JP7437241B2 - 運行支援方法、運行支援システム及び運行支援サーバ - Google Patents

運行支援方法、運行支援システム及び運行支援サーバ Download PDF

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Description

本発明は、交通事故のリスクを予測して交通機関の運行を支援する運行支援方法、運行支援システム及び運行支援サーバに関する。
近年、物流トラックや長距離バス等において、運転手の健康状態や疲労に起因する交通事故の発生が社会的問題となっている。交通事故を予防するため、運転中の運転者の状態をモニタリングする生体センサや、車間距離や速度等の車両の運転状態をリアルタイムで計測する技術の適用が進んでいる。
車両の運転操作を支援する技術として、特許文献1が知られている。特許文献1では、運転状況データと運転操作データとの間の因果関係に加えて、運転操作や運転状況と関係のない生理状態データとの因果関係を含んだテーブルを更新し、裕度を含んで急ブレーキに係る運転操作を予測し、効率的で的確な運転支援を行う技術が開示されている。
特開2009-245147号公報
しかしながら、上記従来技術では、運転者の生理状態データと、運転操作データと、運転状況データに基づいて急ブレーキの運転操作を予測することは可能であるが、特定の運転操作に注目した予測であり、交通事故などの頻繁には発生しないイベントを予測することが難しい、という問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、運転者の生体データと走行状態データとから交通事故のリスクを予測することができる運転支援方法、運行支援システム及び運行支援サーバを提供することを目的とする。
本発明は、プロセッサとメモリを有する計算機が、車両の運行を支援する運行支援方法であって、過去に収集した車両の走行状態を示す第1の車載センサデータと、前記第1の車載センサデータから危険が発生した情報を予め設定した危険発生データを入力として機械学習によって危険が発生する確率を事故リスクとして推定する事故リスク定義モデルを生成する第1のステップと、過去に収集した車両の走行状態を示す第2の車載センサデータを前記事故リスク定義モデルへ入力して、危険が発生する確率を推定して事故リスク推定データを生成する第2のステップと、前記第2の車載センサデータを収集したときの運転者の生体データから予め算出した第1の生体指標データと、前記事故リスク推定データと、を入力として所定時間後の事故リスクを予測する事故リスク予測モデルを機械学習によって生成する第3のステップと、車両を運転中の運転者の生体データを取得して、前記生体データから前記運転者の状態を示す第2の生体指標データを算出する第4のステップと、前記事故リスク予測モデルに前記第2の生体指標データを入力して、前記所定時間後の事故リスクを予測する第5のステップと、を含み、前記第4のステップは、前記生体データとして前記運転者の心拍データを取得するステップと、前記心拍データから当該心拍データのR波の間隔であるRRIを算出して心拍変動時系列データを生成するステップと、前記心拍変動時系列データの周波数スペクトル解析を行うステップと、前記周波数スペクトル解析の結果からパワースペクトル密度の低周波成分の強度と、高周波成分の強度の和を自律神経トータルパワーとして算出して生体指標データとするステップと、を含む。
したがって、本発明によれば、運転者の生体データと走行状態データとから、交通事故のようなイベントに対して、所定時間後の発生リスクを予測することができる。
本明細書において開示される主題の、少なくとも一つの実施の詳細は、添付されている図面と以下の記述の中で述べられる。開示される主題のその他の特徴、態様、効果は、以下の開示、図面、請求項により明らかにされる。
本発明の実施例1を示し、運行支援システムの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施例1を示し、運行支援システムで行われる処理の概要を示す図である。 本発明の実施例1を示し、運行支援サーバで行われる事故リスク予測モデルの生成処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施例1を示し、運行支援サーバで行われる生体指標データの生成処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施例1を示し、運行支援サーバで行われる予測処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施例1を示し、運行支援サーバで行われるアラート生成処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施例1を示し、運行支援サーバで行われる生体指標の計算処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施例1を示し、心拍データの一例を示すグラフである。 本発明の実施例1を示し、心拍変動の一例を示すグラフである。 本発明の実施例1を示し、心拍変動のスペクトルパワー密度の一例を示すグラフである。 本発明の実施例1を示し、自律神経NNXXの一例を示すグラフである。 本発明の実施例1を示し、生体指標データの一例を示す図である。 本発明の実施例1を示し、業務データの一例を示す図である。 本発明の実施例1を示し、環境データの一例を示す図である。 本発明の実施例1を示し、車載センサデータの一例を示す図である。 本発明の実施例1を示し、危険発生データの一例を示す図である。 本発明の実施例1を示し、事故リスク推定データの一例を示す図である。 本発明の実施例1を示し、アラート定義データの一例を示す図である。 本発明の実施例1を示し、事故リスク予測データの一例を示す図である。 本発明の実施例1を示し、予測結果表示画面の一例を示す図である。 本発明の実施例1を示し、予測結果報知画面の一例を示す図である。 本発明の実施例2を示し、運行支援システムの構成の一例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例1を示し、運行支援システムの構成の一例を示すブロック図である。
本実施例の運行支援システムは、ネットワーク13を介して1以上の車両7の運行を支援する運行支援サーバ1を含む。車両7は、走行状態を検出する車載センサ8と、運転者の生体データを検出する生体センサ12と、運転者を特定する運転者ID読取り装置11と、検出したセンサデータと運転者IDを収集して運行支援サーバ1へ送信する運転データ収集装置10と、運行支援サーバ1から運転者の交通事故のリスク(以下、事故リスク)に応じた報知を受け付けて、運転者へ通知する予測結果報知装置9を含む。
なお、図示の例では、運転データ収集装置10と予測結果報知装置9を独立した装置とした例を示すが、一つの携帯端末で構成することができる。この場合、運転データ収集部と予測結果報知部として機能する。
車載センサ8としては、車両7の位置情報を検出するGNSS(Global Navigation Satellite System)81と、車両7の挙動や速度を検出する加速度センサ82と、走行環境を映像として検出するカメラ83を含むことができる。
車載センサ8は、上記に限定されるものではなく、車両7の周囲の物体及び距離を検出する測距センサや、運転操作を検出する操舵角センサ等を用いることができる。また、加速度センサ82は、3軸加速度センサが望ましい。
生体センサ12は、心拍データを検出する心拍センサ121と、運転者の動きを検出する加速度センサ122を含む。生体センサ12は、上記に限定されるものではなく、発汗量や、体温、まばたき、眼球運動あるいは脳波等を検出するセンサを採用することができる。生体センサ12としては、運転者が装着可能なウェアラブルデバイスのほか、ハンドル、シート、シートベルト等、車両7内部に付属したセンシングデバイスや、運転者の表情や挙動を撮像して画像を解析する画像認識システム等を用いることができる。
運転者ID読取り装置11は、運転者の識別子を記録したカードを読み込む。運転データ収集装置10は、所定の周期で車載センサ8と生体センサ12からデータを収集し、ネットワーク13を介して運行支援サーバ1へ送信する。
運行支援サーバ1は、プロセッサ2と、メモリ3と、ストレージ装置4と、入出力装置5と、通信装置6を含む計算機である。メモリ3は、生体指標計算部31と、事故リスク定義生成部32と、事故リスク予測モデル生成部33と、予測モデル選択部34と、事故リスク予測部35と、事故リスク報知部36と、データ収集部37の各機能部をプログラムとしてロードする。各プログラムはプロセッサ2によって実行される。なお、各機能部の詳細については後述する。
プロセッサ2は、各機能部のプログラムに従って処理を実行することによって、所定の機能を提供する機能部として稼働する。例えば、プロセッサ2は、生体指標計算プログラムを実行することで生体指標計算部31として機能する。他のプログラムについても同様である。さらに、プロセッサ2は、各プログラムが実行する複数の処理のそれぞれの機能を提供する機能部としても稼働する。計算機及び計算機システムは、これらの機能部を含む装置及びシステムである。
ストレージ装置4は、上記各機能部が使用するデータを格納する。ストレージ装置4は、車載センサデータ40と、生体センサデータ41と、業務データ42と、事故リスク予測モデル43と、事故リスク予測データ44と、危険発生データ45と、生体指標データ46と、環境データ47と、事故リスク定義モデル48と、アラート定義データ49と、事故リスク推定データ50を格納する。各データの詳細については後述する。
入出力装置5は、マウスやキーボードあるいはタッチパネル等の入力装置と、ディスプレイ等の出力装置を含む。通信装置6は、ネットワーク13を介して車両7と通信を行う。
<運行支援システムの概要>
図2は、運行支援システムで行われる処理の概要を示す図である。まず、事故リスク定義生成部32が、予め設定された危険発生データ45と、過去に収集した車載センサデータ40-m1を入力して、危険が発生する確率を事故リスクとして推定する事故リスク定義モデル48を生成する(S1)。なお、事故リスク定義モデル48は、車両7の走行状態を示す車載センサデータ40-m2を入力として危険が発生する確率を推定する。
危険発生データ45は、車両7の走行状態を示す時系列の車載センサデータ40-m1からインシデントやインシデントに結びつく事象を、管理者等が判定して発生日時とインシデントの重要度を設定したデータである。
例えば、車載センサデータ40-m1が加速度センサ82のセンサデータの場合、急ブレーキや急旋回等のインシデント又はインシデントに結びつく走行状態を検出し、管理者などが危険発生の重要度を設定して、危険発生データ45を生成しておく。
なお、重要度は値が大きくなるにつれて危険性が増大する例を示す。また、インシデントに結びつく走行状態とは、運転者がヒヤリ(又はハッと)とするような状態を示す。以下の説明では、インシデント又はインシデントに結びつく走行状態を危険発生とする。
危険発生データ45の生成は、前後加速度が所定の閾値を超えるような走行状態や、ヨーレートが所定の閾値を超えるような走行状態(危険発生)を運行支援サーバ1で検出し、検出された危険発生の事象について管理者などが重要度を設定してもよい。
図2に示す車載センサデータ40-m1の時系列と、危険発生データ45の時系列は同一の時系列である。
事故リスク定義生成部32は、車載センサデータ40-m1と危険発生データ45を入力として、走行状態から事故リスクを推定する機械学習のモデルを事故リスク定義モデル48として生成する。
機械学習のモデルとしてはニューラルネットワークやロジスティック回帰等の周知又は公知の手法を採用すればよいので、本実施例では詳述しない。また、事故リスクは、インシデント(又は危険発生)を引き起こす確率(百分率)である。また、本実施例では、交通事故につながる事象をインシデントとする。
次に、事故リスク定義生成部32は、生成された事故リスク定義モデル48に、前記車載センサデータ40-m1と異なる時系列であって、過去に収集した車載センサデータ40-m2を入力して事故リスクが発生する確率を出力させて、事故リスク推定データ50を生成する(S2)。
事故リスク推定データ50は、車載センサデータ40-m2に対してインシデントが発生する確率(又はアクシデントが発生する確率)を、車載センサデータ40-m2と同一の時系列として生成されたデータである。
次に、生体指標計算部31は、車載センサデータ40-m2を取得したときに対応する、過去の生体センサデータ41(運転者の生体データ)から、運転者の生体指標データ46-mを算出する。生体指標データ46-mとしては、例えば、運転者の心拍データから算出したパワースペクトル密度(後述)や、時間領域解析から算出されるNN間隔(R波とR波の間隔)に基づく自律神経指標等(後述)を用いることができる。
なお、過去に収集した車載センサデータ40-m1、40-m2及び生体指標データ46-mは、ストレージ装置4の所定の領域に格納しておけばよい。
次に、事故リスク予測モデル生成部33は、事故リスク推定データ50と生体指標データ46-mを入力として、走行中の車両7の生体指標データ46から所定時間後の事故リスク(確率)を出力する機械学習のモデルを事故リスク予測モデル43として生成する(S3)。
なお、事故リスク予測モデル43は、使用する車載センサデータ40の種類や予測を行う環境に応じて複数のモデルを生成しておき、予測モデル選択部34で使用するモデルを選択するようにしてもよい。
また、事故リスク予測モデル43は、車両7の運転特性の違いに応じた種類や、運転者の運転履歴、運行前生体データなどに応じて複数の種類を生成しておいてもよい。例えば、車両7の運転特性の違いとしては、トラックとトレーラなどのように、旋回時や後退時のハンドル操作が異なる車種では異なるモデルを生成しておくのが望ましい。また、運転者の運転履歴としては、運転動作の正確さ、危険感受性、運転年数、運転経験車両(大型、特殊など)、走行ルート履歴などの違いによりモデルを生成しておくのがよい。また、運転者の運行前生体データとしては、体温、血圧、血中酸素濃度、前日の睡眠時間などの違いによりモデルを生成しておくのがよい。
次に、運行支援サーバ1は、生成された事故リスク予測モデル43を用いて、実際に走行中の車両7の事故リスクを予測する(S4)。運行支援サーバ1では、事故リスク予測モデル43が複数存在する場合、予測モデル選択部34が、使用する車載センサデータ40や車両7の環境データ47等に応じた事故リスク予測モデル43を選択する。
事故リスク予測部35は、データ収集部37が車両7を介して受信した生体センサ12の心拍データを生体指標計算部31へ入力して生体指標データ46を算出させる。そして、事故リスク予測部35は、算出された生体指標データ46を事故リスク予測モデル43へ入力して、現在から所定時間Δt後までの未来の事故リスクを予測させる。また、事故リスク予測部35は、事故リスク予測モデル43が運転者の状態を示す解釈データ(後述)を出力する場合には、事故リスクの予測値に解釈データを付加することができる。
そして、事故リスク報知部36は、所定時間Δt後の事故リスクが所定の閾値Th以上の場合には、事故リスクの値や解釈データや走行状態又は環境データに応じてアラートやメッセージを生成し、事故リスクの増大が予測された車両7に対して、アラートやメッセージを送信する(S5)。
車両7は、運行支援サーバ1からアラートを受信すると、予測結果報知装置9でアラートを出力し、運転者に対してアラート又はメッセージを伝達する。また、事故リスク報知部36は、所定時間Δt後に事故リスクの増大が予測される場合には、運行支援サーバ1の管理者等へ、該当する車両7の位置情報と、運転者の事故リスクや業務量等を含む画像を生成して、入出力装置5のディスプレイに表示することができる。
運行支援サーバ1は、事故リスクが所定時間Δt後に閾値Th以上になることを予測して、該当する車両7の予測結果報知装置9と入出力装置5のディスプレイへ報知を行うことで、事故リスクが増大する前にアラートやメッセージで運転者と管理者に注意を喚起することが可能となる。これにより、運行支援サーバ1は、実際の事故リスク(51)を低減して、各車両7の安全な運行を推進することができる。
なお、未来の事故リスクを予測する所定時間Δtは、30分や1時間などの値に設定することが望ましく、事故リスクが増大する時刻以前に運転者に休憩を勧めたり、アドバイスを提示することができる。
<データ>
次に、運行支援システムで使用する各データについて説明する。
図8は、生体指標データ46の一例を示す図である。生体指標データ46は、生体センサデータ41の心拍データから生体指標計算部31が所定の期間毎に算出したデータを格納するテーブルである。
生体指標データ46は、ユーザID460と、日時461と、自律神経トータルパワー462と、自律神経LF/HF463と、自律神経NN50 465と、平均RRI464を一つのレコードに含む。ユーザID460には、運転者の識別子が格納される。日時461には生体センサデータ41(心拍データ)を取得した日時が格納される。
自律神経トータルパワー462には、後述するように、心拍データのR波の間隔(RRI)のパワースペクトル密度の低周波(LF:Low Frequency)成分と高周波(HF:High Frequency)成分の合計値が、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスを示す値として格納される。
自律神経LF/HF463には、パワースペクトル密度の低周波(LF)成分と高周波(HF)成分の比率が格納される。なお、低周波成分は交感神経の活動指標を示し、高周波成分は副交感神経の活動指標を示す。平均RRI464には、予め設定した期間内のR波の間隔(RRI)の平均値が格納される。
自律神経NN50 465には、後述するように、心拍変動時系列データRRIの差分系列ΔRRI(t)について差分値が50msec以上になる差分値の総数が、副交感神経活動の大きさを示す値として格納される。
図示の例は、1分間隔で自律神経トータルパワー462や自律神経LF/HF463、自律神経NN50 465を算出する例を示すが、これに限定されるものではなく、適宜設定した時間間隔で生体指標データ46を算出すればよい。
図9は、業務データ42の一例を示す図である。業務データ42は、運転者が運転する車両7と業務を管理する情報を格納するテーブルで、運行支援システムの担当者や管理者などによって設定される。
業務データ42は、ユーザID420と、業務の開始日時421と、業務の終了日時422と、車両7の識別子を格納する車両ID423と、業務種別424を一つのレコードに含む。業務種別424には、運転者の業務内容が格納される。
図10は、環境データ47の一例を示す図である。環境データ47は、車両7の車載センサデータ40に基づく情報を格納するテーブルである。環境データ47は、車両7の識別子を格納する車両ID470と、環境データ47を生成した日時471と、車両7が走行する道路の渋滞状況472と、天候473と、気温474が格納される。
なお、渋滞状況472は、車両7のカメラ83の画像から判定してもよいし、GNSS81が算出した位置情報に基づいてネットワーク13上の交通情報サービスから取得してもよい。
図11は、車載センサデータ40の一例を示す図である。車載センサデータ40は、データ収集部37が車両7の車載センサ8から所定の周期で収集した情報を格納するテーブルである。
車載センサデータ40は、車両7の識別子を格納する車両ID400と、車載センサ8からデータを取得した日時401と、GNSS81が検出した位置情報を格納する位置402と、車両7の速度403と、加速度センサ82が検出した加速度404を一つのレコードに含む。
図12は、危険発生データ45の一例を示す図である。危険発生データ45は、図2で示したように、車載センサデータ40-m1に基づいて生成されたテーブルである。
危険発生データ45は、車両7の識別子を格納する車両ID450と、危険発生の日時451と、発生した危険の種別を格納する危険種別452と、発生した危険の重要度453を一つのレコードに含む。危険種別452と、重要度453には、管理者等が決定した値が格納される。
危険発生データ45は、車載センサデータ40-m1が示す車両7の走行状態から、インシデント又はインシデントを招く状態を管理者等が判定して危険種別452と、重要度453を設定する。
図13は、事故リスク推定データ50の一例を示す図である。事故リスク推定データ50は、事故リスク定義生成部32が事故リスク定義モデル48に車載センサデータ40-m2を入力して事故リスクを推定させたテーブルである。
事故リスク推定データ50は、運転者の識別子を格納するユーザID500と、車両7の識別子を格納する車両ID501と、事故リスクが発生した日時502と、インシデントに至る確率(百分率)を格納する事故リスク503を一つのレコードに含む。
事故リスク503は、車両7の速度や加速度や位置情報を事故リスク定義モデル48へ与えて、インシデントが発生する確率を推定させた結果である。図示の例では、1分間隔で事故リスク503を算出する例を示すが、これに限定されるものではない。
図14は、アラート定義データ49の一例を示す図である。アラート定義データ49は、事故リスク報知部36が報知するアラート又はメッセージを予め設定したテーブルである。
アラート定義データ49は、アラートID490と、事故リスク条件491と、時間条件492と、渋滞条件493と、天候条件494と、優先順位495と、コメント496を一つのレコードに含む。
アラートID490は、アラートを特定するための識別子を格納する。事故リスク条件491には、当該レコードのアラートを選択する事故リスクの条件が格納される。例えば、アラートID490=「1」のレコードでは、事故リスクの値が70%以下の場合に選択する条件が設定される。
時間条件492は、当該レコードのアラートを選択する時間帯が設定される。渋滞条件493は、当該レコードのアラートを選択する渋滞状況(有無)が設定される。天候条件494は、当該レコードのアラートを選択する天候が設定される。
優先順位495は、事故リスク条件491を満足するレコードが複数抽出された場合に、選択するレコードの優先度が予め設定される。コメント496は、報知するアラート(又はメッセージ)の内容が格納される。
図15は、事故リスク予測データ44の一例を示す図である。事故リスク予測データ44は、走行中の車両7の運転者の生体センサデータ41を入力した事故リスク予測モデル43が算出した事故リスクの予測結果を格納するテーブルである。
事故リスク予測データ44は、ユーザID440と、車両ID441と、車載センサデータ40を取得した日時442と、予測日時443と、事故リスク444を一つのレコードに含む。
予測日時443には、所定時間Δt後の日時が格納される。事故リスク444には、所定時間Δt後の事故リスクの予測値(百分率)が格納される。
<処理の詳細>
次に、運行支援システムで行われる処理について説明する。
図3は、運行支援サーバ1で行われる事故リスク予測モデル43の生成処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、車両7から車載センサ8と生体センサ12を受け付ける以前に実施して、事故リスク予測モデル43を生成しておく。
事故リスク定義生成部32は、予め生成された危険発生データ45と、過去に収集した車載センサデータ40(図2の40-m1)を入力として機械学習によって事故リスク定義モデル48を生成する(S11)。
そして、事故リスク定義生成部32は、生成された事故リスク定義モデル48へ過去に収集した車載センサデータ40(図2の40-m2)を入力して、事故リスク推定データ50を生成する(S12)。
次に、事故リスク予測モデル生成部33は、過去に収集した車載センサデータ40(図2の40-m2)に対応する生体指標データ46-mを取得して、事故リスク推定データ50と生体指標データ46-mから機械学習によって事故リスク予測モデル43を生成する(S13)。
なお、事故リスク予測モデル生成部33は、機械学習を行う際に、運転者の情報を業務データ42から取得し、車両7の走行環境を環境データ47から取得して、事故リスク予測モデル43の生成を実施する。
上記処理によって、事故リスク定義モデル48を作成して事故リスク推定データ50を生成した後に、過去に収集した生体指標データ46と事故リスク推定データ50から事故リスク予測モデル43が生成される。
図4は、運行支援サーバ1で行われる生体指標データ46の生成処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、車両7からデータを受信する度に実行される。運行支援サーバ1のデータ収集部37は、車両7の運転データ収集装置10から車載センサ8と生体センサ12のデータを受信する(S21)。
データ収集部37は、心拍センサ121と加速度センサ122が検出した心拍データと、加速度データを生体センサデータ41に格納する(S22)。なお、車載センサ8のデータは、データ収集部37が車載センサデータ40に格納する。
次に、生体指標計算部31が、生体センサデータ41を読み込んで、後述するように生体指標を算出する(S23)。生体指標計算部31は、算出した生体指標を生体指標データ46に格納する(S24)。
図7Aは、生体指標計算部31で行われる生体指標の計算処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、図4のステップS23で実行される。
生体指標計算部31は、生体センサデータ41から心拍データを取得する(S51)。取得する心拍データは、最新の心拍データから所定の期間内のデータである。次に、生体指標計算部31は、心拍データに含まれるR波の間隔からRRI(RR Interval)を算出する(S52)。
図7Bは、生体センサ12が検出した心拍データの一例を示す図である。生体指標計算部31は、図中R波のピークと次のR波のピークの時間間隔をRRIとして検出し、所定数(又は所定期間)のRRIを心拍変動時系列データとして算出し、さらにRRIの平均値を平均RRI464として算出する。
次に、生体指標計算部31は、算出された心拍変動時系列データからゆらぎを算出する。図7Cは、生体指標計算部31が算出した心拍データのゆらぎ(心拍変動)の一例を示すグラフである。心拍データのRRIは一定ではなく、自律神経の活動等によって変動している。
生体指標計算部31は、時系列の心拍変動データから周波数スペクトル解析を行ってから(S53)、パワースペクトル密度(PSD:Power Spectral density)を算出する(S54)。パワースペクトル密度の算出は、周知の手法を適用すればよい。
次に、生体指標計算部31は、パワースペクトル密度の低周波成分の強度LFと高周波成分の強度HFを算出する。図7Dは、心拍変動のパワースペクトル密度の周波数領域の一例を示すグラフである。
生体指標計算部31は、図7Dのように、パワースペクトルの低周波成分の領域(0.05Hz~0.15Hz)の強度(積分値)LFと、高周波成分の領域(0.15Hz~0.40Hzまで)の強度(積分値)HFを合計(LF+HF)した値を自律神経トータルパワー462として算出する。
また、生体指標計算部31は、パワースペクトルの低周波成分の強度LFと高周波成分の強度HFの比(LF/HF)を自律神経LF/HF463として算出する。
上記処理によって、生体センサデータ41の心拍データから、時系列の心拍変動データを算出して、低周波成分と高周波成分の強度(LF、HF)を算出して、自律神経トータルパワー462や自律神経LF/HF463が得られる。
ここで、高周波成分は、副交感神経が活性化(緊張)している場合に心拍変動に出現し、低周波成分は交感神経が活性化(緊張)しているときも、副交感神経が活性化(緊張)しているときも心拍変動に出現する。
交感神経が活性化している場合はストレス状態であり、副交感神経が活性化している場合はリラックス状態にあることが知られているので、低周波成分の強度LFと高周波成分の強度HFから、運転者がストレス状態であるかリラックス状態であるかを判定することができる。
その後、生体指標計算部31は、心拍変動時系列データRRIの時間領域解析から得られる時間領域指標を算出する(S55)。図7Eは、心拍変動時系列データRRIの差分系列ΔRRI(t)から、時間領域指標の一つである自律神経NNXXを算出する一例を示すグラフである。
生体指標計算部31は、図7Eのように、心拍変動時系列データRRIについて隣接するRRIの差分をとった差分系列であるΔRRI(t)を計算し、ΔRRI(t)から、ΔRRI(t)を構成する差分値がXXmsec以上になる差分値の総数である自律神経NNXXを算出する。典型的には、図7Eのように、XX=50とした場合である、ΔRRI(t)を構成する差分値が50msec以上になる差分値の総数(=格子状網掛け範囲に存在する差分値の総数)である自律神経NN50 465を算出する。
ここで自律神経NN50 465は高周波数成分の強度HFに類似し、副交感神経活動の大きさを表す指標であることが知られているので、自律神経NN50 465から、運転者のリラックス状態の大きさを判定することができる。
なお、NNXXは上述した定義に限定されない。例えば、ΔRRI(t)を構成する差分値が50msec以上になる差分値の総数に代えて、ΔRRI(t)を構成する差分値の絶対値が50msec以上になる差分値の総数(=格子状網掛け範囲及び斜線状網掛け範囲に存在する差分値の総数)であるabsNN50を算出してもよいし、自律神経NN50 465をΔRRI(t)に含まれる差分値の総数で除して正規化した値である(=格子状網掛け範囲に存在する差分値の総数÷点状網掛け範囲に存在する差分値の総数)pNN50を算出してもよい。また、ΔRRI(t)を構成する差分値が50msec以上になるという条件に代えて、ΔRRI(t)を構成する差分値が50msecを超えるという条件に基づいて自律神経NN50 465を算出してもよい。さらに、XX=50に代えて、XX=40、60、100等としたNNXXを算出してもよい。
そして、生体指標計算部31は、上記算出した自律神経トータルパワー462と、自律神経LF/HF463と、自律神経NN50 465及び平均RRI464を生体指標データ46に格納する(S56及び図4のS24)。
したがって、事故リスク予測モデル43は、自律神経LF/HF463等の強度LF、HFに基づく生体指標や、自律神経NN50 465のように時間領域解析に基づく生体指標から、運転者の状態に関する解釈データを出力することができる。解釈データとしては、運転者のストレス状態やリラックス状態を含むようにしてもよい。
図5は、運行支援サーバ1で行われる予測処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、生体指標データ46が更新された後等、所定のタイミングで実行される。事故リスク予測部35は、最新のデータから所定の期間までの生体指標データ46を取得する(S31)。
次に、予測モデル選択部34は、業務データ42から解析対象のユーザID420と、車両ID423を特定して、環境データ47を用いて使用する事故リスク予測モデル43を選択する(S32)。解析対象のユーザID420は、例えば、未処理の生体指標データ46のユーザID460とすることができる。
また、予測モデル選択部34は、事故リスク予測モデル43が複数存在する場合には、環境データ47の天候473や日時471や渋滞状況472等に基づいて使用するモデルを選択する。
次に、事故リスク予測部35は、選択された事故リスク予測モデル43へ解析対象のユーザIDの生体指標データ46を入力して事故リスクを算出する(S33)。算出された事故リスクは、事故リスク予測データ44の事故リスク444に格納される。
なお、図15では、事故リスク444を格納する例を示したが、事故リスク予測モデル43が、自律神経LF/HF463等から運転者の状態に関する解釈データ(ストレス状態やリラックス状態)を出力する場合には、解釈データを生体指標データ46に格納することができる。
また、上記では事故リスク予測モデル43に生体指標データ46を入力する例を示したが、これに限定されるものではなく、環境データ47や車載センサデータ40を事故リスク予測モデル43の入力に加えてもよい。例えば、事故リスク予測モデル43が解釈データを出力する場合では、渋滞状況等を事故リスク予測モデル43の入力とすることで、予測精度を向上させることができる。
上記処理によって、生体指標データ46が更新された後等の所定のタイミングで、事故リスク予測モデル43によって所定時間Δt後の事故リスク(及び解釈データ)が予測される。
図6は、運行支援サーバで行われるアラート生成処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、図5の予測処理が完了した後に実行される。
事故リスク報知部36は、アラート定義データ49を取得する(S41)。事故リスク報知部36は、事故リスク予測データ44を参照して所定時間Δt後の事故リスク444の値が予め設定された閾値Th(図中基準値)以上の運転者を検索する(S42)。
事故リスク報知部36は、所定時間Δt後に事故リスク444の値が閾値Th以上の運転者が存在する場合にはステップS44に進んで、閾値Th以上の運転者の識別子から業務データ42の車両ID423を取得して、アラートの送信対象とする(S44)。
そして、事故リスク報知部36は、当該車両7の車両ID470で環境データ47を取得し、アラート定義データ49から、環境データ47の条件(時間条件492、渋滞条件493、天候条件494)と事故リスク条件491を満足するアラートID490を選択し、アラートID490で指定された事故リスクアラート(図示省略)と、当該選択されたレコードのコメント496を出力する(S45)。
なお、事故リスク報知部36は、車載センサデータ40から車両7の位置402を取得して、車両7の位置情報を加えてアラートを生成する。
上記処理によって、所定時間Δt後に事故リスクが閾値Th以上となることが予測された運転者の車両7に対して、アラートが送信される。アラートを受信した車両7では、予測結果報知装置9が運転者に対してアラートを通知する。また、運行支援サーバ1では、事故リスク報知部36が入出力装置5のディスプレイにアラートを送信した車両7を表示する。
なお、図14のアラート定義データ49では、事故リスク条件491と環境条件と優先順位495でコメントやアラートID490を決定する例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、事故リスク予測モデル43が、運転者の状態に関する解釈データを出力する場合には、解釈データによってアラートIDを決定する条件を設定してもよい。
一例を示すと、事故リスク444が同一の場合、解釈データがストレス状態又はリラックス状態の場合は、ストレス状態で事故リスクが高くなる際のアラートID490と、リラックス状態で事故リスクが高くなる際のアラートID490を異なるアラートとする。これにより、事故リスク444の値に解釈データを加えることで、精度の高い予測を実現することができる。
図16Aは、事故リスク報知部36が入出力装置5のディスプレイに出力する予測結果表示画面600の一例を示す図である。事故リスク報知部36が出力する予測結果表示画面600は、地図上に管理対象の車両7のアイコン602が表示され、アラートを発報したアイコン602には、アラートアイコン601が付加される。
また、アラートアイコン601の近傍には、事故リスクが増大した運転者の運転状況603が表示され、当該運転者の業務量や休憩回数を管理者等に報知することができる。
また、管理者は、複数の運転者の事故リスクを地図上で一覧して確認でき、事故リスクの高い運転者を選択して遠隔から指示することが可能となる。
なお、図示の例では、地図上に車両7の位置と運転者の状況を表示する例を示したが、これに限定されるものではなく、リストなどの文字情報で報知を行うようにしてもよい。
また、事故リスク報知部36は、事故リスクが増大すると予測された運転者について、自律神経LF/HF463等から解釈データが得られる場合には、解釈データを運転状況603に表示することで、管理者等は運転者のストレス状態やリラックス状態を把握することが可能となる。
図16Bは、予測結果報知装置9が出力する予測結果表示画面650の一例を示す図である。予測結果報知装置9は、ディスプレイ(図示省略)を有し、運行支援サーバ1からアラートを受信すると予測結果表示画面650を表示する。
予測結果表示画面650は、事故リスクアラートを表示する領域651と、コメントを表示する領域652を含む。運転者は予測結果報知装置9の予測結果表示画面650を視認することで、事故リスクを認識することが可能となる。
以上のように、本実施例の運行支援システムは、生体センサ12の心拍データから運行支援サーバ1が算出した生体指標データ46を、事故リスク予測モデル43へ入力して所定時間Δt後の事故リスク444を予測させる。これにより、車両7の運転者の自律神経の状態などに応じて、交通事故が起こりやすい状態を事前に予測して、休憩を推奨するなどのフィードバックを運転者に対して行うことが可能となる。
なお、上記実施例1では、車両7を管理する運行支援システムに本発明を適用する例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、車両7に代わって、鉄道車両や船舶あるいは航空機など運転者や操縦者を要する移動体に適用することができる。
また、上記実施例1では、過去に収集した車載センサデータ40-m1と、危険発生データ45から事故リスク定義モデル48を生成する例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、業務が終了した新たな車載センサデータ40から、運転者が危険と判定した箇所を特定して新たな危険発生データ45を生成し、学習データとして追加して、事故リスク定義モデル48を再度学習してもよい。この場合、事故リスク予測モデル43も再度生成することになる。
図17は、実施例2を示し、運行支援システムの構成の一例を示すブロック図である。本実施例では、生体指標計算部31と、事故リスク予測部35と、生体指標データ46を車両7の運転データ収集装置10に配置し、運行支援サーバ1の予測モデル選択部34が選択した事故リスク予測モデル43Aで事故リスクを予測する。
生体指標データの算出と、事故リスクの予測を車両7の運転データ収集装置10で行って、事故リスクを運行支援サーバ1へ送信する。運行支援サーバ1では、事故リスク報知部36が、所定時間Δt後の事故リスクが閾値Th以上となる場合には、前記実施例1と同様に該当する車両7に対してアラートを出力する。
本実施例では、生体指標の算出と事故リスクの予測を車両7側で行うことで、運行支援サーバ1の負荷を低減し、運行支援サーバ1が管理する車両7の数を増大させることが可能となる。
<結び>
以上のように、上記実施例の運行支援方法は、以下のような構成とすることができる。
(1)プロセッサ(2)とメモリ(3)を有する計算機が、車両(7)の運行を支援する運行支援方法であって、前記計算機が、過去に収集した車両の走行状態を示す第1の車載センサデータ(40-m1)と、前記第1の車載センサデータ(40-m1)から危険が発生した情報を予め設定した危険発生データ(45)と、を入力として、機械学習によって危険が発生する確率を事故リスクとして推定する事故リスク定義モデル(48)を生成する第1のステップと、前記計算機が、過去に収集した車両(7)の走行状態を示す第2の車載センサデータ(40-m2)を前記事故リスク定義モデル(48)へ入力して、危険が発生する確率を推定して事故リスク推定データ(50)を生成する第2のステップと、前記計算機が、前記第2の車載センサデータ(40-m2)を収集したときの運転者の生体データから予め算出した第1の生体指標データ(46-m)と、前記事故リスク推定データ(50)と、を入力として所定時間後の事故リスクを予測する事故リスク予測モデル(43)を機械学習によって生成する第3のステップと、前記計算機が、車両(7)を運転中の運転者の生体データを取得して、前記生体データから前記運転者の状態を示す第2の生体指標データ(46)を算出する第4のステップと、前記計算機が、前記事故リスク予測モデル(43)に前記第2の生体指標データ(46)を入力して、前記所定時間Δt後の事故リスク(44)を予測する第5のステップと、を含むことを特徴とする運行支援方法。
上記構成により、運行支援サーバ1は、車両7を運転中の運転者の生体データから、所定時間Δt後の事故リスクを予測することが可能となる。
(2)上記(1)に記載の運行支援方法であって、前記計算機が、前記所定時間Δt後の事故リスクの予測値が予め設定された閾値Th以上の場合にはアラート(600)を生成して出力する第6のステップを、さらに含むことを特徴とする運行支援方法。
上記構成により、運行支援サーバ1は、事故リスクが所定時間Δt後に閾値Th以上になることを予測して、該当する車両7の予測結果報知装置9と入出力装置5のディスプレイへ報知を行うことで、事故リスクが増大する前にアラートやメッセージで運転者と管理者に注意を喚起することが可能となる。これにより、運行支援サーバ1は、各車両7の安全な運行を推進することができる。
(3)上記(1)に記載の運行支援方法であって、前記第4のステップは、前記生体データとして前記運転者の心拍データを取得するステップと、前記心拍データからRRIを算出して心拍変動時系列データを生成するステップと、前記心拍変動時系列データの周波数スペクトル解析を行うステップと、前記周波数スペクトル解析の結果からパワースペクトル密度の低周波成分の強度LFと、高周波成分の強度HFの和を自律神経トータルパワー算出して、生体指標データ(462)として算出するステップと、を含むことを特徴とする運行支援方法。
上記構成により、生体センサデータ41の心拍データから、時系列の心拍変動データを算出して、低周波成分と高周波成分の強度(LF、HF)を算出して、自律神経トータルパワー462や自律神経LF/HF463が得られる。
(4)上記(3)に記載の運行支援方法であって、前記第5のステップは、前記事故リスク予測モデル(43)に前記パワースペクトル密度の低周波成分の強度(LF)と高周波成分の強度(HF)を入力し、前記事故リスク予測モデル(43)が運転者の状態を示す解釈データを出力することを特徴とする運行支援方法。
上記構成により、交感神経が活性化している場合はストレス状態であり、副交感神経が活性化している場合はリラックス状態にあることが知られているので、低周波成分の強度LFと高周波成分の強度HFから、運転者がストレス状態であるかリラックス状態であるかを判定することができる。
(5)上記(2)に記載の運行支援方法であって、前記第6のステップは、前記車両(7)の位置情報(位置402)を取得して、前記車両(7)の位置情報(402)と前記運転者の状態を示す情報(603)とを表示する画面(予測結果表示画面600)を出力することを特徴とする運行支援方法。
上記構成により、管理者は、複数の運転者の事故リスクを地図上で一覧して確認でき、事故リスクの高い運転者を選択して遠隔から指示することが可能となる。
(16)上記(1)に記載の運行支援方法であって、前記第4のステップは、前記生体データとして前記運転者の心拍データを取得するステップと、前記心拍データからRRIを算出して心拍変動時系列データを生成するステップと、前記心拍変動時系列データについて隣接するRRIの差分値を算出して差分系列ΔRRI(t)を生成するステップと、前記差分系列ΔRRI(t)から前記差分値が所定値XXmsec以上になる差分値の総数を自律神経NNXXとして算出して生体指標データ(462)とするステップと、を含むことを特徴とする運行支援方法。
上記構成により、生体センサデータ41の心拍データから、時系列の心拍変動データを算出して、心拍変動データから差分系列ΔRRI(t)を算出して、差分値が所定値XXmsec以上になる差分値の総数を自律神経NNXXとして算出することで副交感神経活動の大きさを表す指標として生体指標データ46を得ることができる。

なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に記載したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、又は置換のいずれもが、単独で、又は組み合わせても適用可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、及び処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、及び機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1 運行支援サーバ
2 プロセッサ
3 メモリ
4 ストレージ装置
7 車両
8 車載センサ
12 生体センサ
31 生体指標計算部
32 事故リスク定義生成部
33 事故リスク予測モデル生成部
34 予測モデル選択部
35 事故リスク予測部
36 事故リスク報知部
40 車載センサデータ
41 生体センサデータ
42 業務データ
43 事故リスク予測モデル
44 事故リスク予測データ
45 危険発生データ
46 生体指標データ
47 環境データ
48 事故リスク定義モデル
50 事故リスク推定データ

Claims (15)

  1. プロセッサとメモリを有する計算機が、車両の運行を支援する運行支援方法であって、
    過去に収集した車両の走行状態を示す第1の車載センサデータと、前記第1の車載センサデータから危険が発生した情報を予め設定した危険発生データと、を入力として、機械学習によって危険が発生する確率を事故リスクとして推定する事故リスク定義モデルを生成する第1のステップと、
    過去に収集した車両の走行状態を示す第2の車載センサデータを前記事故リスク定義モデルへ入力して、危険が発生する確率を推定して事故リスク推定データを生成する第2のステップと、
    前記第2の車載センサデータを収集したときの運転者の生体データから予め算出した第1の生体指標データと、前記事故リスク推定データと、を入力として、所定時間後の事故リスクを予測する事故リスク予測モデルを機械学習によって生成する第3のステップと、
    車両を運転中の運転者の生体データを取得して、前記生体データから前記運転者の状態を示す第2の生体指標データを算出する第4のステップと、
    前記事故リスク予測モデルに前記第2の生体指標データを入力して、前記所定時間後の事故リスクを予測する第5のステップと、
    を含み、
    前記第4のステップは、
    前記生体データとして前記運転者の心拍データを取得するステップと、
    前記心拍データから当該心拍データのR波の間隔であるRRIを算出して心拍変動時系列データを生成するステップと、
    前記心拍変動時系列データの周波数スペクトル解析を行うステップと、
    前記周波数スペクトル解析の結果からパワースペクトル密度の低周波成分の強度と、高周波成分の強度の和を自律神経トータルパワーとして算出して生体指標データとするステップと、
    を含むことを特徴とする運行支援方法。
  2. 請求項1に記載の運行支援方法であって、
    前記所定時間後の事故リスクの予測値が予め設定された閾値以上の場合にはアラートを生成して出力する第6のステップを、さらに含むことを特徴とする運行支援方法。
  3. 請求項1に記載の運行支援方法であって、
    前記第5のステップは、
    前記事故リスク予測モデルに前記パワースペクトル密度の低周波成分の強度と高周波成分の強度を入力し、前記事故リスク予測モデルが前記運転者の状態を示す解釈データを出力することを特徴とする運行支援方法。
  4. 請求項2に記載の運行支援方法であって、
    前記第6のステップは、
    前記車両の位置情報を取得して、前記車両の位置情報と前記運転者の状態を示す情報とを表示する画面を出力することを特徴とする運行支援方法。
  5. プロセッサとメモリを有するサーバと、
    走行状態を検出する車載センサと、運転者の生体データを検出する生体センサを有する車両と、を含んで前記車両の運行を支援する運行支援システムであって、
    前記サーバは、
    過去に収集した車両の走行状態を示す第1の車載センサデータと、前記第1の車載センサデータから危険が発生した情報を予め設定した危険発生データと、を入力として、機械学習によって危険が発生する確率を事故リスクとして推定する事故リスク定義モデルを生成し、過去に収集した車両の走行状態を示す第2の車載センサデータを前記事故リスク定義モデルへ入力して、危険が発生する確率を推定して事故リスク推定データを生成する事故リスク定義生成部と、
    前記第2の車載センサデータを収集したときの運転者の生体データから予め算出した第1の生体指標データと、前記事故リスク推定データと、を入力として、所定時間後の事故リスクを予測する事故リスク予測モデルを機械学習によって生成する事故リスク予測モデル生成部と、
    前記車両の前記生体センサから運転中の前記運転者の生体データを取得して、前記生体データから前記運転者の状態を示す第2の生体指標データを算出する生体指標計算部と、
    前記事故リスク予測モデルに前記第2の生体指標データを入力して、前記所定時間後の事故リスクを予測する事故リスク予測部と、
    を有し、
    前記生体指標計算部は、前記生体データとして前記運転者の心拍データを取得し、前記心拍データから当該心拍データのR波の間隔であるRRIを算出して心拍変動時系列データを生成し、前記心拍変動時系列データの周波数スペクトル解析を行い、前記周波数スペクトル解析の結果からパワースペクトル密度の低周波成分の強度と、高周波成分の強度の和を自律神経トータルパワーとして算出して生体指標データとすることを特徴とする運行支援システム。
  6. 請求項5に記載の運行支援システムであって、
    前記所定時間後の事故リスクの予測値が予め設定された閾値以上の場合にはアラートを生成して出力する事故リスク報知部を、さらに有することを特徴とする運行支援システム。
  7. 請求項6に記載の運行支援システムであって、
    前記事故リスク予測部は、
    前記事故リスク予測モデルに前記パワースペクトル密度の低周波成分の強度と高周波成分の強度を入力し、前記事故リスク予測モデルが前記運転者の状態を示す解釈データを出力することを特徴とする運行支援システム。
  8. 請求項6に記載の運行支援システムであって、
    前記事故リスク報知部は、
    前記車両の車載センサから位置情報を取得して、前記車両の位置情報と前記運転者の状態を示す情報とを表示する画面を出力することを特徴とする運行支援システム。
  9. プロセッサとメモリを有して、車両の運行を支援する運行支援サーバであって、
    過去に収集した車両の走行状態を示す第1の車載センサデータと、前記第1の車載センサデータから危険が発生した情報を予め設定した危険発生データと、を入力として、機械学習によって危険が発生する確率を事故リスクとして推定する事故リスク定義モデルを生成し、過去に収集した車両の走行状態を示す第2の車載センサデータを前記事故リスク定義モデルへ入力して、危険が発生する確率を推定して事故リスク推定データを生成する事故リスク定義モデル生成部と、
    前記第2の車載センサデータを収集したときの運転者の生体データから予め算出した第1の生体指標データと、前記事故リスク推定データと、を入力として所定時間後の事故リスクを予測する事故リスク予測モデルを機械学習によって生成する事故リスク予測モデル生成部と、
    前記車両を運転中の前記運転者の生体データを取得して、前記生体データから前記運転者の状態を示す第2の生体指標データを算出する生体指標計算部と、
    前記事故リスク予測モデルに前記第2の生体指標データを入力して、前記所定時間後の事故リスクを予測する事故リスク予測部と、
    を有し、
    前記生体指標計算部は、前記生体データとして前記運転者の心拍データを取得し、前記心拍データから当該心拍データのR波の間隔であるRRIを算出して心拍変動時系列データを生成し、前記心拍変動時系列データの周波数スペクトル解析を行い、前記周波数スペクトル解析の結果からパワースペクトル密度の低周波成分の強度と、高周波成分の強度の和を自律神経トータルパワーとして算出して生体指標データとすることを特徴とする運行支援サーバ。
  10. 請求項9に記載の運行支援サーバであって、
    前記所定時間後の事故リスクの予測値が予め設定された閾値以上の場合にはアラートを生成して出力する事故リスク報知部を、さらに有することを特徴とする運行支援サーバ。
  11. 請求項9に記載の運行支援サーバであって、
    前記事故リスク予測部は、
    前記事故リスク予測モデルに前記パワースペクトル密度の低周波成分の強度と高周波成分の強度を入力し、前記事故リスク予測モデルが前記運転者の状態を示す解釈データを出力することを特徴とする運行支援サーバ。
  12. 請求項10に記載の運行支援サーバであって、
    前記事故リスク報知部は、
    前記車両の車載センサから位置情報を取得して、前記車両の位置情報と前記運転者の状態を示す情報とを表示する画面を出力することを特徴とする運行支援サーバ。
  13. プロセッサとメモリを有する計算機が、車両の運行を支援する運行支援方法であって、
    過去に収集した車両の走行状態を示す第1の車載センサデータと、前記第1の車載センサデータから危険が発生した情報を予め設定した危険発生データと、を入力として、機械学習によって危険が発生する確率を事故リスクとして推定する事故リスク定義モデルを生成する第1のステップと、
    過去に収集した車両の走行状態を示す第2の車載センサデータを前記事故リスク定義モデルへ入力して、危険が発生する確率を推定して事故リスク推定データを生成する第2のステップと、
    前記第2の車載センサデータを収集したときの運転者の生体データから予め算出した第1の生体指標データと、前記事故リスク推定データと、を入力として、所定時間後の事故リスクを予測する事故リスク予測モデルを機械学習によって生成する第3のステップと、
    車両を運転中の運転者の生体データを取得して、前記生体データから前記運転者の状態を示す第2の生体指標データを算出する第4のステップと、
    前記事故リスク予測モデルに前記第2の生体指標データを入力して、前記所定時間後の事故リスクを予測する第5のステップと、
    を含み、
    前記第4のステップは、
    前記生体データとして前記運転者の心拍データを取得するステップと、
    前記心拍データから当該心拍データのR波の間隔であるRRIを算出して心拍変動時系列データを生成するステップと、
    前記心拍変動時系列データについて隣接するRRIの差分値を算出して差分系列ΔRRI(t)を生成するステップと、
    前記差分系列ΔRRI(t)から前記差分値が所定値XXmsec以上になる差分値の総数を自律神経NNXXとして算出して生体指標データとするステップと、
    を含むことを特徴とする運行支援方法。
  14. プロセッサとメモリを有するサーバと、
    走行状態を検出する車載センサと、運転者の生体データを検出する生体センサを有する車両と、を含んで前記車両の運行を支援する運行支援システムであって、
    前記サーバは、
    過去に収集した車両の走行状態を示す第1の車載センサデータと、前記第1の車載センサデータから危険が発生した情報を予め設定した危険発生データと、を入力として、機械学習によって危険が発生する確率を事故リスクとして推定する事故リスク定義モデルを生成し、過去に収集した車両の走行状態を示す第2の車載センサデータを前記事故リスク定義モデルへ入力して、危険が発生する確率を推定して事故リスク推定データを生成する事故リスク定義生成部と、
    前記第2の車載センサデータを収集したときの運転者の生体データから予め算出した第1の生体指標データと、前記事故リスク推定データと、を入力として、所定時間後の事故リスクを予測する事故リスク予測モデルを機械学習によって生成する事故リスク予測モデル生成部と、
    前記車両の前記生体センサから運転中の前記運転者の生体データを取得して、前記生体データから前記運転者の状態を示す第2の生体指標データを算出する生体指標計算部と、
    前記事故リスク予測モデルに前記第2の生体指標データを入力して、前記所定時間後の事故リスクを予測する事故リスク予測部と、
    を有し、
    前記生体指標計算部は、
    前記生体データとして前記運転者の心拍データを取得し、前記心拍データから当該心拍データのR波の間隔であるRRIを算出して心拍変動時系列データを生成し、前記心拍変動時系列データについて隣接するRRIの差分値を算出して差分系列ΔRRI(t)を生成し、前記差分系列ΔRRI(t)から前記差分値が所定値XXmsec以上になる差分値の総数を自律神経NNXXとして算出して生体指標データとすることを特徴とする運行支援システム。
  15. プロセッサとメモリを有して、車両の運行を支援する運行支援サーバであって、
    過去に収集した車両の走行状態を示す第1の車載センサデータと、前記第1の車載センサデータから危険が発生した情報を予め設定した危険発生データと、を入力として、機械学習によって危険が発生する確率を事故リスクとして推定する事故リスク定義モデルを生成し、過去に収集した車両の走行状態を示す第2の車載センサデータを前記事故リスク定義モデルへ入力して、危険が発生する確率を推定して事故リスク推定データを生成する事故リスク定義モデル生成部と、
    前記第2の車載センサデータを収集したときの運転者の生体データから予め算出した第1の生体指標データと、前記事故リスク推定データと、を入力として所定時間後の事故リスクを予測する事故リスク予測モデルを機械学習によって生成する事故リスク予測モデル生成部と、
    前記車両を運転中の前記運転者の生体データを取得して、前記生体データから前記運転者の状態を示す第2の生体指標データを算出する生体指標計算部と、
    前記事故リスク予測モデルに前記第2の生体指標データを入力して、前記所定時間後の事故リスクを予測する事故リスク予測部と、
    を有し、
    前記生体指標計算部は、
    前記生体データとして前記運転者の心拍データを取得し、前記心拍データから当該心拍データのR波の間隔であるRRIを算出して心拍変動時系列データを生成し、前記心拍変動時系列データについて隣接するRRIの差分値を算出して差分系列ΔRRI(t)を生成し、前記差分系列ΔRRI(t)から前記差分値が所定値XXmsec以上になる差分値の総数を自律神経NNXXとして算出して生体指標データとすることを特徴とする運行支援サーバ。
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