本出願の実施形態は、角度(出発角または到着角)の大まかな範囲のみを既存の支援データに基づいて推定することができ、高精度の測位を実施することができないという問題を解決するために、測位方法、装置、およびシステムを提供する。
前述の目的を達成するために、以下の技術的解決手段が本出願の実施形態で用いられる。
第1の態様によれば、測位方法が提供される。本方法を実行する通信装置は、端末デバイスであり得、または端末デバイスに適用されるモジュール、例えばチップまたはシステムオンチップであり得る。以下は、実行体が端末デバイスである例を用いることによって、方法を説明する。端末デバイスは、複数の支援データを取得し、複数の支援データの各々は、1つまたは複数のプリセット角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループを含み、マッピング関係の1つまたは複数のグループの各々は、1つまたは複数のプリセット角度のうちの1つに対応し、マッピング関係の各グループは、1つまたは複数の測位基準信号(PRS)リソース識別子の各々と、対応するプリセット角度の各PRSリソース識別子に対応する電力情報との間のマッピング関係を含み、端末デバイスが、複数の測定対象角度の各々に対応する1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を決定し、端末デバイスは、複数の支援データ、および複数の測定対象角度の各々における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報に基づいて端末デバイスを測位する。
現在、既存の支援データに基づかれて推定され得るのは角度の大まかな範囲(出発角または到着角)のみであり、高精度な測位を実現することはできない。本出願のこの実施形態で提供される測位方法に基づき、本出願のこの実施形態における支援データは、1つまたは複数のプリセット角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループを含み、マッピング関係の1つまたは複数のグループの各々は、1つまたは複数のプリセット角度のうちの1つに対応し、マッピング関係の各グループは、1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々と、対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力情報との間のマッピング関係を含む。したがって、端末デバイスは、複数の支援データ、および複数の測定対象角度の各々における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報に基づいて、測定対象角度(例えば、出発角または到着角)を正確に推定することができ、高精度測位をさらに実施することができる。別の態様によれば、本出願のこの実施形態で提供される通信システムは、UE-basedのAoD測位に対する実施可能な解決策を提供する。
第1の態様に関連して、可能な実装形態では、端末デバイスが、複数の支援データと、複数の測定対象角度の各々の1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報とに基づいて端末デバイスを測位することは、端末が、複数の支援データと、複数の測定対象角度の各々の1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報とに基づいて複数の測定対象角度を決定すること、および端末デバイスは、複数の測定対象角と、複数の測定対象角の各々に対応するアクセスネットワークデバイスの位置情報とに基づいて端末デバイスを測位することを含む。
第1の態様を参照すると、可能な実装形態では、端末デバイスが複数の支援データを取得することは、端末デバイスが位置管理デバイスから複数の支援データを受信することを含む。
第1の態様に関連して、可能な実装形態において、本方法は、端末デバイスが位置管理デバイスに第3の要求メッセージを送信することであって、第3の要求メッセージが支援データを要求するために使用されること、をさらに含む。
第1の態様に関連して、可能な実装形態では、端末デバイスが複数の支援データを取得することは、端末デバイスが1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスから複数の支援データを受信することを含む。
第1の態様に関連して、1つの可能な実装形態において、本方法は、端末デバイスが1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスに第2の要求メッセージを送信することであって、第2の要求メッセージが支援データを要求するために使用されることをさらに含む。
第1の態様に関連して、可能な実装形態では、本出願のこの実施形態で提供される通信方法はさらに以下を含む:端末デバイスがモビリティ管理ネットワーク要素に測位要求を送信することであって、測位要求が端末デバイスを測位するように要求するために使用される。
言い換えれば、本出願のこの実施形態における測位手順は、端末デバイスによってトリガされ得る。
可能な実装形態では、本出願のこの実施形態において提供される通信方法はさらに以下を含む:端末デバイスが端末デバイスの位置情報を位置管理デバイスに送信する。
この解決策に基づいて、位置管理デバイスは、端末デバイスの位置情報を学習することができる。
第2の態様によれば、測位方法が提供される。本方法を実行する通信装置は、アクセスネットワークデバイスであり得、またはアクセスネットワークデバイス、例えばチップまたはシステムオンチップに適用されるモジュールであり得る。以下は、実行体がアクセスネットワークデバイスである例を用いることによって、方法を説明する。アクセスネットワークデバイスは、支援データを確立または更新し、複数の支援データの各々は、1つまたは複数のプリセット角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループを含み、マッピング関係の1つまたは複数のグループの各々は、1つまたは複数のプリセット角度のうちの1つに対応し、マッピング関係の各グループは、1つまたは複数の測位基準信号PRSリソース識別子の各々と、対応するプリセット角度の各PRSリソース識別子に対応する電力情報との間のマッピング関係を含み、アクセスネットワークデバイスは支援データを送信する。
現在、既存の支援データに基づかれて推定され得るのは角度の大まかな範囲(出発角または到着角)のみであり、高精度な測位を実現することはできない。本出願のこの実施形態で提供される測位方法に基づき、本出願のこの実施形態における支援データは、1つまたは複数のプリセット角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループを含み、マッピング関係の1つまたは複数のグループの各々は、1つまたは複数のプリセット角度のうちの1つに対応し、マッピング関係の各グループは、1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々と、対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力情報との間のマッピング関係を含む。したがって、位置管理デバイスは、複数の支援データ、および複数の測定対象角度の各々における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報に基づいて、角度(例えば、出発角または到着角)を正確に推定することができ、高精度測位をさらに実施することができる。
第2の態様に関連して、可能な実装形態では、アクセスネットワークデバイスが支援データを送信することは、アクセスネットワークデバイスが支援データを位置管理デバイスに送信することを含む。
第2の態様に関連して、可能な実装形態では、アクセスネットワークデバイスが位置管理デバイスに支援データを送信する前に、本方法は、アクセスネットワークデバイスが位置管理デバイスから第1の要求メッセージを受信することであって、第1の要求メッセージが支援データを要求するために使用されることをさらに含む。
第2の態様に関連して、可能な実装形態では、アクセスネットワークデバイスが支援データを送信することは、アクセスネットワークデバイスが支援データを端末デバイスに送信することを含む。
第2の態様に関連して、可能な実装形態では、アクセスネットワークデバイスが支援データを端末デバイスに送信する前に、本方法は、アクセスネットワークデバイスが端末デバイスから第2の要求メッセージを受信することであって、第2の要求メッセージが支援データを要求するために使用されることをさらに含む。
第3の態様によれば、測位方法が提供される。本方法を実行する通信装置は、位置管理デバイスであり得、または位置管理デバイスに適用されるモジュール、例えばチップまたはシステムオンチップであり得る。以下は、実行体が位置管理デバイスである例を用いることによって、方法を説明する。位置管理デバイスは、1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスから複数の支援データを取得し、複数の支援データの各々は、1つまたは複数のプリセット角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループを含み、マッピング関係の1つまたは複数のグループの各々は、1つまたは複数のプリセット角度のうちの1つに対応し、マッピング関係の各グループは、1つまたは複数の測位基準信号PRSリソース識別子の各々と、対応するプリセット角度の各PRSリソース識別子に対応する電力情報との間のマッピング関係を含み、位置管理デバイスは、端末デバイスに複数の支援データを送信する。
現在、既存の支援データに基づかれて推定され得るのは角度の大まかな範囲(出発角または到着角)のみであり、高精度な測位を実現することはできない。本出願のこの実施形態で提供される測位方法に基づき、本出願のこの実施形態における支援データは、1つまたは複数のプリセット角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループを含み、マッピング関係の1つまたは複数のグループの各々は、1つまたは複数のプリセット角度のうちの1つに対応し、マッピング関係の各グループは、1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々と、対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力情報との間のマッピング関係を含む。したがって、位置管理デバイスは、複数の支援データ、および複数の測定対象角度の各々に対応する1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報に基づいて、測定対象角度(例えば、出発角または到着角)を正確に推定することができ、高精度測位をさらに実施することができる。
第3の態様に関連して、可能な実装形態において、本方法は、位置管理デバイスが1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスに第1の要求メッセージを送信することであって、第1の要求メッセージが支援データを要求するために使用されることをさらに含む。
第3の態様に関連して、1つの可能な実装形態において、本方法は、位置管理デバイスが端末デバイスから第3の要求メッセージを受信することであって、第3の要求メッセージが支援データを要求するために使用されることをさらに含む。
第3の態様に関連して、可能な実装形態において、本方法は、位置管理デバイスが、端末デバイスから端末デバイスの位置情報を受信すること、および位置管理デバイスは端末デバイスの位置情報をモビリティ管理ネットワーク要素に送信することをさらに含む。
第1の態様、第2の態様、または第3の態様に関連して、可能な実装形態では、対応する電力情報は、対応するプリセットまたは測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値を含む。
第1の態様、第2の態様、または第3の態様に関連して、可能な実装形態では、対応する電力情報は、対応するプリセットまたは測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値が圧縮された後取得された値を含む。
このようにして、対応するプリセット角度の各PRSリソース識別子に対応する電力の値が圧縮されるので、支援データの送信中にシグナリングオーバーヘッドを低減することができ、測位の待ち時間および電力消費を低減することができる。
第1の態様、第2の態様、または第3の態様に関連して、可能な実装形態では、対応する電力情報は、対応するプリセットまたは測定対象角度での1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値について、基準の第1の電力の値に対する値を含み、第1の電力の値は、対応するプリセットまたは測定対象角度での1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値のうちの最大のものである。
第1の態様、第2の態様、または第3の態様に関連して、可能な実装形態では、対応する電力情報は、対応するプリセットまたは測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値について、基準の以前の電力の値に対する値を含み、対応するプリセットまたは測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値は、昇順または降順にソートされる。
この解決策は、値の差が比較的大きい場合に適用可能である。この方法ではより小さい圧縮値が得られるので、シグナリングオーバーヘッドがより大きな程度低減される。
第1の態様、第2の態様、または第3の態様に関連して、可能な実装形態において、対応する電力情報は、対応するプリセットまたは測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力情報について、基準の第2の電力の値に対する値を含み、第2の電力の値は、1つまたは複数の角度における異なるPRSリソース識別子に対応する電力の値のうちの最大のものである。
第1の態様、第2の態様、または第3の態様に関連して、可能な実装形態において、対応する電力情報は、対応するプリセットまたは測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力情報について、基準の以前の電力の値に対する値を含み、全角度における異なるPRSリソース識別子に対応する電力の値は、昇順または降順にソートされる。
この解決策は、値の差が比較的大きい場合に適用可能である。この方法ではより小さい圧縮値が得られるので、シグナリングオーバーヘッドがより大きな程度低減される。
第1の態様、第2の態様、または第3の態様に関連して、可能な実装形態では、電力の値は、放射電力の値または受信電力の値を含む。
第1の態様、第2の態様、または第3の態様に関連して、可能な実装形態では、1つまたは複数のPRSリソース識別子は、対応するプリセットまたは測定対象角度で測定される必要があるすべてのPRSリソースのPRSリソース識別子である。
第1の態様、第2の態様、または第3の態様に関連して、可能な実装形態では、1つまたは複数のPRSリソース識別子は、対応するプリセットまたは測定対象角度で測定される必要がある一部のPRSリソースのPRSリソース識別子である。
この解決策は、支援データのデータ量をある程度削減することができる。したがって、支援データの送信中にシグナリングオーバーヘッドを低減することができ、測位の待ち時間および電力消費を低減することができる。
例えば、対応するプリセットまたは測定対象角度で測定される必要があるすべてのPRSリソースのPRSリソース識別子に対応する電力の値が降順にソートされる場合、一部のPRSリソースは、ソート後の最初のM個の電力の値に対応するPRSリソースを含み、Mは1より大きい正の整数である。
第4の態様によれば、通信装置が提供され、このマルチバンド通信装置は、第1の態様または第1の態様の可能な実装形態のいずれか1つの方法を行うように構成される。通信装置は、第1の態様または第1の態様の可能な実装形態のいずれか1つにおける端末デバイス、または端末デバイスに適用されるモジュール、例えば、チップまたはシステムオンチップであり得る。通信装置は、前述の方法を実施する対応するモジュール、ユニット、または手段(means)を含んでいる。モジュール、ユニット、または手段(means)は、ハードウェアまたはソフトウェアを使用することによって実装されてよく、または対応するソフトウェアを実行するハードウェアを使用することによって実装され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュールまたはユニットを含む。
第4の態様に関連して、可能な実装形態では、通信装置は、トランシーバモジュールおよび処理モジュールを備え、トランシーバモジュールは、複数の支援データを取得するように構成され、複数の支援データの各々は、1つまたは複数のプリセット角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループを含み、マッピング関係の1つまたは複数のグループの各々は、1つまたは複数のプリセット角度のうちの1つに対応し、マッピング関係の各グループは、対応するプリセット角度において、1つまたは複数の測位基準信号PRSリソース識別子の各々と各PRSリソース識別子に対応する電力情報との間のマッピング関係を含み、処理モジュールは、複数の測定対象角度の各々に対応する1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を決定するように構成され、また処理モジュールは、複数の支援データと、複数の測定対象角度の各々における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報とに基づいて端末デバイスを測位するようにさらに構成される。
第4の態様に関連して、可能な実装形態では、処理モジュールは、複数の支援データと、複数の測定対象角度の各々の1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報とに基づいて端末デバイスを測位するようさらに構成されていることは、処理モジュールが、複数の支援データと、複数の測定対象角度の各々の1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報とに基づいて複数の測定対象角度を決定すること、および複数の測定対象角度と、複数の測定対象角度の各々に対応するアクセスネットワークデバイスの位置情報とに基づいて端末デバイスを測位することに対してさらに構成されることを含む。
第4の態様に関連して、可能な実装形態では、トランシーバモジュールは、位置管理デバイスから複数の支援データを受信するように特に構成される。
第4の態様に関連して、可能な実装形態では、トランシーバモジュールは、位置管理デバイスに第3の要求メッセージを送信するようにさらに構成され、第3の要求メッセージは支援データを要求するために使用される。
第4の態様に関連して、可能な実装形態では、トランシーバモジュールは、1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスから複数の支援データを受信するように特に構成される。
第4の態様に関連して、可能な実装方式では、トランシーバモジュールは、1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスに第2の要求メッセージを送信するようにさらに構成され、第2の要求メッセージは支援データを要求するために使用される。
第4の態様に関連して、可能な実装形態では、トランシーバモジュールは、モビリティ管理ネットワーク要素に測位要求を送信するようにさらに構成され、測位要求は、端末デバイスを測位するように要求するために使用される。
第4の態様に関連して、可能な実装形態では、トランシーバモジュールは、端末デバイスの位置情報を位置管理デバイスに送信するようにさらに構成される。
第5の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、第1の態様または第1の態様の可能な実装形態のいずれか1つにおける端末デバイス、または端末デバイスに適用されるモジュール、例えば、チップまたはシステムオンチップであり得る。通信装置は、トランシーバおよびプロセッサを備え、トランシーバは、複数の支援データを取得するように構成され、複数の支援データの各々は、1つまたは複数のプリセット角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループを含み、マッピング関係の1つまたは複数のグループの各々は、1つまたは複数のプリセット角度のうちの1つに対応し、マッピング関係の各グループは、対応するプリセット角度において、1つまたは複数の測位基準信号PRSリソース識別子の各々と各PRSリソース識別子に対応する電力情報との間のマッピング関係を含み、プロセッサは、複数の測定対象角度の各々に対応する1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を決定するように構成され、またプロセッサは、複数の支援データと、複数の測定対象角度の各々における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報とに基づいて端末デバイスを測位するようにさらに構成される。
第5の態様に関連して、可能な実装形態では、プロセッサは、複数の支援データと、複数の測定対象角度の各々の1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報とに基づいて端末デバイスを測位するようさらに構成されていることは、プロセッサが、複数の支援データと、複数の測定対象角度の各々の1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報とに基づいて複数の測定対象角度を決定すること、および複数の測定対象角度と、複数の測定対象角度の各々に対応するアクセスネットワークデバイスの位置情報とに基づいて端末デバイスを測位することを含む。
第5の態様に関連して、可能な実装形態において、トランシーバは、位置管理デバイスから複数の支援データを受信するように特に構成される。
第5の態様に関連して、可能な実装形態では、トランシーバは、位置管理デバイスに第3の要求メッセージを送信するようにさらに構成され、第3の要求メッセージは支援データを要求するために使用される。
第5の態様に関連して、可能な実装形態では、トランシーバは、1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスから複数の支援データを受信するように特に構成される。
第5の態様に関連して、可能な実装方式では、トランシーバは、1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスに第2の要求メッセージを送信するようにさらに構成され、第2の要求メッセージは支援データを要求するために使用される。
第5の態様に関連して、可能な実装形態では、トランシーバは、モビリティ管理ネットワーク要素に測位要求を送信するようにさらに構成され、測位要求は、端末デバイスを測位するように要求するために使用される。
第5の態様に関連して、可能な実装形態では、トランシーバは、端末デバイスの位置情報を位置管理デバイスに送信するようにさらに構成される。
第4の態様、または第5の態様に関連して、可能な実装形態では、対応する電力情報は、対応するプリセットまたは測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値を含む。
第4の態様、または第5の態様に関連して、可能な実装形態では、対応する電力情報は、対応するプリセットまたは測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値が圧縮された後取得された値を含む。
第4の態様、または第5の態様に関連して、可能な実装形態では、対応する電力情報は、対応するプリセットまたは測定対象角度での1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値について、基準の第1の電力の値に対する値を含み、第1の電力の値は、対応するプリセットまたは測定対象角度での1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値のうちの最大のものである。
第4の態様、または第5の態様に関連して、可能な実装形態では、対応する電力情報は、対応するプリセットまたは測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値について、基準の以前の電力の値に対する値を含み、対応するプリセットまたは測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値は、昇順または降順にソートされる。
第4の態様または第5の態様に関連して、可能な実装形態において、対応する電力情報は、対応するプリセットまたは測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力情報について、基準の第2の電力の値に対する値を含み、第2の電力の値は、1つまたは複数の角度における異なるPRSリソース識別子に対応する電力の値のうちの最大のものである。
第4の態様または第5の態様に関連して、可能な実装形態において、対応する電力情報は、対応するプリセットまたは測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力情報について、基準の以前の電力の値に対する値を含み、全角度における異なるPRSリソース識別子に対応する電力の値は、昇順または降順にソートされる。
第4の態様または第5の態様に関連して、可能な実装形態では、電力の値は、放射電力の値または受信電力の値を含む。
第4の態様または第5の態様に関連して、可能な実装形態では、1つまたは複数のPRSリソース識別子は、対応するプリセットまたは測定対象角度で測定される必要があるすべてのPRSリソースのPRSリソース識別子である。
第4の態様または第5の態様に関連して、可能な実装形態では、1つまたは複数のPRSリソース識別子は、対応するプリセットまたは測定対象角度で測定される必要がある一部のPRSリソースのPRSリソース識別子である。
例えば、対応するプリセットまたは測定対象角度で測定される必要があるすべてのPRSリソースのPRSリソース識別子に対応する電力の値が降順にソートされる場合、一部のPRSリソースは、ソート後の最初のM個の電力の値に対応するPRSリソースを含み、Mは、1より大きい正の整数である。
第6の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、第1の態様または第1の態様の可能な実装形態のいずれか1つにおける端末デバイス、または端末デバイスに適用されるモジュール、例えば、チップまたはシステムオンチップであり得る。通信装置は、第1の態様または第1の態様の可能な実装形態のいずれか1つにおける方法を実行するように構成される少なくとも1つのプロセッサを含む。
例えば、通信装置はメモリをさらに含み、メモリは少なくとも1つのプロセッサに結合され、少なくとも1つのプロセッサは、第1の態様または第1の態様の可能な実装形態のいずれか1つにおける方法を実行するように構成される。
想定し得る実施において、メモリは、プログラム命令およびデータを記憶するように構成される。メモリは少なくとも1つのプロセッサに結合され、少なくとも1つのプロセッサは、メモリに記憶されたプログラム命令を呼び出して実行し、第1の態様または第1の態様の可能な実装形態のいずれか1つにおける方法を実行する。
例えば、通信装置は、通信インターフェースをさらに含み、通信インターフェースは、別のデバイスと通信するために通信装置によって使用される。通信装置が端末デバイスである場合、通信インターフェースは、トランシーバ、入出力インターフェース、回路などである。
可能な設計では、通信装置が、少なくとも1つのプロセッサを含み、第1の態様または第1の態様の可能な実装形態のいずれか1つの方法を実行するように構成された通信インターフェースは、少なくとも1つのプロセッサが、通信インターフェースを使用して外部と通信すること、および少なくとも1つのプロセッサは、通信装置が第1の態様または第1の態様の可能な実装形態のいずれか1つにおける方法を実行するように、コンピュータプログラムを実行するように構成されることを特に含む。外部は、プロセッサ以外の対象であってもよく、通信装置以外の対象であり得ることが理解され得る。
別の可能な設計では、通信装置はチップまたはシステムオンチップである。通信インターフェースは、チップまたはシステムオンチップでの入力/出力インターフェース、インターフェース回路、出力回路、入力回路、ピン、関連回路などであり得る。あるいは、プロセッサは、処理回路または論理回路として具現化され得る。
第7の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータプログラムはコンピュータ可読記憶媒体に保管される。コンピュータプログラムが通信装置によって実行されると、通信装置は、第1の態様または第1の態様の想定し得る実装形態のいずれか1つにおける方法を実施できるようにされる。
第8の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラムプロダクトが提供される。命令がコンピュータによって実行されるとき、通信装置は、第1の態様または第1の態様の可能な実装形態のいずれか1つにおける方法を実施することが可能になる。
第4の態様から第8の態様の設計のいずれか1つによってもたらされる技術的効果については、第1の態様の様々な設計によってもたらされる技術的効果を参照されたい。本明細書で詳細は重ねて説明されない。
第9の態様によれば、通信装置が提供され、第2の態様または第2の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つの方法を実行するように構成される。通信装置は、第2の態様または第2の態様の可能な実装形態のいずれか1つにおけるアクセスネットワークデバイス、またはアクセスネットワークデバイスに適用されるモジュール、例えば、チップまたはシステムオンチップであり得る。通信装置は、前述の方法を実施する対応するモジュール、ユニット、または手段(means)を含んでいる。モジュール、ユニット、または手段(means)は、ハードウェアまたはソフトウェアを使用することによって実装されてよく、または対応するソフトウェアを実行するハードウェアを使用することによって実装され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュールまたはユニットを含む。
第9の態様に関連して、可能な実装形態では、通信装置は、トランシーバモジュールおよび処理モジュールを含み、処理モジュールは、支援データを確立または更新するように構成され、支援データは、1つまたは複数のプリセット角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループを含み、マッピング関係の1つまたは複数のグループの各々は、1つまたは複数のプリセット角度のうちの1つに対応し、マッピング関係の各グループは、1つまたは複数の測位基準信号PRSリソース識別子の各々と、対応する角度の各PRSリソース識別子に対応する電力情報との間のマッピング関係を含み、トランシーバモジュールは支援データを送信するように構成されている。
第9の態様に関連して、可能な設計では、トランシーバモジュールは、位置管理デバイスに複数の支援データを送信するように特に構成される。
第9の態様に関連して、可能な実装形態では、支援データを位置管理デバイスに送信する前に、トランシーバモジュールは、位置管理デバイスから第1の要求メッセージを受信するようにさらに構成され、第1の要求メッセージは、支援データを要求するために使用される。
第9の態様に関連して、可能な設計では、トランシーバモジュールは、端末デバイスに複数の支援データを送信するように特に構成される。
第9の態様に関連して、可能な実装形態では、支援データを端末デバイスに送信する前に、トランシーバモジュールは、端末デバイスから第2の要求メッセージを受信するようにさらに構成され、第2の要求メッセージは、支援データを要求するために使用される。
第10の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、第2の態様または第2の態様の可能な実装形態のいずれか1つにおけるアクセスネットワークデバイス、またはアクセスネットワークデバイスに適用されるモジュール、例えば、チップまたはシステムオンチップであり得る。通信装置はトランシーバおよびプロセッサを含み、プロセッサは支援データを確立または更新するように構成され、支援データは1つまたは複数の角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループを含み、マッピング関係の1つまたは複数のグループの各々は1つまたは複数の角度のうちの1つに対応し、マッピング関係の各グループは、1つまたは複数の測位基準信号PRSリソース識別子の各々と対応する角度の各PRSリソース識別子に対応する電力情報との間のマッピング関係を含み、トランシーバは支援データを送信するように構成されている。
第10の態様に関連して、可能な設計では、トランシーバは、位置管理デバイスに複数の支援データを送信するように特に構成される。
第10の態様に関連して、可能な実装形態では、支援データを位置管理デバイスに送信する前に、トランシーバは、位置管理デバイスから第1の要求メッセージを受信するようにさらに構成され、第1の要求メッセージは、支援データを要求するために使用される。
第10の態様に関連して、可能な設計では、トランシーバは、端末デバイスに複数の支援データを送信するように特に構成される。
第10の態様に関連して、可能な実装形態では、支援データを端末デバイスに送信する前に、トランシーバは、端末デバイスから第2の要求メッセージを受信するようにさらに構成され、第2の要求メッセージは、支援データを要求するために使用される。
第10の態様に関連して、可能な実装形態では、対応する電力情報は、対応するプリセットまたは測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値を含む。
第9の態様、または第10の態様に関連して、可能な実装形態では、対応する電力情報は、対応するプリセットまたは測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値が圧縮された後取得された値を含む。
第9の態様、または第10の態様に関連して、可能な実装形態では、対応する電力情報は、対応するプリセットまたは測定対象角度での1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値について、基準の第1の電力の値に対する値を含み、第1の電力の値は、対応するプリセットまたは測定対象角度での1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値のうちの最大のものである。
第9の態様または第10の態様に関連して、可能な実装形態では、対応する電力情報は、対応するプリセットまたは測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値について、基準の以前の電力の値に対する値を含み、対応するプリセットまたは測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値は、昇順または降順にソートされる。
第9の態様または第10の態様に関連して、可能な実装形態において、対応する電力情報は、対応するプリセットまたは測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力情報について、基準の第2の電力の値に対する値を含み、第2の電力の値は、1つまたは複数の角度における異なるPRSリソース識別子に対応する電力の値のうちの最大のものである。
第9の態様または第10の態様に関連して、可能な実装形態において、対応する電力情報は、対応するプリセットまたは測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力情報について、基準の以前の電力の値に対する値を含み、全角度における異なるPRSリソース識別子に対応する電力の値は、昇順または降順にソートされる。
第9の態様または第10の態様に関連して、可能な実装形態では、電力の値は、放射電力の値または受信電力の値を含む。
第9の態様または第10の態様に関連して、可能な実装形態では、1つまたは複数のPRSリソース識別子は、対応するプリセットまたは測定対象角度で測定される必要があるすべてのPRSリソースのPRSリソース識別子である。
第9の態様または第10の態様に関連して、可能な実装形態では、1つまたは複数のPRSリソース識別子は、対応するプリセットまたは測定対象角度で測定される必要がある一部のPRSリソースのPRSリソース識別子である。
例えば、対応するプリセットまたは測定対象角度で測定される必要があるすべてのPRSリソースのPRSリソース識別子に対応する電力の値が降順にソートされる場合、一部のPRSリソースは、ソート後の最初のM個の電力の値に対応するPRSリソースを含み、Mは、1より大きい正の整数である。
第11の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、第2の態様または第2の態様の可能な実装形態のいずれか1つにおけるアクセスネットワークデバイス、またはアクセスネットワークデバイスに適用されるモジュール、例えば、チップまたはシステムオンチップであり得る。通信装置は、第2の態様または第2の態様の可能な実装形態のいずれか1つにおける方法を実行するように構成される少なくとも1つのプロセッサを含む。
例えば、通信装置はメモリをさらに含み、メモリは少なくとも1つのプロセッサに結合され、少なくとも1つのプロセッサは、第2の態様または第2の態様の可能な実装形態のいずれか1つにおける方法を実行するように構成される。
想定し得る実施において、メモリは、プログラム命令およびデータを記憶するように構成される。メモリは少なくとも1つのプロセッサに結合され、少なくとも1つのプロセッサは、メモリに記憶されたプログラム命令を呼び出して実行し、第2の態様または第2の態様の可能な実装形態のいずれか1つにおける方法を実行する。
例えば、通信装置は、通信インターフェースをさらに含み、通信インターフェースは、別のデバイスと通信するために通信装置によって使用される。通信装置がアクセスネットワークデバイスである場合、通信インターフェースは、トランシーバ、入出力インターフェース、回路などである。
可能な設計では、通信装置が、少なくとも1つのプロセッサを含み、第2の態様または第2の態様の可能な実装形態のいずれか1つの方法を実行するように構成された通信インターフェースは、少なくとも1つのプロセッサが、通信インターフェースを使用して外部と通信すること、および少なくとも1つのプロセッサは、通信装置が第2の態様または第2の態様の可能な実装形態のいずれか1つにおける方法を実行するように、コンピュータプログラムを実行するように構成されることを特に含む。外部は、プロセッサ以外の対象であってもよく、通信装置以外の対象であり得ることが理解され得る。
別の可能な設計では、通信装置はチップまたはシステムオンチップである。通信インターフェースは、チップまたはシステムオンチップでの入力/出力インターフェース、インターフェース回路、出力回路、入力回路、ピン、関連回路などであり得る。あるいは、プロセッサは、処理回路または論理回路として具現化され得る。
第12の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータプログラムはコンピュータ可読記憶媒体に保管される。コンピュータプログラムが通信装置によって実行されると、通信装置は、第2の態様または第2の態様の想定し得る実装形態のいずれか1つにおける方法を実施できるようにされる。
第13の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラムプロダクトが提供される。命令がコンピュータによって実行されるとき、通信装置は、第2の態様または第2の態様の可能な実装形態のいずれか1つにおける方法を実施することが可能になる。
第9の態様から第13の態様の設計方法のいずれか1つによってもたらされる技術的効果については、第2の態様の異なる設計方法によってもたらされる技術的効果を参照されたい。本明細書で詳細は重ねて説明されない。
第14の態様によれば、通信装置が提供され、このマルチバンド通信装置は、第3の態様または第3の態様の可能な実装形態のいずれか1つの方法を行うように構成される。通信装置は、第3の態様または第3の態様の可能な実装形態のいずれか1つにおける位置管理デバイス、または位置管理デバイスに適用されるモジュール、例えば、チップまたはシステムオンチップであり得る。通信装置は、前述の方法を実施する対応するモジュール、ユニット、または手段(means)を含んでいる。モジュール、ユニット、または手段(means)は、ハードウェアまたはソフトウェアを使用することによって実装されてよく、または対応するソフトウェアを実行するハードウェアを使用することによって実装され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュールまたはユニットを含む。
第14の態様に関連して、可能な実装形態において、通信装置はトランシーバモジュールを含み、トランシーバモジュールは、1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスから複数の支援データを取得するように構成され、複数の支援データの各々は、1つまたは複数のプリセット角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループを含み、マッピング関係の1つまたは複数のグループの各々は、1つまたは複数のプリセット角度のうちの1つに対応し、マッピング関係の各グループは、1つまたは複数の測位基準信号PRSリソース識別子の各々と、対応するプリセット角度にある各PRSリソース識別子に対応する電力情報との間のマッピング関係を含み、トランシーバモジュールは、複数の支援データを端末デバイスに送信するようにさらに構成される。
第14の態様に関連して、可能な実装形態では、トランシーバモジュールは、1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスに第1の要求メッセージを送信するようにさらに構成され、第1の要求メッセージは支援データを要求するために使用される。
第14の態様に関連して、可能な実装形態では、トランシーバモジュールは、端末デバイスから第3の要求メッセージを受信するようにさらに構成され、第3の要求メッセージが支援データを要求するために使用される。
第14の態様に関連して、可能な実装形態では、トランシーバモジュールは、端末デバイスから端末デバイスの位置情報を受信するようにさらに構成され、トランシーバモジュールは、端末デバイスの位置情報をモビリティ管理ネットワーク要素に送信するようにさらに構成される。
第15の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、第3の態様または第3の態様の可能な実装形態のいずれか1つにおける位置管理デバイス、または位置管理デバイスに適用されるモジュール、例えば、チップまたはシステムオンチップであり得る。通信装置はトランシーバを含み、トランシーバは、1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスから複数の支援データを取得するように構成され、複数の支援データの各々は、1つまたは複数のプリセット角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループを含み、マッピング関係の1つまたは複数のグループの各々は、1つまたは複数のプリセット角度のうちの1つに対応し、マッピング関係の各グループは、1つまたは複数の測位基準信号PRSリソース識別子の各々と、対応するプリセット角度の各PRSリソース識別子に対応する電力情報との間のマッピング関係を含み、トランシーバは、端末デバイスに複数の支援データを送信するようにさらに構成されている。
第15の態様に関連して、可能な実装形態では、トランシーバは、1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスに第1の要求メッセージを送信するようにさらに構成され、第1の要求メッセージは支援データを要求するために使用される。
第15の態様に関連して、可能な実装形態では、トランシーバは、端末デバイスから第3の要求メッセージを受信するようにさらに構成され、第3の要求メッセージが支援データを要求するために使用される。
第15の態様に関連して、可能な実装形態では、トランシーバは、端末デバイスから端末デバイスの位置情報を受信するようにさらに構成され、トランシーバは、端末デバイスの位置情報をモビリティ管理ネットワーク要素に送信するようにさらに構成される。
第16の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、第3の態様または第3の態様の可能な実装形態のいずれか1つにおける位置管理デバイス、または位置管理デバイスに適用されるモジュール、例えば、チップまたはシステムオンチップであり得る。通信装置は、第3の態様または第3の態様の可能な実装形態のいずれか1つにおける方法を実行するように構成される少なくとも1つのプロセッサを含む。
例えば、通信装置はメモリをさらに含み、メモリは少なくとも1つのプロセッサに結合され、少なくとも1つのプロセッサは、第3の態様または第3の態様の可能な実装形態のいずれか1つにおける方法を実行するように構成される。
想定し得る実施において、メモリは、プログラム命令およびデータを記憶するように構成される。メモリは少なくとも1つのプロセッサに結合され、少なくとも1つのプロセッサは、メモリに記憶されたプログラム命令を呼び出して実行し、第3の態様または第3の態様の可能な実装形態のいずれか1つにおける方法を実行する。
例えば、通信装置は、通信インターフェースをさらに含み、通信インターフェースは、別のデバイスと通信するために通信装置によって使用される。通信装置が位置管理デバイスである場合、通信インターフェースは、トランシーバ、入出力インターフェース、回路などである。
可能な設計では、通信装置が、少なくとも1つのプロセッサを含み、第3の態様または第3の態様の可能な実装形態のいずれか1つの方法を実行するように構成された通信インターフェースは、少なくとも1つのプロセッサが、通信インターフェースを使用して外部と通信すること、および少なくとも1つのプロセッサは、通信装置が第3の態様または第3の態様の可能な実装形態のいずれか1つにおける方法を実行するように、コンピュータプログラムを実行するように構成されることを特に含む。外部は、プロセッサ以外の対象であってもよく、通信装置以外の対象であり得ることが理解され得る。
別の可能な設計では、通信装置はチップまたはシステムオンチップである。通信インターフェースは、チップまたはシステムオンチップでの入力/出力インターフェース、インターフェース回路、出力回路、入力回路、ピン、関連回路などであり得る。あるいは、プロセッサは、処理回路または論理回路として具現化され得る。
第17の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータプログラムはコンピュータ可読記憶媒体に保管される。コンピュータプログラムが通信装置によって実行されると、通信装置は、第3の態様または第3の態様の想定し得る実装形態のいずれか1つにおける方法を実施できるようにされる。
第18の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラムプロダクトが提供される。命令がコンピュータによって実行されるとき、通信装置は、第3の態様または第3の態様の可能な実装形態のいずれか1つにおける方法を実施することが可能になる。
第14の態様から第18の態様の設計方法のいずれか1つによってもたらされる技術的効果については、第3の態様の異なる設計方法によってもたらされる技術的効果を参照されたい。本明細書で詳細は重ねて説明されない。
第19の態様によれば、測位システムが提供される。測位システムは、第1の態様による方法を実施するように構成された通信装置と、第2の態様による方法を実行するように構成された1つまたは複数の通信装置と、第3の態様による方法を実行するように構成された通信装置とを含む。
本出願の実施形態における解決策を理解しやすくするために、関連技術の簡単な説明または定義を以下のように最初に提供する。
第1に、支援データ
支援データは、UE-assisted測位方法において位置計算を行う際にLMFネットワーク要素を支援することができ、または支援データは、UE-basedの測位方法において位置計算を行う際にUEを支援することができる。例としてUE-assisted測位方法を使用すると、基地局および/またはUEは、LMFネットワーク要素が位置計算を実行するのを支援するために、支援データをLMFネットワーク要素に送信する必要がある。支援データの内容は、基地局およびUEの能力に依拠する。DL-AoD測位方法を例にとると、支援データは以下のタイプに分類することができる。
測定支援データ:測位基準信号(positioning reference signal、PRS)構成情報などを含む;および
計算支援データ:PRSリソース識別子(resource ID)、送受信ポイント(transmission-reception point、TRP)の地理座標、TRPのタイミング情報などを含む。
第2に、出発角(angle of departure、AoD)
方位角出発角(azimuth angle of departure、AOD)と天頂角出発角(zenith angle of departure)は、角度ベースの測位方法において重要な角度情報である。図1に示すように、方位角出発角および天頂角出発角は、いずれも出発角に関する情報(基地局からユーザに送信される無線信号)である。方位角出発角は真北方向(時計回り方向を正とする)の夾角であり、天頂出発角は天頂方向の夾角である。基地局の座標情報と、方位角出発角および天頂角出発角に関する情報とが得られれば、ユーザの位置(三次元)を算出し得る。説明を容易にするために、本出願の実施形態では、方位角出発および天頂角出発を集合的に出発角と呼ぶ。以下、AODはまた出発角を指し、これ以上細分化されない。このことは、ここで中心的に説明され、後に再度説明されない。
第3に、DL-AOD測位方法
DL-AOD測位方法は、主に複数のTRPからの角度推定情報に依存し、以下の2つのステップを含む。
1.角度測定および報告;および
2.位置計算。
図2に示すように、特定のAODについて、UEは、各ビーム(beam)をビームスイーピング方式でスイーピングすることによって測定を通じて各ビームのビームゲイン(AODに対応するフィンガープリントに相当)を取得することができる。図3の左図に示すように、AoDの値をトラバースすることでビームパターン(beam pattern)を形成し得る。例えば、AoDが30度である場合、beam#1、beam#2、およびbeam#3での測定によって得られたビームゲインは、それぞれ-11dB、-5.3dB、および9dBである。未知の経路損失を排除するために、ビームゲインに対して正規化処理を実行することができる。図3の右図に示すように、正規化処理後の3つのbeamの相対利得は、AoDが30度であるときの相対利得包絡線とみなすことができる。さらに、各ビームで測定されたビーム利得に基づいて、最尤(maximum likelihood)アルゴリズムを使用して、相対利得包絡線(事前格納された角度フィンガープリントデータベースに相当)に最もよく一致する角度を選択し、対応するAoD値を推定することができる。例えば、本出願の実施形態では、ビーム利得は、例えば、基準信号受信電力(reference signal received power、RSRP)であり得る。
さらに、TRPの地理座標情報およびAoDの値が取得されれば、ユーザの位置が推定され得る。図4は、二次元平面におけるDL-AOD測位方法の概略図である。前述の方法を使用して推定された角度情報(AoD
1、AoD
2)、TRP 1の地理座標情報(X
1、Y
1)、TRP 2の地理座標情報(X
2、Y
2)、および三角形関連理論に基づいて、UEの位置座標(a、b)は、以下の式(1)の方程式を解くことによって取得され得る。
前述の解決策では、位置計算を実行するために使用される支援データは、方位角、仰角、またはビームの幅などのPRSリソースの空間方向情報を含む。しかしながら、解決策では支援情報に基づいて粗い角度範囲しか提供することができず、高精度の測位を実施することができない。Rel-17において高精度測位目標を達成するために、正確な角度の推定のために新しい支援データを設計する必要がある。
以下は、本出願の実施形態における添付図面を参照して、本出願の実施形態における技術的解決策を説明する。
本出願の実施形態の技術的解決策は、様々な通信システム、例えば、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システム、LTE周波数分割複信(frequency division duplex、FDD)システム、LTE時分割複信(time division duplex、TDD)システム、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(universal mobile telecommunication system、UMTS)、マイクロ波アクセスのための世界規模の相互運用性(worldwide interoperability for microwave access、WiMAX)通信システム、および将来の第5世代(5th generation、5G)通信システム、または新無線(new radio、NR)に適用され得る。本出願で使用される5G移動通信システムは、非スタンドアロン(non-standalone、NSA)ネットワーキング5G移動通信システムまたはスタンドアロン(standalone、SA)ネットワーキング5G移動通信システムを含む。本出願で提供される技術的解決策は、第6世代移動通信システムなどの将来の通信システムにさらに適用することができる。あるいは、通信システムは、公衆陸上移動ネットワーク(public land mobile network、PLMN)、デバイスツーデバイス(device-to-device、D2D)通信システム、マシンツーマシン(machine to machine、M2M)通信システム、モノのインターネット(Internet of Things、IoT)通信システム、または別の通信システムであり得る。
図5は、本出願の実施形態による測位方法が適用される測位システムのアーキテクチャの概略図である。図5に示すように、測位システムは、端末デバイスと、1つまたは複数のアクセスネットワークデバイス(1つのアクセスネットワークデバイスが図5の説明のための例として使用される)と、位置管理デバイスとを含む。端末デバイス、アクセスネットワークデバイス、および位置管理デバイスは、互いに直接通信し得、または別のデバイスによる転送を通じて互いに通信し得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。図示されていないが、測位システムは、モビリティ管理ネットワーク要素などの別のネットワーク要素をさらに含んでもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
可能な実装形態では、端末デバイスは、位置管理デバイスから複数の支援データを受信し、複数の支援データの各々は、1つまたは複数のプリセット角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループを含み、マッピング関係の1つまたは複数のグループの各々は、1つまたは複数のプリセット角度のうちの1つに対応し、マッピング関係の各グループは、1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々と、対応するプリセット角度の各PRSリソース識別子に対応する電力情報との間のマッピング関係を含む。さらに、端末デバイスが、複数の測定対象角度の各々に対応する1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を決定した後で、端末デバイスは、複数の支援データと、複数の測定対象角度の各々における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報とに基づいて端末デバイスを測位する。この解決策の詳細な実装形態は、後続の方法実施形態で説明され、詳細は本明細書では説明されない。
別の可能な実装形態では、端末デバイスは、1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスから複数の支援データを受信し、複数の支援データの各々は、1つまたは複数のプリセット角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループを含み、マッピング関係の1つまたは複数のグループの各々は、1つまたは複数のプリセット角度のうちの1つに対応し、マッピング関係の各グループは、1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々と、対応するプリセット角度の各PRSリソース識別子に対応する電力情報との間のマッピング関係を含む。さらに、端末デバイスが、複数の測定対象角度の各々に対応する1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を決定した後で、端末デバイスは、複数の支援データと、複数の測定対象角度の各々における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報とに基づいて端末デバイスを測位する。この解決策の詳細な実装形態は、後続の方法実施形態で説明され、詳細は本明細書では説明されない。
現在、既存の支援データに基づかれて推定され得るのは角度の大まかな範囲(出発角または到着角)のみであり、高精度な測位を実現することはできない。本出願のこの実施形態で提供される通信システムに基づき、本出願のこの実施形態における支援データは、1つまたは複数のプリセット角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループを含み、マッピング関係の1つまたは複数のグループの各々は、1つまたは複数のプリセット角度のうちの1つに対応し、マッピング関係の各グループは、1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々と、対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力情報との間のマッピング関係を含む。したがって、端末デバイスは、複数の支援データ、および複数の測定対象角度の各々における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報に基づいて、測定対象角度(例えば、出発角または到着角)を正確に推定することができ、高精度測位をさらに実施することができる。別の態様によれば、本出願のこの実施形態で提供される通信システムは、UE-basedのAoD測位に対する実施可能な解決策を提供する。
任意選択で、本出願のこの実施形態における位置管理デバイスは、LMFネットワーク要素または位置管理コンポーネント(location management component、LMC)ネットワーク要素であってもよく、またはネットワークデバイスに位置されるローカル位置管理機能(local location management function、LLMF)ネットワーク要素であり得る。
任意選択で、本出願の本実施形態で提供される測位システムは、前述の様々な通信システムに適用可能である。5G通信システムが例として使用される。図5のアクセスネットワークデバイスに対応するネットワーク要素またはエンティティは、5 G移動通信システムにおける次世代無線アクセスネットワーク(next-generation radio access network、NG-RAN)デバイスであり得る。モビリティ管理ネットワーク要素に対応するネットワーク要素またはエンティティは、5G移動通信システムにおけるアクセスおよびモビリティ管理機能(access and mobility management function、AMF)ネットワーク要素であり得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
例えば、図6は、本出願の実施形態による測位方法が5G移動通信システムに適用される測位システムのアーキテクチャの概略図である。図6に示すように、測位システムでは、端末デバイスは、LTE-Uuインターフェースおよび/またはNR-Uuインターフェースを使用して、それぞれ次世代進化型NodeB(next-generation evolved NodeB、ng-eNB)および次世代NodeB(generation NodeB、gNB)を介して無線アクセスネットワークに接続される。無線アクセスネットワークは、NG-Cインターフェースを使用してAMFネットワーク要素を介してコアネットワークに接続される。NG-RANは、1つ以上のng-eNB(1つのng-eNBが、図6における例示のための例として使用される)を含む。あるいは、NG-RANは、1つまたは複数のgNB(1つのgNBが図6における例示のための例として使用される)を含んでもよい。あるいは、NG-RANは、1つ以上のng-eNBおよびgNBを含んでもよい。ng-eNBは、5GコアネットワークにアクセスするLTE基地局であり、gNBは、5Gコアネットワークにアクセスする5G基地局である。コアネットワークは、AMFネットワーク要素およびLMFネットワーク要素を含む。AMFネットワーク要素は、アクセス管理などの機能を実装するように構成される。LMFネットワーク要素は、測位または測位支援などの機能を実施するように構成される。AMFネットワーク要素は、NLインターフェースを使用することによりLMFネットワーク要素に接続される。
例えば、図7は、本出願の実施形態による測位方法が5G移動通信システムに適用される別の測位システムのアーキテクチャの概略図である。図7と図6の測位システムのアーキテクチャの違いは、図6の位置管理機能装置または構成要素(例えば、LMFネットワーク要素)はコアネットワークに配置されるが、図7の位置管理機能装置または構成要素(例えば、LMCネットワーク要素)はNG-RANデバイスに配置され得ることにある。図7に示すように、gNBは、LMCネットワーク要素を含む。LMCネットワーク要素は、LMFネットワーク要素の機能的構成要素の一部であり、NG-RANデバイスのgNBに統合され得る。
図6または図7の測位システムに含まれるデバイスまたは機能ノードは、説明のための単なる例であり、本出願の実施形態に対する限定を構成しないことをさらに理解されたい。実際には、図6または図7の測位システムは、図に示されるデバイスまたは機能ノードとの相互作用関係を有する別のネットワーク要素、デバイスまたは機能ノードをさらに含むことができる。これは、本明細書では特に限定されない。
任意選択で、本出願の実施形態における端末デバイス(terminal equipment)は、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、移動局、移動局、中継局、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザ端末(user terminal)、UE、端末(terminal)、無線通信デバイス、ユーザエージェント、ユーザ装置、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop、WLL)局、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス、無線モデムに接続されたコンピューティングデバイスまたは別の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークの端末デバイス、将来の進化型PLMNの端末デバイス、将来の車両のインターネットの端末デバイスなどであってもよい。これについては本出願の実施形態では限定されない。
限定ではなく例として、本出願の実施形態では、端末は、携帯電話、タブレットコンピュータ、無線トランシーバ機能を備えたコンピュータ、仮想現実端末デバイス、拡張現実端末デバイス、工業制御における無線端末、自動運転における無線端末、遠隔医療における無線端末、スマートグリッドにおける無線端末、運輸安全における無線端末、スマートシティにおける無線端末、スマートホームにおける無線端末などであり得る。
限定ではなく例として、本出願の実施形態では、ウェアラブルデバイスはウェアラブルインテリジェントデバイスと呼ばれることもあり、ウェアラブル技術を使用することによって日常の衣類のインテリジェントな設計に基づいて開発される、眼鏡、手袋、時計、衣服、および靴などのウェアラブルデバイス用の総称である。ウェアラブルデバイスは、身体に直接装着するか、またはユーザの衣服もしくはアクセサリに組み込むことができるポータブルデバイスである。ウェアラブルデバイスはハードウェア機器であるのみならず、ソフトウェアサポート、データ交換、およびクラウドインタラクションを介してより強力な機能も実装する。広い意味でのウェアラブルインテリジェントデバイスは、スマートウォッチやスマートグラスなどのスマートフォンに依存せずに完全または部分的な機能を実装できるフル機能の大型デバイスと、1種類のアプリケーション機能のみに焦点を当て、スマートフォンなどの他のデバイスや、物理的な兆候を監視するための様々なスマートバンドやスマートジュエリーなどと連携する必要があるデバイスを含む。
加えて、本出願の実施形態の端末デバイスは、代替的に、IoTシステムにおける端末デバイスであってもよい。IoTは、未来の情報技術の開発の重要な部分である。IoTの主な技術的特徴は、人と機械との間または物と物との間の相互接続のためのインテリジェントネットワークを実装するために通信技術を使用して物をネットワークに接続することである。本出願の実施形態では、IoT技術は、例えば狭帯域(narrow band、NB)技術を使用することにより大規模接続、ディープカバレッジ、および端末省電力を実装することができる。
加えて、本出願では、端末デバイスは、センサ、例えば、インテリジェントプリンタ、列車検出器、またはガソリンスタンドをさらに含んでもよい。端末デバイスの主な機能は、(いくつかの端末デバイスの)データを収集すること、アクセスネットワークデバイスの制御情報およびダウンリンクデータを受信すること、電磁波を送信すること、ならびにアクセスネットワークデバイスにアップリンクデータを送信することを含む。
任意選択で、本出願の実施形態でのアクセスネットワークデバイスは、端末デバイスと通信するように構成され、無線トランシーバ機能を有する、任意の通信デバイスであり得る。アクセスネットワークデバイスは、進化型NodeB(evolved NodeB、eNB)、ベースバンドユニット(baseband unit、BBU)、ワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity、Wi-Fi)システムのアクセスポイント(access point、AP)、ワイヤレス中継ノード、ワイヤレスバックホールノード、送信ポイント(transmission point、TP)、TRPなどを含むが、これらに限定されない。あるいは、アクセスネットワークデバイスは、5GシステムのgNB、TRP、もしくはTP、または5Gシステムの基地局の1つのアンテナパネルもしくは(複数のアンテナパネルを含む)アンテナパネルのグループであってもよい。加えて、アクセスネットワークデバイスは、代替として、gNBまたはTPを構成するネットワークノード、例えば、BBUまたは分散ユニット(distributed unit、DU)であり得る。
いくつかの配置では、gNBは、集中ユニット(centralized unit、CU)およびDUを含み得る。さらに、gNBは、アクティブアンテナユニット(active antenna unit、AAU)をさらに含み得る。CUはgNBの一部の機能を実行し、DUはgNBの一部の機能を実行する。例えば、CUは非リアルタイムのプロトコルとサービスの処理を担当し、無線リソース制御(radio resource control、RRC)層とパケットデータコンバージェンスプロトコル(packet data convergence protocol、PDCP)層の機能を実行する。DUは、物理層プロトコルとリアルタイムサービスの処理を担当し、無線リンク制御(radio link control、RLC)層、媒体アクセス制御(media access control、MAC)層、および物理(physical、PHY)層の機能を実行する。AAUは、いくつかの物理層処理機能、無線周波数処理、およびアクティブアンテナに関連する機能を実行する。RRC層の情報は、最終的にはPHY層の情報に変換されるか、またはPHY層の情報から変換される。したがって、このアーキテクチャでは、RRC層シグナリングなどの上位層シグナリングも、DUによって送信されていると、またはDUおよびAAUによって送信されていると、みなされ得る。アクセスネットワークデバイスが、CUノード、DUノード、およびAAUノードのいずれか1つ以上を含むデバイスであり得ることは理解され得る。
任意選択で、本出願の実施形態では、アクセスネットワークデバイスと端末デバイスとの間の通信は、ライセンス帯域を使用することにより行われ得るか、ライセンス不要帯域を使用することにより通信が行われ得るか、またはライセンス帯域とライセンス不要帯域の両方を使用することにより通信が行われ得る。アクセスネットワークデバイスおよび端末デバイスは、6ギガヘルツ(gigahertz、GHz)未満のスペクトルを使用することによって互いに通信することができ、または6GHzを超えるスペクトルを使用することによって互いに通信することができ、または6GHz未満のスペクトルと6GHzを超えるスペクトルの両方を使用することによって互いに通信することができる。アクセスネットワークデバイスと端末デバイスの間に使用されるスペクトルリソースは、本出願の実施形態では限定されない。
任意選択で、本出願の実施形態における端末デバイス、アクセスネットワークデバイス、または位置管理デバイスは、陸上、例えば屋内、屋外、ハンドヘルド、または車載アプリケーションシナリオで展開されることもでき、水上に展開されることもでき、飛行機、気球、または空中の衛星に展開されることもできる。端末デバイス、アクセスネットワークデバイス、または位置管理デバイスの適用シナリオは、本出願の本実施形態では限定されない。
任意選択で、本出願の実施形態では、端末デバイス、アクセスネットワークデバイス、または位置管理デバイスは、ハードウェア層、ハードウェア層の上で実行されるオペレーティングシステム層、およびオペレーティングシステム層の上で実行されるアプリケーション層を含む。ハードウェア層は、中央処理装置(central processing unit、CPU)、メモリ管理装置(memory management unit、MMU)、およびメモリ(メインメモリとも呼ばれる)などのハードウェアを含む。オペレーティングシステムは、プロセス(process)を使用することによりサービス処理を実装する1つまたは複数のコンピュータオペレーティングシステム、例えば、Linuxオペレーティングシステム、Unixオペレーティングシステム、Androidオペレーティングシステム、iOSオペレーティングシステム、またはWindowsオペレーティングシステムであってよい。アプリケーション層は、ブラウザ、連絡先、ワードプロセッシングソフトウェア、インスタントメッセージングソフトウェアなどのアプリケーションを含む。加えて、本出願の実施形態は、本出願の実施形態で提供される方法のコードを記録するプログラムを実行することによって、本出願の実施形態で提供される方法に従って通信が実行され得る限り、本出願の実施形態で提供される方法の実行体の特定の構造を特に限定しない。例えば、本出願の実施形態で提供される方法の実行体は、端末デバイス、アクセスネットワークデバイス、もしくは位置管理デバイス、または端末デバイス、アクセスネットワークデバイス、もしくは位置管理デバイス内にあり、プログラムを呼び出してプログラムを実行することができる機能モジュールであり得る。
言い換えれば、本出願の実施形態における端末デバイス、アクセスネットワークデバイス、または位置管理デバイスの関連機能は、1つのデバイスによって実施されてもよく、または複数のデバイスによって一緒に実施されてもよく、または1つのデバイス内の1つもしくは複数の機能モジュールによって実施されてもよい。本出願の実施形態ではこれは特定のものに限定されない。前述の機能が、ハードウェアデバイス上のネットワークエレメントであってよく、または専用のハードウェア上で実行されるソフトウェア機能であってもよく、またはハードウェアとソフトウェアとの組合せであってもよく、またはプラットフォーム(例えば、クラウドプラットフォーム)上でインスタンス化される仮想化機能であり得ることは理解されよう。
例えば、本出願の実施形態における端末デバイス、アクセスネットワークデバイス、または位置管理デバイスの関連機能は、図8の通信装置800によって実施され得る。図8は、本出願の実施形態による通信装置800の構造の概略図である。通信装置800は、1つ以上のプロセッサ801と、通信回線802と、少なくとも1つの通信インターフェースとを含む(図8で、通信インターフェース804と1つのプロセッサ801が含まれることは、説明のための例にすぎない)。場合によっては、通信装置800は、メモリ803をさらに含んでよい。
プロセッサ801は、CPU、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated Circuit、ASIC)、または本出願における解決策のプログラム実行を制御するように構成された1つもしくは複数の集積回路であり得る。
通信回線802は、各種コンポーネントを接続するための経路を含み得る。
通信インターフェース804は、別のデバイスと、またはEthernet、RAN、または無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area networks、WLAN)などの通信ネットワークと、通信するように構成されたトランシーバモジュールであってよい。例えば、トランシーバモジュールは、トランシーバまたはトランシーバなどの装置であってよい。任意に選べることとして、通信インターフェース804は、代わりに、プロセッサ801の内部に位置するトランシーバ回路であってもよく、プロセッサの信号入力と信号出力を実施する。
メモリ803は、保管機能を有する装置であってよい。メモリ1002は、読み出し専用メモリ(read-only memory、ROM)、静的情報および命令を記憶し得る別のタイプの静的記憶デバイス、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、または情報および命令を記憶し得る別のタイプの動的記憶デバイスであり得、または電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory、EEPROM)、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(compact disc read-only memory、CD-ROM)もしくは別のコンパクトディスクストレージもしくは光ディスクストレージ(コンパクトディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイディスクなどを含む)、磁気ディスク記憶媒体、別の磁気記憶デバイス、または命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを保持もしくは記憶するために使用され得る、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体であり得る。しかしながら、メモリ803は、これらに限定されない。メモリはスタンドアロンであってもよく、その際にはプロセッサに通信回線802を通じて接続される。メモリは、代替的に、プロセッサと統合され得る。
メモリ803は、本出願の解決策を実行するためのコンピュータ実行可能命令を記憶するように構成され、プロセッサ801は、コンピュータ実行可能命令の実行を制御する。プロセッサ801は、メモリ803に記憶されているコンピュータ実行可能命令を実行して、本出願の実施形態で提供されている測位方法を実施するように構成されている。
あるいは、本出願の本実施形態において、プロセッサ801は、本出願の以下の実施形態で提供される測位方法の処理関連の機能を遂行でき、通信インターフェース804は、別のデバイスまたは通信ネットワークとの通信を担当する。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
本出願のこの実施形態におけるコンピュータ実行可能命令は、アプリケーションプログラムコードと呼ばれる場合もある。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
特定の実装形態において、実施形態では、プロセッサ801は、1つ以上のCPU、例えば、図8のCPU0およびCPU1を含み得る。
特定の実装形態において、実施形態では、装置800は、複数のプロセッサ、例えば図8のプロセッサ801およびプロセッサ808を備えることができる。プロセッサの各々は、シングルコア(single-CPU)プロセッサまたはマルチコア(multi-CPU)プロセッサであってよい。本記載のプロセッサはデータ(例えばコンピュータプログラム命令)を処理するように構成される1つ以上のデバイス、回路および/または処理コアを指す場合がある。
具体的な実施において、実施形態では、通信装置800は、出力デバイス805および入力デバイス806をさらに含み得る。出力デバイス805はプロセッサ801と通信し、複数の方式で情報を表示し得る。
通信装置800は、汎用の装置であってもよいし、専用の装置であってもよい。例えば、通信装置800は、デスクトップコンピュータ、ポータブルコンピュータ、ネットワークサーバ、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、携帯電話、タブレットコンピュータ、無線端末デバイス、埋め込みデバイス、または図8における構造と同様の構造を有するデバイスであり得る。通信装置800のタイプは本出願の本実施形態で限定されない。
以下、図1から図8を参照して、本願の実施形態において提供されるセッション測位方法を詳細に説明する。
本出願の以下の実施形態におけるネットワーク要素間のメッセージの名前、メッセージ内のパラメータの名前などは単なる例であり、具体的な実装形態では他の名前が存在してよいことに、留意されたい。これは、本願の実施形態で特異的に限定されてはいない。
最初に、既存の測位方法における支援データに対して本出願の実施形態で追加される支援データは、以下のように説明される。
支援データは、1つまたは複数のプリセット角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループを含み、マッピング関係の1つまたは複数のグループの各々は、1つまたは複数のプリセット角度のうちの1つに対応し、マッピング関係の各グループは、1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々と、対応するプリセット角度の各PRSリソース識別子に対応する電力情報との間のマッピング関係を含む。
例えば、支援データの形態を表1に示すようにし得る。
可能な実装形態では、本出願の実施形態では、対応するプリセット角度での各PRSリソース識別子に対応する電力情報は、対応するプリセット角度での各PRSリソース識別子に対応する電力の値を含む。
任意選択で、本出願の実施形態における電力の値は、実際の測定によって取得された電力の値であってもよく、または未知の経路損失を排除するために実際の測定によって取得された電力の値に対して正規化処理が実行された後の電力の値であり得る。これについては、ここでは中心的に説明され、本出願の実施形態において特に限定されない。実際の測定によって得られた電力の値に対して正規化処理を行って未知の経路損失を排除する方法については、従来技術を参照されたい。ここでは詳細は説明されない。
任意選択で、本出願の実施形態における電力の値は、放射電力の値、受信電力の値、または別の電力の値を含む。これについては、ここでは中心的に説明され、本出願の実施形態において特に限定されない。例えば、放射電力の値または受信電力の値は、RSRP値、参照信号受信品質(reference signal received quality、RSRQ)、受信信号強度インジケータ(received signal strength indicator、RSSI)、または信号対干渉および雑音比または信号対雑音比(信号対干渉雑音比または信号対雑音比、SINR/SNR)であり得る。本出願の実施形態ではこれは特定のものに限定されない。
別の可能な実装形態では、本出願の実施形態では、対応するプリセット角度の各PRSリソース識別子に対応する電力情報は、対応するプリセット角度の各PRSリソース識別子に対応する電力の値が圧縮された後に取得される値を含む。このようにして、対応するプリセット角度の各PRSリソース識別子に対応する電力の値が圧縮されるので、支援データの送信中にシグナリングオーバーヘッドを低減することができ、測位の待ち時間および電力消費を低減することができる。
対応するプリセット角度で各PRSリソース識別子に対応する電力の値を圧縮するために、複数の方法が利用可能である。本出願の実施形態では、2つの圧縮方法、すなわち可逆圧縮方法および非可逆圧縮方法が例として提供される。
可逆圧縮方法は、以下の2つの圧縮シナリオを含むことができる。
シナリオ1:対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力情報は、対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力の値について、基準の第1の電力の値に対する値を含む。第1の電力の値は、対応するプリセット角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値のうちの最大のものである。言い換えれば、第1の電力の値は、対応するプリセット角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値が対応するプリセット角度でソートされた後に取得される最大値である。
対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力の値について、基準の第1の電力の値に対する値は、以下の差分方法または商方法を使用することによって実施され得る。
差分方法では、対応するプリセット角度におけるすべてのPRSリソース識別子に対応する電力の値が最初にソートされ(例えば、電力の値は昇順でも降順であり得る)、次いで、対応するプリセット角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値のうちの最大のもの(すなわち、前述の第1の電力の値)を基準として使用することによって、第1の電力の値と、対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力の値との間で減算を実行して、差分(整数に丸められる)を取得し、差分は、対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力情報として使用され得る。
例えば、複数の角度に対応するマッピング関係の複数のグループにおいて、対応するプリセット角度でのマッピング関係の各グループ内のPRSリソース識別子に対応する電力の値が、表2に示されていると推測される。
降順のソートを例として使用すると、AOD#1=2°の場合、複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値が対応するプリセット角度でソートされた後に得られる結果は{12.1,9.5,5.6,3}である。さらに、表3に示すように、12.1を基準として使用することにより、12.1と、対応するプリセット角度で各PRSリソース識別子に対応する電力の値との間で減算が実行され(結果は整数に丸められる)、その結果、AOD#1=2°の複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を取得することができる。
同様に、降順のソートを例として使用すると、AOD#2=4°の場合、複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値が対応するプリセット角度でソートされた後に得られる結果は{11.5,6.7,4.1,2}である。さらに、表3に示すように、11.5を基準として使用することにより、11.5と、対応するプリセット角度で各PRSリソース識別子に対応する電力の値との間で減算が実行され(結果は整数に丸められる)、その結果、AOD#2=4°の複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を取得することができる。
表3は、対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力の値が、第1の電力の値から減算される例を使用することによって、説明されていることに留意されたい。当然ながら、第1の電力の値は、代替として、対応するプリセット角度で各PRSリソース識別子に対応する電力の値から減算されてもよく、結果は表4に示されている。本出願の実施形態ではこれは特定のものに限定されない。
商方法では、対応するプリセット角度におけるすべてのPRSリソース識別子に対応する電力の値が最初にソートされ(例えば、電力の値は昇順でも降順であり得る)、次いで、対応するプリセット角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値のうちの最大のもの(すなわち、前述の第1の電力の値)を基準として使用することによって、第1の電力の値と、対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力の値との間で除算を実行して、商および余り(整数に丸められる)が取得され、商および余りは、対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力情報として使用され得る。
例えば、複数の角度に対応するマッピング関係の複数のグループにおいて、対応するプリセット角度でのマッピング関係の各グループ内のPRSリソース識別子に対応する電力の値が、前述の表2に示されていると推測される。降順のソートを例として使用すると、AOD#1=2°の場合、複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値が対応するプリセット角度でソートされた後に得られる結果は{12.1,9.5,5.6,3}である。さらに、表5に示すように、12.1を基準として使用することにより、12.1と、対応するプリセット角度で各PRSリソース識別子に対応する電力の値との間で除算が実行され(結果は整数に丸められる)、その結果、AOD#1=2°の複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を取得することができる。
同様に、降順のソートを例として使用すると、AOD#2=4°の場合、複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値が対応するプリセット角度でソートされた後に得られる結果は{11.5,6.7,4.1,2}である。さらに、表5に示すように、11.5を基準として使用することにより、11.5と、対応するプリセット角度で各PRSリソース識別子に対応する電力の値との間で除算が実行され(結果は整数に丸められる)、その結果、AOD#2=4°の複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を取得することができる。
表5は、第1の電力の値が、対応するプリセット角度で各PRSリソース識別子に対応する電力の値によって除算される例を使用することによって説明されることに留意されたい。当然ながら、対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力の値は、代替として、第1の電力の値で除算され得る。本出願の実施形態ではこれは特定のものに限定されない。
シナリオ2:対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力情報は、対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力の値について、基準の第2の電力の値に対する値を含む。第2の電力の値は、対応するプリセット角度における1つまたは複数のプリセット角度での異なるPRSリソース識別子に対応する電力の値のうちの最大のものである。言い換えれば、第2の電力の値は、対応するプリセット角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値がすべてのプリセット角度でソートされた後に取得される最大値である。
対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力の値について、基準の第2の電力の値に対する値は、以下の差分方法または商方法を使用することによって実施され得る。
差分方法では、対応するプリセット角度における1つまたは複数のプリセット角度における異なるPRSリソース識別子に対応する電力の値が最初にソートされ(例えば、電力の値は昇順または降順であり得る)、次いで、対応するプリセット角度における1つまたは複数の角度における異なるPRSリソース識別子に対応する電力の値のうちの最大のもの(すなわち、前述の第2の電力の値)を基準として使用することによって、第2の電力の値と、対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力の値との間で減算を実行して、(整数に丸められた)差分を取得し、差分は、対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力情報として使用され得る。
例えば、複数の角度に対応するマッピング関係の複数のグループにおいて、対応するプリセット角度でのマッピング関係の各グループ内のPRSリソース識別子に対応する電力の値が、前述の表2に示されていると推測される。降順のソートを例にとると、AOD#1=2°およびAOD#2=4°の場合、複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値が対応するプリセット角度でソートされた後に得られる結果は{12.1,11.5,9.5,6.7,5.6,4.1,3,2}である。さらに、表6に示すように、12.1を基準として使用することにより、12.1と、対応するプリセット角度で各PRSリソース識別子に対応する電力の値との間で減算が実行され(結果は整数に丸められる)、その結果、AOD#1=2°の複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を取得することができる。
表6は、対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力の値が、第2の電力の値から減算される例を使用することによって、説明されていることに留意されたい。もちろん、第2の電力の値は、代替として、対応するプリセット角度で各PRSリソース識別子に対応する電力の値から減算され得る。本出願の実施形態ではこれは特定のものに限定されない。
商方法では、対応するプリセット角度における1つまたは複数のプリセット角度における異なるPRSリソース識別子に対応する電力の値が最初にソートされ(例えば、電力の値は昇順または降順であり得る)、次いで、対応するプリセット角度における1つまたは複数の角度における異なるPRSリソース識別子に対応する電力の値のうちの最大のもの(すなわち、前述の第2の電力の値)を基準として使用することによって、第2の電力の値と、対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力の値との間で除算を実行して、(整数に丸められた)商と余りを取得し、商と余りは、対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力情報として使用され得る。
例えば、複数の角度に対応するマッピング関係の複数のグループにおいて、対応するプリセット角度でのマッピング関係の各グループ内のPRSリソース識別子に対応する電力の値が、前述の表2に示されていると推測される。降順のソートを例にとると、AOD#1=2°およびAOD#2=4°の場合、複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値が対応するプリセット角度でソートされた後に得られる結果は{12.1,11.5,9.5,6.7,5.6,4.1,3,2}である。さらに、表7に示すように、12.1を基準として使用することにより、12.1と、対応するプリセット角度で各PRSリソース識別子に対応する電力の値との間で除算が実行され(結果は整数に丸められる)、その結果、AOD#1=2°およびAOD#2=4°の複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を取得することができる。
表7は、第2の電力の値が、対応するプリセット角度で各PRSリソース識別子に対応する電力の値によって除算される例を使用することによって説明されることに留意されたい。当然ながら、対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力の値は、代替として、第2の電力の値で除算され得る。本出願の実施形態ではこれは特定のものに限定されない。
非可逆圧縮方法は、以下の2つの圧縮シナリオを含むことができる。
シナリオ3:対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力情報は、対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力の値について、基準の以前の電力の値に対する値を含む。対応するプリセット角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値は、昇順または降順でソートされる。言い換えれば、対応するプリセット角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値は、対応するプリセット角度でソートされる。
対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力の値について、基準の以前の電力の値に対する値は、以下の差分方法または差分商法を使用することによって実施され得る。
差分方法では、対応するプリセット角度におけるすべてのPRSリソース識別子に対応する電力の値が最初にソートされ(例えば、電力の値は昇順または降順であり得る)、その後、差分(整数に丸められる)を取得するために前の電力の値と次の電力の値との間で減算が実行され、差分は、対応するプリセット角度で各PRSリソース識別子に対応する電力情報として使用され得る。
例えば、複数の角度に対応するマッピング関係の複数のグループにおいて、対応するプリセット角度でのマッピング関係の各グループ内のPRSリソース識別子に対応する電力の値が、前述の表2に示されていると推測される。降順のソートを例として使用すると、AOD#1=2°の場合、複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値が対応するプリセット角度でソートされた後に得られる結果は{12.1,9.5,5.6,3}である。さらに、前の電力の値と次の電力の値との間で減算が実行され(結果は整数に丸められる)、その結果、表8に示すように、AOD#1=2°およびAOD#2=4°の複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を取得することができる。
同様に、降順のソートを例として使用すると、AOD#2=4°の場合、複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値が対応するプリセット角度でソートされた後に得られる結果は{11.5,6.7,4.1,2}である。さらに、前の電力の値と次の電力の値との間で減算が実行され(結果は整数に丸められる)、その結果、表8に示すように、AOD#2=4°における複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を取得することができる。
誤差蓄積を回避するために、本出願の実施形態では、以前の電力の値は圧縮された電力の値であり得ることに留意されたい。例えば、AOD#1=2°の場合、ID 2に対応する電力情報3は、第2の電力の値(9.5)から第3の電力の値(5.6)を直接減算することによって取得されるのではなく、圧縮された第2の電力の値(9)から第3の電力の値(5.6)を直接減算することによって取得される。このことは、ここで中心的に説明され、後に再度説明されない。
表8は、電力の値が降順にソートされた後に前の電力の値から次の電力の値が減算される例を使用することにより説明されることに留意されたい。確かに、電力の値が降順にソートされた後、前の電力の値は代替的に次の電力の値から減算され得る。あるいは、電力の値が昇順にソートされた後、次の電力の値が前の電力の値から減算され得る。あるいは、電力の値が昇順にソートされた後に、前の電力の値が次の電力の値から減算され得る。本出願の実施形態ではこれは特定のものに限定されない。
差分商方法では、対応するプリセット角度におけるすべてのPRSリソース識別子に対応する電力の値が最初にソートされ(例えば、電力の値は昇順または降順であり得る)、その後、商および余り(整数に丸められる)を取得するために前の電力の値と次の電力の値との間で除算が実行され、商および余りは、対応するプリセット角度で各PRSリソース識別子に対応する電力情報として使用され得る。
例えば、複数の角度に対応するマッピング関係の複数のグループにおいて、対応するプリセット角度でのマッピング関係の各グループ内のPRSリソース識別子に対応する電力の値が、前述の表2に示されていると推測される。降順のソートを例として使用すると、AOD#1=2°の場合、複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値が対応するプリセット角度でソートされた後に得られる結果は{12.1,9.5,5.6,3}である。さらに、前の電力の値と次の電力の値との間で減算が実行され(結果は整数に丸められる)、その結果、表9に示すように、AOD#1=2°における複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を取得することができる。
同様に、降順のソートを例として使用すると、AOD#2=4°の場合、複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値が対応するプリセット角度でソートされた後に得られる結果は{11.5,6.7,4.1,2}である。さらに、前の電力の値と次の電力の値との間で減算が実行され(結果は整数に丸められる)、その結果、表9に示すように、AOD#2=4°における複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を取得することができる。
表9は、電力の値が降順にソートされた後に前の電力の値が次の電力の値によって除算される例を使用することによって説明されることに留意されたい。確かに、電力の値が降順にソートされた後、次の電力の値は前の電力の値で除算され得る。あるいは、電力の値が昇順にソートされた後に、前の電力の値が次の電力の値によって除算され得る。あるいは、電力の値が昇順にソートされた後、次の電力の値は前の電力の値で除算され得る。本出願の実施形態ではこれは特定のものに限定されない。
シナリオ4:対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力情報は、対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力の値について、基準の以前の電力の値に対する値を含む。対応するプリセット角度における1つまたは複数のプリセット角度における異なるPRSリソース識別子に対応する電力の値は、昇順または降順でソートされる。言い換えれば、対応するプリセット角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値は、すべてのプリセット角度でソートされる。
対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力の値について、基準の以前の電力の値に対する値は、以下の差分方法または差分商法を使用することによって実施され得る。
差分方法では、対応するプリセット角度の1つまたは複数のプリセット角度における異なるPRSリソース識別子に対応する電力の値が最初にソートされ(例えば、電力の値は昇順または降順であり得る)、その後、差分(整数に丸められる)を取得するために前の電力の値と次の電力の値との間で減算が実行され、差分は、対応するプリセット角度で各PRSリソース識別子に対応する電力情報として使用され得る。
例えば、複数の角度に対応するマッピング関係の複数のグループにおいて、対応するプリセット角度でのマッピング関係の各グループ内のPRSリソース識別子に対応する電力の値が、前述の表2に示されていると推測される。降順のソートを例にとると、AOD#1=2°およびAOD#2=4°の場合、複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値が対応するプリセット角度でソートされた後に得られる結果は{12.1,11.5,9.5,6.7,5.6,4.1,3,2}である。さらに、前の電力の値と次の電力の値との間で減算が実行され(結果は整数に丸められる)、その結果、表10に示すように、AOD#1=2°およびAOD#2=4°における複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を取得することができる。
表10は、電力の値が降順にソートされた後に前の電力の値から次の電力の値が減算される例を使用することにより説明されることに留意されたい。確かに、電力の値が降順にソートされた後、前の電力の値は代替的に次の電力の値から減算され得る。あるいは、電力の値が昇順にソートされた後、次の電力の値が前の電力の値から減算され得る。あるいは、電力の値が昇順にソートされた後に、前の電力の値が次の電力の値から減算され得る。本出願の実施形態ではこれは特定のものに限定されない。
差分商方法では、対応するプリセット角度の1つまたは複数のプリセット角度における異なるPRSリソース識別子に対応する電力の値が最初にソートされ(例えば、電力の値は昇順または降順であり得る)、その後、商および余り(整数に丸められる)を取得するために前の電力の値と次の電力の値との間で除算が実行され、商および余りは、対応するプリセット角度で各PRSリソース識別子に対応する電力情報として使用され得る。
例えば、複数の角度に対応するマッピング関係の複数のグループにおいて、対応するプリセット角度でのマッピング関係の各グループ内のPRSリソース識別子に対応する電力の値が、前述の表2に示されていると推測される。降順のソートを例にとると、AOD#1=2°およびAOD#2=4°の場合、複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値が対応するプリセット角度でソートされた後に得られる結果は{12.1,11.5,9.5,6.7,5.6,4.1,3,2}である。さらに、前の電力の値と次の電力の値との間で除算が実行され(結果は整数に丸められる)、その結果、表11に示すように、AOD#1=2°およびAOD#2=4°の複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を取得することができる。
表11は、電力の値が降順にソートされた後に前の電力の値が次の電力の値によって除算される例を使用することによって説明されることに留意されたい。確かに、電力の値が降順にソートされた後、次の電力の値は前の電力の値で除算され得る。あるいは、電力の値が昇順にソートされた後に、前の電力の値が次の電力の値によって除算され得る。あるいは、電力の値が昇順にソートされた後、次の電力の値は前の電力の値で除算され得る。本出願の実施形態ではこれは特定のものに限定されない。
前述のシナリオ4では、差分方法または差分商方法が使用されて基準の以前の電力の値に対する値が判断された後、対応するプリセット角度で各PRSリソース識別子に対応する電力の値について、支援データ内のマッピング関係の各グループの提示の順序はまた、電力の値のソートの結果に基づくべきであることを理解されたい。言い換えれば、前述の表10を例として使用すると、送信中の支援データ内のマッピング関係の各グループの提示の順序が、表12に示され得る。したがって、対応するプリセット角度で各PRSリソース識別子に対応する電力の値を順次復元することが便利である。このことは、ここで中心的に説明され、後に再度説明されない。
上記は、対応するプリセット角度で各PRSリソース識別子に対応する電力の値を圧縮するためのいくつかの方法のみを提供し、本出願の実施形態で提供される技術的解決策に対する制限を構成しないことを理解されたい。支援データに対して圧縮が実行された後、支援データの送信中にシグナリングオーバーヘッドを低減することができるように、別の圧縮方法も利用可能であり得ることを当業者は理解することができる。本出願の実施形態ではこれは特定のものに限定されない。
複数の圧縮方法が利用可能である場合、対応するプリセット角度で複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値の分布状況または圧縮要件に基づいて異なる圧縮方法が選択されてもよく、各圧縮方法は複数回使用されてもよく、または他の圧縮方法と組み合わせて使用され得ることを理解されたい。例えば、差分法や差分商法は、値の差が比較的大きい場合に適用可能である。この方法ではより小さい圧縮値が得られるので、シグナリングオーバーヘッドがより大きな程度低減される。
対応するプリセット角度の1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値が対応するプリセット角度でソートされる解決策では、第1の電力の値は支援データの送信中に送信される必要がない場合があることを理解されたい。これは、複数の測定対象角度の各々に対応する1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を決定するときに、測位デバイス(例えば、本出願の以下の実施形態における端末デバイス)が、対応する測定対象角度の1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値が、対応する測定対象角度で同じ方法でソートされた後で、ソート結果に基づいて電力情報を決定し得るためである。しかしながら、対応するプリセット角度の1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値がすべての角度でソートされる解決策では、第2の電力の値は支援データの送信中に送信される必要がある。これは、複数の測定対象角度の各々に対応する1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を決定するときに、測位デバイスが第2の電力の値を参照して電力情報を決定する必要があるためであるか、または、測位デバイスは、第2の電力の値に基づくすべての測定対象角度において、対応する測定対象角度におけるPRSリソース識別子に対応する電力の値を復元する必要がある。本出願の実施形態ではこれは特定のものに限定されない。
任意選択で、本出願の実施形態では、マッピング関係の各グループに含まれる1つまたは複数のPRSリソース識別子は、対応するプリセット角度で測定される必要があるすべてのPRSリソースのPRSリソース識別子である。あるいは、マッピング関係の各グループに含まれる1つまたは複数のPRSリソース識別子は、対応するプリセット角度で測定される必要がある一部のPRSリソースのPRSリソース識別子である。
マッピング関係の各グループに含まれる1つまたは複数のPRSリソース識別子が、対応するプリセット角度で測定される必要があるすべてのPRSリソースのPRSリソース識別子である場合と比較して、マッピング関係の各グループに含まれる1つまたは複数のPRSリソース識別子が、対応するプリセット角度で測定される必要がある一部のPRSリソースのPRSリソース識別子である場合、支援データのデータ量はある程度削減され得る。したがって、支援データの送信中にシグナリングオーバーヘッドを低減することができ、測位の待ち時間および電力消費を低減することができる。マッピング関係の各グループに含まれる1つまたは複数のPRSリソース識別子が、対応するプリセット角度で測定される必要がある一部のPRSリソースのPRSリソース識別子である場合と比較して、マッピング関係の各グループに含まれる1つまたは複数のPRSリソース識別子が、対応するプリセット角度で測定される必要があるすべてのPRSリソースのPRSリソース識別子である場合、角度推定の精度を向上させることができ、測位の精度がより大幅に向上する。
可能な実装形態では、対応するプリセット角度で測定される必要があるすべてのPRSリソースのPRSリソース識別子に対応する電力の値が降順にソートされる場合、一部のPRSリソースは、ソート後の最初のM個の電力の値に対応するPRSリソースを含み、Mは、1より大きい正の整数である。
例えば、対応するプリセット角度で測定される必要があるすべてのPRSリソースのPRSリソース識別子に対応する電力の値が表2に示されており、M=3であると仮定している。対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力情報が、対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力の値を含むと仮定すると、本出願の実施形態で提供される支援データは、表13に示すことができる。
当然ながら、対応するプリセット角度の各PRSリソース識別子に対応する電力情報が、対応するプリセット角度の各PRSリソース識別子に対応する電力の値が圧縮された後に取得された値を含む場合、本出願の実施形態で提供される支援データは、対応するプリセット角度で測定される必要があるすべてのPRSリソースのPRSリソース識別子に対応する電力の値が降順にソートされた後に取得された最初のM個の電力の値を圧縮することによって取得された値である。対応する圧縮方法については、前述の実施形態を参照されたい。本明細書で詳細は重ねて説明されない。
支援データの前述の説明を参照して、図5に示す測位システムが5G移動通信システムに適用され、アクセスネットワークデバイスがNG-RANデバイスであると仮定し、図6または図7に示す測位システムを参照すると、本出願の実施形態は測位方法を提供する。図9Aおよび図9Bに示されたように、測位方法は以下のステップを含む。
S901.NG-RANデバイスは支援データを確立し、支援データは、1つまたは複数の角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループを含む。
任意選択で、本出願の本実施形態では、NG-RANデバイスは、端末デバイスから、1つまたは複数のプリセット角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値を取得し、1つまたは複数のプリセット角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値に基づいて支援データを確立することができる。プリセット角度におけるPRSリソース識別子に対応する電力の値は、異なる端末デバイスからNG-RANデバイスによって取得され、プリセット角度におけるPRSリソース識別子に対応する電力の値の平均値であってもよく、または端末デバイスからNG-RANデバイスによって取得され、プリセット角度におけるPRSリソース識別子に対応する電力の値であり得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
例えば、1つまたは複数のプリセット角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値は、前述の表2に示すことができる。
対応するプリセット角度におけるマッピング関係の1つまたは複数のグループ内の各PRSリソース識別子の電力情報が、対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力の値を含む場合、NG-RANデバイスが、1つまたは複数のプリセット角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値に基づいて支援データを確立することは、具体的には、NG-RANデバイスが、1つまたは複数のプリセット角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループを確立することを含み、マッピング関係の1つまたは複数のグループの各々は、1つまたは複数のプリセット角度のうちの1つに対応し、マッピング関係の各グループは、1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々と、対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力の値との間のマッピング関係を含む。
対応するプリセット角度におけるマッピング関係の1つまたは複数のグループ内の各PRSリソース識別子の電力情報が、対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力の値が圧縮された後に取得された値を含む場合、NG-RANデバイスが、1つまたは複数のプリセット角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値に基づいて支援データを確立することは、具体的には、NG-RANデバイスが、前述の実施形態で提供されたデータ圧縮方法を使用して、対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力の値をまず圧縮し、1つまたは複数の角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループをさらに確立し、マッピング関係の1つまたは複数のグループの各々が1つまたは複数のプリセット角度の1つに対応することを含み、マッピング関係の各グループは、1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々と、対応するプリセット角度にある各PRSリソース識別子に対応する電力の値が圧縮された後に取得された値との間のマッピング関係を含む。
任意選択で、本出願の本実施形態では、NG-RANデバイスは支援データを周期的に更新することができる。例えば、支援データは、異なる端末デバイスから最近取得され、1つまたは複数のプリセット角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値に基づいて更新される。支援データが定期的に更新されるため、支援データの精度を確保することができ、さらに、その後の測定対象角度の推定の精度を向上させることができ、測位精度がより大きく改善する。
本出願のこの実施形態におけるステップS901は、オフライン部分、すなわち、端末デバイスの測位手順が開始される前に実行されるステップと考えることができることに留意されたい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
さらに、本出願のこの実施形態では、測位手順は、以下のステップS902a、S902b、またはS902cを実行することによって開始され得る。
S902a.端末デバイスは、AMFネットワーク要素に測位要求を送信する。これに対応して、AMFネットワーク要素は、端末デバイスから測位要求を受信する。測位要求は、端末デバイスの測位を要求するために使用される。
言い換えれば、端末デバイスは、端末デバイスを測位するための手順を能動的に開始し得る。
S902b.5Gコア(5G core、5GC)位置サービス(location services、LCS)エンティティは、AMFネットワーク要素に測位要求を送信する。これに対応して、AMFネットワーク要素は、5GC LCSエンティティから測位要求を受信する。測位要求は、端末デバイスの測位を要求するために使用される。
言い換えれば、5GC LCSエンティティは、端末デバイスを測位するための手順を開始し得る。
例えば、本出願のこの実施形態における5GC LCSエンティティは、例えば、ゲートウェイモバイルロケーションセンタ(gateway mobile location center、GMLC)であり得る。
S902c.AMFネットワーク要素は、端末デバイスのいくつかの測位サービス要件(例えば、端末デバイスは緊急コールを必要とする)を決定し、それ自体で測位要求をトリガする。
言い換えれば、AMFネットワーク要素は、端末デバイスを測位するための手順を開始することができる。
測位手順を開始するいくつかの方法のみが例として上に提供されていることを理解されたい。測位手順を開始する別の方法があり得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
さらに、本出願の本実施形態で提供される測位方法は、以下のステップS903からS909をさらに含む。
S903.AMFネットワーク要素は、LMFネットワーク要素に測位要求を送信する。これに対応して、LMFネットワーク要素は、AMFネットワーク要素から測位要求を受信する。測位要求は、端末デバイスの測位を要求するために使用される。
S904.LMFネットワーク要素は、端末デバイスにLTE測位プロトコル(LTE positioning protocol、LPP)メッセージ1を送信する。これに応じて、端末デバイスは、LMFネットワーク要素からLPPメッセージ1を受信する。LPPメッセージ1は、端末デバイスの測位能力を要求するために使用される。
例えば、図9Aおよび図9Bに示すように、本出願のこの実施形態におけるLPPメッセージ1は、例えば、LPP要求能力(LPP Request Capabilities)メッセージであり得る。
S905.端末デバイスは、LPPメッセージ2をLMFネットワーク要素に送信する。LMFネットワーク要素は、端末デバイスからLPPメッセージ2を受信する。LPPメッセージ2は、端末デバイスの測位能力を担持する。
例えば、本出願のこの実施形態では、端末デバイスの測位能力は、例えば、UE-basedのDL-到着時間差(time difference of arrival、TDOA)またはUE-basedの測位におけるUE-basedのDL-AODであり得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
例えば、図9Aおよび図9Bに示すように、本出願のこの実施形態におけるLPPメッセージ2は、例えば、LPP提供能力(LPP Provide Capabilities)メッセージであり得る。
S906.LMFネットワーク要素は、NR測位プロトコル(NR positioning protocol annex、NRPPa)メッセージ1をNG-RANデバイスに送信する。これに対応して、NG-RANデバイスは、LMFネットワーク要素からNRPPaメッセージ1を受信する。NRPPaメッセージ1は、測位支援データを要求するために使用される。
例えば、図9Aおよび図9Bに示すように、本出願のこの実施形態におけるNRPPaメッセージ1は、例えば、NRPPa要求支援データ(NRPPa Request Assistance Data)メッセージであり得る。
S907.NG-RANデバイスは、LMFネットワーク要素にNRPPaメッセージ2を送信する。これに対応して、LMFネットワーク要素は、NG-RANデバイスからNRPPaメッセージ2を受信する。NRPPaメッセージ2は、NG-RANデバイスによってLMFネットワーク要素に提供される支援データを搬送する。
例えば、図9Aおよび図9Bに示すように、本出願のこの実施形態におけるNRPPaメッセージ2は、例えば、NRPPa提供支援データ(NRPPa Provide Assistance Data)メッセージであり得る。
本出願のこの実施形態では、LMFネットワーク要素のためにNG-RANデバイスによって提供される支援データは、前述の実施形態における1つまたは複数のプリセット角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループを含むだけでなく、従来技術における支援された測位のためにLMFネットワーク要素のためにNG-RANデバイスによって提供され得るいくつかの支援データ、例えばNG-RANデバイスの位置情報も含む。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
任意選択で、本出願のこの実施形態におけるステップS906およびS907で支援データを取得する方法とは異なる方法で、要求されることなく、NG-RANデバイスは、NRPPaメッセージを使用して、LMFネットワーク要素に、LMFネットワーク要素のためにNG-RANデバイスによって提供され得る支援データを能動的に送信し得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
S908.端末デバイスは、LPPメッセージ3をLMFネットワーク要素に送信する。これに対応して、LMFネットワーク要素は、端末デバイスからLPPメッセージ3を受信する。LPPメッセージ3は、測位支援データを要求するために使用される。
例えば、図9Aおよび図9Bに示すように、本出願のこの実施形態におけるLPPメッセージ3は、例えば、LPP要求支援データ(LPP Request Assistance Data)メッセージであり得る。
S909.LMFネットワーク要素は、端末デバイスにLPPメッセージ4を送信する。これに応じて、端末デバイスは、LMFネットワーク要素からLPPメッセージ4を受信する。LPPメッセージ4は、端末デバイスのためにLMFネットワーク要素によって提供される支援データを搬送する。
例えば、図9Aおよび図9Bに示すように、本出願のこの実施形態におけるLPPメッセージ4は、例えば、LPP提供支援データ(LPP Provide Assistance Data)メッセージであり得る。
本出願のこの実施形態では、端末デバイスのためにLMFネットワーク要素によって提供される支援データは、LMFネットワーク要素のためにNG-RANデバイスによって提供される支援データだけでなく、端末デバイスのためにLMFネットワーク要素によって提供され得る他の支援データ、例えば、物理セルID(physical cell IDs、PCI)、グローバルセルID(global cell IDs、GCI)、TP ID、およびPRS構成情報も含む(LMFネットワーク要素によって別のゲートウェイから取得された支援データであってよい)。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
任意選択で、本出願のこの実施形態におけるステップS908およびS909で支援データを取得する方法とは異なる方法で、要求されることなく、LMFネットワーク要素は、端末デバイスに支援データを能動的に提供することができる。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
前述のステップS901からS909は、端末デバイスが支援データを取得するときに1つのアクセスネットワークデバイスが測位方法に関与する手順の例を提供するにすぎないことに留意されたい。当然ながら、測位方法では、端末デバイスが複数の支援データを取得する必要があるときに、複数のアクセスネットワークデバイスの参加が必要とされ得る。各アクセスネットワークデバイスの処理および対話手順(図9Aおよび図9Bには示されていない)については、前述のステップS901~S909のNG-RANデバイスの処理および関連する対話手順を参照されたい。本明細書で詳細は重ねて説明されない。
さらに、本出願の本実施形態で提供される測位方法は、以下のステップS910からS911をさらに含む。
S910.端末デバイスは、複数の測定対象角度の各々に対応する1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を決定する。
任意選択で、本出願の本実施形態では、端末デバイスが、複数の測定対象角度の各々に対応する1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を決定することは、端末デバイスが、図9Aおよび図9BのNG-RANデバイスから基準信号を受信し、基準信号に基づいて、測定対象角度における測定対象角度において1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を決定すること、および端末デバイスは、別のアクセスネットワークデバイス(図9Aおよび図9Bには示されていない)から基準信号を受信し、基準信号に基づいて、別の測定対象角度における別の測定対象角度での1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を決定することができることを含み得る。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、端末デバイスは、基準信号に基づいて、測定対象角度における測定対象角度での1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値を決定し得る。さらに、可能な実装形態では、端末デバイスは、測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値を、測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報として使用することができる。あるいは、別の可能な実装形態では、端末デバイスは、測定対象角度での1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値を圧縮し、測定対象角度での1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値が圧縮された後に取得された値を、測定対象角度での1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報として使用することができる。対応する圧縮方法は、NG-RANデバイス側のものと一致する。前述した支援データの関係する説明を参照されたい。本明細書で詳細は重ねて説明されない。
任意選択で、本出願の本実施形態では、支援データ内のマッピング関係の各グループに含まれる1つまたは複数のPRSリソース識別子が、対応するプリセット角度で測定される必要があるすべてのPRSリソースのPRSリソース識別子である場合、各測定対象角度での1つまたは複数のPRSリソース識別子は、対応する測定対象角度で測定される必要があるすべてのPRSリソースのPRSリソース識別子であるか、または、支援データのマッピング関係の各グループに含まれる1つまたは複数のPRSリソース識別子が、対応するプリセット角度で測定される必要がある一部のPRSリソースのPRSリソース識別子である場合、各測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子は、対応する測定対象角度で測定される必要がある一部のPRSリソースのPRSリソース識別子である。可能な実装形態では、対応する測定対象角度で測定される必要があるすべてのPRSリソースのPRSリソース識別子に対応する電力の値が降順にソートされる場合、対応する測定対象角度で測定される必要がある一部のPRSリソースは、ソート後の最初のM個の電力の値に対応するPRSリソースを含み、Mは1より大きい正の整数である。このことは、ここで中心的に説明され、後に再度説明されない。
S911.端末デバイスは、複数の支援データと、対応する測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報とに基づいて端末デバイスを測位し、1つまたは複数のPRSリソース識別子は複数の測定対象角度の各々に対応する。
任意選択で、本出願の本実施形態では、端末デバイスが、複数の支援データと、対応する測定対象角度における1つまたはPRSリソース識別子に対応する電力情報とに基づいて端末デバイスを測位することは、端末デバイスが、複数の支援データと、対応する測定対象角度にある1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報とに基づいて複数の測定対象角度を決定することを含み、1つまたは複数のPRSリソース識別子が複数の測定対象角度の各々に対応し、さらに、端末デバイスは、複数の測定対象角と、複数の測定対象角度の各々に対応するアクセスネットワークデバイスの位置情報とに基づいて端末デバイスを測位することを含む。
複数の測定対象角度および複数の測定対象角度の各々に対応するアクセスネットワークデバイスの位置情報に加えて、端末デバイスを測位するための基礎は、LMFネットワーク要素から端末デバイスによって取得された他の支援データをさらに含み得ることを理解されたい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
複数の測定対象角度および複数の測定対象角度の各々に対応するアクセスネットワークデバイスの位置情報に基づいて端末デバイスによって端末デバイスを測位する方法については、従来の技術を参照されたい。例えば、二次元平面におけるDL-AOD測位方法では、端末デバイスの位置情報は、前述の式(1)を参照して決定され得る。本明細書で詳細は重ねて説明されない。
本出願のこの実施形態では、端末デバイスが、複数の支援データと、対応する測定対象角度の1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報とに基づいて複数の測定対象角度を決定することは、1つまたは複数のPRSリソース識別子が複数の測定対象角度の各々に対応することが、任意の測定対象角度について、対応する測定対象角度の測定対象角度の1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報と、対応する支援データに含まれ、1つまたは複数の角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループとの間でマッチングが実行されることを含み得て、また対応するプリセット角度におけるマッピング関係のグループに含まれる1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報と、対応する測定対象角度における測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報との間の類似性が最も高い(例えば、最尤推定法を用いる)場合、マッピング関係のグループに対応するプリセット角度が測定対象角度として決定されることを含み得る。
例えば、図9Aおよび図9BのNG-RANデバイスと端末デバイスとの間の測定対象角が4°であると仮定すると、端末デバイスとNG-RANデバイスの両方は、前述の実施形態のシナリオ1に記載された方法に従って、対応するプリセットまたは測定対象角度で各PRSリソース識別子に対応する電力の値を圧縮する。対応するプリセット角度でのマッピング関係における各PRSリソース識別子に対応する電力情報を表3に示す。端末デバイスによって取得され、対応する測定対象角度の測定対象角度の1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を表14に示す。したがって、表14を表3と比較することによって、表3のAOD#2=4°に対応する電力情報と、対応する測定対象角度における測定対象角度での1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報との間の類似性が最も高いことが分かる。したがって、測定対象角度は4°であると決定することができる。
複数の測定対象角度および複数の支援データがあるとき、任意の測定対象角度は、アクセスネットワークデバイスのPRSリソース(ビーム)と端末デバイスの受信ビームとの間の角度であることを理解されたい。この場合、対応する測定対象角度の測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報と、対応する支援データに含まれ、1つまたは複数の角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループとの間でマッチングが実行されるとき、対応する支援データは、アクセスネットワークデバイスを使用することにより確立された支援データとして理解されるべきである。例えば、図9Aおよび図9BのNG-RANデバイスと端末デバイスとの間の測定対象角度に対応する支援データは、図9Aおよび図9BのNG-RANデバイスを使用することにより確立された支援データである。このことは、ここで中心的に説明され、後に再度説明されない。
任意選択で、前述のステップS910およびS911は、端末デバイスが、対応する測定対象角度での1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を決定する例を使用することにより説明され、1つまたは複数のPRSリソース識別子は複数の測定対象角度の各々に対応し、さらに、端末デバイスが、複数の支援データと、対応する測定対象角度にある1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報とに基づいて複数の測定対象角度を決定することを含み、1つまたは複数のPRSリソース識別子が複数の測定対象角度の各々に対応し、さらに、端末デバイスは、複数の支援データと、対応する測定対象角度での1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報とに基づいて複数の測定対象角度を決定し、1つまたは複数のPRSリソース識別子は複数の測定対象角度の各々に対応する。確かに、支援データが送信のために圧縮されるシナリオでは、本出願のこの実施形態では、代替として、端末デバイスは、対応する測定対象角度において1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値を決定することができ、1つまたは複数のPRSリソース識別子は、複数の測定対象角度のそれぞれに対応し、さらに、端末デバイスは、複数の支援データと、対応する測定対象角度において1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値とに基づいて複数の測定対象角度を決定し、1つまたは複数のPRSリソース識別子は、複数の測定対象角度のそれぞれに対応する。言い換えれば、任意の測定対象角度について、端末デバイスは、対応するプリセット角度の対応する支援データに含まれる1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を、対応するプリセット角度の1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値に復元することができる。さらに、対応する測定対象角度を決定するために、この電力の値と、対応する測定対象角度での測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値との間でマッチングが実行される。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
例えば、前述の実施形態におけるシナリオ4の圧縮方法に関して、任意の測定対象角度について、端末デバイスは、対応するプリセット角度での1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値がすべてのプリセット角度でソートされた後に取得された最大値(すなわち、前述の第2の電力の値)に基づいて、対応するプリセット角度での対応するプリセット角度で対応する支援データに含まれる1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を、対応するプリセット角度での1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値に復元し、この電力の値と、対応する測定対象角度での測定対象角度での1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値との間のマッチングをさらに実行して、対応する測定対象角度を決定することができる。
任意選択で、本出願の本実施形態では、測位手順が端末デバイスによって開始されず(すなわち、ステップS901aは実行されない)、5GC LCSエンティティによって開始される(すなわち、ステップS902bが実行される)、またはAMFネットワーク要素(すなわち、ステップS902cが実行される)の場合、本出願の本実施形態で提供される測位方法は、以下のステップS912およびS913をさらに含む。
S912.端末デバイスは、LPPメッセージ5をLMFネットワーク要素に送信する。これに対応して、LMFネットワーク要素は、端末デバイスからLPPメッセージ5を受信する。LPPメッセージ5は、端末デバイスの位置情報を搬送する。
例えば、図9Aおよび図9Bに示すように、本出願のこの実施形態におけるLPPメッセージ5は、例えば、LPP提供能力メッセージであり得る。
S913.LMFネットワーク要素は、端末デバイスの位置情報をAMFネットワーク要素に送信する。これに対応して、AMFネットワーク要素は、LMFネットワーク要素から端末デバイスの位置情報を受信する。
任意選択で、本出願の本実施形態では、測位手順が5GC LCSエンティティ(すなわち、ステップS902bが実行される)によって開始される場合、本出願の本実施形態で提供される測位方法は、以下のステップS914をさらに含む。
S914.AMFネットワーク要素は、端末デバイスの位置情報を5GC LCSエンティティに送信する。これに対応して、5GC LCSエンティティは、AMFネットワーク要素から端末デバイスの位置情報を受信する。
現在、既存の支援データに基づかれて推定され得るのは角度の大まかな範囲(出発角または到着角)のみであり、高精度な測位を実現することはできない。本出願のこの実施形態で提供される測位方法に基づき、本出願のこの実施形態における支援データは、1つまたは複数のプリセット角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループを含み、マッピング関係の1つまたは複数のグループの各々は、1つまたは複数のプリセット角度のうちの1つに対応し、マッピング関係の各グループは、1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々と、対応するプリセット角度における各PRSリソース識別子に対応する電力情報との間のマッピング関係を含む。したがって、端末デバイスは、複数の支援データと、対応する測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報とに基づいて、測定対象角度(例えば、出発角または到着角)を正確に推定することができ、1つまたは複数のPRSリソース識別子は複数の測定対象角度の各々に対応し、高精度測位をさらに実施することができる。別の態様によれば、本出願のこの実施形態で提供される測位手順では、支援データは測位の前に確立され、端末デバイスは測位後に支援データに基づいて測位を実行する。これは、UE-basedのAoD測位に対する実施可能な解決策を提供する。
図8に示す通信装置800のプロセッサ801は、メモリ803に格納されたアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって、ステップS901からステップS914において端末デバイス、NG-RANデバイス、またはLMFネットワーク要素の動作を行うことができる。
支援データの前述の説明を参照して、図5に示す測位システムが5G移動通信システムに適用され、アクセスネットワークデバイスがNG-RANデバイスであると仮定し、図6または図7に示す測位システムを参照すると、本出願の実施形態は別の測位方法を提供する。図10Aおよび図10Bに示されるように、測位方法は、以下のステップを含む。
S1001~S1005は、図9Aおよび図9Bに示す実施形態におけるステップS901~S905と同じである。関連する説明については、図9Aおよび図9Bに示された実施形態を参照されたい。本明細書で詳細は重ねて説明されない。
S1006.端末デバイスは、RRCメッセージ1をNG-RANデバイスに送信する。これに応じて、NG-RANデバイスは、端末デバイスからRRCメッセージ1を受信する。RRCメッセージ1は、測位支援データを要求するために使用される。
S1007.NG-RANデバイスは、端末デバイスにRRCメッセージ2を送信する。これに応じて、端末デバイスは、NG-RANデバイスからRRCメッセージ2を受信する。RRCメッセージ2は、NG-RANデバイスによってLMFネットワーク要素に提供された支援データを搬送する。
本出願のこの実施形態では、端末デバイスのためにNG-RANデバイスによって提供される支援データは、前述の実施形態における1つまたは複数の角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループを含むだけでなく、従来技術における支援された測位のためにLMFネットワーク要素のためにNG-RANデバイスによって提供され得るいくつかの支援データ、例えばNG-RANデバイスの位置情報も含む。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
任意選択で、本出願のこの実施形態におけるステップS1006およびS1007で支援データを取得する方法とは異なる方法で、要求されることなく、NG-RANデバイスはまた、端末デバイスのためにNG-RANデバイスによって提供され得る支援データを、RRCメッセージを使用することにより端末デバイスに能動的に送信し得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
S1008.端末デバイスは、LPPメッセージ3をLMFネットワーク要素に送信する。これに対応して、LMFネットワーク要素は、端末デバイスからLPPメッセージ3を受信する。LPPメッセージ3は、測位支援データを要求するために使用される。
例えば、図10Aおよび図10Bに示すように、本出願のこの実施形態におけるLPPメッセージ3は、例えば、LPP要求支援データ(LPP Request Assistance Data)メッセージであり得る。
S1009.LMFネットワーク要素は、端末デバイスにLPPメッセージ4を送信する。これに応じて、端末デバイスは、LMFネットワーク要素からLPPメッセージ4を受信する。LPPメッセージ4は、端末デバイスのためにLMFネットワーク要素によって提供される支援データを搬送する。
例えば、図10Aおよび図10Bに示すように、本出願のこの実施形態におけるLPPメッセージ4は、例えば、LPP提供支援データ(LPP Provide Assistance Data)メッセージであり得る。
本出願のこの実施形態では、端末デバイスのためにLMFネットワーク要素によって提供される支援データは、別のゲートウェイ、例えば、PCI、GCI、TP ID、およびPRS構成情報からLMFネットワーク要素によって取得された支援データである。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
任意選択で、本出願のこの実施形態におけるステップS1008およびS1009で支援データを取得する方法とは異なる方法で、要求されることなく、LMFネットワーク要素は、端末デバイスに支援データを能動的に提供することができる。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
前述のステップS1001からS1009は、端末デバイスが支援データを取得するときに1つのアクセスネットワークデバイスが測位方法に関与する手順の例を提供するにすぎないことに留意されたい。当然ながら、測位方法では、端末デバイスが複数の支援データを取得する必要があるときに、複数のアクセスネットワークデバイスの参加が必要とされ得る。各アクセスネットワークデバイスの処理および対話手順(図10Aおよび図10Bには示されていない)については、前述のステップS1001~S1009のNG-RANデバイスの処理および関連する対話手順を参照されたい。本明細書で詳細は重ねて説明されない。
この場合、本願の本実施形態で提供される測位方法は以下のステップS1010とS1011をさらに含む。
S1010およびS1011は、図9Aおよび図9Bに示す実施形態におけるステップS910およびS911と同じである。関連する説明については、図9Aおよび図9Bに示された実施形態を参照されたい。本明細書で詳細は重ねて説明されない。
任意選択で、本出願の本実施形態では、測位手順が端末デバイスによって開始されず(すなわち、ステップS1001aは実行されない)、5GC LCSエンティティによって開始される(すなわち、ステップS1002bが実行される)、またはAMFネットワーク要素(すなわち、ステップS1002cが実行される)の場合、本出願の本実施形態で提供される測位方法は、以下のステップS1012およびS1013をさらに含む。
S1012およびS1013は、図9Aおよび図9Bに示す実施形態におけるステップS912およびS913と同じである。関連する説明については、図9Aおよび図9Bに示された実施形態を参照されたい。本明細書で詳細は重ねて説明されない。
任意選択で、本出願の本実施形態では、測位手順が5GC LCSエンティティ(すなわち、ステップS1002bが実行される)によって開始される場合、本出願の本実施形態で提供される測位方法は、以下のステップS1014をさらに含む。
S1014は、図9Aおよび図9Bに示す実施形態におけるステップS914と同じである。関連する説明については、図9Aおよび図9Bに示された実施形態を参照されたい。本明細書で詳細は重ねて説明されない。
図10Aおよび図10Bに示す実施形態における測位方法の技術的効果については、図9Aおよび図9Bに示す実施形態における測位方法の技術的効果を参照されたい。本明細書で詳細は重ねて説明されない。
図8に示す通信装置800のプロセッサ801は、メモリ803に格納されたアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって、ステップS1001からステップS1014において端末デバイス、NG-RANデバイス、またはLMFネットワーク要素の動作を行うことができる。
前述の実施形態では、端末デバイスによって実施される方法および/またはステップは、端末デバイスに使用することができる構成要素(例えば、チップまたは回路)によって実施することもでき、アクセスネットワークデバイスによって実施される方法および/またはステップはまた、アクセスネットワークデバイスのために使用することができる構成要素(例えば、チップまたは回路)によって実施することもでき、位置管理デバイスによって実施される方法および/またはステップは、位置管理デバイスに使用することができる構成要素(例えば、チップまたは回路)によって実施することもできることが理解されよう。
上記は、主に、ネットワーク要素間の情報交換の観点から、本出願の実施形態で提供される解決策を説明している。これに対応して、本出願の実施形態は通信装置をさらに提供し、通信装置は前述の方法を実施するように構成される。通信装置は、前述の方法実施形態における端末デバイス、または端末デバイスを含む装置、または端末デバイスに使用され得る構成要素であり得るか、または、通信装置は、前述の方法実施形態におけるアクセスネットワークデバイス、またはアクセスネットワークデバイスを含む装置、またはアクセスネットワークデバイスに使用することができる構成要素であり得るか、または、通信装置は、前述の方法実施形態における位置管理デバイス、または位置管理デバイスを含む装置、または位置管理デバイスに使用することができる構成要素であり得る。前述の機能を実施するため、通信装置が、機能を実行するための対応するハードウェア構造および/またはソフトウェアモジュールを含むことが理解されよう。当業者は、本明細書に開示された実施形態を参照して説明された例におけるユニットおよびアルゴリズムステップが、本出願におけるハードウェアまたはハードウェアとコンピュータソフトウェアの組合せの形で実装できることを、容易に認識するはずである。機能がハードウェアとコンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアとのどちらによって実行されるかは、技術的解決策の特定の用途および設計制約に依存する。当業者であれば、特定の用途ごとに異なる方法を用いて、説明されている機能を実施することができるが、その実装形態が、本出願の範囲を超えるものと考えられるべきではない。
本出願の実施形態では、通信装置が上記の方法例に基づいて機能モジュールに分割され得る。例えば、各機能モジュールは対応する各機能に基づいて分割することにより得られてもよいし、2つ以上の機能が1つの処理モジュールに統合され得る。当該統合されたモジュールはハードウェアの形態で実施され得るし、ソフトウェア機能モジュールの形態で実施され得る。本出願の実施形態では、モジュールへの分割は例であり、論理的な機能分割にすぎないことに留意されたい。実際の実装形態では、別の分割方法が使用され得る。
図11は、通信装置110の構造の概略図である。通信装置110は、トランシーバモジュール1101と、処理モジュール1102とを備える。トランシーバモジュール1101はトランシーバユニットと呼ばれることもあり、トランシーバ機能を実施するように構成される。例えば、トランシーバモジュール1101は、トランシーバ回路、トランシーバ、トランシーバ、または通信インターフェースであってよい。
例えば、通信装置110は、前述の方法の実施形態における端末デバイスである。
トランシーバモジュール1101は、複数の支援データを取得するように構成され、複数の支援データの各々は、1つまたは複数のプリセット角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループを含み、マッピング関係の1つまたは複数のグループの各々は、1つまたは複数のプリセット角度のうちの1つに対応し、マッピング関係の各グループは、1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々と、対応するプリセット角度の各PRSリソース識別子に対応する電力情報との間のマッピング関係を含む。処理モジュール1102は、複数の測定対象角度の各々に対応する1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を決定するように構成される。処理モジュール1102は、複数の支援データと、複数の測定対象角度の各々における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報とに基づいて端末デバイスを測位するようにさらに構成される。
任意選択で、処理モジュール1102は、複数の支援データと、複数の測定対象角度の各々の1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報とに基づいて端末デバイスを測位するようさらに構成されていることは、処理モジュール1102が、複数の支援データと、複数の測定対象角度の各々の1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報とに基づいて複数の測定対象角度を決定すること、および複数の測定対象角度と、複数の測定対象角度の各々に対応するアクセスネットワークデバイスの位置情報とに基づいて端末デバイスを測位することを含む。
任意選択で、トランシーバモジュール1101は、位置管理デバイスから複数の支援データを受信するように特に構成される。
あるいは、任意選択で、トランシーバモジュール1101は、1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスから複数の支援データを受信するように特に構成される。
任意選択で、トランシーバモジュール1101は、モビリティ管理ネットワーク要素に測位要求を送信するようにさらに構成され、測位要求は、端末デバイスを測位するように要求するために使用される。
任意選択で、トランシーバモジュール1101は、端末デバイスの位置情報を位置管理デバイスに送信するようにさらに構成される。
例えば、通信装置110は、前述の方法の実施形態におけるアクセスネットワークデバイスである。
処理モジュール1102は、支援データを確立または更新するように構成され、支援データは、1つまたは複数のプリセット角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループを含み、マッピング関係の1つまたは複数のグループの各々は、1つまたは複数のプリセット角度のうちの1つに対応し、マッピング関係の各グループは、1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々と、対応するプリセット角度の各PRSリソース識別子に対応する電力情報との間のマッピング関係を含み、トランシーバモジュール1101は支援データを送信するように構成されている。
任意選択で、トランシーバモジュール1101は、支援データを位置管理デバイスに送信するように特に構成される。
任意選択で、トランシーバモジュール1101は、位置管理デバイスから第1の要求メッセージを受信するようにさらに構成され、第1の要求メッセージは支援データを要求するために使用される。
任意選択で、トランシーバモジュール1101は、支援データを端末デバイスに送信するように特に構成される。
任意選択で、トランシーバモジュール1101は、位置管理デバイスから第2の要求メッセージを受信するようにさらに構成され、第1の要求メッセージは支援データを要求するために使用される。
任意選択で、対応する電力情報は、対応するプリセットまたは測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値を含む。
任意選択で、対応する電力情報は、対応するプリセットまたは測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値が圧縮された後に取得された値を含む。
可能な実装形態では、対応する電力情報は、対応するプリセットまたは測定対象角度での1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値について、基準の第1の電力の値に対する値を含み、第1の電力の値は、対応するプリセットまたは測定対象角度での1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値のうちの最大のものである。
可能な実装形態では、対応する電力情報は、対応するプリセットまたは測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値について、基準の以前の電力の値に対する値を含み、対応するプリセットまたは測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値は、昇順または降順にソートされる。
任意選択で、電力の値は、放射電力の値または受信電力の値を含む。
任意選択で、1つまたは複数のPRSリソース識別子は、対応するプリセットまたは測定対象角度で測定される必要があるすべてのPRSリソースのPRSリソース識別子であるか、または、1つまたは複数のPRSリソース識別子は、対応するプリセットまたは測定対象角度で測定される必要がある一部のPRSリソースのPRSリソース識別子である。
任意選択で、対応するプリセットまたは測定対象角度で測定される必要があるすべてのPRSリソースのPRSリソース識別子に対応する電力の値が降順にソートされる場合、一部のPRSリソースは、ソート後の最初のM個の電力の値に対応するPRSリソースを含み、Mは1より大きい正の整数である。
方法の実施形態におけるステップの関連する内容はいずれも、対応する機能モジュールの機能の説明に引用され得る。本明細書で詳細は重ねて説明されない。
この実施形態では、通信装置110は、統合された方法で分割によって得られた機能モジュールの形で提示されている。本明細書における「モジュール」は、特定のASIC、回路、1つもしくは複数のソフトウェアプログラムもしくはファームウェアプログラムを実行するプロセッサおよびメモリ、論理集積回路、ならびに/または前述の機能を提供できる別の構成要素であり得る。
例えば、図8に示されている通信装置800のプロセッサ801は、ネットワークデバイス800が前述の方法の実施形態で測位方法を遂行することを可能にするために、メモリ803に保管されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことができる。
具体的に述べると、図11のトランシーバモジュール1101と処理モジュール1102の機能/実施プロセスは、図8に示された通信装置800内のプロセッサ801によって、メモリ803に保管されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって実施されてよい。具体的に述べると、図11の処理モジュール1102の機能/実施プロセスは、図8に示された通信装置800内のプロセッサ801によって、メモリ803に保管されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって実施され得る。図11のトランシーバモジュール1101の機能/実装プロセスは、図8に示される通信装置800の通信インターフェース804を使用することによって実装され得る。
本実施形態で提示されている通信装置110は、前述の測位方法を実行することができる。したがって、本装置によって取得され得る技術的効果については、上述の方法実施形態を参照されたい。本明細書で詳細は重ねて説明されない。
図12は、別の通信装置120の構造の概略図である。通信装置120は、トランシーバモジュール1201を含む。トランシーバモジュール1201はトランシーバユニットと呼ばれることもあり、トランシーバ機能を実施するように構成される。例えば、トランシーバモジュール1201は、トランシーバ回路、トランシーバ、トランシーバ、または通信インターフェースであってよい。
例えば、通信装置120は、前述の方法の実施形態における位置管理デバイスである。
トランシーバモジュール1201は、1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスから複数の支援データを取得するように構成され、複数の支援データの各々は、1つまたは複数のプリセット角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループを含み、マッピング関係の1つまたは複数のグループの各々は、1つまたは複数のプリセット角度のうちの1つに対応し、マッピング関係の各グループは、1つまたは複数の測位基準信号PRSリソース識別子の各々と、対応するプリセット角度の各PRSリソース識別子に対応する電力情報との間のマッピング関係を含み、トランシーバモジュール1201は、端末デバイスに複数の支援データを送信するようにさらに構成されている。
任意選択で、トランシーバモジュール1201は、1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスに第1の要求メッセージを送信するようにさらに構成され、第1の要求メッセージは支援データを要求するために使用される。
任意選択で、トランシーバモジュール1201は、端末デバイスから第3の要求メッセージを受信するようにさらに構成され、第3の要求メッセージは支援データを要求するために使用される。
任意選択で、トランシーバモジュール1201は、端末デバイスから端末デバイスの位置情報を受信し、端末デバイスの位置情報をモビリティ管理ネットワーク要素に送信するようにさらに構成される。
任意選択で、対応する電力情報は、対応するプリセット角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値を含む。
任意選択で、対応する電力情報は、対応するプリセット角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値が圧縮された後に取得された値を含む。
可能な実装形態では、対応する電力情報は、対応するプリセット角度での1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値について、基準の第1の電力の値に対する値を含み、第1の電力の値は、対応するプリセット角度での1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値のうちの最大のものである。
可能な実装形態では、対応する電力情報は、対応するプリセット角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値について、基準の以前の電力の値に対する値を含み、対応するプリセット角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値は、昇順または降順にソートされる。
任意選択で、電力の値は、放射電力の値または受信電力の値を含む。
任意選択で、1つまたは複数のPRSリソース識別子は、対応するプリセット角度で測定される必要があるすべてのPRSリソースのPRSリソース識別子であるか、または、1つまたは複数のPRSリソース識別子は、対応するプリセット角度で測定される必要がある一部のPRSリソースのPRSリソース識別子である。
任意選択で、対応するプリセット角度で測定される必要があるすべてのPRSリソースのPRSリソース識別子に対応する電力の値が降順にソートされる場合、一部のPRSリソースは、ソート後の最初のM個の電力の値に対応するPRSリソースを含み、Mは1より大きい正の整数である。
方法の実施形態におけるステップの関連する内容はいずれも、対応する機能モジュールの機能の説明に引用され得る。本明細書で詳細は重ねて説明されない。
この実施形態では、通信装置120は、統合された方法で分割によって得られた機能モジュールの形で提示されている。本明細書における「モジュール」は、特定のASIC、回路、1つもしくは複数のソフトウェアプログラムもしくはファームウェアプログラムを実行するプロセッサおよびメモリ、論理集積回路、ならびに/または前述の機能を提供できる別の構成要素であり得る。
例えば、図8に示されている通信デバイス800のプロセッサ801は、ネットワークデバイス800が前述の方法の実施形態で測位方法を遂行することを可能にするために、メモリ803に保管されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことができる。
具体的に述べると、図12のトランシーバモジュール1201の機能/実施プロセスは、図8に示された通信装置800内のプロセッサ801によって、メモリ803に保管されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって実施されてよい。あるいは、図12のトランシーバモジュール1201の機能/実装プロセスは、図8に示される通信装置800の通信インターフェース804を使用することによって実装され得る。
本実施形態で提示されている通信装置120は、前述の測位方法を実行することができる。したがって、本装置によって取得され得る技術的効果については、上述の方法実施形態を参照されたい。本明細書で詳細は重ねて説明されない。
前述したモジュールまたはユニットのいずれか1つ以上が、ソフトウェア、ハードウェア、またはこれらの組合せによって実装され得ることに注意されたい。前述のモジュールまたはユニットのいずれか1つがソフトウェアを使用して実装される場合、ソフトウェアはコンピュータプログラム命令の形態で存在し、メモリに格納される。プロセッサは、前述した方法の手順を実施するために、プログラム命令を実行するように構成され得る。プロセッサは、SoC(システムオンチップ)またはASICに組み込まれてよく、または独立した半導体チップであり得る。プロセッサは、作業または処理を遂行するソフトウェア命令を実行するためのコアを含み、必要なハードウェアアクセラレータを、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)、PLD(プログラマブル論理デバイス)、または専用の論理演算を実施する論理回路を、さらに含み得る。
前述のモジュールまたはユニットがハードウェアを使用して実装される場合、そのハードウェアは、CPU、マイクロプロセッサ、デジタル信号処理(digital signal processing、DSP)チップ、マイクロコントローラユニット(microcontroller unit、MCU)、人工知能プロセッサ、ASIC、SoC、FPGA、PLD、専用デジタル回路、ハードウェアアクセラレータ、または非統合ディスクリートデバイスのいずれか1つまたは任意の組合せであってよく、ハードウェアは、前述の方法の手順を遂行するために、必要なソフトウェアを実行してよく、またはソフトウェアに依存しなくてもよい。
図13は、さらに別の通信装置130の構造の概略図である。通信装置130は、トランシーバ1301およびプロセッサ1302を含む。
例えば、通信装置130は、前述の方法の実施形態における端末デバイスである。
トランシーバ1301は、複数の支援データを取得するように構成され、複数の支援データの各々は、1つまたは複数のプリセット角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループを含み、マッピング関係の1つまたは複数のグループの各々は、1つまたは複数のプリセット角度のうちの1つに対応し、マッピング関係の各グループは、1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々と、対応するプリセット角度の各PRSリソース識別子に対応する電力情報との間のマッピング関係を含む。プロセッサ1302は、複数の測定対象角度の各々に対応する1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報を決定するように構成される。プロセッサ1302は、複数の支援データと、複数の測定対象角度の各々における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報とに基づいて端末デバイスを測位するようさらに構成され、1つまたは複数のPRSリソース識別子は複数の測定対象角度の各々に対応する。
任意選択で、プロセッサ1302は、複数の支援データと、複数の測定対象角度の各々の1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報とに基づいて端末デバイスを測位するようさらに構成されていることは、プロセッサ1302が、複数の支援データと、複数の測定対象角度の各々の1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力情報とに基づいて複数の測定対象角度を決定すること、および複数の測定対象角度と、複数の測定対象角度の各々に対応するアクセスネットワークデバイスの位置情報とに基づいて端末デバイスを測位することを含む。
任意選択で、トランシーバ1301は、位置管理デバイスから複数の支援データを受信するように特に構成される。
あるいは、任意選択で、トランシーバ1301は、1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスから複数の支援データを受信するように特に構成される。
任意選択で、トランシーバ1301は、モビリティ管理ネットワーク要素に測位要求を送信するようにさらに構成され、測位要求は、端末デバイスを測位するように要求するために使用される。
任意選択で、トランシーバ1301は、端末デバイスの位置情報を位置管理デバイスに送信するようにさらに構成される。
例えば、通信装置130は、前述の方法の実施形態におけるアクセスネットワークデバイスである。
プロセッサ1302は、支援データを確立または更新するように構成され、支援データは、1つまたは複数のプリセット角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループを含み、マッピング関係の1つまたは複数のグループの各々は、1つまたは複数のプリセット角度のうちの1つに対応し、マッピング関係の各グループは、1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々と、対応するプリセット角度の各PRSリソース識別子に対応する電力情報との間のマッピング関係を含み、トランシーバ1301は支援データを送信するように構成されている。
任意選択で、トランシーバ1301は、支援データを位置管理デバイスに送信するように特に構成される。
任意選択で、トランシーバ1301は、位置管理デバイスから第1の要求メッセージを受信するようにさらに構成され、第1の要求メッセージは支援データを要求するために使用される。
任意選択で、トランシーバ1301は、支援データを端末デバイスに送信するように特に構成される。
任意選択で、トランシーバ1301は、位置管理デバイスから第2の要求メッセージを受信するようにさらに構成され、第1の要求メッセージは支援データを要求するために使用される。
任意選択で、対応する電力情報は、対応するプリセットまたは測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値を含む。
任意選択で、対応する電力情報は、対応するプリセットまたは測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値が圧縮された後に取得された値を含む。
可能な実装形態では、対応する電力情報は、対応するプリセットまたは測定対象角度での1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値について、基準の第1の電力の値に対する値を含み、第1の電力の値は、対応するプリセットまたは測定対象角度での1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値のうちの最大のものである。
可能な実装形態では、対応する電力情報は、対応するプリセットまたは測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値について、基準の以前の電力の値に対する値を含み、対応するプリセットまたは測定対象角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値は、昇順または降順にソートされる。
任意選択で、電力の値は、放射電力の値または受信電力の値を含む。
任意選択で、1つまたは複数のPRSリソース識別子は、対応するプリセットまたは測定対象角度で測定される必要があるすべてのPRSリソースのPRSリソース識別子であるか、または、1つまたは複数のPRSリソース識別子は、対応するプリセットまたは測定対象角度で測定される必要がある一部のPRSリソースのPRSリソース識別子である。
任意選択で、対応するプリセットまたは測定対象角度で測定される必要があるすべてのPRSリソースのPRSリソース識別子に対応する電力の値が降順にソートされる場合、一部のPRSリソースは、ソート後の最初のM個の電力の値に対応するPRSリソースを含み、Mは1より大きい正の整数である。
方法の実施形態におけるステップの関連する内容はいずれも、対応する機能モジュールの機能の説明に引用され得る。本明細書で詳細は重ねて説明されない。
本実施形態で提示されている通信装置130は、前述の測位方法を実行することができる。したがって、本装置によって取得され得る技術的効果については、上述の方法実施形態を参照されたい。本明細書で詳細は重ねて説明されない。
図14は、さらに別の通信装置140の構造の概略図である。通信装置140は、トランシーバ1401を含む。
例えば、通信装置140は、前述の方法の実施形態における位置管理デバイスである。
トランシーバ1401は、1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスから複数の支援データを取得するように構成され、複数の支援データの各々は、1つまたは複数のプリセット角度に対応するマッピング関係の1つまたは複数のグループを含み、マッピング関係の1つまたは複数のグループの各々は、1つまたは複数のプリセット角度のうちの1つに対応し、マッピング関係の各グループは、1つまたは複数の測位基準信号PRSリソース識別子の各々と、対応するプリセット角度の各PRSリソース識別子に対応する電力情報との間のマッピング関係を含み、トランシーバ1401は、端末デバイスに複数の支援データを送信するようにさらに構成されている。
任意選択で、トランシーバ1401は、1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスに第1の要求メッセージを送信するようにさらに構成され、第1の要求メッセージは支援データを要求するために使用される。
任意選択で、トランシーバ1401は、端末デバイスから第3の要求メッセージを受信するようにさらに構成され、第3の要求メッセージは支援データを要求するために使用される。
任意選択で、トランシーバ1401は、端末デバイスから端末デバイスの位置情報を受信し、端末デバイスの位置情報をモビリティ管理ネットワーク要素に送信するようにさらに構成される。
任意選択で、対応する電力情報は、対応するプリセット角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値を含む。
任意選択で、対応する電力情報は、対応するプリセット角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値が圧縮された後に取得された値を含む。
可能な実装形態では、対応する電力情報は、対応するプリセット角度での1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値について、基準の第1の電力の値に対する値を含み、第1の電力の値は、対応するプリセット角度での1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値のうちの最大のものである。
可能な実装形態では、対応する電力情報は、対応するプリセット角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子の各々に対応する電力の値について、基準の以前の電力の値に対する値を含み、対応するプリセット角度における1つまたは複数のPRSリソース識別子に対応する電力の値は、昇順または降順にソートされる。
任意選択で、電力の値は、放射電力の値または受信電力の値を含む。
任意選択で、1つまたは複数のPRSリソース識別子は、対応するプリセット角度で測定される必要があるすべてのPRSリソースのPRSリソース識別子であるか、または、1つまたは複数のPRSリソース識別子は、対応するプリセット角度で測定される必要がある一部のPRSリソースのPRSリソース識別子である。
任意選択で、対応するプリセット角度で測定される必要があるすべてのPRSリソースのPRSリソース識別子に対応する電力の値が降順にソートされる場合、一部のPRSリソースは、ソート後の最初のM個の電力の値に対応するPRSリソースを含み、Mは1より大きい正の整数である。
方法の実施形態におけるステップの関連する内容はいずれも、対応する機能モジュールの機能の説明に引用され得る。本明細書で詳細は重ねて説明されない。
本実施形態で提示されている通信装置140は、前述の測位方法を実行することができる。したがって、本装置によって取得され得る技術的効果については、上述の方法実施形態を参照されたい。本明細書で詳細は重ねて説明されない。
任意選択で、本出願の実施形態は、少なくとも1つのプロセッサおよびインターフェースを含むチップシステムをさらに提供する。少なくとも1つのプロセッサは、インターフェースを使用することによりメモリに結合される。少なくとも1つのプロセッサがメモリ内のコンピュータプログラムまたは命令を実行するとき、前述の方法実施形態のいずれか1つの方法が実行される。場合によっては、チップシステムはチップを含んでもよく、チップおよび別の個別デバイスを含んでもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
本出願の説明では、「/」は、別段の指定がない限り、関連付けられた対象間の「または」にあたる関係を表す。例えば、A/BはAまたはBを表し得、AおよびBは単数または複数であり得る。加えて、本出願の説明では、「複数の」は、別途指定されない限り、2つまたは3つ以上を意味する。「以下の物品(部品)のうちの少なくとも1つ」またはその同様の表現は、単一の物品(部品)または複数の物品(部品)の任意の組合せを含む、これらの物品の任意の組合せを意味する。例えば、a、b、またはcのうちの少なくとも1つは、a、b、c、aおよびb、aおよびc、bおよびc、またはa、b、およびcを示してもよく、a、b、およびcは単数形または複数形であってよい。これに加えて、本出願の実施形態の技術的解決手段を明確に説明するために、実質的に同じ機能および目的を持つ同じ事物または類似する物品を区別するのに本出願の実施形態では「第1」や「第2」などの用語が用いられている。「第1」や「第2」などの用語は数量も実行順序をも限定せず、「第1」や「第2」などの用語は明確な区切りのある違いを示さないことを当業者は理解すると考えられる。加えて、本出願の実施形態において、「例」または「例えば」などの用語は、例、例示、または説明を与えることを表すために使用される。本出願の実施形態で「例」や「例えば」と説明されているいかなる例または解決手段も、他の実施形態や解決手段よりも好ましいと解釈されたり有効であると解釈されたりしないものとする。正確には、「例」または「例えば」などの語の使用は、理解を簡単にするために特定の方法で関連する概念を提示することを意図されている。
上記の実施形態の全部または一部はソフトウェア、ハードウェア、ファームウェアまたはこれらの任意の組合せを用いて実施され得る。実施形態を実施するのにソフトウェアプログラムが用いられる場合、実施形態の全部または一部分がコンピュータプログラムプロダクトの形態で実施され得る。コンピュータプログラムプロダクトは、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータにロードされて実行されると、本出願の実施形態による手順または機能がすべてまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラマブル装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、あるコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信され得る。例えば、コンピュータ命令は、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、もしくはデジタル加入者回線(digital subscriber line、DSL))の方式またはワイヤレス(例えば、赤外線、無線、もしくはマイクロ波)の方式で、あるウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタに送信され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体、または1つもしくは複数の使用可能な媒体を統合した、サーバやデータセンタなどのデータ記憶デバイスであり得る。利用可能な媒体は磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスクや磁気テープ)、光媒体(例えばDVD)、半導体媒体(例えばソリッドステートドライブ(solid-state drive,SSD))などであり得る。
本出願は、実施形態を参照して説明されているが、保護を請求する本出願を実施する過程で、当業者は、添付の図面、開示された内容、および添付の特許請求の範囲を検討することによって、開示された実施形態の別の変形例を理解および実施し得る。特許請求の範囲では、「備える」(comprising)は別の構成要素または別のステップを排除せず、「a」または「one」は複数の意味を排除しない。単一のプロセッサまたは別のユニットは、特許請求の範囲に列挙されたいくつかの機能を実装することができる。いくつかの手段が、互いに異なる従属請求項に記載されているが、これは、これらの手段がより良い効果を生み出すために組み合わされ得ないことを意味しない。
本出願は、具体的な特徴とその実施形態とを参照して説明されているが、本出願の範囲から逸脱することなく、それらに対して様々な修正や組合せが行われ得ることは明らかである。相応に、明細書と添付の図面は、添付の特許請求の範囲によって規定される本出願の例示的な説明にすぎず、本出願の範囲をカバーする変更、バリエーション、組合せ、または均等物のいずれかまたはすべてとみなされる。当業者が本出願の範囲から逸脱することなく本出願に様々な修正および変形を行うことができることは明らかである。本出願は、本出願のそれらの改変および変形を、それらが本出願の特許請求の範囲およびその均等な技術の範囲内にある限りにおいて範囲として含むことを意図されている。