JP7447589B2 - 撮影装置、画像表示方法、画像表示プログラム及び撮影システム - Google Patents

撮影装置、画像表示方法、画像表示プログラム及び撮影システム Download PDF

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本発明は、撮影装置、画像表示方法、画像表示プログラム及び撮影システムに関する。
撮影者が撮影した撮影画像を撮影直後一時的に(例えば撮影直後数秒間)表示部に表示する撮影装置が知られている。この種の撮影装置の具体的構成が、例えば特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載の撮影装置は、撮影後の撮影画像の一時的な表示(クイックビュー表示やオートレビュー表示と称されることがある。本明細書では便宜上「クイックビュー表示」と記す。)を電子ファインダ上で行う。具体的には、この撮影装置は、撮影者によりシャッタスイッチが撮影終了時点から所定時間押され続けると、トリガ信号が発生する。この撮影装置は、トリガ信号の発生時点から規定時間(例えば2秒、4秒、8秒)が経過するまでクイックビュー表示を行う。
特開2001-186386号公報
撮影装置の背面モニタにクイックビュー表示を行うものも知られている。このような撮影装置に対して特許文献1に記載の技術を適用し、トリガ信号の発生時点から規定時間(例えば2秒)が経過するまで背面モニタにクイックビュー表示を行う構成をなすことが考えられる。この構成を持つ撮影装置を用いた撮影者が、トリガ信号の発生時点から1.5秒経過したとき、ファインダから背面モニタに目を移してクイックビュー表示を確認する場合を考える。この場合、残り0.5秒でクイックビュー表示が終了する。そのため、背面モニタに目を移した撮影者は、撮影画像を一瞬しか確認することができず、例えば背面モニタが一瞬ちらついたように知覚し、撮影装置の使用感を損ねてしまう。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、撮影者が撮影画像を一瞬しか確認できない状況を防ぐことができる撮影装置、画像表示方法及び画像表示プログラム並びに撮影システムを提供することである。
本発明の一実施形態に係る撮影装置は、ファインダと、撮影画像を撮影後一時的に表示する表示部とを備える。この撮影装置は、更に、ファインダに近接する物体を検知するセンサと、センサの出力に基づいてファインダに対するユーザの接眼状態及び非接眼状態を検知する接眼状態検知部と、接眼状態検知部により接眼状態が検知されるユーザによる撮影指示操作が行われる撮影指示時点から撮影指示操作に応じて生成される撮影画像が表示部に表示可能となる表示可能時点までの間の所定のタイミングから、接眼状態検知部により接眼の解除が検知される解除検知時点までの経過時間を検知する経過時間検知部と、経過時間検知部により検知される経過時間に応じて、撮影後における表示部上での撮影画像の一時的な表示時間を制御する表示時間制御部と、表示時間を設定する表示時間設定部と、を備える。表示時間は、所定のタイミングから、撮影後における表示部上での撮影画像の一時的な表示を終了する表示終了時点までの時間である。表示時間制御部は、経過時間が表示時間設定部により設定された表示設定時間未満の場合、表示時間を表示設定時間よりも長い時間に変更する。表示時間制御部は、経過時間が表示設定時間未満であっても、経過時間が第1の時間を超える場合には、少なくとも解除検知時点後、撮影画像の一時的な表示が行われないように、表示時間を表示設定時間よりも短い時間に変更する。
本発明の一実施形態に係る画像表示方法は、ファインダと、ファインダに近接する物体を検知するセンサと、撮影画像を撮影後一時的に表示する表示部と、を備える撮影装置が実行する方法であり、センサの出力に基づいてファインダに対するユーザの接眼状態及び非接眼状態を検知する接眼状態検知ステップと、接眼状態検知ステップにて接眼状態が検知されるユーザによる撮影指示操作が行われる撮影指示時点から撮影指示操作に応じて生成される撮影画像が表示部に表示可能となる表示可能時点までの間の所定のタイミングから、接眼状態検知ステップにて接眼の解除が検知される解除検知時点までの経過時間を検知する経過時間検知ステップと、経過時間検知ステップにて検知される経過時間に応じて、撮影後における表示部上での撮影画像の一時的な表示時間を制御する表示時間制御ステップと、表示時間を設定する表示時間設定ステップと、を含む。表示時間は、所定のタイミングから、撮影後における表示部上での撮影画像の一時的な表示を終了する表示終了時点までの時間である。表示時間制御ステップにおいて、経過時間が表示時間設定ステップにより設定された表示設定時間未満の場合、表示時間を表示設定時間よりも長い時間に変更する。表示時間制御ステップにおいて、経過時間が表示設定時間未満であっても、経過時間が第1の時間を超える場合には、少なくとも解除検知時点後、撮影画像の一時的な表示が行われないように、表示時間を表示設定時間よりも短い時間に変更する。
本発明の一実施形態に係る画像表示プログラムは、ファインダと、ファインダに近接する物体を検知するセンサと、撮影画像を撮影後一時的に表示する表示部と、を備える撮影装置が実行するプログラムであり、センサの出力に基づいてファインダに対するユーザの接眼状態及び非接眼状態を検知する接眼状態検知ステップと、接眼状態検知ステップにて接眼状態が検知されるユーザによる撮影指示操作が行われる撮影指示時点から撮影指示操作に応じて生成される撮影画像が表示部に表示可能となる表示可能時点までの間の所定のタイミングから、接眼状態検知ステップにて接眼の解除が検知される解除検知時点までの経過時間を検知する経過時間検知ステップと、経過時間検知ステップにて検知される経過時間に応じて、撮影後における表示部上での撮影画像の一時的な表示時間を制御する表示時間制御ステップと、表示時間を設定する表示時間設定ステップと、を含む。表示時間は、所定のタイミングから、撮影後における表示部上での撮影画像の一時的な表示を終了する表示終了時点までの時間である。表示時間制御ステップにおいて、経過時間が表示時間設定ステップにより設定された表示設定時間未満の場合、表示時間を表示設定時間よりも長い時間に変更する。表示時間制御ステップにおいて、経過時間が表示設定時間未満であっても、経過時間が第1の時間を超える場合には、少なくとも解除検知時点後、撮影画像の一時的な表示が行われないように、表示時間を表示設定時間よりも短い時間に変更する。
本発明の一実施形態に係る撮影システムは、互いに通信可能なファインダ装置と、撮影装置と、を備えるシステムである。ファインダ装置は、ファインダと、ファインダに近接する物体を検知するセンサと、を備える。撮影装置は、撮影画像を撮影後一時的に表示する表示部と、ファインダ装置より送信されるセンサの出力に基づいてファインダに対するユーザの接眼状態及び非接眼状態を検知する接眼状態検知部と、接眼状態検知部により接眼状態が検知されるユーザによる撮影指示操作が行われる撮影指示時点から撮影指示操作に応じて生成される撮影画像が表示部に表示可能となる表示可能時点までの間の所定のタイミングから、接眼状態検知部により接眼の解除が検知される解除検知時点までの経過時間を検知する経過時間検知部と、経過時間検知部により検知される経過時間に応じて、撮影後における表示部上での撮影画像の一時的な表示時間を制御する表示時間制御部と、表示時間を設定する表示時間設定部と、を備える。表示時間は、所定のタイミングから、撮影後における表示部上での撮影画像の一時的な表示を終了する表示終了時点までの時間である。表示時間制御部は、経過時間が表示時間設定部により設定された表示設定時間未満の場合、表示時間を表示設定時間よりも長い時間に変更する。表示時間制御部は、経過時間が表示設定時間未満であっても、経過時間が第1の時間を超える場合には、少なくとも解除検知時点後、撮影画像の一時的な表示が行われないように、表示時間を表示設定時間よりも短い時間に変更する。
本発明の一実施形態に係る撮影装置は、ファインダと、ファインダに近接する物体を検知するセンサと、を備えるファインダ装置と互いに通信可能な装置であり、撮影画像を撮影後一時的に表示する表示部と、ファインダ装置より送信されるセンサの出力に基づいてファインダに対するユーザの接眼状態及び非接眼状態を検知する接眼状態検知部と、接眼状態検知部により接眼状態が検知されるユーザによる撮影指示操作が行われる撮影指示時点から撮影指示操作に応じて生成される撮影画像が表示部に表示可能となる表示可能時点までの間の所定のタイミングから、接眼状態検知部により接眼の解除が検知される解除検知時点までの経過時間を検知する経過時間検知部と、経過時間検知部により検知される経過時間に応じて、撮影後における表示部上での撮影画像の一時的な表示時間を制御する表示時間制御部と、表示時間を設定する表示時間設定部と、を備える。表示時間は、所定のタイミングから、撮影後における表示部上での撮影画像の一時的な表示を終了する表示終了時点までの時間である。表示時間制御部は、経過時間が表示時間設定部により設定された表示設定時間未満の場合、表示時間を表示設定時間よりも長い時間に変更する。表示時間制御部は、経過時間が表示設定時間未満であっても、経過時間が第1の時間を超える場合には、少なくとも解除検知時点後、撮影画像の一時的な表示が行われないように、表示時間を表示設定時間よりも短い時間に変更する。
本発明の一実施形態によれば、撮影者が撮影画像を一瞬しか確認できない状況を防ぐことができる撮影装置、画像表示方法及び画像表示プログラム並びに撮影システムが提供される。
本発明の一実施形態に係る撮影装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る撮影装置の背面図である。 本発明の一実施形態に係る撮影装置の正面図である。 本発明の一実施形態に係る撮影装置が備えるカメラ制御部の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態において実行されるクイックビュー表示処理を示すフローチャートの一例である。 本発明の第1実施形態においてバックライトをオンしたときのステータス画面の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態においてバックライトをオフしたときのステータス画面の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態において実行される設定処理を示すフローチャートの一例である。 操作例1において、撮影者(ユーザ)がファインダを覗いている状態で電子ダイヤルを操作したときのファインダ及び背面モニタの表示の一例を示す図である。 操作例1において、撮影者がファインダを覗いていない状態で電子ダイヤルを操作したときのファインダ及び背面モニタの表示の一例を示す図である。 操作例2において、撮影者がファインダを覗いている状態で機能ショートカットボタンを操作したときのファインダ及び背面モニタの表示の一例を示す図である。 操作例2において、撮影者がファインダを覗いていない状態で機能ショートカットボタンを操作したときのファインダ及び背面モニタの表示の一例を示す図である。 操作例3において、撮影者がファインダを覗いている状態で画像消去ボタンを操作したときのファインダ及び背面モニタの表示の一例を示す図である。 操作例3において、撮影者がファインダを覗いていない状態で画像消去ボタンを操作したときのファインダ及び背面モニタの表示の一例を示す図である。 操作例3の変形例Aにおいて、撮影者がファインダを覗いている状態で画像消去ボタンを操作したときのファインダ及び背面モニタの表示の一例を示す図である。 操作例3の変形例Aにおいて、撮影者がファインダを覗いていない状態で画像消去ボタンを操作したときのファインダ及び背面モニタの表示の一例を示す図である。 操作例3の変形例Bにおいて、撮影者がファインダを覗いている状態で画像消去ボタンを操作したときのファインダ及び背面モニタの表示の一例を示す図である。 操作例3の変形例Bにおいて、撮影者がファインダを覗いていない状態で画像消去ボタンを操作したときのファインダ及び背面モニタの表示の一例を示す図である。 クイックビュー表示時間の制御に用いるパラメータ(経過時間)を概念的に示す図である。 撮影装置とファインダ装置を備える撮影システムの一例を示す概略構成図である。
以下、本発明の一実施形態に係る撮影装置について図面を参照しながら説明する。
図1は、撮影装置1の概略構成を示すブロック図である。本実施形態において、撮影装置1は、ファインダを備える一眼レフカメラである。
なお、撮影装置1は、コンパクトデジタルカメラ、ミラーレス一眼カメラ、ビデオカメラ、カムコーダ等の、ファインダを備える別の種類の撮影装置であってもよい。また、撮影装置は、外付けファインダを取り付けた装置であってもよい。外付けファインダを取り付けた装置として、ファインダを備えない撮影装置(例えばスマートフォン、フィーチャフォン、PHS(Personal Handy phone System)、ポータブルゲーム機、タブレット端末等)に外付けファインダを取り付けたものが挙げられる。また、コンパクトデジタルカメラやミラーレス一眼カメラには、ファインダを備えないものもある。このような撮影装置に外付けファインダを取り付けたものも、撮影装置1の一例に含まれる。
なお、外付けファインダは、ガラスやプラスチックから構成された光学系と、後述する物体検知センサを有している。また、外付けファインダは、Wi-FiやBluetooth(登録商標)等の無線により、後述するカメラ制御部と通信する通信部を有している。この通信部を介して物体検知センサの出力値がカメラ制御部に送信される。また、外付けファインダには、バネによる付勢や圧入等によって撮影装置を挟持する挟持部を有する。この挟持部により、外付けファインダを例えばスマートフォンに取り付けることが可能となる。
外付けファインダは、スマートグラスに置き換えることも可能である。スマートグラスとは、眼鏡の如き形態を持つウェアラブル端末であり、ユーザの頭部に装着して使用する構成となっている。スマートグラスは、表示部に情報を表示することができる。そのため、ユーザは、現実空間に重畳して情報を見ることができ、現実を拡張したように感じることができる。スマートグラスも、上記外付けファインダと同様に、物体検知センサを有するとともに、無線により後述するカメラ制御部と通信する通信部を有している。スマートグラスの場合、物体検知センサ及び後述する接眼状態検知部により、ユーザがスマートグラスを装着したときに接眼状態を検知し、外したときに非接眼状態を検知する。
図1に示されるように、撮影装置1は、撮影装置1の本体部であるカメラボディ100及びカメラボディ100のマウント部101に着脱可能な撮影レンズ200を備える。カメラボディ100と撮影レンズ200は、マウント部101に設けられている電気接点102を介して通信可能となっている。なお、撮影装置1がコンパクトデジタルカメラやスマートフォン等である場合、撮影レンズ200は、カメラボディ100に対して着脱することができない。
図2Aは、本発明の一実施形態に係るカメラボディ100の背面図である。図2Bは、カメラボディ100の正面図である。図2Aに示されるように、カメラボディ100には、電源レバー11が設けられる。撮影者(ユーザ)は、電源レバー11を操作してカメラボディ100の電源をオンすることができる。
図2A及び図2Bに示されるように、カメラボディ100には、電源レバー11をはじめとする各種操作部類(具体的には、電源レバー11、シャッタボタン12、前電子ダイヤル13、後電子ダイヤル14、機能ショートカットボタン15、画像消去ボタン16、メニューボタン17)が設けられる。なお、図1では、図面の複雑化を避ける都合上、これらの各種操作部類の図示を省略する。
カメラボディ100は、撮影装置1の統括的な制御を司るカメラ制御部103を備える。カメラ制御部103は、例えば、DSP(Digital Signal Processor)及びCPU(Central Processing Unit)を搭載したシステムLSI(Large-scale Integrated Circuit)であり、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリやA/Dコンバータを備える。カメラ制御部103は、ROMに格納されているプログラムを呼び出し、呼び出したプログラムをDSPやCPUで実行することにより、各種制御を行う。ROMには、プログラムの実行に必要な制御パラメータも格納される。
カメラボディ100は、メインミラー111、サブミラー112、フォーカシングスクリーン113、ペンタプリズム114、接眼レンズ115、ファインダ116を備える。撮影レンズ200を通過した被写体光は、メインミラー111で反射され、フォーカシングスクリーン113に結像される。フォーカシングスクリーン113で結像された被写体像は、ペンタプリズム114で正立像にされ、接眼レンズ115及びファインダ116を介して撮影者に視認される。
ペンタプリズム114近傍には測光素子117が備えられる。この測光素子117に、ペンタプリズム114に入射した被写体光の一部が入射される。測光素子117は、被写体光の明るさに応じた電気信号をカメラ制御部103に出力する。カメラ制御部103は、入力された電気信号をA/Dコンバータにより画像信号(「露出信号」と記す。)に変換し、露出信号に基づいて測光演算を行い、撮影時の露出(例えば絞り値と露光時間)を決定する。
カメラボディ100は、焦点検出モジュール118を備える。焦点検出モジュール118は、例えば、瞳分割位相差方式による自動焦点検出を行うためのモジュールである。撮影レンズ200を通過した被写体光の一部は、ハーフミラーであるメインミラー111を透過し、サブミラー112で反射され、焦点検出モジュール118に入射される。焦点検出モジュール118は、一対のラインセンサにより検出した焦点検出信号をカメラ制御部103に出力する。
カメラ制御部103は、焦点検出モジュール118より入力される焦点検出信号に対して相関演算を行い、一対のラインセンサ上での位相ずれ量を算出し、位相ずれ量から像面ずれ量(すなわちデフォーカス量)を算出する。カメラ制御部103は、デフォーカス量が被写体にピントが合っているとみなせる合焦状態になると、合焦マークをファインダ116上に表示させる。
カメラボディ100は、ファインダ内表示用モジュール119を備える。ファインダ内表示用モジュール119は、ペンタプリズム114の第三反射面上に取り付けられており、LCD(Liquid Crystal Display)モジュール119a、拡大レンズ119b及びプリズム119cを有する。LCDモジュール119aより射出された光束は、拡大レンズ119bにて拡大された後、プリズム119cにて折り曲げられて第三反射面よりペンタプリズム114内部に入射される。ペンタプリズム114内部に入射された光束は、その射出面より射出されて、接眼レンズ115を介してファインダ116に入射される。これにより、F値やISO感度等の各種情報がファインダ116内に表示される。
本実施形態において、ファインダ116は、光学ファインダ(OVF:Optical View Finder)であるが、別の実施形態では、電子ビューファインダ(EVF:Electrical View Finder)に置き換えてもよい。
図3は、主に、カメラ制御部103の機能構成を示すブロック図である。シャッタボタン12は、2段階ボタンである。カメラ制御部103は、シャッタボタン12に関し、半押し状態(S1状態)と全押し状態(S2状態)の2つの状態を検出することができる。カメラ制御部103は、S1状態を検出すると、露出制御や焦点調節制御等の撮影準備動作を行う。
カメラボディ100は、ミラー駆動機構124、シャッタ駆動機構125、シャッタ126、撮像素子127、画像記憶部128、記録装置収納部129、背面モニタ130を備える。カメラ制御部103によりS2状態が検出されると、撮影動作が開始される。まず、カメラ制御部103は、ミラー駆動機構124を制御し、メインミラー111及びサブミラー112を撮影光路の上方に退避させる。次いで、カメラ制御部103は、露出演算にて決定した絞り値を撮影レンズ200に送信する。
撮影レンズ200は、鏡筒201、第1レンズ群(固定レンズ群)202、第2レンズ群(フォーカスレンズ群)203、第3レンズ群(ズームレンズ群)204、絞り205、レンズ駆動機構206、絞り駆動機構207、フォーカスエンコーダ208、ズームエンコーダ209、レンズ制御部210を備える。
レンズ制御部210は、CPU、ROM等を備える。レンズ制御部210は、このROMに格納されているプログラムを呼び出し、呼び出したプログラムをCPUで実行することにより、各種制御を行う。
レンズ制御部210は、カメラボディ100より受信したデフォーカス量を所定のレンズ駆動量変換係数を用いてレンズ駆動量に変換し、レンズ駆動量だけフォーカスレンズ群203が光軸上を移動するようにレンズ駆動機構206を制御する。なお、フォーカスレンズ群203の位置は、フォーカスエンコーダ208にて検出され、レンズ制御部210に出力される。レンズ制御部210は、フォーカスエンコーダ208より出力される位置をモニタしながらフォーカスレンズ群203の移動制御を行う。
ズームレンズ群204は、鏡筒201に設けられている不図示のズームリングを撮影者が操作することで光軸上を移動する。ズームレンズ群204の移動に伴い、撮影レンズ200のズーム倍率が変わる。なお、ズームレンズ群204の位置は、ズームエンコーダ209により検出され、レンズ制御部210に出力される。レンズ制御部210は、この位置をカメラ制御部103に通知する。例えば、カメラ制御部103による表示制御により、現在のズーム倍率が背面モニタ130に表示される。
レンズ制御部210は、カメラボディ100より受信した絞り値を絞り駆動量に変換し、絞り駆動量だけ絞り205が開閉するように絞り駆動機構207を制御する。絞り駆動機構207の駆動力により絞り205の開度が変わると、固定レンズ群202、フォーカスレンズ群203、ズームレンズ群204を透過する被写体光の光量が変わる。
カメラ制御部103は、シャッタ駆動機構125を制御し、測光演算にて決定した露光時間だけ撮像素子127に被写体光が当たるように、シャッタ126を開閉させる。
撮像素子127は、被写体光を光電変換作用により電気信号に変換する受光素子であり、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサである。撮像素子127により生成される電気信号は、カメラ制御部103に出力される。カメラ制御部103に入力された電気信号は、A/Dコンバータにより画像信号に変換され、γ補正等のデジタル画像処理が施される。
デジタル画像処理が施された撮影画像データは、画像記憶部128に一時記憶され、圧縮処理等の画像処理が施された後、記録装置収納部129に収納されたメモリカード等の記録装置に記録される。画像記憶部128に一時記憶される撮影画像データに基づく撮影画像は、カメラ制御部103による表示制御により、撮影後一時的に(例えば数秒間)背面モニタ130に表示される。これにより、撮影者は、撮影画像の確認を撮影直後に行うことができる。背面モニタ130上での、撮影後の撮影画像の一時的な表示を「クイックビュー表示(「オートレビュー表示」と称してもよい。)」と記す。また、撮影後に一時的に表示される撮影画像を「クイックビュー画像」と記す。
カメラボディ100は、物体検知センサ120を備える。物体検知センサ120は、ファインダ116に近接する近接物体の有無を検知するセンサである。物体検知センサ120には、例えば、発光した赤外光の反射光を受光することにより近接物体を検知するタイプや、静電容量の変化から近接物体を検知するタイプ、センサ周囲の明るさの変化(照度の変化)から近接物体を検知するタイプがある。
カメラ制御部103は、接眼状態検知部103a、バックライト制御部103b、液晶制御部103c、表示時間設定部103d、経過時間検知部103e、表示時間制御部103f及び処理設定部103gを有する。
接眼状態検知部103aは、物体検知センサ120の出力がファインダ116に近接する近接物体が有る状態の出力のとき、ファインダ116に対する撮影者の接眼状態(言い換えると、撮影者がファインダ116に顔を近付けてファインダ116を覗いている状態であること)を検知する。接眼状態検知部103aは、物体検知センサ120の出力がファインダ116に近接する近接物体が無い状態の出力のとき、ファインダ116に対する撮影者の非接眼状態(言い換えると、撮影者がファインダ116から顔を離しており、ファインダ116を覗いていない状態であること)を検知する。
附言するに、接眼状態検知部103aは、物体検知センサ120の出力が、ファインダ116に近接する近接物体が有る状態の出力から無い状態の出力に変わると、ファインダ116に対する撮影者の接眼が解除されたこと(言い換えると、ファインダ116を覗いていた撮影者がファインダ116から顔を離したこと)を検知する。
表示部である背面モニタ130は、液晶パネル130aとバックライト130bを備える液晶モニタである。背面モニタ130は、撮影レンズ200とは反対側に設けられる。なお、背面モニタ130は、ユーザの指等でタッチ操作が可能なタッチパネルで構成されてもよい。この場合、背面モニタ130に疑似的に操作部表示(例えばGUI(Graphical User Interface)表示)を行う構成としてもよい。この構成の場合、上述した各種操作部類は、カメラボディ100から省略してもよい。タッチパネルはコンパクトデジタルカメラやスマートフォン等に適用することができる。バックライト制御部103bは、バックライト130bのオンとオフを制御する。
バックライト制御部103bは、接眼状態検知部103aによりファインダ116に対する撮影者の接眼状態が検知される期間中、バックライト130bをオフする。そのため、撮影者がファインダ116を覗く期間中、背面モニタ130には、何れの画像(クイックビュー画像やメニュー画面等)も視認可能な状態では表示されない。
すなわち、背面モニタ130は、接眼状態検知部103aによりファインダ116に対する撮影者の接眼状態が検知される期間中、バックライト制御部103bによりバックライト130bがオフされることにより、クイックビュー画像をはじめとする各種画像を撮影者が視認可能に表示しない構成となっている。撮影者がファインダ116を覗く期間中(言い換えると、撮影者が背面モニタ130を視認できない期間中)、バックライト130bをオフすることにより、カメラボディ100の省電力化が達成される。また、バックライト130bをオフすると、背面モニタ130からの光がファインダ116を覗く撮影者の眼に入らない。そのため、撮影者が撮影に集中しやすくなる。
なお、本明細書において「バックライト130bのオフにより背面モニタ130が画像を視認可能に表示しない状態」を便宜上「背面モニタ130が画像を表示しない状態」と表現しているが、「バックライト130bのオフにより背面モニタ130が画像を視認可能に表示しない状態」は、実際には、液晶パネル130a上での画面生成が完了し、この画面が液晶パネル130a上で表示されている状態にあるものの、この画像が、バックライトがオフされていることによってユーザが実質的に視認できない(又は視認困難な)状態にあることを示す。
バックライト制御部103bは、接眼状態検知部103aによりファインダ116に対する撮影者の非接眼状態が検知される期間中、バックライト130bをオンする。これにより、背面モニタ130には画像が表示される。
撮影者がファインダ116を覗いて撮影を行った場合を考える。この場合、撮影直後は撮影者がファインダ116を覗いた状態にある。そのため、バックライト制御部103bは、バックライト130bをオフしたままである。
液晶制御部103cは、液晶パネル130aを制御する。液晶制御部103cは、撮影後、撮影画像データ(撮影画像の信号)が画像記憶部128に一時記憶されると、バックライト130bのオンオフに拘わらず、撮影画像データに応じて液晶パネル130aの透過率を変調する。
すなわち、液晶制御部103cは、バックライト130bがオンされると同時に撮影画像が撮影者に確認できるように、撮影後速やかに液晶パネル130aの変調制御を開始し、液晶パネル130a上でクイックビュー画像を生成する。
このように、バックライト130bのオンオフに拘わらず液晶パネル130aを変調制御することにより、例えば撮影者がファインダ116から顔を離した瞬間に(すなわちバックライト130bがオフからオンになった瞬間に)、背面モニタ130上でクイックビュー画像を撮影者に視認させることができる。
[第1実施形態]
従来の撮影装置では、クイックビュー表示時間の終了間際に撮影者が背面モニタに目を移すと、撮影者は、撮影画像を一瞬しか確認することができず、例えば背面モニタが一瞬ちらついたように知覚する。第1実施形態では、この種のちらつきを撮影者に知覚させないため、次に説明するクイックビュー表示処理が実行される。カメラ制御部103は、ROMに格納されたクイックビュー表示プログラム(画像表示プログラム)によりクイックビュー表示処理を実行する。
図4は、第1実施形態において実行されるクイックビュー表示処理を示すフローチャートの一例である。
図4のクイックビュー表示処理は、S2状態が検出されて撮影処理が行われた時点で実行が開始される。なお、このときの撮影は、撮影者がファインダ116を覗いた状態で行われたものとする。そのため、図4のクイックビュー表示処理の開始時点では、バックライト130bはオフされている。
図4に示されるように、カメラ制御部103は、クイックビュー表示機能がオンか否かを判定する(ステップS101)。撮影者は、例えばメニュー設定画面や機能ショートカットボタン15を操作して、クイックビュー表示機能のオンオフを設定することができる。
クイックビュー表示機能がオフされており(ステップS101:NO)、ファインダ116に対する撮影者の接眼状態が検知されない(言い換えると、非接眼状態が検知される)場合(ステップS117:NO)、カメラ制御部103(バックライト制御部103b)は、バックライト130bをオンして、背面モニタ130上にステータス画面を表示させる(ステップS118)。
クイックビュー表示機能がオフされており(ステップS101:NO)、ファインダ116に対する撮影者の接眼状態が検知される場合(ステップS117:YES)、カメラ制御部103(バックライト制御部103b)は、バックライト130bをオフした状態を保つ(ステップS109)。これにより、背面モニタ130には画像が表示されない。
但し、ファインダ116に対する撮影者の非接眼状態が検知(より詳細には、接眼の解除が検知)されると(ステップS110:YES)、ステップS118において、バックライト130bがオンされると同時に背面モニタ130上にステータス画面が表示されることが好ましい。そこで、カメラ制御部103(液晶制御部103c)は、ステップS101にてNO判定となった時点で液晶パネル130aの変調制御を開始し、液晶パネル130a上でステータス画面を生成している。
図5A及び図5Bは、ステータス画面の一例を示す図である。図5Aは、バックライト130bをオンしたときのステータス画面の一例を示す図である。図5Bは、バックライト130bをオフしたときのステータス画面の一例を示す図である。
図5A及び図5Bに示されるように、ステータス画面は、シャッタ速度、F値、ISO感度、露出補正値等の撮影条件を表示する画面である。図5Aでは、バックライト130bがオンされているため、撮影者はステータス画面を視認することができる。図5Bでは、バックライト130bがオフされているため、撮影者はステータス画面を視認することができない。
なお、図5Bでは、液晶パネル130a上でステータス画面の生成が完了していることを示す都合上、背面モニタ130の画面に網掛けを重ねたうえでステータス画面を示している。しかし、図5Bの例では、実際には、背面モニタ130の画面は真っ暗である。そのため、撮影者は、ステータス画面を視認することができない。
クイックビュー表示機能がオンされていると(ステップS101:YES)、カメラ制御部103(表示時間設定部103d)は、内蔵するタイマを規定値に設定する(ステップS102)。カメラ制御部103(表示時間設定部103d)は、規定値に設定されたタイマをスタート(カウントダウンを開始)させる(ステップS103)。
タイマの規定値は、例えば3秒である。撮影者は、例えばメニューボタン17を押したときに表示されるメニュー画面からタイマの規定値を任意の値(例えば1秒~30秒)に設定変更することができる。タイマの規定値は、クイックビュー表示を行うクイックビュー表示時間(言い換えると、撮影後における表示部上での撮影画像の一時的な表示時間)を示す。撮影者は、例えばクイックビュー画像を長めに確認したいときにはタイマの規定値を長めに設定するとよい。
ファインダ116に対する撮影者の接眼状態が検知されると(ステップS104:YES)、カメラ制御部103(バックライト制御部103b)は、バックライト130bをオフした状態を保つ(ステップS105)。これにより、背面モニタ130には画像が表示されない。但し、撮影者がファインダ116から顔を離した瞬間に背面モニタ130にクイックビュー表示を行えるように、カメラ制御部103(液晶制御部103c)は、ステップS101にてYES判定となった時点で液晶パネル130aの変調制御を開始し、液晶パネル130a上でクイックビュー画像を生成している。
すなわち、カメラ制御部103(液晶制御部103c)は、撮影者により撮影指示操作が行われると、バックライト制御部103bによりバックライト130bがオフされている場合であっても、バックライト130bがオンされた時点で撮影画像が背面モニタ130に表示されるように、撮影画像の信号に応じた液晶パネル130aの透過率の変調を行う。
カメラ制御部103(経過時間検知部103e)は、タイマの値がゼロか否かを判定する(ステップS106)。ステップS103では、S2状態の検出に応じて撮影画像データが生成され、この撮影画像データに基づく液晶パネル130a上でのクイックビュー画像の生成が完了した時点(言い換えると、撮影指示操作に応じて生成される撮影画像が表示部に表示可能となる表示可能時点)で、タイマのカウントダウンが開始される。以下、便宜上、クイックビュー画像の生成が完了した時点を「クイックビュー画像生成完了時点」と記す。
なお、タイマのカウントダウンは、クイックビュー画像生成完了時点で開始されず、例えば、撮影者による撮影指示操作が行われる撮影指示時点(すなわちS2状態が検出された時点)からクイックビュー画像生成完了時点までの間の何れかのタイミングで開始されてもよい。このタイミングは、例えばメーカが撮影装置1の設計時に決める所定のタイミングである。
すなわち、カメラ制御部103(経過時間検知部103e)は、クイックビュー画像生成完了時点から、タイマの規定値が示す時間であって、クイックビュー表示を終了する表示終了時点までの時間(ここでは一例として3秒)が経過したか否かを判定する。
タイマの値がゼロであるとき(ステップS106:YES)、直前に撮影した撮影画像に対するクイックビュー表示時間が既に経過している。クイックビュー表示は、撮影後、撮影者が撮影画像を直ぐに確認したいという要望に応えるための機能である。そのため、クイックビュー表示時間が既に経過している場合、撮影者にとって、クイックビュー表示が不要である可能性が高い。
そこで、カメラ制御部103(バックライト制御部103b)は、バックライト130bをオフ状態に保つ(ステップS109)。また、カメラ制御部103(液晶制御部103c)は、液晶パネル130a上でステータス画面の生成を行う。これにより、ファインダ116に対する撮影者の非接眼状態が検知されると(ステップS110:YES)、バックライト130bがオンされて、クイックビュー表示でなく、ステータス画面が背面モニタ130に表示される(ステップS118)。
タイマの値がゼロでなく(ステップS106:NO)、ファインダ116に対する撮影者の非接眼状態が検知されない場合(ステップS107:NO)、カメラ制御部103は、クイックビュー表示の終了操作が行われたか否かを判定する(ステップS108)。撮影者は、例えば機能ショートカットボタン15を操作して、クイックビュー表示の終了操作を行うことができる。
クイックビュー表示の終了操作が行われると(ステップS108:YES)、カメラ制御部103(バックライト制御部103b)は、バックライト130bをオフ状態に保つ(ステップS109)。また、カメラ制御部103(液晶制御部103c)は、液晶パネル130a上でステータス画面の生成を行う。
クイックビュー表示の終了操作が行われない場合も(ステップS108:NO)、バックライト130bがオフ状態に保たれる(ステップS105)。但し、この場合は、液晶パネル130a上ではステータス画面でなくクイックビュー画像が生成された状態にある。
ステップS107において、ファインダ116に対する撮影者の非接眼状態が検知されると(ステップS107:YES)、カメラ制御部103(表示時間制御部103f)は、タイマを更新する(ステップS111)。タイマの更新方法として、次の更新例1及び2が例示として挙げられる。
《更新例1》
タイマの残り時間に拘わらず、タイマの値を規定値に再設定する。
例えばタイマの規定値が3秒であり、ステップS107においてファインダ116に対する撮影者の接眼の解除が検知される解除検知時点で、タイマの残り時間が0.5秒であるものとする。タイマの値が更新されない場合、撮影者は、クイックビュー画像を一瞬(即座にバックライトがオンしたとしても最大で0.5秒)しか確認することができず、例えば背面モニタ130が一瞬ちらついたように知覚する。そこで、更新例1では、タイマの値が3秒に再設定される。
すなわち、カメラ制御部103(表示時間制御部103f)は、クイックビュー画像生成完了時点から接眼の解除検知時点までの経過時間が、タイマの規定値が示す表示設定時間未満の場合、クイックビュー表示時間をタイマの規定値よりも長い時間(ここでは、経過時間2.5秒に規定値3秒を加えた5.5秒)に変更する。
言い換えると、カメラ制御部103(表示時間制御部103f)は、接眼の解除検知時点からクイックビュー表示を終了する表示終了時点までの時間が、タイマの規定値が示す表示設定時間と同じ時間になるように、クイックビュー表示時間をタイマの規定値よりも長い時間(ここでは、2.5秒に3秒を加えた5.5秒)に変更する。
なお、タイマは、規定値(ここでは3秒)を加えた値に更新されず、規定値とは別の値(例えば2秒や4秒等)を加えた値に更新されてもよい。タイマに加える値(秒数)は、任意に設定することができる構成としてもよい。
図17に、クイックビュー表示時間の制御に用いるパラメータ(すなわち経過時間)を概念的に示す。図17に示されるように、撮影者による撮影指示操作が行われる撮影指示時点t1A(すなわちS2状態が検出された時点)からクイックビュー画像生成完了時点t1B(表示可能時点)までの間の所定のタイミングt1から、接眼の解除検知時点t2までの時間が、経過時間Tである。カメラ制御部103(経過時間検知部103e)は、撮影指示時点t1Aからクイックビュー画像生成完了時点t1Bまでの間の所定のタイミングt1から、解除検知時点t2までの経過時間Tを検知し、カメラ制御部103(表示時間制御部103f)は、経過時間検知部103eにより検知される経過時間Tに応じて、クイックビュー表示時間を制御する。
タイマの値がゼロでない場合(ステップS112:NO)、カメラ制御部103(バックライト制御部103b)によりバックライト130bがオンされて、背面モニタ130上でクイックビュー表示が行われる(ステップS113)。撮影者は、背面モニタ130がちらついたように知覚することなく、十分な時間(例えば3秒近く)クイックビュー画像を確認することができる。
なお、上述したように、ステップS106では、タイマの値がゼロであるとき(ステップS106:YES)、クイックビュー表示時間が既に経過していることから、カメラ制御部103(表示時間制御部103f)によるタイマの更新は行われない。すなわち、カメラ制御部103(表示時間制御部103f)は、接眼の解除検知時点までの経過時間がタイマの規定値が示す表示設定時間以上の場合、少なくとも接眼の解除検知時点後、クイックビュー表示が行われないように、クイックビュー表示時間をタイマの規定値よりも長い時間に変更しない。
ファインダ116に対する撮影者の接眼状態が検知されないと(ステップS114:NO)、カメラ制御部103は、クイックビュー表示の終了操作が行われたか否かを判定する(ステップS115)。
クイックビュー表示の終了操作が行われると(ステップS115:YES)、カメラ制御部103(バックライト制御部103b)は、バックライト130bをオンして、背面モニタ130上にステータス画面を表示させる(ステップS118)。
ファインダ116に対する撮影者の接眼状態が検知される場合(ステップS114:YES)、クイックビュー表示が行われている最中に撮影者がファインダ116を覗いた状況にある。この場合、このクイックビュー画像を撮影者が再度確認する可能性は低い。そのため、カメラ制御部103(表示時間制御部103f)は、タイマの残り時間をゼロに設定する(ステップS116)。次いで、カメラ制御部103(バックライト制御部103b)がバックライト130bをオフし、カメラ制御部103(液晶制御部103c)が液晶パネル130a上でステータス画面の生成を行う。
このように、クイックビュー表示が行われている最中に接眼状態検知部103aによりファインダ116に対する撮影者の接眼状態が検知されると、クイックビュー表示が終了する。また、カメラ制御部103(表示時間制御部103f)は、接眼状態検知部103aによりファインダ116に対する撮影者の接眼の解除が検知されても、一度終了したクイックビュー表示が再度行われないように、このクイックビュー画像に対するタイマをゼロに(言い換えると、このタイマの設定をリセット)する。
《更新例2》
タイマの残り時間が所定時間未満の場合(言い換えると、クイックビュー画像生成完了時点から、ステップS107においてファインダ116に対する撮影者の接眼の解除が検知される解除検知時点までの経過時間が第1の時間を超える場合)、タイマの値をゼロに更新する。
例えばクイックビュー表示時間が3秒で経過時間が2.8秒の場合を考える。この場合、クイックビュー表示時間に近い時間が既に経過している。この場合、撮影後に直ぐに撮影画像を見るためのクイックビュー表示機能の目的からして、撮影者にとって、クイックビュー表示が不要である可能性が比較的高い。そこで、更新例2では、タイマの値がゼロに更新される。
更新例2では、タイマの値がゼロであるため(ステップS112:YES)、バックライト130bがオンされて、背面モニタ130上にステータス画面が表示される(ステップS118)。
すなわち、カメラ制御部103(表示時間制御部103f)は、接眼の解除検知時点までの経過時間がタイマの規定値が示す表示設定時間未満であっても、この経過時間が第1の時間を超える場合には、少なくとも、ステップS107における接眼の解除検知時点後、クイックビュー表示が行われないように、クイックビュー表示時間をタイマの規定値よりも短い時間(ここでは3秒未満であり、一例として、2.8秒)に変更する。
[第1実施形態の変形例1]
上記の実施形態では、クイックビュー表示が行われている最中に撮影者がファインダ116を覗いた状況にある場合、このクイックビュー画像を撮影者が再度確認する可能性が低いとみなし、ステップS116において、カメラ制御部103(表示時間制御部103f)は、タイマの残り時間をゼロに設定する。これに対し、本変形例1では、このクイックビュー画像を撮影者が再度確認する可能性を考慮し、ステップS116において、カメラ制御部103(表示時間制御部103f)がタイマの残り時間を延長(例えば3秒追加)してもよい。
[第1実施形態の変形例2]
ファインダ116が電子ビューファインダである場合、電子ビューファインダ上でクイックビュー表示を行うことも可能である。撮影装置1の周囲が明るい環境下(例えば炎天下)では、背面モニタ130上でクイックビュー表示を確認することが難しい場合がある。
そこで、本変形例2では、このような環境下においてファインダ116に対する撮影者の接眼の解除が検知されると、カメラ制御部103(表示時間制御部103f)は、タイマをゼロに設定する。これにより、背面モニタ130上でクイックビュー表示が行われない。背面モニタ130上でクイックビュー表示が行われないことにより、電子ビューファインダ上での(すなわち撮影装置1の周囲の明るさの影響を受け難い)クイックビュー画像の確認が撮影者に促される。
なお、上記の環境下であるか否かは、カメラ制御部103が例えばカメラボディ100に備えられる照度センサ等に基づいて判断する。
炎天下等においても、背面モニタ130上でクイックビュー表示を確認できる場合がある。そのため、本変形例2の如く、タイマはゼロに設定されなくてもよい。但し、撮影者がちらつきを知覚しないように、タイマの残り時間が例えば1秒未満の場合は、タイマを1秒に設定してもよい。
[第1実施形態の変形例3]
液晶パネル130a上でクイックビュー画像の生成が完了していても、バックライト130bがオフされている状況下では、撮影者はクイックビュー画像を確認することができない。そのため、この状況下で行われるクイックビュー表示に対する操作は、無効化されてもよく、また、クイックビュー表示の終了操作として処理されてもよい。
[第2実施形態]
撮影者は、例えばファインダを覗いているときに行った操作に応じて液晶モニタ上の表示が変更されても、その表示結果を確認することが難しい。そのため、ファインダを覗くというシーンにおいては、液晶モニタ上の表示を変更する処理の実行は必要性が低いものと思われる。撮影装置の使い勝手を向上させるため、操作部を操作したとき、シーンに応じた処理を実行することが好ましいものと考えられる。
そこで、第2実施形態では、撮影装置の使い勝手を向上させるため、次に説明する設定処理が実行される。カメラ制御部103は、ROMに格納された制御プログラムにより設定処理を実行する。
図6は、第2実施形態において実行される設定処理を示すフローチャートの一例である。
図6の設定処理は、S2状態が検出されて撮影処理が行われた時点で実行が開始される。なお、第2実施形態の説明では、このときの撮影を撮影者がファインダ116を覗いて行ったかどうかは問わない。
図6に示されるように、接眼状態検知部103aによりファインダ116に対する撮影者の接眼状態が検知されると(ステップS201:YES)、バックライト制御部103bによりバックライト130bがオフされて、液晶制御部103cにより液晶パネル130a上でのクイックビュー画像の生成が行われる(ステップS202)。次いで、処理設定部103gにより、各種操作部類(具体的には、前電子ダイヤル13、後電子ダイヤル14、機能ショートカットボタン15、画像消去ボタン16、メニューボタン17)の操作によって実行される処理が第1の処理に設定される(ステップS203)。
ファインダ116に対する撮影者の非接眼状態が検知されず(ステップS204:NO)、操作部が操作されなければ(ステップS205:NO)、バックライト130bがオフ状態に保たれたまま、ステップS204の非接眼状態検知処理とステップS205の処理とが繰り返し行われる。
ファインダ116に対する撮影者の非接眼状態が検知されず(ステップS204:NO)、操作部が操作されると(ステップS205:YES)、カメラ制御部103は、ステップS203にて設定した第1の処理を実行する(ステップS206)。
接眼状態検知部103aによりファインダ116に対する撮影者の接眼状態が検知されないと(ステップS201:NO)、液晶制御部103cにより液晶パネル130a上でのクイックビュー画像の生成が行われて、バックライト制御部103bによりバックライト130bがオンされる(ステップS207)。次いで、処理設定部103gにより、各種操作部類の操作によって実行される処理が第2の処理に設定される(ステップS208)。
ファインダ116に対する撮影者の接眼状態が検知されず(ステップS209:NO)、操作部が操作されなければ(ステップS210:NO)、バックライト130bがオン状態に保たれたまま、ステップS209の接眼状態検知処理とステップS210の処理とが繰り返し行われる。
ファインダ116に対する撮影者の接眼状態が検知されず(ステップS209:NO)、操作部が操作されると(ステップS210:YES)、カメラ制御部103は、ステップS208にて設定した第2の処理を実行する(ステップS211)。
次に、具体的な操作例を複数説明する。
《操作例1:前電子ダイヤル13又は後電子ダイヤル14を操作》
撮影者によるファインダ116の接眼中に前電子ダイヤル13又は後電子ダイヤル14が操作された場合を説明する。この場合、ステップS206において(言い換えると、撮影者によるファインダ116の接眼中)、カメラ制御部103は、前電子ダイヤル13又は後電子ダイヤル14のダイヤル操作量に応じて撮影に関する条件(例えばシャッタ速度等の撮影条件)を変更する。カメラ制御部103は、変更後の撮影条件をファインダ116内に表示させる。
なお、撮影装置によっては、これらのダイヤルに代えて又はダイヤルに加えて、例えば記号「+」が表記されたプラスボタン(不図示)や記号「-」が表記されたマイナスボタン(不図示)が設けられる。このような撮影装置において、プラスボタン又はマイナスボタンが操作された場合、前電子ダイヤル13又は後電子ダイヤル14が操作された場合と同様に、撮影条件がこれらボタンの操作量(押した回数や押す時間等)に応じて変更されてもよい。
図7を用いて、ステップS205において(言い換えると、撮影者によるファインダ116の接眼中)、前電子ダイヤル13又は後電子ダイヤル14が操作された場合を説明する。図7では、前電子ダイヤル13又は後電子ダイヤル14が操作されたときのファインダ116内の表示と、背面モニタ130内の表示を併記して示す。ここでは、前電子ダイヤル13又は後電子ダイヤル14の操作前は、シャッタ速度が1/30に設定されていたものとする。
カメラ制御部103は、前電子ダイヤル13又は後電子ダイヤル14のダイヤル操作量に応じてシャッタ速度を1/30から1/125に設定するとともに、図7に示されるように、ファインダ116内に表示されるシャッタ速度を1/125に変更する。撮影者は、ファインダ116内のシャッタ速度表示を確認することにより、ダイヤル操作に応じてシャッタ速度が適切に変更されたかどうかを把握することができる。
ここでは、ダイヤル操作によりシャッタ速度が変更される例を示したが、別の実施形態では、F値やISO感度、露出補正値等の他の撮影条件が変更されてもよい。
図7の例では、図5Bと同様に、液晶パネル130a上でクイックビュー画像の生成が完了していることを示す都合上、背面モニタ130の画面に網掛けを重ねたうえでクイックビュー画像を示している。図7の例でも、バックライト130bがオフされていることから、背面モニタ130の画面は真っ暗である。そのため、撮影者は、クイックビュー画像を視認することができない。なお、以降の操作例においても、背面モニタ130の画面に網掛けを重ねることにより、バックライト130bがオフされている状態を示す。
撮影者によるファインダ116の接眼中、カメラ制御部103は、前電子ダイヤル13又は後電子ダイヤル14が操作されても、液晶パネル130a上のクイックビュー画像に変更を加えない。すなわち、ファインダ116を覗く撮影者が視認することが難しい背面モニタ130の表示内容については変更を加えない。
第1実施形態と同様に、撮影者によるファインダ116の接眼中にバックライト130bをオフすることにより、カメラボディ100の省電力化が達成される。また、背面モニタ130からの光がファインダ116を覗く撮影者の眼に入らないため、撮影者が撮影に集中しやすくなる。バックライト130bがオフされている期間中に液晶パネル130a上でのクイックビュー画像の生成を完了させておくことにより、例えば撮影者がファインダ116から顔を離した瞬間に(すなわちバックライト130bがオフからオンになった瞬間に)、背面モニタ130上でクイックビュー画像を撮影者に視認させることができる。
次に、図8を用いて、ステップS210において(言い換えると、撮影者によるファインダ116の接眼が解除されている状態で)、前電子ダイヤル13又は後電子ダイヤル14が操作された場合を説明する。
ステップS211において、カメラ制御部103は、撮影条件の設定を変更しない。また、図8に示されるように、ファインダ116内に表示される撮影条件も変更しない。すなわち、撮影者が視認することが難しいファインダ116内の表示の変更を伴う処理は行わない。
また、ステップS211において、カメラ制御部103は、前電子ダイヤル13又は後電子ダイヤル14のダイヤル操作量に応じて背面モニタ130上のクイックビュー画像を拡大表示させる。
なお、カメラ制御部103は、前電子ダイヤル13又は後電子ダイヤル14のダイヤル操作量に応じて背面モニタ130上のクイックビュー画像を縮小表示させることもできる。また、プラスボタン又はマイナスボタンを操作することによっても、クイックビュー画像を拡大表示又は縮小表示することができる。
前電子ダイヤル13又は後電子ダイヤル14の操作によりクイックビュー画像の表示倍率が変更された場合、クイックビュー表示時間を所定時間(例えば3秒)延長してもよく、また、クイックビュー表示の終了操作が行われるまでクイックビュー画像を背面モニタ130に表示してもよい。これにより、撮影者は、表示倍率変更後のクイックビュー画像を十分な時間確認することができる。撮影者は、例えばメニューボタン17を押したときに表示されるメニュー画面から上記の延長時間を任意の時間(例えば1秒~30秒)に設定変更することができる。
このように、操作例1では、撮影者がファインダ116を覗くシーンと背面モニタ130を視認するシーンの各シーンに応じた処理が実行されることにより、撮影装置1の使い勝手の向上が達成される。
以上のように、操作例1において、カメラ制御部103(処理設定部103g)は、接眼状態検知部103aによる検知結果に応じて、当該操作により実行する処理を設定する。具体的には、カメラ制御部103(処理設定部103g)は、接眼状態検知部103aによりファインダ116に対する撮影者の接眼状態が検知される期間中、操作部による操作機能を第1の操作機能(上記の例では、撮影条件の設定機能)に設定し、接眼状態検知部103aによりファインダ116に対する撮影者の非接眼状態が検知される期間中、操作部による操作機能を第2の操作機能(上記の例では、背面モニタ130に表示されるクイックビュー画像の表示形態を変更する機能)に設定する。
附言するに、操作例1では、ステップS203において第1の操作機能への設定が行われることにより、背面モニタ130に表示される画像の表示形態を変更する種々の操作機能が無効化される。また、ステップS208において第2の操作機能への設定が行われることにより、ファインダ116内の表示の変更を生じさせる種々の操作機能が無効化される。
《操作例2:機能ショートカットボタン15を操作》
図9を用いて、ステップS205において(言い換えると、撮影者によるファインダ116の接眼中)、機能ショートカットボタン15が操作された場合を説明する。
ステップS206において(言い換えると、撮影者によるファインダ116の接眼中)、カメラ制御部103は、図9に示されるように、ファインダ116内の表示形式を切り替える。具体的には、ファインダ116内に構図用のグリッド線を表示させない表示形式(例えば図8参照)から、このグリッド線を表示する表示形式に切り替える。
また、ステップS206において、カメラ制御部103は、操作例1と同様に、液晶パネル130a上のクイックビュー画像に変更を加えない。すなわち、カメラ制御部103は、背面モニタ130を表示制御対象とせず、ファインダ116を覗く撮影者が視認することが難しい背面モニタ130の表示内容については変更を加えない。
このように、ステップS206において、カメラ制御部103は、表示制御対象をファインダ116とした表示制御処理を行う。
次に、図10を用いて、ステップS210において(言い換えると、撮影者によるファインダ116の非接眼状態で)、機能ショートカットボタン15が操作された場合を説明する。
ステップS211において(言い換えると、撮影者によるファインダ116の非接眼状態で)、カメラ制御部103は、図10に示されるように、背面モニタ130上のクイックビュー画像の表示形式を切り替える。具体的には、クイックビュー画像を背面モニタ130の全域に表示する表示形式(例えば図8参照)から、詳細情報(例えば縮小したクイックビュー画像、ヒストグラム、撮影条件、撮影日時等)を表示する表示形式に切り替える。なお、図10に示す詳細情報は一例に過ぎない。このとき表示される詳細情報には、例えば撮影画像の位置情報や画像サイズ等の、他の情報が含まれてもよい。
また、ステップS211において、カメラ制御部103は、操作例1と同様に、撮影者が視認することが難しいファインダ116内の表示の変更を伴う処理を行わず、ファインダ116内の表示に変更を加えない。
すなわち、ステップS211において、カメラ制御部103は、表示制御対象を背面モニタ130とした表示制御処理を行う。
操作例2においても、撮影者がファインダ116を覗くシーンと背面モニタ130を視認するシーンの各シーンに応じた処理が実行されることにより、撮影装置1の使い勝手の向上が達成される。
以上のように、操作例2において、カメラ制御部103(処理設定部103g)は、接眼状態検知部103aによる検知結果に応じて、当該操作による表示制御対象を、ファインダ116又は背面モニタ130に切り替える(言い換えると、ファインダ116又は背面モニタ130に設定する。)。より詳細には、カメラ制御部103(処理設定部103g)は、接眼状態検知部103aによりファインダ116に対する撮影者の接眼状態が検知される期間中、表示制御対象をファインダ116に設定し、接眼状態検知部103aによりファインダ116に対する撮影者の非接眼状態が検知される期間中、表示制御対象を背面モニタ130に設定する。
《操作例3:画像消去ボタン16を操作》
図11を用いて、ステップS205において(言い換えると、撮影者によるファインダ116の接眼中)、画像消去ボタン16が操作された場合を説明する。
撮影者は、ファインダ116を覗く期間、クイックビュー画像を確認することができない。クイックビュー画像を確認できない状態で撮影画像が消去されるのは撮影者の意に反する虞がある。そこで、ステップS203において(言い換えると、撮影者によるファインダ116の接眼中)、カメラ制御部103は、画像消去ボタン16の操作を無効化する(言い換えると、画像消去ボタン16に対する操作により実行する処理を「無効」に設定(無効化する処理を設定)する。)。これにより、ステップS206において、撮影画像は消去されない。ファインダ116内及び背面モニタ130内の表示も画像消去ボタン16の操作の前後で変更されない。
次に、図12を用いて、ステップS210において(言い換えると、撮影者によるファインダ116の非接眼状態で)、画像消去ボタン16が操作された場合を説明する。
ステップS208において(言い換えると、撮影者によるファインダ116の非接眼状態で)、カメラ制御部103は、画像消去ボタン16に対する操作により実行する処理を「有効」に設定(有効化する処理を設定)する。これにより、ステップS211において、図12に示されるように、背面モニタ130のクイックビュー画像上に確認画面が重畳して表示される。この確認画面は、クイックビュー表示された撮影画像を消去するか否かを撮影者に問い合わせる画面である。確認画面の「YES」が選択されると、カメラ制御部103は、クイックビュー表示された撮影画像を記録装置収納部129に収納されたメモリカード等から消去する。
なお、ステップS211において、ファインダ116内の表示は、図11と同様に画像消去ボタン16の操作の前後で変更されない。
このように、操作例3では、撮影者の意に反して撮影画像が消去されるのが防がれる。
操作例3においても、撮影者がファインダ116を覗くシーンと背面モニタ130を視認するシーンの各シーンに応じた処理が実行されることにより、撮影装置1の使い勝手の向上が達成される。
以上のように、操作例3において、カメラ制御部103(処理設定部103g)は、操作部に対する操作が行われると、接眼状態検知部103aによる検知結果に応じて、操作部による操作機能を有効又は無効に設定する。より詳細には、この操作機能は、背面モニタ130に表示される画面に対する操作機能であり、カメラ制御部103(処理設定部103g)は、接眼状態検知部103aによりファインダ116に対する撮影者の接眼状態が検知される期間中、操作部による操作機能を無効に設定(無効化する処理を設定)し、接眼状態検知部103aによりファインダ116に対する撮影者の非接眼状態が検知される期間中、操作部による操作機能を有効に設定(有効化する処理を設定)する。
《操作例3の変形例A:画像消去ボタン16を操作》
図13及び図14を用いて操作例3の変形例Aを説明する。図13は、ステップS205において(言い換えると、撮影者によるファインダ116の接眼中)、画像消去ボタン16が操作されたときのファインダ116及び背面モニタ130の表示の一例を示す図である。図14は、ステップS211において(言い換えると、撮影者によるファインダ116の非接眼状態で)、画像消去ボタン16が操作されたときのファインダ116及び背面モニタ130の表示の一例を示す図である。
カメラ制御部103は、撮影者によるファインダ116の接眼中、クイックビュー画像に対する操作を無効化する。そのため、本変形例Aでは、撮影者によるファインダ116の接眼中、図13に示されるように、各操作例にてクイックビュー画像に重畳して表示されていた「消去」アイコンを表示しない。
これに対し、撮影者によるファインダ116の非接眼状態で、画像消去ボタン16が操作されると、カメラ制御部103は、図14に示されるように、「消去」アイコンをクイックビュー画像に重畳して表示する。「消去」アイコンが選択されると、カメラ制御部103は、クイックビュー表示された撮影画像を記録装置収納部129に収納されたメモリカード等から消去する。
本変形例Aにおいても、撮影者の意に反して撮影画像が消去されるのが防がれる。
《操作例3の変形例B:画像消去ボタン16を操作》
図15及び図16を用いて操作例3の変形例Bを説明する。図15は、ステップS205において(言い換えると、撮影者によるファインダ116の接眼中)、画像消去ボタン16が操作されたときのファインダ116及び背面モニタ130の表示の一例を示す図である。図16は、ステップS211において(言い換えると、撮影者によるファインダ116の非接眼状態で)、画像消去ボタン16が操作されたときのファインダ116及び背面モニタ130の表示の一例を示す図である。なお、本変形例Bにおいて、ファインダ116は、電子ビューファインダである。そのため、ファインダ116は、クイックビュー表示を行うことができる。
本変形例Bでは、ファインダ116内においてもクイックビュー表示が行われる。但し、撮影者によるファインダ116の接眼中、クイックビュー表示に対する操作を行わせないため、図15に示されるように、ファインダ116には、クイックビュー画像のみが表示され、クイックビュー表示に対する操作を行うための操作ガイド(例えば「消去」アイコン)が表示されない。
これに対し、撮影者によるファインダ116の非接眼状態で、画像消去ボタン16が操作されると、カメラ制御部103は、図16に示されるように、「消去」アイコンをファインダ116内と背面モニタ130内の両方のクイックビュー画像に重畳して表示する。
なお、操作例1から操作例3Aでは、光学ファインダを想定した内容となっているが、操作例1から操作例3Aにおいても、電子ビューファインダを適用することができる。この場合、電子ビューファインダ内ではクイックビュー表示が行われない。
以上が本発明の例示的な実施形態の説明である。本発明の実施形態は、上記に説明したものに限定されず、本発明の技術的思想の範囲において様々な変形が可能である。例えば明細書中に例示的に明示される実施形態等又は自明な実施形態等を適宜組み合わせた内容も本願の実施形態に含まれる。
上記の実施形態では、ファインダ116とは別の、クイックビュー表示等を行う表示部として、背面モニタ130を例に挙げている。しかし、この表示部は、背面モニタ130に限らず、例えば撮影装置1に有線又は無線で接続されたPC等の端末装置のモニタであってもよい。
上記の実施形態では、撮影装置1として、ファインダを備える一眼レフカメラを例に挙げたが、上述したように、スマートフォン等の、ファインダ(又はスマートグラス)を備えない撮影装置及びこれを含む撮影システムも本発明の範疇である。この場合、撮影装置1に代わり、互いに通信可能なファインダ装置と撮影装置とを備える撮影システムが想定される。図18は、撮影システム1Aの一例を示す概略構成図である。
図18に示されるように、撮影システム1Aは、互いに通信可能な撮影装置100A及びファインダ装置200Aを備える。撮影装置100Aは、例えばスマートフォンであり、概略的には、カメラ制御部103(接眼状態検知部103a、バックライト制御部103b、液晶制御部103c、表示時間設定部103d、経過時間検知部103e、表示時間制御部103f及び処理設定部103g)及びタッチパネルディスプレイ130Aを備える。タッチパネルディスプレイ130Aは、液晶パネルとバックライトを有しており、表示部と操作部を兼ねる。ファインダ装置200Aは、例えば外付けファインダやスマートグラスであり、概略的には、ファインダ116及び物体検知センサ120を備える。図18の例において、撮影システム1Aとファインダ装置200Aは、無線で通信する構成でもよく、また、有線で通信する構成でもよい。
このように、撮影装置100Aは、撮影画像を撮影後一時的に表示する表示部(タッチパネルディスプレイ130A)と、ファインダ装置200Aより送信される物体検知センサ120の出力に基づいてファインダ116に対するユーザの接眼状態及び非接眼状態を検知する接眼状態検知部103aと、接眼状態検知部103aにより接眼状態が検知されるユーザによる撮影指示操作が行われる撮影指示時点から撮影指示操作に応じて生成される撮影画像が表示部に表示可能となる表示可能時点までの間の所定のタイミングから、接眼状態検知部により接眼の解除が検知される解除検知時点までの経過時間を検知する経過時間検知部103eと、経過時間検知部103eにより検知される経過時間に応じて、撮影後における表示部上での撮影画像の一時的な表示時間を制御する表示時間制御部103fと、を備える。
また、撮影装置100Aは、操作部(タッチパネルディスプレイ130A)と、ファインダ装置200Aより送信される物体検知センサ120の出力に基づいてファインダ116に対するユーザの接眼状態及び非接眼状態を検知する接眼状態検知部103aと、接眼状態検知部103aによる検知結果に応じて、操作部に対する操作により実行する処理を設定する処理設定部103gと、を備える。
1 撮影装置
13 前電子ダイヤル
14 後電子ダイヤル
15 機能ショートカットボタン
16 画像消去ボタン
17 メニューボタン
100 カメラボディ
103 カメラ制御部
103a 接眼状態検知部
103b バックライト制御部
103c 液晶制御部
103d 表示時間設定部
103e 経過時間検知部
103f 表示時間制御部
103g 処理設定部
116 ファインダ
120 物体検知センサ
130 背面モニタ
200 撮影レンズ

Claims (15)

  1. ファインダと、撮影画像を撮影後一時的に表示する表示部と、を備える撮影装置において、
    前記ファインダに近接する物体を検知するセンサと、
    前記センサの出力に基づいて前記ファインダに対するユーザの接眼状態及び非接眼状態を検知する接眼状態検知部と、
    前記接眼状態検知部により前記接眼状態が検知されるユーザによる撮影指示操作が行われる撮影指示時点から前記撮影指示操作に応じて生成される撮影画像が前記表示部に表示可能となる表示可能時点までの間の所定のタイミングから、前記接眼状態検知部により前記接眼の解除が検知される解除検知時点までの経過時間を検知する経過時間検知部と、
    前記経過時間検知部により検知される経過時間に応じて、前記撮影後における前記表示部上での前記撮影画像の一時的な表示時間を制御する表示時間制御部と、
    前記表示時間を設定する表示時間設定部と、
    を備え
    前記表示時間は、
    前記所定のタイミングから、前記撮影後における前記表示部上での前記撮影画像の一時的な表示を終了する表示終了時点までの時間であり、
    前記表示時間制御部は、
    前記経過時間が前記表示時間設定部により設定された表示設定時間未満の場合、前記表示時間を前記表示設定時間よりも長い時間に変更し、
    前記経過時間が前記表示設定時間未満であっても、前記経過時間が第1の時間を超える場合には、少なくとも前記解除検知時点後、前記撮影画像の一時的な表示が行われないように、前記表示時間を前記表示設定時間よりも短い時間に変更する、
    撮影装置。
  2. 前記表示時間制御部は、
    前記解除検知時点から前記表示終了時点までの時間が前記表示設定時間と同じ時間になるように、前記表示時間を前記表示設定時間よりも長い時間に変更する、
    請求項に記載の撮影装置。
  3. 前記表示時間制御部は、
    前記経過時間が前記表示設定時間以上の場合、少なくとも前記解除検知時点後、前記撮影画像の一時的な表示が行われないように、前記表示時間を前記表示設定時間よりも長い時間に変更しない、
    請求項又は請求項に記載の撮影装置。
  4. 前記撮影画像の一時的な表示中に前記接眼状態検知部により前記接眼状態が検知されると、前記撮影画像の一時的な表示を終了し、
    前記表示時間制御部は、
    前記接眼状態検知部により前記非接眼状態が検知されても、前記表示を終了した撮影画像に対する一時的な表示が行われないように、前記表示を終了した撮影画像に対する前記表示時間の設定をリセットする、
    請求項1から請求項の何れか一項に記載の撮影装置。
  5. 前記表示部は、
    前記接眼状態検知部により前記接眼状態が検知される期間中、前記撮影画像の一時的な表示を行わない、
    請求項1から請求項の何れか一項に記載の撮影装置。
  6. ファインダと、撮影画像を撮影後一時的に表示する表示部と、を備える撮影装置において、
    前記ファインダに近接する物体を検知するセンサと、
    前記センサの出力に基づいて前記ファインダに対するユーザの接眼状態及び非接眼状態を検知する接眼状態検知部と、
    前記接眼状態検知部により前記接眼状態が検知されるユーザによる撮影指示操作が行われる撮影指示時点から前記撮影指示操作に応じて生成される撮影画像が前記表示部に表示可能となる表示可能時点までの間の所定のタイミングから、前記接眼状態検知部により前記接眼の解除が検知される解除検知時点までの経過時間を検知する経過時間検知部と、
    前記経過時間検知部により検知される経過時間に応じて、前記撮影後における前記表示部上での前記撮影画像の一時的な表示時間を制御する表示時間制御部と、
    前記表示部のバックライトのオンとオフを制御するバックライト制御部と、
    前記表示部が有する液晶パネルを制御する液晶制御部と、
    を備え
    前記表示部は、
    前記接眼状態検知部により前記接眼状態が検知される期間中、前記バックライト制御部により前記バックライトがオフされることにより、前記撮影画像を前記ユーザが視認可能に表示せず、
    前記所定のタイミングは、前記表示可能時点であり、
    前記表示可能時点は、
    前記液晶制御部による、前記撮影画像の信号に応じた前記液晶パネルの透過率の変調が完了した時点である、
    撮影装置。
  7. 前記接眼状態検知部は、
    前記センサの出力が、前記ファインダに近接する物体が有る状態の出力から無い状態の出力に変わると、前記接眼が解除されたことを検知する、
    請求項1から請求項の何れか一項に記載の撮影装置。
  8. ファインダと、前記ファインダに近接する物体を検知するセンサと、撮影画像を撮影後一時的に表示する表示部と、を備える撮影装置が実行する画像表示方法において、
    前記センサの出力に基づいて前記ファインダに対するユーザの接眼状態及び非接眼状態を検知する接眼状態検知ステップと、
    前記接眼状態検知ステップにて前記接眼状態が検知されるユーザによる撮影指示操作が行われる撮影指示時点から前記撮影指示操作に応じて生成される撮影画像が前記表示部に表示可能となる表示可能時点までの間の所定のタイミングから、前記接眼状態検知ステップにて前記接眼の解除が検知される解除検知時点までの経過時間を検知する経過時間検知ステップと、
    前記経過時間検知ステップにて検知される経過時間に応じて、前記撮影後における前記表示部上での前記撮影画像の一時的な表示時間を制御する表示時間制御ステップと、
    前記表示時間を設定する表示時間設定ステップと、
    を含み、
    前記表示時間は、
    前記所定のタイミングから、前記撮影後における前記表示部上での前記撮影画像の一時的な表示を終了する表示終了時点までの時間であり、
    前記表示時間制御ステップにおいて、
    前記経過時間が前記表示時間設定ステップにより設定された表示設定時間未満の場合、前記表示時間を前記表示設定時間よりも長い時間に変更し、
    前記経過時間が前記表示設定時間未満であっても、前記経過時間が第1の時間を超える場合には、少なくとも前記解除検知時点後、前記撮影画像の一時的な表示が行われないように、前記表示時間を前記表示設定時間よりも短い時間に変更する、
    画像表示方法。
  9. ファインダと、前記ファインダに近接する物体を検知するセンサと、撮影画像を撮影後一時的に表示する表示部と、を備える撮影装置が実行する画像表示プログラムにおいて、
    前記センサの出力に基づいて前記ファインダに対するユーザの接眼状態及び非接眼状態を検知する接眼状態検知ステップと、
    前記接眼状態検知ステップにて前記接眼状態が検知されるユーザによる撮影指示操作が行われる撮影指示時点から前記撮影指示操作に応じて生成される撮影画像が前記表示部に表示可能となる表示可能時点までの間の所定のタイミングから、前記接眼状態検知ステップにて前記接眼の解除が検知される解除検知時点までの経過時間を検知する経過時間検知ステップと、
    前記経過時間検知ステップにて検知される経過時間に応じて、前記撮影後における前記表示部上での前記撮影画像の一時的な表示時間を制御する表示時間制御ステップと、
    前記表示時間を設定する表示時間設定ステップと、
    を含み、
    前記表示時間は、
    前記所定のタイミングから、前記撮影後における前記表示部上での前記撮影画像の一時的な表示を終了する表示終了時点までの時間であり、
    前記表示時間制御ステップにおいて、
    前記経過時間が前記表示時間設定ステップにより設定された表示設定時間未満の場合、前記表示時間を前記表示設定時間よりも長い時間に変更し、
    前記経過時間が前記表示設定時間未満であっても、前記経過時間が第1の時間を超える場合には、少なくとも前記解除検知時点後、前記撮影画像の一時的な表示が行われないように、前記表示時間を前記表示設定時間よりも短い時間に変更する、
    画像表示プログラム。
  10. 互いに通信可能なファインダ装置と、撮影装置と、を備える撮影システムにおいて、
    前記ファインダ装置は、
    ファインダと、
    前記ファインダに近接する物体を検知するセンサと、
    を備え、
    前記撮影装置は、
    撮影画像を撮影後一時的に表示する表示部と、
    前記ファインダ装置より送信される前記センサの出力に基づいて前記ファインダに対するユーザの接眼状態及び非接眼状態を検知する接眼状態検知部と、
    前記接眼状態検知部により前記接眼状態が検知されるユーザによる撮影指示操作が行われる撮影指示時点から前記撮影指示操作に応じて生成される撮影画像が前記表示部に表示可能となる表示可能時点までの間の所定のタイミングから、前記接眼状態検知部により前記接眼の解除が検知される解除検知時点までの経過時間を検知する経過時間検知部と、
    前記経過時間検知部により検知される経過時間に応じて、前記撮影後における前記表示部上での前記撮影画像の一時的な表示時間を制御する表示時間制御部と、
    前記表示時間を設定する表示時間設定部と、
    を備え
    前記表示時間は、
    前記所定のタイミングから、前記撮影後における前記表示部上での前記撮影画像の一時的な表示を終了する表示終了時点までの時間であり、
    前記表示時間制御部は、
    前記経過時間が前記表示時間設定部により設定された表示設定時間未満の場合、前記表示時間を前記表示設定時間よりも長い時間に変更し、
    前記経過時間が前記表示設定時間未満であっても、前記経過時間が第1の時間を超える場合には、少なくとも前記解除検知時点後、前記撮影画像の一時的な表示が行われないように、前記表示時間を前記表示設定時間よりも短い時間に変更する、
    撮影システム。
  11. ファインダと、前記ファインダに近接する物体を検知するセンサと、を備えるファインダ装置と互いに通信可能な撮影装置において、
    撮影画像を撮影後一時的に表示する表示部と、
    前記ファインダ装置より送信される前記センサの出力に基づいて前記ファインダに対するユーザの接眼状態及び非接眼状態を検知する接眼状態検知部と、
    前記接眼状態検知部により前記接眼状態が検知されるユーザによる撮影指示操作が行われる撮影指示時点から前記撮影指示操作に応じて生成される撮影画像が前記表示部に表示可能となる表示可能時点までの間の所定のタイミングから、前記接眼状態検知部により前記接眼の解除が検知される解除検知時点までの経過時間を検知する経過時間検知部と、
    前記経過時間検知部により検知される経過時間に応じて、前記撮影後における前記表示部上での前記撮影画像の一時的な表示時間を制御する表示時間制御部と、
    前記表示時間を設定する表示時間設定部と、
    を備え
    前記表示時間は、
    前記所定のタイミングから、前記撮影後における前記表示部上での前記撮影画像の一時的な表示を終了する表示終了時点までの時間であり、
    前記表示時間制御部は、
    前記経過時間が前記表示時間設定部により設定された表示設定時間未満の場合、前記表示時間を前記表示設定時間よりも長い時間に変更し、
    前記経過時間が前記表示設定時間未満であっても、前記経過時間が第1の時間を超える場合には、少なくとも前記解除検知時点後、前記撮影画像の一時的な表示が行われないように、前記表示時間を前記表示設定時間よりも短い時間に変更する、
    撮影装置。
  12. ファインダと、前記ファインダに近接する物体を検知するセンサと、撮影画像を撮影後一時的に表示する表示部と、を備える撮影装置が実行する画像表示方法において、
    前記センサの出力に基づいて前記ファインダに対するユーザの接眼状態及び非接眼状態を検知する接眼状態検知ステップと、
    前記接眼状態検知ステップにて前記接眼状態が検知されるユーザによる撮影指示操作が行われる撮影指示時点から前記撮影指示操作に応じて生成される撮影画像が前記表示部に表示可能となる表示可能時点までの間の所定のタイミングから、前記接眼状態検知ステップにて前記接眼の解除が検知される解除検知時点までの経過時間を検知する経過時間検知ステップと、
    前記経過時間検知ステップにて検知される経過時間に応じて、前記撮影後における前記表示部上での前記撮影画像の一時的な表示時間を制御する表示時間制御ステップと、
    前記表示部のバックライトのオンとオフを制御するバックライト制御ステップと、
    前記表示部が有する液晶パネルを制御する液晶制御ステップと、
    を含み、
    前記表示部は、
    前記接眼状態検知ステップにより前記接眼状態が検知される期間中、前記バックライト制御ステップにより前記バックライトがオフされることにより、前記撮影画像を前記ユーザが視認可能に表示せず、
    前記所定のタイミングは、前記表示可能時点であり、
    前記表示可能時点は、
    前記液晶制御ステップによる、前記撮影画像の信号に応じた前記液晶パネルの透過率の変調が完了した時点である、
    画像表示方法。
  13. ファインダと、前記ファインダに近接する物体を検知するセンサと、撮影画像を撮影後一時的に表示する表示部と、を備える撮影装置が実行する画像表示プログラムにおいて、
    前記センサの出力に基づいて前記ファインダに対するユーザの接眼状態及び非接眼状態を検知する接眼状態検知ステップと、
    前記接眼状態検知ステップにて前記接眼状態が検知されるユーザによる撮影指示操作が行われる撮影指示時点から前記撮影指示操作に応じて生成される撮影画像が前記表示部に表示可能となる表示可能時点までの間の所定のタイミングから、前記接眼状態検知ステップにて前記接眼の解除が検知される解除検知時点までの経過時間を検知する経過時間検知ステップと、
    前記経過時間検知ステップにて検知される経過時間に応じて、前記撮影後における前記表示部上での前記撮影画像の一時的な表示時間を制御する表示時間制御ステップと、
    前記表示部のバックライトのオンとオフを制御するバックライト制御ステップと、
    前記表示部が有する液晶パネルを制御する液晶制御ステップと、
    を含
    み、
    前記表示部は、
    前記接眼状態検知ステップにより前記接眼状態が検知される期間中、前記バックライト制御ステップにより前記バックライトがオフされることにより、前記撮影画像を前記ユーザが視認可能に表示せず、
    前記所定のタイミングは、前記表示可能時点であり、
    前記表示可能時点は、
    前記液晶制御ステップによる、前記撮影画像の信号に応じた前記液晶パネルの透過率の変調が完了した時点である、
    画像表示プログラム。
  14. 互いに通信可能なファインダ装置と、撮影装置と、を備える撮影システムにおいて、
    前記ファインダ装置は、
    ファインダと、
    前記ファインダに近接する物体を検知するセンサと、
    を備え、
    前記撮影装置は、
    撮影画像を撮影後一時的に表示する表示部と、
    前記ファインダ装置より送信される前記センサの出力に基づいて前記ファインダに対するユーザの接眼状態及び非接眼状態を検知する接眼状態検知部と、
    前記接眼状態検知部により前記接眼状態が検知されるユーザによる撮影指示操作が行われる撮影指示時点から前記撮影指示操作に応じて生成される撮影画像が前記表示部に表示可能となる表示可能時点までの間の所定のタイミングから、前記接眼状態検知部により前記接眼の解除が検知される解除検知時点までの経過時間を検知する経過時間検知部と、
    前記経過時間検知部により検知される経過時間に応じて、前記撮影後における前記表示部上での前記撮影画像の一時的な表示時間を制御する表示時間制御部と、
    前記表示部のバックライトのオンとオフを制御するバックライト制御部と、
    前記表示部が有する液晶パネルを制御する液晶制御部と、
    を備え
    前記表示部は、
    前記接眼状態検知部により前記接眼状態が検知される期間中、前記バックライト制御部により前記バックライトがオフされることにより、前記撮影画像を前記ユーザが視認可能に表示せず、
    前記所定のタイミングは、前記表示可能時点であり、
    前記表示可能時点は、
    前記液晶制御部による、前記撮影画像の信号に応じた前記液晶パネルの透過率の変調が完了した時点である、
    撮影システム。
  15. ファインダと、前記ファインダに近接する物体を検知するセンサと、を備えるファインダ装置と互いに通信可能な撮影装置において、
    撮影画像を撮影後一時的に表示する表示部と、
    前記ファインダ装置より送信される前記センサの出力に基づいて前記ファインダに対するユーザの接眼状態及び非接眼状態を検知する接眼状態検知部と、
    前記接眼状態検知部により前記接眼状態が検知されるユーザによる撮影指示操作が行われる撮影指示時点から前記撮影指示操作に応じて生成される撮影画像が前記表示部に表示可能となる表示可能時点までの間の所定のタイミングから、前記接眼状態検知部により前記接眼の解除が検知される解除検知時点までの経過時間を検知する経過時間検知部と、
    前記経過時間検知部により検知される経過時間に応じて、前記撮影後における前記表示部上での前記撮影画像の一時的な表示時間を制御する表示時間制御部と、
    前記表示部のバックライトのオンとオフを制御するバックライト制御部と、
    前記表示部が有する液晶パネルを制御する液晶制御部と、
    を備え
    前記表示部は、
    前記接眼状態検知部により前記接眼状態が検知される期間中、前記バックライト制御部により前記バックライトがオフされることにより、前記撮影画像を前記ユーザが視認可能に表示せず、
    前記所定のタイミングは、前記表示可能時点であり、
    前記表示可能時点は、
    前記液晶制御部による、前記撮影画像の信号に応じた前記液晶パネルの透過率の変調が完了した時点である
    撮影装置。
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