JP7441983B2 - 制御装置、制御方法、及び無人航空機探索システム - Google Patents

制御装置、制御方法、及び無人航空機探索システム Download PDF

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Description

本発明は、失踪した無人航空機を探索するシステム等の技術分野に関する。
従来、失踪した無人航空機の効率的な捜索および回収を可能とするために、例えば特許文献1に開示されるように、無人航空機に搭載される紛失防止装置は、飛行中の無人航空機の現在位置を特定するための情報である位置情報を取得しておき、当該無人航空機の着地を検知したときに、当該位置情報を管理局に送信する技術が知られている。これにより、無人航空機の着地点においてGPS受信器が有効に動作していない場合でも、その着地点に至るまでの位置情報から無人航空機の現在位置を推定することができる。
国際公開第2017/026354号
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、無人航空機の着地時には、その衝撃等により無人航空機に搭載される機器が機能しなくなり、失踪した無人航空機の位置情報を管理局に送信することさえもできなくなる可能性がある。この場合、失踪した無人航空機の現在位置を正確に推定することができず、当該無人航空機の回収が困難になるという問題がある。
そこで、失踪した無人航空機を効率良く回収させることを可能とする制御装置、制御方法、及び無人航空機探索システムを提供する。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、失踪した第1無人航空機を探索するための第2無人航空機を制御する制御装置であって、前記第1無人航空機より逐次送信され、前記第1無人航空機の水平方向の位置を示す位置情報を取得する取得手段と、前記第1無人航空機から前回の前記位置情報を受信してから所定時間以上前記位置情報を受信しなかった場合に、当該前回の前記位置情報を前記第1無人航空機の最終取得位置として特定する特定手段と、前記最終取得位置に向けて飛行を開始した前記第2無人航空機が当該最終取得位置から所定距離の探索範囲に入った場合に、前記第2無人航空機に備えられるセンサのセンシングにより得られたセンシングデータに基づいて、探索対象である前記第1無人航空機を検出する検出手段と、前記最終取得位置に向けて前記第2無人航空機を移動させる飛行制御手段であって、前記検出手段により検出された前記第1無人航空機の上方の位置に前記第2無人航空機を移動させる飛行制御手段と、前記第2無人航空機が前記第1無人航空機の上方の位置に移動したときの当該第2無人航空機の水平方向の位置を特定する第1特定手段と、前記第1無人航空機を回収者が回収するために前記第1特定手段により特定された位置に到着する予定時刻と、前記第2無人航空機のバッテリの残量を特定し、前記予定時刻と前記バッテリの残量とに基づいて、前記第2無人航空機を前記第1特定手段により特定された位置の周辺において着陸可能な場所に一時的に着陸させるか否かを判定する判定手段と、を備え、前記飛行制御手段は、前記判定手段により前記第2無人航空機を前記着陸可能な場所に一時的に着陸させると判定された場合に、前記第2無人航空機を前記着陸可能な場所に一時的に着陸させ、その後、前記第2無人航空機を離陸させて前記第1無人航空機の上方の位置に前記第2無人航空機を移動させることを特徴とする
請求項2に記載の発明は、失踪した第1無人航空機を探索するための第2無人航空機を制御する制御装置であって、前記第1無人航空機より逐次送信され、前記第1無人航空機の水平方向の位置を示す位置情報を取得する取得手段と、前記第1無人航空機から前回の前記位置情報を受信してから所定時間以上前記位置情報を受信しなかった場合に、当該前回の前記位置情報を前記第1無人航空機の最終取得位置として特定する特定手段と、前記最終取得位置に向けて飛行を開始した前記第2無人航空機が当該最終取得位置から所定距離の探索範囲に入った場合に、前記第2無人航空機に備えられるセンサのセンシングにより得られたセンシングデータに基づいて、探索対象である前記第1無人航空機を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された前記第1無人航空機が移動しているか否かを判定する判定手段と、前記最終取得位置に向けて前記第2無人航空機を移動させる飛行制御手段であって、前記判定手段により前記第1無人航空機が移動していると判定された場合に、前記第2無人航空機を特定の場所に所定時間待機させ、その後、前記第1無人航空機の上方の位置に前記第2無人航空機を移動させる飛行制御手段と、を備えることを特徴とする
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の制御装置において、前記飛行制御手段は、前記第2無人航空機を前記第1無人航空機の上方の位置でホバリングさせることを特徴とする
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一項に記載の制御装置において、前記飛行制御手段は、前記第2無人航空機の出発地から通常飛行モードで前記最終取得位置に向けて前記第2無人航空機を飛行させ、前記第2無人航空機が当該最終取得位置から所定距離の範囲に入った場合に、前記通常飛行モードから探索飛行モードに切り替えて前記第2無人航空機を飛行させることを特徴とする
請求項5に記載の発明は、請求項に記載の制御装置において、前記飛行制御手段は、前記通常飛行モードから前記探索飛行モードへの切り替えに応じて前記第2無人航空機の飛行速度を低下させることを特徴とする
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至の何れか一項に記載の制御装置において、前記第2無人航空機は、前記センサとして、前記第2無人航空機の飛行制御に用いられる光学センサと、前記探索対象が放射する温度を非接触で感知するサーモセンサとを備えており、前記飛行制御手段は、前記第2無人航空機の出発地から通常飛行モードで前記最終取得位置に向けて前記第2無人航空機を飛行させ、前記第2無人航空機が当該最終取得位置から所定距離の範囲に入った場合に、前記通常飛行モードから探索飛行モードに切り替えて前記第2無人航空機を飛行させ、前記検出手段は、前記通常飛行モードから前記探索飛行モードへの切り替えに応じて前記光学センサに代えてまたは前記光学センサとともに前記サーモセンサのセンシングにより得られたセンシングデータに基づいて前記第1無人航空機を検出することを特徴とする
請求項7に記載の発明は、失踪した第1無人航空機を探索するための第2無人航空機を制御する1または複数のコンピュータにより実行される制御方法であって、前記第1無人航空機より逐次送信され、前記第1無人航空機の水平方向の位置を示す位置情報を取得するステップと、前記第1無人航空機から前回の前記位置情報を受信してから所定時間以上前記位置情報を受信しなかった場合に、当該前回の前記位置情報を前記第1無人航空機の最終取得位置として特定するステップと、前記最終取得位置に向けて前記第2無人航空機を移動させるステップと、前記最終取得位置に向けて飛行を開始した前記第2無人航空機が当該最終取得位置から所定距離の探索範囲に入った場合に、前記第2無人航空機に備えられるセンサのセンシングにより得られたセンシングデータに基づいて、探索対象である前記第1無人航空機を検出するステップと、前記検出された前記第1無人航空機の上方の位置に前記第2無人航空機を移動させるステップと、前記第2無人航空機が前記第1無人航空機の上方の位置に移動したときの当該第2無人航空機の水平方向の位置を特定するステップと、前記第1無人航空機を回収者が回収するために前記特定された位置に到着する予定時刻と、前記第2無人航空機のバッテリの残量を特定し、前記予定時刻と前記バッテリの残量とに基づいて、前記第2無人航空機を前記特定された位置の周辺において着陸可能な場所に一時的に着陸させるか否かを判定するステップと、前記第2無人航空機を前記着陸可能な場所に一時的に着陸させると判定された場合に、前記第2無人航空機を前記着陸可能な場所に一時的に着陸させ、その後、前記第2無人航空機を離陸させて前記第1無人航空機の上方の位置に前記第2無人航空機を移動させるステップと、を含むことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、失踪した第1無人航空機を探索するための第2無人航空機を制御する1または複数のコンピュータにより実行される制御方法であって、前記第1無人航空機より逐次送信され、前記第1無人航空機の水平方向の位置を示す位置情報を取得するステップと、前記第1無人航空機から前回の前記位置情報を受信してから所定時間以上前記位置情報を受信しなかった場合に、当該前回の前記位置情報を前記第1無人航空機の最終取得位置として特定するステップと、前記最終取得位置に向けて前記第2無人航空機を移動させるステップと、前記最終取得位置に向けて飛行を開始した前記第2無人航空機が当該最終取得位置から所定距離の探索範囲に入った場合に、前記第2無人航空機に備えられるセンサのセンシングにより得られたセンシングデータに基づいて、探索対象である前記第1無人航空機を検出するステップと、前記検出された前記第1無人航空機が移動しているか否かを判定するステップと、前記第1無人航空機が移動していると判定された場合に、前記第2無人航空機を特定の場所に所定時間待機させ、その後、前記第1無人航空機の上方の位置に前記第2無人航空機を移動させるステップと、を含むことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、失踪した第1無人航空機を探索するための第2無人航空機を含む無人航空機探索システムであって、前記第1無人航空機より逐次送信され、前記第1無人航空機の水平方向の位置を示す位置情報を取得する取得手段と、前記第1無人航空機から前回の前記位置情報を受信してから所定時間以上前記位置情報を受信しなかった場合に、当該前回の前記位置情報を前記第1無人航空機の最終取得位置として特定する特定手段と、前記最終取得位置に向けて飛行を開始した前記第2無人航空機が当該最終取得位置から所定距離の探索範囲に入った場合に、前記第2無人航空機に備えられるセンサのセンシングにより得られたセンシングデータに基づいて、探索対象である前記第1無人航空機を検出する検出手段と、前記最終取得位置に向けて前記第2無人航空機を移動させる飛行制御手段であって、前記検出手段により検出された前記第1無人航空機の上方の位置に前記第2無人航空機を移動させる飛行制御手段と、前記第2無人航空機が前記第1無人航空機の上方の位置に移動したときの当該第2無人航空機の水平方向の位置を特定する第1特定手段と、前記第1無人航空機を回収者が回収するために前記第1特定手段により特定された位置に到着する予定時刻と、前記第2無人航空機のバッテリの残量を特定し、前記予定時刻と前記バッテリの残量とに基づいて、前記第2無人航空機を前記第1特定手段により特定された位置の周辺において着陸可能な場所に一時的に着陸させるか否かを判定する判定手段と、を備え、前記飛行制御手段は、前記判定手段により前記第2無人航空機を前記着陸可能な場所に一時的に着陸させると判定された場合に、前記第2無人航空機を前記着陸可能な場所に一時的に着陸させ、その後、前記第2無人航空機を離陸させて前記第1無人航空機の上方の位置に前記第2無人航空機を移動させることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、失踪した第1無人航空機を探索するための第2無人航空機を含む無人航空機探索システムであって、前記第1無人航空機より逐次送信され、前記第1無人航空機の水平方向の位置を示す位置情報を取得する取得手段と、前記第1無人航空機から前回の前記位置情報を受信してから所定時間以上前記位置情報を受信しなかった場合に、当該前回の前記位置情報を前記第1無人航空機の最終取得位置として特定する特定手段と、前記最終取得位置に向けて飛行を開始した前記第2無人航空機が当該最終取得位置から所定距離の探索範囲に入った場合に、前記第2無人航空機に備えられるセンサのセンシングにより得られたセンシングデータに基づいて、探索対象である前記第1無人航空機を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された前記第1無人航空機が移動しているか否かを判定する判定手段と、前記最終取得位置に向けて前記第2無人航空機を移動させる飛行制御手段であって、前記判定手段により前記第1無人航空機が移動していると判定された場合に、前記第2無人航空機を特定の場所に所定時間待機させ、その後、前記第1無人航空機の上方の位置に前記第2無人航空機を移動させる飛行制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、失踪した無人航空機を効率良く回収させることができる。
無人航空機探索システムSの概要構成例を示す図である。 UAV1の概要構成例を示す図である。 制御部16における機能ブロック例を示す図である。 UAV50の最終取得位置Pfと、UAV50の現在位置Pcとの位置関係を示す概念図である。 UAV50の上方の位置にUAV1があるときの様子を示す概念図である。 UAV50の上方の位置から離れた位置にUAV1があるときの様子(例1)を示す概念図である。 UAV50の上方の位置から離れた位置にUAV1があるときの様子(例2)を示す概念図である。 管理サーバMSの概要構成例を示す図である。 UAV1の制御部16により実行される処理の一例を示すフローチャートである。 図9のステップS5における探索開始処理の一例を示すフローチャートである。 図9のステップS9における所在特定及び通知処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。本実施形態に係る無人航空機探索システムSでは、失踪した第1無人航空機を探索するために探索用(調査用)の第2無人航空機が用いられる。以下の説明において、失踪した第1無人航空機をUAV(Unmanned Aerial Vehicle )50と称し、これを探索するための第2無人航空機をUAV1と称する。UAV50及びUAV1は、それぞれ、ドローン、またはマルチコプタとも呼ばれ、大気中を遠隔操作より飛行または自律的に飛行することが可能になっている。本実施形態では、UAV50が運搬(配送)、測量、撮影、点検、または監視等のために飛行している途中で失踪したことを想定する。UAV50の飛行経路は、例えば、山間部や山岳地帯を通過することが想定される。ここで、失踪とは、UAV50の行方が分からなくなることをいう。例えば、航空機の運航を管理する運航管理システム(運航管理局)がUAV50からの信号(例えば、自己位置情報)を正常に受信できなくなった状況が失踪に該当する。
1.無人航空機探索システムSの構成及び動作概要
先ず、図1を参照して本実施形態に係る無人航空機探索システムSの構成及び動作概要について説明する。図1は、無人航空機探索システムSの概要構成例を示す図である。図1に示すように、無人航空機探索システムSは、UAV1、及び運航管理システム(以下、「UTMS(UAV Traffic Management System)」と称する)2を含んで構成される。UAV1とUTMS2とは、通信ネットワークNWを介して互いに通信可能になっている。通信ネットワークNWは、例えば、インターネット、移動体通信ネットワーク及びその無線基地局等から構成される。UTMS2は、管理サーバMSを含む1以上のサーバ等を備えて構成される。管理サーバMSは、所定の装置の一例である。管理サーバMSは、UAV50及びUAV1の飛行前の運航計画の管理、及び飛行中のUAV50及びUAV1の飛行状況の管理及び制御を行う。飛行状況の管理は、例えば、UAV50とUAV1のそれぞれから機体ID(Identifer)とともに管理サーバMSへ逐次送信される自己位置情報に基づいて行われる。UAV1の機体IDを記憶する。機体IDは、UAV50及びUAV1のそれぞれを識別するための識別情報である。
1-1.UAV1の構成及び機能
次に、図2を参照して、UAV1の構成及び機能について説明する。図2は、UAV1の概要構成例を示す図である。図2に示すように、UAV1は、駆動部11、測位部12、通信部13、センサ部14、記憶部15、及び制御部16等を備える。さらに、UAV1は、UAV1の各部へ電力を供給するバッテリ(図示せず)、水平回転翼であるロータ(プロペラ)等を備える。バッテリの残量は、制御部16により監視されるとよい。なお、UAV50についても、図2に示すように構成されてよい。また、UAV1は、探索用として用いられるので、UAV50よりもサイズが小さく、小型タイプのものであればよい。
駆動部11は、モータ及び回転軸等を備える。駆動部11は、制御部16から出力された制御信号に従って駆動するモータ及び回転軸等により複数のロータを回転させる。測位部12は、電波受信機及び高度センサ等を備える。測位部12は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)の衛星から発信された電波を電波受信機により受信し、当該電波に基づいてUAV1の水平方向の現在位置を検出する。ここで、水平方向の現在位置は、2次元位置座標であり、緯度及び経度で表されるとよい。なお、UAV1の水平方向の現在位置は、センサ部14のカメラにより撮像された画像に基づいて補正されてもよい。測位部12により検出された現在位置を示す自己位置情報は、制御部16へ出力される。さらに、測位部12は、気圧センサ等の高度センサによりUAV1の垂直方向の現在位置を検出してもよい。ここで、垂直方向の現在位置は、高度で表されるとよい。この場合、自己位置情報には、UAV1の高度を示す高度情報が含まれる。通信部13は、無線通信機能を備え、通信ネットワークNWを介して行われる通信の制御を担う。
センサ部14は、UAV1の飛行制御に用いられる各種センサを備える。各種センサには、例えば、光学センサ、距離センサ、3軸角速度センサ、3軸加速度センサ、及び地磁気センサ等が含まれる。センサ部14のセンシングにより得られたセンシングデータは、制御部16へ出力される。ここで、センシングとは、例えば何等かの量(例えば、物理量)を測定、撮像、または感知することなどを意味する。光学センサは、例えばカメラにより構成される。例えば、カメラの画角に収まる範囲内の実空間が連続的に撮像される。カメラのセンシングにより得られたセンシングデータには、センシングされたエリアのRGB画像が含まれる。さらに、センサ部14は、探索対象(例えば、UAV50)が放射する温度を非接触で感知するサーモセンサを備えるとよい。サーモセンサの例として、探索対象の発する赤外線を感知し、その放射量から温度を測定する赤外線サーモグラフィがある。この場合、サーモセンサのセンシングにより得られたセンシングデータには、センシングされたエリアの温度分布画像が含まれる。距離センサは、レーザ光または超音波により探索対象までの距離を測定する。
記憶部15は、不揮発性メモリ等から構成され、各種プログラム及びデータを記憶する。また、記憶部15は、UAV1の機体IDを記憶する。制御部16は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等を備える。図3は、制御部16における機能ブロック例を示す図である。制御部16は、ROM(または、記憶部15)に記憶されたプログラム(プログラムコード群)に従って、図3に示すように、飛行制御部16a(飛行制御手段の一例)、探索対象検出部16b(検出手段の一例)、自己位置特定部16c(第1特定手段の一例)、探索位置情報送信部16d(送信手段の一例)、探索対象位置特定部16e(第2特定手段の一例)、及び着陸要否判定部16f(判定手段の一例)として機能する。
飛行制御部16aは、目的地に向けてUAV1を飛行させる飛行制御を行う。この飛行制御においては、測位部12により検出された現在位置を示す自己位置情報、センサ部14のセンシングにより得られたセンシングデータ等が用いられて、ロータの回転数の制御、UAV1の現在位置、姿勢及び進行方向の制御が行われる。これにより、UAV1は自律的に目的地へ移動することができる。ここで、目的地とは、例えば、UAV50が失踪する直前の位置であってUAV50の水平方向の位置(第2位置の一例)である。かかる位置(以下、「最終取得位置」という)は、例えば、UTMS2がUAV50から最後に受信(取得)した自己位置情報に示される位置である。図4は、UAV50の最終取得位置Pfと、UAV50の現在位置Pcとの位置関係を示す概念図である。図4の例では、山岳地帯において、UAV50は最終取得位置Pfで飛行していたが、その後、山の斜面Slに接地し、現在位置Pcで停止している。なお、飛行制御部16aは、UAV50の最終取得位置を示す最終位置情報(第2位置情報)を管理サーバMSから取得するとよい。
探索対象検出部16bは、例えば、UAV50の最終取得位置から所定距離(例えば、数m~数百m)の範囲(以下、「探索範囲」という)に入った場合に、センサ部14のセンシングにより得られたセンシングデータに基づいて、探索対象であるUAV50の検出を開始する。例えば、センシングデータに含まれるRGB画像と温度分布画像との少なくとも何れか一方の画像から画像認識によりUAV50が検出される。かかる画像認識では、UAV50の外観の特徴情報(予め設定)が用いられるとよい。UAV50が失踪してあまり時間が経過していなければ、バッテリの温度が高いと考えられることから、温度分布画像の利用よりUAV50の検出精度を高めることができる。ここで、飛行制御部16aは、UAV1の出発地から通常飛行モードでUAV50の最終取得位置に向けてUAV1を飛行させ、UAV1が当該最終取得位置から探索範囲に入った場合に、通常飛行モードから探索飛行モードに切り替えてUAV1を飛行させるとよい。これにより、UAV1が探索範囲に到達するまでは飛行を優先させ、到達してからは探索を優先させることにより、UAV1の電力消費を低減できるとともに、探索効率を向上させることができる。
例えば、飛行制御部16aは、通常飛行モードから探索飛行モードへの切り替えに応じてUAV1の飛行速度を低下させるとよい。これにより、UAV50をゆっくり検出することが可能となり、UAV50の検出精度を高めることができる。また、UAV1がサーモセンサを備える場合、探索対象検出部16bは、通常飛行モードから探索飛行モードへの切り替えに応じてカメラに代えて(または、カメラとともに)サーモセンサのセンシングにより得られたセンシングデータに基づいてUAV50を検出するとよい。つまり、UAV50を検出するために、カメラからサーモセンサに切り替えられるか、或いはカメラに加えてサーモセンサが起動する。これにより、UAV50のバッテリの温度の検出が可能となり、UAV50の検出精度を高めることができる。
そして、飛行制御部16aは、探索対象検出部16bによりUAV50が検出された場合に、当該検出されたUAV50の上方の位置(上空)にUAV1を移動させる。図5は、UAV50の上方の位置にUAV1があるときの様子を示す概念図である。図5に示すように、山の斜面Slに接地しているUAV50の上方の位置は、UAV50の垂直方向にある位置で、且つUAV50の高度よりも高い位置であることが望ましい。つまり、UAV50の真上にUAV1が移動するとよい。ただし、UAV50の上方の位置とは、誤差を考慮し、図5に示すように、UAV50の垂直方向の軸Veから数度Θシフトした位置にあってもよい。また、UAV1がUAV50の上方の位置に移動したときのUAV50とUAV1との距離は、特に限定されるものではないが、例えば数mであるとよい。また、飛行制御部16aは、UAV1をUAV50の上方の位置でホバリングさせるとよい。これにより、UAV1がUAV50の位置の目印となり、回収者(捜索者)は容易に失踪したUAV50の位置を把握することができる。ただし、UAV1がホバリングしている状態は、UAV1が空中で完全に静止した状態に限定されず、UAV1に多少の位置変動が発生してもよい。
自己位置特定部16cは、UAV1がUAV50の上方の位置に移動したときのUAV1の水平方向の現在位置(自己位置)を特定する。例えば、自己位置特定部16cは、UAV1がUAV50の上方の位置に移動したときに測位部12により検出された現在位置を示す自己位置情報を取得することでUAV1の水平方向の現在位置を特定する。探索位置情報送信部16dは、自己位置特定部16cにより特定された現在位置を、UAV50の水平方向の現在位置(第1位置の一例)として示す探索位置情報(第1位置情報)を、UAV1の機体IDとともに通信部13を介して管理サーバMSへ送信する。つまり、UAV1の現在位置が、失踪したUAV50の現在位置とみなされる。なお、探索位置情報には、当該探索位置情報が探索結果であることを示す探索結果フラグが含まれる。こうして管理サーバMSに送信された探索位置情報は、回収者の携帯端末装置へ送信される。或いは、当該探索位置情報は、通信部13を介して回収者の携帯端末装置(所定の装置の一例)へ直接送信されてもよい。
一方、UAV50の上方の位置にUAV1を移動させることが困難である場合、飛行制御部16aは、UAV50の上方の位置から離れた位置にUAV1を移動させる。これにより、UAV1の安全性を向上することができる。UAV50の上方の位置にUAV1を移動させることが困難である場合の例として、着地の衝撃により煙が発生し、UAV50の上空が煙に覆われている場合が挙げられる。UAV50の上方の位置と、当該上方の位置から離れた位置との間の距離は、予め定められていてもよいし、UAV50の上空の状況(例えば、煙の広がり等)に応じて設定されてもよい。図6及び図7は、UAV50の上方の位置から離れた位置にUAV1があるときの様子を示す概念図である。図6の例では、山の斜面Slに接地しているUAV50の垂直方向でない位置(誤差も考慮)で、且つUAV50の高度と同じ高さの位置(つまり、UAV50の位置から水平移動した位置)にUAV1がある。一方、図7の例では、山の斜面Slに接地しているUAV50の位置から水平移動した位置に木等の障害物Obがあるため、UAV50の垂直方向でない位置(誤差も考慮)で、且つUAV50の高度よりも高い位置にUAV1がある。
探索対象位置特定部16eは、UAV1がUAV50の上方の位置から離れた位置に移動したときのUAV1の水平方向の現在位置、UAV1の方位角、及びUAV1からUAV50までの距離を特定し、当該特定された現在位置、方位角、及び距離に基づいて、UAV50の現在位置を特定する。ここで、UAV1の方位角は、センサ部14に含まれる地磁気センサから得られる。また、UAV1からUAV50までの距離は、センサ部14に含まれる距離センサから得られる。図6の例では、UAV1の水平方向の現在位置(x1,y1)、UAV1の方位角φ、及びUAV1からUAV50までの距離d0が特定され、現在位置(x1,y1)、方位角φ、及び距離d0が所定の計算式に代入されることで、UAV50の現在位置(x0,y0)が簡単に求められる。
一方、図7の例では、UAV1の水平方向の現在位置(x1,y1)、UAV1の方位角φ、及びUAV1からUAV50までの距離d1が特定される。さらに、UAV1とUAV50とを結ぶ斜辺L1と、UAV50から水平方向に伸びる底辺L2と、UAV1から垂直方向に伸びる高さL3とからなる直角三角形が定義されることで、底辺L2の長さ(距離)d2(=d1cosθ)が求められる。そして、現在位置(x1,y1)、方位角φ、及び距離d2が所定の計算式に代入されることで、UAV50の現在位置(x0,y0)が求められる。なお、直角三角形が定義されることなく、UAV1の水平方向の現在位置(x1,y1)、UAV1の方位角φ、及びUAV1からUAV50までの距離d1から、公知のVincenty法の順解法を用いて、UAV50の現在位置(x0,y0)が求められてもよい。
以上のように、UAV50の上方の位置にUAV1を移動させることが困難である場合、探索位置情報送信部16dは、探索対象位置特定部16eにより特定された、UAV50の現在位置(第1位置の一例)を示す探索位置情報(第1位置情報)を、UAV1の機体IDとともに通信部13を介して管理サーバMSへ送信する。すなわち、この場合、自己位置特定部16cにより特定された「UAV1の現在位置」ではなく、探索対象位置特定部16eにより特定された「UAV50の現在位置」を示す探索位置情報が管理サーバMSへ送信される。なお、探索位置情報には、当該探索位置情報が探索結果であることを示す探索結果フラグが含まれる。こうして管理サーバMSに送信された探索位置情報は、回収者の携帯端末装置へ送信される。或いは、当該探索位置情報は、通信部13を介して回収者の携帯端末装置へ直接送信されてもよい。
着陸要否判定部16fは、UAV50が検出された後、UAV50を回収者が回収するために探索位置情報に示される現在位置に到着する予定時刻(到着予定時刻)と、UAV1のバッテリの残量を特定する。そして、着陸要否判定部16fは、特定された予定時刻とバッテリの残量とに基づいて、UAV1を上記現在位置の周辺において着陸可能な場所に一時的に着陸(つまり、着陸して待機)させるか否かを判定(着陸要否判定)する。例えば、現在時刻から予定時刻までの時間よりも、バッテリの残量に応じた継続飛行可能時間が短い場合、着陸判定部16fは、UAV1を着陸可能な場所に一時的に着陸させると判定する。ここで、継続飛行可能時間は、バッテリの残量が多いほど長くなる。予定時刻は、管理サーバMSから取得されるとよい。
また、着陸可能な場所は、センサ部14のセンシングにより得られたセンシングデータに基づいて特定されるとよい。例えば、面積が閾値(例えば、数十m)以上の広さを有する地面が着陸可能な場所として特定される。面積の閾値は、例えばUAV1の平面サイズに基づき設定されるとよい。或いは、面積が閾値以上の広さを有する地面であって、且つ、勾配が閾値(例えば数%)未満の地面が着陸可能な場所として特定されてもよい。勾配は、例えば、垂直距離を水平距離(単位距離)で割った値をパーセンテージで示したものである。勾配の閾値は、UAV1が着陸し易く、回収者がUAV1を回収し易いという観点から設定されるとよい。そして、飛行制御部16aは、着陸判定部16fによりUAV1を着陸可能な場所に一時的に着陸させると判定された場合に、UAV1を当該着陸可能な場所に一時的に着陸させ、その後(例えば、予定時刻から所定時間前に)、UAV1を離陸させて、例えばUAV50の上方の位置にUAV1を移動させる。これにより、UAV1の電力消費を抑えることができる。
1-2.管理サーバMSの構成及び機能
次に、図8を参照して、管理サーバMSの構成及び機能について説明する。図8は、管理サーバMSの概要構成例を示す図である。図8に示すように、管理サーバMSは、通信部21、記憶部22、及び制御部23等を備える。通信部21は、通信ネットワークNWを介して行われる通信の制御を担う。失踪前のUAV50から送信された自己位置情報及び機体ID、UAV1から送信された自己位置情報及び機体ID、並びに、UAV1から送信された探索位置情報及び機体IDは、それぞれ、通信部21により受信される。記憶部22は、例えば、ハードディスクドライブ等から構成され、各種プログラム及びデータを記憶する。また、記憶部22には、UAV管理データベース221等が構築される。
UAV管理データベース221には、UAV(UAV1及びUAV50を含む)の機体ID、自己位置情報、及びその受信時刻等が機体ID毎に対応付けられて格納される。ここで、UAV50の自己位置情報のうち、最新の受信時刻が対応付けられた自己位置情報は最終位置情報となる。また、UAV50の機体IDには、当該UAV50を探索するためのUAV1の機体ID、当該UAV1から送信された探索位置情報、及び当該UAV50の回収者の回収者情報(例えば、回収者のメールアドレス等)等が対応付けられてUAV管理データベース221に記憶される。回収者情報は、通信部21を通じてUAV50を探索するためのUAV1へ送信されてもよい。
制御部23は、CPU、ROM、及びRAM等を備える。制御部23は、UAV50から自己位置情報及機体IDが前回の受信から所定時間以上受信できなくなった場合に、UAV50の失踪を検知し、当該UAV50の最終取得位置を特定する。このとき、制御部23は、失踪が検知されたUAV50を探索するためのUAV1、及びUAV50の回収者を決定してもよい。そして、制御部23は、失踪が検知されたUAV50の探索要求(調査要求)を、通信部21によりUAV1へ送信する。かかる探索要求には、上記特定された最終取得位置を示す最終位置情報が含まれるとよい。また、制御部23は、UAV50の回収者が探索位置情報に示される現在位置に到着する予定時刻を算出し、当該予定時刻を通信部21によりUAV1へ送信する。
2.無人航空機探索システムSの動作
次に、図9等を参照して、本実施形態に係る無人航空機探索システムSの動作について説明する。図9は、UAV1の制御部16により実行される処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下の動作例においては、管理サーバMSによりUAV50の失踪が検知され、UAV50を探索するためのUAV1、及びUAV50の回収者が決定されているものとする。図9に示す処理は、UAV1が管理サーバMSから探索要求を受信した場合に開始される。
図9に示す処理が開始されると、UAV1の制御部16は、UAV50の最終取得位置を示す最終位置情報を取得する(ステップS1)。かかる最終位置情報は、受信された探索要求から取得される。なお、UAV1の制御部16は、探索要求が受信されたときに、管理サーバMSへ最終位置情報を要求することで当該最終位置情報を管理サーバMSから取得してもよい。次いで、UAV1の制御部16は、ステップS1で取得された最終位置情報に示される最終取得位置に向けて通常飛行モードでUAV1の飛行を開始させる(ステップS2)。
次いで、UAV1の制御部16は、測位部12により検出された現在位置を示す自己位置情報を取得する(ステップS3)。なお、UAV1の制御部16は、ステップS3で取得された自己位置情報を管理サーバMSへ送信してもよい。次いで、UAV1の制御部16は、ステップS3で取得された自己位置情報に示される現在位置が上述した探索範囲内にあるか(つまり、UAV1が上記最終取得位置から所定距離の探索範囲に入ったか)否かを判定する(ステップS4)。UAV1の現在位置が探索範囲内にないと判定された場合(ステップS4:NO)、処理はステップS3に戻る。一方、UAV1の現在位置が探索範囲内にあると判定された場合(ステップS4:YES)、処理はステップS5へ進む。ステップS5では、UAV1の制御部16は、通常飛行モードから探索飛行モードに切り替え、UAV50の探索開始処理を実行する。
図10は、図9のステップS5における探索開始処理の一例を示すフローチャートである。図10に示すステップS51では、UAV1の制御部16は、UAV1の飛行速度を低下させる。次いで、UAV1の制御部16は、サーモセンサを利用可能であるか否かを判定する(ステップS52)。サーモセンサを利用可能でないと判定された場合(ステップS52:NO)、処理はステップS53へ進む。例えば、サーモセンサがUAV1に搭載されていない場合や、サーモセンサが搭載されているが不具合がある場合には、サーモセンサを利用可能でないと判定される。ステップS53では、UAV1の制御部16は、カメラを用いてUAV50の探索を開始する。一方、サーモセンサを利用可能であると判定された場合(ステップS52:YES)、UAV1の制御部16は、サーモセンサを起動し(つまり、有効にし)、カメラ及びサーモセンサを用いてUAV50の探索を開始する(ステップS54)。
図9に戻り、ステップS6では、UAV1の制御部16は、センサ部14(カメラ、または、カメラ及びサーモセンサ)のセンシングにより得られたセンシングデータを取得する。次いで、UAV1の制御部16は、ステップS6で取得されたセンシングデータに基づいてUAV50を検出(換言すると、発見)したか否かを判定する(ステップS7)。UAV50が検出されていないと判定された場合(ステップS7:NO)、UAV1の制御部16は、探索範囲内においてUAV1をUAV50の最終取得位置の周辺を移動させ(ステップS8)、ステップS6に戻り、上記処理を繰り返す。ここで、最終取得位置の周辺を移動させる例として、UAV1の高度を適宜変化させながら当該最終取得位置の周りを周回飛行させることが挙げられる。一方、探索対象検出部16bにより、UAV50が検出されたと判定された場合(ステップS7:YES)、UAV1の制御部16は、UAV50の所在(現在位置)の特定及び通知のための所在特定及び通知処理を実行する(ステップS9)。なお、検出されたUAV50の位置は、UAV1の制御部16により監視される(つまり、捕捉され続けられる)。
図11は、図9のステップS9における所在特定及び通知処理の一例を示すフローチャートである。図11に示すステップS91では、UAV1の制御部16は、発見されたUAV50の上方の位置にUAV1を移動させることが可能であるか否かを判定する。UAV50の上方の位置にUAV1を移動させることが可能であると判定された場合(ステップS91:YES)、UAV1の制御部16は、UAV50の上方の位置にUAV1を移動させる(ステップS92)。ここで、UAV1の制御部16は、UAV50の上方の位置でUAV1をホバリングさせるとよい。次いで、UAV1の制御部16は、UAV1が当該上方の位置に移動したときのUAV1の現在位置(2次元位置座標)を自己位置特定部16cにより特定する(ステップS93)。次いで、UAV1の制御部16は、ステップS93で特定されたUAV1の現在位置を、UAV50の現在位置として示す探索位置情報及びUAV1の機体IDを探索位置情報送信部16dにより管理サーバMSへ送信する(ステップS94)。これにより、失踪したUAV50の所在が管理サーバMSへ通知される。
一方、UAV50の上方の位置にUAV1を移動させることが可能でない(換言すると、困難である)と判定された場合(ステップS91:NO)、UAV1の制御部16は、図6または図7に示すように、発見されたUAV50の上方の位置から離れた位置にUAV1を移動させる(ステップS95)。ここで、UAV1の制御部16は、UAV50の上方の位置から離れた位置でUAV1をホバリングさせるとよい。次いで、UAV1の制御部16は、UAV1が当該位置に移動したときのUAV1の水平方向の現在位置、UAV1の方位角、及びUAV1からUAV50までの距離を特定する(ステップS96)。次いで、UAV1の制御部16は、ステップS96で特定されたUAV1の現在位置、方位角、及び距離に基づいて、上述したように、UAV50の現在位置(2次元位置座標)を探索対象位置特定部16eにより計算して特定する(ステップS97)。次いで、UAV1の制御部16は、ステップS97で特定されたUAV50の現在位置を示す探索位置情報及びUAV1の機体IDを探索位置情報送信部16dにより管理サーバMSへ送信する(ステップS98)。これにより、失踪したUAV50の所在が管理サーバMSへ通知される。
管理サーバMSの制御部23は、UAV1からの探索位置情報及び機体IDを受信すると、当該探索位置情報に含まれる探索結果フラグからUAV50が発見されたことを認識し、当該探索位置情報を、UAV50の回収者の携帯端末装置へ送信する。次いで、管理サーバMSの制御部23は、UAV50の回収者の現在位置から、探索位置情報に示される現在位置までの回収ルートを地図データに基づいて決定する。次いで、制御部23は、当該決定された回収ルートに沿って回収者が移動した場合に、探索位置情報に示される現在位置に到着するまでの所要時間を算出(推定)し、当該算出された所要時間及び現在時刻から、UAV50の回収者が当該現在位置に到着する予定時刻を算出する。こうして算出された予定時刻は、管理サーバMSからUAV1へ送信される。
図9に戻り、ステップS10では、UAV1の制御部16は、管理サーバMSから送信された予定時刻を、通信部13を介して取得する。次いで、UAV1の制御部16は、監視しているUAV50が移動しているか否かを判定する(ステップS11)。例えば、UAV50が移動している例として、山の斜面に接地したUAV50が当該斜面を滑り落ちていることが挙げられる。UAV50が移動していると判定された場合(ステップS11:YES)、UAV1の制御部16は、UAV1を特定の(例えば安全な)場所(空中または地面)に所定時間(例えば、1~3分)待機させる(ステップS12)。ここで、UAV1を待機させるとは、UAV1を空中でホバリングさせることであってもよいし、UAV1を地面に着陸させることであってもよい。なお、所定時間待機させた後、処理はステップS9に戻り、再度、所在特定及び通知処理等が実行される。なお、UAV1の制御部16は、UAV1を特定の場所に所定時間待機させた後、以下の処理で、UAV50の上方の位置または離れた位置にUAV1を移動させることになる。これにより、UAV1の安全性を向上することができる。
一方、UAV50が移動していないと判定された場合(ステップS11:NO)、UAV1の制御部16は、UAV1のバッテリの残量(現時点の残量)を特定する。そして、UAV1の制御部16は、上記取得された予定時刻(最新の予定時刻)、及び特定されたバッテリの残量に基づいて、UAV1を上記現在位置の周辺において着陸可能な場所に一時的に着陸させるか否かを着陸要否判定部16fにより判定する(ステップS13)。UAV50を着陸可能な場所に一時的に着陸させないと判定された場合(ステップS13:NO)、UAV1の制御部16は、例えば予定時刻が到来するまで、UAV50の上方の位置または離れた位置でUAV1をホバリングさせる(ステップS14)。その後、図9に示す処理が終了し、UAV1は帰還する。
一方、UAV50を着陸可能な場所に一時的に着陸させると判定された場合(ステップS13:YES)、UAV1の制御部16は、上述したように、着陸可能な場所を特定し、当該特定された場所に着陸させる(ステップS15)。次いで、UAV1の制御部16は、上記取得された予定時刻(例えば、11:30)から所定時間前(例えば、数分~数十分前)の離陸時刻(例えば、11:20)が到来したか否かを判定する(ステップS16)。離陸時刻が到来していないと判定された場合(ステップS16:NO)、処理は繰り返される。一方、離陸時刻が到来したと判定された場合(ステップS16:YES)、UAV1の制御部16は、UAV1を離陸させてUAV50の上方の位置または離れた位置に移動させ、UAV1をホバリングさせる(ステップS14)。
以上説明したように、上記実施形態によれば、UAV1は、センサ部14のセンシングにより得られたセンシングデータに基づいて、探索対象であるUAV50を検出し、当該検出されたUAV50の上方の位置にUAV1を移動させ、UAV1がUAV50の上方の位置に移動したときのUAV1の現在位置を特定し、当該特定された現在位置を、UAV50の現在位置として示す探索位置情報を送信するように構成したので、失踪したUAV50を効率良く回収させることができる。特に、UAV1をUAV50の上方の位置でホバリングさせるように構成すれば、UAV1がUAV50の現在位置の目印となり、回収者は容易に失踪したUAV50の位置を把握することができる。
なお、上記実施形態は本発明の一実施形態であり、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態から種々構成等に変更を加えてもよく、その場合も本発明の技術的範囲に含まれる。上記実施形態においては、UAV1の制御部16がセンサ部14のセンシングにより得られたセンシングデータに基づいて、探索対象であるUAV50を検出するように構成した。しかし、当該センシングデータがUAV1から管理サーバMSに送信されるように構成することで、UAV50の検出が管理サーバMSの制御部23により行われてもよい。この場合、管理サーバMSの制御部23は、当該検出されたUAV50の上方の位置にUAV1を移動させる制御指令をUAV1へ送信する。
また、上記実施形態においては、UAV1の制御部16がUAV1の現在位置、UAV1の方位角、及びUAV1からUAV50までの距離に基づいて、UAV50の現在位置を特定するように構成した。しかし、UAV1の現在位置、UAV1の方位角、及びUAV1からUAV50までの距離がUAV1から管理サーバMSに送信されるように構成することで、UAV50の現在位置の特定が管理サーバMSの制御部23により行われてもよい。また、上記実施形態においては、UAV1の制御部16が回収者の到着予定時刻とUAV1のバッテリの残量とを特定し、特定された予定時刻とバッテリの残量とに基づいて、上述した着陸要否判定を行うように構成した。しかし、UAV1のバッテリの残量がUAV1から管理サーバMSに送信されるように構成することで、上述した着陸要否判定が管理サーバMSの制御部23により行われてもよい。この場合、管理サーバMSの制御部23は、着陸要否判定においてUAV50を一時的に着陸させると判定すると、UAV1が着陸可能な場所を特定し、当該特定された場所に着陸させる制御指令をUAV1へ送信する。
1 UAV
2 UTMS
11 駆動部
12 測位部
13 通信部
14 センサ部
15 記憶部
16 制御部
16a 飛行制御部
16b 探索対象検出部
16c 自己位置特定部
16d 探索位置情報送信部
16e 探索対象位置特定部
16f 着陸要否判定部
21 通信部
22 記憶部
23 制御部
S 無人航空機探索システム

Claims (10)

  1. 失踪した第1無人航空機を探索するための第2無人航空機を制御する制御装置であって、
    前記第1無人航空機より逐次送信され、前記第1無人航空機の水平方向の位置を示す位置情報を取得する取得手段と、
    前記第1無人航空機から前回の前記位置情報を受信してから所定時間以上前記位置情報を受信しなかった場合に、当該前回の前記位置情報を前記第1無人航空機の最終取得位置として特定する特定手段と、
    前記最終取得位置に向けて飛行を開始した前記第2無人航空機が当該最終取得位置から所定距離の探索範囲に入った場合に、前記第2無人航空機に備えられるセンサのセンシングにより得られたセンシングデータに基づいて、探索対象である前記第1無人航空機を検出する検出手段と、
    前記最終取得位置に向けて前記第2無人航空機を移動させる飛行制御手段であって、前記検出手段により検出された前記第1無人航空機の上方の位置に前記第2無人航空機を移動させる飛行制御手段と、
    前記第2無人航空機が前記第1無人航空機の上方の位置に移動したときの当該第2無人航空機の水平方向の位置を特定する第1特定手段と、
    前記第1無人航空機を回収者が回収するために前記第1特定手段により特定された位置に到着する予定時刻と、前記第2無人航空機のバッテリの残量を特定し、前記予定時刻と前記バッテリの残量とに基づいて、前記第2無人航空機を前記第1特定手段により特定された位置の周辺において着陸可能な場所に一時的に着陸させるか否かを判定する判定手段と、
    を備え、
    前記飛行制御手段は、前記判定手段により前記第2無人航空機を前記着陸可能な場所に一時的に着陸させると判定された場合に、前記第2無人航空機を前記着陸可能な場所に一時的に着陸させ、その後、前記第2無人航空機を離陸させて前記第1無人航空機の上方の位置に前記第2無人航空機を移動させることを特徴とする制御装置。
  2. 失踪した第1無人航空機を探索するための第2無人航空機を制御する制御装置であって、
    前記第1無人航空機より逐次送信され、前記第1無人航空機の水平方向の位置を示す位置情報を取得する取得手段と、
    前記第1無人航空機から前回の前記位置情報を受信してから所定時間以上前記位置情報を受信しなかった場合に、当該前回の前記位置情報を前記第1無人航空機の最終取得位置として特定する特定手段と、
    前記最終取得位置に向けて飛行を開始した前記第2無人航空機が当該最終取得位置から所定距離の探索範囲に入った場合に、前記第2無人航空機に備えられるセンサのセンシングにより得られたセンシングデータに基づいて、探索対象である前記第1無人航空機を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記第1無人航空機が移動しているか否かを判定する判定手段と、
    前記最終取得位置に向けて前記第2無人航空機を移動させる飛行制御手段であって、前記判定手段により前記第1無人航空機が移動していると判定された場合に、前記第2無人航空機を特定の場所に所定時間待機させ、その後、前記第1無人航空機の上方の位置に前記第2無人航空機を移動させる飛行制御手段と、
    を備えることを特徴とする制御装置。
  3. 前記飛行制御手段は、前記第2無人航空機を前記第1無人航空機の上方の位置でホバリングさせることを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 前記飛行制御手段は、前記第2無人航空機の出発地から通常飛行モードで前記最終取得位置に向けて前記第2無人航空機を飛行させ、前記第2無人航空機が当該最終取得位置から所定距離の範囲に入った場合に、前記通常飛行モードから探索飛行モードに切り替えて前記第2無人航空機を飛行させることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の制御装置。
  5. 前記飛行制御手段は、前記通常飛行モードから前記探索飛行モードへの切り替えに応じて前記第2無人航空機の飛行速度を低下させることを特徴とする請求項に記載の制御装置。
  6. 前記第2無人航空機は、前記センサとして、前記第2無人航空機の飛行制御に用いられる光学センサと、前記探索対象が放射する温度を非接触で感知するサーモセンサとを備えており、
    前記飛行制御手段は、前記第2無人航空機の出発地から通常飛行モードで前記最終取得位置に向けて前記第2無人航空機を飛行させ、前記第2無人航空機が当該最終取得位置から所定距離の範囲に入った場合に、前記通常飛行モードから探索飛行モードに切り替えて前記第2無人航空機を飛行させ、
    前記検出手段は、前記通常飛行モードから前記探索飛行モードへの切り替えに応じて前記光学センサに代えてまたは前記光学センサとともに前記サーモセンサのセンシングにより得られたセンシングデータに基づいて前記第1無人航空機を検出することを特徴とする請求項乃至の何れか一項に記載の制御装置。
  7. 失踪した第1無人航空機を探索するための第2無人航空機を制御する1または複数のコンピュータにより実行される制御方法であって、
    前記第1無人航空機より逐次送信され、前記第1無人航空機の水平方向の位置を示す位置情報を取得するステップと、
    前記第1無人航空機から前回の前記位置情報を受信してから所定時間以上前記位置情報を受信しなかった場合に、当該前回の前記位置情報を前記第1無人航空機の最終取得位置として特定するステップと、
    前記最終取得位置に向けて前記第2無人航空機を移動させるステップと、
    前記最終取得位置に向けて飛行を開始した前記第2無人航空機が当該最終取得位置から所定距離の探索範囲に入った場合に、前記第2無人航空機に備えられるセンサのセンシングにより得られたセンシングデータに基づいて、探索対象である前記第1無人航空機を検出するステップと、
    前記検出された前記第1無人航空機の上方の位置に前記第2無人航空機を移動させるステップと、
    前記第2無人航空機が前記第1無人航空機の上方の位置に移動したときの当該第2無人航空機の水平方向の位置を特定するステップと、
    前記第1無人航空機を回収者が回収するために前記特定された位置に到着する予定時刻と、前記第2無人航空機のバッテリの残量を特定し、前記予定時刻と前記バッテリの残量とに基づいて、前記第2無人航空機を前記特定された位置の周辺において着陸可能な場所に一時的に着陸させるか否かを判定するステップと、
    前記第2無人航空機を前記着陸可能な場所に一時的に着陸させると判定された場合に、前記第2無人航空機を前記着陸可能な場所に一時的に着陸させ、その後、前記第2無人航空機を離陸させて前記第1無人航空機の上方の位置に前記第2無人航空機を移動させるステップと、
    を含むことを特徴とする制御方法。
  8. 失踪した第1無人航空機を探索するための第2無人航空機を制御する1または複数のコンピュータにより実行される制御方法であって、
    前記第1無人航空機より逐次送信され、前記第1無人航空機の水平方向の位置を示す位置情報を取得するステップと、
    前記第1無人航空機から前回の前記位置情報を受信してから所定時間以上前記位置情報を受信しなかった場合に、当該前回の前記位置情報を前記第1無人航空機の最終取得位置として特定するステップと、
    前記最終取得位置に向けて前記第2無人航空機を移動させるステップと、
    前記最終取得位置に向けて飛行を開始した前記第2無人航空機が当該最終取得位置から所定距離の探索範囲に入った場合に、前記第2無人航空機に備えられるセンサのセンシングにより得られたセンシングデータに基づいて、探索対象である前記第1無人航空機を検出するステップと、
    前記検出された前記第1無人航空機が移動しているか否かを判定するステップと、
    前記第1無人航空機が移動していると判定された場合に、前記第2無人航空機を特定の場所に所定時間待機させ、その後、前記第1無人航空機の上方の位置に前記第2無人航空機を移動させるステップと、
    を含むことを特徴とする制御方法。
  9. 失踪した第1無人航空機を探索するための第2無人航空機を含む無人航空機探索システムであって、
    前記第1無人航空機より逐次送信され、前記第1無人航空機の水平方向の位置を示す位置情報を取得する取得手段と、
    前記第1無人航空機から前回の前記位置情報を受信してから所定時間以上前記位置情報を受信しなかった場合に、当該前回の前記位置情報を前記第1無人航空機の最終取得位置として特定する特定手段と、
    前記最終取得位置に向けて飛行を開始した前記第2無人航空機が当該最終取得位置から所定距離の探索範囲に入った場合に、前記第2無人航空機に備えられるセンサのセンシングにより得られたセンシングデータに基づいて、探索対象である前記第1無人航空機を検出する検出手段と、
    前記最終取得位置に向けて前記第2無人航空機を移動させる飛行制御手段であって、前記検出手段により検出された前記第1無人航空機の上方の位置に前記第2無人航空機を移動させる飛行制御手段と、
    前記第2無人航空機が前記第1無人航空機の上方の位置に移動したときの当該第2無人航空機の水平方向の位置を特定する第1特定手段と、
    前記第1無人航空機を回収者が回収するために前記第1特定手段により特定された位置に到着する予定時刻と、前記第2無人航空機のバッテリの残量を特定し、前記予定時刻と前記バッテリの残量とに基づいて、前記第2無人航空機を前記第1特定手段により特定された位置の周辺において着陸可能な場所に一時的に着陸させるか否かを判定する判定手段と、
    を備え、
    前記飛行制御手段は、前記判定手段により前記第2無人航空機を前記着陸可能な場所に一時的に着陸させると判定された場合に、前記第2無人航空機を前記着陸可能な場所に一時的に着陸させ、その後、前記第2無人航空機を離陸させて前記第1無人航空機の上方の位置に前記第2無人航空機を移動させることを特徴とする無人航空機探索システム。
  10. 失踪した第1無人航空機を探索するための第2無人航空機を含む無人航空機探索システムであって、
    前記第1無人航空機より逐次送信され、前記第1無人航空機の水平方向の位置を示す位置情報を取得する取得手段と、
    前記第1無人航空機から前回の前記位置情報を受信してから所定時間以上前記位置情報を受信しなかった場合に、当該前回の前記位置情報を前記第1無人航空機の最終取得位置として特定する特定手段と、
    前記最終取得位置に向けて飛行を開始した前記第2無人航空機が当該最終取得位置から所定距離の探索範囲に入った場合に、前記第2無人航空機に備えられるセンサのセンシングにより得られたセンシングデータに基づいて、探索対象である前記第1無人航空機を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記第1無人航空機が移動しているか否かを判定する判定手段と、
    前記最終取得位置に向けて前記第2無人航空機を移動させる飛行制御手段であって、前記判定手段により前記第1無人航空機が移動していると判定された場合に、前記第2無人航空機を特定の場所に所定時間待機させ、その後、前記第1無人航空機の上方の位置に前記第2無人航空機を移動させる飛行制御手段と、
    を備えることを特徴とする無人航空機探索システム。
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