JP7450790B1 - 射撃訓練装置、射撃訓練方法、及び射撃訓練プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
当該射撃訓練装置は、プロジェクタと、訓練卓と、火器の照準位置をコンピュータへ入力する手段と、ビデオ映像発生部とを備える。コンピュータは、照準位置が入力された場合にビデオ映像発生部を用いて当該照準位置及び当該照準位置の周辺のビデオ映像を発生させる。また、当該射撃訓練装置は、訓練卓の表示部にビデオ映像を表示する手段と、スクリーン上における目標の位置と照準位置とに基づいて火器の照準が目標をロックオンしたか否かを判定する手段とを備えている。プロジェクタは、目標をスクリーン上に投影する。訓練卓は火器を制御する。
本開示は、砲射撃の訓練を模擬する射撃訓練装置において、当該射撃訓練装置に対応する射撃管制装置における目標の捕捉及び追尾状況に応じて射撃の精度が変化することを模擬することにより、より現実的な砲射撃の訓練を実施することを目的とする。
追尾センサを備える射撃管制装置を用いた砲射撃の訓練を模擬する射撃訓練装置であって、
設定シナリオに従って移動する模擬目標から前記追尾センサが信号を受信したものとして、前記追尾センサが前記模擬目標から受信した信号を模擬的に目標信号として生成する目標信号発生部と、
前記目標信号から前記模擬目標に対応する信号を検出し、検出した信号に基づいて前記模擬目標に対応する観測値を算出する目標検出部と、
算出された観測値に基づいて前記模擬目標の位置及び速度を算出する目標追尾部と、
第1弾着点として、算出された前記模擬目標の位置及び速度に基づいて前記模擬目標に対して砲射撃を実施した場合における弾着点を算出する第1弾着点生成部と、
第2弾着点として、前記設定シナリオに基づく誤差を含まない前記模擬目標の位置及び速度に基づいて前記模擬目標に対して砲射撃を実施した場合における弾着点を算出する第2弾着点生成部と、
前記第1弾着点と前記第2弾着点とに基づいて弾着誤差を算出する弾着誤差評価部と
を備える。
従って、本開示によれば、砲射撃の訓練を模擬する射撃訓練装置において、当該射撃訓練装置に対応する射撃管制装置における目標の捕捉及び追尾状況に応じて射撃の精度が変化することを模擬することにより、射撃精度又は命中率などの評価を可能とする、より現実的な砲射撃の訓練を実施することができる。
以下、本実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施の形態は、砲射撃の訓練を模擬する射撃訓練装置100に関する。射撃訓練装置100は、センサとして追尾レーダを備える射撃管制装置200を用いた砲射撃の訓練を模擬する装置である。射撃訓練装置100は、訓練用の模擬目標に対する捕捉追尾状況を考慮し、射撃精度の評価することができる。射撃訓練装置100は、目標がロックオン状態となる条件を模擬する以外に、目標の信号対雑音比に応じた捕捉及び追尾精度も模擬する。追尾レーダは、目標の捕捉及び追尾を行うセンサであり、追尾センサとも呼ばれる。砲射撃の訓練は砲を管制する訓練である。砲射撃の訓練を単に訓練と表記することもある。砲射撃の訓練は射撃訓練とも呼ばれる。
アンテナ12は、電磁波を送受信する。
アンテナ制御器13は、アンテナ12を駆動する。
サーキュレーター14は、送受信信号を切り替える。
送信機15は、レーダ送信波を生成する。
受信機16は、目標24からの反射波を受信する。
信号処理器17は、受信信号に基づいて目標信号を検出し、検出した目標信号に基づいて測距及び測角によりレーダ観測値を算出する。測角方式は、具体例として追尾レーダとして一般的なモノパルス方式である。受信信号をレーダ受信信号と呼ぶこともある。
計算機18は、算出されたレーダ観測値に基づいて目標の追尾処理を行い、追尾処理の結果に基づいて砲22に対して指向指令を行う。
表示器19は、射撃管制において必要な情報を表示する装置である。
操作盤20は、射撃管制において必要な操作を行うための装置である。
砲制御器21は、砲22の駆動制御及び発射制御等を行う装置である。
砲22は、射撃を実行する装置である。
ビーム23は、追尾レーダのビームである。
目標24は、砲射撃の訓練における目標である。
図2において、送信時間帯25と、受信時間帯26とが示されている。即ち、図2は追尾レーダの処理を行う距離範囲を示している。受信時間帯26において、検波後における受信信号を距離分解能ごとにA/D(Analog-to-Digital)変換した振幅値が並んでいるものとする。また、図2において、送信パルス27と、目標信号28と、受信機雑音29とが示されている。目標信号28は、ビーム23を反射した目標24からの反射波に対応する信号である。
計算機18は、目標信号28を検出し、検出した目標信号28に関する測距及び測角を実行することによって観測値を生成する。射撃管制装置200は、送信及び受信を繰り返すことによって、目標24をビーム23内に捕捉し、目標24に対する追尾を継続する。
射撃訓練装置100が実行する処理を説明する。
設定シナリオは、模擬目標の周囲における環境条件の変化により不要信号が発生するシナリオを示してもよい。
具体例として、目標信号発生部3は、シナリオ発生部2から模擬目標に対応する数値情報を受け取る。目標信号発生部3は、受け取った数値情報をもとに、訓練中における射撃管制用の追尾レーダによる受信信号を模擬した信号を、レーダ処理範囲のうち発生した模擬目標の近傍における振幅値として生成する。生成される受信信号には目標信号28及び背景雑音のような不要信号が重畳される。しかしながら、重畳される信号は、計算機の負荷を軽減するためにS/N(Signal-to-Noise)比を算出することに必要な距離範囲に対応する信号のみに限定される。生成された目標信号28は目標検出部4に送出される。
Ptはレーダ送信電力である。
Gtはレーダ送信アンテナ利得である。
Grはレーダ受信アンテナ利得である。
λはレーダ送信波長である。
σtgtは目標のレーダ有効反射面積である。
訓練対象である射撃管制装置200の追尾レーダの諸元にこれらのパラメータを合わせることにより、より現実的な訓練を行うことができる。
Kはボルツマン定数である。
Toは受信機温度である。
Bは受信機帯域幅である。
NFは受信機雑音指数である。
訓練対象である射撃管制装置200の追尾レーダの諸元にノイズレベルNも合わせることにより、より現実的な訓練を行うことができる。
具体例として、目標検出部4は、射撃管制用レーダによる信号検出と、模擬目標に対する測距及び測角とを模擬し、訓練中におけるレーダ観測値を逐次算出する。ここで、目標信号発生部3によって生成された目標信号Pr(tgt)と背景雑音Nとの比率は信号対雑音(S/N)比とされるものである。目標検出部4は、模擬目標に対する測距において測距誤差発生モデルにより捕捉追尾の外乱を模擬してもよい。目標検出部4は、模擬目標に対する測角において測角誤差発生モデルにより捕捉追尾の外乱を模擬してもよい。
なお、σΘは一般的に正規分布に従うランダムな誤差である。
Cとτの定数はパラメータとしてあらかじめ設定する。S/Nは訓練時のシナリオに合わせて[数1]と[数2]とをもとに逐次更新される。なお、σRは一般的に正規分布に従うランダムな誤差である。
信号30と信号31と信号32とはそれぞれ目標からの受信信号を示している。信号30は、目標検出部4により検出されない信号である。信号31と信号32とは、目標検出部4により検出される信号を示している。即ち、信号31と信号32とは、ロックオン状態であることを示している。なお、信号31のS/N比が小さいために信号31に対応する観測精度は相対的に悪くなる。信号32のS/N比が大きいために信号32に対応する観測精度は相対的に良好となる。
具体例として、目標追尾部5は、目標検出部4から受け取った検出結果に基づいて、目標検出時における模擬目標の位置及び速度を逐次算出する。目標追尾部5により算出された模擬目標の位置及び速度は、第1弾着点生成部6に送出される。
具体例として、第1弾着点生成部6は、射距離に対応する弾丸飛しょう時間をあらかじめ設定された数表により算出する。第1弾着点生成部6は、目標の位置及び速度と、この数表に基づく弾丸飛しょう時間とをもとに目標未来位置を算出し、算出した目標未来位置を第1弾着点とする。目標未来位置は、着弾時における模擬目標の位置である。
なお、目標未来位置を算出する際に、模擬目標の現在位置及び速度が用いられる。しかしながら、模擬目標の観測結果に誤差が含まれている場合に、含まれている誤差の影響により、目標未来位置、即ち弾着点にも誤差が含まれることになる。
具体例として、第2弾着点生成部7は、シナリオ発生部2による模擬目標の位置及び速度に基づいて弾着点を計算し、誤差を含まない模擬目標の位置及び速度をもとにした第2弾着点を算出する。この際、第2弾着点生成部7は第1弾着点生成部6と同様の処理を実行する。
目標位置は模擬目標の位置である。目標位置には誤差が含まれていることも誤差が含まれていないこともある。目標真値は、模擬目標の真の位置であり、シナリオが示す模擬目標の位置である。
具体例として、弾着誤差評価部8は、第1弾着点生成部6により算出された弾着点と、第2弾着点生成部7により算出された弾着点とを比較し、比較した結果に基づいて訓練における弾着誤差を算出する。弾着誤差評価部8は、具体例として、平均値又は標準偏差のような統計値に基づいて射撃精度を計算するほか、模擬目標に対する命中率も算出することにより訓練を評価する。
具体例として、画像生成部9は、表示画像に対応する画像信号を生成する。表示画像は、追尾センサが模擬目標から受信した信号に対応する画像であって、表示器11に表示する画像である。
表示器11は、目標信号及び検出の状態、及び射撃管制の状態を示す表示を行うための表示画面を具備する。
コンピュータ1は、プロセッサ51を代替する複数のプロセッサを備えてもよい。複数のプロセッサはプロセッサ51の役割を分担する。
メモリ52及び補助記憶装置53は一体的に構成されていてもよい。
メモリ52及び補助記憶装置53の機能は、他の記憶装置によって実現されてもよい。
射撃訓練装置100の動作手順は射撃訓練方法に相当する。また、射撃訓練装置100の動作を実現するプログラムは射撃訓練プログラムに相当する。
シナリオ発生部2は、設定シナリオとして訓練のシナリオを生成する。
目標信号発生部3は、設定シナリオに従って模擬目標に対応する目標信号を生成する。
目標検出部4は、ステップS102において生成された目標信号から模擬目標を検出する。
目標追尾部5は、ステップS103において検出された模擬目標に基づいて模擬目標を追尾する。
第1弾着点生成部6は、ステップS104における追尾結果に基づいて第1弾着点を算出する。
第2弾着点生成部7は、設定シナリオに基づいて第2弾着点を算出する。
弾着誤差評価部8は、算出された第1弾着点と第2弾着点とに基づいて弾着誤差を評価する。
画像生成部9は、表示器11に表示する画像に対応する画像信号を生成する。
以上のように、射撃訓練装置100は、射撃訓練装置100に対応する射撃管制装置200において目標を観測する追尾センサの観測結果と、追尾センサの信号処理とを模擬機能として組み込むことにより、射撃管制装置200による目標の捕捉及び追尾の状態を模擬的に再現する。そのため、射撃訓練装置100は、模擬目標がロックオン状態である条件を考慮するだけでなく、模擬目標に対応する目標信号のS/N比に応じた観測値(距離及び角度)を生成し、生成した観測値に基づいて、射撃管制により発射された弾丸の弾着点を計算する。当該観測値には測距誤差及び測角誤差が含まれ得る。また、射撃訓練装置100は、誤差を含まない真の目標位置に対して発射された弾丸の弾着点を計算する。
従って、射撃訓練装置100は、射撃手順の確認のみならず、計算した2つの着弾点を比較することにより、射撃精度を評価することができる。これにより、射撃精度に対する目標観測誤差の影響を考慮することができる。また、本実施の形態によれば、より現実的な砲射撃の訓練を実施することができる。さらに、本実施の形態では追尾センサ信号処理模擬の処理負荷を軽減しているため、汎用の計算機により射撃訓練装置100を実現することが可能となる。
<変形例1>
図8は、本変形例に係るコンピュータ1のハードウェア構成例を示している。
コンピュータ1は、プロセッサ51、プロセッサ51とメモリ52、プロセッサ51と補助記憶装置53、あるいはプロセッサ51とメモリ52と補助記憶装置53とに代えて、処理回路58を備える。
処理回路58は、コンピュータ1が備える各部の少なくとも一部を実現するハードウェアである。
処理回路58は、専用のハードウェアであってもよく、また、メモリ52に格納されるプログラムを実行するプロセッサであってもよい。
コンピュータ1は、処理回路58を代替する複数の処理回路を備えてもよい。複数の処理回路は、処理回路58の役割を分担する。
プロセッサ51とメモリ52と補助記憶装置53と処理回路58とを、総称して「プロセッシングサーキットリー」という。つまり、射撃訓練装置100の各機能構成要素の機能は、プロセッシングサーキットリーにより実現される。
実施の形態1について説明したが、本実施の形態のうち、複数の部分を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、本実施の形態を部分的に実施しても構わない。その他、本実施の形態は、必要に応じて種々の変更がなされても構わず、全体としてあるいは部分的に、どのように組み合わせて実施されても構わない。
なお、前述した実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本開示と、その適用物と、用途の範囲とを制限することを意図するものではない。フローチャート等を用いて説明した手順は適宜変更されてもよい。
追尾センサを備える射撃管制装置を用いた砲射撃の訓練を模擬する射撃訓練装置であって、
設定シナリオに従って移動する模擬目標から前記追尾センサが信号を受信したものとして、前記追尾センサが前記模擬目標から受信した信号を模擬的に目標信号として生成する目標信号発生部と、
前記目標信号から前記模擬目標に対応する信号を検出し、検出した信号に基づいて前記模擬目標に対応する観測値を算出する目標検出部と、
算出された観測値に基づいて前記模擬目標の位置及び速度を算出する目標追尾部と、
第1弾着点として、算出された前記模擬目標の位置及び速度に基づいて前記模擬目標に対して砲射撃を実施した場合における弾着点を算出する第1弾着点生成部と、
第2弾着点として、前記設定シナリオに基づく誤差を含まない前記模擬目標の位置及び速度に基づいて前記模擬目標に対して砲射撃を実施した場合における弾着点を算出する第2弾着点生成部と、
前記第1弾着点と前記第2弾着点とに基づいて弾着誤差を算出する弾着誤差評価部と
を備える射撃訓練装置。
前記射撃訓練装置は、さらに、
前記設定シナリオに従って前記模擬目標の位置を逐次算出するシナリオ発生部
を備える付記1に記載の射撃訓練装置。
前記射撃訓練装置は、さらに、
砲射撃の訓練を実施する者が砲射撃の訓練中に操作する操作盤と、
砲射撃の訓練の状況を表示する表示器と
を備える付記1又は2に記載の射撃訓練装置。
前記射撃訓練装置は、さらに、
前記追尾センサが前記模擬目標から受信した信号に対応する画像であって、前記表示器に表示する画像である表示画像に対応する画像信号を生成する画像生成部
を備える付記3に記載の射撃訓練装置。
前記設定シナリオは、前記模擬目標の周囲における環境条件の変化により不要信号が発生するシナリオを示し、
前記目標信号発生部は、前記目標信号に対して前記設定シナリオが示す不要信号を含める付記1から4のいずれか1項に記載の射撃訓練装置。
前記目標信号発生部は、前記目標信号を生成する際に、前記射撃管制装置から前記模擬目標までの距離に応じた範囲である雑音生成範囲における受信機雑音を模擬する付記1から5のいずれか1項に記載の射撃訓練装置。
前記目標検出部は、前記模擬目標に対する測距及び測角を模擬し、前記模擬目標に対する測距において測距誤差発生モデルにより捕捉追尾の外乱を模擬し、前記模擬目標に対する測角において測角誤差発生モデルにより捕捉追尾の外乱を模擬する付記1から6のいずれか1項に記載の射撃訓練装置。
前記目標検出部は、前記模擬目標に対応する信号対雑音比に応じた測距誤差及び測角誤差を含む観測値を生成する付記7に記載の射撃訓練装置。
Claims (10)
- 追尾センサを備える射撃管制装置を用いた砲射撃の訓練を模擬する射撃訓練装置であって、
設定シナリオに従って移動する模擬目標から前記追尾センサが信号を受信したものとして、前記追尾センサが前記模擬目標から受信した信号を模擬的に目標信号として生成する目標信号発生部と、
前記目標信号から前記模擬目標に対応する信号を検出し、検出した信号に基づいて前記模擬目標に対応する観測値を算出する目標検出部と、
算出された観測値に基づいて前記模擬目標の位置及び速度を算出する目標追尾部と、
第1弾着点として、算出された前記模擬目標の位置及び速度に基づいて前記模擬目標に対して砲射撃を実施した場合における弾着点を算出する第1弾着点生成部と、
第2弾着点として、前記設定シナリオに基づく誤差を含まない前記模擬目標の位置及び速度に基づいて前記模擬目標に対して砲射撃を実施した場合における弾着点を算出する第2弾着点生成部と、
前記第1弾着点と前記第2弾着点とに基づいて弾着誤差を算出する弾着誤差評価部と
を備える射撃訓練装置。 - 前記射撃訓練装置は、さらに、
前記設定シナリオに従って前記模擬目標の位置を逐次算出するシナリオ発生部
を備える請求項1に記載の射撃訓練装置。 - 前記射撃訓練装置は、さらに、
砲射撃の訓練を実施する者が砲射撃の訓練中に操作する操作盤と、
砲射撃の訓練の状況を表示する表示器と
を備える請求項1又は2に記載の射撃訓練装置。 - 前記射撃訓練装置は、さらに、
前記追尾センサが前記模擬目標から受信した信号に対応する画像であって、前記表示器に表示する画像である表示画像に対応する画像信号を生成する画像生成部
を備える請求項3に記載の射撃訓練装置。 - 前記設定シナリオは、前記模擬目標の周囲における環境条件の変化により不要信号が発生するシナリオを示し、
前記目標信号発生部は、前記目標信号に対して前記設定シナリオが示す不要信号を含める請求項1又は2に記載の射撃訓練装置。 - 前記目標信号発生部は、前記目標信号を生成する際に、前記射撃管制装置から前記模擬目標までの距離に応じた範囲である雑音生成範囲における受信機雑音を模擬する請求項1又は2に記載の射撃訓練装置。
- 前記目標検出部は、前記模擬目標に対する測距及び測角を模擬し、前記模擬目標に対する測距において測距誤差発生モデルにより捕捉追尾の外乱を模擬し、前記模擬目標に対する測角において測角誤差発生モデルにより捕捉追尾の外乱を模擬する請求項1又は2に記載の射撃訓練装置。
- 前記目標検出部は、前記模擬目標に対応する信号対雑音比に応じた測距誤差及び測角誤差を含む観測値を生成する請求項7に記載の射撃訓練装置。
- 追尾センサを備える射撃管制装置を用いた砲射撃の訓練を模擬するコンピュータである射撃訓練装置が、
設定シナリオに従って移動する模擬目標から前記追尾センサが信号を受信したものとして、前記追尾センサが前記模擬目標から受信した信号を模擬的に目標信号として生成し、
前記目標信号から前記模擬目標に対応する信号を検出し、検出した信号に基づいて前記模擬目標に対応する観測値を算出し、
算出された観測値に基づいて前記模擬目標の位置及び速度を算出し、
第1弾着点として、算出された前記模擬目標の位置及び速度に基づいて前記模擬目標に対して砲射撃を実施した場合における弾着点を算出し、
第2弾着点として、前記設定シナリオに基づく誤差を含まない前記模擬目標の位置及び速度に基づいて前記模擬目標に対して砲射撃を実施した場合における弾着点を算出し、
前記第1弾着点と前記第2弾着点とに基づいて弾着誤差を算出する射撃訓練方法。 - 追尾センサを備える射撃管制装置を用いた砲射撃の訓練を模擬するコンピュータである射撃訓練装置が実行する射撃訓練プログラムであって、
設定シナリオに従って移動する模擬目標から前記追尾センサが信号を受信したものとして、前記追尾センサが前記模擬目標から受信した信号を模擬的に目標信号として生成する目標信号発生処理と、
前記目標信号から前記模擬目標に対応する信号を検出し、検出した信号に基づいて前記模擬目標に対応する観測値を算出する目標検出処理と、
算出された観測値に基づいて前記模擬目標の位置及び速度を算出する目標追尾処理と、
第1弾着点として、算出された前記模擬目標の位置及び速度に基づいて前記模擬目標に対して砲射撃を実施した場合における弾着点を算出する第1弾着点生成処理と、
第2弾着点として、前記設定シナリオに基づく誤差を含まない前記模擬目標の位置及び速度に基づいて前記模擬目標に対して砲射撃を実施した場合における弾着点を算出する第2弾着点生成処理と、
前記第1弾着点と前記第2弾着点とに基づいて弾着誤差を算出する弾着誤差評価処理と
を前記射撃訓練装置に実行させる射撃訓練プログラム。
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