JP7443276B2 - 揺れ性能を考慮した取引条件決定システム及び方法 - Google Patents
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Description
図1は、実施形態1に係る揺れ性能を考慮した取引条件決定システム1を模式的に示す図である。
図2は、実施形態1に係る揺れ性能を考慮した取引条件決定システム1の使用方法を模式的に示す図である。
図3~図8は、実施形態1におけるランクと格付けについて説明するために示す図である。図3は、基本的なランクと格付けの例を示す図である。図4は、複数のランクにおける各ランクに入る建物の数を均等にした場合の例を示す図である。図4(a)は特定の日時における複数のランクの状況を示す図であり、図4(b)は特定の日時からある程度の期間(例えば5年)経過時における複数のランクの状況を示す図である。図5は、各ランクで揺れ性能を原則等間隔にした場合のランク毎の度数分布を示す図である。図5(a)は特定の日時におけるランク毎の度数分布を示す図であり、図5(b)は特定の日時からある程度の期間(例えば5年)経過時におけるランク毎の度数分布を示す図である。図6(a)はランクアップ情報を用いた格付けの例を示す図であり、図6(b)は所定期間が経過した後の格付けの例を示す図である。図7(a)はランクアップ情報を用いた格付けよりも有利なランクとする格付けの例を示す図であり、図7(b)は所定期間が経過した後の格付けの例を示す図である。図8は、実施形態1に係る取引条件決定システム1を使用する損害保険会社ごとに取引条件を決定する場合の例を示す図である。
実施形態1に係る揺れ性能を考慮した取引条件決定システム1(以下、単に「取引条件決定システム1」ということもある。)は、中央処理装置およびメモリ装置を少なくとも備える1または2以上のコンピュータを用いて複数の建物に属する特定の建物に関する取引条件を決定するシステムである。取引条件決定システム1は、図1に示すように、揺れ情報取得部であるネットワークセンサー10と、揺れ情報相対評価部である揺れ性能相対評価装置20と、格付け部30と、評価結果記憶部40と、評価結果読出部50と、取引条件決定部60とを備える。取引条件決定システム1を構成する各部の詳細は後述する。取引条件決定システム1は、地震リスクを低減する、耐震改修又は地盤改良を促進する、国土強靭化に資する、及び、取引を円滑に進める、のうち少なくとも1つのための(少なくとも1つを目的とする)システムである。
本明細書における「取引条件」の用語は、文字どおりの「取引の条件(例えば、損害保険料、売買価格、賃貸料金)」の他に、通常の取引条件を変更する場合の当該変更の程度(例えば、保険等級の変更の程度)等、取引に関係する全ての条件を含む概念で用いている。
本明細書における「耐震改修」の用語は、耐震性能を向上させる改修(補強など)の他にも、制震性能を向上させる改修(揺れを吸収するための制震装置の追加など)や免震性能を向上させる改修(揺れを逃がすための免震装置の追加など)を含む概念で用いている。
格付け部30は、複数の建物に属する個々の建物のそれぞれを、揺れ性能又は建物地震リスクに応じて設定した複数のランク(後述。)のうちいずれかのランクに格付けする。格付けに必要な情報(例えば、揺れ性能)は、揺れ性能相対評価装置20(つまり、揺れ性能相対評価システム)のデータベース230から取得する(後述。)。ランクと格付けについては、評価結果記憶部40とともに説明する。
評価結果記憶部40は、揺れ性能又は建物地震リスクを記憶する。なお、評価結果記憶部40は、揺れ性能と建物地震リスクとの両方を記憶してもよい。ここで、「揺れ性能又は建物地震リスクを記憶する」には、「揺れ性能又は建物地震リスクに基づく情報を記憶する」ことが含まれる。つまり、評価結果記憶部40は、必ずしも「揺れ性能又は建物地震リスク」そのものを記憶している必要はない。
評価結果読出部50は、取引条件決定システム1を使用する使用者の指示に基づき、複数の建物に属する特定の建物の評価結果を評価結果記憶部40から読み出す。読みだされた情報は、取引条件決定部60に送られる。
取引条件決定部60は、評価結果読出部50から読み出された特定の建物の評価結果に基づいて、特定の建物に関する取引条件を決定する。実施形態1における取引条件決定部60は、特定の建物のランクに基づいて、特定の建物に関する取引条件を決定する。取引条件決定部60は、特定の建物の評価結果が所定の基準に照らして特定の建物の建物所有者に好ましいものである場合には、取引条件を、評価結果を考慮せずに決定した場合の取引条件と比較して、特定の建物における建物所有者に有利な条件に決定する。一方、取引条件決定部60は、特定の建物の評価結果が所定の基準に照らして特定の建物の建物所有者に好ましくないものである場合には、取引条件を、評価結果を考慮せずに決定した場合の取引条件と比較して、特定の建物の建物所有者に不利な条件に決定する。
次に、ネットワークセンサー10及び揺れ性能相対評価装置20について説明する。揺れ情報取得部であるネットワークセンサー10は、複数の建物の揺れ情報を実測により取得する。揺れ性能相対評価部である揺れ性能相対評価装置20は、ネットワークセンサー10(揺れ情報取得部)により取得された複数の建物の揺れ情報から複数の建物の揺れ性能を一括して相対評価する。ネットワークセンサー10(揺れ情報取得部)及び揺れ性能相対評価装置20(揺れ性能相対評価部)は、揺れ性能相対評価システムを構成している。
なお、(1)式において、nはサンプル番号、Sqrt{}は平方根をあらわす。
なお、(2)式において、Δ(デルタ)はサンプリング周期であり、ここでは、1000分の1秒(1ミリ秒)である。このようにして、CPU145は、GNSS受信機120から供給された時刻t1に基づいて、地震発生時刻t0を求めることができる。
「土地+建物の総合評価」について図16(a)及び図16(b)を参照して説明する。なお、図16においては、白抜きの○印の数(建物の数)は、9個のみが示されているが、揺れ性能比相対評価対象となる全建物の数は、実際には、数十、数百といった建物が存在しているものとする。なお、これは、後述する「土地の評価」を説明するための図17及び「建物の評価」を説明するための図18においても同様である。
「土地の評価」について図17(a)及び図17(b)を参照して説明する。ここでも、建物BL1の周辺の土地に注目すると、当該建物BL1の周辺の土地においては、建物BL1の周辺の土地(ネットワークセンサーNS1bが設置されている土地)における最大速度は、「平均的な揺れの傾向線L2」よりも低い値であるものの、「平均的な揺れの傾向線L2」に対する乖離の度合い(揺れにくさ側の乖離の度合い)は非常に小さいものとなっている。このことから、当該建物BL1の周辺の土地は、平均的な揺れ性能に近いものといえる。
「建物の評価」について図18(a)及び図18(b)を参照して説明する。ここでも、建物BL1に注目すると、当該建物BL1においては、建物BL1における最大速度比(Vtop/Vbottom)は、「平均的な揺れの傾向線L3」よりも低い値であるものの、「平均的な揺れの傾向線L3」に対する乖離の度合い(揺れにくさ側の乖離の度合い)は非常に小さいものとなっている。このことから、当該建物BL1の揺れ性能は、平均的な揺れ性能に近ものといえる。
送信する必要はないといえる。
図20は、実施形態1に係る揺れ性能を考慮した取引条件決定方法のフローチャートである。
実施形態1に係る揺れ性能を考慮した取引条件決定方法は、中央処理装置およびメモリ装置を少なくとも備える1または2以上のコンピュータを用いて複数の建物に属する特定の建物に関する取引条件を決定する方法である。実施形態1に係る揺れ性能を考慮した取引条件決定方法は、図20に示すように、評価結果作成ステップS10と、格付けステップS20と、評価結果記憶ステップS30と、評価結果読出ステップS40と、取引条件決定ステップS50と、を含む。
以下、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム1及び方法の効果について説明する。
図21及び図22は、実施形態2に係る揺れ性能を考慮した取引条件決定システムの使用方法を模式的に示す図である。
実施形態2に係る揺れ性能を考慮した取引条件決定システム(図示せず。)は、実施形態1に係る揺れ性能を考慮した取引条件決定システム1と基本的に同様の構成を有するが、使用方法が異なる。
図23は、実施形態3に係る揺れ性能を考慮した取引条件決定システムの使用方法を模式的に示す図である。
実施形態3に係る揺れ性能を考慮した取引条件決定システム(図示せず。)は、実施形態1に係る揺れ性能を考慮した取引条件決定システム1と基本的に同様の構成を有するが、使用方法(決定する取引条件)が異なる。
図24は、実施形態4に係る揺れ性能を考慮した取引条件決定システムの使用方法を模式的に示す図である。
実施形態4に係る揺れ性能を考慮した取引条件決定システム(図示せず。)は、実施形態1に係る揺れ性能を考慮した取引条件決定システム1と基本的に同様の構成を有するが、使用方法(決定する取引条件)が異なる。
図25は、実施形態5に係る揺れ性能を考慮した取引条件決定システム2を模式的に示す図である。
実施形態5に係る揺れ性能を考慮した取引条件決定システム2は、実施形態1に係る揺れ性能を考慮した取引条件決定システム1と基本的に同様の構成を有するが、損害保険金算出部をさらに備える点で取引条件決定システム1とは異なる。
上述した実施形態1における揺れ性能相対評価システムにおいては、ネットワークセンサー10が送信するペイロードデータに含まれる揺れ情報としては、地震による振動波形の特徴を表す揺れ指標(震度、最大加速度、最大速度、最大変位、揺れの継続時間など)を用いている。
図27は、実施形態6における揺れ性能相対評価システムのネットワークセンサー11におけるペイロードデータ作成部140において作成されるペイロードデータPD2の一例を示す図である。
囲で種々変形実施可能となるものである。たとえば、下記に示すような変形実施も可能で
ある。
Claims (46)
- 中央処理装置およびメモリ装置を少なくとも備える1または2以上のコンピュータを用いて複数の建物に属する特定の建物に関する取引条件を決定するシステムであって、
地震発生時における前記複数の建物の揺れを実測して得られる揺れ情報に基づく評価結果であって前記複数の建物に属する個々の建物の前記揺れ情報を前記複数の建物間で相対評価して得られる揺れ性能又は前記揺れ性能に基づいて評価した建物地震リスクを記憶する評価結果記憶部と、
前記システムを使用する使用者の指示に基づき、前記複数の建物に属する前記特定の建物の前記評価結果を前記評価結果記憶部から読み出す評価結果読出部と、
前記評価結果読出部から読み出された前記特定の建物の前記評価結果に基づいて、前記特定の建物に関する取引条件を決定する取引条件決定部と、を備え、
前記評価結果記憶部は、前記複数の建物に属する前記個々の建物のそれぞれを、前記揺れ性能又は前記建物地震リスクに応じて設定した複数のランクのうちいずれかのランクに格付けした結果を前記揺れ情報に基づく評価結果として記憶し、
前記取引条件決定部は、前記特定の建物の前記ランクに基づいて、前記特定の建物に関する取引条件を決定し、
前記評価結果記憶部は、所定の耐震改修又は所定の地盤改良をしたときに前記ランクがどの程度ランクアップされるかに関する情報であるランクアップ情報を記憶しておくとともに、
前記評価結果記憶部は、前記所定の耐震改修又は前記所定の地盤改良がなされたとき、前記所定の耐震改修又は前記所定の地盤改良がなされた後所定期間が経過するまでは、前記ランクアップ情報を用いて決定したランクを前記ランクとして記憶し、前記所定の耐震改修又は前記所定の地盤改良がなされた後所定期間が経過した後は、実測して得られる揺れ情報を用いて決定したランクを前記ランクとして記憶することを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項1に記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記取引条件決定部は、前記特定の建物の前記評価結果が所定の基準に照らして前記特定の建物の建物所有者に好ましいものである場合には、前記取引条件を、前記評価結果を考慮せずに決定した場合の取引条件と比較して、前記特定の建物の前記建物所有者に有利な条件に決定することを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項1に記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記取引条件決定部は、前記特定の建物の前記評価結果が所定の基準に照らして前記特定の建物の建物所有者に好ましくないものである場合には、前記取引条件を、前記評価結果を考慮せずに決定した場合の取引条件と比較して、前記特定の建物の前記建物所有者に不利な条件に決定することを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項1~3のいずれかに記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記複数の建物に属する前記個々の建物のそれぞれを、前記揺れ性能又は前記建物地震リスクに応じて設定した複数のランクのうちいずれかのランクに格付けする格付け部をさらに備えることを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項1~4のいずれかに記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記評価結果記憶部は、新たな建物について前記ランクに格付けした結果を前記評価結果記憶部に記憶する場合には、前記新たな建物に関して既に評価されている耐震性能に基づいて格付けした結果を記憶することを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項1~5のいずれかに記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記評価結果記憶部は、前記所定の耐震改修又は前記所定の地盤改良がなされたとき、前記所定の耐震改修又は前記所定の地盤改良がなされた後所定期間が経過するまでは、前記ランクアップ情報を用いて決定したランクよりも有利なランクに格付けされたランクを前記ランクとして記憶し、前記所定の耐震改修又は前記所定の地盤改良をした後所定期間が経過した後は、実測して得られる揺れ情報を用いて決定したランクを前記ランクとして記憶することを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項1~6のいずれかに記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記評価結果記憶部は、前記評価結果記憶部に登録された前記複数の建物に属する前記個々の建物のいずれかについての前記揺れ性能又は前記建物地震リスクが変更された後、前記揺れ性能又は前記建物地震リスクの変更後の情報に基づいて作成した母集団に基づいて更新された前記複数のランク情報の新たな記憶を所定のタイミングで行うことを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項1~7のいずれかに記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記取引条件は、前記特定の建物の全部又は一部を対象とする損害保険料に関する取引条件であることを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項8に記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記揺れ性能を考慮した取引条件決定システムを使用する損害保険会社ごとに前記取引条件を決定することを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項8又は9に記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
所定震度以上の地震の発生に応じて前記損害保険金を算出する損害保険金算出部をさらに備え、
前記損害保険金算出部は、前記所定震度以上の地震が起こったとき、前記特定の建物の被災状況に基づくのではなく、前記所定震度以上の地震が起こったときにおける前記特定の建物の前記揺れ情報に基づいて、前記損害保険金を算出することを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項1~7のいずれかに記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記取引条件は、前記特定の建物の全部又は一部の売買価格に関する取引条件であることを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項1~7のいずれかに記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記取引条件は、前記特定の建物の全部又は一部の賃貸料金に関する取引条件であることを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項1~12のいずれかに記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記複数の建物の前記揺れ情報を実測により取得する揺れ情報取得部と、前記揺れ情報取得部により取得された前記複数の建物の前記揺れ情報から前記複数の建物の揺れ性能を一括して相対評価する揺れ性能相対評価部と、を備える揺れ性能相対評価システムをさらに備えることを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項13に記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記揺れ情報取得部は、加速度センサーと、前記加速度センサーが出力する振動波形に基づく揺れ情報を含むペイロードデータを作成するペイロードデータ作成部と、前記ペイロードデータ作成部で作成された前記ペイロードデータを送信する送信部と、を有し、揺れ性能相対評価対象となる複数の建物における各建物の所定位置に設置される複数のネットワークセンサーであり、
前記性能相対評価部は、前記各ネットワークセンサーから送信された前記ペイロードデータを受信部を介して受信し、前記ペイロードデータに含まれる前記揺れ情報を解析して、前記各建物の揺れ性能相対評価を行う解析部を有する揺れ性能相対評価装置であることを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項14に記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記各ネットワークセンサーは、GNSS衛星からのGNSS信号を受信するGNSS受信機をさらに有し、
前記ペイロードデータ作成部は、前記揺れ情報に加えて、前記GNSS受信機から得られる時刻情報を含んだペイロードデータを作成することを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項14又は15に記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記各ネットワークセンサーは、前記各建物について、建物の頂部、建物の基部、及び、建物の周辺の土地のうち少なくとも1箇所に設置されていることを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項16に記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記送信部と前記受信部との間の通信手段として、LPWA(Low Power Wide Area-network)を用い、
前記ペイロードデータ作成部は、前記揺れ情報として、前記振動波形を所定のサンプリング周期のクロック信号に同期してA/D変換して、前記クロック信号ごとに所定のビット数で表される振動波形成分情報を求め、当該振動波形成分情報から前記振動波形の特徴を抽出して当該振動波形の特徴を表す揺れ指標を求めるとともに、当該揺れ指標を含んだペイロードデータを作成する機能を有し、
前記解析部は、前記ペイロードデータに含まれている前記揺れ指標を解析して前記各建物の揺れ性能相対評価を行う機能を有することを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項16に記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記送信部と前記受信部との間の通信手段として、電話回線又はインターネットを用い、
前記ペイロードデータ作成部は、前記揺れ情報として、前記振動波形を所定のサンプリング周期のクロック信号に同期してA/D変換して、前記クロック信号ごとに所定のビット数で表される振動波形成分情報を求め、当該振動波形成分情報を含んだペイロードデータを作成する機能を有し、
前記解析部は、前記ペイロードデータに含まれている前記振動波形成分情報から前記振動波形の特徴を抽出して当該振動波形の特徴を表す揺れ指標を求めて、当該揺れ指標を解析して前記各建物の揺れ性能相対評価を行う機能を有することを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項17又は18に記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記揺れ指標は、震度、最大加速度、最大速度、最大変位及び揺れの継続時間の少なくとも1つを含むことを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項17~19のいずれかに記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記揺れ性能相対評価装置は、気象庁からの地震に関する情報を取得する地震情報取得部をさらに有し、前記解析部が前記揺れ性能相対評価を行う際には、気象庁から発せられる震源を含む地震に関する情報を用いることを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項20に記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記解析部は、気象庁からの地震に関する情報を受信していない期間は、前記揺れ性能相対評価を行わないことを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項20又は21に記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記解析部は、前記揺れ指標と、前記地震に関する情報に基づいて、前記複数の建物での「平均的な揺れの傾向線」を求め、当該「平均的な揺れの傾向線」と前記各建物に対応して得られた前記揺れ指標とから前記揺れ性能相対評価を行うことを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項22に記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記揺れ性能相対評価には、「建物の周辺の土地と建物の総合的な揺れ性能相対評価」、「建物の周辺の土地の揺れ性能相対評価」及び「建物の揺れ性能相対評価」のうちの少なくとも1つが含まれていることを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項23に記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記「建物の周辺の土地と建物の総合的な揺れ性能相対評価」を行う際には、
前記各建物の頂部に設置されている各ネットワークセンサーから送信されてくるペイロードデータに含まれている各建物に対応した揺れ指標を、各建物に対応した「頂部揺れ指標」としたとき、
当該各建物に対応した「頂部揺れ指標」に基づいて、前記地震に関する情報に含まれる震源からの距離に応じた前記複数の建物での「平均的な揺れの傾向線」を求め、当該「平均的な揺れの傾向線」と前記各建物に対応した「頂部揺れ指標」とから前記「建物の周辺の土地と建物の総合的な揺れ性能相対評価」を行うことを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項23に記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記「建物の周辺の土地の揺れ性能相対評価」を行う際には、
前記各建物の周辺の土地に設置されている各ネットワークセンサーから送信されてくるペイロードデータ含まれている各建物の周辺の土地に対応した揺れ指標を、各建物の周辺の土地に対応した「土地揺れ指標」としたとき、
当該各建物の周辺の土地に対応した「土地揺れ指標」に基づいて、前記地震に関する情報に含まれる震源からの距離に応じた前記複数の建物での「平均的な揺れの傾向線」を求め、当該「平均的な揺れの傾向線」と前記各建物の周辺の土地に対応した「土地揺れ指標」とから前記「建物の周辺の土地の揺れ性能相対評価」を行うことを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項23に記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記「建物の揺れ性能相対評価」を行う際には、
前記各建物の頂部に設置されているネットワークセンサーから送信されてくるペイロードデータに含まれている各建物に対応した揺れ指標を、各建物に対応した「頂部揺れ指標」とし、前記各建物の基部に設置されているネットワークセンサーから送信されてくるペイロードデータに含まれている各建物に対応した揺れ指標を、各建物に対応した「基部揺れ指標」としたとき、
当該各建物に対応した「頂部揺れ指標」と、前記各建物に対応した「基部揺れ指標」との比を各建物における「揺れ指標比」として求め、当該各建物における「揺れ指標比」に基づいて、前記複数の建物での「平均的な揺れの傾向線」を求め、当該「平均的な揺れの傾向線」と前記各建物における前記「揺れ指標比」とから前記「建物の揺れ性能相対評価」を行うことを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項22~26のいずれかに記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記解析部が前記揺れ性能相対評価を行う際には、前記「平均的な揺れの傾向線」からの乖離の度合いに基づいた偏差値を前記各建物に対応して求め、当該偏差値によって前記揺れ性能相対評価を行うことを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項14~27のいずれかに記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記解析部が行う前記揺れ性能相対評価には、前記各建物に対応して行われた揺れ性能相対評価に基づいて、前記複数の建物の中での前記各建物の揺れ性能相対評価の順位付け又は偏差値作成を行う処理が含まれていることを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項14~28のいずれかに記載の揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
揺れ性能相対評価装置は、前記解析部によって解析された前記揺れ性能相対評価を蓄積する蓄積部をさらに有し、
前記解析部は、前記蓄積部に蓄積された前記揺れ性能相対評価を用いて、前記各建物の経年変化を求め、
前記取引条件決定部は、前記経年変化を考慮して取引条件を決定することを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項13~29のいずれかに記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記評価結果記憶部は、当該揺れ性能相対評価システムにおける揺れ性能相対評価の対象となる前記複数の建物についての建物所有者のうち、前記揺れ情報に基づく評価結果を利用する第1の建物所有者と、前記揺れ情報のみを利用する第2の建物所有者とに分けて記憶し、
前記取引条件決定システムは、前記第1の建物所有者に対しては前記取引条件に加えて前記揺れ情報に基づく評価結果を提供可能であり、前記第2の建物所有者に対しては前記揺れ情報のみを提供可能であることを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項1~30のいずれかに記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記揺れ性能を考慮した取引条件決定システムは、地震リスクを低減する、耐震改修又は地盤改良を促進する、国土強靭化に資する、及び、取引を円滑に進める、のうち少なくとも1つのためのシステムであることを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 中央処理装置およびメモリ装置を少なくとも備える1または2以上のコンピュータを用いて複数の建物に属する特定の建物に関する取引条件を決定するシステムであって、
地震発生時における前記複数の建物の揺れを実測して得られる揺れ情報に基づく評価結果であって前記複数の建物に属する個々の建物の前記揺れ情報を前記複数の建物間で相対評価して得られる揺れ性能又は前記揺れ性能に基づいて評価した建物地震リスクを記憶する評価結果記憶部と、
前記システムを使用する使用者の指示に基づき、前記複数の建物に属する前記特定の建物の前記評価結果を前記評価結果記憶部から読み出す評価結果読出部と、
前記評価結果読出部から読み出された前記特定の建物の前記評価結果に基づいて、前記特定の建物に関する取引条件を決定する取引条件決定部と、
前記複数の建物の前記揺れ情報を実測により取得する揺れ情報取得部と、前記揺れ情報取得部により取得された前記複数の建物の前記揺れ情報から前記複数の建物の揺れ性能を一括して相対評価する揺れ性能相対評価部と、を備える揺れ性能相対評価システムとを備え、
前記揺れ情報取得部は、加速度センサーと、前記加速度センサーが出力する振動波形に基づく揺れ情報を含むペイロードデータを作成するペイロードデータ作成部と、前記ペイロードデータ作成部で作成された前記ペイロードデータを送信する送信部と、を有し、揺れ性能相対評価対象となる複数の建物における各建物の所定位置に設置される複数のネットワークセンサーであり、
前記性能相対評価部は、前記各ネットワークセンサーから送信された前記ペイロードデータを受信部を介して受信し、前記ペイロードデータに含まれる前記揺れ情報を解析して、前記各建物の揺れ性能相対評価を行う解析部を有する揺れ性能相対評価装置であり、
前記各ネットワークセンサーは、前記各建物について、建物の頂部、建物の基部、及び、建物の周辺の土地のうち少なくとも1箇所に設置されており、
前記送信部と前記受信部との間の通信手段として、LPWA(Low Power Wide Area-network)を用い、
前記ペイロードデータ作成部は、前記揺れ情報として、前記振動波形を所定のサンプリング周期のクロック信号に同期してA/D変換して、前記クロック信号ごとに所定のビット数で表される振動波形成分情報を求め、当該振動波形成分情報から前記振動波形の特徴を抽出して当該振動波形の特徴を表す揺れ指標を求めるとともに、当該揺れ指標を含んだペイロードデータを作成する機能を有し、
前記解析部は、前記ペイロードデータに含まれている前記揺れ指標を解析して前記各建物の揺れ性能相対評価を行う機能を有し、
前記揺れ性能相対評価装置は、気象庁からの地震に関する情報を取得する地震情報取得部をさらに有し、前記解析部が前記揺れ性能相対評価を行う際には、気象庁から発せられる震源を含む地震に関する情報を用い、
前記解析部は、前記揺れ指標と、前記地震に関する情報に基づいて、前記複数の建物での「平均的な揺れの傾向線」を求め、当該「平均的な揺れの傾向線」と前記各建物に対応して得られた前記揺れ指標とから前記揺れ性能相対評価を行うことを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 中央処理装置およびメモリ装置を少なくとも備える1または2以上のコンピュータを用いて複数の建物に属する特定の建物に関する取引条件を決定するシステムであって、
地震発生時における前記複数の建物の揺れを実測して得られる揺れ情報に基づく評価結果であって前記複数の建物に属する個々の建物の前記揺れ情報を前記複数の建物間で相対評価して得られる揺れ性能又は前記揺れ性能に基づいて評価した建物地震リスクを記憶する評価結果記憶部と、
前記システムを使用する使用者の指示に基づき、前記複数の建物に属する前記特定の建物の前記評価結果を前記評価結果記憶部から読み出す評価結果読出部と、
前記評価結果読出部から読み出された前記特定の建物の前記評価結果に基づいて、前記特定の建物に関する取引条件を決定する取引条件決定部と、
前記複数の建物の前記揺れ情報を実測により取得する揺れ情報取得部と、前記揺れ情報取得部により取得された前記複数の建物の前記揺れ情報から前記複数の建物の揺れ性能を一括して相対評価する揺れ性能相対評価部と、を備える揺れ性能相対評価システムとを備え、
前記揺れ情報取得部は、加速度センサーと、前記加速度センサーが出力する振動波形に基づく揺れ情報を含むペイロードデータを作成するペイロードデータ作成部と、前記ペイロードデータ作成部で作成された前記ペイロードデータを送信する送信部と、を有し、揺れ性能相対評価対象となる複数の建物における各建物の所定位置に設置される複数のネットワークセンサーであり、
前記性能相対評価部は、前記各ネットワークセンサーから送信された前記ペイロードデータを受信部を介して受信し、前記ペイロードデータに含まれる前記揺れ情報を解析して、前記各建物の揺れ性能相対評価を行う解析部を有する揺れ性能相対評価装置であり、
前記各ネットワークセンサーは、前記各建物について、建物の頂部、建物の基部、及び、建物の周辺の土地のうち少なくとも1箇所に設置されており、
前記送信部と前記受信部との間の通信手段として、電話回線又はインターネットを用い、
前記ペイロードデータ作成部は、前記揺れ情報として、前記振動波形を所定のサンプリング周期のクロック信号に同期してA/D変換して、前記クロック信号ごとに所定のビット数で表される振動波形成分情報を求め、当該振動波形成分情報を含んだペイロードデータを作成する機能を有し、
前記解析部は、前記ペイロードデータに含まれている前記振動波形成分情報から前記振動波形の特徴を抽出して当該振動波形の特徴を表す揺れ指標を求めて、当該揺れ指標を解析して前記各建物の揺れ性能相対評価を行う機能を有し、
前記揺れ性能相対評価装置は、気象庁からの地震に関する情報を取得する地震情報取得部をさらに有し、前記解析部が前記揺れ性能相対評価を行う際には、気象庁から発せられる震源を含む地震に関する情報を用い、
前記解析部は、前記揺れ指標と、前記地震に関する情報に基づいて、前記複数の建物での「平均的な揺れの傾向線」を求め、当該「平均的な揺れの傾向線」と前記各建物に対応して得られた前記揺れ指標とから前記揺れ性能相対評価を行うことを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項32又は33に記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記各ネットワークセンサーは、GNSS衛星からのGNSS信号を受信するGNSS受信機をさらに有し、
前記ペイロードデータ作成部は、前記揺れ情報に加えて、前記GNSS受信機から得られる時刻情報を含んだペイロードデータを作成することを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項32又は33に記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記揺れ指標は、震度、最大加速度、最大速度、最大変位及び揺れの継続時間の少なくとも1つを含むことを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項32又は33に記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記解析部は、気象庁からの地震に関する情報を受信していない期間は、前記揺れ性能相対評価を行わないことを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項32又は33に記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記揺れ性能相対評価には、「建物の周辺の土地と建物の総合的な揺れ性能相対評価」、「建物の周辺の土地の揺れ性能相対評価」及び「建物の揺れ性能相対評価」のうちの少なくとも1つが含まれていることを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項37に記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記「建物の周辺の土地と建物の総合的な揺れ性能相対評価」を行う際には、
前記各建物の頂部に設置されている各ネットワークセンサーから送信されてくるペイロードデータに含まれている各建物に対応した揺れ指標を、各建物に対応した「頂部揺れ指標」としたとき、
当該各建物に対応した「頂部揺れ指標」に基づいて、前記地震に関する情報に含まれる震源からの距離に応じた前記複数の建物での「平均的な揺れの傾向線」を求め、当該「平均的な揺れの傾向線」と前記各建物に対応した「頂部揺れ指標」とから前記「建物の周辺の土地と建物の総合的な揺れ性能相対評価」を行うことを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項37に記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記「建物の周辺の土地の揺れ性能相対評価」を行う際には、
前記各建物の周辺の土地に設置されている各ネットワークセンサーから送信されてくるペイロードデータ含まれている各建物の周辺の土地に対応した揺れ指標を、各建物の周辺の土地に対応した「土地揺れ指標」としたとき、
当該各建物の周辺の土地に対応した「土地揺れ指標」に基づいて、前記地震に関する情報に含まれる震源からの距離に応じた前記複数の建物での「平均的な揺れの傾向線」を求め、当該「平均的な揺れの傾向線」と前記各建物の周辺の土地に対応した「土地揺れ指標」とから前記「建物の周辺の土地の揺れ性能相対評価」を行うことを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項37に記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記「建物の揺れ性能相対評価」を行う際には、
前記各建物の頂部に設置されているネットワークセンサーから送信されてくるペイロードデータに含まれている各建物に対応した揺れ指標を、各建物に対応した「頂部揺れ指標」とし、前記各建物の基部に設置されているネットワークセンサーから送信されてくるペイロードデータに含まれている各建物に対応した揺れ指標を、各建物に対応した「基部揺れ指標」としたとき、
当該各建物に対応した「頂部揺れ指標」と、前記各建物に対応した「基部揺れ指標」との比を各建物における「揺れ指標比」として求め、当該各建物における「揺れ指標比」に基づいて、前記複数の建物での「平均的な揺れの傾向線」を求め、当該「平均的な揺れの傾向線」と前記各建物における前記「揺れ指標比」とから前記「建物の揺れ性能相対評価」を行うことを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項32~40のいずれかに記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記解析部が前記揺れ性能相対評価を行う際には、前記「平均的な揺れの傾向線」からの乖離の度合いに基づいた偏差値を前記各建物に対応して求め、当該偏差値によって前記揺れ性能相対評価を行うことを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項32~41のいずれかに記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記解析部が行う前記揺れ性能相対評価には、前記各建物に対応して行われた揺れ性能相対評価に基づいて、前記複数の建物の中での前記各建物の揺れ性能相対評価の順位付け又は偏差値作成を行う処理が含まれていることを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項32~42のいずれかに記載の揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
揺れ性能相対評価装置は、前記解析部によって解析された前記揺れ性能相対評価を蓄積する蓄積部をさらに有し、
前記解析部は、前記蓄積部に蓄積された前記揺れ性能相対評価を用いて、前記各建物の経年変化を求め、
前記取引条件決定部は、前記経年変化を考慮して取引条件を決定することを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項32~43のいずれかに記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記評価結果記憶部は、当該揺れ性能相対評価システムにおける揺れ性能相対評価の対象となる前記複数の建物についての建物所有者のうち、前記揺れ情報に基づく評価結果を利用する第1の建物所有者と、前記揺れ情報のみを利用する第2の建物所有者とに分けて記憶し、
前記取引条件決定システムは、前記第1の建物所有者に対しては前記取引条件に加えて前記揺れ情報に基づく評価結果を提供可能であり、前記第2の建物所有者に対しては前記揺れ情報のみを提供可能であることを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 請求項32~44のいずれかに記載の、揺れ性能を考慮した取引条件決定システムにおいて、
前記揺れ性能を考慮した取引条件決定システムは、地震リスクを低減する、耐震改修又は地盤改良を促進する、国土強靭化に資する、及び、取引を円滑に進める、のうち少なくとも1つのためのシステムであることを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。 - 中央処理装置およびメモリ装置を少なくとも備える1または2以上のコンピュータを用いて複数の建物に属する特定の建物に関する取引条件を決定する方法であって、
地震発生時における前記複数の建物の揺れを実測して得られる揺れ情報に基づく評価結果であって前記複数の建物に属する個々の建物の前記揺れ情報を前記複数の建物間で相対評価して得られる揺れ性能又は前記揺れ性能に基づいて評価した建物地震リスクを記憶する評価結果記憶ステップと、
前記方法を使用する使用者の指示に基づき、前記複数の建物に属する前記特定の建物の前記評価結果を読み出す評価結果読出ステップと、
前記評価結果読出ステップで読み出された前記特定の建物の前記評価結果に基づいて、前記特定の建物に関する取引条件を決定する取引条件決定ステップと、を含み、
前記評価結果記憶ステップにおいては、前記複数の建物に属する前記個々の建物のそれぞれを、前記揺れ性能又は前記建物地震リスクに応じて設定した複数のランクのうちいずれかのランクに格付けした結果を前記揺れ情報に基づく評価結果として記憶し、
前記取引条件決定ステップにおいては、前記特定の建物の前記ランクに基づいて、前記特定の建物に関する取引条件を決定し、
前記評価結果記憶ステップにおいては、所定の耐震改修又は所定の地盤改良をしたときに前記ランクがどの程度ランクアップされるかに関する情報であるランクアップ情報を記憶しておくとともに、
前記評価結果記憶ステップにおいては、前記所定の耐震改修又は前記所定の地盤改良がなされたとき、前記所定の耐震改修又は前記所定の地盤改良がなされた後所定期間が経過するまでは、前記ランクアップ情報を用いて決定したランクを前記ランクとして記憶し、前記所定の耐震改修又は前記所定の地盤改良がなされた後所定期間が経過した後は、実測して得られる揺れ情報を用いて決定したランクを前記ランクとして記憶することを特徴とする、揺れ性能を考慮した取引条件決定システム。
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