JP7448116B1 - 接触具及び接触具付自転車 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、運転者を理想的な運転姿勢に維持するための接触具の提供を目的とする。【解決手段】本発明の接触具30は、自転車20に取り付けられて、その運転者Dに接触する接触具30であって、自転車20の上下方向におけるサドルSDよりも上側かつ自転車20の前後方向におけるハンドルHDとサドルSDとの間の位置に配置され、運転姿勢の運転者Dの少なくとも腹部に接触する接触部32と、自転車20に取り付けられ、自転車20と接触部32とを繋いで、接触部32を支持する支持部34と、を備える。【選択図】図2A

Description

本発明は、接触具及び接触具付自転車に関する。
特許文献1には、その請求項1、図7等に示されるように、自転車のフレームに固定可能な土台と、前記土台に固定する支持パーツに、ハンドル中央に設けられるエアロバーを使用し前傾姿勢時に両腕を支える腕当てを備える姿勢補助機構が開示されている。
そして、特許文献1によれば、前述の姿勢補助機構が乗車姿勢の運転者を補助することで、空気抵抗の少ない前傾姿勢を可能にすることが記載されている。
特許第6046845号
ロードバイクを運転する場合、運転者は上下方向に対し骨盤を立てた状態でサドルに座りながら、腹部を屈曲させて上半身を倒した姿勢(本願の図1に例示された理想的な運転姿勢を参照)となることが好ましいといわれている。そして、この理想的な運転姿勢を維持することは、一部の上級者以外の運転者にとっては簡単なことではない。
前述のとおり、特許文献1の姿勢補助機構は、その構成要素である腕当てで運転者の両腕を支えることで当該運転者の姿勢を前傾姿勢にさせる。そして、当該運転者は、特許文献1の図7に示されるように、上下方向に対し骨盤を倒した状態でサドルに座りつつ上半身全体を倒した姿勢になる。すなわち、特許文献1の姿勢補助機構は、運転者を空気抵抗の少ない前傾姿勢にさせることは可能であるが、理想的な運転姿勢にさせることはできない。
本発明の接触具は、自転車の運転者を理想的な運転姿勢に維持することを目的の1つとする。
第1態様の接触具は、
自転車に取り付けられて、その運転者に接触する接触具であって、
自転車の上下方向におけるサドルよりも上側かつ自転車の前後方向におけるハンドルとサドルとの間の位置に配置され、運転姿勢の運転者の少なくとも腹部に接触する接触部と、
自転車に取り付けられ、自転車と前記接触部とを繋いで、前記接触部を支持する支持部と、
を備える。
第2態様の接触具は、
第1態様の接触具において、
前記接触部における腹部に接触する接触面は、前記自転車の幅方向から見て、当該腹部に向けて突出する曲線を形成している。
第3態様の接触具は、
第2態様の接触具において、
前記接触面は、前記自転車の幅方向中央から両端側に亘って徐々に突出量が大きくなる曲面を形成している。
第4態様の接触具は、
第1~第3態様のいずれか一態様の接触具において、
前記接触部は、前記支持部に対して、揺動可能に繋げられている。
第5態様の接触具は、
第1~第4態様のいずれか一態様の接触具において、
前記支持部は、2本の長尺体を含み、
当該2本の長尺体のうちの一の長尺体は、その一端側で自転車に取り付けられ、
当該2本の長尺体のうちの他の長尺体は、前記一の長尺体に対し取付角度及び取付位置の一方又は両方が調整可能に取り付けられつつ、その一端で接触部に繋がっている。
第6態様の接触具は、
第1~第5態様のいずれか一態様の接触具において、
前記支持部は、自転車におけるサドルが固定されている軸体に取り付けされる。
一態様の接触具付自転車は、
第1~第6態様のいずれか一態様の接触具と、
当該接触具が取り付けられている自転車と、
を備える。
第1態様の接触具を用いれば、自転車の運転者を理想的な運転姿勢に維持することができる。
第2態様の接触具は、接触部における腹部に接触する接触面が自転車の幅方向から見て直線である場合に比べて、運転者が理想的な運転姿勢となるように、腹部を屈曲させることができる。
第3態様の接触具は、接触面が自転車の幅方向中央から両端側に亘って同じ突出量の曲面を形成している場合に比べて、運転者が理想的な運転姿勢となるように、腹部を屈曲させることができる。
第4態様の接触具は、接触部が支持部に対して揺動できない場合に比べて、運転時の運転者の動きに対応ながら運転者を理想的な運転姿勢にすることができる。
第5態様の接触具は、体型の異なる複数の運転者に対応して利用することができる。
第6態様の接触具は、サドルが固定されている軸体における自転車本体に対する固定位置に応じて位置を変えることができる。
一態様の接触具付自転車は、自転車の運転者を理想的な運転姿勢に維持することができる。
一般的なロードバイクと、当該ロードバイクを運転する運転者とを、ロードバイクの幅方向右側から見た図であって、運転者が上下方向に対し骨盤を立てた状態でサドルに座りながら、腹部を屈曲させて上半身を倒した理想的な運転姿勢である状態を説明するための図である。 第1実施形態の接触具付ロードバイクと、当該接触具付ロードバイクを運転する運転者とを、接触具付ロードバイクの幅方向右側から見た図である。 第1実施形態の接触具付ロードバイクの部分拡大図である。 第1実施形態の接触具の一部を接触具付ロードバイクの前後方向前側から見た図である。 第1実施形態の接触具付ロードバイクの図であって、(1)接触具を使用位置に配置した場合の部分拡大図、及び、(2)不使用位置にした場合の部分拡大図である。 第2実施形態の接触具の一部を接触具付ロードバイクの前後方向前側から見た図である。 第3実施形態の接触具の一部を接触具付ロードバイクの前後方向前側から見た図、及び、その硬度を説明する簡易グラフである。 第4実施形態の接触具付ロードバイクの図であって、(1)、(2)及び(3)はそれぞれ回転軸(棒体)を異なる角度にセットした状態での部分拡大図である。 第5実施形態の接触具付ロードバイクの部分拡大図である。 第6実施形態の接触具付ロードバイクと、当該接触具付ロードバイクを運転する運転者とを、接触具付ロードバイクの幅方向右側から見た図である。 第7実施形態の接触具付ロードバイクの部分拡大図である。 第8実施形態の接触具付ロードバイクの部分拡大図である。 第9実施形態の接触具付ロードバイクの図であって、(1)接触具を使用位置に配置した場合の部分拡大図、(2)接触具の支持部を倒して接触具を不使用位置に配置した場合の部分拡大図、及び、(3)更に、接触具の接触部を折り畳んだ場合の部分拡大図である。
≪概要≫
以下、第1~第9実施形態及び複数の変形例について説明する。第2実施形態以降の実施形態及び複数の変形例の説明において、先の実施形態等で登場した構成要素と同一又は類似の機能を有する構成要素を説明する場合、先の実施形態等で登場した構成要素と同様の符号を付し適宜説明を省略する点に留意されたい。
≪第1実施形態≫
以下、第1実施形態の接触具付ロードバイク10(接触具付自転車の一例)の機能及び構成、使用方法並びに効果について図2A~図2Dを参照しながら説明する。以下の説明では、ロードバイクをRBと表記し、接触具付ロードバイクをCRBと表記する。そのため、接触具付ロードバイク10は、CRB10と表記する。また、RB20(図1、図2A等参照)及びCRB10(図2A参照)を方向の基準とすることで、各図では、前後方向の前側をF、後ろ側をRとし、上下方向上側をH、下側をLとし、幅方向の手前側(右側)をNS、奥側(左側)をFSとする。
<第1実施形態のCRBの機能及び構成>
図2Aは、第1実施形態のCRB10と、CRB10を運転する運転者Dとを、CRB10の幅方向右側から見た図である。図2Bは、CRB10の部分拡大図である。図2Cは、第1実施形態の接触具30の一部をCRB10の前後方向前側から見た図である。図2Dは、CRB10の図であって、(1)接触具30を使用位置に配置した場合の部分拡大図、及び、(2)不使用位置にした場合の部分拡大図である。
第1実施形態のCRB10は、図2A及び図2Bに示されるように、RB20と、接触具30とを備えている。
〔RB(ロードバイク)〕
RB20は、各自転車メーカー等から販売されている一般的なものである。そのため、多少の構成の違いはあるものの、その一例が図1及び図2Aに示されるRB20である。RB20は、サドルSD、フレームFL、シャフトSS(軸体の一例)、ハンドルHD、前輪FT、後輪RTその他ロードバイクの構成要素を有している。シャフトSSの一端にはサドルSDが固定されており、シャフトSSはフレームFLの一部に嵌め込まれて、シャフトSSの上下方向の位置を調整する機能を有する。
〔接触具〕
接触具30は、図2Aに示されるように、RB20に取り付けられて、その運転者Dの腹部に接触する機能を有する。
接触具30は、図2Bに示されるように、接触部32と、支持部34と備えている。
〈接触部〉
接触部32は、図2Aに示されるように、(1)RB20の上下方向におけるサドルSDよりも上側、かつ、(2)RB20の前後方向におけるハンドルHDとサドルSDとの間の位置に配置され、運転姿勢の運転者の少なくとも腹部に接触する。
接触部32は、図2B及び図2Cに示されるように、棒体321と、円筒体322とで構成されている。
棒体321は、一例として、プラスチック製、金属製の剛体で形成されている。棒体321は、図2B及び図2Cに示されるように、RB20の幅方向に沿って配置されている。また、棒体321は、その横断面が円である(図2B及び図2C参照)。棒体321は、円柱でも円筒でもよい。棒体321の長さは、一例として20cm~50cmである。
円筒体322は、図2B及び図2Cに示されるように、棒体321の外周を覆っている。円筒体322は、一例として、ポリウレタン等の発泡体で形成されている。すなわち、円筒体322は、その内部の棒体321よりも柔らかい又は弾性的に変形し易い。また、円筒体322では、運転者Dの腹部に接触する接触面、すなわち、円筒体322の外周面のうちRB20の上下方向の上側の面が、RB20の幅方向から見て、腹部に向けて突出する曲線を形成している(図2A及び図2B参照)。
〈支持部〉
支持部34は、図2Bに示されるように、RB20に取り付けられ、RB20と接触部32とを繋いで、接触部32を支持する機能を有する。
支持部34は、一例として、それぞれ長尺状の棒体(長尺体)である、第1支持棒341(長尺体の一例)及び第2支持棒342(長尺体の他の一例)と、固定具343とを有している。すなわち、支持部34は、2本の長尺体を含んで構成されている。
第1支持棒341は、図2Bに示されるように、その一端側で固定具343に繋がっており、その他端側で第2支持棒342に取り付けられている。
第2支持棒342は、図2B又は図2Cに示されるように、その一端側が第1支持棒341の他端に取り付けられており、その他端が接触部32の棒体321の中央部分に繋がっている。ここで、第2支持棒342は、第1支持棒341に対して、取付角度及び取付位置の一方又は両方が調整可能に取り付けられている。取付角度が調整可能であることは、例えば、第2支持棒342が第1支持棒341の他端に対してコイルばね(図示省略)、板ばね(図示省略)等の弾性部材により接続されていることによる。
固定具343は、一例として、C字状の部材であり、その内側にシャフトSSを貫通させつつねじ止めされて、シャフトSSに取り付けられている。
以上のとおりであるから、支持部34は、接触部32を揺動可能に支持している。
以上が、第1実施形態のCRB10の機能及び構成についての説明である。
<第1実施形態のCRBの使用方法>
次に、第1実施形態のCRB10の使用方法について、図2A及び図2Bを参照しながら説明する。
まず、運転者Dは、RB20のサドルSDが固定されているシャフトSSに、接触具30を取り付ける。この場合、接触具30の固定具34にシャフトSSを貫通させて固定具34をシャフトSSにねじ止めする。そうすると、RB20に接触具30が取り付けられて、CRB10が完成する。
次に、運転者Dは、サドルSDに座って前屈みになった状態で(上半身を前方に倒した状態で)接触具30の接触部32が自身の腹部に接触するように、接触部32の位置を調整する。具体的には、第2支持棒342の第1支持棒341に対する位置を調整する。そして、適切に調整されると、接触部32は図2Aに示される位置に配置されて、接触具30のセッティングが終了する。
次に、運転者Dは、図2Aに示されるように、自身の腹部を接触部32に接触させながらCRB10を運転する。
以上が、第1実施形態のCRB10の使用方法についての説明である。
<第1実施形態の効果>
次に、第1実施形態の効果について説明する。
〔第1の効果〕
前述のとおり、RB20を運転する場合、運転者Dは上下方向に対し骨盤を立てた状態でサドルに座りながら、腹部を屈曲させて上半身を倒した姿勢(図1の理想的な運転姿勢を参照)となることが好ましい。しかしながら、この理想的な運転姿勢を維持することや実現することは、一部の上級者以外の運転者Dにとっては簡単なことではない。
ところで、第1実施形態の接触具30は、図2A及び図2Bに示されるように、接触部32と、支持部34とを備える。接触部32は、(1)RB20の上下方向におけるサドルSDよりも上側、かつ、(2)RB20の前後方向におけるハンドルHDとサドルSDとの間の位置に配置され、運転姿勢の運転者の少なくとも腹部に接触する。支持部34は、RB20と接触部32とを繋いで、接触部32を支持する。
したがって、接触具30を利用することで(CRB10を利用することで)、運転者Dはより理想的な運転姿勢の維持又は実現することができる。別言すると、第1実施形態の接触具30を用いれば、運転者Dを理想的な運転姿勢に維持することができる。これに伴い、第1実施形態のCRB10によれば、運転者Dは理想的な運転姿勢でRB20を運転することができる。
〔第2の効果〕
接触部32を構成する円筒体322では、運転者Dの腹部に接触する接触面、すなわち、円筒体322の外周面のうちRB20の上下方向の上側の面は、RB20の幅方向から見て、腹部に向けて突出する曲線を形成している(図2A及び図2B参照)。そのため、腹部は曲面を構成する接触面に圧接されて理想的に屈曲し易い。
したがって、第1実施形態の接触具30は、接触部32における腹部に接触する接触面がRB20の幅方向から見て直線である場合(接触面が平面である場合)に比べて、運転者Dが理想的な運転姿勢となるように、腹部を屈曲させることができる。
〔第3の効果〕
第1実施形態の接触具30は、接触部32を支持する支持部34を備えている。そして、支持部34は、図2A及び図2Bに示されるように、第1支持棒341及び第2支持棒342を含み、第2支持棒342は、第1支持棒341に対して、取付角度及び取付位置の一方又は両方が調整可能に取り付けられている。すなわち、接触部32は、支持部34に対して、揺動可能に繋げられている。
したがって、第1実施形態の接触具30は、接触部32が支持部34に対して揺動できない場合に比べて、運転時の運転者Dの動きに対応ながら運転者Dを理想的な運転姿勢にすることができる。
〔第4の効果〕
また、第1実施形態の接触具30では、第2支持棒342は、第1支持棒341に対して、取付角度及び取付位置の一方又は両方が調整可能に取り付けられている。そのため、接触部32のRB20に対する位置は、調整可能である。
したがって、第1実施形態の接触具30は、体型の異なる複数の運転者Dに対応して利用することができる。
〔第5の効果〕
第1実施形態の接触具30では、図2Bに示されるように、支持部34は、第1支持棒341と、第2支持棒342と、固定具343とを備えている。固定具343は、一例として、C字状の部材であり、その内側にシャフトSSを貫通させつつねじ止めされて、シャフトSSに取り付けられている。そのため、接触具30は、RB20に取り付けたまま、固定具343の固定角度を変更して、使用時(図2Dの(A)参照)とは異なる位置(図2Dの(B)参照)に配置することができる。
したがって、第1実施形態の接触具30では、運転者Dが接触具30を図2Dの(B)の位置に配置することで、CRB10をRB20として運転することができる。
以上が第1実施形態の効果についての説明である。また、以上が第1実施形態についての説明である。
≪第2実施形態≫
次に、第2実施形態のCRB10A(接触具付自転車の他の一例)の機能及び構成、使用方法並びに効果について図3を参照しながら説明する。以下の説明では、第2実施形態における第1実施形態(図2A~図2D参照)と異なる部分のみについて説明する。
<第2実施形態のCRBの機能、構成及び使用方法>
図3は、第2実施形態の接触具30Aの一部をCRB10Aの前後方向前側から見た図である。第2実施形態の接触具30Aの接触部32Aでは、第1実施形態の接触部32を構成する円筒体322(図2C参照)が円筒体322Aに変更されている。
円筒体322Aでは、運転者Dの腹部に接触する接触面が、CRB10Aの幅方向中央から両端側に亘って徐々に突出量が大きくなる曲面を形成している。そのため、円筒体322Aは、第1実施形態の円筒体322よりも運転者Dの腹部にフィットし易い。
<第2実施形態の効果>
第2実施形態の接触具30Aは、第1実施形態の場合(図2C参照)に比べて、運転者Dが理想的な運転姿勢となるように、腹部を屈曲させることができる。
第2実施形態の他の効果は、第1実施形態の場合と同様である。
以上が、第2実施形態についての説明である。
≪第3実施形態≫
次に、第3実施形態のCRB10B(接触具付自転車の他の一例)の機能及び構成、使用方法並びに効果について図4を参照しながら説明する。以下の説明では、第3実施形態における第1実施形態(図2A~図2D参照)と異なる部分のみについて説明する。
<第3実施形態のCRBの機能、構成及び使用方法>
図4は、第3実施形態の接触具30Bの一部をCRB10Bの前後方向前側から見た図、及び、その硬度を説明する簡易グラフである。
第3実施形態の接触具30Bの接触部32Bでは、第1実施形態の接触部32を構成する円筒体322(図2C参照)が円筒体322Bに変更されている。具体的には、円筒体322Bは、中央部322B1と、中央部322B1を挟んで両側に配置されている一対の端部322B2とで構成されている。中央部322B1は、その両端側の半径が徐々に小さくなるように構成され、一対の端部322B2は、中央部322B1と一部の領域で重なっている。中央部322B1は、一対の端部322B2に比べて柔らかい(凹み易い)。別減すると、一対の端部322B2は、中央部322B1に対して硬い(凹み難い)。なお、円筒体322Bの外径は、第1実施形態の円筒体322の外径と同等である。
以上の構成により、第3実施形態の接触部32Bは、CRB10Bの幅方向の中央が最も柔らかく、中央から両端に亘る一定の領域で徐々に硬くなり、更に、最大の硬度の領域が亘る硬度プロファイルを有する。そのため、円筒体322Bは、第2実施形態の円筒体322A(図3参照)のように、第1実施形態の円筒体322よりも運転者Dの腹部にフィットし易い。
<第3実施形態の効果>
第3実施形態の接触具30Bは、第1実施形態の場合(図2C参照)に比べて、運転者Dが理想的な運転姿勢となるように、腹部を屈曲させることができる。
第3実施形態の他の効果は、第1実施形態の場合と同様である。
以上が、第3実施形態についての説明である。
≪第4実施形態≫
次に、第4実施形態のCRB10C(接触具付自転車の他の一例)の機能及び構成、使用方法並びに効果について図5を参照しながら説明する。以下の説明では、第4実施形態における第1実施形態(図2A~図2D参照)と異なる部分のみについて説明する。
<第4実施形態のCRBの機能、構成及び使用方法>
図5は、第4実施形態のCRB10Cの図であって、(1)、(2)及び(3)はそれぞれ回転軸(棒体321C)を異なる角度にセットした状態での部分拡大図である。
第4実施形態の接触具30Cの接触部32Cでは、第1実施形態の接触部32を構成する棒体321及び円筒体322(図2C参照)がそれぞれ棒体321C及び円筒体322Cに変更されている。具体的には、棒体321Cは、第2支持棒342に対し軸周りに回転可能に繋げられている。また、棒体321Cは、円筒体322Cの偏心軸を構成している。そのため、図5に示されるように、棒体321Cを異なる角度にセットすると、RB20に対する接触部32Cの配置が変更される。
<第4実施形態の効果>
第4実施形態の接触具30Cは、運転者Dが理想的な運転姿勢となるように、腹部に接触する接触部32Cの接触圧を微調整することができる。
第3実施形態の他の効果は、第1実施形態の場合と同様である。
以上が、第4実施形態についての説明である。
≪第5実施形態≫
次に、第5実施形態のCRB10D(接触具付自転車の他の一例)の機能及び構成、使用方法並びに効果について図6を参照しながら説明する。以下の説明では、第5実施形態における第1実施形態(図2A~図2D参照)と異なる部分のみについて説明する。
<第5実施形態のCRBの機能、構成及び使用方法>
図6は、第5実施形態のCRB10Dの部分拡大図である。
第5実施形態の接触具30Dは、第1実施形態の接触部32(図2C参照)が接触部32Dに変更されている。具体的には、接触部32Dは、幅方向から見て扇形形状を有し幅方向に長尺な部材で、その曲面が運転者Dの腹部に接触するように、曲面を上下方向の上側に向けて、第2支持棒342に支持されている。
<第5実施形態の効果>
第5実施形態の接触具30Dの効果は、基本的に第1実施形態の場合と同様である。
以上が、第5実施形態についての説明である。
≪第6実施形態≫
次に、第6実施形態のCRB10E(接触具付自転車の他の一例)の機能及び構成、使用方法並びに効果について図7を参照しながら説明する。以下の説明では、第6実施形態における第1実施形態(図2A~図2D参照)と異なる部分のみについて説明する。
<第6実施形態のCRBの機能、構成及び使用方法>
図7は、第6実施形態のCRB10Eと、CRB10Eを運転する運転者Dとを、接触CRB10Eの幅方向右側から見た図である。
第6実施形態の接触具30Eは、第1実施形態の接触部32(図2C参照)が接触部32Eに変更されている。具体的には、接触部32Eは、一例として幅方向から見て楕円状で、その曲面が運転者Dの腹部から胸部に亘って接触するように、曲面を上下方向の上側に向けて、第2支持棒342に支持されている。
<第6実施形態の効果>
第6実施形態の接触具30Eは、第1実施形態の場合(図2C参照)に比べて、運転者Dが理想的な運転姿勢となるように、腹部を屈曲させつつ腹部よりも上側の部分(例えば胸部)が倒れ過ぎないように姿勢を維持することができる。
第6実施形態の他の効果は、第1実施形態の場合と同様である。
以上が、第6実施形態についての説明である。
≪第7実施形態≫
次に、第7実施形態のCRB10F(接触具付自転車の他の一例)の機能及び構成、使用方法並びに効果について図8を参照しながら説明する。以下の説明では、第7実施形態における第1実施形態(図2A~図2D参照)と異なる部分のみについて説明する。
<第7実施形態のCRBの機能、構成及び使用方法>
図8は、第7実施形態のCRB10Fの部分拡大図である。
第7実施形態の接触具30Fの接触部32は、第1実施形態の接触部32(図2C参照)と構成は同等であるものの、その取付位置がシャフトSSからフレームFLにおけるハンドルHDとサドルSDとを繋ぐ上側フレームUFLの前後方向の前側(ハンドルHD付近)に変更されている。
<第7実施形態の効果>
第7実施形態の効果は、第1実施形態の場合と同様である。なお、第1実施形態(図2B参照)も考慮すると、接触具30は、固定具343でRB20に取り付けられるため、運転者Dの体格等に合わせて、取付位置を変えることができる。
以上が、第7実施形態についての説明である。
≪第8実施形態≫
次に、第8実施形態のCRB10G(接触具付自転車の他の一例)の機能及び構成、使用方法並びに効果について図9を参照しながら説明する。以下の説明では、第8実施形態における第1実施形態(図2A~図2D参照)と異なる部分のみについて説明する。
<第8実施形態のCRBの機能、構成及び使用方法>
図9は、第8実施形態のCRB10Gの部分拡大図である。
第8実施形態の接触具30Gの支持部34Gは、第1実施形態の支持部34(図2C参照)とは異なり第1支持棒341のみで固定具343と接触部32とを繋いでいる。また、支持部34Gは、その取付位置がシャフトSSからフレームFLにおけるハンドルHDとサドルSDとを繋ぐ上側フレームUFLの前後方向の中央部分に変更されている。
<第8実施形態の効果>
第8実施形態の接触具30Gは、第1実施形態(図2B参照)の場合に比べて、低コストである。第8実施形態の他の効果は、第1実施形態の場合と同様である。
以上が、第8実施形態についての説明である。
≪第9実施形態≫
次に、第9実施形態のCRB10H(接触具付自転車の他の一例)の機能及び構成、使用方法並びに効果について図10を参照しながら説明する。以下の説明では、第9実施形態における第8実施形態(図9参照)と異なる部分のみについて説明する。
<第9実施形態のCRBの機能、構成及び使用方法>
図10は、第9実施形態のCRB10Hの図であって、(1)接触具30Hを使用位置に配置した場合の部分拡大図、(2)接触具30Hの支持部34Hを倒して接触具30Hを不使用位置に配置した場合の部分拡大図、及び、(3)更に、接触具30Hの接触部32Hを折り畳んだ場合の部分拡大図である。
第9実施形態の接触具30Hは、第8実施形態の接触部32及び支持部34Gがそれぞれの接触部32H及び支持部34Hに変更されている。
具体的には、支持部34Hは、第1支持棒341が固定具343に対して略90°の角度の範囲で揺動可能に取り付けられている(図10の(A)及び(B)参照)。また、支持部34Hは、使用位置に位置する第1支持棒341を固定具343に対して立った状態で固定する留め具344を有する(図10の(A)参照)。
また、接触部32Hは、幅方向の中央付近で、両側に略90°の角度で折り畳み可能に構成されている(図10の(B)及び(C)参照)。
<第9実施形態の効果>
第9実施形態の接触具30Hは、不使用時には、上側フレームUFLに沿って折り畳むことができる。
第9実施形態の他の効果は、第8実施形態の場合と同様である。
以上が、第9実施形態についての説明である。
≪複数の変形例≫
以上のとおり、本発明について第1~第9実施形態を参照しながら説明したが、本発明の技術的範囲に含まれる形態はこれらの実施形態に限定されない。本発明の技術的範囲には、以下に説明する複数の実施形態も含まれる。
例えば、前述の説明では、第1~第9実施形態についてそれぞれ別個の形態として説明したが、例えば、これらの実施形態の1つに他の実施形態の構成要素を組み合わせた形態であってもよい。
また、前述の実施形態の説明では、接触具付自転車の一例を、接触具付ロードバイク10、10B、10C等としたが、接触具付自転車の一例はロードバイク型の自転車に限定されない。例えば、トレーニングジムで利用されるトレーニング用自転車であってもよい。
10 接触具付ロードバイク(接触具付自転車の一例)
10A 接触具付ロードバイク(接触具付自転車の一例)
10B 接触具付ロードバイク(接触具付自転車の一例)
10C 接触具付ロードバイク(接触具付自転車の一例)
10D 接触具付ロードバイク(接触具付自転車の一例)
10E 接触具付ロードバイク(接触具付自転車の一例)
10F 接触具付ロードバイク(接触具付自転車の一例)
10G 接触具付ロードバイク(接触具付自転車の一例)
10H 接触具付ロードバイク(接触具付自転車の一例)
20 ロードバイク(自転車の一例)
30 接触具
30A 接触具
30B 接触具
30C 接触具
30D 接触具
30E 接触具
30F 接触具
30G 接触具
30H 接触具
32 接触部
32A 接触部
32B 接触部
32C 接触部
32D 接触部
32E 接触部
32F 接触部
32G 接触部
32H 接触部
321 棒体
321C 棒体
322 円筒体
322A 円筒体
322B 円筒体
322B1 中央部
322B2 一対の端部
322C 円筒体
34 支持部
341 第1支持棒(一の長尺体の一例)
342 第2支持棒(他の長尺体の一例)
343 固定具
344 留め具
34G 支持部
34H 支持部
D 運転者
FL フレーム
FT 前輪
HD ハンドル
RT 後輪
SD サドル
SS シャフト(軸体の一例)
UFL 上側フレーム

Claims (6)

  1. 自転車に取り付けられて、その運転者に接触する接触具において、
    自転車の上下方向におけるサドルよりも上側かつ自転車の前後方向におけるハンドルとサドルとの間の位置に配置され、運転姿勢の運転者の少なくとも腹部に接触する接触部と、
    転車と前記接触部とを繋いで、前記接触部を支持する支持部であって、上端に前記サドルが取り付けられている前記サドルの高さ調整用のシャフトに一端側で当該シャフトを貫通させて固定される第1支持棒及び当該第1支持棒の他端側に取付位置が調整可能に取り付けられその一端に前記接触部が繋がっている第2支持棒を有し、運転姿勢の運転者の腹部に接触させてその運転者が上下方向に対し骨盤を立てて自転車のサドルに座った状態で腹部を屈曲させて上半身が倒れた姿勢となる特定位置に前記接触部を調整可能に支持する支持部と、
    を備える接触具。
  2. 前記接触部における腹部に接触する接触面は、前記自転車の幅方向から見て、当該腹部に向けて突出する曲線を形成している、
    請求項1に記載の接触具。
  3. 前記接触面は、前記自転車の幅方向中央から両端側に亘って徐々に突出量が大きくなる曲面を形成している、
    請求項2に記載の接触具。
  4. 前記接触部は、前記支持部に対して、揺動可能に繋げられている、
    請求項1に記載の接触具。
  5. 前記接触部は、前記第2支持棒の一端に繋げられ前記自転車の幅方向に沿って配置され軸周りに回転可能な棒体、及び、前記自転車の幅方向から見て前記棒体に偏心して配置され前記棒体の外周を覆っている円筒体を有する、
    請求項1に記載の接触具。
  6. 請求項1~のいずれか一項に記載の接触具と、
    当該接触具が取り付けられている自転車と、
    を備える接触具付自転車。
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