JP7447454B2 - 情報処理方法、プログラム、情報処理装置、情報処理端末 - Google Patents

情報処理方法、プログラム、情報処理装置、情報処理端末 Download PDF

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Description

本技術は、特に、評価データの価値を、評価データの閲覧状況に連動させて管理することができるようにした情報処理方法、プログラム、情報処理装置、情報処理端末に関する。
従来、学習や教育に関するデータをブロックチェーンに記録し、そのデータを学習者や教育者などが共有するサービスや技術が提案されている(特許文献1)。
例えば、学習者が受験したテストのスコアを学習データとしてブロックチェーンに記録しておけば、学校、学習塾、就職支援業者の関係者などのユーザは、学習データを閲覧し、サービスの提供などに役立てることができる。学習データを閲覧したユーザは、学習データに基づいて、学習者を総合的に評価し、学習指導を行ったり、就職支援を行ったりすることができる。
ブロックチェーンに書き込まれる学習データは、学習塾等の検定業者が評価者となり、評価者が提供するテストというサービスによって学習者を評価したときの評価結果を示す評価データとなる。
特開2018-169856号公報
個人情報ともいえる自身の学習データをブロックチェーンに記録させることによって公開した学習者には、学校、学習塾、就職支援業者の関係者などのユーザが閲覧したことに対する報酬が支払われることが好ましい。
このとき、報酬の額については、ブロックチェーンのプラットフォーマーにより決定されるのではなく、市場における価値などと連動させて、学習者自身がコントロールできるようにすることが好ましい。
本技術はこのような状況に鑑みてなされたものであり、評価データの価値を、評価データの閲覧状況に連動させて管理することができるようにするものである。
本技術の第1の側面の情報処理方法は、ブロックチェーンネットワークのノードを構成する情報処理装置が、ブロックチェーンデータベースに記録された、評価対象の評価を示すそれぞれの評価データに対してトークンを割り当て、前記評価データの閲覧状況に応じて変動する前記トークンの価値を示す価値管理情報を生成し生成した前記価値管理情報を前記ブロックチェーンデータベースに記録させ、前記評価データを閲覧可能とした被評価者とは異なるユーザである閲覧者により前記評価データが閲覧される毎に、前記閲覧状況としての閲覧回数と前記閲覧者が閲覧に要した閲覧コストとに応じて上がるように前記トークンの価値を更新する
本技術の第2の側面の情報処理方法は、評価対象の評価を示す評価データを閲覧可能として公開する被評価者であるユーザが使用する情報処理端末が、前記評価データを、ブロックチェーンネットワークを構成するブロックチェーンデータベースに記録させ、閲覧状況に応じて変動するトークンの価値を示す情報とともに、前記トークンが割り当てられた前記評価データの閲覧に関する利用条件を表す利用条件設定情報を管理する情報処理装置との間で通信を行うことによって、前記被評価者により設定された前記利用条件を表す前記利用条件設定情報を前記情報処理装置に生成させ、前記ブロックチェーンデータベースに記録させる。
本技術の第1の側面においては、ブロックチェーンデータベースに記録された、評価対象の評価を示すそれぞれの評価データに対してトークンが割り当てられ、評価データの閲覧状況に応じて変動するトークンの価値を示す価値管理情報が生成され、生成された前記価値管理情報がブロックチェーンデータベースに記録される。また、前記評価データを閲覧可能とした被評価者とは異なるユーザである閲覧者により前記評価データが閲覧される毎に、前記閲覧状況としての閲覧回数と前記閲覧者が閲覧に要した閲覧コストとに応じて上がるように前記トークンの価値が更新される。
本技術の第2の側面においては、評価対象の評価を示す評価データが、ブロックチェーンネットワークを構成するブロックチェーンデータベースに記録され、閲覧状況に応じて変動するトークンの価値を示す情報とともに、前記トークンが割り当てられた前記評価データの閲覧に関する利用条件を表す利用条件設定情報を管理する情報処理装置との間で通信を行うことによって、前記被評価者により設定された前記利用条件を表す前記利用条件設定情報が前記情報処理装置により生成され、前記ブロックチェーンデータベースに記録される。
ブロックチェーンプラットフォームについて説明する図である。 ブロックチェーンネットワークの構成について説明する図である。 トランザクションの実行時の処理について説明する図である。 本技術の概要について説明する図である。 サブトークンの割り当ての例を示す図である。 サブトークンの価値の表現例を示す図である。 学習データの利用上における学習者の価値の例を示す図である。 学習データの記録時の処理の流れを示す図である。 学習データの管理の例を示す図である。 学習データの閲覧時の処理の流れを示す図である。 学習データの閲覧時の他の処理の流れを示す図である。 クライアントの構成例を示すブロック図である。 クライアントの制御部の機能構成例を示すブロック図である。 ピアの構成例を示すブロック図である。 ピアの制御部の機能構成例を示すブロック図である。 クライアントの学習データ記録処理について説明するフローチャートである。 トランザクションの例を示す図である。 ピアのサブトークン割り当て処理について説明するフローチャートである。 管理情報の例を示す図である。 ピアの利用条件設定処理について説明するフローチャートである。 管理情報の例を示す図である。 ピアの利用条件設定処理について説明するフローチャートである。 管理情報の例を示す図である。 ピアの利用条件設定処理について説明するフローチャートである。 管理情報の例を示す図である。 クライアントの閲覧処理について説明するフローチャートである。 ピアの利用条件設定処理について説明するフローチャートである。 管理情報の例を示す図である。 ピアの管理情報更新処理について説明するフローチャートである。 管理情報の例を示す図である。 ブロックチェーンプラットフォームの他の構成例を示す図である。 ブロックチェーンネットワークのノードとして機能する装置の位置づけの例を示す図である。 コンピュータの構成例を示すブロック図である。
本技術は、ブロックチェーンに記録された評価データの閲覧に関する権限を、評価データを閲覧可能として公開した被評価者自身が設定することができるようにするものである。評価データは、評価者が提供するサービス等により評価対象を評価したときの評価結果を示すデータである。
所定の評価対象に対する評価を示す各種のデータを評価データとすることが可能である。以下においては、評価データが、評価者としての検定業者等が提供するテストのスコアを示すデータである場合について説明する。
したがって、評価対象は、検定業者等が提供するテストを受験する学習者(受験者)である。学習者が被評価者となる。
以下、本技術を実施するための形態について説明する。説明は以下の順序で行う。
1.ブロックチェーンプラットフォームについて
2.サブトークンを用いた学習データの管理システム
3.各装置の構成
4.各装置の動作
5.変形例
<ブロックチェーンプラットフォームについて>
図1は、ブロックチェーンプラットフォームの概要を示す図である。
図1に示すブロックチェーンプラットフォームは、学校や学習者(学生)だけでなく、学習塾、就職支援業などの各種の事業者が、学習や教育の履歴等に関するデータを保存、共有、証明することに用いられる。
ブロックチェーンプラットフォームでは、学校や学習者などの各ユーザは、API(Application Programming Interface)を利用してブロックチェーンネットワークに接続し、データを記録したり、記録されているデータを閲覧したりする。
例えば試験サービス(テスト)の提供結果として学習や教育に関するデータが生成され、ブロックチェーンネットワークに記録されたり、そのデータが閲覧され、学習管理や学習サービス、就職支援等の各種のサービスの提供に利用されたりする。
ブロックチェーンプラットフォームでは、複数の参加者により学習や教育に関するデータを管理することでデータの改竄等を防止し、より安全に、かつ信頼性の高いデータを共有することができる。
また、ブロックチェーンネットワークの利用者が増えれば、より多くのデータが共有されるので、より品質の高いサービスを提供することができるようになる。
図2は、ブロックチェーンネットワークの構成例を示す図である。
図2に示すブロックチェーンネットワークは、複数の参加者により管理される複数のノードによって構成されるP2Pネットワークであり、特にコンソーシアム型のブロックチェーンネットワークと呼ばれている。
この例では、ブロックチェーンネットワークは、参加者である学校A、学習塾B、および学習塾Cにより管理されている。なお、この例に限らず、ブロックチェーンネットワークは、どのような参加者により管理されるようにしてもよい。
ブロックチェーンネットワークは、CA(Certificate Authority)、ピア、およびOrdererとして機能するノードによって構成されている。ここでいうノードとは、サーバ等の情報処理装置である。1つのノードが1台の情報処理装置により構成されるようにしてもよしい、複数台の情報処理装置により構成されるようにしてもよい。
CAは参加者により個別に管理されるノードであり、MSP(Membership Service Provider)と呼ばれる仕組みを利用して、参加者やピア等に関する情報の登録を行ったり、参加者やピア等に対して証明書を発行したりする。
ピアは参加者により個別に管理されるノードであり、データの記録や読出しを行う。
特に、ピアにはEndorsement Peerと呼ばれるものと、Committing Peerと呼ばれるものとがある。
Endorsement Peerは、スマートコントラクトと分散台帳を記録しており、Committing Peerは分散台帳を記録している。
ここで、スマートコントラクトとは、チェーンコードとも呼ばれるプログラムであり、スマートコントラクトを実行することで、例えば所定条件下でのデータの読み書きなど、予め参加者間で合意されたビジネスロジックの処理を自動化することができる。
また、分散台帳は、複数のブロックから構成されるブロックチェーンと、ステートデータベースとからなる。
ブロックチェーンを構成するブロックには、実際に実行された、データの読み書き等の各種の処理を要求するためのトランザクションが複数格納されている。また、各ブロックには、それらのブロックごとに付与されたナンス値と、直前のブロックについて生成されたハッシュ値も格納されている。
したがって、ブロックチェーンは、複数のブロックがハッシュ値によりチェーン状に連結されてなるデータベースということができる。
例えばブロックチェーンでは、ブロック内のトランザクションを改竄すると、そのブロックのハッシュ値が変化してしまうため、ブロックチェーンの局所的な改竄ができないようになっている。
また、分散台帳のステートデータベースには、ブロックチェーンに書き込まれたトランザクションを実行した結果の最新の状態が記録される。
以下では、このようなステートデータベースと、ブロックチェーンとからなる分散台帳をブロックチェーンデータベースとも称することとする。
上述のCommitting Peerは、Ordererから受信したブロックについて、そのブロック内のトランザクションの検証を行い、自身が保持しているブロックチェーンデータベースへとブロックを書き込む。
Endorsement Peerは、Committing Peerとして機能するだけでなく、トランザクションの実行が要求されたときに、そのトランザクションの検証や仮実行も行うピアである。
また、ブロックチェーンネットワークを構成するOrdererは、複数の参加者により共同で管理されるノードであり、複数のトランザクションを順序付けしてブロックにパッキングするとともに、得られたブロックを複数のCommitting Peerへと送信する。
このように、図2に示すブロックチェーンネットワークでは、学校Aが管理するCAとピア、学習塾Bが管理するCAとピア、学習塾Cが管理するCAとピア、および学校Aと学習塾Bと学習塾Cにより共同で管理されるOrdererがノードとして存在する。
なお、ブロックチェーンネットワークを構成するCA、ピア、およびOrdererの数は、いくつであってもよい。
図3は、トランザクションが実行され、トランザクションの実行結果がブロックチェーンに書き込まれるときの具体的な処理手順を示す図である。
図3では、APIを利用してブロックチェーンネットワークに接続するクライアント11がトランザクションの実行を要求するときの処理手順が示されている。
例えばクライアント11は、図2に示した学校A、学習塾B、学習塾Cなどのブロックチェーンネットワークの参加者が管理する装置であってもよいし、ブロックチェーンネットワークに関連して提供されるサービスの利用者等の装置であってもよい。
ここでは、学習塾Bがクライアント11の所有者であり、学習塾Bにより提供されるサービスとしてのテストでの所定の学習者のスコアのデータがブロックチェーンデータベースに書き込まれる場合を例として説明を行う。
そのような場合、まずクライアント11は、学習者のスコアを示すデータを含み、そのデータのブロックチェーンデータベースへの書き込みを要求(申請)するトランザクションを生成する。このトランザクションには、クライアント11の署名も含まれている。
クライアント11は、手順STP1において、ブロックチェーンネットワークにより提供されるAPIを利用して、生成したトランザクションを複数のEndorsement Peer12に送信する。
すると、各Endorsement Peer12は、手順STP2において、クライアント11から受信したトランザクションの検証を行う。
具体的には、Endorsement Peer12は、トランザクションに含まれているクライアント11の署名が正しいものであるかを検証し、署名が正しいものであると確認された場合に、トランザクションを承認する。
トランザクションが承認されると、手順STP3においてEndorsement Peer12は、スマートコントラクトを実行することでトランザクションを仮実行するとともに、トランザクションに対してEndorsement Peer12自身の署名を付加する。
そしてEndorsement Peer12は、手順STP4において自身の署名を付加したトランザクションを、手順STP1の応答としてクライアント11に送信する。
また、手順STP5においてクライアント11は、Endorsement Peer12から応答として受信したトランザクションを、APIを利用して複数のOrderer13に送信する。
ブロックチェーンネットワークでは、クライアント11だけでなく、他のクライアントによってもトランザクションの申請が行われるため、Orderer13には、クライアント11からだけでなく、他のクライアントからもトランザクションが送信されてくる。
各Orderer13は、クライアント11や他のクライアントから送信されてきたトランザクションを受信し、一時的に保持する。
手順STP6においてOrderer13は、クライアント11や他のクライアントから受信した複数のトランザクションを順序付けするとともに、順序付けされた複数のトランザクションを1つのブロックにパッキング(格納)する。
このとき、Orderer13は、複数の各トランザクションに対して、それらのトランザクションを一意に識別するトランザクションIDを付与する。
このようにしてブロックが生成されると、手順STP7においてOrderer13は、複数のCommitting Peer14に対して生成したブロックを送信する。
手順STP8において各Committing Peer14は、Orderer13から受信したブロックに含まれる各トランザクションの検証を行う。
例えばCommitting Peer14は、各トランザクションについて、予め定められたエンドーズメントポリシを満たすEndorsement Peer12の署名が集まっているか、トランザクションの改竄がないかなどを確認する。
各トランザクションの検証が行われると、手順STP9において各Committing Peer14は、検証された各トランザクションが含まれるブロックを、自身が保持しているブロックチェーンデータベースへと書き込む。
このとき、Committing Peer14は、自身が保持しているブロックチェーンを構成する最後のブロックのハッシュ値を計算し、そのハッシュ値とナンス値を新たに書き込むブロックに格納することで、書き込んだブロックをブロックチェーンの最後尾に接続する。
これにより、手順STP3において仮実行されたトランザクションが、最終的に実行された状態となる。また、Committing Peer14は、トランザクションの実行結果に応じて、自身が保持しているブロックチェーンデータベースのステートデータベースも更新する。
最後に、各Committing Peer14は、手順STP10においてトランザクションの実行結果をクライアント11に送信する。
クライアント11は、Committing Peer14からトランザクションの実行結果を受信することで、自身が申請(要求)したトランザクションが正しく実行されたことを把握することができる。
なお、以上においてはデータの書き込みのためのトランザクションの処理手順について説明したが、データの読み出し(閲覧)のためのトランザクションの処理手順では、上述の手順STP1から手順STP4までの処理が行われる。
このとき、手順STP4でEndorsement Peer12からクライアント11へと送信される応答には、クライアント11がトランザクションにより読み出しを要求したデータが含まれている。
以上のように、図1のブロックチェーンプラットフォームを構成するブロックチェーンネットワークは、様々な学習者の学習データを管理したり、様々なユーザが学習データを閲覧したりするための教育用途で用いられるブロックチェーンネットワークである。
<サブトークンを用いた学習データの管理システム>
・サブトークンについて
図4は、ブロックチェーンネットワークの利用の仕方を模式的に示す図である。
教育用途のブロックチェーンネットワークであるブロックチェーンネットワーク51において管理されるブロックチェーンデータベースには、図4の矢印A1に示すように、学習者が受験したテストのスコアを記述した学習データが記録される。
上述したように、ブロックチェーンデータベースは、ブロックチェーンとステートデータベースとからなる分散台帳である。ブロックチェーンデータベースは、ブロックチェーンネットワーク51を構成するノード等の複数の装置によって共有される。ブロックチェーンネットワーク51を構成するノードは、CA、Endorsement Peer、Committing Peer、Ordererとして機能する。
この例においては、ブロックチェーンデータベースを構成するブロックチェーンは、学習データが格納されたトランザクションが含まれる複数のブロックが連結されることによって構成される。
それぞれの学習者が複数のテストの学習データを記録することにより、ブロックチェーンデータベースには、様々な学習者の、様々なテストの学習データが記録される。
ブロックチェーンデータベースに記録された学習データは、矢印A11,A12に示すように、クライアント11を操作する閲覧者により閲覧される。閲覧者は、例えば、学校、学習塾、就職支援業者の関係者である。
学習データを閲覧した閲覧者は、自身が提供するサービスなどに学習データの内容を利用することになる。
各種の事業者が提供するサービスに閲覧内容が利用されるという点で、学習データは、それ自体、価値があるデータであるといえる。
ブロックチェーンネットワーク51においては、学習データの価値を表すサブトークンが、それぞれの学習データに対して割り当てられる(発行される)。サブトークンを用いて、それぞれの学習データの価値が管理される。
図5は、サブトークンの割り当ての例を示す図である。
図5の例においては、ある学習者が登録した3つの学習データである学習データ1乃至3に対して、それぞれ、サブトークンST1乃至ST3が割り当てられている。サブトークンST1乃至ST3は、それぞれ、オリジナルの(ユニークな)サブトークンである。
後述するように、それぞれの学習データと、それぞれの学習データに対して割り当てられたサブトークンとを紐付けるための情報であるサブトークン割り当て情報がブロックチェーンデータベースに記録される。
図6は、サブトークンの価値の表現例を示す図である。
図6に示すように、サブトークンの価値(Value)は、ブロックチェーンネットワーク51上のトークンとして発行されたEducationコインを基準として評価される。例えば、サブトークンのValue=1は、1Educationコインに相当する。Educationコインは、経済的な価値を有する情報であり、例えば仮想通貨として、商品の購入やサービスの利用に用いられる。サブトークンは、学習データの管理者としての学習者による操作に応じて、所定のタイミングでEducationコインに交換される。
例えば、サブトークンST1が1Educationコインの価値を有しているということは、サブトークンST1が割り当てられた学習データが、1Educationコインに相当する価値を有していることを表す。
また、サブトークンST2が2Educationコインの価値を有しているということは、サブトークンST2が割り当てられた学習データが、2Educationコインに相当する価値を有していることを表す。
この場合、サブトークンST2が割り当てられた学習データは、サブトークンST1が割り当てられた学習データの2倍の価値を有していることになる。
サブトークンの価値は、学習データの閲覧状況によって変動する。学習データの価値が、その学習データの閲覧状況に応じて変動することになる。閲覧状況には、閲覧者による閲覧回数、閲覧者が閲覧のために支払ったコストである閲覧コスト、閲覧された学習データの内容などが含まれる。
それぞれの学習データに割り当てられたサブトークンの価値を管理するための情報である価値管理情報がブロックチェーンデータベースに記録される。
上述したように、それぞれの学習者により、複数の学習データがブロックチェーンデータベースに記録される。学習データを閲覧して自社のサービスなどに利用しようとする閲覧者からすれば、学習データの利用上における学習者の価値は、学習者が記録した学習データに割り当てられたサブトークンの価値の合計として認識されることになる。
図7は、学習データの利用上における学習者の価値の例を示す図である。
図7の例においては、ある学習者の3つの学習データである学習データ1乃至3に対して割り当てられたサブトークンの価値が、それぞれ、Value1乃至3とされている。この場合、学習データの利用上における学習者の価値は、Value1乃至3の合計として認識されることになる。
学習データの利用上における価値が高い学習者は、学習データを利用する点においては影響力の大きい学習者となる。
・処理の流れについて
図8は、学習データの記録時の処理の流れを示す図である。
図8の例においては、学習データを記録する学習者として学習者#1と学習者#2が示されている。実際には、さらに多くの学習者により学習データの記録が行われる。ブロックチェーンネットワーク51(ブロックチェーンデータベース)に記録される学習データは、学習者がテストを受けた後、学習者のクライアント11において、学習者自身の操作に応じて生成されるようにしてもよいし、評価者のクライアント11において、評価者の操作に応じて生成されるようにしてもよい。
学習者#1が受けたテストのスコアを表す学習データであるData2とData3を記録することが要求された場合、矢印A21,A22の先に示すように、Data2とData3がブロックチェーンネットワーク51に記録される。
また、学習者#2が受けたテストのスコアを表す学習データであるData1を記録することが要求された場合、矢印A23の先に示すように、Data1がブロックチェーンネットワーク51に記録される。
具体的には、クライアント11は、学習データの記録を要求するトランザクションを生成し、トランザクションの実行を要求することにより、学習データ(トランザクション)の記録が行われる。学習データを記録する一連の処理は、図3を参照して説明した処理と同様の処理である。トランザクションの実行の要求が、学習者のクライアント11により行われるようにしてもよいし、評価者のクライアント11により行われるようにしてもよい。
クライアント11による要求に応じてブロックチェーンネットワーク51において行われる処理は、適宜、スマートコントラクトがEndorsement Peerにおいて実行されることによって実現される。
学習データが記録されたとき、それぞれの学習データに対してサブトークンが割り当てられる。図8に示すように、ブロックチェーンネットワーク51に記録されるサブトークン割り当て情報には、学習データと紐付けて、サブトークンのIDであるサブトークンIDが含まれる。
また、ブロックチェーンネットワーク51に記録される価値管理情報には、サブトークンIDと紐付けて、それぞれの学習データに割り当てられたサブトークンの価値を表す情報が含まれる。
図8の例においては、Data1,Data2,Data3のそれぞれに割り当てられたサブトークンのサブトークンIDがサブトークン割り当て情報に含まれる。例えばData1に割り当てられたサブトークンのサブトークンIDは0x12345678である。サブトークン割り当て情報においては、例えばData1,Data2,Data3のそれぞれのIDとサブトークンIDが対応付けて管理される。
また、図8の例においては、Data1,Data2,Data3のそれぞれに割り当てられたサブトークンの価値を表す情報が価値管理情報に記録されている。
例えばData1に割り当てられたサブトークンの価値は、デフォルトの値である1とされている。サブトークンの価値を表す値(Value)は、Educationコイン単位の値である。同様に、Data2に割り当てられたサブトークンの価値は2.3の値で表され、Data3に割り当てられたサブトークンの価値は15.32の値で表されるものとされている。
1つの学習データとサブトークンIDの対応を表す情報が、1つのトランザクションによってブロックチェーンに記録されるようにしてもよいし、複数の学習データとサブトークンIDの対応を表す情報が1つのトランザクションによってまとめてブロックチェーンに記録されるようにしてもよい。
また、学習データとサブトークンIDの対応を表す情報が、ブロックチェーンネットワーク51を構成するステートデータベースにおいて管理されるようにしてもよい。この場合、図8に示すサブトークン割り当て情報は、ステートデータベースを構成する情報となる。
価値管理情報と後述する利用条件設定情報を構成する情報についても同様に、トランザクションのデータとして記録されるようにしてもよいし、ステートデータベースに記録されるようにしてもよい。
図9は、学習データの管理の例を示す図である。
ブロックチェーンネットワーク51に記録された学習データに対しては、学習データの管理者としての学習者自身が、利用条件を設定することが可能とされる。
図9の例においては、利用条件設定情報として、閲覧コストレートと閲覧回数が設定されている。
閲覧コストレートは、学習データの閲覧に要するコストである閲覧コストの計算に用いられるレートを表す。閲覧コストレートは、0以上、1以下の係数である。閲覧コストは、例えば、サブトークンの価値と閲覧コストレートとを乗算することによって算出される。この場合、閲覧コストは、サブトークンの価値以上のコストにはならないことになる。
学習データを閲覧するためには、閲覧コストの支払いが求められる。閲覧コストの支払いは、仮想通貨であるEducationコインを用いて行われる。
閲覧回数は、閲覧を許可する回数などを表す。
閲覧回数として1以上の回数が設定されている場合、そのことは、学習者により設定された回数を上限として、学習データの閲覧が可能であることを表す。例えば閲覧回数として10が設定されている場合、10人の閲覧者に対して学習データの閲覧が許可される。
閲覧回数として0が設定されている場合、そのことは、学習データを閲覧するためには学習者の承認が必要であることを表す。閲覧が承認された閲覧者のみ、学習データの閲覧が可能となる。
閲覧回数として-1が設定されている場合、そのことは、回数の制限なく、学習データの閲覧が可能であることを表す。
図9の例においては、矢印A31,A32に示すように、Data2とData3の利用条件が、Data2とData3の管理者である学習者#1により設定されている。
例えば、Data2の閲覧コストレートは0.8として設定され、閲覧回数は1として設定されている。閲覧コストを支払えば、1人の閲覧者のみがData2を閲覧できることになる。
また、Data3の閲覧コストレートは0.0123として設定され、閲覧回数は0として設定されている。Data3は、それを閲覧するためには学習者の承認が必要となる学習データである。閲覧回数は、閲覧を許可する回数だけでなく、学習者の承認を必要とするか否かの設定にも用いられる。
また、図9の例においては、矢印A33に示すように、Data1の利用条件が、Data1の管理者である学習者#2により設定されている。
Data1の閲覧コストレートは1として設定され、閲覧回数は-1として設定されている。閲覧コストを支払えば、それぞれの閲覧者はData1を閲覧できることになる。
このように、ブロックチェーンネットワーク51においては、学習者自身が、自分の学習データに対する第三者による閲覧などの利用の条件を設定することが可能となる。閲覧だけでなく、学習データのコピー、情報を追加するなどの学習データの更新、閲覧した学習データの用途などの、閲覧以外の利用態様を学習者が利用条件として設定することができるようにしてもよい。
図10は、学習データの閲覧時の処理の流れを示す図である。
ここでは、各管理情報を太枠で囲んで示すData2を、ある閲覧者が閲覧する場合について説明する。管理情報は、サブトークン割り当て情報、価値管理情報、および利用条件設定情報により構成される。管理情報には、後述する閲覧履歴も含まれる。
例えば、閲覧者が操作するクライアント11の所定の画面においてData2を閲覧することが選択された場合、ブロックチェーンネットワーク51においては、利用条件設定情報の閲覧回数に基づいて、1人の閲覧者のみが閲覧可能であることが特定される。上述したように、Data2の閲覧回数が1として設定されているから、1人の閲覧者のみがData2を閲覧可能である。
また、価値管理情報に記録されている、Data2に割り当てられたサブトークンの価値である2.3と、利用条件設定情報に記録されている、Data2の閲覧コストレートの0.8を乗算することによって、1.84Educationコインの閲覧コストが算出される。
閲覧者は、クライアント11の画面に提示される閲覧コストを確認し、閲覧コストを支払って、Data2を閲覧することを選択する。
Data2を閲覧することが選択された場合、矢印A41に示すように、1.84Educationコインの閲覧コストの支払いが行われる。
具体的には、閲覧者から学習者#1に対して1.84Educationコインを支払うことに関するトランザクションが、閲覧者が操作するクライアント11において生成される。クライアント11により生成されたトランザクションには、例えば、閲覧コストが1.84Educationコインであることを表す情報、支払い元となる閲覧者のウォレットのID、支払先となる学習者#1のウォレットのIDが含まれる。ブロックチェーンネットワーク51のユーザは、それぞれ、自身のEducationコインを管理するためのウォレットを予め有している。
閲覧者が操作するクライアント11により生成されたトランザクションがEndorsement Peerにおいて実行されることにより、矢印A42に示すように閲覧コストの支払いが行われる。
閲覧コストの支払いが行われた後、Data2の閲覧を要求するトランザクションが生成され、トランザクションがEndorsement Peerにおいて実行されることに応じて、Data2の閲覧が行われる。閲覧者が操作するクライアント11のディスプレイにはData2の内容が表示される。
閲覧コストの支払いとData2の閲覧の要求がそれぞれ別のトランザクションを用いて行われるものとしたが、1つのトランザクションを用いてまとめて行われるようにしてもよい。
図11は、学習データの閲覧時の他の処理の流れを示す図である。
ここでは、各管理情報を太枠で囲んで示すData3を、ある閲覧者が閲覧する場合について説明する。
例えば、閲覧者が操作するクライアント11の所定の画面においてData3を閲覧することが選択された場合、ブロックチェーンネットワーク51においては、利用条件設定情報の閲覧回数に基づいて、学習データを閲覧するためには学習者の承認が必要であることが特定される。上述したように、Data3の閲覧回数が0として設定されているから、閲覧が承認された閲覧者のみ、学習データの閲覧が可能となる。
また、価値管理情報に記録されている、Data3に割り当てられたサブトークンの価値である15.32が特定される。
閲覧者は、クライアント11の画面に提示される、Data3に割り当てられたサブトークンの価値を確認するなどして、矢印A51に示すように、例えば、サブトークンの価値以上の価値に相当する16Educationコインを閲覧コストとして支払って、Data3を閲覧することを要求する。クライアント11からブロックチェーンネットワーク51に対しては、Data3の閲覧のために閲覧者が支払おうとしている閲覧コストが16Educationコインであることを表す情報を含む要求が送信される。
閲覧者による要求が行われた場合、矢印A52に示すように、要求の内容を含む問い合わせが学習者#1に対して行われる。学習者#1のクライアント11には、閲覧者が、16Educationコインを支払ってData3の閲覧を要求していることが提示される。
学習者#1が要求を承認することを選択した場合、矢印A53に示すように、そのことを表す情報がブロックチェーンネットワーク51に対して送信される。
要求が学習者#1により承認された場合、矢印A54に示すように、16Educationコインの閲覧コストの支払いが行われる。
具体的には、閲覧者から学習者#1に対して16Educationコインを支払うことに関するトランザクションが、閲覧者が操作するクライアント11において生成される。クライアント11により生成されるトランザクションには、例えば、閲覧コストが16Educationコインであることを表す情報、支払い元となる閲覧者のウォレットのID、支払先となる学習者#1のウォレットのIDが含まれる。
閲覧者が操作するクライアント11により生成されたトランザクションがEndorsement Peerにおいて実行されることにより、矢印A55に示すように閲覧コストの支払いが行われる。
閲覧コストの支払いが行われた後、Data3の閲覧を要求するトランザクションが生成され、トランザクションがEndorsement Peerにおいて実行されることに応じて、Data3の閲覧が行われる。閲覧者が操作するクライアント11のディスプレイにはData3の内容が表示される。
このように、Data3の閲覧に承認が必要であることが設定されている場合、Data3に割り当てられたサブトークンの価値以上の閲覧コストの支払いが行われる。閲覧コストをいくら支払うのかは、例えば閲覧者により選択される。
Data3の閲覧に承認が必要であることが設定されている場合においても、Data3に割り当てられたサブトークンの価値と閲覧コストレートとを乗算することによって、閲覧コストが算出されるようにしてもよい。
閲覧コストの算出方法については、学習者#1が選択することができるようにしてもよい。
このように、ブロックチェーンネットワーク51においては、学習者は、閲覧を許可するかしないかだけでなく、閲覧を許可する回数を設定することができる。また、学習者は、閲覧するために自分の承認を必要とすることを設定することができる。
これにより、学習者は、自分が設定した制限の範囲で、自分の学習データを第三者に閲覧させることができる。
また、学習データに割り当てられたサブトークンの価値に応じて閲覧コストが決められるため、学習者は、学習データを閲覧させたことに対する報酬として、学習データの価値に応じた報酬を受け取ることができる。後に詳述するように、閲覧者による閲覧状況に応じて決められるため、学習データの価値は、第三者による評価を反映した価値となる。
学習者は、学習データの価値などを参考にして、閲覧コストの算出の基礎となる閲覧コストレートを自由に設定することができる。プラットフォーマーにより決定された報酬ではなく、自分で決めた報酬を学習者は得ることができる。
このように、学習者は、閲覧の制限や閲覧に対する報酬といった閲覧に対する権限を、自分でコントロールすることができる。
以上においては、サブトークン割り当て情報、価値管理情報、および利用条件設定情報がそれぞれ異なる情報としてブロックチェーンネットワーク51に記録されるものとしたが、各情報の内容が1つの管理情報としてまとめて記録されるようにしてもよい。
また、閲覧コストの支払いの後に学習データの閲覧が行われるものとしたが、学習データの閲覧が先に行われ、その後、閲覧コストの支払いが行われるようにしてもよい。
ブロックチェーンネットワーク51における各処理が、所定のピアがスマートコントラクトを実行することにより実現されるものとしたが、スマートコントラクトとして用意されるプログラムではなく、ピアが、自身の記録部に用意されるプログラムを実行することによって実現されるようにしてもよい。
それぞれの学習データに対してサブトークンが割り当てられるものとしたが、学習データの価値を表す他の情報が割り当てられるようにしてもよい。いわゆるポイントが学習データに割り当てられるようにすることも可能である。この場合、学習データに割り当てられたポイントの価値が、価値管理情報を用いて管理される。
それぞれの学習データに対してオリジナルのサブトークンが割り当てられるものとしたが、共通のサブトークンが割り当てられるようにしてもよい。
<各装置の構成>
ブロックチェーンネットワーク51に接続されるクライアントと、ブロックチェーンネットワーク51を構成するピアの構成について説明する。
・クライアントの構成
図12は、クライアント11の構成例を示すブロック図である。
クライアント11は、ブロックチェーンプラットフォームの参加者として、ブロックチェーンネットワーク51に接続する各ユーザが所有する情報処理端末である。クライアント11は、PC、スマートフォン、タブレット端末などのコンピュータにより構成される。学習者、閲覧者だけでなく、学校、学習塾、就職支援業者、テストを提供する検定業者の関係者などがクライアント11のユーザとなる。
図12に示すように、クライアント11は、通信部111、入力部112、記録部113、制御部114、および表示部115により構成される。
通信部111は、インターネットなどのネットワークのインタフェースである。通信部111は、ブロックチェーンネットワーク51を構成するノード、他のユーザのクライアントなどの外部の装置と通信を行う。通信部111は、外部の装置から送信されてきたデータを制御部114に出力し、制御部114から供給されたデータを外部の装置に対して送信する。
入力部112は、マウス、キーボード、表示部115に重畳されたタッチパネルなどにより構成される。入力部112は、ユーザの操作に応じた信号を制御部114に出力する。
記録部113は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性のメモリにより構成される。記録部113は、制御部114が実行するプログラムなどの各種のデータを記録する。
制御部114は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などにより構成される。制御部114は、上述したようなブロックチェーンプラットフォームを利用するためのプログラムを実行し、クライアント11の全体の動作を制御する。
表示部115は、LCD、有機ELディスプレイなどにより構成される。表示部115は、制御部114による制御に従って、ブロックチェーンプラットフォームを利用するための各種の画面を表示する。
図13は、クライアント11の制御部114の機能構成例を示すブロック図である。
図13に示すように、制御部114においては、学習データ生成部121と利用条件設定部122が実現される。図13に示す各機能部を有するクライアント11は、例えば学習者が操作するクライアント11である。図13に示す機能部のうちの少なくとも一部は、制御部114を構成するCPUにより所定のプログラムが実行されることによって実現される。
学習データ生成部121は、学習者が受験したテストのスコアの情報を含む学習データを生成する。学習データ生成部121は、学習データをブロックチェーンネットワーク51に記録させる場合、学習データの記録を要求するトランザクションを生成する。
学習データ生成部121は、通信部111を制御することによって、ブロックチェーンネットワーク51を構成するノードとの間で通信を行う。学習データ生成部121は、トランザクションの実行を要求することによって、学習データの記録を要求する。
利用条件設定部122は、通信部111を制御することによって、ブロックチェーンネットワーク51を構成するノードとの間で通信を行う。利用条件設定部122は、学習者により設定された閲覧コストレートと閲覧回数を表す利用条件設定情報の記録を要求する。
・ピアの構成
図14は、ピア131の構成例を示すブロック図である。
図14に示すピア131は、Endorsement PeerまたはCommitting Peerとして機能する。ピア131が、Endorsement Peerとして機能するとともに、Committing Peerとしても機能するようにしてもよい。
図14に示すように、ピア131は、通信部141、記録部142、および制御部143により構成される。
通信部141は、ブロックチェーンネットワーク51を構成するノード、ユーザが操作するクライアント11などの外部の装置と通信を行う。通信部111は、外部の装置から送信されてきたデータを制御部143に出力し、制御部143から供給されたデータを外部の装置に対して送信する。
記録部142は、不揮発性のメモリなどにより構成される。記録部113は、制御部114が実行するスマートコントラクトを含むプログラムなどの、各種のデータを記録する。記録部142には、ブロックチェーンとステートデータベースにより構成されるブロックチェーンデータベースなども記録される。
制御部143は、CPU、ROM、RAMなどにより構成される。制御部143は、所定のプログラムを実行することによってピア131の全体の動作を制御する。また、制御部143は、スマートコントラクトを実行するなどして、ブロックチェーンプラットフォームを実現するための各種の処理を行う。
なお、ブロックチェーンネットワーク51を構成するノードであるOrdererも、図14に示すピア131の構成と同様の構成を有する。
図15は、ピア131の制御部143の機能構成例を示すブロック図である。
図15に示すように、制御部143においては、サブトークン割り当て部151、価値管理部152、利用条件管理部153、および閲覧履歴管理部154が実現される。図15に示す各機能部を有するピア131は、例えばEndorsement Peerである。図15に示す機能部のうちの少なくとも一部は、制御部143を構成するCPUによりスマートコントラクトなどの所定のプログラムが実行されることによって実現される。
サブトークン割り当て部151は、ブロックチェーンネットワーク51に記録された学習データに対してオリジナルのサブトークンを割り当てる。サブトークン割り当て部151は、学習データのサブトークンIDを含むサブトークン割り当て情報を生成し、ブロックチェーンデータベースに記録させる。
価値管理部152は、閲覧履歴管理部154が管理する閲覧履歴を参照するなどして、学習データに割り当てられたサブトークンの価値を算出する。価値管理部152は、サブトークンの価値を表す情報を含む価値管理情報を生成し、ブロックチェーンデータベースに記録させる。
利用条件管理部153は、学習者による設定に応じて、閲覧コストレートと閲覧回数を表す利用条件設定情報を生成し、ブロックチェーンデータベースに記録させる。
閲覧履歴管理部154は、閲覧者による各学習データの閲覧履歴を管理する。閲覧履歴管理部154が管理する閲覧履歴には、学習データ毎に、閲覧者のID、閲覧された回数、閲覧のために閲覧者が支払った閲覧コストの情報などが記録される。閲覧履歴の情報は、ブロックチェーン、またはステートデータベースに記録される。
<各装置の動作>
ここで、以上のような構成を有するクライアント11とピア131の動作について説明する。
・クライアント11の学習データ記録処理
はじめに、図16のフローチャートを参照して、学習データをブロックチェーンネットワーク51に記録させるクライアント11の処理について説明する。
ステップS1において、クライアントの学習データ生成部121は、学習者が受験したテストのスコアの情報を含む学習データを生成する。
ステップS2において、学習データ生成部121は、学習データをブロックチェーンネットワーク51に記録するためのトランザクションを生成する。
図17は、トランザクションの例を示す図である。
図17に示すように、学習データの記録に用いられるトランザクションには、クライアント11の署名と、ステップS1において生成された学習データとが含まれる。
この例においては、学習データには、検定者情報、サービスID、サービスのカテゴリ情報、学習者情報、およびスコアが含まれる。
検定者情報は、テスト(サービス)の提供者、つまり検定業者を示す情報である。サービスIDは、サービスを示す識別情報である。カテゴリ情報は、公開模擬試験、教室内テストなどの、テストのカテゴリを示す情報である。学習者情報は、テストを受験した学習者に関する情報である。学習者情報には、例えば学習者を示すユーザIDが含まれる。テストのIDが学習データに含まれるようにしてもよい。
なお、トランザクションに格納されるクライアント11の署名は、ブロックチェーンネットワーク51のCAによってクライアント11に対して発行された証明書に基づいて生成される。
図16のステップS3において、学習データ生成部121は、ブロックチェーンネットワーク51を構成するノードとの間で通信を行い、トランザクションの実行を要求する。これにより、ブロックチェーンネットワーク51に対して学習データの記録が要求される。
トランザクションがピア131に対して送信された後、処理は終了となる。
・ピア131のサブトークン割り当て処理
次に、図18のフローチャートを参照して、学習データに対してサブトークンを割り当てるピア131の処理について説明する。
ステップS11において、ピア131の制御部143は、クライアント11から送信されてきたトランザクションを実行することによって、学習データをブロックチェーンネットワーク51に記録させる。
ステップS12において、サブトークン割り当て部151(図15)は、ブロックチェーンネットワーク51に記録された学習データに対してオリジナルのサブトークンを割り当てる。
ステップS13において、価値管理部152は、学習データに割り当てるサブトークンのデフォルトの価値(Educationコイン単位の価値の初期値)を設定する。
サブトークンの価値を管理する価値管理情報が記録された後、処理は終了となる。
図19は、管理情報の例を示す図である。
Data1が記録された場合、サブトークンがData1に対して割り当てられ(ステップS12)、図19に示すように、サブトークンIDがサブトークン割り当て情報によって管理される。また、Data1に割り当てられたサブトークンのデフォルトの価値として1が設定され(ステップS13)、その内容が価値管理情報によって管理される。
図19においては、サブトークン割り当て情報と価値管理情報がまとめて示されているが、このように1つの管理情報としてまとめてブロックチェーンネットワーク51に記録することも可能であるし、別々の管理情報としてブロックチェーンネットワーク51に記録することも可能である。図21等に示す管理情報についても同様である。
・ピア131の利用条件設定処理1
図20のフローチャートを参照して、利用条件を設定するピア131の処理について説明する。
図20の処理は、回数の制限なく、すなわち、全員に、学習データを閲覧させることが学習者により設定された場合の処理である。
ステップS21において、利用条件管理部153は、学習者の設定に応じて、閲覧コストレートを例えば1に設定する。閲覧コストレートは、0以上、1以下の値で設定可能とされる。
ステップS22において、利用条件管理部153は、学習者の操作に応じて、閲覧回数を-1に設定する。閲覧回数が-1に設定されていることは、回数の制限なく、学習データの閲覧が可能であることを表す。
図21は、管理情報の例を示す図である。
Data1の閲覧コストレートとして1が設定された場合(ステップS21)、図21に示すように、その閲覧コストレートの値が利用条件設定情報によって管理される。また、回数の制限なくData1を閲覧可能にすることが設定された場合(ステップS22)、その内容を表す-1の値が利用条件設定情報によって管理される。
・ピア131の利用条件設定処理2
図22のフローチャートを参照して、利用条件を設定するピア131の処理について説明する。
図22の処理は、全員に、無料で、学習データを閲覧させることが学習者により設定された場合の処理である。無料で閲覧できるようにすることにより、閲覧者による総閲覧回数が増え、サブトークンの価値が上がることが期待される。
ステップS31において、利用条件管理部153は、学習者の入力に応じて、閲覧コストレートを0に設定する。閲覧コストレートは、0以上、1以下の値で設定可能とされる。
ステップS32において、利用条件管理部153は、学習者の入力に応じて、閲覧回数を-1に設定する。
図23は、管理情報の例を示す図である。
Data1の閲覧コストレートとして0が設定された場合(ステップS31)、図23に示すように、その閲覧コストレートの値が利用条件設定情報によって管理される。また、回数の制限なくData1を閲覧可能にすることが設定された場合(ステップS32)、その内容を表す-1の値が利用条件設定情報によって管理される。
・ピア131の利用条件設定処理3
図24のフローチャートを参照して、利用条件を設定するピア131の処理について説明する。
図24の処理は、学習データの閲覧に学習者の承認が必要であるとして設定された場合の処理である。
ステップS41において、利用条件管理部153は、学習者の入力に応じて、閲覧回数を0に設定する。
これにより、閲覧者は、閲覧コストを支払っただけでは学習データを閲覧することができず、学習者による承認が必要になる。すなわち、学習データの閲覧が許可制となる。
図25は、管理情報の例を示す図である。
学習データの閲覧を許可制とすることが設定された場合(ステップS41)、図25に示すように、閲覧回数として、その内容を表す0の値が利用条件設定情報によって管理される。
・クライアント11の閲覧処理
図26のフローチャートを参照して、学習データを閲覧するクライアント11の処理について説明する。
図26の処理は、学習者の承認が必要であるとして設定された学習データを閲覧するときに行われる処理である。図26の処理は、図24を参照して説明した処理に対応して、閲覧者が操作するクライアント11により行われる処理となる。
ステップS51において、閲覧者が操作するクライアント11の制御部114は、学習データの閲覧を要求する。
ステップS52において、制御部114は、学習データの閲覧要求が承認されたか否かを判定する。
学習データの閲覧要求が承認されたとステップS52において判定した場合、ステップS53において、制御部114は、閲覧コストの支払いを行う。閲覧コストの支払いに関するトランザクションが生成され、生成されたトランザクションがEndorsement Peerにおいて実行されることにより、学習者に対して閲覧コストの支払いが行われる。
ステップS54において、制御部114は、学習データの閲覧を行う。学習データの閲覧に関するトランザクションが生成され、生成されたトランザクションがEndorsement Peerにおいて実行されることにより、閲覧者が操作するクライアント11のディスプレイに学習データの内容が表示される。
一方、学習データの閲覧要求が承認されなかったとステップS52において判定された場合、閲覧コストの支払いおよび学習データの閲覧は行われず、処理は終了される。
なお、利用条件設定情報の閲覧回数として0以外の値が設定されている学習データ、すなわち、閲覧コストを支払えば閲覧することができる学習データの閲覧は、ステップS53とステップS54の処理が行われることによって実現される。
・ピア131の管理情報更新処理1
図27のフローチャートを参照して、管理情報を更新するピア131の処理について説明する。
図27の処理は、学習データが閲覧されたことに応じてピア131により行われる処理である。
ステップS61において、ピア131の閲覧履歴管理部154は、総閲覧数を1だけ加算する。
ステップS62において、閲覧履歴管理部154は、総閲覧コストを閲覧コスト分だけ加算する。
ステップS63において、閲覧履歴管理部154は、学習データの価値を次式(1)により再計算する。係数α,βは任意に設定可能な値とされる。
Value=デフォルト値+α×総閲覧数/100+β×総閲覧コスト/100 ・・・(1)
例えば、係数αは0.01として設定され、係数βは、係数αより高い0.5として設定される。
この場合、総閲覧数よりも、総閲覧コストの方が、学習データの価値に対して与える影響が大きい。学習データの価値は、総閲覧数が増えるほど上がることになる。また、学習データの価値は、高い閲覧コストで閲覧されるほど、急激に上がることになる。
ステップS64において、閲覧履歴管理部154は、再計算の結果に基づいて、価値管理情報を更新する。
図28は、管理情報の例を示す図である。
図28の例においては、価値管理情報により管理されるData1の価値は3.0601とされている。また、利用条件設定情報により管理されるData1の閲覧コストレートは0.4であり、閲覧回数は-1とされている。回数の制限なく閲覧可能なData1の閲覧コストは、1.2(3.0601×0.4)となる。
学習データが閲覧された場合、図28に示すように、閲覧履歴情報の総閲覧数が1だけ加算され(ステップS61)、例えば980から981となる。また、総閲覧コストが1.2だけ加算され(ステップS62)、例えば391.2から392.4となる。
このようにして閲覧履歴情報の総閲覧数と総閲覧コストが更新された後、価値管理情報が更新される(ステップS64)。
このように、学習データの価値は、学習データを閲覧可能なデータとしてブロックチェーンネットワーク51に記録させた学習者とは異なるユーザである閲覧者が閲覧することに応じて変動する。
閲覧コストの算出方法は任意に設定可能である。総閲覧数と総閲覧コストの両方を用いて閲覧コストが算出されるのではなく、総閲覧数と総閲覧コストのうちの少なくともいずれかに基づいて算出されるようにしてもよい。
・ピア131の管理情報更新処理2
図29のフローチャートを参照して、管理情報を更新するピア131の処理について説明する。
図29の処理は、学習データの価値の更新を、総閲覧数と総閲覧コストに加えて、総評価コストを考慮して行う場合の処理である。学習データが閲覧された場合、総閲覧数と総閲覧コストについては、図27を参照して説明した処理と同様の処理によって更新される。
ステップS71において、ピア131の閲覧履歴管理部154は、評価コストを計算する。評価コストは、図29に示すように、評価者の価値(Value)と、評価者による学習データの評価値を乗算することによって求められる。
ブロックチェーンプラットフォームのユーザとして参加し、テストを提供する評価者には、テストの規模(受験者の人数)、テストの難易度、テストの信頼度などに応じて所定の価値が設定されている。評価値は、評価の内容、学習データの内容などに応じて、例えば評価者により設定される値である。
ステップS72において、閲覧履歴管理部154は、総評価コストを評価コスト分だけ加算する。
ステップS73において、閲覧履歴管理部154は、評価の価値を次式(2)により再計算する。係数α,β,γは任意に設定可能な値とされる。
Value=デフォルト値+α×総閲覧数/100+β×総閲覧コスト/100+γ×総評価コスト/100 ・・・(2)
例えば、係数αは0.01として設定され、係数βは、係数αより高い0.5として設定される。係数γは、係数α,βより高い1.0として設定される。
この場合、総閲覧数と総閲覧コストよりも、総評価コストの方が、学習データの価値に対して与える影響が大きい。学習データの価値は、評価者によって評価されるほど、急激に上がることになる。
ステップS74において、閲覧履歴管理部154は、再計算の結果から評価の価値を更新する。評価の価値は、例えば閲覧履歴に含めて管理される。
図30は、管理情報の例を示す図である。
図30の例においては、閲覧履歴により管理される総評価コストは264とされている。このように、総閲覧数と総閲覧コストだけでなく、例えば閲覧履歴を用いて管理される総評価コストに基づいて、学習データの価値が更新されるようにすることが可能である。
<変形例>
ブロックチェーンネットワーク51がコンソーシアム型のネットワークである場合について説明したが、ブロックチェーンネットワーク51は、パブリック型などの他の形態のネットワークであってもよい。例えばブロックチェーンネットワーク51に接続されたサーバやクライアントがピア等のノードとして機能する場合でも、本技術は実現可能である。
図31は、ブロックチェーンプラットフォームの他の構成例を示す図である。
図31の例においては、Webサーバなどの情報処理サーバ301がブロックチェーンネットワーク51に接続されている。情報処理サーバ301においては、ブロックチェーンデータベースに記録されている情報が参照され、学習データの価値の計算などが行われる。
このように、ブロックチェーンネットワーク51を構成するノードの機能として説明した一部の機能については、ブロックチェーンネットワーク51に接続される外部の装置において実現されるようにすることが可能である。
図32は、ブロックチェーンネットワークのノードとして機能する装置の位置づけの例を示す図である。
例えば図32の左側に示す例では、ブロックチェーンネットワークの管理者ではなく、ブロックチェーンネットワークを利用するユーザ等の情報端末装置(クライアント)がノードとして機能する。
また、例えば図32の中央に示す例では、ブロックチェーンネットワークの管理者ではなく、ブロックチェーンネットワークを利用してユーザ等に対してサービスを提供する事業者等のサーバがノードとして機能する。この場合、ブロックチェーンネットワークに接続された事業者等のサーバは、APIを利用してユーザ等の情報端末装置と情報の授受を行い、ユーザ等に対してサービスを提供する。
さらに、例えば図32の右側に示す例では、ブロックチェーンネットワークの管理者によって管理される装置がノードとして機能する。この場合、事業者等のサーバがAPIを利用してノードと情報の授受を行う。また、ユーザ等の情報端末装置は、直接的にはノードと接続されず、事業者等のサーバと情報の授受を行うことで、サービスの提供を受ける。
・コンピュータの構成例
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図33は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
CPU(Central Processing Unit)1001、ROM(Read Only Memory)1002、RAM(Random Access Memory)1003は、バス1004により相互に接続されている。
バス1004には、さらに、入出力インタフェース1005が接続されている。入出力インタフェース1005には、キーボード、マウスなどよりなる入力部1006、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部1007が接続される。また、入出力インタフェース1005には、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部1008、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部1009、リムーバブルメディア1011を駆動するドライブ1010が接続される。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU1001が、例えば、記憶部1008に記憶されているプログラムを入出力インタフェース1005及びバス1004を介してRAM1003にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
CPU1001が実行するプログラムは、例えばリムーバブルメディア1011に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供され、記憶部1008にインストールされる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、本技術は、1つの機能をネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
<構成の組み合わせ例>
本技術は、以下のような構成をとることもできる。
(1)
ブロックチェーンネットワークのノードを構成する情報処理装置が、
ブロックチェーンデータベースに記録された、評価対象の評価を示すそれぞれの評価データに対してトークンを割り当て、
前記評価データの閲覧状況に応じて変動する前記トークンの価値を示す価値管理情報を、前記ブロックチェーンデータベースに記録させる
情報処理方法。
(2)
前記トークンの価値は、前記評価データを閲覧可能とした被評価者とは異なるユーザである閲覧者による前記評価データの閲覧状況に応じて変動する
前記(1)に記載の情報処理方法。
(3)
前記閲覧状況には、前記閲覧者による閲覧回数と、前記閲覧者が閲覧に要した閲覧コストとのうちの少なくともいずれかが含まれる
前記(2)に記載の情報処理方法。
(4)
前記閲覧状況には、前記評価対象を評価するためのサービスを提供する評価者に対して設定された評価がさらに含まれる
前記(3)に記載の情報処理方法。
(5)
前記被評価者により設定された、前記評価データの閲覧を許可する回数を示す情報を前記ブロックチェーンデータベースに記録させ、
前記閲覧者による前記評価データの閲覧を、前記被評価者により設定された回数に応じて許可する
前記(2)乃至(4)のいずれかに記載の情報処理方法。
(6)
前記閲覧者による前記評価データの閲覧を、前記被評価者により承認された前記閲覧者に対して許可する
前記(2)乃至(4)のいずれかに記載の情報処理方法。
(7)
前記トークンの価値に基づいて算出された閲覧コストを支払った前記閲覧者に対して、前記評価データの閲覧を許可する
前記(2)乃至(6)のいずれかに記載の情報処理方法。
(8)
前記被評価者により設定された、前記閲覧コストの計算に用いられる係数を示す情報を前記ブロックチェーンデータベースに記録させ、
前記閲覧コストは、前記トークンの価値と、前記被評価者により設定された係数とに基づいて算出される
前記(7)に記載の情報処理方法。
(9)
前記トークンの割り当てと、前記トークンの価値の変動は、スマートコントラクトを実行することに応じて行われる
前記(1)乃至(8)のいずれかに記載の情報処理方法。
(10)
ブロックチェーンネットワークのノードを構成するコンピュータに、
ブロックチェーンデータベースに記録された、評価対象の評価を示すそれぞれの評価データに対してトークンを割り当て、
前記評価データの閲覧状況に応じて変動する前記トークンの価値を示す価値管理情報を、前記ブロックチェーンデータベースに記録させる
処理を実行させるためのプログラム。
(11)
ブロックチェーンネットワークを構成するブロックチェーンデータベースに記録された、評価対象の評価を示すそれぞれの評価データに対してトークンを割り当てる割り当て部と、
前記評価データの閲覧状況に応じて変動する前記トークンの価値を示す価値管理情報を、前記ブロックチェーンデータベースに記録させる価値管理部と
を備える情報処理装置。
(12)
評価対象の評価を示す評価データを、ブロックチェーンネットワークを構成するブロックチェーンデータベースに記録させ、
閲覧状況に応じて価値が変動するトークンが割り当てられた前記評価データの閲覧に関する条件を表す利用条件設定情報を、前記評価データを閲覧可能とした被評価者による設定に応じて前記ブロックチェーンデータベースに記録させる
情報処理方法。
(13)
前記被評価者により設定された、前記評価データの閲覧を許可する回数を示す情報を含む前記利用条件設定情報を前記ブロックチェーンデータベースに記録させる
前記(12)に記載の情報処理方法。
(14)
前記被評価者により設定された、閲覧コストの計算に用いられる係数を示す情報を含む前記利用条件設定情報を前記ブロックチェーンデータベースに記録させる
前記(12)または(13)に記載の情報処理方法。
(15)
コンピュータに、
評価対象の評価を示す評価データを、ブロックチェーンネットワークを構成するブロックチェーンデータベースに記録させ、
閲覧状況に応じて価値が変動するトークンが割り当てられた前記評価データの閲覧に関する条件を表す利用条件設定情報を、前記評価データを閲覧可能とした被評価者による設定に応じて前記ブロックチェーンデータベースに記録させる
処理を実行させるためのプログラム。
(16)
評価対象の評価を示す評価データを、ブロックチェーンネットワークを構成するブロックチェーンデータベースに記録させる制御部と、
閲覧状況に応じて価値が変動するトークンが割り当てられた前記評価データの閲覧に関する条件を表す利用条件設定情報を、前記評価データを閲覧可能とした被評価者による設定に応じて前記ブロックチェーンデータベースに記録させる設定部と
を備える情報処理端末。
11 クライアント, 12 Endorsement Peer, 13 Orderer, 14 Committing Peer, 51 ブロックチェーンネットワーク, 121 学習データ生成部, 122 利用条件設定部, 151 サブトークン割り当て部, 152 価値管理部, 153 利用条件管理部, 154 閲覧履歴管理部

Claims (14)

  1. ブロックチェーンネットワークのノードを構成する情報処理装置が、
    ブロックチェーンデータベースに記録された、評価対象の評価を示すそれぞれの評価データに対してトークンを割り当て、
    前記評価データの閲覧状況に応じて変動する前記トークンの価値を示す価値管理情報を生成し
    生成した前記価値管理情報を前記ブロックチェーンデータベースに記録させ
    前記評価データを閲覧可能とした被評価者とは異なるユーザである閲覧者により前記評価データが閲覧される毎に、前記閲覧状況としての閲覧回数と前記閲覧者が閲覧に要した閲覧コストとに応じて上がるように前記トークンの価値を更新する
    情報処理方法。
  2. 前記閲覧状況には、前記評価対象を評価するためのサービスを提供する評価者に対して設定された評価がさらに含まれる
    請求項に記載の情報処理方法。
  3. 前記被評価者により設定された、前記評価データの閲覧を許可する回数を示す情報を前記ブロックチェーンデータベースに記録させ、
    前記閲覧者による前記評価データの閲覧を、前記被評価者により設定された回数に応じて許可する
    請求項に記載の情報処理方法。
  4. 前記閲覧者による前記評価データの閲覧を、前記被評価者により承認された前記閲覧者に対して許可する
    請求項に記載の情報処理方法。
  5. 前記トークンの価値に基づいて算出された前記閲覧コストを支払った前記閲覧者に対して、前記評価データの閲覧を許可する
    請求項に記載の情報処理方法。
  6. 前記被評価者により設定された、前記閲覧コストの計算に用いられる係数を示す情報を前記ブロックチェーンデータベースに記録させ、
    前記閲覧コストは、前記トークンの価値を表す値に対して、前記被評価者により設定された係数を乗算することによって算出される
    請求項に記載の情報処理方法。
  7. 前記トークンの割り当てと、前記トークンの価値の更新は、スマートコントラクトを実行することに応じて行われる
    請求項1に記載の情報処理方法。
  8. ブロックチェーンネットワークのノードを構成するコンピュータに、
    ブロックチェーンデータベースに記録された、評価対象の評価を示すそれぞれの評価データに対してトークンを割り当て、
    前記評価データの閲覧状況に応じて変動する前記トークンの価値を示す価値管理情報を生成し
    生成した前記価値管理情報を前記ブロックチェーンデータベースに記録させ
    前記評価データを閲覧可能とした被評価者とは異なるユーザである閲覧者により前記評価データが閲覧される毎に、前記閲覧状況としての閲覧回数と前記閲覧者が閲覧に要した閲覧コストとに応じて上がるように前記トークンの価値を更新する
    処理を実行させるためのプログラム。
  9. ブロックチェーンネットワークを構成するブロックチェーンデータベースに記録された、評価対象の評価を示すそれぞれの評価データに対してトークンを割り当てる割り当て部と、
    前記評価データの閲覧状況に応じて変動する前記トークンの価値を示す価値管理情報を生成し生成した前記価値管理情報を前記ブロックチェーンデータベースに記録させ、前記評価データを閲覧可能とした被評価者とは異なるユーザである閲覧者により前記評価データが閲覧される毎に、前記閲覧状況としての閲覧回数と前記閲覧者が閲覧に要した閲覧コストとに応じて上がるように前記トークンの価値を更新する価値管理部と
    を備える情報処理装置。
  10. 評価対象の評価を示す評価データを閲覧可能として公開する被評価者であるユーザが使用する情報処理端末が、
    前記評価データを、ブロックチェーンネットワークを構成するブロックチェーンデータベースに記録させ、
    閲覧状況に応じて変動するトークンの価値を示す情報とともに、前記トークンが割り当てられた前記評価データの閲覧に関する利用条件を表す利用条件設定情報を管理する情報処理装置との間で通信を行うことによって、前記被評価者により設定された前記利用条件を表す前記利用条件設定情報を前記情報処理装置に生成させ、前記ブロックチェーンデータベースに記録させ
    前記トークンの価値は、前記評価データを閲覧可能とした被評価者とは異なるユーザである閲覧者により前記評価データが閲覧される毎に、前記閲覧状況としての閲覧回数と前記閲覧者が閲覧に要した閲覧コストとに応じて上がるように前記情報処理装置により更新される
    情報処理方法。
  11. 前記利用条件設定情報には、前記被評価者により設定された、前記評価データの閲覧を許可する回数を示す情報が含まれる
    請求項10に記載の情報処理方法。
  12. 前記利用条件設定情報には、閲覧コストの計算に用いられる係数を示す情報が含まれる
    請求項10に記載の情報処理方法。
  13. 評価対象の評価を示す評価データを閲覧可能として公開する被評価者であるユーザが使用する情報処理端末を制御するコンピュータに、
    前記評価データを、ブロックチェーンネットワークを構成するブロックチェーンデータベースに記録させ、
    閲覧状況に応じて変動するトークンの価値を示す情報とともに、前記トークンが割り当てられた前記評価データの閲覧に関する利用条件を表す利用条件設定情報を管理する情報処理装置との間で通信を行うことによって、前記被評価者により設定された前記利用条件を表す前記利用条件設定情報を前記情報処理装置に生成させ、前記ブロックチェーンデータベースに記録させ
    前記トークンの価値は、前記評価データを閲覧可能とした被評価者とは異なるユーザである閲覧者により前記評価データが閲覧される毎に、前記閲覧状況としての閲覧回数と前記閲覧者が閲覧に要した閲覧コストとに応じて上がるように前記情報処理装置により更新される
    処理を実行させるためのプログラム。
  14. 評価対象の評価を示す評価データを閲覧可能として公開する被評価者であるユーザが使用する情報処理端末であって、
    前記評価データを、ブロックチェーンネットワークを構成するブロックチェーンデータベースに記録させる制御部と、
    閲覧状況に応じて変動するトークンの価値を示す情報とともに、前記トークンが割り当てられた前記評価データの閲覧に関する利用条件を表す利用条件設定情報を管理する情報処理装置との間で通信を行うことによって、前記被評価者により設定された前記利用条件を表す前記利用条件設定情報を前記情報処理装置に生成させ、前記ブロックチェーンデータベースに記録させる設定部と
    を備え
    前記トークンの価値は、前記評価データを閲覧可能とした被評価者とは異なるユーザである閲覧者により前記評価データが閲覧される毎に、前記閲覧状況としての閲覧回数と前記閲覧者が閲覧に要した閲覧コストとに応じて上がるように前記情報処理装置により更新される
    情報処理端末。
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