)を通知するものではない。そのため、マルチホップを使用する場合、ストラタムレベルを通知するだけでは、最終的に接続される基地局の周波数精度が保証されないおそれがある。これが第1の課題である。
例えば、図3において、eNB 103がWide Area BSクラスの基地局であり、HeNB 104,105がHome BSクラスの基地局であると仮定する。3GPPでは、図1に示されるように、各基地局クラス毎の周波数精度が定義されている。図1によれば、Wide Area BSクラスのeNB 103の周波数精度は±0.05 ppmとなり、Home BSクラスのHeNB 104,105の周波数精度は±0.25 ppmとなる。
Wide Area BSクラスのeNB 103が単体で保証できる周波数精度は、0.05 ppmである。また、eNB 103は、GPS同期を行っている。そのため、eNB 103が保証できる周波数精度は、そのまま、0.05 ppmとなる。
一方、Home BSクラスのHeNB 104が単体で保証できる周波数精度は、0.25 ppmである。しかし、HeNB 104は、ネットワークリスニングによってWide Area BSクラスのeNB 103と同期している。そのため、HeNB 104が保証できる周波数精度は、eNB 103が単体で保証できる周波数精度0.05 ppmを加算した値(後述の累積周波数精度)となる。よって、HeNB 104が保証できる周波数精度は、0.05 ppm + 0.25 ppm = 0.30 ppmとなる。
また、Home BSクラスのHeNB 105が単体で保証できる周波数精度は、0.25 ppmである。しかし、HeNB 105は、ネットワークリスニングによってHome BSクラスのHeNB 104と同期し、また、HeNB 104も、ネットワークリスニングによってWide Area BSクラスのeNB 103と同期する。そのため、HeNB 105が保証できる周波数精度は、HeNB 104が単体で保証できる周波数精度と、eNB 103が単体で保証できる周波数精度0.05 ppmと、を加算した値(後述の累積周波数精度)となる。よって、HeNB 105が保証できる周波数精度は、0.05 ppm + 0.25 ppm + 0.25 ppm = 0.55 ppmとなる。
このように、図3のマルチホップの場合には、最終的に接続されるHeNB 105が保証できる周波数精度は、0.55 ppmとなり得る。
例えば、Home BSクラスのHeNB 105にバンド41の2585 MHzが割り当てられていると仮定する。2585 MHzの0.55 ppmは、以下の式で表される。
2585 MHzの0.55 ppm = 2585 MHz/1000000 * 0.55 = 1421.75Hz
したがって、Home BSクラスのHeNB 105は、2585 MHz±1421.75 Hzの範囲内、つまり、2584998578.25 Hz~2585001421.7 5 Hzの範囲内の周波数で無線フレームを送受信してしまうことになる。そのため、マルチホップを使用する場合、HeNB 105は、±0.25 ppmという3GPPで定義された周波数精度を保証することができなくなる。
マルチホップを使用する場合に、基地局が、3GPPで定義された周波数精度の範囲から大きく外れた周波数で無線フレームを送受信すると、干渉等によりパフォーマンスが劣化する可能性があるため、周波数誤差を抑止する必要がある。
このように、ストラタムレベル0の基地局は、仮にWide Area BSクラスの基地局であっても、既に周波数誤差(0.05 ppm)が含まれている。そのため、ストラタムレベルが1以上の基地局が存在し、また、マルチホップの同期経路に存在する中継基地局が3GPPで定義されている周波数精度で動作しているならば、最終的に接続される基地局は、3GPPで定義されている周波数精度で動作することを保証できなくなってしまう。
続いて、関連技術の第2の課題について説明する。
マルチホップを使用する場合、同期先の基地局が、最適な同期元の基地局を選択できないおそれがある。これが第2の課題がある。以下、第2の課題について、図6を用いて説明する。
図6の例では、基地局111,112は、Wide Area BSクラスのgNBであり、GPS同期を行っている。また、基地局113は、Home BSクラスのgNBであり、基地局111にネットワークリスニングによって同期している。また、基地局114は、Local Area BSクラスのgNBであり、基地局112にネットワークリスニングによって同期している。また、基地局115は、Local Area BSクラスのgNBであり、基地局114にネットワークリスニングによって同期している。
ここで、Home BSクラスのgNBである基地局116は、ネットワークリスニングによって基地局113及び基地局115を検出する。そして、基地局116は、例えば、図5の方法で、基地局113及び基地局115のストラタムレベル情報を取得し、基地局113のストラタムレベルが1であり、基地局115のストラタムレベルが2であることを確認する。
基地局113及び基地局115のストラタムレベルを比較すると、基地局113の方が低い。したがって、特許文献1の場合、基地局116は、最低のストラタムレベルを有する基地局113を同期元の基地局として選択することとなる。
しかしながら、各基地局111-115が保証できる周波数精度を推定すると、以下の通りになる。
基地局111,112の周波数精度は、0.05 ppmとなる。
基地局113の周波数精度は、0.05 ppm + 0.25 ppm = 0.30 ppmとなる。
基地局114の周波数精度は、0.05 ppm + 0.10 ppm = 0.15 ppmとなる。
基地局115の周波数精度は、0.05 ppm + 0.10 ppm + 0.10 ppm= 0.25ppmとなる。
基地局113及び基地局115が保証できる周波数精度を比較すると、基地局115の方が高い(周波数誤差が小さい)。すなわち、基地局115は、ストラタムレベルは基地局113よりも大きいものの、周波数精度は基地局113よりも高い。そのため、本来であれば、基地局116が同期元として選択すべき基地局は、基地局115である。


しかし、特許文献1の場合、基地局は、ストラタムレベルのみしか通知しない。そのため、基地局116は、ストラタムレベルは低いものの、周波数精度が低い(周波数誤差が大きい)基地局113を選択してしまうこととなる。
このように、基地局116において、Local Area BSクラスの基地局114,115に、マルチホップを使用して、ネットワークリスニングによって同期した場合と、Home BSクラスの基地局113にネットワークリスニングによって同期した場合と、では保証できる周波数同期精度が異なる。しかし、特許文献1の場合、基地局は、ストラタムレベルのみしか通知することができない。
<実施の形態の概要>
上述したように関連技術では、基地局は、ストラタムレベルしか通知しない。そのため、関連技術では、基地局が3GPPで定義された周波数精度を保証できないという第1の課題や、基地局が周波数精度が低い基地局を同期元の基地局として選択してしまうという第2の課題がある。
以下で説明する実施の形態は、第1の基地局が、第2の基地局に対して、無線又はバックホール経由で、第1の基地局の周波数精度を示す周波数精度情報を通知する。これによって、第2の基地局が、より周波数精度が高い隣接基地局にネットワークリスニングによって同期することを可能にし、上述の第1及び第2の課題の解決に寄与する。
例えば、Local Area BSクラスの基地局やHome BSクラスの基地局であっても、より周波数安定度の高い水晶発振器(例えば、OCXO(Oven Controlled Crystal Oscillator)並みのTCXO(Temperature-compensated crystal Oscillator))等を実装する、又は、周波数補正周期間隔を短くする、等により、0.05 ppm内の周波数精度を保証することは可能である。
そのため、Local Area BSクラスの基地局が単体で0.05 ppm内の周波数精度を保証できれば、その基地局から周波数精度情報を取得した同期先の基地局は、その基地局を同期元の基地局として選択することができる。このとき、同期先の基地局が単体で0.05 ppm内の周波数精度を保証できるLocal Area BSクラスの基地局であれば、同期先の基地局は、0.1 ppmの周波数精度を保証できる。その結果、Local Area BSクラスの同期先の基地局は、3GPPで定められた周波数精度の範囲内で無線フレームを送受信することができる。
また、Home BSクラスの基地局が単体で0.05 ppm内の周波数精度を保証できれば、その基地局から周波数精度情報を取得した同期先の基地局は、その基地局を同期元の基地局として選択することができる。このとき、同期先の基地局が単体で0.05 ppm内の周波数精度を保証できるHome BSクラスの基地局であれば、同期先の基地局は、0.1 ppmの周波数精度を保証できる。その結果、Home BSクラスの同期先の基地局は、3GPPで定められた周波数精度の範囲内で無線フレームを送受信することができる。また、単体で0.05 ppm内の周波数精度を保証できるHome BSクラスの基地局を数珠繋ぎ的に5台接続した場合でも、最終的に接続された5台目の基地局は、0.25 ppmの周波数精度を保証できるため、3GPPで定められた周波数精度の範囲内で無線フレームを送受信することができる。なお、第1の基地局と第2の基地局は隣接していてもよい。
<実施の形態>
以下、図面を参照して本開示の実施の形態について説明する。なお、以下の記載及び図面は、説明の明確化のため、適宜、省略及び簡略化がなされている。
まず、本実施の形態に係る通信システムのアーキテクチャーの例について説明する。
図7は、本実施の形態に係る通信システムのアーキテクチャーの例を示す図である。なお、図7は、NR/LTE方式の通信システムを示している。
図7に示されるように、本実施の形態に係る通信システムは、例えば、eNB 121,122、ng-eNB 123、gNB 124,125,126、EPC 201、5GC(5G Core Network)301,302、及びUE 401,402等を備えている。
eNB 121,122は、LTE方式をサポートしている基地局である。eNB 121,122は、CU(Central Unit)、DU(Digital Unit)、及びRU(Radio Unit)に分かれていても良いし、C-plane(Control-plane)処理部及びU-plane(User-plane)処理部に分かれていても良い。また、eNB 121,122は、HeNBのように超小型タイプの基地局であっても良い。
EPC 201は、LTE方式のコアネットワークである。EPC 201は、MME、S-GW(Serving Gateway)、及びP-GW(PDN Gateway)等に分かれても良い。
eNB 121,122とEPC 201間はS1インタフェースによって接続されて、呼処理信号やO&M(Operation and Maintenance)処理信号等が送受信される。
eNB 121とeNB 122間、eNB 121,122と後述のng-eNB 123間は、X2インタフェースによって接続されて、ハンドオーバやEN-DC(E-UTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)-NR Dual Connectivity)等の呼処理信号やO&M処理信号が送受信される。なお、EN-DCは、非特許文献6(3GPP TS37.340)にて詳細が説明されている。
ng-eNB 123は、5GC 301との間にてNGインタフェースをサポートしているが、LTE(E-UTRA)方式のU-plane及びC-planeにより、UE 401,402に接続可能な基地局である。ng-eNB 123は、CU、DU、及びRUに分かれていても良いし、C-plane処理部及びU-plane処理部に分かれていても良い。また、ng-eNB 123は、Home ng-eNBのように超小型タイプの基地局であっても良い。
gNB 124,125,126は、第5世代の移動通信方式(5G又はNR)方式での無線接続を提供する基地局である。gNB 124,125,126は、CU、DU、及びRUに分かれていても良いし、C-plane処理部及びU-plane処理部に分かれていても良い。また、gNB 124,125,126は、Home gNBのように超小型タイプの基地局であっても良い。
gNB 124,125とng-eNB123間、gNB 124とgNB 125間は、Xnインタフェースを接続によって接続されて、ハンドオーバやNE-DC(NR-E-UTRA Dual Connectivity)及び NGEN-DC(NG-RAN E-UTRA-NR Dual Connectivity)をサポートする。なお、NE-DC及び NGEN-DCは、非特許文献6(3GPP TS37.340)にて詳細が説明されている。
5GC 301,302は、5G向けのコアネットワークである。5GC 301,302は、AMF(Access and Mobility management Function)、SMF(Session Management Function)、UPF(User Plane Function)、PCF(Policy Control function)、NEF(Network Exposure Function)、NRF(Network Repository Function)、UDM(Unified Data Management)等のノードを備えている。これらのノードは、非特許文献7(3GPP TS23.501)にて詳細が説明されている。
5GC 301とgNB 124,125間、5GC 302とgNB 126間、5GC 301とng-eNB 123間は、NGインタフェースによって接続されて、呼処理信号やO&M処理信号が送受信される。
5GC 301と5GC 302間を接続するインタフェースは、非特許文献7(3GPP TS23.501)では、N14インタフェースで定義されて、5GC間の信号の送受信が行われる。
5GC 301とEPC 201間を接続するインタフェースは、非特許文献7(3GPP TS23.501)では、Nxインタフェースで定義されて、5GC 301とEPC 201間のインターワーキングのための信号が送受信される。Nxインタフェースは、S10インタフェース又はN14インタフェース等であっても良い。
UE 402とgNB 126は、NR方式を用いて接続している。
UE 401とeNB 122は、LTE方式を用いて接続している。
UE 401,402は、携帯端末でも、スマートフォンでも良い。また、UE 401,402は、ウェアラブルデバイスや、自動車に搭載された車載端末のようなものでも良い。
なお、上述したUE 401,402とネットワークとの接続方式は一例である。UE 401,402とネットワークとは、LTE方式単独、NR方式単独で接続しても良いし、MR-DC(Multi-RAT Dual connectivity)により、又は、例えば、EN-DC、NGEN-DC、NE-DCのようにLTE方式とNR方式との組み合わせたDCにより、接続しても良い。
続いて、本実施の形態に係る基地局100の構成例について説明する。図8は、本実施の形態に係る基地局100の構成例を示すブロック図である。なお、基地局100は、図3のeNB 101,103及びHeNB102,104,105と、図6の基地局111-116と、図7のeNB 121,122、ng-eNB 123、及びgNB 124,125,126と、を含む概念である。
図8に示されるように、本実施の形態に係る基地局100は、送受信部1001、処理部1002、記憶部1003、及び、ネットワークリスニング用の受信器1004を備えている。
送受信部1001は、有線側では、EPC 201、5GC 301,302、及び他の基地局との間で各種の信号を送受信する。また、送受信部1001は、無線側では、UE 401,402との間で各種の信号を送受信する。
受信器1004は、周辺の基地局の周波数にチューニングした上で、ネットワークリスニングによって、周辺の基地局から送出された電波を受信する。
処理部1002は、送受信部1001の有線側で送受信した信号について、NGAP(NG Application Protocol)処理、XnAP(Xn Application Protocol)処理、S1AP(S1 Application Protocol)処理、X2AP(X2 Application Protocol)処理等の信号処理を行う。
また、処理部1002は、送受信部1001の無線側で送受信した信号について、RRC(Radio Resource Control)処理、SDAP(Service Data Adaptation Protocol)処理、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)処理、RLC(Radio Link Control)処理、MAC(Medium Access Control)処理、PHY(Physical layer)処理等の信号処理を行う。
また、処理部1002は、受信器1004で受信した電波を測定し、電波の測定結果に基づいて、同期処理(周波数同期、位相同期)を行う。
その他にも、処理部1002は、ベアラ制御やハンドオーバ等の呼処理、リセット処理、アラーム処理、統計情報処理、及びO&M処理等を行う。
記憶部1003は、ソフトウェアモジュール群等を格納するために使用される。処理部1002は、は、これらのソフトウェアモジュール群を記憶部1003から読み出して実行することで、上述の処理を行うことができる。
以下、本実施の形態に係る通信システムの動作について説明する。
非特許文献3(3GPP TR36.872)、非特許文献4(3GPP TR36.922)、及び特許文献1のネットワークリスニングでは、同期元の基地局から送信された同期信号(SS:Synchronization signal)及び参照信号(RS:Reference signal)等を監視することで同期元の基地局との同期を維持する。同期信号は、PSS(Primary synchronization signal)及びSSS(Secondary synchronization signal)等である。参照信号は、CRS(Cell specific reference signal)、CSI-RS(Channel State Information Reference Signal)、PRS(Positioning reference signal)等である。ただし、特許文献1では、LTE方式の同期方式のみが開示されており、NR方式の同期方式については、開示されていない。
そこで、以下では、NR方式のネットワークリスニングベースの同期方式について説明する。
LTE方式では、CRSは常時送信されていた。これに対して、NR方式では、CRSは規定されず、CRSの機能は、複数の参照信号(CSI-RS、PT-RS(Phase Tracking Reference signal)、DM-RS(Demodulation - Reference signal))によって実現されている。また、NR方式では、同期信号及び報知チャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)を1つの単位(SS/PBCH block)として定義し、1つのSS/PBCH blockを同一方向の送信ビームで送信し、順次ビーム方向を切り替えて送信するビームスウィーピング(beam sweeping)が、マルチビーム運用向けにサポートされている。なお、低周波数帯などのために、ビームスウィーピングを適用せず、単一のビームパターンで1つのSS/PBCHのみを周期的に送信する構成(シングルビーム構成)を適用することも可能である。
NR方式のネットワークリスニングにおいては、同期先の基地局は、受信器1004の周波数を同期元の基地局の周波数にチューニングして電波を受信する。そして、同期先の基地局は、同期先の基地局自身が具備している水晶発振器(OCXO、VCXO(Voltage-Controlled Crystal Oscillator)、及びTCXO等)により構成される周波数シンセサイザ(PLL(Phase Locked Loop)方式等)を用いて、同期元の基地局の周波数に追従し、周波数同期を行う。
また、同期先の基地局は、同期元の基地局から送信されたPSS及びSSSと位相同期を行う。さらに、同期先の基地局は、SS/PBCH block(SSB)に含まれるPBCH及び参照信号(PBCH-DMRS: PBCH Demodulation RS)を用いて、SS/PBCH blockのインデックスを検出することで、位相同期を行うことが可能となる。また、同期先の基地局は、同期元の基地局と同じ周波数を使用してTDD方式で通信していれば、フレーム、スロットタイミングを検出することで、位相同期を行うことが可能となる。
なお、同期先の基地局は、同期元の基地局から報知情報として送信されたMIB(Master Information Block)やSIB(System Information Block)をデコードする。これにより、同期先の基地局は、初期アクセスに必要な情報(Cell barred情報)やSFN(System. Frame Number)を得ると共に、SIB1をデコードするためのPDCCH(Physical Downlink Control Channel)情報のような、フレームを決定するための必要な情報等を得る。また、同期先の基地局は、SIBをデコードすることによって、BWP(Bandwidth Part)、Cell ID、同期元の基地局側の参照信号の電力値等を検出することができる。なお、SIB1及び他の報知情報(SIB2等)は、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)によって送信され、PDCCHによってスケジュールされる。
このようにして、同期先の基地局は、同期元の基地局にNR方式でネットワークリスニングベースでの周波数同期及び位相同期を行うことが可能となる。
ここで、マルチホップを使用する場合、非特許文献5(3GPP TS36.413)及び特許文献1では、基地局は、ストラタムレベルを通知していた。しかし、ストラタムレベルは、GPS同期している基地局と自身の基地局との間の同期経路に存在する中継基地局の数を通知するものであり、自身の基地局が保証できる周波数精度(周波数誤差)を通知するものではなかった。
そのため、関連技術では、同期先の基地局が3GPPで定義された周波数精度を保証できないという第1の課題があった。また、関連技術では、同期先の基地局が、ストラタムレベルは低いが周波数精度が低い(周波数誤差が大きい)基地局を同期元の基地局として選択してしまうという第2の課題があった。
上述した第1及び第2の課題の解決に寄与するために、本実施の形態においては、基地局に隣接する隣接基地局が、その基地局に対して、隣接基地局の周波数精度(周波数誤差)を示す周波数精度情報(周波数誤差情報)を、無線又はバックホール経由で、通知する方法を提案する。
以下、本実施の形態に係る基地局間で周波数精度情報をバックホール経由で通知する方法の例について説明する。図9は、本実施の形態に係る基地局間で周波数精度情報をバックホール経由で通知する方法の例を示すシーケンス図である。なお、図9は、基地局が、NG RANノード(gNB又はng-eNB)である図7のgNB 125であり、隣接基地局が、NG RANノードである図7のgNB 124である例を示している。また、図9は、隣接基地局が、NGAPプロトコルのUPLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージ及びDOWNLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージを用いて、隣接基地局の周波数精度情報を通知する例を示している。
gNB 125は、電源ON時、セル起動時、又は周期的に、ネットワークリスニングを実施する機能を備えている。ここでは、gNB 125は、ネットワークリスニングによって、隣接基地局としてgNB 124を検出したとする。
図9に示されるように、gNB 125は、ネットワークリスニングによってgNB 124を検出した際に、gNB 124から送信された報知情報に基づいて、gNB 124のCell-ID、PLMN(Public Land Mobile Network)-ID、及びTAC(Tracking Area Code)情報等を含むルーチング情報を抽出する。そして、gNB 125は、gNB 124のルーチング情報をUPLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージのターゲットIDに設定し、そのUPLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージを5GC 301に送信して、gNB 124の周波数精度情報を要求する(ステップS21)。
5GC 301は、UPLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージに設定されたgNB 124のルーチング情報に基づいて、DOWNLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージをgNB 124に送信し、gNB 124の周波数精度情報を問い合わせる(ステップS22)。
gNB 124は、gNB 124が保証できる周波数精度情報をUPLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージに設定し、そのUPLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージを5GC 301に送信する(ステップS23)。
5GC 301は、DOWNLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージをgNB 125に送信し、gNB 125に対して、gNB 124の周波数精度情報を通知する(ステップS24)。
なお、gNB 124は、gNB 125に対して、gNB 124の周波数精度情報だけでなく、gNB 124のストラタムレベルを示すストラタムレベル情報や、gNB 124の同期状態を示す同期状態情報を通知しても良い。
また、gNB 124の周波数精度情報は、同期元のgNB 124が保証できる周波数精度を、ppmとして定義したものでも良いし、ppb(parts per billion)等の他の単位として定義したものでも良い。
続いて、図6の各基地局111-115に係る周波数精度情報等の例について説明する。図10は、図6の各基地局111-115に係る情報の一覧の例を示す図である。図10には、各基地局111-115毎に、基地局クラス、ストラタムレベル、同期状態、同期元、周波数精度、累積周波数精度(累積周波数誤差)、及び、同期方式の情報が示されている。なお、各基地局111-115は、図10の情報のうち、少なくとも自身の基地局に係る情報を記憶部1003に格納し保持する。また、各基地局111-115は、図10の情報のうち、ネットワークリスニングによって検出した隣接基地局に係る情報も、隣接基地局から取得して保持しても良い。
基地局クラスは、Wide Area BS、Medium Range BS、Local Area BS、Home BS等が定義される。
ストラタムレベルは、GPS同期をしている基地局からのホップ数である。ストラタムレベルによって、GPS同期している基地局と自身の基地局との間の同期経路に存在する中継基地局の数を通知することが可能となる。ストラタムレベルには、0以上の整数が定義される。
同期状態は、同期中、同期外れ状態、ホールドオーバ状態等が定義される。
同期元は、基地局の同期方式がGPS同期であれば、GPSとなる。一方、基地局の同期方式がネットワークリスニングベースの同期であれば、同期元は、同期元の基地局となる。
周波数精度は、基地局が単体で保証できる周波数精度である。
累積周波数精度(累積周波数誤差)は、GPS同期をしている基地局の場合には、その基地局が単体で保証できる周波数精度(周波数誤差)となる。一方、ネットワークリスニングベースの同期をしている基地局の場合には、累積周波数精度は、その基地局が単体で保証できる周波数精度と、その基地局とGPS同期をしている基地局との間の同期経路に存在する中間基地局が単体で保証できる周波数精度と、GPS同期をしている基地局が単体で保証できる周波数精度と、を加算したものとなる。これは、ネットワークリスニングベースの周波数同期の場合には、基地局の絶対的な周波数精度は、その基地局とGPS同期をしている基地局との間の同期経路に存在する中間基地局の周波数精度と、GPS同期をしている基地局の周波数精度と、に依存するためである。なお、ストラタムレベルが1の基地局の場合は、その基地局とGPS同期をしている基地局との間の同期経路に中間基地局は存在しないため、中間基地局の周波数精度の加算は不要である。
例えば、基地局113は、ネットワークリスニングベースの同期方式を用いる。基地局113は、ネットワークリスニングによって隣接基地局として検出した基地局111から、例えば、図9の方法で、基地局111の周波数精度情報として、基地局111の累積周波数精度の情報を取得する。ここでは、基地局111の累積周波数精度が0.05 ppmであり、基地局113が単体で保証できる周波数精度が0.25 ppmであるため、基地局113の累積周波数精度は、0.05 ppm + 0.25 ppm = 0.3 ppmとなる。基地局113は、基地局111にネットワークリスニングによって同期する。
また、基地局115は、ネットワークリスニングベースの同期方式を用いる。基地局115は、ネットワークリスニングによって隣接基地局として検出した基地局114から、例えば、図9の方法で、基地局114の周波数精度情報として、基地局114の累積周波数精度の情報を取得する。ここでは、基地局114の累積周波数精度が0.15 ppmであり、基地局115が単体で保証できる周波数精度が0.1 ppmであるため、基地局115の累積周波数精度は、0.15 ppm + 0.1 ppm = 0.25 ppmとなる。基地局115は、基地局114にネットワークリスニングによって同期する。
また、基地局116は、ネットワークリスニングベースの同期方式を用いる。基地局116は、ネットワークリスニングによって隣接基地局として基地局113及び基地局115を検出したとする。
この場合、基地局116は、基地局113及び基地局115から、例えば、図9の方法で、基地局113及び基地局115の累積周波数精度情報を取得する。
基地局116は、ネットワークリスニングの同期先の基地局になる際には、基地局113又は基地局115のいずれかを同期元の基地局として選択することになる。
非特許文献5(3GPP TS36.413)及び特許文献1では、基地局は、ネットワークリスニングで検出した隣接基地局からストラタムレベル情報及び同期状態情報を取得していた。そのため、基地局は、隣接基地局のストラタムレベル及び同期状態しかわからない。
そのため、非特許文献5(3GPP TS36.413)及び特許文献1の場合、同期先の基地局116は、基地局113及び基地局115のうちストラタムレベルがより低い基地局113を、同期元の基地局として選択する可能性があった。しかし、基地局113及び基地局115のうち周波数精度が高い(周波数誤差が小さい)のは、基地局115の方である。そのため、本来であれば、同期先の基地局116が同期元として選択すべき基地局は、基地局115である。
これに対して、本実施の形態においては、同期先の基地局116は、ネットワークリスニングで隣接基地局として検出した基地局113及び基地局115から、周波数精度情報として、累積周波数精度の情報を取得する。これにより、同期先の基地局116は、マルチホップを使用して、ネットワークリスニングによって同期を行う場合に、累積周波数精度が高い(累積周波数誤差が小さい)基地局115を、同期元の基地局として選択することができる。
続いて、同期先の基地局100が同期元の基地局を選択する処理の例について説明する。図11は、同期先の基地局100が同期元の基地局を選択する処理の処理フローの例を示すフロー図である。なお、図11の処理フローは、同期先の基地局100が、隣接基地局から周波数精度情報を取得した後、同期元の基地局を選択する選択タイミングになった時点で、開始するものとする。この選択タイミングは、隣接基地局から周波数精度情報を取得したタイミング、周期的なタイミング等である。また、図11では、同期先の基地局100は、隣接基地局から、周波数精度情報と共に、同期状態情報及びストラタムレベル情報も取得しているものとする。
図11に示されるように、同期先の基地局100は、隣接基地局の中に同期状態が同期中の基地局が存在しているか否かを判断する(ステップS31)。
同期状態が同期中の基地局が存在する場合(ステップS31のYes)、同期先の基地局100は、同期状態が同期中の基地局のうち、周波数精度が最も高い(周波数誤差が最も小さい)基地局が1つのみ存在するか否かを判断する(ステップS32)。
同期状態が同期中の基地局のうち、周波数精度が最も高い基地局が1つのみ存在する場合には(ステップS32のYes)、同期先の基地局100は、該当する基地局を同期元の基地局として選択する(ステップS33)。
また、同期状態が同期中の基地局のうち、周波数精度が最も高い基地局が複数存在する場合には(ステップS32のNo)、同期先の基地局100は、該当する複数の基地局のうちストラタムレベルが最も小さい基地局を、同期元の基地局として選択する(ステップS34)。なお、該当する複数の基地局のうち、ストラタムレベルが最も小さい基地局が複数存在する場合には、同期先の基地局100は、例えば、そのうちの任意の基地局を同期元の基地局として選択すれば良い。
また、隣接基地局の中に同期状態が同期中の基地局が存在していない場合には(ステップS31のNo)、同期先の基地局100は、ネットワークリスニングを継続するか、又は、別の同期方式を選択する(ステップS35)。
図11のロジックを、図10のケースに適用し、図6の基地局116が同期先となって、同期元の基地局を選択することを想定する。同期先の基地局116の隣接基地局である基地局113,115は、共に同期状態が同期中である。また、基地局113,115のうち、累積周波数精度の高い(累積周波数誤差が小さい)基地局は、基地局115である。そのため、同期先の基地局116は、基地局113ではなく、累積周波数精度の高い基地局115を同期元の基地局として選択する。
なお、図10のケースでは、基地局111-115が単体で保証できる周波数精度は、3GPPで定義された周波数精度と同じであるものとして説明した。しかし、基地局111-115が具備する水晶発振器や水晶発振器の周波数補正周期間隔によっては、基地局111-115が単体で保証できる周波数精度を高めることができる。
図12は、図6の基地局111-115として周波数精度がより高い(周波数誤差がより小さい)基地局111-115を用いた場合の、各基地局111-115に係る情報の一覧の例を示す図である。
図12の例では、Wide Area BSクラスの基地局111,112が単体で保証できる周波数精度は0.02 ppm、Local Area BSクラスの基地局114,115が単体で保証できる周波数精度は0.05 ppm、Home BSクラスの基地局113が単体で保証できる周波数精度は0.12 ppmである。
ここで、Home BSクラスの基地局116は、ネットワークリスニングで隣接基地局として基地局113及び基地局115を検出し、例えば、図9の方法で、基地局113及び基地局115から、基地局113及び基地局115の累積周波数精度の情報を取得する。
基地局116は、ネットワークリスニングの同期先の基地局になる場合、同期元の基地局として、基地局113及び基地局115のいずれかを選択する。
基地局113及び基地局115の累積周波数精度を比較すると、基地局115の方が累積周波数精度が高い(累積周波数誤差が小さい)ため、同期先の基地局116は、同期元の基地局として基地局 115を選択することができる。このとき、同期元の基地局115の累積周波数精度は0.12 ppmであり、同期先の基地局116が単体で保証できる周波数精度(周波数誤差)は0.12 ppmである。そのため、最終的に、同期先の基地局116の累積周波数精度は、0.12 ppm + 0.12 ppm = 0.24 ppmとなる。したがって、同期先の基地局116は、3GPPで定義されているHome BSクラスの周波数精度0.25 ppmの範囲内に、周波数精度を抑制することが可能である。
特許文献1では、同期先の基地局は、ストラタムレベルのみを用いて、同期元の基地局を選択する。そのため、特許文献1の場合、同期先の基地局116は、同期元の基地局として、基地局113を選択してしまう。このとき、同期元の基地局113の累積周波数精度は0.14 ppmであり、同期先の基地局116が単体で保証できる周波数精度(周波数誤差)は0.12 ppmである。そのため、最終的に、同期先の基地局116の累積周波数精度は、0.14 ppm + 0.12 ppm = 0.26 ppmとなる。したがって、同期先の基地局116の周波数精度は、3GPPで定義されているHome BSクラスの周波数精度0.25 ppmを超えてしまう。その結果、干渉や送受信誤り等が発生し、通信品質が保つことができなくなる可能性がある。
上述したように本実施の形態によれば、基地局に隣接する隣接基地局が、その基地局に対して、無線又はバックホール経由で、隣接基地局の周波数精度を示す周波数精度情報を通知する。そのため、基地局が、より周波数精度が高い隣接基地局にネットワークリスニングによって同期することが可能になる。これにより、基地局が3GPPで定義された周波数精度を保証できないという第1の課題や、基地局が周波数精度の低い基地局を同期元の基地局として選択してしまうという第2の課題の解決に寄与することができる。
<他の実施の形態>
図9では、基地局間で周波数精度情報をバックホール経由で通知する方法の例として、5GC経由で非特許文献8(3GPP TS38.413)で定義されているNGAPプロトコルのUPLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージ及びDOWNLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージを用いる例について説明した。しかし、NGAPプロトコルのプロトコルメッセージは、これには限定はされず、他のプロトコルメッセージを用いても良い。
また、非特許文献9(3GPP TS38.423)で定義されているXnAPプロトコルのプロトコルメッセージを用いて、基地局間で周波数精度情報を直接通知しても良い。
また、NR方式をサポートしている基地局が、LTE方式をサポートしている基地局にネットワークリスニングによって同期を行うケースがある。また、LTE方式をサポートしている基地局が、NR方式をサポートしている基地局にネットワークリスニングによって同期を行うケースがある。また、LTE方式をサポートしている基地局が、LTE方式をサポートしている基地局にネットワークリスニングによって同期を行うケースがある。また、W-CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、CDMA、GSM(登録商標)(global system for mobile communications)等の基地局に、異なる無線アクセス技術(RAT:Radio Access technology)の基地局が、ネットワークリスニングによって同期を行うケースがある。このように、異なるRAT間にてネットワークリスニングによって同期を行うケースでは、異なるRAT間のインタフェース、5GCと5GC間のインタフェース、EPCとEPC間のインタフェース、EPCと5GC間のインタフェース(S10やN14インタフェース等)、異なるPLMN間のインタフェース、S1インタフェース、又は、X2インタフェース等にて、周波数精度情報を転送しても良い。
ここで、異なるRAT間にてネットワークリスニングによって同期を行うケースにおいて、周波数精度情報を転送する転送方法について補足する。
例えば、NR方式をサポートしている基地局がLTE方式をサポートしている基地局にネットワークリスニングによって同期を行う場合には、NR方式の基地局は、5GC経由及びEPC経由で、LTE方式の基地局に周波数精度情報を問い合わせる必要がある。
同期先のNR方式の基地局は、LTE方式の基地局の周波数精度情報を要求するように、RIM Informationを設定してNGAPプロトコルのUPLINK RIM INFORMATION TRANSFERメッセージを5GCに送信する。UPLINK RIM INFORMATION TRANSFERメッセージのTarget RAN IDには、Global RAN Node ID及びTAIを設定する。Global RAN Node ID には、同期先のLTE方式の基地局のeNB ID及びセルIDを設定する。5GCは、TAIを確認し、TAIの情報を基にEPCにメッセージのルーチングを行う。EPCは、Target RAN IDを確認し、ルーチング先のLTE方式の基地局(eNB)を特定し、MME DIRECT INFORMATION TRANSFERメッセージを送信する。MME DIRECT INFORMATION TRANSFERメッセージを受信したLTE方式の基地局は、RIM Informationにより要求されている周波数精度情報を確認し、ENB DIRECT INFORMATION TRANSFERメッセージのRIM Informationに、周波数精度情報を設定する。EPCは、ENB DIRECT INFORMATION TRANSFERメッセージの送信先のTAI情報を基に、5GCを特定してメッセージのルーチングを行う。5GCは、メッセージ送信先のGlobal RAN Node IDによりNR方式の基地局を特定して、DOWNLINK RIM INFORMATION TRANSFERメッセージを同期先のNR方式の基地局にルーチングする。これにより、同期先のNR方式の基地局は、LTE方式の基地局の周波数精度情報を取得することが可能となる。
なお、LTE方式の基地局がNR方式の基地局にネットワークリスニングによって同期を行う場合にも、上記と同様に、NR方式の基地局の周波数精度情報を取得することが可能である。また、LTE方式の基地局がNR方式の基地局にネットワークリスニングによって同期を行う場合や、NR方式の基地局がW-CDMA、CDMA、及びGSM等の異なるRATの基地局にネットワークリスニングによって同期を行う場合においても、上記と同様のルーチング方式により、同期元になる隣接基地局の周波数精度情報を、コアネットワーク経由で、取得することが可能である。
また、基地局が、CU、DU、及び RUに分かれていても、CU-CU、CU-DU、DU-RU、DU-DU、RU-RU等、任意の組み合わせのインタフェースで周波数精度情報を転送しても良い。
また、基地局間では周波数精度情報を無線で通知しても良い。周波数精度情報を無線で通知する方法としては、隣接基地局から基地局に対して、RRCプロトコルによる報知情報によって、周波数精度情報を通知しても良いし、MACやPHY等の下位レイヤのプロトコルによって、周波数精度情報を通知しても良い。また、基地局及び隣接基地局のそれぞれの保守監視装置(O&M装置)等を経由して、周波数精度情報を通知しても良い。
また、図9の例では、基地局は、隣接基地局に対して、周波数精度情報を要求し、隣接基地局は、その要求に対する応答として、基地局に対して、周波数精度情報を通知していたが、これには限られない。例えば、ネットワークリスニングによって既に同期を行っている状況において、同期元の基地局の周波数精度情報(例えば、累積周波数精度の情報)が更新された場合には、同期先の基地局の周波数精度情報も更新が必要となる。そのため、同期元の基地局の周波数精度情報が更新された場合に、同期元の基地局から同期先の基地局に対して、同期元の基地局の更新された周波数精度情報を、無線又はバックホール経由にて、通知しても良い。
例えば、同期元の基地局の同期状態が同期外れ状態等になった場合、その基地局に同期していた基地局は、別の基地局に同期する必要があるため、マルチホップでの同期経路に変更が生じる。マルチホップでの同期経路に変更が生じた場合には、同期先の基地局の周波数精度情報も変化する可能性がある。また、同期元の基地局が、同期方式を、GPS同期からPTP同期やSyncEによる同期に切り替える場合も、同期先の基地局の周波数精度情報が変化する可能性がある。これらのケースにおいて、同期元の基地局から同期先の基地局に対して、同期元の基地局の更新された周波数精度情報を、無線又はバックホール経由にて、通知しても良い。
また、上述の実施の形態では、同期先の基地局が、隣接基地局の周波数精度情報(例えば、累積周波数精度の情報)、ストラタムレベル情報、及び同期状態情報を用いて、同期元の基地局を選択する方法について述べたが、これには限定されない。
例えば、同期先の基地局は、隣接基地局の周波数精度情報のみを用いて、同期元の基地局を選択しても良い。
また、同期先の基地局は、隣接基地局の周波数精度情報、ストラタムレベル情報、及び同期状態情報に、隣接基地局の無線品質情報(SS(Synchronization Signal)-RSRP(Reference Signal. Receive Power)、SS-RSRQ(Reference Signal Received Quality)、SS-SINR(Signal to Interference plus Noise Ratio)、CSI-RSRP、CSI-RSRQ、CSI-SINR、RSRP、及びRSRQ等)をさらに組み合わせて、同期元の基地局を選択しても良い。例えば、同期先の基地局は、極端にRSRPやRSRQが低い基地局は対象外とし、対象とする基地局の中で累積周波数精度が最も高い(累積周波数誤差が最も小さい)基地局を、同期元の基地局として選択することができる。
また、上述の実施の形態では、同期先の基地局は、隣接基地局の周波数精度情報として、隣接基地局の累積周波数精度の情報を取得したが、これには限定されない。
以下、隣接基地局の周波数精度情報の他の例について説明する。
例えば、同期先の基地局は、隣接基地局の周波数精度情報として、隣接基地局の基地局クラス(Wide Area BSやHome BS等)を取得し、図1の情報を用いて、隣接基地局の基地局クラスから隣接基地局の周波数精度を求めても良い。ただし、隣接基地局の基地局クラスから隣接基地局の周波数精度を求めることが可能であるのは、隣接基地局のストラタムレベルが0である場合に限られる。もし隣接基地局のストラタムレベルが1である場合には、同期先の基地局は、GPS同期をしている基地局の基地局クラスをさらに取得する必要がある。また、隣接基地局のストラタムレベルが2以上の場合には、同期先の基地局は、その隣接基地局とGPS同期をしている基地局との間の同期経路に存在する中間基地局の基地局クラスをさらに取得する必要がある。
また、特許文献1では、ストラタムレベルは、GPS同期している基地局と自身の基地局との間の同期経路に存在する中継基地局の数を通知するものであり、ストラタムレベル自体は周波数精度を保証するものではなかった。
そこで、他の実施の形態では、ストラタムレベルとして、各基地局が単体で保証できる周波数精度によって重み付けされたストラタムレベルを提案する。
例えば、0.05 ppm単位でストラタムレベルを割り当てる。すなわち、単体で保証できる周波数精度が0.5 ppm内の基地局には、ストラタムレベル1を割り当てる。また、単体で保証できる周波数精度が0.10 ppm内の基地局には、ストラタムレベル2を割り当てる。また、単体で保証できる周波数精度が0.15 ppm内の基地局には、ストラタムレベル3を割り当てる。また、単体で保証できる周波数精度が0.20 ppm内の基地局には、ストラタムレベル4を割り当てる。また、単体で保証できる周波数精度が0.25 ppm内の基地局には、ストラタムレベル5を割り当てる。
図13は、上述のように定義されたストラタムレベルを用いた場合の、図6の各基地局111-115に係る情報の一覧の例を示す図である。図13は、図10の累積周波数精度の代わりに、累積ストラタムレベルが示されている。また、ストラタムレベルも、図10とは定義が異なっている。
ストラタムレベルは、基地局が単体で保証できる周波数精度によって重み付けされたストラタムレベルである。ストラタムレベルには、1~5が定義される。
累積ストラタムレベルは、GPS同期をしている基地局の場合には、その基地局のストラタムレベルである。一方、ネットワークリスニングベースの同期をしている基地局の場合には、その基地局のストラタムレベルと、その基地局とGPS同期をしている基地局との間の同期経路に存在する中間基地局のストラタムレベルと、GPS同期をしている基地局のストラタムレベルと、を加算したものとなる。なお、ストラタムレベルが1の基地局の場合は、その基地局とGPS同期をしている基地局との間の同期経路に中間基地局は存在しないため、中間基地局のストラタムレベルの加算は不要である。
図13の場合、基地局111,112は、周波数精度が0.02 ppmであるため、ストラタムレベル1である。また、基地局111,112は、GPS同期を行っているため、累積ストラタムレベルも、ストラタムレベル1である。
基地局113は、周波数誤差が0.12 ppmであるため、ストラタムレベル3である。基地局113は、基地局111にネットワークリスニングによって同期を行っているため、累積ストラタムレベルは、基地局111の累積ストラタムレベル1に、基地局113のストラタムレベル3を加算し、ストラタムレベル4となる。
基地局114は、周波数精度が0.05 ppmであるため、ストラタムレベル1である。基地局114は、基地局112にネットワークリスニングによって同期を行っているため、累積ストラタムレベルは、基地局112の累積ストラタムレベル1に、基地局114のストラタムレベル1を加算し、ストラタムレベル2となる。
基地局115は、周波数精度が0.05 ppmであるため、ストラタムレベル1である。基地局115は、基地局114にネットワークリスニングによって同期を行っているため、累積ストラタムレベルは、基地局114の累積ストラタムレベル2に、基地局115のストラタムレベル1を加算し、ストラタムレベル3となる。
基地局116は、ネットワークリスニングによって隣接基地局として基地局113及び基地局115を検出したとする。
この場合、基地局116は、基地局113及び基地局115から、例えば、図9の方法で、基地局113及び基地局115の周波数精度情報として、基地局113及び基地局115の累積ストラタムレベルの情報を取得する。
基地局116は、ネットワークリスニングの同期先の基地局になる際には、基地局113又は基地局115のいずれかを同期元の基地局として選択することになる。
基地局113及び基地局115の累積ストラタムレベルを比較すると、基地局115の方が累積ストラタムレベルが小さい(周波数精度が高い)。そのため、同期先の基地局116は、同期元の基地局として基地局115を選択し、基地局115にネットワークリスニングによって同期する。これにより、周波数精度の高い同期を得ることが可能となる。
続いて、上述の実施の形態で説明した基地局100のハードウェア構成例について説明する。図14は、基地局100のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図14に示されるように、基地局100は、RF(Radio Frequency)トランシーバ1101、ネットワークインターフェース1103、プロセッサ1104、及びメモリ1105を備える。例えば、図8の送受信部1001は、RFトランシーバ1101及びネットワークインターフェース1103によって実現される。また、図8の処理部1002は、プロセッサ1104によって実現される。また、図8の記憶部1003は、メモリ1105によって実現される。また、図8のネットワークリスニング用の受信器1004は、RFトランシーバ1101によって実現される。
RFトランシーバ1101は、UE 401,402等と通信するため、また、ネットワークリスニングを行うためにアナログRF信号処理を行う。RFトランシーバ1101は、複数のトランシーバを含んでも良い。RFトランシーバ1101は、アンテナ1102及びプロセッサ1104と結合される。RFトランシーバ1101は、変調シンボルデータ(又はOFDMシンボルデータ)をプロセッサ1104から受信し、送信RF信号を生成し、送信RF信号をアンテナ1102に供給する。また、RFトランシーバ1101は、アンテナ1102によって受信された受信RF信号に基づいてベースバンド受信信号を生成し、これをプロセッサ1104に供給する。
ネットワークインターフェース1103は、ネットワークノード(例えば、他のコアネットワークノード)と通信するために使用される。ネットワークインターフェース1103は、例えば、IEEE 802.3 seriesに準拠したネットワークインターフェースカード(NIC)を含んでも良い。
プロセッサ1104は、無線通信のためのデジタルベースバンド信号処理を含むU-plane処理とC-plane処理を行う。例えば、LTE及び5Gの場合、プロセッサ1104によるデジタルベースバンド信号処理は、MACレイヤ、及びPHYレイヤの信号処理を含んでも良い。
プロセッサ1104は、複数のプロセッサを含んでも良い。例えば、プロセッサ1104は、デジタルベースバンド信号処理を行うモデム・プロセッサ(例えば、 DSP)、及びC-plane処理を行うプロトコルスタック・プロセッサ(例えば、CPU又はMPU)を含んでも良い。
メモリ1105は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。メモリ1105は、物理的に独立した複数のメモリデバイスを含んでも良い。揮発性メモリは、例えば、Static Random Access Memory(SRAM)若しくはDynamic RAM(DRAM)又はこれらの組み合わせである。不揮発性メモリは、マスクRead Only Memory(MROM)、Electrically Erasable Programmable ROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、若しくはハードディスクドライブ、又はこれらの任意の組合せである。メモリ1105は、プロセッサ1104から離れて配置されたストレージを含んでも良い。この場合、プロセッサ1104は、ネットワークインターフェース1103又は図示されていないI/Oインタフェースを介してメモリ1105にアクセスしても良い。
メモリ1105は、上述の実施の形態で説明された基地局100による処理を行うための命令群及びデータを含むソフトウェアモジュール(コンピュータプログラム)を格納しても良い。いくつかの実装において、プロセッサ1104は、当該ソフトウェアモジュールをメモリ1105から読み出して実行することで、上述の実施形態で説明された基地局100の処理を行うよう構成されても良い。
また、上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory)を含む。磁気記録媒体は、例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブであっても良い。半導体メモリは、例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory)であっても良い。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されても良い。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
ここで、プロセッサ1104が実行する基地局100の処理の例について説明する。図15は、プロセッサ1104が実行する基地局100の処理の例を示すシーケンス図である。なお、図15において、第1の基地局131は、ネットワークリスニングの同期先になる基地局であり、第2の基地局132は、ネットワークリスニングの同期元になる基地局である。
図15に示されるように、例えば、第1の基地局131内に設けられたプロセッサ1104は、ステップS41において、第1の基地局131に隣接する第2の基地局132に対し、無線又はバックホール経由で、第1の基地局131の周波数精度を示す周波数精度情報を通知するように構成される。
また、第2の基地局132内に設けられたプロセッサ1104は、ステップS41において、第2の基地局132に隣接する第1の基地局131から、無線又はバックホール経由で、第1の基地局131の周波数精度を示す周波数精度情報を取得するように構成される。
以上、実施の形態を参照して本開示を説明したが、本開示は上述した実施の形態に限定されるものではない。本開示の構成や詳細には、本開示のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
例えば、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
第1の基地局としての基地局であって、
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
第2の基地局に対し、無線又はバックホール経由で、前記第1の基地局の周波数精度を示す周波数精度情報を通知するように構成される、
基地局。
(付記2)
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記第2の基地局から、無線又はバックホール経由で、前記第1の基地局の前記周波数精度情報の要求を受信し、
前記要求に対する応答として、前記第2の基地局に対し、無線又はバックホール経由で、前記第1の基地局の前記周波数精度情報を通知するように構成される、
付記1に記載の基地局。
(付記3)
第2の基地局としての基地局であって、
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
第1の基地局から、無線又はバックホール経由で、前記第1の基地局の周波数精度を示す周波数精度情報を取得するように構成される、
基地局。
(付記4)
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記第1の基地局をネットワークリスニングによって検出し、
前記第1の基地局に対し、無線又はバックホール経由で、前記第1の基地局の前記周波数精度情報を要求し、
前記要求に対する応答として、前記第1の基地局から、無線又はバックホール経由で、前記第1の基地局の前記周波数精度情報を受信するように構成される、
付記3に記載の基地局。
(付記5)
前記少なくとも1つのプロセッサは、
複数の前記第1の基地局から、無線又はバックホール経由で、前記第1の基地局の前記周波数精度情報を取得し、
複数の前記第1の基地局の前記周波数精度情報に基づいて、複数の前記第1の基地局の中から同期元の基地局を選択し、
前記同期元の基地局として選択した前記第1の基地局にネットワークリスニングによって同期するように構成される、
付記3又は4に記載の基地局。
(付記6)
前記少なくとも1つのプロセッサは、
複数の前記第1の基地局から、無線又はバックホール経由で、前記第1の基地局の前記周波数精度情報、前記第1の基地局の同期状態を示す同期状態情報、及び、前記第1の基地局のストラタムレベルであってGPS(Global Positioning System)同期を行う他の基地局と前記第1の基地局との間の同期経路に存在する中継基地局の数に相当するストラタムレベルを示すストラタムレベル情報を取得し、
複数の前記第1の基地局の前記周波数精度情報、前記同期状態情報、及び、前記ストラタムレベル情報に基づいて、複数の前記第1の基地局の中から同期元の基地局を選択し、
前記同期元の基地局として選択した前記第1の基地局にネットワークリスニングによって同期するように構成される、
付記3又は4に記載の基地局。
(付記7)
前記第1の基地局の前記周波数精度情報は、
前記第1の基地局がGPS同期を行う場合には、前記第1の基地局の周波数精度を示す情報であり、
前記第1の基地局がネットワークリスニングによって同期を行う場合には、GPS同期を行う他の基地局の周波数精度、前記第1の基地局の周波数精度、及び前記他の基地局と前記第1の基地局との間の同期経路に存在する中継基地局の周波数精度を加算した累積周波数精度を示す情報である、
付記1から6のいずれか1項に記載の基地局。
(付記8)
前記第1の基地局の前記周波数精度情報は、
前記第1の基地局がGPS同期を行う場合には、前記第1の基地局の基地局クラスを示す情報であり、
前記第1の基地局がネットワークリスニングによって同期を行う場合には、GPS同期を行う他の基地局の基地局クラス、前記第1の基地局の基地局クラス、及び前記他の基地局と前記第1の基地局との間の同期経路に存在する中継基地局の基地局クラスを示す情報である、
付記1から6のいずれか1項に記載の基地局。
(付記9)
前記第1の基地局の前記周波数精度情報は、
前記第1の基地局がGPS同期を行う場合には、前記第1の基地局の周波数精度によって重み付けされたストラタムレベルを示す情報であり、
前記第1の基地局がネットワークリスニングによって同期を行う場合には、GPS同期を行う他の基地局のストラタムレベル、前記第1の基地局のストラタムレベル、及び前記他の基地局と前記第1の基地局との間の同期経路に存在する中継基地局のストラタムレベルを加算した累積ストラタムレベルを示す情報である、
付記1から5のいずれか1項に記載の基地局。
(付記10)
第1の基地局と、
第2の基地局と、
を備え、
前記第1の基地局は、
前記第2の基地局に対し、無線又はバックホール経由で、前記第1の基地局の周波数精度を示す周波数精度情報を通知するように構成される、
通信システム。
(付記11)
前記第2の基地局は、
前記第1の基地局をネットワークリスニングによって検出し、
前記第1の基地局に対し、無線又はバックホール経由で、前記第1の基地局の前記周波数精度情報を要求するように構成され、
前記第1の基地局は、
前記要求に対する応答として、前記第2の基地局に対し、無線又はバックホール経由で、前記第1の基地局の前記周波数精度情報を通知するように構成される、
付記10に記載の通信システム。
(付記12)
前記第2の基地局は、
複数の前記第1の基地局から、無線又はバックホール経由で、前記第1の基地局の前記周波数精度情報を取得し、
複数の前記第1の基地局の前記周波数精度情報に基づいて、複数の前記第1の基地局の中から同期元の基地局を選択し、
前記同期元の基地局として選択した前記第1の基地局にネットワークリスニングによって同期するように構成される、
付記10又は11に記載の通信システム。
(付記13)
前記第2の基地局は、
複数の前記第1の基地局から、無線又はバックホール経由で、前記第1の基地局の前記周波数精度情報、前記第1の基地局の同期状態を示す同期状態情報、及び、前記第1の基地局のストラタムレベルであってGPS(Global Positioning System)同期を行う他の基地局と前記第1の基地局との間の同期経路に存在する中継基地局の数に相当するストラタムレベルを示すストラタムレベル情報を取得し、
複数の前記第1の基地局の前記周波数精度情報、前記同期状態情報、及び、前記ストラタムレベル情報に基づいて、複数の前記第1の基地局の中から同期元の基地局を選択し、
前記同期元の基地局として選択した前記第1の基地局にネットワークリスニングによって同期するように構成される、
付記10又は11に記載の通信システム。
(付記14)
前記第1の基地局の前記周波数精度情報は、
前記第1の基地局がGPS同期を行う場合には、前記第1の基地局の周波数精度を示す情報であり、
前記第1の基地局がネットワークリスニングによって同期を行う場合には、GPS同期を行う他の基地局の周波数精度、前記第1の基地局の周波数精度、及び前記他の基地局と前記第1の基地局との間の同期経路に存在する中継基地局の周波数精度を加算した累積周波数精度を示す情報である、
付記10から13のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記15)
前記第1の基地局の前記周波数精度情報は、
前記第1の基地局がGPS同期を行う場合には、前記第1の基地局の基地局クラスを示す情報であり、
前記第1の基地局がネットワークリスニングによって同期を行う場合には、GPS同期を行う他の基地局の基地局クラス、前記第1の基地局の基地局クラス、及び前記他の基地局と前記第1の基地局との間の同期経路に存在する中継基地局の基地局クラスを示す情報である、
付記10から13のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記16)
前記第1の基地局の前記周波数精度情報は、
前記第1の基地局がGPS同期を行う場合には、前記第1の基地局の周波数精度によって重み付けされたストラタムレベルを示す情報であり、
前記第1の基地局がネットワークリスニングによって同期を行う場合には、GPS同期を行う他の基地局のストラタムレベル、前記第1の基地局のストラタムレベル、及び前記他の基地局と前記第1の基地局との間の同期経路に存在する中継基地局のストラタムレベルを加算した累積ストラタムレベルを示す情報である、
付記10から12のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記17)
第1の基地局としての基地局により行われる通信方法であって、
第2の基地局に対し、無線又はバックホール経由で、前記第1の基地局の周波数精度を示す周波数精度情報を通知するステップ
を含む、通信方法。
(付記18)
第2の基地局としての基地局により行われる通信方法であって、
第1の基地局から、無線又はバックホール経由で、前記第1の基地局の周波数精度を示す周波数精度情報を取得するステップ
を含む、通信方法。
(付記19)
第1の基地局としての基地局のための通信方法をコンピュータに行わせるためのプログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体であって、
前記通信方法は、
第2の基地局に対し、無線又はバックホール経由で、前記第1の基地局の周波数精度を示す周波数精度情報を通知するステップ
を含む、非一時的なコンピュータ可読媒体。
(付記20)
第2の基地局としての基地局のための通信方法をコンピュータに行わせるためのプログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体であって、
前記通信方法は、
第1の基地局から、無線又はバックホール経由で、前記第1の基地局の周波数精度を示す周波数精度情報を取得するステップ
を含む、非一時的なコンピュータ可読媒体。
この出願は、2020年3月30日に出願された日本出願特願2020-060940を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
100,111-116 基地局
101,103,121,122 eNB
102,104,105 HeNB
123 ng-eNB
124,125,126 gNB
131 第1の基地局
132 第2の基地局
201 EPC
202 MME
301,302 5GC
401,402 UE
1001 送受信部
1002 処理部
1003 記憶部
1004 ネットワークリスニング用の受信器
1101 RFトランシーバ
1102 アンテナ
1103 ネットワークインターフェース
1104 プロセッサ
1105 メモリ

Claims (10)

  1. 第1の基地局としての基地局であって、
    少なくとも1つのメモリと、
    前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
    を備え、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、
    第2の基地局に対し、ックホール経由で、UPLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージ及びDOWNLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージを用いて、前記第1の基地局の周波数精度を示す周波数精度情報を通知するように構成され、
    前記周波数精度は、前記基地局に割り当てられた周波数と前記基地局が無線フレームを送受信している周波数との差分である周波数誤差を示す、
    基地局。
  2. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記第2の基地局から、ックホール経由で、UPLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージ及びDOWNLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージを用いて、前記第1の基地局の前記周波数精度情報の要求を受信し、
    前記要求に対する応答として、前記第2の基地局に対し、ックホール経由で、UPLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージ及びDOWNLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージを用いて、前記第1の基地局の前記周波数精度情報を通知するように構成される、
    請求項1に記載の基地局。
  3. 第2の基地局としての基地局であって、
    少なくとも1つのメモリと、
    前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
    を備え、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、
    第1の基地局から、ックホール経由で、UPLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージ及びDOWNLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージを用いて、前記第1の基地局の周波数精度を示す周波数精度情報を取得するように構成され、
    前記周波数精度は、前記基地局に割り当てられた周波数と前記基地局が無線フレームを送受信している周波数との差分である周波数誤差を示す、
    基地局。
  4. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記第1の基地局をネットワークリスニングによって検出し、
    前記第1の基地局に対し、ックホール経由で、UPLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージ及びDOWNLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージを用いて、前記第1の基地局の前記周波数精度情報を要求し、
    前記要求に対する応答として、前記第1の基地局から、ックホール経由で、UPLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージ及びDOWNLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージを用いて、前記第1の基地局の前記周波数精度情報を受信するように構成される、
    請求項3に記載の基地局。
  5. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    複数の前記第1の基地局から、ックホール経由で、UPLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージ及びDOWNLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージを用いて、前記第1の基地局の前記周波数精度情報を取得し、
    複数の前記第1の基地局の前記周波数精度情報に基づいて、複数の前記第1の基地局の中から同期元の基地局を選択し、
    前記同期元の基地局として選択した前記第1の基地局にネットワークリスニングによって同期するように構成される、
    請求項3又は4に記載の基地局。
  6. 第1の基地局と、
    第2の基地局と、
    を備え、
    前記第1の基地局は、
    前記第2の基地局に対し、ックホール経由で、UPLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージ及びDOWNLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージを用いて、前記第1の基地局の周波数精度を示す周波数精度情報を通知するように構成され、
    前記周波数精度は、前記基地局に割り当てられた周波数と前記基地局が無線フレームを送受信している周波数との差分である周波数誤差を示す、
    通信システム。
  7. 第1の基地局としての基地局により行われる通信方法であって、
    第2の基地局に対し、ックホール経由で、UPLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージ及びDOWNLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージを用いて、前記第1の基地局の周波数精度を示す周波数精度情報を通知するステップ
    を含み、
    前記周波数精度は、前記基地局に割り当てられた周波数と前記基地局が無線フレームを送受信している周波数との差分である周波数誤差を示す、
    通信方法。
  8. 第2の基地局としての基地局により行われる通信方法であって、
    第1の基地局から、ックホール経由で、UPLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージ及びDOWNLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージを用いて、前記第1の基地局の周波数精度を示す周波数精度情報を取得するステップ
    を含み、
    前記周波数精度は、前記基地局に割り当てられた周波数と前記基地局が無線フレームを送受信している周波数との差分である周波数誤差を示す、
    通信方法。
  9. 第1の基地局としての基地局のための通信方法をコンピュータに行わせるためのプログラムであって、
    前記通信方法は、
    第2の基地局に対し、ックホール経由で、UPLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージ及びDOWNLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージを用いて、前記第1の基地局の周波数精度を示す周波数精度情報を通知するステップ
    を含み、
    前記周波数精度は、前記基地局に割り当てられた周波数と前記基地局が無線フレームを送受信している周波数との差分である周波数誤差を示す、
    プログラム。
  10. 第2の基地局としての基地局のための通信方法をコンピュータに行わせるためのプログラムであって、
    前記通信方法は、
    第1の基地局から、ックホール経由で、UPLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージ及びDOWNLINK RAN CONFIGURATION TRANSFERメッセージを用いて、前記第1の基地局の周波数精度を示す周波数精度情報を取得するステップ
    を含み、
    前記周波数精度は、前記基地局に割り当てられた周波数と前記基地局が無線フレームを送受信している周波数との差分である周波数誤差を示す、
    プログラム。
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