JP7440275B2 - 視野外障害物検知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、視野外障害物検知装置に関する。
従来から、自己車両の周辺に存在する対象物を把握し,把握される対象物のうち視認によって把握されない対象物がある場合には,運転者に注意を喚起するため,何らかの警告を行う視野外障害物検知システムに関する技術が知られている。
例えば、特許文献1では、対象物に取り付けられた電波源からの電波を受信する電波受信部と,車両に取り付けられ,外界の障害物を検知する1又は複数の外界センサと,所定の警報を発生するための警報発生部を有する構成が開示されている。当該警報発生部は,電波受信部が,対象物からの電波を受信した場合であって,外界センサが対象物を検知しなかったときに,第1の警報を発生させる。
特開2018-036920号公報
特許文献1の構成によれば、歩行者が車両から遠ざかる方向に移動しているときにも通信が実行されるので、電力が浪費されるとともに、通信量が増加して他の機器への通信負荷が増大してしまうという課題があった。
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、歩行者が車両から遠ざかる方向に移動しているときには通信の実行を中断し、不必要な電力消費を低減するとともに、通信量を低減して他の機器への通信負荷を低減することにある。
本発明の態様に係る移動体に装着される装着体に取り付けられる視野外障害物検知装置は、他の移動体からの検知信号を受信する前方アンテナと、前記他の移動体からの前記検知信号を受信する後方アンテナと、前記前方アンテナで受信された前記検知信号と前記後方アンテナで受信された前記検知信号から前記移動体の移動方向に前記他の移動体が存在するか否かを検出する検出部と、前記移動方向に前記他の移動体が存在する場合に、前記検知信号の周波数を変更または維持する周波数制御部と、周波数が変更または維持された前記検知信号を応答信号として送信する送信部と、を含み、前記前方アンテナと前記後方アンテナとは物理的に離間して前記装着体に配置され、前記移動体の前記移動方向に対して前記前方アンテナは前記後方アンテナよりも前方に配置されることが好ましい。
前記移動体の移動によって発生する振動を検出し、検出した振動によって電圧を発生する振動センサ部と、前記振動センサ部が発生した電圧を検出すると、前記検出部をスリープモードからアクティブモードに起動する起動制御部と、前記移動方向に前記他の移動体が存在する場合に、前記周波数制御部および前記送信部をスリープモードからアクティブモードに起動する送信制御部と、を含むことが好ましい。
前記起動制御部は、前記移動方向に前記他の移動体が存在しない場合に、前記検出部をアクティブモードからスリープモードに移行させることが好ましい。
前記周波数制御部は、前記検知信号の周波数を維持または2逓倍する回路によって構成されることが好ましい。
前記検知信号および前記応答信号の周波数は、前記移動体と前記他の移動体との間に障害物が存在する場合に、前記障害物を透過する、または、前記障害物を回折する周波数であることが好ましい。
前記検出部は、前記検知信号が前記前方アンテナで受信される時刻と前記後方アンテナで受信される時刻の差から位相差を検出し、前記送信部は、前記前方アンテナの位相が前記後方アンテナの位相よりも進んでいる場合に前記応答信号を送信し、前記前方アンテナの位相が前記後方アンテナの位相よりも遅れている場合に前記応答信号を送信せずに、前記検出部がスリープモードに移行することが好ましい。
前記検出部は、前記検知信号の前記前方アンテナにおける受信強度と前記後方アンテナにおける受信強度の差を検出し、前記送信部は、前記前方アンテナの受信強度が前記後方アンテナの受信強度よりも強い場合に前記応答信号を送信し、前記前方アンテナの受信強度が前記後方アンテナの受信強度よりも弱い場合に前記応答信号を送信せずに、前記検出部がスリープモードに移行することが好ましい。
前記視野外障害物検知装置が取り付けられる前記装着体は靴であり、前記前方アンテナは前記靴の前部に取り付けられ、前記後方アンテナは前記靴の後部に取り付けられることが好ましい。
前記視野外障害物検知装置が取り付けられる前記装着体は靴の中敷きであって、前記視野外障害物検知装置は前記中敷きに埋め込まれ、前記前方アンテナは前記中敷きの前部に取り付けられ、前記後方アンテナは前記中敷きの後部に取り付けられることが好ましい。
前記視野外障害物検知装置が取り付けられる前記装着体はランドセルであり、前記前方アンテナは前記ランドセルの底面の前部に取り付けられ、前記後方アンテナは前記ランドセルの底面の後部に取り付けられることが好ましい。
本発明によれば、歩行者が車両から遠ざかる方向に移動しているときには通信の実行を中断し、不必要な電力消費を低減するとともに、通信量を低減して他の機器への通信負荷を低減することが可能になる。
本実施形態に係る視野外障害物検知装置の適用例を示す模式図である。 図1に示す本実施形態に係る視野外障害物検知装置の実装形態の一例を示す模式図である。 本実施形態に係る視野外障害物検知装置の構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係る視野外障害物検知装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る視野外障害物検知装置の他の適用例を示す模式図である。
以下、本実施形態に係わる視野外障害物検知装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下で説明する実施形態は、包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示に限定する主旨ではない。また、以下の実施形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。さらに、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
本実施形態に係る視野外障害物検知装置を図1~図5を用いて説明する。
(視野外障害物検知装置の適用例の概要)
図1は視野外障害物検知装置の適用例の概要を示す模式図である。視野外障害物検知装置100aは、人物10aが履いている靴11aに装着される。視野外障害物検知装置100aは、靴11aの内部または外部またはソールに設けられることが可能である。また、視野外障害物検知装置100aは、靴11aの図示しない中敷き、インナーソールに設けられることが可能である。視野外障害物検知装置100aには前方アンテナ120aおよび後方アンテナ110aが含まれる。前方アンテナ120aは靴11aのつま先方向に取り付けられ、後方アンテナ110aは靴11aの踵方向に取り付けられる。また、図示していないが、視野外障害物検知装置100aは、人物10aが履いている靴12aに装着されることも可能である。
同様に、視野外障害物検知装置100bは、人物10bが履いている靴11bに装着される。視野外障害物検知装置100bは、靴11bの内部または外部またはソールに設けられることが可能である。また、視野外障害物検知装置100bは、靴11bの図示しないインナーソールに設けられることが可能である。視野外障害物検知装置100bには前方アンテナ120bおよび後方アンテナ110bが含まれる。前方アンテナ120bは靴11bのつま先方向に取り付けられ、後方アンテナ110bは靴11bの踵方向に取り付けられる。また、図示していないが、視野外障害物検知装置100bは、人物10bが履いている靴12bに装着されることも可能である。以下の説明においては、視野外障害物検知装置100a、視野外障害物検知装置100b、および、後述する視野外障害物検知装置100cを総称して視野外障害物検知装置100と称する場合がある。また、靴11aおよび靴11bを総称して靴11と称する場合がある。さらに、人物10aおよび人物10bを総称して人物10と称する場合がある。
図1において、人物10aは車両20の進行方向(図1において下から上に向かう方向)に近づくように移動している。車両20は車両アンテナ21から人物を検知するための検知信号を送信し、人物10aの前方アンテナ120aおよび後方アンテナ110aは検知信号を受信する。前方アンテナ120aから車両アンテナ21までの距離と、後方アンテナ110aと車両アンテナ21までの距離とは異なるために、受信信号に位相差が発生する。視野外障害物検知装置100aは、前方アンテナ120aで受信する検知信号の位相が進んでいる場合には、人物10aの進行方向に車両20が存在すると判定することが可能となる。この場合に、視野外障害物検知装置100aは、検知信号に対する応答信号を送信し、車両20に人物10aが近づいていることを認識させることが可能になる。
また、図1において、人物10bは車両20の進行方向(図1において下から上に向かう方向)から遠ざかる方向に移動している。車両20は車両アンテナ21から検知信号を送信し、人物10bの前方アンテナ120bおよび後方アンテナ110bは検知信号を受信する。前方アンテナ120bから車両アンテナ21までの距離と、後方アンテナ110bと車両アンテナ21までの距離とは異なるために、受信信号に位相差が発生する。視野外障害物検知装置100bは、前方アンテナ120bで受信する検知信号の位相が遅れている場合には、人物10bの進行方向には車両20が存在しない判定することが可能となる。この場合に、視野外障害物検知装置100bは、検知信号に対する応答信号を送信せずに、視野外障害物検知装置100bの消費電力を節約することが可能になる。
すなわち、図1において、車両20には車両アンテナ21が設けられ、車両アンテナ21からは検知信号が連続的または周期的に送信され、視野外障害物検知装置100から検知信号に対する応答信号が送信される場合には、車両アンテナ21で応答信号を受信する。したがって、道路31を走行する車両20は、建造物41によって運転者の視界から遮られる、車両20に接近している人物10aを視野外障害物検知装置100によって認識することが可能になる。また、道路31を走行する車両20は、交差点32を横断し、車両20から遠ざかっている人物10bは認識する必要性がないために、視野外障害物検知装置100の消費電力を節約させることが可能になる。なお、検知信号および応答信号は、建造物41および建造物42等の障害物を透過、または、障害物を回折する周波数を有する無線信号である必要がある。一例として、当該無線信号の周波数は約10GHz以下の周波数である場合がある。
図2は、人物10が履く靴11に装着された視野外障害物検知装置100を上方から透視した模式図である。視野外障害物検知装置100の前方アンテナ120および後方アンテナ110以外の構成要素は省略している。前方アンテナ120は靴11のつま先方向に取り付けられ、後方アンテナ110は靴の踵方向に取り付けられている。このように、前方アンテナ120および後方アンテナ110を配置することによって、靴11の進行方向に車両20が位置する場合には、前方アンテナ120によって受信される検知信号の位相が後方アンテナ110で受信される検知信号よりも進む。したがって、視野外障害物検知装置100は近づいている車両20を検知することが可能になるので、応答信号を送信し、車両20に人物10の存在を認識させることが可能になる。また、靴11の進行方向に車両20が存在しない場合には、前方アンテナ120によって受信される検知信号の位相が後方アンテナ110で受信される検知信号よりも遅れる。この場合には、靴11を履いている人物10と車両20が衝突する可能性がないので、視野外障害物検知装置100はスリープモードに入り、消費電力を低減することが可能になる。
(視野外障害物検知装置100の構成)
図3は、本実施形態に係わる視野外障害物検知装置100の構成の一例をブロック図で示したものである。視野外障害物検知装置100は、後方アンテナ110、前方アンテナ120、後方受信部130、前方受信部140、送信部150、振動センサ部160、制御部170、および、バッテリ部180を含む。
後方アンテナ110は、人物10が視野外障害物検知装置100を装着した場合に、人物10の進行方向の後方に配置されるアンテナである。一例として、上述した靴11の踵周辺部に配置されることが可能である。後方アンテナ110の種類は限定されず、任意のアンテナを使用することが可能である。後方アンテナ110は車両20の車両アンテナ21からの電波である検知信号を受信する機能を有する。
前方アンテナ120は、人物10が視野外障害物検知装置100を装着した場合に、人物10の進行方向の前方に配置されるアンテナである。一例として、上述した靴11のつま先周辺部に配置されることが可能である。前方アンテナ120の種類は限定されず、任意のアンテナを使用することが可能である。前方アンテナ120は車両20の車両アンテナ21からの電波である検知信号を受信する機能を有する。また、前方アンテナ120の移動方向に車両20が存在する場合には、応答信号を送信する機能も有する。
後方受信部130は、後方アンテナ110で受信した検知信号等の電波を受信する機能を有する。また、検知信号等の電波は後方受信部130において増幅される場合もある。検知信号は、位相差検出部172に出力される。
前方受信部140は、前方アンテナ120で受信した検知信号等の電波を受信する機能を有する。また、検知信号等の電波は前方受信部140において増幅される場合もある。検知信号は、位相差検出部172に出力される。
送信部150は、視野外障害物検知装置100が移動する方向に車両20が存在する場合に、検知信号に対する応答信号を増幅して送信する機能を有する。応答信号は検知信号の周波数を変更して生成される信号である場合がある。また、応答信号に検知信号には含まれない新たな情報を付加することも可能である。新たな情報には、視野外障害物検知装置100に関する情報が含まれてもよい。
振動センサ部160は、視野外障害物検知装置100を装着した人物10が歩行等して移動した場合に生じる振動を検出する機能を有する。なお、振動センサ部160に加速度センサを使用することも可能である。また、振動センサ部160に発電機能を持たせて、発電によって振動を検出するように構成することも可能である。一例として、振動センサ部160に圧電素子を利用し、人物10の歩行等の移動によって生じる圧力を圧電素子によって電圧に変換し、変換された電圧をバッテリ部180に供給することも可能である。また、変換された電圧によって、人物10が歩行等して移動した場合に生じる振動を検出するように構成することも可能である。
バッテリ部180は、視野外障害物検知装置100に電力を供給する機能を有する。バッテリ部180の一例としては、ボタン型電池等の一般的な電池の他に、二次電池またはキャパシタを使用することも可能である。さらに、太陽電池を使用することも可能である。また、バッテリ部180は、一般的な電池、二次電池、キャパシタ、および、太陽電池の組み合わせによって構成されることも可能である。太陽電池を使用した場合には、一例として、靴11の靴底を除くその他の面に太陽電池を装着することが可能である。
制御部170には、図3に示すように、起動制御部171、位相差検出部172、送信制御部173、および、周波数制御部174が含まれる。
起動制御部171は、振動センサ部160が出力する電圧を検知して、視野外障害物検知装置100を装着した人物10が移動していることを認識すると、車両20から送信される検知信号を受信するために、起動信号を出力する。起動信号は、後方受信部130、前方受信部140、および、位相差検出部172に出力される。起動信号を受信した後方受信部130、前方受信部140、および、位相差検出部172はスリープモードからウェークアップし、それぞれの機能を実行できるアクティブモードに移行する。すなわち、車両20から検知信号が送信されている場合には、後方受信部130および前方受信部140は検知信号を増幅する等の機能を実行する。
位相差検出部172は、後方アンテナ110で受信された検知信号と、前方アンテナ120で受信された検知信号との位相差を検出する機能を有する。電波の進む速度は3.0×10m/sであることから、例えば靴11のサイズが25cmで後方アンテナ110と前方アンテナ120が25cm離れていれば、電波の到来時間は約0.8nsずれることになる。位相差検出部172は、この電波の到来時間の差を位相差として検出することが可能である。前方アンテナ120で受信された検知信号の位相が、後方アンテナ110で受信された検知信号よりも進んでいる場合には、位相差検出部172は送信制御部173を起動する。また、前方アンテナ120で受信された検知信号の位相が、後方アンテナ110で受信された検知信号よりも遅れている場合には、位相差検出部172は起動制御部171にスリープモード信号を出力し、スリープモードに移行する。スリープモード信号を受信した起動制御部171は、後方受信部130および前方受信部140をスリープモードに移行させる。なお、検知信号を送信後スリープモードに移行させることも可能である。また、車載側は、送信された応答信号に対するACK(ACKnowledgement)信号を送信する構成としても良い。歩行者側は、ACK信号を受信した場合に、位相差検出部172が送信制御部173にスリープモード信号を出力し、送信制御部173、周波数制御部174および送信部150をスリープモードに移行させることも可能である。
送信制御部173は、位相差検出部172によって起動させられると、周波数制御部174および送信部150を起動し、検知信号を位相差検出部172から受信する。
周波数制御部174は、送信部150および前方アンテナ120を介して送信する応答信号の周波数を制御する機能を有する。周波数制御部174の一例には、2逓倍回路が挙げられる。2逓倍回路は、受信された検知信号の周波数を2倍にする機能を有し、応答信号として検知信号の2倍の周波数を有する信号を生成することが可能である。2逓倍回路は、簡易な構成で形成することが可能であるので、回路を安価に、容易に、かつ、小型に形成することが可能である。例えば、検知信号を920MHzとした場合に応答信号を1.8GHz、検知信号を1.2GHzとした場合に応答信号を2.4GHz、検知信号を2.45GHz(2.4GHz帯)とした場合に応答信号を4.9GHz(5GHz帯)とすることが可能である。
(視野外障害物検知装置100の動作)
図4は、本実施形態に係わる視野外障害物検知装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
ステップS401において、振動センサ部160は、視野外障害物検知装置100に振動が発生したか否かを検知する。視野外障害物検知装置100に振動が発生した場合(ステップS401:YES)には、視野外障害物検知装置100はステップS402に進む。視野外障害物検知装置100に振動が発生していない場合(ステップS401:NO)には、視野外障害物検知装置100はステップS401を繰り返す。
ステップS402において、振動センサ部160は電圧を出力し、起動制御部171は、振動センサ部160が出力する電圧を検知して、視野外障害物検知装置100を装着した人物10が移動していることを認識する。起動制御部171は、車両20から送信される検知信号を受信するために、後方受信部130、前方受信部140、および、位相差検出部172に起動信号を出力する。起動信号を受信した後方受信部130、前方受信部140、および、位相差検出部172はスリープモードからウェークアップし、それぞれの機能を実行できるアクティブモードに移行する。次に、視野外障害物検知装置100はステップS403に進む。
ステップS403において、視野外障害物検知装置100は後方受信部130および前方受信部140が車両20から送信される検知信号を受信したか否かを判定する。車両20から送信される検知信号を受信した場合(ステップS403:YES)には、視野外障害物検知装置100はステップS404に進む。車両20から送信される検知信号を受信していない場合(ステップS403:NO)には、視野外障害物検知装置100はステップS403を繰り返す。
ステップS404において、位相差検出部172は、後方アンテナ110で受信された検知信号と、前方アンテナ120で受信された検知信号との位相差を検出する。次に、視野外障害物検知装置100はステップS405に進む。
ステップS405において、視野外障害物検知装置100は視野外障害物検知装置100が波源である車両20の方向に移動しているか否かを判定する。判定の手法についてはすでに詳述したので、ここでは説明を省略する。視野外障害物検知装置100が波源方向に移動している場合(ステップS405:YES)には、視野外障害物検知装置100はステップS407に進む。視野外障害物検知装置100が波源方向に移動していない場合(ステップS405:NO)には、視野外障害物検知装置100はステップS406に進む。
ステップS406において、視野外障害物検知装置100は波源方向に移動していないので、視野外障害物検知装置100の消費電力を低減するために、後方受信部130、前方受信部140、および、位相差検出部172をスリープモードに移行させる。次に、視野外障害物検知装置100はステップS401に戻る。
ステップS407において、視野外障害物検知装置100は波源方向に移動しているので、視野外障害物検知装置100を装着している人物10の存在を車両20に知らせるために、送信部150および周波数制御部174を起動させる。次に、視野外障害物検知装置100はステップS408に進む。
ステップS408において、視野外障害物検知装置100は車両20から受信した検知信号に対する応答信号として、送信部150から送信する。次に、視野外障害物検知装置100はステップS409に進む。
ステップS409において、視野外障害物検知装置100は送信した応答信号の送信処理を終えたので、視野外障害物検知装置100はスリープモードに移行する。次に、視野外障害物検知装置100はステップS401に戻る。
(変形例1)
上記実施形態においては、検知信号が前方アンテナ120で受信される時刻と後方アンテナ110で受信される時刻の差から位相差を検出する構成例を説明してきたが、本実施形態は位相差を検出する構成に限定されるわけではない。例えば、検知信号の前方アンテナ120における受信強度と後方アンテナ110における受信強度の差を検出することも可能である。前方アンテナ120の受信強度が後方アンテナ110の受信強度よりも強い場合には、人物10等の移動体の移動方向に車両20が存在することを検出することが可能になる。
電波は以下の式(1)に示すように、伝播距離に依存して減衰するので、前方アンテナ120における受信強度と後方アンテナ110における受信強度の差を検出することも可能になる。
伝播損失(L)=20log(4πr/λ)[dB]―――式(1)
r:送受信間距離[m]
λ:電波の波長[m]
また、電波は波であるので、受信される位置が異なると、異なる位置に配置されたアンテナで受信する電波の進角も異なるので、視野外障害物検知装置100は当該進角の違いを位相差として検出することも可能である。当該進角の違いによって、視野外障害物検知装置100の移動方向に車両20が存在するか否かを視野外障害物検知装置100が検出することも可能である。
(変形例2)
上記実施形態においては、視野外障害物検知装置100が靴11に取り付けられる形態について説明してきたが、視野外障害物検知装置100が取り付けられる装着体に限定はない。人物10等の移動体の移動方向が識別できるように取り付け可能な装着体であれば、任意の物体に視野外障害物検知装置100を取り付けることが可能である。すなわち、移動方向に対して前後を確定できるように2つのアンテナを設置できる物体であればよい。例えば、児童の危険を検出するために利用することを想定すると、図5に示すように、ランドセルの底面に視野外障害物検知装置100を取り付けることが一例として挙げられる。2つのアンテナは、ランドセルの底面の前後に取り付けてもよいし、ランドセルのカバーと児童の背中に接する面に取り付けてもよい。
(変形例3)
上記実施形態においては、視野外障害物検知装置100は、道路を走行する車両20に対して機能することを説明してきたが、検知信号を送信する他の移動体は道路を走行する車両20に限定されるわけではない。例えば、工場内を移動するフォークリフト、荷物の運搬車等の人物と衝突する危険性が存在する車両であってもよい。
(変形例4)
周波数制御部174の他の例には、特定の周波数を使用する(CW:Constant Wave)回路構成であってもよい。この場合には、周波数制御部174は検知信号の周波数を変更させずに維持する構成とすることも可能である。さらに、周波数制御部174のその他の例には、FMCV(Frequency Modulated Continuous Wave)を使用できる回路構成であってもよい。
以下に、本実施形態の視野外障害物検知装置100の特徴について記載する。
本発明の第1の態様に係る移動体に装着される装着体に取り付けられる視野外障害物検知装置100は、他の移動体からの検知信号を受信する前方アンテナ120と、他の移動体からの検知信号を受信する後方アンテナ110とを含むことが好ましい。また、視野外障害物検知装置100は、前方アンテナ120で受信された検知信号と後方アンテナ110で受信された検知信号から移動体の移動方向に他の移動体が存在するか否かを検出する検出部を含むことが好ましい。さらに、視野外障害物検知装置100は、移動方向に他の移動体が存在する場合に、検知信号の周波数を変更または維持する周波数制御部174と、周波数が変更または維持された検知信号を応答信号として送信する送信部150と、を含むことが好ましい。前方アンテナ120と後方アンテナ110とは物理的に離間して装着体に配置され、移動体の移動方向に対して前方アンテナ120は後方アンテナ110よりも前方に配置されることが好ましい。
上記構成によれば、移動体である人物10が、他の移動体である車両20から遠ざかる方向に移動しているときには通信の実行を中断し、不必要な電力消費を低減するとともに、通信量を低減して他の機器への通信負荷を低減することが可能になる。
本発明の第2の態様に係る視野外障害物検知装置100は、移動体の移動によって発生する振動を検出し、検出した振動によって電圧を発生する振動センサ部160を含むことが好ましい。また、視野外障害物検知装置100は、振動センサ部160が発生した電圧を検出すると、検出部をスリープモードからアクティブモードに起動する起動制御部171を含むことが好ましい。さらに、視野外障害物検知装置100は、移動方向に他の移動体が存在する場合に、周波数制御部174および送信部150をスリープモードからアクティブモードに起動する送信制御部173を含むことが好ましい。
上記構成によれば、移動体である人物10が移動することを検知して、視野外障害物検知装置100はスリープモードからアクティブモードに移行することが可能になるので、不必要な電力消費を低減することが可能になる。
本発明の第3の態様に係る視野外障害物検知装置100において、起動制御部171は、移動方向に他の移動体が存在しない場合に、検出部をアクティブモードからスリープモードに移行させることが好ましい。
上記構成によれば、移動体である人物10が、他の移動体である車両20から遠ざかる方向に移動している場合には、不必要な電力消費を低減することが可能になる。
本発明の第4の態様に係る視野外障害物検知装置100において、周波数制御部174は、検知信号の周波数を維持または2逓倍する回路によって構成されることが好ましい。
上記構成によれば、検知信号の周波数を維持または2逓倍する回路は簡易な構成で実現可能であるので、電力消費を低減することが可能になるとともに、安価、かつ、小型に視野外障害物検知装置100を構成することが可能になる。
本発明の第5の態様に係る視野外障害物検知装置100において、検知信号および応答信号の周波数は、移動体と他の移動体との間に障害物が存在する場合に、障害物を透過する、または、障害物を回折する周波数であることが好ましい。
上記構成によれば、障害物を透過する、または、障害物を回折する周波数を通信周波数として使用することにより、視野外にいる人物10等の移動体を検知することが可能になる。
本発明の第6の態様に係る視野外障害物検知装置100において、検出部は、検知信号が前方アンテナ120で受信される時刻と後方アンテナ110で受信される時刻の差から位相差を検出することが好ましい。送信部150は、前方アンテナ120の位相が後方アンテナ110の位相よりも進んでいる場合に応答信号を送信することが好ましい。送信部150は、前方アンテナ120の位相が後方アンテナ110の位相よりも遅れている場合に応答信号を送信せずに、検出部がスリープモードに移行することが好ましい。
上記構成によれば、検出部は、前方アンテナ120と後方アンテナ110で受信される検知信号の位相差を検出して、移動方向に車両20等の他の移動体が存在するか否かについて精度を向上させて検出することが可能になる。また、不必要な電力消費を低減することが可能になる。
本発明の第7の態様に係る視野外障害物検知装置100において、検出部は、検知信号の前方アンテナ120における受信強度と後方アンテナ110における受信強度の差を検出することが好ましい。送信部150は、前方アンテナ120の受信強度が後方アンテナ110の受信強度よりも強い場合に応答信号を送信することが好ましい。送信部150は、前方アンテナ120の受信強度が後方アンテナ110の受信強度よりも弱い場合に応答信号を送信せずに、検出部がスリープモードに移行することが好ましい。
上記構成によれば、検出部は、前方アンテナ120と後方アンテナ110で受信される検知信号の強度差を検出して、移動方向に車両20等の他の移動体が存在するか否かについて精度を向上させて検出することが可能になる。また、不必要な電力消費を低減することが可能になる。
本発明の第8の態様に係る視野外障害物検知装置100が取り付けられる装着体は靴であり、前方アンテナ120は靴の前部に取り付けられ、後方アンテナ110は靴の後部に取り付けられることが好ましい。
上記構成によれば、靴11は人物10の移動方向に沿って移動するので、精度よく移動方向に車両20等の他の移動体が存在するか否かについて検出することが可能になる。また、視野外障害物検知装置100の取り外しを意識することなく、外出時には視野外障害物検知装置100を装着することが可能になるので、人物10の安全性の向上を図ることが可能になる。
本発明の第9の態様に係る視野外障害物検知装置100が取り付けられる装着体は靴の中敷きであって、視野外障害物検知装置100は中敷きに埋め込まれることが好ましい。前方アンテナ120は中敷きの前部に取り付けられ、後方アンテナ(110)は中敷きの後部に取り付けられることが好ましい。
上記構成によれば、靴11に事前に視野外障害物検知装置100が取り付けられていない場合にも、人物10の安全性の向上を図ることが可能になる。
本発明の第10の態様に係る視野外障害物検知装置100が取り付けられる装着体はランドセルであり、前方アンテナ120はランドセルの底面の前部に取り付けられ、後方アンテナ110はランドセルの底面の後部に取り付けられることが好ましい。
上記構成によれば、ランドセル50は人物10の移動方向に沿って移動するので、精度よく移動方向に車両20等の他の移動体が存在するか否かについて検出することが可能になる。また、ランドセル50は、小学校の低学年の子供が使用することが予測されるので、車両との衝突事故の確率が高い子供を効率よく保護することが可能になる。
以上、本実施形態を説明したが、本実施形態はこれらに限定されるものではなく、本実施形態の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。また、さまざまな実施形態の一部または全部を組み合わせて新たな実施形態とすることも可能である。
100 視野外障害物検知装置
110 後方アンテナ
120 前方アンテナ
130 後方受信部
140 前方受信部
150 送信部
160 振動センサ部
170 制御部
171 起動制御部
172 位相差検出部
173 送信制御部
174 周波数制御部
180 バッテリ部

Claims (8)

  1. 移動体に装着される装着体に取り付けられる視野外障害物検知装置であって、
    他の移動体からの検知信号を受信する前方アンテナと、
    前記他の移動体からの前記検知信号を受信する後方アンテナと、
    前記前方アンテナで受信された前記検知信号と前記後方アンテナで受信された前記検知信号から前記移動体の移動方向に前記他の移動体が存在するか否かを検出する検出部と、
    前記移動方向に前記他の移動体が存在する場合に、前記検知信号の周波数を変更または維持する周波数制御部と、
    周波数が変更または維持された前記検知信号を応答信号として送信する送信部と、
    前記移動体の移動によって発生する振動を検出し、検出した振動によって電圧を発生する振動センサ部と、
    前記振動センサ部が発生した電圧を検出すると、前記検出部をスリープモードからアクティブモードに起動する起動制御部と、
    前記移動方向に前記他の移動体が存在する場合に、前記周波数制御部および前記送信部をスリープモードからアクティブモードに起動する送信制御部と、を含み、
    前記前方アンテナと前記後方アンテナとは物理的に離間して前記装着体に配置され、前記移動体の前記移動方向に対して前記前方アンテナは前記後方アンテナよりも前方に配置され
    前記起動制御部は、前記移動方向に前記他の移動体が存在しない場合に、前記検出部をアクティブモードからスリープモードに移行させる視野外障害物検知装置。
  2. 前記周波数制御部は、前記検知信号の周波数を維持または2逓倍する回路によって構成される請求項1に記載の視野外障害物検知装置。
  3. 前記検知信号および前記応答信号の周波数は、前記移動体と前記他の移動体との間に障害物が存在する場合に、前記障害物を透過する、または、前記障害物を回折する周波数である請求項1または2に記載の視野外障害物検知装置。
  4. 前記検出部は、前記検知信号が前記前方アンテナで受信される時刻と前記後方アンテナで受信される時刻の差から位相差を検出し、
    前記送信部は、前記前方アンテナの位相が前記後方アンテナの位相よりも進んでいる場合に前記応答信号を送信し、前記前方アンテナの位相が前記後方アンテナの位相よりも遅れている場合に前記応答信号を送信せずに、前記検出部がスリープモードに移行する請求項1からのいずれか一項に記載の視野外障害物検知装置。
  5. 前記検出部は、前記検知信号の前記前方アンテナにおける受信強度と前記後方アンテナにおける受信強度の差を検出し、
    前記送信部は、前記前方アンテナの受信強度が前記後方アンテナの受信強度よりも強い場合に前記応答信号を送信し、前記前方アンテナの受信強度が前記後方アンテナの受信強度よりも弱い場合に前記応答信号を送信せずに、前記検出部がスリープモードに移行する請求項1からのいずれか一項に記載の視野外障害物検知装置。
  6. 前記視野外障害物検知装置が取り付けられる前記装着体は靴であり、前記前方アンテナは前記靴の前部に取り付けられ、前記後方アンテナは前記靴の後部に取り付けられる請求
    項1からのいずれか一項に記載の視野外障害物検知装置。
  7. 前記視野外障害物検知装置が取り付けられる前記装着体は靴の中敷きであって、前記視野外障害物検知装置は前記中敷きに埋め込まれ、前記前方アンテナは前記中敷きの前部に取り付けられ、前記後方アンテナは前記中敷きの後部に取り付けられる請求項1からのいずれか一項に記載の視野外障害物検知装置。
  8. 前記視野外障害物検知装置が取り付けられる前記装着体はランドセルであり、前記前方アンテナは前記ランドセルの底面の前部に取り付けられ、前記後方アンテナは前記ランドセルの底面の後部に取り付けられる請求項1からのいずれか一項に記載の視野外障害物検知装置。
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