JP7429921B2 - カプセル内視鏡位置検出装置 - Google Patents

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本開示は、経口投与により対象者の消化器官内に導入されたカプセル内視鏡の位置を正確に検知する、カプセル内視鏡位置検出装置に関する。
医療現場において消化管の診断に消化管内視鏡が広く用いられている。その例として経口内視鏡や経鼻内視鏡などが挙げられる。例えば、経口・経鼻上部消化管内視鏡や大腸内視鏡により、上部消化管および大腸の粘膜面の詳細な観察が可能となり、早期がんの内視鏡治療も可能である。
しかし、これらの内視鏡はチューブ型であるために患者に対し苦痛や不快感を与える場合が多い。また、小腸は口からも肛門からも遠くしかも複雑に迂曲しているため、通常の上部消化管・大腸内視鏡を用いて検査することが困難である。そこで、近年、嚥下可能なサイズのいわゆる、カプセル内視鏡が注目されている(非特許文献1)。カプセル内視鏡は、飲み込むだけで、内部に搭載されたカメラにより消化管を診察できる利点 がある。しかも低侵襲な医療機器であり、さらに有効長という概念を持たないため、小腸の診察も可能というメリットがある。
その一方で、カプセル内視鏡は体内での移動が内蔵の蠕動運動に依存しており、消化管内での滞留や病変部の通過が発生するといった懸念がある。しかし、カプセル内視鏡の撮像画像がカプセル内視鏡の正確な位置と常に紐づけされていれば、通過した病変部を、マッピング処理等により、あたかもリアルタイムで観察しているかのように医師が確認することができる。
カプセル内視鏡の位置を検出する装置としては、例えば、対象者の胴体に複数のセンサを装着し、それぞれのセンサの出力に基づいてカプセル内視鏡の位置を特定する装置(特許文献1)や、医師や医療技師等の操作者が対象者の腹部をセンサで走査し、センサ強度が最大のポイントをカプセル内視鏡の位置と推定するハンディ型の装置(特許文献2、非特許文献2)がある。いずれもカプセル内視鏡から送信される画像データを載せた電磁波をループアンテナで受信し、その強度を測定するものである。
特開2005-052252号公報 特開2007-325866号公報
IKEDA Keiichi,SWAIN C.Paul, TAJIRI Hisao,"The Cut-ting Edge of Capsule Endoscopy Development and Innova-tions-Past,Present,and Future",Capsule Endoscopy Capsule Endoscopy,Vol. 17,pp.481-491,2005 湯澤凌芽、増田良健、佐藤光秀、水野勉、田代晋久、大宮直木、"カプセル内視鏡リアルタイム位置検出器の検討"、電気学会研究会資料、OQD-19-036、pp.1-6、2019
しかし、カプセル内視鏡から送信される電磁波はもともと指向性を有しており、また、これを受信するセンサ(ループアンテナ)の指向性も完全に回転対象ではないため、ループアンテナの受信強度最大のポイントと、実際のカプセル内視鏡の位置とがずれるといった課題があった。特にハンディ型の装置(特許文献2、非特許文献2)の場合、操作者は常にセンサ強度最大のポイントを探査しなければならず、体内でのカプセル内視鏡の回転等による最大検出強度の位置ずれが、正確な探査の障害となっていた。
本開示の一態様に係るカプセル内視鏡位置検出装置は、カプセル内視鏡が送信する電磁波を受信するアンテナと、前記アンテナを支持するとともに、前記アンテナの出力信号の強度を検出する信号処理回路を含む信号検出部を有するカプセル内視鏡位置検出装置であって、前記アンテナはループアンテナであり、前記ループアンテナの全体を覆い、前記ループアンテナの指向性の最大点付近に非導電性の窓を有する導電性部材より成る開口シールドが設けられた装置である。。
前記窓の形状は円または多角形であり、前記円の直径および前記多角形の対角線の長さは前記電磁波の波長の0.01~0.04倍であってもよい。
前記ループアンテナと前記窓との距離は前記電磁波の波長の0.04~0.08倍であってもよい。
前記電磁波の周波数は300MHz~600MHzであってもよい。
前記ループアンテナは外径が30mm~60mmであり、前記窓の直径または対角線長10mm~20mmであり、さらに前記ループアンテナと前記窓との距離30mm~60mmであってもよい。
本開示の一態様によれば、カプセル内視鏡から放射される電磁波のニアフィールド領域において鋭い指向性を得ることができ、その結果、高い位置探知精度を有するカプセル内視鏡位置検出装置が実現できる。
カプセル内視鏡位置検出装置の基本構成と使用形態を示す概念図である。 本開示の一実施の形態のカプセル内視鏡の構成図である。 本開示の一実施の形態の動作を示す概念図である。 本開示の一実施例(実施例1)のアンテナの形状図と周辺回路図である。 本開示の実施例1のアンテナの周波数特性図である。 本開示の実施例1の信号検出部のブロック構成図である。 本開示の実施例1の試作機の外観写真である。 比較例の試作機の外観写真である。 本開示の実施例1における評価実験説明図である。 比較例における評価実験説明図である。 比較例における受信強度分布図である。 本開示の実施例1における受信強度分布図である。 本開示の他の実施例(実施例2)の斜視図である。 本開示の他の実施例(実施例3)の斜視図である。 本開示の他の実施例(実施例4)の正面図である。
以下、本開示の一態様に係る実施の形態(以下、本実施の形態)について図面を参照しながら詳細に説明する。
まず図1に、一般的な(例えば非特許文献2の)ハンディ型のカプセル内視鏡位置検出装置の基本構成と使用形態を示す。経口投与されたカプセル内視鏡(Capsule endoscopy)は消化器官内で撮像した映像を外部に伝送するため、電磁波を送信する。電磁波の周波数はカプセル内視鏡に内蔵されるアンテナのサイズや体内での吸収を考慮し、UHF帯が用いられることが多い。位置検出装置(Position detector)はループ状のアンテナ(Antenna)を有しており、カプセル内視鏡からの電磁波を受信する。この電磁波はカプセル内視鏡の位置検出にも用いられる。例えば、受信電磁波の強度に応じてスピーカ音(Sound)の高さを変化させることで、カプセル内視鏡の位置を操作者(医師等)がリアルタイムに判断することができる。
図2に本実施形態のカプセル内視鏡(1)の構成図を示す。図2において、2はループ状のアンテナでありカプセル内視鏡(図示せず)の電磁波を受信する機能を有する。電磁波の周波数は人体への影響も考慮してUHF帯の比較的低周波領域である400MHz~600MHzが好ましい。アンテナ2は波長程度に大きい方が受信感度は高くなるが、ハンディ型であることを考慮し、直径で30mm~50mmが好ましい。
3は信号検出部であり、アンテナ2が受信した電磁波から信号成分を抽出し、その振幅強度を検出する信号処理回路を含むものである。信号処理回路の詳細は後述の実施例に示す。本実施の形態においては、検出された信号強度はスピーカ32が発する音の高さに変換される。また、LED31の発光強度や波長に変換されてもよい。
4は開口シールドであり、アンテナ2を覆うように設けられている。開口シールド4は導電性部材より成る。この導電性部材はアルミや銅などの金属を素材とするものであってもよい。また導電性の樹脂であってもよい。また、樹脂表面に金属がメッキされたものであってもよい。開口シールド4には窓40が設けられている。窓の位置は、アンテナ2の指向性の最大点付近であることが好ましい。ループアンテナの場合は、その中心軸上に位置するのが好ましい。
窓40は、非導電性であれば単なる開口(空気)であってもよいし、非導電性の樹脂で形成されたものであってもよい。またその形状は該円形であってもよいし多角形であってもよい。また、後述の実施例4で示すように、絞構造を有するものであってもよい。位置検出時、窓の大きさは、直径または対角線の寸法で前記電磁波の波長の0.01~0.04倍であればよい。さらに、ループアンテナの直径を40mmとしたとき、直径1~2cmであるのが好ましい。
開口シールドの形状は、箱型でもよいが、後述の実施例2、3で示すように円柱状や円錐台状であってもよい。ただし、アンテナ2と窓40との距離は電磁波の波長の0.04~0.08倍であることが好ましい。離れている方が高い指向性が得られるが、一方で検出感度が落ちる。アンテナ2のサイズとほぼ同等であることが好ましい。ループアンテナの場合、直径を40mmとしたとき、窓40との距離は30mm~60mm、さらに好ましくは40mm~50mmであることが好ましい。
図3にカプセル内視鏡からの電磁波を受信する動作の概念図を示した。カプセル内視鏡はMedtronic社のPillCam COLON2を想定している。同製品において、寸法はφ11.6mm×31.5mmであり、両端に照明用のLEDと撮像用のカメラが搭載されている。内部には1 回巻きのループアンテナ(Loop antenna)が搭載されており、電界(Electric field)と磁界(Magnetic field)より成る電磁波を放射する。
本実施の形態におけるカプセル内視鏡位置検出装置はこの放射源のニアフィールド領域に位置する。電磁波のうち窓40を通過した磁界をアンテナ2が受信することで電圧vが発生する。開口シールド4の窓40以外に照射される電磁波はほぼすべて遮蔽される。言い換えれば、アンテナ2から窓40を通して“見える”電磁波しかアンテナ2に到達しない。その結果、開口シールド4を備えたカプセル内視鏡位置検出装置はニアフィールド領域において鋭い指向性を有することになる。
以下、本開示の実施例について説明する。図4に、本開示の一実施例(実施例1)のアンテナの形状図(同図(a))と回路図(同図(b))を示す。本実施例において、アンテナ2は一重のループアンテナであり、その外径は40.0mm、内径は36.0mmである。また線幅は2.0mm、厚さは0.105mmである。出力端には2.0mmのギャップが設けられている。
本実施例において、電磁波の周波数は434.1MHzとしている。その波長は691mmであり、全波長アンテナを作成しようとするとエレメント長が691mmにもなる。操作者(医師等)が手に持って位置検出を行うには大きすぎるため、図4に示すような微小ループアンテナを採用した。しかし微小ループアンテナは誘導性リアクタンス成分のインピーダンスを持つため、共振コンデンサ(Resonance capacitor)を挿入して(同図(b))、434.1MHzにおいてリアクタンス成分がゼロとなるようにした。当該共振コンデンサとして0.42pFのセラミックコンデンサを用いた。
また、受信電力を最大効率で後段回路へと送電できるように、LCで構成される整合回路を設けた。回路定数(57nH、9.6pF)は、アンテナ2の出力インピーダンスが50Ωとなるようスミスチャートを用いて決定した。図5に本実施例のアンテナ2の周波数特性図を示した。測定にはネットワークアナライザ(Agilent Technologies,E5061B)を用いた。図4の整合回路の出力部をテストフィクスチャに接続し,反射法を用いてSパラメータ、インピーダンスについて測定を行った。同図に示したように434.1MHzにけるインピーダンスZは50.7Ωとなり、ほぼ50Ωであることが確認された。
図6に本実施例の信号検出部3のブロック構成図を示した。信号検出部3はその筐体中に上述の整合回路(Matching circuit)、ATA8204(レシーバIC)等で構成される信号処理回路、スピーカ32を有する。本実施例において、受信信号は、まずATA8204内部のミキサによりfRF=434.1MHzからfIF=1MHzに周波数変換される。局部発振周波数433.1MHzは、13.534375MHz水晶発振周波数をPLLで逓倍して得ている。周波数変換を受けた受信信号は同ICのRSSI端子(Received Signal Strength Indication、受信信号強度)から出力され(V)、差動増幅回路によって増幅・オフセット除去された後にVF変換回路によって電圧周波数変換が行われ、最終的にスピーカ32により音の高低に変換される。
図7に、試作したカプセル内視鏡位置検出装置の外観の写真を示した。同図(a)は上面(操作者側)、同図(b)は下面(対象者側)を示す。実寸法は、長さ196mm、幅60mm、高さ37mm(図示せず)である。開口シールド4の下面は55mm×55mmの正方形状であり、中央付近の窓40の直径は16mmである。開口シールド4の導電性部材の素材はアルミニウムであり、窓40は単なる開口(空気)となっている。アンテナ2は図4(a)に示したループアンテナであり、外径は40mmである。ループアンテナ中心と窓40との距離は45mmである。カプセル内視鏡位置検出装置全体の質量は146gであり、医師が診療の際に片手で持てる程度となっている。
図8は図7のカプセル内視鏡位置検出装置から開口シールド4を除いたカプセル内視鏡位置検出装置の外観および内部の写真である。当該カプセル内視鏡位置検出装置は、本実施例においては、以降、比較例として扱う。なお、図8においてアンテナは透明な袋に覆われているが、以下述べる特性には何ら影響しないものである。
図9に本実施例の評価実験説明図を示した。本実施例においては、カプセル内視鏡が体内にあるときを想定して、人体組織を模擬した物質すなわちファントム(Phantom)を用いた実験により位置検出器の特性評価を行う。本実施例では表1に示した質量比率に従って塩化ナトリウムと砂糖を水に溶かすことで、筋組織と同等な誘電率および導電率を持つ筋組織模擬物質を製作した。
カプセル内視鏡を製作したファントムに入れることで、カプセルが放射する電磁波は実際にカプセルが体内にある場合と同等に減衰する。よって、電磁波が減衰している状況における位置検出精度を評価することで、カプセル内視鏡が体内にある場合を想定した特性評価が可能になる。
ここで、ファントム内に固定したカプセル内視鏡(Capsule endoscope)の位置を原点(0,0)として、座標を設定する。カプセル内視鏡の方向は、カプセルの軸方向がy軸である場合(図9(a))とz軸(同図(b))である場合を想定する。なお、カプセルの軸方向がx軸方向の場合は、アンテナ2の対称性を考慮するとy軸方向の場合と同等であるために省略する。カプセル内視鏡とカプセル内視鏡位置検出装置(開口シールド4下面)の距離は、成人の平均腹部半径である10cmとし、その空間をファントムで満たす。
カプセル内視鏡位置検出装置(アンテナ2、開口シールド4)をx方向およびy方向に移動させた際のRSSI出力電圧V(図6参照)をオシロスコープ(Keysight,DSOS054A)を用いて測定し、位置検出精度を評価した。
比較例についても同様の評価実験を行った(図10(a)、(b))。ただ、開口シールド4が無い分、アンテナ2がファントムに直に接している。
図11(a)、(b)に比較例におけるRSSI出力電圧分布図を示した。カプセル位置は原点であることから、原点(0,0)のみ出力電圧が高くなれば高精度な位置検出ができていることになる。しかし両図からは明瞭な電圧の差異は見られない。さらに、原点から数十cm離れた領域でも電圧が上昇していることから、偽のカプセル位置が判定される虞がある。また、図11(a)と(b)をそれぞれ比較すると、カプセルの方向が変化しても明確な傾向が示されていない。そのためにカプセルの方向も判断することができない。
図12(a)、(b)に本実施例のカプセル内視鏡位置検出装置のRSSI出力電圧分布図を示した。図11と同様に、ファントム内に固定したカプセル内視鏡の位置を原点(0,0)として座標を設定した。本実施例におけるRSSI出力電圧は、比較例と比べて全体的に減少した。これは開口シールド4の装着により、受信可能な電磁波の量が制限され、受信電磁波強度が低下したことに起因する。
しかし指向性は改善され、同図(a)より、カプセルの軸方向がy軸方向である場合については、原点付近の電圧分布に着目すると(右拡大図)、原点における出力電圧と(x,y)=(0,5)、(5,0)、(5,5)における出力電圧には、明瞭な電圧差が存在する。さらに表2より、原点における出力電圧は(x,y)=(0,5),(5,0),(5,5)における出力電圧の4倍以上の値である。つまり,カプセル位置である原点の電圧だけが周囲より4倍以上上昇することから、悪く見積もっても、後段の信号処理回路により位置ずれの誤差5cm以下の高精度な位置検出が可能である。

一方で、図12(b)より、カプセルの軸方向がz軸方向である場合は、カプセル内視鏡位置検出装置の位置にかかわらず広範囲で低電圧である。これはカプセル内視鏡内部の電磁波送信用ループアンテナにも指向性が存在しており、カプセルの軸方向には電磁波が伝搬しづらいことに起因する。しかし、少し待てば体内でカプセル内視鏡が回転し、原点(0,0)付近の強度が復活する。言い換えれば、体内でカプセル内視鏡が回転した場合、最大強度の点(偽の位置)が動くのではなく、本実施例では原点(0,0)付近の強弱が変化するに止まる。また、こうなった場合、カプセル内視鏡位置検出装置の方を身体に沿って回転し、正面から側面に回り込ませることで、側面における位置も特定できる。
(実施例2)
以下本開示の他の実施例について説明する。図13は本開示の他の実施例(実施例2)の斜視図である。同図には本実施例の特徴部分である開口シールド4と窓40のみを示す。同図に示すように、開口シールド4は円筒形状であり、その下面(対象者側)の中心付近に窓40が設けられている。
(実施例3)
図14は本開示の他の実施例(実施例3)の斜視図である。同図には本実施例の特徴部分である開口シールド4と窓40のみを示す。同図に示すように、開口シールド4は円錐台形状であり、その下面(対象者側)の中心付近に窓40が設けられている。
(実施例4)
図15は本開示の他の実施例(実施例4)の斜視図である。同図には本実施例の特徴部分である開口シールド4と窓40のみを示す。同図に示すように、窓40は開口シールド4に設けられた導電性の絞により実現している。内視鏡カプセルから放射される電磁波にはカメラが撮影した画像情報が含まれており、先述のように開口シールド4を設けたままでは受信SNRが悪化する。そこで、位置検出の際には絞を狭め、画像情報を受信するときには絞を開けるようにすればよい。
1 カプセル内視鏡位置検出装置
2 アンテナ
3 信号検出部
4 開口シールド
40 窓

Claims (5)

  1. カプセル内視鏡が送信する電磁波を受信するアンテナと、前記アンテナを支持するとともに、前記アンテナの出力信号の強度を検出する信号処理回路を含む信号検出部を有するカプセル内視鏡位置検出装置であって、
    前記アンテナはループアンテナであり、
    前記ループアンテナの全体を覆い、前記ループアンテナの指向性の最大点付近に非導電性の窓を有する導電性部材より成る開口シールドが設けられたカプセル内視鏡位置検出装置。
  2. 前記窓の形状は円または多角形であり、前記円の直径および前記多角形の対角線の長さは前記電磁波の波長の0.01~0.04倍であることを特徴とする、請求項1に記載のカプセル内視鏡位置検出装置。
  3. 前記ループアンテナと前記窓との距離は前記電磁波の波長の0.04~0.08倍であることを特徴とする、請求項1または請求項2のいずれかに記載のカプセル内視鏡位置検出装置。
  4. 前記電磁波の周波数は300MHz~600MHzであることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載のカプセル内視鏡位置検出装置。
  5. 前記ループアンテナは外径が30mm~60mmであり、前記窓の直径または対角線長10mm~20mmであり、さらに前記ループアンテナと前記窓との距離30mm~60mmであることを特徴とする請求項4に記載のカプセル内視鏡位置検出装置。
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