JP7448941B2 - マークカード読取装置、マークカード読取方法及びプログラム - Google Patents

マークカード読取装置、マークカード読取方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、マークカードを読み取る、マークカード読取装置、マークカード読取方法及びプログラムに関し、特に、マークカードの読取りに際して異物の付着を検知可能なマークカード読取装置、マークカード読取方法及びプログラムに関する。
ボートレース、競馬、競輪及びオートレース等の公営競技において、投票券を購入するための方式の1つとして、マーク式の投票カードが用いられることがある。マーク式の投票カードには、マークカードが用いられる。この場合、投票券を購入しようとする利用者は、マークカードのマーク欄を、購入しようとする投票券の内容に応じて記入し、記入したマークカードを、例えば専用のマークカード読取装置に挿入する。マークカード読取装置は、挿入されたマークカードのマーク欄を読み取り、読取り結果に応じた投票券を発券する。利用者は、マークカード読取装置から発券される投票券を受け取ることで、投票券を購入することができる。例えば、特許文献1には、マークカードを読み取って、読み取ったマークカードの投票内容に基づいた投票券を発券する、投票券発券装置が開示されている。
特開2015-11455号公報
公営競技で用いられるマークカード読取装置は、屋外に設置されることもあり、この場合、埃や外気に触れやすい環境に置かれることとなる。また、公営競技で用いられるマークカード読取装置は、専門のオペレータにより取り扱われるとは限られず、不特定多数の一般利用者により取り扱われる場合もある。これらの場合、マークカード読取装置にマークカードが挿入される際に、埃やごみ等の異物がマークカードとともに入り込んだり、消しゴムのカスがマークカードとともに入り込んだりする可能性がある。このような異物がマークカード読取装置内に入ると、マークカード読取装置内の読取部に異物が付着することにより、利用者がマークをしていない箇所が、誤ってマークがされたと判定される場合がある。
上記のような問題点に鑑みてなされた本発明の目的は、マークカードにおけるマーク欄の誤読の可能性を低減可能なマークカード読取装置、マークカード読取方法及びプログラムを提供することにある。
上述した課題を解決すべく、本発明の一実施形態に係るマークカード読取装置は、
マークカードに光を照射し、前記光の前記マークカードからの反射光の受光強度に基づいて、前記受光強度が高いほど下限値に近い数値とするように、前記マークカードの各マーク欄の読取り結果を数値化する読取部と、
前記マークカードにおいて、前記マークカードの移送方向に沿って配置されたマーク欄の複数の列のうち、全てのマーク欄について前記読取り結果の数値が、前記下限値でない列があるか否かを判定し、前記複数の列の全てについて、前記読取り結果の数値が前記下限値であるマーク欄を少なくとも1つ有すると判定した場合、前記読取り結果が正常であると判定する、制御部と、
を備える。
前記制御部は、
前記複数の列のうち、前記移送方向に沿って配置された全てのマーク欄について、前記読取り結果の数値が前記下限値でない列が存在すると判定した場合、前記読取り結果の数値が前記下限値でない列の全てのマーク欄の前記読取り結果の数値が判定閾値以上であるか否かを判定し、
前記読取り結果の数値が前記下限値でない列のマーク欄の前記読取り結果の数値のうち、前記判定閾値未満の数値となるマーク欄が存在すると判定した場合、前記読取り結果が正常であると判定してよい。
前記制御部は、前記読取り結果の数値が前記下限値でない列の全てのマーク欄の前記読取り結果の数値が前記判定閾値以上であると判定した場合、前記読取り結果が異常であると判定してよい。
前記制御部は、前記読取り結果が異常であると判定した場合、前記読取り結果が異常であると判定したマークカードを当該マークカード読取装置の外に排出してよい。
前記制御部は、前記読取り結果が正常であると判定した場合、前記読取り結果に応じた投票券を発券してよい。
また、上述した課題を解決すべく、本発明の一実施形態に係るマークカード読取方法は、
マークカード読取装置が実行するマークカード読取方法であって、
マークカードに光を照射するステップと、
前記光の前記マークカードからの反射光の受光強度に基づいて、前記受光強度が高いほど下限値に近い数値とするように、前記マークカードの各マーク欄の読取り結果を数値化するステップと、
前記マークカードにおいて、前記マークカードの移送方向に沿って配置されたマーク欄の複数の列のうち、全てのマーク欄について前記読取り結果の数値が、前記下限値でない列があるか否かを判定するステップと、
前記複数の列の全てについて、前記読取り結果の数値が前記下限値であるマーク欄を少なくとも1つ有すると判定した場合、前記読取り結果が正常であると判定するステップと、
を含む。
また、上述した課題を解決すべく、本発明の一実施形態に係るプログラムは、
マークカード読取装置に、
マークカードに光を照射するステップと、
前記光の前記マークカードからの反射光の受光強度に基づいて、前記受光強度が高いほど下限値に近い数値とするように、前記マークカードの各マーク欄の読取り結果を数値化するステップと、
前記マークカードにおいて、前記マークカードの移送方向に沿って配置されたマーク欄の複数の列のうち、全てのマーク欄について前記読取り結果の数値が、前記下限値でない列があるか否かを判定するステップと、
前記複数の列の全てについて、前記読取り結果の数値が前記下限値であるマーク欄を少なくとも1つ有すると判定した場合、前記読取り結果が正常であると判定するステップと、
を実行させる。
上記のように構成された本発明に係るマークカード読取装置、マークカード読取方法及びプログラムによれば、マークカードにおけるマーク欄の誤読の可能性を低減可能である。
本発明の一実施形態に係るマークカード読取装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 本実施形態で用いられるマークカードの一例を示す概略図である。 図1のマークカード読取装置における、マークカードの搬送経路の一例を示す図である。 マーク欄の読取り結果が数値化された状態の一例を示す図である。 マーク欄の読取り結果が数値化された状態の他の一例を示す図である。 図1のマークカード読取装置の制御部が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るマークカード読取装置1の概略構成を示す機能ブロック図である。マークカード読取装置1はOMR(Optical Mark Reader:光学式マーク読取装置)により構成されている。本実施形態に係るマークカード読取装置1は公営競技において、投票券を発券するために用いられる。具体的には、公営競技において投票券を購入しようとする利用者が、まず専用のマークカードに記入する。図2は、本実施形態で用いられるマークカード20の一例を示す概略図である。利用者は、購入しようとする投票券の内容に応じてマークカード20のマーク欄21を塗りつぶすことにより、マークカード20を記入する。次に、利用者は、記入したマークカード20をマークカード読取装置1に挿入する。マークカード読取装置1は、マークカード20の挿入を受け付け、挿入されたマークカード20のマーク欄21を読み取り、読み取った結果に応じた投票券を発券する。
本実施形態に係るマークカード読取装置1は、マーク欄21の読取りに際し、誤読の可能性がある場合にはマークカード20の読取り結果に基づく投票券の発券を行わない。この場合、マークカード読取装置1は、例えば挿入されたマークカード20を返却口からマークカード読取装置1の外に排出することにより、マークカード20を利用者に返却してよい。このとき、マークカード読取装置1は、マーク欄21の読取りが正確に行われない可能性がある旨を報知してよい。
図3は、マークカード読取装置1における、マークカード20の搬送経路の一例を示す図である。図3に示すように、マークカード読取装置1は挿入口31からマークカード20の挿入を受け付ける。つまり、利用者は、マークカード20を挿入口31から挿入する。挿入口31から挿入されたマークカード20は、第1経路32を通って読取部11に送られる。なお、マークカード読取装置1は、挿入口31から所定の複数枚(例えば最大20枚)のマークカード20の挿入を受け付けることができるように構成されていてよく、この場合、マークカード読取装置1は、第1経路32において、挿入された複数枚のマークカード20を1枚ずつ読取部11に送り出す。
読取部11は、第1経路32から送られてきたマークカード20のマーク欄21を読み取る。マークカード20は、図3に示すように、マークカード読取装置1の手前側にある挿入口31側から、マークカード読取装置1の奥側にある収納部33側に移送されるため、読取部11は、この移送される方向(以下「移送方向」ともいう)に沿ってマークカード20のマーク欄21を読み取る。移送方向は、マークカード読取装置1の仕様及びマークカード20のデザイン等に応じて適宜定められるが、本実施形態では、図2の矢印aで示す方向が移送方向であるとして説明する。
読取部11による読取り結果は、図1に示す制御部12に送信され、制御部12で読取り結果に基づく処理が行われる。読取部11及び制御部12が実行する処理の詳細については、後述する。
読取りが正常に行われた場合、制御部12は、読取り結果に応じた投票券を発券する。この場合、読み取られたマークカード20は、印字部14に送られる。印字部14では、読取りを行ったマークカード20に対して、読取りを行ったことを示す文字や記号等を印字する。印字部14で印字されたマークカード20は、収納部33に送られ、収納部33に保存される。
読取りが正常に行われなかった場合、つまり誤読の可能性があると判定された場合、マークカード20は、読取部11から奥側の印字部14に移送されず、第2経路34に送られ、返却口35から外に排出される。第1経路32と第2経路34との切替えは、切替フラップ36により行われる。このようにして、誤読の可能性があるマークカード20は利用者に返却される。この場合、制御部12は、投票券を発券しない。また、この場合、制御部12は、マークカード読取装置1が備える不図示の報知部から、マーク欄21の読取りが正確に行われない可能性がある旨を報知してよい。報知は、例えば、ブザーによる音の出力、発光部による発光、表示部による表示等により実行されることができる。
次に、マークカード読取装置1が実行する具体的な処理について、以下説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るマークカード読取装置1は、機能ブロックとして、読取部11と、制御部12と、記憶部13と、印字部14と、を備える。
読取部11は、マークカード読取装置1に挿入されたマークカード20を読み取る。具体的には、読取部11は、マークカード20のマーク欄21を読み取る。読取部11は、従来公知のOMRで用いられている読取部と同様の構成を有していてよい。読取部11は、マークカード20に光を照射し、その光のマークカード20からの反射光を感知することによりマーク欄21を読み取る。読取部11は、このようにしてマーク欄21を読み取るために、光を照射する発光部15と、反射光を受光する受光部16と、を備える。読取部11は、従来公知のOMRと同様に、マーク欄21の読取りの基準となる、マークカード20に記載されたタイミングマーク22を基準として、マークカード20のマーク欄21を読み取る。
読取部11は、各マーク欄21の読取り結果を数値化する。例えば、読取部11は、受光部16が受光する、各マーク欄21からの反射光の強度に応じて、各マーク欄21の読取り結果を、0から99の数値(整数)により、数値化する。図4は、マーク欄21の読取り結果が数値化された状態の一例を示す図である。読取部11は、読取り結果を、マーク欄21からの反射光の受光強度が高いほど、下限値(ここでは0)に近い数値とし、マーク欄21からの反射光の受光強度が低いほど上限値(ここでは99)に近い数値とする。利用者が、マークを記入していないマーク欄21、つまり塗りつぶしていないマーク欄21については、理想的には、反射光の受光強度が最も高くなるため、読取部11による読取り結果としての数値は0となる。また、利用者が、マークを記入したマーク欄21、つまり塗りつぶしたマーク欄21については、理想的には、反射光の受光強度が最も低くなるため、読取部11による読取り結果としての数値は99となる。
一方、読取部11によるマーク欄21の読取り結果は、必ずしもマーク欄21が塗りつぶされているか否かということのみに依存するわけではない。例えば、マークカード20のマーク欄21に、例えば消しゴムのカス等のごみが付着している場合、このようなごみの影響により、受光部16における反射光の受光強度が変化(つまり減少)し得る。また、例えば、利用者がマークカード20の特定のマーク欄21を一度塗りつぶした後、当該マーク欄21の塗りつぶしを消しゴムで消した場合、塗りつぶした跡をきれいに消すことができていないと、受光部16における、当該マーク欄21からの反射光の受光強度が変化(つまり減少)し得る。読取部11によるマーク欄21の読取り結果の数値は、ここで示した例に起因するものを含め、多様な要因により、変化しうる。そのため、マーク欄21の読取り結果の数値は、必ずしも0又は99になるとは限らず、その間の値をとることがある。図4には、一部のマーク欄21において、マーク欄21の読取り結果の数値が0又は99にならない例が記載されている。
読取部11は、マーク欄21の読取り結果としての数値を、制御部12に送信する。
制御部12は、マークカード読取装置1が備える各機能ブロックをはじめとして、マークカード読取装置1の全体を制御及び管理するプロセッサである。制御部12は、制御手順を規定したプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサで構成される。プロセッサにより実行されるプログラムは、例えば記憶部13又は外部の記憶媒体等に格納される。
制御部12は、読取部11から取得した、マーク欄21の読取り結果としての数値に基づき、所定の処理を実行する。本実施形態において、制御部12は、読取部11が正常にマーク欄21を読み取れているか否かを判定する。
正常にマーク欄21を読み取れているとは、マークカード20におけるマーク欄21の塗りつぶしの有無を、所定以上の精度で読み取れていることをいう。つまり、塗りつぶされているマーク欄21の読取り結果としての数値が、当該マーク欄が塗りつぶされていると制御部12が所定以上の確率(例えば99%以上)で判定できる程度の値となっている場合、マーク欄21が正常に読み取れていると言える。また、塗りつぶされていないマーク欄21の読取り結果としての数値が、当該マーク欄が塗りつぶされていないと制御部12が所定以上の確率(例えば99%以上)で判定できる程度の値となっている場合、マーク欄21が正常に読み取れているといえる。
反対に、塗りつぶされているマーク欄21の読取り結果としての数値が、当該マーク欄が塗りつぶされていないと制御部12が判定する確率が所定以上の場合、つまり所定以上の確率で塗りつぶされたマーク欄21を塗りつぶされていないと判定するという誤読が発生する場合、マーク欄21について読取異常が発生していると言える。同様に、塗りつぶされていないマーク欄21の読取り結果としての数値が、当該マーク欄が塗りつぶされていると制御部12が判定する確率が所定以上の場合、つまり所定以上の確率で塗りつぶされていないマーク欄21を塗りつぶされていると判定するという誤読が発生する場合、マーク欄21について読取異常が発生していると言える。
本実施形態に係る制御部12は、所定の処理手順に従って、読取部11が正常にマーク欄21を読み取れているか否かを判定する。本実施形態では、制御部12は、まず、マークカード20において、移送方向に沿って配置されたマーク欄21の複数の列のうち、全てのマーク欄21について読取り結果の数値が0でない列があるか否かを判定する。図4及び図5に示す例では、マークカード20は、移送方向に沿って配置されたマーク欄21の列を、それぞれ列Aから列Lまでの12個有する。制御部12は、これらの列Aから列Lまでの12個の列のうち、全てのマーク欄21について読取り結果の数値が0でない列があるか否かを判定する。
例えば、図4に示す例では、列Aから列Lまでの12個の列は、全て、読取り結果の数値が0であるマーク欄21を少なくとも1つ有する。このように、マークカード20の複数の列が、全て、読取り結果の数値が0であるマーク欄21を少なくとも1つ有する場合、制御部12は、読取り結果が正常であると判定する。
一方、例えば図5に示す例では、列Aから列Lまでの12の列のうち、列Aから列I及び列Kから列Lまでの11個の列については、読取り結果の数値が0であるマーク欄21を少なくとも1つ有する。しかしながら、列Jについては、移送方向に沿って配置された全てのマーク欄21について、読取り結果の数値が0でない。つまり列Jのマーク欄21は、読取り結果の数値が0であるマーク欄21を有さない。この場合、制御部12は、当該列Jの全てのマーク欄21の読取り結果の数値が、所定の判定閾値以上であるか否かを判定する。
判定閾値は、読取部11にごみが付着していることが想定される適宜の値に設定されてよい。具体的には、マークカード20のマーク欄21に、例えば消しゴムのカス等のごみが付着している場合、このようなごみが、マークカード読取装置1の内部で移送されているときに、読取部11の受光部16に付着することがある。この場合、受光部16で検出される反射光の受光強度は、受光部16に付着したごみの影響により減少し得る。判定閾値は、読取り結果の数値が0でない列における読取り結果の数値が、ごみの付着によるものである可能性があるか否かを判定できる数値に設定される。
制御部12は、読取り結果の数値が0でない列の全てのマーク欄21の読取り結果の数値が判定閾値以上である場合、読取部11にごみが付着する等の原因により、読取異常が発生していると判定する。読取部11にごみが付着している場合、当該列の全てのマーク欄21に対して、読取り結果にごみの影響が反映されるためである。反対に、制御部12は、読取り結果の数値が0でない列のマーク欄21の読取り結果の数値のうち、判定閾値未満のマーク欄21が存在する場合、読取り結果が正常であると判定する。読取部11にごみが付着している場合、当該列の全てのマーク欄21に対して、読取り結果にごみの影響が反映されるところ、判定閾値未満のマーク欄21が存在するということは、ごみが付着している可能性は低いと考えられるためである。
例えば、判定閾値が20であるとする。図5に示す例において、制御部12は、J列の全てのマーク欄21の読取り結果の数値が、判定閾値である20以上であるか否かを判定する。図5に示す例では、少なくとも一部のマーク欄21の読取り結果の数値が20未満であるため、制御部12は、読取り結果が正常であると判定する。この場合、制御部12は、読取り結果に応じた投票券を発券する。
仮に、図5に示す例において、J列の全てのマーク欄21の読取り結果の数値が、判定閾値である20以上である場合、制御部12は、読取り結果に異常が発生していると判定する。あるいは、例えば判定閾値が仮に15に設定されている場合、図5に示す例において、J列の全てのマーク欄21の読取り結果の数値が、判定閾値である15以上となるため、制御部12は、読取り結果に異常が発生していると判定する。制御部12は、読取り結果に異常が発生していると判定した場合、異常が発生していると判定したマークカード20を返却口35から返却する。なお、判定閾値は、マークカード読取装置1又は読取部11の仕様等に応じて適宜決定されてよい。
記憶部13は、多様なメモリデバイスを有し、用途に応じてそれぞれ各種情報、例えば、制御部12の動作に必要なデータなどを記憶する。例えば、記憶部13は、半導体メモリ又は磁気メモリ等で構成されることができる。記憶部13は、各種情報やマークカード読取装置1を動作させるためのプログラム等を記憶する。また、記憶部13は、ワークメモリとして機能するRAM(Random Access Memory)等のデバイスも有する。
印字部14は、読取り結果が正常と判定され、読取りが行われたマークカード20に対して、読取りを行ったことを示す文字や記号等を印字する。読取りを行ったことを示す文字や記号等は、読取りが完了したことが理解できれば、任意のものを使用することができる。印字部14として、例えばドットヘッドプリンタを使用することができる。
次に、制御部12が実行する処理の詳細について、図6を参照しながら説明する。図6は、マークカード読取装置1の制御部12が実行する処理の一例を示すフローチャートである。制御部12は、第1経路32から読取部11にマークカード20が移送され、読取部11においてマークカード20のマーク欄21の読取りが実行されたときに、図6に示すフローを開始する。
まず、制御部12は、読取部11からマークカード20の読取り結果を取得する(ステップS1)。すなわち、制御部12は、マーク欄21の読取り結果の数値を、読取部11から取得する。
次に、制御部12は、移送方向に沿って配置されたマーク欄21の複数の列のうち、全てのマーク欄21について読取り結果の数値が0でない列があるか否かを判定する(ステップS2)。
制御部12は、複数の列の全てについて、読取り結果の数値が0であるマーク欄21を少なくとも1つ有すると判定した場合(ステップS2のNo)、読取り結果が正常であると判定し、読取り結果に応じた投票券を発券する(ステップS3)。この場合、制御部12は、読み取ったマークカード20を印字部14に移送する(ステップS4)。当該マークカード20は、印字部14において印字された後、収納部33に送られて、収納部33に保存される。
制御部12は、複数の列のうち、移送方向に沿って配置された全てのマーク欄21について、読取り結果の数値が0でない列が存在すると判定した場合(ステップS2のYes)、当該列の全てのマーク欄21の読取り結果の数値が判定閾値以上であるか否かを判定する(ステップS5)。
制御部12は、当該列のマーク欄21の読取り結果の数値のうち、判定閾値未満の数値となるマーク欄21が存在すると判定した場合(ステップS5のNo)、読取り結果が正常であると判定し、読取り結果に応じた投票券を発券する(ステップS3)。この場合、制御部12は、読み取ったマークカード20を印字部14に移送する(ステップS4)。当該マークカード20は、印字部14において印字された後、収納部33に送られて、収納部33に保存される。
制御部12は、当該列の全てのマーク欄21の読取り結果の数値が判定閾値以上であると判定した場合(ステップS5のYes)、読取り結果に異常が発生していると判定し、当該マークカード20を返却口35から返却する(ステップS6)。この場合、制御部12は、投票券を発券しない。また、この場合、制御部12は、マーク欄21の読取りが正確に行われない可能性がある旨を報知してよい。具体的には、例えば、制御部12は、マーク欄21の読取りを行わない旨を報知してよい。
本実施形態に係るマークカード読取装置1によれば、読取部11による読取り結果に基づき、制御部12が、読取り結果が正常であるか異常であるかを判定することができる。そのため、制御部12は、読取り結果が正常であるか異常であるかの判定結果に基づいて、マークカード20の読取りに基づく処理を実行したり中止したりすることを選択できる。すなわち、マークカード20の読取り結果が異常である場合に、読取り結果に基づく処理を中止することができる。これにより、マークカード20におけるマーク欄21の誤読の可能性を低減することができる。
以上、本発明を諸図面や実施形態に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。
例えば、各構成部、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
また、上記実施形態では、マークカード読取装置1が公営競技において使用されるものであるとして説明した。しかしながら、マークカード読取装置1は、必ずしも公営競技において使用されるものでなくてもよい。例えば、マークカード読取装置1は、マークカード20を解答用紙として用いる試験の採点のために用いられてもよい。
1 マークカード読取装置
11 読取部
12 制御部
13 記憶部
14 印字部
15 発光部
16 受光部
20 マークカード
21 マーク欄
22 タイミングマーク
31 挿入口
32 第1経路
33 収納部
34 第2経路
35 返却口
36 切替フラップ

Claims (7)

  1. マークカードに光を照射し、前記光の前記マークカードからの反射光の受光強度に基づいて、前記受光強度が高いほど下限値に近い数値とするように、前記マークカードの各マーク欄の読取り結果を数値化する読取部と、
    前記マークカードにおいて、前記マークカードの移送方向に沿って配置されたマーク欄の複数の列のうち、全てのマーク欄について前記読取り結果の数値が、前記下限値でない列があるか否かを判定し、前記複数の列の全てについて、前記読取り結果の数値が前記下限値であるマーク欄を少なくとも1つ有すると判定した場合、前記読取り結果が正常であると判定する、制御部と、
    を備える、マークカード読取装置。
  2. 前記制御部は、
    前記複数の列のうち、前記移送方向に沿って配置された全てのマーク欄について、前記読取り結果の数値が前記下限値でない列が存在すると判定した場合、前記読取り結果の数値が前記下限値でない列の全てのマーク欄の前記読取り結果の数値が判定閾値以上であるか否かを判定し、
    前記読取り結果の数値が前記下限値でない列のマーク欄の前記読取り結果の数値のうち、前記判定閾値未満の数値となるマーク欄が存在すると判定した場合、前記読取り結果が正常であると判定する、
    請求項1に記載のマークカード読取装置。
  3. 前記制御部は、前記読取り結果の数値が前記下限値でない列の全てのマーク欄の前記読取り結果の数値が前記判定閾値以上であると判定した場合、前記読取り結果が異常であると判定する、請求項2に記載のマークカード読取装置。
  4. 前記制御部は、前記読取り結果が異常であると判定した場合、前記読取り結果が異常であると判定したマークカードを当該マークカード読取装置の外に排出する、請求項3に記載のマークカード読取装置。
  5. 前記制御部は、前記読取り結果が正常であると判定した場合、前記読取り結果に応じた投票券を発券する、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のマークカード読取装置。
  6. マークカード読取装置が実行するマークカード読取方法であって、
    マークカードに光を照射するステップと、
    前記光の前記マークカードからの反射光の受光強度に基づいて、前記受光強度が高いほど下限値に近い数値とするように、前記マークカードの各マーク欄の読取り結果を数値化するステップと、
    前記マークカードにおいて、前記マークカードの移送方向に沿って配置されたマーク欄の複数の列のうち、全てのマーク欄について前記読取り結果の数値が、前記下限値でない列があるか否かを判定するステップと、
    前記複数の列の全てについて、前記読取り結果の数値が前記下限値であるマーク欄を少なくとも1つ有すると判定した場合、前記読取り結果が正常であると判定するステップと、
    を含む、マークカード読取方法。
  7. マークカード読取装置に、
    マークカードに光を照射するステップと、
    前記光の前記マークカードからの反射光の受光強度に基づいて、前記受光強度が高いほど下限値に近い数値とするように、前記マークカードの各マーク欄の読取り結果を数値化するステップと、
    前記マークカードにおいて、前記マークカードの移送方向に沿って配置されたマーク欄の複数の列のうち、全てのマーク欄について前記読取り結果の数値が、前記下限値でない列があるか否かを判定するステップと、
    前記複数の列の全てについて、前記読取り結果の数値が前記下限値であるマーク欄を少なくとも1つ有すると判定した場合、前記読取り結果が正常であると判定するステップと、
    を実行させるプログラム。
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