JP7438468B2 - アドレス設定装置、アドレス設定方法、および、アドレス設定プログラム - Google Patents

アドレス設定装置、アドレス設定方法、および、アドレス設定プログラム Download PDF

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Description

本開示は、アドレス設定装置、アドレス設定方法、および、アドレス設定プログラムに関する。
ビルといった設備における設備機器は、遠隔で機器を制御するための通信制御用の設備ネットワークに接続されている。設備ネットワークでは、施工性のため、マルチドロップ(渡り配線)ケーブルで接続されたバス型ネットワークを用いることがある。このような設備機器には、通信に使用するアドレスがあらかじめ設定されていないものがある。そのため、アドレスの設定は、DIPスイッチといった装置による手動設定が行われる。しかし、このような手動設定では、設定ミスが発生しやすく、また設定ミスの修正コストが高いといった問題がある。DIPは、Dual In-line Packageの略語である。
一方で、アドレス設定の自動化方式として、ランダム値を用いたランダムアドレス設定が知られている。しかし、ランダムアドレス設定では、子局からのアドレス設定要求のタイミングにより、必ずしも子局に一定のアドレスが設定されない。子局に一定のアドレスが設定されない場合は、親局が子局に個報通信をする際、任意の子局と通信できなくなるという問題がある。
そこで、子局のアドレス設定では、自動的かつ子局に一定のアドレスが設定される方式が求められる。
特許文献1には、親局にあたる空調室外機と子局にあたる複数の空調室内機からなるシリアルバスネットワークにおいて、アドレス設定を自動化するアドレス設定方法が示されている。このアドレス設定方法では、空調室外機が送信する信号の振幅もしくは周波数の少なくとも一方を変更することによって、通信線上で信号が到達する距離を調節して空調室内機を探索する。そして、このアドレス設定方法では、複数の空調室内機における通信線上の接続順を判別し、接続順とアドレスの関係を関連付けてアドレス設定を自動化する。
特開2020-041735号公報
特許文献1のアドレス設定方法では、通信線の分岐が考慮されていない。特許文献1のアドレス設定方法では、分岐のあるネットワーク配線において空調室外機との距離が一致する空調室内機が複数存在する場合において、空調室内機を一意に特定することができないという課題があった。
本開示では、親局と複数の子局からなる通信ネットワークにおいて、親局と子局間の距離が等距離にある子局に設計通りにアドレスを自動割付けすることを目的とする。
本開示に係るアドレス設定装置は、親局と複数の子局とが通信線により接続された通信ネットワークに含まれる前記親局に備えられるアドレス設定装置において、
前記複数の子局の各子局の仮アドレスと、前記親局と各子局との距離を計測した距離計測結果とを取得し、各子局の仮アドレスと、前記親局と各子局との距離計測結果とを仮アドレステーブルに登録する仮アドレス設定部と、
前記親局と各子局との距離計測結果に基づいて、前記親局からの距離が等しい複数の子局を等距離子局として抽出し、前記等距離子局の各々に対して隣接する子局との距離の計測を要求し、前記等距離子局の各々と隣接する子局との距離を計測した結果を隣接距離結果として取得し、前記等距離子局の仮アドレスと、前記等距離子局の各々と隣接する子局との隣接距離結果とを前記仮アドレステーブルに登録する重複アドレス検出部と、
前記仮アドレステーブルに基づいて前記通信ネットワークにおける前記親局と各子局との接続構成を解析し、前記接続構成から特定される子局に設定すべき子局アドレスが登録されたアドレス情報を用いて、各子局の仮アドレスに対して子局アドレスを設定する子局アドレス設定部と
を備える。
本開示に係るアドレス設定装置では、親局と複数の子局からなる通信ネットワークにおいて、親局と子局間の距離が等距離にある複数の子局に対し、設計通りにアドレスを設定することができるという効果を奏する。
実施の形態1に係る通信ネットワークの構成例を示す図。 実施の形態1に係る通信局の構成例を示す図。 実施の形態1に係るアドレス情報の構成例を示す図。 実施の形態1に係る仮アドレステーブルの構成例を示す図。 実施の形態1に係る通信ネットワークにおけるアドレス設定処理の動作を示すシーケンス図。 実施の形態1に係る通信ネットワークにおけるアドレス設定処理の動作を示すシーケンス図。 実施の形態1に係る仮アドレステーブルの設定例を示す図。 実施の形態1に係る仮アドレステーブルの設定例を示す図。 実施の形態1に係る仮アドレステーブルの設定例を示す図。 実施の形態1に係るアドレス設定装置の構成例を示す図。 実施の形態1に係るアドレス設定装置の構成の別例を示す図。 実施の形態2に係る通信ネットワークにおけるアドレス設定処理の動作を示すシーケンス図。 実施の形態2に係る通信ネットワークにおけるアドレス設定処理の動作を示すシーケンス図。 実施の形態3に係る通信ネットワークの構成例を示す図。 実施の形態3に係るアドレス情報の構成例を示す図。 実施の形態3に係る通信ネットワークにおけるアドレス設定処理の動作を示すシーケンス図。 実施の形態3に係る通信ネットワークにおけるアドレス設定処理の動作を示すシーケンス図。
以下、本実施の形態について、図を用いて説明する。各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一または相当する部分については、説明を適宜省略または簡略化する。図中の矢印はデータの流れまたは処理の流れを主に示している。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係る通信ネットワーク500の構成例を示す図である。
通信ネットワーク500は、複数の通信局100が接続された通信システムである。通信ネットワーク500には、親局101と複数の子局102とが通信線103により接続されている。具体的には、通信ネットワーク500には、親局101と複数の子局102とがバス型ネットワークに接続されている。
例えば、通信ネットワーク500は、ビルあるいは工場といった設備において用いられる設備ネットワークである。設備ネットワークでは、空調室内機および空調室外機といった設備機器が、これらの設備機器を遠隔制御するための通信制御用のネットワークに接続されている。
図1の例では、通信ネットワーク500には、複数の通信局100として、1台の親局101と4台の子局102が接続されている。通信ネットワーク500は、マルチドロップケーブルで接続されたバス型ネットワークである。
また、各子局は、自局を識別する重複のない仮アドレスを有している。例えば、各子局は、Ethernet(商標登録)におけるMACアドレスを仮アドレスとして有している。
以下において通信局100と記載した場合は、親局101、子局102、あるいは親局101および子局102を指す場合があるものとする。
なお、通信ネットワーク500の構成は適宜変更可能である。例えば、子局は3台以下あるいは5台以上接続することも可能である。
図2は、本実施の形態に係る通信局100の構成例を示す図である。
通信局100は、制御部130、通信回路120、距離計測回路110、および、アドレス設定装置140を有する。
アドレス設定装置140は、仮アドレス設定部141、子局アドレス設定部142、重複アドレス検出部143、記憶部144、および、物理スイッチ145を有する。物理スイッチ145は、例えば、DIPスイッチである。また、各局の役割によっては、アドレス設定装置140は機能の一部を使用しなくても良い。
制御部130は、例えばCPUあるいはMPUによって構成されている。CPUは、Central Processing Unitの略語である。MPUは、Micro Processing Unitの略語である。制御部130は、演算装置、記憶部、および各種入出力を持つ。記憶部は不揮発メモリおよび揮発メモリを含んでおり、不揮発メモリには設備機器を制御するためのプログラムが保存されている。
CPUなどによって構成される制御部は、自局の設備機器および通信を制御する。例として、親局の制御部にファンあるいは圧縮機を接続し、子局の制御部にルーバーなどを接続して制御することで空調システムを構成することができる。
通信回路120は、通信線と接続し、制御部によってデータ通信を行うことができる。また、通信回路120は、通信線上で通信データの衝突が発生しないように衝突回避アルゴリズムを備えている。例えば、CSMA/CDである。CSMA/CDは、Carrior Sense Multiple Access/Collision Detectionの略語である。加えて、通信回路120によって、通信を傍聴することができる。
距離計測回路110は、任意の方法によって、通信線103で接続された各局との距離を計測することができる。例えば、距離計測回路110は、親局と距離計測対象の子局との間の通信遅延時間を計測することで、距離を導き出すことができる。
アドレス設定装置140は、仮アドレス設定部141、子局アドレス設定部142、重複アドレス検出部143、記憶部144、および、物理スイッチ145によって構成される。
アドレス設定装置140の記憶部144は、不揮発メモリおよび揮発メモリを持つ。
図3は、本実施の形態に係るアドレス情報31の構成例を示す図である。
親局は、アドレス情報31を記憶部144に記憶している。例えば、記憶部144は、通信線103により接続される管理局によってアドレス情報31を外部から取得し、取得したアドレス情報31を記憶してもよい。
アドレス情報31は、通信ネットワーク500における親局と各子局との接続構成から特定される子局に設定すべき子局アドレスが登録されている。
図3に示すように、アドレス情報31は、隣接関係と、隣接局距離と、物理スイッチの設定値と、子局アドレスと、設置場所情報とが登録されている。
隣接関係は、隣接元と隣接先との隣接関係を示す。隣接関係は、通信ネットワーク500における接続関係を表している。
隣接局距離は、各局間の距離である。
子局アドレスは、子局に設定したいアドレスである。
物理スイッチの設定値は、例えば、DIPスイッチの設定値である。
設置場所情報は、子局が設置される場所の情報である。
図4は、本実施の形態に係る仮アドレステーブル32の構成例を示す図である。
親局は、子局の仮アドレスおよび距離計測結果といった情報を登録する仮アドレステーブル32を記憶部144に記憶する。
仮アドレステーブル32には、計測元仮アドレスと計測先の仮アドレスとから成る隣接関係と、距離計測結果と、物理スイッチの設定値と、子局アドレスとが登録される。
隣接関係は、計測元仮アドレスと計測先の仮アドレスとの隣接関係が登録される。隣接関係は、通信ネットワーク500における接続関係を表している。
距離計測結果は、各局間の距離を計測した結果が登録される。
物理スイッチの設定値には、例えば、DIPスイッチに設定されている値が登録される。
子局アドレスは、最終的に子局に設定されたアドレスが登録される。
ここで、親局の仮アドレスおよびアドレスには、通信ネットワーク上で重複しないアドレスを用いる。例えば、後述する図5の通信ネットワーク500では、親局には#0といったアドレスが用いられる。子局の記憶部144は、必ずしもアドレス情報31あるいは仮アドレステーブル32を保持する必要はなく、別途、自局の仮アドレス(MACアドレスなど)あるいは自局の子局アドレスを保持してもよい。
アドレス設定装置140の仮アドレス設定部141は、制御部130あるいは他局からの要求に応じて乱数値といった手法を用いて仮アドレスを設定することができる。
アドレス設定装置140の子局アドレス設定部142は、制御部130あるいは他局からの要求に応じて設定すべき子局アドレスの決定、および、子局アドレスの設定処理を行う。
アドレス設定装置140の重複アドレス検出部143は、例えば、傍聴した通信内容からアドレスの重複を検出する。
アドレス設定装置140の物理スイッチ145は、スイッチのオンあるいはオフによって1bit以上の値を設定することができ、必要に応じて参照される。
なお、アドレス設定装置140は、親局と子局で異なる役割を持つことがあり、制御部130からの指令により必要な機能を選択的に利用できる。
***動作の説明***
次に、本実施の形態に係る通信ネットワーク500におけるアドレス設定処理の動作について説明する。通信ネットワーク500における各局の動作手順は、アドレス設定方法に相当する。また、通信ネットワーク500における各局の動作を実現するプログラムは、アドレス設定プログラムに相当する。
図5および図6は、本実施の形態に係る通信ネットワーク500におけるアドレス設定処理の動作を示すシーケンス図である。
図6は、図5のシーケンスの続きのシーケンスを示している。
各子局は、図5に示すように、仮アドレス(図5および図6における#(n)、nは正の整数)と子局アドレス(図5および図6における#m、mは正の整数)を持つ。子局アドレスは最初の時点では設定されていない。
また、図3に示すように、各局間の距離は1mで、親局と各子局との距離は、経由した局間の距離の総和である。例えば、親局と子局4の距離は2mである。加えて、子局4のDIPスイッチは1を設定し、その他の子局は0を設定しているものとする。
<仮アドレス設定処理>
まず、親局の仮アドレス設定部141は、複数の子局の各子局の仮アドレスと、親局と各子局との距離を計測した距離計測結果とを取得する。親局の仮アドレス設定部141は、各子局の仮アドレスと、親局と各子局との距離計測結果とを仮アドレステーブル32に登録する。
親局の仮アドレス設定部141は、複数の子局の各子局に仮アドレスの送信を要求する仮アドレス送信要求を送信する。そして、親局の仮アドレス設定部141は、仮アドレス送信要求への応答として複数の子局の各子局の仮アドレスを受信する。
具体的には、以下の通りである。
ステップS101において、親局の仮アドレス設定部141は、記憶部144に保持する仮アドレステーブル32を初期化する。
そして、ステップS102において、親局の仮アドレス設定部141は、子局に対して仮アドレス送信要求を同報する。
ステップS103において、子局は、仮アドレス送信要求を受け取ると、自局の仮アドレスを含む仮アドレス送信要求応答を親局に送信する。このとき、子局は、自局の物理スイッチ145に値が設定されていれば、その値も仮アドレス送信要求応答に含めて親局に送信しても良い。
ステップS104において、親局の仮アドレス設定部141は、子局から仮アドレス送信要求応答を受け取り、仮アドレス送信要求応答に含まれる子局の仮アドレスを仮アドレステーブル32に登録する。また、親局の仮アドレス設定部141は、仮アドレス送信要求応答に物理スイッチに設定されていた値が含まれていれば、その値も仮アドレステーブル32に登録する。
ステップS105において、親局の仮アドレス設定部141は、仮アドレステーブル32に登録した子局の仮アドレスに対して距離計測を行う。具体的には、親局は、仮アドレステーブル32にある子局の仮アドレスに対して、距離計測フレームを送信する。
ステップS106において、子局は、親局との距離を距離計測フレーム応答として送信する。
ステップS107において、親局は、距離計測フレーム応答により得られた各子局との距離である距離計測結果を、子局の仮アドレスと結びついた情報として仮アドレステーブル32に登録する。
図7は、本実施の形態に係る仮アドレステーブル32の設定例を示す図である。
図7では、親局から子局の距離を計測した距離計測結果を反映した仮アドレステーブル32を示している。
<重複アドレス検出処理>
親局の重複アドレス検出部143は、親局と各子局との距離計測結果に基づいて、親局からの距離が等しい複数の子局を等距離子局104として抽出する。親局の重複アドレス検出部143は、等距離子局104の各々に対して隣接する子局との距離の計測を要求する(隣接局計測要求)。そして、親局の重複アドレス検出部143は、等距離子局104の各々と隣接する子局との距離を計測した結果を距離計測結果(隣接距離結果)として取得する。
親局の重複アドレス検出部143は、等距離子局104の仮アドレスと、等距離子局104の各々と隣接する子局との距離計測結果(隣接距離結果)とを仮アドレステーブル32に登録する。
具体的には、以下の通りである。
ステップS108において、親局の重複アドレス検出部143は、仮アドレステーブル32にあるすべての仮アドレスに対して子局との距離計測が完了した後、仮アドレステーブル32に登録された親局と子局間の距離を調べる。親局の重複アドレス検出部143は、図3のアドレス情報31に設定された隣接局距離から求められる距離計測結果が一致するか確認する。
図1の通信ネットワーク500では、図7によれば子局2(#(3))と子局4(#(1))が親局から等距離にある等距離子局104であることが分かる。親局の重複アドレス検出部143は、同じ距離計測結果を持つ子局が2台存在することを認識する。すなわち、等距離子局104は、子局2と子局4である。
ステップS109において、親局の重複アドレス検出部143は、距離計測結果より、子局2と子局4がそれぞれどの子局と隣接しているか調べるため、子局2と子局4に計測対象となる子局の仮アドレスを隣接局計測要求に含めて送信する。
ステップS110において、隣接局計測要求を受け取った子局は、計測対象となる子局の仮アドレスをもとに、各子局間の距離計測を実施する。
ステップS111において、隣接局計測要求を受け取った子局は、計測対象となる子局の仮アドレスの収集をすべて完了すると、計測した結果を隣接局計測要求応答として親局に送信する。
親局の重複アドレス検出部143は、仮アドレステーブル32に隣接局計測要求応答の内容を登録する。
図8および図9は、本実施の形態に係る仮アドレステーブル32の設定例を示す図である。
図8では、子局4(#(1))からの他の子局の距離計測した結果を反映した仮アドレステーブル32を示している。
図9では、子局2(#(3))からの他の子局の距離計測した結果を反映した仮アドレステーブル32を示している。
<子局アドレス設定処理>
親局の子局アドレス設定部142は、仮アドレステーブル32に基づいて通信ネットワーク500における親局と各子局との接続構成を解析する。子局アドレス設定部142は、解析により得られた接続構成から特定される子局に設定すべき子局アドレスが登録されたアドレス情報31を用いて、各子局の仮アドレスに対して子局アドレスを設定する。
なお、親局の子局アドレス設定部142は、各子局から、各子局が備える物理スイッチに設定されている値を設定情報として取得してもよい。この場合、親局の子局アドレス設定部142は、取得した設定情報と接続構成とから特定される子局の仮アドレスに対して子局アドレスを設定する。
具体的には、以下の通りである。
ステップS112において、親局の子局アドレス設定部142は、受け取った隣接距離結果と、親局と子局間の距離計測結果、および物理スイッチに設定されていた値とが設定されている仮アドレステーブル32に基づいて、通信ネットワーク500の隣接関係を接続関係として解析する。
図1に示す通信ネットワーク500の構成では、図9によると子局2と子局3の間の距離が1mである。また、図8によると子局4から子局3への距離が3mである。親局の子局アドレス設定部142は、このような特徴的な距離計測結果から、通信ネットワーク500の構成を把握することができる。あるいは、子局4は物理スイッチに設定されていた値が1であり、子局2は物理スイッチに設定されていた値が0であることから、子局2と子局4はそれぞれ識別することが可能である。
したがって、親局の子局アドレス設定部142は、図3のアドレス情報31の隣接関係と、図7から図9の仮アドレステーブル32で示される隣接関係とを照らし合わせることにより、子局の仮アドレスに対応する子局アドレスを関連付けることができる。
ステップS113において、親局の子局アドレス設定部142は、子局の仮アドレスに対応する子局アドレスを含むアドレス設定要求を子局に送信する。
具体的には、子局1(仮アドレス#(4))に対して子局アドレス#1が設定される。子局2(仮アドレス#(3))に対して子局アドレス#2が設定される。子局3(仮アドレス#(2))に対して子局アドレス#3が設定される。子局4(仮アドレス#(1))に対して子局アドレス#4が設定される。
なお、以上のアドレス設定処理は、アドレス設定が完了して制御通信が行われている通信ネットワーク500に対して、新規子局が接続されると、アドレス設定処理を再度開始することができる。
以上のように、本実施の形態に係る通信ネットワークは、親局および複数の子局の各局は互いの距離を計測する距離計測回路を有する。また、通信ネットワーク500では、親局は子局の識別に使用する仮アドレスを保存する仮アドレステーブルを有する。親局は、子局の仮アドレスを収集し、仮アドレスを持つ子局との距離計測をして仮アドレスと距離計測結果を関連付けて仮アドレステーブル保存する。
なお、最終的に保存する仮アドレステーブルは、最終的に設定された子局アドレスを追加した図7の仮アドレステーブルのみを保存してもよい。あるいは、図8および図9の仮アドレステーブルのような個別の計測結果も含む図7から図9の全ての仮アドレステーブルを保存してもよい。
また、親局は、各子局に子局間の距離計測を指示し、各局が計測した距離計測結果を収集する。そして、親局は、距離計測結果から通信システムのネットワーク構成を識別し、子局に設定したい子局アドレスと、識別したネットワーク構成中の子局とを関連付けて子局に設定したい子局アドレスを設定する。
また、子局は物理スイッチを有し、物理スイッチの設定情報を読み出し、親局へ送信する。親局は物理スイッチの設定情報と距離計測結果を組み合わせることで子局を識別する。
***他の構成***
<変形例1>
ステップS109では、親局の重複アドレス検出部は、距離計測結果より、子局2と子局4がそれぞれどの子局と隣接しているか調べるため、子局2と子局4に計測対象となる子局の仮アドレスを隣接局計測要求に含めて送信する。
ここで、隣接局計測要求に計測対象となる子局の仮アドレスを含める際に、仮アドレスリストを用いる態様について説明する。
なお、親局は、各子局が計測した距離計測結果と仮アドレスを仮アドレステーブルとして保持している。親局は、仮アドレステーブルにおいて親局と子局間の距離が等距離にある等距離子局を検出した際に、等距離子局と他の子局との距離計測を行うための仮アドレスリストを生成する。親局は、仮アドレスリストに基づいて、隣接局計測要求に計測対象となる子局の仮アドレスを含めて、等距離子局に送信する。
具体的には、以下の通りである。なお、以下において、#(1)と記載した場合は、仮アドレス#(1)の子局を意味するものとする。
・等距離にある子局は、#(1)、#(3)とする。
・親局は、#(1)と#(3)に隣接局計測要求を送信する(ステップS109)。
・このとき、ステップS109では、親局は、#(1)に対して、親局を除き、#(2)~#(4)を計測する指示を出す。また、親局は、#(3)に対して、親局と#(1)を除き、#(2)と#(4)を計測する指示を出す。
・以上により、#(1)→#(3)、#(3)→#(1)の距離計測の内、片側1回の計測のみでよくなる。
このように、#(1)に対して#(2)~#(4)を計測する指示、#(3)には、#(2)、#(4)を計測する指示をリストの形式で出力したものを仮アドレスリストとする。
仮アドレスリストを用いることにより、計測対象の子局を限定することができ、重複する計測対象のアドレスを事前に間引くことができるという効果がある。
また、仮アドレスリストに基づいて子局ごとに異なる指示を行う場合(すなわち、異なる隣接局計測要求を送信する場合)、等距離にある子局の全てに対して距離測定を指示する必要はない。(等距離にある子局の台数-1)台の子局に距離測定を指示することでも子局の特定が可能となる。距離測定を行っていない子局は最後に残った子局と特定できる。
***本実施の形態の効果の説明***
以上のように、本実施の形態に係る通信ネットワーク500によれば、各局が持つ距離計測機能により、親局は子局を一意に特定して一定のアドレスを設定することができる。そして、本実施の形態に係る通信ネットワーク500によれば、親局と子局間の距離が等距離にある複数の子局に対しても、設計通りに子局アドレスを設定することができる。
***ハードウェア構成例***
ここで、アドレス設定装置140の機能はソフトウェアで実現されてもよいし、ハードウェアで実現されてもよい。
まず、アドレス設定装置140の機能がソフトウェアで実現される場合のハードウェア構成例について説明する。
図10は、本実施の形態に係るアドレス設定装置140の構成例を示す図である。
アドレス設定装置140は、コンピュータである。アドレス設定装置140は、プロセッサ910を備えるとともに、メモリ921、補助記憶装置922、入力インタフェース930、出力インタフェース940、および通信装置950といった他のハードウェアを備える。また、アドレス設定装置140は、物理スイッチ145を備える。プロセッサ910は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
アドレス設定装置140は、機能要素として、仮アドレス設定部141と子局アドレス設定部142と重複アドレス検出部143と記憶部144とを備える。記憶部144には、アドレス情報31と仮アドレステーブル32が記憶される。
仮アドレス設定部141と子局アドレス設定部142と重複アドレス検出部143との機能は、ソフトウェアにより実現される。記憶部144は、メモリ921に備えられる。なお、記憶部144は、補助記憶装置922に備えられていてもよいし、メモリ921と補助記憶装置922に分散して備えられていてもよい。
プロセッサ910は、アドレス設定プログラムを実行する装置である。アドレス設定プログラムは、仮アドレス設定部141と子局アドレス設定部142と重複アドレス検出部143との機能を実現するプログラムである。
プロセッサ910は、演算処理を行うICである。プロセッサ910の具体例は、CPU、DSP、GPUである。ICは、Integrated Circuit乗る悪後である。DSPは、Digital Signal Processorの略語である。GPUは、Graphics Processing Unitの略語である。
メモリ921は、データを一時的に記憶する記憶装置である。メモリ921の具体例は、SRAM、あるいはDRAMである。SRAMは、Static Random Access Memoryの略語である。DRAMは、Dynamic Random Access Memoryの略語である。
補助記憶装置922は、データを保管する記憶装置である。補助記憶装置922の具体例は、HDDである。また、補助記憶装置922は、SD(登録商標)メモリカード、CF、NANDフラッシュ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVDといった可搬の記憶媒体であってもよい。なお、HDDは、Hard Disk Driveの略語である。SD(登録商標)は、Secure Digitalの略語である。CFは、CompactFlash(登録商標)の略語である。DVDは、Digital Versatile Diskの略語である。
入力インタフェース930は、マウス、キーボード、あるいはタッチパネルといった入力装置と接続されるポートである。入力インタフェース930は、具体的には、USB端子である。なお、入力インタフェース930は、LANと接続されるポートであってもよい。USBは、Universal Serial Busの略語である。LANは、Local Area Networkの略語である。
出力インタフェース940は、ディスプレイといった出力機器のケーブルが接続されるポートである。出力インタフェース940は、具体的には、USB端子またはHDMI(登録商標)端子である。ディスプレイは、具体的には、LCDである。出力インタフェース940は、表示器インタフェースともいう。HDMI(登録商標)は、High Definition Multimedia Interfaceの略語である。LCDは、Liquid Crystal Displayの略語である。
通信装置950は、レシーバとトランスミッタを有する。通信装置950は、LAN、インターネット、あるいは電話回線といった通信網に接続している。通信装置950は、具体的には、通信チップまたはNICである。NICは、Network Interface Cardの略語である。
アドレス設定プログラムは、アドレス設定装置140において実行される。アドレス設定プログラムは、プロセッサ910に読み込まれ、プロセッサ910によって実行される。メモリ921には、アドレス設定プログラムだけでなく、OSも記憶されている。OSは、Operating Systemの略語である。プロセッサ910は、OSを実行しながら、アドレス設定プログラムを実行する。アドレス設定プログラムおよびOSは、補助記憶装置922に記憶されていてもよい。補助記憶装置922に記憶されているアドレス設定プログラムおよびOSは、メモリ921にロードされ、プロセッサ910によって実行される。なお、アドレス設定プログラムの一部または全部がOSに組み込まれていてもよい。
アドレス設定装置140は、プロセッサ910を代替する複数のプロセッサを備えていてもよい。これら複数のプロセッサは、アドレス設定プログラムの実行を分担する。それぞれのプロセッサは、プロセッサ910と同じように、アドレス設定プログラムを実行する装置である。
アドレス設定プログラムにより利用、処理または出力されるデータ、情報、信号値および変数値は、メモリ921、補助記憶装置922、または、プロセッサ910内のレジスタあるいはキャッシュメモリに記憶される。
仮アドレス設定部141と子局アドレス設定部142と重複アドレス検出部143との各部の「部」を「回路」、「工程」、「手順」、「処理」、あるいは「サーキットリー」に読み替えてもよい。アドレス設定プログラムは、仮アドレス設定処理とアドレス設定処理と重複アドレス検出処理とを、コンピュータに実行させる。仮アドレス設定処理とアドレス設定処理と重複アドレス検出処理の「処理」を「プログラム」、「プログラムプロダクト」、「プログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体」、または「プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体」に読み替えてもよい。また、アドレス設定方法は、アドレス設定装置140がアドレス設定プログラムを実行することにより行われる方法である。
アドレス設定プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に格納されて提供されてもよい。また、アドレス設定プログラムは、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
また、アドレス設定装置140の構成の別例として、仮アドレス設定部141と子局アドレス設定部142と重複アドレス検出部143との機能がハードウェアで実現されてもよい。
具体的には、アドレス設定装置140は、プロセッサ910に替えて電子回路909を備える。
図11は、本実施の形態に係るアドレス設定装置140の構成の別例を示す図である。
電子回路909は、仮アドレス設定部141と子局アドレス設定部142と重複アドレス検出部143との機能を実現する専用の電子回路である。電子回路909は、具体的には、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、ASIC、または、FPGAである。GAは、Gate Arrayの略語である。ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略語である。FPGAは、Field-Programmable Gate Arrayの略語である。
仮アドレス設定部141と子局アドレス設定部142と重複アドレス検出部143との機能は、1つの電子回路で実現されてもよいし、複数の電子回路に分散して実現されてもよい。
さらに別の例として、仮アドレス設定部141と子局アドレス設定部142と重複アドレス検出部143との一部の機能が電子回路で実現され、残りの機能がソフトウェアで実現されてもよい。また、仮アドレス設定部141と子局アドレス設定部142と重複アドレス検出部143との一部またはすべての機能がファームウェアで実現されてもよい。
プロセッサと電子回路の各々は、プロセッシングサーキットリとも呼ばれる。つまり、仮アドレス設定部141と子局アドレス設定部142と重複アドレス検出部143との機能は、プロセッシングサーキットリにより実現される。
実施の形態2.
本実施の形態では、主に、実施の形態1と異なる点について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1と同様の機能を有する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
***構成の説明***
実施の形態1では、図1の通信ネットワーク500の構成において、子局があらかじめ仮アドレスを有することを前提としている。子局が仮アドレスを有さない場合、距離計測対象を指定することができない。
そこで、本実施の形態では、親局によって仮アドレスを子局に設定することで子局を一時的に特定する態様について説明する。
本実施の形態に係る通信ネットワーク500の構成は実施の形態1と同様である。
***動作の説明***
図12および図13は、本実施の形態に係る通信ネットワーク500におけるアドレス設定処理の動作を示すシーケンス図である。
図13は、図12のシーケンスの続きのシーケンスを示している。
本実施の形態では、親局の仮アドレス設定部141は、各子局に仮アドレスが設定されていないことを検出すると、各子局に仮アドレスの生成を要求する仮アドレス生成要求を送信する。親局の仮アドレス設定部141は、仮アドレス生成要求への応答として各子局の仮アドレスを受信し、受信した仮アドレスが仮アドレステーブル32に登録されているか否かを確認する。受信した仮アドレスが仮アドレステーブル32に登録されていないことを確認すると、親局の仮アドレス設定部141は、受信した仮アドレスを仮アドレステーブル32の隣接関係の計測先仮アドレスに登録するとともに、送信元の子局に受信した仮アドレスの利用許可を送信する。
子局の仮アドレス設定部141は、親局から仮アドレスの生成を要求する仮アドレス生成要求を受信すると、自局の仮アドレスを生成する。そして、子局の仮アドレス設定部141は、自局の仮アドレスの利用申請を要求する利用申請要求を親局へ送信する。
子局の重複アドレス検出部143は、他の子局による利用申請要求を傍受する。子局の重複アドレス検出部143は、自局の仮アドレスと重複する仮アドレスを検出すると、親局と、自局の仮アドレスと重複する仮アドレスの送信元の子局とに、利用申請不許可要求を送信する。利用申請不許可要求は、自局の仮アドレスと重複する仮アドレスの利用申請の不許可を要求するものである。
具体的には、以下の通りである。
各子局は、図12に示す仮アドレス(図12および図13におけるの#(n)、nは正の整数)と子局アドレス(図12および図13におけるの#m、mは正の整数)を持つ。仮アドレスおよび子局アドレスは最初の時点では設定されていない。
親局は、記憶部144に、設定したいアドレス情報31と、仮アドレステーブル32を保持する。
ステップS201において、親局は、仮アドレステーブル32を初期化する。
ステップS202において、親局は、子局へ仮アドレス送信要求を同報する。
ステップS203において、子局は、自局が仮アドレスを持たないため、親局に仮アドレス不保持を示すデータを持った仮アドレス送信要求応答を送信する。
ステップS204において、親局は、子局に仮アドレスがないことを認識する。
ステップS205において、親局は、子局に対して仮アドレス生成要求を同報する。
ステップS206において、子局は、仮アドレス生成要求を受信した後、乱数などを用いて自局の仮アドレスを生成する。子局は、自局の揮発メモリあるいは不揮発メモリに、生成した仮アドレスを保存する。
その後、ステップS207において、子局は、生成した仮アドレスを仮アドレス利用申請要求として親局に任意のタイミングで定期的に送信する。この時、送信データ中に通信識別用のハッシュ値を含めるなどして、送信フレームの識別に用いてもよい。
ステップS208において、親局は、仮アドレス利用申請要求を受け取り、仮アドレステーブルに申請された仮アドレスがないことを確認する。そして、親局は、仮アドレステーブル32に当該仮アドレスを登録する。
ステップS209において、親局は、当該仮アドレスをもつ送信元の子局に利用許可応答を送信する。
なお、ステップS207aにおいて、各子局は、通信線で伝送される利用申請要求通信を傍聴し、自局と同じ仮アドレスが含まれる利用申請要求通信がないか調べる。
自局と同じ仮アドレスを設定している子局を検出した場合、ステップS210において、その子局は、当該仮アドレスをもつ子局と親局に当該仮アドレスを無効化する利用申請不許可要求を送信する。
図12および図13の例では、子局2と子局4が同じ仮アドレス#(1)を生成し、子局4が仮アドレスの重複を検出して利用申請不許可要求を送信している。
ステップS211において、親局は、利用申請不許可要求を受信すると、仮アドレステーブル32から利用申請不許可要求に含まれる仮アドレスの登録を削除する。
ステップS212において、親局は、仮アドレスを再設定する仮アドレス再設定要求を送信する。この時、仮アドレスが再設定される子局は、利用申請不許可要求で指定された仮アドレスを持つ子局のみである。
ステップS213において、仮アドレス再設定要求を受信した子局は、再度乱数などを用いて自局の仮アドレスを設定する。
親局は、回線を通信する利用申請不許可要求を受信し、不許可される仮アドレスを認識している。また、親局の送信する仮アドレス再設定要求は、送信先に不許可するアドレスを指定することができる。もしくは、仮アドレス再設定要求のデータに不許可アドレスを含んで同報する。同報により仮アドレス再設定要求を受信した各子局において、仮アドレス再設定要求に含まれる不許可アドレスを調べ、自局の仮アドレスと比較することで再設定の要否を判断することができる。
ステップS214において、子局は、再設定した仮アドレスの利用申請要求を送信する。ここでは、子局2が再設定した仮アドレスの仮アドレス利用申請要求を送信する。
ステップS215において、親局は、仮アドレス利用申請要求を受け取り、仮アドレステーブルに申請された仮アドレスがないことを確認する。そして、親局は、仮アドレステーブルに当該仮アドレスを登録する。
ステップS216において、親局は、当該仮アドレスの送信元の子局に利用許可応答を送信する。利用許可応答を受け取った子局は、仮アドレス利用申請要求の定期送信を終了する。
ステップS217において、子局への仮アドレスの設定が完了する。
図13の具体例では、子局1に対して仮アドレス#(4)が設定される。子局2に対して仮アドレス#(3)が設定される。子局3に対して仮アドレス#(2)が設定される。子局4に対して仮アドレス#(1)が設定される。
以降は子局に設定された仮アドレスを用いて、実施の形態1で示したように、距離計測対象の指定を行い、アドレス設定を行う。
以上のように、本実施の形態に係る通信ネットワークでは、子局は、自局が仮アドレスを持たないときに親局からの指示により仮アドレスを生成する手段と、通信線の通信内容を傍受する手段と、傍受した通信内容を解析する手段を有する。
親局は仮アドレスの収集と保存をする手段を有する。
子局は、通信中の仮アドレス設定通信の内容を傍受して、自局と同じ仮アドレス設定通信を検出すると、その仮アドレスを持つ子局の仮アドレスの再設定する指示と親局の収集した当該仮アドレスを削除する指示を送信することで通信システム内に仮アドレスが重複することなく設定することを可能とする。
仮アドレスが重複することなく設定されると、実施の形態1と同様に、生成した仮アドレスを用いて距離計測対象を指定する。
***本実施の形態の効果の説明***
以上のように、本実施の形態に係る通信ネットワークによれば、子局が仮アドレスを有さない場合であっても、親局によって仮アドレスを子局に設定することで子局を一時的に特定することができる。
実施の形態3.
本実施の形態では、主に、実施の形態1と異なる点について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1と同様の機能を有する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
***構成の説明***
図14は、本実施の形態に係る通信ネットワーク500aの構成例を示す図である。
図14の通信ネットワーク500aの構成において、子局があらかじめ仮アドレスを有さない場合、距離計測対象を指定することができない。
そこで、本実施の形態では、子局から親局への距離計測をすることで、子局があらかじめ仮アドレスを有さない場合でも距離計測を可能にする態様について説明する。
本実施の形態に係る通信局100の構成は実施の形態1と同様である。
図15は、本実施の形態に係るアドレス情報31の構成例を示す図である。
アドレス情報31は、図9に示すように、子局と親局との距離、設定したい子局アドレスが結び付けられたテーブルである。
***動作の説明***
図16および図17は、本実施の形態に係る通信ネットワーク500aにおけるアドレス設定処理の動作を示すシーケンス図である。
図17は、図16のシーケンスの続きのシーケンスを示している。
親局の仮アドレス設定部141は、各子局に仮アドレスが設定されていないことを検出すると、各子局に親局との距離の計測開始を要求する距離計測開始要求を送信する。親局の仮アドレス設定部141は、複数の子局の1の子局から距離計測開始要求に対する応答として計測権取得要求を受信する。親局の仮アドレス設定部141は、計測権取得要求への応答である計測権取得要求応答を前記1の子局へ送信し、前記1の子局から親局と前記1の子局との距離を計測した結果を子局計測情報として受信する。
親局の子局アドレス設定部142は、親局と各子局とを子局計測情報に基づいて通信ネットワーク500における親局と各子局との接続構成を解析する。親局の子局アドレス設定部142は、接続構成から特定される子局に設定すべき子局アドレスが登録されたアドレス情報31を用いて、各子局の仮アドレスに対して子局アドレスを設定する。
また、子局の仮アドレス設定部141は、親局から、各子局に親局との距離の計測開始を要求する距離計測開始要求を受信する。子局の仮アドレス設定部141は、計測権の取得を要求する計測権取得要求を親局に送信する。子局の仮アドレス設定部141は、親局から計測権の取得を許可する計測権取得要求応答を受信すると、親局との距離の計測を実施し、計測した結果を子局計測情報として親局へ送信する。
なお、子局の重複アドレス検出部143は、他の子局による計測権取得要求の通信を傍受する。子局の重複アドレス検出部143は、他の子局による計測権取得要求の通信を検出すると、自局の計測権取得要求の送信を停止し、一定時間経過後に再度、計測権取得要求の送信を実施する。
ステップS301において、親局は、仮アドレステーブル32を初期化する。
各子局は、仮アドレス(図16および図17における#(n)、nは正の整数)と子局アドレス(図16および図17における#m、mは正の整数)、距離計測結果(図16および図17における[p]、pは任意の数値)を持つ。しかし、仮アドレス、子局アドレスおよび距離計測結果は最初の時点では設定されていない。また、各局間の距離は、経由した局間の距離の総和である。
ステップS302からステップS304は、実施の形態2のステップS202からステップS204と同様である。
ステップS305において、親局は、距離計測開始要求を子局に対して同報する。
ステップS306において、子局は、距離計測開始要求を受信した後、任意のタイミングかつ定期的に計測権取得要求を親局に送信する。このとき、計測権取得要求のデータ部にはハッシュ値などを含めて送信フレームの識別に用いることができる。
ステップS307において、各子局は、計測権取得要求の通信を傍聴し、自局よりも先に計測権取得要求の通信がなされている場合は自局からの送信を停止し、一定時間後に再度送信を試みる。
ステップS308において、親局は、受信した計測権取得要求に対する応答として、親局との距離の計測の開始を要求する距離計測開始要求を子局に送信する。
ステップS309において、子局は、自局が計測権取得要求を送信した後に距離計測開始要求を受信した場合、計測権を得たことを意味するので、親局との距離の計測を開始する。
ステップS310において、親局は、距離計測フレームに対する応答を送信する。
ステップS311において、子局は、計測結果である子局計測情報を自局の揮発メモリもしくは不揮発メモリに保存し、距離計測結果(子局計測情報)を親局に送信する。
ステップS312において、親局は、計測権を与えた子局から距離計測結果(子局計測情報)を受信し、距離計測結果(子局計測情報)を仮アドレステーブルに保存し、計測開始フレームを再度同報する。
図16および図17の例では、親局は、子局2から距離計測結果(子局計測情報)#()/#/[2]を受信し、仮アドレステーブル32に保存している。
親局は、前記の手順を繰り返した後、一定時間内に新たな計測権取得要求を受信しなかった場合、全ての子局で距離計測が終了したと判断する。
また、親局は、記憶部144に保存されている割付けたいアドレス情報31から通信ネットワーク500a中に存在する子局の数を把握し、仮アドレステーブル32に子局の数のデータが記録されていることを確認する。これにより、親局は、一定時間を待たずにすべての子局が距離計測を完了したことを早期に把握することもできる。
ステップS313において、親局は、子局の距離計測が完了したことを把握した場合、仮アドレステーブル32に保存された距離計測結果(子局計測情報)とアドレス情報31とを比較し、距離計測結果(子局計測情報)に一致する子局と割付けたいアドレスの一致を確認する。
ステップS314において、親局は、距離計測結果(子局計測情報)と設定したいアドレスを含めたアドレス設定要求を同報する。
子局は、通信を傍受し、通信データ中に自局の距離計測結果(子局計測情報)と一致するデータがある場合、アドレス設定要求の設定したいアドレスを自局の子局アドレスとして設定し、揮発メモリあるいは不揮発メモリに保存する。自局の距離計測結果(子局計測情報)と一致しないアドレス設定要求を受信した子局は当該通信データを破棄する。
親局は、以上の操作を仮アドレステーブル32に保存されている子局の数まで繰り返す。
以上のように、本実施の形態に係る通信ネットワークでは、親局は距離計測開始通信を各子局に指示する。各子局が親局との距離を計測し、計測した結果を自局の記憶装置に保持し、各子局は計測した距離計測結果を親局に送信する。親局は、距離計測結果を収集する。親局は、収集した親局と子局間の距離計測結果と、設定したいアドレスの関係を結び付け、距離計測結果と設定したいアドレスとを含むアドレス設定通信を送信する。
子局は親局から受信したアドレス設定通信を傍受して内容を解析することで自局の持つ親局との距離計測結果と一致するアドレス設定通信のアドレスを自局に設定する。
***本実施の形態の効果の説明***
以上のように、本実施の形態に係る通信ネットワークによれば、子局はあらかじめ仮アドレスを持たなくてもアドレスを自動設定することが可能となる。また、本実施の形態で示された方法は、実施の形態1で仮アドレスの代わりに親局と子局間の距離計測結果を仮アドレスに使うものであるから、実施の形態1で示した親局と子局間が等距離にある子局が通信ネットワーク内に存在する場合であってもアドレス設定ができる。
以上の実施の形態1から3では、アドレス設定装置の各部を独立した機能ブロックとして説明した。しかし、アドレス設定装置の構成は、上述した実施の形態のような構成でなくてもよい。アドレス設定装置の機能ブロックは、上述した実施の形態で説明した機能を実現することができれば、どのような構成でもよい。また、アドレス設定装置は、1つの装置でなく、複数の装置から構成されたシステムでもよい。
また、実施の形態1から3のうち、複数の部分を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、1つの部分を実施しても構わない。その他、これらの実施の形態を、全体としてあるいは部分的に、どのように組み合わせて実施しても構わない。
すなわち、実施の形態1から3では、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
なお、上述した実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本開示の範囲、本開示の適用物の範囲、および本開示の用途の範囲を制限することを意図するものではない。上述した実施の形態は、必要に応じて種々の変更が可能である。例えば、フロー図あるいはシーケンス図を用いて説明した手順は、適宜に変更してもよい。
31 アドレス情報、32 仮アドレステーブル、100 通信局、101 親局、102 子局、103 通信線、104 等距離子局、110 距離計測回路、120 通信回路、130 制御部、140 アドレス設定装置、141 仮アドレス設定部、142 子局アドレス設定部、143 重複アドレス検出部、144 記憶部、145 物理スイッチ、500,500a 通信ネットワーク、909 電子回路、910 プロセッサ、921 メモリ、922 補助記憶装置、930 入力インタフェース、940 出力インタフェース、950 通信装置。

Claims (13)

  1. 親局と複数の子局とが通信線により接続された通信ネットワークに含まれる前記親局に備えられるアドレス設定装置において、
    前記複数の子局の各子局の仮アドレスと、前記親局と各子局との距離を計測した距離計測結果とを取得し、各子局の仮アドレスと、前記親局と各子局との距離計測結果とを仮アドレステーブルに登録する仮アドレス設定部と、
    前記親局と各子局との距離計測結果に基づいて、前記親局からの距離が等しい複数の子局を等距離子局として抽出し、前記等距離子局の各々に対して隣接する子局との距離の計測を要求し、前記等距離子局の各々と隣接する子局との距離を計測した結果を隣接距離結果として取得し、前記等距離子局の仮アドレスと、前記等距離子局の各々と隣接する子局との隣接距離結果とを前記仮アドレステーブルに登録する重複アドレス検出部と、
    前記仮アドレステーブルに基づいて前記通信ネットワークにおける前記親局と各子局との接続構成を解析し、前記接続構成から特定される子局に設定すべき子局アドレスが登録されたアドレス情報を用いて、各子局の仮アドレスに対して子局アドレスを設定する子局アドレス設定部と
    を備えたアドレス設定装置。
  2. 前記仮アドレス設定部は、
    前記複数の子局の各子局に仮アドレスの送信を要求する仮アドレス送信要求を送信し、前記仮アドレス送信要求への応答として前記複数の子局の各子局の仮アドレスを受信する請求項1に記載のアドレス設定装置。
  3. 前記仮アドレス設定部は、
    前記複数の子局の各子局に仮アドレスが設定されていないことを検出すると、前記複数の子局の各子局に仮アドレスの生成を要求する仮アドレス生成要求を送信し、前記仮アドレス生成要求への応答として前記複数の子局の各子局の仮アドレスを受信し、受信した仮アドレスが前記仮アドレステーブルに登録されていないことを確認すると、前記受信した仮アドレスを前記仮アドレステーブルに登録するとともに、送信元の子局に前記受信した仮アドレスの利用許可を送信する請求項1に記載のアドレス設定装置。
  4. 前記重複アドレス検出部は、
    前記複数の子局の各子局の仮アドレスに対して計測対象とする子局の仮アドレスを対応付けた仮アドレスリストに基づいて、前記等距離子局の各々に対して隣接する子局との距離の計測を要求する隣接局計測要求であって、計測対象となる子局の仮アドレスを含む隣接局計測要求を前記等距離子局の各々に送信する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のアドレス設定装置。
  5. 親局と複数の子局とが通信線により接続された通信ネットワークに含まれる前記親局に備えられるアドレス設定装置において、
    前記複数の子局の各子局に仮アドレスが設定されていないことを検出すると、各子局に前記親局との距離の計測開始を要求する距離計測開始要求を送信し、前記複数の子局の1の子局から前記距離計測開始要求に対する応答として計測権取得要求を受信すると、前記計測権取得要求への応答である計測権取得要求応答を前記1の子局へ送信し、前記1の子局から前記親局と前記1の子局との距離を計測した結果を子局計測情報として受信する仮アドレス設定部と、
    前記親局と各子局とのを子局計測情報に基づいて前記通信ネットワークにおける前記親局と各子局との接続構成を解析し、前記接続構成から特定される子局に設定すべき子局アドレスが登録されたアドレス情報を用いて、各子局の仮アドレスに対して子局アドレスを設定する子局アドレス設定部と
    を備えたアドレス設定装置。
  6. 前記複数の子局の各子局は、物理スイッチを備え、
    前記アドレス情報には、前記複数の子局の各子局に対して前記物理スイッチの設定値が設定されており、
    前記子局アドレス設定部は、
    前記複数の子局の各子局から、各子局が備える物理スイッチに設定されている値を設定情報として取得し、取得した設定情報と前記接続構成から特定される子局の仮アドレスに対して前記子局アドレスを設定する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のアドレス設定装置。
  7. 前記アドレス設定装置は、
    前記通信線により接続される管理局によって前記アドレス情報を外部から取得し、取得した前記アドレス情報を記憶する記憶部を備える請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のアドレス設定装置。
  8. 親局と複数の子局とが通信線により接続された通信ネットワークに含まれる前記子局に備えられるアドレス設定装置において、
    前記親局から仮アドレスの生成を要求する仮アドレス生成要求を受信すると、自局の仮アドレスを生成し、前記自局の仮アドレスの利用申請を要求する利用申請要求を前記親局へ送信する仮アドレス設定部と、
    他の子局による利用申請要求を傍受し、前記自局の仮アドレスと重複する仮アドレスを検出すると、前記親局と、前記自局の仮アドレスと重複する仮アドレスの送信元の子局とに、前記自局の仮アドレスと重複する仮アドレスの利用申請の不許可を要求する利用申請不許可要求を送信する重複アドレス検出部と
    を備えるアドレス設定装置。
  9. 親局と複数の子局とが通信線により接続された通信ネットワークに含まれる前記子局に備えられるアドレス設定装置において、
    前記親局から、前記複数の子局の各子局に前記親局との距離の計測開始を要求する距離計測開始要求を受信すると、計測権の取得を要求する計測権取得要求を前記親局に送信し、前記親局から計測権の取得を許可する計測権取得要求応答を受信すると、前記親局との距離の計測を実施し、計測した結果を子局計測情報として前記親局へ送信する仮アドレス設定部を備えるアドレス設定装置。
  10. 前記アドレス設定装置は、
    他の子局による前記計測権取得要求の通信を傍受し、前記他の子局による前記計測権取得要求の通信を検出すると、自局の前記計測権取得要求の送信を停止し、一定時間経過後に再度、前記計測権取得要求の送信を実施する重複アドレス検出部を備えた請求項9に記載のアドレス設定装置。
  11. 前記アドレス設定装置は、
    新規な子局が前記通信ネットワークに接続されると前記複数の子局に対するアドレスの設定処理を開始する請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のアドレス設定装置。
  12. 親局と複数の子局とが通信線により接続された通信ネットワークに含まれる前記親局に備えられるアドレス設定装置に用いられるアドレス設定方法において、
    コンピュータが、前記複数の子局の各子局の仮アドレスと、前記親局と各子局との距離を計測した距離計測結果とを取得し、各子局の仮アドレスと、前記親局と各子局との距離計測結果とを仮アドレステーブルに登録し、
    コンピュータが、前記親局と各子局との距離計測結果に基づいて、前記親局からの距離が等しい複数の子局を等距離子局として抽出し、前記等距離子局の各々に対して隣接する子局との距離の計測を要求し、前記等距離子局の各々と隣接する子局との距離を計測した結果を隣接距離結果として取得し、前記等距離子局の仮アドレスと、前記等距離子局の各々と隣接する子局との隣接距離結果とを前記仮アドレステーブルに登録し、
    コンピュータが、前記仮アドレステーブルに基づいて前記通信ネットワークにおける前記親局と各子局との接続構成を解析し、前記接続構成から特定される子局に設定すべき子局アドレスが登録されたアドレス情報を用いて、各子局の仮アドレスに対して子局アドレスを設定するアドレス設定方法。
  13. 親局と複数の子局とが通信線により接続された通信ネットワークに含まれる前記親局に備えられるアドレス設定装置に用いられるアドレス設定プログラムにおいて、
    前記複数の子局の各子局の仮アドレスと、前記親局と各子局との距離を計測した距離計測結果とを取得し、各子局の仮アドレスと、前記親局と各子局との距離計測結果とを仮アドレステーブルに登録する仮アドレス設定処理と、
    前記親局と各子局との距離計測結果に基づいて、前記親局からの距離が等しい複数の子局を等距離子局として抽出し、前記等距離子局の各々に対して隣接する子局との距離の計測を要求し、前記等距離子局の各々と隣接する子局との距離を計測した結果を隣接距離結果として取得し、前記等距離子局の仮アドレスと、前記等距離子局の各々と隣接する子局との隣接距離結果とを前記仮アドレステーブルに登録する重複アドレス検出処理と、
    前記仮アドレステーブルに基づいて前記通信ネットワークにおける前記親局と各子局との接続構成を解析し、前記接続構成から特定される子局に設定すべき子局アドレスが登録されたアドレス情報を用いて、各子局の仮アドレスに対して子局アドレスを設定する子局アドレス設定処理と
    をコンピュータである前記アドレス設定装置に実行させるアドレス設定プログラム。
JP2023561410A 2022-02-16 2022-02-16 アドレス設定装置、アドレス設定方法、および、アドレス設定プログラム Active JP7438468B2 (ja)

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