JP7443545B2 - ダウンリンク制御情報を認識する方法及び装置 - Google Patents

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Description

本願の実施例は、通信技術分野に関し、特にダウンリンク制御情報（Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ、ＤＣＩと略称する）を認識する方法及び装置に関する。
ニューラジオ（Ｎｅｗ Ｒａｄｉｏ、ＮＲと略称する）システムにおいて、ＤＣＩは、一般的に、ユーザ装置（Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ、ＵＥと略称する）が使用するサービングセルのリソース位置を通知するためのリソース割り当て情報を含む。
そのうち、ＮＲシステムはキャリアアグリゲーション（Ｃａｒｒｉｅｒ Ａｇｇｒｅｇａｔｉｏｎ、ＣＡと略称する）技術をサポートし、キャリアアグリゲーションのシーンでは、ユーザ装置（ＵＥ）には１つのプライマリサービングセル（Ｐｒｉｍａｒｙ Ｃｅｌｌ、ＰＣｅｌｌ）と複数のセカンダリーサービングセル（Ｓｅｃｏｎｄａｒｙ Ｃｅｌｌ、ＳＣｅｌｌ）を設定することができ、ネットワーク装置はＤＣＩによりスケジューリングしようとするサービングセルをＵＥに指示する。そのうち、ＮＲシステムは、複数のサービングセルを同時にスケジューリングするように、１つのＤＣＩが複数のサービングセルのスケジューリング情報を含み得ることをサポートする。
ただし、ＤＣＩが複数のサービングセルのスケジューリング情報を含む場合、ＤＣＩがスケジューリングする具体的なサービングセルをどのように正確に認識するかは、現在解決しようとするものである。
本願の実施例は、ダウンリンク制御情報を認識する方法及び装置を提供し、従来技術における、ＤＣＩが複数のサービングセルのスケジューリング情報を含む場合、ＤＣＩがスケジューリングする具体的なサービングセルを正確に認識することができないという技術的問題を解決することができる。
第１の態様において、本願の実施例は、ＵＥに適用されるダウンリンク制御情報を認識する方法であって、
ネットワーク装置から送信されたＤＣＩに対応する目標指示情報を決定するステップと、
各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と前記目標指示情報に基づき、前記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定するステップと、を含むダウンリンク制御情報を認識する方法を提供する。
実現可能な一実施形態では、各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と前記目標指示情報に基づき、前記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定する前記ステップの前に、
前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報を決定するステップをさらに含む。
実現可能な一実施形態では、前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応するキャリアインジケータフィールド（ＣＩＦ）値集合である。
前記目標指示情報は前記ＤＣＩに設定された目標ＣＩＦ値であり、各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と前記目標指示情報に基づき、前記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定する前記ステップは、
前記目標ＣＩＦ値が前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応するＣＩＦ値集合に属さない場合、前記各スケジューリング対象となるサービングセルのうちのプライマリサービングセルが前記目標サービングセルであると決定するステップと、
前記目標ＣＩＦ値が前記各スケジューリング対象となるサービングセルのうち少なくとも１つのスケジューリング対象となるサービングセルに対応するＣＩＦ値集合に属する場合、前記目標ＣＩＦ値が属するＣＩＦ値集合に対応するスケジューリング対象となるサービングセルが前記目標サービングセルであると決定するステップと、を含む。
実現可能な一実施形態では、前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は各ＣＩＦ値と前記各スケジューリング対象となるサービングセルとの間の対応関係である。
前記目標指示情報は前記ＤＣＩに設定された目標ＣＩＦ値であり、各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と前記目標指示情報に基づき、前記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定する前記ステップは、
前記各ＣＩＦ値と前記各スケジューリング対象となるサービングセルとの間の対応関係を検索し、前記目標ＣＩＦ値に対応するスケジューリング対象となるサービングセルを前記目標サービングセルとして決定するステップを含む。
実現可能な一実施形態では、前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は各スケジューリング対象となるサービングセルに対応するビットマップ情報である。
前記目標指示情報は前記ビットマップ情報に対応するビットマップ値であり、前記ビットマップ値のビット数は前記各スケジューリング対象となるサービングセルの数と同じであり、且つ前記ビットマップ値中の１つのビットは前記各スケジューリング対象となるサービングセルのうち１つのスケジューリング対象となるサービングセルに対応し、各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と前記目標指示情報に基づき、前記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定する前記ステップは、
前記ビットマップ値中の値が１のビットに対応するスケジューリング対象となるサービングセルを前記目標サービングセルとして決定するステップを含む。
実現可能な一実施形態では、前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する検索空間識別子集合である。
前記目標指示情報は前記ＵＥが前記ＤＣＩを受信する時に対応する目標検索空間識別子であり、各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と前記目標指示情報に基づき、前記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定する前記ステップは、
前記目標検索空間識別子が属する検索空間識別子集合に対応するスケジューリング対象となるサービングセルを前記目標サービングセルとして決定するステップを含む。
実現可能な一実施形態では、前記目標指示情報は前記ＤＣＩに設定された目標ＣＩＦ値をさらに含み、各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と前記目標指示情報に基づき、前記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定する前記ステップは、
前記目標ＣＩＦ値に関連するスケジューリング対象となるサービングセルを決定するステップと、
前記目標ＣＩＦ値が１つのスケジューリング対象となるサービングセルに関連する場合、前記目標ＣＩＦ値に関連するスケジューリング対象となるサービングセルを前記目標サービングセルとして決定するステップと、
前記目標ＣＩＦ値が２つ又は２つ以上のスケジューリング対象となるサービングセルに関連する場合、前記目標検索空間識別子が属する検索空間識別子集合に対応するスケジューリング対象となるサービングセルを前記目標サービングセルとして決定するステップと、を含む。
実現可能な一実施形態では、前記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定する前記ステップの後に、
前記目標サービングセルの数が２つ又は２つ以上の場合、前記ＤＣＩが２つ又は２つ以上のスケジューリング対象となるサービングセルのリソーススケジューリング情報を含むと決定するステップを含む。
第２の態様において、本願の実施例は、ネットワーク装置に適用されるダウンリンク制御情報を認識する方法であって、
ＵＥにＤＣＩを送信するステップであって、前記ＤＣＩは前記ＤＣＩに対応する目標指示情報を含み、前記目標指示情報は、前記ＵＥが各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と前記目標指示情報に基づき、前記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定するように指示するために用いられるステップと、
前記ＵＥが前記目標サービングセルに対応する伝送リソース上で送信したデータを受信するステップと、を含むダウンリンク制御情報を認識する方法を提供する。
実現可能な一実施形態では、ＵＥにダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）を送信する前記ステップの前に、
前記ＵＥに前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報を送信するステップをさらに含む。
実現可能な一実施形態では、前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応するキャリアインジケータフィールド（ＣＩＦ）値集合である。
前記目標指示情報は前記ＤＣＩに設定された目標ＣＩＦ値である。
前記各スケジューリング対象となるサービングセルのうちのプライマリサービングセルが前記目標サービングセルである場合、前記目標ＣＩＦ値は前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応するＣＩＦ値集合に属さない。
前記各スケジューリング対象となるサービングセルのうち少なくとも１つのスケジューリング対象となるサービングセルが前記目標サービングセルである場合、前記目標ＣＩＦ値は前記各スケジューリング対象となるサービングセルのうち少なくとも１つのスケジューリング対象となるサービングセルに対応するＣＩＦ値集合に属する。
実現可能な一実施形態では、前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は各ＣＩＦ値と前記各スケジューリング対象となるサービングセルとの間の対応関係である。
前記目標指示情報は前記ＤＣＩに設定された目標ＣＩＦ値であり、前記目標ＣＩＦ値に対応するスケジューリング対象となるサービングセルは前記目標サービングセルである。
実現可能な一実施形態では、前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は各スケジューリング対象となるサービングセルに対応するビットマップ情報である。
前記目標指示情報は前記ビットマップ情報に対応するビットマップ値であり、前記ビットマップ値のビット数は前記各スケジューリング対象となるサービングセルの数と同じであり、且つ前記ビットマップ値中の１つのビットは前記各スケジューリング対象となるサービングセルのうち１つのスケジューリング対象となるサービングセルに対応し、前記ビットマップ値中の値が１のビットに対応するスケジューリング対象となるサービングセルは前記目標サービングセルである。
実現可能な一実施形態では、前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する検索空間識別子集合である。
前記目標指示情報は前記ＵＥに前記ＤＣＩを送信する時に対応する目標検索空間識別子であり、前記目標検索空間識別子が属する検索空間識別子集合に対応するスケジューリング対象となるサービングセルは前記目標サービングセルである。
実現可能な一実施形態では、前記目標指示情報は前記ＤＣＩに設定された目標ＣＩＦ値をさらに含み、
前記目標ＣＩＦ値が１つのスケジューリング対象となるサービングセルに関連する場合、前記目標ＣＩＦ値に関連するスケジューリング対象となるサービングセルは前記目標サービングセルであり、
前記目標ＣＩＦ値が２つ又は２つ以上のスケジューリング対象となるサービングセルに関連する場合、前記目標検索空間識別子が属する検索空間識別子集合に対応するスケジューリング対象となるサービングセルは前記目標サービングセルである。
第３の態様において、本願の実施例は、ＵＥに適用されるダウンリンク制御情報を認識する装置であって、
ネットワーク装置から送信されたＤＣＩに対応する目標指示情報を決定するために用いられる第１決定モジュールと、
各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と前記目標指示情報に基づき、前記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定するために用いられる第２決定モジュールと、を含むダウンリンク制御情報を認識する装置を提供する。
第４の態様において、本願の実施例は、ネットワーク装置に適用されるダウンリンク制御情報を認識する装置であって、
ユーザ装置（ＵＥ）にＤＣＩを送信するために用いられる送信モジュールであって、前記ＤＣＩは前記ＤＣＩに対応する目標指示情報を含み、前記目標指示情報は、前記ＵＥが各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と前記目標指示情報に基づき、前記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定するように指示するために用いられる送信モジュールを含むダウンリンク制御情報を認識する装置を提供する。
第５の態様において、本願の実施例は、ユーザ装置を提供する。前記ユーザ装置は、少なくとも１つのプロセッサとメモリとを含み、
前記メモリはコンピュータ実行命令を記憶し、
前記少なくとも１つのプロセッサは前記メモリに記憶されたコンピュータ実行命令を実行することにより、前記ユーザ装置は第１の態様に提供されるダウンリンク制御情報を認識する方法を実行する。
第６の態様において、本願の実施例は、ネットワーク装置を提供する。前記ネットワーク装置は少なくとも１つのプロセッサ及びメモリを含み、
前記メモリはコンピュータ実行命令を記憶し、
前記少なくとも１つのプロセッサは前記メモリに記憶されたコンピュータ実行命令を実行することにより、前記ネットワーク装置は第２の態様に提供されるダウンリンク制御情報を認識する方法を実行する。
第７の態様において、本願の実施例は、コンピュータ実行命令が記憶されており、プロセッサが前記コンピュータ実行命令を実行すると、第１の態様に提供されるダウンリンク制御情報を認識する方法が実現されるコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
第８の態様において、本願の実施例は、コンピュータ実行命令が記憶されており、プロセッサが前記コンピュータ実行命令を実行すると、第２の態様に提供されるダウンリンク制御情報を認識する方法が実現されるコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
本願の実施例はダウンリンク制御情報を認識する方法及び装置を提供し、ＵＥはネットワーク装置から送信されたＤＣＩに対応する目標指示情報を決定し、且つ各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と上記目標指示情報に基づき、上記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定する。
すなわち、本願の実施例において、ＤＣＩがスケジューリングする具体的なサービングセルを認識する場合、ＵＥは当該ＤＣＩに対応する目標指示情報及び各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報に基づき、当該ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定することができ、したがって、当該ＤＣＩが複数のサービングセルのスケジューリング情報を含む場合でも、ＵＥは当該ＤＣＩがスケジューリングする複数の目標サービングセルを正確に認識することができる。
本願の実施例又は従来技術における技術的解決手段をより明らかに説明するために、以下は実施例又は従来技術の説明に使用する必要がある図面を簡単に紹介し、明らかに、以下の説明における図面は本願のいくつかの実施例であり、当業者であれば、創造的な労働をせず、これらの図面に基づいて他の図面をさらに得ることができる。
本願の実施例に提供される無線通信システムのアーキテクチャ概略図である。 本願の実施例に提供されるダウンリンク制御情報を認識する方法のフローチャート１である。 本願の実施例に提供されるダウンリンク制御情報を認識する方法のフローチャート２である。 本願の実施例に提供されるダウンリンク制御情報を認識する方法のフローチャート３である。 本願の実施例に提供されるダウンリンク制御情報を認識する方法のシグナリング概略図である。 本願の実施例に提供されるダウンリンク制御情報を認識する装置のプログラムモジュール概略図である。 本願の実施例に提供される電子機器のハードウェア構成図である。
本願の実施例の目的、技術的解決手段及び利点をより明確にするために、以下は本願の実施例における図面に合わせて、本願の実施例における技術的解決手段を明瞭、完全に説明し、明らかに、説明された実施例は本願の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本願における実施例に基づき、当業者が創造的な労働をせず得た全ての他の実施例は、いずれも本願の保護範囲に属する。
本願の実施例は、例えば、移動通信用グローバル（Ｇｌｏｂａｌ Ｓｙｓｔｅｍ ｏｆ Ｍｏｂｉｌｅ ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ、ＧＳＭ）システム、符号分割多元接続（Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＣＤＭＡ）システム、広帯域符号分割多元接続（Ｗｉｄｅｂａｎｄ Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＷＣＤＭＡ（登録商標））システム、汎用パケット無線サービス（Ｇｅｎｅｒａｌ Ｐａｃｋｅｔ Ｒａｄｉｏ Ｓｅｒｖｉｃｅ、ＧＰＲＳ）、ロングタームエボリューション（Ｌｏｎｇ Ｔｅｒｍ Ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ、ＬＴＥ）システム、ロングタームエボリューションアドバンスト（Ａｄｖａｎｃｅｄ ｌｏｎｇ ｔｅｒｍ ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ、ＬＴＥ－Ａ）システム、ニューラジオ（Ｎｅｗ Ｒａｄｉｏ、ＮＲ）システム、ＮＲシステムのエボリューションシステム、アンライセンススペクトルでのＬＴＥ（ＬＴＥ－ｂａｓｅｄ ａｃｃｅｓｓ ｔｏ ｕｎｌｉｃｅｎｓｅｄ ｓｐｅｃｔｒｕｍ、ＬＴＥ－Ｕ）システム、アンライセンススペクトルでのＮＲ（ＮＲ－ｂａｓｅｄ ａｃｃｅｓｓ ｔｏ ｕｎｌｉｃｅｎｓｅｄ ｓｐｅｃｔｒｕｍ、ＮＲ－Ｕ）システム、ユニバーサル移動体通信システム（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｍｏｂｉｌｅ Ｔｅｌｅｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ Ｓｙｓｔｅｍ、ＵＭＴＳ）、無線ローカルエリアネットワーク（Ｗｉｒｅｌｅｓｓ Ｌｏｃａｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋｓ、ＷＬＡＮ）、無線フィデリティ（Ｗｉｒｅｌｅｓｓ Ｆｉｄｅｌｉｔｙ、ＷｉＦｉ）、次世代通信システム又はその他の通信システムなど、様々な通信システムに適用することができる。
通常に言えば、従来の通信システムはサポートする接続数が限られ、実現しやすいが、通信技術の発展に伴い、移動通信システムは従来の通信をサポートするだけでなく、さらに、例えば、装置間（Ｄｅｖｉｃｅ ｔｏ Ｄｅｖｉｃｅ、Ｄ２Ｄ）通信、機器間（Ｍａｃｈｉｎｅ ｔｏ Ｍａｃｈｉｎｅ、Ｍ２Ｍ）通信、マシンタイプ通信（Ｍａｃｈｉｎｅ Ｔｙｐｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ、ＭＴＣ）、及び車両間（Ｖｅｈｉｃｌｅ ｔｏ Ｖｅｈｉｃｌｅ、Ｖ２Ｖ）通信などをサポートし、本願の実施例はこれらの通信システムにも適用することができる。
任意選択的に、本願の実施例における通信システムはキャリアアグリゲーション（Ｃａｒｒｉｅｒ Ａｇｇｒｅｇａｔｉｏｎ、ＣＡ）のシーンにも、二重接続（Ｄｕａｌ Ｃｏｎｎｅｃｔｉｖｉｔｙ、ＤＣ）のシーンにも、またスタンドアローン（Ｓｔａｎｄａｌｏｎｅ、ＳＡ）のシーンにも適用することができる。
本願の実施例は適用する周波数帯域を限定しない。例えば、本願の実施例は、ライセンススペクトルにも、アンライセンススペクトルにも適用することができる。
図１を参照すると、図１は本願の実施例に提供される無線通信システムのアーキテクチャ概略図である。本実施例に提供される無線通信システムはＵＥ１０１及びネットワーク装置１０２を含む。
任意選択的に、ＵＥ１０１は様々な形態のユーザ装置、アクセス端末、ユーザユニット、ユーザ局、移動局、モバイルステーション（ｍｏｂｉｌｅ ｓｔａｔｉｏｎ、ＭＳと略称する）、遠隔局、遠隔端末、移動装置、端末装置（ｔｅｒｍｉｎａｌ ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ）、無線通信装置、ユーザエージェント又はユーザ装置を指すことができる。さらに、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル（Ｓｅｓｓｉｏｎ Ｉｎｉｔｉａｔｉｏｎ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ、ＳＩＰと略称する）電話、無線ローカルループ（Ｗｉｒｅｌｅｓｓ Ｌｏｃａｌ Ｌｏｏｐ、ＷＬＬと略称する）ステーション、パーソナルデジタルアシスタント（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔ、ＰＤＡと略称する）、無線通信機能を有する携帯装置、計算装置又は無線モデムに接続される他の処理装置、車載装置、ウェアラブル装置、将来５Ｇネットワークにおける端末装置又は将来の公衆陸上移動通信ネットワーク（Ｐｕｂｌｉｃ Ｌａｎｄ Ｍｏｂｉｌｅ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ＰＬＭＮと略称する）における端末装置などとすることもでき、本願の実施例はこれについて限定せず、当該ＵＥ１０１はネットワーク装置１０２と無線通信できればよい。
本願の実施例は、アクセスネットワークからＵＥへの単方向通信リンクがダウンリンクであり、ダウンリンクで伝送されるデータがダウンリンクデータであり、ダウンリンクデータの伝送方向がダウンリンク方向と呼ばれ、ＵＥからアクセスネットワークへの単方向通信リンクがアップリンクであり、アップリンクで伝送されるデータがアップリンクデータであり、アップリンクデータの伝送方向がアップリンク方向と呼ばれることを定義する。
任意選択的に、ネットワーク装置１０２、すなわち公衆移動通信ネットワーク装置は、ＵＥ１０１がインターネットにアクセスするインタフェース装置であり、無線通信局の一形態であり、一定の無線通信カバレッジエリアにおいて、ＵＥ１０１との間で情報伝達を行う無線トランシーバー局を指し、基地局（Ｂａｓｅ Ｓｔａｔｉｏｎ、ＢＳと略称する）を含み、基地局装置と呼ばれてもよく、無線通信機能を提供するために無線アクセスネットワーク（Ｒａｄｉｏ Ａｃｃｅｓｓ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ＲＡＮ）に設定される装置である。例えば２Ｇネットワークにおいて基地局機能を提供する装置はベーストランシーバ基地局（Ｂａｓｅ Ｔｒａｎｓｃｅｉｖｅｒ Ｓｔａｔｉｏｎ、ＢＴＳと略称する）を含み、３Ｇネットワークにおいて基地局機能を提供する装置はノードＢ（ＮｏｄｅＢ）を含み、４Ｇネットワークにおいて基地局機能を提供する装置は進化型ノードＢ（ｅｖｏｌｖｅｄ ＮｏｄｅＢ、ｅＮＢ）を含み、無線ローカルエリアネットワーク（Ｗｉｒｅｌｅｓｓ Ｌｏｃａｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋｓ、ＷＬＡＮと略称する）において、基地局機能を提供する装置はアクセスポイント（Ａｃｃｅｓｓ Ｐｏｉｎｔ、ＡＰと略称する）であり、５Ｇ ＮＲにおいて基地局機能を提供する装置はｇＮＢ、及び次世代進化型ノードＢ（ｎｇ－ｅＮＢ）であり、ここで、ｇＮＢとＵＥとの間はＮＲ技術を用いて通信を行い、ｎｇ－ｅＮＢとＵＥとの間は進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク（Ｅｖｏｌｖｅｄ Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｔｅｒｒｅｓｔｒｉａｌ Ｒａｄｉｏ Ａｃｃｅｓｓ、Ｅ－ＵＴＲＡと略称する）技術を用いて通信を行い、ｇＮＢ及びｎｇ－ｅＮＢはいずれも５Ｇコアネットワークに接続することができる。本願の実施例におけるネットワーク装置１０２は、将来の新しい通信システムにおいて基地局機能を提供する装置などをさらに含む。
実現可能な一実施形態では、ＵＥがデータを送信できるように、ネットワーク装置はダウンリンク制御情報（Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ、ＤＣＩと略称する）によってＵＥにアップリンクスケジューリング情報（ＵＬ Ｇｒａｎｔ）を送信し、物理アップリンク共有チャネル（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｕｐｌｉｎｋ Ｓｈａｒｅｄ Ｃｈａｎｎｅ、ＰＵＳＣＨと略称する）の伝送を指示する。
任意選択的に、ＵＬ ｇｒａｎｔは、
リソース割り当て情報（Ｒｅｓｏｕｒｃｅ ｂｌｏｃｋ ａｓｓｉｇｎｍｅｎｔ ａｎｄ ｈｏｐｐｉｎｇ ｒｅｓｏｕｒｃｅ ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ）と、
対応するＰＵＳＣＨ伝送の変調と符号化方式（Ｍｏｄｕｌａｔｉｏｎ ａｎｄ Ｃｏｄｉｎｇ Ｓｃｈｅｍｅ、ＭＣＳと略称する）、冗長バージョン（Ｒｅｄｕｎｄａｎｃｙ Ｖｅｒｓｉｏｎ、ＲＶと略称する）を指定するために用いられ、伝送ブロックのサイズ（ＴＢ ｓｉｚｅ）を決定するために用いられる変調と符号化方式及び冗長バージョン（Ｍｏｄｕｌａｔｉｏｎ ａｎｄ ｃｏｄｉｎｇ ｓｃｈｅｍｅ ａｎｄ ｒｅｄｕｎｄａｎｃｙ ｖｅｒｓｉｏｎ）情報と、
現在の伝送が新規伝送であるか再伝送であるかを判断するために用いられる新しいデータ指示情報（Ｎｅｗ ｄａｔａ ｉｎｄｉｃａｔｏｒ）と、
ＰＵＳＣＨの電力制御に用いられるＰＵＳＣＨをスケジューリングするＴＰＣ命令と、
現在の伝送に対応するＨＡＲＱプロセスを指定するために用いられるＨＡＲＱプロセス番号（ＨＡＲＱ ｐｒｏｃｅｓｓ ｎｕｍｂｅｒ）と、を含むことができる。
また、アップリンク伝送には、一般的に２種類の事前設定／半静的リソース（ｃｏｎｆｉｇｕｒｅｄ ｇｒａｎｔ ｒｅｓｏｕｒｃｅ）設定方式がある。
事前設定（事前許可）方式１には、無線リソース制御（Ｒａｄｉｏ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｃｏｎｔｒｏｌ、ＲＲＣ）層シグナリングにより設定を行う（ＩＥ Ｃｏｎｆｉｇｕｒｅｄ Ｇｒａｎｔ Ｃｏｎｆｉｇ）。
事前設定（事前許可）方式２には、ＤＣＩによってアップリンク事前設定／半静的リソースの活性化と非活性化を指示し、そのために必要な設定パラメータの一部はＩＥ Ｃｏｎｆｉｇｕｒｅｄ Ｇｒａｎｔ Ｃｏｎｆｉｇによって設定されるが、使用できるためにはＤＣＩによる活性化が必要である。
任意選択的に、本願の実施例は各種類の周期的サービスに適用することができ、ネットワーク装置は半永続スケジューリング（Ｓｅｍｉ－Ｐｅｒｓｉｓｔｅｎｔ Ｓｃｈｅｄｕｌｉｎｇ、ＳＰＳと略称する）又は事前設定／事前許可（Ｃｏｎｆｉｇｕｒｅｄ Ｇｒａｎｔ、ＣＧと略称する）の方式を用いて、ＵＥに周期的伝送リソースを設定する。
任意選択的に、本願の実施例は非周期的サービスにも適用することができる。
キャリアアグリゲーションが導入された通信システムにおいて、アグリゲーションを行うキャリアはコンポーネントキャリア（Ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ Ｃａｒｒｉｅｒ、ＣＣと略称する）と呼ばれ、１つのサービングセル（Ｓｅｒｖｉｎｇ Ｃｅｌｌ）とも呼ばれ、プライマリーコンポーネントキャリア／セル（Ｐｒｉｍａｒｙ Ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ Ｃａｒｒｉｅｒ／Ｃｅｌｌ、ＰＣＣ／ＰＣｅｌｌと略称する）及びセカンダリーコンポーネントキャリア／セル（Ｓｅｃｏｎｄａｒｙ Ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ Ｃａｒｒｉｅｒ／Ｃｅｌｌ、ＳＣＣ／ＳＣｅｌｌと略称する）を含む。キャリアアグリゲーションが行われた通信システムにおいて、少なくとも１つのプライマリサービングセル及びセカンダリーサービングセルを含み、そのうちプライマリサービングセルは常に活性化状態にある。
現在、ＵＥには１つのプライマリサービングセルＰＣｅｌｌと複数のセカンダリーサービングセルＳＣｅｌｌを設定することができ、ネットワーク装置はＤＣＩによってＵＥがスケジューリングしようとするサービングセルを指示する。１つのＤＣＩはある１つのサービングセルのスケジューリング情報を含んでもよく、複数のサービングセルのスケジューリング情報を同時に含んでもよいが、従来技術では、ＵＥはＤＣＩを受信した後、当該ＤＣＩが１つのサービングセルのスケジューリング情報のみを含むか、複数のサービングセルのスケジューリング情報を含むかを正確に認識することが困難であり、そのため、当該ＤＣＩが複数のサービングセルのスケジューリング情報を含む場合、ＵＥは当該ＤＣＩがどのサービングセルのスケジューリング情報を含むかを決定することができない。
上記技術的問題を解決するために、本願の実施例において、ダウンリンク制御情報を認識する方法を提供し、ＤＣＩがスケジューリングする具体的なサービングセルを認識する場合、ＵＥは当該ＤＣＩに対応する目標指示情報、及び各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報に基づき、当該ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定することができ、当該ＤＣＩが複数のサービングセルのスケジューリング情報を含む場合でも、ＵＥは当該ＤＣＩがスケジューリングする複数の目標サービングセルを正確に認識することができる。詳細は本願の以下の実施例を参照する。
図２を参照すると、図２は本願の実施例に提供されるダウンリンク制御情報を認識する方法のフローチャート１であり、本実施例の実行主体は図１に示す実施例におけるＵＥである。図２に示すように、当該方法は、ステップＳ２０１とＳ２０２を含む。
Ｓ２０１において、ネットワーク装置から送信されたＤＣＩに対応する目標指示情報を決定する。
本願の実施例において、クロスキャリアスケジューリングを実現することができ、すなわちあるサービングセル上の物理ダウンリンク制御チャネル（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｃｈａｎｎｅｌ、ＰＤＣＣＨと略称する）は複数のサービングセルの物理ダウンリンク共有チャネル（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｓｈａｒｅｄ Ｃｈａｎｎｅｌ、ＰＤＳＣＨと略称する）／物理アップリンク共有チャネル（Ｐｈｙｓｉｃａｌ ｕｐｌｉｎｋ ｓｈａｒｅｄ ｃｈａｎｎｅｌ、ＰＵＳＣＨと略称する）をスケジューリングすることができる。ＰＤＣＣＨが位置するサービングセルは本キャリアでスケジューリングされるサービングセルと呼ばれ、ＰＤＳＣＨ／ＰＵＳＣＨが位置するサービングセルはスケジューリングされるサービングセルと呼ばれる。
本願の実施例において、ネットワーク装置はＵＥにＤＣＩを送信する前に、まず無線リソース制御層（Ｒａｄｉｏ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｃｏｎｔｒｏｌ、ＲＲＣと略称する）の上位層シグナリングによってＵＥのスケジューリング可能なスケジューリング対象となるサービングセルを設定し、続いて送信対象となるＤＣＩに目標指示情報を設定することができ、当該目標指示情報はＵＥにスケジューリングされる目標サービングセルを指示するために用いられる。例示的なものとして、当該目標指示情報はキャリアインジケータフィールド（Ｃａｒｒｉｅｒ ｉｎｄｉｃａｔｏｒ ｆｉｅｌｄ、ＣＩＦと略称する）値、ビットマップ値、検索空間識別子（ｓｅａｒｃｈ ｓｐａｃｅ ＩＤ）などであってもよい。
任意選択的に、上記ＤＣＩは１つのサービングセルをスケジューリングするために用いられてもよく、複数のサービングセルを同時にスケジューリングしてもよい。
Ｓ２０２において、各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と上記目標指示情報に基づき、上記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定する。
ＵＥは上記目標指示情報に対応する設定情報を決定した後、当該目標指示情報と各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報に基づき、上記目標指示情報に指示される目標サービングセルを検索することができ、続いてＤＣＩに携帯されるスケジューリング情報に基づいて対応する目標サービングセルでデータを送信又は受信することができる。
例えば、上記目標指示情報がＣＩＦ値であれば、設定情報中のＣＩＦ値集合とサービングセルとのマッピング関係を検索して、目標指示情報中のＣＩＦ値とマッチングするサービングセルを取得し、サービングセルＳｃｅｌｌ １とサービングセルＳｃｅｌｌ ２がそれとマッチングすれば、上記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルはＳｃｅｌｌ １とＳｃｅｌｌ ２であると決定することができる。サービングセルＰｃｅｌｌがそれとマッチングすれば、上記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルはＰｃｅｌｌであると決定することができる。
また例えば、上記目標指示情報がビットマップ値であれば、ビットマップ値と設定情報中の各スケジューリング対象となるサービングセルに対応するビットマップ情報に基づき、上記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定することができ、例えば、サービングセルＳｃｅｌｌ １とサービングセルＳｃｅｌｌ ２、又はサービングセルＰｃｅｌｌがそれとマッチングする。
すなわち、本願の実施例に提供されるダウンリンク制御情報を認識する方法において、ＤＣＩがスケジューリングする具体的なサービングセルを認識する場合、ＵＥはＤＣＩに対応する目標指示情報及び各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報に基づき、当該ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定することができ、したがって、当該ＤＣＩが複数のサービングセルのスケジューリング情報を含む場合でも、ＵＥは当該ＤＣＩがスケジューリングする複数の目標サービングセルを正確に認識することができる。
理解されるように、ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを認識すると、ＵＥは上記ＤＣＩが１つのみのスケジューリング対象となるサービングセルに対応するリソーススケジューリング情報を含むか、又は２つ又は２つ以上のスケジューリング対象となるサービングセルのリソーススケジューリング情報を含むかを決定することができる。例えば、決定した目標サービングセルの数が２つ又は２つ以上の場合、ＤＣＩが２つ又は２つ以上のスケジューリング対象となるサービングセルのリソーススケジューリング情報を含むと決定することができ、決定した目標サービングセルの数が１つのみの場合、ＤＣＩが１つのみのスケジューリング対象となるサービングセルのリソーススケジューリング情報を含むと決定することができる。
上記実施例に記載された内容に基づき、図３を参照すると、図３は本願の実施例に提供されるダウンリンク制御情報を認識する方法のフローチャート２であり、本願の実現可能な一実施例において、上記ダウンリンク制御情報を認識する方法は、ステップＳ３０１～Ｓ３０４を含む。
Ｓ３０１において、ＵＥはネットワーク装置から送信されたＤＣＩに対応する目標指示情報を決定する。当該目標指示情報はＤＣＩに設定された目標ＣＩＦ値である。
本願の実施例において、各スケジューリング対象となるサービングセルの上位層パラメータＣｒｏｓｓ Ｃａｒｒｉｅｒ Ｓｃｈｅｄｕｌｉｎｇ Ｃｏｎｆｉｇ内に複数のＣＩＦ値を設定し、続いてＤＣＩにも対応する目標ＣＩＦ値を設定することができ、ＵＥは目標ＣＩＦ値を含むＤＣＩを受信すると、目標ＣＩＦ値に基づいて対応するサービングセルでデータを送信又は受信することができる。
Ｓ３０２において、ＵＥは目標ＣＩＦ値が各スケジューリング対象となるサービングセルのうち少なくとも１つのスケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報中の対応するＣＩＦ値集合に属するか否かを決定する。属する場合、ステップＳ３０３を実行し、属しない場合、ステップＳ３０４を実行する。
Ｓ３０３において、ＵＥは目標ＣＩＦ値が各スケジューリング対象となるサービングセルのうち少なくとも１つのスケジューリング対象となるサービングセルに対応するＣＩＦ値集合に属すると決定する場合、目標ＣＩＦ値が属するＣＩＦ値集合に対応するスケジューリング対象となるサービングセルが目標サービングセルであると決定する。終了させる。
Ｓ３０４において、ＵＥは目標ＣＩＦ値が各スケジューリング対象となるサービングセルに対応するＣＩＦ値集合に属しないと決定する場合、各スケジューリング対象となるサービングセルのうちのプライマリサービングセルが目標サービングセルであると決定する。終了させる。
例示的に、各スケジューリングされたセルの上位層パラメータＣｒｏｓｓ Ｃａｒｒｉｅｒ Ｓｃｈｅｄｕｌｉｎｇ Ｃｏｎｆｉｇ内に複数のＣＩＦ値を設定し、例えば１番目のＣＩＦ値は１つのサービングセルのみをスケジューリングすることを示し、１番目のＣＩＦ値以外の他のＣＩＦ値は複数のサービングセルをスケジューリングできることを示す。また、本キャリアでスケジューリングされるサービングセルに対し、同様に複数のＣＩＦ値を設定することができ、全てのＣＩＦ値は複数のサービングセルをスケジューリングできることを示す。
また、本キャリアでスケジューリングされるサービングセルＰＤＣＣＨに搭載されたＤＣＩに設定された目標ＣＩＦ値が０又は各スケジューリングされるサービングセルに設定されていない場合、本キャリアでスケジューリングされるサービングセルはＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルであり、又は各スケジューリング対象となるサービングセルのうちのプライマリサービングセルは上記目標サービングセルであると考えられる。
例えば、Ｐｃｅｌｌは本キャリアでスケジューリングされるサービングセルであり、設定したＣＩＦ値集合は｛６，５｝であり、Ｓｃｅｌｌ １はセル間でスケジューリングするサービングセルであり、設定したＣＩＦ値集合は｛２，７，６｝であり、Ｓｃｅｌｌ ２はセル間でスケジューリングするサービングセルであり、設定したＣＩＦ値集合は｛３，７，５｝であると仮定する。
上記ＤＣＩに設定された目標ＣＩＦ値が２である場合、Ｓｃｅｌｌ １のみをスケジューリングすることを示す。上記目標ＣＩＦ値が３である場合、Ｓｃｅｌｌ ２のみをスケジューリングすることを示す。上記目標ＣＩＦ値が０である場合、Ｐｃｅｌｌのみをスケジューリングすることを示す。上記目標ＣＩＦ値が５である場合、２つのセル、Ｐｃｅｌｌ＋ｓｃｅｌｌ ２をスケジューリングすることを示す。上記目標ＣＩＦ値が７である場合、２つのセル、Ｓｃｅｌｌ １＋Ｓｃｅｌｌ ２をスケジューリングすることを示す。上記目標ＣＩＦ値が６である場合、２つのセル、Ｐｃｅｌｌ＋Ｓｃｅｌｌ １をスケジューリングすることを示す。
すなわち、本願の実施例に提供されるダウンリンク制御情報を認識する方法において、ＵＥはＤＣＩに対応する目標ＣＩＦ値、及び各スケジューリング対象となるサービングセルに対応するＣＩＦ値集合に基づき、ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを正確に認識することができる。
上記実施例に記載された内容に基づき、本願の別の可能な実施形態において、上記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は各ＣＩＦ値と各スケジューリング対象となるサービングセルとの間の対応関係であり、上記目標指示情報は上記ＤＣＩに設定された目標ＣＩＦ値であり、上記ステップＳ３０１の後、各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と目標指示情報に基づき、ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定する別の具体的な実現形態は、
各ＣＩＦ値と各スケジューリング対象となるサービングセルとの対応関係を検索し、目標ＣＩＦ値に対応するスケジューリング対象となるサービングセルを目標サービングセルとして決定することである。
任意選択的に、本願の実施例において、本キャリアでスケジューリングされるサービングセル内に、上位層シグナリングによりサービングセルのスケジューリングテーブルを設定することができ、各ＣＩＦ値はいずれも異なるセルの識別子（ＳｅｒｖＣｅｌｌＩｎｄｅｘ）の組み合わせを指示することができる。上記ＳｅｒｖＣｅｌｌＩｎｄｅｘはあるサービングセルを唯一に指示することができる。
本願の実施例をよりよく理解するために、表１を参照することができ、表１は各ＣＩＦ値と各スケジューリング対象となるサービングセル識別との間の対応関係表である。
例示的に、Ｐｃｅｌｌは本キャリアでスケジューリングされるサービングセルであれば、各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は表２であり、表２は各ＣＩＦ値と各スケジューリング対象となるサービングセルとの間の対応関係表である。
上記目標ＣＩＦ値が０である場合、Ｐｃｅｌｌのみをスケジューリングすることを示す。上記ＤＣＩに設定された目標ＣＩＦ値が１である場合、２つのセルＰｃｅｌｌ＋Ｓｃｅｌｌ １をスケジューリングすることを示す。上記ＤＣＩに設定された目標ＣＩＦ値が２である場合、２つのセル、Ｐｃｅｌｌ＋Ｓｃｅｌｌ ２をスケジューリングすることを示す。上記ＤＣＩに設定された目標ＣＩＦ値が３である場合、２つのセル、Ｓｃｅｌｌ １＋Ｓｃｅｌｌ ３をスケジューリングすることを示す。
すなわち、本願の実施例に提供されるダウンリンク制御情報を認識する方法において、ＵＥはＤＣＩに対応する目標ＣＩＦ値、及び各ＣＩＦ値と各スケジューリング対象となるサービングセルとの間の対応関係表に基づき、ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを正確に認識することができる。
上記実施例に記載された内容に基づき、本願の別の可能な一実現形態において、上記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は各スケジューリング対象となるサービングセルに対応するビットマップ情報であり、上記目標指示情報は当該ビットマップ情報に対応するビットマップ値であり、且つ当該ビットマップ値中の１つのビットは各スケジューリング対象となるサービングセルのうち１つのスケジューリング対象となるサービングセルに対応し、上記ステップＳ３０１の後、各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と目標指示情報に基づき、ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定するもう１つの実現形態は、
前記ビットマップ値中の値が１のビットに対応するスケジューリング対象となるサービングセルを目標サービングセルとして決定することである。
任意選択的に、本願の実施例において、ＤＣＩはビットマップ（Ｂｉｔｍａｐ）値を携帯することでどのサービングセル、又はどんなサービングセルをスケジューリングするかを指示することができる。当該ビットマップ値のビット数はスケジューリング対象となるサービングセルを使用する総個数によって決定される。任意選択的に、ビットマップ値中の最下位ビット（Ｌｅａｓｔ Ｓｉｇｎｉｆｉｃａｎｔ Ｂｉｔ、ＬＳＢと略称する）は本キャリアでスケジューリングされるサービングセルを表し、他のビットはＳｅｒｖＣｅｌｌＩｎｄｅｘの昇順に従って残りのサービングセルを順に表す。又は、ビットマップ値中の最上位ビット（Ｍｏｓｔ Ｓｉｇｎｉｆｉｃａｎｔ Ｂｉｔ、ＭＳＢと略称する）は本キャリアでスケジューリングされるサービングセルを表し、他のビットはＳｅｒｖＣｅｌｌＩｎｄｅｘの降順に従って残りのセルを順に表す。
例えば、上記ビットマップ値が１０００であれば、４つのスケジューリング対象となるサービングセルがあることが示され、最も左のビットから最も右の１つのビットまで、Ｐｃｅｌｌ、Ｓｃｅｌｌ １、Ｓｃｅｌｌ ２、Ｓｃｅｌｌ ３を順に表す。
ここで、上記ビットマップ値中の値が１のビットに対応するスケジューリング対象となるサービングセルはスケジューリングされるサービングセルであり、値が０のビットに対応するスケジューリング対象となるサービングセルはスケジューリングされていないサービングセルである。
例示的には、それぞれＰｃｅｌｌ、Ｓｃｅｌｌ １、Ｓｃｅｌｌ ２、Ｓｃｅｌｌ ３である４つのスケジューリング対象となるサービングセルがあれば、ＤＣＩにビット数が４のビットマップ値が１つ設定され、当該ビットマップ値が１０１０である場合、２つのセル、Ｐｃｅｌｌ＋Ｓｃｅｌｌ ２をスケジューリングすることが示され、当該ビットマップ値が１０００である場合、Ｐｃｅｌｌのみをスケジューリングすることが示される。
すなわち、本願の実施例に提供されるダウンリンク制御情報を認識する方法において、ＵＥはＤＣＩ中のビットマップ値、及び各スケジューリング対象となるサービングセルに対応するビットマップ情報に基づき、ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを正確に認識することができる。
上記実施例に記載された内容に基づき、本願の別の実現可能な一実施形態において、上記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する検索空間識別子集合であり、上記目標指示情報はＵＥがＤＣＩを受信する時に対応する目標検索空間識別子であり、上記ステップＳ３０１の後、各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と目標指示情報に基づき、ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定するもう１つの実現形態は、
目標検索空間識別子が属する検索空間識別子集合に対応するスケジューリング対象となるサービングセルを目標サービングセルとして決定することである。
例えば、上記ＤＣＩを受信した目標検索空間識別子（ｓｅａｒｃｈ ｓｐａｃｅ ＩＤ）がサービングセル１に対応する検索空間識別子集合（ｓｅａｒｃｈ ｓｐａｃｅ ｌｉｓｔ）にも、サービングセル２に対応する検索空間識別子集合にも属すれば、上記ＤＣＩはサービングセル１とサービングセル２を同時にスケジューリングすることができる。上記ＤＣＩを受信した目標検索空間識別子がサービングセル１に対応する検索空間識別子集合のみに属し、サービングセル２に対応する検索空間識別子集合に属しなければ、上記ＤＣＩは２つのセルのうちのサービングセル１のみをスケジューリングすることができる。
任意選択的に、本願の実現可能な一実施形態において、上記目標指示情報はＤＣＩに設定された目標ＣＩＦ値をさらに含み、上記ステップＳ３０１の後、各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と目標指示情報に基づき、ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定するもう１つの実現形態は、
目標ＣＩＦ値に関連するスケジューリング対象となるサービングセルを決定し、目標ＣＩＦ値が１つのスケジューリング対象となるサービングセルに関連する場合、目標ＣＩＦ値に関連するスケジューリング対象となるサービングセルを目標サービングセルとして決定し、目標ＣＩＦ値が２つ又は２つ以上のスケジューリング対象となるサービングセルに関連する場合、目標検索空間識別子が属する検索空間識別子集合に対応するスケジューリング対象となるサービングセルを目標サービングセルとして決定することである。
例示的に、Ｐｃｅｌｌは本キャリアでスケジューリングされるセルであり、且つその現在の帯域幅部分（Ｂａｎｄｗｉｄｔｈ Ｐａｒｔ、ＢＷＰと略称する）内に設定された検索空間識別子集合は｛ＳＳ１，ＳＳ２，ＳＳ３｝であり、Ｓｃｅｌｌ １はセル間でスケジューリングするものであり、且つその現在のＢＷＰ内に設定された検索空間識別子集合は｛ＳＳ１｝であり、Ｓｃｅｌｌ ２はセル間でスケジューリングするものであり、且つその現在のＢＷＰ内に設定された検索空間識別子集合は｛ＳＳ２｝であると仮定する。
ＵＥがＳＳ１で上記ＤＣＩを受信する場合、上記ＤＣＩは２つのサービングセル、Ｐｃｅｌｌ＋Ｓｃｅｌｌ １をスケジューリングできることを示し、ＵＥがＳＳ２で上記ＤＣＩを受信する場合、上記ＤＣＩは２つのサービングセル、Ｐｃｅｌｌ＋Ｓｃｅｌｌ ２をスケジューリングできることを示し、ＵＥがＳＳ３で上記ＤＣＩを受信する場合、上記ＤＣＩが１つのセルＰｃｅｌｌのみをスケジューリングできることを示す。
すなわち、本願の実施例に提供されるダウンリンク制御情報を認識する方法において、ＵＥはＵＥがＤＣＩを受信する時に対応する目標検索空間識別子、及び各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する検索空間識別子集合に基づき、ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを正確に認識することができる。
さらに、上記実施例に記載された内容に基づき、本願はネットワーク装置に適用されるダウンリンク制御情報を認識する方法をさらに提供し、図４を参照すると、図４は本願の実施例に提供されるダウンリンク制御情報を認識する方法のフローチャート３であり、上記方法はステップＳ４０１とＳ４０２を含む。
ステップＳ４０１において、ＵＥにＤＣＩを送信し、当該ＤＣＩはＤＣＩに対応する目標指示情報を含み、当該目標指示情報は、ＵＥが各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と目標指示情報に基づき、ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定するように指示するために用いられる。
ステップＳ４０２において、ＵＥが目標サービングセルに対応する伝送リソース上で送信したデータを受信する。
本願の実施例では、ネットワーク装置がＵＥに送信したＤＣＩは目標指示情報を含み、ＵＥは受信したＤＣＩがスケジューリングする具体的なサービングセルを認識する場合、当該目標指示情報と各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報に基づき、当該ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定することができ、したがって、当該ＤＣＩが複数のサービングセルのスケジューリング情報を含む場合でも、ＵＥは当該ＤＣＩがスケジューリングする複数の目標サービングセルを正確に認識することができる。具体的な実現原理は上記ＵＥに適用されるダウンリンク制御情報を認識する方法における各実施例の説明を参照することができ、ここで説明を省略する。
可能な一実施例では、ネットワーク装置はＵＥにＤＣＩを送信する前に、ＵＥに各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報を送信するステップをさらに含む。
本願の実施例をよりよく理解するために、図５を参照し、図５は本願の実施例に提供されるダウンリンク制御情報を認識する方法のシグナリング概略図であり、上記方法は、ステップＳ５０１～Ｓ５０４を含む。
Ｓ５０１において、ネットワーク装置は各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報を設定する。
Ｓ５０２において、ネットワーク装置はＤＣＩを設定し、ＤＣＩは目標指示情報を含む。
Ｓ５０３において、ネットワーク装置はＵＥにＤＣＩを送信する。
Ｓ５０４において、ＵＥは各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と目標指示情報に基づき、ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定する。
可能な一実施例では、各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は各スケジューリング対象となるサービングセルに対応するＣＩＦ値集合である。上記目標指示情報は、上記ＤＣＩに設定された目標ＣＩＦ値であり、各スケジューリング対象となるサービングセルのうちのプライマリサービングセルが目標サービングセルである場合、目標ＣＩＦ値は各スケジューリング対象となるサービングセルに対応するＣＩＦ値集合に属さない。各スケジューリング対象となるサービングセルのうち少なくとも１つのスケジューリング対象となるサービングセルが目標サービングセルである場合、目標ＣＩＦ値は各スケジューリング対象となるサービングセルのうち少なくとも１つのスケジューリング対象となるサービングセルに対応するＣＩＦ値集合に属する。
他の可能な実施例では、各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は各ＣＩＦ値と各スケジューリング対象となるサービングセルとの間の対応関係である。上記目標指示情報は上記ＤＣＩに設定された目標ＣＩＦ値であり、上記目標ＣＩＦ値に対応するスケジューリング対象となるサービングセルは目標サービングセルである。
さらに別の可能な実施例では、各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は各スケジューリング対象となるサービングセルに対応するビットマップ情報である。上記目標指示情報は当該ビットマップ情報に対応するビットマップ値であり、当該ビットマップ値のビット数は各スケジューリング対象となるサービングセルの数と同じであり、且つ当該ビットマップ値中の１つのビットは各スケジューリング対象となるサービングセルのうち１つのスケジューリング対象となるサービングセルに対応する。上記ビットマップ値中の値が１のビットに対応するスケジューリング対象となるサービングセルは目標サービングセルである。
さらに別の可能な実施例では、各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する検索空間識別子集合である。上記目標指示情報はＵＥに上記ＤＣＩを送信する時に対応する目標検索空間識別子であり、目標検索空間識別子が属する検索空間識別子集合に対応するスケジューリング対象となるサービングセルは目標サービングセルである。
さらに別の可能な実施例では、上記目標指示情報は上記ＤＣＩに設定された目標ＣＩＦ値をさらに含み、目標ＣＩＦ値が１つのスケジューリング対象となるサービングセルに関連する場合、目標ＣＩＦ値に関連するスケジューリング対象となるサービングセルは目標サービングセルである。目標ＣＩＦ値が２つ又は２つ以上のスケジューリング対象となるサービングセルに関連する場合、目標検索空間識別子が属する検索空間識別子集合に対応するスケジューリング対象となるサービングセルは目標サービングセルである。
理解されるように、上記実施例に記載されたダウンリンク制御情報を認識する方法は、上記ＵＥに適用されるダウンリンク制御情報を認識する方法における各実施例の説明を参照することができ、ここで説明を省略する。
さらに、上記実施例に記載された内容に基づき、本願の実施例は、ＵＥに適用されるダウンリンク制御情報を認識する装置をさらに提供し、図６に示すとおり、図６は本願の実施例に提供されるダウンリンク制御情報を認識する装置のプログラムモジュール概略図であり、上記ダウンリンク制御情報を認識する装置６０は、
ネットワーク装置から送信されたＤＣＩに対応する目標指示情報を決定するために用いられる第１決定モジュール６０１と、
各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と前記目標指示情報に基づき、前記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定するために用いられる第２決定モジュール６０２と、を含む。
すなわち、本願の実施例に提供されるダウンリンク制御情報を認識する装置は、ＵＥがＤＣＩに対応する目標指示情報、及び各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報に基づき、ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを正確に認識することを可能にする。
実現可能な一実施形態では、第１決定モジュール６０１は、さらに、前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報を決定するために用いられる。
任意選択的に、前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応するキャリアインジケータフィールド（ＣＩＦ）値集合である。前記目標指示情報は前記ＤＣＩに設定された目標ＣＩＦ値であり、第２決定モジュール６０２は、具体的には、
前記目標ＣＩＦ値が前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応するＣＩＦ値集合に属さない場合、前記各スケジューリング対象となるサービングセルのうちのプライマリサービングセルが前記目標サービングセルであると決定し、
前記目標ＣＩＦ値が前記各スケジューリング対象となるサービングセルのうち少なくとも１つのスケジューリング対象となるサービングセルに対応するＣＩＦ値集合に属する場合、前記目標ＣＩＦ値が属するＣＩＦ値集合に対応するスケジューリング対象となるサービングセルが前記目標サービングセルであると決定するために用いられる。
任意選択的に、前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は各ＣＩＦ値と前記各スケジューリング対象となるサービングセルとの間の対応関係である。前記目標指示情報は前記ＤＣＩに設定された目標ＣＩＦ値であり、第２決定モジュール６０２は、具体的には、前記各ＣＩＦ値と前記各スケジューリング対象となるサービングセルとの間の対応関係を検索し、前記目標ＣＩＦ値に対応するスケジューリング対象となるサービングセルを前記目標サービングセルとして決定するために用いられる。
任意選択的に、前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は各スケジューリング対象となるサービングセルに対応するビットマップ情報である。前記目標指示情報は前記ビットマップ情報に対応するビットマップ値であり、前記ビットマップ値のビット数は前記各スケジューリング対象となるサービングセルの数と同じであり、且つ前記ビットマップ値中の１つのビットは前記各スケジューリング対象となるサービングセルのうち１つのスケジューリング対象となるサービングセルに対応し、第２決定モジュール６０２は、具体的には、前記ビットマップ値中の値が１のビットに対応するスケジューリング対象となるサービングセルを前記目標サービングセルとして決定するために用いられる。
任意選択的に、前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する検索空間識別子集合である。前記目標指示情報は前記ＵＥが前記ＤＣＩを受信する時に対応する目標検索空間識別子であり、第２決定モジュール６０２は、具体的には、前記目標検索空間識別子が属する検索空間識別子集合に対応するスケジューリング対象となるサービングセルを前記目標サービングセルとして決定するために用いられる。
任意選択的に、前記目標指示情報は前記ＤＣＩに設定された目標ＣＩＦ値をさらに含み、第２決定モジュール６０２は、具体的には、
前記目標ＣＩＦ値に関連するスケジューリング対象となるサービングセルを決定し、
前記目標ＣＩＦ値が１つのスケジューリング対象となるサービングセルに関連する場合、前記目標ＣＩＦ値に関連するスケジューリング対象となるサービングセルを前記目標サービングセルとして決定し、
前記目標ＣＩＦ値が２つ又は２つ以上のスケジューリング対象となるサービングセルに関連する場合、前記目標検索空間識別子が属する検索空間識別子集合に対応するスケジューリング対象となるサービングセルを前記目標サービングセルとして決定するために用いられる。
任意選択的に、第２決定モジュール６０２は、さらに、前記目標サービングセルの数が２つ又は２つ以上の場合、前記ＤＣＩが２つ又は２つ以上のスケジューリング対象となるサービングセルのリソーススケジューリング情報を含むと決定するために用いられる。
理解されるように、上記ダウンリンク制御情報を認識する装置６０は、その実現原理と形態がいずれも図２に説明されたダウンリンク制御情報を認識する方法と同じであり、上記ＵＥに適用されるダウンリンク制御情報を認識する方法における各実施例の説明を参照することができ、ここで説明を省略する。
さらに、上記実施例に記載された内容に基づき、本願の実施例は、ネットワーク装置に適用されるダウンリンク制御情報を認識する装置であって、
ユーザ装置（ＵＥ）にＤＣＩを送信するために用いられる送信モジュールであって、当該ＤＣＩはＤＣＩに対応する目標指示情報を含み、当該目標指示情報はＵＥが各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と前記目標指示情報に基づき、ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定するように指示するために用いられる送信モジュールを含むダウンリンク制御情報を認識する装置を提供する。
実現可能な一実施形態では、上記送信モジュールは、さらに、前記ＵＥに前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報を送信するために用いられる。
理解されるように、上記ダウンリンク制御情報を認識する装置は、その実現原理と形態がいずれも上記実施例に記載されたダウンリンク制御情報を認識する方法と同じであり、上記ＵＥ又はネットワーク装置に適用されるダウンリンク制御情報を認識する方法における各実施例の説明を参照することができ、ここで説明を省略する。
さらに、上記実施例に記載された内容に基づき、本願の実施例は、少なくとも１つのプロセッサとメモリとを含み、そのうち、メモリはコンピュータ実行命令を記憶し、上記少なくとも１つのプロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行命令を実行することにより、上記ＵＥに適用されるダウンリンク制御情報を認識する方法における各実施例に記載された内容を実現するユーザ装置をさらに提供する。
さらに、上記実施例に記載された内容に基づき、本願の実施例は、少なくとも１つのプロセッサとメモリとを含み、そのうち、メモリはコンピュータ実行命令を記憶し、上記少なくとも１つのプロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行命令を実行することにより、上記ネットワーク装置に適用されるダウンリンク制御情報を認識する方法における各実施例に記載された内容を実現するネットワーク装置をさらに提供する。
本実施例に提供されるユーザ装置とネットワーク装置は、上記方法の実施例の技術的解決手段を実行するために用いることができ、その実現原理と技術的効果は類似し、本実施例はここで説明を省略する。
本願の実施例をよりよく理解するために、図７を参照し、図７は本願の実施例に提供される電子機器のハードウェア構造概略図である。当該電子機器は、上記ユーザ装置であってもよいし、上記ネットワーク装置であってもよい。
図７に示すとおり、本実施例の電子機器７０は、プロセッサ７０１とメモリ７０２とを含み、そのうち、
メモリ７０２は、コンピュータ実行命令を記憶するために用いられ、
プロセッサ７０１は、メモリに記憶されたコンピュータ実行命令を実行することにより、上記実施例におけるユーザ装置が実行する各ステップを実現するために用いられる。
又は、プロセッサ７０１は、メモリに記憶されたコンピュータ実行命令を実行することにより、上記実施例におけるネットワーク装置が実行する各ステップを実現するために用いられる。
具体的には、前述した方法の実施例における関連説明を参照することができる。
任意選択的に、メモリ７０２は、独立したものであってもよいし、プロセッサ７０１と一体に集積されたものであってもよい。
メモリ７０２が独立して設けられる場合、当該装置は、メモリ７０２とプロセッサ７０１を接続するためのバス７０３をさらに含む。
本願の実施例は、コンピュータ実行命令が記憶されており、プロセッサが前記コンピュータ実行命令を実行すると、上記実施例におけるユーザ装置が実行する各ステップが実現されるコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
本願の実施例は、コンピュータ実行命令が記憶されており、プロセッサが前記コンピュータ実行命令を実行すると、上記実施例におけるネットワーク装置が実行する各ステップが実現されるコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
理解されるように、本願に提供されるいくつかの実施例において、開示された装置及び方法は、他の形態で実現することができる。例えば、以上説明した装置の実施例は単に例示的なものであり、例えば、前記モジュールの分割は、単に論理機能の分割であり、実際に実現する時に他の分割方式にしてもよく、例えば複数のモジュールを組み合わせても、別のシステムに集積してもよく、又はいくつかの特徴を無視しても、実行しなくてもよい。また、表示又は議論された相互間の結合又は直接結合又は通信接続はいくつかのインタフェース、装置又はモジュールを介した間接結合又は通信接続であってよく、電気的、機械的又は他の形態であってよい。
分離部材として説明される前記モジュールは物理的に分離してもしなくてもよく、モジュールとして表示される部材は物理的ユニットであってもでなくてもよく、すなわち１つの場所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分布してもよい。実際のニーズに応じて、そのうちの一部又は全部のモジュールを選択して本実施例の解決手段の目的を実現することができる。
また、本願の各実施例における各機能モジュールは１つの処理ユニットに集積されてもよく、各モジュールが単独で物理的に存在してもよく、２つ又は２つ以上のモジュールが１つのユニットに集積されてもよい。上記モジュール化されたユニットはハードウェアの形態で実現してもよく、ハードウェアにソフトウェア機能ユニットを加える形態で実現してもよい。
上記ソフトウェア機能モジュールの形態で実現された集積モジュールは、１つのコンピュータ可読記憶媒体に記憶されることができる。上記ソフトウェア機能モジュールは１つの記憶媒体に記憶されるものであり、１つのコンピュータ装置（パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク装置などであってよい）又はプロセッサ（英語：ｐｒｏｃｅｓｓｏｒ）に本願の様々な実施例に記載の方法のステップの一部を実行させる複数の命令を含む。
上記プロセッサは中央処理ユニット（英語：Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ、ＣＰＵと略称する）であってもよく、又は他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ（英語：Ｄｉｇｉｔａｌ Ｓｉｇｎａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｏｒ、ＤＳＰと略称する）、特定用途向け集積回路（英語：Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｓｐｅｃｉｆｉｃ Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｃｉｒｃｕｉｔ、ＡＳＩＣと略称する）などであってもよいことを理解されたい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、又は当該プロセッサは任意の一般的なプロセッサなどであってもよい。出願に開示された方法のステップに合わせて、ハードウェアプロセッサとして直接具現化されて実行し完了することができ、又はプロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールを組み合わせて実行し完了することができる。
メモリは高速ＲＡＭメモリを含む可能性があり、また不揮発性記憶装置ＮＶＭをさらに含む可能性もあり、例えば少なくとも１つの磁気ディスクメモリは、さらにＵＳＢメモリ、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ、磁気ディスク又は光ディスクなどであってもよい。
バスは、業界標準アーキテクチャ（Ｉｎｄｕｓｔｒｙ Ｓｔａｎｄａｒｄ Ａｒｃｈｉｔｅｃｔｕｒｅ、ＩＳＡ）バス、周辺機器相互接続（Ｐｅｒｉｐｈｅｒａｌ Ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ、ＰＣＩ）バス又は拡張業界標準アーキテクチャ（Ｅｘｔｅｎｄｅｄ Ｉｎｄｕｓｔｒｙ Ｓｔａｎｄａｒｄ Ａｒｃｈｉｔｅｃｔｕｒｅ、ＥＩＳＡ）バスなどとすることができる。バスは、アドレスバス、データバス、コントロールバスなどに分けることができる。表示の便宜上、本願の図面におけるバスは１つのみ又は１つのタイプのみに限定されるものではない。
上記記憶媒体は任意のタイプの揮発性若しくは不揮発性記憶装置又はそれらの組み合わせによって実現することができ、例えばスタティックランダムアクセスメモリ（ＳＲＡＭ）、電気的消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ（ＥＥＰＲＯＭ）、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ（ＥＰＲＯＭ）、プログラマブル読み取り専用メモリ（ＰＲＯＭ）、読み取り専用メモリ（ＲＯＭ）、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク又は光ディスクが挙げられる。記憶媒体は、汎用又は専用コンピュータがアクセス可能な任意の利用可能な媒体とすることができる。
例示的な記憶媒体はプロセッサに結合され、それにより、プロセッサは当該記憶媒体から情報を読み取り、且つ当該記憶媒体に情報を書き込むことができる。当然ながら、記憶媒体はプロセッサの構成要素であってもよい。プロセッサ及び記憶媒体は特定用途向け集積回路（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｓｐｅｃｉｆｉｃ Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｃｉｒｃｕｉｔｓ、ＡＳＩＣと略称する）に位置してよい。当然ながら、プロセッサ及び記憶媒体はディスクリート部品として電子デバイス又はマスタデバイス内に存在してもよい。
当業者であれば理解できるように、上記各方法の実施例を実現するステップの全部又は一部はプログラム命令に関連するハードウェアによって完成することができる。前述したプログラムはコンピュータ可読記憶媒体に記憶することができる。当該プログラムは実行時、上記各方法の実施例を含むステップを実行する。前述した記憶媒体は、ＲＯＭ、ＲＡＭ、磁気ディスク又は光ディスクなどプログラムコードを記憶することができる媒体を含む。
なお、以上の各実施例は本願の技術的解決手段を説明するためのものに過ぎず、それを限定するものではない。前記各実施例を参照して本願を詳細に説明したが、当業者であれば、依然として前記各実施例に記載の技術的解決手段を修正し、又はそのうちの一部又は全部の技術的特徴に対して同等置換を行うことができることを理解すべきである。これらの修正又は置換は、対応する技術的解決手段の本質を本願の各実施例の技術的解決手段の範囲から逸脱させない。
本願は、２０２０年０２月１２日に中国専利局に提出された、出願番号が２０２０１００８８５７０．６で、発明の名称が「ダウンリンク制御情報を認識する方法及び装置」である中国特許出願の優先権を主張し、その内容の全てが参照によって本願に組み込まれる。

Claims (25)

  1. ユーザ装置（ＵＥ）に適用されるダウンリンク制御情報を認識する方法であって、前記方法は、
    ネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）に対応する目標指示情報を決定するステップと、
    各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と前記目標指示情報に基づき、前記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定するステップと、を含み、
    前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応するキャリアインジケータフィールド（ＣＩＦ）値集合であり、
    前記目標指示情報は前記ＤＣＩに設定された目標ＣＩＦ値であり、
    各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と前記目標指示情報に基づき、前記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定する前記ステップは、
    前記目標ＣＩＦ値が前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応するＣＩＦ値集合に属さない場合、前記各スケジューリング対象となるサービングセルのうちのプライマリサービングセルが前記目標サービングセルであると決定するステップと、
    前記目標ＣＩＦ値が前記各スケジューリング対象となるサービングセルのうち少なくとも１つのスケジューリング対象となるサービングセルに対応するＣＩＦ値集合に属する場合、前記目標ＣＩＦ値が属するＣＩＦ値集合に対応するスケジューリング対象となるサービングセルが前記目標サービングセルであると決定するステップと、を含む、ことを特徴とするダウンリンク制御情報を認識する方法。
  2. 各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と前記目標指示情報に基づき、前記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定する前記ステップの前に、
    前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報を決定するステップをさらに含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
  3. 前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は各ＣＩＦ値と前記各スケジューリング対象となるサービングセルとの間の対応関係であることを特徴とする請求項２に記載の方法。
  4. 前記目標指示情報は前記ＤＣＩに設定された目標ＣＩＦ値であり、各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と前記目標指示情報に基づき、前記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定する前記ステップは、
    前記各ＣＩＦ値と前記各スケジューリング対象となるサービングセルとの間の対応関係を検索し、前記目標ＣＩＦ値に対応するスケジューリング対象となるサービングセルを前記目標サービングセルとして決定するステップを含むことを特徴とする請求項３に記載の方法。
  5. 前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は各スケジューリング対象となるサービングセルに対応するビットマップ情報であることを特徴とする請求項２に記載の方法。
  6. 前記目標指示情報は前記ビットマップ情報に対応するビットマップ値であり、前記ビットマップ値のビット数は前記各スケジューリング対象となるサービングセルの数と同じであり、且つ前記ビットマップ値中の１つのビットは前記各スケジューリング対象となるサービングセルのうち１つのスケジューリング対象となるサービングセルに対応し、各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と前記目標指示情報に基づき、前記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定する前記ステップは、
    前記ビットマップ値中の値が１のビットに対応するスケジューリング対象となるサービングセルを前記目標サービングセルとして決定するステップを含むことを特徴とする請求項５に記載の方法。
  7. 前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する検索空間識別子集合であることを特徴とする請求項２に記載の方法。
  8. 前記目標指示情報は前記ＵＥが前記ＤＣＩを受信する時に対応する目標検索空間識別子であり、各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と前記目標指示情報に基づき、前記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定する前記ステップは、
    前記目標検索空間識別子が属する検索空間識別子集合に対応するスケジューリング対象となるサービングセルを前記目標サービングセルとして決定するステップを含むことを特徴とする請求項７に記載の方法。
  9. 前記目標指示情報は前記ＤＣＩに設定された目標ＣＩＦ値をさらに含み、各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と前記目標指示情報に基づき、前記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定する前記ステップは、
    前記目標ＣＩＦ値に関連するスケジューリング対象となるサービングセルを決定するステップと、
    前記目標ＣＩＦ値が１つのスケジューリング対象となるサービングセルに関連する場合、前記目標ＣＩＦ値に関連するスケジューリング対象となるサービングセルを前記目標サービングセルとして決定するステップと、
    前記目標ＣＩＦ値が２つ又は２つ以上のスケジューリング対象となるサービングセルに関連する場合、前記目標検索空間識別子が属する検索空間識別子集合に対応するスケジューリング対象となるサービングセルを前記目標サービングセルとして決定するステップと、を含むことを特徴とする請求項８に記載の方法。
  10. 前記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定する前記ステップの後に、
    前記目標サービングセルの数が２つ又は２つ以上の場合、前記ＤＣＩが２つ又は２つ以上のスケジューリング対象となるサービングセルのリソーススケジューリング情報を含むと決定するステップをさらに含むことを特徴とする請求項１～９のいずれか一項に記載の方法。
  11. ネットワーク装置に適用されるダウンリンク制御情報を認識する方法であって、前記方法は、
    ユーザ装置（ＵＥ）にダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）を送信するステップであって、前記ＤＣＩは前記ＤＣＩに対応する目標指示情報を含み、前記目標指示情報は前記ＵＥが各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と前記目標指示情報に基づき、前記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定するように指示するために用いられるステップと、
    前記ＵＥが前記目標サービングセルに対応する伝送リソース上で送信したデータを受信するステップと、を含み、
    前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応するキャリアインジケータフィールド（ＣＩＦ）値集合であり、
    前記目標指示情報は前記ＤＣＩに設定された目標ＣＩＦ値であり、
    前記各スケジューリング対象となるサービングセルのうちのプライマリサービングセルが前記目標サービングセルである場合、前記目標ＣＩＦ値は前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応するＣＩＦ値集合に属せず、
    前記各スケジューリング対象となるサービングセルのうち少なくとも１つのスケジューリング対象となるサービングセルが前記目標サービングセルである場合、前記目標ＣＩＦ値は前記各スケジューリング対象となるサービングセルのうち少なくとも１つのスケジューリング対象となるサービングセルに対応するＣＩＦ値集合に属する、ことを特徴とするダウンリンク制御情報を認識する方法。
  12. ＵＥにダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）を送信する前記ステップの前に、
    前記ＵＥに前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報を送信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項１１に記載の方法。
  13. 前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は各ＣＩＦ値と前記各スケジューリング対象となるサービングセルとの間の対応関係であることを特徴とする請求項１２に記載の方法。
  14. 前記目標指示情報は前記ＤＣＩに設定された目標ＣＩＦ値であり、前記目標ＣＩＦ値に対応するスケジューリング対象となるサービングセルは前記目標サービングセルであることを特徴とする請求項１３に記載の方法。
  15. 前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は各スケジューリング対象となるサービングセルに対応するビットマップ情報であることを特徴とする請求項１２に記載の方法。
  16. 前記目標指示情報は前記ビットマップ情報に対応するビットマップ値であり、前記ビットマップ値のビット数は前記各スケジューリング対象となるサービングセルの数と同じであり、且つ前記ビットマップ値中の１つのビットは前記各スケジューリング対象となるサービングセルのうち１つのスケジューリング対象となるサービングセルに対応し、前記ビットマップ値中の値が１のビットに対応するスケジューリング対象となるサービングセルは前記目標サービングセルであることを特徴とする請求項１５に記載の方法。
  17. 前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する検索空間識別子集合であることを特徴とする請求項１２に記載の方法。
  18. 前記目標指示情報は前記ＵＥに前記ＤＣＩを送信する時に対応する目標検索空間識別子であり、前記目標検索空間識別子が属する検索空間識別子集合に対応するスケジューリング対象となるサービングセルは前記目標サービングセルであることを特徴とする請求項１７に記載の方法。
  19. 前記目標指示情報は前記ＤＣＩに設定された目標ＣＩＦ値であり、
    前記目標ＣＩＦ値が１つのスケジューリング対象となるサービングセルに関連する場合、前記目標ＣＩＦ値に関連するスケジューリング対象となるサービングセルは前記目標サービングセルであり、
    前記目標ＣＩＦ値が２つ又は２つ以上のスケジューリング対象となるサービングセルに関連する場合、前記目標検索空間識別子が属する検索空間識別子集合に対応するスケジューリング対象となるサービングセルは前記目標サービングセルであることを特徴とする請求項１８に記載の方法。
  20. ＵＥに適用されるダウンリンク制御情報を認識する装置であって、前記装置は、
    ネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）に対応する目標指示情報を決定するために用いられる第１決定モジュールと、
    各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と前記目標指示情報に基づき、前記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定するために用いられる第２決定モジュールと、を含み、
    前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応するキャリアインジケータフィールド（ＣＩＦ）値集合であり、
    前記目標指示情報は前記ＤＣＩに設定された目標ＣＩＦ値であり、
    前記第２決定モジュールは、
    前記目標ＣＩＦ値が前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応するＣＩＦ値集合に属さない場合、前記各スケジューリング対象となるサービングセルのうちのプライマリサービングセルが前記目標サービングセルであると決定することと、
    前記目標ＣＩＦ値が前記各スケジューリング対象となるサービングセルのうち少なくとも１つのスケジューリング対象となるサービングセルに対応するＣＩＦ値集合に属する場合、前記目標ＣＩＦ値が属するＣＩＦ値集合に対応するスケジューリング対象となるサービングセルが前記目標サービングセルであると決定することとに用いられる、ことを特徴とするダウンリンク制御情報を認識する装置。
  21. ネットワーク装置に適用されるダウンリンク制御情報を認識する装置であって、前記装置は、
    ユーザ装置（ＵＥ）にダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）を送信するために用いられる送信モジュールであって、前記ＤＣＩは前記ＤＣＩに対応する目標指示情報を含み、前記目標指示情報は、前記ＵＥが、各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と前記目標指示情報に基づき、前記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定するように指示するために用いられる送信モジュールを含み、
    前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報は前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応するキャリアインジケータフィールド（ＣＩＦ）値集合であり、
    前記目標指示情報は前記ＤＣＩに設定された目標ＣＩＦ値であり、
    前記ＵＥが、各スケジューリング対象となるサービングセルに対応する設定情報と前記目標指示情報に基づき、前記ＤＣＩがスケジューリングする目標サービングセルを決定することは、
    前記各スケジューリング対象となるサービングセルのうちのプライマリサービングセルが前記目標サービングセルである場合、前記目標ＣＩＦ値は前記各スケジューリング対象となるサービングセルに対応するＣＩＦ値集合に属せず、
    前記各スケジューリング対象となるサービングセルのうち少なくとも１つのスケジューリング対象となるサービングセルが前記目標サービングセルである場合、前記目標ＣＩＦ値は前記各スケジューリング対象となるサービングセルのうち少なくとも１つのスケジューリング対象となるサービングセルに対応するＣＩＦ値集合に属する、ことを含む、ことを特徴とするダウンリンク制御情報を認識する装置。
  22. ユーザ装置であって、
    少なくとも１つのプロセッサとメモリとを含み、
    前記メモリはコンピュータ実行命令を記憶し、
    前記少なくとも１つのプロセッサは前記メモリに記憶されたコンピュータ実行命令を実行することにより、前記ユーザ装置は請求項１～１０のいずれか一項に記載のダウンリンク制御情報を認識する方法を実行することを特徴とするユーザ装置。
  23. ネットワーク装置であって、
    少なくとも１つのプロセッサとメモリとを含み、
    前記メモリはコンピュータ実行命令を記憶し、
    前記少なくとも１つのプロセッサは前記メモリに記憶されたコンピュータ実行命令を実行することにより、前記ネットワーク装置は請求項１１～１９のいずれか一項に記載のダウンリンク制御情報を認識する方法を実行することを特徴とするネットワーク装置。
  24. コンピュータ実行命令が記憶されており、プロセッサが前記コンピュータ実行命令を実行すると、請求項１～１０のいずれか一項に記載のダウンリンク制御情報を認識する方法が実現されることを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
  25. コンピュータ実行命令が記憶されており、プロセッサが前記コンピュータ実行命令を実行すると、請求項１１～１９のいずれか一項に記載のダウンリンク制御情報を認識する方法が実現されることを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
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