JP7432181B1 - 広告管理プログラム、広告管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】商品等の提供者等が、自社商品等がどのようなサイトで紹介されているかについて把握し、自社の商品等をどのサイトで広告宣伝するか十分に検討するための情報を一元管理できるようにする。【解決手段】自社商品などを掲載している特定商品等掲載ページを登録し、またASPのドメインなど特定ドメイン情報を記憶したうえで、任意の検索要求により得られるウェブサイトを分析(スクレイピング)する。当該分析において、ウェブサイトのhtml情報に特定ドメインを含むリンクが含まれているかどうか、そして当該リンクのリンク先が前記特定商品等掲載ページへのリンクであるかどうかなどを判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、広告管理プログラム、広告管理システムに関するものである。
自社の商品やサービス(以下「商品等」とする。)について、インターネット上で広告を行うことが一般的に行われている。
近年、商品等の提供者のみではなく、いわゆるインフルエンサーなど、商品等の提供者以外の者が自己のウェブサイトなどで商品等の紹介を行う場合がある。
商品を紹介するウェブサイトは多く存在し、商品等の(潜在)顧客は、そういったウェブサイトを閲覧して商品等の情報を得る。
インターネット上で行う広告の1つの態様として、アフィリエイト広告がある。
ここで、アフィリエイト広告システムにおける、広告主、消費者、アフィリエイトサービスプロバイダ(Affiliate Service Provider、以下「ASP」とする。)、およびアフィリエイターについて説明する。
自社商品等のウェブサイトに対し、消費者からのアクセスを増やしたい広告主は、宣伝広告のためにASPに広告費用を支払う。ASPは、アフィリエイトリンクを含む広告等をアフィリエイターに提供する。そしてアフィリエイターは、自身のホームページやブログなどに当該アフィリエイトリンクを含む広告等を掲載する。
アフィリエイトリンクは、パラメータが埋め込まれた特殊なURL(Uniform Resource Locator)によるリンクであり、アクセス経路などを解析するためのものである。
消費者が、アフィリエイターのホームページ等にアクセスし、そこからさらにアフィリエイトリンクを通じて広告主のウェブサイトにアクセスして広告主の商品等を購入した場合、ASPはアフィリエイターに対して成果報酬を支払う。つまり、アフィリエイト広告は成果報酬型の広告である。
このようなアフィリエイト広告サービスとして、例えばa8.net(登録商標)やafb(登録商標)が挙げられる。
商品等の提供者や広告主としては、自社の商品等がどのようなサイトで紹介されているかについて把握しておくことや、自社の商品等をどのサイトで掲載してもらうか十分に検討することが、マーケティング戦略上重要である。
また、こういった情報を容易に把握できるようにし、一元管理できることが好ましい。
ここで、ウェブサイトの情報を取得して解析し、その情報を提示する技術は種々開示されている。
特許文献1には、ユーザが入力フィールド302に入力したキーワードによって検索された電子文書中の画像情報を抽出し、検索した結果をサムネール画像表示部303に、所定の大きさのサムネール画像、画像の名称304、該画像を含むHTML文書のURL305として表示する情報処理装置が記載されている。
特許文献2には、各情報サイトのサイト構造を解析する手段と、前記抽出した各情報サイトを巡回し、前記解析した構造に基づいて前記情報サイトに記述された情報を取得する手段と、前記各情報サイトから取得した前記情報をデータベースに格納する手段と、指定に基づいて前記データベースに格納された情報を取得する手段と、などを備えることを特徴とする情報取得サーバについて開示されている。
特許文献3には、サーチリクエストに応答して1以上のウェブサーチエンジンからウェブページを獲得し、前記ウェブページを分類されたウェブページのデータベースと比較することを含む方法が開示されている。
しかしこれらの特許文献に係る発明はいずれも、自社商品等を掲載しているウェブページとの関係で情報を取得するものではない。また、アフィリエイトサイトなど、商品等を紹介するサイトに的を絞って情報を取得するものでもない。
自社商品等がどのようなウェブサイトで紹介されているかについて、商品の提供者が効率的に把握するためには、自社商品等を掲載しているウェブページの情報と、商品等を紹介するウェブサイトの情報の登録が必須である。
特開2003-067381号公報 特開2016-081096号公報 特開2007-128119号公報
解決しようとする問題点は、顧客等の検索要求により得られる複数のウェブページにおいて、どのような商品等紹介サイトが表示されるのか、また、その商品等紹介サイトにおいて、自社商品等を掲載しているウェブページへのリンクがあるのかどうかについて、商品等提供者が効率的に情報収集できない点である。
本発明は、例えば自社商品などの特定の商品等を掲載している「特定商品等掲載ページ」を登録し、かつ、例えばASPのドメインなどの「特定ドメイン」を記憶させておいた上で、任意の検索要求により得られるウェブページを分析することにより、当該ウェブページに含まれるリンクが「特定ドメイン」を含むかどうかや、そのリンク先が「特定商品等掲載ページ」であるかどうかといった情報等を収集し、ユーザに表示することを最も主要な特徴とする。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、例えば以下の手段を採用している。
すなわち、コンピュータを、広告管理手段として機能させる広告管理プログラムであって、前記広告管理手段は、
ユーザが指定する特定の商品またはサービス(商品等)を掲載している少なくとも1つの特定商品等掲載ページについて、少なくともURLを含む情報を記憶する特定商品等掲載ページ記憶手段と、
ユーザまたは管理者が指定する文字列を特定ドメインとして記憶する特定ドメイン記憶手段と、
ウェブページを分析するウェブページ分析手段と、
前記分析の分析結果を表示する分析結果表示手段と、を備え、
前記ウェブページ分析手段は、
ユーザの検索要求に対する検索結果を取得する検索結果取得手段と、
前記検索結果として得られた複数のウェブページのうち、ユーザまたは管理者が指定する数のウェブページのそれぞれについてhtml情報を取得するhtml情報取得手段と、
前記html情報から取得するリンク先URLに、前記特定ドメインが含まれているかについて判定する特定ドメインリンク判定手段と、
前記リンク先URLが前記特定商品等掲載ページのURLであるかどうかを判定する特定商品等掲載ページリンク判定手段と、を備えることを特徴とする、広告管理プログラムを提供する。
本発明の広告管理プログラムによりユーザは、検索キーワードで上位表示される商品等紹介サイト(例えばアフィリエイトサイト)にどのようなサイトがあるか、また、そういったサイトに自社商品等が紹介されているかどうかについて一元管理された情報を容易に取得することができる。
これによりユーザは、ウェブサイトの調査と新規開拓を効率的に行うことができ、例えばあるメディアがアフィリエイト広告可能なメディアかどうかを容易に判断することができるため、自社の商品等をどのサイトやメディアで掲載してもらうかについて十分に検討することができる。
広告管理システム1の概要を示す図(ネットワーク構成図)である。 ログイン画面を示す図である。 個別ユーザ用トップ画面(サイト登録前)を示す図である。 特定商品等掲載ページ登録画面を示す図である。 個別ユーザ用トップ画面(サイト登録後)を示す図である。 リクルーティングツール画面を示す図である。 リストアップ画面(キーワード追加前)を示す図である。 新規キーワード登録画面を示す図である。 リストアップ画面(キーワード追加後)を示す図である。 リストアップ結果詳細画面を示す図である。 プロセッサ122が結果欄に表示する内容の条件分岐を示す図である。 ページ内リンク詳細画面を示す図である。 除外リスト表示画面(サイト登録前)を示す図である。 除外ドメイン登録画面(入力前)を示す図である。 除外ドメイン登録画面(入力後)を示す図である。 除外リスト表示画面(サイト登録後)を示す図である。 アタックリスト表示画面を示す図である。 ASP・ワンタグ申請画面を示す図である。 ウェブサイト分析処理を示すフローチャートである。 広告管理システムサーバ10のハードウェア構成図である。 ユーザ端末20のハードウェア構成図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の各実施形態では、同一又は対応する部分については同一の符号を付して説明を適宜省略する場合がある。
また、以下に用いる図面は本実施形態を説明するために用いるものであり、実際の装置の構成やユーザーインターフェース(UI)、データベースなどとは異なる場合がある。
(実施形態の概要)
本実施形態の概要について、図1を用いて説明する。
図1は、本実施形態の広告管理プログラムP1による処理を行うシステム(以下「広告管理システム1」とする。)の概要を示す図(ネットワーク図)である。
広告管理プログラムP1を備える広告管理システムサーバ10(以下「サーバ10」と略記する。)は、ユーザに対し、オンラインで広告管理が可能なシステムを提供する。
ユーザは、自社商品等を掲載している特定商品等掲載ページを登録し、広告管理システムサーバ10(以下「サーバ10」とする。)はその情報を記憶する。
また、サーバ10には、例えばASPのドメインなどの特定ドメインが記憶されている。
サーバ10は、ユーザからの検索要求を取得する。そして、サーバ10はその検索要求を検索サービスサーバ30に送信し、同検索サービスサーバ30からその検索結果を受信する。
サーバ10は、受信した検索結果に含まれる検索上位のウェブページであって、あらかじめユーザにより上限数が定められたウェブページのhtml(hyper text markup langage)情報を取得する。つまりサーバ10は、検索上位のウェブページの構造や要素を取得する(スクレイピング)。
サーバ10は、当該html情報から取得するリンク先URLに、前記特定ドメインが含まれているかについて判定する。
さらにサーバ10は、当該リンク先URLが前記特定商品等掲載ページのURLであるかどうかを判定する。
本実施形態において、特定ドメインは例えばASPのドメインである。よって例えば、あるウェブページに含まれるリンクのリンク先URLにASPのドメインが含まれる場合、そのウェブページはアフィリエイトサイトのウェブページである可能性が高い。
また、当該ウェブページに含まれるリンクのリンク先が特定商品等掲載ページであるならば、当該サイトにはすでに自社商品等が紹介されていると判断できる。
逆に、リンク先に特定商品等掲載ページがなければ、まだそのサイトには自社商品等が紹介されていないと判断できる。
サーバ10は、取得したhtml情報や上記各種判断の結果について一覧表示し、コンタクト状況が一覧で確認できる画面(後述するリストアップ結果詳細画面、アタックリスト画面など)をユーザに提供する。
これにより、広告主は自社の商品等の掲載先を比較検討することができる。
(実施形態の詳細)
以下、本実施形態に係る広告管理システム1について、詳細を説明する。広告管理システム1は、広告管理プログラムP1を備えるコンピュータ(サーバ10)を含む。
すなわち広告管理システム1は、広告管理プログラムP1による情報処理が、ハードウェア資源を用いて具体的に実現されるものである。
以下、広告管理システム1を構成する、1.ユーザーインターフェース、2.プログラム処理、3.データ、および4.ハードウェア構成、について順に説明する。
(用語の定義)
ここで、いくつか言葉の定義を行う。
「商品等」は、商品または役務(サービス)を意味する。
「商品等提供者」は、商品を譲渡(販売)する者、または役務を提供する者を言う。商品等提供者には広告主を含む。
「ユーザ」は、広告管理システム1の使用者である。本実施形態において、ユーザは商品等を提供する商品等提供者である。また、本実施形態のユーザは、ASPなどを通じてアフィリエイトサイトに自社商品等の掲載を依頼する広告主でもある。
「管理者」は、広告管理システム1の管理者である。管理者は広告管理システム1についてユーザよりも上位の権限を持ち、広告管理システム1の各種設定や、システムのメンテンナンスやバージョンアップ等を行う。
「サイト」は、ウェブサイトの略称である。本明細書では、ウェブサイトとウェブページは厳密に区別せず使用する。ただし以下において、あるウェブサイトに複数のウェブページが含まれるという意味合いで使用する場合がある。
「サイトの登録(サイト登録)」は、ウェブサイトまたはウェブページの情報を登録することを意味し、サイトの情報は例えばサイト名、ドメイン、URL(Uniform Resource Locator)などが挙げられる。またプロセッサについて、「登録する」の語は、「記憶する(させる)」の語に含まれる。
なお、URLはUniform Resource Locatorの略であり、html(HTML)はHyper Text Markup Langageの略である。
「直リンク」は、あるサイトから別のサイトへの直接のリンクである。例えばサイトAからサイトCにアクセスする方法として、サイトAから別のサイト(例えばサイトB)を経由してサイトCにアクセスする方法と、別のサイトを経由せず、サイトAからサイトCに直接アクセスする方法がある。直リンクとは、別のサイトを経由しないリンクを意味する。
「商品等掲載ページ」は、商品やサービスを掲載しているウェブページである。例えば、商品等提供者のホームページにおける商品紹介ページなどが挙げられる。また、商品等提供者のホームページに限らず、モール型ECサイト(例えばAmazon(登録商標)や楽天(登録商標))における、商品等提供者のウェブページなどであってもよい。例えば需要者は、商品等掲載ページに掲載されている商品等が気に入った場合に、当該商品等掲載ページから当該商品等を購入することができる。
「特定商品等」は、ユーザが指定する特定の商品等である。本実施形態の特定商品等は、ユーザが商品等提供者として提供する商品やサービス、つまり自社商品等である。
「特定商品等掲載ページ」は、ユーザが指定する特定商品等を掲載しているウェブサイトである。ユーザは、後述する特定商品等掲載ページ登録画面(図4)で特定商品等掲載ページを指定する。
「商品等紹介サイト」は、商品等を紹介するサイトである。商品等紹介サイトは例えばアフィリエイターにより運営されるアフィリエイトサイトである。ただし、商品等紹介サイトはアフィリエイトサイトに限られるものではなく、ブロガーやインフルエンサーなどが商品等を無償で紹介するサイトなども含む。
なお、商品等紹介サイトは、1つの商品等を紹介する場合もあるし、複数の商品等を紹介する場合もある。紹介の方法として、複数の商品等をランキングや比較などにより紹介する場合が挙げられる。商品等紹介サイトには特定商品等が紹介されている場合もある。
「特定ドメイン」は、管理者またはユーザが指定するドメインであり、例えばアフィリエイトサービスプロバイダ(Affiriate Service Provider)のドメインや、広告の計測システムのドメインである。
本実施形態において、特定ドメインは管理者があらかじめサーバ10のデータ記憶部14bに記憶させている。
外部サイトへのリンクに特定ドメイン(ASPのドメインや広告計測システムのドメイン)を含むウェブページは、アフィリエイトサイトのウェブページと考えることができる。
「独自ドメイン」は、共有ドメインとは異なり、例えば一の個人または法人が運営している商品等紹介サイトなどのドメインを意味する。
仮にブログなどのように、共有ドメインの中に多数の個人のページがある場合は、その個人が管理するドメインを意味する。
「URL用キーワード」は、管理者またはユーザが指定する、URL検索用のキーワードである。本実施形態では、一般的に連絡先が記載されていることが想定されるウェブページのURLに含まれることが想定されるキーワードを指す。例えば、「about」、「contact」、「会社概要」、「お問い合わせ」などである。このように、URL用キーワードは、「about」や「contact」などの英字のほか、「会社概要」や「お問い合わせ」などの日本語表記(かな文字、漢字)などを含む。また、URLを構成する各種記号や数字などを含み得る。本実施形態において、URL用キーワードは管理者があらかじめ設定している。
「連絡先関連ページ」は、検索結果として得られたウェブページが属するウェブサイトのうち、URLに「URL用キーワード」を含むページである。
例えば、ウェブサイトhttps://abcd.comの配下に、URLがhttps://abcd.com/aboutであって連絡先を掲載しているウェブページと、URLがhttps://abcd.com/blog01であって商品等を紹介しているウェブページがあるとする。検索結果として得られたウェブページがhttps://abcd.com/blog01である場合に、連絡先関連ページはURLがhttps://abcd.com/aboutのページである。
「アフィリエイトリンク」は、パラメータが埋め込まれたリンクである。本実施形態では特に、「商品等紹介サイトのリンク」の一態様である。つまり、アフィリエイトリンクは、アフィリエイトサイトのリンクには限らず、商品等を有償で紹介するサイトのリンクも含む。
「最終目的地」は、例えばユーザによるリンク(アイコン)の押下(クリックやタップなどを意味する。以下同じ。)により、ウェブサイトがあるページから別のページに遷移する場合において、最終的に到着するウェブページを意味する。例えばあるリンクをクリックした結果、いくつかのリダイレクトを経て最終的にあるウェブページに到着した場合、そのウェブページが最終目的地となる。また、「最終目的地URL」は、その最終目的地のURLである。
「リクルーティング」は、本実施形態において、自社の商品やサービスページに繋がるアフィリエイトリンクの掲載先を新たに開拓することを意味する。リクルーティングの対象は、ウェブサイトのみならず、SNS(Social Networking Service)や動画投稿サイトなど、アフィリエイトリンクの掲載先になり得るものを含む。また、本実施形態において、この掲載先を「メディア」と称する場合がある。
以下において、「○○」処理と記載している場合、コンピュータのプロセッサは、プログラム格納部に記憶されている「○○」プログラムに基づく処理を実行することを意味する。本段落において、「○○」の箇所には同じ語が入る。
すなわち、「○○」プログラムは、「○○」処理の実行により、コンピュータを「○○」手段として機能させるプログラムである。またこの際、当該プロセッサを備える制御部は、「○○」部(または「○○」装置)としても機能することを意味する。
例えば、広告管理プログラムP1は、広告管理処理の実行により、コンピュータを広告管理手段として機能させるプログラムである。またこの際、プロセッサ122を備えるコンピュータの制御部12は、広告管理部12a(または広告管理装置)として機能する。
なお、プログラム処理の項などで説明している、プロセッサ122が行う各種処理であって、特定の名称を付していない処理についても同様である。つまり、各種処理を行う制御部12や制御部12を含むコンピュータは、上記の様に、対応する手段、機能部または装置と表現し得る。
広告管理システム1において、サーバ10、ユーザ端末20などの各端末(コンピュータ)はそれぞれプロセッサを備えるが、単にプロセッサという場合は、広告管理プログラムP1により処理を行うプロセッサ、本実施形態ではサーバ10のプロセッサ122、を指すものとする。
1.ユーザーインターフェース
まず、本実施形態の広告管理システム1のユーザ端末20が表示するインターフェース(UI)について、図を用いて説明する。
以降で説明するインターフェースは、サーバ10のプロセッサ122がユーザ端末20のブラウザに表示させるものを簡略化したものである。
ユーザは画面要素(UI-10)の操作、つまりテキストボックスUI-12への入力や、カーソルUI-14によるボタンUI-16の押下などにより、情報の入力を容易に行うことができる。
以下のUIを示す図面において、例えばテキストボックスUI-12は四角で、ボタンUI-16の一部は角丸四角で表現している。
また、説明に必要な機能に関わるアイコン等のみ表示することとし、それ以外の公知の機能を有するボタンやアイコンなどの表示は省略する。例えば、直前に表示されていたページに戻るための戻るボタン、ログアウトするためのログアウトボタンなどは省略している。
なお以下において、簡単のため、「サーバ10のプロセッサ122が、端末(ユーザ端末20)からのリクエストを受けて、あるいは何らかの処理により、当該端末のブラウザに表示するためのデータを送信し、表示させる」ことを、「プロセッサ122が端末のブラウザに表示する(させる)」または「プロセッサ122が表示する(させる)」などと記載する場合がある。
また同様に、「サーバ10のプロセッサ122が、記憶部14のデータ記憶部14bにデータを保存(記憶)させる」ことを、「プロセッサが(データを)保存(記憶)する(させる)」などと記載する場合がある。
以下におけるユーザーインターフェースの説明の前提として、ユーザは、広告管理システム1を管理する管理会社に対してサービスの利用を申し込み、一意のユーザID(本実施形態ではメールアドレス)に紐づく認証手段が付与されている。
本実施形態において、広告管理システム1にアクセスするための認証手段はパスワードである。
これらの情報は、プロセッサ122が後述するユーザデータベースD15に保存する。
図2は、広告管理システム1のログイン画面を示す図である。
ログイン画面において、プロセッサ122はユーザ認証を行う。
図2に示すように、本実施形態において、ユーザがログインID(メールアドレスなど)およびパスワードをログイン情報入力部UI-21に入力し、画面中央下部のログインボタンUI-161を押下(クリック)すると、プロセッサ122は、ユーザの認証(パスワード認証)を行う。
認証に成功すると、プロセッサ122は次項の個別ユーザ用トップ画面を表示させる。
図3は、個別ユーザ用トップ画面(サイト登録前)を示す図である。
個別ユーザ用トップ画面において、プロセッサ122は登録サイト検索部UI-22と、登録サイト表示部UI-23を表示する。登録サイト検索部UI-22は、検索ワードを入力するための検索窓、検索を実行するための検索ボタン、および検索窓の入力内容を消去するリセットボタンを備える(以下、検索窓、検索ボタン、およびリセットボタンの説明は省略する。)。
図3に示すように、最初の段階ではサイトが登録されていないため、登録サイト表示部UI-23には何も表示されていない。
ユーザがサイト追加ボタンUI-162を押下することで、プロセッサ122は次項の特定商品等掲載ページ登録画面を表示する。
図4は、特定商品等掲載ページ登録画面を示す図である。
特定商品等掲載ページ登録画面において、プロセッサ122は、ユーザが入力する、特定商品等を掲載しているウェブページの情報を取得する。
具体的には、特定商品等掲載ページ登録画面において、ユーザは掲載サイト情報登録部UI-24に登録したいURLとそのサイト名を入力する。また、ユーザは必要に応じて備考を入力する。登録日欄は、入力時の日にちをプロセッサ122が自動的に表示する(例えば「2023-09-01」など)。
ユーザが保存ボタンを押下すると、プロセッサ122は入力されたサイト名やURLなどの情報を特定商品等掲載ページデータベースD11に記憶する。
なお、本実施形態において、特定商品等掲載ページ登録画面はポップアップ形式で表示される。図4に示すように、最前面に表示されている画面以外を斜線で示す(以下ポップアップ形式の表現について同じ)。
ユーザがキャンセルボタンを押下すると、画面は前の画面(個別ユーザ用トップ画面)に戻る。なお、ユーザがキャンセルボタンを押下すると操作がキャンセルされる点は同様であるため、以下説明を省略する。
図5は、個別ユーザ用トップ画面(サイト登録後)を示す図である。
個別ユーザ用トップ画面(サイト登録後)において、プロセッサ122はユーザが登録した特定商品等掲載ページを一覧表示する。
図5に示すように、登録サイト表示部UI-23には複数のサイト(ウェブページ)が表示され得る。図5の例では、前項の登録操作を3回行うことで、3つのサイトが登録されている。
登録サイト表示部UI-23において、プロセッサ122はサイトごとにサイト名、URL、および登録日を表示する。
個別ユーザ用トップ画面は登録サイト検索部UI-22に検索窓を備え、検索語句を入力して検索ボタンを押下することで、ユーザは登録サイトを検索することができる。
また、図5に示すように、プロセッサ122は、特定商品等掲載ページ登録画面でユーザが登録しているサイトごとにリクルーティングボタンUI-163と編集ボタンUI-164を配設する。
ユーザが編集ボタンUI-164を押下すると、プロセッサ122はそのサイトについて再度特定商品等掲載ページ登録画面を表示し、ユーザによる編集を可能にする。
また、ユーザがリクルーティングボタンUI-163を表示すると、次項のリクルーティングツール画面を表示する。
図6は、リクルーティングツール画面を示す図である。
リクルーティングツール画面において、プロセッサ122はメニュー表示を行う。
図6に示すように、リクルーティングツール画面において、プロセッサ122はメニュー選択ボタンUI-165を表示する。
本実施形態において、プロセッサ122はリストアップボタンUI-165a、除外リストボタンUI-165b、アタックリストボタンUI-165c、およびASP・ワンタグ申請ボタンUI-165dを表示する。
ユーザがこれらのボタンを押下することにより、プロセッサ122はそれぞれリストアップ画面(図7など)、除外リスト表示画面(図13など)、アタックリスト画面(図17)、ASP・ワンタグ申請画面(図18)を表示する。それぞれについて以下説明する。
図7は、リストアップ画面(キーワード追加前)を示す図である。
リストアップ画面において、プロセッサ122はキーワード検索部UI-25と、キーワード一覧表示部UI-26を表示する。
図7に示す図は、キーワードが登録されていない最初の状態を示しているため、キーワード一覧表示部UI-26には何も表示されていない。
ユーザが新規キーワード追加ボタンUI-166を押下することで、プロセッサ122は次項の新規キーワード登録画面を表示する。
図8は、新規キーワード登録画面を示す図である。
新規キーワード登録画面においてプロセッサ122は、ユーザによる検索要求と、分析するサイトの上限数を取得する。
このため、新規キーワード登録画面において、ユーザは検索キーワード登録部UI-27に検索キーワードを入力し、リストアップ上限数を選択する。
リストアップ上限数は、html情報を取得する(スクレイピングする)サイト数の上限である。サイト数の条件を定めることにより、html情報の取得量を制限し、高速な処理を可能とする。
本実施形態において、ユーザはプルダウンにより表示される10、20または30のいずれかを選択することでリストアップ上限数を指定する。
本実施形態において、ユーザが保存ボタンを押下すると、プロセッサ122は、検索エンジンを利用する検索を行い、その検索結果を取得して保存する。
また、得られた検索結果のうち、リストアップ上限数で指定している数のウェブサイト(例えば商品等紹介サイト)についてhtml情報を取得し、保存する。
なおこの検索には、検索エンジンによる検索サービスを提供する会社のAPI(Application Programming Interface)を利用している。このようなAPIとして、例えばGoogle(登録商標)社のGoogle Custom Search APIなどが挙げられる。
一例を挙げると、リストアップ上限数を20として、ユーザがある検索キーワードで検索エンジンに検索要求を行った結果、1000件の結果が得られたとする。この場合、プロセッサ122は検索上位20件のウェブページについて情報(サイト名、URL、概要)を取得する。
そしてプロセッサ122は、当該検索上位の各ウェブページについて、html情報を取得する。
本実施形態において、プロセッサ122がhtml情報を取得するのは、当該ウェブページを含むウェブサイト全体ではなく、検索上位に表示される当該ウェブページそのものについてのhtml情報である。
例えば、上位表示されたページがhttps://abcd.com下のhttps://abcd.com/blog01のURLを持つページである場合、そのhttps://abcd.com/blog01のページについてhtml情報を取得する。
このほか、当該ウェブページが外部サイトへのリンク(外部リンク)を含む場合、プロセッサ122は、当該ウェブページのhtml情報に含まれるリンクを始めとして、当該リンクの最終目的地に至るまでの各種リンクのリンク先URLを取得する。
つまりプロセッサ122は、html情報から取得するリンク先URLに、前記特定ドメインが含まれているかについて判定する(特定ドメインリンク判定処理)。
また、プロセッサ122は、このリンク先URLが前記特定商品等掲載ページのURLであるかどうかを判定する(特定商品等掲載ページリンク判定処理)。
詳細はプログラム処理の項で説明する。
上記のほか、プロセッサ122は、html情報を取得したウェブページと同じウェブサイト(つまり同じ独自ドメインのウェブサイト)について、所定のキーワード(URL用キーワード)でページ検索を行い、当該ウェブサイトの連絡先を取得する(連絡先取得処理)。詳細については後述する。
プロセッサ122は、取得したhtml情報や判断した内容を、後述するリストアップ画面、リストアップ結果詳細画面、ページ内リンク詳細画面、またはアタックリスト表示画面などで表示する。
図9は、リストアップ画面(キーワード追加後)を示す図である。
リストアップ画面(キーワード追加後)において、プロセッサ122は検索キーワードごとのリストアップ条件(リストアップ上限数)などを表示する。
なおここで、図9および図10に示すように、プロセッサ122が、リストアップ画面やリストアップ結果詳細画面に、検索キーワードなどの検索情報や、URLなどのウェブサイト(ウェブページ)情報を表示することを「リストアップする」と称する。
検索情報は例えばリストアップ画面(図9)の検索キーワード、リストアップ上限数、またはリストアップ日時であり、ウェブサイト(ウェブページ)情報は例えばリストアップ結果詳細画面(図10)のリストアップ結果一覧表示部UI-29に表示される「結果」、「検索順位」、「ウェブページ名」、「ドメイン名」、「URL」、または「アフィリエイトリンク数」である。
また例えば後述する図10で、あるウェブサイトの情報がリストアップ結果一覧表示部UI-29に表示されることを、ウェブサイトがリストアップされるといい、またはURL情報がリストアップされることをURLが発見される、などと称する。
図9に示すように、ユーザの入力したキーワードとその結果をプロセッサ122が保存するため、キーワード一覧表示部UI-26には複数の検索キーワードが表示され得る。図9の例では、キーワード一覧表示部UI-26に2つの検索キーワードが表示されている。キーワード一覧表示部UI-26において、プロセッサ122は検索キーワードごとにリストアップ上限数、リストアップ日時を表示する。
リストアップ上限数は新規キーワード登録画面(図8)でユーザが設定したリストアップ上限数を示すものであり、リストアップ日時はリストアップした日時を示すものである。
図9に示すように、リストアップ画面は、キーワード検索部UI-25に検索窓を備える。検索語句を入力して検索ボタンを押下することで、ユーザは過去に使用した検索キーワードを検索することができる。
ユーザがキーワード表示部UI-26a(図9中、下線がひかれている検索キーワード部分)を押下することにより、プロセッサ122はそのキーワードについて、次項のリストアップ結果詳細画面を表示する。
図10は、リストアップ結果詳細画面を示す図である。
リストアップ結果詳細画面において、プロセッサ122は、ユーザの検索キーワードによる検索で上位表示されるウェプページなど(広告サイト含む)の情報を一覧表示する。
リストアップ結果詳細画面において、プロセッサ122は検索キーワード表示部UI-28と、リストアップ結果一覧表示部UI-29を表示する。
また、本実施形態においてリストアップ結果一覧表示部UI-29は、URLリンク部UI-29a(図10中、下線がひかれているURL部分)と、AFFリンク部UI-29b(下線がひかれている数値部分)を含む。
URLリンク部UI-29aは抽出したウェブページへのリンク(ハイパーリンク)であり、ユーザが押下すると、そのURLへ画面が遷移する。
AFFリンク部UI-29bは、後述するページ内リンク詳細画面へのリンクである。ユーザが押下すると、後述するページ内リンクの詳細(図12参照)を表示する。
図10に示すように、検索キーワード表示部UI-28において、プロセッサ122はリストアップ画面(キーワード追加後)でユーザが選択・押下した検索キーワードと、その検索条件を表示する。
また、リストアップ結果一覧表示部UI-29において、プロセッサ122は検索キーワードによる検索で上位表示されるウェブページなど(広告サイト含む)の情報を一覧表示する。
図10に示すように、プロセッサ122は、リストアップ結果一覧表示部UI-29に、「リストアップ日時」(図10中では「日時」と表示している。)、「結果」、「検索順位」(「SEO」と表示)、「ウェブページ名」(「サイト名」と表示)、当該ウェブページの「ドメイン名」、「URL」、および「アフィリエイトリンク数」(「AFFリンク数」と表示)を表示する。またこのほか、当該サイトの概要なども表示する(図示省略)。
以下、各項目について説明する。
「リストアップ日時」はリストアップした日時、つまり検索を行った日時である。
「結果」は、対象のウェプページがどのようなウェプページであるか、独自の基準で表示するものである。検索により得られた(リストアップされた)ウェプページのURLまたはドメイン、フラグなどにより、プロセッサ122が結果欄に表示する内容は異なる。図11を用いて説明する。
図11は、プロセッサ122が上記「結果」に表示する内容の条件分岐を示す図である。
本実施形態において、結果欄には以下で説明する条件により、「除外(掲載済)」、「除外(競合)」、「登録済(URL)」、「登録済(ドメイン)」、「掲載済(AFF)」、「掲載済(直)」、および「新規」、が表示される。以下それぞれについて説明する。
まず、対象のウェプページのドメインが、後述する除外リストに登録されているか否かで表示の内容が分かれる。除外リストは、ユーザの任意で設定する、除外したいドメインのリストである。
除外リストに登録されている場合、プロセッサ122は「除外(掲載済)」または「除外(競合)」と表示する。
「除外(掲載済)」は、ユーザの選択により「掲載済」フラグを設定済みのものである場合にプロセッサ122が表示する。
「除外(競合)」は、ユーザの選択により「競合」フラグを設定済みのものである場合にプロセッサ122が表示する。
除外リストに登録されていない場合、リストアップされたウェブページに、特定商品等掲載ページへのリンクがない場合とある場合で表示内容が分かれる。
リストアップされたウェブページ内に、特定商品等掲載ページへのリンクがない場合、プロセッサ122は「新規」と表示する。
リストアップされたページ内に特定商品等掲載ページへのリンクがある場合、当該ウェブページのドメインがすでにリストアップされているか否かで表示の内容が分かれる。
ドメインがリストアップされている場合、プロセッサ122は「登録済(URL)」または「登録済(ドメイン)」と表示する。
「登録済(URL)」は、そのウェブページのURLが、後述する連絡先リスト(アタックリスト)に登録済みの場合にプロセッサ122が表示する。
「登録済(ドメイン)」は、そのウェブページのURLが、連絡先リスト(アタックリスト)に登録済みではない場合にプロセッサ122が表示する。
ドメインがリストアップされていない場合、プロセッサ122は「掲載済(AFF)」または「掲載済(直)」と表示する。
「掲載済(AFF)」は、リストアップされたページから特定商品等掲載ページへのリンクが直リンクではない場合(例えば複数のリダイレクトを経るアフィリエイトリンクなどである場合)にプロセッサ122が表示する。
「掲載済(直)」は、リストアップされたウェブページから特定商品等掲載ページへのリンクが直リンクである場合にプロセッサ122が表示する。
これらの結果のうち、「新規」、「登録済(ドメイン)」、「掲載済(直)」の場合、プロセッサ122はそのウェブページを後述する連絡先リスト(本実施形態におけるアタックリスト)に登録する。
なお本実施形態において、「掲載済(AFF)」の場合、そのウェブページには自特定商品等掲載ページへのアフィリエイトリンクなどがすでに存在し、そのウェブサイトの管理者には打診不要であるためアタックリストには登録しない。
これらの情報は、ユーザが当該ウェプページのウェブサイトに自社商品等の掲載を依頼するか否かの判断に資する。
例えば、あるウェプページの結果欄が「新規」である場合、ユーザはそのウェブサイトに自社商品等を掲載してもらうか検討することができる。
また、自社商品等が掲載されているウェブサイトが一覧で表示されるため、ユーザはある検索キーワードについて自社商品等がどれくらい消費者の目につきそうか、容易に把握できる。
図10に戻り、「検索順位」は、検索エンジンがSEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)により決定するサイトの表示順序を取得して、プロセッサ122が示すものである。
例えば、あるキーワードの検索により、検索エンジンはウェプページ1からウェプページ10の計10個のウェプページについて情報を取得し、また同時に、検索エンジンは上記ウェプページ1からウェプページ10のほか、広告サイトの情報を取得したとする。
ウェプページ1からウェプページ10の表示順序は、SEOのアルゴリズムにより検索エンジンが決定する。表示順序は、検索キーワードに最も関連すると検索エンジンが判断するウェプページの順序である。
つまり、ウェプページ1は当該検索キーワードに最も関連があると検索エンジンが判断したウェプページであり、ウェプページ10は当該検索キーワードについて10番目に関連があると検索エンジンが判断したウェプページである。
なお一般に、検索結果ページにおける広告サイトの掲載位置は任意であるが、例えば検索結果ページの一番上、サイト1より上に表示されることもあるし、検索結果ページの最後に表示されることもある。
図10に戻り、この場合においてプロセッサ122は、ウェプページ1からウェプページ10については「1」から「10」の数字を、広告サイトについては「広告」と検索順位(SEO)欄に表示する。
図10に戻り、「サイト名」は、抽出したウェプページ(ウェブサイト)のサイト名であり、「<title>タグ」で記述されている内容を示す(htmlの仕様はHTML Living Standard)。
「ドメイン名」は当該ウェプページのドメイン名を、「URL」は当該ウェプページのURLを示す。
ここで、URLはハイパーリンクを備えており、URLが表示されている箇所を押下すると、プロセッサ122はそのウェブページを表示させる。
「アフィリエイトリンク数(AFFリンク数)」は、html情報を取得しているウェプページまたはそのリンク先URLに含まれる、特定ドメインを含むリンクの数である。
ここで、特定ドメインを含むリンクの数について説明する。
例えば、「xxx.jp」と「yyy.jp」が特定ドメインとして記憶部14に記憶されている場合において、あるウェブページ(またはそのリンク先)に「xxx.jp/abc」、「xxx.jp/def」、および「yyy.jp/fgh」へのリンクがあったとする。
ここで、abc、def、およびfghは、変数(パラメータ)も含め、異なる文字列が入ることを意味する。
この場合、プロセッサ122は、このサイトについてアフィリエイトリンク数は3とカウントする。
また本実施形態において、検索結果の一覧表示には上記のほか、サイトの「要約」が表示される(図示省略)。サイトの要約は、当該サイトの「<meta>タグ」内の「content」で記述されている内容である。
リストアップ結果詳細画面により、ユーザは入力した検索キーワードについて、検索上位のサイトの情報を一覧表示で確認することができる。
リストアップされたウェブページが商品等掲載ページである場合、特に「結果」欄を見ることにより、新規に見出されたウェブページなのかどうかや、自己の商品等が掲載されているかどうか、そのリンクの態様(直リンクかアフィリエイトリンクか)などを容易に知ることができる。
このほか、プロセッサ122はサイトのURL(ハイパーリンク)を表示するため、ユーザはそのサイトに移動してサイトの内容を容易に確認することができる。
またリストアップ結果詳細画面により、ユーザは各サイトが含むリンク数も一覧表示で確認できるため、そのサイトがどのようなサイトであるかを一目で判断することができ、サイトの分析に資するという利点がある。
例えば、リンク数が0であれば商品等掲載ページである可能性が低いことが予測できる。また、リンク数が少数であれば、一つまたは少数の商品について紹介する商品等掲載ページであることが予想される。さらに、リンク数が多数であれば、ランキングサイトであることや、多数の商品をまとめて紹介する商品等掲載ページであることが予想される。
このほか、どのようなリンクかが気になる場合は、次項のページ内リンク詳細画面(図12)を表示させることにより、そのリンクについて詳細を知ることができる。
これらの情報は、ユーザが広告の掲載依頼を検討するうえで参考になる。
上述したように、html情報を取得したウェブページについてリストアップする(検索情報やウェブサイト(ウェブページ)情報を表示する)処理をリストアップ処理と称する。
リストアップ処理は、html情報を取得しているウェブページごとに、少なくとも特定商品等掲載ページへのリンクの有無を表示する。詳細はプログラム処理の項で説明する。
図12は、ページ内リンク詳細画面を示す図である。
ページ内リンク詳細画面においてプロセッサ122は、抽出したhtml情報に含まれるリンク(外部リンク)の詳細情報を表示する。
ページ内リンク詳細画面において、プロセッサ122はリストアップ結果表示部UI-30と、ページ内リンク表示部UI-31を表示する。
また、図12に示すように、本実施形態においてページ内リンク表示部UI-31は、抽出外部リンクUI-31a(図12中の下線がひかれているURL部分。以下UI-31b、UI-31cについて同じ。)と、リダイレクトURLであるUI-31b、および最終目的地URLであるUI-31cを含む。
リストアップ結果表示部UI-30は、リストアップ結果詳細画面(図10)のリストアップ結果一覧表示部UI-29でユーザが選択したひとつのサイトの情報を掲載する。
図12に示すように、本実施形態においてサイトの情報とは、リストアップ結果一覧表示部UI-29で表示されている内容と同様に、リストアップ日時、結果、検索順位、サイト名、当該サイトのドメイン名、当該サイトのURL、および当該サイトにおけるアフィリエイトリンク数、当該サイトの概要である。
ページ内リンク表示部UI-31は、ユーザが選択している当該サイトに含まれるリンクの情報を一覧表示する。
例えば、図12でリストアップ結果表示部UI-30のアフィリエイトリンク数(AFFリンク数)欄が示すように、この例においてサイトが含むリンクの数は10である。よって、ページ内リンク表示部UI-31には10個のリンク情報を掲載される。ただし紙面の都合上、図12にはそのうちの1つだけを描画している。
抽出外部リンクUI-31aは、サイトに含まれる一つのリンクURLである。
リダイレクトURLのUI-31bは、最終目的地URLであるUI-31cに至るまでに経由するリンク(リダイレクトリンク)のURLである。
例えば、ユーザが抽出外部リンクUI-31aを押下すると、リダイレクトURLのUI-31bを経て最終目的地URL(UI-31c)のサイトに画面が遷移する。
リダイレクトリンクを示すことにより、リンクを含むURLがどこのASPを利用しているかなど、URLの特徴を知ることができるという利点がある。
なお、リダイレクトURL(UI-31b)の2段目(例えば「302: https://………」と記載されている部分)は、1段目のURLの次のリダイレクト先(遷移先)URLを示す。
また、リダイレクトURL(UI-31b)の欄は、リダイレクトURLがASPのドメインを含む場合、どこのASPのリンクかを表示するASP表示欄を備える(図示省略)。
このASP表示欄により、ユーザは当該サイトがどのASPを利用しているかを知ることができる。
上述したように、html情報を取得しているウェブページについて、含まれているリンクの詳細情報を表示する処理を、ページ内リンク表示処理と称する。詳細はプログラム処理の項で説明する。
ページ内リンク詳細画面により、ユーザはあるウェブページが含むリンクの最終目的地URLを一覧で確認することができ、また、ASP表示欄により当該サイトがどのASPを利用しているか知ることができる。さらに、気になるURLがあればそのURLを押下して実際にリンク先のサイトを表示することができる。
これらにより、ユーザは抽出されたサイトの分析が容易になるという利点がある。
図13は、除外リスト表示画面(サイト登録前)を示す図である。
除外リスト表示画面(サイト登録前)において、プロセッサ122はユーザが上述したhtml情報分析の対象外としたいサイトのドメイン名を取得する。またプロセッサ122は、その抽出対象外とするサイトについて、競合のサイトなのか既に掲載済みのサイトかで分けて記憶する。
図13に示すように、除外リスト表示画面(サイト登録前)において、プロセッサ122は除外リスト検索部UI-32と、除外リスト表示部UI-33を表示する。
図13に示す図は、除外リストが登録されていない最初の状態を示しているため、除外リスト表示部UI-33には何も表示されていない。
そこで、ユーザが新規除外ドメイン登録ボタンUI-167を押下することで、プロセッサ122は次項の除外ドメイン登録画面を表示する。
図14は、除外ドメイン登録画面(入力前)を示す図である。
除外ドメイン登録画面において、プロセッサ122はユーザの入力により、分析対象外とするドメインを取得する。
除外ドメイン登録画面(入力前)において、プロセッサ122はURL一括入力部UI-34と、除外ドメイン入力部UI-35を表示する。
図14に示すように、除外ドメイン入力部UI-35は、サイト名入力欄、ドメイン入力欄、競合または掲載済みサイトの一括変更欄、削除ボタンを備える。
ユーザは、URL一括入力部UI-34にURL(またはドメイン)を入力するか、除外ドメイン入力部UI-35のドメイン入力欄にドメインを直接入力する。
競合または掲載済みサイトの一括変更欄でユーザは、除外サイトとして登録するサイトについて、競合のサイトであるか掲載済みのサイトであるかを選択できる。
図15は、除外ドメイン登録画面(入力後)を示す図である。
ここではドメイン名等をユーザが一括入力する場合について説明する。
まずユーザがURL一括入力部UI-34にURLを入力し(ここでは架空のURLhttps://abcd.co.jpとhttps://efgh.ne.jp/page01を例として用いる)、一括入力ボタンUI-168を押下すると、プロセッサ122はユーザが入力したURLのドメイン部分を抽出し、ドメイン入力欄に反映表示する。なお図15は、反映表示後の画面を示している。
また、プロセッサ122は、ユーザが入力したURLのうち、セカンドレベルドメイン部分(〇〇〇.comの〇〇〇部分)やサードレベルドメイン部分(〇〇〇.co.jpや〇〇〇.ne.jpの〇〇〇部分)といった特徴的な部分をサイト名として抽出し、サイト名入力欄に表示する。例えば、対象のURLがhttps://abcd.co.jpであれば「abcd」の部分である。
ただし、このサイト名やドメインはユーザが適宜入力し直すことができる。
ユーザは、除外するサイトを競合のサイトとして登録するか、掲載済のサイトとして登録するかについて選択することができる。図15に示すように、プルダウンボタンを用いて一括で変更することもできるし、サイトごとに配設されているラジオボタンを選択して変更することもできる。
さらに、情報を入力したサイトについてその情報を削除したい場合は削除ボタンで削除することができる。
ユーザが保存ボタンを押下すると、入力されたサイト名やドメインの情報をプロセッサ122は記憶し、次項で説明する除外リスト表示画面(サイト登録後)を表示する。
一括入力ボタンUI-168を使用しない場合、ユーザは除外ドメイン追加ボタンUI-169(図14参照。図15では描画を省略している。)を押下することで、サイト名などの入力欄の行を増やすことができる。
図16は、除外リスト表示画面(サイト登録後)を示す図である。
除外リスト表示画面(サイト登録後)において、プロセッサ122は登録されている除外リスト、すなわちhtml情報を収集しないドメイン等の情報を一覧表示する。
図16に示すように、ユーザが除外ドメイン登録画面で登録したサイト名やドメインを、プロセッサ122が除外リスト表示部UI-33に表示する。ユーザはリスト右端の編集ボタンや削除ボタン(どちらも角丸四角で表示)を押下することにより、サイトごとに、登録した情報の編集や削除を行うことができる。
なおここで、サイト名について、図15の「ABCD」は図16では「商品A紹介」に、同じく図15の「EFGH」は図16では「商品E比較」にユーザが書き換えている場合を示している。
除外リスト表示画面は除外リスト検索部UI-32に検索窓を備え、検索語句を入力して検索ボタンを押下することで、ユーザは除外リストに登録しているサイトを検索することができる。
またこの検索において、ユーザは検索窓左側のチェックボックスを選択することにより、競合として登録されているサイトや掲載済で登録されているサイトを選択して検索することもできる。
除外リスト表示画面でユーザがhtml情報を取得するサイトの一部を除外することにより、不要な結果表示がなくなるため、情報の整理がつきやすくなる。また、除外したサイトについてhtml情報の分析が不要になるため、検索効率が向上する。
図17は、アタックリスト表示画面を示す図である。アタックリストは連絡先リストの一例であり、後述する連絡先リスト表示処理によりプロセッサ122がアタックリスト表示画面を表示する。
また、図17(a)、(b)は、スクロールバー(図面下部)を動かしたときに表示される内容の違いを表示している(図17(a)はアタックリスト表示部UI-37の左側を、図17(b)はアタックリスト表示部UI-37の右側を示す)。
アタックリスト表示画面において、プロセッサ122は、抽出したウェブサイトの情報(サイト名や連絡先など)や、当該ウェブサイトのサイト管理者に対するユーザからのコンタクト状況などを一覧表示する。
上述したように、プロセッサ122は、所定の条件を満たすウェブページの情報をアタックリストに追加する。具体的には、リストアップ結果詳細画面の結果欄が「新規」、「登録済(ドメイン)」、または「掲載済(直)」となるウェブサイトが取り込まれる。
アタックリスト表示画面において、プロセッサ122は、リストアップしたウェブサイトについて、連絡先(html情報の分析で取得する電話番号、メールアドレス、お問い合わせフォームなど入力フォームのURL)を含めた情報を一覧表示する。
図17に示すように、本実施形態のプロセッサ122は、アタックリスト表示部UI-37に「ステータス」、「注力の有無」(図中「注力」と記載。)、「打診日」、「リストアップ日」、「最終取得日」、「キーワード」、「検索順位」、「サイト名」、「発見URL」、「発見ドメイン」、「アフィリエイトリンク数」、「入力フォーム」、「メールアドレス」、「電話番号」、「返答状況」、「備考」、「掲載完了URL」、および「更新日」を表示する。なお、図17にはその一部を表示している。以下順に説明する。
「ステータス」は、ユーザからウェブサイトの管理者に対するコンタクト状況を示す。ユーザは、プルダウンで「打診済み」、「OK」、「OK(条件付き)」、「NG」、「交渉中」からユーザが選択することができる。
「打診済み」は、サイト管理者への打診が終わっている状態、「OK」はサイト管理者との交渉が完了し当該サイトへの掲載が可能な状態、「OK(条件付き)」は条件付きで当該サイトへの掲載が可能な状態、「NG」は当該サイトへの掲載が不可能な状態、「交渉中」はサイト管理者と交渉している途中の状態、を示す。
ユーザが入力可能な欄を備えることにより、コンタクト状況の進捗などを記録できる。これは、ユーザが入力するこのほかの欄(注力の有無、打診日、返答状況、備考、掲載完了URL)において同じである。
図17に戻り、「注力の有無」は、ユーザが注力するかしないかの選択を示すものである。ユーザが選択することができ、ユーザが注力するのであればチェックボックスにチェックを入れ、注力しないのであればチェックを外した状態にする。
「打診日」は、ユーザがサイトの管理者に打診した場合に、その日付を記録する欄である。ユーザが日付を入力する。なお、クリックするとカレンダーを表示するため、そこから日付を選択することができる。
「リストアップ日」は、新規キーワード登録画面(図8)で新規キーワードを登録し、リストアップした日を示す。
「キーワード」は、その際に登録され、検索に用いられたキーワード、発見URLと発見ドメインはその検索により見つかったURLとドメインである。
同様に、「検索順位」、「サイト名」、「発見URL」、「発見ドメイン」、「アフィリエイトリンク数」はその検索で得られた検索順位等の情報である。
「最終取得日」は、取得しているドメインおける最新のリストアップ日である。
「検索順位」、「サイト名」、「発見URL」、「発見ドメイン」、および「アフィリエイトリンク数」は、プロセッサ122がリストアップ結果詳細画面(図10)に表示する検索順位、当該ウェブページのサイト名、URL、ドメイン名、および当該ウェブサイトに係るアフィリエイトリンク数を自動的に反映し、表示するものである。
つまり、アタックリスト表示部UI-37の「リストアップ日」、「最終取得日」、「キーワード」、「検索順位」、「サイト名」、「発見URL」、「発見ドメイン」、および「アフィリエイトリンク数」は、プロセッサ122が自動的に反映し、入力する。
図17に戻り、「入力フォーム」、「メールアドレス」、および「電話番号」は、対象となるURLのサイトのhtml情報を取得すること(スクレイピング)により、プロセッサ122が取得する情報である。
つまり、これら入力フォーム、メールアドレス、および電話番号は、プロセッサ122が情報を取得していれば自動的に入力する。
処理の詳細はプログラム処理の項で説明する(連絡先取得処理)。
「入力フォーム」は、お問い合わせフォームなど、対象となるURLのウェブサイトにおける連絡用のフォームである。アタックリスト表示部UI-37において、プロセッサ122は入力フォーム欄に、入力フォームを備えているURLを表示する。
「メールアドレス」および「電話番号」は、対象となるURLのウェブサイトにおける連絡先である。
「返答状況」は、アフィリエイターからの返答状況についてユーザがメモを記入できる欄である。
同様に、「備考」は、ユーザが任意のテキストを入力可能なメモ欄である。
「掲載完了URL」は、アフィリエイターのサイトに自社商品の紹介が掲載された場合にそのURLを記述する欄である。このURLは、ユーザが追記することができる。
「更新日」は、上述した最終取得日か、またはアタックリスト表示画面のページで「ステータス」、「注力」、「打診日」のいずれかを最後に操作した日付の、新しい方の日付である。
図17に示すように、アタックリスト表示画面はアタックリスト検索部UI-36に検索窓を備え、検索語句を入力して検索ボタンを押下することで、ユーザは該当するサイトを検索することができる。このとき検索対象は、キーワード、サイト名、URL、または備考など、サイトごとに登録されている情報であればよい。
また、アタックリスト検索部UI-36による検索に際して、ステータスや掲載状況を絞って検索することができる。
ステータスは、上記で説明した「打診済み」、「OK」、「OK(条件付き)」、「NG」、および「交渉中」がプルダウンで表示されるため、ユーザが選択することができる。
掲載状況は、「完了」および「未完了」がプルダウンで表示されるため、ユーザが選択することができる。ここで、上記「掲載完了URL」にURLが記載されているものについて「完了」が紐づけられ、それ以外は「未完了」が紐づけられる。
アタックリスト表示画面により、ユーザは自己の選択した検索キーワードで上位表示されるサイトについて、サイト名などの基本情報のほか、入力フォーム、メールアドレス、電話番号などの連絡先やコンタクト状況を含めて一覧表示できる。
ユーザは、例えば、まだ自社商品が掲載されていないアフィリエイトサイトなどを容易に確認することができる。
これによりユーザは、ウェブサイトごとの重要度・優先度が容易に判断でき、コンタクトすべきウェブサイトなどについて情報や進捗を一元管理することができるという利点がある。
このほか、プロセッサ122が必要な情報を自動入力してくれるため、進捗確認のためのリストを自作せずに済むという利点がある。
上述したように、html情報を取得しているウェブページについて、連絡先となる電話番号、メールアドレス、または入力フォームのURL、を少なくとも含む情報を一覧表示する処理を連絡先リスト表示処理と称する。詳細はプログラム処理の項で説明する。
図18は、ASP・ワンタグ申請画面を示す図である。
ASP・ワンタグ申請画面において、プロセッサ122は、ユーザが追加登録したいASPなどのドメイン情報を取得する。
本実施形態において、ASPのドメインはあらかじめ登録されている(記憶部14にASPに係るデータが格納されている)が、ユーザがASPや広告計測システムなど(以下「ASP等」とする。)のドメインを追加したいときに情報を追加申請することができる。
具体的には、アフィリエイト情報入力欄UI-38のアフィリエイトドメイン欄にそのASP等のドメインをユーザが入力する。また、そのサイトの名称を、ユーザの任意でASP・ワンタグ名欄に入力する。
その後、ユーザが申請ボタンを押下することにより、情報がサーバ10に送られ、また広告管理システム1の管理者に通知される。管理者はそのASP等の登録可否を判断し、登録する場合は記憶部14にそのドメイン情報を追加する。
なお、アフィリエイトドメイン追加ボタンUI-12を押下すると、プロセッサ122はアフィリエイトドメイン欄とASP・ワンタグ名欄をセットで追加する。
図18は、アフィリエイトドメイン追加ボタンUI-12を1回押下して、アフィリエイトドメイン欄とASP・ワンタグ名欄を追加したときの画面である。
以上のような構成により、広告管理システム1においてユーザは、自社商品等のサイトなどについてGUI(Graphical Use Interface)を用いて容易に入力することができ、また、一覧表示される各種情報により、あるキーワードで検索上位に表示されているウェブサイト情報や、当該ウェブサイトに自社商品等が掲載されているかどうかなどを発見することができる。そのうえで、どこにアプローチするか、どのようにアプローチするかなどを検討し、広告戦略を考えることができ、また、実行段階においては、その進捗管理を容易にすることができるという利点がある。
2.プログラム処理
<広告管理処理>
本実施形態の広告管理システム1において行われるプログラム処理について説明する。
なおフローチャートを示す図面において、「ステップ」を大文字の「S」で表記する。
本実施形態において、プロセッサ122は、広告管理プログラムP1に基づき、広告管理処理を行う。
広告管理プログラムP1は、少なくとも特定商品等掲載ページ記憶プログラムP12、特定ドメイン記憶プログラムP14、ウェブサイト分析プログラムP16、および分析結果表示プログラムP18を含み、プロセッサ122はこれらの各プログラムに基づいて、特定商品等掲載ページ記憶処理、特定ドメイン記憶処理、ウェブサイト分析処理、および分析結果表示処理をそれぞれ実行する。
つまり、プロセッサ122は、広告管理処理(特定商品等掲載ページ記憶処理、特定ドメイン記憶処理、ウェブサイト分析処理、および分析結果表示処理)の実行により、コンピュータを広告管理手段(特定商品等掲載ページ記憶手段、特定ドメイン記憶手段、ウェブサイト分析手段、および分析結果表示手段)として機能させる。
<2-1.特定商品等掲載ページ記憶処理>
特定商品等掲載ページ記憶処理は、プロセッサ122が、特定の商品またはサービス(商品等)を掲載している少なくとも1つの商品等掲載ページについて、少なくともURLを含む情報を記憶する処理である。
本実施形態において、特定の商品又はサービス(商品等)とは、商品等提供者(広告主)であるユーザの商品やサービスである。
つまりユーザは、自社商品等を販売等しているサイト(特定商品等掲載ページ)を登録する。上述したように、特定商品等掲載ページはユーザのホームページにおける特定のページである場合や、ECサイトにおけるユーザのページである場合などが考えられる。
商品等掲載ページの情報は、URL以外に、例えばサイト名やユーザが任意で入力する備考の情報などが挙げられる。
処理の流れを具体的に説明する。
プロセッサ122は、個別ユーザ用トップ画面(サイト登録前)(図3)において、ユーザがサイト追加ボタンUI-162を押下することにより、特定商品等掲載ページ記憶処理を開始する。
特定商品等掲載ページ登録画面(図4)において、ユーザがサイト名とURLを入力して保存ボタンを押下すると、プロセッサ122はこの入力されたサイト名やURLの情報、備考欄に記入された内容を取得して保存し、特定商品等掲載ページ記憶処理を終了する。
<2-2.特定ドメイン記憶処理>
特定ドメイン記憶処理は、プロセッサ122が、ユーザまたは管理者が指定する特定ドメイン、例えばアフィリエイトサービスプロバイダ(ASP)や広告計測システムのドメイン、を記憶する処理である。
ここで、特定ドメインを記憶するとは、サーバ10の記憶部14にあらかじめ特定ドメイン情報が記憶されていてもよいし、ユーザや管理者が追加して登録するものであってもよいことを意味する。
例えば本実施形態において、複数の特定ドメインがサーバ10の記憶部14にあらかじめ記憶(登録)されている。
またこのほか、ユーザはASP・ワンタグ申請画面(図18)で申請することにより、特定ドメイン情報を追加し得る。
本実施形態において、あるウェブページが外部リンクを含み、その外部リンクのリンク先URLがASPのドメインなどの特定ドメインを含む場合、そのウェブページのサイトはアフィリエイトサイトである可能性が高い。よって、外部リンクに特定ドメインを含むかどうかを判定することで、そのサイトがアフィリエイトサイトかどうかを判定することができる。
「ASPワンタグ申請」画面(図18)からユーザが特定ドメイン情報を登録する場合の処理の流れは以下のようになる。
ASP・ワンタグ申請画面(図18)において、ユーザがアフィリエイトドメイン欄にそのASPなどのものとして追加したいドメイン等を入力し、申請ボタンを押下すると、プロセッサ122は、当該ドメイン等の情報を管理者に送信する。管理者は、どのドメイン等を確認し、適格であれば特定ドメインデータベースD12に保存する。
なお本実施形態において、この変更は全ユーザに適用される。ただし、これに限られるものではなく、申請したユーザにのみ対応するようデータベースを設計してもよい。
<2-3.ウェブサイト分析処理>
ウェブサイト分析処理は、プロセッサ122が、ウェブサイトを分析する処理である。
本実施形態においてウェブサイト分析処理は、(1)ユーザの検索要求に対する検索結果を取得する検索結果取得処理、(2)前記検索結果として得られた複数のウェブページのうち、ユーザまたは管理者が指定する数のウェブページのそれぞれについてhtml情報を取得するhtml情報取得処理、(3)前記html情報から取得するリンク先URLに、前記特定ドメインが含まれているかについて判定する特定ドメインリンク判定処理、および(4)前記リンク先URLが前記特定商品等掲載ページのURLであるかどうかを判定する特定商品等掲載ページリンク判定処理を含む。
つまり、プロセッサ122は、ウェブサイト分析処理(検索結果取得処理、html情報取得処理、特定ドメインリンク判定処理、および特定商品等掲載ページリンク判定処理)の実行により、コンピュータをウェブサイト分析手段(検索結果取得手段、html情報取得手段、特定ドメインリンク判定手段、および特定商品等掲載ページリンク判定手段)として機能させる。
図19は、ウェブサイト分析処理を示すフローチャートである。図19中、○に数字の「1」を含む記号は、処理のつながりを示す結合子である。
新規キーワード登録画面(図8)において、ユーザが検索キーワードを入力し、保存ボタンを押下することにより、プロセッサ122はウェブサイト処理を開始する。
プロセッサ122は、ユーザからの検索要求、つまり新規キーワード登録画面(図8)でユーザが入力した検索キーワード、を取得する(ステップ1)。
プロセッサ122は、当該検索キーワードによる検索要求を検索エンジンのAPIに送信し(ステップ2)、APIから検索結果をデータとして取得する(ステップ3)。
検索結果には、通常複数のウェブサイトの情報が含まれる。ウェブサイトの情報とは例えば、URLのほか、htmlデータ(ウェブサイトの<title>タグに記載されているタイトルや<meta>タグに記載されている要約の情報など)や、検索エンジンが決定する表示順位である。
つまりプロセッサ122は、ユーザの検索要求に対する検索結果を取得する(検索結果取得処理)。
図19に戻り、プロセッサ122は、検索結果で得られたウェブページのうち、リストアップ上限数(図8参照)で設定されている数のウェブページについて、URL情報を取得する(ステップ4)。
そして、当該URLのウェブページについて、プロセッサ122はhtml情報を取得する(ステップ5)。
なお本実施形態において、html情報の取得(スクレイピング)を行うためのライブラリとしてGoogle(登録商標)社製のPuppeteerを用いている。
ステップ4でリストアップの上限数を設定すること、つまりユーザまたは管理者が指定する数のウェブページについてhtml情報を取得することにより、プロセッサ122はhtml情報の取得に際して不要な情報の取得を省略することができるため、処理が格段に早くなる。
スクレイピングは取得する情報や通信量が膨大になる傾向があるため、処理が早くなることによりスクレイピングについて顕著な効果を奏する。
小括すると、プロセッサ122は、検索結果として得られた複数のウェブページのうち、ユーザまたは管理者が指定する数のウェブページのそれぞれについてhtml情報を取得する(html情報取得処理)。
図19に戻り、プロセッサ122は特定商品等掲載ページ記憶処理や特定ドメイン記憶処理により記憶しているドメインやURLの情報を取得する(ステップ6)。
なお、プロセッサ122が情報を取得するタイミングはこれに限らない。登録したサイトの情報は後述する判定に用いるため、その都度記憶部14を参照してもよい。
次にプロセッサ122は、取得しているウェブページのhtml情報に含まれているリンクのリンク先URLに、特定ドメインが含まれているかについて判定する(ステップ7)。
本実施形態において、プロセッサ122は検索結果に含まれるウェブページやそのリンク先のウェブページについてリンク情報を取得する。
具体的には、検索結果に含まれるウェブページやそのリンク先のウェブページについてhtml情報を取得し、そこにaタグhref属性の記述があれば、そこに含まれるドメインと、あらかじめデータ格納部14bに記憶されている特定ドメインとを比較する。
一致するものがあれば(ステップ7Yes)、プロセッサ122は特定ドメインを含むリンクが含まれていると判定し、その旨のフラグを立て、そのリンク情報(リンク数、リンクURL(リダイレクトURLや最終的に到着するページのURL))を取得する(ステップ8)。
一致するものが無い場合(ステップ7No)、プロセッサ122は特定ドメインを含むリンクが含まれていないと判断し、次のステップに進む。
つまり、プロセッサ122は、html情報取得処理で取得しているリンク先URLに、前記特定ドメインが含まれているかについて判定する(特定ドメインリンク判定処理)。
続いて図19に示すように、プロセッサ122は、取得しているウェブページのhtml情報に含まれているリンクのリンク先(最終目的地)が、特定商品等掲載ページであるかどうかを判定する(ステップ9)。
具体的には、プロセッサ122は、html情報や上記リンク先のURL(最終目的地URL)と、あらかじめデータ格納部14bに記憶されている特定商品等掲載ページのURLとを比較する。
一致するものがあれば(ステップ9Yes)、当該ウェブサイトに特定商品等掲載ページへのリンクが含まれると判断し、フラグを立てる(ステップ10)。
一致するものが無い場合(ステップ9No)、プロセッサ122は特定商品等掲載ページへのリンクが含まれないと判断し、次のステップに進む。
なおこのとき、検索上位にあるウェブページそのもののhtmlデータにaタグhref属性の記述があり、そこに含まれるURLと、あらかじめデータ格納部14bに記憶されている特定商品等掲載ページのURLとが一致する場合は、当該サイトに特定商品等掲載ページへの直リンクがあるものと判定する(図19において図示省略)。
また、直リンクではない場合において、取得しているウェブページのhtml情報に含まれているリンクのリンク先が特定商品等掲載ページであるかどうかの判断については、プロセッサ122がリダイレクトなどのリンクをたどり、最終的に到着するページのURL(最終目的地URL)を取得することにより判定する。
つまり、この最終目的地URLと特定商品等掲載ページのURLが一致する場合、プロセッサ122は特定商品等掲載ページへのリンクが含まれると判定する。
最終目的地URLを取得する方法として例えば、htmlにおける<meta>タグのcontent属性に記述されているURLを取得することなどが挙げられる。
リンク先のhtml情報を取得し、<meta>タグのcontent属性にURLが記述されているのであれば、そのURLと特定商品等掲載ページのURLを比較する。URLが一致する場合は、最終目的地が特定商品等掲載ページであるといえる。
一方、記述されているURLが特定商品等掲載ページのURLでない場合は、そのURLに係るページのhtml情報を取得する。そして、その<meta>タグのcontent属性にURLが含まれているのであれば、再度特定商品等掲載ページのURLを比較する。
これを繰り返すことで、プロセッサ122は最終目的地を判断でき、また最終目的地が特定商品等掲載ページかどうか判断できる。
また本実施形態において、最終目的地URLを取得する別の方法として、プロセッサ122はJavascript(登録商標)でリダイレクト先を追跡する方法を備える。
アフィリエイトサイトなどではシステム上、最終目的地である特定商品等掲載ページにアクセスする前に少なくとも1以上のサイトを経る場合があるため、この場合でも、上述した方法によれば、特定商品等掲載ページへのリンクがあることを取得できるという利点がある。
つまり、プロセッサ122は、取得したhtml情報から取得するリンク先URLが特定商品等掲載ページのURLであるかどうかを判定する(特定商品等掲載ページリンク判定処理)。
図19に戻り、プロセッサ122は、html情報を取得したウェブページまたは当該ウェブページ配下のページから、当該ウェブサイトの連絡先を取得する(ステップ11・連絡先取得処理)。具体的な内容について以下説明する。
URL用キーワードは上述したように、管理者またはユーザが指定する、URL検索用のキーワードである。特に、連絡先が記載されていることが想定されるURLに含まれ得るキーワード(例えば「contact」など)である。
例えば、検索結果として得られた検索上位のウェブページのURLがhttps://abcd.com/productであったとする。この場合、プロセッサ122は、URLがhttps://abcd.com/productのウェブページ、またはこのウェブページ配下のウェブページ(例えばhttps://abcd.com/product/detail)において、URL用キーワードを含むURLを検索する。
そして、そのようなウェブページが実在する場合(例えばhttps://abcd.com/product/contactやhttps://abcd.com/product/detail/contactなど)、プロセッサ122はこのようなウェブページから連絡先に係るhtml情報を取得する。
一方、そのようなウェブページが実在しない場合は、次のステップに進む。
なお上述した通り、連絡先を含むページを「連絡先関連ページ」と称する。
ここで、連絡先関連ページにおいて連絡先情報を取得する具体的な方法について説明する。
本実施形態において、プロセッサ122は、連絡先関連ページのhtml情報に含まれる<form>タグを検索し、当該タグから入力フォームの情報を取得する。
またプロセッサ122は、当該html情報から、電話発信用のリンク(<a>タグのうち、<a href=“tel:〇〇〇”>と記述されている箇所)を検索し、当該タグから電話番号の情報(左記〇〇〇の部分)を取得する。
同様に、プロセッサ122は、から、メール発信用のリンク(<a>タグのうち、<a href=“mailto:×××”>と記述されているタグ)を検索し、当該タグからメールアドレスの情報(左記×××の部分)を取得する。
これにより、プロセッサ122は、連絡先関連ページについて、問い合わせフォームなどの入力フォームや、メールアドレスや電話番号といった連絡先を取得することができる。
図19に戻り、特定ドメインを含むリンクの有無や、特定商品等掲載ページへのリンクの有無について判定し、また連絡先等を取得したら、プロセッサ122はその対象のウェブサイトについて各種データ(フラグ情報、リンク情報、連絡先情報など)を保存する(ステップ12)。
プロセッサ122は、検索結果に含まれる複数のウェブサイトを順次(例えば検索上位から順に)分析していく。
図19に示すように、プロセッサ122は、リストアップ上限数のウェブサイトのすべてについて分析が終わっていない場合(ステップ13No)、プロセッサ122は次のウェブサイトの分析を行う。
また、リストアップ数上限のウェブサイトの分析が終わった場合(ステップ13Yes)、プロセッサ122はウェブサイト分析処理を終了する。
以上小括すると、プロセッサ122は、広告管理処理が含む特定商品等掲載ページ記憶処理、特定ドメイン記憶処理、ウェブページ分析処理、および分析結果表示処理の実行により、コンピュータを、(1)特定の商品またはサービス(商品等)を掲載している少なくとも1つの商品等掲載ページについて、少なくともURLを含む情報を記憶する特定商品等掲載ページ記憶手段、(2)ユーザまたは管理者が指定する特定ドメインを記憶する特定ドメイン記憶手段、(3)ウェブページを分析するウェブページ分析手段、および(4)前記分析の分析結果を表示する分析結果表示手段として機能させる。
また、プロセッサ122は、ウェブページ分析処理が含む検索結果取得処理、html情報取得処理、特定ドメインリンク判定処理、および特定商品等掲載ページリンク判定処理の実行により、コンピュータを、(1)ユーザの検索要求に対する検索結果を取得する検索結果取得手段、(2)前記検索結果として得られた複数のウェブページのうち、ユーザまたは管理者が指定する数のウェブページのそれぞれについてhtml情報を取得するhtml情報取得手段、(3)前記html情報から取得するリンク先URLに、前記特定ドメインが含まれているかについて判定する特定ドメインリンク判定手段、および(4)前記リンク先URLが前記特定商品等掲載ページのURLであるかどうかを判定する特定商品等掲載ページリンク判定手段として機能させる。
<2-4.分析結果表示処理>
分析結果表示処理は、上述したウェブサイト分析処理で実行したウェブサイトの分析の分析結果を表示する。
本実施形態においてプロセッサ122は例えば、リストアップ結果詳細画面(図10)、ページ内リンク詳細画面(図12)、アタックリスト表示画面(図17)を表示する。
つまり、プロセッサ122は、リストアップ結果詳細画面を表示するためのリストアップ処理、ページ内リンク詳細画面を表示するためのページ内リンク表示処理、およびアタックリスト表示画面を表示するための連絡先リスト表示処理を実行する。
言い換えると、プロセッサ122は、分析結果表示処理(リストアップ処理、ページ内リンク表示処理および連絡先リスト表示処理)の実行により、コンピュータを、分析結果表示手段(リストアップ手段、ページ内リンク表示手段および連絡先リスト表示手段)として機能させる。
各処理について以下説明する。
<2-4-1.リストアップ処理>
リストアップ処理は、プロセッサ122が、html情報を取得したウェブページについて、検索情報やウェブサイト(ウェブページ)情報を表示する処理である。
リストアップ処理により、ユーザの検索キーワードによる検索で上位表示されるサイトなどの情報を一覧表示する。
上述したように、検索情報は例えばリストアップ画面(図9)の検索キーワード、リストアップ上限数、またはリストアップ日時であり、ウェブサイト(ウェブページ)情報は例えばリストアップ結果詳細画面(図10)のリストアップ結果一覧表示部UI-29に表示される「結果」、「検索順位」、「ウェブページ名」、「ドメイン名」、「URL」、または「アフィリエイトリンク数」である。
例えば本実施形態において、プロセッサ122はリストアップ結果詳細画面(図10)にリストアップ日時、結果、検索順位、サイト名、当該サイトのドメイン名、当該サイトのURL、当該サイトにおけるアフィリエイトリンク数、および当該サイトの概要を表示する。
本実施形態のリストアップ処理において、プロセッサ122は、html情報を取得しているウェブページごとに、少なくとも特定商品等掲載ページへのリンクの有無を表示する。
具体的には、図11に示すように、ユーザが指定するドメインを除外するための除外リストに登録されている場合を除き、リストアップされたページ内に特定商品等掲載ページへのリンクがある場合、プロセッサ122はリストアップ結果詳細画面(図10)のリストアップ結果一覧表示部UI-29に「登録済(URL)」、「登録済(ドメイン)」、「掲載済み(AFF)」、または「掲載済(直)」と表示する。
一方、リストアップされたページ内に特定商品等掲載ページへのリンクがない場合、プロセッサ122はリストアップ結果一覧表示部UI-29に「新規」と表示する。
これら以外の表示の場合、当該ウェブページから特定商品等掲載ページへのリンクは無いものと扱ってよい。
例えば、対象のウェブページ(ウェブサイト)が除外リスト含まれる場合、ユーザが当該ウェブサイトへの掲載を検討する必要がないためである。
少なくとも特定商品等掲載ページへのリンクの有無を表示することにより、ユーザは様々な検索キーワードを検討し、そのなかで検索上位に表示されているサイトに特定商品等掲載ページへのリンクがあるかどうかを容易に判断できるという利点がある。
このほか、本実施形態のリストアップ処理においてプロセッサ122は、html情報を取得しているウェブページごとに、特定ドメインを含むリンクの数(リストアップ結果詳細画面(図10)のアフィリエイトリンク数)を少なくとも表示する。
これにより、ユーザは各サイトが含むリンク数も一覧表示で確認できるため、そのサイトがどのようなサイトであるかを一目で判断することができ、サイトの分析に資するなどの利点がある。
<2-4-2.ページ内リンク表示処理>
ページ内リンク表示処理は、html情報を取得しているウェブページについて、含まれているリンク(外部リンク)の詳細情報を表示する処理である。
例えば本実施形態において、プロセッサ122はページ内リンク詳細画面(図12)を表示する。
上述したように、検索により得たウェブページが外部サイトへのリンクを含む場合、プロセッサ122はそのリンク先(リダイレクトURLなどの途中経由するURLや、最終目的地URLなど)を確認する。
プロセッサ122はこのリンク等の情報を保存しているため(ウェブサイト分析処理(図19)ステップ8、ステップ12参照)、ユーザにこのリンク情報を提示することができる。
これにより、ユーザはあるサイトが、どのようなリンクを備えているか、それがアフィリエイトリンクなどの特定ドメインを含むリンクを含むのか、ひいてはそのサイトがどのASPを利用しているか、などを把握することができるというメリットがある。
例えば利用しているASPがわかれば、そのサイトに自社商品等の掲載を依頼するかどうかなどついて検討することができる。
<2-4-3.連絡先リスト表示処理>
連絡先リスト表示処理は、プロセッサ122が、html情報を取得しているウェブページについて、連絡先となる電話番号、メールアドレス、または入力フォームのURL、を少なくとも含む情報を一覧表示する処理である。
本実施形態において、プロセッサ122は連絡先リスト表示処理を実行し、アタックリスト表示画面(図17)にステータス、注力の有無、打診日、リストアップ日、最終取得日、検索キーワード、検索順位、サイト名、発見URL、発見ドメイン、アフィリエイトリンク数、入力フォーム、メールアドレス、電話番号、返答状況、備考、掲載完了URL、更新日を表示する。
これにより、ユーザは自己の選択した検索キーワードで上位表示されるサイトについて、サイト名などの基本情報のほか、入力フォーム、メールアドレス、電話番号などの連絡先情報やコンタクト状況を含めて一覧表示できるなどの利点がある。
プロセッサ122は、連絡先情報を連絡先取得処理で取得する。連絡先を一覧表示することにより、ユーザはコンタクトの方法を容易に把握することができるという利点がある。
また例えば、入力フォーム情報を表示することで入力フォームでのコンタクトをユーザに促すことがでる。これにより、例えばフォームでの連絡を好むアフィリエイターに対して好意的な印象を与え得るなどの利点がある。
以上小括すると、プロセッサ122は、リストアップ処理、ページ内リンク表示処理、および連絡先リスト表示処理の実行により、コンピュータを、(1)html情報を取得したウェブページについて、検索情報やウェブサイト(ウェブページ)情報を表示するリストアップ手段、(2)html情報を取得しているウェブページについて、含まれているリンク(外部リンク)の詳細情報を表示するページ内リンク表示手段、および(3)html情報を取得しているウェブページについて、連絡先となる電話番号、メールアドレス、または入力フォームのURL、を少なくとも含む情報を一覧表示する連絡先リスト表示手段として機能させる。
3.データ
以下、本実施形態の広告管理システム1が扱うデータについて、図を用いて説明する。
本実施形態の広告管理システム1は、広告管理データベースD1を備える。本実施形態の各種データベースは、リレーショナルデータベースの形で格納されている。
なお以下の表において、「…」のみ記載されている行は、複数のデータが含まれることを示す。
サーバ10は、記憶部14(データ格納部14b)にサーバデータベースD10を備える。
本実施形態において、サーバデータベースD10は、特定商品等掲載ページデータベースD11、特定ドメインデータベースD12、除外リストデータベースD13、リストアップデータベースD14、ユーザデータベースD15、アタックリストデータベースD16、およびURL用キーワードデータベースD17を備える。
このほかサーバデータベースD10は、広告管理システム1に必要な各種データベースを備えてもよい。
Figure 0007432181000002
表1は、特定商品等掲載ページデータベースD11が備えるデータを例示するものである。
本実施形態の特定商品等掲載ページデータベースD11はデータとして、一意のユーザIDと、当該ユーザが特定商品等掲載ページ登録画面(図4)で登録したサイト名、特定商品等掲載ページのURL、登録日、備考のデータを備える。
Figure 0007432181000003
表2は、特定ドメインデータベースD12が備えるデータを例示するものである。
本実施形態の特定ドメインデータベースD12はデータとして、一意のASPのID(ASP-ID)、ユーザID、ASP名、特定ドメイン、登録日、および備考のデータを備える。
また本実施形態において、複数のASPがあらかじめ登録されており、この情報のユーザIDには独自のID(表2においては「default」と表示)が付されている。
ユーザは、ASP・ワンタグ申請画面(図18)からASPなどを申請できるため、申請があったもので広告管理システム1の管理者が登録した情報については特定ドメインデータベースD12に追加される(表2においてはユーザID「aaaaaa」と表示)。
特定ドメインデータベースD12により、ユーザの申請によるASP等の追加が容易になるという利点がある。
追加したASPの情報については、申請したユーザにのみ適用してもよいし、全ユーザに適用してもよい。
Figure 0007432181000004
表3は、除外リストデータベースD13が備えるデータを例示するものである。
本実施形態の除外リストデータベースD13はデータとして、一意の除外ドメインIDと、除外ドメイン登録画面(図14)でドメインの除外を申請したユーザのID、サイト名、ドメイン、当該ドメインのユーザによる競合・掲載済の種別、登録日時のデータを備える。
Figure 0007432181000005
表4は、リストアップデータベースD14が備えるデータを例示するものである。
本実施形態のリストアップデータベースD14はデータとして、一意の検索ID、ユーザID、当該ユーザが新規キーワード登録画面(図8)で入力した検索キーワード、リストアップ上限数(表中では「リスト上限数」と略記)、リストアップ日時、結果、SEO、サイト名、ドメイン名、当該サイトのURL、アフィリエイトリンク数(AFF数)、のデータを備える。なおこれらの用語は、リストアップ結果詳細画面(図10)に対応する。
上記のデータベースの他、サーバ10のデータ格納部14bはユーザデータベースD15を備える。
ユーザデータベースD15は、一意のユーザIDとユーザの情報を結びつけるデータベースである。ユーザの情報とは例えば、ユーザの氏名や住所といった個人情報のほか、広告管理システム1が提供するサービスに係る情報、例えば提供しているサービスのID・名称などである。上述したパスワードの情報もユーザデータベースD15に含まれる。
上記のデータベースの他、サーバ10のデータ格納部14bはアタックリストデータベースD16を備える。
アタックリストデータベースD16は、リストアップデータベースD14の一部のウェブサイトについて、html情報の取得により得た電話番号、メールアドレス、入力フォームのデータを備える。
なお、リストアップデータベースD14とアタックリストデータベースD16はデータの重複を回避するため、データベースを統合してもよい。
また、サーバ10のデータ格納部14bはURL用キーワードデータベースD17を備える。
URL用キーワードデータベースD17は、ウェブサイトにおいて連絡先を記載していると予想されるURLに含まれることが多いキーワード(URL用キーワード)を格納するデータベースである。
URL用キーワードデータベースD17は一意のキーワードIDのほか、キーワード(例えば「about」、「contact」、「会社概要」、「お問い合わせ」など)を含む。
4.ハードウェア構成
図1に示すように、本実施形態における広告管理システム1は、広告管理システムサーバ10(サーバ10)とユーザ端末20を備える。またこのほか、検索のための検索システムサーバ30と、ウェブサイトを表示するウェブサーバ40がある。これらの各装置は、ネットワークNを介して接続されている。ネットワークNは例えばインターネットなどである。
サーバ10には、広告管理プログラムP1を含み、本実施形態に係る広告管理システム1を動作させるためのソフトウェア(アプリケーションソフトウェア)がインストールされており、当該ソフトウェアの機能により、各種処理が実行される。
以下、各ハードウェアについて説明する。
<広告管理システムサーバ10(サーバ10)>
サーバ10は、広告管理プログラムP1を実行するためのコンピュータである。
図1においてサーバ10は1台のみ図示しているが、数は1台に限られるものではなく、複数のサーバにより実現してもよい。
例えば、負荷分散や可用性の観点から、複数のサーバを用いることも考えられる。
またサーバ10として、クラウドサーバに係るサービスを用いることもできる。そのようなクラウドサービスとして、例えば、Amazon(登録商標)社のAmazon Web Services(AWS・登録商標)、Microsoft(登録商標)社のMicrosoft Azure(登録商標)、またはGoogle(登録商標)社のGoogle Cloud Platform(GCP)などを用いることができる。
図20は、広告管理システムサーバ10のハードウェア構成図である。
図20に示すように、サーバ10は、制御部12、記憶部14、および通信制御部16を備える。
また制御部12は、プロセッサ122、ROM124、RAM126、計時部128を備える。
各種装置の基本的機能については後述する。
プロセッサ122は、サーバ10において広告管理部12aとしても機能する(図示省略)。広告管理部12aは、広告管理プログラムP1を実行して広告管理処理を行う。
図20に示すように、記憶部14は、プログラム格納部14aとデータ格納部14bを備え、各種処理に必要なプログラムやデータを備える。
例えば、プログラム格納部14aには、本実施形態に係る広告管理プログラムP1のほか、サーバ10に接続されている機器を制御するための制御プログラム、例えば通信制御部16を制御する通信制御プログラムなどが格納されている。
また、一のプログラムは、別のプログラムを含んでいてもよい。例えば本実施形態において、広告管理プログラムP1は、特定商品等掲載ページ記憶プログラムP12や特定ドメイン記憶プログラムP14などを含む。
図20に示すように、通信制御部16は、サーバ10と、外部にある端末等との間で通信を行うための装置である。外部にある端末とは例えば、後述するユーザ端末20などである。
上記のほか、サーバ10は、命令やデータの入力を行うための入力部(例えばキーボード)や、情報を何らかの形で出力するための出力部(例えば音声出力装置)などを備えていてもよい(図示省略)。また、本実施形態の用途のために追加的に必要な装置や、本実施形態の用途について利便性を向上させるための装置を備えていてもよい。
<ユーザ端末20>
ユーザ端末20は、ユーザが広告管理システム1を利用するための情報処理装置である。ユーザは、ユーザ端末20を用いてサーバ10にアクセスすることにより、広告管理システム1を利用する。
本実施形態において、ユーザ端末20はデスクトップPCである。ただし、ユーザ端末20はこれに限られるものではなく、スマートフォンやタブレットなどの携帯型端末であってもよい。
図21は、ユーザ端末20のハードウェア構成図である。
図21に示すように、ユーザ端末20は、制御部22、記憶部24、通信制御部26、および入出力部28を備える。
制御部22は、サーバ10の制御部12同様、プロセッサ(プロセッサ222)のほか、ROM、RAM、および計時部を備える。
ユーザ端末20のプログラム格納部24aには、本実施形態に係るユーザ端末用アプリケーションプログラムP20(ユーザ用アプリP20)が格納(インストール)されており、当該ソフトウェアの機能により、プロセッサ222が各種処理を実行する。
各種処理とは、例えば検索要求など、サーバ10へ送信するユーザの情報の入力受付や、情報サーバ10から取得した情報に基づく出力(画面表示、音声出力)、または検索要求の送信などの各種通信を含む。
例えば、ユーザがユーザ用アプリP20を起動すると、ユーザ端末20のプロセッサ222はネットワークNを通じてサーバ10と通信を行い、各種処理を実行する。
なお本実施形態において、ユーザ用アプリP20は、ネットワークNを通じて、またはユーザ用アプリP20を格納している記憶媒体を通じてユーザ端末20にインストールされる。
通信制御部26は、ユーザ端末20と、外部にある端末等との間で通信を行うための装置である。外部にある端末等とは例えばサーバ10である。通信制御部26は、図2に示すように、ユーザ端末20をネットワークNに接続する。
<検索サービスサーバ30>
検索サービスサーバ30は、検索要求を受け付けて検索を行い、その結果を返すサーバである。コンピュータの基本的機能に係る説明は後述するため省略する。
本実施形態において、検索サービスサーバ30は検索エンジンなどを提供する情報サービス企業が保有しており、サーバ10は当該情報サービス企業が提供するAPIを利用する。
つまり、サーバ10は検索サービスサーバ30の検索サービスを利用して検索結果を取得している。
<ウェブサーバ40>
ウェブサーバ40は、ウェブサイトを表示等するためのサーバである。図1に示すように、特定商品等掲載ページや商品等紹介サイトを表示する。コンピュータの基本的機能に係る説明は省略する。
(コンピュータの基本的機能に係る説明)
以下、各種コンピュータが備える制御部、記憶部、通信制御部、入力部、および出力部と、制御部が備えるプロセッサ、ROM、RAM、計時部について説明する。
なお、本実施形態のいずれの端末においても、機能部間や機器間の接続態様(ネットワークトポロジ)は特に限定されない。例えばバス型であってもよいし、スター型、メッシュ型などであってもよい。
プロセッサは、ROMや記憶部などに記憶されたプログラムに従って、情報処理や各種装置の制御を行う。本実施形態において、プロセッサはCPU(Central Processing Unit)である。
ただし、プロセッサはCPUに限られない。CPU、DSP(Degital Signal Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、またはGPGPU(General Purpose computing on GPU)など、各種プロセッサを単独で、あるいは組み合わせて用いてもよい。
例えば、CPUとGPUを統合したプロセッサはAPU(Accelerated Proessing Unit)などと呼ばれるが、このようなプロセッサを用いてもよい。
ROMは、プロセッサが各種制御や演算を行うための各種プログラムやデータがあらかじめ格納されているリードオンリーメモリである。
RAMは、プロセッサにワーキングメモリとして使用されるランダムアクセスメモリである。このRAMには、本実施形態の各種処理を行うための各種エリアが確保可能になっている。
計時部は、時間情報の取得などに係る計時処理を行う。コンピュータが通信制御部を備える場合は、NTP(ネットワーク・タイム・プロトコル)により外部から時間情報を取得してもよい。
記憶部は、プログラムやデータなどの情報を記憶するための装置である。記憶部はストレージとも称する。
記憶部は、データの読み書きが可能な記憶媒体と、当該記憶媒体に読み書きするドライブとを含む。
記憶媒体は例えば、内蔵型や外付型があり、HD(ハードディスク)、CD-ROM、フラッシュメモリなどが挙げられる。
ドライブは例えば、HDD(ハードディスクドライブ)、SSD(ソリッドステートドライブ)などが挙げられる。
記憶部は、機能部としてプログラム格納部とデータ格納部を備える。
プログラム格納部には、各種機器を制御するための制御プログラム、例えば通信を制御する通信制御プログラムなどが格納されている。
通信制御部は、端末などの間で通信を行うための装置である。通信制御部は、当該通信制御部を備える端末をネットワークNに接続する。
通信制御部の通信方式は公知の方式であり、機器に応じて有線による方式や無線による方式が適用される。
例えば、端末がデスクトップPCであれば有線、無線の両方の場合が考えられ、また、端末がスマートフォンであれば、無線による通信方式が考えられる。
有線であれば、例えばIEEE802.3(例えばバス型やスター型の有線LAN)で規定される通信方式を好適に用いることができるが、それ以外にも、IEEE802.5(例えばリング型の有線LAN)で規定される通信方式などを用いてもよい。
無線であれば、例えばIEEE802.11(例えばWi-Fi)で規定される通信方式を好適に用いることができるが、それ以外にも、IEEE802.15(例えばブルートゥース(登録商標)、BLE(ブルートゥース(登録商標)ローエナジー)など)、IEEE802.16(例えばWiMAX)、または赤外線通信などの光通信で規定される通信方式などを用いてもよい。
入力部および出力部は、それぞれ端末に対する入力と出力を担う装置である。入力部および出力部をあわせて入出力部と称する場合がある。
入力部はユーザからの入力を受け付ける装置である。このような入力部として例えば、キーボード、ポインティングデバイスとしてのマウス、トラックパッド、タブレット、またはタッチパネルなどが挙げられる。
端末がタブレットやスマートフォンなどであって、入力部がタッチパネルの場合、当該入力部は、例えばタッチスクリーンなど、画像などを表示する表示部の表面に配置される。この場合、入力部は、表示部に表示される各種操作アイコンに対応したユーザのタッチ位置を特定し、ユーザによる入力を受け付ける。
出力部は、画像や音声、帳票などを出力するための装置である。
出力部として例えば、タッチスクリーンやディスプレイ(液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ)などの表示装置や、スピーカなどの音声出力装置、プリンタなどの帳票出力装置が挙げられる。
(変形例)
本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、ユーザの認証手段(図2参照)はパスワード(知識認証)に限られない。例えば、ユーザが使用する端末による所有物認証や、生体認証によりログインできるようにしてもよい。
また、上記実施形態において、リストアップ上限数はプルダウンによりユーザが選択するものであったが(図8参照)、これに限られるものではない。管理者がリストアップ上限数を決めてしまってもよいし、ユーザが数値を入力して、プロセッサがその数のウェブページについてhtml情報を取得するものであってもよい。また、ユーザの課金額に応じてリストアップ上限数が変動するようにしてもよい。
上述した連絡先取得処理(図19、ステップ11参照)において、プロセッサ122は、アタックリストに掲載されるウェブページ、つまりリストアップ結果一覧表示部UI-29(図10参照)の結果欄が「新規」、「登録済(ドメイン)」、または「掲載済(直)」となるウェブページについて連絡先情報を取得してもよい。
この場合、html情報を取得するための処理負担が軽減し、処理が早くなるという利点がある。つまり、検索により得られたリストアップ上限数のウェブページすべてについて、結果欄の如何にかかわらず、連絡先を取得してもよい。
このほか、上述した連絡先取得処理(図19、ステップ11参照)において、検索により得られ、html情報を取得したウェブページ配下に含まれるウェブページから連絡先を取得していた。しかしこれに限るものではなく、当該ウェブページが属する、同じドメインのウェブサイト(つまり同じ独自ドメインのウェブサイト)全体から連絡先を取得してもよい。
例えば、検索結果として得られた検索上位のウェブページのURLがhttps://abcd.com/blog01であったとする。この場合、プロセッサ122は、https://abcd.comのサイトにおいて、URLに「about」や「contact」、「会社概要」などのURL用キーワードを含むURLを検索する。
言い換えると、プロセッサ122は、検索結果として得られたウェブページが属するサイト(この例ではhttps://abcd.com)の下位ページで、URLに「about」や「contact」のキーワードを有するページを検索する。
そして、そのようなウェブページが実在する場合、プロセッサ122はそのURLのページについてhtml情報を取得する。
仮にこのサイトの会社概要ページがhttps://abcd.com/aboutのURLであり、同サイトのお問い合わせページがhttps://abcd.com/contactのURLであったとすると、プロセッサ122はこれらのページ(連絡先関連ページ)から連絡先に係る情報を取得するようにしてもよい。
この場合、検索により得られたウェブページ配下に連絡先がなくても、連絡先を取得できる可能性が高くなる。
このほか、上位表示されたページを含むウェブサイト全体のhtml情報を取得すると、取得するデータ量が膨大になる可能性がある。
そこで本変形例のように、あるウェブサイトからURL用キーワードを含むページのみを抽出することにより、ウェブサイト全体のhtml情報を取得しなくてよくなるため、処理効率が著しく向上するという利点がある。
本実施形態を含む発明は、換言すると以下の特徴を備える。下記は本願出願時における特許請求の範囲と対応する。ただし、出願後における特許請求の範囲の補正により、当該補正後の特許請求の範囲の記載とは異なる場合がある。
(1)第1の発明は、コンピュータを、広告管理手段として機能させる広告管理プログラムであって、前記広告管理手段は、
特定の商品またはサービス(商品等)を掲載している少なくとも1つの商品等掲載ページについて、少なくともURLを含む情報を記憶する特定商品等掲載ページ記憶手段と、
ユーザまたは管理者が指定する特定ドメインを記憶する特定ドメイン記憶手段と、
ウェブページを分析するウェブページ分析手段と、
前記分析の分析結果を表示する分析結果表示手段と、を備え、
前記ウェブページ分析手段は、
ユーザの検索要求に対する検索結果を取得する検索結果取得手段と、
前記検索結果として得られた複数のウェブページのうち、ユーザまたは管理者が指定する数のウェブページのそれぞれについてhtml情報を取得するhtml情報取得手段と、
前記html情報から取得するリンク先URLに、前記特定ドメインが含まれているかについて判定する特定ドメインリンク判定手段と、
前記リンク先URLが前記特定商品等掲載ページのURLであるかどうかを判定する特定商品等掲載ページリンク判定手段と、を備えることを特徴とする、広告管理プログラムを提供する。
(2)第2の発明は、前記分析結果表示手段が、前記html情報を取得しているウェブページごとに、少なくとも特定商品等掲載ページへのリンクの有無を表示するリストアップ手段を備えることを特徴とする、第1の発明に記載の広告管理プログラムを提供する。
この場合、例えば広告主であるユーザは、特定商品等掲載ページ(広告主のサイト)の紹介やサイトへのリンクがないウェブサイト(アフィリエイトサイトなど)を容易に判断できる。つまり、ユーザはこのようなまだアプローチしていないウェブサイトに気づくことができる。そしてユーザはこういったウェブサイトへのアプローチを考慮すればよいため、広告を展開するための作業効率が向上する。
(3)第3の発明は、前記分析結果表示手段が、前記html情報を取得しているウェブページについて、含まれているリンクの詳細情報を表示するページ内リンク表示手段を備えることを特徴とする、第1の発明または第2の発明に記載の広告管理プログラムを提供する。
この場合、例えば広告主であるユーザは、リンクがどこのASPのリンクであるかを知ることができるなどの利点がある。
(4)第4の発明は、前記分析結果表示手段が、前記html情報を取得しているウェブページについて、連絡先となる電話番号、メールアドレス、または入力フォームのURL、を少なくとも含む情報を一覧表示する連絡先リスト表示手段を備えることを特徴とする、第1の発明に記載の広告管理プログラムを提供する。
この場合、例えば広告主であるユーザは、アプローチしていないサイトを知るだけではなく、そのサイトに対するアプローチの手段を一覧表示で容易に知ることができるため、広告を展開するための管理効率が向上する。
顧客視点のウェブサイト分析等に広く活用できる。
1 広告管理システム
10 広告管理システムサーバ
12 制御部
122 プロセッサ
124 ROM
126 RAM
128 計時部
12a 広告管理部
14 記憶部
14a プログラム格納部
14b データ格納部
16 通信制御部
18 入出力部
20 ユーザ端末
22 制御部
222 プロセッサ
24 記憶部
26 通信制御部
28 入出力部
282 入力部
284 出力部
284a 表示部
30 検索サービスサーバ
40 ウェブサーバ
UI-10 画面要素
UI-12 テキストボックス
UI-14 カーソル
UI-16 ボタン
UI-161 ログインボタン
UI-162 サイト追加ボタン
UI-163 リクルーティングボタン
UI-164 編集ボタン
UI-165 メニュー選択ボタン
UI-165a リストアップボタン
UI-165b 除外リストボタン
UI-165c アタックリストボタン
UI-165d ASP・ワンタグ申請ボタン
UI-166 新規キーワード追加ボタン
UI-167 新規除外ドメイン登録ボタン
UI-168 一括入力ボタン
UI-169 除外ドメイン追加ボタン
UI-21 ログイン情報入力部
UI-22 登録サイト検索部
UI-23 登録サイト表示部
UI-24 掲載サイト情報登録部
UI-25 キーワード検索部
UI-26 キーワード一覧表示部
UI-26a キーワード表示部
UI-27 検索キーワード登録部
UI-28 検索キーワード表示部
UI-29 リストアップ結果一覧表示部
UI-29a URLリンク部
UI-29b AFFリンク部
UI-30 リストアップ結果表示部
UI-31 ページ内リンク表示部
UI-31a 抽出外部リンク
UI-31b リダイレクトURL
UI-31c 最終目的地URL
UI-32 除外リスト検索部
UI-33 除外リスト表示部
UI-34 URL一括入力部
UI-35 除外ドメイン入力部
UI-36 アタックリスト検索部
UI-37 アタックリスト表示部
UI-38 申請ドメイン入力部
P1 広告管理プログラム
P12 特定商品等掲載ページ記憶プログラム
P14 特定ドメイン記憶プログラム
P16 ウェブサイト分析プログラム
P18 分析結果表示プログラム
P20 ユーザ端末用アプリケーションプログラム
D1 広告管理データベース
D10 サーバデータベース
D11 特定商品等掲載ページデータベース
D12 特定ドメインデータベース
D13 除外リストデータベース
D14 リストアップデータベース
D15 ユーザデータベース
D16 アタックリストデータベース
D17 URL用キーワードデータベース

Claims (4)

  1. コンピュータを、広告管理手段として機能させる広告管理プログラムであって、
    前記広告管理手段は、
    ユーザが指定する特定の商品またはサービス(商品等)を掲載している少なくとも1つの特定商品等掲載ページについて、少なくともURLを含む情報を記憶する特定商品等掲載ページ記憶手段と、
    ユーザまたは管理者が指定する文字列を特定ドメインとして記憶する特定ドメイン記憶手段と、
    ウェブページを分析するウェブページ分析手段と、
    前記分析の分析結果を表示する分析結果表示手段と、
    を備え、
    前記ウェブページ分析手段は、
    ユーザの検索要求に対する検索結果を取得する検索結果取得手段と、
    前記検索結果として得られた複数のウェブページのうち、ユーザまたは管理者が指定する数のウェブページのそれぞれについてhtml情報を取得するhtml情報取得手段と、
    前記html情報から取得するリンク先URLに、前記特定ドメインが含まれているかについて判定する特定ドメインリンク判定手段と、
    前記リンク先URLが前記特定商品等掲載ページのURLであるかどうかを判定する特定商品等掲載ページリンク判定手段と、
    を備えることを特徴とする、広告管理プログラム。
  2. 前記分析結果表示手段が、前記html情報を取得しているウェブページごとに、少なくとも特定商品等掲載ページへのリンクの有無を表示するリストアップ手段を備えることを特徴とする、請求項1に記載の広告管理プログラム。
  3. 前記分析結果表示手段が、前記html情報を取得しているウェブページについて、含まれているリンクの詳細情報を表示するページ内リンク表示手段を備えることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の広告管理プログラム。
  4. 前記分析結果表示手段が、前記html情報を取得しているウェブページについて、連絡先となる電話番号、メールアドレス、または入力フォームのURL、を少なくとも含む情報を一覧表示する連絡先リスト表示手段を備えることを特徴とする、請求項1に記載の広告管理プログラム。
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