JP7442317B2 - 積層造形プロセスにより形成可能なインタフェース装置 - Google Patents

積層造形プロセスにより形成可能なインタフェース装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7442317B2
JP7442317B2 JP2019508238A JP2019508238A JP7442317B2 JP 7442317 B2 JP7442317 B2 JP 7442317B2 JP 2019508238 A JP2019508238 A JP 2019508238A JP 2019508238 A JP2019508238 A JP 2019508238A JP 7442317 B2 JP7442317 B2 JP 7442317B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deformable
interface device
deformable elements
wall
interface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019508238A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019528821A5 (ja
JP2019528821A (ja
Inventor
リチャード トーマス ハイバッハ
ピーター チー ファイ ホー
ローレン パトリシア チョドコウスキー
ジョナサン セイヤー グラショー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips NV filed Critical Koninklijke Philips NV
Publication of JP2019528821A publication Critical patent/JP2019528821A/ja
Publication of JP2019528821A5 publication Critical patent/JP2019528821A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7442317B2 publication Critical patent/JP7442317B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M16/00Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes
    • A61M16/06Respiratory or anaesthetic masks
    • A61M16/0605Means for improving the adaptation of the mask to the patient
    • A61M16/0616Means for improving the adaptation of the mask to the patient with face sealing means comprising a flap or membrane projecting inwards, such that sealing increases with increasing inhalation gas pressure
    • A61M16/0622Means for improving the adaptation of the mask to the patient with face sealing means comprising a flap or membrane projecting inwards, such that sealing increases with increasing inhalation gas pressure having an underlying cushion
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M16/00Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes
    • A61M16/06Respiratory or anaesthetic masks
    • A61M16/0605Means for improving the adaptation of the mask to the patient
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B33ADDITIVE MANUFACTURING TECHNOLOGY
    • B33YADDITIVE MANUFACTURING, i.e. MANUFACTURING OF THREE-DIMENSIONAL [3-D] OBJECTS BY ADDITIVE DEPOSITION, ADDITIVE AGGLOMERATION OR ADDITIVE LAYERING, e.g. BY 3-D PRINTING, STEREOLITHOGRAPHY OR SELECTIVE LASER SINTERING
    • B33Y80/00Products made by additive manufacturing
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M2207/00Methods of manufacture, assembly or production

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Description

(関連出願への相互参照)
本願は、U.S.C.119条(e)の下で、2016年10月4日に出願された米国仮出願第62/403,935号の優先権の利益を主張する。当該仮出願の内容は、参照により本明細書に取り込まれる。
本発明は、患者の気道へ及び/又は患者の気道から気体を輸送するための患者インタフェース装置に関し、特に、積層造形プロセスによって形成可能であり、特定の患者用にカスタマイズすることができるインタフェース装置に関する。
患者の気道に非侵襲的に、すなわち患者に挿管することなく、または食道内に気管チューブを外科的に挿入することなく、呼吸気体のフローを非侵襲的に送達することが必要であるか望ましい数多くの状況が存在する。例えば、非侵襲的換気として知られる技術を用いて患者を換気することが知られている。睡眠時無呼吸症候群、特に閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)、または鬱血性心不全などの医学的障害を治療するために、患者の呼吸周期と共に変化する持続的気道陽圧法(CPAP)または可変気道圧を提供することも知られている。
非侵襲換気及び圧力サポート療法は、患者の顔上に、マスクコンポーネントを有する患者インタフェース装置を配置することを必要とする。マスクコンポーネントは、以下に限定されるものではないが、患者の鼻を覆う鼻マスク、患者の鼻孔内に受け入れられる鼻プロングを有する鼻クッション、鼻及び口腔を覆う鼻/口マスク、又は患者の顔を覆うフルフェースマスクでありうる。患者インタフェース装置は、換気装置又は圧力サポート装置を患者の気道にインタフェースし、それにより、呼吸気体のフローが、圧力/フロー生成装置から患者の気道に供給されることができる。患者の頭部の上/周りにフィットするように適応される1又は複数のストラップを有するヘッドギアによって、このような装置を装着者の顔上に維持することが知られている。
患者の頭部および顔面の形状およびサイズの多様性のために、患者インタフェース装置などのインタフェース装置の多くの種類および構成が、任意の所与の患者のニーズに合うように専門家による選択のために利用可能である。しかしながら、そのような装置はいずれも典型的には異なる頭の形状および大きさを有する多数の人々が着用することを意図しており、したがってどのような装置も典型的に必ずしも特定の患者に合わせてカスタマイズされるわけではなく、むしろ様々な患者に適合することを意図している。患者用の事前設計されたインタフェース装置の選択およびそのような患者との合理的な適合の達成においていくらかの成功が達成されているが、適合は依然として全体的に見て、概してせいぜい、頭や顔の大きさや形状の範囲での使用を意図した装置で合理的に達成できるものにすぎず、これは最適なフィットではない。
さらに、材料および製造工程に関する制限により、インタフェース装置およびヘッドギアが、それが最も望まれる場所におけるフィットおよび適合性に関して制限を有することになっていた。例えば、人間の顔は複雑な形状を有することがあり、従来のストラップまたは均質なフォームクッションは、最適なフィット感を提供するために必要とされる適合性をしばしば持たない。したがって、改善が望まれる。
従って、本発明の目的は、呼吸気体源と流体連通して接続されるとともに患者の気道に呼吸気体のフローを供給するように構成されたインタフェース装置を提供することである。インタフェース装置は、概して、支持体と、支持体上に位置する変形可能部と、変形可能部上に位置し、気道の近傍で患者と係合するように構成されたインタフェース部と、格子構造を形成し、支持体上の複数の離間した接続点で支持体と接続された複数の変形可能要素と、を含むと言うことができる。インタフェース装置は、積層造形プロセスにより形成され得る。
構成に関係のある要素の機能及び動作の方法、製造の経済性及び部品の組み合わせだけでなく、本発明のこれら及び他の目的、特徴及び特性が、添付の図面を参照して、以下の説明及び添付の特許請求の範囲を考慮して、より明らかになるだろう。これら全ては、この明細書の一部を形成し、類似の参照符号は様々な図における対応する部品を示す。しかしながら、図面は例示目的であって、本発明の限定ではないことが、明確に理解されるべきである。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るインタフェース装置の部分断面側面図である。 図1Aは、例示的な患者の例示的な側面図である。 図2は、本発明の第2の実施形態に係るインタフェース装置の部分断面側面図である。 図3は、本発明の第3の実施形態に係るインタフェース装置の側面図である。 図4は、図3の線分4-4に沿った断面図である。 図5は、本発明の第4の実施形態に係るインタフェース装置の部分断面側面図である。 図6は、本発明の第5の実施形態に係るインタフェース装置の側面図である。 図7は、図6の線分7-7に沿った断面図である。 図8は、本発明の第6の実施形態に係るインタフェース装置の概略図である。 図9は、本発明の第7の実施形態に係るインタフェース装置の概略図である。 図10Aは、本発明の第8の実施形態に係るインタフェース装置の概略図である。 図10Bは、本発明の第8の実施形態に係るインタフェース装置の概略図である。 図11Aは、本発明の第9の実施形態に係るインタフェース装置の概略図である。 図11Bは、本発明の第9の実施形態に係るインタフェース装置の概略図である。 図12は、本発明の第10の実施形態に係るインタフェース装置の概略図である。 図13は、図12のインタフェース装置の他の図である。 図14は、図13の線分14-14に沿った断面図である。 図15は、図12の線分15-15に沿った断面図である。 図16は、本発明の第11の実施形態に係るインタフェース装置の概略図である。 図17は、図16の線分16-16に沿った断面図である。
本稿での用法では、単数形は、文脈がそうでないことを明確に指示するのでない限り、複数の言及を含む。本稿での用法では、二つ以上の部分または構成要素が「結合される」という陳述は、それらの部分が直接的または間接的に、すなわち一つもしくは複数の中間部分もしくは構成要素を通じて、結び合わされるまたは協働することを意味する。リンクが生じさえすればよい。本稿での用法では、「直接結合される」は二つの要素が直接互いと接触することを意味する。本稿での用法では、「固定的に結合される」または「固定される」は二つの構成要素が、互いに対する相対的な配向を一定に維持しつつ、一体として動くよう結合されることを意味する。
本稿での用法では、「一体型(unitary)」の語は、あるコンポーネントが単一片またはユニットとして作成されることを意味する。すなわち、別個に作成され、その後一緒にユニットとして結合された複数の部分を含むコンポーネントは「一体型」コンポーネントまたはボディではない。本稿での用法では、二つ以上の部分または構成要素が互いに「係合する」という陳述は、それらの部分が、直接または一つまたは複数の中間部分もしくは構成要素を通じて、互いに対して力をはたらかせることを意味する。本稿での用法では、「数」という用語は一または一より大きい整数(すなわち複数)を意味する。
本稿で使われる方向に関する句、たとえば限定するものではないが、上、下、左、右、上部、下部、前、後およびそれらの派生語は、図面に示される要素の配向に関係するのであって、請求項において明示的に記載されているのでない限り、請求項を限定するものではない。
本発明の第1の実施形態に係るインタフェース装置4を図1に概略的に示す。インタフェース装置4は、呼吸気体の供給源8と流体連通するように構成され、図1Aに概略的に示すように、呼吸気体のフローを患者12の気道にインタフェースするように構成される。患者12は、呼吸療法を必要としている個人であり、患者12の気道は、口16と鼻20の鼻孔とによって表されている。関連技術で理解されているように、患者12の気道に供給される呼吸気体のフローは陽圧、すなわち大気圧を超える圧力である。
インタフェース装置4は、図示された例示的な実施形態では、呼吸気体源8と接続するためにその上に旋回可能に取り付けられたエルボを含む支持体24を含むと言える。インタフェース装置4はさらに、支持体上に位置する変形可能部28を含む。変形可能部は、互いに相互接続され、所定の変形特性を有するように構成された格子構造を一緒に形成する複数の変形可能要素36を含む。格子構造はまた、複数の柱、あるいは、1または複数の弾力性のある構造、あるいは、変形可能な構造とも呼ばれ得る。
支持体24は、ベース40を含み、複数の変形可能要素36は、互いに離間したベース40との複数の接続点44でベース40と接続されるように配置されている。接続点44とベース40とのこのような間隔の離間は、相互に連結された変形可能要素36の格子構造の結果である。
インタフェース部32は、気道の近傍で患者12の顔面と係合するように構成された壁48を含むことが分かる。複数の変形可能要素36は、同様に互いに間隔を空けて配置され、それによって複数の変形可能要素36が壁48と接続される、壁48との複数の追加の接続点で壁48とさらに接続される。
インタフェース部32は、壁48とベース40との間に延在するバリア60を有するバリア装置56をさらに含む。バリア60と複数の変形可能要素36とは互いに分離されていることが分かる。しかしながら、他の実施形態では、バリア60と複数の変形可能要素36とを互いに接続することができ、少なくとも1つのそのような他の実施形態を以下に説明する。
本発明の一態様によれば、少なくとも変形可能部28は積層造形法から形成され、その多くは関連技術において知られている。例えば、ポリマー材料は、単一の一体的に形成された単一部品として変形可能部28を形成するために、材料の連続層が次々に構築されるSLS(選択的レーザー焼結)プロセスを使用して使用され得る。さらに、インタフェース装置4自体が、支持体24、変形可能部28、及び、インタフェース部32を一体成形された一体構造として前述の積層造形法を用いて一体の一体部材として一体成形されてもよいことは明らかである。すなわち、インタフェース装置4自体は上述の積層造形法を用いて一体構造として完全に製造することができるが、他の実施形態では、特定のアプリケーションのニーズに依存して、インタフェース装置4の全体よりも少ない量を積層造形法によって形成することができる。
インタフェース装置4、より具体的には変形可能部28は、例えば、PVC(ビニル)、TPU(熱可塑性ポリウレタン)、TPE(熱可塑性エラストマー)、TEBA(ポリエーテルブロックアミド)、または、金属材料であろうと非金属材料であろうと、望ましい変形特性を有する他の適切な材料のうちのいずれか1つ以上などの1または複数の変形可能なポリマーから形成され得る。変形可能部28は、複数のこれらの材料または他の材料から形成することができることに明確に留意されたい。複数の材料は、限定することなく、弾性率、降伏強度などの異なる材料特性を有することができ、結果として生じる変形可能部28は、例えばそれが形成される材料のハイブリッドである材料特性を有する複合材料または合金の形態のマトリックスとすることができる。
さらに、変形可能要素36は、長さ、断面寸法、密度(すなわち、互いに対する間隔)、および弾性率などの材料特性の観点から、また、インタフェース装置4に沿った様々な位置において望ましい変形特性および他の特性を有するための他の方法において、このように構成されている。例えば、インタフェース装置4が患者12の顎の近くでより大きなコンプライアンスを有することが望ましい場合があり、変形可能部28は、例えば顎の近くの変形可能要素36が以下のようになるように構成することができる。断面がより薄い、および/または他の場所よりも広い範囲で離間している(それによって他の場所よりも密度が低い)、または別の方法で所望の領域でより大きなコンプライアンスを提供するように構成することができる。コンプライアンスを減少させる(すなわち、変形に対する抵抗を増加させる)ことは、一例として、それらをより大きな断面にすること、および/または比較的短くすること、および/またはより大きくすることなどによって、および/または変形可能部28の他の部分よりも位置密度が高くなるように、様々な変形可能要素36の剛性を高めることによってもたらされ得る。
図示の例示的な実施形態では、バリア60と変形可能要素36とは互いに切り離されており、その結果、ベース40は変形可能部28の変形可能要素36とは別に変形することになる。すなわち、インタフェース装置が患者12の顔面上に受け入れられたときにバリア60および変形可能要素36が同時に変形することがあるが、バリア60の変形は変形可能要素36の変形をもたらさず、またその逆も成り立つ。インタフェース装置4の高圧側に位置するバリア60は、加圧された呼吸気体流が変形可能要素36間の隙間に流れ込むのを有利に防ぎ、それによって変形可能部28を、呼吸気体のフローおよびその呼気が変形可能部28の隙間を通って絶えず流れている場合よりも比較的きれいに保つことが有利である。
複数の変形可能要素36によって形成された格子構造は、変形可能部28の変形特性が前述のあご領域などの望ましい領域においてカスタマイズ可能なコンプライアンスを有することを可能にするだけでなく、変形可能要素36によって形成された格子構造を個々の患者に対してカスタマイズすることもできる。例えば、患者12は、患者12の顔の輪郭のカスタマイズされた評価のために専門家を訪問する可能性があり、変形可能部28がカスタマイズされたフィット感を患者12に提供するようにカスタマイズされた変形特性を提供する。これに関して、壁48は気道の近くで患者12の顔に係合し、壁48および変形可能部28は両方とも特定の用途の必要性に応じて患者12の顔に合うようにカスタマイズすることができることが理解される。これに関して、変形可能部28のカスタマイズが患者12にとって望ましいかどうかを決定するために、様々な基準のうちのいずれかを採用することができる。
また、複数の変形可能要素36によって形成された相互に連結された格子構造は、それが積層造形法によって製造されていない場合、製造するのが非常に困難である可能性が高いことも分かる。例えば、従来の射出成形プロセスおよび他の材料形成方法論は、構造内のアンダーカットのため、およびそのような構造の他の構成特性のために、特定の構造を形成するために使用することができなかった。しかしながら、そのような構造の形成は積層造形を用いることによって可能になる。
したがって、インタフェース装置4を形成するためのそのような積層造形法の利用可能性は、変形可能な要素36およびその格子構造を必要に応じて、即ち、個々の患者に適するかどうか、または複数の患者に適する一般事項としてカスタマイズされたコンプライアンスを提供するかどうかに応じて、カスタマイズすることを可能にする。さらに、積層造形法の有利な使用により、変形可能要素36を、実用的ではないか、あるいは他の種類の製造方法では形成することさえ可能ではない離散的な変形可能な構造として製造することができる。したがって、前述の積層造形法または他のそのような積層造形法によって形成されたインタフェース装置4は、以前には得られなかった方法で、改良されたフィットおよび機能を有利に提供することが理解されよう。他の利点は明らかであろう。
本発明の第2の実施形態に係るインタフェース装置104は、概して図2に示されている。インタフェース装置104は、インタフェース装置4と同様の支持部124、変形可能部128、およびインタフェース部132を含むという点でインタフェース装置4と同様である。しかしながら、インタフェース部132はさらに、インタフェース部132の壁148から延びるフラップ150を含む。フラップ150はインタフェース装置104の一部として設けられているが、フラップ150は他の実施形態では任意選択であり得ることに留意されたい。
フラップ150および壁148は一緒になって、有利には、患者12の顔面との係合およびそれによる密封を強化する。具体的には、インタフェース部132は、フラップ150と壁148との間に形成されたポケット154を含むと言える。ポケット154はインタフェース装置104の高圧領域と流体連通しており、したがって呼吸気体のフローが患者12の気道に供給されたときにインタフェース装置104の内部に存在する流体圧力をポケット154内に受けることが理解され得る。ポケット154の内側のそのような陽圧は、少なくとも特定の領域において、変形可能部128単独から達成され得るものを超える、より大きな係合力で、フラップ150を壁148から離れて患者12の顔に対して押し付ける傾向がある。例えば、顎と下顎との間の移行領域における患者12の顎の領域において、従来のマスクまたは他のそのような装置は、患者12の顔の幾何学的形状に応じてそのような困難な領域において患者12との接触が制限され得る。しかしながら、フラップ150を提供し、ひいては同様にポケット154を提供することによって、フラップ150は、ポケット154内でフラップ150に衝突する呼吸気体のフローの陽圧によるポケット154の膨張により、患者12の顔面と係合することができる。それによってフラップ150は、インタフェース装置104と患者12の顔との間に流体シールを有利に提供する。他の利点は明らかであろう。
本発明の第3の実施形態に係るインタフェース装置204を図3及び図4に示す。インタフェース装置204は、インタフェース装置4と同様に構成された支持体224、変形可能部228、およびインタフェース部232を含むという点でインタフェース装置4と同様である。しかしながら、図3及び図4から理解できるように、変形可能部228は、符号236A、236B、および236Cで示される別々の部分に配置された複数の変形可能要素を含む。
支持体224はベース240を含み、さらに一対のプラットフォーム242Aおよび242Bを含み、これらはベース240とほぼ平行に配向されているがそこから間隔を置いているように描かれている。変形可能要素236Aは互いに相互接続され、互いに離間しているベース240とプラットフォーム242Aとの間に延びる格子構造を形成し、そのような変形可能要素236Aはそれぞれ互いに離間した面240との接続点を有し、同様にプラットフォーム242Aとの接続点を有する。同様に、変形可能要素246Bは、プラットフォーム242Aとプラットフォーム242Bとの間に接続され、変形可能要素236Aのようになるように構成される。さらに、変形可能要素236Cは、変形可能要素236Cがプラットフォーム242Bとインタフェース部232の壁248との間に接続されていることを除いて、変形可能要素236Aおよび236Bと同様である。
したがって、変形可能部228は、変形可能要素236A、236B、および236Cによって形成される3つの別々に構成可能な変形可能なサブ領域を含むことが分かる。特定の用途の必要性に応じて、変形可能要素236A、236B、および236Cによって形成された変形可能サブ領域は、異なるサイズ、形状、構成、コンプライアンスなどとすることができ、具体的な用途の必要性に応じて、インタフェース装置204周辺の境界面の周囲について同じ広がりを持つ必要はない。
図3及び図4からさらに分かるように、インタフェース部232は、数字260A、260B、および260Cで示される複数のバリアを含むバリア装置256を含む。バリア260A、260B、および260Cは、それぞれ、複数の変形可能要素236A、236B、および236Cに隣接して配置され、そこから切断されている。したがって、バリア装置256は、インタフェース装置204の高圧側にありながら変形可能部228とは別に変形し、それによってバリア装置256は、患者12からの変形可能部228の隙間への呼吸気体のフローまたはその排気のフローに抵抗する。
したがって、インタフェース装置204は、その様々な変形可能な小領域が、特定の用途の必要性に適した異なる変形特性で別々に構成され得るように構成され得ることが理解され得る。特定の用途の必要性に応じて、より多くのまたはより少ない数のプラットフォームおよび変形可能部228の変形可能要素の分割部を設けることができることにも留意されたい。他の変形および利点は明らかであろう。
本発明の第4の実施形態に係るインタフェース装置304が、概して図5に示されている。インタフェース装置304は、インタフェース装置4と同様に構成された支持体324、変形可能部328、およびインタフェース部332を含むという点でインタフェース装置4と同様である。しかしながら、変形可能部328は、相互に連結され、支持体324のベース340とインタフェース部332の壁348との間に接続される格子構造を形成する複数の変形可能要素336を含むが、インターフェース部332はさらに、変形可能要素336と接続されたバリア360を有するバリア装置356を含む。そうすることで、バリア360は、バリア360が変形可能部328の高圧側に形成されるように、複数の変形可能要素336のうちのいくつかの間の隙間に材料を提供することによって形成される。したがって、バリア360は、インタフェース装置304の高圧側から複数の変形可能要素336の間の隙間への呼吸気体のフローを阻止する。そうすることで、バリア360は複数の変形可能要素336と一緒に変形するので、バリア360が接続されている個々の変形可能要素336の変形に対するバリア360の効果、およびその逆も考慮に入れて、インタフェース装置304の全体的な変形特性を設計しなければならない。
図5に概略的に示される実施形態において、バリア360は、変形可能部328の外側全体に沿って延びており、したがって変形可能要素336をその中に封入する膜として機能すると言える。あるいは、および他の実施形態では、バリア360は、変形可能部328の外側全体の一部未満に沿って延在し、それによって変形可能部328をその中に部分的にのみ封入することができる。他の変形および利点は明らかであろう。
本発明の第5の実施形態に係るインタフェース装置404を図6及び図7に示す。インタフェース装置404は、インタフェース装置4と同様に構成された支持体424、変形可能部428、およびインターフェース部432を含む点でインタフェース装置4と同様である。しかしながら、インタフェース装置404は、患者12の鼻20の鼻孔の中またはその反対側に受容されるように意図された鼻枕クッション型の装置であることが分かる。
より具体的には、変形可能部428は、番号436Aおよび436Bで示される2つの別々の組の変形可能要素に分割される複数の変形可能要素を含むと言える。変形可能要素436Aは相互に相互接続されて格子構造を形成し、変形可能要素436Bも同様に相互に相互接続されて別の格子構造を形成する。支持体424はベース440を含み、インタフェース部432は符号448Aおよび448Bで示される一対の壁を含む。インタフェース部432はさらに、数字460Aおよび460Bで示される一対のバリアを有するバリア装置456を含む。
図7から理解されるように、バリア460Aおよび460Bはベース440上に配置され、壁448Aおよび448Bはそれぞれバリア460Aおよび460B上に配置されている。変形可能要素436Aは、互いに離間した複数の接続点でベース440、壁448、およびバリア460Aと接続されている。同様に、変形可能要素436Bは、互いに離間した複数の接続点でベース440、壁448B、およびバリア460Bと接続されている。
さらに、図6および図7に見られるように、インタフェース部432はさらに、それぞれ壁448Aおよび448B上に位置し、その中にそれぞれ形成された一対の開口部468Aおよび468Bを有する一対のノズル464Aおよび464Bをさらに含む。ノズル464Aおよび464Bは、ほぼ円錐形であり、鼻20内で患者12の鼻孔と係合するように構成されている。支持体424およびインタフェース部432に接続された変形可能要素436Aおよび436Bを設けることによって、ノズル464Aおよび464Bは有利には、互いに向かって近づいたり離れたりして有利に変形可能である。ノズル464Aおよび464Bのこのような変形特性は、適切な変形特性を有するように変形可能要素436Aおよび436Bを構成することによって提供され、それによって鼻20の鼻孔を係合させるときにフィット感および優れた快適性が提供される。他の変形および利点は明らかであろう。
本発明の第6の実施形態に係るインタフェース装置504を図8に概略的に示す。インタフェース装置504は、インタフェース装置4と同様の様式で支持体、変形可能部、およびインターフェース部を含むという点でインタフェース装置4と同様であり、インタフェース装置504は、複数の変形可能要素を設けることができるという、さらなる変更可能性を例示することを意図している。図8は、参照番号536A、536B、536C、および536Dで示される変形可能要素の少なくとも4つの領域を示し、これらはすべて集合的にまたは個別に参照番号536と呼ばれることがあり、そのすべては支持体の硬い部分538上の異なる位置にある。すなわち、変形可能要素536A、536B、536C、および536Dはすべて、それらの間に隙間が形成されているのに対して、硬い部分538は一般にそのような隙間を有していない。
変形可能要素536Aは相互に相互接続されており、相互に相互接続された変形可能要素536Bによって形成される格子構造に隣接して位置する格子構造を形成している。変形可能要素536Cおよび536Dはそれぞれ互いに相互接続されて格子構造を形成し、それぞれ硬い部分538の他の部分に配置されている。変形可能要素536A、536B、536C、および536Dの変形変形特性は、特定の用途の必要性に従って選択され、患者12にとっての快適性および適合性を向上させるようにカスタマイズ可能である。
すなわち、一例として、変形可能要素536Aは、変形可能要素536Bによって形成される第2の変形可能部とは異なるコンプライアンス特性を有する第1の変形可能部を形成する。そのような異なるコンプライアンス特性は、変形可能要素536Aおよび536Bを形成するために異なる材料を使用することによって、および/または長さ、断面寸法、密度(即ち、互いに対して離間している)などの異なる物理的寸法を有するように変形可能要素を構成することによって達成できる。変形可能要素536Aによって形成された第1の変形可能部と変形可能要素536Bによって形成された第2の変形可能部との間に壁を有する必要はなく、むしろ変形可能要素536Aを変形可能要素536Bと直接接続することができる。これは、特定の変形可能要素536Aを特定の変形可能要素536Bと直接または他の方法で接続させるように慎重に設計することによって達成することができる。すなわち、変形可能要素536Aによって形成された格子構造と変形可能要素536Bによって形成された格子構造とは、明確に形状が異なっていてもよく、それでも両方が接続される介在壁構造を必要とせずに互いに隣接して位置し得る。むしろ、積層造形プロセス中に、変形可能要素536Aによって形成された格子構造と変形可能要素536Bによって形成された格子構造とを、変形可能要素536Aのうちのいくつかと変形可能要素536Bとを直接接続することによって直接接続することができる。そのように、カスタマイズされた物理的特性を達成するために、製造中に複数の異なる格子構造を互いに直接接続することができることを理解することができる。
本発明の第7の実施形態に係るインタフェース装置604を図9に概略的に示す。インタフェース装置604はインタフェース装置504に類似しているが、それは、支持体の硬い部分638上の様々な位置にある、ここでは集合的にまたは個別に番号636で参照されてもよい、5つの異なる組の変形可能要素636A、636B、636C、636D、および636Eを含む。一組の変形可能要素636の配置は、一組の変形可能要素536の配置とは完全に異なる。したがって、図8および図9は、様々な変形可能要素の様々な構成を、所望のコンプライアンス特性の分布などに関する特定の用途の要求を任意の有利な形で満たすためにどのようにカスタマイズできるかを示すことを目的とする。
本発明の第8の実施形態に係るインタフェース装置704は、概して図10A及び図10Bに示されている。より具体的には、図10Aは、インタフェース装置704の支持体の硬い部分736を示す。図10Bは、硬い部分738上に異なる配置で描かれている4組の変形可能要素736A、736B、736C、および736Dを描いている。同様に、本発明の第9の実施形態に係るインタフェース装置804は、概して、図11Aおよび図11Bに示される。すなわち、インタフェース装置804の硬い部分838が図11Aに描かれている。図11Bは、硬い部分838上の異なる位置に配置された3組の変形可能要素836A、836B、および836Cをさらに示している。インタフェース装置704および804は、特定の用途の必要性に応じて個々の患者または患者のクラスに適したカスタマイズされたコンプライアンス特性を提供するように変形可能部を構成することができる可変性をさらに示す。
例として、硬い部分538、638、738、および838は、PVCなどのような比較的硬い構造で形成することができ、あるいはポリマーフォームまたは他のそのような材料などの比較的柔軟な材料で形成することができる。インタフェース装置504、604、704、および804上のさまざまな位置に設けられているさまざまな変形可能要素は、個々の患者のニーズまたは患者のクラスに適し、したがってそのようなインタフェース装置を可能にするコンプライアンス特性を有するように選択でき、これは、フィット性と機能を改善し、どちらも望ましい。他の変形および利点は明らかであろう。
本発明の第10の実施形態に係るインタフェース装置904は、概して図12から図15に示されている。インタフェース装置904は、インタフェース装置4と同様に構成された支持部924、変形可能部928、およびインタフェース部932を含む点でインタフェース装置4と同様である。
支持体924は、ベース940を含み、さらに必ずしもベース940と平行または互いに平行に配向されておらず、むしろそれに対して様々な配向である複数のプラットフォーム942A、942B、および942Cをさらに含むと言うことができる。インタフェース部932は、壁948、フラップ950、およびバリア装置956を含むと言える。バリア装置956は、数字960Aおよび960Bで示される一対のバリアを含むと言うことができる。さらに、変形可能部分928は、図示の例示的実施形態では、数字936A、936B、および936Cで示される3つの組にあるとして例示的な様式で本明細書で説明される複数の変形可能要素を含むと言える。
例として、バリア960Aは、プラットフォーム942Aと942Bとの間に延在している、及び/または、プラットフォーム942Aと942Bとを含むと言うことができる。同様に、バリア960Bは、プラットフォーム942Cと壁948との間に延在している、及び/又は、プラットフォーム942Cと壁948とを含むと言うことができる。変形可能要素936Aは、バリア960Aと接続され、さらにプラットフォーム942Aおよび942Bと接続されると言える。同様に、変形可能要素936Bは、プラットフォーム942C、バリア960B、および壁948と接続され、それらの間に延在していると言われることができる。変形可能要素936Cは、インタフェース装置4の高圧側の他の場所に配置されている。
前述の実施形態の全てと同様に、様々な変形可能要素936A、936B、および936Cは、間隔を空けて配置された複数の接続点で支持部924およびインタフェース部分932の様々な構造と接続され、少なくとも部分的に相互に相互接続され、少なくとも部分的に、相互に接続されて、互いに格子構造を形成する。また、変形可能部分928の様々な変形可能要素936A、936B、および936Cは、インタフェース装置904が一体の単一構造として一体的に形成されるように、支持部924およびインタフェース部932と共形成される。変形可能部分928の様々な変形可能要素の構成は、任意の特定の用途のニーズに適したカスタマイズされたコンプライアンス特性を提供するために必要に応じて選択することができる。
バリア装置956は、本明細書では、呼吸気体のフローがその壁を通ってインタフェースデバイス904の外部に流れるのを阻止するバリアを提供するように示されているが、他の実施形態では変形可能部分928の特定の部分を構成することができる。特定の用途の必要性に応じて、排気目的または他の目的のために、呼吸気体のフローおよび/またはその呼気がその隙間を通って流れることを可能にする。さらに、障壁960Aおよび960Bならびにプラットフォーム942A、942Bおよび942Cは、それ自体、患者12の顔の形状によって提示される特定の必要性および/または他の必要性に適するように変形特性をカスタム構成することができる対応変形可能構造であり得る。本概念から逸脱することなく、前述の変形可能要素の組936A、936B、および936Cの様々な配置を他の配置で構成して他のコンプライアンス特性を提供することもできることも理解されよう。前述のすべての実施形態と同様に、インタフェース装置904は、積層造形法を用いて形成することができ、単一の一体構造としてポリマーまたは他の適切に変形可能な材料から形成される可能性があるが、本発明の思想から逸脱することなく、他の構成も可能である。
したがって、フラップ950は口16および鼻20の近傍で患者12の顔面と係合し、変形可能要素936Cは、改善されたフィット、したがって患者12とのインターフェース装置904の接続の改善された機能性を提供するために望ましいレベルの引張および圧縮コンプライアンスを提供するように構成される。フラップ950は、気道付近の患者12の顔面の形状に一致するように有利に構成され、いくつかの変形可能な要素936Cは、壁948とフラップ950との間に延びてそれらと接続され、それらの間に望ましい変形特性を提供することがさらに分かる。これに関して、支持体924、変形可能部928、およびインタフェース部932を形成する様々な構造は、その上の様々な場所でカスタマイズされたレベルのコンプライアンスを提供するのに適した様々な形状のいずれかを有することができ、これにより、患者12とのフィット感と快適性が高まり、性能が向上する。他の変形および利点は明らかであろう。
本発明の第11の実施形態に係るインタフェース装置1004は、概して図16及び図17に示されている。インタフェース装置1004は、インタフェース装置4と同様に構成された支持部1024、変形可能部1028、およびインタフェース部1032を含む点でインタフェース装置4と同様である。
変形可能部1028は、複数の変形可能要素1036Aによって形成される第1の変形可能部1028Aと、複数の変形可能要素1036Bによって形成される第2の変形可能部1028Bとを含むと言える。例示的な第1の変形可能部1028Aは、第2の変形可能部1028Bとは異なるコンプライアンス特性を有し、これは、少なくとも部分的には、変形可能要素1036Aが概してそれぞれ変形可能要素1036Bよりも長い長さであるという事実による。また、第1の変形可能部1028Aおよび第2の変形可能部1028Bを形成する際に異なる材料を使用することができ、および/またはそれらの間に他の違いが存在することができる。第1および第2の変形可能部1028Aおよび1028Bの形状が明らかに異なるにもかかわらず、特定の変形可能要素1036Aは特定の変形可能要素1036Bと直接接続されている。したがって、第1および第2の変形可能部1028Aおよび1028Bは、そのような接続を可能にするために介在壁または他の構造を必要とせずに直接一緒に接続することができる。これは、特定の変形可能要素1036Aが特定の変形可能要素1036Bと直接接続されるように、変形可能部1028を慎重に設計することによって達成される。
請求項中の括弧内の任意の参照符号は、請求項を限定するものとして解釈されるべきではない。「有する」又は「含む」なる用語は、請求項に挙げられた要素又はステップ以外の要素又はステップの存在を除外しない。幾つかの手段を規定している装置クレームにおいて、これらの手段の幾つかは、全く同一のハードウェアによって実現されてもよい。単数形の要素は、かかる要素が複数存在することを除外しない。幾つかの手段を規定している任意の装置クレームにおいて、これらの手段の幾つかは、全く同一のハードウェア部品によって実現されてもよい。特定の要素が相互に異なる従属項において言及されているという単なる事実は、これらの要素が組み合わせられないということを示すものではない。
現時点で最も実用的且つ好適と考えられる実施態様に基づき例示の目的のために本発明を詳細に記載したが、そのような詳細は専らその目的のためであること、並びに、本発明は開示の実施態様に限定されず、逆に、付属の請求項の精神及び範囲内にある変更及び均等構成を包含することが意図されていることが理解されるべきである。例えば、本発明は、可能な限り、任意の実施態様の1つ又はそれよりも多くの機能を任意の他の実施態様の1つ又はそれよりも多くのの機能と組み合わせ得ることが理解されるべきである。

Claims (12)

  1. 呼吸気体源と流体連通して接続されるとともに患者の気道に呼吸気体のフローを供給するように構成されたインタフェース装置であって、前記インタフェース装置は、
    支持体と、
    前記支持体上に位置する変形可能部と、
    前記変形可能部上に位置するとともに前記気道の近傍において前記患者と係合するように構成されたインタフェース部と、
    を有し、
    前記変形可能部は、格子構造を形成するとともに、当該格子構造は、前記支持体上の複数の離間した接続点において前記支持体と接続される複数の変形可能要素を有し、前記変形可能部は、前記複数の変形可能要素間に位置する複数の隙間を更に有し、
    前記複数の変形可能要素の少なくともいくつかの変形可能要素が、互いに相互接続されており、前記複数の変形可能要素の少なくとも一部は、長さ、断面寸法、互いに対する間隔、材料の少なくとも1つが異なっており、これにより、前記変形可能部が前記インタフェース装置に沿った位置に応じて異なる変形特性を有しており、
    前記インタフェース部が、壁を有し、前記複数の変形可能要素が、前記壁上の複数の離間した追加の接続点において前記壁と接続されており、
    前記インタフェース部が、バリアを含むバリア装置を更に有し、前記バリアは、前記支持体と前記壁との間に延在し、前記呼吸気体のフローが流れ込んで前記複数の変形可能要素と接触するのを防ぐように構成されており、更に、前記呼吸気体のフローが前記隙間に流れ込むのを防ぐように構成されており、
    前記複数の変形可能要素及び前記複数の隙間が、前記バリア内に封入されている、インタフェース装置。
  2. 前記壁が、前記壁が前記患者の顔の少なくとも一部と係合することを可能にするように輪郭付けられている、請求項1記載のインタフェース装置。
  3. 前記インタフェース部が、前記壁から突出するとともに前記患者の顔と係合するように構成されたフラップを更に含む、請求項1記載のインタフェース装置。
  4. 前記フラップの少なくとも一部が、前記壁から離間して、前記フラップの少なくとも一部を前記患者の顔と係合するように変形させるように構成された正の圧力としての呼吸気体のフローを受けるように構成されたポケットを形成する、請求項3記載のインタフェース装置。
  5. 前記複数の変形可能要素の少なくともいくつかの変形可能要素が、前記バリアと接続される、請求項1記載のインタフェース装置。
  6. 前記複数の変形可能要素が、前記バリアから切り離されている、請求項1記載のインタフェース装置。
  7. 前記インタフェース部が、一組の壁を有し、前記複数の変形可能要素が、前記一組の壁上の複数の離間した追加の接続点において前記一組の壁と接続され、前記インタフェース部が、前記一組の壁上に位置するとともに前記患者の鼻孔と係合するように構成された一組のノズルを更に有する、請求項1記載のインタフェース装置。
  8. 前記インタフェース部が、壁を有し、前記複数の変形可能要素の少なくともいくつかの変形可能要素が、前記壁上の複数の離間した追加の接続点において前記壁と接続され、前記支持体が、ベースと、少なくとも第1のプラットフォームと、を含み、前記複数の変形可能要素の一部が、前記ベースと前記少なくとも第1のプラットフォームとの間に位置し、前記複数の変形可能要素の他の部分が、前記少なくとも第1のプラットフォームと前記壁との間に位置する、請求項1記載のインタフェース装置。
  9. 前記インタフェース部が、前記ベースと前記少なくとも第1のプラットフォームとの間に延在する一のバリアと、前記少なくとも第1のプラットフォームと前記壁との間に延在する他のバリアとを含むバリア装置を更に有し、前記バリア装置が、前記呼吸気体のフローが流れ込んで前記複数の変形可能要素と接触することを防ぐように構成されている、請求項8記載のインタフェース装置。
  10. 前記複数の変形可能要素が、前記バリア装置から切り離されている、請求項9記載のインタフェース装置。
  11. 前記変形可能部を形成する複数の材料の少なくとも1つの材料が、前記複数の材料の他の材料の材料特性とは異なる少なくとも第1の材料特性を持つ、請求項1記載のインタフェース装置。
  12. 前記変形可能部が、複合材料または合金を形成するために前記複数の材料から形成されたマトリックスである、請求項11記載のインタフェース装置。
JP2019508238A 2016-10-04 2017-10-04 積層造形プロセスにより形成可能なインタフェース装置 Active JP7442317B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201662403935P 2016-10-04 2016-10-04
US62/403,935 2016-10-04
PCT/EP2017/075270 WO2018065500A1 (en) 2016-10-04 2017-10-04 Interface device formable by additive manufacturing process

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2019528821A JP2019528821A (ja) 2019-10-17
JP2019528821A5 JP2019528821A5 (ja) 2020-11-12
JP7442317B2 true JP7442317B2 (ja) 2024-03-04

Family

ID=60083962

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019508238A Active JP7442317B2 (ja) 2016-10-04 2017-10-04 積層造形プロセスにより形成可能なインタフェース装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11590309B2 (ja)
EP (1) EP3522965B1 (ja)
JP (1) JP7442317B2 (ja)
CN (1) CN109803705A (ja)
WO (1) WO2018065500A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024011290A1 (en) * 2022-07-14 2024-01-18 ResMed Pty Ltd Patient interface and cushion thereof

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013536774A (ja) 2010-09-03 2013-09-26 エーオーエス ゲーエムベーハー エレクトロ オプティカル システムズ 内部構造を有する3次元物体の製造方法
JP2014524801A (ja) 2011-07-12 2014-09-25 レスメド・リミテッド 布地マスクシステム

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2005253641B2 (en) * 2004-06-16 2011-12-01 ResMed Pty Ltd Cushion for a respiratory mask assembly
US8371293B2 (en) * 2005-12-16 2013-02-12 Resmed Limited Bladder cushion, forehead cushion, headgear straps, headgear cap and/or chinstrap
AU2008323541B2 (en) * 2007-11-15 2013-12-05 ResMed Pty Ltd A cushioning structure
AU2009207376A1 (en) * 2008-01-22 2009-07-30 Ric Investments Llc Face mask
WO2009151344A1 (en) * 2008-06-12 2009-12-17 Fisher & Paykel Healthcare Limited Respiratory nasal interface with sealing cap portions
CN102458547B (zh) * 2009-05-29 2016-05-11 瑞思迈有限公司 鼻面罩系统
WO2011003128A1 (en) * 2009-07-07 2011-01-13 Resmed Ltd Cushion assembly for a respiratory mask
US20130146060A1 (en) * 2010-08-27 2013-06-13 Koninklijke Philips Electronics N.V. Cushion for a patient interface device
GB201113506D0 (en) * 2011-08-05 2011-09-21 Materialise Nv Impregnated lattice structure
WO2013108160A1 (en) * 2012-01-16 2013-07-25 Koninklijke Philips N.V. Patient interface device having an engineered surface for providing low friction and improved comfort to the user
JP6265975B2 (ja) * 2012-05-10 2018-01-24 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 変形可能な鼻プロングを含む患者インターフェースデバイス
US20160184538A1 (en) * 2013-08-12 2016-06-30 Koninklijke Philips N.V. Detecting the fit of a patient interface device
US10463823B2 (en) * 2014-03-10 2019-11-05 Morpheus Medical Solutions, LLC Facial mask and method of making
EP3233169B8 (en) * 2014-12-18 2020-04-01 Koninklijke Philips N.V. Adaptive buckling member in a patient interface
WO2017142568A1 (en) * 2016-03-30 2017-08-24 Human Design Medical, Llc Facial mask with internal intermediate maxilla support for use with ventilation and positive air pressure systems

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013536774A (ja) 2010-09-03 2013-09-26 エーオーエス ゲーエムベーハー エレクトロ オプティカル システムズ 内部構造を有する3次元物体の製造方法
JP2014524801A (ja) 2011-07-12 2014-09-25 レスメド・リミテッド 布地マスクシステム

Also Published As

Publication number Publication date
CN109803705A (zh) 2019-05-24
US11590309B2 (en) 2023-02-28
JP2019528821A (ja) 2019-10-17
EP3522965A1 (en) 2019-08-14
WO2018065500A1 (en) 2018-04-12
EP3522965B1 (en) 2020-07-22
US20190307980A1 (en) 2019-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105358204B (zh) 病人接口及其多个方面
EP2552527B1 (en) Respiratory mask with ribbed contacting surface
EP2830690B1 (en) User interface device providing for improved cooling of the skin
US10702666B2 (en) Customizable facial sealing segment for respiratory device and method of customizing
CN104066473B (zh) 具有用于为用户提供低摩擦和改善的舒适度的工程化表面的患者界面装置
EP2651480B1 (en) Headgear strap members with enhanced comfort
AU2011234068A1 (en) Respiratory mask with ribbed contacting surface
US20120318271A1 (en) Replaceable nasal pillow kit
WO2013041996A2 (en) Patient interface with expandable nasal prongs
JP2013508062A (ja) 調整可能な頬支持を持つ患者インターフェース装置
JP2022549618A (ja) 患者インターフェース装置のための鼻枕のクッション
JP7442317B2 (ja) 積層造形プロセスにより形成可能なインタフェース装置
JP2017525490A (ja) Cpap加圧ガス透過性マスククッション
EP3463537B1 (en) Cushion member and method of manufacturing same
WO2015063676A1 (en) Convertible patient interface device
US20210128862A1 (en) Cushion with buckling prevention structure
US11724055B2 (en) Multi-layers cushion assembly for a patient interface

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20190308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200930

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210806

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20211102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220620

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221018

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20221018

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20221025

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20221107

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20221216

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20221223

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20230208

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20230320

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230531

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7442317

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150