JP7450357B2 - 対象物管理システム、対象物管理装置、対象物管理方法およびプログラム - Google Patents

対象物管理システム、対象物管理装置、対象物管理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本開示は、対象物管理システム、対象物管理装置、対象物管理方法およびプログラムに関する。
特許文献1には、建設現場における建設資材の位置を特定するシステムが開示されている。特許文献1によれば、建設資材には、当該建設資材の識別情報を保持するRFID(Radio Frequency Identification)タグが取り付けられる。そして、移動体が移動しながら当該RFIDタグを読み出し、読み出したときの移動体の位置情報から、建設資材の位置を特定する。
特開2017-054324号公報
しかしながら、RFIDタグなどの無線タグに建設資材の識別情報を保持する場合、無線タグが建設資材と同量だけ必要となり、コストが嵩む。
本開示の目的は、無線タグを再利用することで上記コストを抑え、対象物の監視を行うことができる対象物管理システム、対象物管理装置、対象物管理方法およびプログラムを提供することにある。
本開示の第1の態様によれば、対象物管理システムは、複数の対象物それぞれに取り付け可能な複数の無線タグであって、それぞれが無線タグを一意に識別可能なタグIDを無線読取可能に保持する複数の無線タグと、無線通信により、近傍に存在する前記無線タグから前記タグIDを読み出すタグリーダと、対象物管理装置とを備え、前記対象物管理装置は、前記タグリーダから前記タグIDを取得するタグID取得部と、対象物を一意に識別可能な対象物IDと前記タグIDとを関連付けたIDテーブルから、取得した前記タグIDに関連付けられた前記対象物IDを特定する対象物特定部とを備える。
本開示の第2の態様によれば、対象物管理装置は、無線通信により近傍に存在する無線タグから前記無線タグを一意に識別可能なタグIDを読み出すタグリーダから、前記タグIDを取得するタグID取得部と、対象物を一意に識別可能な対象物IDと当該対象物に取り付けられた前記無線タグの前記タグIDとを関連付けたIDテーブルから、取得した前記タグIDに関連付けられた前記対象物IDを特定する対象物特定部とを備える。
本開示の第3の態様によれば、対象物管理方法は、無線通信により近傍に存在する無線タグから前記無線タグを一意に識別可能なタグIDを読み出すタグリーダから、前記タグIDを取得するステップと、対象物を一意に識別可能な対象物IDと当該対象物に取り付けられた前記無線タグの前記タグIDとを関連付けたIDテーブルから、取得した前記タグIDに関連付けられた前記対象物IDを特定するステップとを備える。
本開示の第4の態様によれば、プログラムは、コンピュータに、無線通信により近傍に存在する無線タグから前記無線タグを一意に識別可能なタグIDを読み出すタグリーダから、前記タグIDを取得するステップと、対象物を一意に識別可能な対象物IDと当該対象物に取り付けられた前記無線タグの前記タグIDとを関連付けたIDテーブルから、取得した前記タグIDに関連付けられた前記対象物IDを特定するステップとを実行させる。
上記態様のうち少なくとも1つの態様によれば、対象物管理システムは、無線タグを再利用しながら、対象物の監視を行うことができる。
第1の実施形態に係る対象物管理システムの構成を示す図である。 第1の実施形態に係る資材の拡大図である。 第1の実施形態に係る対象物管理装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るIDテーブルの例を示す図である。 第1の実施形態に係る進捗状況記憶部が記憶する情報の例を示す図である。 第1の実施形態に係る工場出荷時の作業を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る無人移動体の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る対象物管理装置による資材の位置の特定方法を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る建設作業を示すフローチャートである。 少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
〈第1の実施形態〉
《対象物管理システム》
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
図1は、第1の実施形態に係る対象物管理システムの構成を示す図である。図2は、第1の実施形態に係る資材の拡大図である。
対象物管理システム1は、建設現場における複数の資材Mの位置および建設作業の進捗状況を管理する。資材Mは、対象物の一例である。建設作業は、対象物に係る作業の一例である。第1の実施形態に係る資材Mは、例えば鉄骨などの金属部品である。図2に示すように、複数の資材Mのそれぞれには、資材を一意に識別可能な資材IDを表す二次元コードC1が印字されたシールSが貼付されている。二次元コードC1は、対象物IDを光学読取可能に表す第1マークの一例である。また、シールSには、対象物IDを表す文字列Nが印字されている。作業者は、文字列Nを認識することで、資材Mを識別することができる。
対象物管理システム1は、複数の無線タグ10、無人移動体20、マークリーダ30、対象物管理装置40を備える。
《無線タグ》
第1の実施形態に係る無線タグ10は、RFIDタグである。無線タグ10は、外部から受ける電波をエネルギー源とし、当該電波の反射波にデータを乗せるパッシブタグである。複数の無線タグ10は、それぞれ自身を一意に識別可能なタグIDを無線読取可能に保持する。無線タグ10は、マグネットや粘着剤などの固着部を有し、資材Mに着脱可能に構成される。無線タグ10は、取り付けられた資材Mをアンテナとして機能させることで、資材Mの任意の方向から電波を受けた場合にも、データを乗せた反射波を返すことができる。
図2に示すように、無線タグ10の表面には、タグIDを表す二次元コードC2が印字されている。無線タグ10の表面とは、資材Mに取り付けたときに表に現れる面であり、固着部を有する面と背中合わせの面である。二次元コードC2は、タグIDを光学読取可能に表す第2マークの一例である。
複数の無線タグ10の個数と、資材Mの個数は一致していなくてよい。
無線タグ10は、資材Mが建設作業に用いられる際に、作業者によって資材Mから取り外される。取り外された無線タグ10は、建設現場に設けられる回収ボックスBに投入される。
《無人移動体》
第1の実施形態に係る無人移動体20は、ドローン(無人航空機)である。無人移動体20は、機体21、プロペラ22、距離計23、タグリーダ24、測位装置25、および制御装置26を備える。機体21は、無人移動体20の外殻をなす。プロペラ22は、機体21の上部に設けられ、回転により揚力を発生させる。距離計23は、機体21の下部に設けられ、無人移動体20の下方に存在する物体までの距離を計測する。距離計23の例としては、ToF(Time of Fright)により距離を計測するレーザ距離計が挙げられる。タグリーダ24は、無人移動体20の下部に設けられ、無人移動体20の下方に電波を発し、その反射波を検出することで、無線タグ10の情報を読み取る。測位装置25は、GNSS(Global Navigation Satellite System)などにより、無人移動体20の位置を計測する。
制御装置26は、距離計23および測位装置25の計測値に基づいてプロペラ22の回転を制御することで、機体21の移動および姿勢を制御する。具体的には、制御装置26は、以下の手順で機体21の移動および姿勢を制御する。
制御装置26は、測位装置25の計測値と予め定められた巡回ルートとに基づいて、無人移動体20の目標移動方位を決定する。巡回ルートには、回収ボックスBが設置された位置が含まれる。また制御装置26は、距離計23の計測値に基づいて、無人移動体20の下方に存在する物体までの距離が一定距離(タグリーダ24によって無線タグ10の情報を読み取ることができる距離以下の距離)となるように、無人移動体20の目標高さを決定する。そして、制御装置26は、決定した目標移動方位および目標高さから、各プロペラ22の回転数を決定し、当該回転数でプロペラを回転させる。無人移動体20は、無人移動体20の下方に存在する物体までの距離が一定距離となるように移動することで、下方に存在する無線タグ10から確実に情報を読み出すことができる。
また制御装置26は、タグリーダ24が読み出したタグ情報と測位装置25の計測値とを対象物管理装置40に送信する。
なお、無人移動体20がフォークリフトやクレーン車などの地上走行体である場合、無人移動体20は、プロペラ22の代わりにタイヤ等の走行装置を備える。
《マークリーダ》
マークリーダ30は、資材Mを生産する工場の作業者によって使用される。マークリーダ30は、二次元コードを光学的に読み取るハンディターミナルである。すなわちマークリーダ30は、シールSの二次元コードC1および無線タグ10の二次元コードC2から、情報を読み出すことができる。マークリーダ30は、二次元コードC1および二次元コードC2から同時に読み出された資材IDとタグIDとを関連付けて内部のメモリに記録する機能を有する。ここで「同時に読み出される」ことは、必ずしも同時刻における読み出しのみを指すものではなく、例えばマークリーダ30のアプリケーションによる同一のトランザクションにおいて資材IDとタグIDとが読み出されるものも含むものである。
《対象物管理装置》
対象物管理装置40は、マークリーダ30および無人移動体20から情報を収取し、複数の資材Mの位置および建設作業の進捗状況を管理する。
図3は、第1の実施形態に係る対象物管理装置の構成を示すブロック図である。
対象物管理装置40は、IDデータベース401、IDペア取得部402、ペア登録部403、リーダ情報取得部404(タグID取得部、リーダ位置特定部)、対象物特定部405、対象物位置特定部406、進捗状況記憶部407、進捗状況特定部408、表示制御部409を備える。
図4は、第1の実施形態に係るIDテーブルの例を示す図である。
IDデータベース401は、図4に示すように、無線タグ10のタグIDと、当該無線タグ10が取り付けられた資材Mの資材IDとを関連付けたIDテーブルを記憶する。
IDペア取得部402は、マークリーダ30の内部のメモリから、タグIDと資材IDとを関連付けたIDペア情報を取得する。
ペア登録部403は、IDペア取得部402が取得したIDペア情報をIDデータベース401のIDテーブルに登録する。
リーダ情報取得部404は、無人移動体20の制御装置26から、タグリーダ24が読み出したタグIDの時系列と、測位装置25の計測値の時系列とを取得する。つまり、リーダ情報取得部404は、タグID取得部およびリーダ位置特定部の一例である。
対象物特定部405は、IDデータベース401のIDテーブルから、リーダ情報取得部404が取得したタグIDに関連付けられた資材IDを読み出す。
対象物位置特定部406は、リーダ情報取得部404が取得したタグIDの時系列と位置の計測値の時系列とに基づいて、タグリーダ24がタグIDを読み出した時刻における無人移動体20の位置を特定し、当該位置と対象物特定部405が特定した資材IDとに基づいて、資材Mの位置を特定する。
図5は、第1の実施形態に係る進捗状況記憶部が記憶する情報の例を示す図である。
進捗状況記憶部407は、建設作業に使用される資材IDごとに、当該資材IDに係る資材Mが建設作業に使用されたか否かを示す使用フラグを記憶する。使用フラグは、資材Mが建設作業に使用されている場合にTrueを示し、資材Mが建設作業に使用されていない場合にFalseを示す。
進捗状況特定部408は、タグIDを読み出した時刻における無人移動体20の位置が回収ボックスBの設置位置である場合に、資材Mが建設作業に使用されたと推定することで、建設作業の進捗状況を特定する。つまり、進捗状況特定部408は、タグIDを読み出した時刻における無人移動体20の位置が回収ボックスBの設置位置である場合に、対象物特定部405が特定した資材IDに関連付けられた使用フラグをTrueに書き換える。
表示制御部409は、対象物位置特定部406が特定した複数の資材Mの位置を示す位置表示画像および進捗状況特定部408が特定した進捗状況を示す進捗画像を生成し、ディスプレイや、作業者が所持するタブレット端末などに出力する。
《工場出荷時の作業》
ここで、マークリーダ30を持つ工場の作業者による作業について説明する。
図6は、第1の実施形態に係る工場出荷時の作業を示すフローチャートである。
工場の作業者は、出荷対象の複数の資材Mを1つずつ選択し、選択した各資材Mについて、以下のステップS2からステップS6の処理を実行する(ステップS1)。
まず、作業者は、複数の無線タグ10の中から任意の無線タグ10を選び(ステップS2)、出荷対象の資材Mに取り付ける(ステップS3)。次に、作業者は、マークリーダ30に、資材MのシールSの二次元コードC1から資材IDを読み取らせる(ステップS4)。次に、作業者は、マークリーダ30に、無線タグ10の二次元コードC2からタグIDを読み取らせる(ステップS5)。
マークリーダ30は、ステップS4で読み取った資材IDとステップS5で読み取ったタグIDとを関連付けて内部のメモリに記録する(ステップS6)。
利用者は、出荷対象のすべての資材Mについて上述のステップS2からステップS6の処理を実行すると、マークリーダ30を対象物管理装置40に接続する(ステップS7)。これにより、対象物管理装置40のIDペア取得部402はマークリーダ30から資材IDとタグIDの複数のペアを取得する(ステップS8)。なお、他の実施形態においては、利用者は、複数の資材Mのうち一定数(例えば10個)の資材について資材IDおよびタグIDを読み取るたびにマークリーダ30を対象物管理装置40に接続してもよいし、1つの資材について資材IDおよびタグIDを読み取るたびにマークリーダ30を対象物管理装置40に接続してもよい。
対象物管理装置40のペア登録部403は、取得した資材IDとタグIDの複数のペアをIDデータベース401のIDテーブルに登録する(ステップS9)。このとき、取得したタグIDと既に同一のタグIDがIDテーブルに記憶されている場合、ペア登録部403は、当該タグIDに関連付けられている資材IDを取得したものに更新する。
これにより、IDデータベース401のIDテーブルには、出荷対象の資材Mの資材IDと、当該資材Mに取り付けられた無線タグ10のタグIDとが関連付けて記憶されることとなる。
《無人移動体の動作》
図7は、第1の実施形態に係る無人移動体の動作を示すフローチャートである。
建設現場では、無人移動体20の制御装置26が、予め定められた巡回ルートを移動する間、以下のステップS32からステップS37を実行する。制御装置26は、距離計23から下方に存在する物体までの距離の計測値を取得する(ステップS32)。制御装置26は、取得した距離の計測値に基づいて目標高さを決定する(ステップS33)。次に、制御装置26は、測位装置25から無人移動体20の位置の計測値を取得する(ステップS34)。制御装置26は、ステップS33で決定した目標高さとステップS34で取得した位置の計測値とに基づいて各プロペラ22の回転数を決定し、当該回転数でプロペラを回転させる(ステップS35)。
次に、制御装置26は、タグリーダ24から近傍の無線タグ10から読み出したタグIDを取得する(ステップS36)。制御装置26は、ステップS34で取得した位置の計測値とステップS36で取得したタグIDとを、それぞれ現在時刻に関連付けて内部のメモリに記録する(ステップS37)。これにより、制御装置26は、タグリーダ24が読み出したタグIDの時系列と、測位装置25の計測値の時系列とを記録する。
無人移動体20が巡回ルートを回り終えると、制御装置26は、内部のメモリに記憶するタグリーダ24が読み出したタグIDの時系列と、測位装置25の計測値の時系列とを、対象物管理装置40に送信する(ステップS38)。なお、他の実施形態においては、制御装置26は、巡回ルートを移動する間、取得したタグIDと測位装置25の計測値とを、逐次対象物管理装置40に送信してもよい。すなわち、ステップS38は、ステップS31のループ中に実行されてもよい。
《資材位置特定処理》
図8は、第1の実施形態に係る対象物管理装置による資材の位置の特定方法を示すフローチャートである。
対象物管理装置40のリーダ情報取得部404は、無人移動体20からタグリーダ24が読み出したタグIDの時系列と、測位装置25の計測値の時系列とを取得する(ステップS51)。対象物管理装置40は、ステップS51で取得したタグIDの時系列に含まれるタグIDを1つずつ選択し、以下のステップS53からステップS58の処理を実行する(ステップS52)。
対象物特定部405は、IDデータベース401のIDテーブルから、ステップS52で選択したタグIDに関連付けられた資材IDを特定する(ステップS53)。次に、対象物位置特定部406は、ステップS51で取得したタグIDの時系列から選択したタグIDが最後に検出された時刻を特定する(ステップS54)。対象物特定部405は、ステップS51で取得した位置の時系列から、特定した時刻における無人移動体20の位置を特定する(ステップS55)。
対象物位置特定部406は、ステップS55で特定した位置が回収ボックスBに係る位置であるか否かを判定する(ステップS56)。特定した位置が回収ボックスBに係る位置でない場合(ステップS56:NO)、対象物位置特定部406は、ステップS55で特定した位置が、ステップS53で特定した資材IDに係る資材Mが存在する位置であると特定する(ステップS57)。
他方、特定した位置が回収ボックスBに係る位置である場合(ステップS56:YES)、進捗状況特定部408は、進捗状況記憶部407において、ステップS53で特定した資材IDに関連付けられた使用フラグをTrueに書き換える(ステップS58)。
すべてのタグIDについて、資材Mの位置の特定、または資材の使用の特定を終えると、表示制御部409は、建設現場の上面図に、ステップS57で特定した各資材Mの位置をプロットした位置表示画面を生成する(ステップS59)。表示制御部409は、生成した位置表示画面を、表示装置に出力する(ステップS60)。
建設現場の作業者は、位置表示画面を視認することで、必要な資材Mが建設現場のどこに置かれているかを特定することができる。また、位置表示画面においては、作業者によって資材IDが入力された場合に、当該資材IDに係る資材の位置を強調表示することができる。また、位置表示画面が作業者のタブレット端末に表示される場合、タブレット端末は、位置表示画面に、作業者の現在位置を示すプロットをさらに付してもよい。
《建設現場の作業》
図9は、第1の実施形態に係る建設作業を示すフローチャートである。
作業者は、対象物管理装置40によって表示される位置表示画面を視認することで、目的の資材Mが置かれた位置を認識する(ステップS71)。作業者は、資材Mが置かれた位置へ移動し、資材Mを目的位置へ運搬する(ステップS72)。作業者は、目的位置において資材Mから無線タグ10を取り外す(ステップS73)。作業者は、取り外した無線タグ10を回収ボックスBに投入する(ステップS74)。
これにより、回収ボックスBに投入された無線タグ10は、他の資材Mに取り付けられることができる。また、無人移動体20によって回収ボックスBに投入された無線タグ10のタグIDが読み取られることで、対象物管理装置40は、建設作業の進捗状況を特定することができる。
《作用・効果》
このように、第1の実施形態によれば、対象物管理システム1は、タグIDを無線読取可能に保持する複数の無線タグ10と、タグリーダ24からタグIDを取得し、IDテーブルから、取得したタグIDに関連付けられた対象物IDを特定する。つまり、対象物管理システム1は、無線タグ10から資材IDを読み出すのではなく、タグIDを読み出し、タグIDと資材IDを関連付けるIDテーブルを参照することで、資材Mを特定する。これにより、対象物管理システム1は、IDテーブルにおいて関連付けを改めることで、無線タグを再利用しながら、資材Mの監視を行うことができる。
また、第1の実施形態によれば、対象物管理システム1は、資材Mの二次元コードC1と無線タグ10の二次元コードC2とを、マークリーダ30で読み取ることで、対象物IDおよび対象物IDを関連付けてIDテーブルに登録する。これにより、対象物管理システム1は、資材Mの出荷時において、容易に資材Mと無線タグ10との関係をIDテーブルに記録することができる。また、作業者は、同一の資材Mに張り付けられたシールSと無線タグ10とを視認しながらマークリーダ30に読み取らせることができるため、無線タグ10と資材Mとの関連付けを誤る可能性を低減することができる。
また、第1の実施形態によれば、対象物管理システム1は、建設現場の画像に、特定した資材Mの位置を示すマークを付した表示画像を生成する。これにより、対象物管理システム1は、資材Mの位置を作業者にわかりやすく表示することができ、作業者による資材Mの探索を容易にすることができる。
また、第1の実施形態によれば、対象物管理システム1は、資材Mから取り外された無線タグ10に基づいて、建設作業の進捗状況を特定する。これにより、対象物管理システム1は、資材Mの置場管理のみならず、建設作業の進捗状況をも管理することができる。
〈第2の実施形態〉
第1の実施形態に係る対象物管理システム1は、複数の資材IDについて、最後に検出された時刻に係る位置に基づいて、資材Mの位置を特定する。これに対し、第2の実施形態に係る対象物管理システム1は、異なる位置においてタグリーダ24が無線タグ10からタグIDを読み出した電波の強度に基づいて資材Mの位置を特定する。
具体的には、マークリーダ30は、無線タグ10からタグIDを読み出すたびに、無線タグ10からの反射波の強度を特定する。
対象物管理装置40のリーダ情報取得部404は、無人移動体20から、タグIDおよび位置に加え、反射波の強度の時系列を取得する。
対象物位置特定部406は、同一のタグIDが読み取られた異なる時刻における反射波の強度から、反射波の強度を重みとして位置を線形補間することで、資材Mの位置を特定する。
このように、第2の実施形態によれば対象物管理システム1は、タグリーダ24の位置と、タグIDの読み取り時における反射波の強度とに基づいて、資材Mの位置を特定する。これにより、対象物管理システム1は、測位の精度が低い場合や測位漏れが生じる環境下においても、適切に資材Mの位置を特定することができる。
〈他の実施形態〉
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、様々な設計変更等をすることが可能である。例えば、他の実施形態においては、上述の処理の順序が適宜変更されてもよい。また、一部の処理が並列に実行されてもよい。
上述した実施形態に係る対象物管理システム1は、建築現場における資材Mを対象物とするが、他の実施形態においては、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る対象物管理システム1は、人物を対象物として、複数の人物の中から特定の人物を探し出すものであってもよい。
上述した実施形態に係る対象物管理システム1は、無人移動体20による自動運転によって無線タグ10の読み取りを行うが、これに限られない。例えば、他の実施形態においては、タグリーダ24を作業者が持ち、手作業で無線タグ10の読み取りを行ってもよい。また他の実施形態においては、作業者が無人移動体20を操縦するものであってもよい。
上述した実施形態に係る無線タグ10はパッシブタグであるが、他の実施形態においては、他の形式の無線タグを用いてもよい。例えば、他の実施形態においては、無線タグ10として、内蔵する電池をエネルギー源として一定時間ごとにデータを乗せた電波を発するアクティブタグ、または外部から電波を受けたときに内蔵する電池をエネルギー源としてデータを乗せた電波を発するセミアクティブタグなどを用いてもよい。また、上述した実施形態に係る無線タグ10は、取り付けられた資材Mをアンテナとして機能させるが、他の実施形態において、資材Mが非金属材料である場合、無線タグ10は、取り付けられた資材Mをアンテナとして機能させるものでなくてもよい。
上述した実施形態において、情報を光学読取可能に表すマークとして、二次元コードC1および二次元コードC2が用いられているが、他の実施形態においては、他のマークを用いてもよい。例えば、他の実施形態においては、二次元コードに代えて、バーコードまたはカラーコードを用いてもよい。また他の実施形態においては、OCR(Optical Character Recognition)技術を用いることで、マークとして文字列を用いてもよい。
上述した実施形態に係る進捗状況記憶部407は、進捗状況の管理のために、資材Mが建設作業に使用されているか否かを示すバイナリ値(ブーリアン)を示す使用フラグを記憶するが、他の実施形態においては、これに限られない。例えば、他の実施形態においては、進捗状況記憶部407は、使用フラグに代えて、資材状態(工場内、出荷済、現地入荷済、使用済など)を示す資材ステータスを記憶してもよい。
上述した実施形態に係る測位装置25は、GNSSなどにより、無人移動体20の位置を計測するが、他の実施形態においては、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る測位装置25は、GNSSに代えて、無線LAN、ビーコン、PDR(Pedestrian Dead Reckoning)、屋内GPSなどを利用することで、無人移動体20の位置を計測してもよい。また、予め、施工現場の複数の位置に、各位置を示すICタグを設置しておき、これを読み取ることで、無人移動体20の位置を計測してもよい。
なお、予め位置を示すICタグを設置しておく場合、対象物位置特定部406は、以下の手順で資材Mの位置を特定してよい。対象物位置特定部406は、複数の位置に係るICタグと、資材Mに係るICタグとについて、受信強度と受信経過時間のグラフを作成する。これにより対象物位置特定部406は、資材Mに係るICタグに係るグラフとの重なり面積の最も大きいグラフに係る位置、または受信強度のピークが一致するグラフに係る位置を、当該資材Mの位置として特定することができる。
また、他の実施形態に係る対象物位置特定部406は、資材Mに係るICタグの反射波の強度に加え、当該反射波の位相を用いて、資材Mの位置を特定してもよい。反射波の位相を用いることで、より高い精度で位置を特定することができる。
〈コンピュータ構成〉
図10は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ90は、プロセッサ91、メインメモリ93、ストレージ95、インタフェース97を備える。
上述の制御装置26、マークリーダ30、および対象物管理装置40は、コンピュータ90に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ95に記憶されている。プロセッサ91は、プログラムをストレージ95から読み出してメインメモリ93に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、プロセッサ91は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ93に確保する。プロセッサ91の例としては、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphic Processing Unit)、マイクロプロセッサなどが挙げられる。
プログラムは、コンピュータ90に発揮させる機能の一部を実現するためのものであってもよい。例えば、プログラムは、ストレージに既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせ、または他の装置に実装された他のプログラムとの組み合わせによって機能を発揮させるものであってもよい。なお、他の実施形態においては、コンピュータ90は、上記構成に加えて、または上記構成に代えてPLD(Programmable Logic Device)などのカスタムLSI(Large Scale Integrated Circuit)を備えてもよい。PLDの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。この場合、プロセッサ91によって実現される機能の一部または全部が当該集積回路によって実現されてよい。このような集積回路も、プロセッサの一例に含まれる。
ストレージ95の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ95は、コンピュータ90のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース97または通信回線を介してコンピュータ90に接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ90に配信される場合、配信を受けたコンピュータ90が当該プログラムをメインメモリ93に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、ストレージ95は、一時的でない有形の記憶媒体である。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、当該プログラムは、前述した機能をストレージ95に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
〈付記〉
各実施形態に記載の対象物管理システム1、対象物管理装置40、対象物管理方法およびプログラムは、例えば以下のように把握され得る。
(1)第1の態様によれば、対象物管理システム1は、複数の対象物Mそれぞれに取り付け可能な複数の無線タグ10であって、それぞれが無線タグ10を一意に識別可能なタグIDを無線読取可能に保持する複数の無線タグ10と、無線通信により、近傍に存在する前記無線タグ10から前記タグIDを読み出すタグリーダ24と、対象物管理装置40とを備え、前記対象物管理装置40は、前記タグリーダ24から前記タグIDを取得するタグID取得部404と、対象物Mを一意に識別可能な対象物IDと前記タグIDとを関連付けたIDテーブルから、取得した前記タグIDに関連付けられた前記対象物IDを特定する対象物特定部405とを備える。
つまり、対象物管理システム1は、無線タグ10から対象物IDを読み出すのではなく、タグIDを読み出し、タグIDと対象物IDを関連付けるIDテーブルを参照することで、対象物Mを特定する。これにより、対象物管理システム1は、IDテーブルにおいて関連付けを改めることで、無線タグ10を再利用しながら、対象物Mの監視を行うことができる。対象物Mの例としては、資材M、人物、部品などが挙げられる。無線タグ10は、パッシブタグでもアクティブタグでもよい。
(2)第2の態様によれば、第1の態様に係る対象物管理システム1が、光学認識によりマークから情報を読み出すマークリーダ30を備え、前記複数の対象物Mのそれぞれには、前記対象物IDを光学読取可能に表す第1マークC1が付され、前記複数の無線タグ10のそれぞれには、前記タグIDを光学読取可能に表す第2マークC2が付され、前記対象物管理装置40は、前記マークリーダ30から、前記対象物IDおよび前記タグIDを取得するIDペア取得部402と、取得した前記対象物IDおよび前記タグIDを関連付けて前記IDテーブルに登録するペア登録部403とを備える。
これにより、対象物管理システム1は、容易に対象物Mと無線タグ10との関係をIDテーブルに記録することができる。また、作業者は、第1マークC1が付された対象物Mに無線タグ10が取り付けられていることを視認しながらマークリーダ30に読み取らせることができる。これにより、対象物管理システム1は、無線タグ10と対象物Mとの関連付けを誤る可能性を低減することができる。第1マークC1および第2マークの例としては、二次元コード、バーコード、文字列、図形などが挙げられる。
(3)第3の態様によれば、第1または第2の態様に係る対象物管理システム1において、前記対象物管理装置40は、前記タグリーダ24の位置を特定するリーダ位置特定部404と、特定した前記対象物IDと特定した前記位置とに基づいて、前記対象物Mの位置を特定する対象物位置特定部406とを備える。
(4)第4の態様によれば、第3の態様に係る対象物管理システム1において、前記タグリーダ24は、電波を発して前記無線タグ10による前記電波の反射波から前記タグIDを読み出し、前記タグID取得部404は、前記タグIDと、当該タグIDの読み取り時における前記反射波の強度を取得し、前記対象物位置特定部406は、特定した前記タグリーダ24の位置と前記反射波の強度とに基づいて、前記対象物Mの位置を特定する。
これにより、対象物管理システム1は、測位の精度が低い場合や測位漏れが生じる環境下においても、適切に資材Mの位置を特定することができる。
(5)第5の態様によれば、第3または第4の態様に係る対象物管理システム1において、前記対象物管理装置40は、前記対象物Mが置かれる現場の画像に、特定した前記対象物Mの位置を示すマークを付した表示画像を生成する表示制御部409を備える。
これにより、対象物管理システム1は、対象物Mの位置を作業者にわかりやすく表示することができ、作業者による対象物Mの探索を容易にすることができる。
(6)第6の態様によれば、第1から第5の何れかの態様に係る対象物管理システム1において、前記対象物管理装置40は、前記IDテーブルにおいて前記対象物Mから取り外された無線タグ10のタグIDに関連付けられた前記対象物IDに基づいて、前記複数の対象物Mに係る作業の進捗状況を特定する進捗状況特定部408を備える。これにより、対象物管理システム1は、対象物Mの置場管理のみならず、対象物Mに係る作業の進捗状況をも管理することができる。対象物Mに係る作業の例としては、建設作業、組立作業が挙げられる。
(7)第7の態様によれば、対象物管理装置40は、無線通信により近傍に存在する無線タグ10から前記無線タグ10を一意に識別可能なタグIDを読み出すタグリーダ24から、前記タグIDを取得するタグID取得部404と、対象物Mを一意に識別可能な対象物IDと当該対象物Mに取り付けられた前記無線タグ10の前記タグIDとを関連付けたIDテーブルから、取得した前記タグIDに関連付けられた前記対象物IDを特定する対象物特定部405とを備える。
(8)第8の態様によれば、対象物管理方法は、無線通信により近傍に存在する無線タグ10から前記無線タグ10を一意に識別可能なタグIDを読み出すタグリーダ24から、前記タグIDを取得するステップと、対象物Mを一意に識別可能な対象物IDと当該対象物Mに取り付けられた前記無線タグ10の前記タグIDとを関連付けたIDテーブルから、取得した前記タグIDに関連付けられた前記対象物IDを特定するステップとを備える。
(9)第9の態様によれば、プログラムは、コンピュータ90に、無線通信により近傍に存在する無線タグ10から前記無線タグ10を一意に識別可能なタグIDを読み出すタグリーダ24から、前記タグIDを取得するステップと、対象物Mを一意に識別可能な対象物IDと当該対象物Mに取り付けられた前記無線タグ10の前記タグIDとを関連付けたIDテーブルから、取得した前記タグIDに関連付けられた前記対象物IDを特定するステップとを実行させる。
1 対象物管理システム
10 無線タグ
20 無人移動体
23 距離計
24 タグリーダ
25 測位装置
26 制御装置
30 マークリーダ
40 対象物管理装置
401 IDデータベース
402 IDペア取得部
403 ペア登録部
404 リーダ情報取得部
405 対象物特定部
406 対象物位置特定部
407 進捗状況記憶部
408 進捗状況特定部
409 表示制御部
C1、C2 二次元コード
M 資材

Claims (8)

  1. 複数の対象物それぞれに取り付け可能な複数の無線タグであって、それぞれが無線タグを一意に識別可能なタグIDを無線読取可能に保持する複数の無線タグと、
    無線通信により、近傍に存在する前記無線タグから前記タグIDを読み出すタグリーダと、
    対象物管理装置と、
    光学認識によりマークから情報を読み出すマークリーダと、
    を備え、
    前記複数の対象物のそれぞれには、対象物を一意に識別可能な対象物IDを光学読取可能に表す第1マークが付され、
    前記複数の無線タグのそれぞれには、前記タグIDを光学読取可能に表す第2マークが付され、
    前記対象物管理装置は、
    前記タグリーダから前記タグIDを取得するタグID取得部と、
    前記対象物IDと前記タグIDとを関連付けたIDテーブルから、取得した前記タグIDに関連付けられた前記対象物IDを特定する対象物特定部と、
    前記マークリーダから、前記対象物IDおよび前記タグIDを取得するIDペア取得部と、
    取得した前記対象物IDおよび前記タグIDを関連付けて前記IDテーブルに登録するペア登録部と
    を備える対象物管理システム。
  2. 前記対象物管理装置は、
    前記タグリーダの位置を特定するリーダ位置特定部と、
    特定した前記対象物IDと特定した前記位置とに基づいて、前記対象物の位置を特定する対象物位置特定部と
    を備える
    請求項1に記載の対象物管理システム。
  3. 前記タグリーダは、電波を発して前記無線タグによる前記電波の反射波から前記タグIDを読み出し、
    前記タグID取得部は、前記タグIDと、当該タグIDの読み取り時における前記反射波の強度を取得し、
    前記対象物位置特定部は、特定した前記タグリーダの位置と前記反射波の強度とに基づいて、前記対象物の位置を特定する
    請求項2に記載の対象物管理システム。
  4. 前記対象物管理装置は、前記対象物が置かれる現場の画像に、特定した前記対象物の位置を示すマークを付した表示画像を生成する表示制御部
    を備える請求項2または請求項3に記載の対象物管理システム。
  5. 前記対象物管理装置は、
    前記IDテーブルにおいて前記対象物から取り外された無線タグのタグIDに関連付けられた前記対象物IDに基づいて、前記複数の対象物に係る作業の進捗状況を特定する進捗状況特定部
    を備える請求項1から請求項4の何れか1項に記載の対象物管理システム。
  6. 対象物を一意に識別可能な対象物IDを光学読取可能に表す第1マークが付された複数の対象物と、
    前記複数の対象物それぞれに取り付け可能な複数の無線タグであって、それぞれが無線タグを一意に識別可能なタグIDを無線読取可能に保持し、かつ前記タグIDを光学読取可能に表す第2マークが付された複数の無線タグと
    を備える対象物管理システムで用いられる対象物管理装置であって、
    無線通信により近傍に存在する無線タグから前記無線タグを一意に識別可能なタグIDを読み出すタグリーダから、前記タグIDを取得するタグID取得部と、
    対象物を一意に識別可能な対象物IDと当該対象物に取り付けられた前記無線タグの前記タグIDとを関連付けたIDテーブルから、取得した前記タグIDに関連付けられた前記対象物IDを特定する対象物特定部と、
    光学認識によりマークから情報を読み出すマークリーダから、前記対象物IDおよび前記タグIDを取得するIDペア取得部と、
    取得した前記対象物IDおよび前記タグIDを関連付けて前記IDテーブルに登録するペア登録部と
    を備える対象物管理装置。
  7. 対象物を一意に識別可能な対象物IDを光学読取可能に表す第1マークが付された複数の対象物と、
    前記複数の対象物それぞれに取り付け可能な複数の無線タグであって、それぞれが無線タグを一意に識別可能なタグIDを無線読取可能に保持し、かつ前記タグIDを光学読取可能に表す第2マークが付された複数の無線タグと
    を備える対象物管理システムで用いられる対象物管理方法であって、
    無線通信により近傍に存在する無線タグから前記無線タグを一意に識別可能なタグIDを読み出すタグリーダから、前記タグIDを取得するステップと、
    対象物を一意に識別可能な対象物IDと当該対象物に取り付けられた前記無線タグの前記タグIDとを関連付けたIDテーブルから、取得した前記タグIDに関連付けられた前記対象物IDを特定するステップと、
    光学認識によりマークから情報を読み出すマークリーダから、前記対象物IDおよび前記タグIDを取得するステップと、
    取得した前記対象物IDおよび前記タグIDを関連付けて前記IDテーブルに登録するステップと
    を備える対象物管理方法。
  8. 対象物を一意に識別可能な対象物IDを光学読取可能に表す第1マークが付された複数の対象物と、
    前記複数の対象物それぞれに取り付け可能な複数の無線タグであって、それぞれが無線タグを一意に識別可能なタグIDを無線読取可能に保持し、かつ前記タグIDを光学読取可能に表す第2マークが付された複数の無線タグと
    を備える対象物管理システムで用いられるコンピュータに、
    無線通信により近傍に存在する無線タグから前記無線タグを一意に識別可能なタグIDを読み出すタグリーダから、前記タグIDを取得するステップと、
    対象物を一意に識別可能な対象物IDと当該対象物に取り付けられた前記無線タグの前記タグIDとを関連付けたIDテーブルから、取得した前記タグIDに関連付けられた前記対象物IDを特定するステップと、
    光学認識によりマークから情報を読み出すマークリーダから、前記対象物IDおよび前記タグIDを取得するステップと、
    取得した前記対象物IDおよび前記タグIDを関連付けて前記IDテーブルに登録するステップと
    を実行させるためのプログラム。
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