JP6989025B2 - 生体認証装置、偽造判別プログラム及び偽造判別方法 - Google Patents

生体認証装置、偽造判別プログラム及び偽造判別方法 Download PDF

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Description

本発明は、生体認証装置、偽造判別プログラム及び偽造判別方法に関する。
従来より、生体の撮影により得られた画像データから生体情報を検出し、検出した生体情報に基づいて認証処理を行う生体認証技術(例えば、顔認証技術等)が知られている。かかる認証処理の場合、偽造生体(例えば、生体を撮影した写真等)の生成が容易であることから、撮影により得られた画像データに含まれる生体情報が、生体の撮影によるものか、偽造生体の撮影によるものかを精度よく判別することが求められる。
これに対して、下記非特許文献では、偽造生体を生成するために生体を撮影した際の光学環境と、認証処理において提示された偽造生体を撮影した際の光学環境とが異なる場合に、画像データにモアレが発生することを利用し、偽造判別を行う方法が提案されている。
Diago Caetano Garcia et al., "Face-Spoofing 2D-Detection Based on Moire-pattern Analysis", IEEE TRANSACTIONS ON IFORMATION FORENSICS AND SECURITY, VOL. 10, NO.4, APRIL 2015.
しかしながら、(偽造生体ではなく)生体を撮影した場合であっても、撮影時の状態によっては、画像データにモアレが発生することがある。例えば、生体に対して複数の方向から光が照射されていた場合、更には撮影範囲に反射率の高い眼鏡レンズやアクセサリ等が含まれていたり、生体表面に汗などの分泌物が付着していた場合等には、生体を撮影した場合でも、画像データにモアレが発生する。このような場合、上記非特許文献によれば、画像データに含まれる生体情報が、偽造生体の撮影によるものと誤判別してしまう可能性がある。
一つの側面では、偽造生体の判別精度を向上させることを目的としている。
一態様によれば、生体認証装置は、
撮影された画像データからモアレの発生領域と、生体情報に関する領域とを検出する検出部と、
前記モアレの発生領域と、前記生体情報に関する領域との位置関係に基づいて、前記画像データに含まれる生体情報が偽造生体の撮影によるものか否かを判別する判別部とを有する。
偽造生体の判別精度を向上させることができる。
図1は、生体認証装置の構成例を示す図である。 図2は、情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、偽造判別部の機能構成の一例を示す図である。 図4は、画像データ取得部による処理の具体例を示す図である。 図5は、モアレ領域検出部による処理の具体例を示す図である。 図6は、生体領域検出部による処理の具体例を示す図である。 図7は、生体部位領域検出部による処理の具体例を示す図である。 図8は、判別部による処理の具体例を示す図である。 図9は、偽造判別部による偽造判別処理の流れを示すフローチャートである。
以下、各実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省略する。
[第1の実施形態]
<生体認証装置の構成>
はじめに、生体認証装置の構成について説明する。図1は、生体認証装置の構成例を示す図である。図1に示すように、生体認証装置100は、撮像装置110と情報処理装置120とを有する。生体認証装置100において、撮像装置110と情報処理装置120とは通信可能に接続される。
撮像装置110は、被写体を撮影することで得られる画像データを情報処理装置120に送信する。撮像装置110には、例えば、被写体からの反射光をRGB信号として検出するカメラのほか、被写体が放射する赤外線を検出する赤外線カメラ、近赤外線カメラ等が含まれていてもよい。
第1の実施形態において、撮像装置110が撮影する被写体には、生体である人物130が含まれる。被写体が人物130である場合、撮像装置110が被写体を撮影することで得られる画像データには、生体情報として人物130の顔が含まれる。
なお、第1の実施形態において、撮像装置110が人物130を撮影する場合、人物130に対しては、少なくとも、点線矢印150で示す方向に、光が照射されているものとする。
ただし、撮像装置110による撮影時に人物130に照射される光の方向は、1方向に限定されず、複数方向であってもよい。また、図1の例では、人物130が身に着けている物や、人物130が汗をかいている状態については省略して示しているが、人物130は、例えば、反射率の高いレンズの眼鏡やアクセサリ等を身に着けていてもよいし、汗をかいている状態であってもよい。撮影時にこのような状態であって場合、撮像装置110が人物130を撮影することで得られる画像データには、モアレが発生することになる。
しかしながら、生体である人物130には、目、鼻、口等のように3次元の立体構造を有する生体部位が含まれており、それぞれの生体部位ごとに、光の反射特性が異なる。このため、撮像装置110が人物130を撮影することで得られる画像データの場合、人物130の生体部位ごとに別々にモアレが発生し、複数の生体部位に跨ってモアレが発生することはない。
一方で、第1の実施形態において、撮像装置110が撮影する被写体には、生体である人物130の顔が写った写真体140のような偽造生体が含まれる。そして、撮像装置110が撮影する被写体が写真体140であっても、撮像装置110が被写体を撮影することで得られる画像データには、生体情報として人物130の顔が含まれる。
ここで、写真体140は、人物130に対して、点線矢印160で示す方向に光が照射された状態で、不図示の撮像装置により撮影が行われることで生成されているものとする。
このような場合、点線矢印150で示す方向に光が照射された状態で、撮像装置110が写真体140を撮影すると、写真体140内の人物130に対しては、少なくとも2方向(点線矢印150と点線矢印160)から光が照射されていることになる。このため、撮像装置110が写真体140を撮影することで得られる画像データには、確実にモアレが発生する。
ここで、写真体140は2次元平面であるため、写真体140全体が一様な光の反射特性を有する。このため、発生するモアレはより広範囲となり、写真体140に写る人物130と背景とに跨っていたり、写真体140に写る人物130の複数の生体部位(目、鼻、口等)に跨ることになる。第1の実施形態に係る生体認証装置100では、このようなモアレの発生のしかたの違いを利用して偽造判別を行う。
なお、図1の例では、偽造生体が写真体140である場合のモアレの発生のしかたについて説明したが、偽造生体は写真体140に限定されない。例えば、人物130の顔が写った写真データを表示した、携帯端末(スマートフォン、タブレット等)の表示画面であっても同様の特徴を有するモアレが発生することになるため、偽造生体になりうる。
情報処理装置120には、偽造判別プログラムと認証プログラムとがインストールされており、当該プログラムが実行されることで、情報処理装置120は、偽造判別部121及び認証部122として機能する。
偽造判別部121は、撮像装置110から送信された画像データに含まれる生体情報が偽造生体の撮影によるものか、生体の撮影によるものかを判別し、判別結果を認証部122に通知する。具体的には、まず、偽造判別部121は、画像データにおいてモアレが発生している領域(「モアレ発生領域」)と、「生体情報に関する領域」とをそれぞれ検出する。そして、偽造判別部121は、モアレ発生領域と、生体情報に関する領域との位置関係を判定することで、生体情報が偽造生体の撮影によるものか、生体の撮影によるものかを判別する。なお、生体情報に関する領域には、生体情報を含む領域(「生体領域」)と、生体情報に含まれる生体部位を含む領域(「生体部位領域」)とが含まれるものとする。
ここで、偽造判別部121は、モアレ発生領域と生体情報に関する領域との位置関係として、例えば、モアレ発生領域が生体領域の輪郭部分を跨いでいるか否かの判定を行う。あるいは、偽造判別部121は、モアレ発生領域が、複数の生体部位領域に跨っているか否かの判定を行う。
上述したとおり、モアレが生体領域の輪郭部分を跨いでいた場合(人物130の顔と背景とに跨っていた場合)には、人物130の顔が偽造生体の撮影によるものと判別できるからである。あるいは、モアレが複数の生体部位領域に跨っている場合(人物130の顔において、目、鼻、口等に跨っている場合)には、人物130の顔が偽造生体の撮影によるものと判別できるからである。
認証部122は、偽造判別部121より、画像データに含まれる生体情報が偽造生体の撮影によるものでない(生体の撮影によるものである)との判別結果が通知された場合、画像データに含まれる生体情報について、認証処理を行う。
<情報処理装置のハードウェア構成>
次に、情報処理装置120のハードウェア構成について説明する。図2は、情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、情報処理装置120は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203を有する。CPU201、ROM202、RAM203は、いわゆるコンピュータを形成する。
また、情報処理装置120は、補助記憶装置204、表示装置205、操作装置206、I/F(Interface)装置207、ドライブ装置208を有する。なお、情報処理装置120の各ハードウェアは、バス209を介して相互に接続されている。
CPU201は、補助記憶装置204にインストールされている各種プログラム(例えば、偽造判別プログラム、認証プログラム等)を実行するデバイスである。
ROM202は、不揮発性メモリである。ROM202は、補助記憶装置204にインストールされている各種プログラムをCPU201が実行するために必要な各種プログラム、データ等を格納する、主記憶デバイスとして機能する。具体的には、ROM202はBIOS(Basic Input/Output System)やEFI(Extensible Firmware Interface)等のブートプログラム等を格納する、主記憶デバイスとして機能する。
RAM203は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の揮発性メモリである。RAM203は、補助記憶装置204にインストールされている各種プログラムがCPU201によって実行される際に展開される作業領域を提供する、主記憶デバイスとして機能する。
補助記憶装置204は、各種プログラムや、各種プログラムが実行されることで生成される情報を格納する補助記憶デバイスである。
表示装置205は、情報処理装置120の内部状態等を表示する表示デバイスである。操作装置206は、情報処理装置120の管理者が情報処理装置120に対して各種指示を入力するための入力デバイスである。
I/F装置207は、撮像装置110と情報処理装置120とを接続し、情報処理装置120が撮像装置110と通信を行うための通信デバイスである。
ドライブ装置208は記録媒体210をセットするためのデバイスである。ここでいう記録媒体210には、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等のように情報を光学的、電気的あるいは磁気的に記録する媒体が含まれる。また、記録媒体210には、ROM、フラッシュメモリ等のように情報を電気的に記録する半導体メモリ等が含まれていてもよい。
なお、補助記憶装置204にインストールされる各種プログラムは、例えば、配布された記録媒体210がドライブ装置208にセットされ、該記録媒体210に記録された各種プログラムがドライブ装置208により読み出されることでインストールされる。あるいは、補助記憶装置204にインストールされる各種プログラムは、ネットワークよりダウンロードされることでインストールされてもよい。
<偽造判別部の機能構成>
次に、偽造判別部121の機能構成について説明する。図3は、偽造判別部の機能構成の一例を示す図である。図3に示すように、偽造判別部121は、画像データ取得部301と、検出部の一例であるモアレ領域検出部302、生体領域検出部303、生体部位領域検出部304と、判別部305とを有する。
画像データ取得部301は、撮像装置110より送信される画像データを取得し、取得した画像データを、モアレ領域検出部302、生体領域検出部303に通知する。
モアレ領域検出部302は、画像データ取得部301より通知された画像データにおいて、モアレ発生領域を検出する。また、モアレ領域検出部302は、モアレ発生領域を特定するマスクデータを、判別部305に通知する。
生体領域検出部303は、画像データ取得部301より通知された画像データにおいて、生体領域として、生体情報(ここでは、人物130の顔)を含む領域を検出する。また、生体領域検出部303は、生体領域内の画像データを生体部位領域検出部304に通知するとともに、生体領域を特定するマスクデータを判別部305に通知する。
生体部位領域検出部304は、生体領域検出部303より通知された生体領域内の画像データより、生体部位領域として、生体部位(例えば、人物130の目、鼻、口等)を含む領域を検出する。また、生体部位領域検出部304は、生体部位領域を特定する画像データ内の位置座標を、判別部305に通知する。
判別部305は、モアレ領域検出部302より通知された、モアレ発生領域を特定するマスクデータと、生体領域検出部303より通知された、生体領域を特定するマスクデータと、を対比する。これにより、判別部305では、モアレ発生領域が生体領域の輪郭部分(ここでは、人物130の顔の輪郭部分)を跨いでいるか否かを判定する。
また、判別部305は、モアレ領域検出部302より通知された、モアレ発生領域を特定するマスクデータと、生体部位領域検出部304より通知された、生体部位領域を特定する画像データ内の位置座標とを対比する。これにより、判別部305では、モアレ発生領域が、複数の生体部位領域(ここでは、人物130の顔における複数の生体部位(目、鼻、口等)を含む領域)に跨っているか否かを判定する。
判別部305は、モアレ発生領域が生体領域の輪郭部分を跨いでいると判定した場合には、画像データに含まれる生体情報が偽造生体の撮影によるものと判別する。また、判別部305は、モアレ発生領域が、複数の生体部位領域に跨っていると判定した場合には、画像データに含まれる生体情報が偽造生体の撮影によるものと判別する。
一方、判別部305は、モアレ発生領域が生体領域の輪郭部分を跨いでいないと判定し、かつ、複数の生体部位領域に跨っていないと判定した場合、画像データに含まれる生体情報が生体の撮影によるものと判別する。
更に、判別部305は、画像データに含まれる生体情報が偽造生体の撮影によるものか生体の撮影によるものかを判別した判別結果を、認証部122に通知する。
<偽造判別部の各部による処理の具体例>
次に、偽造判別部に含まれる各部(画像データ取得部301、モアレ領域検出部302、生体領域検出部303、生体部位領域検出部304、判別部305)による処理の具体例について説明する。
(1)画像データ取得部による処理の具体例
はじめに、画像データ取得部301による処理の具体例について説明する。図4は、画像データ取得部による処理の具体例を示す図である。図4に示すように、第1の実施形態において、画像データ取得部301が取得する画像データ400のサイズは、幅w、高さhであるとする。また、画像データ400の各画素の画素値を、例えば、I(i,j)とおく。
なお、図4に示すように、画像データ400には、生体情報として、人物130の顔が描画された領域410が含まれるものとする。
(2)モアレ領域検出部による処理の具体例
次に、モアレ領域検出部302による処理の具体例について説明する。図5は、モアレ領域検出部による処理の具体例を示す図である。図5において、画像データ500は、画像データ取得部301より通知された画像データ400において、モアレ領域検出部302が、モアレ発生領域501を検出した様子を示している。
図5に示すように、モアレ領域検出部302では、画像データ400においてモアレ発生領域501を検出すると、マスクデータ510を生成し、判別部305に通知する。マスクデータ510は、検出したモアレ発生領域をRm(i,j)="0"(非マスク領域)とし、検出したモアレ発生領域以外をRm(i,j)="1"(マスク領域)としたデータである。なお、マスクデータ510のサイズは、画像データ400と等しく、幅w、高さhであるとする。
(3)生体領域検出部による処理の具体例
次に、生体領域検出部303による処理の具体例について説明する。図6は、生体領域検出部による処理の具体例を示す図である。図6において、画像データ600は、画像データ取得部301より通知された画像データ400において、生体領域検出部303が、人物130の顔を生体領域601として検出した様子を示している。
生体領域検出部303では、画像データ400において生体領域601を検出すると、生体領域601内の画像データを、生体部位領域検出部304に通知する。
また、生体領域検出部303では、画像データ400において生体領域601を検出すると、図6に示すように、マスクデータ610を生成し、判別部305に通知する。マスクデータ610は、検出した生体領域をS(i,j)="0"(非マスク領域)とし、検出した生体領域以外をS(i,j)="1"(マスク領域)としたデータである。なお、マスクデータ610のサイズは、画像データ400と等しく、幅w、高さhであるとする。
(4)生体部位領域検出部による処理の具体例
次に、生体部位領域検出部304による処理の具体例について説明する。図7は、生体部位領域検出部による処理の具体例を示す図である。図7において、画像データ700は、生体領域検出部303より通知された生体領域601内の画像データを、生体領域601以外にマスクをかけて示したものである。
更に、画像データ700は、生体部位領域検出部304が、生体領域601内の画像データより生体部位領域701、702、703、704を検出した様子を示している。
なお、生体部位領域検出部304では、図7に示すように、生体部位領域を検出すると、検出した生体部位領域701、702、703、704をラベリングし、位置座標と対応付けて判別部305に通知する。図7において生体部位領域データ710は、検出した生体部位領域701〜704に、ラベルRm〜Rmを付し、各生体部位領域の位置座標として、各生体部位領域の左上と右下の位置座標を対応付けた様子を示している。
(5)判別部による処理の具体例
次に、判別部305による処理の具体例について説明する。図8は、判別部による処理の具体例を示す図である。図8において、画像データ810、820、830、840は、発生したモアレの大きさ、位置、形状等が異なる4通りの画像データを示している。
また、図8において、判別用データ811、821、831、841は、それぞれ、画像データ810、820、830、840について、判別部305が生体領域検出部303及び生体部位領域検出部304より取得した、
・生体領域を特定するマスクデータ610、
・生体部位領域を特定する画像データ内の位置座標(Rm〜Rmの位置座標)、
を示したデータである。
なお、図8では、便宜上、判別用データ811、821、831、841として、マスクデータ610に加えて、画像データ810、820、830、840において検出された生体領域601を示している。また、判別用データ811、821、831、841として、生体部位領域の位置座標に代えて、生体部位領域701〜704を示している。
また、図8において、マスクデータ812、822、832、842は、それぞれ、画像データ810、820、830、840について、判別部305がモアレ領域検出部302より取得したマスクデータを示している。
判別用データ811と、マスクデータ812とを対比すると、マスクデータ812には、モアレ発生領域が存在しない。このため、判別部305では、生体領域601の輪郭部分を跨いでいるモアレ発生領域は存在しないと判定する。更に、判別部305では、複数の生体部位領域701〜704に跨っているモアレ発生領域も存在しないと判定する。この結果、判別部305では、画像データ810に含まれる生体情報が生体の撮影によるものと判別する。
また、判別用データ821と、マスクデータ822とを対比すると、マスクデータ822には、モアレ発生領域850が含まれるものの、モアレ発生領域850は、生体領域601の輪郭部分を跨いでいない。また、モアレ発生領域850は、いずれの生体部位領域701〜704も跨いでいない。このため、判別部305では、画像データ820に含まれる生体情報が生体の撮影によるものと判別する。
一方、判別用データ831と、マスクデータ832とを対比すると、マスクデータ832には、モアレ発生領域860が含まれ、かつ、モアレ発生領域860は、生体部位領域701〜704のうちの複数の生体部位領域に跨っている。このため、判別部305では、画像データ830に含まれる生体情報が偽造生体の撮影によるものと判別する。
更に、判別用データ841と、マスクデータ842とを対比すると、マスクデータ842には、モアレ発生領域870が含まれ、かつ、モアレ発生領域870は、生体領域601の輪郭部分を跨いでいる。このため、判別部305では、画像データ840に含まれる生体情報が偽造生体の撮影によるものと判別する。
このように、モアレ発生領域と、生体領域及び生体部位領域との位置関係を対比することで、判別部305では、画像データに含まれる生体情報が偽造生体の撮影によるものか生体の撮影によるものかを精度よく判別することができる。
<偽造判別部による偽造判別処理>
次に、偽造判別部121による偽造判別処理の具体例について説明する。図9は、偽造判別部による偽造判別処理の流れを示すフローチャートである。偽造判別部121が起動することで、図9に示すフローチャートが実行される。
ステップS901において、画像データ取得部301は、撮像装置110より送信される画像データを取得する。
ステップS902において、モアレ領域検出部302は、画像データにおいてモアレ発生領域を検出する。
ステップS903において、生体領域検出部303は、画像データにおいて生体領域を検出する。
ステップS904において、生体部位領域検出部304は、生体領域内の画像データより生体部位領域を検出する。
ステップS905において、判別部305は、モアレ発生領域が生体領域の輪郭部分を跨いでいるか否かを判定する。ステップS905において、モアレ発生領域が生体領域の輪郭部分を跨いでいると判定した場合には(ステップS905においてYESの場合には)、ステップS908に進む。
ステップS908において、判別部305は、画像データに含まれる生体情報が偽造生体の撮影によるものと判別する。
一方、ステップS905において、モアレ発生領域が生体領域の輪郭部分を跨いでないと判定した場合には(ステップS905においてNOの場合には)、ステップS906に進む。
ステップS906において、判別部305は、モアレ発生領域が、複数の生体部位領域に跨っているか否かを判定する。ステップS906において、モアレ発生領域が、複数の生体部位領域に跨っていると判定した場合には(ステップS906においてYESの場合には)、ステップS908に進む。
一方、ステップS906において、モアレ発生領域が、複数の生体部位領域に跨っていないと判定した場合には(ステップS906においてNOの場合には)、ステップS907に進む。
ステップS907において、判別部305は、画像データに含まれる生体情報が生体の撮影によるものと判別する。
ステップS909において、画像データ取得部301は、偽造判別処理を終了するか否かを判定する。ステップS909において、偽造判別処理を継続すると判定した場合には(ステップS909においてNOの場合には)、ステップS901に戻る。一方、ステップS909において、偽造判別処理を終了すると判定した場合には、偽造判別処理を終了する。
以上の説明から明らかなように、第1の実施形態に係る生体認証装置100は、偽造判別部121を有し、偽造判別部121は、撮影された画像データからモアレ発生領域と生体領域及び生体部位領域とを検出する。また、偽造判別部121は、検出したモアレ発生領域と、生体領域及び生体部位領域との位置関係に基づいて、画像データに含まれる生体情報が、偽造生体の撮影によるものか否かを判別する。
これにより、生体を撮影したにも関わらず、撮影時の状態に起因して画像データにモアレが発生した場合であっても、偽造判別部121によれば、当該画像データに含まれる生体情報が偽造生体の撮影によるものと誤判別してしまう可能性を低減させることができる。この結果、第1の実施形態に係る生体認証装置100によれば、モアレに基づいて、偽造生体の判別精度を向上させることができる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、画像データに含まれる生体情報に基づいて行う認証処理として、顔認証処理を挙げたが、画像データに含まれる生体情報に基づいて行う認証処理は、顔認証処理に限定されない。例えば、虹彩認証処理や指紋認証処理であってもよい。
また、上記第1の実施形態では、撮像装置110と情報処理装置120とを別体としたが、撮像装置110と情報処理装置120とは一体としてもよい。また、上記第1の実施形態では、情報処理装置120が、偽造判別部121と認証部122とを有するものとして説明したが、偽造判別部121と認証部122とは、異なる装置において実現されてもよい。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせ等、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100 :生体認証装置
110 :撮像装置
120 :情報処理装置
121 :偽造判別部
122 :認証部
301 :画像データ取得部
302 :モアレ領域検出部
303 :生体領域検出部
304 :生体部位領域検出部
305 :判別部
501 :モアレ発生領域
601 :生体領域
701〜704 :生体部位領域

Claims (6)

  1. 撮影された画像データからモアレの発生領域と、生体情報に関する領域とを検出する検出部と、
    前記モアレの発生領域と、前記生体情報に関する領域との位置関係に基づいて、前記画像データに含まれる生体情報が偽造生体の撮影によるものか否かを判別する判別部と
    を有することを特徴とする生体認証装置。
  2. 前記検出部は、
    前記生体情報が含まれる領域である生体領域を検出する生体領域検出部と、
    生体領域内の生体部位が含まれる領域である生体部位領域を検出する生体部位領域検出部と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の生体認証装置。
  3. 前記判別部は、
    前記モアレの発生領域が、前記生体領域の輪郭部分を跨いでいるか否かを判定することで、前記画像データに含まれる生体情報が偽造生体の撮影によるものか否かを判別することを特徴とする請求項2に記載の生体認証装置。
  4. 前記判別部は、
    前記モアレの発生領域が、複数の前記生体部位領域に跨っているか否かを判定することで、前記画像データに含まれる生体情報が偽造生体の撮影によるものか否かを判別することを特徴とする請求項2に記載の生体認証装置。
  5. 撮影された画像データからモアレの発生領域と、生体情報に関する領域とを検出し、
    前記モアレの発生領域と、前記生体情報に関する領域との位置関係に基づいて、前記画像データに含まれる生体情報が偽造生体の撮影によるものか否かを判別する、
    処理をコンピュータに実行させるための偽造判別プログラム。
  6. 撮影された画像データからモアレの発生領域と、生体情報に関する領域とを検出し、
    前記モアレの発生領域と、前記生体情報に関する領域との位置関係に基づいて、前記画像データに含まれる生体情報が偽造生体の撮影によるものか否かを判別する、
    処理をコンピュータが実行する偽造判別方法。
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