JP7445144B2 - 濾過装置 - Google Patents

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Description

本発明は、濾過装置に関し、例えば、船舶の機器に供給する潤滑油等の液体を濾過する濾過装置に関する。
従来から、船舶に搭載され、船舶の機器の供給する潤滑油等を濾過する濾過装置が知られている。例えば、特許文献1には、船舶の機器の供給する潤滑油等を濾過する濾過装置として、逆洗型の主濾過器と、副濾過器とを有する構成のものが開示されている。この濾過装置は、通常の濾過動作のときには、主濾過器で潤滑油の濾過を行うと共に、それに並行して、副濾過器が主濾過器の逆洗で排出される液体(逆洗油)を濾過する構成になっている。ここで、図5を参照しながら、特許文献1に記載された濾過装置の構成を簡単に説明する。
図示するように、濾過装置W3は、貯溜槽1に貯められた潤滑油2を吸い上げるポンプ3と、逆洗型の主濾過器Aと、主濾過器Aに並列して設置された副濾過器Bとを有している。
また、濾過装置W3は、貯溜槽1とポンプ3を接続する配管40と、一端部がポンプ3に接続され且つポンプ3が吸い上げた潤滑油2をポンプ3から流出させるための配管41と、ポンプ3が吸い上げた潤滑油2を主濾過器Aに流入させて主濾過器Aから濾過した潤滑油2を流出させる配管(第1配管)42と、ポンプ3が吸い上げた潤滑油2を副濾過器Bに流入させて副濾過器Bから流出させる配管(第2配管)43とを有している。
なお、配管41は、一端部がポンプ3に接続されていると共に、途中で分岐して2経路(配管)に分かれ、2経路(配管)の一方が配管42の一端部に接続され、2経路の他方が配管43の一端部に接続されている。
また、配管42の他端部と、配管43の他端部とが結合(合流)しており、その合流部に、機器6に接続されている配管(機器接続配管)44が接続されている。また、機器6と貯溜槽1とは配管(排出用配管)45により接続されている。
また、上記の配管(第1配管)42には、主濾過器Aが接続されていると共に、主濾過器Aへの潤滑油2の流入と流入停止を制御する第1バルブ(開閉バルブ)51と、主濾過器Aからの潤滑油2(濾過された潤滑油2)の流出と流出停止を制御する第4バルブ(開閉バルブ)52とが設けられている。
また、上記の配管(第2配管)43には、副濾過器Bが接続されていると共に、副濾過器Bへの潤滑油2の流入と流入停止を制御する第2バルブ(開閉バルブ)53と、副濾過器Bからの潤滑油2(濾過された潤滑油2)の流出と流出停止を制御する第3バルブ(開閉バルブ)54とが設けられている。
さらに、濾過装置W3には、主濾過器Aから流出される逆洗液(潤滑油2)を、配管43のなかの第2バルブ53と副濾過器Bとの間に位置する部位(43a1)に流入させる配管(第3配管)47が設けられている。また、濾過装置W3には、副濾過器Bと第3バルブ54との間に位置する配管43b(43)から副濾過器Bが濾過した潤滑油2を貯溜槽1に排出させる配管48が設けられている。また、配管48には、副濾過器Bからの潤滑油2(濾過された潤滑油2)の流出と流出停止を制御する第5バルブ(開閉バルブ)55が設けられている。
そして、濾過装置W3は、通常の濾過動作のときには、第1バルブ51、第4バルブ52及び第5バルブ55を開放し、且つ第2バルブ53及び第3バルブ54を閉塞し、貯溜槽1から吸い上げた潤滑油2を主濾過器Aに流入させて主濾過器Aで濾過して流出させると共に、主濾過器Aの逆洗液(潤滑油2)を副濾過器Bに流入させて副濾過器Bで濾過させる。また、主濾過器Aで濾過して流出された潤滑油2は、配管42から配管44に流れて機器6に供給される。また、副濾過器Bで濾過された逆洗液(潤滑油2)は、配管48を介して貯溜槽1に流入する。また、機器6で用いられた潤滑油2は、配管45を通って貯溜槽1に流入する。
また、上記の濾過装置W3は、主濾過器Aに緊急事態が発生した場合、主濾過器Aを洗浄する場合、或いは機器6の初期運転時の潤滑油フラッシングを行う場合等の主濾過器Aを用いない場合の濾過動作のときには、第2バルブ53及び第3バルブ54が開放し、且つ第1バルブ51、第4バルブ52及び第5バルブ55を閉塞させて利用される。このケースでは、貯溜槽1から吸い上げた潤滑油2は、副濾過器Bに流入されて副濾過器Bで濾過された上で流出され、その後、配管43から配管44に流れて機器6に供給される。なお、この場合も、機器6で用いられた潤滑油2は、配管45を通って貯溜槽1に流入する。
このように、上記の濾過装置W3では、逆洗型の主濾過器Aと並列して設けられる副濾過器Bにより、主濾過器Aの逆洗で排出される液体(逆洗液)を濾過することが可能となり、通常の濾過工程で用いられない副濾過器Bの有効利用を図ることができる。また、主濾過器Aで捕捉除去した異物が含まれる逆先液は、副濾過器Bで濾過された上で、貯溜槽1に戻されるため、副濾過器Bが清浄器の機能も担うことになる。従って、貯溜槽1に清浄器を設置せずとも貯溜槽1の潤滑油2を清浄化することができる。また、清浄器を設置する必要がないので、濾過装置W3のコストを低減させることができる。
特許第4225997号公報
ところで、上記の濾過装置W3では、使用中の主濾過器Aと、副濾過器Bとの間の圧力差を利用して、主濾過器Aから副濾過器Bへの逆洗液の流出を行っている。また、使用中の主濾過器Aと、副濾過器Bとの間の圧力差は、貯溜槽1から主濾過器Aに送られてきた潤滑油2の油圧や、或いは、副濾過器Bの目詰まり状態の影響等により刻々と変化する。
そして、上記の濾過装置W3では、上記の圧力差が大きいときには逆洗液の流量が大きくなり、それにともない、主濾過器Aから機器6に供給される「濾過した潤滑油」の流量が小さくなる。また、濾過装置W3では、上記の圧力差が小さいときには逆洗液の流量が小さくなり、それにともない、主濾過器Aから機器6に供給される「濾過した潤滑油」の流量が大きくなる。
すなわち、上述の濾過装置W3は、使用中の主濾過器Aと、副濾過器Bとの間の圧力差が変化することにより、主濾過器Aから流出される「濾過した潤滑油(液体)」の流量が変化し、その結果、機器6への「濾過した潤滑油」の供給量が安定しないという課題を有している。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、逆洗型の主濾過器と、該主濾過器と並設された副濾過器とを有する濾過装置であって、主濾過器から流出される濾過した液体の流量を安定させる構成の濾過装置を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた本発明の第1態様は、逆洗型の主濾過器と、該主濾過器と並設された副濾過器とを有する濾過装置であって、貯溜槽の液体を前記主濾過器に流入させて該主濾過器から濾過した液体を流出させ且つ該濾過した液体を機器に供給するための第1配管と、前記貯溜槽の液体を前記副濾過器に流入させて該副濾過器から濾過した液体を流出させる第2配管と、前記主濾過器から流出される逆洗液を前記副濾過器に流入させるための第3配管とを有し、前記副濾過器は、前記第3配管を介して流入する前記逆洗液を濾過するようになっており、前記第3配管には、前記主濾過器側の圧力と前記副濾過器側の圧力との圧力差に応じて前記液体が通過する流路の大きさを変化させる流量制御部が設けられ、前記流量制御部は、前記圧力差が小さくなるにしたがい前記流路が広がり大きくなり、前記圧力差が大きくなるにしたがい前記流路が狭まり小さくなるようになっていることを特徴とする。
このように、本発明の第1態様では、主濾過器から流出される逆洗液を副濾過器に流入させるための第3配管に、主濾過器側の圧力と副濾過器側の圧力との圧力差に応じて液体が通過する流路の大きさを変化させる流量制御部が設けられている。この流量制御部は、上記の圧力差が小さくなるにしたがい流路が広がり大きくなり、上記の圧力差が大きくなるにしたがい流路が狭まり小さくなるようになっている。
この構成によれば、主濾過器と、副濾過器との間の圧力差が変化しても、主濾過器から副濾過器へ流れる逆洗液の流量が一定量になり、その結果、主濾過器から流出される「濾過した液体」の流量を安定させることができる。
例えば、貯溜槽から主濾過器に送られてきた液体の圧力が低いことや、或いは、副濾過器の濾過エレメント(フィルタ)が目詰まりしてきたこと等により、主濾過器側の圧力と副濾過器側の圧力との圧力差が小さくなった場合、流量制御部が「液体が通過する流路」の大きさを広げるため、主濾過器から副濾過器へ流れる逆洗液の流量が一定量に維持される。また、例えば、主濾過器側の圧力と副濾過器側の圧力との圧力差が大きくなった場合、流量制御部が「液体が通過する流路」の大きさを狭めるため、主濾過器から副濾過器へ流れる逆洗液の流量が一定量に維持される。その結果、本発明の第1態様によれば、主濾過器から流出される「濾過した液体」の流量が所定量に維持される(主濾過器から流出される「濾過した液体」の流量を安定させることができる)。すなわち、第1態様によれば、機器に対して、安定した流量の「濾過した液体」を提供することができる。
また、前記第1配管には、前記主濾過器への液体の流入と流入停止を制御する第1バルブが設けられ、前記第2配管には、前記副濾過器への液体の流入と流入停止を制御する第2バルブと、前記副濾過器からの液体の流出と流出停止を制御する第3バルブとが設けられ、前記第2配管のなかの前記副濾過器と前記第3バルブとの間の部位には、該副濾過器から流出された濾過された液体を前記貯溜槽に流入させるための第4配管が接続され、前記第3配管は、一端部が前記主濾過器に接続され、他端部が前記第2配管のなかの前記第2バルブと前記副濾過器との間の部位に接続され、前記第4配管には、前記貯溜槽への液体の流入と流入停止を制御する第4バルブが設けられ、通常の濾過動作のときには、前記第1、第4バルブを開放し且つ前記第2、第3バルブを閉塞し、前記貯溜槽の液体を前記主濾過器に流入させ主濾過器で濾過して流出させ且つ該濾過した液体を前記機器に供給すると共に、前記主濾過器から流出される逆洗液が前記第3配管及び第2配管を介して前記副濾過器に流入して該副濾過器で濾過され、その濾過された逆洗液が前記貯溜槽に流入されるようになっていることが望ましい。
また、本発明の第2態様は、逆洗型の主濾過器と、該主濾過器と並設された副濾過器とを有する濾過装置であって、貯溜槽の液体を前記主濾過器に流入させて該主濾過器から濾過した液体を流出させ且つ該濾過した液体を機器に供給するための第1配管と、前記貯溜槽の液体を前記副濾過器に流入させて該副濾過器から濾過した液体を流出させる第2配管と、前記主濾過器から流出される逆洗液を前記副濾過器に流入させるための第3配管と、を有し、前記第1配管には、前記主濾過器への液体の流入と流入停止を制御する第1バルブが設けられ、前記第2配管には、前記副濾過器への液体の流入と流入停止を制御する第2バルブと、前記副濾過器からの液体の流出と流出停止を制御する第3バルブとが設けられ、前記第2配管のなかの前記副濾過器と前記第3バルブとの間の部位には、該副濾過器から流出された濾過された液体を前記貯溜槽に流入させるための第4配管が接続され、前記第3配管は、一端部が前記主濾過器に接続され、他端部が前記第2配管のなかの前記第2バルブと前記副濾過器との間の部位に接続され、前記第4配管には、前記貯溜槽への液体の流入と流入停止を制御する第4バルブが設けられていると共に、前記副濾過器側の圧力と前記貯溜槽側の圧力との圧力差に応じて前記液体が通過する流路の大きさを変化させる流量制御部が設けられており、通常の濾過動作のときには、前記第1、第4バルブを開放し且つ前記第2、第3バルブを閉塞し、前記貯溜槽の液体を前記主濾過器に流入させ主濾過器で濾過して流出させ且つ該濾過した液体を前記機器に供給すると共に、前記主濾過器から流出される逆洗液が前記第3配管及び前記第2配管を介して前記副濾過器に流入して該副濾過器で濾過され、その濾過された逆洗液が前記貯溜槽に流入されるようになっており、前記流量制御部は、前記圧力差が小さくなるにしたがい前記流路が広がり大きくなり、前記圧力差が大きくなるにしたがい前記流路が狭まり小さくなるようになっていることを特徴とする。
このように、本発明の第2態様では、副濾過器から流出された濾過された逆洗液を貯溜槽に流入させるための第4配管に、副濾過器側の圧力と貯溜槽側の圧力との圧力差に応じて濾過された逆洗液が通過する流路の大きさを変化させる流量制御部を設けている。なお、流量制御部は、上記の圧力差が小さくなるにしたがい流路が広がり大きくなり、上記の圧力差が大きくなるにしたがい流路が狭まり小さくなるようになっている。
この第2態様の構成においても、第1態様と同様、主濾過器と、副濾過器との間の圧力差が変化しても、主濾過器から副濾過器へ流れる逆洗液の流量が一定量になり、その結果、主濾過器から流出される「濾過した液体」の流量を安定させることができる。
具体的には、副濾過器の濾過エレメント(フィルタ)が目詰まりしてきたこと等に起因して、第3配管において、主濾過器と副濾過器との間の圧力差が小さくなると、それにともない、第4配管において、副濾過器側の圧力と貯溜槽側の圧力との圧力差が小さくなる。この場合、第4配管に設けた流量制御部が「液体が通過する流路」の大きさを広げる。一方、主濾過器と副濾過器との間の圧力差が大きくなり、それにともない、第4配管において、副濾過器側の圧力と貯溜槽側の圧力との圧力差が大きくなった場合、第4配管に設けた流量制御部が「液体が通過する流路」の大きさを狭める。その結果、本発明の第2態様では、主濾過器と、副濾過器との間の圧力差が変化しても、第4配管において、副濾過器から貯留槽への液体(濾過された逆洗液)の流量が一定量になる。また、第4配管において、副濾過器から貯溜槽への液体(濾過された逆洗液)の流れが一定量になることにともない、第3配管において、主濾過器から副濾過器への逆洗液の流量が一定量になり、その結果、主濾過器から流出される「濾過した液体」の流量が所定量に維持される。
また、前記流量制御部は、前記圧力差に応じて伸縮するバネと、該バネの伸縮に応じて移動するニードル弁とを有する定流量弁であることが望ましい。
このように、本発明では、配管(第3配管、或いは第4配管)の圧力差に応じて液体が通過する流路の大きさを変化させる流量制御部が、電源などの動力源を用いないバネ式の定流量弁で構成されている。このバネ式の定流量弁は、動力源を用いた機器と比べると、メンテナンスの手間がかからず、故障率も低い。そのため、本発明によれば、メンテナンスの手間がかからない、信頼性が高い濾過装置が提供され、特に、船舶に搭載される場合等に有用である。
本発明によれば、逆洗型の主濾過器と、該主濾過器と並設された副濾過器とを有する濾過装置であって、主濾過器から流出される濾過した液体の流量を安定させる構成の濾過装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態の濾過装置の全体構成を示した模式図であり、通常の濾過動作のときの潤滑油の流れを示した模式図である。 本発明の第1実施形態の濾過装置の全体構成を示した模式図であり、主濾過器に緊急事態が発生した等の理由により、主濾過器を用いない場合の濾過動作のときの潤滑油の流れを示した模式図である。 本発明の第1実施形態の濾過装置に設けられた流量制御部の構成を説明するための模式図であり、(a)が流路を広げている状態を示した模式図であり、(b)が流路を狭めている状態を示した模式図である。 本発明の第2実施形態の濾過装置の全体構成を示した模式図であり、通常の濾過動作のときの潤滑油の流れを示した模式図である。 従来技術の濾過装置の全体構成を示した模式図である。
以下、本発明の実施形態(第1実施形態、第2実施形態)の濾過装置について、図面に基づいて説明する。
《第1実施形態》
本発明の第1実施形態の濾過装置について説明する。
なお、第1実施形態の濾過装置は、上述した図5に示す「従来技術の濾過装置W3」を改良したものであるため、上述した従来技術と同じ構成(或いは相当する構成)には、同じ符号を付している。
<濾過過装置W1の構成>
先ず、第1実施形態の濾過装置W1の構成について図1、2を参照しながら説明する。
図1は、第1実施形態の濾過装置の全体構成を示した模式図であり、通常の濾過動作のときの潤滑油の流れを示した模式図である。図2は、第1実施形態の濾過装置の全体構成を示した模式図であり、主濾過器に緊急事態が発生した等の理由により、主濾過器を用いない場合の濾過動作のときの潤滑油の流れを示した模式図である。
第1実施形態の濾過装置W1は、例えば、船舶に搭載された機器6に用いる潤滑油2の濾過に使用される。この濾過装置W1は、機器6で使用され汚れた潤滑油2が貯められた貯溜槽1から潤滑油2を吸い上げて濾過して異物を取り除き、機器6に対して、濾過された潤滑油2を供給するようになっている。また、機器6は、使用して汚れた潤滑油2を貯溜槽1に排出するようになっている。すなわち、本実施形態では、潤滑油2が、貯溜槽1と、濾過装置W1と、機器6との間を循環するようになっている。
なお、第1実施形態の濾過装置W1は、従来技術の濾過装置W3(図5参照)と同様、通常の濾過動作のときには、図1に示すように、貯溜槽1から吸い上げた潤滑油2を主濾過器Aに流入させて主濾過器Aで濾過して異物を取り除き、この濾過された清浄な潤滑油2を機器6に供給する。また、濾過装置W1は、主濾過器Aが逆洗した逆洗液(逆洗油)を副濾過器Bに流入させて副濾過器Bに逆洗液の濾過をさせ、この濾過された逆洗液(逆洗油)を貯溜槽1に排出して戻す。また、機器6で用いられた潤滑油2も貯溜槽1に戻される。
また、第1実施形態の濾過装置W1は、主濾過器Aに緊急事態が発生した等の理由により、主濾過器Aを用いない場合には、図2に示すように、貯溜槽1から吸い上げた潤滑油2が、副濾過器Bに流入されて副濾過器Bで濾過された上で流出され、その後、副濾過器Bで濾過された潤滑油2が機器6に供給されるようになっている。
具体的には、図1に示すように、濾過装置W1は、従来技術の濾過装置W3(図5参照)と同様、貯溜槽1に貯められた潤滑油(液体)2を吸い上げるポンプ3と、逆洗型の主濾過器Aと、主濾過器Aに並列して設置された副濾過器Bとを有している。主濾過器Aは、貯溜槽1から吸い上げた潤滑油2を濾過すると共に、逆洗処理により生じる逆洗液を流出する。副濾過器Bは、主濾過器Aから流出される逆洗液を濾過したり、或いは、貯溜槽1から吸い上げた潤滑油2を濾過したりするようになっている。
主濾過器Aは、所謂逆洗型濾過器であり、潤滑油2が流入する入口A1と、潤滑油2を濾過するこし網等のフィルタである複数の濾過エレメント(フィルタエレメント)と、濾過エレメントで濾過された潤滑油2を流出させる出口A2と、逆洗液(自己逆洗の洗浄で使用された潤滑油2)を流出させる逆洗液出口A3とを有している。
また、主濾過器Aは、複数の濾過エレメント(例えば5つの濾過エレメント)中の一部の濾過エレメント(例えば1つの濾過エレメント)に対して、他の濾過エレメント(例えば残りの4つの濾過エレメント)で濾過された清浄な潤滑油2を通常の濾過処理の流れと逆方向に流入させ、前記一部の濾過エレメントを洗浄する自己逆洗構造を有している。この自己逆洗構造は、前記洗浄される一部の濾過エレメントを順次入れ替えて各濾過エレメントを洗浄するようになっている。上記の主濾過器Aの濾過エレメントの濾過精度は適宜であるが、例えば25~50μmであれば好適であり、より好ましくは40~50μmとするとよい。
なお、上記の自己逆洗構造は、周知技術であるため、具体的な構成の説明を省略する。
また、主濾過器Aと並列して設けられた副濾過器Bは、潤滑油2が流入する入口B1と、潤滑油2を濾過するフィルタである濾過エレメント(フィルタエレメント)と、濾過エレメントで濾過された潤滑油2が流出する出口B2とを有している。
副濾過器Bの濾過エレメントは、例えば、交換可能なカートリッジ式の使い捨てのものが用いられる。また、副濾過器Bの濾過エレメントの濾過精度は適宜であるが、例えば5~20μmであれば好適であり、より好ましくは10~20μmとするとよい。
また、濾過装置W1には、貯溜槽1とポンプ3を接続する配管(ポンプ接続配管)40と、ポンプ3が吸い上げた潤滑油2をポンプ3から流出させるための配管(ポンプ接続配管)41と、ポンプ3が吸い上げた潤滑油2を主濾過器Aに流入させて主濾過器Aから濾過した潤滑油2を流出させ且つ濾過した潤滑油2を機器6に供給するための配管(第1配管)42と、ポンプ3が吸い上げた潤滑油2を副濾過器Bに流入させて副濾過器Bから濾過した潤滑油2を流出させる配管(第2配管)43とを有している。
この配管41は、一端部がポンプ3に接続されていると共に、途中に設けられた分岐部41aで分岐して2経路(2配管:配管41b1、配管41b2)に分かれ、2経路の一方をなす配管41b1の端部が配管42の一端部に接続され、2経路の他方をなす配管41b2の端部が配管43の一端部に接続されている。
また、配管42の他端部と、配管43の他端部とが結合(合流)しており、その合流部に、機器6に接続されている配管(機器接続配管)44が接続されている。また、機器6には、貯溜槽2に使用した潤滑油2を流出させるための配管(排出用配管)45が設けられている(機器6と貯溜槽1とが配管45により接続されている)。
また、上記の配管(第1配管)42には、主濾過器Aが接続されていると共に、主濾過器Aへの潤滑油2の流入と流入停止を制御する第1バルブ(開閉バルブ)51と、主濾過器Aからの潤滑油2(濾過された潤滑油2)の流出と流出停止を制御する第4バルブ(開閉バルブ)52とが設けられている。
具体的には、配管42は、「一端部が配管41b1に接続され、他端部が主濾過器Aの入口A1に接続された配管42a」と、「一端部が主濾過器Aの出口A2に接続され、他端部が配管44に接続された配管42b」とにより構成されている。そして、配管42aに第1バルブ51が設けられ、配管42bに第4バルブ52が設けられている。このように、配管42では、主濾過器Aを挟んで、その前後に第1バルブ51、第4バルブ52が設けられている。
また、上記の配管43(第2配管)には、副濾過器Bが接続されていると共に、副濾過器Bへの潤滑油2の流入と流入停止を制御する第2バルブ(開閉バルブ)53と、副濾過器Bから流出する潤滑油2(濾過された潤滑油2)の流出と流出停止を制御する第3バルブ(開閉バルブ)54とが設けられている。
具体的には、配管43は、「一端部が配管41b2に接続され、他端部が副濾過器Bの入口B1に接続された配管43a」と、「一端部が副濾過器Bの出口B2に接続され、他端部が配管44に接続された配管43b」とにより構成されている。そして、配管43aに第2バルブ53が設けられ、配管43bに第3バルブ54が設けられている。このように、配管43では、副濾過器Bを挟んで、その前後に第2バルブ53、第3バルブ54が設けられている。
また、第1実施形態では、主濾過器Aの逆洗液出口A3から流出される逆洗液(自己逆洗の洗浄で使用された潤滑油2)を、第2バルブ53と副濾過器Bとの間に流入させる配管47(第3配管)が設けられている(副濾過器Bに逆洗液を流入させるための配管47が設けられている)。
具体的には、配管47は、一端部が主濾過器Aの逆洗液出口A3に接続され、他端部が「配管43aのなかの第2バルブ53と副濾過器Bとの間の部位(43a1)」に接続されている。
また、配管43bのなかの副濾過器Bと第3バルブ54との間の部位(43b1)には、副濾過器Bからの流出される潤滑油2(濾過された逆洗液)を貯溜槽1に排出させる配管(第4配管)48が接続されている。この配管48には、副濾過器Bからの流出する潤滑油2(濾過された潤滑油2)の流出と流出停止を制御する第5バルブ(開閉バルブ)55が設けられている。
さらに、主濾過器Aの逆洗液出口A3から流出される逆洗液(潤滑油2)を、配管43a(43)のなかの、第2バルブ53と副濾過器Bとの間の部位(43a1)に流入させる配管47(第3配管)には、配管(第3配管)47のなかの主濾過器A側の圧力(P1)と副濾過器B側の圧力(P2)との圧力差(ΔP=P1―P2)に応じて逆洗液(潤滑油2)が通過する流路の大きさを変化させる流量制御部100が設けられている。
この流量制御部100は、上記圧力差(ΔP)が小さくなるにしたがい流路が広がり大きくなり、上記圧力差(ΔP)が大きくなるにしたがい流路が狭まり小さくなるようになっている。
このように、流量制御部100を設けることにより、主濾過器Aと、副濾過器Bとの間の圧力差(ΔP)が変化しても、主濾過器Aから副濾過器Bへ流れる逆洗液の流量が一定量になり(適正な逆洗液の流量が確保され)、その結果、主濾過器Aから流出される「濾過した液体(潤滑油2)」の流量を安定させることができる。すなわち、第1実施形態の濾過装置W1は、機器6に対して、安定した流量の液体(濾過された潤滑油2)を提供することができる。
例えば、貯溜槽1から主濾過器Aに送られてきた潤滑油2の圧力が低いことや、或いは、副濾過器Bの濾過エレメント(フィルタ)が目詰まりしてきたこと等により、主濾過器A側の圧力(P1)と副濾過器B側の圧力(P2)との圧力差(ΔP)が小さくなった場合、流量制御部100が「逆洗液(潤滑油2)が通過する流路」の大きさを広げるため、主濾過器Aから副濾過器Bに流れる逆洗液の流量が一定量に維持される。また、例えば、主濾過器A側の圧力(P1)と副濾過器B側の圧力(P2)との圧力差(ΔP)が大きくなった場合、流量制御部100が「液体(逆洗液)が通過する流路」の大きさを狭めるため、主濾過器Aから副濾過器B流れる逆洗液の流量が一定量に維持される。その結果、第1実施形態によれば、主濾過器Aから流出される「濾過した液体(潤滑油2)」の流量を安定させることができる。
<流量制御部100>
次に、第1実施形態の流量制御部100の構成について図3を参照しながら説明する。
ここで、図3は、第1実施形態の濾過装置に設けられた流量制御部の構成を説明するための模式図であり、(a)が流路を広げている状態を示した模式図であり、(b)が流路を狭めている状態を示した模式図である。
第1実施形態の流量制御部100は、配管(第3配管)47のなかの主濾過器A側の圧力(P1)と副濾過器B側の圧力(P2)との圧力差である差圧(ΔP=P1―P2)に応じて液体(潤滑油2)が通過する流路の大きさを変化させる「バネ式の定流量弁」により構成されている。定流量弁(流量制御部100)は、差圧(ΔP)が小さくなるにしたがい流路が広がり大きくなり、差圧(ΔP)が大きくなるにしたがい流路が狭まり小さくなるようになっている。
具体的には、定流量弁(流量制御部100)は、両端に開口が形成されていると共に、両端の開口が貫通した略中空円筒状に形成された本体部101を有している。
本体部101は、一端部側の開口101aが液体(第1実施形態では逆洗液(潤滑油2))の入口となり、他端部側の開口101bが液体の出口となっている。また、本体部101は、その一端部側の筒内にバネ受け部101cが形成され、他端部側の筒内にバネ受け部101dが形成されている。
また、本体部101の筒内には、ニードル弁102と、ニードル弁102の先端部(他端部側の端部)に固定されている環状のスライド部材103と、バネ受け部101cとスライド部材103とに挟持された第1バネ(コイルバネ)104と、バネ受け部101dとスライド部材103とに挟持された第2バネ(コイルバネ)105とが収容されている。
また、上記の本体部101は、その両端の外側部分にそれぞれ、フランジ101e、101fが形成されている。
なお、バネ受け部101cは、本体部101の一端部側(入口側)の筒内において、径方向の内側に向けて突設している。バネ受け部101dは、本体部101の他端部側(出口側)の筒内において、径方向の内側に向けて突設している。
また、環状のスライド部材103は、その外径寸法が、本体部101の内径寸法よりも僅かに小さい寸法で形成されており、本体部101の内周側面を摺動自在に往復移動できるようになっている。
また、第1バネ(コイルバネ)104及び第2バネ(コイルバネ)105は、いずれも、その外径寸法が、本体部101の内径寸法よりも僅かに小さい寸法で形成されている。
なお、第1バネ(コイルバネ)104は、本体部101の筒内において、ニードル弁102の外周側面を覆うように配置されている。
このバネ式の定流量弁(流量制御部100)は、上記の差圧(ΔP=P1―P2=a)が小さいときには、図3(a)に示すように、第1バネ104が伸びると共に第2バネ105が縮み、ニードル弁102及びスライド部材103が出口側に付勢され、ニードル弁102が入口側のバネ受け部104aから離間して、入口側の流路が広がり大きくなる。
したがって、上記の差圧(ΔP=P1―P2)が小さいときにも、主濾過器Aから副濾過器Bへの逆洗液(潤滑油2)の流れを確保することができる。
また、上記の定流量弁(流量制御部100)は、図3(a)に示す状態と比べて、差圧(ΔP=P1―P2=b>a)が大きくなったときには、図3(b)に示すように、第1バネ104が縮むと共に第2バネ105が伸びて、ニードル弁102及びスライド部材103が入口側に付勢される。その結果、ニードル弁102が入口側のバネ受け部104aに近づき、入口側の流路が狭まり小さくなる。この状態においては、差圧(ΔP)が大きいため、主濾過器Aから副濾過器Bに、所定流量の逆洗液(潤滑油2)を流出させることができる。
このように、第1実施形態では、流量制御部100が、差圧(ΔP=P1―P2)の大きさに応じて液体(潤滑油2)が通過する流路の大きさを変化させる「バネ式の定流量弁」により構成されている。そして、バネ式の定流量弁は、電源などの動力源を用いることなく動作するものであるため、動力源を用いた機器と比べると、メンテナンスの手間がかからず、故障率も低い。すなわち、第1実施形態によれば、メンテナンスの手間がかからない、信頼性が高い濾過装置W1が提供される。
なお、第1実施形態の濾過装置W1では、流量制御部100に「バネ式の定流量弁」を用いているが特にこれに限定されるものではない。流量制御部100は、差圧(ΔP=P1―P2)の大きさに応じて液体(潤滑油2)が通過する流路の大きさを変化させる機能を有するものであれば良い。例えば、流量制御部100が、モータで駆動する定流量弁により構成されていても良い。
<濾過装置W1の動作>
続いて、第1実施形態の濾過装置W1の濾過動作について、「通常の濾過動作」と、「主濾過器を用いない濾過動作」とに分けて説明する。
先ず、濾過装置W1の「通常の濾過動作」について、図1を参照しながら説明する。
通常の濾過動作を行う場合、濾過装置W1を以下のように設定する。具体的には、第1バルブ51、第4バルブ52及び第5バルブ55を開放した状態(開状態)に設定し、且つ第2バルブ53及び第3バルブ54を閉塞した状態(閉状態)に設定し、その後、ポンプ3を駆動させる。
ポンプ3の駆動により貯溜槽1に貯められた潤滑油2が吸い上げられ、その吸い上げられた潤滑油2が主濾過器Aに流入される。具体的には、貯溜槽1に貯められた潤滑油2は、ポンプ3により貯溜槽1から吸い上げられて配管40を通ってポンプ3に流入し、ポンプ3を経由して配管41に流入し、その後、配管41b1を通って配管42aに流れ、配管42aに設けられた開状態の第1バルブ51を通過して主濾過器Aの入口A1から主濾過器Aに流入される。
また、配管42aから主濾過器Aに流入された潤滑油2は、主濾過器Aの大部分の濾過エレメントで濾過されて異物が取り除かれ、その濾過された潤滑油2の大部分が、出口A2から配管42bに流出され、配管42bに設けられた開状態の第4バルブ52を通って配管44に流れて機器6内に導入(流入)される。機器6に導入された潤滑油2は、機器6で使用され、その使用で汚れた潤滑油2は、機器6から配管45を通って貯溜槽1に流出される。
また、主濾過器Aでは、大部分の濾過エレメントで濾過された潤滑油2の一部が、洗浄対象となっている一部の濾過エレメントに対して通常と逆方向に流入されて一部の濾過エレメントの洗浄に用いられ、一部の濾過エレメントが洗浄される(逆洗される)。この逆洗により汚れた潤滑油2は、逆洗液出口A3から配管47に流出して、第2バルブ53と副濾過器Bとの間の配管43aの部位(43a1)に送られる。このとき、第2バルブ53は閉状態になっているため、第2バルブ53と濾過器Bとの間に位置する配管43aに流入される逆洗液(潤滑油2)は、配管43aから副濾過器Bに導入される(逆洗液が、配管47及び配管43を介して副濾過器Bの入口B1に流入される)。
なお、配管47には、「バネ式の定流量弁」により構成された流量制御部100が設けられている。
この流量制御部100の構成により、例えば、貯溜槽1から主濾過器Aに送られてきた潤滑油2の油圧が低いことや、或いは、副濾過器Bの濾過エレメント(フィルタ)が目詰まりしてきたこと等に起因して、主濾過器A側の圧力(P1)と副濾過器B側の圧力(P2)との圧力差(ΔP)が小さくなった場合でも、流量制御部100が「潤滑油2を通過させる流路」の大きさを広げて大きくするため、主濾過器Aから副濾過器Bに流れる逆洗液(潤滑油2)の流量が一定量に維持される。また、例えば、主濾過器A側の圧力(P1)と副濾過器B側の圧力(P2)との圧力差(ΔP)が大きくなった場合、流量制御部100が「逆洗液(潤滑油2)が通過する流路」の大きさを狭めるため、主濾過器Aから副濾過器B流れる逆洗液(潤滑油2)の流量が一定量に維持される。その結果、第1実施形態によれば、主濾過器Aから流出される「濾過した液体」の流量を安定させることができる。すなわち、第1実施形態によれば、機器6に対して、安定した流量の潤滑油(濾過された潤滑油2)を提供することができる。
なお、副濾過器Bに導入された逆洗液(潤滑油2)は、副濾過器Bで濾過され清浄化される。その後、濾過された潤滑油2は、副濾過器Bの出口B2から配管43bに排出される。このとき、第3バルブ54は閉状態で且つ第5バルブ55は開状態になっているため、濾過され排出された潤滑油2は、配管48を通って、貯溜槽1に流入される。
次に、濾過装置W1の「主濾過器Aを用いない濾過動作」について図2を参照しながら説明する。
なお、「主濾過器Aを用いない場合」とは、主濾過器Aに緊急事態が発生した場合、主濾過器Aを洗浄する場合、或いは機器6の初期運転時の潤滑油フラッシングを行う場合等を云う。
主濾過器Aを用いない濾過動作を行う場合、濾過装置W1を以下のように設定する。具体的には、第1バルブ51、第4バルブ52及び第5バルブ55を閉塞した状態(閉状態)に設定し、且つ第2バルブ53及び第3バルブ54を開放した状態(開状態)に設定し、その後、ポンプ3を駆動状態する。
そして、ポンプ3の駆動により貯溜槽1に貯められた潤滑油2は、貯溜槽1から吸い上げられて配管40を通ってポンプ3に流入し、ポンプ3を経由して配管41に流入し、その後、配管43に流れて、開状態の第2バルブ53を通過して副濾過器Bの入口B1から副濾過器Bに流入(導入)される。
また、副濾過器Bに流入された潤滑油2は、副濾過器Bで濾過された上で、副濾過器Bの出口B2から副濾過器Bと第3バルブ54との間の配管43bに排出される。このとき、第3バルブ54は開状態で且つ第5バルブ55は閉状態になっているため、濾過され排出された潤滑油2は、開状態の第3バルブ54を通って、配管44に流れて機器6に供給される。なお、機器6に導入された潤滑油2は、機器6で使用され、その使用で汚れた潤滑油2は、機器6から配管45を通って貯溜槽1に流出される。
このように、第1実施形態によれば、主濾過器Aと、副濾過器Bとの間の圧力差(ΔP)が変化しても、主濾過器Aから副濾過器Bへ流れる逆洗液の流量が一定量になり、その結果、主濾過器Aから流出される「濾過した液体」の流量が所定量に維持される。
また、第1実施形態では、流量制御部100が「バネ式の定流量弁」により構成されており、電源等の駆動源を設ける必要が無いため、動力源を用いた機器と比べて、メンテナンスの手間がかからず、且つ機器自体のコストを抑えることができる。また、「バネ式の定流量弁」は、動力源を用いた機器と比べて、故障率が低い信頼性が高いものであるため、船に搭載する機器として適している。
以上説明したように、本発明の第1実施形態によれば、逆洗型の主濾過器Aと、主濾過器Aと並設された副濾過器Bとを有する濾過装置W1であって、主濾過器Aから流出される濾過した液体の流量を安定させる構成の濾過装置W1を提供することができる。
《第2実施形態》
次に、第2実施形態の濾過装置W2の構成について図4を参照しながら説明する。
図4は、本発明の第2実施形態の濾過装置の全体構成を示した模式図であり、通常の濾過動作のときの潤滑油の流れを示した模式図である。
なお、第2実施形態の濾過装置W2は、第1実施形態の濾過装置W1の流量制御部100の設置位置を変更したものであり、流量制御部100の設置位置が異なる以外は第1実施形態と同じである。そのため、上述した第1実施形態と同じ構成(或いは相当する構成)には、同じ符号を付して、説明を省略或いは簡略化する。
<濾過装置W2の構成>
図4に示すように、第2実施形態の濾過装置W2は、第1実施形態の濾過装置W1(図1、2参照)と同様、貯溜槽1に貯められた潤滑油(液体)2を吸い上げるポンプ3と、逆洗型の主濾過器Aと、主濾過器Aに並列して設置された副濾過器Bとを有している。
なお、主濾過器A及び副濾過器Bの構成は、第1実施形態のものと同じである。
また、濾過装置W2には、貯溜槽1とポンプ3を接続する配管(ポンプ接続配管)40と、ポンプ3が吸い上げた潤滑油2をポンプ3から流出させるための配管(ポンプ接続配管)41と、ポンプ3が吸い上げた潤滑油2を主濾過器Aに流入させて主濾過器Aから濾過した潤滑油2を流出させ且つ濾過した潤滑油2を機器6に供給するための配管(第1配管)42と、ポンプ3が吸い上げた潤滑油2を副濾過器Bに流入させて副濾過器Bから濾過した潤滑油2を流出させる配管(第2配管)43とを有している。
また、上記の配管42には、主濾過器Aが接続されていると共に、主濾過器Aへの潤滑油2の流入と流入停止を制御する第1バルブ(開閉バルブ)51と、主濾過器Aからの潤滑油2(濾過された潤滑油2)の流出と流出停止を制御する第4バルブ(開閉バルブ)52とが設けられている。
また、上記の配管43には、副濾過器Bが接続されていると共に、副濾過器Bへの潤滑油2の流入と流入停止を制御する第2バルブ(開閉バルブ)53と、副濾過器Bからの潤滑油2(濾過された潤滑油2)の流出と流出停止を制御する第3バルブ(開閉バルブ)54とが設けられている。
また、濾過装置W2は、主濾過器Aの逆洗液出口A3から流出される逆洗液(自己逆洗の洗浄で使用された潤滑油2)を、配管43のなかの第2バルブ53と副濾過器Bとの間の部位に流入させる配管47(第3配管)が設けられている(逆洗液を副濾過器Bに流入させるための配管47が設けられている)。
なお、第2実施形態の濾過装置W2では、配管47(第3配管)には、流量制御部100が設けられていない。
また、配管(第2配管)43のなかの副濾過器Bと第3バルブ54との間の部位(43b1)には、副濾過器Bからの流出される潤滑油2(濾過された潤滑油2)を貯溜槽1に排出させる配管(第4配管)48が接続されている。この配管48には、副濾過器Bからの流出する潤滑油2(濾過された潤滑油2)の流出と流出停止を制御する第5バルブ(開閉バルブ)55が設けられている。
また、第2実施形態の濾過装置W2では、流量制御部100が、配管48のなかの、配管(第2配管)43との接続部と、第5バルブ55との間の位置に設けられている。
流量制御部100は、第4配管48のなかの副濾過器B側の圧力(P1´)と貯溜槽1側の圧力(P2´)との圧力差(ΔP´=P1´-P2´)に応じて「濾過された潤滑油2(液体)」が通過する流路の大きさを変化させるように構成されている。
なお、流量制御部100は、図3に示した第1実施形態と同様のもの(バネ式の定流量弁)を用いている。そして、流量制御部100は、圧力差(ΔP´)が小さくなるにしたがい流路が広がり大きくなり、上記圧力差(ΔP´)が大きくなるにしたがい流路が狭まり小さくなるようになっている。
このように、配管(第4配管)48に流量制御部100を設けたのは以下の理由による。
第2実施形態の濾過装置W2では、上述した第1実施形態の濾過装置W1(図1、2)や従来技術の濾過装置W3(図5)と同様、使用中の主濾過器Aと、副濾過器Bとの間の圧力差が、貯溜槽1から主濾過器Aに送られてきた潤滑油の油圧や、或いは、副濾過器Bの目詰まり状態の影響等により刻々と変化する。例えば、副濾過器Bの濾過エレメント(フィルタ)が目詰まりしてきたこと等に起因して、主濾過器Aと副濾過器Bとの間の圧力差が小さくなると、それにともない、配管(第4配管)48において、副濾過器B側の圧力と貯溜槽1側の圧力との圧力差が小さくなるという現象が生じる。或いは、主濾過器Aと副濾過器Bとの間の圧力差が大きくなると、それにともない、配管(第4配管)48において、副濾過器B側の圧力と貯溜槽1側の圧力との圧力差が大きくなるという現象が生じる。
そのため、第2実施形態では、副濾過器Bから流出した濾過された潤滑油2を貯溜槽1に流入させるための配管(第4配管)48に、副濾過器B側の圧力(P1´)と、貯溜槽1側の圧力(P2´)との圧力差(ΔP´=P1´-P2´)に応じて潤滑油2が通過する流路の大きさを変化させる流量制御部100を設けている。
この構成によれば、副濾過器Bの濾過エレメント(フィルタ)が目詰まりしてきたこと等により、主濾過器Aと、副濾過器Bとの間の圧力差が小さくなり、それにともない、配管(第4配管)48の副濾過器B側の圧力(P1´)と、貯溜槽1側の圧力(P2´)との圧力差(ΔP´=P1´-P2´)が小さくなった場合、流量制御部100が「潤滑油2が通過する流路」の大きさを広げて大きくする。一方、主濾過器Aと副濾過器Bとの間の圧力差が大きくなり、それにともない、配管(第4配管)48において、副濾過器B側の圧力(P1´)と貯溜槽1側の圧力(P2´)との圧力差(ΔP´=P1´-P2´)が大きくなった場合、流量制御部100が「潤滑油2が通過する流路」の大きさを狭める。その結果、第2実施形態では、主濾過器Aと、副濾過器Bとの間の圧力差が変化しても、配管(第4配管)48において、副濾過器Bから貯留槽1への潤滑油(濾過された逆洗液)2の流量が一定量に維持される。また、配管48において、副濾過器Bから貯溜槽1への潤滑油(濾過された逆洗液)2の流れが一定量になることにともない、配管(第3配管)47において、主濾過器Aから副濾過器Bへの逆洗液の流量が一定量になる。その結果、第2実施形態によれば、第1実施形態と同様、主濾過器Aから流出される「濾過した液体」の流量が所定量に維持される。
なお、第2実施形態の濾過装置W2の濾過動作は、上述した第1実施形態の濾過装置W1と同じであるため、説明を省略する。
このように、第2実施形態においても、第1実施形態と同様、逆洗型の主濾過器Aと、主濾過器Aと並設された副濾過器Bとを有する濾過装置W2であって、主濾過器Aから流出される濾過した液体の流量を安定させる構成の濾過装置W2を提供することができる。
なお、上述した第1実施形態では、配管47に流量制御部100を設けているため、濾過装置W1の大きさをコンパクトに構成することができる(濾過装置W1内に流量制御部100を組み込むことができる)。但し、配管47に設ける流量制御部100を構成する定流量弁は、最低制御差圧が「0.03MPa」と低い圧力が求められる。すなわち、第1実施形態では、高性能なタイプの定流量弁が必要になる。
一方、第2実施形態では、配管48に流量制御部100を設けている。この配管48は、副濾過器Bの圧力と貯留槽1に戻るライン(大気圧)であるため、流量制御部100を構成する定流量弁の最低制御差圧が「0.1MPa」程度で十分であり、第1実施形態と比べて、性能が低いタイプの定流量弁を用いることができる。但し、配管48に定流量弁を取り付けるため、第1実施形態と比べて、濾過装置W2大きさをコンパクトに構成することができない。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変更が可能である。
また、上述した実施形態(第1、第2実施形態)では、濾過対象となる液体が潤滑油2である場合を例に説明しているが、潤滑油2以外の液体の濾過にも用いることができる。
W1、W2…濾過装置
A…主濾過器
A1…入口(主濾過器)
A2…出口(主濾過器)
A3…逆洗液出口(主濾過器)
B…副濾過器
B1…入口(副濾過器)
B2…出口(副濾過器)
1…貯溜槽
2…潤滑油
3…ポンプ

40…配管(ポンプ接続配管)
41…配管(ポンプ接続配管)
41a…分岐部(ポンプ接続配管)
41b1、41b2…配管(ポンプ接続配管)
42…配管(第1配管)
42a、42b…配管(第1配管)
43、43a、43a1、43b、43b1…配管(第2配管)
44…配管
45…配管
47…配管(第3配管)
48…配管(第4配管)

51…第1バルブ
52…第4バルブ
53…第2バルブ
54…第3バルブ
55…第5バルブ

100…流量制御部
101…本体部
101a、101b…バネ受け部
101e、101f…フランジ
102…ニードル弁
103…スライド部材
104…第1バネ
105…第2バネ

Claims (4)

  1. 逆洗型の主濾過器と、該主濾過器と並設された副濾過器とを有する濾過装置であって、
    貯溜槽の液体を前記主濾過器に流入させて該主濾過器から濾過した液体を流出させ且つ該濾過した液体を機器に供給するための第1配管と、
    前記貯溜槽の液体を前記副濾過器に流入させて該副濾過器から濾過した液体を流出させる第2配管と、
    前記主濾過器から流出される逆洗液を前記副濾過器に流入させるための第3配管とを有し、
    前記副濾過器は、前記第3配管を介して流入する前記逆洗液を濾過するようになっており、
    前記第3配管には、前記主濾過器側の圧力と前記副濾過器側の圧力との圧力差に応じて前記液体が通過する流路の大きさを変化させる流量制御部が設けられ、
    前記流量制御部は、前記圧力差が小さくなるにしたがい前記流路が広がり大きくなり、前記圧力差が大きくなるにしたがい前記流路が狭まり小さくなるようになっていることを特徴とする濾過装置。
  2. 前記第1配管には、前記主濾過器への液体の流入と流入停止を制御する第1バルブが設けられ、
    前記第2配管には、前記副濾過器への液体の流入と流入停止を制御する第2バルブと、前記副濾過器からの液体の流出と流出停止を制御する第3バルブとが設けられ、
    前記第2配管のなかの前記副濾過器と前記第3バルブとの間の部位には、該副濾過器から流出された濾過された液体を前記貯溜槽に流入させるための第4配管が接続され、
    前記第3配管は、一端部が前記主濾過器に接続され、他端部が前記第2配管のなかの前記第2バルブと前記副濾過器との間の部位に接続され、
    前記第4配管には、前記貯溜槽への液体の流入と流入停止を制御する第4バルブが設けられ、
    通常の濾過動作のときには、前記第1、第4バルブを開放し且つ前記第2、第3バルブを閉塞し、前記貯溜槽の液体を前記主濾過器に流入させ主濾過器で濾過して流出させ且つ該濾過した液体を前記機器に供給すると共に、前記主濾過器から流出される逆洗液が前記第3配管及び第2配管を介して前記副濾過器に流入して該副濾過器で濾過され、その濾過された逆洗液が前記貯溜槽に流入されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の濾過装置。
  3. 逆洗型の主濾過器と、該主濾過器と並設された副濾過器とを有する濾過装置であって、
    貯溜槽の液体を前記主濾過器に流入させて該主濾過器から濾過した液体を流出させ且つ該濾過した液体を機器に供給するための第1配管と、
    前記貯溜槽の液体を前記副濾過器に流入させて該副濾過器から濾過した液体を流出させる第2配管と、
    前記主濾過器から流出される逆洗液を前記副濾過器に流入させるための第3配管と、を有し、
    前記第1配管には、前記主濾過器への液体の流入と流入停止を制御する第1バルブが設けられ、
    前記第2配管には、前記副濾過器への液体の流入と流入停止を制御する第2バルブと、前記副濾過器からの液体の流出と流出停止を制御する第3バルブとが設けられ、
    前記第2配管のなかの前記副濾過器と前記第3バルブとの間の部位には、該副濾過器から流出された濾過された液体を前記貯溜槽に流入させるための第4配管が接続され、
    前記第3配管は、一端部が前記主濾過器に接続され、他端部が前記第2配管のなかの前記第2バルブと前記副濾過器との間の部位に接続され、
    前記第4配管には、前記貯溜槽への液体の流入と流入停止を制御する第4バルブが設けられていると共に、前記副濾過器側の圧力と前記貯溜槽側の圧力との圧力差に応じて前記液体が通過する流路の大きさを変化させる流量制御部が設けられており、
    通常の濾過動作のときには、前記第1、第4バルブを開放し且つ前記第2、第3バルブを閉塞し、前記貯溜槽の液体を前記主濾過器に流入させ主濾過器で濾過して流出させ且つ該濾過した液体を前記機器に供給すると共に、前記主濾過器から流出される逆洗液が前記第3配管及び前記第2配管を介して前記副濾過器に流入して該副濾過器で濾過され、その濾過された逆洗液が前記貯溜槽に流入されるようになっており、
    前記流量制御部は、前記圧力差が小さくなるにしたがい前記流路が広がり大きくなり、前記圧力差が大きくなるにしたがい前記流路が狭まり小さくなるようになっていることを特徴とする濾過装置。
  4. 前記流量制御部は、前記圧力差に応じて伸縮するバネと、該バネの伸縮に応じて移動するニードル弁とを有する定流量弁であることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の濾過装置。
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