JP7441272B2 - チェック支援装置、チェック支援方法およびチェック支援プログラム - Google Patents

チェック支援装置、チェック支援方法およびチェック支援プログラム Download PDF

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Description

本発明は、チェック支援装置等に関する。
近年、各種のサービスや製品を、安全かつ持続的に提供できるように、自然災害、サイバー攻撃、悪意のある第三者による関与等に起因する障害の発生を限りなく減らし、障害発生時の復旧を迅速に行うことが求められている。
かかる要望に応えるべく、政府機関等により、情報セキュリティ対策のための統一基準が作成されており、企業等では、かかる統一基準を満たす各種のサービスや製品を提供することが求められている。このため、企業では、サービスや製品の提供を行う前に、企業内の担当者が、情報セキュリティ対策の統一基準を一つずつチェックして、統一基準を満たしているか否かの確認を行っている。
特開平11-007473号公報 特開2016-126398号公報 特開2012-238038号公報
しかしながら、上述した従来技術では、セキュリティチェックを効率的に実施することができないという問題がある。
政府機関等により作成された統一基準には、複数のチェック項目が含まれるが、チェック項目の内容が抽象的であるため、実際には重複するチェック項目があり、チェックを効率的に実施できていない。
1つの側面では、本発明は、セキュリティチェックを効率的に実施することができるチェック支援装置、チェック支援方法およびチェック支援プログラムを提供することを目的とする。
第1の案では、チェック支援装置は、記憶部と、生成部と、表示制御部とを有する。記憶部は、セキュリティ対策の統一基準に関するチェック項目と、チェック項目を担当する担当者と、チェック項目の項目番号と、チェック項目と共通のチェック項目の項目番号を示す共通項目番号と、チェックの完了した項目番号とを対応付けた情報を有する。生成部は、複数の担当者のうち、いずれかの担当者の指定を受け付けた場合、項目番号と、共通項目番号と、チェックの完了した項目番号とを基にして、指定された担当者に対応するチェック項目のうち、指定された担当者以外の担当者によりチェックの完了したチェック項目を除いたチェック項目を含むチェックシートを生成する。表示制御部は、端末装置にチェックシートを送信して表示させる。
セキュリティチェックを効率的に実行することができる。
図1は、本実施例に係るシステムの一例を示す図である。 図2は、本実施例に係るチェック支援装置の構成を示す機能ブロック図である。 図3は、チェックマスタDBのデータ構造の一例を示す図である。 図4は、チェック状況管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図5は、チェック結果管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図6は、チェックシート情報のデータ構造の一例を示す図である。 図7は、チェックシート情報の表示画面の一例を示す図である。 図8は、本実施例に係るチェック支援装置の処理手順を示すフローチャートである。 図9は、チェック支援装置と同様の機能を実現するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本願の開示するチェック支援装置、チェック支援方法およびチェック支援プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本実施例に係るシステムの一例を示す図である。図1に示すように、このシステムは、端末装置10a,10bと、チェック支援装置100とを有する。たとえば、チェック支援装置100および端末装置10a,10bは、ネットワーク50を介して相互に接続される。ここでは一例として、端末装置10a,10bを示すが、その他の端末装置がネットワーク50に接続されていてもよい。
端末装置10a,10bは、たとえば、政府機関等により作成された統一基準を満たすべく、担当者がサービスや製品(以下、チェック対象物)をチェックする場合に利用する端末装置である。端末装置10a,10bは、スマートフォン、タブレット型PCなどの担当者が携帯して使用可能な携帯端末装置である。以下の説明では、特に区別する場合を除いて、端末装置10a,10bをまとめて「端末装置10」と表記する。
端末装置10は、チェック支援装置100にアクセスし、担当者から入力される「入力情報」をチェック支援装置100に送信する。たとえば、入力情報には、担当者識別情報、キーワード、統一基準の項番等が含まれる。入力情報に含まれる担当者識別情報は、端末装置10を用いてチェックを行う担当者を一意に識別する情報である。キーワードは、後述するチェックマスタDB(Data Base)の大項目、中項目、小項目のキーワードを示す。なお、キーワードは、大項目、中項目、小項目の名称そのものであってもよい。統一基準の項番は、政府機関により作成された統一基準に含まれるチェック内容を特定する項番である。
本実施例1では一例として、入力情報には、担当者識別情報、キーワード、統一基準の項番のうち、いずれか一つの情報が含まれているものとする。
チェック支援装置100は、端末装置10からアクセスを受け付け、入力情報を受信すると、入力情報に対応するチェック項目のチェックシート情報を生成する装置である。チェック支援装置100は、チェックシート情報を生成する場合に、既にチェックの完了したチェック項目を除外するものとする。チェック支援装置100は、生成したチェックシート情報を、端末装置10に送信して表示させる。
担当者は、端末装置10に表示されるチェックシート情報を参照しつつ、チェック対象物のチェックを行い、チェック結果を端末装置10に入力する。端末装置10は、担当者から入力されたチェック結果の情報を、チェック支援装置100に送信する。
上記のように、本実施例に係るチェック支援装置100は、入力情報に対応するチェック項目を含み、かつ、チェック完了済みのチェック項目を除外したチェックシート情報を端末装置10に表示させて、担当者のチェック支援を行う。このため、セキュリティチェックを効率的に実施することができる。
次に、本実施例に係るチェック支援装置100の構成について説明する。図2は、本実施例に係るチェック支援装置の構成を示す機能ブロック図である。図2に示すように、このチェック支援装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
通信部110は、ネットワーク50を介して、端末装置10とデータを送受信する処理部である。通信部110は、通信装置に対応する。後述する制御部130は、通信部110を介して、端末装置10との間でデータをやり取りする。
記憶部120は、チェックマスタDB121、チェック状況管理テーブル122、チェック結果管理テーブル123、チェックシート情報124を有する。記憶部120は、たとえば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子などの記憶装置に対応する。
チェックマスタDB121は、政府機関によりセキュリティ対策の統一基準に関するチェック項目の情報を保持するDBである。図3は、チェックマスタDBのデータ構造の一例を示す図である。図3に示すように、このチェックマスタDB121は、大項目、中項目、小項目、項目番号、チェック項目、担当者識別情報、共通項目番号、統一基準の項番を対応付ける。
大項目、中項目、小項目は、それぞれチェック項目の属するグループを分類するものである。大項目には複数の中項目が含まれ、中項目には複数の小項目が含まれる。また、図示を省略するが、小項目を複数の詳細項目に更に分類してもよい。
項目番号は、チェック項目を一意に識別する番号である。チェック項目は、チェック項目の内容を示す情報である。チェックマスタDB121に格納されるチェック項目は、政府機関等により作成された統一基準に含まれる抽象的なチェック項目を、より具体的に定義し直したチェック項目である。担当者識別情報は、該当するチェック項目をチェックする担当者を一意に識別する情報である。
共通項目番号は、該当する項目番号のチェック項目と、同一または同等のチェック項目の項目番号を示すものである。たとえば、図3の1行目において、項目番号「6.1.1.1a」と、共通項目番号「8.2.2.1a」とが対応付けられているため、項目番号「6.1.1.1a」のチェック項目と、項目番号(共通項目番号)「8.2.2.1a」のチェック項目とが、同一または同等であることを示す。このため、項目番号(共通項目番号)「8.2.2.1a」のチェック項目のチェックが完了している場合には、項目番号「6.1.1.1a」のチェック項目のチェックを行わなくてもよいことを意味する。
統一基準の項番は、政府機関により作成された統一基準のチェック項目(抽象的なチェック項目)を一意に識別する番号である。たとえば、図3の1行目において、統一基準の項番「9」のチェック項目(抽象的なチェック項目)は、項目番号「6.1.1.1a」のチェック項目、および、共通項目番号「8.2.2.1a」のチェック項目に対応していることを示す。
図2の説明に戻る。チェック状況管理テーブル122は、各チェック項目のチェックが完了したか否かを保持するテーブルである。図4は、チェック状況管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。図4に示すように、このチェック状況管理テーブル122は、項目番号/共通項目番号と、チェック完了フラグとを対応付ける。
項目番号/共通項目番号は、チェック項目を一意に識別する項目番号または共通項目番号である。チェック完了フラグは、チェックが完了したか否かを示すフラグである。チェック完了フラグが「オン」である場合には、項目番号または共通項目番号に対応するチェック項目のチェックが完了したことを示す。チェック完了フラグが「オフ」である場合には、項目番号または共通項目番号に対応するチェック項目のチェックが完了していないことを示す。
チェック結果管理テーブル123は、チェック項目のチェック結果の情報を保持するテーブルである。図5は、チェック結果管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。図5に示すように、このチェック結果管理テーブル123は、項目番号と、チェック結果と、担当者識別情報とを対応付ける。項目番号は、チェック項目を一意に識別する番号である。チェック結果が、該当する項目番号のチェック項目に対するチェック結果である。担当者識別情報は、チェック項目のチェックを行った担当者を一意に識別する情報である。
チェックシート情報124は、入力情報に対応するチェック項目を含むチェックシートの情報である。図6は、チェックシート情報のデータ構造の一例を示す図である。図6に示すように、チェックシート情報124には、項目番号と、チェック項目とを対応付ける。
制御部130は、受付部131、生成部132、表示制御部133、更新部134を有する。制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)や、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積装置に対応する。また、制御部130は、例えば、CPUやMPU(Micro Processing Unit)等の電子回路に対応する。
受付部131は、端末装置10から入力情報を受け付ける処理部である。受付部131は、受け付けた入力情報を、生成部132に出力する。
生成部132は、入力情報を基にして、チェックシート情報124を生成する処理部である。生成部132は、入力情報に対応する項目番号を特定する処理、特定した項目番号からチェックの完了した項目番号を削除する処理、チェックシート情報を生成する処理を実行する。
入力情報に対応する項目番号を特定する処理について説明する。以下の説明では適宜、入力情報に対応する項目番号を、「対応項目番号」と表記する。生成部132は、入力情報に含まれる情報が、担当者識別情報、キーワード、統一基準の項番のうち、いずれの情報であるかを判定する。
生成部132は、入力情報に担当者識別情報が含まれている場合には、入力情報の担当者識別情報と、チェックマスタDB121の担当者識別情報とを比較する。生成部132は、チェックマスタDB121において、入力情報の担当者識別情報と同一の担当者識別情報を有する行レコードを特定し、特定した行レコードの項目番号を、対応項目番号として特定する。
生成部132は、入力情報にキーワードが含まれている場合には、入力情報のキーワードと、チェックマスタDB121は、大項目、中項目、小項目のキーワードとを比較する。生成部132は、チェックマスタDB121において、入力情報のキーワードに対応する大項目、中項目、または、小項目を特定し、特定した大項目、中項目、または、小項目に対応する行レコードの項目番号を、対応項目番号として特定する。
生成部132は、入力情報に統一基準の項番が含まれている場合には、入力情報の統一基準の項番と、チェックマスタDB121の統一基準の項番とを比較する。生成部132は、チェックマスタDB121において、入力情報の統一基準の項番と同一の統一基準の項番を有する行レコードを特定し、特定した行レコードの項目番号を、対応項目番号として特定する。
ところで、生成部132は、対応項目番号を特定する場合、対応項目番号に対応する共通項目番号が存在するか否かを判定する。生成部132は、対応項目番号に対応する共通項目番号が存在する場合には、対応項目番号と、対応する共通項目番号とを対応付けて特定する。
たとえば、図3において、対応項目番号が「6.1.1.1a」である場合には、共通項目番号「8.2.2.1a」が存在する。この場合、生成部132は、対応項目番号「6.1.1.1a」と共通項目番号「8.2.2.1a」とを特定する。
一方、図3において、対応項目番号が「6.1.1.2a」である場合には、共通項目番号が存在しない。この場合、生成部132は、対応項目番号のみを特定する。
以下の説明では、適宜、対応する共通項目番号の存在する対応項目番号を「第1対応項目番号」と表記する。対応する共通項目番号の存在しない対応項目番号を「第2対応項目番号」と表記する。
生成部132は、上記の処理を実行することで、入力情報に対応する対応項目番号(第1対応項目番号、第2対応項目番号)を特定する処理を繰り返し実行し、特定した複数の対応項目番号の情報を、集合情報(図示略)に登録する。
続いて、対応項目番号(第1対応項目番号、第2対応項目番号)からチェックの完了した項目番号を削除する処理について説明する。生成部132は、第1対応項目番号と、チェック状況管理テーブル122とを比較し、第1対応項目番号(項目番号)またはこの第1対応項目番号に対応する共通項目番号に対応するチェック完了フラグが「オン」となっている場合には、該当する第1対応項目番号を集合情報から削除する。
生成部132は、第2対応項目番号と、チェック状況管理テーブル122とを比較し、第2対応項目番号(項目番号)に対応するチェック完了フラグが「オン」となっている場合には、該当する第2対応項目番号を集合情報から削除する。
生成部132は、上記の処理を実行することで、集合情報に含まれる複数の対応項目番号(第1対応項目番号、第2対応項目番号)から、チェックの完了した対応項目番号を削除する。
続いて、チェックシート情報を生成する処理について説明する。生成部132は、集合情報に残った対応項目番号(第1対応項目番号、第2対応項目番号)に対応するチェック項目の情報を、チェックマスタDB121から取得する。生成部132は、取得したチェック項目の情報を基にして、チェックシート情報124を生成し、記憶部120に格納する。
表示制御部133は、端末装置10に対して各種の画面情報を送信し、各種の画面情報を表示させる処理部である。たとえば、表示制御部133は、端末装置10からアクセスを受け付けると、ログイン画面を端末装置10に表示させる。表示制御部133は、端末装置10の担当者に対するログインが承認された後に、入力情報を入力させる画面を端末装置10に表示させる。
また、表示制御部133は、生成部132によりチェックシート情報124が生成されて記憶部120に格納されると、チェックシート情報124の表示画面を端末装置10に送信して表示させる。
図7は、チェックシート情報の表示画面の一例を示す図である。たとえば、表示制御部133は、チェックシート情報124の表示画面20を生成する。表示画面20には、チェックシート情報124に登録された項目番号、チェック項目、回答が含まれる。
担当者は、端末装置10に表示される表示画面20を参照して、チェック対象物のチェックを行い、端末装置10を操作して、回答を入力する。たとえば、担当者は、チェック項目を満たしていると判断した場合には、回答の「はい」を選択して、チェックを入れる。担当者は、チェック項目を満たしていないと判断した場合には、回答の「いいえ」を選択して、チェックを入れる。端末装置10は、担当者から入力される回答を基にして、チェック結果の情報を生成し、チェック支援装置100に送信する。なお、端末装置10は、チェック結果の情報に、チェックを行った担当者の担当者識別情報を設定する。
図2の説明に戻る。更新部134は、端末装置10からチェック結果の情報を受信した場合に、チェック状況管理テーブル122およびチェック結果管理テーブル123を更新する処理部である。
たとえば、更新部134は、チェック結果の情報を参照し、チェック状況管理テーブル122について、各項目番号のうち、「はい」が選択された項目番号のチェック完了フラグを「オン」にする。
更新部134は、チェック結果の情報を参照し、項目番号と、チェック結果と、担当者識別情報とを対応付けて、チェック結果管理テーブル123に登録する。
次に、本実施例に係るチェック支援装置100の処理手順の一例について説明する。図8は、本実施例に係るチェック支援装置の処理手順を示すフローチャートである。図8に示すように、チェック支援装置100の受付部131は、端末装置10から入力情報を受信する(ステップS101)。
チェック支援装置100の生成部132は、入力情報に対応する対応項目番号を特定する(ステップS102)。生成部132は、未選択の対応項目番号を選択する(ステップS103)。生成部132は、対応項目番号に対応する共通項目番号が存在するか否かを判定する(ステップS104)。
生成部132は、対応項目番号に対応する共通項目番号が存在する場合には(ステップS104,Yes)、対応項目番号および共通項目番号を対応付けて、集合情報に登録し(ステップS105)、ステップS107に移行する。
生成部132は、対応項目番号に対応する共通項目番号が存在しない場合には(ステップS104,No)、対応項目番号を、集合情報に登録し(ステップS106)、ステップS107に移行する。
生成部132は、チェック完了フラグがオンとなる項目番号/共通項目番号と同一の対応項目番号を集合情報から削除する(ステップS108)。生成部132は、集合情報に残った対応項目番号に対応するチェック項目をチェックマスタDB121から取得し(ステップS109)、チェックシート情報124を生成する(ステップS110)。
チェック支援装置100の表示制御部133は、チェックシート情報を端末装置10に送信して表示させる(ステップS111)。チェック支援装置100の更新部134は、チェック結果の情報を受信する(ステップS112)。更新部134は、チェック結果の情報を基にして、チェック状況管理テーブル122、チェック結果管理テーブル123を更新する(ステップS113)。
次に、本実施例に係るチェック支援装置100の効果について説明する。チェック支援装置100は、担当者の指定を受け付けた場合に、チェックマスタDB121を参照して、指定された担当者に対応するチェック項目のうち、指定された担当者以外の担当者によりチェックの完了したチェック項目を除いたチェック項目を含むチェックシート情報124を生成し、端末装置10に送信して表示させる。これにより、担当者は、他の担当者が既にチェックしたチェック項目のチェックを行わずにすむ。また、チェックマスタDB121に登録されたチェック項目は、政府機関により作成された統一基準の項番に対応するものであり、また、チェック項目は具体的な内容で定義されている。これにより、担当者は、セキュリティチェックを効率的に実行することができる。
チェック支援装置100は、端末装置10からチェック結果の情報を受信した場合に、チェック項目のうち、チェックの完了したチェック項目の項目番号をオフからオンに更新する処理を行う。これにより、既にチェックされたチェック項目が再度チェックされることを抑止することができる。
チェック支援装置100は、大項目、中項目、小項目に対応するキーワードの指定を受け付けた場合に、受け付けたキーワードに対応する大項目、中項目、小項目を特定し、特定した項目に対応するチェック項目のうち、チェックの完了したチェック項目を除いたチェック項目を含むチェックシート情報を生成する。これにより、大項目、中項目、小項目のグループに含まれるチェック項目のうち、チェックの完了していないチェック項目のみを効率的にチェックすることができる。
チェック支援装置100は、統一基準の項番の指定を受け付けた場合に、受け付けた項番に対応するチェック項目のうち、チェックの完了したチェック項目を除いたチェック項目を含むチェックシート情報を生成する。これにより、統一基準の項目に対応するチェック項目のうち、チェックの完了していないチェック項目のみを効率的にチェックすることができる。
ところで、上述した実施例では、一例として、入力情報には、担当者識別情報、キーワード、統一基準の項番のうち、いずれか一つの情報が含まれているものとして説明を行ったが、これに限定されるものでない。たとえば、入力情報に、担当者識別情報、キーワード、統一基準の項番が含まれていてもよい。この場合には、チェック支援装置100は、担当者識別情報に対応する各対応項目番号を含む第1グループ、キーワードに対応する各対応項目番号を含む第2グループ、統一基準の項番に対応する各対応項目番号を含む第3グループを特定する。チェック支援装置100は、第1グループ、第2グループ、第3グループのいずれのグループにも存在する対応項目番号を特定し、特定した対応項目番号に対応するチェック項目のチェックシート情報124を生成してもよい。
次に、上記実施例に示したチェック支援装置100と同様の機能を実現するコンピュータのハードウェア構成の一例について説明する。図9は、チェック支援装置と同様の機能を実現するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
図9に示すように、コンピュータ200は、各種演算処理を実行するCPU201と、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置202と、ディスプレイ203とを有する。また、コンピュータ200は、記憶媒体からプログラム等を読み取る読み取り装置204と、有線または無線ネットワークを介して他装置との間でデータの授受を行うインターフェース装置205とを有する。また、コンピュータ200は、各種情報を一時記憶するRAM206と、ハードディスク装置207とを有する。そして、各装置201~207は、バス208に接続される。
ハードディスク装置207は、受付プログラム207a、生成プログラム207b、表示制御プログラム207c、更新プログラム207dを有する。CPU201は、各プログラム207a~207dを読み出してRAM206に展開する。
受付プログラム207aは、受付プロセス206aとして機能する。生成プログラム207bは、生成プロセス206bとして機能する。表示制御プログラム207cは、表示制御プロセス206cとして機能する。更新プログラム207dは、更新プロセス206dとして機能する。
受付プロセス206aの処理は、受付部131の処理に対応する。生成プロセス206bの処理は、生成部132の処理に対応する。表示制御プロセス207cの処理は、表示制御部133の処理に対応する。更新プロセス206dの処理は、更新部134の処理に対応する。
なお、各プログラム207a~207dについては、必ずしも最初からハードディスク装置207に記憶させておかなくても良い。例えば、コンピュータ200に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD-ROM、DVD、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ200が各プログラム207a~207dを読み出して実行するようにしても良い。
10a,10b 端末装置
100 チェック支援装置
110 通信部
120 記憶部
121 チェックマスタDB
122 チェック状況管理テーブル
123 チェック結果管理テーブル
124 チェックシート情報
130 制御部
131 受付部
132 生成部
133 表示制御部
134 更新部

Claims (4)

  1. 政府機関により作成されたセキュリティ対策の統一基準に関するチェック項目と、前記チェック項目を担当する担当者と、前記チェック項目の項目番号と、前記チェック項目と共通のチェック項目の項目番号を示す共通項目番号と、チェックの完了した項目番号とを対応付けた情報を有する記憶部と、
    前記担当者の指定を受け付けた場合、前記項目番号と、前記共通項目番号と、前記チェックの完了した項目番号とを基にして、指定された担当者に対応するチェック項目のうち、チェックの完了したチェック項目を除いたチェック項目を含むチェックシートを生成する生成部と、
    端末装置に前記チェックシートを送信して表示させる表示制御部と
    を有することを特徴とするチェック支援装置。
  2. 前記生成部は、複数の担当者のうち、いずれかの担当者の指定を受け付けた場合、前記項目番号と、前記共通項目番号と、前記チェックの完了した項目番号とを基にして、指定された担当者に対応するチェック項目のうち、指定された担当者以外の担当者によりチェックの完了したチェック項目を除いたチェック項目を含むチェックシートを生成することを特徴とする請求項に記載のチェック支援装置。
  3. コンピュータが実行するチェック支援方法であって、
    政府機関により作成されたセキュリティ対策の統一基準に関するチェック項目と、前記チェック項目を担当する担当者と、前記チェック項目の項目番号と、前記チェック項目と共通のチェック項目の項目番号を示す共通項目番号と、チェックの完了した項目番号とを対応付けた情報を有する記憶部を参照し、
    前記担当者の指定を受け付けた場合、前記項目番号と、前記共通項目番号と、前記チェックの完了した項目番号とを基にして、指定された担当者に対応するチェック項目のうち、チェックの完了したチェック項目を除いたチェック項目を含むチェックシートを生成し、
    端末装置に前記チェックシートを送信して表示させる
    処理を実行することを特徴とするチェック支援方法。
  4. コンピュータに、
    政府機関により作成されたセキュリティ対策の統一基準に関するチェック項目と、前記チェック項目を担当する担当者と、前記チェック項目の項目番号と、前記チェック項目と共通のチェック項目の項目番号を示す共通項目番号と、チェックの完了した項目番号とを対応付けた情報を有する記憶部を参照し、
    前記担当者の指定を受け付けた場合、前記項目番号と、前記共通項目番号と、前記チェックの完了した項目番号とを基にして、指定された担当者に対応するチェック項目のうち、チェックの完了したチェック項目を除いたチェック項目を含むチェックシートを生成し、
    端末装置に前記チェックシートを送信して表示させる
    処理を実行させることを特徴とするチェック支援プログラム。
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