JP7438459B2 - 部材固定構造、室外機、および冷凍サイクル装置 - Google Patents

部材固定構造、室外機、および冷凍サイクル装置 Download PDF

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Description

本開示は、部材固定構造、室外機、および冷凍サイクル装置に関する。
従来、部材同士をネジ固定する方法が知られている。例えば、特許文献1には、空気調和機の室外機においてヒートシンクとヒートシンク取付プレートとの間に基板ホルダーを介在させて、ネジにより固定した構成を有する空気調和装置が開示されている。
特開2011-106730号公報
規格変更があったことに対応させて部材を変更または追加したときに、部材同士を固定するためのネジの長さが、部材の台座の厚さよりも長くなり、ネジ頭が固定対象に接触しない状態となる場合がある。例えば、空気調和装置室外機の電気品箱についてIEC Ed.5の規格が変更された場合には、以下の問題が生じる。
変更後のIEC Ed.5規格に適合させるためには、ヒートシンクの絶縁が必要となる。絶縁のためには、例えばヒートシンクを覆う樹脂製のヒートシンクケースを追加することが考えられる。ヒートシンクをヒートシンクケースにネジ固定する場合にネジの長さがヒートシンクの台座の厚さよりも大きい場合には、ネジ頭でヒートシンクを確実に固定できないという問題が生じる。そのような場合には、既存板金部品の改造やネジの長さと台座の厚みを適合させる嵩上げのための部品を追加することが考えられるが、いずれの場合でも追加費用が発生するという問題がある。
本開示は上記問題に鑑みてなされたものであり、追加費用を発生させることなく、部材同士をネジ固定できる部材固定構造を提供することを目的の一つとする。また、そのような部材固定構造を備える室外機、および冷凍サイクル装置を提供することを目的の一つとする。
本開示の部材固定構造の一つの態様は、ネジ穴を有し中心軸方向に延びる筒状部を備えた第1部材と、前記筒状部に前記中心軸方向の一方側から嵌め込まれる開口部を有する第2部材と、前記開口部が前記筒状部に嵌め込まれた状態で前記ネジ穴にねじ込まれるネジと、を含み、前記第2部材は、前記開口部を有し前記第1部材と前記ネジとの間で前記中心軸方向に挟み込まれる台座部を有し、前記第1部材は、前記筒状部と離れた位置に配置され、前記中心軸と直交する方向に延びるヒンジ部と、前記ヒンジ部を挟んで前記筒状部と反対側に配置され、前記ヒンジ部を中心にして前記筒状部側に折り返し可能な折り返し部と、を有し、前記折り返し部は、折り返されたときに前記筒状部に前記中心軸方向の一方側から嵌め込まれる窪みと、前記窪みの周囲に配置され、折り返されたときに前記第2部材に前記中心軸方向の一方側から接する嵩上げ部と、を有し、前記嵩上げ部の前記中心軸方向の長さは、前記台座部の前記中心軸方向の一方側の端部と、前記筒状部の前記中心軸方向の一方側の端部との距離よりも長く、前記第1部材の前記中心軸方向の他方側に、前記第1部材が取り付けられる第3部材を有し、前記嵩上げ部は、前記第3部材が前記第1部材に取り付けられていない状態において前記第1部材のうち前記第3部材が取り付けられる取付面よりも前記中心軸方向の他方側に突出する突起部を有前記第3部材が前記第1部材に取り付けられた状態において、前記突起部が前記第3部材に前記中心軸方向の一方側に押された状態となり、前記折り返し部が前記ヒンジ部を中心として前記中心軸方向の一方側に折り返された状態となる。
本開示の室外機の一つの態様は、上記の部材固定構造を有する。
本開示の冷凍サイクル装置の一つの態様は、上記の室外機を有する。
本開示によれば、部材固定構造において追加費用を発生させることなく、部材同士をネジ固定できる。
本開示の実施の形態1における冷凍サイクル装置の概略構成を示す模式図である。 本開示の実施の形態1に係る空気調和機の室外機の斜視図である。斜視図である。 同空気調和機の電気品箱を示した分解斜視図である。 ヒートシンクケース10におけるヒートシンク9が固定される領域を部分的に拡大した斜視図である。 図4の後ろ側の斜視図である。 図4における中心軸を含む位置での断面図である。 嵩上げ部を介してヒートシンクがヒートシンクケースに固定された斜視図である。 図7における中心軸を含む位置での断面図である。 本開示の実施の形態2における部材固定構造を示す断面図であって、ヒートシンクケース10を外郭板金7に取り付ける前の状態を示す断面図である。 本開示の実施の形態2における部材固定構造を示す断面図であって、ヒートシンクケース10を外郭板金7に取り付けた後の状態を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施の形態に係る部材固定構造、室外機、および冷凍サイクル装置について説明する。なお、本開示の範囲は、以下の実施の形態に限定されず、本開示の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、各構造における縮尺および数などを、実際の構造における縮尺および数などと異ならせる場合がある。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における冷凍サイクル装置100の概略構成を示す模式図である。冷凍サイクル装置100は、冷媒140が循環する冷凍サイクルを利用する装置である。本実施の形態において冷凍サイクル装置100は、空気調和機である。図1に示すように、冷凍サイクル装置100は、室外機1と、室内機120と、循環経路部130と、を備える。室外機1は、室外に配置されている。室内機120は、室内に配置されている。室外機1と室内機120とは、冷媒140が循環する循環経路部130によって互いに接続されている。
冷凍サイクル装置100は、循環経路部130内を流れる冷媒140と室内機120が配置された室内の空気との間で熱交換を行うことによって、室内の空気の温度を調整可能である。冷媒140としては、例えば、フッ素系冷媒、および炭化水素系冷媒などが挙げられる。フッ素系冷媒としては、例えば、2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)、および2,3,3,3-テトラフルオロプロペンを含む混合冷媒などが挙げられる。炭化水素系冷媒としては、例えば、プロパンが挙げられる。
室内機120は、室内機120が配置された室内の空気を冷やす冷房運転と、室内機120が配置された室内の空気を暖める暖房運転とが可能である。室内機120は、室内機筐体121と、熱交換器122と、送風ファン123と、を有する。室内機筐体121の内部には、熱交換器122および送風ファン123が収容されている。図示は省略するが、室内機筐体121は、室内機120が配置された室内に開口する吹出口および吸気口を有する。
室外機1は、室外機筐体111と、圧縮機6と、熱交換器2と、流量調整弁114と、送風ファン3と、四方弁116と電気品ユニット117と、を有する。室外機筐体111の内部には、圧縮機6、熱交換器2、流量調整弁114、送風ファン3、四方弁116、および電気品ユニット117が収容されている。
圧縮機6と熱交換器2と流量調整弁114と四方弁116とは、循環経路部130のうち室外機筐体111の内部に位置する部分に設けられている圧縮機6と熱交換器2と流量調整弁114と四方弁116とは、循環経路部130のうち室外機筐体111の内部に位置する部分によって接続されている。
図2は、空気調和機の室外機1の斜視図である。図2においては、前面パネル及び上面パネルを取り外した状態の室外機1が示されている。実施の形態1における室外機1は、室外機1の背面側に配置された熱交換器2と室外機1の左側に配置された送風ファン3と、ユニット右側に配置されたセパレータ4により仕切られた右側の空間に配置された電気品箱5や圧縮機6を備えた構造となっている。電気品箱5は、電気品ユニット117の一部を構成する。
図3は、電気品箱5の全体を示した分解斜視図である。電気品箱5は、外郭板金7、基板8、ヒートシンク9およびヒートシンクケース10を備えている。外郭板金7は、金属製であり電気品箱5の外郭を覆う。外郭板金7は、内部に基板8、ヒートシンク9およびヒートシンクケース10を収容する。
以下の室外機1の説明においては、図に適宜示すX軸、Y軸、およびZ軸に沿った方向を規定し、当該各方向を用いて室外機1の各部の説明を行う。図2に示すZ軸と平行な方向であり、室外機1の設置方向を高さ方向Zと呼ぶ。Y軸と平行な方向であり、図3に示す基板8、ヒートシンク9、ヒートシンクケース10及び外郭板金7が並ぶ方向を奥行き方向Yと呼ぶ。X軸と平行な方向であり、送風ファン3と電気品箱5とが並ぶ方向を幅方向Xと呼ぶ。高さ方向Zと奥行き方向Yと幅方向Xとは、互いに直交する方向である。
高さ方向Zにおいて、Z軸の矢印が向く側(+Z側)であり、例えば、電気品箱5が配置される側を上側と呼び、Z軸の矢印が向く側と逆側(-Z側)であり、圧縮機6が配置される側を下側と呼ぶ。奥行き方向Yにおいて、Y軸の矢印が向く側(+Y側)であり、例えば、基板8が配置される側を前側と呼び、Y軸の矢印が向く側と逆側(-Y側)であり、外郭板金7が配置される側を後ろ側と呼ぶ。幅方向Xにおいて、X軸の矢印が向く側(+X側)であり、電気品箱5が配置される側を右側と呼び、X軸の矢印が向く側と逆側(-X側)であり、送風ファン3が配置される側を左側と呼ぶ。
ヒートシンクケース10は、樹脂製であり絶縁性を有している。ヒートシンクケース10には、ヒートシンク9が取り付けられる。第1部材としてのヒートシンクケース10と、第2部材としてのヒートシンク9とはネジで組み付けるにより固定される。
[部材固定構造]
図4は、ヒートシンクケース10におけるヒートシンク9が固定される奥行き方向Yの前側の領域を部分的に拡大した斜視図である。図5は、図4のヒートシンクケース10を奥行き方向Yの後ろ側から見た斜視図であり、ヒートシンクケース10におけるヒートシンク9が固定される領域とは奥行き方向Yの逆側の領域を、外郭板金7側から見た斜視図である。図6は、図4におけるX軸と直交し中心軸Jを含む位置での断面図である。図6においては、ヒートシンク9がヒートシンクケース10の取付面10eに取り付けられた状態が示されている。
実施の形態1における部材固定構造では、第1部材としてのヒートシンクケース10に、第2部材としてのヒートシンク9をネジ11により固定する。
図6に示すように、下側に延びる台座部9aを有している。台座部9aは、ヒートシンクケース10の前側の取付面10eに取り付けられる。台座部9aは、開口部9bを有している。開口部9bは、台座部9aを奥行き方向Yに貫通する。開口部9bの直径は、ヒートシンクケース10の後述する筒状部10bの外径よりも大きい。開口部9bは、筒状部10bに前側から嵌め込まれる。
図4に示すように、ヒートシンクケース10は、筒状部10bと、ヒンジ部10aと、折り返し部12とを有する。ヒートシンクケース10は、筒状部10b、ヒンジ部10a及び折り返し部12を含め樹脂材により一体成形された成形体である。ヒートシンクケース10を樹脂材による成形体とすることで、筒状部10b、ヒンジ部10a及び折り返し部12を個別に製作して連結させる必要がなく、製造コストを低減できる。
筒状部10bは、ヒートシンクケース10の前側の取付面10eから前側に中心軸J方向に延びる。筒状部10bは、中心軸J方向の前側に開口するネジ穴10dを有する筒状である。図6に示すように、ネジ穴10dには、ネジ11の雄ネジ部11bがねじ込まれる。
実施の形態1において、中心軸J方向は奥行き方向Yである。実施の形態1において、中心軸J方向の前側は、”中心軸J方向の一方側”に相当し、中心軸J方向の後ろ側は、”中心軸J方向の他方側”に相当する。
ヒンジ部10aは、筒状部10bと離れた下側に配置されている。ヒンジ部10aは、幅方向Xに直線状に延びる。
図5及び図6に示すように、ヒートシンクケース10は、後ろ側に取付面10fを有する。取付面10fは、外郭板金7に取り付けられる面である。ヒートシンクケース10は、取付面10fに前側に窪んだ溝部10gを有する。溝部10gは、幅方向Xに直線状に延びる。溝部10gの底部は、半円形状である。溝部10gの底部が半円形状であることで、ヒートシンクケース10は高さ方向Zで溝部10gの最も深い位置に、幅方向Xに延びる薄肉部10hが設けられる。ヒンジ部10aは、薄肉部10hによって構成される。
折り返し部12は、ヒンジ部10aを挟んで筒状部10bと反対側の下側に配置されている。折り返し部12の右側、下側および左側には、ヒートシンクケース10を奥行き方向Yに貫通する貫通部13が配置されている。貫通部13は、奥行き方向Yに見たときに折り返し部12を囲むU字状である。そのため、折り返し部12は、右側、下側および左側でヒートシンクケース10と分離されている。従って、折り返し部12は、上側でヒンジ部10aによってヒートシンクケース10と繋がっている。これにより、折り返し部12は、ヒンジ部10aを中心として前側に折り返し可能である。
折り返し部12は、窪み12aと、貫通孔12bと、嵩上げ部12cとを有する。窪み12aは、折り返し部12の前側に位置する第1面12dから後ろ側に窪む。窪み12aは、下側に開口している。窪み12aは、第2中心軸J2を中心に設けられている。第2中心軸J2は、ヒンジ部10aを中心とする中心軸Jと線対称の位置である。
図4に示すように、窪み12aの内面は、上側に位置し第2中心軸J2を中心とする半円部と、下側に位置し半円部に接する高さ方向Zに延びる直線部とを有する。半円部の半径及び第2中心軸J2から直線部までの距離は、筒状部10bの外周面の半径よりも大きい。
貫通孔12bは、第2中心軸J2と同軸である。貫通孔12bは、折り返し部12を第2中心軸J2方向に貫通する。貫通孔12bは、窪み12aの底面に開口する。貫通孔12bは、奥行き方向Yに見て円形である。貫通孔12bの直径は、ネジ11における雄ネジ部11bの最大外径よりも大きい。従って、貫通孔12bには、雄ネジ部11bを挿入可能である。
嵩上げ部12cは、前側において窪み12aの周囲に配置される。嵩上げ部12cは、前側に第1部分12eと、第2部分12fと、第3部分12gとを有する。第1部分12eは、窪み12aの右側に位置し高さ方向Zに延びる。第2部分12fは、窪み12aの左側に位置し高さ方向Zに延びる。第3部分12gは、窪み12aの上側に位置し第1部分12eの上側と、第2部分12fの上側とを繋ぐ円弧状である。第1部分12e、第2部分12f及び第3部分12gの前側の面は、第1面12dと面一である。
図5に示すように、嵩上げ部12cは、後ろ側において貫通孔12bの周囲に配置された第4部分12hと、第5部分12iと、第6部分12jと、第7部分12kを有する。第4部分12hは、貫通孔12bの右側(+X側)に位置し高さ方向Zに延びる。第5部分12iは、貫通孔12bの左側(-X側)に位置し高さ方向Zに延びる。第6部分12jは、貫通孔12bの上側に位置し第4部分12hの上側と、第5部分12iの上側とを繋ぐ円弧状である。第7部分12kは、貫通孔12bの下側に位置し幅方向Xに延びる。第7部分12kは、第4部分12hの下側と、第5部分12iの下側とを繋ぐ。第4部分12h、第5部分12i及び第6部分12jの外面は、窪み12aの内面から所定幅(例えば、数mm)で外側にオフセットした位置に配置される。
第4部分12h、第5部分12i、第6部分12j及び第7部分12kの後ろ側に向く面は面一な第2面12nである。第2面12nは、取付面10fと奥行き方向Yの位置と同じ位置である。図6に示すように、嵩上げ部12cの奥行き方向Yの長さL1は、台座部9aの前側の端部9cと、筒状部10bの前側の端部との距離L2よりも長い。従って、折り返し部12を折り返して嵩上げ部12cの第1面12dが台座部9aの端部9cが接したときに、嵩上げ部12cの第2面12nは、筒状部10bの前側の端部よりも前側に突出する。
また、窪み12aの第1面12dからの最小深さは、上記の距離L2よりも大きい。窪み12aの第1面12dからの最小深さを距離L2よりも大きくすることで、折り返し部12を折り返して窪み12aが筒状部10bに前側から嵌め込まれたときに、筒状部10bの前側の端部が窪み12aの底部に接してしまい、折り返し部12の第1面12dが台座部9aの端部9cに接することができない事態を抑制できる。
嵩上げ部12cにおいて、第2中心軸J2から第7部分12kの下側の端部までの最大長さL3は、中心軸Jから台座部9aの端部9cの上側(+Z側)の位置までの距離L4よりも短い。従って、折り返し部12を折り返したときに、嵩上げ部12cの第1面12dが台座部9aの端部9cに接する前に、嵩上げ部12cの第7部分12kがヒートシンク9の本体と干渉することを抑制できる。
次に、上記の部材固定構造によりヒートシンク9をヒートシンクケース10に固定する手順について、図7及び図8を参照して説明する。
図7は、嵩上げ部12cを介してヒートシンク9がヒートシンクケース10に固定された斜視図である。図8は、嵩上げ部12cを介してヒートシンク9がヒートシンクケース10に固定された断面図である。
図6に示したように、ヒートシンクケース10の取付面10eに台座部9aが接したときに、台座部9aの前側の端部9cが筒状部10bの前側の端部よりも後ろ側に位置する場合、筒状部10bのネジ穴10dにネジ11の雄ネジ部11bをねじ込んでもネジ頭11aで台座部9aを後ろ側に押さえ付けることができない。
この場合、ネジ11が筒状部10bから外された状態で、ヒンジ部10aを中心にして、第2中心軸J2が中心軸Jと合致するまで折り返し部12を前側の筒状部10b側に折り返す。これにより、図8に示すように、折り返し部12の窪み12aが筒状部10bに前側から嵌め込まれる。このとき、嵩上げ部12cの第1面12dは、台座部9aの前側の端部9cに接する。嵩上げ部12cの第1面12dが台座部9aの前側の端部9cに接したときに、折り返し部12の長さL1が上述した距離L2よりも大きいことで、嵩上げ部12cの第2面12nは、筒状部10bの前側の端部よりも前側に位置する。
嵩上げ部12cの第1面12dが台座部9aの端部9cに接し、嵩上げ部12cの第2面12nが筒状部10bの端部よりも前側に位置すると、ネジ11の雄ネジ部11bをネジ穴10dにねじ込む。雄ネジ部11bをねじ込むことで、ネジ頭11aが嵩上げ部12cの第2面12nに接しながら嵩上げ部12cを後ろ側に押し込む。このため、図7及び図8に示すように、台座部9aは、嵩上げ部12cを介してヒートシンクケース10の取付面10eとネジ11のネジ頭11aとの間で奥行き方向Yに挟み込まれ、ヒートシンク9がヒートシンクケース10に固定される。
実施の形態1における部材固定構造では、ヒンジ部10aを中心にして折り返し部12を折り返し、嵩上げ部12cの第1面12dを台座部9aの端部9cに接しさせ、嵩上げ部12cの第2面12nを筒状部10bの端部よりも前側に位置させることで、既存板金部品の改造、又はネジの長さと台座の厚さを適合させる嵩上げのための部品の追加による追加費用が発生させることなく、ヒートシンク9をヒートシンクケース10に固定できる。
実施の形態1における部材固定構造では、ヒートシンクケース10が筒状部10b、ヒンジ部10a及び折り返し部12を含め樹脂材により一体成形された成形体であるため、筒状部10b、ヒンジ部10a及び折り返し部12を個別に製作して連結させる必要がなく、製造コストを低減できる。
実施の形態1における部材固定構造では、絶縁性を有するヒートシンクケース10にヒートシンク9を固定するため、ヒートシンク9の絶縁性を低コストで実現できる。
実施の形態1における部材固定構造を有する室外機1及び室外機1を備える冷凍サイクル装置100では、追加費用の発生を抑制して製造コストを低減できる。
(実施の形態2)
図9は、実施の形態2における部材固定構造を示す断面図であって、ヒートシンクケース10を外郭板金(第3部材)7に取り付ける前の状態を示す断面図である。図10は、実施の形態2における部材固定構造を示す断面図であって、ヒートシンクケース10を外郭板金7に取り付けた後の状態を示す断面図である。なお、以下の他の実施の形態の説明において、上述した実施の形態1と同様の構成については、適宜同一の符号を付すなどにより、説明を省略する場合がある。
実施の形態2の部材固定構造は、上述した実施の形態1の部材固定構造に対して、嵩上げ部12cの形状が異なる。
図9に示すように、嵩上げ部12cは、第2面12nから後ろ側に突出する突起部12tを有している。つまり、突起部12tは、ヒートシンクケース10において外郭板金7が取り付けられる取付面10fと奥行き方向Yの位置と同じ位置の第2面12nから後ろ側に突出する。突起部12tにおいて、最も後ろ側に突出する位置は、ヒンジ部10aからの距離が第2中心軸J2よりも大きい。
他の構成は、実施の形態1と同様である。
上記構成の部材固定構造では、図10に示すように、ヒートシンク9の開口部9bに筒状部10bが嵌め込まれたヒートシンクケース10の取付面10fを外郭板金7に接しさせる。これにより、取付面10fよりも後ろ側に突出する突起部12tは、外郭板金7に相対的に押された状態となる。従って、折り返し部12は、ヒンジ部10aを中心として前側に折り返される。折り返し部12が前側に折り返される長さは、突起部12tの第2面12nからの突出量に応じた長さとなる。
実施の形態2の部材固定構造では、ヒートシンクケース10を外郭板金7に接しさせることにより、折り返し部12が前側に折り返されるため、組み立て作業者が折り返し部12を持ち上げやすくなり作業性が向上する。実施の形態2の部材固定構造では、突起部12tにおいて、最も後ろ側に突出する位置が第2中心軸J2よりもヒンジ部10aから遠い位置であるため、モーメントの関係で小さな力で折り返し部12を折り返すことができる。
以上、添付図面を参照しながら本開示に係る好適な実施形態について説明したが、本開示は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本開示の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記の実施の形態1および実施の形態2では、第1部材と第2部材としてヒートシンクケース10とヒートシンク9とを例示したが、この構成に限定されず、他の部材同士を固定する際に広く適用可能である。
冷凍サイクル装置は、冷媒が循環する冷凍サイクルを利用する装置であればよく、空気調和装置に限られない。冷凍サイクル装置は、ヒートポンプを備えた給湯器などであってもよい。以上、本明細書において説明した各構成および各方法は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。
1 室外機、7 外郭板金(第3部材)、9 ヒートシンク(第2部材)、9a 台座部、9b 開口部、10 ヒートシンクケース(第1部材、ケース)、10a ヒンジ部、10b 筒状部、10d ネジ穴、10f 取付面、11 ネジ、12 折り返し部、12a 窪み、12b 貫通孔、12c 嵩上げ部、12t 突起部、100 冷凍サイクル装置、J 中心軸

Claims (5)

  1. ネジ穴を有し中心軸方向に延びる筒状部を備えた第1部材と、
    前記筒状部に前記中心軸方向の一方側から嵌め込まれる開口部を有する第2部材と、
    前記開口部が前記筒状部に嵌め込まれた状態で前記ネジ穴にねじ込まれるネジと、
    を含み、
    前記第2部材は、前記開口部を有し前記第1部材と前記ネジとの間で前記中心軸方向に挟み込まれる台座部を有し、
    前記第1部材は、
    前記筒状部と離れた位置に配置され、前記中心軸と直交する方向に延びるヒンジ部と、
    前記ヒンジ部を挟んで前記筒状部と反対側に配置され、前記ヒンジ部を中心にして前記筒状部側に折り返し可能な折り返し部と、
    を有し、
    前記折り返し部は、
    折り返されたときに前記筒状部に前記中心軸方向の一方側から嵌め込まれる窪みと、
    前記窪みの周囲に配置され、折り返されたときに前記第2部材に前記中心軸方向の一方側から接する嵩上げ部と、
    を有し、
    前記嵩上げ部の前記中心軸方向の長さは、前記台座部の前記中心軸方向の一方側の端部と、前記筒状部の前記中心軸方向の一方側の端部との距離よりも長く、
    前記第1部材の前記中心軸方向の他方側に、前記第1部材が取り付けられる第3部材を有し、
    前記嵩上げ部は、前記第3部材が前記第1部材に取り付けられていない状態において前記第1部材のうち前記第3部材が取り付けられる取付面よりも前記中心軸方向の他方側に突出する突起部を有
    前記第3部材が前記第1部材に取り付けられた状態において、前記突起部が前記第3部材に前記中心軸方向の一方側に押された状態となり、前記折り返し部が前記ヒンジ部を中心として前記中心軸方向の一方側に折り返された状態となる、部材固定構造。
  2. 前記筒状部と前記折り返し部とは、一体成形された成形体である、
    請求項1に記載の部材固定構造。
  3. 請求項1または2に記載の部材固定構造を有する冷凍サイクル装置の室外機。
  4. 前記第1部材は、絶縁性を有するケースであり、
    前記第2部材は、前記ケースに取り付けられるヒートシンクである、
    請求項3に記載の冷凍サイクル装置の室外機。
  5. 請求項3または4に記載の室外機を有する冷凍サイクル装置。
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