JP7435582B2 - 光源装置およびプロジェクター - Google Patents

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Description

本発明は、光源装置およびプロジェクターに関する。
プロジェクターに用いる光源装置として、発光素子から射出された励起光を蛍光体に照射した際に蛍光体から発せられる蛍光を利用した光源装置が提案されている。
下記の特許文献1には、励起光を射出する励起光源と、励起光を蛍光に変換するロッド状の蛍光体と、蛍光体で発生する熱を放出させる熱伝導部材と、を備える光源装置が開示されている。熱伝導部材は、蛍光体の周囲を覆って設けられている。
国際公開第2020/254455号
しかしながら、上記光源装置において、励起光源から射出される励起光の一部が熱伝導部材に入射し、蛍光体には十分に入射しない場合がある。この場合、励起光の利用効率が低く、所望の強度を有する蛍光が得られないおそれがあった。
上記の課題を解決するために、本発明の一つの態様の光源装置は、発光面を有し、前記発光面から第1波長帯を有する第1光を射出する発光素子と、蛍光体を含み、前記発光素子から射出される前記第1光を、前記第1波長帯とは異なる第2波長帯を有する第2光に変換する波長変換部材と、前記波長変換部材を支持する支持部材と、を備え、前記波長変換部材は、前記波長変換部材の長手方向に交差し、互いに反対側に位置する第1面および第2面と、前記第1面および前記第2面と交差し、互いに反対側に位置する第3面および第4面と、前記第1面および前記第2面と交差し、かつ前記第3面および前記第4面と交差し、互いに反対側に位置する第5面および第6面と、を有し、前記第1面から前記第2光を射出し、前記発光面は、前記第3面に対向して設けられ、前記支持部材は、前記第4面に対向する支持面と、前記第5面に対向し、前記第5面から離間する第1壁面と、を有し、前記第1壁面は、前記波長変換部材側に位置している第1部分と、前記第支持面側に位置している第2部分と、を有し、前記第1部分は、前記支持面に対して垂直な方向に延び、前記第2部分は、前記支持面から前記第1部分に向かうにつれて前記第5面から遠ざかるように傾斜し、前記第2部分は、前記第1光の少なくとも一部を反射する
本発明の一つの態様のプロジェクターは、本発明の一つの態様の光源装置と、前記光源装置からの前記第2光を含む光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置により変調された光を投写する投写光学装置と、を備える。
第1実施形態のプロジェクターの概略構成図である。 第1実施形態の第1照明装置の概略構成図である。 図2のIII-III線に沿う光源装置の断面図である。 比較例の光源装置の断面図である。 第2実施形態の光源装置の断面図である。 第3実施形態の光源装置の断面図である。 第4実施形態の光源装置の断面図である。 第5実施形態の光源装置の断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について、図1~図5を用いて説明する。
本実施形態のプロジェクターは、光変調装置として液晶パネルを用いたプロジェクターの一例である。
以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
図1は、本実施形態のプロジェクター1の概略構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態のプロジェクター1は、スクリーン(被投写面)SCR上にカラー画像を表示する投写型画像表示装置である。プロジェクター1は、赤色光LR、緑色光LG、青色光LBの各色光に対応した3つの光変調装置を備える。
プロジェクター1は、第1照明装置20と、第2照明装置21と、色分離光学系3と、光変調装置4Rと、光変調装置4Gと、光変調装置4Bと、光合成素子5と、投写光学装置6と、を備える。
第1照明装置20は、黄色の蛍光Yを色分離光学系3に向けて射出する。第2照明装置21は、青色光LBを光変調装置4Bに向けて射出する。第1照明装置20および第2照明装置21の詳細な構成については後述する。
以下、図面においては、必要に応じてXYZ直交座標系を用いて説明する。Z軸は、プロジェクター1の上下方向に沿う軸である。X軸は、第1照明装置20の光軸AX1および第2照明装置21の光軸AX2と平行な軸である。Y軸は、X軸およびZ軸に直交する軸である。第1照明装置20の光軸AX1は、第1照明装置20から射出される蛍光Yの中心軸である。第2照明装置21の光軸AX2は、第2照明装置21から射出される青色光LBの中心軸である。
色分離光学系3は、第1照明装置20から射出される黄色の蛍光Yを赤色光LRと緑色光LGとに分離する。色分離光学系3は、ダイクロイックミラー7と、第1反射ミラー8aと、第2反射ミラー8bと、を備える。
ダイクロイックミラー7は、蛍光Yを赤色光LRと緑色光LGとに分離する。ダイクロイックミラー7は、赤色光LRを透過するとともに、緑色光LGを反射する。第2反射ミラー8bは、緑色光LGの光路中に配置されている。第2反射ミラー8bは、ダイクロイックミラー7で反射した緑色光LGを光変調装置4Gに向けて反射する。第1反射ミラー8aは、赤色光LRの光路中に配置されている。第1反射ミラー8aは、ダイクロイックミラー7を透過した赤色光LRを光変調装置4Rに向けて反射する。
一方、第2照明装置21から射出される青色光LBは、反射ミラー9によって光変調装置4Bに向けて反射される。
以下、第2照明装置21の構成について説明する。
第2照明装置21は、光源部81と、集光レンズ82と、拡散板83と、ロッドレンズ86と、リレーレンズ87と、を備える。光源部81は、少なくとも一つの半導体レーザーで構成されている。光源部81は、レーザー光からなる青色光LBを射出する。なお、光源部81は、半導体レーザーに限らず、青色光を発光するLEDで構成されていてもよい。
集光レンズ82は、凸レンズから構成されている。集光レンズ82は、光源部81から射出される青色光LBを略集光した状態で拡散板83に入射させる。拡散板83は、集光レンズ82から射出される青色光LBを所定の拡散度で拡散させ、第1照明装置20から射出される蛍光Yと同様の略均一な配光分布を有する青色光LBを生成する。拡散板83としては、例えば、光学ガラスからなる磨りガラスが用いられる。
拡散板83で拡散された青色光LBは、ロッドレンズ86に入射する。ロッドレンズ86は、第2照明装置21の光軸AX2方向に沿って延びる角柱状の形状を有する。ロッドレンズ86は、一端に設けられた光入射端面86aと、他端に設けられた光射出端面86bと、を有する。拡散板83は、ロッドレンズ86の光入射端面86aに光学接着剤(図示略)を介して固定されている。拡散板83の屈折率とロッドレンズ86の屈折率とは、できるだけ一致させることが望ましい。
青色光LBは、ロッドレンズ86の内部を全反射しつつ伝播することで照度分布の均一性が高められた状態で光射出端面86bから射出される。ロッドレンズ86から射出された青色光LBは、リレーレンズ87に入射する。リレーレンズ87は、ロッドレンズ86によって照度分布の均一性が高められた青色光LBを反射ミラー9に入射させる。
ロッドレンズ86の光射出端面86bの形状は、光変調装置4Bの画像形成領域の形状と略相似形の矩形状である。これにより、ロッドレンズ86から射出された青色光LBは、光変調装置4Bの画像形成領域に効率良く入射する。
光変調装置4Rは、赤色光LRを画像情報に応じて変調し、赤色光LRに対応した画像光を形成する。光変調装置4Gは、緑色光LGを画像情報に応じて変調し、緑色光LGに対応した画像光を形成する。光変調装置4Bは、青色光LBを画像情報に応じて変調し、青色光LBに対応した画像光を形成する。
光変調装置4R、光変調装置4G、および光変調装置4Bのそれぞれには、例えば透過型の液晶パネルが用いられる。また、液晶パネルの入射側および射出側には、偏光板(図示略)がそれぞれ配置されている。偏光板は、特定の方向の直線偏光のみを通過させる。
光変調装置4Rの入射側には、フィールドレンズ10Rが配置されている。光変調装置4Gの入射側には、フィールドレンズ10Gが配置されている。光変調装置4Bの入射側には、フィールドレンズ10Bが配置されている。フィールドレンズ10Rは、光変調装置4Rに入射する赤色光LRの主光線を平行化する。フィールドレンズ10Gは、光変調装置4Gに入射する緑色光LGの主光線を平行化する。フィールドレンズ10Bは、光変調装置4Bに入射する青色光LBの主光線を平行化する。
光合成素子5は、光変調装置4R、光変調装置4G、および光変調装置4Bから射出された画像光が入射することにより、赤色光LR,緑色光LG,青色光LBに対応した画像光を合成し、合成された画像光を投写光学装置6に向けて射出する。光合成素子5には、例えばクロスダイクロイックプリズムが用いられる。
投写光学装置6は、複数の投写レンズから構成されている。投写光学装置6は、光合成素子5により合成された画像光をスクリーンSCRに向けて拡大投写する。これにより、スクリーンSCR上に画像が表示される。
以下、第1照明装置20の構成について説明する。
図2は、第1照明装置20の概略構成図である。
図2に示すように、第1照明装置20は、光源装置100と、インテグレーター光学系70と、偏光変換素子102と、重畳光学系103と、を備える。
光源装置100は、波長変換部材50と、光源部51と、角度変換部材52と、ミラー53と、支持部材54と、を備える。光源部51は、基板55と、発光素子56と、を備える。
波長変換部材50は、X軸方向に延びる四角柱状の形状を有し、6つの面を有する。波長変換部材50のX軸方向に延びる辺は、Y軸方向に延びる辺およびZ軸方向に延びる辺よりも長い。したがって、X軸方向は、波長変換部材50の長手方向に対応する。Y軸方向に延びる辺の長さとZ軸方向に延びる辺の長さとは等しい。すなわち、X軸方向に垂直な面で切断した波長変換部材50の断面形状は、正方形である。なお、X軸方向に垂直な面で切断した波長変換部材50の断面形状は、長方形であってもよい。
波長変換部材50は、波長変換部材50の長手方向(X軸方向)に交差し、互いに反対側に位置する第1面50aおよび第2面50bと、第1面50aおよび第2面50bと交差し、互いに反対側に位置する第3面50cおよび第4面50dと、第3面50cおよび第4面50dと交差し、互いに反対側に位置する第5面50eおよび第6面50fと、を有する。以下の説明で、第3面50c、第4面50d、第5面50e、および第6面50fを側面と称することがある。
波長変換部材50は、蛍光体を少なくとも含み、第1波長帯を有する励起光Eを、第1波長帯とは異なる第2波長帯を有する蛍光Yに変換する。励起光Eは、第3面50cから波長変換部材50に入射する。蛍光Yは、波長変換部材50の内部を導光した後、第1面50aから射出される。本実施形態の励起光Eは、特許請求の範囲の第1光に対応する。本実施形態の蛍光Yは、特許請求の範囲の第2光に対応する。
波長変換部材50は、励起光Eを蛍光Yに波長変換する多結晶蛍光体からなるセラミック蛍光体を含んでいる。蛍光Yが有する第2波長帯は、例えば490~750nmの黄色の波長帯である。すなわち、蛍光Yは、赤色光成分および緑色光成分を含む黄色の蛍光である。
波長変換部材50は、多結晶蛍光体に代えて、単結晶蛍光体を含んでいてもよい。もしくは、波長変換部材50は、蛍光ガラスから構成されていてもよい。もしくは、波長変換部材50は、ガラスまたは樹脂からなるバインダー中に多数の蛍光体粒子が分散された材料から構成されていてもよい。このような材料からなる波長変換部材50は、励起光Eを第2波長帯を有する蛍光Yに変換する。
具体的には、波長変換部材50の材料は、例えばイットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)系蛍光体を含んでいる。賦活剤としてのセリウム(Ce)を含有するYAG:Ceを例に挙げると、波長変換部材50の材料として、Y、Al、CeO等の構成元素を含む原料粉末を混合して固相反応させた材料、共沈法、ゾルゲル法等の湿式法により得られるY-Al-Oアモルファス粒子、噴霧乾燥法、火炎熱分解法、熱プラズマ法等の気相法により得られるYAG粒子等が用いられる。
光源部51は、第1波長帯の励起光Eを射出する発光面56aを有する発光素子56を備える。発光素子56は、例えば発光ダイオード(LED)から構成されている。発光素子56の発光面56aは、波長変換部材50の第3面50cに対向し、第3面50cに向けて励起光Eを射出する。第1波長帯は、例えば400nm~480nmの青色から紫色にかけての波長帯であり、ピーク波長は例えば445nmである。このように、光源部51は、波長変換部材50の長手方向に沿う4つの側面のうち、1つの側面である第3面50cに対向して設けられている。
基板55は、発光素子56を支持する。基板55の一面55aには、複数の発光素子56が設けられている。本実施形態の場合、光源部51は、発光素子56と基板55とから構成されているが、その他、導光板、拡散板、レンズ等の他の光学部材を備えていてもよい。また、発光素子56の個数は、特に限定されない。
支持部材54は、波長変換部材50の周囲を囲むように設けられている。支持部材54は、波長変換部材50を支持するとともに、波長変換部材50で発生する熱を拡散して外部に放出する。そのため、支持部材54は、所定の強度を有し、熱伝導率が高い材料で構成されることが望ましい。支持部材54の材料として、例えばアルミニウム、ステンレス等の金属が用いられ、特に6061系等のアルミニウム合金が用いられることが望ましい。支持部材54の具体的な形状については後述する。
ミラー53は、波長変換部材50の第2面50bに設けられている。ミラー53は、波長変換部材50の内部を導光し、第2面50bに到達した蛍光Yを反射させる。ミラー53は、波長変換部材50の第2面50bに形成された金属膜または誘電体多層膜から構成されている。
第1照明装置20において、光源部51から射出された励起光Eが波長変換部材50に入射すると、波長変換部材50の内部に含まれる蛍光体が励起され、任意の発光点から蛍光Yが発せられる。蛍光Yは任意の発光点から全ての方向に向かって進むが、4つの側面50c,50d,50e,50fに向かった蛍光Yは、側面50c,50d,50e,50fの複数の個所で全反射を繰り返しつつ、第1面50aまたは第2面50bに向かって進む。第1面50aに向かって進む蛍光Yは、角度変換部材52に入射する。第2面50bに向かって進む蛍光Yは、ミラー53で反射され、第1面50aに向かって進む。
波長変換部材50に入射した励起光Eのうち、蛍光体の励起に使われなかった励起光Eの一部は、光源部51の発光素子56を含む波長変換部材50の周囲の部材、または第2面50bに設けられたミラー53で反射される。そのため、励起光Eの一部は、波長変換部材50の内部に閉じ込められて再利用される。
角度変換部材52は、波長変換部材50の第1面50aの光射出側に設けられている。角度変換部材52は、例えばテーパーロッドから構成されている。角度変換部材52は、波長変換部材50から射出された蛍光Yが入射する光入射面52aと、蛍光Yを射出する光射出面52bと、蛍光Yを光射出面52bに向けて反射させる側面52cと、を有する。
角度変換部材52は、四角錐台状の形状を有し、光軸Jに垂直な断面積が光の進行方向に沿って広がっている。したがって、光射出面52bの面積は、光入射面52aの面積よりも大きい。光射出面52bおよび光入射面52aの中心を通り、X軸に平行な軸を角度変換部材52の光軸Jとする。なお、角度変換部材52の光軸Jは、第1照明装置20の光軸AX1に一致する。
角度変換部材52に入射した蛍光Yは、角度変換部材52の内部を進行する間に、側面52cで全反射する毎に光軸Jに平行な方向に近付くように向きを変える。このようにして、角度変換部材52は、波長変換部材50の第1面50aから射出される蛍光Yの射出角度分布を変換する。具体的には、角度変換部材52は、光射出面52bにおける蛍光Yの最大射出角度を光入射面52aにおける蛍光Yの最大入射角度よりも小さくする。
一般的に、光射出領域の面積と光の立体角(最大射出角)との積で規定される光のエテンデューは保存されるため、角度変換部材52の透過前後においても蛍光Yのエテンデューは保存される。本実施形態の角度変換部材52は、上述したように、光射出面52bのの面積を光入射面52aの面積よりも大きくした構成を有する。そのため、エテンデュー保存の観点から、本実施形態の角度変換部材52は、光射出面52bにおける蛍光Yの最大射出角度を光入射面52aに入射する蛍光Yの最大入射角よりも小さい角度とすることが可能である。
角度変換部材52は、光入射面52aが波長変換部材50の第1面50aに対向するように光学接着剤(図示略)を介して波長変換部材50に固定されている。すなわち、角度変換部材52と波長変換部材50とは光学接着剤を介して接触しており、角度変換部材52と波長変換部材50との間に空隙(空気層)は設けられていない。仮に角度変換部材52と波長変換部材50との間に空隙が設けられていた場合、角度変換部材52の光入射面52aに到達した蛍光Yのうち、臨界角以上の角度で光入射面52aに入射した蛍光Yは、光入射面52aで全反射し、角度変換部材52に入射できない。これに対して、本実施形態のように、角度変換部材52と波長変換部材50との間に空隙が設けられていない場合には、角度変換部材52に入射できない蛍光Yを減らすことができる。この観点から、角度変換部材52の屈折率と波長変換部材50の屈折率とは、できるだけ一致させることが望ましい。
角度変換部材52として、テーパーロッドに代えて、複合放物面型集光器(Compound Parabolic Concentrator, CPC)が用いられてもよい。角度変換部材52としてCPCを用いた場合であっても、テーパーロッドを用いた場合と同様の効果が得られる。なお、光源装置100は、必ずしも角度変換部材52を備えていなくてもよい。
インテグレーター光学系70は、第1レンズアレイ61と、第2レンズアレイ101と、を有する。インテグレーター光学系70は、重畳光学系103とともに光源装置100から射出された蛍光Yの強度分布を、被照明領域である光変調装置4R,4Gのそれぞれにおいて均一化する均一照明光学系を構成する。角度変換部材52の光射出面52bから射出される蛍光Yは、第1レンズアレイ61に入射する。第1レンズアレイ61は、光源装置100の後段に設けられた第2レンズアレイ101とともに、インテグレーター光学系70を構成する。
第1レンズアレイ61は、複数の第1小レンズ61aを有する。複数の第1小レンズ61aは、第1照明装置20の光軸AX1と直交するYZ平面に平行な面内にマトリクス状に配列されている。複数の第1小レンズ61aは、角度変換部材52から射出される蛍光Yを複数の部分光束に分割する。第1小レンズ61aの各々の形状は、光変調装置4R,4Gの画像形成領域の形状と略相似形の矩形状である。これにより、第1レンズアレイ61から射出された部分光束の各々は、光変調装置4R,4Gの画像形成領域にそれぞれ効率良く入射する。
第1レンズアレイ61から射出された蛍光Yは、第2レンズアレイ101に向かって進む。第2レンズアレイ101は第1レンズアレイ61に対向して配置されている。第2レンズアレイ101は、第1レンズアレイ61の複数の第1小レンズ61aに対応する複数の第2小レンズ101aを有する。第2レンズアレイ101は、重畳光学系103とともに、第1レンズアレイ61の複数の第1小レンズ61aの像の各々を光変調装置4R,4Gの画像形成領域の近傍に結像させる。複数の第2小レンズ101aは、第1照明装置20の光軸AX1に直交するYZ平面に平行な面内にマトリクス状に配列されている。
本実施形態において、第1レンズアレイ61の各第1小レンズ61aと第2レンズアレイ101の各第2小レンズ101aとは、互いに同じサイズを有しているが、互いに異なるサイズを有していてもよい。また、本実施形態において、第1レンズアレイ61の第1小レンズ61aと第2レンズアレイ101の第2小レンズ101aとは、互いの光軸が一致する位置に配置されているが、互いに偏心した状態に配置されていてもよい。
偏光変換素子102は、第2レンズアレイ101から射出される蛍光Yの偏光方向を変換する。具体的に、偏光変換素子102は、第1レンズアレイ61で分割され、第2レンズアレイ101から射出された蛍光Yの各部分光束を直線偏光に変換する。
偏光変換素子102は、光源装置100から射出される蛍光Yに含まれる偏光成分のうち、一方の直線偏光成分をそのまま透過させるとともに、他方の直線偏光成分を光軸AX1に垂直な方向に反射する偏光分離層(図示略)と、偏光分離層で反射された他方の直線偏光成分を光軸AX1に平行な方向に反射する反射層(図示略)と、反射層で反射された他方の直線偏光成分を一方の直線偏光成分に変換する位相差板(図示略)と、を有する。
以下、光源装置100の断面構造について説明する。
図3は、図2のIII-III線に沿う光源装置100の断面図である。
図3に示すように、支持部材54は、波長変換部材50を収容する凹部54hを有し、断面が略U字状の形状を有する。支持部材54は、支持面54sと、第1壁面54aと、第2壁面54bと、を有する。支持面54sは、凹部54hの底面に対応し、波長変換部材50の第4面50dに対向する。本実施形態の場合、支持面54sは、XZ平面に対して平行に延びている。
波長変換部材50は、例えば第3面50cの複数の箇所に設けられた板バネ等の固定部材(図示略)によって、支持部材54に押し付けられた状態で固定されている。この構成により、波長変換部材50が支持面54sに確実に密着するため、波長変換部材50で発生した熱は支持部材54に十分に伝導される。
第1壁面54aは、凹部54hの一方の側面に対応し、波長変換部材50の第5面50eに対向し、第5面50eから離間する。第2壁面54bは、凹部54hの他方の側面に対応し、波長変換部材50の第6面50fに対向し、第6面50fから離間する。すなわち、第1壁面54aと波長変換部材50の第5面50eとの間に間隙S1が設けられている。第2壁面54bと波長変換部材50の第6面50fとの間に間隙S1が設けられている。
第1壁面54aは、支持面54sから相対的に遠い側に位置する第1部分54a1と、支持面54sから相対的に近い側に位置する第2部分54a2と、を有する。第1部分54a1は、支持面54sに対して垂直な方向、すなわち、XY平面に対して平行に延びている。第2部分54a2は、支持面54sに対して傾斜した方向に延びている。第2部分54a2は、支持面54sから遠い側から近い側に近付くにつれて、波長変換部材50の第5面50eに近付く方向に傾斜している。換言すると、支持面54sに相対的に近い側の第2部分54a2と第5面50eとの間の距離は、第1部分54a1に相対的に近い側の第2部分54a2と第5面50eとの間の距離よりも小さい。ここで、支持面54sに相対的に近い側の第2部分54a2と第5面50eとの間の距離とは、支持面54sに相対的に近い側の第2部分54a2の部分と第5面50eとを結ぶ最短の長さを示す。第1部分54a1に相対的に近い側の第2部分54a2と第5面50eとの間の距離とは、第1部分54a1に相対的に近い側の第2部分54a2の部分と第5面50eとを結ぶ最短の長さを示す。本実施形態の場合、第2部分54a2は、平面で構成されている。
第2壁面54bは、第1壁面54aと同様の構成を有する。すなわち、第2壁面54bは、支持面54sから相対的に遠い側に位置する第3部分54b3と、支持面54sから相対的に近い側に位置する第4部分54b4と、を有する。第3部分54b3は、支持面54sに対して垂直な方向、すなわち、XY平面に対して平行に延びている。第4部分54b4は、支持面54sに対して傾斜した方向に延びている。第4部分54b4は、支持面54sから遠い側から近い側に近付くにつれて、波長変換部材50の第6面50fに近付く方向に傾斜している。換言すると、支持面54sに相対的に近い側の第4部分54b4と第6面50fとの間の距離は、第3部分54b3に相対的に近い側の第4部分54b4と第6面50fとの間の距離よりも小さい。本実施形態の場合、第4部分54b4は、平面で構成されている。
本実施形態の場合、第1壁面54aおよび第2壁面54bのそれぞれは、支持部材54の構成材料であるアルミニウム、ステンレス等の金属の表面から構成されている。より具体的には、第1壁面54aおよび第2壁面54bのそれぞれは、上記の金属表面に鏡面加工を施した加工面で構成されている。そのため、第1壁面54aおよび第2壁面54bのそれぞれは、光反射性を有しており、入射した励起光Eを良好に反射する。なお、第1壁面54aおよび第2壁面54bのそれぞれは、アルミニウム、ステンレス等の金属の表面に形成された他の金属膜または誘電体多層膜から構成されていてもよい。第1壁面54aおよび第2壁面54bのうち、少なくとも第2部分54a2および第4部分54b4は、励起光Eの少なくとも一部を反射する必要がある。
本実施形態において、発光素子56の発光面56aのZ軸方向に沿う寸法W1は、波長変換部材50のZ軸方向に沿う寸法W2よりも大きい。これにより、Z軸方向において、発光素子56の発光面56aの両端部は、波長変換部材50の第3面50cの外側にはみ出している。具体的には、発光素子56の発光面56aの両端部は、第5面50eと第1壁面54aとの間隙S1および第6面50fと第2壁面54bとの間隙S1と重なる位置まではみ出している。換言すると、支持面54sから発光面56aをY軸方向に沿って見たとき、発光面56aの一部は、第3面50cと重なり、発光面56aの他の一部は、第5面50eと第1壁面54aとの間隙S1および第6面50fと第2壁面54bとの間隙S1と重なっている。
また、発光面56aの-Z側の端部から射出され、波長変換部材50の第3面50cの+Z側の角部を通り、第1壁面54aに向かって進む励起光E1が第1壁面54aに入射する位置をP1としたとき、第1壁面54aの-Y側の端部から位置P1までの距離をT1とする。このとき、第1部分54a1のY軸方向に沿う寸法T2は、少なくとも距離T1よりも大きいことが望ましい。
本実施形態の場合、支持部材54の支持面54sのZ軸方向に沿う寸法W3は、波長変換部材50のZ軸方向に沿う寸法W2よりも大きい。これにより、Z軸方向において、支持面54sの両端部は、波長変換部材50の第4面50dの外側にはみ出している。換言すると、発光面56aから支持面54sをY軸方向に沿って見たとき、支持面54sの一部は、第4面50dと重なり、支持面54sの他の一部は、第4面50dの外側に露出している。このように、本実施形態において、支持面54sは、波長変換部材50の外側に露出した露出部54rを有する。
(比較例)
ここで、比較例の光源装置について説明する。
図4は、比較例の光源装置200の断面図である。
図4に示すように、比較例の光源装置200は、発光素子56と、波長変換部材50と、支持部材254と、を備える。比較例の光源装置200は、支持部材254の構成のみが本実施形態の光源装置100と異なる。したがって、図4において、発光素子56および波長変換部材50には図3と共通の符号を付し、説明を省略する。
比較例の光源装置200において、支持部材254は、支持面254sと、第1壁面254aと、第2壁面254bと、を有する。第1壁面254aは、支持面254sに対して垂直な方向に延び、本実施形態のように傾斜した第2部分54a2を有していない。同様に、第2壁面254bは、支持面254sに対して垂直な方向に延び、本実施形態のように傾斜した第4部分54b4を有していない。
この種の光源装置において、製造ばらつきを考慮すると、波長変換部材を収容するための支持部材の凹部の幅は、波長変換部材の幅よりも大きく作製されることが一般的である。その結果、各部材を組み立てた状態では、第1壁面と第5面との間および第2壁面と第6面との間の少なくとも一方には間隙が形成される。
また、発光素子から波長変換部材に入射させる励起光の量を増やすため、波長変換部材の幅よりも大きな幅を有する発光素子が用いられる場合もある。この場合、発光素子の発光面の一部は、波長変換部材の外側の第1壁面と第5面との間の間隙および第2壁面と第6面との間の間隙からはみ出して位置することになる。
その結果、比較例の光源装置200において、発光面56aの一部から射出された励起光E2は、間隙S1を通って支持面254sに入射し、支持面254sで反射された後、再度間隙S1を通って光源部51の側に戻って射出される場合がある。このような励起光E2は、波長変換部材50に入射されないため、蛍光体の励起に寄与しない。この場合、発光素子56からの励起光の量を増やしたとしても、励起光の利用効率が低く、所望の強度を有する蛍光が得られないおそれがある。
(第1実施形態の効果)
本実施形態の光源装置100は、発光面56aを有し、発光面56aから第1波長帯を有する励起光Eを射出する発光素子56と、蛍光体を含み、発光素子56から射出される励起光Eを、第1波長帯とは異なる第2波長帯を有する蛍光Yに変換する波長変換部材50と、波長変換部材50を支持する支持部材54と、を備える。波長変換部材50は、波長変換部材50の長手方向に交差し、互いに反対側に位置する第1面50aおよび第2面50bと、第1面50aおよび第2面50bと交差し、互いに反対側に位置する第3面50cおよび第4面50dと、第3面50cおよび第4面50dと交差し、互いに反対側に位置する第5面50eおよび第6面50fと、を有する。第1面50aから蛍光Yが射出される。発光面56aは、第3面50cに対向して設けられている。支持部材54は、第4面50dに対向する支持面54sと、第5面50eに対向し、第5面50eから離間する第1壁面54aと、を有する。第1壁面54aは、支持面54sから相対的に遠い側に位置し、支持面54sに対して垂直な方向に延びる第1部分54a1と、支持面54sから相対的に近い側に位置し、支持面54sに対して傾斜して延びる第2部分54a2と、を有する。第2部分54a2は、励起光Eの少なくとも一部を反射する。支持面54sに相対的に近い側の第2部分54a2と第5面50eとの間の距離は、第1部分54a1に相対的に近い側の第2部分54a2と第5面50eとの間の距離よりも小さく、支持面54sから発光面56aを見て、発光面56aの一部は、第3面50cと重なり、発光面56aの他の一部は、第5面50eと第1壁面54aとの間隙S1と重なる。
本実施形態の光源装置100によれば、図3に示すように、発光素子56の発光面56aから射出された一部の励起光E2は、波長変換部材50の第5面50eと第1部分54a1との間隙S1を通って進んだ後、支持面54sに対して傾斜した第2部分54a2に入射する。このとき、励起光E2は、第2部分54a2で反射して波長変換部材50の第5面50eに入射する。これにより、比較例の光源装置200のように、支持面で反射して光源部の側に戻る励起光の量を減らすことができる。
また、本実施形態の場合、発光面56aの-Z側の端部から射出され、波長変換部材50の第3面50cの+Z側の角部を通り、第1壁面54aに向かって進む励起光E1は、支持面54sに対して垂直に延びる第1部分54a1で反射して波長変換部材50の第5面50eに入射する。これにより、傾斜した第1壁面で反射して光源部側に戻る励起光の量を減らすことができる。また、本実施形態の場合、波長変換部材50に対して大きな発光素子56を用いることで励起光Eの量を十分に確保することができる。これにより、光源装置100から取り出す蛍光Yの強度を増やすことができる。
以上のように本実施形態の光源装置100によれば、励起光Eの利用効率が高く、所望の強度を有する蛍光Yが得やすい光源装置100を実現することができる。
本実施形態の光源装置100において、支持部材54は、第6面50fに対向し、第6面50fから離間する第2壁面54bをさらに有する。第2壁面54bは、支持面54sから相対的に遠い側に位置し、支持面54sに対して垂直な方向に延びる第3部分54b3と、支持面54sから相対的に近い側に位置し、支持面54sに対して傾斜して延びる第4部分54b4と、を有する。第4部分54b4は、励起光Eの少なくとも一部を反射する。支持面54sに相対的に近い側の第4部分54b4と第6面50fとの間の距離は、第3部分54b3に相対的に近い側の第4部分54b4と第6面50fとの間の距離よりも小さい。
この構成によれば、第2壁面54bについても、上述の第1壁面54aと同様の作用が生じる。すなわち、発光素子56の発光面56aから射出された一部の励起光Eは、波長変換部材50の第6面50fと第3部分54b3との間隙を通って進んだ後、支持面54sに対して傾斜した第4部分54b4に入射する。励起光Eは、第4部分54b4で反射して波長変換部材50の第6面50fに入射する。また、発光面56aの+Z側の端部から射出され、波長変換部材50の第3面50cの-Z側の角部を通り、第2壁面54bに向かって進む励起光は、支持面54sに対して垂直に延びる第3部分54b3で反射して波長変換部材50の第6面50fに入射する。これにより、励起光の利用効率が高く、所望の強度を有する蛍光Yが得やすい光源装置100を実現することができる。
本実施形態の光源装置100は、波長変換部材50の第1面50aから射出される蛍光Yの角度分布を変換する角度変換部材52をさらに備える。
この構成によれば、波長変換部材50の第1面50aから射出される蛍光Yが角度変換部材52を透過することにより、蛍光Yの角度分布が狭く絞られる。これにより、光源装置100の後段の光学系における光利用効率を高めることができる。
本実施形態のプロジェクター1は、本実施形態の光源装置100を備えているため、光利用効率に優れる。
(第2実施形態)
続いて、本発明の第2実施形態について、図5を用いて説明する。
第2実施形態のプロジェクターおよび光源装置の基本構成は第1実施形態と同様であり、支持部材の構成が第1実施形態と異なる。そのため、プロジェクターおよび光源装置の基本構成の説明は省略する。
図5は、第2実施形態の光源装置110の断面図である。
図5において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態の光源装置110において、支持部材64は、基材640と、第1反射部材641と、第2反射部材642と、を有する。支持部材64は、支持面64sと、第1壁面64aと、第2壁面64bと、を有する。第1壁面64aは、支持面64sに対して垂直に延びる第1部分64a1と、支持面64sに対して傾斜して延びる第2部分64a2と、を有する。第2壁面64bは、支持面64sに対して垂直に延びる第3部分64b3と、支持面64sに対して傾斜して延びる第4部分64b4と、を有する。
基材640は、波長変換部材50を収容する凹部64hを有する。凹部64hの2つの角部のうち、第1反射部材641は一方の角部に設けられ、第2反射部材642は他方の角部に設けられている。基材640は、支持面64sと、第1部分64a1と、第3部分64b3と、を含む。第1反射部材641は、第2部分64a2を含む。第2反射部材642は、第4部分64b4を含む。すなわち、本実施形態の支持部材64において、支持面64sに対して傾斜した第2部分64a2および第4部分64b4のそれぞれは、基材640とは別個の反射部材641,642により構成されている。
第1反射部材641および第2反射部材642のそれぞれは、基材640の材料と同じ材料から構成されていてもよいし、基材640の材料とは異なる材料から構成されていてもよい。第1反射部材641および第2反射部材642のそれぞれが基材640の材料と同じ材料から構成される場合、材料の表面に金属膜や誘電体多層膜が形成された構成を有していてもよい。光源装置110のその他の構成は、第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の効果)
本実施形態においても、励起光Eの利用効率が高く、所望の強度を有する蛍光Yが得やすい光源装置110を実現することができる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、本実施形態の光源装置110において、支持部材64は、支持面64s、第1部分64a1および第3部分64b3を含む基材640と、第2部分64a2を含む第1反射部材641と、第4部分64b4を含む第2反射部材642と、を有する。
この構成によれば、第2部分64a2および第4部分64b4のそれぞれが基材640とは別個の部材により構成されるため、基材640に設ける凹部64hの切削加工がしやすく、光源装置110の製造が容易になる場合がある。また、第1反射部材641および第2反射部材642のそれぞれを基材640の材料とは異なる材料から構成することによって、第1反射部材641および第2反射部材642の材料選択の自由度が上がり、第2部分64a2および第4部分64b4の反射率を調整しやすくなる。
(第3実施形態)
以下、本発明の第3実施形態について、図6を用いて説明する。
第3実施形態のプロジェクターおよび光源装置の基本構成は第1実施形態と同様であり、支持部材の構成が第1実施形態と異なる。そのため、プロジェクターおよび光源装置の基本構成の説明は省略する。
図6は、第3実施形態の光源装置120の断面図である。
図6において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態の光源装置120において、支持部材74は、支持面74sと、第1壁面74aと、第2壁面74bと、を有する。第1壁面74aは、支持面74sに対して垂直に延びる第1部分74a1と、支持面74sに対して傾斜して延びる第2部分74a2と、を有する。第2壁面74bは、支持面74sに対して垂直に延びる第3部分74b3と、支持面74sに対して傾斜して延びる第4部分74b4と、を有する。
支持部材74の支持面74sのZ軸方向に沿う寸法W3は、波長変換部材50の第3面50cのZ軸方向に沿う寸法W2と等しい。したがって、本実施形態の場合、第1実施形態とは異なり、支持面74sは、波長変換部材50の外側に露出した露出部を有していない。光源装置120のその他の構成は、第1実施形態と同様である。
(第3実施形態の効果)
本実施形態においても、励起光Eの利用効率が高く、所望の強度を有する蛍光Yが得やすい光源装置120を実現することができる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、本実施形態の場合、支持部材74の支持面74sのZ軸方向に沿う寸法W3が波長変換部材50のZ軸方向に沿う寸法W2と一致しているため、光源装置120の製造時に支持面74sに対する波長変換部材50の位置合わせを容易に行いやすい。
(第4実施形態)
以下、本発明の第4実施形態について、図を用いて説明する。
第4実施形態のプロジェクターおよび光源装置の基本構成は第1実施形態と同様であり、支持部材の構成が第1実施形態と異なる。そのため、プロジェクターおよび光源装置の基本構成の説明は省略する。
図7は、第4実施形態の光源装置の断面図である。
図7において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態の光源装置130において、支持部材84は、支持面84sと、第1壁面84aと、第2壁面84bと、を有する。第1壁面84aは、支持面84sに対して垂直に延びる第1部分84a1と、支持面84sに対して傾斜して延びる第2部分84a2と、を有する。第2壁面84bは、支持面84sに対して垂直に延びる第3部分84b3と、支持面84sに対して傾斜して延びる第4部分84b4と、を有する。
第1実施形態の場合、第2部分および第4部分のそれぞれは、平面で構成されている。これに対し、図7に示すように、本実施形態の場合、第2部分84a2および第4部分84b4のそれぞれは、非球面で構成されている。すなわち、第2部分84a2および第4部分84b4のそれぞれは、曲面を含んでいる。なお、第2部分84a2および第4部分84b4のそれぞれは、例えば球面等、非球面以外の曲面で構成されていてもよい。光源装置130のその他の構成は、第1実施形態と同様である。
(第4実施形態の効果)
本実施形態においても、励起光Eの利用効率が高く、所望の強度を有する蛍光Yが得やすい光源装置130を実現することができる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、本実施形態の場合、第2部分84a2および第4部分84b4のそれぞれは、曲面を含んでいる。この構成によれば、第2部分および第4部分のそれぞれが平面で構成されている場合に比べて、第2部分84a2および第4部分84b4のそれぞれに入射する励起光E2の反射方向を細かく制御することができる。そのため、本実施形態によれば、励起光E2の利用効率をより高めやすい。
(第5実施形態)
以下、本発明の第5実施形態について、図を用いて説明する。
第5実施形態のプロジェクターおよび光源装置の基本構成は第1実施形態と同様であり、支持部材の構成が第1実施形態と異なる。そのため、プロジェクターおよび光源装置の基本構成の説明は省略する。
図8は、第5実施形態の光源装置140の断面図である。
図8において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態の光源装置140において、支持部材94は、支持面94sと、第1壁面94aと、第2壁面94bと、を有する。第1壁面94aは、第1実施形態と同様、支持面94sに対して垂直に延びる第1部分94a1と、支持面94sに対して傾斜して延びる第2部分94a2と、を有する。一方、第2壁面94bは、第1実施形態とは異なり、全体が支持面94sに対して垂直に延びている。第2壁面94bは、波長変換部材50の第6面50fから離間しておらず、第6面50fと接している。光源装置140のその他の構成は、第1実施形態と同様である。
(第5実施形態の効果)
本実施形態においても、励起光Eの利用効率が高く、所望の強度を有する蛍光Yが得やすい光源装置140を実現することができる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
発光素子から射出される励起光のパワーが大きい場合、波長変換部材で発生する熱が大きくなるため、波長変換部材の温度上昇に伴って波長変換効率が低下するおそれがある。この問題に対し、本実施形態の光源装置140においては、支持部材94の第2壁面94bが第6面50fと接しているため、波長変換部材50の熱が、支持面94sに加えて第2壁面94bからも支持部材94に伝導される。これにより、波長変換部材50を効率良く冷却することができ、波長変換効率を確保することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。また、本発明の一つの態様は、上記の各実施形態の特徴部分を適宜組み合わせた構成とすることができる。
例えば上記実施形態の光源装置において、発光素子の発光面のZ軸方向に沿う寸法は、波長変換部材の第3面のZ軸方向に沿う寸法よりも大きい。ただし、発光素子の発光面のZ軸方向に沿う寸法は、波長変換部材の第3面のZ軸方向に沿う寸法と等しくてもよいし、波長変換部材の第3面のZ軸方向に沿う寸法よりも小さくてもよい。
その他、光源装置およびプロジェクターの各構成要素の形状、数、配置、材料等の具体的な記載については、上記実施形態に限らず、適宜変更が可能である。また、上記実施形態では、本発明による光源装置を、液晶パネルを用いたプロジェクターに搭載した例を示したが、これに限られない。本発明による光源装置を、光変調装置としてデジタルマイクロミラーデバイスを用いたプロジェクターに適用してもよい。また、プロジェクターは、複数の光変調装置を有していなくてもよく、1つの光変調装置のみを有していてもよい。
上記実施形態では、本発明の光源装置をプロジェクターに適用した例を示したが、これに限られない。本発明の光源装置は、照明器具や自動車のヘッドライト等にも適用することができる。
本発明の一つの態様の光源装置は、以下の構成を有していてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置は、発光面を有し、発光面から第1波長帯を有する第1光を射出する発光素子と、蛍光体を含み、発光素子から射出される第1光を、第1波長帯とは異なる第2波長帯を有する第2光に変換する波長変換部材と、波長変換部材を支持する支持部材と、を備え、波長変換部材は、波長変換部材の長手方向に交差し、互いに反対側に位置する第1面および第2面と、第1面および第2面と交差し、互いに反対側に位置する第3面および第4面と、第3面および第4面と交差し、互いに反対側に位置する第5面および第6面と、を有し、第1面から第2光を射出し、発光面は、第3面に対向して設けられ、支持部材は、第4面に対向する支持面と、第5面に対向し、第5面から離間する第1壁面と、を有し、第1壁面は、支持面から相対的に遠い側に位置し、支持面に対して垂直な方向に延びる第1部分と、支持面から相対的に近い側に位置し、支持面に対して傾斜して延びる第2部分と、を有し、第2部分は、第1光の少なくとも一部を反射し、支持面に相対的に近い側の第2部分と第5面との間の距離は、第1部分に相対的に近い側の第2部分と第5面との間の距離よりも小さくい。
本発明の一つの態様の光源装置において、支持面から発光面を見て、発光面の一部は、第3面と重なり、発光面の他の一部は、第5面と第1壁面との間隙部分と重なる構成としてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置において、第2部分は、曲面を含む構成としてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置において、支持部材は、支持面および第1部分を含む基材と、第2部分を含む第1反射部材と、を有する構成としてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置において、支持部材は、第6面に対向し、第6面から離間する第2壁面をさらに有し、第2壁面は、支持面から相対的に遠い側に位置し、支持面に対して垂直な方向に延びる第3部分と、支持面から相対的に近い側に位置し、支持面に対して傾斜して延びる第4部分と、を有し、第4部分は、第1光の少なくとも一部を反射し、支持面に相対的に近い側の第4部分と第6面との間の距離は、第3部分に相対的に近い側の第4部分と第6面との間の距離よりも小さい構成としてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置において、第4部分は、曲面を含む構成としてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置において、支持部材は、支持面および第3部分を含む基材と、第4部分を含む第2反射部材と、を有する構成としてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置において、支持部材は、第6面と接する第2壁面をさらに有する構成としてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置において、支持面から発光面を見て、発光面の一部は、第3面と重なり、発光面の他の一部は、第5面と第1壁面との間隙部分と重なる構成としてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置において、第1面から射出される第2光の角度分布を変換する角度変換部材をさらに備える構成としてもよい。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、以下の構成を有していてもよい。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、本発明の一つの態様の光源装置と、前記光源装置から射出される前記第2光を含む光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置により変調された光を投写する投写光学装置と、を備える。
1…プロジェクター、4B,4G,4R…光変調装置、6…投写光学装置、50…波長変換部材、50a…第1面、50b…第2面、50c…第3面、50d…第4面、50e…第5面、50f…第6面、52…角度変換部材、54,64,74,84,94…支持部材、54a,64a,74a,84a,94a…第1壁面、54a1,64a1,74a1,84a1,94a1…第1部分、54a2,64a2,74a2,84a2,94a2…第2部分、54b,64b,74b,84b,94b…第2壁面、54b3,64b3,74b3,84b3…第3部分、54b4,64b4,74b4,84b4…第4部分、54s,64s,74s,84s,94s…支持面、56…発光素子、56a…発光面、100,110,120,130,140…光源装置、640…基材、641…第1反射部材、642…第2反射部材、E,E1,E2…励起光(第1光)、Y…蛍光。

Claims (11)

  1. 発光面を有し、前記発光面から第1波長帯を有する第1光を射出する発光素子と、
    蛍光体を含み、前記発光素子から射出される前記第1光を、前記第1波長帯とは異なる第2波長帯を有する第2光に変換する波長変換部材と、
    前記波長変換部材を支持する支持部材と、
    を備え、
    前記波長変換部材は、前記波長変換部材の長手方向に交差し、互いに反対側に位置する第1面および第2面と、前記第1面および前記第2面と交差し、互いに反対側に位置する第3面および第4面と、前記第1面および前記第2面と交差し、かつ前記第3面および前記第4面と交差し、互いに反対側に位置する第5面および第6面と、を有し、前記第1面から前記第2光を射出し、
    前記発光面は、前記第3面に対向して設けられ、
    前記支持部材は、前記第4面に対向する支持面と、前記第5面に対向し、前記第5面から離間する第1壁面と、を有し、
    前記第1壁面は、前記波長変換部材側に位置している第1部分と、前記支持面側に位置している第2部分と、を有し、
    前記第1部分は、前記支持面に対して垂直な方向に延び、
    前記第2部分は、前記支持面から前記第1部分に向かうにつれて前記第5面から遠ざかるように傾斜し、
    前記第2部分は、前記第1光の少なくとも一部を反射
    前記支持部材は、前記支持面および前記第1部分を含む基材と、前記第2部分を含む第1反射部材と、を有する、
    光源装置。
  2. 前記第2部分は、曲面を含む、
    請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記支持部材は、前記第6面に対向し、前記第6面から離間する第2壁面をさらに有し、
    前記第2壁面は、前記波長変換部材側に位置している第3部分と、前記支持面側に位置している第4部分と、を有し、
    前記第3部分は、前記支持面に対して垂直な方向に延び、
    前記第4部分は、前記支持面から前記第3部分に向かうにつれて前記第6面から遠ざかるように傾斜し、
    前記第4部分は、前記第1光の少なくとも一部を反射する、
    請求項1または請求項2に記載の光源装置。
  4. 前記支持部材は、前記支持面および前記第3部分を含む基材と、前記第4部分を含む第2反射部材と、を有する、
    請求項3に記載の光源装置。
  5. 発光面を有し、前記発光面から第1波長帯を有する第1光を射出する発光素子と、
    蛍光体を含み、前記発光素子から射出される前記第1光を、前記第1波長帯とは異なる第2波長帯を有する第2光に変換する波長変換部材と、
    前記波長変換部材を支持する支持部材と、
    を備え、
    前記波長変換部材は、前記波長変換部材の長手方向に交差し、互いに反対側に位置する第1面および第2面と、前記第1面および前記第2面と交差し、互いに反対側に位置する第3面および第4面と、前記第1面および前記第2面と交差し、かつ前記第3面および前記第4面と交差し、互いに反対側に位置する第5面および第6面と、を有し、前記第1面から前記第2光を射出し、
    前記発光面は、前記第3面に対向して設けられ、
    前記支持部材は、前記第4面に対向する支持面と、前記第5面に対向し、前記第5面から離間する第1壁面と、を有し、
    前記第1壁面は、前記波長変換部材側に位置している第1部分と、前記支持面側に位置している第2部分と、を有し、
    前記第1部分は、前記支持面に対して垂直な方向に延び、
    前記第2部分は、前記支持面から前記第1部分に向かうにつれて前記第5面から遠ざかるように傾斜し、
    前記第2部分は、前記第1光の少なくとも一部を反射し、
    前記支持部材は、前記第6面に対向し、前記第6面から離間する第2壁面をさらに有し、
    前記第2壁面は、前記波長変換部材側に位置している第3部分と、前記支持面側に位置している第4部分と、を有し、
    前記第3部分は、前記支持面に対して垂直な方向に延び、
    前記第4部分は、前記支持面から前記第3部分に向かうにつれて前記第6面から遠ざかるように傾斜し、
    前記第4部分は、前記第1光の少なくとも一部を反射し、
    前記支持部材は、前記支持面および前記第3部分を含む基材と、前記第4部分を含む第2反射部材と、を有する、
    光源装置。
  6. 前記第4部分は、曲面を含む、
    請求項3から請求項5までのいずれか一項に記載の光源装置。
  7. 発光面を有し、前記発光面から第1波長帯を有する第1光を射出する発光素子と、
    蛍光体を含み、前記発光素子から射出される前記第1光を、前記第1波長帯とは異なる第2波長帯を有する第2光に変換する波長変換部材と、
    前記波長変換部材を支持する支持部材と、
    を備え、
    前記波長変換部材は、前記波長変換部材の長手方向に交差し、互いに反対側に位置する第1面および第2面と、前記第1面および前記第2面と交差し、互いに反対側に位置する第3面および第4面と、前記第1面および前記第2面と交差し、かつ前記第3面および前記第4面と交差し、互いに反対側に位置する第5面および第6面と、を有し、前記第1面から前記第2光を射出し、
    前記発光面は、前記第3面に対向して設けられ、
    前記支持部材は、前記第4面に対向する支持面と、前記第5面に対向し、前記第5面から離間する第1壁面と、を有し、
    前記第1壁面は、前記波長変換部材側に位置している第1部分と、前記支持面側に位置している第2部分と、を有し、
    前記第1部分は、前記支持面に対して垂直な方向に延び、
    前記第2部分は、前記支持面から前記第1部分に向かうにつれて前記第5面から遠ざかるように傾斜し、
    前記第2部分は、前記第1光の少なくとも一部を反射し、
    前記支持部材は、前記第6面と接する第2壁面をさらに有する、
    源装置。
  8. 前記第2部分は、曲面を含む、
    請求項に記載の光源装置。
  9. 前記支持面から前記発光面を見て、前記発光面の一部は、前記第3面と重なり、前記発光面の他の一部は、前記第5面と前記第1壁面との間隙部分と重なる、
    請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の光源装置。
  10. 前記第1面から射出される前記第2光の角度分布を変換する角度変換部材をさらに備える、
    請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の光源装置。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか一項に記載の光源装置と、
    前記光源装置から射出される前記第2光を含む光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
    前記光変調装置により変調された光を投写する投写光学装置と、
    を備える、
    プロジェクター。
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