JP7448465B2 - 整列範囲生成装置および整列範囲生成方法 - Google Patents

整列範囲生成装置および整列範囲生成方法 Download PDF

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Description

本発明は、概して、建築物における整列範囲の生成に関する。
近年、BIM(Building Information Modeling)を始めとして、建築物のあらゆる情報を1つのモデルに統合することで、建築物の設計、施工だけでなく、運用においてもその建築モデルの情報を利用するような取り組みが増えつつある。これに際し、例えば、昇降機の運用のための情報伝達の取り組みとして、特許文献1に挙げるような手法が考えられている。
特開2018-005276号公報
ビルの運用においては、しばしば昇降機の利用のための整列が長くなることが問題となる。整列の整理必要性の検討、エレベーター運用の検討、受付運用の検討、ロボット運用の検討等の観点で、昇降機の利用のための整列の整列範囲が建築モデルデータに統合されることが望ましい。しかしながら、特許文献1を始めとした既存の手法では、昇降機の利用において想定される整列範囲の情報を生成して伝達する仕組みについては開示されていない。
本発明は、以上の点を考慮してなされたもので、建築物における整列範囲を利用可能に生成する整列範囲生成装置等を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、建築物に設けられている所定のシステムを利用する人の整列範囲を生成する整列範囲生成装置であって、前記建築物の構造情報を含む建築モデルデータと、前記システムを利用する人の整列開始位置の情報を含む整列データと、一人当たりの占有領域を示す一人当たり占有領域データとから、前記システムを利用する人の整列位置を決定する決定部と、前記決定部により決定された整列位置の外形をとることで、前記システムを利用する人の整列範囲を特定し、特定した整列範囲を示すオブジェクトデータであって、前記建築モデルデータに配置可能なオブジェクトデータを生成する生成部と、を設けるようにした。
上記構成によれば、例えば、整列範囲を示すオブジェクトデータを建築モデルデータに組み組むことで、建築物の運用者は、建築物のシステムに想定される整列範囲を容易に把握することができる。これにより、整列の整理必要性の検討、エレベーター運用の検討、受付運用の検討、ロボット運用の検討等にかかる工数を削減することができる。
本発明によれば、建築物における整列範囲を容易に利用することができる。
第1の実施の形態による整列範囲生成装置に係る一例を示す図である。 第1の実施の形態による建築モデルデータの一例を示す図である。 第1の実施の形態による整列形成処理の一例を示す図である。 第1の実施の形態による建築モデルデータの一例を示す図である。 第1の実施の形態による流入割合表の一例を示す図である。 第1の実施の形態による整列方式の一例を示す図である。 第1の実施の形態による整列方式の一例を示す図である。 第1の実施の形態による整列方式の一例を示す図である。 第1の実施の形態による整列方式の一例を示す図である。 第2の実施の形態による整列範囲生成装置に係る一例を示す図である。
(1)第1の実施の形態
以下、本発明の一実施の形態を詳述する。ただし、本発明は、実施の形態に限定されるものではない。
本実施の形態の整列範囲生成装置は、例えば、建築物(建屋)で想定されるエレベーターの待ち人数を算出したのち、利用者の整列が始まる位置(以下、「整列開始位置」と記す)と、利用者一人が占有する領域(以下、「一人当たり占有領域」と記す)とを入力に、待ち人数分だけ利用者の整列を形成する。本整列範囲生成装置は、形成された整列の外形をとることで整列範囲とし、当該整列範囲を示すオブジェクトであって、建築モデルに配置可能なオブジェクト(以下、「整列範囲オブジェクト」)を生成する。
上記構成によれば、例えば、建築物の設計の時点で建築モデルに整列範囲オブジェクトが組み込まれることで、建築物の運用者は、想定される整列範囲の情報を容易に得ることができる。例えば、建築物の運用者は、蛇状にしないと整列が収まらないようなことを把握した場合、さらに交通整理の必要があることを、計画時に事前に判断することができるようになる。また、例えば、建築モデルに整列範囲オブジェクトが組み込まれることで、ロボットの経路計算で、整列を避ける経路を計算することができるようになる。
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。以下の記載および図面は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。特に限定しない限り、各構成要素は、単数でも複数でも構わない。また、以下の説明では、図面において同一要素については、同じ番号を付し、説明を適宜省略することがある。
図1は、第1の実施の形態による整列範囲生成装置100に係る一例を示す図である。
整列範囲生成装置100は、記憶部110、演算部120、入出力部130、およびバス140を備える。
記憶部110は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)等の主記憶装置、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ等の補助記憶装置といった記憶装置を含んで構成される。記憶部110は、建築モデルデータ111、整列開始位置データ112、一人当たり占有領域データ113、および整列範囲オブジェクトデータ114を保持する。
演算部120は、主にCPU(Central Processing Unit)で構成される。演算部120は、複数の処理を実行する。演算部120が実行する処理を大別すると、整列形成部121による整列形成処理と、整列範囲形成部122による整列範囲形成処理と、配置部123による配置処理とに分けられる。
付言するならば、整列範囲生成装置100の機能(整列形成部121、整列範囲形成部122、配置部123等)は、例えば、演算部120がプログラムを記憶部110に読み出して実行すること(ソフトウェア)により実現されてもよいし、専用の回路等のハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとが組み合わされて実現されてもよい。
なお、整列範囲生成装置100の1つの機能は、複数の機能に分けられていてもよいし、複数の機能は、1つの機能にまとめられていてもよい。また、整列範囲生成装置100の機能の一部は、別の機能として設けられてもよいし、他の機能に含められていてもよい。また、整列範囲生成装置100の機能の一部は、整列範囲生成装置100と通信可能な他のコンピュータにより実現されてもよい。
入出力部130は、ユーザが操作を行うマウス、キーボード等の入力装置で構成される入力部131と、画面表示を行うディスプレイ、プリンタ等の出力装置で構成される出力部132とを含んで構成される。
バス140は、整列範囲生成装置100内の各装置がデータ通信を行うための共通回路である。
なお、整列範囲生成装置100を構成する計算機システムは、複数の計算機システムが通信を介して連結されたものであってもよい。例えば、記憶部110、演算部120、入出力部130をそれぞれ別の計算機システムで実現し、計算機システム間を接続する通信手段をバス140としてもよい。
<データの説明>
整列範囲生成装置100で利用するデータについて図2を用いて説明する。
図2は、整列範囲オブジェクトデータ114が配置されている建築モデルデータ111の一例を示す図である。
建築モデルデータ111は、建築物の構造情報を少なくとも含むモデルデータのことをいう。代表的なものとして、BIMデータが挙げられる。建築モデルデータ111には、例えば、床201、壁202、エレベーター203の他、階段、窓、柱、天井、エスカレータといった各種の空間データ(オブジェクトデータ)等が含まれる。
整列開始位置データ112は、エレベーター、受付等、待ち人数が発生するシステムにおける整列開始位置と整列方向とを示すデータのことをいう。
一人当たり占有領域データ113は、整列が形成されたときの利用者一人の占有領域(一人当たり占有領域)を示すデータのことをいう。一人当たり占有領域データ113は、例えば、0.5mとすることができる。感染症の伝染回避等の観点でスペースの開いた整列を形成させたい場合は、一人当たり占有領域を大きくとればよい。また、一人当たり占有領域は、正方形である必要はなく、長方形、楕円形等でもよい。また、一人当たり占有領域データ113は、3次元のデータであってもよいし、高さ方向の幅の定義を省略した2次元のデータであってもよい。
整列範囲オブジェクトデータ114は、整列範囲生成装置100の整列範囲形成処理にて生成されるデータである。整列範囲オブジェクトデータ114は、待ち人数が発生するシステムにおいて、整列が形成される最大の範囲を建築モデルデータ111に組み込める状態で空間データ化されたものである。整列範囲オブジェクトデータ114は、少なくとも整列範囲の外形を構造として持つほか、システムの待ち人数、システムの平均待ち時間、整列が壁、出入口(例えば、建築物のエントランス)等にぶつかっているか等の情報を持っていてもよい。
<処理の説明>
整列形成部121による整列形成処理について図3を用いて説明する。整列形成処理は、ステップS301~ステップS304の処理を含んで構成される。
最初に、演算部120は、ステップS301を実行する。ステップS301では、演算部120は、エレベーター等、待ち人数が発生するシステムにおける待ち人数を算出する。
ここで、待ち人数の算出方法の一例について図4および図5を用いて説明する。
図4は、建築モデルデータ111の一例を示す図である。建築モデルデータ111には、エントランスオブジェクトデータ401、目的地空間オブジェクトデータ402、およびエレベーターオブジェクトデータ403(エレベーター203)等が含まれている。
エントランスオブジェクトデータ401は、建築物のエントランスを示すオブジェクトデータである。目的地空間オブジェクトデータ402は、例えば建築モデルパーツがオフィスビルのものである場合、オフィス居室の空間データ等、エレベーターを利用する人の目的地点の空間を示すオブジェクトデータである。エレベーターオブジェクトデータ403は、エレベーターを示すオブジェクトデータである。エレベーターオブジェクトデータ403は、エレベーターの定員、エレベーターの速度等、エレベーターの輸送能力を算出するのに十分な情報を含んでいる。
演算部120は、建築モデルデータ111に対し、まず目的地空間オブジェクトデータ402の底面積から、その空間内にどれだけの人員を収容するかを示す在館人員を算出する。在館人員は、底面積にそのビルで計画される在館人員割合をかけることで算出可能である。在館人員割合には、例えば、1mあたり0.1人という割合等を使用すればよい。
次に、演算部120は、得られた在館人員から特定時間ごとの交通量を算出する。特定時間ごとの交通量は、例えば、図5の流入割合表500に示すような、在館人員に対しての5分ごとの流入割合をかけることで算出することができる。在館人員に対しての流入割合表500は、過去のビルのデータ等から事前に見積もって算出しておけばよい。
続いて、演算部120は、エレベーターオブジェクトデータ403から得られる、定員、速度、サービス階等のデータから、エレベーターの5分間の輸送能力を算出する。そして、演算部120は、この輸送能力と、先ほど算出した5分ごとの交通量とを比較することで、エレベーターの待ち人数を算出する。この際、演算部120は、ある5分間で積み残しが発生する場合は、次の5分の交通量に積み残し分を足すといった処理をしてもよい。
以上が待ち人数の算出方法の一例である。待ち人数の算出には、このほか、建築モデルデータ111から得られる情報をエレベーターのシミュレータに入力することで算出するという方法がある。この方法を用いると、計算時間の増大が見込まれる反面、エレベーターの制御パラメータによる待ち人数への影響を正確に反映できるというメリットがある。以上がステップS301の説明である。
次に、演算部120は、ステップS302を実施する。ステップS302では、演算部120は、ステップS301で算出した待ち人数Nの分だけ、ステップS303およびステップS304を繰り返し実行する。
ステップS303では、演算部120は、整列位置に一人当たり占有領域を設置する。整列位置は、最初のステップS303では、整列開始位置データ112における位置となる。
ステップS304では、演算部120は、設置した一人当たり占有領域と接触しないように、次の整列位置を次の整列方向に設定する。次の整列方向とは、整列開始位置データ112に格納されている整列方向のことをいうが、途中で異なる方向に切り替わってもよい。例えば、図6の整列方式に示すように、整列が建築モデルデータ111における床の切れ目または壁に達する場合には、演算部120は、エントランスオブジェクトデータ401のある方向に次の整列方向を設定してもよい。
また、次の整列方向は、例えば、図7の整列方式に示すように、パーティションオブジェクトデータ701により定義されていてもよい。パーティションオブジェクトデータ701は、パーティションを示す2次元または3次元のオブジェクトデータであってもよいし、床に整列方向を示すマーカーのようなオブジェクトデータであってもよい。
パーティションオブジェクトデータ701または各地点の次の整列方向は、手動または自動で建築モデルデータ111内に設定される。自動で設定される場合、例えば、図8の整列方式に示す整列の軌跡801となるように、整列幅802、蛇状整列幅803、蛇状整列開始位置804が追加で入力される。この場合、演算部120は、整列を伸ばしていく過程で一人当たり占有領域が蛇状整列幅803の範囲を超える場合に、次の整列方向を折り曲げるようなパーティションオブジェクトデータ701を生成してもよい。
また、演算部120は、次の整列位置を、特定の空間を避けるように設置してもよい。例えば、図9の整列方式に示すように、通路を示す通路オブジェクトデータ901が建築モデルデータ111に含まれている場合、演算部120は、当該通路には一人当たり占有領域を設置しないように、次の整列位置を決定してもよい。これにより、通路の通行を阻害しない整列の形成を行うことができる。
以上が整列形成処理の一例である。整列形成処理は、上述したもののほかに、例えば、セルオートマトンを用いた人流シミュレーションを行い、得られる整列を抽出するという方法を用いてもよい。この場合、計算時間の増大が見込まれる代わりに、最大の整列範囲をより正確に算出できることが期待される。人流シミュレーション実施の際、上述したような、整列が壁等に達したときに、エントランスの方向に整列を折る、パーティションにより整列を折る、通路を避けて整列させる等の整列ロジックを組み込んでいてもよい。
続いて、整列範囲形成部122の説明を行う。整列範囲形成部122は、整列形成部121で生成された一人当たり占有領域の集合である整列の外形をとることで整列範囲オブジェクトデータ114を生成する。
一人当たり占有領域データ113が2次元のデータである場合は、整列範囲形成部122は、例えば、階高分だけ空間オブジェクトの高さをとることで3次元の空間オブジェクトとして整列範囲オブジェクトデータ114を生成してもよい。逆に、一人当たり占有領域データ113が3次元のデータであったとしても、整列範囲形成部122は、一人当たり占有領域データ113の底面の外形をとることにより、2次元の整列範囲オブジェクトとして整列範囲オブジェクトデータ114を生成してもよい。
また、生成される整列範囲オブジェクトデータ114には、整列開始位置、設置されている一人当たり占有領域、待ち人数、平均待ち時間等のデータが含まれていてもよい。なお、平均待ち時間については、輸送能力を算出するときに算出される平均運転間隔を用いることができ、人流シミュレーションを使った場合は、シミュレーションの過程で算出される。
なお、図9に示すように、通路を示す通路オブジェクトデータ901により整列が分断されるときは、整列範囲オブジェクトデータ114は、分断されていてもよいし、外形を取る際に1つのオブジェクトとしてまとめてしまってもよい。
また、整列範囲オブジェクトデータ114は、蛇状整列が自動で形成される過程で生成されるパーティションオブジェクトデータ701を含んでいてもよい。
最後に、配置部123の説明を行う。配置部123では、整列範囲形成部122で生成された整列範囲オブジェクトデータ114を建築モデルデータ111に組み込む処理を行う。なお、整列範囲オブジェクトデータ114には、建築モデルデータ111に配置可能なように、建築モデルデータ111における位置を示す情報が含まれていてもよい。
以上が本実施の形態における処理の説明である。本実施の形態によれば、建築モデルデータに整列範囲オブジェクトデータ、パーティションオブジェクトデータ等が組み込まれることにより、実際のビルの運用における整列の整理必要性の検討、エレベーター運用の検討、受付運用の検討、ロボット運用の検討等を、建築モデルデータを活用して行うことができる。これにより、情報取得工数が削減され、ビルの運用の検討に要する時間を短縮することができる。
(2)第2の実施の形態
本実施の形態では、第1の実施の形態との差分について主に説明する。
<整列範囲生成装置の構成>
本実施の形態における整列範囲生成装置1000に係る構成について図10を用いて説明する。
整列範囲生成装置1000は、記憶部1010、演算部1020、入出力部130、およびバス140を備える。このうち、入出力部130およびバス140の内容は、第1の実施の形態と同じであってよい。
記憶部1010は、DRAM、SRAM等の主記憶装置、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ等の補助記憶装置といった記憶装置を含んで構成される。記憶部1010は、建築モデルデータ111、整列開始位置データ112、一人当たり占有領域データ113、および整列範囲オブジェクトデータ114に加え、整列評価条件データ1011、整列形状データ1012、および整列方式評価結果データ1013を保持する。
演算部1020は、主にCPUで構成される。演算部1020は、複数の処理を実行する。演算部1020が実行する処理を大別すると、整列方式生成部1021による整列方式生成処理と、整列形成部121による整列形成処理と、整列方式評価部1022による整列方式評価処理と、整列範囲形成部122による整列範囲形成処理と、配置部123による配置処理とに分けられる。
<データの説明>
整列評価条件データ1011は、整列が満たすべき条件を示すデータである。整列評価条件データ1011としては、例えば、整列が壁に当たっていないか、整列が通路に当たっていないか、整列がエントランスに当たっていないか等の評価条件を示すデータが挙げられる。整列評価条件データ1011には、評価条件を示すデータが複数、同時に含まれていてもよい。
整列形状データ1012は、整列の形成(整列方式)にかかわる各種の情報を含むデータである。整列形状データ1012には、例えば、パーティションの位置、整列幅802、蛇状整列幅803、蛇状整列開始位置804等のパラメータにより生成されるパーティションを示すオブジェクトデータが格納される。
整列方式評価結果データ1013は、整列範囲オブジェクトデータ114が整列評価条件データ1011を満たしているかどうかが評価された結果を示すデータである。例えば、整列方式評価結果データ1013は、整列範囲オブジェクトデータ114が壁に当たっているか否かが整列方式評価部1022により評価された結果を示すデータである。整列方式評価結果データ1013は、整列範囲オブジェクトデータ114の中に組み込まれる形で保持されていてもよい。
<処理の説明>
まず、整列方式生成部1021の説明を行う。整列方式生成部1021は、整列の形成に必要な整列方式データ(整列形状データ1012)を生成する。整列方式データは、整列が壁等に達した際にエントランスの方向に整列を折る、パーティションにより整列を折る、通路を避けて整列させる等の処理を行うためのデータである。整列方式データの生成は、手動でのパラメータの入力により実施されてもよいし、自動でパラメータが決定されて実施されてもよい。自動でパラメータが決定される場合は、予めパラメータの範囲を定めておき、そこからパラメータが決定されるようにしてもよい。
例えば、整列方式生成部1021は、入力部131を介して、パーティションを示すオブジェクトデータの入力を受け付けて整列方式データとしてもよいし、整列幅802、蛇状整列幅803、蛇状整列開始位置804等のパラメータの入力を受け付けてパーティションを示すオブジェクトデータを生成して整列方式データとしてもよい。また、例えば、整列方式生成部1021は、予め定められた整列幅の範囲で、整列幅802を変更して整列方式データを生成してもよいし、予め定められた蛇状整列幅の範囲で、蛇状整列幅803を変更して整列方式データを生成してもよいし、予め定められた蛇状整列開始位置の範囲で蛇状整列開始位置804を変更して整列方式データを生成してもよい。
整列形成部121は、整列方式生成部1021で生成された整列方式データに従い、一人当たり占有領域を設置していくことで整列を形成する。その処理内容は、第1の実施の形態と同様である。
整列方式評価部1022は、整列評価条件データ1011をもとに、整列形成部121で生成された整列が所定の評価条件を満たしているか否かを判定する。所定の評価条件とは、例えば、整列がエントランスに達しているかどうか、整列が壁に達しているかどうか等、整列の範囲に関するものをいう。この際、整列方式評価部1022は、整列が所定の評価条件を満たしていないと判定した場合は、整列が所定の評価条件を満たしていない旨を画面表示(警告を出力)して整列方式評価部1022における処理を終了してもよい。または、整列方式評価部1022は、同じく整列が所定の評価条件を満たしていないと判定した場合に、整列方式生成部1021の処理に戻し、整列方式生成部1021が異なる整列方式データを生成するところからやり直してもよい。また、整列方式評価部1022は、評価した結果を整列方式評価結果データ1013に格納する。
整列範囲形成部122は、第1の実施の形態と同様、整列の外形を取ることで整列範囲オブジェクトデータ114を生成する。この際、整列範囲形成部122は、整列範囲オブジェクトデータ114に整列方式評価結果データ1013を格納してもよい。整列範囲形成部122は、すでに複数の整列方式データに関する整列方式評価結果データ1013が存在する場合にそれらすべてを格納してもよい。
配置部123は、整列範囲オブジェクトデータ114を建築モデルデータ111に組み込む処理をする。
以上が本実施の形態における処理の説明である。本実施の形態によれば、壁、エントランス、通路等に整列がぶつかってしまうようなときに、警告が出るか、自動で問題が起こらないような異なる整列方式が提案される。これにより、例えば、整列が壁にぶつかってしまうときに自動で蛇状整列が提案されることにより、整列方式の検討時間の短縮ができる。
(3)付記
上述の実施の形態には、例えば、以下のような内容が含まれる。
上述の実施の形態においては、本発明を整列範囲生成装置に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々のシステム、装置、方法、プログラムに広く適用することができる。
また、上述の実施の形態においては、建築モデルデータ111に組み込まれる整列範囲オブジェクトデータ114は、特定の期間におけるデータ(特定の期間における待ち人数が最大のときのデータ)であってもよいし、特定の時刻におけるデータであってもよい。
また、上述の実施の形態においては、建築モデルデータ111に組み込まれる整列範囲オブジェクトデータ114は、1つの時刻におけるデータであってもよいし、複数の時刻におけるデータであってもよい。建築モデルデータ111に複数の時刻における整列範囲オブジェクトデータ114が含まれる場合は、時間の経過による整列の変化を把握できるようになる。
また、上記の説明において、各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
上述した実施の形態は、例えば、以下の特徴的な構成を有する。
整列範囲生成装置(例えば、整列範囲生成装置100、整列範囲生成装置1000)は、建築物に設けられている所定のシステム(例えば、エレベーター、受付)を利用する人の整列範囲を生成する整列範囲生成装置であって、上記建築物の構造情報を含む建築モデルデータ(例えば、建築モデルデータ111)と、上記システムを利用する人の整列開始位置の情報を含む整列データ(例えば、整列開始位置データ112)と、一人当たりの占有領域を示す一人当たり占有領域データ(例えば、一人当たり占有領域データ113)とから、上記システムを利用する人の整列位置を決定する決定部(例えば、整列形成部121、演算部120、整列範囲生成装置100,1000、回路、整列範囲生成装置100,1000と通信可能な他のコンピュータ)と、上記決定部により決定された整列位置の外形をとることで、上記システムを利用する人の整列範囲を特定し、特定した整列範囲を示すオブジェクトデータであって、上記建築モデルデータに配置可能なオブジェクトデータ(例えば、整列範囲オブジェクトデータ114)を生成する生成部(例えば、整列範囲形成部122、演算部120、整列範囲生成装置100,1000、回路、整列範囲生成装置100,1000と通信可能な他のコンピュータ)と、を備える。
上記整列範囲生成装置は、上記整列範囲オブジェクトデータを上記建築モデルデータに配置する配置部(例えば、配置部123、演算部120、整列範囲生成装置100、回路、整列範囲生成装置100と通信可能な他のコンピュータ)を備えていてもよい。
上記構成によれば、例えば、整列範囲を示すオブジェクトデータを建築モデルデータに組み組むことで、建築物の運用者は、建築物のシステムに想定される整列範囲を容易に把握することができる。これにより、整列の整理必要性の検討、エレベーター運用の検討、受付運用の検討、ロボット運用の検討等にかかる工数を削減することができる。
上記整列データには、上記システムを利用する人の整列方向の情報が含まれる。上記決定部は、上記システムを利用する人の待ち人数を取得し、上記整列開始位置から上記整列方向に、上記待ち人数に応じた占有領域を設定することで、上記システムを利用する人の整列位置を決定する。
例えば、上記決定部は、上記建築モデルデータに含まれるエントランスを示すオブジェクトデータと目的地空間を示すオブジェクトデータとをもとに上記建築物内の移動人数を算出し、上記建築モデルデータに含まれるエレベーターを示すオブジェクトデータより算出する輸送能力と上記移動人数とを比較することで待ち人数を算出してもよい。上記構成によれば、例えば、追加の入力がなくても、整列位置を決定することができる。また、例えば、上記決定部は、上記建築モデルデータに含まれる情報をエレベーターのシミュレータに入力することで、待ち人数を取得してもよい。上記構成によれば、エレベーターの制御パラメータによる待ち人数への影響を正確に反映できる。
上記構成によれば、例えば、整列範囲生成装置で算出する待ち人数、または、他のコンピュータで算出される待ち人数を用いて、システムを利用する人の整列位置を決定することができる。
上記建築モデルデータには、上記建築物における所定の物体(例えば、建築物の壁、建築物の床の切れ目、建築物の柱等)を示すオブジェクトデータと、上記建築物のエントランスを示すオブジェクトデータ(例えば、エントランスオブジェクトデータ401)とが含まれる。上記決定部は、上記整列開始位置から上記整列方向に占有領域を1つずつ設定する際、設定する占有領域が上記所定の物体に達するか否かを判定し、上記占有領域が上記所定の物体に達すると判定したときに、上記整列方向を上記エントランスの方向に変更し、設定した占有領域の数が上記待ち人数になるまで上記エントランスの方向に占有領域を設定することで、上記システムを利用する人の整列位置を決定する(例えば、図3、図6参照)。
上記構成では、設定する占有領域が所定の物体に達する場合、設定する占有領域がエントランスの方向に変更されるので、エントランスからの自然な整列を形成でき、例えば、システムを利用する人は、スムーズに整列に加わることができる。
上記整列範囲生成装置は、上記建築物において整列を許可する領域を規定するためのパーティションを示すオブジェクトデータであって、上記システムを利用する人の整列方向の情報を含むオブジェクトデータ(例えば、パーティションオブジェクトデータ701)を記憶する記憶部(例えば、記憶部110,1010、整列範囲生成装置100,1000、回路、整列範囲生成装置100,1000と通信可能な他のコンピュータ)を備える。上記決定部は、占有領域を1つずつ設定する際、設定する占有領域が上記パーティションに達するか否かを判定し、上記占有領域が上記パーティションに達すると判定したときに、占有領域を設定する整列方向を上記パーティションの整列方向に変更し、上記システムを利用する人の整列位置を決定する(例えば、図3、図7参照)。
上記パーティションを示すオブジェクトデータは、手動で登録されてもよいし、自動で登録されてもよい。
上記構成では、パーティションにより整列方向が変更されるので、例えば、建築物の運用者は、建築物において所望の整列を再現することができる。
上記記憶部は、上記パーティションを示すオブジェクトデータを生成するためのデータとして、上記システムを利用する人による整列の列数(例えば、整列幅802)を示すデータと、上記列数の整列の整列開始位置(例えば、蛇状整列開始位置804)を示すデータと、上記列数の整列の整列方向が変更される一方のパーティションと上記列数の整列の整列方向が変更される他方のパーティションとにおける幅(例えば、蛇状整列幅803)を示すデータとを記憶する。上記整列範囲生成装置は、上記列数の整列が上記整列開始位置に達した後は、上記一方のパーティションと上記他方のパーティションとで上記列数の整列が屈曲して形成されるように、上記他方のパーティションに向かう整列方向の情報を含む上記一方のパーティションを示すオブジェクトデータと、上記一方のパーティションに向かう整列方向の情報を含む上記他方のパーティションを示すオブジェクトデータとを、上記パーティションを示すオブジェクトデータ(例えば、パーティションオブジェクトデータ701、整列形状データ1012)として生成して上記記憶部に記憶するパーティション生成部(例えば、整列形成部121、整列方式生成部1021、演算部120,1020、整列範囲生成装置100,1000、回路、整列範囲生成装置100,1000と通信可能な他のコンピュータ)を備える。
上記構成では、パーティションを示すオブジェクトデータが自動で生成されるので、例えば、パーティションを示すオブジェクトデータの登録にかかる工数を削減することができる。
上記建築モデルデータには、上記建築物の通路を示すオブジェクトデータ(例えば、通路オブジェクトデータ901)が含まれる。上記決定部は、上記通路を避けて、上記システムを利用する人の整列位置を決定する(例えば、図3、図9参照)。
上記構成では、通路を避けて整列位置が決定されるので、通路を塞がない整列を実現することができる。
上記整列範囲生成装置は、上記決定部により決定された整列位置を評価するための条件を示す条件データ(例えば、整列評価条件データ1011)をもとに上記決定部により決定された整列位置を評価する評価部(例えば、整列方式評価部1022、演算部1020、整列範囲生成装置1000、回路、整列範囲生成装置1000と通信可能な他のコンピュータ)と、上記評価部による評価の結果に基づいて警告を出力する出力制御部(例えば、整列形成部121、演算部1020、整列範囲生成装置1000、回路、整列範囲生成装置1000と通信可能な他のコンピュータ)と、を備える。上記出力制御部は、上記決定部により決定された整列位置が上記条件を満たさないと上記評価部により判定された場合、警告を出力する。
なお、警告の出力は、ディスプレイへの表示に限るものではない。警告の出力は、スピーカによる音声出力であってもよいし、ファイルへの出力であってもよいし、印刷装置による紙媒体等への印刷であってもよいし、プロジェクタによるスクリーン等への投影であってもよいし、その他の態様であってもよい。
上記構成では、整列位置が条件を満たさない場合、警告が出力されるので、例えば、建築物の運用者は、条件を満たさない整列を容易に把握できるようになる。
上記整列範囲生成装置は、上記決定部により決定された整列位置を評価するための条件を示す条件データ(例えば、整列評価条件データ1011)をもとに上記決定部により決定された整列位置を評価する評価部(例えば、整列方式評価部1022、演算部1020、整列範囲生成装置1000、回路、整列範囲生成装置1000と通信可能な他のコンピュータ)と、上記決定部における整列位置の決定に用いられる整列方式データを取得する取得部(例えば、整列方式生成部1021、演算部1020、整列範囲生成装置1000、回路、整列範囲生成装置1000と通信可能な他のコンピュータ)と、を備える。上記決定部は、上記取得部により取得された整列方式データに従って、上記システムを利用する人の整列位置を決定する。上記取得部は、上記決定部により決定された整列位置が上記条件を満たさないと上記評価部により判定された場合、上記整列方式データとは異なる整列方式データを取得する。
上記構成では、例えば、整列位置が条件を満すまで整列方式データが変更されることで、条件を満たす整列を実現できるようになる。
上記条件データは、上記決定部により設定される占有領域が、上記建築物の壁、上記建築物の通路、または上記建築物のエントランスに達していないことを条件とするデータである。
上記構成によれば、例えば、壁、通路、およびエントランスとの衝突を避けた整列を実現できる。
上記生成部は、上記オブジェクトデータに、上記評価部による評価の結果(例えば、整列方式評価結果データ1013)と、上記システムを利用する人の待ち人数と、上記システムを利用する人の平均待ち時間とのうちの少なくとも1つの情報を含める。
上記構成によれば、上記情報を、整列範囲を示すオブジェクトデータに含めることによって、例えば、建築物の運用者は、整列の評価の結果、待ち人数、平均待ち時間等を参照でき、システムの運用の検討が容易になる。
また上述した構成については、本発明の要旨を超えない範囲において、適宜に、変更したり、組み替えたり、組み合わせたり、省略したりしてもよい。
「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」という形式におけるリストに含まれる項目は、(A)、(B)、(C)、(AおよびB)、(AおよびC)、(BおよびC)または(A、B、およびC)を意味することができると理解されたい。同様に、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」の形式においてリストされた項目は、(A)、(B)、(C)、(AおよびB)、(AおよびC)、(BおよびC)または(A、B、およびC)を意味することができる。
100……整列範囲生成装置、110……記憶部、120……演算部。

Claims (10)

  1. 建築物に設けられている所定のシステムを利用する人の整列範囲を生成する整列範囲生成装置であって、
    前記建築物の構造情報を含む建築モデルデータと、前記システムを利用する人の整列開始位置の情報を含む整列データと、一人当たりの占有領域を示す一人当たり占有領域データとから、前記システムを利用する人の整列位置を決定する決定部と、
    前記決定部により決定された整列位置の外形をとることで、前記システムを利用する人の整列範囲を特定し、特定した整列範囲を示すオブジェクトデータであって、前記建築モデルデータに配置可能なオブジェクトデータを生成する生成部と、
    を備え
    前記整列データには、前記システムを利用する人の整列方向の情報が含まれ、
    前記決定部は、前記システムを利用する人の待ち人数を取得し、前記整列開始位置から前記整列方向に、前記待ち人数に応じた占有領域を設定することで、前記システムを利用する人の整列位置を決定する、
    整列範囲生成装置。
  2. 前記建築モデルデータには、前記建築物における所定の物体を示すオブジェクトデータと、前記建築物のエントランスを示すオブジェクトデータとが含まれ、
    前記決定部は、前記整列開始位置から前記整列方向に占有領域を1つずつ設定する際、設定する占有領域が前記所定の物体に達するか否かを判定し、前記占有領域が前記所定の物体に達すると判定したときに、前記整列方向を前記エントランスの方向に変更し、設定した占有領域の数が前記待ち人数になるまで前記エントランスの方向に占有領域を設定することで、前記システムを利用する人の整列位置を決定する、
    請求項に記載の整列範囲生成装置。
  3. 前記建築物において整列を許可する領域を規定するためのパーティションを示すオブジェクトデータであって、前記システムを利用する人の整列方向の情報を含むオブジェクトデータを記憶する記憶部を備え、
    前記決定部は、占有領域を1つずつ設定する際、設定する占有領域が前記パーティションに達するか否かを判定し、前記占有領域が前記パーティションに達すると判定したときに、占有領域を設定する整列方向を前記パーティションの整列方向に変更し、前記システムを利用する人の整列位置を決定する、
    請求項に記載の整列範囲生成装置。
  4. 前記記憶部は、前記パーティションを示すオブジェクトデータを生成するためのデータとして、前記システムを利用する人による整列の列数を示すデータと、前記列数の整列の整列開始位置を示すデータと、前記列数の整列の整列方向が変更される一方のパーティションと前記列数の整列の整列方向が変更される他方のパーティションとにおける幅を示すデータとを記憶し、
    前記列数の整列が前記整列開始位置に達した後は、前記一方のパーティションと前記他方のパーティションとで前記列数の整列が屈曲して形成されるように、前記他方のパーティションに向かう整列方向の情報を含む前記一方のパーティションを示すオブジェクトデータと、前記一方のパーティションに向かう整列方向の情報を含む前記他方のパーティションを示すオブジェクトデータとを、前記パーティションを示すオブジェクトデータとして生成して前記記憶部に記憶するパーティション生成部を備える、
    請求項に記載の整列範囲生成装置。
  5. 前記建築モデルデータには、前記建築物の通路を示すオブジェクトデータが含まれ、
    前記決定部は、前記通路を避けて、前記システムを利用する人の整列位置を決定する、
    請求項1に記載の整列範囲生成装置。
  6. 前記決定部により決定された整列位置を評価するための条件を示す条件データをもとに前記決定部により決定された整列位置を評価する評価部と、
    前記評価部による評価の結果に基づいて警告を出力する出力制御部と、
    を備え、
    前記出力制御部は、前記決定部により決定された整列位置が前記条件を満たさないと前記評価部により判定された場合、警告を出力する、
    請求項1に記載の整列範囲生成装置。
  7. 前記決定部により決定された整列位置を評価するための条件を示す条件データをもとに前記決定部により決定された整列位置を評価する評価部と、
    前記決定部における整列位置の決定に用いられる整列方式データを取得する取得部と、
    を備え、
    前記決定部は、前記取得部により取得された整列方式データに従って、前記システムを利用する人の整列位置を決定し、
    前記取得部は、前記決定部により決定された整列位置が前記条件を満たさないと前記評価部により判定された場合、前記整列方式データとは異なる整列方式データを取得する、
    請求項1に記載の整列範囲生成装置。
  8. 前記条件データは、前記決定部により設定される占有領域が、前記建築物の壁、前記建築物の通路、または前記建築物のエントランスに達していないことを条件とするデータである、
    請求項またはに記載の整列範囲生成装置。
  9. 前記生成部は、前記オブジェクトデータに、前記評価部による評価の結果と、前記システムを利用する人の待ち人数と、前記システムを利用する人の平均待ち時間とのうちの少なくとも1つの情報を含める、
    請求項またはに記載の整列範囲生成装置。
  10. 建築物に設けられている所定のシステムを利用する人の整列範囲を生成する整列範囲生成方法であって、
    決定部が、前記建築物の構造情報を含む建築モデルデータと、前記システムを利用する人の整列開始位置の情報を含む整列データと、一人当たりの占有領域を示す一人当たり占有領域データとから、前記システムを利用する人の整列位置を決定することと、
    生成部が、前記決定部により決定された整列位置の外形をとることで、前記システムを利用する人の整列範囲を特定し、特定した整列範囲を示すオブジェクトデータであって、前記建築モデルデータに配置可能なオブジェクトデータを生成することと、
    を含み、
    前記整列データには、前記システムを利用する人の整列方向の情報が含まれ、
    前記決定部は、前記システムを利用する人の待ち人数を取得し、前記整列開始位置から前記整列方向に、前記待ち人数に応じた占有領域を設定することで、前記システムを利用する人の整列位置を決定する、
    整列範囲生成方法。
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