JP7435173B2 - プログラム、真贋判定方法及び真贋判定装置 - Google Patents

プログラム、真贋判定方法及び真贋判定装置 Download PDF

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Description

本開示は、プログラム、真贋判定方法及び真贋判定装置に関する。
従来から、キャッシュカード、クレジットカード、小切手カード等のカード類、金券類、身分証明書、重要書類、ブランド品等のような認証とともに偽造防止を必要とする物品に対して、各種の偽造防止手段が図られている。また、偽造防止手段は税関における知的財産侵害物品の判定にも使用されている。偽造防止手段は、例えば、ホログラムなどの光変調素子が知られている。
ホログラムは、光源の照射位置の周囲に光像が浮かび上がって視認されるため、例えばセキュリティ情報を光像として浮かび上がらせることにより、目視又は真贋判定装置で、浮かび上がった光像を認識して真贋を判定することができる。
特許文献1には、判定対象物の偽造防止媒体が出射する光のパターンを撮像し、撮像されたパターンと、真の偽造防止媒体が出射する光のパターンとを並べて表示させる真贋判定支援装置が開示されている。
国際公開第2016/190107号
しかし、特許文献1のような装置にあっては、表示されている2つのパターンの相違を観察者が目視で判断するため、真の偽造防止媒体が出射する光のパターンの特徴を充分に理解した上で判定する必要があり、特別な技能がなければ区別がつけられない。特に、真贋のパターンの相違が微小な場合に、誤認識をしてしまう虞がある。
本開示は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、特別な技能を必要とせずに真贋判定を容易に行うことができるプログラム、真贋判定方法及び真贋判定装置を提供することにある。
本発明に係るプログラムは、点光源からの光によって該点光源からの距離に応じた大きさの再生像を生じさせる光変調素子が設けられた判定対象物の真贋を判定するプログラムであって、前記再生像が生じている光変調素子を複数の撮像距離で撮像することで得られた画像を取得し、取得した複数の画像における再生像のサイズ変化に基づいて前記判定対象物の真贋を判定し、判定した結果を出力する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、前記画像における再生像及び該再生像以外の参照物のサイズを算出し、算出した前記再生像のサイズが撮像距離の変化とともに変化せず、かつ、算出した前記参照物のサイズが撮像距離の変化とともに変化した場合に、前記判定対象物を真と判定する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、前記光変調素子の外枠像のサイズを前記参照物のサイズとして算出する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、前記光変調素子の静止画又は動画を撮像する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、撮像角度を保持するための撮像支援画像を表示する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、前記外枠像を案内するための第1案内枠を表示し、前記外枠像が前記第1案内枠に合致する場合に前記外枠像及び再生像を含む第1画像を取得し、撮像距離を変化させるべき旨の情報を出力し、撮像距離を変化させた後の前記外枠像を案内するための前記第1案内枠とはサイズの異なる第2案内枠を表示し、前記外枠像が前記第2案内枠に合致する場合に前記外枠像及び再生像を含む第2画像を取得し、前記第1画像の外枠像及び再生像のサイズと、前記第2画像の外枠像及び再生像のサイズと、を比較することで真贋を判定する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、撮像距離の変化を判断する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明に係る真贋判定方法は、点光源からの光によって該点光源からの距離に応じた大きさの再生像を生じさせる光変調素子が設けられた判定対象物の真贋を判定する真贋判定方法であって、コンピュータが、前記再生像が生じている光変調素子を複数の撮像距離で撮像することで得られた画像を取得し、取得した複数の画像における再生像のサイズ変化に基づいて前記判定対象物の真贋を判定し、判定した結果を出力する処理を実行することを特徴とする。
本発明に係る真贋判定装置は、点光源からの光によって該点光源からの距離に応じた大きさの再生像を生じさせる光変調素子が設けられた判定対象物の真贋を判定する真贋判定装置であって、前記再生像が生じている光変調素子を複数の撮像距離で撮像することで得られた画像を取得する取得部と、取得した複数の画像における再生像のサイズ変化に基づいて前記判定対象物の真贋を判定する判定部と、判定した結果を出力する出力部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、特別な技能を必要とせずに真贋判定を容易に行うことができる。
真贋判定装置の構成例を示すブロック図である。 光変調素子の一例を示す模式断面図である。 真贋判定装置を用いて光変調素子に光像を再生させて撮像する概念図である。 撮像支援画像を示している画面の例を示す模式図である。 撮像時の表示部の画面表示の手順例を示すフローチャートである。 撮像距離の変化に応じた正解再生像の変化を示す概念図である。 正解再生像及び非正解再生像の写真の対比図である。 制御部によって実行される真贋判定処理の手順例を示すフローチャートである。
以下、図面に基づいて実施の形態を具体的に説明する。
図1は、真贋判定装置1の構成例を示すブロック図である。真贋判定装置1は、制御部10、記憶部11、操作部12、表示部13及び光源部14、及び撮像部15等を備え、これらの各部はバスを介して相互に接続されている。本実施の形態では、真贋判定装置1は、スマートフォンであるが、これに限らず、例えば携帯電話、タブレット、スマートグラス等であってもよい。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro-Processing Unit)等のプロセッサを含む。制御部10は、記憶部11に記憶してある制御プログラムを適宜実行することにより、真贋判定装置1が行う種々の情報処理、制御処理等を行う。
記憶部11は、制御部10が実行する制御プログラム、及び制御プログラムの実行に必要な各種のデータを予め記憶している。また記憶部11は、制御部10が制御プログラムを実行する際に発生するデータ等を一時的に記憶する。記憶部11に記憶される制御プログラムには、本開示のプログラムである判定プログラムPが含まれる。記憶部11に記憶されるデータには、後述する再生像データベース(以下、再生像DBという)が含まれる。再生像DBには、複数種類の光変調素子の再生像が登録されている。以下では、再生像DBに登録されている再生像、即ち真の光変調素子の再生像を正解再生像といい、贋の光変調素子の再生像を非正解再生像という。本実施の形態では、記憶部11は、スマートフォンのメモリであるが、スマートフォン用の外付けフラッシュメモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等であってもよい。
なお、記憶部11に記憶される判定プログラムPは、当該判定プログラムPを読み取り可能に記録した記録媒体Mにより提供されてもよい。記録媒体Mは、例えば、SD(Secure Digital)カード、マイクロSDカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)などの可搬型のメモリである。この場合、制御部10は、不図示の読取装置を用いて記録媒体Mから判定プログラムPを読み取り、読み取った判定プログラムPを記憶部11にインストールする。また、記憶部11に記憶される判定プログラムPは、不図示の通信部を介した通信により提供されてもよい。この場合、制御部10は、通信部を通じて判定プログラムPを取得し、取得した判定プログラムPを記憶部11にインストールする。
操作部12は、ユーザによる操作入力を受け付け、操作内容に対応した制御信号を制御部10へ出力する。表示部13は、制御部10からの指示に従って各種の情報を表示する。本実施の形態では、操作部12及び表示部13は、一体として構成されたタッチパネルであるが、別体構成されてもよい。また、操作部12は、例えばスマートフォン本体に設けられた操作ボタン、又はユーザの音声指令を収集するマイクであってもよい。
光源部14は、スマートフォンのLEDライトであり、光変調素子を照射して光像を浮かび上がらせるための点光源として機能する。
撮像部15は、スマートフォンのカメラであり、光変調素子及び該光変調素子の再生像を撮像して記憶部11に記憶する。
本実施の形態では、本開示のプログラムである判定プログラムPをスマートフォンにインストールし、制御部10が判定プログラムPを実行することにより、スマートフォンが本開示の真贋判定装置1として動作する。
図2は光変調素子2の一例を示す模式断面図である。光変調素子2は、判定対象物に貼り付けてある。判定対象物は、例えば、キャッシュカード、クレジットカード、小切手カード等のカード類、金券類、身分証明書、重要書類、ブランド品等の商品、又は商品の包装を含む。図2に示すように、光変調素子2は、反射型のホログラム構造体211を有するホログラム層21と、ホログラム層21の一方の面上に積層された基材24と、ホログラム層21の他方の面上に積層される反射層22とを備える。このホログラム構造体211では、ホログラム層21の他方の面が凹凸面21aを形成し、この凹凸面21aを被覆する反射層22も凹凸形状を有する。ホログラム構造体211が有する凹凸面21aは、原画像のフーリエ変換画像に対応した凹凸パターンを有し、フーリエ変換画像の画素毎に対応の凹凸深さを有する。このようなホログラム構造体211に対して点光源から光が入射すると、凹凸面21aの凹凸パターンに応じた光像が再生される。
図3は真贋判定装置1を用いて光変調素子2に光像を再生させて撮像する概念図である。図3に示すように、光源部14をホログラム層21の反射層22とは反対側の面側である観察面側に配置した場合には、光変調素子2の丸状をなす外枠23に囲まれる領域に、再生像として「OK」の文字23aを観察することができる。
本開示の真贋判定装置1では、真贋判定装置1と光変調素子2との距離h(以下、撮像距離hという)を変更しながら、再生像が生じている光変調素子2を撮像部15によって撮像し、撮像によって得られた外枠23及び再生像の文字23aを含む複数の画像に基づいて真贋判定を行う。
撮像時に、図3に示すように、真贋判定装置1の撮像部15が設けられた裏面は、光変調素子2の観察面に臨むとともに、当該観察面とほぼ平行になる。また、撮像部15はホログラム構造体211の形成領域の直上方に位置する。光変調素子2の観察面と直交する方向において真贋判定装置1を上記の姿勢のまま移動させながら撮像すると、撮像距離hの変化に応じた光変調素子2及びその再生像に係る動画又は複数の静止画が得られる。
なお、真贋判定装置1では、撮像時に、撮像部15を常に同一の撮像角度で撮像させるために、制御部10は撮像支援画像を表示部13に表示させる。図4は撮像支援画像を示している画面100の例を示す模式図である。図4Aに示すように、画面100には、撮像支援画像として、ターゲット画像101が表示されている。ターゲット画像101は3つの案内枠とされる3つの同心円の円弧を含む。なお、撮像支援画像は、ターゲット画像101に限らず、正解再生像の外枠像の形状に応じて適宜に設定すればよい。また、各案内枠の形状は1つの円における円弧に限らず、円全体であってもよい。案内枠の数は3に限らず、3以外の数であってもよい。さらに、図4に示すように、画面100には、ユーザの撮像指示を受け付けるためのシャッターボタン102が表示されている。
静止画撮像時に、ユーザは、画面100を見ながら真贋判定装置1の姿勢を調整し、画面100において外枠23がターゲット画像101における一方の案内枠と重なる際に、例えばシャッターボタン102をクリックして一枚目の写真を撮る。そして、真贋判定装置1を移動させて撮像距離hを変更させる。画面100において外枠23がターゲット画像101における他方の案内枠と重なる際に二枚目の写真を撮る。
動画撮像時に、ユーザは、画面100を見ながら真贋判定装置1の姿勢を調整し、画面100において外枠23がターゲット画像101における一方の案内枠と重なる際に、例えばシャッターボタン102をクリックして録画を開始させる。そして、真贋判定装置1を移動させて撮像距離hを変更させる。画面100において外枠23がターゲット画像101における他方の案内枠と重なる際に録画を終了させる。
このように、撮像時に、ユーザは、画面100における外枠23と、ターゲット画像101を構成する各案内枠との位置関係を確認しながら真贋判定装置1を移動させることで、撮像部15を常に同一の撮像角度で撮像させることができる。
撮像時に、制御部10は、真贋判定装置1を撮像対象から離す旨、又は真贋判定装置1を撮像対象へ近ける旨の操作手順提示情報を表示部13に表示させてもよい。また、制御部10は、ターゲット画像101における各案内枠を予め設定された順で表示させてもよい。例えば、静止画の撮像時に、1回目の撮像時にターゲット画像101における最も外側の円弧から構成される案内枠のみを表示させ、2回目の撮像時にターゲット画像101における真ん中の円弧から構成される案内枠のみを表示させ、3回目の撮像時にターゲット画像101における最も内側の円弧から構成される案内枠のみを表示させる。これにより、撮像距離hが徐々に大きくなる複数枚の写真が得られ、制御部10の情報処理が簡単になり、ユーザの撮像操作の容易性及び正確性も向上する。
なお、ターゲット画像101を表示させる前に、図4Bに示すように、撮像ガイド手段として四隅枠103を表示させ、操作手順提示情報として「枠内にホログラムを入れてください」という情報を画面100に表示させてもよい。なお、撮像ガイド手段は、四隅枠103に限らず、他の形状であってもよい。ユーザが該操作手順提示情報に従って画面100における光変調素子2を枠内に位置させた場合に、制御部10は光変調素子2の再生像を認識して再生像DBに記憶された正解再生像であるか否かを判定する。例えば、制御部10は、再生像が正解再生像でないと判定した場合には、表示部13に判定対処物が贋である旨の情報を表示させるが、再生像が正解再生像であると判定した場合には、ターゲット画像101又は1つの案内枠を表示部13に表示させる。
図5は撮像時の表示部13の画面表示の手順例を示すフローチャートである。
撮像部15が起動した場合に、表示部13は、図4Bに示すように、画面100において四隅枠103及び操作手順提示情報を表示する(ステップS101)。
制御部10が四隅枠103内の再生像を認識して正解再生像であると判定した場合に、表示部13は画面100において第1案内枠を表示する(ステップS102)。制御部10は、光変調素子2の外枠23が第1案内枠に合致する場合に、撮像部15に撮像指示を出力する。ここで、撮像指示は写真を撮る指示であってもよいし、録画を開始する指示であってもよい。なお、撮像部15は、制御部10からの指示の代わりに、シャッターボタン102を介して受け付けたユーザからの撮像指示に応じて撮像してもよい。
そして、表示部13は、画面100において真贋判定装置1を移動させる旨の操作手順情報を表示し(ステップS103)、第1案内枠のサイズと異なる第2案内枠を表示する(ステップS104)。制御部10は、光変調素子2の外枠23が第2案内枠に合致する場合に、撮像部15に撮像指示を出力する。ここで、撮像指示は写真を撮る指示であってもよいし、録画を停止する指示であってもよい。なお、撮像部15は、制御部10からの指示の代わりに、シャッターボタン102を介して受け付けたユーザからの撮像指示に応じて撮像してもよい。
制御部10による真贋判定が完了した場合、表示部13は画面100において真贋判定の結果を表示する(ステップS105)。
図6は撮像距離hの変化に応じた正解再生像の変化を示す概念図である。図6に示すように、真贋判定装置1が光変調素子2から離れることに伴って、文字23aが大きくなる。即ち、点光源との距離が大きければ大きいほど、正解再生像が大きい。また、図6には、撮像距離h1、h2、h3(h1<h2<h3)でそれぞれに撮像された正解再生像の写真231、232、233が示されている。図6に示すように、撮像距離hが大きければ大きいほど、写真における外枠23(外枠像)が小さいが、写真231、232、233における文字23a(パターン像)のサイズは同一である。即ち、正解再生像の写真における文字23aは、サイズが撮像距離hによって変化しないという特徴を有する。
これに対して、非正解再生像の場合では、「OK」の文字23aが観察できるが、写真における文字23aは正解再生像の上記特徴を有しない。図7は正解再生像及び非正解再生像の写真の対比図である。図7に示すように、撮像距離hが変化した場合、撮像された非正解再生像の写真において、文字23aも外枠23も変化する。具体的には、非正解再生像は、基準画像に対して、撮像距離hが小さくなると、写真における文字23a及び外枠23が大きくなり、撮像距離hが大きくなると、写真における文字23a及び外枠23が小さい。このような相違によって、正解再生像及び非正解再生像を区別することができる。
図8は制御部10によって実行される真贋判定処理の手順例を示すフローチャートである。本実施の形態では、光変調素子2の写真を所定枚撮って、これらの写真に基づいて真贋判定を行う。
制御部10は、光源部14及び撮像部15を起動させ(ステップS1)、表示部13に撮像支援画像を表示する(ステップS2)。
制御部10は、撮像指示を受け付けたか否かを判定し(ステップS3)、撮像指示を受け付けていないと判定した場合に(ステップS3:NO)、撮像指示を受け付けるまで待つ。
制御部10は、撮像指示を受け付けたと判定した場合に(ステップS3:YES)、撮像部15を制御して撮像させる(ステップS4)。
制御部10は、ステップS4において撮像された写真から幾何学形状情報を抽出して再生像DBに記憶された正解再生像との類似度を計算することで、パターンマッチ処理を行う(ステップS5)。
制御部10は、写真における再生像と正解再生像との類似度が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS6)。ここで、所定値は、正解再生像の幾何学形状の特徴に応じて予め適宜に設定すればよい。
制御部10は、類似度が所定値以上でないと判定した場合(ステップS6:NO)、処理をステップS2に戻す。この場合、制御部10は、写真が測定に使用されない旨を表示部13に提示させることが好ましい。
制御部10は、類似度が所定値以上であると判定した場合(ステップS6:YES)、写真を記憶部11に記憶させる(ステップS7)。
制御部10は、撮像された撮像距離に応じた写真が所定枚数に達したか否かを判定し(ステップS8)、写真が所定枚数に達していないと判定した場合に(ステップS8:NO)、処理をステップS2に戻す。この場合、制御部10は、真贋判定装置1を移動させる旨を表示部に提示させることが好ましい。
制御部10は、写真が所定枚数に達したと判定した場合に(ステップS8:YES)、光源部14、撮像部15をオフし、記憶部11から各写真を読み出し(ステップS9)、写真における文字23a及び外枠23を認識する(ステップS10)。
制御部10は、各写真について、文字23aのサイズ及び外枠23のサイズを算出する(ステップS11)。文字23aのサイズは、各文字の長さ、幅、高さ及び線幅であってもよいし、各文字を構成する線の面積又はピクセル数であってもよい。外枠23のサイズは、円の径であってもよいし、面積又はピクセル数であってもよい。なお、複数の写真を比較することで文字23aのサイズ変化及び外枠23のサイズ変化を算出してもよい。
制御部10は、ステップS11において算出された外枠23のサイズに基づいて、外枠23のサイズが変化したか否かを判断する(ステップS12)。
制御部10は、外枠23のサイズが変化していないと判断した場合(ステップS12:NO)、処理をステップS2に戻す。
制御部10は、外枠23のサイズが変化したと判断した場合(ステップS12:YES)、文字23aのサイズが変化したか否かを判断する(ステップS13)。
制御部10は、文字23aのサイズが変化していないと判定した場合(ステップS13:NO)、判定対象物が真である旨を表示する指示を表示部13に出力し(ステップS14)、処理を終了する。
制御部10は、文字23aのサイズが変化したと判定した場合に(ステップS13:YES)、判定対象物が贋である旨を表示する指示を表示部13に出力し(ステップS15)、処理を終了する。
このように、真贋判定装置1は、撮像距離hを変更させながら光変調素子2の写真を複数枚撮像し、これらの写真における文字23aの変化の有無に基づいて、判定対象物の真贋を判定することができる。
以上では、撮像距離hを変更させながら撮像した光変調素子2に係る複数の静止画に基づいて真贋を判定する例について説明したが、撮像距離hを変更させながら撮像した光変調素子2に係る動画に基づいて真贋を判定してもよい。例えば、撮像距離hを変更させながら光変調素子2の動画を撮像し、動画から複数のフレームを抽出し、これらのフレームにおける文字23aの変化の有無に基づいて真贋を判定してもよい。
また、実施の形態では、撮像距離hの変化は、光変調素子2の外枠23のサイズ変化に基づいて判断するが、撮像部15のピントの変化に基づいて判断してもよいし、スマートフォンに搭載された光センサで光変調素子2からの距離を測定することで判断してもよい。
実施の形態では、光変調素子2の外枠23を参照物として判定するが、光変調素子2に他の参照物を予め設け、該参照物のサイズ変化に基づいて判定してもよい。
なお、制御部10によって実行される処理の一部は、クラウドサーバにより実行されてもよい。例えば、真贋判定装置1は、撮像部15で撮像し、撮像した画像をクラウドサーバへ送信し、クラウドサーバは、真贋判定装置1から送信された画像を受信した場合に、例えば図8に示すステップS10~ステップS13の処理を実行し、判定結果を真贋判定装置1に送信してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 真贋判定装置
10 制御部
100 画面
101 ターゲット画像
102 シャッターボタン
103 四隅枠
11 記憶部
12 操作部
13 表示部
14 光源部
15 撮像部
2 光変調素子
21 ホログラム層
21a 凹凸面
211 ホログラム構造体
22 反射層
23 外枠
23a 文字
231、232、233 写真
24 基材
h 撮像距離

Claims (9)

  1. 点光源からの光によって該点光源からの距離に応じた大きさの再生像を生じさせる光変調素子が設けられた判定対象物の真贋を判定するプログラムであって、
    前記点光源と略同位置に設けられた撮像部によって前記再生像が生じている光変調素子を複数の撮像距離で撮像することで得られた画像を取得し、
    取得した複数の画像における再生像のサイズ変化に基づいて前記判定対象物の真贋を判定し、
    判定した結果を出力する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  2. 前記画像における再生像及び該再生像以外の参照物のサイズを算出し、
    算出した前記再生像のサイズが撮像距離の変化とともに変化せず、かつ、算出した前記参照物のサイズが撮像距離の変化とともに変化した場合に、前記判定対象物を真と判定する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記光変調素子の外枠像のサイズを前記参照物のサイズとして算出する処理
    をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記光変調素子の静止画又は動画を撮像する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載のプログラム。
  5. 撮像角度を保持するための撮像支援画像を表示する処理
    をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1~4のいずれか1つに記載のプログラム。
  6. 前記外枠像を案内するための第1案内枠を表示し、
    前記外枠像が前記第1案内枠に合致する場合に前記外枠像及び再生像を含む第1画像を取得し、
    撮像距離を変化させるべき旨の情報を出力し、
    撮像距離を変化させた後の前記外枠像を案内するための前記第1案内枠とはサイズの異なる第2案内枠を表示し、
    前記外枠像が前記第2案内枠に合致する場合に前記外枠像及び再生像を含む第2画像を取得し、
    前記第1画像の外枠像及び再生像のサイズと、前記第2画像の外枠像及び再生像のサイズと、を比較することで真贋を判定する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
  7. 撮像距離の変化を判断する処理
    をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1~6のいずれか1つに記載のプログラム。
  8. 点光源からの光によって該点光源からの距離に応じた大きさの再生像を生じさせる光変調素子が設けられた判定対象物の真贋を判定する真贋判定方法であって、
    コンピュータが、
    前記点光源と略同位置に設けられた撮像部によって前記再生像が生じている光変調素子を複数の撮像距離で撮像することで得られた画像を取得し、
    取得した複数の画像における再生像のサイズ変化に基づいて前記判定対象物の真贋を判
    定し、
    判定した結果を出力する
    処理を実行することを特徴とする真贋判定方法。
  9. 点光源からの光によって該点光源からの距離に応じた大きさの再生像を生じさせる光変調素子が設けられた判定対象物の真贋を判定する真贋判定装置であって、
    前記点光源と略同位置に設けられた撮像部によって前記再生像が生じている光変調素子を複数の撮像距離で撮像することで得られた画像を取得する取得部と、
    取得した複数の画像における再生像のサイズ変化に基づいて前記判定対象物の真贋を判定する判定部と、
    判定した結果を出力する出力部と
    を備えることを特徴とする真贋判定装置。
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