JP7440141B2 - 給湯方法、給湯システムおよびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば蓄熱源に貯湯ユニット、与熱源にヒートポンプ、給湯の加熱手段に給湯器を利用するハイブリッド給湯の技術に関する。
ヒートポンプなどの外部熱源の熱で加熱した湯を貯湯することで蓄熱し、給湯要求に対して貯湯した湯を出湯させるとともに、蓄熱状態に応じて給湯器により加熱するハイブリッド給湯システムが実用化されている。
このような蓄熱した湯を利用して給湯するとともに、湯を加熱装置で加熱して供給する給湯システムに関し、貯湯タンクから出湯した湯に所定量の水道水を混合して低温化させてミキシングユニットに流し、ミキシングユニットで湯に水を混合して温度調整した後に出湯側に流すものがある。(例えば、特許文献1および特許文献2)。
特開2005- 42965号公報 特開2007-315749号公報
ところで、貯湯タンク内に溜めた湯を利用して給湯する給湯システムでは、給湯需要が大きくなることで貯湯タンク内の蓄熱が消費されていく。そして給湯システムでは貯湯タンク内の熱が消費されて給湯要求に対応した湯が供給できなったときに補助熱源である給湯器で加熱して給湯する手法が採られている。給湯中に貯湯タンク内の蓄熱が不足し、給湯器による補助加熱を開始すると、バーナーの点火から加熱状態が安定するまでの時間や湯の温度低下速度に対して燃焼部による加熱速度が追いつかずに一時的に給湯温度が低下するおそれがある、という課題がある。
そのほか、給湯設備に貯湯タンクユニット等を設置してハイブリッド給湯システムの導入や、既存のハイブリッド給湯システムの一部の設備の交換において、給湯器と貯湯タンクユニットが異なる製造メーカの機器となる場合がある。このように製造メーカが異なれば動作仕様が異なるので制御内容の連動や統合化するのは困難であり、通信規約の異なる制御方式では共通のリモコンでの統括制御や管理は不可能となる。そのため、貯湯タンク内の蓄熱状態の監視結果に対して給湯装置の燃焼開始タイミングを制御するためには、ハイブリッド給湯システムの全体を制御する制御装置を新たに追加するほか、各機器のリモコン装置の制御アルゴリズムを共通化させるなど、装置の高コスト化や作業負荷の増大など、システムの導入を困難にするという課題がある。
斯かる課題は特許文献1および特許文献2には開示や示唆はなく、特許文献1および特許文献2に開示された構成では斯かる課題を解決することができない。
そこで、本発明の目的は、貯湯タンク内の蓄熱が不足しても、給湯温度の変動を防止して、安定した給湯を継続させることにある。
上記目的を達成するため、本発明の給湯方法の一側面によれば、貯湯タンクに溜められた温水を給湯に用いる給湯方法であって、給水に前記貯湯タンクからの前記温水を混合部で混合する工程と、前記混合部で得られる混合水の温度を検出する工程と、前記混合部から供給される前記混合水を補助加熱手段で加熱する工程と、給湯要求温度、前記貯湯タンクの蓄熱状態を判断する閾値温度、この閾値温度より低くかつ前記給湯要求温度より高い第1の設定温度、前記第1の設定温度より低くかつ前記給湯要求温度より高い第2の設定温度、前記補助加熱手段を動作させる動作開始温度が設定され、前記蓄熱状態が前記閾値温度以上であれば、前記第1の設定温度に前記混合水の温度を制御し、前記蓄熱状態が前記閾値温度未満であれば、前記混合水の温度を前記第2の設定温度に変更し、前記混合水の温度が前記動作開始温度に低下したとき、前記補助加熱手段を動作させる工程とを含む。
上記目的を達成するため、本発明の給湯システムの一側面によれば、貯湯タンクに溜められた温水を給湯に用いる給湯システムであって、給水に前記貯湯タンクからの前記温水を混合する混合部と、前記混合部で得られる混合水の温度を検出する温度センサと、前記混合部から供給される前記混合水を加熱する補助加熱手段と、給湯要求温度、前記貯湯タンクの蓄熱状態を判断する閾値温度、この閾値温度より低くかつ前記給湯要求温度より高い第1の設定温度、前記第1の設定温度より低くかつ前記給湯要求温度より高い第2の設定温度、前記補助加熱手段を動作させる動作開始温度が設定され、前記蓄熱状態が前記閾値温度以上であれば、前記第1の設定温度に前記混合水の温度を制御し、前記蓄熱状態が前記閾値温度未満であれば、前記混合水の温度を前記第2の設定温度に変更し、前記混合水の温度が前記動作開始温度に低下したとき、前記補助加熱手段を動作させる制御部とを含む。
上記目的を達成するため、本発明のプログラムの一側面によれば、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、給水に貯湯タンクからの温水を混合部で混合させる機能と、前記混合部で得られる混合水の温度を検出する温度センサから検出情報を取得する機能と、前記混合部から供給される前記混合水を補助加熱手段に加熱させる機能と、給湯要求温度、前記貯湯タンクの蓄熱状態を判断する閾値温度、この閾値温度より低くかつ前記給湯要求温度より高い第1の設定温度、前記第1の設定温度より低くかつ前記給湯要求温度より高い第2の設定温度、前記補助加熱手段を動作させる動作開始温度が設定され、前記蓄熱状態が前記閾値温度以上であれば、前記第1の設定温度に前記混合水の温度を制御し、前記蓄熱状態が前記閾値温度未満であれば、前記混合水の温度を前記第2の設定温度に変更し、前記混合水の温度が前記動作開始温度に低下したとき、前記補助加熱手段を動作させる機能とを前記コンピュータに実行させる。
本発明によれば、次のいずれかの効果が得られる。
(1) 貯湯タンク内の蓄熱が不足する前に補助熱源である給湯装置を始動させることで、出湯時の温度変動を抑制できる。
(2) 給湯使用中に貯湯タンク内の蓄熱不足により補助熱源である給湯器が始動しても給湯温度の低下を生じさせないので、給湯利用中のユーザーに不愉快な思いをさせず、装置への信頼性を高めることができる。
(3) 貯湯タンクから出湯した湯と低温の水を混合して調整する設定温度を変動させることで、給湯装置に対する動作制御を行わずに、補助加熱のタイミングの調整が可能となる。
(4) 貯湯タンクユニットの混合部から出湯する湯の温度を給湯要求温度よりも高い値かつ給湯器の点火開始温度範囲内の値にすることで、給湯器を始動させた時の加熱能力の変動による影響を低減して要求温度に応じた給湯を行える。
第1の実施の形態に係る給湯制御の一例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る給湯システムの構成例を示す図である。 給湯器の構成例を示す図である。 貯湯ユニットの制御部の構成例を示す図である。 給湯器の制御部の構成例を示す図である。 給湯システムによる湯の温度変化の状態例を示すグラフである。 給湯制御の一例を示すフローチャートである。 給湯器の動作制御の一例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る給湯システムの構成例を示す図である。 給湯処理の比較例を示すグラフである。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係る給湯制御の一例を示している。図1に示す処理内容および処理手順は一例であり、本発明が斯かる内容に限定されない。この給湯制御の処理は、本発明の給湯方法またはプログラムの一例である。
この給湯工程は、貯湯ユニット4の貯湯(S101)、貯湯タンク10内の蓄熱状態情報の取得(S102)、貯湯タンク内の湯を出湯(S103)、貯湯タンク10から出湯した湯と水を混合部である混合水制御弁12で混合し、設定温度に調整する処理(S104)、蓄熱状態の判定(S105)、混合部での設定温度の変更(S106)を含む。
貯湯ユニット4の貯湯(S101): ヒートポンプ6を熱源として貯湯ユニット4の貯湯タンク10に貯湯を行う。熱源部の一例であるヒートポンプ6は、通常、駆動状態に維持され、ヒートポンプ6で加熱された湯HWが貯湯タンク10に貯湯される。
貯湯タンク10内の蓄熱状態情報の取得(S102): 給湯要求に応じた温度で出湯可能か否かを判定するため、貯湯タンク10内の所定高さでの湯の温度を測定する。貯湯タンク10は、上方に高温の湯を貯めており、下方に行くに従って温度が低くなる階層蓄熱を行っている。従って、所定の高さの湯の温度を計測することで、タンク内の温度分布や、給湯能力などの蓄熱状態を把握することができる。蓄熱状態の判定では、たとえば貯湯タンク10内の1箇所の温度を検出すればよく、さらに、高さの異なる複数位置の温度を検出してもよい。温度検出の位置を増やすことで、より詳細な蓄熱状態を把握できる。
貯湯タンク内の湯を出湯(S103): カラン32の開操作により給水管14を通じて給水Wが流れると、給水Wの一部が貯湯タンク10の底部側に流入し、その流入量に応じて貯湯タンク10の上層側の高温の湯HWが給湯管路18に流れる。給湯需要は、たとえば給水管14に設置した水流センサ40によって検出されてもよい。
貯湯タンク10から出湯した湯と水を混合水制御弁12で混合し、設定温度に調整する処理(S104): 給湯需要に応じて貯湯タンク10から出湯した湯HWは、混合水制御弁12にて給水Wと混合して設定温度の湯が生成される。このとき混合水制御弁12には、補助熱源である給湯器8を動作させずに給湯する制御処理として、第1の設定温度が設定される。混合水制御弁12を通過した湯HWは、給湯管路26から給湯器8を通過し、出湯管路28、30を通じて給湯負荷に流れる。この給湯処理では、たとえば給水温度を温度センサ16-1で検出するとともに、貯湯タンク10から出湯する温度を温度センサ16-2で検出し、これらの温度情報と混合水制御弁12に設定された設定温度に基づいて、混合水制御弁12での水の混合割合を算出する。そして算出した混合割合に基づいて混合水制御弁12の開度を設定することで、貯湯タンク10から出湯量を調整する。
蓄熱状態の判定(S105): 給湯要求が継続している場合、貯湯タンク10内の蓄熱状態情報を継続的に収集して、貯湯タンク10内の蓄熱状態が予め設定した閾値未満か否かを判断する
この判断に利用される閾値は、給湯システム2を通じて、給湯要求に応じた給湯が行える温度の湯HWがあるか否かで判断すればよい。
出湯設定温度の変更(S106): 貯湯ユニット4では、貯湯タンク10内の熱量が給湯需要に対応出来なくなる前に補助熱源を始動させるため、貯湯ユニット4の出湯側にある混合水制御弁12で生成させる湯の温度を第2の設定温度に変更する。変更した第2の設定温度は、たとえば給湯システム2から最終的に出湯される湯HWの温度よりも高い温度であり、かつ給湯器8が点火して加熱処理を開始する範囲の温度である。
<第1の実施の形態の効果>
この第1の実施の形態によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) 貯湯タンク10内の蓄熱状態に応じて混合水制御弁12で生成される湯の設定温度を変更し、給湯器を始動させることで、給湯器8による加熱処理が不安定な状態であっても、最終的にカラン32から出湯する湯の温度を変動させることがない。
(2) 貯湯タンク内の蓄熱状態の判定処理において、貯湯タンク10内の湯HWを利用して出湯可能な蓄熱状態を閾値として設定することで、湯切れを生じさせずに給湯器8を始動でき、湯切れによる出湯温度の低下や不安定化を防止できる。
(3) 貯湯タンク10内の湯切れが生じる前に補助加熱を開始させることで、出湯温度の低下による不快感をユーザーに与えることがない。
(4) 貯湯ユニット4の混合水制御弁12を通じて出湯させる設定温度を変更するのみで補助熱源である給湯器8の始動制御を行うことができ、利便性が高められる。
〔第2の実施の形態〕
図2は、第2の実施の形態に係る給湯システムを示している。図2に示す構成は一例であり、本発明が斯かる構成に限定されるものではない。
<給湯システム2について>
この給湯システム2は、貯湯ユニット4、ヒートポンプ6および給湯器8を備える。給湯器8は、たとえば1台の場合でもよく、または複数台を連動して同時に、または所定の指示制御に従って動作させてもよい。
貯湯タンク10には、底部に給水管14が接続されており、水道水などの給水Wが貯湯タンク10の低層側に供給される。給水管14上には、給水Wの流入温度(Tin)を検出するための温度センサ16-1や給水Wの流量を検出する水流センサ40が設置されている。
そのほか、給湯システム2は、たとえば給湯器8を通過した湯を流す出湯管路28およびカラン32側に流す出湯管路30、給水管14から分岐して低温の給水Wをカラン32に供給する給水供給管34を有する。この給湯システム2では、貯湯ユニット4、給湯器8を通じて出湯管路30に高温の湯が供給され、カラン32において低温の給水Wと混合することで給湯要求に応じた湯を生成する、所謂サーモミキシング方式が採用されている。
<貯湯ユニット4について>
貯湯タンク10の上部側には、貯湯タンク10内の高温の湯HWを流す給湯管路18が接続されている。この給湯管路18上には、出湯温度(Ttnk)を検出する温度センサ16-2を有する。
貯湯タンク10の内部には、所定の高さに設置された湯の温度(Tsto)を検出する温度センサ16-3を備える。この温度センサ16-3は、タンク内の湯の温度およびその設置された高さに基づいて貯湯タンク内の蓄熱状態を監視する蓄熱状態情報取得手段の一例である。階層蓄熱となっている貯湯タンク10内において、温度センサ16-3の設置または温度計測位置よりも上側の湯HWの温度は高温である。すなわち、温度センサ16-3による検出温度が給湯可能な設定条件を満たしている場合、少なくとも温度センサ16-3の設置位置より上方の容積が給湯可能な蓄熱量となる。従って、温度センサ16-3の検出温度が給湯可能な設定温度条件を満たさなくなった場合、設定温度での給湯可能な蓄熱が不足する可能性が高い状態にあることを示している。
各センサで検出した温度情報は、貯湯ユニット4を制御する制御部49に提供される。
混合水制御弁12は、本発明の混合部の一例であって、給水管14と給湯管路18との間に設置されている。混合水制御弁12は、給水管14内を流れる低温の給水Wの一部を分岐する分配弁22、貯湯タンク10をバイパスして分配された給水Wを給湯管路18側に流すバイパス管20、分配された給水Wを給湯管路18内の高温の湯HWと合流させ、また合流した湯HWの流量を制御する水規制弁24を有する。湯HWと給水Wとの混合比率は分配弁22の開度によって決定される。給湯制御では、たとえば給水管14を通じて流れる給水Wの給水量を水流センサ40で検出し、貯湯タンク10内の湯HWの出湯温度、および混合水制御弁12に設定された設定温度に基づいて、分配弁22の開度を算出すればよい。
貯湯ユニット4には、たとえば混合水制御弁12に対して給湯管路26が接続されており、混合水制御弁12にて設定温度に調整された湯HWを給湯器8側に流す。給湯管路26には、貯湯ユニット4からの出湯温度(=混合温度Tmix-tu)を検出する温度センサ16-4が設置されている。そして、制御部49では、温度センサ16-4によって検出された出湯温度が設定温度になるように、混合水制御弁12の開度調整が行われる。
ヒートポンプ6は、たとえば電熱により貯湯タンク10の湯HWに与熱する熱源の一例である。貯湯タンク10とヒートポンプ6との間には、貯湯タンク10とヒートポンプ6との間で湯HWを循環させる与熱循環路を備える。この与熱循環路には、貯湯タンク10の下部側に貯留された低温の湯または給水Wをヒートポンプ6側に流す与熱往き管42とヒートポンプ6から貯湯タンク10の上部側に高温の湯HWを流す与熱戻り管44を含む。さらに与熱往き管42と与熱戻り管44には、ヒートポンプ6をバイパスするバイパス管46を有する。
与熱往き管42上には、たとえば与熱循環路内に湯を圧送させる循環ポンプ48やヒートポンプ6で与熱前の湯の温度を検出する温度センサ16-5を有する。
与熱戻り管44上には、たとえばヒートポンプ6での与熱後の湯の温度を検出する温度センサ16-6を有するほか、切替え弁47を有する。切替え弁47は、貯湯タンク10の下部側に貯留された低温の湯または給水Wが上限温度に到達したとき、高温の湯HWの流れをバイパス管46から与熱戻り管44に切り替える。
ヒートポンプ6には、たとえば内部に熱媒が循環する回路があり、その回路は与熱循環路を流れる湯と熱媒が熱交換する熱交換器や外気と熱媒が熱交換する熱交換器、圧縮機、膨張弁などを備えており、循環する熱媒が圧縮や膨張によって昇温し、この熱を利用して湯を加熱させる。ヒートポンプ6は常時、動作状態に維持し、単独運転で給湯需要に備えて貯湯タンク10の温水熱量を補填する。貯湯タンク10の下層水温度が上限温度に到達した場合には、与熱順管路内を流れる湯の検出温度に基づいて、ヒートポンプ6の動作を停止させればよい。
そのほか、貯湯ユニット4には、貯湯タンクリモコン36を有する。貯湯タンクリモコン36は、たとえば貯湯ユニット4の混合水制御弁12を通じて出湯する湯の設定温度の条件設定や貯湯ユニット4内の蓄熱状態情報やその他の情報の表示手段の一例である。
制御部49は、貯湯ユニット4に設置される温度センサ16-1、16-2、16-3、16-4、16-5、16-6の検出温度や、水流センサ40の検出流量の情報を収集し、給湯要求に対応した給湯制御を行う。この給湯制御では、たとえば分配弁22、水規制弁24の開度制御を含む。さらに、制御部49は、本発明の給湯制御として、貯湯タンク10内の温度センサ16-3による蓄熱状態情報を判断し、貯湯タンク10内の蓄熱状態が閾値未満となった場合には、混合水制御弁12で生成する湯HWの設定温度を低下させる処理を行う。この蓄熱状態の閾値は、たとえば給湯器8による補助加熱をしないで給湯要求に対応した温度で出湯可能な熱量を有する範囲内の温度条件が設定される。
<給湯器8について>
図3は、給湯器の構成例を示している。
給湯器8は、貯湯ユニット4から出湯した湯HWが給湯管路26を通じて流入すると、その湯の温度が設定温度を満たしていない場合には補助加熱して出湯し、設定温度を満たしている場合には通過して出湯管路28側に流す。
この給湯器8には、熱交換器50、バーナー52、混合制御弁54を有する。
熱交換器50は、熱源であるバーナー52で生成した熱と湯HWを熱交換させる手段の一例である。バーナー52は、たとえば燃料ガスを燃焼させて高温の燃焼排気を生成するほか、電熱器やその他の熱発生手段を含む。
混合制御弁54は、分配弁64、バイパス管66および水規制弁68を有しており、給湯管路26と接続する給水管60から供給された湯HWの一部または全部をバイパス管66側に分流させ、出湯管路28側に流す。
給水管60上には、温度センサ16-7や給水流量を検出する流量センサ62、熱交換後の湯の温度を検出する温度センサ16-8、給湯器8から出湯する湯の温度を検出する温度センサ16-9を有する。
また給湯器8には、給湯制御を行う制御部70や給湯器リモコン38を有する。
制御部70は、たとえば温度センサ16-7、16-8、16-9で検出した温度情報、流量センサ62の検出流量情報を取得し、これらの検出情報に基づいて、バーナー52の燃焼制御や分配弁64および水規制弁68の開度制御などを実行する。
<貯湯ユニット4の制御部49>
図4は、貯湯ユニット4の制御部の構成例を示している。
この制御部49は、通信機能を備えるコンピュータで構成されており、たとえばプロセッサ72、メモリ部74、システム通信部76、入出力部(I/O)78を有する。
プロセッサ72は、メモリ部74に記憶されているOS(Operating System)や給湯制御プログラムの演算処理を実行する。メモリ部74は、OSや制御プログラムの他、給湯制御に必要なデータを格納するとともに、貯湯タンク10や給水管14や給湯管路18、26に設置した温度センサ16-1、16-2、16-3、16-4の検出温度情報などを格納する。このメモリ部74にはROM(Read-Only Memory)やRAM(Random-Access Memory)が含まれる。このメモリ部74にはデータを格納するハードディスク装置や不揮発性メモリなどの記憶素子が用いられる。RAMは情報処理のワークエリアを構成する。
システム通信部76は、貯湯タンクリモコン36との間で無線または有線接続されており、混合水制御弁12の設定温度の指示情報や貯湯ユニット4の動作の指示情報などを送受信するほか、貯湯ユニット4の動作状態情報を送受信する。
I/O78は、水流センサ40や温度センサ16-1、16-2、16-3、16-4からの検出情報を取得するほか、プロセッサ72が生成した制御情報を分配弁22や水規制弁24などに送信する。
<給湯器8の制御部70>
図5は、給湯器8の制御部の構成例を示している。
この制御部70は、コンピュータで構成されており、たとえばプロセッサ80、メモリ部82、通信部84、入出力部(I/O)86を有する。
プロセッサ80は、メモリ部82に記憶されているOS(Operating System)や給湯制御プログラムの演算処理を実行する。メモリ部82は、OSや制御プログラムの他、給湯制御に必要なデータを格納するとともに、給水管60や出湯管路28に流れる湯の温度を検出する温度センサ16-7、16-8、16-9の検出温度情報や、流量センサ62で検出した湯の流量情報などを格納する。このメモリ部82にはROM(Read-Only Memory)やRAM(Random-Access Memory)が含まれる。このメモリ部74にはデータを格納するハードディスク装置や不揮発性メモリなどの記憶素子が用いられる。RAMは情報処理のワークエリアを構成する。
通信部84は、たとえば給湯器リモコン38や給湯システム2に接続される他の給湯器の制御部との間で無線または有線接続されており、給湯要求の温度情報などを受信するほか、給湯器8の動作状態情報などを送信する。
I/O86は、流量センサ62や温度センサ16-7、16-8、16-9からの検出情報を取得するほか、プロセッサ80が生成した制御情報を水規制弁68や分配弁64などに対して送信する。
<給湯システムによる制御状態について>
図6は、給湯システムによる湯の温度変化の状態例を示している。ここでは、給湯システム2の貯湯ユニット4や給湯器8に対する設定温度の一例を示しているが、本発明が斯かる設定条件に限定されない。
この給湯システムでは、たとえば給湯要求温度(TempHW)であるカラン温度(Tout)を40〔℃〕に設定し、貯湯タンク10内の蓄熱状態の閾値として、温度センサ16-3で検出する温度の閾値Pを65〔℃〕としている。また、給湯器8を通じて出湯管路28、30に流す湯の温度を60〔℃〕としている。なお、給水Wの温度を15〔℃〕に想定している。
貯湯タンク10内の蓄熱状態は、給湯要求に応じて貯湯タンク10から出湯し続けることで、時間の経過とともに熱が消費されるため、貯湯タンク温度(Tsto)が低下していく。混合水制御弁12は、貯湯タンク温度(Tsto)に応じて給水Wの混合量を調整することで、混合温度(Tmix-tu)を第1の設定温度として設定されたTemp1=60〔℃〕に維持させている。これにより、給湯システム2では、貯湯ユニット4から給湯要求に対応できる湯HWが出湯されるため、給湯器8を動作させずにバイパスさせて出湯管路28、30を通じてカラン32側に湯HWを流す。カラン32では、第1の設定温度(Temp1)の湯HWと給水Wを混合して出湯させる。
また、給湯システム2では、給湯要求が継続し、時間t1において貯湯タンク温度(Tsto)が閾値Pまで低下すると、混合水制御弁12に対し混合温度(Tmix-tu)を第2の設定温度としてTemp2=50〔℃〕に低下させる。この第2の設定温度(Temp2)は、給湯要求温度よりも高い温度である。さらに、この第2の設定温度(Temp2)は、給湯器8に搭載されたバーナー52の点火開始温度範囲内の温度である。この点火開始温度は、たとえば給湯器8に流入する水または湯の温度に応じてバーナー52を点火させる閾値温度である。そしてその範囲は、点火開始温度として設定される閾値温度よりも低い温度である。すなわち、この給湯システム2では、貯湯ユニット4が給湯要求に対応できる蓄熱状態のときに補助熱源である給湯器8を起動させる温度で混合水制御弁12から出湯させる。
貯湯ユニット4は、設定温度の変更により時間t1からt2の時間X1の間に混合温度(Tmix-tu)がTemp2に低下する。これにより時間X1の間に給湯器8に流入する湯がバーナー52の点火温度以下となり、バーナー52が点火する。給湯システム2では、混合温度(Tmix-tu)が第2の設定温度(Temp2)になるのに従って、温度センサ16-9で検出した給湯器出湯温度(Tmix-bb)も低下していき、時間t3になると設定温度Temp2で安定状態となる。このとき第2の設定温度(Temp2)が給湯要求の温度よりも高い温度であるため、カラン温度(Tout)は変化しない。
そして給湯システム2では、たとえばバーナー52が点火してからt4までの時間X2が経過すると、給湯器8による補助加熱が安定化していくことで給湯器出湯温度(Tmix-bb)が第1の設定温度(Temp1)まで上昇していく。その後、給湯システム2では、貯湯タンク温度(Tsto)が低下しても、給湯器8の補助加熱によって給湯器出湯温度(Tmix-bb)が第1の設定温度(Temp1)に維持されており、カラン温度(Tout)は給湯要求温度(TempHW)を維持し続けることができる。
このとき混合水制御弁12には、第2の設定温度(Temp2)の設定温度が維持されており、給湯器出湯温度(Tmix-bb)が上昇しはじめても、第2の設定温度(Temp2)で出湯する。
<給湯制御について>
図7は、貯湯ユニットの給湯制御処理の一例を示している。図7に示す処理手順、処理内容は一例であり、本発明が斯かる構成に限定されない。この給湯制御は、本発明の給湯方法またはプログラムの一例である。
給湯システム2では、貯湯ユニット4の給湯制御により貯湯タンク10内の湯を貯湯タンクリモコン36に設定された第1の設定温度(Temp1)で出湯させる(S201)。このとき貯湯ユニット4から給湯要求に対応した温度の湯が出湯されていることから、給湯器8をバイパスさせ、補助加熱は行わない。また貯湯ユニット4では、給湯制御として、既述のように貯湯タンク10内の湯の温度、第1の設定温度、給水温度を利用して、混合水制御弁12による混合比率の算出や混合制御などを行う。
また、給湯器8側では、たとえば給水管60に設置された温度センサ16-7の検出温度や流量センサ62の検出流量に基づいて、給湯器8を動作させるか否かを判断してもよい。
貯湯ユニット4からの出湯を行った結果、貯湯タンク温度(Tsto)が、たとえば貯湯タンクリモコン36の設定温度α以下か否かを監視する。この設定温度αが蓄熱状態の閾値Pの一例であり、たとえば貯湯タンクリモコン36に入力された第1の設定温度(Temp1)から5〔℃〕高い温度までの範囲か否かを判断する。制御部49では、貯湯タンク10の湯の温度が設定温度α以下でない場合(S202のNO)、すなわち設定温度αよりも高い温度の湯が貯められている場合には、貯湯ユニット4側のみでの給湯を継続する。
また制御部49は、貯湯タンク10の湯の温度が設定温度α以下の場合(S202のYES)、給湯器8による補助加熱を開始させるために、混合水制御弁12を制御して、湯と水の混合温度(Tmix-tu)を貯湯タンクリモコン36に設定される温度βで出湯させる(S203)。この温度βが第2の設定温度(Temp2)であり、給湯要求温度よりも高い温度であり、かつ給湯器8に設置したバーナー52の点火開始温度範囲内の温度である。
給湯システム2では、混合温度が低下することで、貯湯ユニット4の蓄熱を給水予熱して利用し、給湯器8の燃焼排気を利用した加熱により給湯を行う(S204)。
<給湯器8側の給湯制御>
図8は、給湯器の制御処理の一例を示している。図8に示す処理内容または処理手順は一例である。
制御部70では、給湯器動作を開始させると(S301)、給水管60を通じて流れる湯または冷水の入水温度を検出する。給湯器動作では、たとえばイニシャライズ処理や給湯の有無の監視処理なども含まれる。そして入水した湯の温度が給湯器8の点火温度(最小燃焼能力)以下の場合(S302のYES)、バーナー52を点火させて給湯加熱を開始する(S303)。
<第2の実施の形態の効果>
斯かる構成によれば、以下のような効果が得られる。
(1) 貯湯タンク10内の蓄熱状態に応じて混合水制御弁12で生成される湯の設定温度を変更し、給湯器を始動させることで、給湯要求温度で出湯させることができる。
(2) 給湯要求に対応可能な蓄熱状態のときに給湯器8による補助加熱を始動させることで、給湯器8の始動時の給湯温度が不安定となる影響を給湯に与えることがない。
(3) 貯湯タンク10内の湯切れが生じる前に補助加熱を開始させることで、出湯温度の低下による不快感をユーザーに与えることがない。
(4) 貯湯ユニット4の混合水制御弁12を通じて出湯させる設定温度を変更するのみで補助熱源の始動制御を行うことができ、利便性が高められる。
〔第3の実施の形態〕
図9は、第3の実施の形態に係る給湯システム2の構成例を示している。この図9において、図2、図3などと同一部分には同一符号を付している。
第2の実施の形態では、単一の給湯器8によって補助加熱する場合を示したのに対し、図9に示す給湯システム2では、複数台のガス給湯器8-1、8-2、・・・8-Nを貯湯ユニット4の給湯管路26に対して並列に設置している。
このような構成において、ガス給湯器8-1、8-2、・・・8-Nは、たとえばそれぞれの制御部70が有線または無線で接続されており、給湯要求の流量に応じて、ガス給湯器8-1、8-2、・・・8-Nを連動させてもよく、または給湯要求の流量に応じて、動作するガス給湯器8-1、8-2と休止するガス給湯器8-3、8-4・・・、8―Nを選択してもよい。また、そのほか、複数のガス給湯器8-1、8-2、・・・8-Nは、たとえば給湯要求の発生に応じて必ず起動させる優先器と、給湯需要に応じて補助加熱量を調整するために動作する従属器が設定されてもよい。
そして給湯制御処理では、たとえば給湯要求の流量に応じて設定されるガス給湯器の台数に応じて貯湯ユニット4の混合水制御弁12に設定される第2の設定温度を調整してもよい。つまり、動作させるガス給湯器8-1、8-2、8-3、・・・8-Nの数に応じて給湯器の最低燃焼号数が変動する場合がある。給湯システム2では、たとえば並列のガス給湯器8-1、8-2、8-3に対しておよそ同量に分岐して湯が流入する。そのため動作準備に入る給湯器が多数起動すると、貯湯ユニット4から出湯させる流量の調整が必要となる場合がある。この場合、貯湯ユニット4では、貯湯タンク10内の蓄熱状態に対し、必要な流量に応じて算出した閾値Pや、貯湯タンク10内の温度の計測位置を設定すればよい。
そのほか、給湯システム2では、たとえば給湯需要に対し、蓄熱状態が閾値未満となった場合、複数のガス給湯器8-1、8-2のうちの一部のみを先行的に起動させ、出湯温度が安定化した段階で、必要な流量を加熱する複数の給湯器8を始動させればよい。
<第3の実施の形態の効果>
この第3の実施の形態によれば、次の何れの効果が得られる。
(1) 複数のガス給湯器8-1、8-2、・・・8-Nを備えることで、補助加熱能力を増大でき、ガス給湯器8-1~8-3の給湯能力の変動に対して余裕のある予熱給水機能を実現できる。
(2) 複数台のガス給湯器8-1、8-2、・・・を利用することで、大量の給湯需要に対応した給湯処理が行える。

〔比較例〕
次に、従来の給湯システムにおける給湯処理の状態である比較例を説明する。
図10は、給湯システムの比較例を示している。
斯かる給湯システムでは、たとえば本願のように、貯湯ユニットと補助加熱手段である給湯器を有する。そして、給湯制御では、たとえば図10に示すように、貯湯タンク温度(Tsto)により貯湯タンク内の蓄熱状態を判断し、この判断結果に基づいて給湯を行う。そして給湯システムでは、貯湯タンク内の湯の使用により温度が設定温度であるTemp1よりも低下していき、たとえば時間taにおいて貯湯タンク10内の温度(Tsto)が低下していくのに追従して混合水制御弁12を通じて出湯する混合温度(Tmix-tu)もおよそ貯湯タンクと同じ温度で低下していく。そして混合温度(Tmix-tu)が低下し続けていくと、所定時間taにおいて給湯器8の点火温度範囲内となる。そして、所定時間tbになっても給湯器8の動作が安定化せずに、給湯器出湯温度(Tmix-bb)が低下していき、給湯要求温度TempHWよりも低温状態となる。
そして、給湯器8の動作を開始して所定時間tcになると、給湯器8の動作状態が安定化することで、給湯器出湯温度(Tmix-bb)が上昇していき、設定温度であるTemp1での出湯が可能となる。
このように、貯湯タンク内の湯に対し、給湯器による補助加熱を行う給湯システム、貯湯ユニットにおいて、貯湯タンク内の蓄熱が低下したときに給湯器の燃焼を開始したのでは、補助加熱の応答性が悪い上に、最低限必要な出湯温度よりも低温の湯しか生成することができない。これに対し、本願発明の給湯システム、貯湯ユニットによれば、図6にて示すように、補助燃焼部の燃焼開始タイミングを早くし、貯湯タンク内の蓄熱が十分にあるときに給湯器の動作を開始させる。これにより、給湯器8の始動時の動作の不安定さなどの要因があるとしても、給湯システム2から給湯要求に対応可能な湯が出湯でき、カランからの出湯温度が低下するのを防止できる。
〔他の実施の形態〕
(1) 上記実施の形態では、貯湯タンク10が単一の場合を示したがこれに限らない。この給湯システム2では、たとえば貯湯タンクを複数台直列に接続して膨大な貯湯容量に蓄熱することができる。そして、貯湯タンク10には、たとえば給湯システム2が対応する給湯負荷までの距離や使用する給湯量などに応じて、貯湯タンク10内の蓄熱状態を監視する温度センサ16-3の設置位置を設定すればよい。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明した。本発明は、上記記載に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載され、または発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能である。斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本発明は、給湯要求に対応可能な範囲の熱量を蓄熱タンクに蓄熱している段階で貯湯ユニットから出湯する湯の設定温度を低下させ、補助熱源である給湯器を始動させることで、給湯器の始動期間において加熱処理が不安定状態の影響を表出させずに、給湯要求に応じた温度で出湯させることができ、有用である。
2 給湯システム
4 貯湯ユニット
6 ヒートポンプ
8 給湯器
10 貯湯タンク
12 混合水制御弁
14、60 給水管
16-1、16-2、16-3、16-4、16-5、16-6、16-7、16-8、16-9 温度センサ
18、26 給湯管路
20、46、66 バイパス管
22、64 分配弁
24、68 水規制弁
28、30 出湯管路
32 カラン
34 給水供給管
36 貯湯タンクリモコン
38 給湯器リモコン
40 水流センサ
42 与熱往き管
44 与熱戻り管
47 切替え弁
48 循環ポンプ
49、70 制御部
50 熱交換器
52 バーナー
54 混合制御弁
62 流量センサ
72、80 プロセッサ
74、82 メモリ部
76 システム通信部
78、86 入出力部(I/O)
84 通信部

Claims (3)

  1. 貯湯タンクに溜められた温水を給湯に用いる給湯方法であって、
    給水に前記貯湯タンクからの前記温水を混合部で混合する工程と、
    前記混合部で得られる混合水の温度を検出する工程と、
    前記混合部から供給される前記混合水を補助加熱手段で加熱する工程と、
    給湯要求温度、前記貯湯タンクの蓄熱状態を判断する閾値温度、この閾値温度より低くかつ前記給湯要求温度より高い第1の設定温度、前記第1の設定温度より低くかつ前記給湯要求温度より高い第2の設定温度、前記補助加熱手段を動作させる動作開始温度が設定され、前記蓄熱状態が前記閾値温度以上であれば、前記第1の設定温度に前記混合水の温度を制御し、前記蓄熱状態が前記閾値温度未満であれば、前記混合水の温度を前記第2の設定温度に変更し、前記混合水の温度が前記動作開始温度に低下したとき、前記補助加熱手段を動作させる工程と、
    を含む、給湯方法。
  2. 貯湯タンクに溜められた温水を給湯に用いる給湯システムであって、
    給水に前記貯湯タンクからの前記温水を混合する混合部と、
    前記混合部で得られる混合水の温度を検出する温度センサと、
    前記混合部から供給される前記混合水を加熱する補助加熱手段と、
    給湯要求温度、前記貯湯タンクの蓄熱状態を判断する閾値温度、この閾値温度より低くかつ前記給湯要求温度より高い第1の設定温度、前記第1の設定温度より低くかつ前記給湯要求温度より高い第2の設定温度、前記補助加熱手段を動作させる動作開始温度が設定され、前記蓄熱状態が前記閾値温度以上であれば、前記第1の設定温度に前記混合水の温度を制御し、前記蓄熱状態が前記閾値温度未満であれば、前記混合水の温度を前記第2の設定温度に変更し、前記混合水の温度が前記動作開始温度に低下したとき、前記補助加熱手段を動作させる制御部と、
    を含む、給湯システム。
  3. コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    給水に貯湯タンクからの温水を混合部で混合させる機能と、
    前記混合部で得られる混合水の温度を検出する温度センサから検出情報を取得する機能と、
    前記混合部から供給される前記混合水を補助加熱手段に加熱させる機能と、
    給湯要求温度、前記貯湯タンクの蓄熱状態を判断する閾値温度、この閾値温度より低くかつ前記給湯要求温度より高い第1の設定温度、前記第1の設定温度より低くかつ前記給湯要求温度より高い第2の設定温度、前記補助加熱手段を動作させる動作開始温度が設定され、前記蓄熱状態が前記閾値温度以上であれば、前記第1の設定温度に前記混合水の温度を制御し、前記蓄熱状態が前記閾値温度未満であれば、前記混合水の温度を前記第2の設定温度に変更し、前記混合水の温度が前記動作開始温度に低下したとき、前記補助加熱手段を動作させる機能と、
    を前記コンピュータに実行させるプログラム。
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