JP7436842B2 - 床置き型空気調和機 - Google Patents

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Description

本開示は、床置き型空気調和機に関する。
従来、床置き型空気調和機としては、室内に設置され、吹出口を天面に有する室内機を備えたものがある(例えば特許文献1(特開2012-102891号公報)参照)。この吹出口はファンからの空気を吹き出す。このとき、上記吹出口に取り付けられた水平羽根が回動することにより、吹出口における空気の風向が調整される。
また、上記吹出口とファンとの間には、平板状の網部材が配置されている。これにより、上記吹出口から室内機内に落ちた物を網部材で捕まえることが可能となっている。このような網部材は、ファンガードと呼ばれることがある。
特開2012-102891号公報
上記従来の床置き型空気調和機では、水平羽根の近くに網部材を配置した場合、網部材で捕らえた物は、吹き出し口から取り出し易くなるが、ファンガードに接触させずに水平羽根を回動できる領域が狭くなるという問題が生じてしまう。
本開示の課題は、水平羽根の回動範囲を広げることができる床置き型空気調和機を提供することにある。
本開示の一態様に係る床置き型空気調和機は、
吹出口が上部に設けられたケーシングと、
上記ケーシング内に配置されたファンと、
上記ファンから吹き出された空気を上記吹出口に案内するダクト部と、
上記ダクト部内に配置されたファンガードと、
上記ケーシングの上部に回動可能に取り付けられると共に、上記吹出口から吹き出される調和空気の上下方向の風向を制御する水平羽根と
を備え、
上記ファンガードは、上記ダクト部に取り付けられる取付部と、上記取付部よりも上記調和空気の上流側に位置する屈曲部または湾曲部とを有する。
上記構成によれば、上記ダクト部にファンガードの取付部を取り付けると、ファンガードの屈曲部または湾曲部がファンガードの取付部よりも調和空気の上流側に位置する。これにより、例えば、側方視形状が直線状であるファンガードを使用するときに比べて、ファンガードに接触させることなく、水平羽根を大きく回動させることができるる。したがって、上記水平羽根の回動範囲を広げることができる。
一態様の床置き型空気調和機では、
上記吹出口は上記ケーシングの天面に設けられている。
上記態様によれば、上記ケーシングの天面に吹出口を設けることにより、ファンから吹き出された空気をケーシングの上方および斜め上方に供給し易くなる。
一態様の床置き型空気調和機では、
上記ファンガードは、弾性変形可能に形成されており、
上記ファンガードの上記取付部は、上記ファンガードの弾性力で上記ダクト部に押し付けられている。
上記態様によれば、上記ファンガードの取付部が、ファンガードの弾性力でダクト部に押し付けられるので、例えばネジを使わなくても、ダクト部への取付部の取り付けを行うことができる。
一態様の床置き型空気調和機では、
上記ファンガードを側方から見たとき、上記ファンガードはV字状に屈曲している。
上記態様によれば、上記ファンガードを側方から見たとき、ファンガードがV字状に屈曲しているので、ダクト部にファンガードの取付部をファンガードの弾性力で強く押し付けることができる。したがって、上記ファンガードのがたつきや脱落を抑制することができる。
一態様の床置き型空気調和機は、
上記ファンガードよりも上記調和空気の上流側に配置されると共に、上記調和空気の左右方向の風向を制御する垂直羽根を備える。
上記態様によれば、上記垂直羽根はファンガードよりも調和空気の上流側に配置されるので、吹出口からの落下物が垂直フラップに当たり難くなる。
一態様の床置き型空気調和機では、
上記垂直羽根は、羽根本体と、上記羽根本体から上記吹出口に向かって延在する操作部とを有し、
上記ファンガードには、上記操作部が挿し通される貫通孔が設けられている。
上記態様によれば、ファンガードの貫通孔に垂直羽根の操作部を挿し通すことにより、ユーザが調和空気の下流側から垂直羽根の操作部を容易に操作することができる。
一態様の床置き型空気調和機では、
上記貫通孔は、上記屈曲部または湾曲部よりも上側に配置される。
上記態様によれば、上記屈曲部または湾曲部よりも上側に貫通孔を配置することによって、吹出口からの落下物は貫通孔およびその周辺で留まるのを抑制できるので、落下物による操作部の操作への悪影響が生じ難くなる。
一態様の床置き型空気調和機では、
上記ファンガードは、
一方の側方に配置される金属製の第1側部と、
他方の側方に配置される金属製の第2側部と、
上記第1,第2側部に取り付けられ、上記第1側部から上記第2側部まで延びる複数の金属線と
を有し、
上記金属線は、上記ファンガードの上記屈曲部または湾曲部以外の部分に取り付けられている。
上記態様によれば、上記屈曲部または湾曲部を形成する前に、金属線の取り付けを行っていても、ファンガードにおいて屈曲部または湾曲部となる部分以外に金属線を取り付けるので、金属線の脱落を抑制することができる。したがって、ファンガードの製造歩留まりを上げることができる。
本開示の一実施形態の空気調和機の冷媒回路図である。 上記空気調和機の室内機の斜視図である。 上記空気調和機の室内機の正面図である。 上記空気調和機の室内機の正面図である。 図4のV-V線矢視の断面図である。 図3のVI-VI線矢視の断面図の上部の拡大図である。 取付前のファンガードの斜視図である。 取付前のファンガードの右側面図である。 上吹出口の一部の斜視図である。
以下、本開示の実施形態を説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本開示の第1実施形態の空気調和機が備える冷媒回路RCを示す。この空気調和機は、室外機1と室内機2とが一対一のペア型の空気調和機である。なお、本実施形態の空気調和機は床置き型空気調和機の一例である。
上記空気調和機は、圧縮機11と、圧縮機11の吐出側に一端が接続された四路切換弁12と、四路切換弁12の他端に一端が接続された室外熱交換器13と、室外熱交換器13の他端に一端が接続された電動膨張弁14と、電動膨張弁14の他端に閉鎖弁V1,連絡配管L1を介して一端が接続された室内熱交換器15と、室内熱交換器15の他端に連絡配管L2,閉鎖弁V2および四路切換弁12を介して一端が接続されると共に、圧縮機11の吸入側に他端が接続されたアキュムレータ16とを備えている。
圧縮機11,四路切換弁12,室外熱交換器13,電動膨張弁14,室内熱交換器15およびアキュムレータ16は、それぞれ、空気調和機の冷媒回路RCの一部を構成する。この冷媒回路RCには、R32冷媒が充填されている。
また、圧縮機11,四路切換弁12,室外熱交換器13,電動膨張弁14,アキュムレータ16および室外ファン17は、室外機1に搭載されている。この室外機1は、圧縮機11や室外ファン17を制御する室外制御装置100を備えている。
一方、室内熱交換器15およびターボファン18は、室内機2に搭載されている。この室内機2は、リモートコントローラ(図示せず)や室内温度センサ(図示せず)からの信号などに基づいて、ターボファン18などを制御する室内制御装置200を備えている。なお、ターボファン18はファンの一例である。
上記空気調和機は、暖房運転時、四路切換弁12を実線の切換え位置に切り換えて、圧縮機11を起動する一方、冷房運転時および除湿運転時、四路切換弁12を点線の切換え位置に切り換えて、圧縮機11を起動する。なお、実線の矢印の方向は、暖房運転時にR32冷媒が流れる方向を示す。また、点線の矢印の方向は、冷房運転時および除湿運転時にR32冷媒が流れる方向を示す。
図2は、水平フラップ30を開放状態にしたときの室内機2を斜め上方から見た図を示す。また、図3は、図2の室内機2を前方から見た図を示す。
室内機2は、図2,図3に示すように、ターボファン18(図1に示す)などを収容するケーシング20を備える。このケーシング20は、後フレーム21、前フレーム22および吸込パネル23を備える。
前フレーム22は、後フレーム21に取り付けられ、後フレーム21の前側に位置する。また、前フレーム22は、前面に略長方形状の開口部(図示せず)を有する。前フレーム22の天面には、室内の天井に向けて空調空気を吹き出す上吹出口22aが設けられている。前フレーム22の上部には、水平フラップ30が回動可能に取り付けられている。この水平フラップ30は、上吹出口22aから吹き出される調和空気の上下方向の風向を制御する。より詳しく言うと、水平フラップ30の回動により、上吹出口22aにおける調和空気の吹き出し方向と水平面とがなす角度が調整される。また、水平フラップ30の下側にはファンガード40が設置されている。なお、上吹出口22aは吹出口の一例である。また、水平フラップ30は水平羽根の一例である。
また、前フレーム22の下部の前面には、下吹出口22bが設けられている。この下吹出口22bから吹き出された調和空気は、室内の床面に沿って流れる。なお、下吹出口22bにおける調和空気の上下方向の風向は、調整不可能となっている。
吸込パネル23は、前フレーム22の上記開口部を覆うように、かつ、前フレーム22の下吹出口22bを覆わないように、前フレーム22に取り付けられている。この前フレーム22は、上下方向に所定間隔を空けて設けられた複数の前吸込口23aを有する。また、吸込パネル23の各側部と前フレーム22との間の空間が横吸込口50(図2では吸込パネル23の右側部と前フレーム22との間の1つのみ図示)となる。ターボファン18が駆動すると、室内空気が前吸込口23aおよび横吸込口50を介してケーシング20内に吸い込まれる。
図4は、水平フラップ30を閉鎖状態にしたときの室内機2を上方から見た図を示す。
水平フラップ30を閉鎖状態にすると、水平フラップ30を開放状態にしたときと比べて、上吹出口22aの開口面積が小さくなる。この閉鎖状態の水平フラップ30は、上吹出口22aの周縁部との間に隙間を有する。
図5は、図4のV-V線矢視の断面図である。
ケーシング20内には、室内熱交換器15およびターボファン18が配置されている。
室内熱交換器15は、ドレンパン51上に配置され、第1,第2熱交換部15a,15bを有する。前吸込口23aおよび横吸込口50からの室内空気は、第1,第2熱交換部15a,15bを通過することで、温度などが調整されて調和空気となる。また、ドレンパン51の前側および下側には、第1断熱材52が配置されている。
ターボファン18は、モータ53によって回転駆動される。このとき、室内熱交換器15からの調和空気は、ベルマウス54内の空間を介してターボファン18に吸い込まれた後、ターボファン18から上吹出口22aおよび下吹出口22bへ吹き出される。
モータ53は、モータ53の回転軸が前後方向と平行となるように、後フレーム21の略中央部に固定されている。この後フレーム21の後面には第2断熱材55が取り付けられている。
ケーシング20の下部内の吹出通路には、シャッタ56が配置されている。このシャット55は、モータなどを有するシャッタ駆動部(図示せず)の駆動力を受けて、シャッタ56の下端部に連結された軸(図示せず)を中心に回動する。シャッタ56の上端部が第1断熱材52の近傍に位置するとき、上記吹出通路が閉鎖され、下吹出口22bは調和空気を吹き出せない。このとき、シャッタ56の上端部が第1断熱材52から離れるように、シャッタ56を回動させると、上記吹出通路が開放され、下吹出口22bは調和空気を吹き出せるようになる。なお、上記シャッタ駆動部は室内制御装置200によって制御される。
室内制御装置200は、空調運転時、上下吹き制御、上吹き制御および下吹き制御のうちのいずれか一つを選択して行う。
上記上下吹き制御では、上吹出口22aと下吹出口22bとのそれぞれが大量の調和空気を吹き出す。また、上記上吹き制御では、上吹出口22aだけが大量の調和空気を吹き出す。また、上記下吹き制御では、下吹出口22bだけが大量の調和空気を吹き出す。
図6は、図3のVI-VI線矢視の断面図の上部の拡大図である。
水平フラップ30は、フラップ本体31と、このフラップ本体31の各側部に設けられた支持部32(図6では左側の支持部32のみを図示)とを有している。また、各支持部32には側方に突出する軸部(図示せず)が設けれており、この軸部が回動可能に前フレーム22の上部に取り付けられている。水平フラップ30は、モータなどを有するフラップ駆動部(図示せず)の駆動力を受けて、上記軸部を中心にして回動する。なお、上記フラップ駆動部は室内制御装置200によって制御される。
ケーシング20の上部に設けられたダクト部25は、ターボファン18から吹き出された調和空気を上吹出口22aに案内する。このダクト部25は、上吹出口22aの前縁側からケーシング20内に延びる前壁251と、上吹出口22aの後縁側からケーシング20内に延びる後壁252とを有している。
ファンガード40は、弾性変形可能に形成されており、ダクト部25内に配置されている。このファンガード40は、前端部40a(図8に示す)、後端部40bおよび屈曲部40cを有している。前端部40aおよび後端部40bは、屈曲部40cよりも上吹出口22aの近くに配置される。また、ファンガード40は、側方視においてV字状に屈曲している。なお、前端部40aおよび後端部40bは、取付部の一例である。
ファンガード40の前端部40aは、ファンガード40がダクト部25内に配置されたとき、前フレーム22の前側に位置する。この前端部40aは、ダクト部25の前壁251に設けられた挿入穴251a(図9に示す)に挿入され、ファンガード40の弾性力で挿入穴251aの周面に押し付けられる。
ファンガード40の後端部40bは、ファンガード40がダクト部25内に配置されたとき、前フレーム22の後側に位置する。この後端部40bは、上吹出口22aの後縁部とダクト部25との間に配置され、ファンガード40の弾性力でダクト部25の後壁252に押し付けられる。
ファンガード40の屈曲部40cは、ファンガード40がダクト部25内に配置されたとき、前端部40aおよび後端部40bよりも調和空気の上流側に位置する。
また、ファンガード40よりも調和空気の上流側には、調和空気の左右方向の風向を制御する複数の41(図6では1つのみ図示する)が配置されている。この複数の垂直フラップ60は、ケーシング20の上部内において左右方向に所定間隔を空けて配列されている。また、上吹出口22aの左側半分の領域に対向する複数の垂直フラップ60は、互いに第1連結棒(図示せず)で連結されている。一方、上吹出口22aの右側半分の領域に対向する複数の垂直フラップ60は、互いに第2連結棒(図示せず)で連結されている。なお、垂直フラップ60は垂直羽根の一例である。
各垂直フラップ60は、フラップ本体61と、ダクト部25の前壁251の下端部に回動可能に取り付けられる取付部62とを有する。また、上吹出口22aの左側半分の領域に対向する複数の垂直フラップ60のうちの一つは、操作部63を有している。また、上吹出口22aの右側半分の領域に対向する複数の垂直フラップ60のうちの一つも、操作部(図示せず)を有している。これらの操作部63は、フラップ本体61の前部からダクト部25の前壁251に沿って上吹出口22aに向かって延在する。
上吹出口22aの左側半分の領域に対向する操作部63がユーザによって操作されると、その領域に対向する複数の垂直フラップ60が同様に取付部62を中心に回動する。このとき、上吹出口22aの右側半分の領域に対向する複数の垂直フラップ60は、回動しない。一方、上吹出口22aの右側半分の領域に対向する操作部がユーザによって操作されると、その領域に対向する複数の垂直フラップ60が同様に取付部62を中心に回動する。このとき、上吹出口22aの左側半分の領域に対向する複数の垂直フラップ60は、回動しない。このように、上吹出口22aの左側半分の領域に対向する複数の垂直フラップ60と、上吹出口22aの右側半分の領域に対向する複数の垂直フラップ60とは、独立して回動可能に構成されている。
図7は、ダクト部25に取り付ける前のファンガード40を斜め上方から見た図を示す。また、図8は、ダクト部25に取り付ける前のファンガード40を右側方から見た図を示す。
ファンガード40の前端部40aには、図7に示すように、操作部63が挿し通される切り欠き40d,40eが設けられている。この切り欠き40d,40eは、ファンガード40がダクト部25内に配置されたとき、屈曲部40cよりも上側に位置する(図6参照)。なお、切り欠きは貫通孔の一例である。
また、図8に示すように、ファンガード40において屈曲部40cよりも前端部40a側の部分と、ファンガード40において屈曲部40cよりも後端部40b側の部分とが成す角度θは、例えば95°~105°の範囲内に設定されている。この角度θは、ダクト部25にファンガード40を取り付けられる前よりも、ダクト部25にファンガード40を取り付けられた後の方が小さくなる。これにより、ダクト部25にファンガード40を押し付ける付勢力が生じる。
また、ファンガード40は、図7,図8に示すように、左右方向に所定間隔を空けて配列された複数の第1金属線41と、この各第1金属線41に例えば溶接で固定された複数の第2金属線42とを有する。複数の第2金属線42は、同じまたは略同じ長さを有して、複数の第1金属線41のうちの左端の第1金属線41から、複数の第1金属線41のうちの右端の第1金属線41まで延びている。また、複数の第1金属線41の前端部には、第3,第4金属線43,44が例えば溶接で固定されている。なお、複数の第1金属線41において、左端の第1金属線41が第1側部の一例であり、右端の第1金属線41が第2側部の一例となる。また、複数の第2金属線は複数の金属線の一例である。
また、第1金属線41、第2金属線42、第3金属線43および第4金属線44は、ファンガード40の屈曲部40c以外の部分に取り付けられている。
図9は、上吹出口22aの左側半分の領域を斜め上方から見た図を示す。なお、図9では、水平フラップ30、垂直フラップ60などの図示を省略する。
ダクト部25にファンガード40を取り付けたとき、切り欠き40d,40eに垂直フラップ60の操作部63を挿通可能な状態となる(図7参照)。
上記構成の空気調和機では、ダクト部25にファンガード40の前端部40aおよび後端部40bを取り付けると、ファンガード40の屈曲部40cがファンガード40の前端部40aおよび後端部40bよりも調和空気の上流側に位置する。これにより、例えば、側方視形状が直線状であるファンガードを使用するときに比べて、ファンガード40に接触させずに、水平フラップ30を大きく回動させることができる。したがって、水平フラップ30の回動範囲を広げることができる。
また、落下物が上吹出口22aからケーシング20内に侵入してファンガード40で保持されたとき、ファンガード40の前端部40aおよび後端部40bが上吹出口22aに近いので、落下物が上吹出口22aから遠くに位置しない。したがって、ファンガード40で保持された落下物を容易に取り出すことができる。
また、上記ケーシング20の天面に吹出口を設けることにより、ファンから吹き出された空気をケーシング20の上方および斜め上方に供給し易くなる。
また、ファンガード40の前端部40aおよび後端部40bが、ファンガード40の弾性力でダクト部25に押し付けられる。より詳しく言うと、ファンガード40の前端部40aはファンガード40の弾性力で挿入穴251aの周面に押し付けられる。また、ファンガード40の後端部40bは、上吹出口22aの後縁部とダクト部25との間に挿入され、ファンガード40の弾性力でダクト部25の後壁252に押し付けられる。したがって、例えばネジを使わなくても、ダクト部25への前端部40aおよび後端部40bの取り付けを行うことができる。
また、例えばネジを使わなくても、ダクト部25への前端部40aおよび後端部40bの取り付けを行うことができるので、メンテナンス時、ファンガード40の取り外しが容易となる。したがって、メンテンナンス時の作業性を改善することができる。
また、ファンガード40を側方から見たとき、ファンガード40がV字状に屈曲しているので、ダクト部25にファンガード40の前端部40aおよび後端部40bをファンガード40の弾性力で強く押し付けることができる。したがって、ファンガード40のがたつきや脱落を抑制することができる。
また、垂直フラップ60はファンガード40よりも調和空気の上流側に配置されるので、上吹出口22aからの落下物が垂直フラップ60に当たるリスクを下げることができる。
また、ファンガード40の切り欠き40d,40eに垂直フラップ60の操作部63を挿し通すことにより、ユーザが調和空気の下流側から垂直フラップ60の操作部63を操作することができる。
また、上記屈曲部40cよりも上側に切り欠き40d,40eを配置することによって、上吹出口22aからの落下物は切り欠き40d,40eおよびその周辺で留まるのを抑制できるので、落下物による操作部63の操作への悪影響が生じ難くなる。
また、ファンガード40の製造では、例えば、屈曲前の第1金属線41に第2金属線42、第3金属線43および第4金属線44を半田で固定した後、屈曲部40cの形成するための加工を行う。このとき、第2金属線42、第3金属線43および第4金属線44は、ファンガード40の屈曲部40c以外の部分に取り付けられているので、第1金属線41から第2金属線42、第3金属線43および第4金属線44が分離し難くなる。したがって、ファンガード40の製造歩留まりを上げることができる。
上記実施形態では、空気調和機は、室外機1とは別体の室内機2を備えていたが、室外機1および室内機2に換えて、室外機の機能を有する室内機を備えるようにしてもよい。
上記実施形態では、R32冷媒が冷媒回路RCに充填されていたが、微燃性冷媒(例えば、HFO-1234yf、HFO-1234zeなど)、強燃性冷媒(R290、R1270など)または不燃性冷媒(R22、R410Aなど)が充填されてもよい。
また、上記R32などの冷媒は、単一冷媒として使用されてもよいし、2種以上が混合された混合冷媒として使用されてもよい。
上記実施形態では、ケーシング20内に、ターボファン18を配置していたが、ターボファン18以外のファン(例えばシロッコファンを)配置してもよい。また、ケーシング20内に配置するファンの数は、単数でもよいし、複数でもよい。
上記実施形態では、上吹出口22aは、前フレーム22の天面に設けられていたが、前フレーム22の上部の前面に設けられるようにしてもよい。
上記実施形態では、下吹出口22bにおける調和空気の上下方向の風向は、調整できないようになっていなかったが、調整できるようにしてもよい。例えば、水平フラップ30と同様の水平フラップ30がケーシング20の下部に回動可能に取り付けられてもよい。
上記実施形態では、ファンガード40は、前端部40aおよび後端部40bよりも調和空気の上流側に位置する屈曲部40cを有していたが、前端部40aおよび後端部40bよりも調和空気の上流側に位置する湾曲部を有するようにしてもよい。別の言い方をすれば、ファンガード40は、側方視の形状がV字状となる部分を有していたが、側方視の形状がC字状またはU字状となる部分を調和空気の上流側に有するようにしてもよい。
上記実施形態では、水平フラップ30と垂直フラップ60との間には、金属製のファンガード40が配置されていたが、例えば樹脂製のファンガードが配置されてもよい。あるいは、一部が金属からなり、かつ、他の一部が樹脂からなるファンガードが、水平フラップ30と垂直フラップ60との間に配置されるようにしてもよい。
上記実施形態では、ファンガード40は、操作部63が挿し通される切り欠き40d,40eを有していたが、操作部63が挿し通される貫通孔を有してもよい。
本開示の具体的な実施の形態について説明したが、本開示は上記実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本開示の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、上記実施形態で記載した内容の一部を削除または置換したものを、本開示の一実施形態としてもよい。また、上記変形例同士を組み合わせたものを、本開示の一実施形態としてもよい。
2 室内機
15 室内熱交換器
18 ターボファン
20 ケーシング
21 後フレーム
22 前フレーム
23 吸込パネル
30 水平フラップ
22a 上吹出口
22b 下吹出口
25 ダクト部
40 ファンガード
40a 前端部
40b 後端部
40c 屈曲部
40d,40e 切り欠き
41 第1金属線
42 第2金属線
43 第3金属線
44 第4金属線
60 垂直フラップ
61 フラップ本体
63 操作部

Claims (8)

  1. 吹出口(22a)が上部に設けられたケーシング(20)と、
    上記ケーシング(20)内に配置されたファン(18)と、
    上記ファン(18)から吹き出された空気を上記吹出口(22a)に案内するダクト部(25)と、
    上記ダクト部(25)内に配置されたファンガード(40)と、
    上記ケーシング(20)の上部に回動可能に取り付けられると共に、上記吹出口(22a)から吹き出される調和空気の上下方向の風向を制御する水平羽根(30)と
    を備え、
    上記ファンガード(40)は、上記ダクト部(25)に取り付けられる取付部(40a,40b)と、上記取付部(40a,40b)よりも上記調和空気の上流側に位置する屈曲部(40c)または湾曲部とを有することを特徴とする床置き型空気調和機。
  2. 請求項1に記載の床置き型空気調和機において、
    上記吹出口(22a)は上記ケーシング(20)の天面に設けられていることを特徴とする床置き型空気調和機。
  3. 請求項1または2に記載の床置き型空気調和機において、
    上記ファンガード(40)は、弾性変形可能に形成されており、
    上記ファンガード(40)の上記取付部(40a,40b)は、上記ファンガード(40)の弾性力で上記ダクト部(25)に押し付けられていることを特徴とする床置き型空気調和機。
  4. 請求項3に記載の床置き型空気調和機において、
    上記ファンガード(40)を側方から見たとき、上記ファンガード(40)はV字状に屈曲していることを特徴とする床置き型空気調和機。
  5. 請求項1から4までのいずれか一項に記載の床置き型空気調和機において、
    上記ファンガード(40)よりも上記調和空気の上流側に配置されると共に、上記調和空気の左右方向の風向を制御する垂直羽根(60)を備えたことを特徴とする床置き型空気調和機。
  6. 請求項5に記載の床置き型空気調和機において、
    上記垂直羽根(60)は、羽根本体(61)と、上記羽根本体(61)から上記吹出口(22a)に向かって延在する操作部(63)とを有し、
    上記ファンガード(40)には、上記操作部(63)が挿し通される貫通孔(40d,40e)が設けられていることを特徴とする床置き型空気調和機。
  7. 請求項6に記載の床置き型空気調和機において、
    上記貫通孔(40d,40e)は、上記屈曲部(40c)または湾曲部よりも上側に配置されることを特徴とする床置き型空気調和機。
  8. 請求項1から7までのいずれか一項に記載の床置き型空気調和機において、
    上記ファンガード(40)は、
    一方の側方に配置される金属製の第1側部(41)と、
    他方の側方に配置される金属製の第2側部(41)と、
    上記第1,第2側部(41,41)に取り付けられ、上記第1側部(41)から上記第2側部(41)まで延びる複数の金属線(42)と
    を有し、
    上記金属線(42)は、上記ファンガード(40)の上記屈曲部(40c)または湾曲部以外の部分に取り付けられていることを特徴とする床置き型空気調和機。
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