JP7444735B2 - 脚用マッサージ器 - Google Patents

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Description

本発明は、脚用マッサージ器に関する。
従来、被施療者の下肢部(特に膝より下の部分)を施療する脚用マッサージ器が知られている(たとえは特許文献1参照)。脚用マッサージ器は、椅子式マッサージ機と比べて、施療部位は少ないものの、設置に要する空間と重量とが小さく、安価である。そのため、需要も高い。
特開2015-217068号公報
しかしながら、脚用マッサージ器の施療中では、被施療者の手及び/又は前腕部を支持するものがないため、被施療者は、手持無沙汰となって、リラックスできないことがある。一方、脚用マッサージ器に被施療者の手及び/又は前腕部を支持する部材を単に設けると、脚用マッサージ器が大型化及び増量してしまう。
本発明は、上記の状況を鑑みて、被施療者の手及び/又は前腕部を支持可能な脚用マッサージ器をよりコンパクトにすることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の一の態様による脚用マッサージ器は、被施療者の下肢部を施療する脚用マッサージ器であって、前記被施療者の手及び前腕部の少なくとも一方の部位を支持する上肢支持部と、前記被施療者の足部を支持する足支持部と、前記足支持部の後端部から上方に延びる立設部と、前記立設部の上端部に前記上肢支持部を回転可能に接続する接続部と、を備え、前記上肢支持部は、前記少なくとも一方の部位を支持する第1位置と、前記第1位置よりも下方の第2位置とのうちの一方から他方に移動可能であり、前記上肢支持部が前記第2位置にあるとき、前記上肢支持部の少なくとも一部は、前記立設部の上端部よりも下方に配置される構成(第1の構成)とされる。
上記第1の構成の脚用マッサージ器は、前記上肢支持部は、前記少なくとも一方の部位を施療する上肢施療部である構成(第2の構成)であってもよい。
上記第1又は第2の構成の脚用マッサージ器は、前記接続部の一方端部は、前記立設部の上端部と回転可能に接続され、前記接続部の他方端部は、前記上肢支持部と回転可能に接続される構成(第3の構成)であってもよい。
上記第3の構成の脚用マッサージ器は、第1固定機構をさらに備え、前記接続部は、前記上肢支持部の移動に伴って、前記立設部の上端部を通って左右方向と平行な第1回転軸を中心とする周方向に回転可能であり、前記第1固定機構は、前記第1回転軸を中心とする周方向における複数の周方向位置において、前記接続部を前記立設部の上端部に対して固定/固定解除可能である構成(第4の構成)であってもよい。
上記第3又は第4の構成の脚用マッサージ器は、第2固定機構をさらに備え、前記上肢支持部は、前記接続部の他方端部を通って左右方向と平行な第2回転軸を中心とする周方向に回転可能であり、前記第2固定機構は、前記第2回転軸を中心とする周方向における複数の周方向位置において、前記上肢支持部を前記接続部の他方端部に対して固定/固定解除可能である構成(第5の構成)であってもよい。
上記第1~第5のいずれかの構成の脚用マッサージ器は、前記上肢支持部は、長手方向を有する形状であって、前記上肢支持部が前記第2位置にあるとき、前記長手方向は、上下方向に延びる構成(第6の構成)であってもよい。
本発明によると、被施療者の手及び/又は前腕部を支持可能な脚用マッサージ器をよりコンパクトにすることができる。
被施療者の手及び前腕部を支持可能にした状態のフットレストマッサージ器の斜視図 被施療者の手及び前腕部を支持しない状態のフットレストマッサージ器の斜視図 手及び前腕部が支持可能な状態で被施療者が使用するフットレストマッサージ器の斜視図 手及び前腕部が支持可能な状態で被施療者が使用するフットレストマッサージ器の側面図 手及び前腕部が支持されない状態で被施療者が使用するフットレストマッサージ器の斜視図 手及び前腕部が支持されない状態で被施療者が使用するフットレストマッサージ器の側面図 足支持部の他の構成例を示す側面図 被施療者の手及び前腕部の施療及び支持を可能にした状態のフットレストマッサージ器の斜視図 被施療者の手及び前腕部を施療及び支持をしない状態のフットレストマッサージ器の斜視図 手及び前腕部の施療及び支持が可能な状態で被施療者が使用するフットレストマッサージ器の斜視図 手及び前腕部の施療及び支持が可能な状態で被施療者が使用するフットレストマッサージ器の側面図 手及び前腕部が施療及び支持されない状態で被施療者が使用するフットレストマッサージ器の斜視図 手及び前腕部が施療及び支持されない状態で被施療者が使用するフットレストマッサージ器の側面図
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
<1.第1実施形態>
図1A及び図1Bは、第1実施形態において、フットレストマッサージ器100の構成例を示す斜視図である。図1Aは、被施療者の手及び前腕部を支持可能にした状態のフットレストマッサージ器100の斜視図である。図1Bは、被施療者の手及び前腕部を支持しない状態のフットレストマッサージ器100の斜視図である。また、図2A~図3Bはそれぞれ、第1実施形態において、被施療者Uに使用されているフットレストマッサージ器100を示す。図2A及び図2Bはそれぞれ、手及び前腕部が支持可能な状態で被施療者Uが使用するフットレストマッサージ器100の斜視図及び側面図である。図3A及び図3Bはそれぞれ、手及び前腕部が支持されない状態で被施療者Uが使用するフットレストマッサージ器100の斜視図及び側面図である。なお、図を見易くするため、図2B及び図3Bでは、後述する足支持部2、立設部3、及び接続部4を透明で表示している。
フットレストマッサージ器100は、被施療者Uの下肢部を施療する脚用マッサージ器であって、被施療者Uが椅子(図示省略)などに着座した状態で使用される。なお、以下では、フットレストマッサージ器100を「マッサージ器100」と呼ぶ。
なお、以下の説明において、マッサージ器100を使用する被施療者Uから見て前側(正面側)を「前方」といい、マッサージ器100を使用する被施療者Uから見て後側(背面側)を「後方」という。前方及び後方のうちの一方から他方に向かう方向を「前後方向」という。
また、マッサージ器100を使用する被施療者Uから見て上側(頭側)を「上方」といい、マッサージ器100を使用する被施療者Uから見て下側(脚側)を「下方」という。上方及び下方のうちの一方から他方に向かう方向を「上下方向」という。
また、マッサージ器100を使用する被施療者Uから見て左側を「左方」といい、マッサージ器100を使用する被施療者Uから見て右側を「右方」という。左方及び右方のうちの一方から他方に向かう方向を「左右方向」という。
被施療者Uの「上肢部」は、たとえば肩関節と手の指先との間の部分である。上肢部のうち、「前腕部」は肘と手首との間の部分であり、「手」は手首と指先との間の部分である。
また、被施療者Uの「下肢部」は、たとえば股関節と足部の爪先との間の部分である。下肢部のうち、「大腿部」は股関節と膝との間の部分であり、「下腿部」は膝と踝との間の部分である。「脹脛」は下腿部の後側である。「足部」は、踝よりも下側であって、踝と足部の爪先との間の部分である。
マッサージ器100は、左右一対の上肢支持部1と、足支持部2と、立設部3と、接続部4と、を備える。上肢支持部1は、被施療者Uの上肢部を支持する。たとえば、図2A~図2Bでは、上肢支持部1は、被施療者Uの手を支持している。但し、この例示に限定されず、上肢支持部1は、被施療者Uの前腕部を支持してもよいし、手及び前腕部の両方を支持してもよい。つまり、上肢支持部1は、被施療者Uの手及び前腕部の少なくとも一方の部位を支持する。被施療者Uは、上肢支持部1に上述の少なくとも一方の部位を載せることで、バランスを保った状態で施療を受けることができる。また、上肢支持部1は、後述するように、下方に移動可能である。足支持部2は、被施療者Uの足部を支持する。また、足支持部2は、マッサージ器100が設置される床面上に配置され、マッサージ器100の他の部分を支持する。立設部3は、足支持部2の後端部から上方に延びる。接続部4は、立設部3の上端部に上肢支持部1を回転可能に接続する。
マッサージ器100は、下腿部及び足部の両方を施療できる。たとえば、足支持部2は、被施療者Uの足部を収容し、該足部を施療する足施療部である。さらに、立設部3は、被施療者Uの下腿部を収容し、該下腿部を施療する下腿施療部である。つまり、足支持部2及び立設部3の両方が施療子を有する。但し、この例示に限定されず、マッサージ器100は、下腿部及び足部のうちの一方を施療してもよい。たとえば、足支持部2が、足施療部でなくてもよい。或いは、立設部3が下腿施療部でなくてもよい。
次に、図1A~図6Bを参照して、マッサージ器100の各々の構成要素を説明する。
<1-1.上肢支持部>
上肢支持部1は、長手方向Lを有する形状である。第1実施形態において、上肢支持部1は、平面形状が長方形状の板状である。但し、該平面形状は、長手方向Lを有する形状であれば良く、たとえば楕円形状であってもよいし、棒状であってもよい。
上肢支持部1は、立設部3よりも左右方向外側に配置される。左右方向から見て、上肢支持部1は、立設部3の上端部を中心とする周方向に回転可能であり、さらに、上肢支持部1の長手方向Lにおける一方端部を中心とする周方向に回転可能である。たとえば、上肢支持部1は、たとえば図1Aに示す第1位置と、たとえば図1Bに示す第2位置とのうちの一方から他方に回転可能である。
第1位置において、上肢支持部1は、被施療者Uの手及び前腕部の少なくとも一方の部位を支持する。たとえば、図2A~図2Bに示すように、第1位置において、上肢支持部1は、前後方向及び左右方向に広がり、被施療者Uの手を支持する。上肢支持部1が第1位置にあるとき、長手方向Lは、たとえば前後方向に延びる。従って、被施療者Uは、上肢支持部1に手及び前腕部の少なくとも一方の部位を委ねて、上肢部を脱力できる。
第2位置は、第1位置よりも下方である。上肢支持部1が第2位置にあるとき、上肢支持部1の少なくとも一部は、立設部3の上端部よりも下方に配置される。たとえば図1B及び図3A~図3Bでは、上肢支持部1全体が立設部3の上端部よりも下方に配置される。こうすれば、被施療者Uは、マッサージ器100を使用する際、上肢支持部1を第2位置から第1位置に回転させることにより、上肢部、特に手及び前腕部の少なくとも一方の部位を上肢支持部1に委ねた楽な状態で、下肢部の施療を受けることができる。また、上肢支持部1による上肢部の支持が不要である場合には、上肢支持部1を第1位置から第2位置に回転させることによって、上肢支持部1を下方に移動させることができる。つまり、上肢支持部1を使用しない場合には、マッサージ器100の上下方向サイズをより小さくして、被施療者Uの手及び/又は前腕部を支持可能なマッサージ器100をよりコンパクトにすることができる。
また、好ましくは図1Bなどに示すように、上肢支持部1が第2位置にあるとき、上肢支持部1の長手方向Lは、上下方向に延びる。こうすれば、下方に移動した上肢支持部1が占める空間の前後方向幅を最も狭くすることができる。従って、上肢支持部1を下方に移動させることにより、マッサージ器100をさらにコンパクトにすることができる。
上肢支持部1が第1位置及び第2位置のうちの一方から他方に回転する際、上肢支持部1は、第1回転軸Ax1を中心とする周方向において、前方を経由して移動する。なお、第1回転軸Ax1は、左右方向と平行であり、立設部3の上端部を通る。上肢支持部1の回転が前方を経由することにより、被施療者Uが座る椅子などにあたることなく、上肢支持部1を移動させることができる。
<1-2.足支持部>
足支持部2は、台部21と、隆起部22と、左右一対の側板部23と、を有する。台部21は、前後方向及び左右方向に広がる板状であり、マッサージ器100が設置される床面上に載置される。隆起部22は、台部21の上面の左右方向中央部から上方に突出し、前後方向に延びる。側板部23は、台部21の左右方向両端部から上方に延び、前後方向に広がる。マッサージ器100を使用する被施療者Uの足部は、台部21、隆起部22、及び側板部23で囲まれた凹部24にそれぞれ収容される。
凹部24の底面及び内側面のうちの少なくともいずれかには、エアバッグ(図示省略)が配置される。なお、凹部24の底面は、台部21の上面である。また、凹部24の内側面は、隆起部22及び側板部23の足部側の側面である。たとえば、凹部24の底面にエアバッグを配置することで、該エアバッグの膨縮によって被施療者Uの足裏を施療できる。また、凹部24の少なくとも一方の内側面にエアバッグを配置することで、該エアバッグの膨縮によって、たとえば被施療者Uの足部を左右方向両側から挟んで施療できる。なお、この例示に限定されず、エアバッグ以外の施療子が、凹部24に設けられてもよい。たとえば、該施療子は、足部を押圧しつつ移動するローラー型であってもよいし、揉み玉であってもよいし、足部に振動を伝えるバイブレーション型であってもよい。また、凹部24の底面及び内側面のうちの少なくともいずれかには、被施療者Uの足部を温める温熱ヒーターがさらに設けられてもよい。該温熱ヒーターは、上述の施療子に代えて配置されてもよいし、上述の施療子とともに配置されてもよい。
また、好ましくは、足支持部2において被施療者Uの足裏が接する面は前後方向に移動可能である。図4は、足支持部2の他の構成例を示す側面図である。図4において、足支持部2は、被施療者Uの足裏が接する足裏接触部26をさらに有する。足裏を施療する施療子、温熱ヒーターなどは、足裏接触部26に設けることができる。足裏接触部26は、たとえば、凹部24の底面上に配置される。足裏接触部26は、手動又は自動で前後方向に移動可能である。たとえば、足裏接触部26は、凹部24の底面に沿って、前後方向にスライド可能であってもよい。或いは、足裏接触部26は、立設部3の下端部に接続されていてもよい。この際、左右方向と平行な軸を中心とする周方向において、足裏接触部26は、後述する回動可能な立設部3とともに、回動可能であってもよい。但し、足裏接触部26は、立設部3とは独立して、回動可能であってもよい。これらのような回動によっても、足裏接触部26は、前後方向に移動できる。足裏接触部26を移動可能にすることで、被施療者Uは、足部が固定されることなく、より楽な姿勢で快適な施療を受けることができる。
<1-3.立設部>
立設部3は、壁部31と、凸部32と、左右一対の側板部33と、を有する。壁部31は、上下方向及び左右方向に広がる板状である。凸部32は、壁部31の前面の左右方向中央部から前方に突出し、上下方向に延びる。左右一対の側板部33は、壁部31の左右方向両端部から前方に延び、上下方向に広がる。被施療者Uがマッサージ器100を使用する際、凸部32は、被施療者Uの左右一対の下腿部の間に配置される。また、各々の側板部33は、下腿部よりも左右方向外側にそれぞれ配置される。つまり、マッサージ器100を使用する被施療者Uの下腿部は、壁部31、凸部32、及び側板部33で囲まれた凹部34にそれぞれ収容される。被施療者Uの脹脛は、凹部34の底面に接する。
凹部34の底面及び内側面のうちの少なくともいずれかには、エアバッグ(図示省略)が配置される。なお、凹部34の底面は、壁部31の前面である。また、凹部34の左右方向内側における内側面は、凸部32の下腿部側の側面であり、左右方向外側を向く。また、凹部34の左右方向外側における内側面は、側板部33の下腿部側の側面であり、左右方向内側を向く。たとえば、凹部34の底面にエアバッグを配置することで、該エアバッグの膨縮によって、被施療者Uの脹脛を施療できる。また、凹部34の内側面にエアバッグを配置することで、該エアバッグの膨縮によって、たとえば被施療者Uの下腿部を左右方向両側から挟んで施療できる。なお、この例示に限定されず、エアバッグ以外の施療子が、凹部34に設けられてもよい。たとえば、該施療子は、足部を押圧しつつ移動するローラー型であってもよいし、揉み玉であってもよいし、足部に振動を伝えるバイブレーション型であってもよい。また、凹部34の底面及び内側面のうちの少なくともいずれかには、被施療者Uの下腿部を温める温熱ヒーターがさらに設けられてもよい。該温熱ヒーターは、上述の施療子に代えて配置されてもよいし、上述の施療子とともに配置されてもよい。
また、好ましくは、立設部3の上端部は、手動又は自動で前後方向に移動可能である。壁部31の下端部は、足支持部2の後端部(或いは図4の足裏接触部26の後端部)と回転可能に接続されてもよい。壁部31は、左右方向と平行な軸を中心とする周方向に回動可能であってもよい。該軸は、たとえば、足支持部2の後端部(或いは足裏接触部26の後端部)と壁部31との接続部分を通ってもよいし、壁部31の上下方向中央部を通ってもよい。但し、左右方向から見た該軸の位置は、これらに限定されない。被施療者Uは、たとえば、下腿部の上端部で壁部31の上端部を後方に押すことで、立設部3の上端部を後方に移動させ、つまり、立設部3を上方に向かうにつれて後方に傾かせることができる。また、被施療者Uは、壁部31の上端部の押圧を緩めたり解除したりすることで、立設部3の上端部を前方に移動させ、つまり、立設部3の傾きをより小さくして鉛直となるように戻すことができる。立設部3を上述のように傾かせることにより、マッサージ器100を使用する被施療者Uは、下肢部をより快適な姿勢にして、下肢部の施療を受けることができる。また、立設部3の傾きを図4の足裏接触部26の前後移動と連動させることにより、下肢部の下端部が固定されないようにして、被施療者Uにたとえば浮遊感を感じさせることができる。従って、被施療者Uは、くつろいで施療を受けることができる。
<1-4.接続部>
接続部4は、左右一対のアーム部材であり、本実施形態では棒状である。立設部3の左右方向両端部において、各々の接続部4の一方端部は、立設部3の上端部と回転可能に接続される。接続部4は、上肢支持部1の移動に伴って、第1回転軸Ax1を中心に回転可能である。第1回転軸Ax1は、前述の如く、左右方向と平行であり、接続部4の一方端部と立設部3の上端部との接続部分を通る。また、各々の接続部4の他方端部は、上肢支持部1と回転可能に接続される。つまり、上肢支持部1は、接続部4の他方端部に対して、第2回転軸Ax2を中心に回転可能である。第2回転軸Ax2は、左右方向と平行であり、接続部4の他方端部と上肢支持部1との接続部分を通る。こうすれば、上肢支持部1は、棒状の接続部4と2つの関節部分を有して、立設部3の上端部を中心に回転できる。従って、上肢支持部1が直接に立設部3に接続される場合と比べて、上肢支持部1を大きく回転できるとともに、回転後の上肢支持部1をより適切な姿勢にすることができる。たとえば、第1回転軸Ax1を中心とする回転によって、被施療者Uの手及び/又は前腕部を支持可能な第1位置に上肢支持部1を移動させることができる。さらに、上肢支持部1を第1位置よりも下方の第2位置に移動させて、マッサージ器100をコンパクトに小型化することもできる。また、第2回転軸Ax2を中心とする回転によって、左右方向から見た上肢支持部1の傾きを変えることができる。
また、接続部4の一方端部と立設部3の上端部との間の接続部分(つまり上記の2つの関節部分のうちの一方)には、第1固定機構41が設けられる。接続部4の他方端部と上肢支持部1の長手方向Lの一方端部との間の接続部分(つまり上記の2つの関節部分のうちの他方)には、第2固定機構42が設けられる。つまり、マッサージ器100は、第1固定機構41と、第2固定機構42と、をさらに備える。第1固定機構41及び第2固定機構42は、各々の接続部分を一時的に固定する。
たとえば、第1固定機構41は、立設部3の上端部に対して接続部4を一時的に固定する。また、第2固定機構42は、上肢支持部1の長手方向Lの一方端部に対して接続部4を一時的に固定する。こうすれば、第1固定機構41及び第2固定機構42によって、第1位置及び第2位置における上肢支持部1の位置及び姿勢を維持できる。なお、第1固定機構41及び第2固定機構42による固定は、手動又は自動で解除可能である。
好ましくは、第1固定機構41は、第1回転軸Ax1を中心とする周方向における複数の周方向位置において、接続部4を立設部3の上端部に対して固定/固定解除可能である。言い換えると、第1固定機構41は、立設部3の上端部と接続部4の一方端部との間の関節部分を複数段階でロック可能である。こうすれば、被施療者Uの体格、好みなどに合わせて、上肢支持部1の左右方向から見た位置(上下方向位置、前後方向位置)を複数段階で調節できる。従って、被施療者Uは、より快適な姿勢で、手及び前腕部を上肢支持部1に委ねることができる。
また、好ましくは、第2固定機構42は、第2回転軸Ax2を中心とする周方向における複数の周方向位置において、上肢支持部1を接続部4の他方端部に対して固定/固定解除可能である。言い換えると、第2固定機構42は、上肢支持部1と接続部4の他方端部との間の関節部分を複数段階でロック可能である。こうすれば、被施療者Uの体格、好みなどに合わせて、上肢支持部1の左右方向から見た上下方向に対する傾きを複数段階で調節できる。従って、被施療者Uは、さらに快適な姿勢で、手及び前腕部を上肢支持部1に委ねることができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、上肢支持部1は、被施療者Uの手及び前腕部を施療する上肢施療部である。これ以外は、第1実施形態と同様である。以下では、第1実施形態と異なる構成について説明する。また、第1実施形態と同様の構成部には同じ符号を付し、その説明を省略することがある。
図5A及び図5Bは、第2実施形態に係るマッサージ器100の構成例を示す斜視図である。図5Aは、被施療者Uの手及び前腕部の施療及び支持を可能にした状態のマッサージ器100の斜視図である。図5Bは、被施療者Uの手及び前腕部の施療及び支持をしない状態のマッサージ器100の斜視図である。また、図6A~図7Bはそれぞれ、第2実施形態において、被施療者Uに使用されているマッサージ器100を示す。図6A及び図6Bはそれぞれ、手及び前腕部の施療及び支持が可能な状態で被施療者Uが使用するマッサージ器100の斜視図及び側面図である。図7A及び図7Bはそれぞれ、手及び前腕部が施療及び支持されない状態で被施療者Uが使用するマッサージ器100の斜視図及び側面図である。なお、図を見易くするため、図6Bでは足支持部2、立設部3、及び接続部4を透明で表示し、図7Bでは上肢支持部1、足支持部2、立設部3、及び接続部4を透明で表示している。
第2実施形態において、各々の上肢支持部1は、板部11と、第1側板部12と、第2側板部13と、を有する。板部11は、長手方向Lを有する形状の板状である。板部11の短手方向は、左右方向に延びる。第1側板部12は、板部11の左右方向内側(つまり立設部3側)における端部から上方に延び、前後方向に広がる。第2側板部13は、板部11の左右方向外側における端部から上方に延び、前後方向に広がる。マッサージ器100を使用する被施療者Uの手及び前腕部は、板部11、第1側板部12、及び第2側板部13で囲まれた凹部14に収容される。
凹部14の底面及び内側面のうちの少なくともいずれかには、エアバッグ(図示省略)が配置される。なお、凹部14の底面は、板部11の手及び前腕部側の面であり、たとえば上肢支持部1が第1位置にある際には板部11の上面となる。また、凹部14の左右方向内側における内側面は、第1側板部12の手及び前腕部側の側面であり、左右方向外側を向く。凹部14の左右方向外側における内側面は、第2側板部13の手及び前腕部側の側面であり、左右方向内側を向く。
上述のエアバッグは、膨縮によって被施療者Uの手及び前腕部を施療する施療子である。たとえば、凹部14の底面にエアバッグを配置することで、該エアバッグの膨縮によって、被施療者Uの手及び前腕部の下部を施療できる。また、凹部14の内側面にエアバッグを配置することで、該エアバッグの膨縮によって、たとえば被施療者Uの手及び前腕部を左右方向両側から挟んで施療できる。
但し、この例示に限定されず、エアバッグ以外の施療子が、凹部14に設けられてもよい。たとえば、該施療子は、手及び/又は前腕部を押圧しつつ移動するローラー型であってもよいし、揉み玉であってもよいし、手及び/又は前腕部に振動を伝えるバイブレーション型であってもよい。
また、凹部14の底面及び内側面のうちの少なくともいずれかには、被施療者Uの手及び前腕部のうちの少なくとも一方を温める温熱ヒーターがさらに設けられてもよい。なお、該温熱ヒーターは、上述の施療子に代えて配置されてもよいし、上述の施療子とともに配置されてもよい。
上述の如く、第2実施形態では、上肢支持部1は、被施療者Uの手及び前腕部の両方を施療可能である。但し、この例示に限定されず、上肢支持部1は、被施療者Uの手及び前腕部の一方を施療可能であってもよい。つまり、上肢支持部1は、被施療者Uの手及び前腕部のうちの少なくとも一方の部位を施療する上肢施療部であればよい。こうすれば、マッサージ器100は、被施療者Uの下肢部の施療と同時に、手及び/又は前腕部を施療することができる。
以上、本発明の第1及び第2実施形態について説明した。なお、上述の実施形態は例示であり、その各構成要素及び各処理の組み合わせに色々な変形が可能であり、本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
100・・・(フットレスト)マッサージ器、1・・・上肢支持部、11・・・板部、12・・・第1側板部、13・・・第2側板部、14・・・凹部、2・・・足支持部、21・・・台部、22・・・隆起部、23・・・側板部、24・・・凹部、26・・・足裏接触部、3・・・立設部、31・・・壁部、32・・・凸部、33・・・側板部、4・・・接続部、41・・・第1固定機構、42・・・第2固定機構、U・・・被施療者、L・・・長手方向

Claims (6)

  1. 被施療者の下肢部を施療する脚用マッサージ器であって、
    前記被施療者の手及び前腕部の少なくとも一方の部位を支持する上肢支持部と、
    前記被施療者の足部を支持する足支持部と、
    前記足支持部の後端部から上方に延びる立設部と、
    前記立設部の上端部に前記上肢支持部を回転可能に接続する接続部と、を備え、
    前記上肢支持部は、前記少なくとも一方の部位を支持する第1位置と、前記第1位置よりも下方の第2位置とのうちの一方から他方に移動可能であり、
    前記上肢支持部が前記第2位置にあるとき、前記上肢支持部の少なくとも一部は、前記立設部の上端部よりも下方に配置され
    前記上肢支持部は、前記少なくとも一方の部位を施療する上肢施療部である、脚用マッサージ器。
  2. 前記接続部の一方端部は、前記立設部の上端部と回転可能に接続され、
    前記接続部の他方端部は、前記上肢支持部と回転可能に接続される、請求項に記載の脚用マッサージ器。
  3. 被施療者の下肢部を施療する脚用マッサージ器であって、
    前記被施療者の手及び前腕部の少なくとも一方の部位を支持する上肢支持部と、
    前記被施療者の足部を支持する足支持部と、
    前記足支持部の後端部から上方に延びる立設部と、
    前記立設部の上端部に前記上肢支持部を回転可能に接続する接続部と、を備え、
    前記上肢支持部は、前記少なくとも一方の部位を支持する第1位置と、前記第1位置よりも下方の第2位置とのうちの一方から他方に移動可能であり、
    前記上肢支持部が前記第2位置にあるとき、前記上肢支持部の少なくとも一部は、前記立設部の上端部よりも下方に配置され、
    前記上肢支持部は、左右一対であって、それぞれ前記立設部よりも左右方向外側に配置され、
    前記接続部は、左右一対であって、
    前記立設部の左右方向両端部において、各々の前記接続部の一方端部は、前記立設部の上端部と回転可能に接続され、
    各々の前記接続部の他方端部は、各々の前記上肢支持部と回転可能に接続される、脚用マッサージ器。
  4. 第1固定機構をさらに備え、
    前記接続部は、前記上肢支持部の移動に伴って、前記立設部の上端部を通って左右方向と平行な第1回転軸を中心とする周方向に回転可能であり、
    前記第1固定機構は、前記第1回転軸を中心とする周方向における複数の周方向位置において、前記接続部を前記立設部の上端部に対して固定/固定解除可能である、請求項2又は請求項3に記載の脚用マッサージ器。
  5. 第2固定機構をさらに備え、
    前記上肢支持部は、前記接続部の他方端部を通って左右方向と平行な第2回転軸を中心とする周方向に回転可能であり、
    前記第2固定機構は、前記第2回転軸を中心とする周方向における複数の周方向位置において、前記上肢支持部を前記接続部の他方端部に対して固定/固定解除可能である、請求項2~請求項4のいずれか1項に記載の脚用マッサージ器。
  6. 前記上肢支持部は、長手方向を有する形状であって、
    前記上肢支持部が前記第2位置にあるとき、前記長手方向は、上下方向に延びる、請求項1~請求項5のいずれか1項に記載の脚用マッサージ器。
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